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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-02
(45)【発行日】2024-07-10
(54)【発明の名称】センサユニット
(51)【国際特許分類】
   B62D 5/04 20060101AFI20240703BHJP
   B62D 1/16 20060101ALI20240703BHJP
   H01R 12/73 20110101ALI20240703BHJP
   H01R 12/91 20110101ALI20240703BHJP
【FI】
B62D5/04
B62D1/16
H01R12/73
H01R12/91
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019115403
(22)【出願日】2019-06-21
(65)【公開番号】P2021000914
(43)【公開日】2021-01-07
【審査請求日】2021-11-26
【審判番号】
【審判請求日】2023-03-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】福田 憲二
(72)【発明者】
【氏名】山西 雄太
【合議体】
【審判長】筑波 茂樹
【審判官】中村 則夫
【審判官】高橋 学
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-16204(JP,A)
【文献】特開2017-163682(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D5/00-5/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のステアリングシャフトと結合されるセンサユニットであって、
前記ステアリングシャフトの回転をロックする機構の動作状態に対応する信号を出力する第一センサの信号出力部が搭載されている第一回路基板と、
前記ステアリングシャフトの回転角度を検出する機構の動作状態に対応する信号を出力する第二センサの信号出力部が搭載されている第二回路基板と、
前記第一回路基板と前記第二回路基板との相対変位を許容しつつ前記第一回路基板と前記第二回路基板を電気的に接続しているコネクタと、
を備えており
前記コネクタは、
前記第一回路基板に搭載された第一コネクタ部と、
前記第二回路基板に搭載されて前記第一コネクタ部と直接的に嵌合する第二コネクタ部と、
を含んでおり、
前記第一コネクタ部と前記第二コネクタ部の一方は、他方との嵌合方向と交差する向きに変位可能な可動部を有している、
センサユニット。
【請求項2】
前記第二センサから出力された信号を処理する回路は、前記第一回路基板に搭載されている、
請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
前記第一センサと前記第二センサとの少なくとも一方は、磁気センサである、
請求項1または2に記載のセンサユニット。
【請求項4】
前記第一回路基板と前記第二回路基板を収容する共通のハウジングを備えている、
請求項1からのいずれか一項に記載のセンサユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のステアリングシャフトと結合されるセンサユニットに関連する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ステアリングロック機構と操舵角センサがステアリングシャフトと結合される構成を開示している。特許文献2は、ステアリングロック機構の動作状態を検出するセンサを開示している。部品点数削減や構造の小型化の観点から、検出対象が異なる二つのセンサをできるだけ近くに配置したいという要請がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2000-211440号公報
【文献】特開2011-218947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、検出対象が異なる二つのセンサをできるだけ近くに配置したいという要請に応えつつも、各センサの検出精度の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための一態様は、車両のステアリングシャフトと結合されるセンサユニットであって、
前記ステアリングシャフトの回転をロックする機構の動作状態に対応する信号を出力する第一センサの信号出力部が搭載されている第一回路基板と、
前記ステアリングシャフトの回転角度を検出する機構の動作状態に対応する信号を出力する第二センサの信号出力部が搭載されている第二回路基板と、
前記第一回路基板と前記第二回路基板との相対変位を許容しつつ前記第一回路基板と前記第二回路基板を電気的に接続しているコネクタと、
を備えている。
【0006】
前述のように、ステアリングシャフトの回転をロックする機構の動作状態を検出するための第一センサと、ステアリングシャフトの回転角度を検出する機構の動作状態を検出するための第二センサとを、できるだけ近くに配置したいという要請がある。このような要請に応えるための方策の一つとして、第二センサの出力部も第一回路基板上に搭載することが考えられる。しかしながら、第一回路基板の位置は、ステアリングシャフトの回転をロックする機構と第一センサとの位置関係に基づいて定められているので、ステアリングシャフトの回転を検出する機構と第二センサとの位置関係を最適化できない場合がある。換言すると、第二センサの検出精度が低下する場合がある。
【0007】
上記のような構成によれば、第一回路基板の配置は、ステアリングシャフトの回転をロックする機構と第一センサとの位置関係を最適化するように定められる。他方、第二回路基板の配置は、ステアリングシャフトの回転を検出する機構と第二センサとの位置関係を最適化するように、第一回路基板とは独立して定められうる。個別に配置が定められることにより、第一回路基板と第二回路基板の位置関係はセンサユニットごとに異なりうるが、当該差異は、第一回路基板と第二回路基板との相対変位を許容しつつ両者を電気的に接続するコネクタによって吸収される。したがって、第一センサの検出精度の低下と第二センサの検出精度の低下を抑制しつつも、センサユニットの電気的構成の一部を第一回路基板と第二回路基板がコネクタを通じて共有可能な程度の近距離に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態に係るセンサユニットの外観を例示している。
図2図1のセンサユニットにおけるロックセンサユニットの内部構成を例示している。
図3図1のセンサユニットにおけるアングルセンサユニットの外観を例示している。
図4図3のアングルセンサユニットの内部構成を例示している。
図5図1のセンサユニットにおける第二回路基板の外観を例示している。
図6図1のセンサユニットにおける第一回路基板と第二回路基板の接続状態を例示している。
図7】フローティングコネクタ構造の動作原理を説明する図である。
図8図2のロックセンサユニットにおけるハウジングの外観を例示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係るセンサユニット1の外観を例示している。センサユニット1は、車両のステアリングシャフトSと結合されるように構成されている。センサユニット1は、ロックセンサユニット2とアングルセンサユニット3を備えている。ロックセンサユニット2は、ステアリングシャフトSの回転をロックする機構の動作状態を検出する。アングルセンサユニット3は、ステアリングシャフトSの回転角度を検出する。
【0011】
ロックセンサユニット2は、ハウジング21を備えている。ハウジング21は、ステアリングシャフトSの外周面と対向する湾曲面211を有している。
【0012】
アングルセンサユニット3は、第一ハウジング31と第二ハウジング32を備えている。第一ハウジング31と第二ハウジング32は、ステアリングシャフトSが挿通される穴33を区画している。
【0013】
ロックセンサユニット2は、ロックバー22を備えている。図1においては、ロックバー22が湾曲面211から突出した状態が例示されている。この状態において、ロックバー22は、ステアリングシャフトSの外周面に形成された凹部と係合するように構成されている。ロックバー22が凹部と係合することにより、ステアリングシャフトSの回転が不能とされる。ロックバー22は、ステアリングシャフトSの径方向に沿って変位可能とされている。ロックバー22の先端が湾曲面211から突出しない位置まで退避すると、ステアリングシャフトSの回転が許容される。
【0014】
図2は、ハウジング21内に収容されているロックセンサユニット2の構成要素の位置関係を例示している。ロックセンサユニット2は、モータ23、伝達機構24、スライダ25、第一回路基板26、および第一センサ27をさらに備えている。
【0015】
ロックバー22は、スライダ25と連結されている。スライダ25は、伝達機構24を介してモータ23のシャフト231と連結されている。スライダ25は、ステアリングシャフトSの径方向に沿って変位可能とされている。ステアリングシャフトSのロックまたはロック解除を行なうための制御信号が外部より入力されると、モータ23のシャフト231が回転駆動される。伝達機構24は、シャフト231の回転運動をスライダ25の変位に変換する。ロックバー22、モータ23、伝達機構24、およびスライダ25は、ステアリングシャフトSの回転をロックする機構の一例である。
【0016】
ステアリングシャフトSのロックを行なうための制御信号が入力されると、スライダ25がステアリングシャフトSに接近する変位を行なうようにモータ23が駆動される。これにより、ロックバー22の先端がハウジング21の湾曲面211から突出する。このときのスライダ25の位置をロック位置と称する。ステアリングシャフトSのロック解除を行なうための制御信号が入力されると、スライダ25がステアリングシャフトSから離れる変位を行なうようにモータ23が駆動される。これにより、ロックバー22の先端が湾曲面211から突出しない位置まで退避する。このときのスライダ25の位置をロック解除位置と称する。
【0017】
第一センサ27は、スライダ25の位置を検出する。第一センサ27は、第一ホール素子271、第二ホール素子272、および磁石273を含んでいる。第一ホール素子271と第二ホール素子272は、第一回路基板26の第一主面261に搭載されている。第一回路基板26は、第一主面261がスライダ25の変位方向に沿うように配置されている。磁石273は、スライダ25に装着されている。
【0018】
第一ホール素子271と第二ホール素子272の各々は、磁石273の磁力を検出すると検出信号を出力するように構成されている。第一ホール素子271は、スライダ25がロック位置にあるときに磁石273と対向する位置に配置されている。第二ホール素子272は、スライダ25がロック解除位置にあるときに磁石273と対向するように配置されている。
【0019】
したがって、第一センサ27は、スライダ25がロック位置とロック解除位置のいずれに位置しているのかに応じて、第一ホール素子271と第二ホール素子272のいずれから検出信号を出力する。換言すると、第一センサ27は、ステアリングシャフトSの回転をロックする機構の動作状態に対応する信号を出力する。第一ホール素子271と第二ホール素子272は、第一センサ27の信号出力部の一例である。
【0020】
図3は、アングルセンサユニット3の外観を例示している。図4は、第一ハウジング31と第二ハウジング32内に収容されているアングルセンサユニット3の構成要素の位置関係を例示している。
【0021】
アングルセンサユニット3は、第一ギア341、第二ギア342、第三ギア343、第二回路基板35、および第二センサ36をさらに備えている。図5は、第二回路基板35の外観を例示している。
【0022】
図4に例示されるように、第一ギア341は、穴33の縁に沿って延びる環形状を有している。第一ギア341の内周面341aには係合部材341bが設けられている。係合部材341bは、ステアリングシャフトSの外周面と係合するように構成されている。したがって、ステアリングシャフトSが回転すると、第一ギア341もまた回転する。
【0023】
第一ギア341は、第二ギア342と噛合している。第二ギア342は、第三ギア343と噛合している。したがって、第一ギア341が回転すると、第二ギア342と第三ギア343もまた回転する。第一ギア341、第二ギア342、および第三ギア343は、ステアリングシャフトの回転角度を検出する機構の一例である。
【0024】
第二センサ36は、ステアリングシャフトSの回転角度を検出する。第二センサ36は、第一ホール素子361、第二ホール素子362、第一磁石363、および第二磁石364を含んでいる。
【0025】
図4に例示されるように、第一磁石363は、第二ギア342に装着されている。第二磁石364は、第三ギア343に装着されている。図5に例示されるように、第一ホール素子361と第二ホール素子362は、第二回路基板35の第一主面351に搭載されている。図3に例示された状態において、第二回路基板35は、第一ホール素子361が第一磁石363と対向し、第二ホール素子362が第二磁石364と対向するように配置されている。
【0026】
第一ホール素子361は、第二ギア342の回転に伴って変化する第一磁石363の磁極の向きに応じて強度が周期的に変化する検出信号を出力する。第二ホール素子362は、第三ギア343の回転に伴って変化する第二磁石364の磁極の向きに応じて強度が周期的に変化する検出信号を出力する。第一磁石363の磁極の向きと第二磁石364の磁極の向きは、第一ホール素子361から出力される検出信号と第二ホール素子362から出力される検出信号の位相が異なるように定められている。
【0027】
したがって、ステアリングシャフトSに係合された第一ギア341の回転角度に応じて、第一ホール素子361から出力される検出信号の強度と第二ホール素子362から出力される検出信号の強度が変化する。換言すると、第二センサ36は、ステアリングシャフトSの回転を検出する機構の動作状態に対応する信号を出力する。第一ホール素子361と第二ホール素子362は、第二センサ36の信号出力部の一例である。
【0028】
図2に例示されるように、センサユニット1は、コネクタ4を備えている。図6は、コネクタ4の構成の一例を示している。コネクタ4は、第一回路基板26と第二回路基板35との相対変位を許容しつつ、第一回路基板26と第二回路基板35を電気的に接続している。すなわち、第一回路基板26と第二回路基板35は、センサユニット1における電気的構成の一部を共有している。
【0029】
より具体的には、コネクタ4は、第一コネクタ部41と第二コネクタ部42を備えている。第一コネクタ部41は、第一回路基板26の第二主面262に搭載されている。第二コネクタ部42は、第二回路基板35の第二主面352に搭載されている。第一コネクタ部41と第二コネクタ部42は直接的に嵌合するように構成されている。本実施形態においては、第一コネクタ部41がいわゆるフローティングコネクタ構造を有することにより、第一回路基板26と第二回路基板35との相対変位が許容されている。
【0030】
図7の(A)に例示されるように、第一コネクタ部41は第一嵌合軸A1を有しており、第二コネクタ部42は、第二嵌合軸A2を有している。第一コネクタ部41と第二コネクタ部42の嵌合方向は、第一嵌合軸A1と第二嵌合軸A2の延びる向きに沿っている。しかしながら、同図に示されるように、第一コネクタ部41の第一嵌合軸A1と第二コネクタ部42の第二嵌合軸A2が、嵌合方向と交差する向きにずれている場合がある。
【0031】
本実施形態に係る第一コネクタ部41は、第二コネクタ部42との嵌合方向と交差する向きに変位可能な可動部411を有している。可動部411が変位することにより、図7の(B)に例示されるように、第一嵌合軸A1と第二嵌合軸A2が嵌合方向と交差する向きにずれたままでも第一コネクタ部41と第二コネクタ部42の直接的嵌合を成立させることができる。
【0032】
前述のように、ステアリングシャフトSの回転をロックする機構の動作状態を検出するための第一センサ27と、ステアリングシャフトSの回転角度を検出する機構の動作状態を検出するための第二センサ36とを、できるだけ近くに配置したいという要請がある。このような要請に応えるための方策の一つとして、第一ホール素子361と第二ホール素子362も第一回路基板26上に搭載することが考えられる。しかしながら、第一回路基板26の位置は、ステアリングシャフトSの回転をロックする機構と第一センサ27との位置関係に基づいて定められているので、ステアリングシャフトSの回転を検出する機構と第二センサ36との位置関係を最適化できない場合がある。換言すると、第二センサ36の検出精度が低下する場合がある。
【0033】
上記のような構成によれば、第一回路基板26の配置は、ステアリングシャフトSの回転をロックする機構と第一センサ27との位置関係を最適化するように定められる。他方、第二回路基板35の配置は、ステアリングシャフトSの回転を検出する機構と第二センサ36との位置関係を最適化するように、第一回路基板26とは独立して定められうる。個別に配置が定められることにより、第一回路基板26と第二回路基板35の位置関係はセンサユニット1ごとに異なりうるが、当該差異は、第一回路基板26と第二回路基板35との相対変位を許容しつつ両者を電気的に接続するコネクタ4によって吸収される。したがって、第一センサ27の検出精度の低下と第二センサ36の検出精度の低下を抑制しつつも、センサユニット1の電気的構成の一部を第一回路基板26と第二回路基板35がコネクタ4を通じて共有可能な程度の近距離に配置できる。
【0034】
第一回路基板26と第二回路基板35との相対変位を許容しつつ第一回路基板26と第二回路基板35を電気的に接続できるのであれば、第一コネクタ部41と第二コネクタ部42の間は、フラットフレキシブルケーブルによって接続されてもよい。
【0035】
しかしながら、本実施形態のように第一コネクタ部41がフローティングコネクタ構造を有することによって、第二コネクタ部42との直接的な嵌合が可能とされ、第一回路基板26と第二回路基板35をより近づけることができる。
【0036】
フローティングコネクタ構造は、第一コネクタ部41に代えて第二コネクタ部42が有していてもよい。
【0037】
図2に例示されるように、本実施形態においては、第二センサ36から出力された信号を処理する回路37は、第一回路基板26に搭載されている。すなわち、第一ホール素子361と第二ホール素子362から出力された信号は、コネクタ4を通じて第一回路基板26上の処理回路へ送られ、処理に供される。
【0038】
このような構成によれば、第二回路基板35に搭載される回路要素を必要最小限にできるので、アングルセンサユニット3の大型化を抑制できる。しかしながら、第一回路基板26と第二回路基板35により共有される電気的要素の範囲は、適宜に定められうる。
【0039】
本実施形態においては、第一センサ27は、磁気センサである。この場合、センサ素子を第一回路基板26上に集約しやすく、ロックセンサユニット2の大型化を抑制できる。しかしながら、ステアリングシャフトSの回転をロックする機構の動作状態を検出できるのであれば、光学センサや機械式スイッチなどの適宜の構成が採用されうる。
【0040】
本実施形態においては、第二センサ36は、磁気センサである。この場合、センサ素子を第二回路基板35上に集約しやすく、アングルセンサユニット3の大型化を抑制できる。しかしながら、ステアリングシャフトSの回転を検出する機構の動作状態を検出できるのであれば、光学センサや機械式スイッチなどの適宜の構成が採用されうる。
【0041】
本実施形態においては、図8に例示されるように、ロックセンサユニット2のハウジング21が、アングルセンサユニット3の第二回路基板35を収容する収容部212を有している。換言すると、ハウジング21は、第一回路基板26と第二回路基板35を収容する。
【0042】
このような構成によれば、コネクタ4によって接続された後の第一回路基板26と第二回路基板35との相対変位を抑制できる。したがって、第一センサ27の検出精度の低下と第二センサ36の検出精度の低下をさらに抑制できる。
【0043】
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
【符号の説明】
【0044】
1:センサユニット、21:ハウジング、22:ロックバー、23:モータ、24:伝達機構、25:スライダ、26:第一回路基板、27:第一センサ、271:第一ホール素子、272:第二ホール素子、273:磁石、341:第一ギア、342:第二ギア、343:第三ギア、35:第二回路基板、361:第一ホール素子、362:第二ホール素子、363:第一磁石、364:第二磁石、37:回路、4:コネクタ、41:第一コネクタ部、411:可動部、42:第二コネクタ部、S:ステアリングシャフト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8