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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-02
(45)【発行日】2024-07-10
(54)【発明の名称】建設機械
(51)【国際特許分類】
   G05G 1/445 20080401AFI20240703BHJP
   E02F 9/16 20060101ALI20240703BHJP
【FI】
G05G1/445
E02F9/16 J
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021041525
(22)【出願日】2021-03-15
(65)【公開番号】P2022141298
(43)【公開日】2022-09-29
【審査請求日】2023-10-16
(73)【特許権者】
【識別番号】398071668
【氏名又は名称】株式会社日立建機ティエラ
(74)【代理人】
【識別番号】110002457
【氏名又は名称】弁理士法人広和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】寺嶋 浩司
(72)【発明者】
【氏名】大原 誠
(72)【発明者】
【氏名】中谷 賢一郎
【審査官】畔津 圭介
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-109582(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05G 1/445
E02F 9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業装置が設けられた車体と、
前記車体の床板上に設けられた運転席と、
前記運転席の前側に位置して前記床板に設けられ、第1プッシャおよび第2プッシャが押動されることでパイロット圧の給排を制御するパイロット弁と、
前記パイロット弁の上側に回動可能に設けられ、足踏み操作されることで前記第1プッシャおよび前記第2プッシャを押動して前記作業装置を操作する操作ペダルと、
を備えてなる建設機械において、
前記操作ペダルは、前後方向に延びて配置された状態で前側を踏み込む前踏込み操作および後側を踏み込む後踏込み操作を行う前後操作位置と、左右方向に延びて配置された状態で左側を踏み込む左踏込み操作および右側を踏み込む右踏込み操作を行う左右操作位置とに切換え可能に設けられており、
前記パイロット弁は、前記操作ペダルの前記前後操作位置における前記前踏込み操作および前記操作ペダルの前記左右操作位置における前記左踏込み操作と前記右踏込み操作のいずれか一方の操作によって前記第1プッシャが押動され、前記操作ペダルの前記前後操作位置における前記後踏込み操作および前記操作ペダルの前記左右操作位置における前記左踏込み操作と前記右踏込み操作のいずれか他方の操作によって前記第2プッシャが押動され
前記操作ペダルは、前記パイロット弁を挟む位置で前記床板側に延びた一対の脚部に回動可能に支持され、
前記床板には、前記操作ペダルを前記前後操作位置に配置したときに前記一対の脚部が取付けられる一対の前後操作取付部と、前記操作ペダルを前記左右操作位置に配置したときに前記一対の脚部が取付けられる一対の左右操作取付部とが設けられることを特徴とする建設機械。
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械において、
前記操作ペダルを足踏み操作するときの回動軸線は、前記第1プッシャと前記第2プッシャとを結ぶ直線に対して平面視で傾いた角度で配置されていることを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項に記載の建設機械において、
前記前後操作取付部および前記左右操作取付部は、それぞれ係合部を有し、
前記一対の脚部は、前記前後操作取付部に対する取付位置および前記左右操作取付部に対する取付位置で、前記係合部に係合して固定する固定部を有していることを特徴とする建設機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、運転席の前側にオペレータによって足踏み操作される操作ペダルが設けられた建設機械に関する。
【背景技術】
【0002】
建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に回動可能に設けられた作業装置と、を備えている。
【0003】
車体を構成する上部旋回体は、床板上にオペレータが着座する運転席を有している。運転席の前側には、床板上に位置して下部走行体を走行させるための走行レバー・ペダル装置が設けられている。また、走行レバー・ペダル装置を挟んだ左右両側または片側には、作業装置の一部等を操作するための操作ペダル装置が設けられている。
【0004】
操作ペダル装置は、床板に設けられ、第1プッシャおよび第2プッシャが押動されることでパイロット圧の給排を制御するパイロット弁と、パイロット弁の上側に回動可能に設けられ、足踏み操作されることで第1プッシャおよび第2プッシャを押動して作業装置を操作する操作ペダルと、を備えている。
【0005】
ここで、操作ペダル装置には、操作ペダルの前側を踏み込む前踏込み操作および後側を踏み込む後踏込み操作を行う前後操作位置と、操作ペダルの左側を踏み込む左踏込み操作および右側を踏み込む右踏込み操作を行う左右操作位置との2種類の操作位置がある。
【0006】
そこで、油圧ショベルには、オペレータの好みに応じて操作ペダルの2種類の操作位置を切換えられるようにしたものがある。この操作ペダルの切換機構は、左右方向で操作ペダルを回動させるために前後方向に延びて設けられた縦軸と、縦軸の下側に位置して前後方向で操作ペダルを回動させるために左右方向に延びて設けられた横軸とを有している。そして、操作ペダルを前後方向で回動して用いる場合には、縦軸の回動をロックし、操作ペダルを左右方向で回動して用いる場合には、横軸の回動をロックする構成としている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2013-109582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の操作ペダルの切換機構では、操作ペダルの左右方向への操作では、特に違和感なく操作出来るのに対して、操作ペダルの前後方向への操作時には、縦軸の下側に位置する横軸が操作ペダルから大きく離れていることから、操作ペダルが前後方向への揺動動作となってしまう。このために、操作ペダルの前後操作位置では、操作感覚が左右操作位置での操作と異なってしまうという問題がある。
【0009】
また、特許文献1の操作ペダルの切換機構は、縦軸と横軸とを上下方向で重ねて配置しているため、パイロット弁から操作ペダルまでの高さ寸法が大きくなってしまう。従って、パイロット弁の各プッシャは、操作ペダルに向けて大きく突出させる必要が有り、外部に露出してしまう。このために、各プッシャは、泥の付着等によって汚れ易く、清掃作業に手間を要してしまうという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、操作ペダルの操作方向を切換えた場合でも操作感覚を一定にすることができる上に、全体の小型化と清掃作業の簡略化を図ることができるようにした建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、作業装置が設けられた車体と、前記車体の床板上に設けられた運転席と、前記運転席の前側に位置して前記床板に設けられ、第1プッシャおよび第2プッシャが押動されることでパイロット圧の給排を制御するパイロット弁と、前記パイロット弁の上側に回動可能に設けられ、足踏み操作されることで前記第1プッシャおよび前記第2プッシャを押動して前記作業装置を操作する操作ペダルと、を備えてなる建設機械において、前記操作ペダルは、前後方向に延びて配置された状態で前側を踏み込む前踏込み操作および後側を踏み込む後踏込み操作を行う前後操作位置と、左右方向に延びて配置された状態で左側を踏み込む左踏込み操作および右側を踏み込む右踏込み操作を行う左右操作位置とに切換え可能に設けられており、前記パイロット弁は、前記操作ペダルの前記前後操作位置における前記前踏込み操作および前記操作ペダルの前記左右操作位置における前記左踏込み操作と前記右踏込み操作のいずれか一方の操作によって前記第1プッシャが押動され、前記操作ペダルの前記前後操作位置における前記後踏込み操作および前記操作ペダルの前記左右操作位置における前記左踏込み操作と前記右踏込み操作のいずれか他方の操作によって前記第2プッシャが押動され、前記操作ペダルは、前記パイロット弁を挟む位置で前記床板側に延びた一対の脚部に回動可能に支持され、前記床板には、前記操作ペダルを前記前後操作位置に配置したときに前記一対の脚部が取付けられる一対の前後操作取付部と、前記操作ペダルを前記左右操作位置に配置したときに前記一対の脚部が取付けられる一対の左右操作取付部とが設けられる。

【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、操作ペダルの操作方向を切換えた場合でも操作感覚を一定にすることができる上に、全体の小型化と清掃作業の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態に係る油圧ショベルを示す左面図である。
図2】キャノピと作業装置の一部を省略した状態の油圧ショベルを拡大して示す平面図である。
図3図2中の左操作ペダル装置を拡大して示す平面図である。
図4】左操作ペダル装置を右斜め後側から見た斜視図である。
図5】左操作ペダル装置を右斜め前側から見た斜視図である。
図6】左操作ペダル装置を図3中の矢示VI-VI方向から見た断面図である。
図7】パイロット弁と前後操作位置に配置された操作ペダル(二点鎖線)とを一緒に示す平面図である。
図8】パイロット弁と左右操作位置に配置された操作ペダル(二点鎖線)とを一緒に示す平面図である。
図9図5中の取付台と操作ペダルとを分解して示す斜視図である。
図10】操作ペダルを分解して示す斜視図である。
図11】取付台に対する操作ペダル(脚部)の取付状態を図3中の矢示XI-XI方向から見た断面図である。
図12】取付台と操作ペダル(脚部)とを分解して示す断面図である。
図13】取付台の嵌合突起を操作ペダルの脚部の第1取付具(第2取付具)に挿通した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る建設機械の実施形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図13に従って詳細に説明する。
【0015】
図1において、油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に搭載され、下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、上部旋回体3の前部に回動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行う作業装置4とを備えている。
【0016】
作業装置4は、基端側のフート部が後述する旋回フレーム5の左縦板5B、右縦板5Cに回動可能に取付けられたロアブーム4Aと、ロアブーム4Aの先端側に左右方向に揺動可能に取付けられたアッパブーム4Bと、アッパブーム4Bの先端側に左右方向に揺動可能に取付けられたアーム支持部材4Cと、アーム支持部材4Cの先端側に回動可能に取付けられたアーム4Dと、アーム4Dの先端側に回動可能に取付けられたバケット4Eと、ロアブーム4Aとアーム支持部材4Cとの間を連結するリンク4Fと、これらを動作させるためのブームシリンダ(図示せず)、オフセットシリンダ4G、アームシリンダ4H、バケットシリンダ4Jと、により構成されている。
【0017】
これにより、上部旋回体3は、作業装置4のロアブーム4Aを上側ないし後側に最大まで回動し、かつアーム4Dをアッパブーム4B側に折畳んだ状態にすることにより、作業装置4を含めて下部走行体2の車幅内で旋回できるように構成されている。
【0018】
図2に示すように、旋回フレーム5は、平板状の底板5Aと、底板5A上に左右方向に間隔をもって前後方向に延びて立設された左縦板5B、右縦板5Cと、を含んで構成されている。左右の縦板5B,5Cには、ロアブーム4Aのフート部が回動可能に取付けられている。
【0019】
なお、作業装置4は、バケット4Eに換えて他の作業具、例えば、グラップル、ブレーカ等を取付けることもできる。このように、バケット4Eに換えてグラップル、ブレーカ等を取付けた場合には、回動以外の回転、挟持等の他の操作を行うために、後述する操作ペダル装置11,12が必要になる。
【0020】
床板6は、車体の一部をなす旋回フレーム5の上側に設けられている。床板6は、後側がエンジン(図示せず)を覆うように1段高いステップ状に形成されている。一方、床板6の前側は、後述の運転席7に着座したオペレータが足を置くために平坦に形成されている。この上で、床板6の前側のうち、後述する走行レバー・ペダル装置10の左側には、弁取付開口6Aと、弁取付開口6Aを前後方向で挟む位置に配置されたねじ孔6Bとが設けられている(図6参照)。同様に、床板6の前側のうち、走行レバー・ペダル装置10の右側にも、弁取付開口とねじ孔(いずれも図示せず)とが設けられている。
【0021】
運転席7は、床板6の後側に位置して床板6上に設けられている。運転席7は、油圧ショベル1を操作するオペレータが座るものである。運転席7の左側と右側には、作業装置4等を操作するための左操作レバー装置8と右操作レバー装置9とが配置されている。
【0022】
また、床板6の前部には、左右で一対の走行レバー・ペダル装置10が設けられている。走行レバー・ペダル装置10は、手動操作または足踏み操作されることにより、下部走行体2を走行させる。さらに、床板6の前部には、走行レバー・ペダル装置10の左右方向の両側に位置して後述の左操作ペダル装置11と右操作ペダル装置12とが設けられている。
【0023】
図2に示すように、左操作ペダル装置11は、走行レバー・ペダル装置10の左側に位置して床板6の前部に設けられている。また、右操作ペダル装置12は、走行レバー・ペダル装置10の右側に位置して床板6の前部に設けられている。左操作ペダル装置11は、運転席7の座面の中央付近の点Oを中心とする放射状の直線(放射線)のうち、走行レバー・ペダル装置10の左側を通る直線OAに沿って操作ペダル19が配置されている。また、右操作ペダル装置12は、点Oを中心とする放射状の直線のうち、走行レバー・ペダル装置10の右側を通る直線OBに沿って操作ペダル19が配置されている。
【0024】
ここで、左操作ペダル装置11と右操作ペダル装置12とは、左右方向で対称構造となっているため、左操作ペダル装置11について説明し、右操作ペダル装置12の説明は省略するものとする。
【0025】
図3ないし図13に示すように、左操作ペダル装置11は、後述の取付台13、パイロット弁17、操作ペダル19を備えている。
【0026】
取付台13は、床板6の一部として当該床板6の前側に設けられている。取付台13は、床板6に対してパイロット弁17を所定の位置、所定の向きに取付けるためのアタッチメントとして機能し、床板6の一部を構成している。即ち、図6に示すように、取付台13は、床板6の弁取付開口6Aを塞ぐように、床板6とパイロット弁17のブラケット17Bとの間に設けられている。図9に示すように、取付台13は、長方形状の板体からなり、その中央には、パイロット弁17のケーシング17Aが挿通される長方形状の挿通開口13Aが形成されている。また、取付台13の前後位置には、床板6のねじ孔6Bに対応してボルト挿通孔13Bが設けられている。
【0027】
取付台13の表面(上面)には、取付台13の中心点C(図7図8参照)を中心として周方向に90度の間隔をもった4箇所に長方形状の凹陥溝14A~14Dが設けられている。凹陥溝14A~14Dは、中心点Cを中心とする放射線に沿って延びている。具体的には、凹陥溝14A~14Dは、取付台13の中心点Cを通って長さ方向に延びた直線Dに対し、それぞれが45度の角度で配置されている。
【0028】
凹陥溝14A~14Dには、中心点C寄りに位置して嵌合突起15A~15Dが上向きに突設されている。また、嵌合突起15A~15Dの上部には、中心点C側(パイロット弁17側)の端面を水平方向に切り欠いて係合部としての係合溝部16A~16Dが形成されている。
【0029】
凹陥溝14A~14D、嵌合突起15A~15Dおよび係合溝部16A~16Dのうち、中心点Cを挟んで対称位置に配置された凹陥溝14A,14C、嵌合突起15A,15Cおよび係合溝部16A,16Cが前後操作取付部を構成している。また、中心点Cを挟んで対称位置に配置された凹陥溝14B,14D、嵌合突起15B,15Dおよび係合溝部16B,16Dは、左右操作取付部を構成している。
【0030】
一対の前後操作取付部となる凹陥溝14A,14Cには、操作ペダル19が後述の前後操作位置(図7に示す位置)に配置されたときに一対の脚部21B,21Cの一部をなす取付具22,23が取付けられる。また、一対の左右操作取付部となる凹陥溝14B,14Dには、操作ペダル19が後述の左右操作位置(図8に示す位置)に配置されたときに一対の脚部21B,21Cの一部をなす取付具22,23が取付けられる。この場合、凹陥溝14A~14Dは、取付具22,23の嵌合体22A,23Aが嵌ることで、この嵌合体22A,23Aを水平方向(前後方向および左右方向)に固定することができる。
【0031】
パイロット弁17は、運転席7の前側に位置して床板6に設けられている。パイロット弁17は、弁取付開口6Aに挿通された状態で床板6の左前側に取付けられている。パイロット弁17は、旋回フレーム5に搭載された制御弁装置(図示せず)に対するパイロット圧の給排を制御するものである。このパイロット弁17は、減圧弁型のパイロット弁で、図4ないし図6に示すように、左右方向で扁平な直方体状のケーシング17Aと、ケーシング17Aの上部側に設けられたブラケット17Bと、ブラケット17Bの上側に上下方向に回動可能に設けられたペダル取付板17Cと、ケーシング17A、ブラケット17Bに前後方向に間隔をもって設けられ、ペダル取付板17Cによって上下方向に移動される第1プッシャ17D、第2プッシャ17Eとを含んで構成されている。ブラケット17Bの両端部は、ケーシング17Aから前後方向に突出し、その両端側には、上下方向に貫通してボルト挿通孔17Fが形成されている。
【0032】
パイロット弁17を床板6に取付ける場合には、図6に示すように、弁取付開口6Aを塞ぐように取付台13を配置し、取付台13の挿通開口13Aにケーシング17Aを上側から挿通することにより、ブラケット17Bを取付台13に当接させる。この状態で、ブラケット17Bのボルト挿通孔17F、取付台13のボルト挿通孔13Bにボルト18を挿通し、このボルト18を床板6のねじ孔6Bに螺着する。これにより、パイロット弁17を床板6に取付けることができる。
【0033】
ここで、図7に示すように、パイロット弁17は、平面視で長さ方向に延びる直線Dに沿って設けられている。具体的には、パイロット弁17を形成するケーシング17A、ブラケット17B、ペダル取付板17Cを幅方向に二等分する中心線、第1プッシャ17Dの軸線と第2プッシャ17Eの軸線を通る直線は、平面視で直線Dと同一となっている。そして、パイロット弁17は、前述した直線OAに対して傾いた状態、具体的には、直線Dが中心点Cを中心にして直線OAから角度α(例えば45度)だけ回転した位置に配置されている。なお、図7では、パイロット弁17(直線D)は、直線OAに対して時計回りに角度αだけ回転した位置に配置されているが、反時計回りに角度αだけ回転した位置に配置することもできる。また、角度αは、45度に限るものではない。
【0034】
パイロット弁17は、運転席7から前側に延びた直線OAおよび直線OAに直交する直線Eの両方に対して異なる角度位置に配置されている。従って、パイロット弁17は、操作ペダル19が図7に示す前後操作位置、図8に示す左右操作位置のいずれに配置された場合でも、後述する軸線Fから離れた位置に第1プッシャ17Dと第2プッシャ17Eとを配置している。これにより、前後操作位置と左右操作位置の両方で操作ペダル19による第1プッシャ17D、第2プッシャ17Eの押動が可能になっている。
【0035】
詳しくは、パイロット弁17は、操作ペダル19の前後操作位置における前踏込み操作および操作ペダル19の左右操作位置における右踏込み操作によって第1プッシャ17Dが押動される。一方、パイロット弁17は、操作ペダル19の前後操作位置における後踏込み操作および操作ペダル19の左右操作位置における左踏込み操作によって第2プッシャ17Eが押動される。
【0036】
操作ペダル19は、パイロット弁17の上側に回動可能に設けられている。操作ペダル19は、後述のペダル部材20が足踏み操作されることにより、第1プッシャ17Dおよび第2プッシャ17Eを押動し、作業装置4を操作するものである。
【0037】
操作ペダル19は、ペダル部材20が前後方向に延びて配置された状態でペダル部材20の前側を踏み込む前踏込み操作およびペダル部材20の後側を踏み込む後踏込み操作を行う前後操作位置(図7に示す位置)と、ペダル部材20が左右方向に延びて配置された状態でペダル部材20の左側を踏み込む左踏込み操作およびペダル部材20の右側を踏み込む右踏込み操作を行う左右操作位置(図8に示す位置)とに切換え可能に設けられている。
【0038】
即ち、本実施の形態においては、操作ペダル19は、前後操作位置における前踏込み操作および左右操作位置における右踏込み操作によってパイロット弁17の第1プッシャ17Dを押動する。一方、操作ペダル19は、前後操作位置における後踏込み操作および左右操作位置における左踏込み操作によってパイロット弁17の第2プッシャ17Eを押動する構成となっている。そして、操作ペダル19は、後述するペダル部材20と支持部材21とを備えている。
【0039】
図3等に示すように、ペダル部材20は、例えば、長方形状の板体として形成され、パイロット弁17の上側に配置されている。図6に示すように、ペダル部材20の下面は、パイロット弁17のペダル取付板17Cの上面に近接している。図10に示すように、ペダル部材20は、長さ方向の中間位置に左右方向に貫通する軸孔20Aを有している。
【0040】
軸孔20Aの軸線Fは、操作ペダル19(ペダル部材20)を足踏み操作するときの回動軸線となっている。この軸孔20Aの軸線Fは、操作ペダル19が図7に示す前後操作位置に配置された状態では、直線Eと一致または平行となる。また、操作ペダル19が図8に示す左右操作位置に配置された状態では、軸線Fは、直線OAと一致または平行となる。
【0041】
換言すると、操作ペダル19のペダル部材20を足踏み操作するときの軸孔20Aの軸線Fは、第1プッシャ17Dと第2プッシャ17Eとを結ぶ直線Dに対して平面視で傾いた角度で配置されている。即ち、図7図8に示すように、軸線Fは、常に直線Dに対して45度の角度で傾いた位置に配置されている。
【0042】
ペダル部材20は、長さ方向の一側に第1踏み部20Bを有し、長さ方向の他側に第2踏み部20Cを有している。操作ペダル19は、前後操作位置に配置された状態で、ペダル部材20の第1踏み部20Bが踏まれることにより、パイロット弁17のペダル取付板17Cを介して第1プッシャ17Dを押動する。また、ペダル部材20の第2踏み部20Cが踏まれることにより、第2プッシャ17Eを押動する。
【0043】
一方、操作ペダル19は、左右操作位置に配置された状態で、第1踏み部20Bが踏まれることにより、第1プッシャ17Dを押動する。また、第2踏み部20Cが踏まれることにより、第2プッシャ17Eを押動する。
【0044】
図10に示すように、支持部材21は、軸部21Aと一対の脚部21B,21Cとによって構成されている。軸部21Aは、水平方向に延びてペダル部材20の軸孔20Aに回転可能に挿通されている。また、脚部21Bは、軸部21Aの一端部から直角に屈曲して下側に延びている。また、脚部21Cは、脚部21Bと平行となるように上下方向に延び、上端が軸部21Aの他端に取付けられている。
【0045】
第1取付具22は、脚部21Bの一部を構成するもので、脚部21Bの下端に設けられている。第1取付具22は、水平方向に長尺な直方体状のブロック体からなる嵌合体22Aと、嵌合体22Aに設けられた挿通孔22Bと、嵌合体22Aの上側に設けられた固定部22Cとを含んで構成されている。
【0046】
図11ないし図13に示すように、嵌合体22Aは、その下部が取付台13の凹陥溝14Aに僅かな隙間をもって嵌合する。嵌合体22Aは、凹陥溝14Aに嵌合した状態では、取付台13に対して水平方向(前後方向、左右方向)に位置決め(固定)されている。嵌合体22Aの長さ方向の一側には、脚部21Bの下端が一体的に取付けられている。
【0047】
挿通孔22Bは、嵌合体22Aの長さ方向の他側に設けられている。挿通孔22Bは、嵌合体22Aを上下方向に貫通した四角孔として形成されている。この挿通孔22Bには、取付台13の嵌合突起15Aが挿通する。
【0048】
固定部22Cは、嵌合体22Aの上面に設けられている。固定部22Cは、挿通孔22Bの上側に位置して嵌合体22Aの長さ方向にスライド可能に設けられている。固定部22Cは、挿通孔22Bから上側に突出した取付台13の嵌合突起15Aが挿入される挿入穴22C1と、挿入穴22C1に嵌合突起15Aが挿入された状態で、脚部21B側に移動することで係合溝部16Aに係合する係合爪22C2とを有している。
【0049】
固定部22Cは、図12図13に示すように、嵌合体22Aの下部を取付台13の凹陥溝14Aに嵌合すると共に、挿通孔22Bに取付台13の嵌合突起15Aを挿通し、固定部22Cの挿入穴22C1に嵌合突起15Aの上部を挿入する。この状態で、固定部22Cを脚部21Bに向けてスライドし、図11に示すように、係合爪22C2を係合溝部16Aに係合する。これにより、脚部21Bは、前後操作取付部となる凹陥溝14A等に対する取付位置で、固定部22Cの手動操作によって固定することができる。
【0050】
第1取付具22の固定部22Cは、係合爪22C2を係合溝部16Aから離脱させる方向が、パイロット弁17側となる内側方向となっている。これに対し、ペダル部材20を足踏み操作したときに脚部21Bに作用する負荷は、パイロット弁17と反対側となる外側方向またはパイロット弁17の長さ方向に向けて作用する。従って、ペダル部材20を足踏み操作したときに脚部21Bに作用する負荷が係合爪22C2を係合溝部16Aから離脱させるように作用することがないから、固定部22Cによる固定が不用意に解除されることはない。
【0051】
第2取付具23は、脚部21Cの一部を構成するもので、第1取付具22と同様に、嵌合体23Aと挿通孔22Bと固定部23C(挿入穴23C1、係合爪23C2)とを含んで構成されている。第2取付具23の構成および取付構造は、第1取付具22と同様であるので省略するものとする。
【0052】
次に、操作ペダル19を、前後方向に延びて配置された前後操作位置と左右方向に延びて配置された左右操作位置とに切換える場合の手順について説明する。
【0053】
まず、操作ペダル19を前後操作位置で床板6側の取付台13に取付ける場合には、第1取付具22の嵌合体22Aを取付台13の凹陥溝14Aに嵌合し、固定部22Cをスライドして脚部21Bを取付台13に取付ける。また、第2取付具23の嵌合体23Aを取付台13の凹陥溝14Cに嵌合し、固定部23Cをスライドして脚部21Cを取付台13に取付ける。
【0054】
一方、操作ペダル19を左右操作位置で床板6側の取付台13に取付ける場合には、第1取付具22の嵌合体22Aを取付台13の凹陥溝14Bに嵌合し、固定部22Cをスライドして脚部21Bを取付台13に取付ける。また、第2取付具23の嵌合体23Aを取付台13の凹陥溝14Dに嵌合し、固定部23Cをスライドして脚部21Cを取付台13に取付ける。
【0055】
キャノピ24は、運転席7の上方と右側方を覆うように床板6の上側に設けられている。キャノピ24は、例えば3柱式のキャノピとして構成されている。
【0056】
本実施形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
【0057】
まず、オペレータは、床板6上に搭乗し、運転席7に着座する。運転席7に着座したオペレータが、走行レバー・ペダル装置10を操作することにより、下部走行体2を走行させることができる。一方、オペレータが、左操作レバー装置8、右操作レバー装置9を操作することにより、上部旋回体3の旋回動作、作業装置4による土砂の掘削作業等を行うことができる。
【0058】
次に、油圧ショベル1は、作業装置4のバケット4Eに換えて、例えば、グラップルを取付けた場合に対応できるように、回動以外の回転、挟持等の他の操作を行うための操作ペダル装置11,12を備えている。
【0059】
ここで、操作ペダル装置11,12は、操作ペダル19(ペダル部材20)を前後方向に延びて配置した前後操作位置と、操作ペダル19(ペダル部材20)を左右方向に延びて配置した左右操作位置とに切換えることができる。即ち、操作ペダル装置11,12は、前後の足踏み操作と左右の足踏み操作の形態を、オペレータの好みに応じて切換えることができる。
【0060】
そこで、前後操作位置における左操作ペダル装置11の操作、前後操作位置から左右操作位置に切換えるときの作業手順の一例、左右操作位置における左操作ペダル装置11の操作について説明する。
【0061】
図7に示すように、操作ペダル19が前後方向に延びて配置された左操作ペダル装置11の前後操作位置では、直線OAと直交する軸線Fを中心線としてペダル部材20が回動可能に支持されている。従って、左操作ペダル装置11の前後操作位置では、前側に位置する第1踏み部20Bを踏み込むことにより、軸線Fよりも前側に位置するパイロット弁17の第1プッシャ17Dを押動することができる。一方、後側に位置する第2踏み部20Cを踏み込むことにより、軸線Fよりも後側に位置するパイロット弁17の第2プッシャ17Eを押動することができる。
【0062】
次に、前後操作位置から左右操作位置に切換えるために取付台13から操作ペダル19を取外す場合には、固定部22Cを係合解除方向となる内側(パイロット弁17側)にスライドさせる。これにより、図13に示すように、固定部22Cの係合爪22C2を取付台13の係合溝部16Aから離脱させ、第1取付具22によるロックを解除する。同様に、固定部23Cを操作して第2取付具23によるロックを解除する。これにより、操作ペダル19を持ち上げるだけで取付台13から取外すことができる。この操作ペダル19の取外し作業では、スパナ等のねじ締め工具を用いることなく簡単に取外すことができる。
【0063】
操作ペダル19を取付台13から取外したら、図8に示すように、操作ペダル19を時計回りに90度回転させて左右操作位置に配置する。この左右操作位置では、前述した第1取付具22のロック解除の手順とは逆に、嵌合体22Aを凹陥溝14Bに嵌合し、固定部22Cを外側(パイロット弁17と反対側)にスライドさせる。これにより、第1取付具22を取付台13に対してロック状態で取付けることができる。同様に、第2取付具23の嵌合体23Aを取付台13の凹陥溝14Dに嵌合し、固定部23Cをスライドさせることで、第2取付具23を取付台13に対してロック状態で取付けることができる。この操作ペダル19の取付け作業でも、スパナ等のねじ締め工具を用いることなく簡単に取付けることができる。なお、操作ペダル19を反時計回りに90度回転させて左右操作位置に配置してもよい。
【0064】
図8に示すように、操作ペダル19が左右方向に延びて配置された左操作ペダル装置11の左右操作位置では、直線OAに沿った軸線Fを中心線としてペダル部材20が回動可能に支持されている。従って、左操作ペダル装置11の左右操作位置では、右側に位置する第1踏み部20Bを踏み込むことにより、軸線Fよりも右側に位置するパイロット弁17の第1プッシャ17Dを押動することができる。一方、左側に位置する第2踏み部20Cを踏み込むことにより、軸線Fよりも左側に位置するパイロット弁17の第2プッシャ17Eを押動することができる。
【0065】
かくして、本実施形態によれば、操作ペダル19は、前後方向に延びて配置された状態で前側を踏み込む前踏込み操作および後側を踏み込む後踏込み操作を行う前後操作位置と、左右方向に延びて配置された状態で左側を踏み込む左踏込み操作および右側を踏み込む右踏込み操作を行う左右操作位置とに切換え可能に設けられている。この上で、パイロット弁17は、操作ペダル19の前後操作位置における前踏込み操作および操作ペダル19の左右操作位置における右踏込み操作によってパイロット弁17の第1プッシャ17Dを押動し、操作ペダル19の前後操作位置における後踏込み操作および操作ペダル19の左右操作位置における左踏込み操作によってパイロット弁17の第2プッシャ17Eを押動する構成としている。
【0066】
従って、操作ペダル19は、床板6(取付台13)に対する取付位置を、前後操作位置と左右操作位置とに切換えるだけで、オペレータに対し好みに応じた操作位置を提供することができる。しかも、操作ペダル19の前後操作位置と左右操作位置とは、前後方向に延びた位置と左右方向に延びた位置との切換えとなっているから、操作ペダル19は、2つの軸を上下に重ねた特許文献1と比較し、パイロット弁17の上側の近い位置に配置することができる。これにより、操作ペダル19を前後操作位置と左右操作位置との両方で、大きく回動させることができるから、第1プッシャ17Dおよび第2プッシャ17Eを効率よく押動することができる。また、前後操作位置と左右操作位置では、操作ペダル19を同じように回動できるから、前後操作位置と左右操作位置で操作感覚を同じにすることができる。
【0067】
この結果、操作ペダル19の操作方向を切換えた場合でも、操作感覚を一定にすることができ、操作性を向上することができる。また、操作ペダル19をパイロット弁17の上側の近い位置に配置できるから、パイロット弁17を含む操作ペダル装置11,12の全体を小型化することができる。さらに、パイロット弁17の第1プッシャ17Dと第2プッシャ17Eとを短くして露出部分を少なく、または無くすことができるから、第1プッシャ17Dと第2プッシャ17Eを汚れ難くでき、清掃等のメンテナンスを簡略化することができる。
【0068】
操作ペダル19を足踏み操作するときの回動軸線となるペダル部材20の軸孔20Aの軸線Fは、パイロット弁17の第1プッシャ17Dと第2プッシャ17Eとを結ぶ直線Dに対して平面視で傾いた角度で配置されている。これにより、操作ペダル19の前後操作位置、左右操作位置のいずれの位置でも、ペダル部材20によって第1プッシャ17D、第2プッシャ17Eを押動することができる。
【0069】
操作ペダル19は、パイロット弁17を挟む位置で床板6側に延びた支持部材21の一対の脚部21B,21Cに回動可能に支持されている。また、床板6を構成する取付台13には、操作ペダル19を前後操作位置に配置したときに一対の脚部21B,21C(第1取付具22、第2取付具23)が取付けられる一対の凹陥溝14A,14C、嵌合突起15A,15C、係合溝部16A,16Cと、操作ペダル19を左右操作位置に配置したときに一対の脚部21B,21C(第1取付具22、第2取付具23)が取付けられる一対の凹陥溝14B,14D、嵌合突起15B,15D、係合溝部16B,16Dと、が設けられている。
【0070】
これにより、脚部21B,21Cを凹陥溝14A,14C、嵌合突起15A,15C、係合溝部16A,16Cに取付けることによって操作ペダル19を前後操作位置に固定することができる。また、脚部21B,21Cを凹陥溝14B,14D、嵌合突起15B,15D、係合溝部16B,16Dに取付けることによって操作ペダル19を左右操作位置に固定することができる。
【0071】
さらに、前後操作取付部は係合溝部16A,16Cを有し、左右操作取付部は係合溝部16B,16Dを有している。この上で、脚部21B,21Cは、前後操作取付部に対する取付位置および左右操作取付部に対する取付位置で、手動操作されることで係合溝部16A,16Cに係合して固定する固定部22C,23C(係合爪22C2,23C2)を有している。従って、スパナ等のねじ締め工具を用いることなく、操作ペダル19の脚部21B,21Cを容易に着脱することができる。
【0072】
なお、実施形態では、第1取付具22は、嵌合体22Aに設けた挿通孔22Bに取付台13の嵌合突起15Aを挿通し、嵌合突起15Aに設けた係合溝部16Aに固定部22Cの係合爪22C2を係合することにより、取付台13に取付ける構成としている。また、第2取付具23も同様に取付けている。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、嵌合突起の上部にねじ部を設け、このねじ部に蝶ナットを螺合することにより、取付具を取付台に取付ける構成としてもよい。
【0073】
また、実施形態では、走行レバー・ペダル装置10を挟んだ左右両側に操作ペダル装置11,12を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、操作ペダル装置は、走行レバー・ペダル装置の左右位置のいずれか一方だけに設ける構成としてもよい。
【0074】
さらに、実施形態では、クローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。
【符号の説明】
【0075】
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
6 床板
7 運転席
13 取付台(床板)
14A,14C 凹陥溝(前後操作取付部)
14B,14D 凹陥溝(左右操作取付部)
15A,15C 嵌合突起(前後操作取付部)
15B,15D 嵌合突起(左右操作取付部)
16A,16C 係合溝部(前後操作取付部、係合部)
16B,16D 係合溝部(左右操作取付部、係合部)
17 パイロット弁
17D 第1プッシャ
17E 第2プッシャ
19 操作ペダル
21B,21C 脚部
22 第1取付具(脚部)
22C,23C 固定部
23 第2取付具(脚部)
D 直線(第1プッシャと第2プッシャとを結ぶ直線)
F 軸線(回動軸線)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13