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特許7514907多言語音声案内装置および多言語音声案内方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-03
(45)【発行日】2024-07-11
(54)【発明の名称】多言語音声案内装置および多言語音声案内方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/16 20060101AFI20240704BHJP
   A47K 17/02 20060101ALN20240704BHJP
【FI】
G06F3/16 660
G06F3/16 610
A47K17/02
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2022198197
(22)【出願日】2022-12-12
(62)【分割の表示】P 2018151984の分割
【原出願日】2018-08-10
(65)【公開番号】P2023037631
(43)【公開日】2023-03-15
【審査請求日】2022-12-12
(73)【特許権者】
【識別番号】503405689
【氏名又は名称】ナブテスコ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】神吉 久幸
(72)【発明者】
【氏名】出口 哲二
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-084616(JP,A)
【文献】特開2012-185302(JP,A)
【文献】特開2013-017137(JP,A)
【文献】特開2005-026972(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/16
A47K 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
設備を操作するための操作部と、
複数の言語を順番に用いて前記操作部の特定の操作を促す音声案内を行う音声案内部と、
前記特定の操作が行われた後は、前記特定の操作が行われたときに用いられていた言語を前記設備の利用における音声案内に用いる言語として選択し、選択された言語を用いた前記設備の利用における音声案内を前記音声案内部に行わせる選択部と、
を備え、
前記設備は、ドアで開閉される個室であり、
前記操作部は、前記ドアの開扉を指示する押しボタンスイッチであり、
前記特定の操作は、前記ドアの開扉を指示する前記押しボタンスイッチの操作であり、
前記操作部により前記ドアの開扉が指示されたときに、前記ドアが開扉するとともに、前記選択部が前記操作部により前記ドアの開扉が指示されたときに音声案内に用いられている言語をその後の前記設備の利用における音声案内に用いる言語として前記音声案内部に指示する
多言語音声案内装置。
【請求項2】
前記選択部は、前記選択された言語を用いた前記設備の利用における音声案内から所定時間が経過しても前記特定の操作の次の操作が行われなかった場合には、前記言語の選択を解除する
請求項1に記載の多言語音声案内装置。
【請求項3】
複数の言語を順番に用いて設備を操作するための操作部の特定の操作を促す音声案内を行うステップと、
前記特定の操作が行われた後は、前記特定の操作が行われたときに用いられていた言語を前記設備の利用における音声案内に用いる言語として選択するステップと、
選択された言語を用いた前記設備の利用における音声案内を行うステップと、
を含み、
前記設備は、ドアで開閉される個室であり、
前記操作部は、前記ドアの開扉を指示する押しボタンスイッチであり、
前記特定の操作は、前記ドアの開扉を指示する前記押しボタンスイッチの操作であり、
前記操作部により前記ドアの開扉が指示されたときに、前記ドアが開扉するとともに、前記操作部により前記ドアの開扉が指示されたときに音声案内に用いられている言語をその後の前記設備の利用における音声案内に用いる言語として選択する多言語音声案内方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多言語音声案内装置および多言語音声案内方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、トイレ用自動ドアにおいて多言語での音声案内を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-84616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来は、音声案内に用いる言語の選択が煩雑であったことや、母国語がアナウンスされるまでの待ち時間があったことで、設備の利便性を向上させることが困難であった。
【0005】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、設備の利便性を向上させることができる多言語音声案内装置および多言語音声案内方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、設備の利用における音声案内に用いる言語として選択された言語を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記選択された言語と同じ言語を用いる利用者によって前記設備が連続して利用されるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記設備が連続して利用されると判定された場合には、前記記憶部に記憶された前記選択された言語での前記音声案内を継続する音声案内部と、を備える多言語音声案内装置である。
【0007】
本発明による多言語音声案内装置において、前記判定部は、前記設備の利用状況および前記設備の利用候補者の属性情報の少なくとも一方に基づいて、前記設備が連続して利用されるか否かを判定してもよい。
【0008】
本発明は、設備を操作するための操作部と、複数の言語を順番に用いて前記操作部の特定の操作を促す音声案内を行う音声案内部と、前記特定の操作が行われた後は、前記特定の操作が行われたときに用いられていた言語を前記設備の利用における音声案内に用いる言語として選択し、選択された言語を用いた前記設備の利用における音声案内を前記音声案内部に行わせる選択部と、を備える多言語音声案内装置である。
【0009】
本発明による多言語音声案内装置において、前記設備は、ドアで開閉される個室であり、前記特定の操作は、前記ドアの開扉を指示する押しボタンスイッチの操作であってもよい。
【0010】
本発明による多言語音声案内装置において、前記選択部は、前記選択された言語を用いた前記設備の利用における音声案内から所定時間が経過しても前記特定の操作の次の操作が行われなかった場合には、前記言語の選択を解除してもよい。
【0011】
本発明は、設備の利用における音声案内に用いる言語として選択された言語を記憶する記憶部と、複数の言語を用いて前記音声案内を行う音声案内部と、前記複数の言語のうち前記記憶部に記憶された前記選択された言語を最初に用いて前記音声案内を行うように、前記複数の言語の順番を変更し、変更された順番で前記音声案内部に前記音声案内を行わせる順番変更部と、を備える多言語音声案内装置である。
【0012】
本発明による多言語音声案内装置において、前記順番変更部は、前記複数の言語の順番を、過去に前記音声案内に選択された言語の新しい順に変更してもよい。
【0013】
本発明は、設備の利用における音声案内に用いる言語として選択された言語を記憶部に記憶させるステップと、前記記憶部に記憶された前記選択された言語と同じ言語を用いる利用者によって前記設備が連続して利用されるか否かを判定するステップと、前記設備が連続して利用される場合には、前記記憶部に記憶された前回選択された言語での前記音声案内を継続するステップと、を含む多言語音声案内方法である。
【0014】
本発明は、複数の言語を順番に用いて設備を操作するための操作部の特定の操作を促す音声案内を行うステップと、前記特定の操作が行われた後は、前記特定の操作が行われたときに用いられていた言語を前記設備の利用における音声案内に用いる言語として選択するステップと、選択された言語を用いた前記設備の利用における音声案内を行うステップと、を含む多言語音声案内方法である。
【0015】
本発明は、設備の利用における音声案内に用いる言語として選択された言語を記憶部に記憶させるステップと、複数の言語を用いて前記音声案内を行うステップと、前記複数の言語のうち前記記憶部に記憶された前記選択された言語を最初に用いて前記音声案内を行うように、前記複数の言語の順番を変更するステップと、前記変更された順番で前記音声案内を行うステップと、を含む多言語音声案内方法である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、設備の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】第1の実施形態による多言語音声案内装置を示すブロック図である。
図2】第1の実施形態による多言語音声案内装置の動作例を示すフローチャートである。
図3】第1の実施形態による多言語音声案内装置の動作例において、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用するか否かの判断についての第1の具体例を示すフローチャートである。
図4】第1の実施形態による多言語音声案内装置の動作例において、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用するか否かの判断についての第2の具体例を示すフローチャートである。
図5】第1の実施形態による多言語音声案内装置の動作例において、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用するか否かの判断についての第3の具体例を示すフローチャートである。
図6】第2の実施形態による多言語音声案内装置を示すブロック図である。
図7】第2の実施形態による多言語音声案内装置の動作例を示すフローチャートである。
図8】第2の実施形態の第1の変形例による多言語音声案内装置を示すブロック図である。
図9】第2の実施形態の第1の変形例による多言語音声案内装置の動作例を示すフローチャートである。
図10】第2の実施形態の第2の変形例による多言語音声案内装置が適用される多機能トイレを示す平面図である。
図11】第2の実施形態の第2の変形例による多言語音声案内装置を含む多機能トイレドアのブロック図である。
図12】第2の実施形態の第2の変形例による多言語音声案内装置を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。
図13】第2の実施形態の第3の変形例による多言語音声案内装置を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。
図14】第2の実施形態の第4の変形例による多言語音声案内装置を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。
図15】第2の実施形態の第5の変形例による多言語音声案内装置を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。
図16】第3の実施形態による多言語音声案内装置を示すブロック図である。
図17】第3の実施形態による多言語音声案内装置の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態として、前回の言語と同じ言語での音声案内を継続する多言語音声案内装置について、図1図5を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す複数の実施形態は、本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、各実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は、説明の都合上、実際の比率とは異なる場合があり、また、構成の一部が図面から省略される場合がある。
【0019】
図1は、第1の実施形態による多言語音声案内装置1を示すブロック図である。多言語音声案内装置1は、設備の利用における音声案内に用いることができる。多言語音声案内装置1は、その少なくとも一部が設備の構成要素として設備に組み込まれていてもよく、または、設備とは別体の構成であってもよい。
【0020】
図1に示すように、多言語音声案内装置1は、記憶部2と、音声データ保存部20と、判定部3と、音声案内部4とを備える。
【0021】
音声データ保存部20には、複数言語の音声案内メッセージが保存されている。図1の例において、複数言語は、日本語(JP)、英語(US)、中国語(CN)および韓国語(KR)の4言語である。音声データ保存部20には、これら4言語以外の言語の音声案内メッセージが保存されていてもよい。
【0022】
記憶部2は、設備の利用における音声案内に選択された言語を記憶する。
【0023】
ここで、設備とは、例えば、トイレ、シャワールームおよびトイレ、シャワールーム以外の個室あるいは自動販売機である。音声案内が行われるのであれば、個室のドアは、手動および自動のいずれであってもよい。
【0024】
また、設備の利用における音声案内とは、設備の位置、設備の用途および設備の利用手順などの設備の利用方法や、設備の利用状態を利用者に音声で案内することである。後述するように、音声案内は、音声案内部4によって行われる。
【0025】
また、音声案内に選択された言語とは、音声データ保存部20に音声案内メッセージが記憶された複数言語のうちのいずれかの言語である。音声案内に選択された言語を記憶部2に記憶させる動作は、後述するように判定部3で行われる。音声案内に用いる言語の選択は、後述するように、言語選択情報に基づいて音声案内部4で行われる。
【0026】
判定部3は、記憶部2に記憶された前回の設備の利用における音声案内に選択された前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されるか否かを判定する。判定部3は、判定結果を音声案内部4に出力する。
【0027】
より具体的には、判定部3は、設備の利用状況および設備の利用候補者の属性情報の少なくとも一方に基づいて、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されるか否かを判定する。
【0028】
図1の例において、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されるか否かの判定は、判定部3に入力される判定情報に基づいて行われる。判定情報は、多言語音声案内装置1の外部から入力される情報であってもよく、または、多言語音声案内装置1で生成された情報であってもよい。
【0029】
判定情報は、設備の利用候補者の属性情報の一例としての、空港施設のターミナルからの団体客の国籍を示す国コード信号であってもよい。この場合、判定部3は、国コード信号に変化がなかった場合に、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されると判定し、一方、国コード信号に変化があった場合に、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されないと判定する。
【0030】
また、判定情報は、設備の利用状況の一例としての、前回の設備の利用終了時からの設備の空き状態の継続時間すなわち途切れ時間であってもよい。この場合、判定部3は、空き状態の継続時間が所定時間に達する前に新たな設備の利用開始が指示された場合に、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されると判定し、一方、空き状態の継続時間が所定時間に達する前に新たな設備の利用開始が指示されない場合に、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されないと判定する。
【0031】
また、判定情報は、設備の利用状況の一例としての、設備の利用を継続することを入力する継続ボタンの操作信号であってもよい。継続ボタンは、設備のドアの開扉を指示するための開ボタンや、設備のドアの閉扉を指示するための点滅する閉押しボタンであってもよい。この場合、判定部3は、操作信号が入力された場合に、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されると判定し、一方、操作信号が入力されない場合に、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されないと判定する。また、判定部3は、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されると判定した場合、設備の利用における音声案内に選択された言語を記憶部2に記憶させる。
【0032】
音声案内部4は、音声案内部4に入力される言語選択情報に基づいて、音声データ保存部20に音声案内メッセージが記憶されている複数言語の中から、設備の利用における音声案内に用いる言語を選択する。そして、音声案内部4は、選択された言語を用いて設備の利用における音声案内を行う。
【0033】
ここで、言語選択情報は、利用者の国コード信号等に基づいて利用者の言語を自動で判断する言語判断装置の判断情報や、設備に設けられた国別押しボタンの操作情報であってもよい。
【0034】
また、音声案内部4は、判定部3によって前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されると判定された場合には、記憶部2に記憶された前回の言語での設備の利用における音声案内を継続する。
【0035】
一方、音声案内部4は、判定部3によって前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されないと判定された場合には、音声データ保存部20に音声案内メッセージが記憶された複数言語を順番に用いて新たな言語選択を促す音声案内を行ってもよい。
【0036】
判定部3および音声案内部4は、例えば、CPU等のハードウェアで構成される。判定部3および音声案内部4の少なくとも一部をソフトウェアで構成してもよい。判定部3および音声案内部4は、その一部の構成部が、他の構成部との間でネットワークを通じた通信によって連携可能であってもよい。また、判定部3および音声案内部4は、その一部の構成部が、他の構成部との間で外部ネットワークを通じて通信可能な装置、例えばクラウド上のサーバやデータベース上にあってもよい。記憶部2および音声データ保存部20は、例えば、ハードディスクドライブ、RAM、フラッシュメモリなどの各種の記憶装置で構成することができる。
【0037】
(動作例)
次に、第1の実施形態による多言語音声案内装置1の動作例について説明する。図2は、第1の実施形態による多言語音声案内装置1の動作例を示すフローチャートである。図2のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0038】
図2に示すように、先ず、音声案内部4は、言語選択情報に基づいて、音声データ保存部20に音声案内メッセージが記憶されている複数言語の中から、設備の利用における音声案内に用いる言語を選択する(ステップS1)。
【0039】
音声案内に用いる言語を選択した後、判定部3は、選択された言語を記憶部2に記憶させ、音声案内部4は、以降は選択された言語で設備の利用における音声案内を行う(ステップS2)。
【0040】
次いで、判定部3は、設備の操作ボタンの操作情報や、設備を制御する制御部の制御信号等に基づいて、設備の利用が終了したか否かを判定する(ステップS3)。
【0041】
設備の利用が終了した場合(ステップS3:Yes)、判定部3は、設備の操作ボタンの操作情報や、設備を制御する制御部の制御信号等に基づいて、新たな設備の利用が開始するか否かを判定する(ステップS4)。
【0042】
一方、設備の利用が終了しなかった場合(ステップS3:No)、判定部3は、設備の利用が終了したか否かの判定を繰り返す(ステップS3)。
【0043】
新たな設備の利用が開始する場合(ステップS4:Yes)、判定部3は、記憶部2に記憶された前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されるか否かを判定する(ステップS5)。
【0044】
一方、新たな設備の利用が開始しない場合(ステップS4:No)、判定部3は、新たな設備の利用が開始するか否かの判定を繰り返す(ステップS4)。
【0045】
ここで、図3は、第1の実施形態による多言語音声案内装置1の動作例において、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用するか否かの判断についての第1の具体例を示すフローチャートである。図3の例において、先ず、判定部3は、判定情報として、空港施設のターミナル(サーバ)から団体客の国籍を示す国コード信号を取得する(ステップS5-a1)。国コード信号を取得した後、判定部3は、国コード信号に変化があったか否かを判定する(ステップS5-a2)。国コード信号に変化がなかった場合(ステップS5-a2:No)、判定部3は、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用すると判定する(ステップS5:Yes)。一方、国コード信号に変化があった場合(ステップS5-a2:Yes)、判定部3は、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用しないと判定する(ステップS5:No)。
【0046】
図4は、第1の実施形態による多言語音声案内装置の動作例において、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用するか否かの判断についての第2の具体例を示すフローチャートである。図4の例において、先ず、判定部3は、判定情報として、前回の設備の利用終了時からの設備の空き状態の継続時間を取得する(ステップS5-b1)。空き状態の継続時間を取得した後、判定部3は、空き状態の継続時間が所定時間に達する前に新たな設備の利用開始が指示されたか否かを判定する(ステップS5-b2)。新たな設備の利用開始が指示された場合(ステップS5-b2:Yes)、判定部3は、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用すると判定する(ステップS5:Yes)。一方、新たな設備の利用開始が指示されなかった場合(ステップS5-b2:No)、判定部3は、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用しないと判定する(ステップS5:No)。
【0047】
図5は、第1の実施形態による多言語音声案内装置の動作例において、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用するか否かの判断についての第3の具体例を示すフローチャートである。図5の例において、先ず、判定部3は、判定情報として、設備利用の継続ボタンの操作信号の入力状態を取得する(ステップS5-c1)。継続ボタンの操作信号の入力状態を取得した後、判定部3は、操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップS5-c2)。操作信号が入力された場合(ステップS5-c2:Yes)、判定部3は、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用すると判定する(ステップS5:Yes)。一方、操作信号が入力されなかった場合(ステップS5-c2:No)、判定部3は、前回の言語と同じ言語の利用者が連続して設備を利用しないと判定する(ステップS5:No)。
【0048】
前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用される場合(ステップS5:Yes)、図2に示すように、音声案内部4は、記憶部2に記憶された前回の言語による音声案内を継続する(ステップS6)。
【0049】
一方、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されない場合(ステップS5:No)、音声案内部4は複数言語を用いた新たな言語選択を促す音声案内を行う。新たな言語選択を促す音声案内は、例えば、「ここは多機能トイレです。利用する場合は、点滅している押しボタンスイッチを押してください。」といった音声案内を4言語(日、米、中、韓)で順番に行うことであってもよい。
【0050】
新たな言語選択を促す音声案内を行った後、音声案内部4は、新たな言語選択があったか否かを判定する(ステップS8)。
【0051】
新たな言語選択があった場合(ステップS8:Yes)、判定部3は、選択された新たな言語を記憶部2に記憶させ、音声案内部4は、選択された新たな言語で設備の利用における音声案内を行う(ステップS2)。
【0052】
一方、新たな言語選択がなかった場合(ステップS8:No)、音声案内部4は、新たな言語選択があったか否かの判定を繰り返す(ステップS8)。
【0053】
第1の実施形態によれば、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用される場合には、前回の言語での音声案内を継続することができる。これにより、前回の言語と同じ言語を用いた音声案内を行う場合に音声案内の言語を選択する手間を省くことができるので、設備の利用における音声案内に用いる言語の選択を簡便化して、設備の利便性を向上させることができる。
【0054】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、複数言語を用いた特定の操作を促す音声案内を行う多言語音声案内装置1について、図6図15を参照して説明する。
【0055】
図6は、第2の実施形態による多言語音声案内装置1を示すブロック図である。第2の実施形態による多言語音声案内装置1は、第1の実施形態の判定部3に代えて、操作部5と選択部6とを備える。
【0056】
操作部5は、設備を操作するための構成である。操作部5は、設備の操作対象に接続され、操作対象に操作信号を入力して操作対象を操作することで、設備を操作する。操作部5の特定の操作が行われたことを検知するため、操作部5の操作信号は、選択部6にも入力される。
【0057】
操作部5は、例えば、言語を選択するための専用ボタン、ドアの開ボタンと兼用のボタン、自動販売機のコイン投入口、または自動販売機のICカードリーダであってもよい。
【0058】
音声案内部4は、複数の言語を順番に用いて、操作部5の特定の操作を促す音声案内を行う。
【0059】
設備がトイレである場合の特定の操作は、例えば、「ここは多機能トイレです。利用する場合は、点滅している押しボタンスイッチを押してください。」というアナウンスが複数言語で順に行われている過程において、母国語でのアナウンスを理解して押しボタンスイッチを押すことであってもよい。
【0060】
設備が自動販売機である場合の特定の操作は、例えば、「自動販売機を利用する場合は、コイン投入口にコインを投入してください。」というアナウンスや、「自動販売機を利用する場合は、ICカードをタッチしてください。」というアナウンスが複数言語で順に行われている過程において、母国語でのアナウンスを理解してコイン投入口にコインを投入することやICカードをタッチすることであってもよい。
【0061】
選択部6は、操作部5からの操作信号に基づいて、特定の操作が行われたことを検知する。選択部6は、特定の操作が行われた後は、特定の操作が行われたときに用いられていた言語を設備の利用における音声案内に用いる言語として選択し、選択された言語を用いた設備の利用における音声案内を音声案内部4に行わせる。
【0062】
選択部6は、例えば、CPU等のハードウェアで構成される。選択部6の少なくとも一部をソフトウェアで構成してもよい。選択部6は、その一部の構成部が、他の構成部との間でネットワークを通じた通信によって連携可能であってもよい。また、選択部6は、その一部の構成部が、他の構成部との間で外部ネットワークを通じて通信可能な装置、例えばクラウド上のサーバやデータベース上にあってもよい。
【0063】
(動作例)
次に、第2の実施形態による多言語音声案内装置1の動作例について説明する。図7は、第2の実施形態による多言語音声案内装置1の動作例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0064】
図7に示すように、先ず、音声案内部4は、複数言語を予め決められた順番に用いて操作部5の特定の操作を促す音声案内を行う(ステップS11)。
【0065】
特定の操作を促す音声案内が行われた後、選択部6は、操作部5からの操作信号に基づいて、特定の操作が行われたか否かを判定する(ステップS12)。
【0066】
特定の操作が行われた場合(ステップS12:Yes)、選択部6は、特定の操作があったときにアナウンスされていた言語を、設備の利用における音声案内に用いる言語として選択する(ステップS13)。
【0067】
一方、特定の操作が行われなかった場合(ステップS12:No)、選択部6は、特定の操作が行われたか否かの判定を繰り返す(ステップS12)。
【0068】
音声案内に用いる言語が選択された後、音声案内部4は、以降は選択された言語で設備の利用における音声案内を行う(ステップS14)。
【0069】
第2の実施形態によれば、母国語を聞き取った利用者が母国語がアナウンスされているときに行った特定の操作を新たな言語の選択として受け付けることができるので、言語選択の労力を軽減して設備の利便性を向上させることができる。また、第2の実施形態によれば、既存の設備の操作部を使用するので、新たな言語選択のための設備(例えば、国旗の押しボタンスイッチ等)を必要とせず、コストを抑えることができる。
【0070】
(第1の変形例)
次に、第2の実施形態の第1の変形例として、第1の実施形態との組合せによる多言語音声案内装置1について、図8および図9を参照して説明する。図8は、第2の実施形態の第1の変形例による多言語音声案内装置1を示すブロック図である。図9は、第2の実施形態の第1の変形例による多言語音声案内装置1の動作例を示すフローチャートである。
【0071】
図8に示すように、第1の変形例による多言語音声案内装置1は、図6の構成に加えて、更に、第1の実施形態で説明した記憶部2および判定部3を備える。記憶部2および判定部3の構成および動作は、第1の実施形態で既に説明した通りである。
【0072】
第1の変形例による多言語音声案内装置1は、例えば、図9のフローチャートにしたがって動作する。図9のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0073】
図9に示すように、先ず、多言語音声案内装置1は、図2で既に説明したステップS1~ステップS6の動作を実行する。その過程で、ステップS5において前回の言語と同じ言語の利用者が設備を連続して利用しないと判定された場合(ステップS5:No)に、多言語音声案内装置1は、図7で既に説明したステップS11~ステップS13の実行に移行する。
【0074】
第1の変形例によれば、前回の言語と同じ言語の利用者による設備の連続利用が無いと判定されたために新たな言語選択が求められる場合においても、言語選択の労力を軽減して利便性を確保することができる。
【0075】
(第2の変形例)
次に、第2の実施形態の第2の変形例として、個室の一例であるトイレの利用における音声案内を行う多言語音声案内装置1について、図10図12を参照して説明する。
【0076】
図10は、第2の実施形態の第2の変形例による多言語音声案内装置1が適用される多機能トイレ7を示す平面図である。図11は、第2の実施形態の第2の変形例による多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアのブロック図である。多言語音声案内装置1は、多機能トイレ7の一部を構成している。
【0077】
図10に示すように、多機能トイレ7は、便房8と、便房8内に配置された便器9、オムツ交換台10、内部押しボタンスイッチ11および補助センサ12と、便房8を開閉する自動ドア13と、便房8の外部に配置された操作部5の一例である外部押しボタンスイッチ51および選択言語継続ボタン14とを備える。後述するように、内部押しボタンスイッチ11、外部押しボタンスイッチ51および選択言語継続ボタン14は、多言語音声案内装置1の一部を構成している。内部押しボタンスイッチ11、外部押しボタンスイッチ51および選択言語継続ボタン14以外の多言語音声案内装置1の構成については、図10において図示を省略している。
【0078】
内部押しボタンスイッチ11は、便房8内において自動ドア13の開扉または閉扉を指示するための押しボタンスイッチである。図11に示すように、内部押しボタンスイッチ11は、便房8内において自動ドア13の開扉を指示するための開スイッチ(以下、内部押しボタン開スイッチとも呼ぶ)11aと、便房8内において自動ドア13の閉扉を指示するための閉スイッチ(以下、内部押しボタン閉スイッチとも呼ぶ)11bと、便房8内に音声案内を出力するスピーカSinと、を有する。内部押しボタンスイッチ11は、例えば、内部押しボタン開スイッチ11aおよび内部押しボタン閉スイッチ11bがLED光で点灯するLED照光式の押しボタンスイッチであってもよい。
【0079】
外部押しボタンスイッチ51は、便房8外において自動ドア13の開扉または閉扉を指示するための押しボタンスイッチである。図11に示すように、外部押しボタンスイッチ51は、便房8外において自動ドア13の開扉を指示するための開スイッチ(以下、外部押しボタン開スイッチとも呼ぶ)51aと、便房8外において自動ドア13の閉扉を指示するための閉スイッチ(以下、外部押しボタン閉スイッチとも呼ぶ)51bと、便房8外に音声案内を出力するスピーカSoutと、を有する。外部押しボタンスイッチ51も、外部押しボタン開スイッチ51aおよび外部押しボタン閉スイッチ51bがLED光で点灯するLED照光式の押しボタンスイッチであってもよい。
【0080】
補助センサ12は、利用者が自動ドア13の開口部を横断したことを検知することで、便房8に対する利用者の入室または退室を検知するためのセンサである。補助センサ12は、例えば、光電センサであってもよい。
【0081】
選択言語継続ボタン14は、前回の言語と同じ言語での音声案内を指示するためのボタンである。
【0082】
図11に示すように、第2の変形例による多言語音声案内装置1は、図10に示した多機能トイレ7を構成する内部押しボタンスイッチ11、外部押しボタンスイッチ51および選択言語継続ボタン14に加えて、操作部コントローラ15を備える。操作部コントローラ15は、タイマ16と、制御部100と、記憶部2と、音声データ保存部20とを備える。操作部コントローラ15は、内部押しボタンスイッチ11、外部押しボタンスイッチ51、選択言語継続ボタン14およびドアコントローラ17に接続されている。ドアコントローラ17は、操作部コントローラ15の他にも、多機能トイレ7を構成するドアエンジン18、電気錠19および補助センサ12に接続されている。
【0083】
操作部コントローラ15は、内部押しボタンスイッチ11および外部押しボタンスイッチ51の点灯やスピーカSin、Soutを介した音声案内を制御する。
【0084】
タイマ16は、前回の多機能トイレ7の利用終了時からの多機能トイレ7の空き状態の継続時間(判定情報)として、自動ドア13が閉扉してからの経過時間を示すダウンカウント値を出力する。
【0085】
制御部100は、判定部として動作し、タイマ16の値が所定時間の継続時間に相当するゼロになる前に外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かを判定する。制御部100は、タイマ16の値がゼロになる前に外部押しボタン開スイッチ51aが操作された場合、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されると判定する。一方、制御部100は、タイマ16の値がゼロになる前に外部押しボタン開スイッチ51aが操作されなかった場合、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されないと判定する。
【0086】
また、制御部100は、判定部としての動作として、自動ドア13の開扉後、外部押しボタン閉スイッチ51bが操作される前に、補助センサ12が2回以上オンしたか否かを判定する。この判定は、自動ドア13が開扉して多機能トイレ7を利用していた利用者が退室して、立て続けに新たな利用者が入室したか否かの判定に相当する。制御部100は、補助センサ12が2回以上オンした場合、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されると判定する。一方、制御部100は、補助センサ12が2回以上オンしなかった場合、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されないと判定する。
【0087】
また、制御部100は、音声案内部としても動作し、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用される場合に、記憶部2に記憶された前回の言語による多機能トイレ7の利用における音声案内を継続する。
【0088】
一方、制御部100は、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されないと判定した場合に、複数言語を順番に用いて、特定の操作としての外部押しボタン開スイッチ51aの操作を促す音声案内を行う。
【0089】
また、制御部100は、選択部としても動作し、外部押しボタン開スイッチ51aの操作を促す音声案内中に外部押しボタン開スイッチ51aが操作された後は、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたときに用いられていた言語を多機能トイレ7の利用における音声案内に用いる言語として選択する。そして、制御部100は、選択された言語での音声案内を行う。
【0090】
電気錠19は、自動ドア13が閉扉した後に自動ドア13を施錠し、自動ドア13が開扉する前に自動ドア13を解錠する。
【0091】
ドアエンジン18は、自動ドア13を駆動する。ドアエンジン18は、例えば、モータであってもよい。
【0092】
ドアコントローラ17は、ドアエンジン18を制御することで自動ドア13の駆動を制御する。また、ドアコントローラ17は、電気錠19の動作を制御する。また、ドアコントローラ17は、補助センサ12の検出信号に基づいて便房8に対する利用者の入退室を検知する。
【0093】
(動作例)
次に、第2の実施形態の第2の変形例による多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの動作例について説明する。図12は、第2の実施形態の第2の変形例による多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。図12のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0094】
図12に示すように、先ず、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を閉扉させた待機状態になる(ステップS21)。
【0095】
待機状態において、制御部100は、音声案内部として動作し、第1の実施形態で説明した言語選択情報に基づいて、音声データ保存部20に音声案内メッセージが記憶されている複数言語の中から、多機能トイレ7の利用における音声案内に用いる言語を選択する(ステップS1)。
【0096】
音声案内に用いる言語を選択した後、制御部100は、音声案内部として動作し、選択された言語を記憶部2に記憶させ、以降は選択された言語で多機能トイレ7の利用における音声案内を行う(ステップS2)。
【0097】
次いで、制御部100は、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かを判定する(ステップS22)。
【0098】
外部押しボタン開スイッチ51aが操作された場合(ステップS22:Yes)、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を開作動させる(ステップS23)。一方、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されなかった場合(ステップS22:No)、制御部100は、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かの判定を繰り返す(ステップS22)。
【0099】
自動ドア13が開作動された後、制御部100は、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されたか否かを判定する(ステップS24)。
【0100】
内部押しボタン閉スイッチ11bが操作された場合(ステップS24:Yes)、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を閉作動させる(ステップS25)。一方、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されなかった場合(ステップS24:No)、制御部100は、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されたか否かの判定を繰り返す(ステップS24)。
【0101】
自動ドア13が閉作動された後、ドアコントローラ17は、電気錠19に自動ドア13を施錠させる(ステップS26)。
【0102】
自動ドア13が施錠され、多機能トイレ7の使用(ステップS27)が検知された後、制御部100は、判定部として動作し、内部押しボタン開スイッチ11aが操作されたか否かを判定する(ステップS3-a)。この判定は、第1の実施形態で説明した設備の利用が終了したか否かの判定(ステップS3)の一例である。
【0103】
内部押しボタン開スイッチ11aが操作された場合(ステップS3-a:Yes)、ドアコントローラ17は、電気錠19に自動ドア13を解錠させる(ステップS28)。一方、内部押しボタン開スイッチ11aが操作されなかった場合(ステップS3-a:No)、制御部100は、内部押しボタン開スイッチ11aが操作されたか否の判定を繰り返す(ステップS3-a)。
【0104】
自動ドア13が解錠された後、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を開作動させる(ステップS29)。
【0105】
自動ドア13が開作動された後、制御部100は、判定部として動作し、補助センサ12が2回以上オンしたか否かを判定する(ステップS5-d)。この判定は、第1の実施形態で説明した前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されるか否かの判定(ステップS5)の一例である。
【0106】
補助センサ12が2回以上オンした場合(ステップS5-d:Yes)、制御部100は、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されると判定する。そして、制御部100は、音声案内部として動作し、記憶部2に記憶された前回の言語による音声案内を継続する(ステップS6)。
【0107】
一方、補助センサ12が2回以上オンしなかった場合(ステップS5-d:No)、制御部100は、外部押しボタン閉スイッチ51bが操作されたか否かを判定する(ステップS30)。
【0108】
外部押しボタン閉スイッチ51bが操作された場合(ステップS30:Yes)、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を閉作動させる(ステップS31)。一方、外部押しボタン閉スイッチ51bが操作されなかった場合(ステップS30:No)、制御部100は、補助センサ12が2回以上オンしたか否かの判定を繰り返す(ステップS5-d)。
【0109】
自動ドア13が閉作動された後、タイマ16は、ダウンカウントを開始する(ステップS32)。
【0110】
ダウンカウントが開始された後、制御部100は、判定部として動作し、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かを判定する(ステップS5-e)。この判定は、第1の実施形態で説明した前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されるか否かの判定(ステップS5)の一例である。
【0111】
外部押しボタン開スイッチ51aが操作された場合(ステップS5-e:Yes)、制御部100は、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されると判定する。そして、制御部100は、音声案内部として動作し、記憶部2に記憶された前回の言語による音声案内を継続する(ステップS6-a)。
【0112】
一方、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されなかった場合(ステップS5-e:No)、制御部100は、タイマ16の値がゼロであるか否かを判定する(ステップS33)。
【0113】
タイマ16の値がゼロである場合(ステップS33:Yes)、制御部100は、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されないと判定する。そして、制御部100は、音声案内部として動作し、複数言語を順番に用いた外部押しボタン開スイッチ51aの操作を促す音声案内を行う(ステップS11-a)。
【0114】
一方、タイマ16の値がゼロでない場合(ステップS33:No)、制御部100は、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かの判定を繰り返す(ステップS5-e)。
【0115】
外部押しボタン開スイッチ51aの操作を促す音声案内を行った後、制御部100は、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かを判定する(ステップS12-a)。
【0116】
外部押しボタン開スイッチ51aが操作された場合(ステップS12-a:Yes)、制御部100は、選択部として動作し、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたときにアナウンスされていた言語を、多機能トイレ7の利用における音声案内に用いる言語として選択する(ステップS13-a)。そして、制御部100は、選択された言語を記憶部2に記憶させ、以降は選択された言語で音声案内を行う(ステップS2a)。
【0117】
一方、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されなかった場合(ステップS12-a:No)、制御部100は、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かの判定を繰り返す(ステップS12-a)。
【0118】
第2の実施形態の第2の変形例によれば、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用される場合に、前回の言語での音声案内を継続することができる。これにより、前回の言語と同じ言語を用いた音声案内を行う場合に音声案内の言語を選択する手間を省くことができるので、多機能トイレ7の利用における音声案内に用いる言語の選択を簡便化して、多機能トイレ7の利便性を向上させることができる。
【0119】
また、母国語を聞き取った利用者が、母国語がアナウンスされているときに行った外部押しボタン開スイッチ51aの操作を新たな言語の選択として受け付けることができるので、言語選択の労力を軽減して多機能トイレ7の利便性を更に向上させることができる。
【0120】
また、前回の言語と同じ言語の利用者による多機能トイレ7の連続利用が無いと判定されたために新たな言語選択が求められる場合においても、言語選択の労力を軽減して多機能トイレ7の利便性を確保することができる。
【0121】
(第3の変形例)
次に、第2の実施形態の第3の変形例として、図11に示した多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの他の動作例について説明する。図13は、第2の実施形態の第3の変形例による多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。図13のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0122】
図13に示すように、制御部100は、待機状態において、外部信号が受信されたか否かを判定する(ステップS41)。外部信号は、例えば、空港センターやバスターミナルセンターから送信される利用者の国コード信号や、近くの他の自動ドアで使用されている言語を示す国コード信号などであってもよい。
【0123】
外部信号が受信された場合(ステップS41:Yes)、制御部100は、外部信号に示される言語を多機能トイレ7の利用における音声案内に用いる言語として選択する(ステップS1-a)。
【0124】
音声案内に用いる言語を選択した後、制御部100は、音声案内部として動作し、選択された言語を用いて多機能トイレ7の利用における音声案内を行う(ステップS2-a)。
【0125】
次いで、便房8への入室(ステップS42)、多機能トイレ7の利用(ステップS43)および便房8からの退出(ステップS44)が検知されたうえで、制御部100は、外部信号が受信されたか否かの判定を繰り返す(ステップS41)。
【0126】
一方、外部信号が受信されなかった場合(ステップS41:No)、制御部100は、図12で既に説明したステップS11-a、ステップS12-a、およびステップS13-aの工程を実行する。
【0127】
第2の実施形態の第3の変形例によれば、外部信号に基づいて音声案内の言語を自動的に選択することで、音声案内の言語を選択する手間を省くことができる。これにより、多機能トイレ7の利用における音声案内に用いる言語の選択を簡便化して、多機能トイレ7の利便性を向上させることができる。また、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたときの言語を音声案内に用いる言語として選択することで、外部信号が受信されなかったために言語の選択が求められる場合においても言語選択の労力を軽減して多機能トイレ7の利便性を確保することができる。
【0128】
(第4の変形例)
次に、第2の実施形態の第4の変形例として、図11に示した多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの他の動作例について説明する。図14は、第2の実施形態の第4の変形例による多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。図14のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0129】
第4の変形例において、制御部100は、待機状態(ステップS21)における言語選択(ステップS1)の後、選択された言語での音声案内を行う(ステップS2-a)。
【0130】
次いで、便房8への入室(ステップS42)、多機能トイレ7の利用(ステップS43)および便房8からの退出(ステップS44)が検知されたうえで、制御部100は、判定部として動作し、選択言語継続ボタン14が操作されたか否かを判定する(ステップS51)。この判定は、第1の実施形態で説明した前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって設備が連続して利用されるか否かの判定(ステップS5)の一例である。
【0131】
選択言語継続ボタン14が操作された場合(ステップS51:Yes)、制御部100は、前回の言語と同じ言語を用いる利用者によって多機能トイレ7が連続して利用されると判定する。そして、制御部100は、音声案内部として動作し、記憶部2に記憶された前回の言語を音声案内に用いる言語として選択し、選択された言語による音声案内を行う(ステップS2-a)。
【0132】
一方、選択言語継続ボタン14が操作されなかった場合(ステップS51:No)、制御部100は、図12で既に説明したステップS11-a、ステップS12-a、およびステップS13-aの工程を実行する。
【0133】
第2の実施形態の第4の変形例によれば、選択言語継続ボタン14の操作によって前回の言語による音声案内を継続することができるので、音声案内の言語の選択を簡便化して、多機能トイレ7の利便性を向上させることができる。また、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたときの言語を音声案内に用いる言語として選択することで、選択言語継続ボタン14が操作されなかったために新たな言語選択が求められる場合においても言語選択の労力を軽減して多機能トイレ7の利便性を確保することができる。
【0134】
(第5の変形例)
次に、第2の実施形態の第5の変形例として、図11に示した多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの他の動作例について説明する。図15は、第2の実施形態の第5の変形例による多言語音声案内装置1を含む多機能トイレドアの動作例を示すフローチャートである。図15のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0135】
図15のフローチャートは、第2の実施形態の第2の変形例、第3の変形例および第4の変形例のそれぞれに組み合わすことができる。具体的には、図15のフローチャートの初期状態は、図12においてタイマ16の値がゼロである場合(ステップS33:Yes)、図13において外部信号が受信されなかった場合(ステップS41:No)、および、図14において選択言語継続ボタン14が操作されなかった場合(ステップS51:No)のいずれかである。
【0136】
そして、初期状態から、先ず、制御部100は、音声案内部として動作し、複数言語を順番に用いた外部押しボタン開スイッチ51aの操作を促す音声案内を行う(ステップS11-a)。
【0137】
外部押しボタン開スイッチ51aの操作を促す音声案内を行った後、制御部100は、選択部として動作し、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かを判定する(ステップS12-a)。
【0138】
外部押しボタン開スイッチ51aが操作された場合(ステップS12-a:Yes)、制御部100は、選択部として動作し、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたときにアナウンスされていた言語を、多機能トイレ7の利用における音声案内に用いる言語として選択する(ステップS13-a)。
【0139】
一方、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されなかった場合(ステップS12-a:No)、制御部100は、外部押しボタン開スイッチ51aが操作されたか否かの判定を繰り返す(ステップS12-a)。
【0140】
音声案内の言語を選択した後、制御部100は、音声案内部として動作し、以降は選択された言語で多機能トイレ7の利用における音声案内を行う(ステップS2-a)。
【0141】
次いで、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を開作動させる(ステップS61)。
【0142】
自動ドア13が開作動された後、制御部100は、選択部として機能し、選択された言語を用いた多機能トイレ7の利用における音声案内から所定時間が経過しても外部押しボタン開スイッチ51aの操作の次の操作が行われなかった場合には、言語の選択を解除する。
【0143】
具体的には、制御部100は、外部押しボタン開スイッチ51aの操作の次の操作として、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されたか否かを判定する(ステップS62)。
【0144】
内部押しボタン閉スイッチ11bが操作された場合(ステップS62:Yes)、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を閉作動させる(ステップS64)。
【0145】
一方、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されなかった場合(ステップS62:No)、制御部100は、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS63)。
【0146】
所定時間が経過した場合(ステップS63:Yes)、制御部100は、ステップS13-aでの言語の選択を解除したうえで、複数言語を順番に用いて内部押しボタン閉スイッチ11bの操作を促す音声案内を行う(ステップS65)。
【0147】
内部押しボタン閉スイッチ11bの操作を促す音声案内を行った後、制御部100は、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されたか否かを判定する(ステップS66)。
【0148】
内部押しボタン閉スイッチ11bが操作された場合(ステップS66:Yes)、制御部100は、選択部として動作し、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されたときにアナウンスされていた言語を新たな言語として選択する(ステップS67)。
【0149】
一方、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されなかった場合(ステップS66:No)、制御部100は、内部押しボタン閉スイッチ11bが操作されたか否かの判定を繰り返す(ステップS66)。
【0150】
音声案内の言語を選択した後、制御部100は、以降は選択された言語で音声案内を行う(ステップS68)。
【0151】
次いで、ドアコントローラ17は、ドアエンジン18に自動ドア13を閉作動させる(ステップS69)。
【0152】
第2の実施形態の第5の変形例によれば、母国語以外の言語を誤って選択した場合においても、言語の選択を解除して母国語を選択する機会を与えることができるので、多機能トイレ7の利便性を更に向上させることができる。
【0153】
(第3の実施形態)
次に、複数言語での音声案内において、前回の言語での音声案内を最初に行う第3の実施形態について説明する。
【0154】
図16は、第3の実施形態による多言語音声案内装置1を示すブロック図である。図16に示すように、第3の実施形態における多言語音声案内装置1は、第1の実施形態の判定部3に代えて、順番変更部200を備える。
【0155】
音声案内部4は、複数言語を順番に用いて、設備の利用における音声案内を行う。
【0156】
順番変更部200は、複数言語のうち記憶部2に記憶された前回の言語を最初に用いて音声案内を行うように、音声データ保存部20に保存された音声案内に用いる複数の言語(音声案メッセージ)の順番を変更する。そして、順番変更部200は、変更された順番で音声案内部4に設備の利用における音声案内を行わせる。
【0157】
順番変更部200は、音声案内に用いる複数言語の順番を、過去の音声案内に選択された言語の新しい順に変更してもよい。この場合、例えば、日本語、英語、中国語および韓国語の4言語のうち、前回選択された言語での音声案内が最初に行われ、前々回選択された言語での音声案内が2番目に行われ、前々回の1つ前に選択された言語での音声案内が3番目に行われ、一度も選択されなかった言語での音声案内が4番目に行われる。
【0158】
順番変更部200は、例えば、CPU等のハードウェアで構成される。順番変更部200の少なくとも一部をソフトウェアで構成してもよい。順番変更部200は、その一部の構成部が、他の構成部との間でネットワークを通じた通信によって連携可能であってもよい。また、順番変更部200は、その一部の構成部が、他の構成部との間で外部ネットワークを通じて通信可能な装置、例えばクラウド上のサーバやデータベース上にあってもよい。
【0159】
第3の実施形態による多言語音声案内装置1は、例えば、図17のフローチャートにしたがって動作する。図17は、第3の実施形態による多言語音声案内装置1の動作例を示すフローチャートである。図17のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
【0160】
図17に示すように、先ず、音声案内部4は、言語選択情報に基づいて、音声データ保存部20に音声案内メッセージが記憶されている複数言語の中から、設備の利用における音声案内に用いる言語を選択する(ステップS1)。
【0161】
音声案内に用いる言語を選択した後、音声案内部4は、選択された言語を記憶部2に記憶させ、以降は選択された言語で設備の利用における音声案内を行う(ステップS2)。
【0162】
次いで、音声案内部4は、設備の操作ボタンの操作情報や、設備を制御する制御部の制御信号等に基づいて、設備の利用が終了したか否かを判定する(ステップS3)。
【0163】
設備の利用が終了した場合(ステップS3:Yes)、音声案内部4は、設備の操作ボタンの操作情報や、設備を制御する制御部の制御信号等に基づいて、新たな設備の利用が開始するか否かを判定する(ステップS4)。
【0164】
設備の利用が終了しなかった場合(ステップS3:No)、判定部3は、設備の利用が終了したか否かの判定を繰り返す(ステップS3)。
【0165】
新たな設備の利用が開始する場合(ステップS4:Yes)、順番変更部200は、記憶部2に記憶された前回の言語が最初に音声案内されるように、音声案内に用いる複数言語の順番を変更する(ステップS71)。この工程は、選択された言語を記憶部2に記憶させる際(ステップS2)に実行してもよい。
【0166】
一方、新たな設備の利用が開始しない場合(ステップS4:No)、音声案内部4は、新たな設備の利用が開始するか否かの判定を繰り返す(ステップS4)。
【0167】
複数言語の順番を変更した後、音声案内部4は、変更された順番にしたがって、複数言語を用いて設備の利用を音声案内する(ステップS72)。
【0168】
第3の実施形態によれば、複数言語を用いて設備の利用における音声案内を行う際に、前回の設備の利用において選択された言語で最初の音声案内を行うことで、例えば、団体客などの前回の設備の利用者と同じ言語の利用者が設備を利用する場合において、母国語がアナウンスされるまでの待ち時間を短縮することができる。これにより、設備の利便性を向上させることができる。
【0169】
また、音声案内の順番を、過去の音声案内で選択された順番の新しい順に変更することで、母国語がアナウンスされるまでの待ち時間を更に確実に短縮することができる。
【0170】
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
【0171】
また、上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部を組み合わせたり、置き換えたりすることも可能である。更に、上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部のみを適用することも可能である。これらの場合、本明細書に明示されたものの他、それぞれの構成から導かれる特有の構成を有する。
【符号の説明】
【0172】
1 多言語音声案内装置、2 記憶部、3 判定部、4 音声案内部
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