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▶ 梶田 壽義の特許一覧

特許7515032圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペン。
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  • 特許-圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペン。 図1
  • 特許-圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペン。 図2
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  • 特許-圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペン。 図9
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-03
(45)【発行日】2024-07-11
(54)【発明の名称】圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペン。
(51)【国際特許分類】
   B43K 7/12 20060101AFI20240704BHJP
   B43K 24/08 20060101ALI20240704BHJP
【FI】
B43K7/12
B43K24/08 150
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2024008731
(22)【出願日】2024-01-24
【審査請求日】2024-01-24
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505339841
【氏名又は名称】梶田 壽義
(72)【発明者】
【氏名】梶田 壽義
【審査官】内藤 万紀子
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-136867(JP,A)
【文献】特開2009-269263(JP,A)
【文献】実開昭57-163376(JP,U)
【文献】特開2012-030432(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43K 7/00
B43K 24/00
B43K 21/00
B43K 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
市販汎用型の低コストのノック式ボールペンの替え芯の先端側のカシメ部のボール側に一つ目の圧縮バネを
前記カシメ部の後ろ側に二つ目の圧縮バネを配置し前記カシメ部をボール側の圧縮バネと後ろ側の圧縮バネ
の仕切り部としボール側からの加圧が優先され前記後ろ側の二つ目の圧縮バネが加圧され、その反力が
筆圧としてボールに反映され使用者が筆圧を調節しながら文字が書ける事
特徴とする圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペン。
【請求項2】
請求項1の仕組みを利用しボールペンの使用者の筆圧の変化に応じ圧縮バネに掛かる筆圧の変化で筆記対象
との間に筆圧のバラツキがあっても圧縮バネに吸収され文字の乱れが少なくなる事を特徴とする
圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンとしての一案。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2023ー174261号公報
【文献】特開2023―075358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高齢になるとボールペンで文字を書く時、手からの加圧が安定せず紙の上で滑ったり震えたりして
落ち着いた文字が書きにくい。万年筆の様な安定感のあるボールペンの開発をした。
【課題を解決するための手段】
【0005】
市販汎用型の低コストのノック式ボールペンの替え芯の先端側のカシメ部のボール側に一つ目の圧縮バネを
前記カシメ部の後ろ側に二つ目の圧縮バネを配置し前記カシメ部をボール側の圧縮バネと後ろ側の圧縮バネ
の仕切り部としボール側からの加圧が優先され前記後ろ側の二つ目の圧縮バネが加圧され、その反力が
筆圧としてボールに反映され使用者が筆圧を調節しながら文字が書け、
ボールペンの使用者の筆圧の変化に応じ圧縮バネに掛かる筆圧の変化で筆記対象
との間に筆圧のバラツキがあっても圧縮バネに吸収され文字の乱れが少なくなる発明を提供する。

【発明の効果】
【0006】
筆圧の変化に応じ圧縮バネに掛かる筆圧の変化で筆記対象との間に筆圧のバラツキがあっても
圧縮バネに吸収され文字の乱れが少なくなる様になった又、筆圧を調節しながら文字を書く事が出来きた。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧弱の時の側面図
図2図2は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧強の時の側面図
図3図3は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧弱の時の正面図
図4図4は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧強の時の正面図
図5図5は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンのペン先を収納した時の側面図
図6図6は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンのクリップ部の詳細図
図7図7は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧を弱から強に変化させた時の図
図8図8は試作に使用した市販汎用型の低コストのノック式ボールペンの替え芯の写真
図9図9は試作に使用した2つの圧縮バネの写真
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態を図1図9に基づいて説明する。
【0009】
図1は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧弱の時の側面を示す図である。
【0010】
図2は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧強の時の側面を示す図である。
【0011】
図3は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧弱の時の正面を示す図である。
【0012】
図4は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧強の時の正面を示す図である。
【0013】
図5は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンのペン先を収納した時の側面を示す図である。
【0014】
図6は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンのクリップ部の詳細を示す図である。
【0015】
図7は圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンの筆圧を弱から強に変化させた時の図である。
【0016】
図8は試作に使用した市販汎用型の低コストのノック式ボールペンの替え芯の写真である。
【0017】
図9は試作に使用した2つの圧縮バネの写真ある。
【実施例
【0018】
図2は本発明の代表図である。
【産業上の利用可能性】
【0019】
高齢になるとボールペンで文字を書く時、手からの加圧が安定せず紙の上で滑ったり
震えたりして落ち着いた文字が書きにくい。万年筆の様な安定感のあるボールペンの開発をした。
便利グッズとして製造、販売。
【符号の説明】
【0020】
1 ボール側の圧縮バネに特定の加圧Aが掛かった時の大きさ(長さ)
2 後ろ側の圧縮バネに特定の加圧Bが掛かった時の大きさ(長さ)
3 ボールペンのケースの長さ
4 キャップ付きスペーサの長さ
5 後ろ側の圧縮バネに特定の加圧B+加圧変数βが掛かった時の大きさ(長さ)
6 ボール側圧縮バネに特定の加圧A+加圧変数αが掛かった時の大きさ(長さ)
7 ボールペンの芯の長さ
8 キャップ付きスペーサ
9 キャップ付きスペーサ移動用ピニオン
10 クリップ側のピニオン支え
11 ボールペンのケースのピニオン取付け用凹部
12 ボールペンの芯のインク空部
13 ボールペンクリップ兼ピニオン支え
14 ボールペンのケース
15 ピニオン回転用摘まみ
16 ピニオンの軸
17 クリップとボールペンケースの隙間
18 キャップ
19 ボール側の圧縮バネ用ストッパー
20 ボールペンの弱い加圧に対する反力
21 ボールペンの強い加圧に対する反力
22 ボールペンの弱い加圧と強い加圧に状態シフトを示す
23 ボールペンの強い加圧に対する反力の連続の状態を示す
24 キャップ付きスペーサの位置をボール位置調節状態
25 用紙
26 圧縮バネを利用した筆圧調節型ボールペンのペン先の使用時の傾きの表示
27 ボールペンの加圧に対する反力の表示
28 ボールペンの連続加圧状態の表示
29 ボール側圧縮バネ
30 ピニオンによるスペーサーロック部
31 ボールペンの芯に掛かった加圧力
32 後ろ側の圧縮バネに特定の加圧Bが掛かった時の大きさ(長さ):強い加圧の時
33 ボール側の圧縮バネに特定の加圧Aが掛かった時の大きさ(長さ):強い加圧の時
24E キャップ付きスペーサの位置をボール位置調節状態
35 キャップに接触したマーク
【要約】
【課題】
高齢になるとボールペンで文字を書く時、手からの加圧が安定せず紙の上で滑ったり震えたりして
落ち着いた文字が書きにくい。万年筆の様な安定感のあるボールペンを開発した。
【解決手段】
ボールペンのカシメ部を仕切り部としボール側からの加圧が優先され前記後ろ側の二つ目の圧縮バネが
加圧されバネ定数が高くなりその反力が筆圧としてボールに反映され使用者が筆圧を調節しながら文字を
書ける様にした。
【選択図】 図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9