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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-02
(45)【発行日】2024-07-10
(54)【発明の名称】スクリーン表示の制御方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/442 20110101AFI20240703BHJP
   G06F 3/04886 20220101ALI20240703BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20240703BHJP
【FI】
H04N21/442
G06F3/04886
H04N21/431
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022526355
(86)(22)【出願日】2020-11-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-04
(86)【国際出願番号】 CN2020129627
(87)【国際公開番号】W WO2021098697
(87)【国際公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-05-09
(31)【優先権主張番号】201911158663.5
(32)【優先日】2019-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】臧 亞奎
(72)【発明者】
【氏名】陳 ▲ウェイ▼斌
(72)【発明者】
【氏名】張 小青
【審査官】富樫 明
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0084231(US,A1)
【文献】特開2015-099473(JP,A)
【文献】特表2019-503500(JP,A)
【文献】特開2009-065498(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
G06F 3/04886
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクリーンの下方にカメラが取り付けられている電子機器に用いられるスクリーン表示の制御方法であって、
ユーザの第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答して、前記カメラを作動状態にあるように制御し、前記スクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御することであって、前記ターゲット領域は、前記カメラの視野角と前記カメラの位置情報に基づいて決定される領域であることとを含み、
前記カメラの位置情報は、第一の距離と、第二の距離と、第三の距離とを含み、
そのうち、前記第一の距離は、前記カメラから前記電子機器の第一のサイドフレームまでの距離であり、前記第二の距離は、前記カメラから前記電子機器の第二のサイドフレームまでの距離であり、前記第三の距離は、前記カメラと前記スクリーンとの垂直距離であり、前記第一のサイドフレームは、前記第二のサイドフレームに垂直であり、
前述した、前記スクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御することの前に、前記方法は、
前記第一の距離と前記第二の距離に基づいて、ターゲット円心を決定することと、
前記第三の距離と前記カメラの視野角に基づいて、第一の直径を決定することと、
前記ターゲット円心と前記第一の直径に基づいて、前記ターゲット領域を決定することとをさらに含み、
前述した、前記ターゲット円心と前記第一の直径に基づいて、前記ターゲット領域を決定することは、
前記第一の直径とターゲット数との積に基づいて、第二の直径を取得することと、
前記ターゲット円心を円心とし、前記第二の直径を直径とし、前記ターゲット領域を決定することとを含み、
そのうち、前記ターゲット数は、前記スクリーンの単位長さ内の画素点の数であり、
前記方法は、
前記第一の入力に応答して、第一の領域をターゲット効果に応じて表示するように制御することをさらに含み、
そのうち、前記第一の領域は、前記スクリーンにおける、前記ターゲット領域の周囲に位置する包囲領域である、スクリーン表示の制御方法。
【請求項2】
前記方法は、
カメラが非作動状態にある場合、スクリーン領域をターゲット状態にあるように制御することをさらに含み、前記ターゲット状態は、点灯状態又は消灯状態である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
スクリーンの下方にカメラが取り付けられている電子機器であって、
受信モジュールと、処理モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、ユーザの第一の入力を受信するためのものであり、
前記処理モジュールは、前記受信モジュールによって受信される前記第一の入力に応答して、前記カメラを作動状態にあるように制御し、前記スクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御するためのものであり、前記ターゲット領域は、前記カメラの視野角と前記カメラの位置情報に基づいて決定される領域であり、
前記カメラの位置情報は、第一の距離と、第二の距離と、第三の距離とを含み、
そのうち、前記第一の距離は、前記カメラから前記電子機器の第一のサイドフレームまでの距離であり、前記第二の距離は、前記カメラから前記電子機器の第二のサイドフレームまでの距離であり、前記第三の距離は、前記カメラと前記スクリーンとの垂直距離であり、前記第一のサイドフレームは、前記第二のサイドフレームに垂直であり、
前記電子機器は、決定モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、前記第一の距離と前記第二の距離に基づいて、ターゲット円心を決定し、前記第三の距離と前記カメラの視野角に基づいて、第一の直径を決定し、前記ターゲット円心と前記第一の直径に基づいて、前記ターゲット領域を決定するためのものであり、
前記決定モジュールは、具体的には、前記第一の直径とターゲット数との積に基づいて、第二の直径を取得し、前記ターゲット円心を円心とし、前記第二の直径を直径とし、前記ターゲット領域を決定するためのものであり、
そのうち、前記ターゲット数は、前記スクリーンの単位長さ内の画素点の数であり、
前記処理モジュールはさらに、前記受信モジュールによって受信される第一の入力に応答して、第一の領域をターゲット効果に応じて表示するように制御するためのものであり、
そのうち、前記第一の領域は、前記スクリーンにおける、前記ターゲット領域の周囲に位置する包囲領域である、電子機器。
【請求項4】
前記処理モジュールはさらに、カメラが非作動状態にある場合、スクリーン領域をターゲット状態にあるように制御するためのものであり、前記ターゲット状態は、点灯状態又は消灯状態である、請求項に記載の電子機器。
【請求項5】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1又は2に記載のスクリーン表示の制御方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項6】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1又は2に記載のスクリーン表示の制御方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年11月22日に国家知的財産局に提出された、出願番号が201911158663.5、出願名称が「スクリーン表示の制御方法及び電子機器」の中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、本出願に参照として取り込まれる。
本出願の実施例は、通信技術分野に関し、特にスクリーン表示の制御方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術の発展に伴い、カメラが取り付けられている電子機器がより広く使用されているが、カメラの取り付け位置を変更することで、電子機器の画面占有率を向上させることができる。
【0003】
一般的には、電子機器の画面占有率をできるだけ向上させるように、カメラは、電子機器のスクリーンの下方に取り付けられてもよい。例示的に、カメラは、電子機器のスクリーンの直下に取り付けられてもよく、カメラは、電子機器のスクリーンを透過する光を収集して結像を行うことができる。しかしながら、上記カメラによる画像の収集プロセスにおいて、電子機器のスクリーンが自己発光スクリーンであり、且つこのスクリーンが点灯状態にあれば、このスクリーンの点灯によって発生する光がカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことによって、カメラによって撮影される画像の効果が比較的に悪いことを引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、スクリーンの点灯によって発生する光がスクリーンの下のカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことによって、カメラによって撮影される画像の効果が比較的に悪いことを引き起こすという問題を解決するためのスクリーン表示の制御方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術課題を解決するために、本出願の実施例は、以下のように実現される。
【0006】
第一の方面によれば、本出願の実施例は、スクリーンの下方にカメラが取り付けられている電子機器に用いられるスクリーン表示の制御方法を提供する。この方法は、ユーザの第一の入力を受信することと、この第一の入力に応答して、このカメラを作動状態にあるように制御し、このスクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御することであって、このターゲット領域は、このカメラの視野角とこのカメラの位置情報に基づいて決定される領域であることとを含んでもよい。
【0007】
第二の方面によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器のスクリーンの下方にカメラが取り付けられており、この電子機器は、受信モジュールと、処理モジュールとを含んでもよい。受信モジュールは、ユーザの第一の入力を受信するためのものであり、処理モジュールは、受信モジュールによって受信されるこの第一の入力に応答して、このカメラを作動状態にあるように制御し、このスクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御するためのものであり、このターゲット領域は、このカメラの視野角とカメラの位置情報に基づいて決定される領域である。
【0008】
第三の方面によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供する。この電子機器は、プロセッサと、メモリと、このメモリに記憶され、且つこのプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがこのプロセッサによって実行される時、第一の方面によるスクリーン表示の制御方法のステップを実現させる。
【0009】
第四の方面によれば、本出願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第一の方面によるスクリーン表示の制御方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0010】
本出願の実施例において、ユーザの第一の入力を受信し、この第一の入力に応答して、このカメラを作動状態にあるように制御し、このスクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御することができ、このターゲット領域は、このカメラの視野角とこのカメラの位置情報に基づいて決定される領域である。この方案により、一方では、ユーザが、第一の入力によって、スクリーンの下方に取り付けられるカメラを、作動状態にあるようにトリガーする場合、電子機器は、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいて決定されるターゲット領域を、消灯状態にあるように制御することによって、ターゲット領域の点灯によって発生する光がカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことを避け、さらに、カメラによって撮影される画像の効果を向上させることができる。他方では、電子機器が、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいてターゲット領域を決定することによって、ターゲット領域の面積を比較的に小さくし、さらに、電子機器の画面占有率を向上させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本出願の実施例によるアンドロイドオペレーティングシステムのアーキティクチャ概略図である。
図2】本出願の実施例によるスクリーン表示の制御方法の概略図のその一である。
図3】本出願の実施例による電子機器の構造概略図のその一である。
図4】本出願の実施例による電子機器のカメラの断面図である。
図5】本出願の実施例によるスクリーン表示の制御方法の概略図のその二である。
図6】本出願の実施例によるスクリーン表示の制御方法の概略図のその三である。
図7】本出願の実施例によるスクリーン表示の制御方法の概略図のその四である。
図8】本出願の実施例による電子機器の構造概略図のその二である。
図9】本出願の実施例による電子機器の構造概略図のその一である。
図10】本出願の実施例による電子機器の構造概略図のその二である。
図11】本出願の実施例による電子機器のハードウェア概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、本出願の実施例における添付図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0013】
本明細書における「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を記述するものであり、三つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、単独のA、AとBとの組み合わせ、単独のBという三つのケースを表してもよい。本明細書における「/」という符号は、関連対象が「又は」の関係であることを表し、例えばA/Bは、A又はBを表す。
【0014】
本出願の明細書と特許請求の範囲における「第一の」と「第二の」などの用語は、異なる対象を区別するためのものであり、対象の特定の順序を記述するためのものではない。例えば、第一の距離と第二の距離は、異なる距離を区別するためのものであり、距離の特定の順序を記述するためのものではない。
【0015】
本出願の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本出願の実施例において「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で示すことを意図する。
【0016】
本出願の実施例の記述では、特に説明されていない限り、「複数」の意味は、二つ又は二つ以上を指し、例えば、複数の素子は、二つ又は二つ以上の素子を指すなどである。
【0017】
以下は、本出願の実施例に係るいくつかの用語/名詞を解釈し説明する。
【0018】
表示スクリーン:電子機器の表示スクリーンである。図4に示すように、電子機器の表示スクリーンは、上から下への順序で、ガラスカバープレート層401、タッチ感知層402、液晶表示層403及びバックライト層404に分けられる。そのうち、ガラスカバープレート層401は、一般的には、透明な特殊ガラス(例えば、サファイアガラス)材料で製造されるものであり、外力による衝撃から保護するとともに、指と直接に接触するという役割を果たす。タッチ感知層402は、抵抗式スクリーンと静電容量式スクリーンの二つに分けられてもよく、この層の主な役割は、ユーザによるタッチ操作を感知することである。液晶表示層403は、主に、LED(light emitting diode)、ASV(advance uuper view)及びIPS(in-plane switching)などを含む。バックライト層404は、液晶表示層の画像を表示させる。説明すべきことは、バックライト層によって、液晶表示層に画像を表示させ、且つスクリーンの下のカメラが撮影される画像を収集できることを確保するために、カメラの真上の一部の領域にバックライト層が設けられていない。本出願の実施例は、さらに、自己発光液晶表示層を有するOLEDを採用してもよい。
【0019】
視野角:光学機器において、光学機器のレンズを頂点とし、測定対象物の物体像がレンズを通過できる最大範囲の二つの縁で構成されるなす角であり、即ち、図4に示すように、カメラの視野角は、角度
である。
【0020】
本出願の実施例は、スクリーン表示の制御方法及び電子機器を提供する。ユーザの第一の入力を受信し、この第一の入力に応答して、このカメラを作動状態にあるように制御し、このスクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御することができ、このターゲット領域は、このカメラの視野角とこのカメラの位置情報に基づいて決定される領域である。この方案により、一方では、ユーザが、第一の入力によって、スクリーンの下方に取り付けられるカメラを、作動状態にあるようにトリガーする場合、電子機器は、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいて決定されるターゲット領域を、消灯状態にあるように制御することによって、ターゲット領域の点灯によって発生する光がカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことを避け、さらに、カメラによって撮影される画像の効果を向上させることができる。他方では、電子機器が、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいてターゲット領域を決定することによって、ターゲット領域の面積を比較的に小さくし、さらに、電子機器の画面占有率を向上させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0021】
本出願の実施例における電子機器は、オペレーティングシステムを有する電子機器であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、さらに、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0022】
以下は、アンドロイドオペレーティングシステムを例として、本出願の実施例による表示の制御方法が応用されるソフトウェア環境を紹介する。
【0023】
図1に示すように、図1は、本出願の実施例によるアンドロイドオペレーティングシステムのアーキティクチャ概略図である。図1において、アンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャは、4つのレイヤを含み、それぞれ、アプリケーションプログラムレイヤ、アプリケーションプログラムフレームワークレイヤ、システム運行ライブラリレイヤ及びカーネルレイヤ(具体的には、Linuxカーネルレイヤであってもよい)である。
【0024】
そのうち、アプリケーションプログラムレイヤは、アンドロイドオペレーティングシステムにおける各アプリケーションプログラム(システムアプリケーションプログラムと、サードパーティアプリケーションプログラムとを含む)を含む。
【0025】
アプリケーションプログラムフレームワークレイヤは、アプリケーションプログラムのフレームワークであり、開発者は、アプリケーションプログラムのフレームワークの開発原則に従う場合、アプリケーションプログラムフレームワークレイヤに基づき、いくつかのアプリケーションプログラムを開発してもよい。
【0026】
システム運行ライブラリレイヤは、ライブラリ(システムライブラリとも呼ばれる)と、アンドロイドオペレーティングシステム運行環境とを含む。ライブラリは、主に、アンドロイドオペレーティングシステムに対して、必要な種々のリソースを提供する。アンドロイドオペレーティングシステム運行環境は、アンドロイドオペレーティングシステムに対してソフトウェア環境を提供するためのものである。
【0027】
カーネルレイヤは、アンドロイドオペレーティングシステムのオペレーティングシステムレイヤであり、アンドロイドオペレーティングシステムソフトウェア階層の最下位レイヤである。カーネルレイヤは、Linuxカーネルに基づき、アンドロイドオペレーティングシステムに対して、コアシステムサービスとハードウェアに関わるドライバープログラムを提供する。
【0028】
アンドロイドオペレーティングシステムを例として、本出願の実施例において、開発者は、上述した、図1に示されるアンドロイドオペレーティングシステムのシステムアーキテクチャに基づき、本出願の実施例による表示の制御方法を実現させるソフトウェアプログラムを開発することができ、それによってこの表示の制御方法は、図1に示されるアンドロイドオペレーティングシステムに基づき運行することができる。即ち、プロセッサ又は電子機器は、アンドロイドオペレーティングシステムにおいてこのソフトウェアプログラムを運行することによって、本出願の実施例による表示の制御方法を実現させることができる。
【0029】
本出願の実施例における電子機器は、移動電子機器であってもよく、非移動電子機器であってもよい。例示的に、移動電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非移動電子機器は、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、テラー機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0030】
本出願の実施例による表示の制御方法の実行本体は、上記電子機器であってもよく、この電子機器における、この表示の制御方法を実現できる機能モジュール及び/又は機能エンティティであってもよく、具体的には、実際の使用需要に応じて決定してもよく、本出願の実施例は、限定しない。以下は、電子機器を例として、本出願の実施例による表示の制御方法を例示的に説明する。
【0031】
本出願の実施例において、ユーザが電子機器におけるチャットアプリケーションプログラムを使用してチャットする場合、この時、電子機器のカメラが非作動状態にあれば、電子機器のターゲット領域と電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域(即ち、電子機器のスクリーン全体)は、いずれも点灯状態にある。ユーザが、チャットアプリケーションプログラムに対するタッチクリック入力によって、電子機器のカメラを、作動状態(例えば、チャット中において画像を撮影する)にあるようにトリガーすれば、電子機器は、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいて決定されるターゲット領域を、消灯状態にあるように制御することによって、ターゲット領域の点灯によって発生する光がカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことを避け、さらに、カメラによって撮影される画像の効果を向上させることができる。
【0032】
図2に示すように、本出願の実施例は、スクリーンの下方にカメラが取り付けられている電子機器に用いられる表示の制御方法を提供する。この方法は、下記ステップ101と、ステップ102とを含んでもよい。
【0033】
ステップ101、電子機器がユーザの第一の入力を受信する。
【0034】
選択的に、本出願の実施例において、上記第一の入力は、電子機器のスクリーンに対するタッチ入力、電子機器に対するキー入力、電子機器に対する音声入力などのうちのいずれか一つであってもよい。そのうち、電子機器のスクリーンに対するこのタッチ入力は、具体的には、クリック入力、スライド入力、ダブルクリック又は長押し入力などであってもよい。具体的には、実際の使用状況に応じて決定されてもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0035】
ステップ102、電子機器がこの第一の入力に応答して、カメラを作動状態にあるように制御し、スクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御する。
【0036】
そのうち、上記ターゲット領域は、カメラの視野角とカメラの位置情報に基づいて決定される領域である。
【0037】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上記カメラが作動状態にあることは、ユーザが、カメラを撮影モード、即ち、画像収集と画像撮影が可能であるモードに入るようにトリガー又は制御するという状態を指す。
【0038】
なお、本出願の実施例において、消灯状態は、電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域の画素点が点灯していない状態にあることを指す。点灯状態は、電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域の画素点が点灯している状態にあることを指す。実際の使用状況に応じて、具体的には、以下の三つの状態に分けられてもよい。(1)、カメラが作動状態にあるケース:電子機器のスクリーンのターゲット領域が消灯状態にあり、電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域が点灯状態にあり、例えば、ユーザがチャットアプリケーションプログラムを使用するプロセスにおいて画像を撮影する。(2)、カメラが非作動状態にある一番目のケース:電子機器のターゲット領域と電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域(即ち、電子機器のスクリーン全体)は、いずれも点灯状態にあり、例えば、電子機器がチャットアプリケーションプログラムを運行するケースである。(3)、カメラが非作動状態にある二番目のケース:電子機器のターゲット領域と電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域(即ち、電子機器のスクリーン全体)は、いずれも消灯状態にあり、例えば、電子機器は、スクリーンオフ待機状態にある。
【0039】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上記電子機器のスクリーンは、ターゲット領域と、スクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域とを含み、下記実施例において、スクリーン領域をまとめてターゲット領域とスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域の総称と呼ぶ。
【0040】
選択的に、本出願の実施例において、上記カメラの位置情報は、具体的には、第一の距離と、第二の距離と、第三の距離とを含んでもよい。
【0041】
そのうち、上記第一の距離は、カメラから電子機器の第一のサイドフレームまでの距離であり、第二の距離は、カメラから電子機器の第二のサイドフレームまでの距離であり、第三の距離は、カメラとスクリーンとの垂直距離であり、第一のサイドフレームは、第二のサイドフレームに垂直である。
【0042】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上記カメラの位置情報は、固定式カメラの取り付け位置であってもよく、可動式カメラがターゲット位置まで移動した時の位置であってもよく、そのうち、ターゲット位置は、カメラの撮影位置であってもよい。
【0043】
例示的に、図3に示すように、第一のサイドフレームは、サイドフレーム10又はサイドフレーム20であってもよく、第二のサイドフレームは、サイドフレーム30又はサイドフレーム40であってもよい。第一の距離は、カメラの、スクリーンへの投影の中心点Oから電子機器のサイドフレーム10までの距離L1、又は、カメラの、スクリーンへの投影の中心点Oから電子機器のサイドフレーム20までの距離L2を表してもよい。第二の距離は、カメラの、スクリーンへの投影の中心点Oから電子機器のサイドフレーム30までの距離L3、又は、カメラの、スクリーンへの投影の中心点Oから電子機器のサイドフレーム40までの距離L4を表してもよい。そのうち、サイドフレーム10は、それぞれサイドフレーム30とサイドフレーム40に垂直であり、サイドフレーム20は、それぞれサイドフレーム30とサイドフレーム40に垂直である。
【0044】
選択的に、本出願の実施例において、第三の距離は、カメラと電子機器のスクリーンとの距離を表すためのものであってもよく、第三の距離は、具体的には、カメラとスクリーンの液晶表示層との垂直距離であってもよい。例示的に、図4に示すように、カメラの視野角の頂点と電子機器のスクリーンの液晶表示層との距離Hは、第三の距離である。
【0045】
理解できるように、本出願の実施例において、カメラの位置情報が、第一の距離と、第二の距離と、第三の距離とを含んでもよく、そのうち、第一の距離と第二の距離が、それぞれ、カメラから電子機器の二つの互いに垂直なサイドフレームとの距離であり、第三の距離が、カメラとスクリーンとの垂直距離を表すためのものであってもよいため、電子機器は、カメラの位置情報によって、電子機器におけるカメラの位置を正確に位置決めすることによってカメラと電子機器のスクリーンとの位置関係を正確に位置決めし、さらに、後続でターゲット領域の決定に対して位置決め基準を提供することができる。
【0046】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上記視野角は、カメラの視野角である。即ち、カメラのレンズを頂点とし、測定対象物の物体像がレンズを通過できる最大範囲の二つの縁で構成されるなす角である。図4に示すように、角度
は、カメラの視野角である。
【0047】
本出願の実施例は、スクリーン表示の制御方法を提供する。ユーザの第一の入力を受信し、この第一の入力に応答して、このカメラを作動状態にあるように制御し、このスクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御することができ、このターゲット領域は、このカメラの視野角とこのカメラの位置情報に基づいて決定される領域である。この方案により、一方では、ユーザが、第一の入力によって、スクリーンの下方に取り付けられるカメラを、作動状態にあるようにトリガーする場合、電子機器は、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいて決定されるターゲット領域を、消灯状態にあるように制御することによって、ターゲット領域の点灯によって発生する光がカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことを避け、さらに、カメラによって撮影される画像の効果を向上させることができる。他方では、電子機器が、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいてターゲット領域を決定することによって、ターゲット領域の面積を比較的に小さくし、さらに、電子機器の画面占有率を向上させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0048】
選択的に、図2を結び付けて、図5に示すように、上記ステップ102の前に、本出願の実施例によるスクリーン表示の制御方法は、下記ステップ103~ステップ105をさらに含んでもよい。
【0049】
ステップ103、電子機器が第一の距離と第二の距離に基づいて、ターゲット円心を決定する。
【0050】
そのうち、第一の距離と第二の距離は、それぞれ、カメラから電子機器の二つの互いに垂直なサイドフレームまでの距離である。
【0051】
説明すべきことは、本出願の実施例において、ステップ103~ステップ105は、ステップ101の前に実行されてもよく、ステップ101の後、且つステップ102の前に実行されてもよい。本出願の実施例において、ステップ103~ステップ105がステップ101の前に実行されることを例として例示的に説明する。
【0052】
選択的に、本出願の実施例において、第一の距離と第二の距離に基づいて、ターゲット円心を決定することは、具体的には、第一の距離と第二の距離に基づいて、カメラの、電子機器のスクリーンへの投影の中心点を決定するとともに、カメラの、電子機器のスクリーンへの投影の中心点をターゲット円心として決定することであってもよい。
【0053】
ステップ104、電子機器が第三の距離とカメラの視野角に基づいて、第一の直径を決定する。
【0054】
そのうち、第三の距離は、カメラとスクリーンとの垂直距離を表すためのものであってもよい。
【0055】
選択的に、本出願の実施例において、カメラの視野角の頂点と電子機器のスクリーンとの距離(即ち、第三の距離)、視野角及び第一の直径の間の三角関数関係、即ち、視野角の角度の半分の正接値が第一の半径(即ち、第一の直径の半分)と第三の距離との比に等しいことに基づいて、第一の半径を決定し、さらに、第一の直径を決定する。
【0056】
具体的には、視野角が
であり、第三の距離が
であれば、第一の直径
の計算式は、
【数1】
である。
【0057】
ステップ105、電子機器がターゲット円心と第一の直径に基づいて、ターゲット領域を決定する。
【0058】
選択的に、図5を結び付けて、図6に示すように、上記ステップ105は、具体的には、下記ステップ105aとステップ105bにより実現することができる。
【0059】
ステップ105a、電子機器が第一の直径とターゲット数との積に基づいて、第二の直径を取得する。
【0060】
そのうち、上記ターゲット数は、電子機器のスクリーンの単位長さ内の画素点の数である。
【0061】
説明すべきことは、スクリーンの解像度とは、スクリーン(例えば、電子機器のスクリーン)による表示の解像度であり、一般的には、スクリーンにおける垂直方向と水平方向に含まれる画素点の数で表される。一般的なスクリーンの解像度は、640×480、720×640、1280×720、1900×1080、2560×1440などである。例示的に、スクリーンの解像度が640×480であることは、このスクリーンの垂直方向に含まれる画素点の数が640個であり、このスクリーンの水平方向に含まれる画素点の数が480個であることを指す。具体的には、実際の使用状況に応じて、異なる解像度のスクリーンを選択してもよい。
【0062】
選択的に、本出願の実施例において、ターゲット数は、電子機器のスクリーンの単位長さ内の画素点の数であってもよい。具体的には、ターゲット数は、電子機器のスクリーンの水平方向の画素点の数と電子機器のスクリーンの水平方向の寸法との比であってもよく、又は、ターゲット数は、電子機器のスクリーンの垂直方向の画素点の数と電子機器のスクリーンの垂直方向の寸法との比であってもよい。
【0063】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上述した、電子機器のスクリーンの水平方向に応じて計算されるターゲット数と、電子機器のスクリーンの垂直方向に応じて計算されるターゲット数とは、同じであっても異なっていてもよい。電子機器のスクリーンの水平方向に応じて計算されるターゲット数と電子機器のスクリーンの垂直方向に応じて計算されるターゲット数とが異なっている場合、水平方向に応じて計算されるターゲット数を基準とする。
【0064】
なお、本出願の実施例において、単一の画素点が点灯している状態又は点灯していない状態の二つの状態のうちの一つの状態にしかなり得ず、即ち、単一の画素点が画像の最小単位であるため、第一の直径とターゲット数との積によって得られる第二の直径に対して、一般的には、切り捨て又は切り上げによって、第二の直径の整数値(即ち、第二の直径が画素点のサイズの整数倍である)を得ることができる。本出願の実施例は、第二の直径に対して切り捨てを行うことを例として例示的に説明する。これは、第二の直径に対する丸め演算についての制限を構成するものではない。
【0065】
選択的に、本出願の実施例において、上記第二の直径は、上記第一の直径の画素点補正値であり、即ち、第一の直径長さにおける点灯していない画素点長さの和を第二の直径とし、上記第一の直径は、第二の直径以上である。
【0066】
例示的に、図に示すように、電子機器のスクリーンの下方に設けられるカメラの視野角が78°であり(即ち、
が78°であり)、カメラの視野角の頂点Mと電子機器のスクリーンの液晶表示層との距離
が3.1mmである(即ち、第三の距離が3.1mmである)とすれば、第一の直径
【数2】
であり、電子機器のスクリーンの解像度が1900×1080であり(即ち、この電子機器のスクリーンの垂直方向に1900個の画素点があり、この電子機器のスクリーンの水平方向に1080個の画素点があり)、且つ電子機器のスクリーンの、水平方向に沿った長さが70mmであれば、ターゲット数
は、式
【数3】
によって算出されてもよく、ただし、15.43px(pxは、画素pixelの略語であり、一枚の画像を構成する最小の画素点である)は、電子機器のスクリーンの水平方向において、1mmあたりの長さに15.43個の画素点が分布していることを表す。それによって、第一の直径とターゲット数によって第二の直径を計算し、
【数4】
であり、即ち、第二の直径は、ターゲット方向における77個の画素点の長さを直径とする。
【0067】
ステップ105b、電子機器がターゲット円心を円心とし、この第二の直径を直径とし、ターゲット領域を決定する。
【0068】
選択的に、本出願の実施例において、上述した、ターゲット領域を決定することは、具体的には、電子機器がターゲット円心を円心とし、第二の直径を直径とし、円形領域を決定し、この円形領域内の全ての画素点で構成される領域をターゲット領域として決定することであってもよい。
【0069】
例示的に、図4に示すように、電子機器が第一の直径
とターゲット数
との積に基づいて、第二の直径
を取得し、電子機器が、カメラの、電子機器のスクリーンへの投影の中心点Oをターゲット円心として決定した後、電子機器は、Oを円心とし、
を直径とし、円形領域を決定し、この円形領域内の全ての画素点で構成される領域をターゲット領域として決定する。
【0070】
本出願の実施例において、電子機器が第一の距離と第二の距離に基づいて、ターゲット円心を決定し、第三の距離、カメラの視野角及びターゲット数に基づいて、第二の直径を決定することができるため、電子機器がターゲット円心を円心とし、この第二の直径を直径とし、ターゲット領域を決定することによって、ターゲット領域の面積を比較的に小さくし、さらに、電子機器の画面占有率を向上させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0071】
選択的に、図2を結び付けて、図7に示すように、上記ステップ101の後に、本出願の実施例によるスクリーン表示の制御方法は、下記ステップ106をさらに含んでもよい。
【0072】
ステップ106、電子機器がこの第一の入力に応答して、第一の領域をターゲット効果に応じて表示するように制御する。
【0073】
そのうち、上記第一の領域は、電子機器のスクリーンにおける、このターゲット領域の周囲に位置する領域である。
【0074】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上記ステップ102とステップ106の実行順序を具体的に限定せず、実際の使用状況に応じて決定してもよい。例示的に、上記ステップ106は、上記ステップ102の後に実行されてもよく、上記ステップ102と同時に実行されてもよい。本出願の実施例において、まず、ステップ102を実行してから、ステップ106を実行することを例として例示的に説明する。
【0075】
選択的に、本出願の実施例において、第一の領域の形状は、三角形、矩形、六角形、円形などのうちのいずれか一つであってもよい。第一の領域のサイズは、予め設定されるサイズであってもよい。第一の領域の形状と第一の領域のサイズは、具体的には、実際の使用需要に応じて決定されてもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0076】
選択的に、本出願の実施例において、上記ターゲット効果は、具体的には、第一の領域が予め設定される色に応じて表示されること、第一の領域が予め設定される光学効果に応じて表示されること、第一の領域に予め設定される識別子が表示されることなどのうちの少なくとも一つであってもよい。そのうち、予め設定される色は、黒色以外の他の色であってもよく、予め設定される光学効果は、具体的には、予め設定される時間に応じて点滅すること、予め設定される時間に応じて表示色を切り替えること、予め設定される時間に応じて表示輝度を切り替えることなどのうちのいずれか一つであってもよく、予め設定される識別子は、実線で示される円環、実線で示される三角形、破線で示される円環などのうちのいずれか一つであってもよい。ターゲット効果は、具体的には、実際の使用状況に応じて決定されてもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0077】
例示的に、図8に示すように、ユーザが電子機器00のカメラを使用して画像を撮影したいとすれば、ユーザは、カメラアプリケーションプログラムのアイコンをタッチしてクリックすること(即ち、第一の入力)によって、電子機器00のスクリーンのターゲット領域50を、消灯状態にあるようにトリガーし、ターゲット領域50の周囲に位置する第一の領域60を、破線環状の予め設定される識別子を表示するようにトリガーしてもよい。
【0078】
本出願の実施例において、電子機器が、さらに、ユーザの第一の入力に応答して、ターゲット領域の周囲の領域にターゲット効果に応じて表示できるため、ユーザは、ターゲット領域の周囲の領域にターゲット効果に応じて表示しているかどうかに基づいて、電子機器のカメラが現在で作動状態にあるかどうかを判断することができ、さらに、ユーザによる使用を容易にする。
【0079】
選択的に、本出願の実施例において、本出願の実施例によるスクリーン表示の制御方法は、下記ステップ107をさらに含んでもよい。
【0080】
ステップ107、カメラが非作動状態にある場合、電子機器がスクリーン領域をターゲット状態にあるように制御する。
【0081】
そのうち、上記ターゲット状態は、点灯状態又は消灯状態である。
【0082】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上記ステップ101とステップ102は、カメラが作動状態にある場合の制御方法であり、ステップ107は、カメラが非作動状態にある場合の制御方法であり、本出願の実施例は、ステップ101、ステップ102及びステップ107の実行順序を具体的に限定しない。例示的に、ステップ107は、ステップ101の前に実行されてもよく、ステップ107は、ステップ102の後に実行されてもよく、具体的には、実際の使用需要に応じて決定されてもよい。
【0083】
なお、本出願の実施例において、スクリーン領域は、ターゲット領域と、スクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域とを含む。
【0084】
選択的に、本出願の実施例において、上記非作動状態は、電子機器のカメラがオフ状態、即ち、カメラが画像収集又は画像撮影を行うことができない状態にある。
【0085】
具体的には、本出願の実施例において、ユーザが電子機器におけるチャットアプリケーションプログラムを使用してチャットする場合、この時、電子機器のカメラが非作動状態にあれば、電子機器のターゲット領域と電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域(即ち、電子機器のスクリーン全体)は、いずれも点灯状態にある。ユーザが電子機器をスクリーンオフ待機状態にあるように制御すれば、この時、電子機器のカメラが非作動状態にあり、電子機器のターゲット領域と電子機器のスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域(即ち、電子機器のスクリーン全体)は、いずれも消灯状態にある。
【0086】
本出願の実施例において、カメラが非作動状態にある場合、電子機器のスクリーン全体が点灯状態又は消灯状態にあるため、ユーザが電子機器のカメラを使用しない場合、電子機器のスクリーンにターゲット領域を表示しないことによって、電子機器のスクリーンの美観性に影響を及ぼさない。
【0087】
説明すべきことは、本出願の実施例では、上記各添付図面に示す表示の制御方法は、いずれも、本出願の実施例における一つの添付図面を結び付けて例示的に説明される。具体的に実現する時、上記各添付図面に示す表示の制御方法は、上記実施例で示された結び付けることができる他の任意の添付図面を結び付けて実現されてもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0088】
図9に示すように、本出願の実施例は、電子機器900を提供する。電子機器900のスクリーンの下方にカメラが取り付けられており、この電子機器900は、受信モジュール901と、処理モジュール902とを含んでもよい。受信モジュール901は、ユーザの第一の入力を受信するためのものであってもよく、処理モジュール902は、受信モジュール901によって受信されるこの第一の入力に応答して、このカメラを作動状態にあるように制御し、このスクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御するためのものであってもよく、このターゲット領域は、このカメラの視野角とこのカメラの位置情報に基づいて決定される領域である。
【0089】
選択的に、本出願の実施例において、カメラの位置情報は、第一の距離と、第二の距離と、第三の距離とを含んでもよく、そのうち、この第一の距離は、カメラから電子機器900の第一のサイドフレームまでの距離であり、この第二の距離は、このカメラからこの電子機器900の第二のサイドフレームまでの距離であり、この第三の距離は、このカメラと電子機器900のスクリーンとの垂直距離であり、この第一のサイドフレームは、この第二のサイドフレームに垂直である。
【0090】
選択的に、図9を結び付けて、図10に示すように、本出願の実施例による電子機器900は、決定モジュール903をさらに含んでもよい。決定モジュール903は、第一の距離と第二の距離に基づいて、ターゲット円心を決定し、第三の距離とカメラの視野角に基づいて、第一の直径を決定し、このターゲット円心とこの第一の直径に基づいて、ターゲット領域を決定するためのものであってもよい。
【0091】
選択的に、本出願の実施例において、決定モジュール903は、具体的には、第一の直径とターゲット数との積に基づいて、第二の直径を取得し、ターゲット円心を円心とし、この第二の直径を直径とし、ターゲット領域を決定するためのものでありてもよく、そのうち、このターゲット数は、電子機器900のスクリーンの単位長さ内の画素点の数である。
【0092】
選択的に、本出願の実施例において、処理モジュール902はさらに、受信モジュール901によって受信される第一の入力に応答して、第一の領域をターゲット効果に応じて表示するように制御するためのものでありてもよく、そのうち、この第一の領域は、電子機器900のスクリーンにおける、ターゲット領域の周囲に位置する領域である。
【0093】
選択的に、本出願の実施例において、処理モジュール902はさらに、カメラが非作動状態にある場合、ターゲット領域とスクリーンにおけるターゲット領域以外の他の領域を、ターゲット状態にあるように制御するためのものでありてもよく、このターゲット状態は、点灯状態又は消灯状態である。
【0094】
本出願の実施例による電子機器は、上記方法の実施例において電子機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0095】
本出願の実施例による電子機器は、一方では、ユーザが、第一の入力によって、スクリーンの下方に取り付けられるカメラを、作動状態にあるようにトリガーする場合、電子機器は、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいて決定されるターゲット領域を、消灯状態にあるように制御することによって、ターゲット領域の点灯によって発生する光がカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことを避け、さらに、カメラによって撮影される画像の効果を向上させることができる。他方では、電子機器が、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいてターゲット領域を決定することによって、ターゲット領域の面積を比較的に小さくし、さらに、電子機器の画面占有率を向上させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0096】
図11は、本出願の各実施例を実現させる電子機器のハードウェア構造概略図である。図11に示すように、この電子機器200は、無線周波数ユニット201、ネットワークモジュール202、オーディオ出力ユニット203、入力ユニット204、センサ205、表示ユニット206、ユーザ入力ユニット207、インターフェースユニット208、メモリ209、プロセッサ210、及び電源211などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図11に示す電子機器の構造は、電子機器に対する限定を構成しなく、電子機器には、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はなんらかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置が含まれてもよい。本出願の実施例では、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0097】
そのうち、ユーザ入力ユニット207又は入力ユニット204は、ユーザの第一の入力を受信するためのものであってもよく、プロセッサ210は、ユーザ入力ユニット207又は入力ユニット204によって受信されるこの第一の入力に応答して、このカメラを作動状態にあるように制御し、このスクリーンのターゲット領域を消灯状態にあるように制御するためのものであってもよく、このターゲット領域は、このカメラの視野角とこのカメラの位置情報に基づいて決定される領域である。
【0098】
本出願の実施例による電子機器は、一方では、ユーザが、第一の入力によって、スクリーンの下方に取り付けられるカメラを、作動状態にあるようにトリガーする場合、電子機器は、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいて決定されるターゲット領域を、消灯状態にあるように制御することによって、ターゲット領域の点灯によって発生する光がカメラによる結像に対して干渉を引き起こすことを避け、さらに、カメラによって撮影される画像の効果を向上させることができる。他方では、電子機器が、カメラの視野角とカメラの取り付け情報に基づいてターゲット領域を決定することによって、ターゲット領域の面積を比較的に小さくし、さらに、電子機器の画面占有率を向上させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0099】
理解すべきことは、本出願の実施例では、無線周波数ユニット201は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ210に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット201は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット201は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0100】
電子機器は、ネットワークモジュール202によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0101】
オーディオ出力ユニット203は、無線周波数ユニット201またはネットワークモジュール202によって受信されたまたはメモリ209に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット203はさらに、電子機器200によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット203は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0102】
入力ユニット204は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット204は、グラフィックスプロセッサ(graphics processing unit、GPU)2041とマイクロホン2042を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ2041は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット206に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ2041によって処理された画像フレームは、メモリ209(または他の記憶媒体)に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット201またはネットワークモジュール202を介して送信されてもよい。マイクロホン2042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット201を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0103】
電子機器200は、少なくとも一つのセンサ205、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル2061の輝度を調整することができ、接近センサは、電子機器200が耳元に移動した時、表示パネル2061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器の姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ205はさらに、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0104】
表示ユニット206は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット206は、表示パネル2061を含んでもよい。液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)などの形式で表示パネル2061を配置してもよい。
【0105】
ユーザ入力ユニット207は、入力された数字又は文字情報の受信、電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット207は、タッチパネル2071及び他の入力機器2072を含む。タッチパネル2071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル2071上又はタッチパネル2071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル2071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、且つタッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、且つそれをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ210に送信し、プロセッサ210によって送信されるコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル2071を実現してもよい。タッチパネル2071以外、ユーザ入力ユニット207は、他の入力機器2072を含んでもよい。具体的には、他の入力機器2072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでこれ以上説明しない。
【0106】
さらに、タッチパネル2071は、表示パネル2061上に覆われてもよい。タッチパネル2071は、その上又は付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ210に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ210は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル2061上で相応な視覚出力を提供する。図11では、タッチパネル2071と表示パネル2061は、二つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル2071と表示パネル2061を集積して電子機器の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0107】
インターフェースユニット208は、外部装置と電子機器200との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット208は、外部装置からの入力(例えばデータ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器200内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器200と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0108】
メモリ209は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ209は、主に記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ209は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0109】
プロセッサ210は、電子機器の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって電子機器全体の各部分に接続され、メモリ209内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ209内に記憶されたデータを呼び出し、電子機器の各種の機能を実行し、データを処理することにより、電子機器全体をモニタリングする。プロセッサ210は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ210は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解すべきことは、上記モデムプロセッサは、プロセッサ210に集積されなくてもよい。
【0110】
電子機器200はさらに、各部材に電力を供給する電源211(例えば、電池)を含んでもよい。選択的に、電源211は、電源管理システムによってプロセッサ210にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0111】
また、電子機器200は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでこれ以上説明しない。
【0112】
選択的に、本出願の実施例は、電子機器をさらに提供する。図11に示されるプロセッサ210と、メモリ209と、メモリ209に記憶されており、且つプロセッサ210上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ210によって実行される時、上記方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0113】
本出願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどである。
【0114】
説明すべきことは、本明細書において、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を一つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0115】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0116】
以上は、添付図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述していたが、本出願は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願による示唆を基にして、本出願の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本出願の保護範囲に入っている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11