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特許7514761グループ会社内取引データ生成装置、グループ会社内取引データ生成方法およびグループ会社内取引データ生成プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-03
(45)【発行日】2024-07-11
(54)【発明の名称】グループ会社内取引データ生成装置、グループ会社内取引データ生成方法およびグループ会社内取引データ生成プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20240704BHJP
【FI】
G06Q10/10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020218639
(22)【出願日】2020-12-28
(65)【公開番号】P2022103791
(43)【公開日】2022-07-08
【審査請求日】2023-07-20
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】丹羽 孝輔
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】池田 聡史
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-030471(JP,A)
【文献】特開2006-277375(JP,A)
【文献】特開2001-306898(JP,A)
【文献】国際公開第2018/179284(WO,A1)
【文献】国際公開第2002/099713(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第105741061(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部および記憶部を備え、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができるグループ会社内取引データ生成装置であって、
前記記憶部には、
計上事業所を識別するための計上事業所識別データと前記グループ会社内の得意先を識別するための社内得意先識別データと前記グループ会社内の仕入事業所を識別するための社内仕入事業所識別データと前記グループ会社内の仕入先を識別するための社内仕入先識別データとを含む会社紐づけマスタが格納されており、
前記制御部は、
前記製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する第一判定手段と、
前記第一判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第一製造側受注生成手段と、
前記第一判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記会社紐づけマスタから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第一販売側仕入生成手段と、
を備えること、
を特徴とするグループ会社内取引データ生成装置。
【請求項2】
前記販売会社が顧客から受注を受けて、前記製造会社から前記顧客に商品を直送する取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができ、
前記会社紐づけマスタは、前記グループ会社内の出荷事業所を識別するための出荷事業所識別データを更に含み、
前記制御部は、
前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記販売会社の担当者によって受注入力された倉庫識別データで特定される倉庫を有する事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社間取引が行われるものと判定する第二判定手段と、
前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記特定される倉庫を有する事業所の事業所識別データを前記出荷事業所識別データとして含み、当該出荷事業所識別データおよび前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の社内得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第二製造側受注生成手段と、
前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび当該計上事業所識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第二販売側仕入生成手段と、
前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記顧客からの受注についての受注データを生成する販売側受注生成手段と、
を更に備えること、
を特徴とする請求項1に記載のグループ会社内取引データ生成装置。
【請求項3】
前記記憶部には、
ロットを識別するためのロット識別データと製品の製造工程に関する情報である製造工程関連情報とを含むトレース用データが更に格納されており、
前記受注データおよび前記仕入データは、ロットを識別するためのロット識別データを更に含み、
前記制御部は、
前記ロットの情報を起点として前記製造工程関連情報を参照するための画面において、前記受注データおよび前記仕入データが含む前記ロット識別データを参照して入力されたロット識別データと紐づく製造工程関連情報を前記トレース用データから取得し、当該取得した製造工程関連情報を前記画面に表示する表示手段
を更に備えること、
を特徴とする請求項1または2に記載のグループ会社内取引データ生成装置。
【請求項4】
制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができるグループ会社内取引データ生成方法であって、
前記記憶部には、
計上事業所を識別するための計上事業所識別データと前記グループ会社内の得意先を識別するための社内得意先識別データと前記グループ会社内の仕入事業所を識別するための社内仕入事業所識別データと前記グループ会社内の仕入先を識別するための社内仕入先識別データとを含む会社紐づけマスタが格納されており、
前記制御部で実行される、
前記製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する第一判定ステップと、
前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第一製造側受注生成ステップと、
前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記会社紐づけマスタから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第一販売側仕入生成ステップと、
を含むこと、
を特徴とするグループ会社内取引データ生成方法。
【請求項5】
制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができるグループ会社内取引データ生成プログラムであって、
前記記憶部には、
計上事業所を識別するための計上事業所識別データと前記グループ会社内の得意先を識別するための社内得意先識別データと前記グループ会社内の仕入事業所を識別するための社内仕入事業所識別データと前記グループ会社内の仕入先を識別するための社内仕入先識別データとを含む会社紐づけマスタが格納されており、
前記制御部に実行させるための、
前記製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する第一判定ステップと、
前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第一製造側受注生成ステップと、
前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記会社紐づけマスタから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第一販売側仕入生成ステップと、
を含むこと、
を特徴とするグループ会社内取引データ生成プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グループ会社内取引データ生成装置、グループ会社内取引データ生成方法およびグループ会社内取引データ生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、効率的かつ迅速にグループ会社間取引を行なうことができる会社間電子取引システム、会社間電子取引方法及び会社間電子取引プログラムが開示されている(特許文献1の0008段落参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-277375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを自動で生成することはできなかった。当該取引に関するデータとは、例えば、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データおよび前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ等である。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを自動で生成することができるグループ会社内取引データ生成装置、グループ会社内取引データ生成方法およびグループ会社内取引データ生成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る取引データ生成装置は、制御部および記憶部を備え、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができるグループ会社内取引データ生成装置であって、前記記憶部には、計上事業所を識別するための計上事業所識別データと前記グループ会社内の得意先を識別するための社内得意先識別データと前記グループ会社内の仕入事業所を識別するための社内仕入事業所識別データと前記グループ会社内の仕入先を識別するための社内仕入先識別データとを含む会社紐づけマスタが格納されており、前記制御部が、前記製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する第一判定手段と、前記第一判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第一製造側受注生成手段と、前記第一判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記会社紐づけマスタから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第一販売側仕入生成手段と、を備えること、を特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る取引データ生成装置は、前記販売会社が顧客から受注を受けて、前記製造会社から前記顧客に商品を直送する取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができ、前記会社紐づけマスタが、前記グループ会社内の出荷事業所を識別するための出荷事業所識別データを更に含み、前記制御部が、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記販売会社の担当者によって受注入力された倉庫識別データで特定される倉庫を有する事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社間取引が行われるものと判定する第二判定手段と、前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記特定される倉庫を有する事業所の事業所識別データを前記出荷事業所識別データとして含み、当該出荷事業所識別データおよび前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の社内得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第二製造側受注生成手段と、前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび当該計上事業所識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第二販売側仕入生成手段と、前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記顧客からの受注についての受注データを生成する販売側受注生成手段と、を更に備えること、を特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る取引データ生成装置は、前記記憶部には、ロットを識別するためのロット識別データと製品の製造工程に関する情報である製造工程関連情報とを含むトレース用データが更に格納されており、前記受注データおよび前記仕入データは、ロットを識別するためのロット識別データを更に含み、前記制御部が、前記ロットの情報を起点として前記製造工程関連情報を参照するための画面において、前記受注データおよび前記仕入データが含む前記ロット識別データを参照して入力されたロット識別データと紐づく製造工程関連情報を前記トレース用データから取得し、当該取得した製造工程関連情報を前記画面に表示する表示手段を更に備えること、を特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る取引データ生成方法は、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができるグループ会社内取引データ生成方法であって、前記記憶部には、計上事業所を識別するための計上事業所識別データと前記グループ会社内の得意先を識別するための社内得意先識別データと前記グループ会社内の仕入事業所を識別するための社内仕入事業所識別データと前記グループ会社内の仕入先を識別するための社内仕入先識別データとを含む会社紐づけマスタが格納されており、前記制御部で実行される、前記製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する第一判定ステップと、前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第一製造側受注生成ステップと、前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記会社紐づけマスタから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第一販売側仕入生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る取引データ生成プログラムは、制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができるグループ会社内取引データ生成プログラムであって、前記記憶部には、計上事業所を識別するための計上事業所識別データと前記グループ会社内の得意先を識別するための社内得意先識別データと前記グループ会社内の仕入事業所を識別するための社内仕入事業所識別データと前記グループ会社内の仕入先を識別するための社内仕入先識別データとを含む会社紐づけマスタが格納されており、前記制御部に実行させるための、前記製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する第一判定ステップと、前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第一製造側受注生成ステップと、前記第一判定ステップにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記会社紐づけマスタから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第一販売側仕入生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを自動で生成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、グループ会社内取引データ生成装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、製造会社と販売会社の間のみでの取引に関連するマスタおよびデータ中の項目の相関図の一例を示す図である。
図3図3は、顧客直送の取引に関連するマスタおよびデータ中の項目の相関図の一例を示す図である。
図4図4は、ロットトレースに関連するデータ中の項目の相関図の一例を示す図である。
図5図5は、製造会社と販売会社の間のみでの取引を行う場合に用いるマスタの内容の一例を示す図である。
図6図6は、製造会社と販売会社の間のみでの取引を行う場合に生成されるデータの内容の一例を示す図である。
図7図7は、顧客直送の取引を行う場合に用いるマスタの内容の一例を示す図である。
図8図8は、顧客直送の取引を行う場合に生成されるデータの内容の一例を示す図である。
図9図9は、ロットトレースデータの内容の一例を示す図である。
図10図10は、受注入力画面の一例を示す図である。
図11図11は、ロットトレース画面(下位検索をする場合)の一例を示す図である。
図12図12は、ロットトレース画面(上位検索をする場合)の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明に係るグループ会社内取引データ生成装置、グループ会社内取引データ生成方法およびグループ会社内取引データ生成プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0014】
[1.概要]
同一企業グループで、製造会社と販売会社が分れている場合、製造会社にとっての販売会社からの受注(製造会社にとっての販売会社への売上)および販売会社にとっての製造会社からの仕入が同時に発生するが、従来においては、当該受注および当該仕入についてのデータを自動発生させることはできなかった。
【0015】
そこで、本実施形態においては、例えば、事前に、製造会社から販売会社へ売上する商流をルートとしてマスタ登録しておくことで、当該マスタ登録したグループ会社の商流に従って、片方の受注登録(売上登録)を元に自動で前記仕入についてのデータを発生させることができるようにした。
【0016】
また、従来においては、販売会社は製造会社からの購買履歴や顧客への売上履歴は管理できていたが、製造会社内での製造工程の履歴までは管理できていなかったため、顧客から問い合わせが来た場合に、販売会社と製造会社の情報を足し合わせないと厳密なトレースができなかった。このため、顧客からの問い合わせに対する対応に時間がかかってしまうという問題があった。つまり簡単にいうと、従来においては、販売会社から製品のトレース情報を参照するのは時間がかかる作業であった。
【0017】
そこで、本実施形態においては、例えば、製造会社と販売会社を同一システム内で管理することにより、製造会社の出荷ロットおよび販売会社の入荷ロットを同一のロット番号で管理し、これにより、販売会社からでも製品製造工程におけるトレース情報を参照できるようにした。言い換えると、製造会社と販売会社の間での取引に関するデータを自動発生させることにより、製造会社と販売会社の間で取引履歴や在庫受払履歴情報等を共有できるように、これにより、販売会社からでも製品製造工程におけるトレース情報を参照できるようにした。
【0018】
そして、従来においては、グループ会社内の取引を行う場合に、グループ会社間用の単価(通常、顧客に対する単価よりは安い)を自動で採用することはできなかった。
【0019】
そこで、本実施形態においては、例えば、グループ会社を得意先として指定した場合には、グループ会社間用の単価を自動で採用できるようにした。以下、具体的な構成および動作について説明する。
【0020】
[2.構成]
本実施形態に係るグループ会社内取引データ生成装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、グループ会社内取引データ生成装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0021】
グループ会社内取引データ生成装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、グループ会社内取引データ生成装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0022】
グループ会社内取引データ生成装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。グループ会社内取引データ生成装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0023】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、グループ会社内取引データ生成装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、グループ会社内取引データ生成装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0024】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0025】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
【0026】
記憶部106は、例えば、会社紐づけマスタ106aと、倉庫マスタ106bと、事業所マスタ106cと、得意先別商品単価マスタ106dと、受注データ106eと、仕入データ106fと、トレース用データとしてのロットトレースデータ106gと、売上データ106hと、トレース用データとしての製造実績受入データ106iと、トレース用データとしての製造実績払出データ106jと、を備えている。
【0027】
会社紐づけマスタ106aは、グループ会社の関係にある会社の情報を設定するためのマスタである。会社紐づけマスタ106aは、図5に示すように、例えば、計上事業所を識別するための計上事業所識別データ(計上事業所)と、前記グループ会社内の得意先を識別するための社内得意先識別データ(社内得意先)と、前記グループ会社内の仕入事業所を識別するための社内仕入事業所識別データ(社内仕入事業所)と、前記グループ会社内の仕入先を識別するための社内仕入先識別データ(社内仕入先)と、前記グループ会社内の仕入倉庫を識別するための社内仕入倉庫識別データ(社内仕入倉庫)と、等を含み、更に、図7に示すように、例えば、前記グループ会社内の出荷事業所を識別するための出荷事業所識別データ(出荷事業所)と、前記グループ会社内の計上部門を識別するための計上部門識別データ(計上部門)と、前記グループ会社内の経由倉庫を識別するための経由倉庫識別データ(経由倉庫)と、等を含む。なお、本実施形態でいう「得意先」とは、顧客に限らず、グループ会社の関係にある会社も含む概念である。
【0028】
倉庫マスタ106bは、どの事業所がどの倉庫を有するかを設定するためのマスタである。倉庫マスタ106bは、図5および図7に示すように、例えば、倉庫を識別するための倉庫識別データ(倉庫コードおよび倉庫名)と、前記倉庫を有する事業所の事業所識別データ(倉庫事業所)と、等を含む。
【0029】
事業所マスタ106cは、各事業所がどの会社に属するかを設定するためのマスタである。事業所マスタ106cは、図5および図7に示すように、例えば、事業所を識別するための事業所識別データ(事業所コードおよび事業所名)と、前記事業所が属する会社の会社識別データ(事業所グループ)と、等を含む。
【0030】
ここで、例えば、図7の事業所マスタ106cを参照すると、A1事業所とA2事業所は、ともに事業所グループ「A」に属するため、この2つの事業所間での取引は、グループ会社間での取引となる。これに対して、A1事業所とB事業所は、A1事業者が事業所グループ「A」に属するのに対してB事業所は事業所グループ「B」に属するため、この2つの事業所間での取引は、グループ会社間での取引とはならない。
【0031】
得意先別商品単価マスタ106dは、得意先別に商品単価を設定するためのマスタである。得意先別商品単価マスタ106dは、図5および図7に示すように、例えば、得意先を識別するための得意先識別データ(得意先)と、商品を識別するための商品識別データと、商品単価(単価)と、等を含む。
【0032】
ここで、図7の得意先別商品単価マスタ106dを参照すると、得意先A100およびC100はいわゆる顧客である。これに対して、得意先A1B001およびCB001は、グループ会社の関係にある会社である。図7に示すように、同じ商品であっても、グループ会社の関係にある会社に対して採用する単価は、顧客に対して採用する単価よりも低く設定されている。
【0033】
以下、受注データ106eおよび仕入データ106fの内容について説明する前に、本実施形態における取引について説明する。
【0034】
本実施形態に係るグループ会社内取引データ生成装置100によれば、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引(つまり、製造会社と販売会社の間のみで行う取引)があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができる。当該取引に関するデータとは、図6に示すように、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106eおよび前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fである。図2には、製造会社と販売会社の間のみで行う取引に関連するマスタおよびデータ中の項目の相関図を示している。図2および図3において、同じ番号が振られた項目同士は、取得元項目と取得された項目との関係を示している。例えば、図2において、受注データ106e(対社内)および受注入力画面における「事業所」という項目にはともに1が振られているため、受注データ106e(対社内)中の事業所コードは、受注入力画面に入力された事業所コードが取得元であることを意味している。
【0035】
また、本実施形態に係るグループ会社内取引データ生成装置100によれば、前記販売会社が顧客から受注を受けて、前記製造会社から前記顧客に商品を直送する取引(つまり、顧客直送の取引)があった場合において、当該取引に関するデータを生成することもできる。当該取引に関するデータとは、図8に示すように、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106e、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fおよび前記販売会社にとっての前記顧客からの受注についての受注データ106eである。図3には、顧客直送の取引に関連するマスタおよびデータ中の項目の相関図を示している。以下、受注データ106eおよび仕入データ106fの内容について説明する。
【0036】
受注データ106eは、図6および図8に示すように、事業所を識別するための事業所識別データ(事業所)と、得意先を識別するための得意先識別データ(得意先)と、計上部門を識別するための計上部門識別データ(計上部門)と、前記倉庫識別データ(倉庫)と、前記商品識別データ(商品)と、ロットを識別するためのロット識別データ(ロット番号)と、商品数量(数量)と、前記商品単価(単価)と、受注金額(金額)と、等を含む。
【0037】
仕入データ106fは、図6および図8に示すように、前記事業所識別データ(事業所)と、仕入先を識別するための仕入先識別データ(仕入先)と、前記計上部門識別データ(計上部門)と、前記倉庫識別データ(倉庫)と、前記商品識別データ(商品)と、前記ロット識別データ(ロット番号)と、前記商品数量(数量)と、前記商品単価(単価)と、仕入金額(金額)と、等を含む。
【0038】
ロットトレースデータ106gが含む情報は、図9に示すとおりである。また、売上データ106h、製造実績受入データ106iおよび製造実績払出データ106jが含む情報は、図4に示すとおりである。
【0039】
制御部102は、グループ会社内取引データ生成装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0040】
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する第一判定手段としての第一判定部102aと、(2)前記第一判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第一製造側受注生成手段としての第一製造側受注生成部102bと、(3)前記第一判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記会社紐づけマスタから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第一販売側仕入生成手段としての第一販売側仕入生成部102cと、(4)前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データが前記会社紐づけマスタに存在するという条件、および、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記販売会社の担当者によって受注入力された倉庫識別データで特定される倉庫を有する事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社間取引が行われるものと判定する第二判定手段としての第二判定部102dと、(5)前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記特定される倉庫を有する事業所の事業所識別データを前記出荷事業所識別データとして含み、当該出荷事業所識別データおよび前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の社内得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データを生成する第二製造側受注生成手段としての第二製造側受注生成部102eと、(6)前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび当該計上事業所識別データと紐づく前記会社紐づけマスタ中の前記社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データを生成する第二販売側仕入生成手段としての第二販売側仕入生成部102fと、(7)前記第二判定手段において前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記顧客からの受注についての受注データを生成する販売側受注生成手段としての販売側受注生成部102gと、(8)前記ロットの情報を起点として前記製造工程関連情報を参照するための画面において、前記受注データおよび前記仕入データが含む前記ロット識別データを参照して入力されたロット識別データと紐づく製造工程関連情報を前記トレース用データから取得し、当該取得した製造工程関連情報を前記画面に表示する表示手段としての表示部102hと、を備えている。各部が実行する処理の詳細については、以下の[4.処理の具体例]で説明する。
【0041】
[3.処理の概要]
本項目では、本実施形態に係る処理の概要を説明する。
【0042】
[3-1.製造会社と販売会社の間のみで行う取引の場合]
第一判定部102aは、以下の2つの前提条件(1)および(2)をともに満たしているか否かを判定する。
(1)受注入力した情報のうちの一部(例えば、事業所および得意先)が、会社紐づけマスタ106aに登録されていること。
(2)受注入力された事業所と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループと、受注入力された得意先と紐づく会社紐づけマスタ106a中の社内仕入事業所と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループと、が不一致であること。
【0043】
受注時に、前段落の(1)および(2)の前提条件をともに満たしている場合、第一製造側受注生成部102bは、製造会社にとっての販売会社からの受注の受注データ106eを生成し、更に、第一販売側仕入生成部102cは、販売会社にとっての製造会社からの仕入の仕入データ106fを生成する。売上時も同様であるが、処理内容は同様のため割愛する。
【0044】
なお、単価は、顧客販売時に参照する得意先別商品単価マスタ106dを同様に参照して取得する(グループ会社も得意先または仕入先として登録しておく)。また、製造会社と販売会社では同じロット番号を使用し、販売会社からでもロットトレース可能な状態にする。
【0045】
[3-2.顧客直送の取引の場合]
第二判定部102dは、以下の2つの前提条件(1)および(2)をともに満たしているか否かを判定する。
(1)受注入力した情報のうちの一部(例えば、事業所)が、会社紐づけマスタ106aに登録されていること。
(2)受注入力された事業所と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループと、受注入力された倉庫と紐づく倉庫マスタ106b中の倉庫事業所と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループと、が不一致であること。
【0046】
受注時に、前段落の(1)および(2)の前提条件をともに満たしている場合、販売側受注生成部102gは、販売会社にとっての顧客からの受注の受注データ106eを生成し、第二製造側受注生成部102eは、製造会社にとっての販売会社からの受注の受注データ106eを生成し、第二販売側仕入生成部102fは、販売会社にとっての製造会社からの仕入の仕入データ106fを生成する。売上時も同様であるが、処理内容は同様のため割愛する。
【0047】
なお、単価は、顧客販売時に参照する得意先別商品単価マスタ106dを同様に参照して取得する(グループ会社も得意先または仕入先として登録しておく)。また、製造会社と販売会社では同じロット番号を使用し、販売会社からでもロットトレース可能な状態にする。
【0048】
[3-3.ロットトレース]
製造会社と販売会社では同じロット番号を使用することで、販売会社が問い合わせを受けた際の製品ロットから製造会社の製造工程をトレース可能な状態にする。
【0049】
[4.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例を説明する。
【0050】
[4-1.製造会社と販売会社の間のみで行う取引の場合]
まず、製造会社と販売会社の間のみで行う取引について説明する。本項目における説明の前提として、各マスタは、図5に示す内容で事前に登録されているものとする。
【0051】
(1)第一判定処理
第一判定部102aは、製造会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データが会社紐づけマスタ106aに存在するという条件、および、前記受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記受注入力された得意先識別データと紐づく会社紐づけマスタ106a中の前記仕入事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であるグループ会社間取引が行われるものと判定する。
【0052】
具体的には、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、前記製造会社の担当者によって、図6の受注入力項目に示す内容で受注入力されるとする。受注入力は、例えば、図10に示す受注入力画面から行うことができる。図6の受注入力項目には、行番号1と2の受注明細が示されているが、両明細について行われる処理は同様であるため、以下においては、行番号1の受注明細について行われる処理のみについて説明をする。なお、各データの項目は、常に計上事業所目線での登録になる。例えば、図6の受注入力項目における行番号1の受注明細において、B1倉庫はB事業所の倉庫であるが、得意先A100は計上事業所であるA1にとっての得意先である。
【0053】
図5の会社紐づけマスタ106aを参照すると、受注入力された事業所Bおよび得意先BA1001が存在する。また、図5を参照すると、受注入力された事業所Bと紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループはBであり、これに対して、受注入力された得意先BA1001と紐づく会社紐づけマスタ106a中の社内仕入事業所A1と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループはAである。つまり、取引を行う事業所同士は異なる会社に属するものの、当該異なる会社同士はグループ会社の関係にある。このため、第一判定部102aは、行番号1の受注明細で特定される取引が、グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であると判定し、続けて、以下の(2)~(3)の処理が実行される。
【0054】
(2)第一製造側受注生成処理
第一製造側受注生成部102bは、第一判定部102aにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106eを生成する。
【0055】
具体的には、第一製造側受注生成部102bは、図6に示すように、受注入力された内容をそのまま含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106eを生成する。
【0056】
(3)第一販売側仕入生成部
第一販売側仕入生成102cは、第一判定部102aにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、会社紐づけマスタ106aから、前記受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データと紐づく社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを取得し、当該取得した社内仕入事業所識別データおよび社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fを生成する。
【0057】
具体的には、第一販売側仕入生成102cは、図5の会社紐づけマスタ106aから、受注入力された事業所Bおよび得意先BA1001と紐づく情報として、社内仕入事業所A1、社内仕入先A1B001、計上部門A1BUM1および社内仕入倉庫A11を取得する(計上部門A1BUM1は、図5の会社紐づけマスタ106aには図示していない)。このようにして、第一販売側仕入生成102cは、図6に示すように、当該取得した事業所A1、仕入先A1B001、計上部門A1BUM1および倉庫A11、ならびに、受注入力された商品ITEM01、ロット番号LOT001、数量10、単価80および金額800を含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fを生成する。
【0058】
[4-2.顧客直送の取引の場合]
次に、顧客直送の取引について説明する。本項目における説明の前提として、各マスタは、図7に示す内容で事前に登録されているものとする。
【0059】
(1)第二判定処理
第二判定部102dは、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データが会社紐づけマスタ106aに存在するという条件、および、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データで特定される事業所が属する会社と、前記販売会社の担当者によって受注入力された倉庫識別データで特定される倉庫を有する事業所が属する会社と、が異なるという条件、をともに満たす場合、前記グループ会社間取引が行われるものと判定する。
【0060】
具体的には、前記販売会社が顧客から受注を受けて、前記製造会社から前記顧客に商品を直送する取引があった場合において、前記販売会社の担当者によって、図8の受注入力項目に示す内容で受注入力されるとする。受注入力は、例えば、図10に示す受注入力画面から行うことができる。図8の受注入力項目には、行番号1~3の受注明細が示されているが、行番号1の受注明細と行番号3の受注明細について行われる処理は同様であるため、以下においては、行番号1の受注明細と行番号2の受注明細について行われる処理のみについて説明をする。
【0061】
まず、行番号1の受注明細についての判定について説明する。図7の会社紐づけマスタ106aを参照すると、受注入力された事業所A1が存在する。また、図7を参照すると、受注入力された事業所A1と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループはAであり、これに対して、受注入力された倉庫B1と紐づく倉庫マスタ106b中の倉庫事業所Bと紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループはBである。つまり、取引を行う事業所同士は異なる会社に属するものの、当該異なる会社同士はグループ会社の関係にある。このため、第二判定部102dは、行番号1の受注明細で特定される取引が、グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引であると判定し、続けて、以下の(2)~(4)の処理が実行される。
【0062】
次に、行番号2の受注明細についての判定について説明する。図7の会社紐づけマスタ106aを参照すると、受注入力された事業所A1が存在する。また、図7を参照すると、受注入力された事業所A1と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループはAであり、これに対して、受注入力された倉庫A21と紐づく倉庫マスタ106b中の倉庫事業所A2と紐づく事業所マスタ106c中の事業所グループもAである。つまり、取引を行う事業所同士は同じ会社に属する。このため、第二判定部102dは、行番号2の受注明細で特定される取引が、グループ会社の関係にある異なる会社同士の取引では「ない」と判定するため(社内間取引発生対象外)、行番号2の受注明細についての処理はここで終了する。
【0063】
(2)第二製造側受注生成処理
第二製造側受注生成部102eは、第二判定部102dにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記特定される倉庫を有する事業所の事業所識別データを前記出荷事業所識別データとして含み、当該出荷事業所識別データおよび前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データと紐づく会社紐づけマスタ106a中の社内得意先識別データを含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106eを生成する。
【0064】
具体的には、第二製造側受注生成部102eは、図7の倉庫マスタ106bから、受注入力された倉庫B1と紐づく倉庫事業所Bを、出荷事業所として取得する。また、第二製造側受注生成部102eは、図7の会社紐づけマスタ106aから、受注入力された事業所A1および当該取得した出荷事業所Bと紐づく情報として、社内得意先A1B001および計上部門00001を取得する。そして、第二製造側受注生成部102eは、図7の得意先別商品単価マスタ106dから、当該取得した得意先A1B001および受注入力された商品品ITEM01と紐づく単価として、60円を取得する。当該単価60円は、社内取引用の単価である。このようにして、第二製造側受注生成部102eは、図8に示すように、当該取得した事業所B、得意先A1B001および計上部門00001、受注入力された倉庫B1、商品ITEM01、ロット番号LOT001および数量10、当該取得した単価60、ならびに、受注入力された数量10と当該取得した単価60に基づいて計算した金額600を含む、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106eを生成する。
【0065】
(3)第二販売側仕入生成処理
第二販売側仕入生成102fは、第二判定部102dにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび当該計上事業所識別データと紐づく会社紐づけマスタ106a中の前記社内仕入先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fを生成する。
【0066】
具体的には、第二販売側仕入生成102fは、図7の会社紐づけマスタ106aから、受注入力された事業所A1と紐づく情報として、社内仕入先A1001、計上部門A1BUM1および経由倉庫10を取得する。このようにして、第二販売側仕入生成102fは、図8に示すように、受注入力された事業所A1、当該取得した仕入先A1001、計上部門A1BUM1および倉庫10、受注入力された商品ITEM01、ロット番号LOT001および数量10、前記(2)で取得した単価60、ならびに、前記(2)で計算した金額600を含む、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fを生成する。
【0067】
(4)販売側受注生成処理
販売側受注生成部102gは、第二判定部102dにおいて前記グループ会社間取引が行われるものと判定した場合、前記販売会社の担当者によって受注入力された計上事業所識別データおよび得意先識別データを含む、前記販売会社にとっての前記顧客からの受注についての受注データ106eを生成する。
【0068】
具体的には、販売側受注生成部102gは、図7の会社紐づけマスタ106aから、受注入力された事業所A1と紐づく経由倉庫10を取得する。そして、販売側受注生成部102gは、受注入力された事業所A1、得意先A100および計上部門A1BUM1、当該取得した倉庫10、ならびに、受注入力された商品ITEM01、ロット番号LOT001、数量10、単価100および金額1000を含む、前記販売会社にとっての前記顧客からの受注についての受注データ106eを生成する。なお、当該単価100円は、顧客用の単価である。
【0069】
[4-3.ロットトレース]
最後に、ロットトレースについて説明する。本項目における説明の前提として、ロットを識別するためのロット識別データ(ロット番号)と製品の製造工程に関する情報である製造工程関連情報とを含むトレース用データが事前に登録されているものとする。前記トレース用データとは、例えば、ロットトレースデータ106g、売上データ106h、製造実績受入データ106iおよび製造実績払出データ106j等を指す。
【0070】
表示部102hは、前記ロットの情報を起点として前記製造工程関連情報を参照するための画面であるロットトレース画面(図11および図12参照)において、受注データ106eおよび仕入データ106fが含む前記ロット識別データを参照して入力されたロット識別データと紐づく製造工程関連情報を前記トレース用データから取得し、当該取得した製造工程関連情報をロットトレース画面(図11および図12参照)に表示する。
【0071】
具体的には、製造工程関連情報を参照する担当者は、[4-1]および[4-2]で生成された受注データ106eおよび仕入データ106fが含むロット番号等を参照しつつ、ロットトレース画面に当該ロット番号等を入力する。
【0072】
図11には、下位検索を行う場合のロットトレース画面を示している。表示部102hは、例えば、販売会社の担当者によって図11のヘッダ部に示す情報が入力されると、図11にMA1およびMA2で囲んで示す情報を表示する。図11にMA1で囲んで示す情報は、販売会社で元々把握できる内容であり、図11にMA2で囲んで示す情報は、製造会社で把握できる内容(製造会社と販売会社が紐づくことで判断可能)である。
【0073】
図12には、上位検索を行う場合のロットトレース画面を示している。表示部102hは、例えば、製造会社の担当者によって図12のヘッダ部に示す情報が入力されると、図12にMB1およびMB2で囲んで示す情報を表示する。図12にMB1で囲んで示す情報は、製造会社で元々把握できる内容であり、図12にMB2で囲んで示す情報は、販売会社で把握できる内容(製造会社と販売会社が紐づくことで判断可能)である。
【0074】
[5.本実施形態のまとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係るグループ会社内取引データ生成装置100によれば、[4-1]で説明したように、グループ会社の関係にある製造会社が販売会社から受注を受ける取引があった場合において、当該取引に関するデータを自動で生成することができる。当該取引に関するデータとは、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106eおよび前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fである。
【0075】
また、本実施形態に係るグループ会社内取引データ生成装置100によれば、[4-2]で説明したように、前記販売会社が顧客から受注を受けて、前記製造会社から前記顧客に商品を直送する取引があった場合において、当該取引に関するデータを生成することができる。当該取引に関するデータとは、前記製造会社にとっての前記販売会社からの受注についての受注データ106e、前記販売会社にとっての前記製造会社からの仕入についての仕入データ106fおよび前記販売会社にとっての前記顧客からの受注についての受注データ106eである。
【0076】
そして、本実施形態に係るグループ会社内取引データ生成装置100によれば、[4-3]で説明したように、受注データ106eおよび仕入データ106fにロット番号を保持させておけば、担当者は当該ロット番号を参照しつつ、ロットトレース画面から正確かつ容易に製造工程関連情報を検索することができる。
【0077】
[6.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0078】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0079】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0080】
[7.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0081】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0082】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0083】
また、グループ会社内取引データ生成装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0084】
例えば、グループ会社内取引データ生成装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてグループ会社内取引データ生成装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0085】
また、このコンピュータプログラムは、グループ会社内取引データ生成装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0086】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0087】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0088】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0089】
また、グループ会社内取引データ生成装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、グループ会社内取引データ生成装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0090】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、例えば、グループ会社を有する業界および業種において有用である。
【符号の説明】
【0092】
100 グループ会社内取引データ生成装置
102 制御部
102a 第一判定部
102b 第一製造側受注生成部
102c 第一販売側仕入生成部
102d 第二判定部
102e 第二製造側受注生成部
102f 第二販売側仕入生成部
102g 販売側受注生成部
102h 表示部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 会社紐づけマスタ
106b 倉庫マスタ
106c 事業所マスタ
106d 得意先別商品単価マスタ
106e 受注データ
106f 仕入データ
106g ロットトレースデータ
106h 売上データ
106i 製造実績受入データ
106j 製造実績払出データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
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