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特許7515082電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-04
(45)【発行日】2024-07-12
(54)【発明の名称】電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240705BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20240705BHJP
【FI】
G06Q50/10
H04L67/00
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020038997
(22)【出願日】2020-03-06
(65)【公開番号】P2021140573
(43)【公開日】2021-09-16
【審査請求日】2023-02-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】515281891
【氏名又は名称】株式会社ワンツーシーエムジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】沼田 雅之
(72)【発明者】
【氏名】金 昌煥
【審査官】阿部 潤
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-004488(JP,A)
【文献】特開2019-213041(JP,A)
【文献】特開2019-160028(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末と電子スタンプとサーバ部とを備え、
前記ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と前記電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う電子チケット管理システムであって、
前記サーバ部は、
前記電子チケットの表示データを生成する電子チケット表示データ生成部と、
前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行部
電子チケット表示制限部と、を備え、
前記電子チケット表示データ生成部は、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が前記電子チケットを表示できるように、前記電子チケットの表示データを生成し、
前記電子チケットURL発行部は、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が電子チケットURLの全体を表示可能な前記電子チケットURLとして短縮URLを発行し、
前記電子チケット表示制限部は、前記WEBブラウザ、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリのうちの、前記短縮URLにアクセスするために用いられたものを用いなければ、前記電子チケットが前記ユーザ端末に表示されないように制限をかける
電子チケット管理システム。
【請求項2】
前記サーバ部は、
前記電子チケットURL発行部を備える電子チケット管理サーバと、
前記電子チケットの販売を行う電子チケット販売サーバとを備え、
前記電子チケット販売サーバは、前記電子チケットURL発行部によって発行された前記電子チケットURLを、少なくとも、電子メールを用いる第1チャネル、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる第2チャネルのいずれかを介して前記ユーザ端末に送信する通信部を備える、
請求項1に記載の電子チケット管理システム。
【請求項3】
前記電子チケット管理サーバは、
前記ユーザ端末に対する前記電子チケットURLの送信に用いられたチャネル、前記電子チケットの発行数、前記電子チケットの発行日時、前記電子チケットが使用された施設、前記電子チケットの使用数、および、前記電子チケットの使用日時の少なくともいずれかを管理する管理部を備える、
請求項2に記載の電子チケット管理システム。
【請求項4】
前記サーバ部は、前記電子チケットの認証処理を行う認証処理部を備え、
前記認証処理部は、前記電子チケットの表示画面と前記電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの消込処理を行う、
請求項1に記載の電子チケット管理システム。
【請求項5】
前記電子チケットが、単一券型電子チケットであり、
前記単一券型電子チケットは、1つの電子チケットURLに対応しており、
前記1つの電子チケットURLにアクセスすることによって、前記ユーザ端末が、前記単一券型電子チケットを表示する、
請求項1に記載の電子チケット管理システム。
【請求項6】
前記電子チケットが、同一種類の複数の電子チケットを含む回数券型電子チケットであり、
前記電子チケットURLにアクセスすることによって、前記ユーザ端末が、前記回数券型電子チケットの一覧を表示し、
前記回数券型電子チケットの一覧から少なくとも1つの電子チケットを選択することによって、前記ユーザ端末が、選択された少なくとも1つの前記電子チケットを表示する、
請求項1に記載の電子チケット管理システム。
【請求項7】
前記電子チケットは、種類が互いに異なる複数の電子チケットを含むセット券型電子チケットであり、
前記電子チケットURLにアクセスすることによって、前記ユーザ端末が、前記セット券型電子チケットの一覧を表示し、
前記セット券型電子チケットの一覧から少なくとも1つの電子チケットを選択することによって、前記ユーザ端末が、選択された少なくとも1つの前記電子チケットを表示する、
請求項1に記載の電子チケット管理システム。
【請求項8】
ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う電子チケット管理サーバであって、
前記電子チケットの表示データを生成する電子チケット表示データ生成部と、
前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行部
電子チケット表示制限部と、を備え、
前記電子チケット表示データ生成部は、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が前記電子チケットを表示できるように、前記電子チケットの表示データを生成し、
前記電子チケットURL発行部は、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が電子チケットURLの全体を表示可能な前記電子チケットURLとして短縮URLを発行し、
前記電子チケット表示制限部は、前記WEBブラウザ、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリのうちの、前記短縮URLにアクセスするために用いられたものを用いなければ、前記電子チケットが前記ユーザ端末に表示されないように制限をかける、
電子チケット管理サーバ。
【請求項9】
サーバ部が、ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う認証処理ステップと、
前記サーバ部が、前記電子チケットの表示データを生成するステップと、
前記サーバ部が、前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行ステップとを備え、
前記サーバ部が、電子チケット表示制限ステップと、を備え、
前記電子チケットの表示データを生成するステップは、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が前記電子チケットを表示できるように、前記電子チケットの表示データを生成し、
前記電子チケットURL発行ステップは、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が電子チケットURLの全体を表示可能な前記電子チケットURLとして短縮URLを発行し、
前記電子チケット表示制限ステップは、前記WEBブラウザ、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリのうちの、前記短縮URLにアクセスするために用いられたものを用いなければ、前記電子チケットが前記ユーザ端末に表示されないように制限をかける
電子チケット管理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う認証処理ステップと、
前記電子チケットの表示データを生成するステップと、
前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行ステップと、
電子チケット表示制限ステップと、を実行させるためのプログラムであって、
前記電子チケットの表示データを生成するステップは、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が前記電子チケットを表示できるように、前記電子チケットの表示データを生成し、
前記電子チケットURL発行ステップは、前記ユーザ端末がWEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が電子チケットURLの全体を表示可能な前記電子チケットURLとして短縮URLを発行し、
前記電子チケット表示制限ステップは、前記WEBブラウザ、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリのうちの、前記短縮URLにアクセスするために用いられたものを用いなければ、前記電子チケットが前記ユーザ端末に表示されないように制限をかける
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば入場チケット、商品引換券、割引券、回数券、商品券、クーポンなどのチケットとして紙製のチケットが用いられる場合には、チケットに関する情報が紙に印刷される。印刷されたチケットは、例えば郵送、手渡しなどによってユーザに送られる。ユーザがチケットを使用する時には、例えばユーザがチケットを店舗スタッフに手渡す、店舗スタッフがチケットの一部をもぎる(ちぎる)などの行為によって、チケットが使用済みの状態になる。使用されたチケットの数、チケットが使用された日時などの情報を集計する必要がある場合には、店舗などによって集計が行われる。
【0003】
例えば入場チケットなどのチケットとして電子チケットが用いられる場合には、電子チケットが、WEBブラウザ、アプリなどを用いてユーザ端末などに表示される。電子チケットの表示データは、例えば電子メール、SNS(Social Networking Service)アプリなどを用いることによって、配信元からユーザ端末に配信される。
電子チケットの使用時の一例では、ユーザ端末に表示された電子チケットが、店舗スタッフなどに提示される。この例では、店舗スタッフなどが、電子チケットを使用済みの状態に切り替えることができないため、使用済みの電子チケットが、再度、不正に使用されるおそれがある。
電子チケットの使用時の他の例では、ユーザ端末のタッチパネルに表示された電子チケットに含まれる使用ボタンなどが、店舗スタッフなどによって操作(例えばクリック)される。この例では、店舗スタッフなどの操作によって電子チケットが使用済みの状態に切り替えられるものの、電子チケットの使用店舗に関する情報(電子チケットがどの店舗で使用されたかを示す情報)を生成することができない。
電子チケットの使用時の更に他の例では、ユーザ端末に表示された電子チケットに含まれるコードなどの識別情報が、店舗に設置されたリーダによって読み取られる。この例では、識別情報の読み取りによって電子チケットが使用済みの状態に切り替えられ、電子チケットの使用店舗に関する情報が生成されるものの、店舗にリーダなどの設備を設置する必要があるため、多額のシステム改修費が発生してしまう。
【0004】
また、従来から、操作が簡略化された電子チケットシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術では、電子チケットデータへのアクセス情報が利用者端末に通知され、利用者端末からのアクセスに応じて、電子チケットデータが利用者端末に送信される。
また、特許文献1に記載された技術では、電子チケットデータの入手に必要なバーコードをダウンロードするためのURLが、ダウンロードURL記述電子メールによって利用者端末に送付される。更に、利用者が利用者端末を操作してURLにアクセスすることによって、バーコードが利用者端末にダウンロードされる。
ところで、利用者がURLにアクセスするためにURLが利用者端末に表示される場合、URLが利用者端末の表示画面に入りきらないと(つまり、URLが利用者端末の表示画面からはみ出してしまうと)、利用者が利用者端末を操作しづらいと感じてしまうおそれがある。また、利用者が利用者端末を操作しづらいと感じる場合には、利用者が電子チケットを利用したくないと感じてしまうおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2006-107368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した問題点に鑑み、本発明は、ユーザの利便性を向上させ、電子チケットの利用を促進することができる電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、ユーザ端末と電子スタンプとサーバ部とを備え、前記ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と前記電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う電子チケット管理システムであって、前記サーバ部は、前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行部を備え、前記電子チケットURLは短縮URLである、電子チケット管理システムである。
【0008】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記サーバ部は、前記電子チケットURL発行部を備える電子チケット管理サーバと、前記電子チケットの販売を行う電子チケット販売サーバとを備え、前記電子チケット販売サーバは、前記電子チケットURL発行部によって発行された前記電子チケットURLを、少なくとも、電子メールを用いる第1チャネル、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる第2チャネルのいずれかを介して前記ユーザ端末に送信する通信部を備えてもよい。
【0009】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記電子チケット管理サーバは、前記ユーザ端末に対する前記電子チケットURLの送信に用いられたチャネル、前記電子チケットの発行数、前記電子チケットの発行日時、前記電子チケットが使用された施設、前記電子チケットの使用数、および、前記電子チケットの使用日時の少なくともいずれかを管理する管理部を備えてもよい。
【0010】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記サーバ部は、前記電子チケットの認証処理を行う認証処理部を備え、前記認証処理部は、前記電子チケットの表示画面と前記電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの消込処理を行ってもよい。
【0011】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記サーバ部は、前記電子チケットの表示データを生成する電子チケット表示データ生成部を備え、前記電子チケット表示データ生成部は、WEBブラウザを用いる場合、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、前記ユーザ端末が前記電子チケットを表示できるように、前記電子チケットの表示データを生成してもよい。
【0012】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記サーバ部は、前記WEBブラウザ、および、前記ユーザ端末にインストールされたアプリのうちの、前記電子チケットURLにアクセスするために用いられたものを用いなければ、前記電子チケットが前記ユーザ端末に表示されないように制限をかける電子チケット表示制限部を備えてもよい。
【0013】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記電子チケットが、単一券型電子チケットであり、前記単一券型電子チケットは、1つの電子チケットURLに対応しており、前記1つの電子チケットURLにアクセスすることによって、前記ユーザ端末が、前記単一券型電子チケットを表示してもよい。
【0014】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記電子チケットが、同一種類の複数の電子チケットを含む回数券型電子チケットであり、前記電子チケットURLにアクセスすることによって、前記ユーザ端末が、前記回数券型電子チケットの一覧を表示し、前記回数券型電子チケットの一覧から少なくとも1つの電子チケットを選択することによって、前記ユーザ端末が、選択された前記少なくとも1つの電子チケットを表示してもよい。
【0015】
本発明の一態様の電子チケット管理システムでは、前記電子チケットは、種類が互いに異なる複数の電子チケットを含むセット券型電子チケットであり、前記電子チケットURLにアクセスすることによって、前記ユーザ端末が、前記セット券型電子チケットの一覧を表示し、前記セット券型電子チケットの一覧から少なくとも1つの電子チケットを選択することによって、前記ユーザ端末が、選択された前記少なくとも1つの電子チケットを表示してもよい。
【0016】
本発明の一態様は、ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う電子チケット管理サーバであって、前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行部を備え、前記電子チケットURLは短縮URLである、電子チケット管理サーバである。
【0017】
本発明の一態様は、ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う認証処理ステップと、前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行ステップとを備え、前記電子チケットURLは短縮URLである、電子チケット管理方法である。
【0018】
本発明の一態様は、コンピュータに、ユーザ端末に表示された電子チケットの使用時に、前記電子チケットの表示画面と電子スタンプとを用いることによって前記電子チケットの認証処理を行う認証処理ステップと、前記ユーザ端末が前記電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する電子チケットURL発行ステップとを実行させるためのプログラムであって、前記電子チケットURLは短縮URLである、プログラムである。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させ、電子チケットの利用を促進することができる電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】第1実施形態の電子チケット管理システムの概略構成の一例などを示す図である。
図2】第1実施形態の電子チケット管理システムのユーザ端末の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。
図3図1に示すユーザ端末と電子チケット販売サーバと電子チケット管理サーバとの間のデータなどの流れの一例を説明するための図である。
図4図1に示す電子チケット管理サーバの管理部の管理画面に表示される情報などの流れの一例を説明するための図である。
図5】第1実施形態の電子チケット管理システムにおいて実行される処理の一例を説明するためのシーケンス図である。
図6】第2実施形態の電子チケット管理システムのユーザ端末の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。
図7】第3実施形態の電子チケット管理システムのユーザ端末の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
<第1実施形態>
以下、添付図面を参照し、本発明の電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラムの実施形態について説明する。
【0022】
図1は第1実施形態の電子チケット管理システム1の概略構成の一例などを示す図である。
図1に示す例では、電子チケット管理システム1が、例えば電子入場チケット、電子商品(またはサービス)引換券、電子割引券、電子回数券、電子商品(またはサービス)券、電子クーポンなどのような電子チケットに関する管理を行うシステムである。電子チケット管理システム1は、ユーザ端末11と、電子スタンプ12と、サーバ部13とを備えている。
ユーザ端末11は、例えばスマートフォンなどのような携帯端末、PC(パーソナルコンピュータ)などのような端末装置などである。ユーザ端末11は、例えば電子チケット管理システム1のユーザ(例えば電子チケットの使用希望者など)によって利用される。ユーザ端末11は、通信部11Aと、表示部11Bと、入力部11Cとを備えている。通信部11Aは、サーバ部13などに対するデータの送信、サーバ部13などからのデータの受信などを行う。表示部11Bは、例えばサーバ部13などから受信したデータに基づく表示などを行う。表示部11Bは、電子チケットなどを表示する機能を有する。入力部11Cは、例えばユーザなどによる入力操作を受け付ける。表示部11Bおよび入力部11Cは、例えばタッチパネル(詳細には、例えば静電式マルチタッチ方式のタッチパネル)などによって構成される。
【0023】
電子スタンプ12は、電子チケットの認証処理などに用いられる。電子スタンプ12は、例えば特開2017-215938号公報の図1に記載されたスタンプと同様に構成されている。電子スタンプ12は、電子チケットを使用可能な例えば店舗などの施設に配置されている。電子スタンプ12が、上述した入力部11Cとして機能するタッチパネルなどに押し下げられると、電子スタンプ12の固有の情報(例えば特開2017-215938号公報の段落0020、段落0021に記載されている情報(電子スタンプ12が配置されている例えば店舗などの施設の識別情報などを含む))が、入力部11Cに入力される。複数の電子スタンプ12が複数の施設に配置される場合には、複数の電子スタンプ12のそれぞれが、複数の施設のそれぞれに対応する固有の情報を有する。
【0024】
サーバ部13は、電子チケットの認証処理などを行う。サーバ部13は、例えば電子チケット販売サーバ13Aと、電子チケット管理サーバ13Bとを備えている。
電子チケット販売サーバ13Aは電子チケットの販売などを行う。電子チケット販売サーバ13Aは、例えば電子チケットの発行、販売などを行う事業者などによって管理される。電子チケット販売サーバ13Aは、例えば通信部13A1と、処理部13A2と、記憶部13A3とを備えている。通信部13A1は、ユーザ端末11、電子チケット管理サーバ13Bなどに対するデータの送信、ユーザ端末11、電子チケット管理サーバ13Bなどからのデータの受信などを行う。処理部13A2は、ユーザ端末11、電子チケット管理サーバ13Bなどに送信されるデータの生成、ユーザ端末11、電子チケット管理サーバ13Bなどから受信したデータの処理などを行う。記憶部13A3は、ユーザ端末11、電子チケット管理サーバ13Bなどから受信したデータ、処理部13A2によって生成されたデータ、処理部13A2による処理結果などを記憶する。
【0025】
電子チケット管理サーバ13Bは、例えば電子チケットの認証処理などを行う事業者などによって管理されるサーバである。電子チケット管理サーバ13Bは、例えば通信部13B1と、電子チケット表示データ生成部13B2と、電子チケットURL発行部13B3と、認証処理部13B4と、使用済み画面表示データ生成部13B5と、管理部13B6と、電子チケット表示制限部13B7と、記憶部13B8とを備えている。
通信部13B1は、ユーザ端末11、電子チケット販売サーバ13Aなどに対するデータの送信、ユーザ端末11、電子チケット販売サーバ13Aなどからのデータの受信などを行う。電子チケット表示データ生成部13B2は、例えばユーザ端末11の表示部11Bが電子チケットを表示するためのデータである電子チケット表示データを生成する。
電子チケットURL発行部13B3は、ユーザ端末11が電子チケット表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL(Uniform Resource Locator)を発行する。詳細には、電子チケットURL発行部13B3によって発行される電子チケットURLは、例えば特開2017-173924号公報の図3、特開2012-174205号公報の段落0069などに記載されているような短縮URLである。
認証処理部13B4は、電子チケットの表示画面と電子スタンプ12とを用いることによって電子チケットの認証処理を行う。使用済み画面表示データ生成部13B5は、電子チケットが使用済みである旨を例えばユーザ端末11の表示部11Bが表示するためのデータである使用済み画面表示データを生成する。
管理部13B6は、電子チケットに関する情報の管理を行う。電子チケット表示制限部13B7は、所定の条件下で電子チケットがユーザ端末11に表示されないように制限をかける。記憶部13B8は、ユーザ端末11、電子チケット販売サーバ13Aなどから受信したデータ、電子チケット表示データ生成部13B2、使用済み画面表示データ生成部13B5などによって生成されたデータ、認証処理部13B4による処理結果などを記憶する。
図1に示す例では、電子チケット管理サーバ13Bが電子チケット表示制限部13B7を備えているが、他の例では、電子チケット管理サーバ13Bが電子チケット表示制限部13B7を備えていなくてもよい。
【0026】
図2は第1実施形態の電子チケット管理システム1のユーザ端末11の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。詳細には、図2(A)は電子チケット購入サイト(EC(Electronic Commerce)サイト)の閲覧時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。図2(B)は電子チケット(コーヒーチケット)の購入時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。図2(C)はユーザ端末11の通信部11Aが電子チケットURLを含む電子メールを受信した時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。図2(D)はユーザ端末11の表示部11Bが電子チケットを表示している時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。図2(E)は電子チケット管理サーバ13Bの認証処理部13B4によって電子チケットの認証処理が行われた後におけるユーザ端末11の表示画面を示している。つまり、図2(D)および図2(E)は電子チケットの使用時(電子チケットが店舗において使用される時)におけるユーザ端末11の表示画面を示している。
図2に示す例では、ユーザ(ユーザ端末11の利用者)が、電子チケット購入サイトにおいて電子チケット(コーヒーチケット)を購入し、その電子チケットを店舗において使用する。
【0027】
具体的には、図2(A)に示すユーザ端末11の表示画面では、ユーザ端末11の表示部11Bが、「水族館入場チケット」、「コーヒーチケット(カフェコーヒー引換券)」などの電子チケットを販売する電子チケット購入サイトを表示している。「コーヒーチケット」の購入を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面の「カフェコーヒー引換券」ボタンをタップすると、ユーザ端末11の表示画面が図2(A)から図2(B)に遷移する。
図2(B)に示すユーザ端末11の表示画面では、ユーザ端末11の表示部11Bが、「コーヒーチケット」の金額、有効期限、「コーヒーチケット」を使用可能な店舗などを表示し、ユーザ端末11の入力部11Cが、ユーザによる入力操作など(例えば、「コーヒーチケット」の購入枚数、チケット送付先メールアドレス、クレジットカード情報の入力操作、購入決定操作)を受け付ける。「コーヒーチケット」の購入を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面中の「購入」ボタンをタップすると、ユーザ端末11の表示画面が図2(B)から図2(C)に遷移する。
【0028】
図2(C)に示すユーザ端末11の表示画面において、ユーザ端末11の表示部11Bは、ユーザ端末11が電子チケット(コーヒーチケット)の表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL「https://multicp.jp/abc1234」などを表示している。この電子チケットURLは、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行されたものである。また、この電子チケットURLは、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1からユーザ端末11に送信された電子メールに含められて、ユーザ端末11に納品されたものである。
「コーヒーチケット」の使用を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面の電子チケットURLをタップすると、ユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスし、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示データ生成部13B2によって生成された電子チケット表示データが、電子チケット管理サーバ13Bからユーザ端末11に送信される。その結果、図2(D)に示すように、ユーザ端末11の表示部11Bが、電子チケット(コーヒーチケット)を表示可能になる。
詳細には、電子チケット表示データ生成部13B2は、WEBブラウザを用いる場合、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、ユーザ端末11の表示部11Bが電子チケットを表示できるように、電子チケットの表示データを生成する。
そのため、図2に示す例では、WEBブラウザを用いなければ電子チケットをユーザ端末11に表示できない場合や、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いなければ電子チケットをユーザ端末11に表示できない場合よりも、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0029】
また、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示制限部13B7は、WEBブラウザ、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリのうちの、図2(C)に示す電子チケットURL「https://multicp.jp/abc1234」にアクセスするために用いられたものを用いなければ、電子チケット(コーヒーチケット)が、図2(D)に示すようにユーザ端末11に表示されないように、制限をかけている。
つまり、図2に示す例では、WEBブラウザ、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリのうちの一方(例えばWEBブラウザ)が、図2(C)に示す電子チケットURLにアクセスするために用いられると共に、図2(D)に示す電子チケットの表示を行うために用いられる。その結果、電子チケット表示制限部13B7による電子チケットの表示の制限が行われず、図2(D)に示すように電子チケット(コーヒーチケット)がユーザ端末11に表示される。
そのため、図2に示す例では、電子チケット表示制限部13B7が備えられていない場合よりも、例えば電子チケット表示データ生成部13B2によって生成された電子チケット表示データが複製されて電子チケットが不正使用されるおそれを抑制することができる。
【0030】
電子チケット(コーヒーチケット)の使用時には、ユーザが、ユーザ端末11を携帯して来店し、図2(D)に示すユーザ端末11の表示画面(コーヒーチケットの表示画面)を店舗スタッフに提示する。
店舗スタッフは、電子スタンプ12をユーザ端末11の表示画面(タッチパネル)に押印する(当接させる)。その結果、ユーザ端末11の入力部11Cが、電子スタンプ12を用いた入力操作を受け付け、電子スタンプ12の固有の情報が、入力部11Cに入力される。つまり、ユーザ端末11のタッチパネルが、電子スタンプ12の複数の当接位置(突起位置)を検出する。
ユーザ端末11の通信部11Aは、入力部11Cに入力された電子スタンプ12の固有の情報を電子チケット管理サーバ13Bに送信する。
電子チケット管理サーバ13Bの認証処理部13B4は、ユーザ端末11から送信された電子スタンプ12の固有の情報と、例えば電子チケット管理サーバ13Bの記憶部13B8に予め格納された電子チケットに関する情報(例えば有効期限など)とに基づいて、電子チケットの認証処理(詳細には、電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性の有無の判定)を行う。
電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性がある場合に、認証処理部13B4は、電子チケットの消込処理を行い、店舗スタッフがコーヒーをユーザに提供する。つまり、認証処理部13B4は、電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性がある場合に、電子チケットを使用済み電子チケットとして取り扱う。
具体的には、電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性があると認証処理部13B4が判定した場合に、電子チケット管理サーバ13Bの使用済み画面表示データ生成部13B5は、電子チケットが使用済みである旨をユーザ端末11の表示画面に表示するためのデータである使用済み画面表示データを生成する。
電子チケット管理サーバ13Bの通信部13B1は、使用済み画面表示データ生成部13B5によって生成された使用済み画面表示データをユーザ端末11に送信する。
ユーザ端末11の表示部11Bは、電子チケット管理サーバ13Bから送信された使用済み画面表示データに基づいて、電子チケットが使用済みである旨を示す使用済み電子チケット(USED コーヒーチケット)を表示する。
図2(E)に示すユーザ端末11の表示画面では、ユーザ端末11の表示部11Bが、電子チケットが使用済みである旨を示す使用済み電子チケットを表示している。
【0031】
上述したように、図2に示す例では、ユーザ端末11の表示画面に表示された電子チケットが使用される時に、電子チケットの表示画面と電子スタンプ12とを用いることによって、認証処理部13B4が、電子チケットの認証処理を行う。ユーザ端末11が電子チケットの表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURLは、電子チケットURL発行部13B3によって発行される。電子チケットURLとして、短縮URLが用いられる。
そのため、図2に示す例では、図2(C)に示すようにユーザ端末11の表示画面が小さい場合であっても、ユーザ端末11が電子チケットURL(短縮URL)の全体を表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができ、電子チケットの利用を促進することができる。
【0032】
また、図2に示す例では、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1が、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLを、電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信する。
電子チケット管理サーバ13Bの管理部13B6は、ユーザ端末11に対する電子チケットURLの送信に用いられたチャネルが電子メールである旨を管理する。また、管理部13B6は、例えば、図2(B)に示すように電子チケット(コーヒーチケット)の発行数が「1枚」である旨、コーヒーチケットの発行日時、コーヒーチケットが使用された店舗(施設)、コーヒーチケットの使用数が「1枚」である旨、コーヒーチケットの使用日時などを管理する。
その結果、図2に示す例では、電子メールを用いるチャネルの効果(例えば電子チケットがいつ、どこで、どのくらい利用されたかの効果など)を測定することができる。
【0033】
更に、図2に示す例では、電子チケット管理サーバ13Bの認証処理部13B4が、図2(D)に示す電子チケットの表示画面と電子スタンプ12とを用いることによって、電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性の有無を判定し、電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性がある場合に、電子チケットの消込処理を行う。
そのため、図2に示す例では、使用済みの電子チケットが不正使用されるおそれを抑制することができる。
【0034】
また、図2に示す例では、図2(A)に示すようにユーザによって購入された電子チケット(コーヒーチケット)が、単一券型電子チケットである。単一券型電子チケットは、1つの電子チケットURLに対応している。つまり、1枚のコーヒーチケットが、図2(C)に示す1つの電子チケットURL「https://multicp.jp/abc1234」に対応している。
ユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスすることにより、1枚のコーヒーチケットに対応する電子チケット表示データが、電子チケット管理サーバ13Bからユーザ端末11に送信され、図2(D)に示すように1枚のコーヒーチケットが、ユーザ端末11に表示される。
【0035】
図2に示す例では、電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLが、ECサイトにおいて送信される電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信される。
他の例では、電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLが、メールマガジンのコンテンツとしての電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信されてもよい。
更に他の例では、電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLが、ユーザ端末11にインストールされたアプリ(例えばSNSアプリ)を用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信されてもよい。
【0036】
図3図1に示すユーザ端末11と電子チケット販売サーバ13Aと電子チケット管理サーバ13Bとの間のデータなどの流れの一例を説明するための図である。
図3に示す例では、ユーザが、ユーザ端末11を利用することによって、電子チケット購入サイトにおいて電子チケットを購入する時に、ユーザ端末11の入力部11Cに入力された情報(電子チケット購入要求)が、ユーザ端末11から電子チケット販売サーバ13Aに送信される。
電子チケット販売サーバ13Aは、ユーザ端末11から送信された電子チケット購入要求に応じて、例えばAPI(Application Programming Interface)を利用して、電子チケットURL発行要求を電子チケット管理サーバ13Bに送信する。
電子チケット管理サーバ13Bは、電子チケット販売サーバ13Aから送信された電子チケットURL発行要求に応じて、電子チケットURLを発行し、例えばAPIを利用して電子チケットURLを電子チケット販売サーバ13Aに送信する。
電子チケット販売サーバ13Aは、電子チケット管理サーバ13Bから送信された電子チケットURLを電子メールなどに含めてユーザ端末11に送信する。
ユーザ端末11は、電子チケット販売サーバ13Aから送信された電子チケットURLを含む電子メールなどを表示する。
【0037】
図2に示す例では、ユーザが、電子チケットを購入する時と、電子チケットURLを表示する時とで同一のユーザ端末11(スマートフォン)を利用するが、図3に示す例のように、ユーザが、電子チケットを購入する時にユーザ端末11としてPCを利用し、電子チケットURLを表示する時にユーザ端末11としてスマートフォンを利用してもよい。
【0038】
図4図1に示す電子チケット管理サーバ13Bの管理部13B6の管理画面に表示される情報などの流れの一例を説明するための図である。
図4に示す例では、ユーザが電子チケットを購入する時に、ユーザ端末11が「電子チケット購入画面」を表示する。
また、ユーザが電子チケットを購入する時には、ユーザ端末11が、電子チケットの発行を要求する旨のデータ(電子チケット発行リクエストデータ)をサーバ部13に送信し、サーバ部13の電子チケット管理サーバ13Bが、電子チケットURLを含む電子メールなどを、サーバ部13の電子チケット販売サーバ13Aを介してユーザ端末11に送信する。電子チケット発行リクエストは、APIを利用して行われる。
電子チケットの使用時には、ユーザが、ユーザ端末11を携帯して来店し、ユーザ端末11の表示画面(「ドリンク引換券」の表示画面)を店舗スタッフに提示する。
店舗スタッフが、電子スタンプ12(図2参照)をユーザ端末11の表示画面に当接させることによって、電子スタンプ12の固有の情報が、ユーザ端末11によって検出される。
ユーザ端末11が、電子スタンプ12の固有の情報をサーバ部13の電子チケット管理サーバ13Bに送信し、電子チケット管理サーバ13Bが、電子チケットの認証処理および消込処理を行う。
電子チケット管理サーバ13Bは、電子チケットが使用済みである旨をユーザ端末11の表示画面に表示するための使用済み画面表示データをユーザ端末11に送信し、ユーザ端末11は、電子チケットが使用済みである旨を示す使用済み電子チケット「USED ドリンク引換券」を表示する。
電子チケット管理サーバ13Bの管理部13B6は、電子チケットに関する情報の管理など(具体的には、例えば商品(またはサービス)登録/販売管理/報告(レポート)/電子チケットの発行・使用履歴確認など)を行う。例えば電子チケットの発行、販売などを行う事業者などは、表示画面(管理画面)を用いることによって、管理部13B6によって管理されている情報(例えば電子チケットの販売状況、使用状況など)を閲覧することができる。また、管理部13B6は、管理されている情報を抽出する機能を有する。管理部13B6は、例えば販売商品別レポート、店舗別レポート、チャネル別レポート、販売商品別使用店舗レポート、チャネル別商品レポート、残高集計レポート(電子チケットの発行額に対する未使用残高の販売商品別の集計レポート)などを生成し、管理画面に表示可能である。
【0039】
図5は第1実施形態の電子チケット管理システム1において実行される処理の一例を説明するためのシーケンス図である。
図5に示す例では、最初に、電子チケットの使用対象の商品の登録に関する処理が行われる。
具体的には、ステップS10において、電子チケット管理サーバ13Bが、商品の登録を行う。
ステップS11では、電子チケット管理サーバ13Bが、ステップS10において登録された商品の情報を電子チケット販売サーバ13Aに送信する。
ステップS12では、電子チケット販売サーバ13Aが、ステップS11において送信された商品の情報を記憶し、管理する。
【0040】
次いで、電子チケットの発行および配信に関する処理が行われる。
具体的には、ステップS13において、ユーザ端末11が、例えばユーザの入力操作に応じて、商品の情報を電子チケット販売サーバ13Aに要求する(例えば、ユーザ端末11がECサイトにアクセスする)。
ステップS14では、電子チケット販売サーバ13Aが、商品の情報をユーザ端末11に送信する。
ステップS15では、ユーザ端末11が、商品の情報を表示する(例えば、ユーザ端末11が、図2(A)に示す表示を行う)。
ステップS16では、ユーザ端末11が、例えばユーザの入力操作に応じて、電子チケット購入画面データを要求する。
ステップS17では、電子チケット販売サーバ13Aが、電子チケット購入画面データをユーザ端末11に送信する。
ステップS18では、ユーザ端末11が、電子チケット購入画面(例えば図2(B)に示す画面)を表示する。
ステップS19では、ユーザ端末11が、例えばユーザの入力操作に応じて、商品の購入を要求する旨のデータを電子チケット販売サーバ13Aに送信する。
ステップS20では、電子チケット販売サーバ13Aが、電子チケット管理サーバ13Bに対して電子チケットの発行を要求する。詳細には、電子チケット販売サーバ13Aが、電子チケット管理サーバ13Bに対して電子チケットURLを要求する。
ステップS21では、電子チケット管理サーバ13Bが、電子チケットURLを発行する。
ステップS22では、電子チケット管理サーバ13Bが、電子チケットURLを電子チケット販売サーバ13Aに送信する。
ステップS23では、電子チケット販売サーバ13Aが、電子チケットURLを含む電子メールなどをユーザ端末11に送信する。
ステップS24では、ユーザ端末11が、電子チケットURLを含む電子メールなど(例えば図2(C)に示す画面)を表示する。
【0041】
次いで、電子チケットの使用に関する処理が行われる。
具体的には、ステップS25において、ユーザ端末11が、例えばユーザの入力操作(例えば電子チケットURLのタップ操作など)に応じて、電子チケットURLにアクセスする。
ステップS26では、電子チケット管理サーバ13Bが、電子チケット表示データを生成する。
ステップS27では、電子チケット管理サーバ13Bが、電子チケット表示データをユーザ端末11に送信する。
ステップS28では、ユーザ端末11が、電子チケット管理サーバ13Bから送信された電子チケット表示データに基づいて、単一券型電子チケットを表示する。詳細には、ユーザ端末11が、例えばユーザの入力操作に応じて、例えば図2(D)に示す画面を表示する。
ステップS29では、例えばユーザによって店舗スタッフに提示されたユーザ端末11が、電子スタンプ12の固有の情報の入力を受け付ける。詳細には、例えば店舗スタッフによって、ユーザ端末11に対する電子スタンプ12の押印が行われる。
ステップS30では、ユーザ端末11が、電子スタンプ12の固有の情報などを電子チケット管理サーバ13Bに送信する。
ステップS31では、電子チケット管理サーバ13Bが、電子スタンプ12の固有の情報などに基づいて、電子チケットの認証処理などを行う。
ステップS32では、電子チケット管理サーバ13Bが、電子チケットが使用済みである旨をユーザ端末11の表示画面に表示するための使用済み画面表示データを生成する。
ステップS33では、電子チケット管理サーバ13Bが、使用済み画面表示データをユーザ端末11に送信する。
ステップS34では、ユーザ端末11が、使用済み画面表示データに基づいて使用済み画面(例えば図2(E)に示す画面)を表示する。
【0042】
上述したように、第1実施形態の電子チケット管理システム1では、電子スタンプ12が電子チケットの認証処理に用いられるため、店舗側のシステム改修は不要となる。その結果、リーダなどが店舗に設置される場合よりも、大幅にコストを抑制することができる。
また、電子スタンプ12を用いる電子チケットの認証処理は、ユーザにとって直感的でわかりやすく、アナログ的な楽しい体験になるため、電子チケットの利用を促進することができ、店舗の集客力を向上させることができる。
電子スタンプ12の固有の情報は、数百万通り以上に生成可能であるため、高度なセキュリティを有する電子チケットの認証処理を行うことができる。
紙製のチケットではなく、電子チケットが用いられるため、チケットの発行、販売などを行う事業者、店舗などにおけるチケットの管理(例えば在庫の管理など)、回収、集計などの手間を大幅に低減することができる。また、電子チケットの情報の管理をすべてサーバ部13において行うことができる。更に、有効期限を徒過したチケットが誤って使用されてしまうおそれを抑制することができる。また、紙製のチケットが用いられる場合よりも、ユーザがチケットを保管する負担、ユーザがチケットを店舗に持参する負担などを低減することができ、ユーザの満足度を向上させることができる。更に、紙製のチケットが郵送される場合よりも、ユーザへのチケットの送付にかかる費用を大幅に低減することができる。
【0043】
<第2実施形態>
以下、本発明の電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラムの第2実施形態について説明する。
第2実施形態の電子チケット管理システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の電子チケット管理システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の電子チケット管理システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の電子チケット管理システム1と同様の効果を奏することができる。
【0044】
上述したように第1実施形態の電子チケット管理システム1では、ユーザによって購入される電子チケットが、単一券型電子チケットであり、単一券型電子チケットは、1つの電子チケットURLに対応している。つまり、1枚のコーヒーチケットが、図2(C)に示す1つの電子チケットURL「https://multicp.jp/abc1234」に対応している。また、ユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスすることにより、例えば1枚のコーヒーチケットに対応する電子チケット表示データが、電子チケット管理サーバ13Bからユーザ端末11に送信され、図2(D)に示すように例えば1枚のコーヒーチケットが、ユーザ端末11に表示される。
一方、第2実施形態の電子チケット管理システム1では、ユーザによって購入される電子チケットが、同一種類の複数の電子チケットを含む回数券型電子チケットである。
【0045】
図6は第2実施形態の電子チケット管理システム1のユーザ端末11の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。詳細には、図6(A)はユーザ端末11の通信部11Aが電子チケットURLを含む電子メールを受信した時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。図6(B)はユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスすることによって遷移した後のユーザ端末11の表示画面を示している。図6(C)はユーザ端末11の表示部11Bが、同一種類の複数の電子チケットを含む回数券型電子チケットのうちの1つの電子チケットを表示している時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。
図6に示す例では、ユーザ(ユーザ端末11の利用者)が、例えば電子チケット購入サイトにおいて回数券型電子チケット(複数のビール券を含む回数券型電子チケット)を購入し、複数のビール券のうちの1つのビール券を店舗において使用する。
【0046】
具体的には、図6(A)に示すユーザ端末11の表示画面において、ユーザ端末11の表示部11Bは、ユーザ端末11が複数のビール券を含む回数券型電子チケットの一覧の表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL「https://multicp.jp/beer/abc1234」などを表示している。この電子チケットURLは、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行されたものである。また、この電子チケットURLは、例えば、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1からユーザ端末11に送信された電子メールに含められて、ユーザ端末11に納品されたものである。
「ビール券」の使用を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面の電子チケットURLをタップすると、ユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスする。また、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示データ生成部13B2によって生成された複数のビール券を含む回数券型電子チケットの一覧の表示データが、電子チケット管理サーバ13Bからユーザ端末11に送信される。更に、図6(B)に示すように、ユーザ端末11の表示部11Bが、複数のビール券を含む回数券型電子チケットの一覧を表示する。
図6(B)に示す例では、複数のビール券のうちの1つのビール券が使用済みの状態になっているが、ユーザ端末11の表示部11Bが回数券型電子チケットの一覧を最初に表示する時には、複数のビール券のすべてが未使用の状態で表示される。
また、電子チケット表示データ生成部13B2は、WEBブラウザを用いる場合、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、ユーザ端末11の表示部11Bが回数券型電子チケットの一覧を表示できるように、回数券型電子チケットの一覧の表示データを生成する。
そのため、図6に示す例では、WEBブラウザを用いなければ回数券型電子チケットの一覧をユーザ端末11に表示できない場合や、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いなければ回数券型電子チケットの一覧をユーザ端末11に表示できない場合よりも、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0047】
「ビール券」の使用を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面の回数券型電子チケットの一覧から1つの電子チケット(詳細には、未使用状態のビール券)を選択(例えばタップ)すると、ユーザ端末11が電子チケット管理サーバ13Bにアクセスし、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示データ生成部13B2によって生成された電子チケット表示データが、電子チケット管理サーバ13Bからユーザ端末11に送信される。その結果、図6(C)に示すように、ユーザ端末11の表示部11Bが、選択された1つの電子チケット(未使用状態のビール券)を表示可能になる。
また、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示制限部13B7は、WEBブラウザ、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリのうちの、図6(A)に示す電子チケットURL「https://multicp.jp/beer/abc1234」にアクセスするために用いられたものを用いなければ、電子チケット(ビール券)が、図6(C)に示すようにユーザ端末11に表示されないように、制限をかけている。
つまり、図6に示す例では、WEBブラウザ、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリのうちの一方(例えばWEBブラウザ)が、図6(A)に示す電子チケットURLにアクセスするために用いられると共に、図6(C)に示す電子チケット(ビール券)の表示を行うために用いられる。その結果、電子チケット表示制限部13B7による電子チケットの表示の制限が行われず、図6(C)に示すように電子チケット(ビール券)がユーザ端末11に表示される。
そのため、図6に示す例では、電子チケット表示制限部13B7が備えられていない場合よりも、例えば電子チケット表示データ生成部13B2によって生成された電子チケット表示データが複製されて電子チケット(ビール券)が不正使用されるおそれを抑制することができる。
【0048】
電子チケット(ビール券)の使用時には、ユーザが、ユーザ端末11を携帯して来店し、図6(C)に示すユーザ端末11の表示画面(ビール券の表示画面)を店舗スタッフに提示する。
店舗スタッフは、電子スタンプ12をユーザ端末11の表示画面(タッチパネル)に押印する(当接させる)。その結果、ユーザ端末11の入力部11Cが、電子スタンプ12を用いた入力操作を受け付け、電子スタンプ12の固有の情報が、入力部11Cに入力される。
電子チケット管理サーバ13Bの認証処理部13B4は、ユーザ端末11から送信された電子スタンプ12の固有の情報と、例えば電子チケット管理サーバ13Bの記憶部13B8に予め格納された電子チケット(ビール券)に関する情報(例えば有効期限など)とに基づいて、電子チケットの認証処理(詳細には、電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性の有無の判定)を行う。
電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性がある場合に、認証処理部13B4は、電子チケット(ビール券)の消込処理を行い、店舗スタッフがビールをユーザに提供する。
具体的には、電子チケット(ビール券)および電子スタンプ12の有効性および整合性があると認証処理部13B4が判定した場合に、電子チケット管理サーバ13Bの使用済み画面表示データ生成部13B5は、電子チケット(ビール券)が使用済みである旨をユーザ端末11の表示画面に表示するためのデータである使用済み画面表示データを生成する。
ユーザ端末11の表示部11Bは、電子チケット管理サーバ13Bから送信された使用済み画面表示データに基づいて、電子チケット(ビール券)が使用済みである旨を示す使用済み電子チケット(図示せず)を表示する。
【0049】
上述したように、図6に示す例では、ユーザ端末11の表示画面に表示された電子チケット(ビール券)が使用される時に、電子チケットの表示画面と電子スタンプ12とを用いることによって、認証処理部13B4が、電子チケットの認証処理を行う。ユーザ端末11が回数券型電子チケットの一覧の表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURLは、電子チケットURL発行部13B3によって発行される。電子チケットURLとして、短縮URLが用いられる。
そのため、図6に示す例では、図6(A)に示すようにユーザ端末11の表示画面が小さい場合であっても、ユーザ端末11が電子チケットURL(短縮URL)の全体を表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができ、電子チケット(ビール券)の利用を促進することができる。
【0050】
また、図6に示す例では、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1が、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLを、電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信する。
電子チケット管理サーバ13Bの管理部13B6は、ユーザ端末11に対する電子チケットURLの送信に用いられたチャネルが電子メールである旨を管理する。また、管理部13B6は、例えば回数券型電子チケットの発行数が1部である旨、回数券型電子チケットの発行日時、回数券型電子チケットに含まれる個々のビール券が使用された店舗(施設)、回数券型電子チケットに含まれる複数のビール券の使用数、回数券型電子チケットに含まれる個々のビール券の使用日時などを管理する。
その結果、図6に示す例では、電子メールを用いるチャネルの効果(例えば電子チケットがいつ、どこで、どのくらい利用されたかの効果など)を測定することができる。
【0051】
更に、図6に示す例では、電子チケット管理サーバ13Bの認証処理部13B4が、図6(C)に示すビール券の表示画面と電子スタンプ12とを用いることによって、ビール券および電子スタンプ12の有効性および整合性の有無を判定し、ビール券および電子スタンプ12の有効性および整合性がある場合に、ビール券の消込処理を行う。
そのため、図6に示す例では、使用済みのビール券が不正使用されるおそれを抑制することができる。
また、ビール券の消込処理が行われると、図6(B)に示すように、回数券型電子チケットの一覧に含まれる複数のビール券のうちの使用されたものが、使用済みの状態「USED」として表示される。
そのため、図6に示す例では、ユーザは、回数券型電子チケットの一覧に含まれる複数のビール券のうちの、使用済みのビール券の数と、未使用のビール券の数とを容易に把握することができる。
【0052】
また、図6に示す例では、ユーザによって購入された電子チケット(ビール券)が、回数券型電子チケットであり、ユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスすることによって、回数券型電子チケットの一覧が、ユーザ端末11に表示される。
そのため、ユーザは1つの電子チケットURLを覚えておけば、回数券型電子チケットの一覧をユーザ端末11に表示させることができる。つまり、ユーザは、すべてのビール券のそれぞれに対応するURLを覚える必要がない。
そのため、図6に示す例では、ユーザの利便性を向上させることができ、回数券型電子チケットの利用を促進することができる。
図6に示す例では、ユーザ(ユーザ端末11の利用者)が、複数のビール券のうちの1つのビール券を店舗において使用するが、他の例では、ユーザが複数のビール券のうちの2つ以上のビール券を店舗において同時に使用してもよい。この例では、「ビール券」の使用を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面の回数券型電子チケットの一覧から2つ以上の電子チケット(詳細には、未使用状態のビール券)を選択(例えばタップ)する。その結果、選択された2つ以上の電子チケット(未使用状態のビール券)が、図6(C)に示す例のように、ユーザ端末11に表示される。
また、この例では、店舗スタッフは、ユーザ端末11の表示画面(タッチパネル)に表示された2つ以上の電子チケット(未使用状態のビール券)のそれぞれに電子スタンプ12を押印する(当接させる)。電子チケット(ビール券)および電子スタンプ12の有効性および整合性があると認証処理部13B4が判定した場合には、2つ以上の電子チケット(ビール券)が使用済みである旨を示す2つ以上の使用済み電子チケットが、ユーザ端末11に表示される。
【0053】
<第3実施形態>
以下、本発明の電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラムの第3実施形態について説明する。
第3実施形態の電子チケット管理システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の電子チケット管理システム1と同様に構成されている。従って、第3実施形態の電子チケット管理システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の電子チケット管理システム1と同様の効果を奏することができる。
【0054】
第3実施形態の電子チケット管理システム1では、ユーザによって購入される電子チケットは、種類が互いに異なる複数の電子チケットを含むセット券型電子チケットである。
【0055】
図7は第3実施形態の電子チケット管理システム1のユーザ端末11の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。詳細には、図7(A)はユーザ端末11の通信部11Aが電子チケットURLを含む電子メールを受信した時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。図7(B)はユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスすることによって遷移した後のユーザ端末11の表示画面を示している。図7(C)はユーザ端末11の表示部11Bが、種類が互いに異なる複数の電子チケットを含むセット券型電子チケットのうちの1つの電子チケットを表示している時におけるユーザ端末11の表示画面を示している。
図7に示す例では、ユーザ(ユーザ端末11の利用者)が、例えば電子チケット購入サイトにおいてセット券型電子チケット(デザート券とドリンク券とポテト券とを含むセット券型電子チケット)を購入し、ポテト券を店舗において使用する。
【0056】
具体的には、図7(A)に示すユーザ端末11の表示画面において、ユーザ端末11の表示部11Bは、ユーザ端末11がデザート券とドリンク券とポテト券とを含むセット券型電子チケットの一覧の表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURL「https://multicp.jp/set/abc1234」などを表示している。この電子チケットURLは、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行されたものである。また、この電子チケットURLは、例えば、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1からユーザ端末11に送信された電子メールに含められて、ユーザ端末11に納品されたものである。
例えば「ポテト券」の使用を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面の電子チケットURLをタップすると、ユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスする。また、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示データ生成部13B2によって生成されたデザート券とドリンク券とポテト券とを含むセット券型電子チケットの一覧の表示データが、電子チケット管理サーバ13Bからユーザ端末11に送信される。更に、図7(B)に示すように、ユーザ端末11の表示部11Bが、デザート券とドリンク券とポテト券とを含むセット券型電子チケットの一覧を表示する。
また、電子チケット表示データ生成部13B2は、WEBブラウザを用いる場合、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いる場合のいずれにおいても、ユーザ端末11の表示部11Bがセット券型電子チケットの一覧を表示できるように、セット券型電子チケットの一覧の表示データを生成する。
そのため、図7に示す例では、WEBブラウザを用いなければセット券型電子チケットの一覧をユーザ端末11に表示できない場合や、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いなければセット券型電子チケットの一覧をユーザ端末11に表示できない場合よりも、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0057】
「ポテト券」の使用を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面のセット券型電子チケットの一覧から1つの電子チケット(詳細には、未使用状態のポテト券)を選択(例えばタップ)すると、ユーザ端末11が電子チケット管理サーバ13Bにアクセスし、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示データ生成部13B2によって生成された電子チケット表示データが、電子チケット管理サーバ13Bからユーザ端末11に送信される。その結果、図7(C)に示すように、ユーザ端末11の表示部11Bが、選択された1つの電子チケット(未使用状態のポテト券)を表示可能になる。
また、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケット表示制限部13B7は、WEBブラウザ、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリのうちの、図7(A)に示す電子チケットURL「https://multicp.jp/set/abc1234」にアクセスするために用いられたものを用いなければ、電子チケット(ポテト券)が、図7(C)に示すようにユーザ端末11に表示されないように、制限をかけている。
つまり、図7に示す例では、WEBブラウザ、および、ユーザ端末11にインストールされたアプリのうちの一方(例えばWEBブラウザ)が、図7(A)に示す電子チケットURLにアクセスするために用いられると共に、図7(C)に示す電子チケット(ポテト券)の表示を行うために用いられる。その結果、電子チケット表示制限部13B7による電子チケットの表示の制限が行われず、図7(C)に示すように電子チケット(ポテト券)がユーザ端末11に表示される。
そのため、図7に示す例では、電子チケット表示制限部13B7が備えられていない場合よりも、例えば電子チケット表示データ生成部13B2によって生成された電子チケット表示データが複製されて電子チケット(ポテト券)が不正使用されるおそれを抑制することができる。
【0058】
電子チケット(ポテト券)の使用時には、ユーザが、ユーザ端末11を携帯して来店し、図7(C)に示すユーザ端末11の表示画面(ポテト券の表示画面)を店舗スタッフに提示する。
店舗スタッフは、電子スタンプ12をユーザ端末11の表示画面(タッチパネル)に押印する(当接させる)。その結果、ユーザ端末11の入力部11Cが、電子スタンプ12を用いた入力操作を受け付け、電子スタンプ12の固有の情報が、入力部11Cに入力される。
電子チケット管理サーバ13Bの認証処理部13B4は、ユーザ端末11から送信された電子スタンプ12の固有の情報と、例えば電子チケット管理サーバ13Bの記憶部13B8に予め格納された電子チケット(ポテト券)に関する情報(例えば有効期限など)とに基づいて、電子チケットの認証処理(詳細には、電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性の有無の判定)を行う。
電子チケットおよび電子スタンプ12の有効性および整合性がある場合に、認証処理部13B4は、電子チケット(ポテト券)の消込処理を行い、店舗スタッフがポテトをユーザに提供する。
具体的には、電子チケット(ポテト券)および電子スタンプ12の有効性および整合性があると認証処理部13B4が判定した場合に、電子チケット管理サーバ13Bの使用済み画面表示データ生成部13B5は、電子チケット(ポテト券)が使用済みである旨をユーザ端末11の表示画面に表示するためのデータである使用済み画面表示データを生成する。
ユーザ端末11の表示部11Bは、電子チケット管理サーバ13Bから送信された使用済み画面表示データに基づいて、電子チケット(ポテト券)が使用済みである旨を示す使用済み電子チケット(図示せず)を表示する。
【0059】
上述したように、図7に示す例では、ユーザ端末11の表示画面に表示された電子チケット(ポテト券)が使用される時に、電子チケットの表示画面と電子スタンプ12とを用いることによって、認証処理部13B4が、電子チケットの認証処理を行う。ユーザ端末11がセット券型電子チケットの一覧の表示データを受信するために必要な情報である電子チケットURLは、電子チケットURL発行部13B3によって発行される。電子チケットURLとして、短縮URLが用いられる。
そのため、図7に示す例では、図7(A)に示すようにユーザ端末11の表示画面が小さい場合であっても、ユーザ端末11が電子チケットURL(短縮URL)の全体を表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができ、電子チケット(ポテト券)の利用を促進することができる。
【0060】
また、図7に示す例では、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1が、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLを、電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信する。
電子チケット管理サーバ13Bの管理部13B6は、ユーザ端末11に対する電子チケットURLの送信に用いられたチャネルが電子メールである旨を管理する。また、管理部13B6は、例えばセット券型電子チケットの発行数が1部である旨、セット券型電子チケットの発行日時、セット券型電子チケットに含まれるデザート券とドリンク券とポテト券とが使用された店舗(施設)、セット券型電子チケットに含まれるデザート券、ドリンク券およびポテト券のうちの電子チケットの使用数、セット券型電子チケットに含まれるデザート券とドリンク券とポテト券との使用日時などを管理する。
その結果、図7に示す例では、電子メールを用いるチャネルの効果(例えば電子チケットがいつ、どこで、どのくらい利用されたかの効果など)を測定することができる。
【0061】
更に、図7に示す例では、電子チケット管理サーバ13Bの認証処理部13B4が、図7(C)に示すポテト券の表示画面と電子スタンプ12とを用いることによって、ポテト券および電子スタンプ12の有効性および整合性の有無を判定し、ポテト券および電子スタンプ12の有効性および整合性がある場合に、ポテト券の消込処理を行う。
そのため、図7に示す例では、使用済みのポテト券が不正使用されるおそれを抑制することができる。
また、ポテト券の消込処理が行われると、セット券型電子チケットの一覧に含まれるデザート券、ドリンク券およびポテト券のうちの使用されたポテト券が、使用済みの状態として表示される。
そのため、図7に示す例では、ユーザは、セット券型電子チケットの一覧に含まれるデザート券、ドリンク券およびポテト券のうちの、使用済みのポテト券と、未使用のデザート券およびドリンク券とを容易に識別することができる。
【0062】
また、図7に示す例では、ユーザによって購入された電子チケットが、セット券型電子チケットであり、ユーザ端末11が電子チケットURLにアクセスすることによって、セット券型電子チケットの一覧が、ユーザ端末11に表示される。
そのため、ユーザは1つの電子チケットURLを覚えておけば、セット券型電子チケットの一覧をユーザ端末11に表示させることができる。つまり、ユーザは、デザート券、ドリンク券およびポテト券のそれぞれに対応するURLを覚える必要がない。
そのため、図7に示す例では、ユーザの利便性を向上させることができ、セット券型電子チケットの利用を促進することができる。
図7に示す例では、ユーザ(ユーザ端末11の利用者)が、セット券型電子チケット(デザート券とドリンク券とポテト券とを含むセット券型電子チケット)のうちのポテト券を店舗において使用するが、他の例では、ユーザがセット券型電子チケットのうちの2つ以上の電子チケット(例えばドリンク券およびポテト券など)を店舗において同時に使用してもよい。この例では、例えば「ドリンク券」および「ポテト券」の使用を希望するユーザが、ユーザ端末11の表示画面のセット券型電子チケットの一覧から例えば2つの電子チケット(詳細には、未使用状態の「ドリンク券」および「ポテト券」)を選択(例えばタップ)する。その結果、選択された例えば2つの電子チケット(未使用状態の「ドリンク券」および「ポテト券」)が、図7(C)に示す例のように、ユーザ端末11に表示される。
また、この例では、店舗スタッフは、ユーザ端末11の表示画面(タッチパネル)に表示された2つ以上の電子チケット(例えば未使用状態の「ドリンク券」および「ポテト券」)のそれぞれに電子スタンプ12を押印する(当接させる)。電子チケット(例えば「ドリンク券」および「ポテト券」)および電子スタンプ12の有効性および整合性があると認証処理部13B4が判定した場合には、2つ以上の電子チケット(例えば「ドリンク券」および「ポテト券」)が使用済みである旨を示す2つ以上の使用済み電子チケットが、ユーザ端末11に表示される。
【0063】
<第4実施形態>
以下、本発明の電子チケット管理システム、電子チケット管理サーバ、電子チケット管理方法およびプログラムの第4実施形態について説明する。
第4実施形態の電子チケット管理システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の電子チケット管理システム1と同様に構成されている。従って、第4実施形態の電子チケット管理システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の電子チケット管理システム1と同様の効果を奏することができる。
【0064】
上述したように、第1実施形態の電子チケット管理システム1では、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1が、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLを、電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信する。
一方、第4実施形態の電子チケット管理システム1の一例では、電子チケット販売サーバ13Aの通信部13A1が、電子チケット管理サーバ13Bの電子チケットURL発行部13B3によって発行された電子チケットURLを、電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信することができると共に、例えばユーザ端末11にインストールされたアプリ(例えばSNSアプリなど)を用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信することもできる。
電子チケット管理サーバ13Bの管理部13B6は、電子メールを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信された電子チケットの発行数、電子チケットの発行日時、電子チケットが使用された店舗(施設)、電子チケットの使用数、電子チケットの使用日時などを管理する。更に、管理部13B6は、例えばユーザ端末11にインストールされたアプリを用いるチャネルを介してユーザ端末11に送信された電子チケットの発行数、電子チケットの発行日時、電子チケットが使用された店舗(施設)、電子チケットの使用数、電子チケットの使用日時なども管理する。
その結果、第4実施形態の電子チケット管理システム1の一例では、電子メールを用いるチャネルの効果(例えば電子チケットがいつ、どこで、どのくらい利用されたかの効果など)と、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いるチャネルの効果とを比較しながら測定することができる。
【0065】
また、上述したように、第1実施形態の電子チケット管理システム1では、例えば電子メールを用いるチャネルを介して、単一券型電子チケットが販売される。第2実施形態の電子チケット管理システム1では、例えば電子メールを用いるチャネルを介して、回数券型電子チケットが販売される。
一方、第4実施形態の電子チケット管理システム1の他の例では、電子メールを用いるチャネルを介して単一券型電子チケットが販売されると共に、例えばユーザ端末11にインストールされたアプリを用いるチャネルを介して回数券型電子チケットまたはセット券型電子チケットも販売される。
また、第4実施形態の電子チケット管理システム1の他の例では、電子メールを用いるチャネルを介して販売された単一券型電子チケットの発行数、単一券型電子チケットの発行日時、単一券型電子チケットが使用された店舗(施設)、単一券型電子チケットの使用数、単一券型電子チケットの使用日時などが管理される。更に、例えばユーザ端末11にインストールされたアプリを用いるチャネルを介して販売された回数券型電子チケットまたはセット券型電子チケットの発行数、回数券型電子チケットまたはセット券型電子チケットの発行日時、回数券型電子チケットまたはセット券型電子チケットに含まれる個々の電子チケットが使用された店舗(施設)、回数券型電子チケットまたはセット券型電子チケットに含まれる個々の電子チケットの使用数、回数券型電子チケットまたはセット券型電子チケットに含まれる個々の電子チケットの使用日時などが管理される。
その結果、第4実施形態の電子チケット管理システム1の他の例では、電子メールを用いるチャネルの効果と、ユーザ端末11にインストールされたアプリを用いるチャネルの効果とを比較しながら測定することができると共に、単一券型電子チケットの効果と回数券型電子チケットまたはセット券型電子チケットの効果とを比較しながら測定することができる。
【0066】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。上述した各実施形態および各例に記載の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0067】
なお、上述した実施形態における電子チケット管理システム1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【符号の説明】
【0068】
1…電子チケット管理システム、11…ユーザ端末、11A…通信部、11B…表示部、11C…入力部、12…電子スタンプ、13…サーバ部、13A…電子チケット販売サーバ、13A1…通信部、13A2…処理部、13A3…記憶部、13B…電子チケット管理サーバ、13B1…通信部、13B2…電子チケット表示データ生成部、13B3…電子チケットURL発行部、13B4…認証処理部、13B5…使用済み画面表示データ生成部、13B6…管理部、13B7…電子チケット表示制限部、13B8…記憶部
図1
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