(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-03
(45)【発行日】2024-07-11
(54)【発明の名称】腕時計用保持部品
(51)【国際特許分類】
A44C 5/14 20060101AFI20240704BHJP
【FI】
A44C5/14 J
(21)【出願番号】P 2020205005
(22)【出願日】2020-12-10
【審査請求日】2023-05-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000001960
【氏名又は名称】シチズン時計株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【氏名又は名称】三浦 剛
(74)【代理人】
【氏名又は名称】阿形 直起
(72)【発明者】
【氏名】楠 浩一
【審査官】葛谷 光平
(56)【参考文献】
【文献】特許第2761987(JP,B2)
【文献】特開2001-091672(JP,A)
【文献】実開昭62-064318(JP,U)
【文献】特開平10-000109(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第03070546(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44C 5/14-5/18
G04B 37/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に対向し、時計のバンドの幅方向に挿通されるピンの両端部を配置するための溝がそれぞれ設けられた一対の保持部と、
固定端及び回動端を有し、一方の前記保持部に
前記固定端が回動可能に軸支された蓋部材と、
前記蓋部材の
前記回動端を他方の前記保持部に固定された状態とするロック機構と、を有し、
前記保持部と前記蓋部材とは、前記固定された状態で前記ピンの両端部を前記溝内に保持する、
ことを特徴とする腕時計用保持部品。
【請求項2】
前記ロック機構は、前記回動端を上方から押す操作により解除可能である、
請求項1に記載の腕時計用保持部品。
【請求項3】
前記ロック機構は、前記他方の保持部を下方から押す操作により解除可能である、
請求項1に記載の腕時計用保持部品。
【請求項4】
前記溝の下方に、前記一対の保持部を連結する板状の連結部を有する、
請求項1-3の何れか一項に記載の腕時計用保持部品。
【請求項5】
前記時計の中留又は外装ケースと接合される、
請求項1-4の何れか一項に記載の腕時計用保持部品。
【請求項6】
相互に対向し、時計のバンドの幅方向に挿通されるピンの両端部を配置するための溝がそれぞれ設けられた一対の保持部と、
一方の前記保持部に回動可能に軸支された蓋部材と、
前記蓋部材の回動端を他方の前記保持部に固定された状態とするロック機構と、を有し、
前記保持部と前記蓋部材とは、前記固定された状態で前記ピンの両端部を前記溝内に保持し、
前記蓋部材の固定端には、前記蓋部材が回動して前記他方の保持部の溝の上方が開放された状態において前記一方の保持部の溝の上方に位置するように、上面から下面にわたる切り欠きが設けられる、
ことを特徴とする腕時計用保持部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腕時計用保持部品に関する。
【背景技術】
【0002】
腕時計は、時計本体、中留、及び時計本体と中留とを接続する一対のバンドから構成される。バンドには、その端部においてバンドの幅方向にピンが挿通される。そして、時計本体及び中留のバンド保持部品がピンの両端を保持することにより、バンドが時計本体及び中留に保持される。
【0003】
従来、内蔵されたばねによって伸縮可能なばね棒がピンとして用いられていた。この場合、ばね棒を縮めることによりばね棒の端部がバンド保持部品から解放され、バンドが時計本体及び中留から取り外される。しかし、ばね棒を縮めるためには専用の工具を必要とするため、利用者が自由にバンドを取り外し、バンド又は中留を交換することは難しかった。
【0004】
特許文献1には、時計の縁に突設され、ピンを嵌合させるための溝が上面に形成された突起部と、ピンが嵌合した突起部を上方から覆うことでピンを溝に保持可能とする回転リムとを有するウォッチケースが記載されている。特許文献1のウォッチケースによれば、利用者は、専用の工具を用いることなく容易にバンドをウォッチケースから取り外すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のウォッチケースは時計本体の外周に回転リムを有するため、時計のデザインの自由度が低下するという問題があった。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、時計のデザインへの影響を抑えながらバンドを容易に取り外すことを可能とする腕時計用保持部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る腕時計用保持部品は、相互に対向し、時計のバンドの幅方向に挿通されるピンの両端部を配置するための溝がそれぞれ設けられた一対の保持部と、一方の保持部に回動可能に軸支された蓋部材と、蓋部材の回動端を他方の保持部に固定された状態とするロック機構と、を有し、保持部と蓋部材とは、固定された状態でピンの両端部を溝内に保持する、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る腕時計用保持部品において、ロック機構は、回動端を上方から押す操作により解除可能である、ことが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る腕時計用保持部品において、ロック機構は、他方の保持部を下方から押す操作により解除可能である、ことが好ましい。
【0011】
また、本発明に係る腕時計用保持部品は、溝の下側に、一対の保持部を連結する板状の連結部を有する、ことが好ましい。
【0012】
また、本発明に係る腕時計用保持部品は、時計の中留又は外装ケースと接合される、ことが好ましい。
【0013】
また、本発明の腕時計用保持部品において、蓋部材の固定端には、蓋部材が回動して他方の保持部の溝の上方が開放された状態において一方の保持部の溝の上方に位置するように、上面から下面にわたる切り欠きが設けられる、ことが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る腕時計用保持部品は、時計のデザインへの影響を抑えながらバンドを容易に取り外すことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しつつ本発明の様々な実施形態について説明する。本発明の技術的範囲はこれらの実施形態に限られず、特許請求の範囲及びその均等物に及ぶ点に留意されたい。
【0017】
図1は、本発明に係る腕時計1の斜視図である。腕時計1は、時計2、中留3及び時計2の外装ケース21と中留3とを接続するバンド4を有する。バンド4は、外装ケース21の12時側と中留3の一端とを接続する12時側バンド4a、及び、外装ケース21の6時側と中留3の他端とを接続する6時側バンド4bを有する。
【0018】
12時側バンド4a及び6時側バンド4bは、中留3の両端に接合された腕時計用保持部品5を介して中留3に接続される。また、12時側バンド4a及び6時側バンド4bは、外装ケース21の12時側及び6時側にそれぞれ接合された腕時計用保持部品5を介して外装ケース21に接続される。ただし、
図1においては、12時側バンド4aが外装ケース21の腕時計用保持部品5から取り外された状態で図示されている。腕時計用保持部品5は、バンド4の端部を保持しながら、利用者の操作によってバンド4を容易に取り外し可能とする部品である。以下、
図2から
図5を参照して腕時計用保持部品5の構成について説明する。
【0019】
図2は、中留3に接合され、バンド4を保持している状態の腕時計用保持部品5の拡大斜視図であり、
図3は、バンド4が取り外された状態の腕時計用保持部品5の拡大斜視図である。なお、見やすさのために、
図2においてはバンド4が透明であるものとして、バンド4の外縁のみが点線で図示されている。また、
図3においては、バンド4は図示されていない。
【0020】
腕時計用保持部品5は、相互に対向する一対の保持部51a及び51b(以下、保持部51と総称することがある。)、蓋部材52、連結部53並びに接合部54を有する。保持部51及び蓋部材52は、バンド4の端部において、バンド4の幅方向に挿通されたピン41の両端部を保持することによりバンド4を保持する部材である。連結部53は、保持部51a及び51bをその下部において連結する板状の部材である。接合部54は、腕時計用保持部品5を時計2又は中留3に接合する。接合部54は、接着剤により中留3又は時計2に接合されてもよく、中留3又は時計2と一体に形成されることにより中留3又は時計2に接合されてもよい。
【0021】
保持部51a及び51bの対向面には、ピン41の両端部(411a、411b)を配置するための溝511がそれぞれ設けられる。蓋部材52は、保持部51aに設けられた溝511の上部を覆う第1蓋部521aと、保持部51bに設けられた溝511の上部を覆う第2蓋部521bとを有する。これにより、ピン41の両端部(411a、411b)が腕時計用保持部品5に保持される。
【0022】
第1蓋部521aは、ねじ522によって保持部51aに回動可能に軸支される。また、第1蓋部521aと第2蓋部521bとは、蓋連結部523によって相互に連結される。これにより、蓋部材52は、第1蓋部521aを固定端とし且つ第2蓋部521bを回動端として回動可能となる。蓋部材52を回動させることにより、
図3に示すように、保持部51bの溝511の上方が開放され、ピン41が挿通されたバンド4を取り外すことが可能となる。
【0023】
第1蓋部521aには、第1蓋部521aの上面から下面にわたる矩形状の切り欠き525が設けられる。切り欠き525は、
図3に示すように、蓋部材52を回動させて保持部51bの溝511の上方が開放されたときに
、保持部51aの溝511の上方に位置するように設けられる。これにより、蓋部材52を回動させたときにピン41の取外しが容易になる。なお、
図2及び
図3に示す例では、切り欠き525は矩形状であるものとしたが、このような例に限られない。切り欠き525は、三角形状やDカット形状等の、蓋部材52を回動させたときに保持部51aの溝511の上方が開放されるような任意の形状に設けられてもよい。
【0024】
腕時計用保持部品5は、第2蓋部521bを保持部51bに固定された状態とするロック機構6を有する。ロック機構6は、第2蓋部521bの上面に設けられた蓋部ボタン61を上方から押す操作により解除可能である。以下、
図4及び
図5を参照してロック機構6について説明する。
【0025】
図4は、第2蓋部521bが保持部51bに固定された状態の腕時計用保持部品5の断面図である。
図5は、蓋部ボタン61が上方から押され、ロック機構6が解除された状態の腕時計用保持部品5の断面図である。なお、
図4及び
図5は、
図2のIV-IV断面の断面図である。
【0026】
蓋部ボタン61は、第2蓋部521bの上下を貫通する蓋部ボタン孔62に挿入される。蓋部ボタン孔62には、その上端において内径が小さくなるように狭窄部621が形成される。また、蓋部ボタン孔62の下部には、その外径が蓋部ボタン孔62の内径と略同一である筒体622が圧入される。蓋部ボタン61には、部分的に外径が大きくなるように鍔部611が設けられる。鍔部611が狭窄部621及び筒体622によって係止されることにより、蓋部ボタン61は、その頂部612が第2蓋部521bの上面よりも高くなるような所定の範囲で上下方向に摺動可能となる。
【0027】
保持部51bの上面には、保持部ボタン63を挿入するための保持部ボタン孔64が設けられる。保持部ボタン孔64の底面にはコイルバネ641が配置されるとともに、コイルバネ641の軸上に軸受け孔642が設けられる。また、保持部ボタン63には、下部に軸受け孔642の内径と略同径の軸部631が設けられるとともに、軸部631の上側にコイルバネ641の径よりも外径が大きくなるように鍔部632が設けられる。保持部ボタン63は、軸部631が軸受け孔642に挿入され且つ鍔部632がコイルバネ641に載置されるように、保持部ボタン孔64に挿入される。これにより、保持部ボタン63は、コイルバネ641の弾性力によって上方に押圧される。
【0028】
保持部ボタン孔64には、その内径が鍔部632の外径と略同一である筒体643が圧入される。筒体643の上端には、内径が小さくなるように狭窄部644が設けられる。これにより、コイルバネ641によって上方に押圧された保持部ボタン63の鍔部632は、狭窄部644によって係止された状態となる。
【0029】
保持部ボタン63の頂部633は、蓋部ボタン孔62に挿入された筒体622の内径と略同一の外径を有する。また、頂部633は、鍔部632が狭窄部644によって係止された状態において、保持部51bの上面よりも高くなるように形成される。これにより、
図4に示すように、頂部633が蓋部ボタン孔62に挿入された筒体622に嵌合し、第2蓋部521bが保持部51bに固定される。
【0030】
蓋部ボタン61を上方から押す操作がされると、
図5に示すように、蓋部ボタン61が保持部ボタン63を押下し、蓋部ボタン61の鍔部611が筒体622によって係止された状態となる。この状態では、保持部ボタン63の頂部633は筒体622から押し出された状態となるため、ロック機構6が解除され、蓋部材52は第2蓋部521bを回動端として回動可能となる。
【0031】
保持部ボタン63の頂部633の外周には、上面と側面とを接続する斜面が形成される。これにより、蓋部ボタン61が上方から押された場合において、押下が十分ではない場合であっても、斜面が筒体622の下端によって押し下げられ、蓋部材52が回動可能となる。
【0032】
ロック機構6が解除された状態において、蓋部材52の第2蓋部521bを保持部51bの上方に戻し、保持部ボタン63の頂部633を筒体622に嵌合させることにより、第2蓋部521bを保持部51bに固定し、ピンを保持することが可能となる。このとき、第2蓋部521bの側面のうち保持部ボタン63と接触する部分と下面との間には斜面524が形成されているため、第2蓋部521bを保持部51bの上方に戻す過程で保持部ボタン63が斜面524によって押下される。これにより、利用者は第2蓋部521bを保持部51bの上方に戻す操作のみで蓋部材52を保持部51bに固定することができ、利用者の利便性が向上する。
【0033】
以上説明したように、腕時計用保持部品5は、ピン41の両端部(411a、411b)をそれぞれ配置するための溝511が設けられた一対の保持部51a及び51bと、保持部51aに回動可能に軸支された蓋部材52とを有する。また、腕時計用保持部品5は、回動端である第2蓋部521bを保持部51bに固定するロック機構6を有し、固定された状態でピン41の両端部(411a、411b)を溝511内に保持する。これにより、腕時計用保持部品5は、時計2のデザインへの影響を抑えながらバンド4を容易に取り外すことを可能とする。
【0034】
また、腕時計用保持部品5は、溝511の下方に、保持部51a及び51bを連結する板状の連結部53を有する。これにより、腕時計用保持部品5の強度が増す。なお、腕時計用保持部品5は、連結部53を有しなくてもよい。この場合、保持部51a及び51bは別体として形成され、それぞれ中留3に接合されてもよい。
【0035】
また、腕時計用保持部品5において、ロック機構6は、回動端である第2蓋部521bを上方から押す操作により解除可能である。これにより、利用者にとって簡易な操作によりバンド4を取り外すことが可能となる。
【0036】
図2及び
図3では、中留3に接合された腕時計用保持部品5について説明したが、腕時計用保持部品5が外装ケース21に接合される場合も、接合部54が外装ケース21の側面に接合される点を除き、上述したものと同様の構成を有する。
【0037】
図2及び
図4では、第2蓋部521bが保持部51bに固定された状態において、蓋部ボタン61の頂部は第2蓋部521bの上面から突出していたが、このような例に限られない。第2蓋部521bが保持部51bに固定された状態において、蓋部ボタン61の頂部は第2蓋部521bの上面と同一の高さとなるように、又は、第2蓋部521bの上面よりも低くなるように形成されてもよい。これにより、利用者が誤って蓋部ボタン61を押下し、ロック機構6が解除されることが生じにくくなり、利用者の利便性が向上する。
【0038】
上述した説明では、ロック機構6は、第2蓋部521bを上方から押す操作により解除可能であるものとしたが、このような例に限られない。例えば、ロック機構は、保持部51bを下方から押す操作により解除可能であるものとしてもよい。以下、
図6を参照して、このようなロック機構7を有するバンド保持部品8について説明する。なお、上述した説明と同様の構成については同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0039】
図6は、ロック機構7を有するバンド保持部品8の断面図である。ロック機構7は、概略、ロック機構6を上下反転した構成を有し、保持部51bの上下を貫通する保持部ボタン孔72に挿入される保持部ボタン71と、第2蓋部521bの下面に設けられた蓋部ボタン孔74とを有する。
【0040】
保持部ボタン71には、部分的に外径が大きくなるように鍔部711が設けられる。保持部ボタン孔72には、その下端において内径が小さくなるように狭窄部721が形成される。また、保持部ボタン孔72の上部には筒体722が挿入される。鍔部711が狭窄部721及び筒体722によって係止されることにより、保持部ボタン71は所定の範囲で上下方向に摺動可能となる。
【0041】
蓋部ボタン孔74の底面にはコイルバネ741が配置されるとともに、コイルバネ741の軸上に軸受け孔742が設けられる。蓋部ボタン73は、軸部731が軸受け孔742に挿入され且つコイルバネ741が鍔部732に載置されるように蓋部ボタン孔74に挿入される。蓋部ボタン73が挿入された蓋部ボタン孔74には、外径が蓋部ボタン孔74の内径と略同一であり且つ内径が鍔部732の外径と略同一である筒体743がさらに圧入される。筒体743の下端には、内径が小さくなるように狭窄部744が設けられる。これにより、蓋部ボタン73の鍔部732は、狭窄部744によって係止された状態となる。
【0042】
蓋部ボタン73の頂部733は、鍔部732が狭窄部744によって係止された状態において、第2蓋部521bの下面よりも低くなるように形成される。これにより、頂部733が保持部ボタン孔72に挿入された筒体722に嵌合し、第2蓋部521bが保持部51bに固定される。
【0043】
保持部ボタン71を下方から押す操作がされると、保持部ボタン71は蓋部ボタン73を押し上げ、蓋部ボタン73の頂部733が筒体722から押し出された状態となるため、ロック機構7が解除される。このように、ロック機構7は、保持部51bを下方から押す操作によって解除可能である。これにより、利用者が腕時計1を着用している際に誤ってロック機構を解除することが生じにくくなり、利用者の利便性が向上する。
【0044】
上記説明では、本発明の腕時計用保持部品とバンド4とを連結する例について記載したが、連結する部品はバンド4とは限らず、例えば宝石などを施した装飾用の部品を連結してもよく、様々な部品の保持及び交換が容易に行える。
【0045】
当業者は、本発明の精神および範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。例えば、上述した各部の処理は、本発明の範囲において、適宜に異なる順序で実行されてもよい。また、上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。
【符号の説明】
【0046】
2 時計
21 外装ケース
3 中留
4 バンド
41 ピン
5 腕時計用保持部品
51 保持部
511 溝
52 蓋部材
521a 第1蓋部
521b 第2蓋部
525 切り欠き
53 連結部