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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-03
(45)【発行日】2024-07-11
(54)【発明の名称】発熱ユニット及びエアロゾル形成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/46 20200101AFI20240704BHJP
   H05B 3/02 20060101ALI20240704BHJP
   H05B 3/06 20060101ALI20240704BHJP
【FI】
A24F40/46
H05B3/02 B
H05B3/06 D
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022577778
(86)(22)【出願日】2021-05-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-19
(86)【国際出願番号】 CN2021096133
(87)【国際公開番号】W WO2022062444
(87)【国際公開日】2022-03-31
【審査請求日】2022-12-16
(31)【優先権主張番号】202011010202.6
(32)【優先日】2020-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517419906
【氏名又は名称】深▲せん▼麦克韋爾科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN SMOORE TECHNOLOGY LIMITED
【住所又は居所原語表記】16#, Dongcai Industrial Park, Gushu Town, Xixiang Street, Baoan District, Shenzhen, Guangdong, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】西 克宇
(72)【発明者】
【氏名】李 亜飛
(72)【発明者】
【氏名】張 立超
(72)【発明者】
【氏名】谷 岩
(72)【発明者】
【氏名】于 春生
(72)【発明者】
【氏名】郭 輝
【審査官】河内 誠
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111248514(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111035070(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/00~47/00
H05B 3/00~3/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱ユニットであって、基板と、少なくとも1つの発熱体と、第1電極及び第2電極と、を含み
前記基板は少なくとも部分的にエアロゾル形成媒体内に挿入され、前記基板は、第1端部及び第2端部を有し、
前記発熱体は、前記基板内に嵌め込まれるように設けられ、第1接続端、及び前記第1接続端と対向する第2接続端を有し、
前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも1つの電極が前記第1端部から前記第2端部に延在し、前記第1電極及び前記第2電極のうちの一方の電極が前記第1接続端に電気接続され、他方の電極が前記第2接続端に電気接続され、
前記少なくとも1つの発熱体は前記エアロゾル形成媒体内に挿入され、前記第1電極及び前記第2電極の給電によって発熱する発熱ユニット。
【請求項2】
前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも1つの電極は前記基板の表面に形成され、前記発熱体に電気接続される請求項1に記載の発熱ユニット。
【請求項3】
前記第1電極及び前記第2電極は第1部分及び第2部分をそれぞれ含み、前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも1つの電極の第1部分は前記基板の表面に形成され、第2部分は前記発熱体の表面に形成される請求項2に記載の発熱ユニット。
【請求項4】
前記基板の、前記第1電極の第1部分及び前記第2電極の第1部分に対応する位置には第1凹溝が設けられ、前記第1電極の第1部分及び前記第2電極の第1部分は前記第1凹溝内に設けられ、前記発熱体の、前記第1電極の第2部分及び前記第2電極の第2部分に対応する位置には第2凹溝が設けられ、前記第1電極の第2部分及び前記第2電極の第2部分は前記第2凹溝内に設けられる請求項に記載の発熱ユニット。
【請求項5】
前記第1電極の第1部分及び前記第2電極の第1部分の厚さは、前記第1凹溝の深さと同様であり、前記第1電極の第2部分及び前記第2電極の第2部分の厚さは前記第2凹溝の深さと同様である請求項4に記載の発熱ユニット。
【請求項6】
前記第1電極及び前記第2電極は第3部分をさらに含み、前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも1つの電極の第3部分は、前記発熱体の、前記基板に当接される側表面まで延在している請求項3に記載の発熱ユニット。
【請求項7】
前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも1つの電極は前記第1端部から前記第2端部に近接する位置まで延在している請求項1に記載の発熱ユニット。
【請求項8】
前記基板は絶縁セラミックであり、前記基板には収容溝が設けられ、前記発熱体は導電セラミックであり、前記収容溝内に埋め込まれる請求項7に記載の発熱ユニット。
【請求項9】
前記収容溝は前記基板を貫通した貫通溝であり、これによって、前記発熱体は前記基板の対向する2つの表面から露出している請求項8に記載の発熱ユニット。
【請求項10】
前記第1電極及び前記第2電極は何れも前記基板の第1端部から、前記第2端部に近接する位置まで延在し、前記発熱体は少なくとも2つであり、前記少なくとも2つの発熱体は前記基板の長さ方向に沿って間隔を空けて配置され、前記少なくとも2つの発熱体は前記第1電極と前記第2電極との間に並列接続されるように設けられる請求項7に記載の発熱ユニット。
【請求項11】
前記発熱体はストリップ状であり、且つ折曲状又は屈曲状を呈している請求項10に記載の発熱ユニット。
【請求項12】
前記第1電極及び前記第2電極のうちの1つの電極のみが、前記基板の第1端部から前記第2端部に近接する位置まで延在し、前記発熱体は少なくと2つであり、前記少なくとも2つの発熱体は前記第1電極と前記第2電極との間に直列接続されるように設けられる請求項7に記載の発熱ユニット。
【請求項13】
前記第1電極及び前記第2電極のうち、前記第1電極のみが、前記基板の第1端部から前記第2端部に近接する位置まで延在し、前記発熱体は前記基板の第1端部から前記第2端部に近接する位置まで延在している請求項7に記載の発熱ユニット。
【請求項14】
前記第1電極は垂直に配置される第1電極部及び第2電極部を含み、前記第1電極部は前記基板の、第1表面に接続される一側の表面に設けられ、前記基板の第1端部から前記第2端部に近接する位置まで延在し、前記第2電極部は、前記第1電極部の、前記第2端部に近接する一端に電気接続され、前記基板の第1表面且つ前記第2端部に近接する位置に設けられることで、前記第2接続端に電気接続され、前記第2電極は前記発熱体の第1接続端に設けられ、前記第1接続端に電気接続される請求項13に記載の発熱ユニット。
【請求項15】
前記第2電極は前記発熱体に全体的に設けられ、前記発熱体の、前記第2電極に対応する位置は、前記基板の表面より低くされることで、凹溝を形成し、前記第2電極は前記凹溝内に形成される請求項14に記載の発熱ユニット。
【請求項16】
前記発熱体は第1発熱領域、及び前記第1発熱領域に接続される第2発熱領域を含み、前記第電極は前記発熱体の第2発熱領域に設けられ、前記第2電極部は、前記発熱体の第1発熱領域に位置する前記第2接続端に電気接続され、前記第1発熱領域の発熱温度と、前記第2発熱領域の発熱温度との比は2より大きい請求項15に記載の発熱ユニット。
【請求項17】
前記基板の表面に塗装され、前記発熱体、前記第1電極及び前記第2電極を被覆する保護層をさらに含む請求項1に記載の発熱ユニット。
【請求項18】
前記発熱体は主成分及び結晶成分を含み、前記主成分はマンガン、ストロンチウム、ランタン、スズ、アンチモン、亜鉛、ビスマス、シリコン、チタンのうちの1つ又は複数であり、前記結晶成分はマンガン酸ランタン、マンガン酸ランタンストロンチウム、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化ケイ素、酸化イットリウムのうちの1つ又は複数である請求項1に記載の発熱ユニット。
【請求項19】
前記発熱体は第1加熱表面、及び前記第1加熱表面と対向する第2加熱表面を有し、前記第1加熱表面は前記基板の第1表面と整合し、又は前記基板の第1表面に凹んで、或いは突出し、前記第2加熱表面は前記基板の第2表面と整合し、又は前記基板の第2表面に凹んで、或いは突出する請求項1に記載の発熱ユニット。
【請求項20】
エアロゾル形成装置であって、ハウジング、前記ハウジング内に設けられる発熱ユニット及び電源ユニットを含み、前記電源ユニットは前記発熱ユニットに接続され、前記発熱ユニットに給電し、前記発熱ユニットは請求項1に記載の発熱ユニットであるエアロゾル形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加熱式非燃焼発煙機器の技術分野に関して、特に、発熱ユニット及びエアロゾル形成装置に関している。
【背景技術】
【0002】
煙草の代わりとして、電子煙草は、使用が安全、便利、健康、且つ環境にやさしいなどの利点を有するため、ますます注目及び愛顧を受けて、例えば、加熱式非燃焼電子煙草であり、加熱式非燃焼エアロゾル形成装置とも呼ばれる。
【0003】
従来の加熱式非燃焼エアロゾル形成装置の加熱方式は一般的に、管状周辺加熱又は中間埋め込み加熱であり、管状周辺加熱は、加熱管がエアロゾル形成媒体(例えば煙草)の外部を取り囲むように、エアロゾル形成媒体を加熱し、中間埋め込み加熱は、発熱ユニットをエアロゾル形成媒体内に挿入するように、エアロゾル形成媒体を加熱する。発熱ユニットは、製造が簡単であり、使用が便利であるなどの特点のため、大幅に適用されている。現在の発熱ユニットは主に、セラミック又は絶縁処理後の金属を基底とし、そして、抵抗発熱回路を基底に印刷し、又はコーディングして、高温処理後、抵抗発熱回路を基底に固定して形成する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来の発熱ユニットでの抵抗発熱回路は、基底にポストプリントされ、又はコーディングされた1層の薄膜であり、発熱ユニットをエアロゾル形成媒体に挿入する複数回の使用過程で、基底の屈曲歪みのため、当該抵抗発熱回路が高温で発熱する時、基底から脱落しやすく、安定性が悪く、且つ発熱過程で、抵抗発熱回路は基底の裏面のエアロゾル形成媒体ではなく、基底の、抵抗発熱回路が設けられる一面のエアロゾル形成媒体のみに接触するため、エアロゾル形成媒体に対する加熱の均一性が悪くなる。
【0005】
本出願は発熱ユニット及びエアロゾル形成装置を提供し、当該発熱ユニットは、従来の発熱ユニットでの抵抗発熱回路が高温で発熱する時、基底から脱落しやすく、安定性が悪く、且つ発熱過程で、抵抗発熱回路の、エアロゾル形成媒体に対する加熱の均一性が悪いという問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術問題を解決するために、本出願の1つの技術案は以下の通り、発熱ユニットを提供し、当該発熱ユニットは、少なくとも部分的にエアロゾル形成媒体内に挿入され、第1端部及び第2端部を有する基板と、基板内に嵌め込まれるように設けられ、第1接続端、及び第1接続端と対向する第2接続端を有する少なくとも1つの発熱体と、第1電極及び第2電極であって、第1電極及び第2電極のうちの少なくとも1つの電極が第1端部から第2端部に延在し、第1電極及び第2電極のうちの一方の電極が第1接続端に電気接続され、他方の電極が第2接続端に電気接続される第1電極、第2電極と、を含み、少なくとも1つの発熱体はエアロゾル形成媒体内に挿入され、第1電極、第2電極の給電によって発熱する。
【0007】
上記技術問題を解決するために、本出願の他の技術案は以下の通り、エアロゾル形成装置を提供し、当該エアロゾル形成装置は、ハウジング、ハウジング内に設けられる発熱ユニット及び電源ユニットを含み、電源ユニットは発熱ユニットに接続され、発熱ユニットに給電し、発熱ユニットは上記に記載の発熱ユニットである。
【発明の効果】
【0008】
本出願が提供する発熱ユニット及びエアロゾル形成装置によれば、当該発熱ユニットは基板及び発熱体を配置することで、発熱体によってエアロゾル形成媒体を加熱し、また、発熱体が基板内に嵌め込まれるように設けられることで、発熱ユニットの強度を効果的に向上させ、エアロゾル形成媒体への挿入過程で、発熱ユニットは基板によって力を受けて、力を受けるため、発熱体が折り曲がるという問題を効果的に避けて、基底にシルク印刷され、又はコーディングされるように形成された従来の抵抗発熱回路に比べると、本出願の基板及び発熱体は直接且つ独立的にエアロゾル形成媒体に挿入され、高温で発熱する時、発熱体が基板から脱落して無効になるという問題がなく、発熱ユニットの安定性を大幅に向上させ、また、第1電極及び第2電極を配置して、第1電極及び第2電極のうちの一方の電極が発熱体の第1接続端に電気接続され、他方の電極が発熱体の第2接続端に電気接続されるように、第1電極及び第2電極のうちの少なくとも1つの電極が基板の第1端部から第2端部に延在することで、発熱体には電流回路が形成され、短絡の発生を避ける上に、工程が簡単であり、発熱ユニットの強度が高い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1a】本出願の第1実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図である。
図1b】本出願の1つの実施例が提供する発熱ユニットがエアロゾル形成媒体に挿入される模式図である。
図2】本出願の1つの実施例が提供する図1aの発熱ユニットの製品サイズの模式図である。
図3】本出願の他の実施例が提供する図1aの発熱ユニットの製品サイズの模式図である。
図4a】本出願の第1の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図4b】本出願の第2の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図4c】本出願の第3の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図5】本出願の第4の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図6】本出願の1つの実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図7】本出願の第2の実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図である。
図8a】本出願の第3の実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図である。
図8b】本出願の第5の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図9】本出願の第6の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図10】本出願の第4の実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図である。
図11】本出願の第7の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図である。
図12】本出願の1つの実施例が提供するエアロゾル形成装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本出願の実施例の図面を結合して、本出願の実施例の技術案を明らか且つ完全に記載し、明らかに、記載の実施例は全ての実施例ではなく、本出願の一部の実施例のみである。本出願の実施例に基づいて、当業者は進歩性に値する労働をしないことを前提として、取得した他の全ての実施例は何れも本出願の保護範囲に属している。
【0011】
本出願における「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、相対的な重要性を指示し又は暗示し、或いは指示した技術特徴の数を暗黙的に説明していなく、ただ、記載を目的とする。そのため、「第1」、「第2」、「第3」が限定された特徴は、少なくとも1つの当該特徴を明示又は暗黙的に含む。本出願の記載において、明示的且つ具体的に限定されない限り、「複数」は、少なくとも2つ、例えば、2つ、3つなどを意味している。本出願の実施例における全ての方向指示(例えば上、下、左、右、前、後……)は、ただ、ある特定の姿勢(例えば図面に示すように)に用いられ、各部材の間の対向位置関係、運動状況などを解釈する、当該特定の姿勢が変更すると、当該方向指示も相応的に変更する。また、用語である「含む」、「具備」及びそれらの任意の変形は、非排他的包含を含むように意図される。例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品或いは機器は、挙げられたステップ又はユニットに限定されるものではなく、好ましくは、挙げられないステップ又はユニットを含み、或いは、好ましくは、これらの過程、方法、製品又は機器の固有の他のステップ又はユニットを含む。
【0012】
本明細書に言及された「実施例」は、実施例を結合して記載された特定の特徴、構造又は特性が本出願の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味している。明細書における各位置で当該単語が出現すれば、何れも同じ実施例、他の実施例と異なる独立又は候補の実施例を指すわけではない。当業者であれば明示的及び暗黙的に理解できるように、本明細書に記載の実施例は他の実施例と結合してもよい。
【0013】
以下、図面及び実施例を結合して本出願を詳しく説明する。
【0014】
図1a~図3を参照し、図1aは本出願の第1実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図であり、図1bは本出願の1つの実施例が提供する発熱ユニットがエアロゾル形成媒体に挿入される模式図であり、図2は本出願の1つの実施例が提供する図1aの発熱ユニットの製品サイズの模式図であり、図3は本出願の他の実施例が提供する図1aの発熱ユニットの製品サイズの模式図であり、本実施例において、発熱ユニット60を提供し、当該発熱ユニット60は具体的に、挿入されるようにエアロゾル形成媒体67を加熱し、例えば、1つの具体的な実施例において、当該発熱ユニット60は具体的に、煙草に挿入されるように、煙草を加熱し、以下の実施例は何れもこれを例とし、ここで、当該実施例において、エアロゾル形成媒体67は具体的に煙草であり、発熱ユニット60がエアロゾル形成媒体67に挿入される模式図について、図1bを参照すればよい。
【0015】
具体的に、図1aを参照して、当該発熱ユニット60は基板61、少なくとも1つの発熱体62、及び第1電極63a、第2電極63bを含む。基板61は、少なくとも部分的にエアロゾル形成媒体67内に挿入され、第1端部M、及び第1端部Mと対向する第2端部Nを有し、少なくとも1つの発熱体62は煙草に挿入された後、煙草を加熱し、発熱体62は具体的に、基板61内に嵌め込まれるように設けられ、基板61によって発熱ユニット60の強度を効果的に向上させ、煙草への挿入過程で、発熱ユニット60は基板61によって力を受けて、力を受けるため、発熱体62が折り曲がって又は破断するという問題を効果的に避けて、また、基底にシルク印刷され、又はコーディングされるように形成された従来の抵抗発熱回路に比べると、本出願の基板61及び発熱体62は直接且つ独立的にエアロゾル形成媒体67に挿入され、高温で発熱する時、発熱体62が基板61から脱落して無効になるという問題がなく、発熱ユニット60の確実性を大幅に向上させる。具体的な実施例において、基板61の、少なくとも発熱体62の一部に対応する位置は、エアロゾル形成媒体67内に挿入される。
【0016】
具体的に、発熱体62は第1接続端E及び第2接続端Fを有し、第1電極63a及び第2電極63bのうちの一方電極が発熱体62の第1接続端Eに電気接続され、他方の電極が発熱体62の第2接続端Fに電気接続されるように、第1電極63a及び第2電極63bのうちの少なくとも1つの電極は第1端部Mから第2端部Nに延在することで、発熱体62には電流回路が形成され、従来技術において、基底に抵抗発熱膜層をシルク印刷し又はコーディングするように形成する方式に比べると、発熱体62は基板61内に嵌め込まれることで、発熱体62の厚さを増やし、基板61の歪みに連れて変形し又は損壊することがない一方、基板61の対向する2つの表面が何れも発熱体62に近接し、2つの表面の熱がより均一になる。
【0017】
1つの具体的な実施例において、第1電極63a及び第2電極63bのうちの少なくとも1つの電極は第1端部Mから第2端部Nに近接する位置まで延在している。無論、他の実施例において、第1電極63a及び第2電極63bは第1端部Mに近接する位置、又は基板61の中間位置に所在してもよく、具体的に、発熱体62の配置位置及び直列接続/並列接続形態に基づいて設計されてもよく、本実施例はこれに対して限定していない。
【0018】
具体的に、基板61は長方形の基板61であり、発熱ユニット60の、煙草への挿入過程で、基板61の第2端部Nは先に煙草に挿入されるため、発熱ユニット60を容易に煙草内に挿入するために、基板61の第2端部Nは具体的に先細りになるように配置され、即ち、三角形の構造を呈し、先細りの隣接する2本の辺から形成された夾角αは具体的に45度~90度、例えば60度を呈している。具体的に、当該実施例において、先細りの2本の辺と基板61の側辺との接続箇所はラジアンを呈し、当該ラジアンに対応する半径Rは1~3ミリ、具体的に1ミリである。
【0019】
具体的に、基板61は絶縁セラミック基板であってもよく、絶縁セラミック基板の熱伝導率は4~18W/(m.k)であり、抗折強度は600MPa以上であり、熱安定性は450度を超えて、耐火性能は1450度以上である。無論、他の実施例において、基板61は、絶縁コーティングが設けられた金属基板、例えばステンレス鋼であってもよく、これによって、発熱ユニット60の強度を向上させ、発熱ユニット60の屈曲又は破断を防止するとともに、発熱体62から生成された熱を基板61に接触する煙草に拡散させ、煙草の受熱の均一性を高める。1つの実施形態において、基板61の材質は酸化ジルコニウム材料であってもよく、当該酸化ジルコニウムの基板61は発熱体62から生成された熱に対して保温及び伝熱を行って、発熱ユニット60のエネルギー使用率を高める。他の実施形態において、絶縁セラミック基板はさらにZTA材料(靭性強化酸化ジルコニウム)、MTA(ムライト+酸化アルミニウム複合体)などのセラミックであってもよい。他の実施形態において、発熱体62は金属合金から製造され、又は鉄―シリコン―アルミニウム合金から製造されたセラミック合金であってもよい。
【0020】
具体的な実施例において、図2を参照して、基板61には、その長さ方向に沿って少なくとも1つの収容溝611が開けられ、発熱体62は具体的に当該収容溝611内に収容され、発熱ユニット60の煙草への挿入過程で、基板61によって力を受け、直接的に力を受けるため、発熱体62が折り曲がるという問題を避ける。具体的に、レーザーによって所定のサイズに従って、基板61を切断して収容溝611を形成することで、収容溝611のサイズの精度を保証し、収容溝611から、基板61の両側の縁までの距離が同様であり、即ち、収容溝611は基板61の幅方向に沿って真ん中に設けられる。具体的な実施例において、製造時、収容溝611の内側壁にガラスセラミック材料を塗装することで、基板61と発熱体62とを接着して、絶縁セラミック、ガラスセラミック及び電極を共同に焼結し、ガラスセラミックの粘度が高いため、発熱体62と基板61との間の結合力を効果的に高めて、使用の安定性を強化させ、具体的に、塗装の厚さは0.05~0.1ミリ、例えば0.05ミリである。
【0021】
具体的に、図2を参照して、1つの実施例において、基板61には、その長さ方向に沿って間隔を空けて配置された3つの収容溝611が開けられ、間隔距離L34は具体的に2~3ミリ、例えば2.90ミリであり、具体的に、収容溝611の横断面はストリップ状であり、且つ折曲状又は屈曲状、例えば略V字状(図2を参照)或いは一字状構造(以下の図8aを参照)を呈し、具体的に、その内に形成され、又は設けられる発熱体62は収容溝611の形状に対応して、同じように折曲状又は屈曲状を呈し、具体的に、収容溝611は略V字状構造を呈している場合、発熱体も略V字状構造を呈し、収容溝611は一字状構造を呈している場合、発熱体も一字状構造を呈し、即ち、発熱体62の形状は収容溝611の形状にマッチングし、具体的な実施例において、当該V字状の発熱体62において、そのV字状の底部は第1端部Mに向かって、且つ底部位置の抵抗が大きく、発熱体62自体の熱が下から上へ拡散するという設計に合って、これによって、発熱体62全体の温度が均一になる。ここで、収容溝611の横断面の形状は限定されず、発熱体62の形状に応じて設計されてもよい。
【0022】
1つの具体的な実施例において、略V字状収容溝611が開けられた基板61のサイズについて、具体的に図2及び図3を参照すればよく、基板61の長さL31は具体的に10~15ミリ、例えば13.20ミリであり、幅W31は4~6ミリ、例えば5ミリであり、当該基板61内に開けられたV字状収容溝611の長さL35は3~4ミリ、例えば3.00ミリであり、対応する有効長さは4.2ミリであり、厚さは0.3~0.6ミリ、例えば0.5ミリであり、内輪縁の中部に形成されるラジアンの対応する半径Rは0.5~1ミリ、例えば0.75ミリであり、外輪縁の中部に形成されるラジアンの対応する半径Rは0.5~1ミリ、例えば0.75ミリであり、内壁フィレットRの半径は0.2~0.5ミリ、例えば0.25ミリであり、外側フィレットRの半径は1~2ミリ、例えば1ミリであり、内輪縁の底部から外輪縁の底部までの距離W32は1~2ミリ、例えば1.15ミリであり、内輪縁の底部から内輪縁の天井部までの距離W33は0.5~1ミリ、例えば0.82ミリであり、内輪縁の底部から基板61の第2端部Nの天井部までの距離L32は3~4ミリ、例えば3.94ミリであり、外輪縁から形成されるラジアンαは45°~90°、例えば90°であり、ここで、上記V字状収容溝611の内側凹部を内輪縁に定義し、外側凸部を外輪縁に定義する。
【0023】
具体的に、基板61は第1表面C、及び第1表面Cに背向して設けられる第2表面Dを有し、収容溝611は具体的に、第1表面C及び第2表面Dを貫通した貫通溝であり、発熱体62は具体的に、当該貫通溝に収容され、1つの実施例において、加熱体62は第1加熱表面、及び第1加熱表面と対向する第2加熱表面を有し、具体的な実施例において、当該収容溝611内に収容される発熱体62の第1加熱表面及び第2加熱表面は、基板61の第1表面C及び第2表面Dに整合し、収容溝611を貫通溝構造として配置することで、当該収容溝611内に収容される発熱体62は基板61の第1表面の一側及び第2表面の一側からそれぞれ露出して、さらに、当該発熱体62が煙草に挿入された後、その2つの表面が何れも煙草に直接的に接触でき、エネルギーの使用率が高くて、加熱が均一であり、所定の温度場の境界が明瞭であり、特に、低電圧始動が電力リアルタイム制御及び設計には便利である。ここで、収容溝611はブラインドスロット又はブラインドホールであってもよい。
【0024】
他の実施形態において、加熱時、温度場ブランチに対する実際のニーズに基づいて、発熱体62の第1加熱表面及び第2加熱表面は基板61の第1表面C及び第2表面Dにそれぞれ少し突出し、又は第1表面C及び第2表面Dにそれぞれ少し凹んで、これによって、発熱体62の第1加熱表面及び第2加熱表面が基板61の第1表面C及び第2表面Dに突出する場合、発熱体62の高い温度が発熱体62の第1加熱表面及び第2加熱表面に集中され、その第1加熱表面及び第2加熱表面に接触する煙草を高い温度でベーキングすることで、煙が強いという需要を満たして、発熱体62の第1加熱表面及び第2加熱表面は、基板61の第1表面C及び第2表面Dに少し凹んでいる(即ち、より低い)場合、基板61のバリヤー効果のため、発熱体62の第1加熱表面及び第2加熱表面と、煙草との接触が緩んで、発熱体62の、煙草に対するベーキング温度を少し低減させ、煙が柔らかいという需要を満たしている。
【0025】
発熱体62は具体的に1つ又は複数であり、1つの具体的な実施例において、当該発熱体62は自立構造であり、即ち、当該発熱体62は他のキャリアに依存する必要がなく、独立的に存在でき、基底に印刷され、又はコーディングされるように形成された従来の抵抗発熱回路にくらべると、当該自立構造の発熱体62は、高温で発熱し、又は基板61が歪む時、発熱体62が基板61から脱落するという問題を効果的に避け、発熱ユニット60の確実性を大幅に向上させ、当該発熱体62は自立構造であり、基板61の第1表面の一側及び第2表面の一側から同時に露出できるため、熱の使用率及び加熱の均一性を効果的に向上させる。
【0026】
具体的に、発熱体62の形状は限定されず、ニーズに応じて設計されてもよい。1つの具体的な実施例において、発熱体62はストリップ状であり、基板61の幅方向に沿って延在し、折曲状又は屈曲状を呈している。1つの具体的な実施例において、ストリップ状の発熱体62の中間には屈曲部又は折曲部が形成され、屈曲部又は折曲部の夾角は45度より大きく、例えば、90度、120度又は145度であってもよい。
【0027】
具体的に、発熱体62の材質は導電セラミックであり、従来の金属材質に比べると、当該導電セラミック材質の発熱体62の導電效率が高くて、発熱による温度が均一であり、当該導電セラミックから製造される発熱体62は3~4ワットで調節されて設計され、導電率は1*10―4オーム~1*10―6オームに達して、具体的に5*10―5オームであり、低電圧始動に適して、電力リアルタイム制御及び設計には便利であり、導電セラミックの抗折強度は40MPaより大きく、耐火性能は1200℃より高く、また、当該導電セラミックから製造される発熱体62は全工程始動電圧という特性を備えている。
【0028】
具体的に、当該導電セラミックから製造される発熱体62において、その材料について、電磁発熱波長を中赤外波長として選択し、煙油の霧化に寄与して、口当たりをよくして、また、当該導電セラミックから製造される発熱体62の晶相構造は、高温安定型の酸化物セラミックであり、酸化物セラミックの耐疲労性がよく、強度が高く、密度が大きいため、有害金属の揮発及びダストという問題を効果的に避け、発熱体62の使用寿命を大幅に向上させる。
【0029】
上記セラミックの全ピースから製造される発熱体62は、最高温度熱点面積を低減させ、疲労割れ及び疲労抵抗が大きくなるというリスクをなくし、優れた一致性を備え、当該セラミック発熱材料の高強度及び微結晶構造による平滑性のため、当該発熱体62の表面の洗浄が容易であり、付着しにくくて、また、セラミック生産工程でセラミック材質の発熱体62を製造すれば、工程が簡単であり、且つ制御が容易であり、コストが低く、生産化の普及及び経済効果の向上に寄与する。
【0030】
具体的に、当該導電セラミックから製造される発熱体62は主成分及び結晶成分を含み、主成分は導電し、導電セラミックに一定の抵抗を形成させ、具体的にマンガン、ストロンチウム、ランタン、スズ、アンチモン、亜鉛、ビスマス、シリコン、チタンのうちの1つ又は複数であり、結晶成分、即ち、セラミック材料の主材料は主に、導電セラミックの形状及び構造を形成し、具体的にマンガン酸ランタン、マンガン酸ランタンストロンチウム、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化ケイ素、酸化イットリウムのうちの1つ又は複数である。他の実施形態において、発熱体62は、金属合金から製造され、又は鉄―シリコン―アルミニウム合金とセラミックとを混合して製造されるセラミック合金であってもよい。
【0031】
具体的に、上記導電セラミックはTCR特性を有する材料であり、即ち、温度と抵抗値とが対応関係を有するため、使用過程で、抵抗値を検出することで、温度値を取得して、発熱体62の温度を制御する。
【0032】
第1電極63a及び第2電極63bは塗装されるように形成され、具体的に、1つの実施例において、第1電極63a及び第2電極63bは何れも基板61に設けられ、発熱体62に電気接続され、1つの具体的な実施例において、第1電極63aは直接的に基板61の表面に形成され、例えば、基板61の第1表面63a又は第2表面63bに形成され、他の具体的な実施例において、基板61には、対向配置される2つの凹溝が開けられ、第1電極63a及び第2電極63bは2つの凹溝内にそれぞれ形成され、発熱体62の第1接続端E及び第2接続端Fにそれぞれ電気接続される。
【0033】
1つの具体的な実施例において、図4aを参照して、図4aは本出願の第1の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、第1電極63a及び第2電極63bは第1部分及び第2部分をそれぞれ含み、第1電極63a及び第2電極63bのうちの少なくとも1つの電極の第1部分は基板の表面に形成され、第2部分は発熱体62の表面に形成され、さらに、基板61の、電極の第1部分に対応する位置には第1凹溝が設けられ、電極の第1部分は第1凹溝内に設けられ、発熱体62の、電極の第2部分に対応する位置には第2凹溝が設けられ、電極の第2部分は第2凹溝内に設けられる。具体的な実施例において、電極の第1部分の厚さは第1凹溝の深さと同様であり、電極の第2部分の厚さは第2凹溝の厚さと同様である。
【0034】
さらに、1つの具体的な実施例において、図4bを参照して、図4bは本出願の第2の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、具体的に、第1電極63a及び第2電極63bは第3部分をさらに含み、第1電極63a及び第2電極63bのうちの少なくとも1つの電極の第3部分は発熱体62の、基板61に当接される側表面まで延在している。
【0035】
他の実施例において、第1電極63a及び第2電極63bのうちの一方の電極は基板61に設けられ、他方の電極は発熱体62に設けられ、発熱体62に設けられる電極は直接的に発熱体62の表面に形成され、又は発熱体62の凹溝内に設けられるとともに、発熱体62に電気接続される。具体的に、上記基板61及び/又は発熱体62に第1電極63a及び第2電極63bを塗装されるように形成することで、第1電極63a及び第2電極63bと、基板61及び/又は発熱体62との間の結合力を向上させ、さらに、第1電極63a及び第2電極63bに接続される電極リード線66と発熱体62との間の接続の安定性を向上させ、ここで、セラミックは細孔構造を有し、セラミックの細孔構造によって、塗装の厚さが大きい場合でも、形成された第1電極63a及び第2電極63bと、基板61及び/又は発熱体62との間の結合力が相変わらず強くて、第1電極63a及び第2電極63bと、基板61及び/又は発熱体62との間の結合力を大幅に高める。具体的に、上記塗装材料について銀ペーストを選択してもよい。ここで、金属膜を堆積するように第1電極63a及び第2電極63bを形成してもよく、例えば、金、白金、銅などの1*10―6オームより高い金属材料を堆積し、塗装の長さは5~8ミリ、例えば6.5ミリであり、銀電極塗装の厚さは0.05~0.1ミリ、例えば0.06ミリである。
【0036】
本実施形態において、第1電極63a及び第2電極63bが何れも基板61に設けられることを例とし、具体的に、第1電極63a及び第2電極63bは基板61の同一表面、例えば、基板61の第1表面C又は第2表面Dに設けられ、他の実施形態において、第1電極63a及び第2電極63bは2つの表面にそれぞれ設けられ、例えば、第1電極63aは第1表面Cに設けられ、第2電極63bは第2表面Dに設けられ、具体的に、実際のリード線空間の需要に応じて選択すればよく。無論、他の実施形態において、基板61の2つの表面には第1電極63a及び第2電極63bが同時に設けられてもよく、つまり、第1電極63a、第2電極63bの数は何れも2つであり、これによって、導電セラミックの導電成分が近接して、導電セラミックの2つの表面が何れも短い電流経路を備え、発熱体62の2つの表面の温度場がより均一になり、また、溶接が容易になる上に、導電セラミックの発熱体62との接触面積をなるべく増やして、接触抵抗を減少させ、発熱体62が通電する時、小さい熱を生成し、温度を低減させ、導電セラミックの発熱体62の2つの表面に同時に通電し、2つの表面に同一電位を形成し、2つの表面の間の導電成分の電界が均一になって、発熱効果がよりよくなる。
【0037】
1つの実施例において、発熱体62は少なくとも2つであり、少なくとも2つの発熱体62は第1電極63aと第2電極63bとの間に並列接続されるように設けられ、当該実施例における少なくとも2つの発熱体62は、多本が並列接続されるため、各本の発熱体62のサイズが小さく、基板61の収容溝611内に、各発熱体62を支持するための支持突起65(以下の図4cを参照)を別途に配置する必要がなく、発熱体62と基板61との間はよい結合力を備え、また、発熱体62全体の体積が小さくなり、電気エネルギーを節約し、加工が容易である。具体的に、第1電極63aと第2電極63bとは平行するように、間隔を空けて配置され、何れも基板61の第1端部Mから第2端部Nまで延在し、3つの発熱体62は基板61の長さ方向に沿って平行して、第1電極63aと第2電極63bとの間に間隔を空けて配置され、各発熱体62の一端は第1電極63aに電気接続され、他端は第2電極63bに電気接続される。1つの具体的な実施例において、第1電極63a及び第2電極63bの一部は発熱体62の端部の表面に塗装されることで、発熱体62と第1電極63a、第2電極63bとの電気接続を実現する。
【0038】
無論、他の実施例において、図4c及び図5を参照して、図4cは本出願の第3の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、図5は本出願の第4の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、収容溝611の内壁面の、基板61の第2表面に近接する位置には支持突起65が設けられ、発熱体62は具体的に当該支持突起65の、基板61の第2表面から離れた表面にラップされ、具体的に、当該実施例において、発熱体62の厚さは基板61の厚さより小さく、発熱体62の一側の表面は基板61の第1表面Cと整合し、他側の表面は第2表面Dより低く、具体的な構造について、図4cを参照すればよく、無論、発熱体62の厚さは基板61の厚さと同様であり、発熱体62の対向する2つの表面は基板61の第1表面C及び第2表面Dとそれぞれ整合し、また、発熱体62の、支持突起65に対応する位置には退避部が設けられることで、発熱体62が当該支持突起65にラップされ、さらに、発熱体62が基板61の収容溝611内から落下することを防止し、具体的な構造について、図5を参照すればよい。
【0039】
具体的に、図1a~図3を参照して、発熱体62は具体的に3つであり、3つの発熱体62は基板61の長さ方向に沿って間隔を空けて配置され、間隔距離L34は2~3ミリ、例えば具体的に2.90ミリであり、発熱体62の第1接続端Eと第2接続端Fとは基板61の幅方向に沿って対向配置され、具体的に、3つ発熱体62は図2又は図3の基板61の収容溝611内に収容され、その対応する構造及びサイズは、図2及び図3の収容溝611のサイズと同様であり、具体的に、上記の文字記載を参照すればよい。本実施例において、基板61の、少なくとも発熱体62に対応する位置は、エアロゾル形成媒体67に挿入される。
【0040】
具体的に、当該実施例において、第1電極63a及び第2電極63bは何れも基板61に設けられ、且つ何れも基板61の第1端部Mから第2端部Nに近接する位置まで延在し、具体的に、第1電極63a及び第2電極63bは発熱体62の対向する両側に位置し、各発熱体62の第1接続端E及び第2接続端Fは第1電極63a及び第2電極63bにそれぞれ接続されるように、基板61の両側に延在して、電流回路を形成し、また、各発熱体62の間は並列接続されるように配置される。具体的に、銀電極の塗装の厚さは0.05~0.1ミリ、例えば0.06ミリである。
【0041】
具体的な実施例において、図6を参照して、図6は本出願の1つの実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、基板61の少なくとも1つの表面には保護層64がさらに塗装され、当該保護層64は発熱体62、第1電極63a及び第2電極63bを被覆することで、煙草を加熱する時、形成された煙油が第1電極63a、第2電極63b及び発熱体62を損壊することを防止し、さらに、当該保護層64は基板61の全体を被覆することで、発熱ユニット60全体が滑らかな表面を備えている。保護層64は具体的に、ガラス釉層であってもよい。
【0042】
本実施例が提供する発熱ユニット60において、基板61及び発熱体62を配置することで、発熱体62によって煙草を加熱し、また、発熱体62は基板61内に嵌め込まれるように設けられることで、発熱ユニット60の強度を効果的に向上させ、煙草への挿入過程で、発熱ユニット60は基板61によって力を受け、力を受けるため、発熱体62が折り曲がって又は破断するという問題を効果的に避け、基底にシルク印刷され、又はコーディングされた従来の抵抗発熱回路に比べると、本出願の基板61及び発熱体62は直接的且つ独立的にエアロゾル形成媒体67に挿入されることができ、高温で発熱し、又は基板61が歪む時、発熱体62が基板61から脱落して無効になるという問題がなく、発熱ユニット60の確実性を大幅に向上させ、また、第1電極63a及び第2電極63bを配置して、第1電極63a及び第2電極63bのうちの一方の電極が発熱体62の第1接続端Eに電気接続され、他方の電極が発熱体62の第2接続端Fに電気接続されるように、第1電極63a及び第2電極63bのうちの少なくとも1つの電極が基板61の第1端部Mから第2端部Nに延在することで、発熱体62には電流回路が形成され、また、保護層64を配置することで、煙草を加熱する時、形成された煙油が第1電極63a、第2電極63b及び発熱体62を損壊することを効果的に防止する。
【0043】
他の実施例において、図7を参照して、図7は本出願の第2の実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図であり、発熱ユニット60を提供し、上記第1の実施例が提供する発熱ユニット60と違って、3つの発熱体62は直列接続されるように1つの発熱素子として形成され、第1電極63a及び第2電極63bのうちの1つの電極のみが、基板61の第1端部Mから基板61の、第2端部Nに近接する位置まで延在している。1つの具体的な実施例において、第1電極63aは基板61の第1端部Mから基板61の、第2端部Nに近接する位置まで延在し、第2電極63bは基板61の第1端部Mに設けられ(図7を参照)、以下の実施例において、これを例とし、無論、第2電極63bは基板61の第1端部Mから基板61の、第2端部Nに近接する位置まで延在し、第1電極63aは基板61の第1端部Mに設けられてもよい。
【0044】
具体的に、図7を参照し、当該実施例において、発熱体62は具体的に3つであり、隣接する2つの発熱体62のうちの一方の発熱体62の第2接続端Fは、他方の発熱体62の第1接続端Eに接続されることで、全体的な折曲型発熱素子を形成し、当該発熱素子の一端は第1電極63aに接続され、他端は第2電極63bに接続されることで、全体的な電流回路を形成する。無論、他の具体的な実施例において、第1電極63a及び第2電極63bは何れも基板61の、第2端部Nに近接する位置まで延在してもよく、本実施例はこれに対して限定していなく、発熱素子の一端は第1電極63aに接続され、他端は第2電極63bに接続さればよい。
【0045】
上記第1の実施例が提供する発熱ユニット60に比べると、本実施例が提供する発熱ユニット60によれば、発熱ユニット60の強度を効果的に向上させ、煙草への挿入過程で、発熱ユニット60は基板61によって力を受け、力を受けるため、発熱体62が折り曲がるという問題を効果的に避け、また、第2電極63bを基板61の、第2端部Nに近接する位置まで延在させる必要がないため、工程がより簡単になって、コストが低くて、少なくとも2つの発熱体62を全体的な発熱素子として接続することで、第1電極63a及び第2電極63bに接続し、これによって、発熱体62の一部と第1電極63a及び/又は第2電極63bとの接触不良による無効の発生を避ける。
【0046】
他の実施例において、図8aを参照して、図8aは本出願の第3の実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図であり、上記の第1の実施例及び第2の実施例が提供する発熱ユニット60と違って、発熱体62は基板61の長さ方向に沿って延在する。具体的に、第1電極63a及び第2電極63bのうちの一方の電極は基板61に設けられ、第1端部Mから第2端部Nに近接する位置まで延在し、発熱体62の第2接続端Fに電気接続され、他方の電極は発熱体62の第1接続端Eに設けられる。
【0047】
具体的に、当該実施例において、発熱体62は基板61の第1端部Mから、第2端部Nに近接する位置まで延在し、具体的に、長手状を呈し、発熱体62の、第1端部Mに近接する部分は、発熱体62の第1接続端Eとして形成され、発熱体62の、第2端部Nに近接する部分は、発熱体62の第2接続端Fとして形成される。1つの具体的な実施例において、第1電極63a及び第2電極63bのうちの第1電極63aは発熱体62の第2接続端Fに電気接続されるように、基板61の第1端部Mから、基板61の第2端部Nの位置まで延在し、第2電極63bは発熱体62の第1接続端Eに設けられる。1つの具体的な実施例において、図8bを参照して、図8bは本出願の第5の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、発熱体62の、第2電極63bに対応する位置は、基板61の表面より低くて、凹溝を形成し、第2電極63bは具体的に当該凹溝内に形成される。
【0048】
具体的に、1つの具体的な実施例において、図8aを参照して、第1電極63aは具体的に、垂直に配置される第1電極部63a及び第2電極部63aを含み、第1電極部63aは、基板61の、第1表面Cに接続される一側の表面に設けられ、基板61の第1端部Mから第2端部Nに近接する位置まで延在し、第2電極部63aは、第1電極部63aの、第2端部Nに近接する一端に電気接続され、第2接続端Fに電気接続されるように、基板61の第1表面C且つ第2端部Nに近接する位置に設けられる。
【0049】
具体的に、当該実施例において、発熱体62は第1発熱領域A、及び第1発熱領域Aに接続される第2発熱領域Bを含み、第1発熱領域Aは煙草に挿入され、加熱する主霧化領域であり、その上の霧化温度は280℃~350℃に集中され、霧化領域面積の75%以上を占めて、第2発熱領域Bは発熱体62の主係合セグメントであり、温度は150℃以下であり、1つの具体的な実施例において、第2電極63bは具体的に、発熱体62の第2発熱領域Bに設けられることで、セラミックから製造される発熱体62の霧化温度を低減させ、具体的に、発熱体62の第1発熱領域Aの発熱温度と第2発熱領域Bの発熱温度との比は2より大きい。
【0050】
1つの具体的な実施例において、発熱体62の、第2発熱領域Bに位置する部分の材料の抵抗率は、発熱体62の、第1発熱領域Aに位置する部分の材料の抵抗率より小さくされることで、発熱体62の第1発熱領域Aの温度が第2発熱領域Bの温度より大きく、また、異なる発熱領域に、抵抗率が異なる材料を配置することで、抵抗率の差によって異なる発熱領域の温度を調節して制御し、具体的に、発熱体62の、第1発熱領域Aに位置する部分と、発熱体62の、第2発熱領域Bに位置する部分とのセラミック材料の主成分は基本的に同様であり、且つ一体成形されるが、発熱体62の、第1発熱領域Aに位置する部分と、発熱体62の、第2発熱領域Bに位置する部分とのセラミック材料の比は異なって、又は他の成分は異なっているため、発熱体62の、第1発熱領域Aに位置する部分と、発熱体62の、第2発熱領域Bに位置する部分との抵抗率は異なっている。従来技術において、第1発熱領域Aと第2発熱領域Bとは異なる導電材料、例えばアルミ膜及び金膜を使用して、異なっている2つの導電材料を接合するという解決策に比べると、発熱体62の第1発熱領域A及び第2発熱領域Bの導電体が破断するという問題を効果的に避ける。
【0051】
当該実施例において、図9を参照して、図9は本出願の第6の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、発熱体62と基板61との間の結合力を保証して、発熱体62が基板61の収容溝611内から落下することを防止するために、収容溝611の、基板61の第2表面Dに近接する内側壁には、発熱体62の厚さ方向で発熱体62の厚さより小さい支持突起65が設けられることで、発熱体62を支持し、具体的な構造について、図9を参照すればよい。具体的に、1つの実施例において、発熱体62の厚さHは具体的に0.4~0.5ミリ、例えば0.4ミリであり、抵抗は0.3~1オーム、具体的に0.6オームであり、抵抗率は1*10―4~3*10―4オーム、例えば2*10―4オームであり、使用電力は1ワット~3ワット、具体的に2.5ワットである。
【0052】
具体的に、本実施例において、基板61の、少なくとも発熱体62の第1発熱領域Aに対応する一部又は全ての位置はエアロゾル形成媒体67に挿入され、無論、他の実施例において、基板61の、発熱体62の第2発熱領域Bに対応する一部の位置は、エアロゾル形成媒体67に挿入されてもよい。
【0053】
上記第2の実施例が提供する発熱ユニット60に比べると、本実施例が提供する発熱ユニット60において、発熱体62の第2接続端Fに電気接続されるように、第1電極63aは基板61の、第2端部Nに近接する位置まで延在し、第2電極63bは直接的に発熱体62の第1接続端Eに配置されることで、両者が効果的に接続されることを保証するとともに、発熱体62の第1接続端Eと第2接続端Fとの間には電流回路が形成され、第2電極63bの第1電極部63aを基板61の一側面に配置することで、第1電極部63aと発熱体62との短絡を防止するとともに、基板61の表面の使用率を効果的に向上させる。
【0054】
他の具体的な実施例において、図10を参照して、図10は本出願の第4の実施例が提供する発熱ユニットの構造模式図であり、上記第3実施例と違って、第1電極部63a全体は基板61の第1表面Cに設けられ、基板61の、第2端部Nに近接する位置の第2電極部63aに電気接続されることで、発熱体62の第2接続端Fとの電気接続を実現し、具体的に、当該実施例において、第2電極63bは同じように発熱体62の第1接続端Eに設けられる。
【0055】
上記第3の実施例が提供する発熱ユニット60に比べると、本実施例が提供する発熱ユニット60において、第1電極部63aを基板61の第1表面Cに配置することで、第1電極63a及び第2電極63bによって発熱体62を連通させることを保証する上に、第1電極部63aと発熱体62とが短絡しないことを保証するとともに、煙草を加熱する時、形成された煙油が重力の作用で、第1電極部63aと基板61の側面との間の隙間に浸透して、両者の結合力に影響することを避け、第2電極部63aと基板61との間の結合強度を効果的に保証し、また、発熱ユニット60の体積をさらに減少させる。
【0056】
具体的に、当該実施例において、図11を参照して、図11は本出願の第7の具体的な実施例が提供する発熱ユニットの側面図であり、発熱体62と基板61との間の結合力を保証して、発熱体62が基板61の収容溝611内から落下することを防止するために、発熱体62の収容溝611の内壁面に、発熱体62を支持するための支持突起65を配置し、具体的な構造について、図11を参照すればよく、具体的な実施例において、支持突起65は基板61と一体成形されることで、支持強度を提供する。
【0057】
図12を参照して、図12は本出願の1つの実施例が提供する電子霧化装置の構造模式図であり、本実施例において、エアロゾル形成装置600を提供し、当該エアロゾル形成装置600はハウジング601、ハウジング601内に設けられる発熱ユニット60、取付台70及び電源ユニット80を含む。
【0058】
発熱ユニット60は具体的に、上記何れか1つの実施例が提供する発熱ユニット60であり、その具体的な構造及び機能について、上記の関する文字記載を参照すればよく、ここで、贅言していなく、具体的に、発熱ユニット60は取付台70に設けられ、取付台70によってハウジング601の内壁面に固定されるように取り付けられ、電源ユニット80は発熱ユニット60に接続され、発熱ユニット60に給電し、1つの実施例において、電源ユニット80は具体的に充電式リチウムイオン電池である。
【0059】
具体的に、発熱ユニット60が取付台70に取り付けられる具体的な構造について、上記図1a、図7図8aを参照すればよく、具体的に、図1aを参照して、取付台70は取付本体71及び取付孔72を含み、発熱ユニット60は具体的に取付台70の取付孔72に挿入され、取付台70に固定され、基板61の、発熱体62が設けられていない部分は取付台70の取付孔72に挿入される。
【0060】
具体的に、発熱ユニット60は図8aの構造である場合、発熱ユニット60の第2発熱領域Bは取付台70の取付孔72内に挿入され、取付台70に固定され、煙草に挿入された後、煙草の端部は取付台70の上面に当接される。具体的に、取付孔72の側壁には逃がし溝が設けられ、電極リード線66は具体的に、当該逃がし溝によって取付台70内に入り込むように、第1電極63a及び第2電極63bに接続される。さらに、図8aを参照して、取付本体71には少なくとも2つの係止部73がさらに設けられ、取付台70は具体的に、係止部73によってエアロゾル形成装置600のハウジング601に固定される。
【0061】
さらに、図8aを参照して、取付本体71の一側には、取付孔72に連通する延在溝74がさらに設けられ、当該延在溝74は具体的に、基板61の第2端部Nに背中合わせする一側の表面に設けられ、当該延在溝74は、発熱ユニット60の、取付台70内に挿入される部分の形状と一致し、例えば、発熱ユニット60の、取付台70内に挿入される部分の形状は矩形であると、延在溝74の形状も矩形であり、延在溝74は、発熱ユニット60の、取付台70内に挿入される部分の大きさにマッチングすることで、当該延在溝74によって、発熱ユニット60の、取付台70に挿入される部分を補強させ、破断を防止する。1つの具体的な実施例において、取付台70には2つの延在溝74が設けられ、2つの延在溝74は交差して垂直に配置される。
【0062】
具体的に、取付台70の材料は、融点が160度以上の有機又は無機材料を使用し、例えば、PEEK材料であってもよく、取付台70は具体的に、接着剤によって発熱ユニット60に接着され、接着剤は耐高温の水のりであってもよい。
【0063】
本実施例が提供するエアロゾル形成装置600において、発熱ユニット60を配置し、当該発熱ユニット60に基板61及び発熱体62を配置することで、発熱体62によって煙草を加熱し、また、発熱体62は基板61内に嵌め込まれるように設けられることで、発熱ユニット60の強度を効果的に向上させ、煙草への挿入過程で、発熱ユニット60は基板61によって力を受け、力を受けるため、発熱体62が折り曲がるという問題を効果的に避け、基底にシルク印刷され、又はコーディングされるように形成された従来の抵抗発熱回路に比べると、本出願の基板61及び発熱体62は直接且つ独立的にエアロゾル形成媒体67に挿入され、高温で発熱する時、発熱体62が基板61から脱落して無効になるという問題がなく、発熱ユニット60の確実性を大幅に向上させ、また、第1電極63a及び第2電極63bを配置して、第1電極63a及び第2電極63bのうちの一方の電極が発熱体62の第1接続端Eに電気接続され、他方の電極が発熱体62の第2接続端Fに電気接続されるように、第1電極63a及び第2電極63bのうちの少なくとも1つの電極が基板61の第1端部Mから第2端部Nに延在することで、発熱体62には電流回路が形成され、これによって、短絡の発生を避ける上に、工程が簡単であり、発熱ユニット60の強度が高い。
【0064】
以上は本出願の実施形態のみであり、本出願の特許範囲を限定するものではなく、本出願の明細書及び図面内容を使用してなされた等価構造又は等価のフロー変換は、直接或いは間接的に他の関連技術分野に適用され、何れも同じように、本出願の特許保護範囲内に該当する。
図1a
図1b
図2
図3
図4a
図4b
図4c
図5
図6
図7
図8a
図8b
図9
図10
図11
図12