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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-04
(45)【発行日】2024-07-12
(54)【発明の名称】平面検出器及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/144 20060101AFI20240705BHJP
   H01L 27/146 20060101ALI20240705BHJP
   H01L 31/10 20060101ALI20240705BHJP
   G01T 1/20 20060101ALI20240705BHJP
【FI】
H01L27/144 K
H01L27/146 D
H01L31/10 A
G01T1/20 E
G01T1/20 G
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019564142
(86)(22)【出願日】2019-04-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-04
(86)【国際出願番号】 CN2019084055
(87)【国際公開番号】W WO2020001145
(87)【国際公開日】2020-01-02
【審査請求日】2022-04-18
(31)【優先権主張番号】201810712771.1
(32)【優先日】2018-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】507134301
【氏名又は名称】北京京東方光電科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING BOE OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 8 Xihuanzhonglu, BDA, Beijing, 100176, P.R.CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 勇
(72)【発明者】
【氏名】▲華▼ ▲剛▼
(72)【発明者】
【氏名】薛 ▲艶▼娜
(72)【発明者】
【氏名】林 ▲堅▼
(72)【発明者】
【氏名】▲包▼ 智▲穎▼
(72)【発明者】
【氏名】米 磊
(72)【発明者】
【氏名】白 ▲ル▼
(72)【発明者】
【氏名】方 浩博
(72)【発明者】
【氏名】王 景棚
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲麗▼▲敏▼
【審査官】柴山 将隆
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2011/0139994(US,A1)
【文献】特開2004-096079(JP,A)
【文献】特開2009-117416(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107623011(CN,A)
【文献】欧州特許出願公開第02869338(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/144
H01L 27/146
H01L 31/10
G01T 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、前記基板上に設けられる複数のフォトダイオードとを含む平面検出器であって、
前記複数のフォトダイオードの前記基板から離れた側に設けられる第1の透明導電層をさらに含み、
前記第1の透明導電層の前記基板における正投影は、前記複数のフォトダイオードの各フォトダイオードの前記基板における正投影と少なくとも部分的に重なり、
前記第1の透明導電層は、定電圧源に電気的に接続されるように配置され、
前記フォトダイオードに接続されて、前記フォトダイオードにバイアス電圧を供給する信号線をさらに含み、
前記第1の透明導電層は、前記フォトダイオードに接触しなく、
前記第1の透明導電層は、前記信号線の前記フォトダイオードから離れる側に位置し
前記信号線は、前記第1の透明導電層と前記フォトダイオードとの間に設けられ、
前記第1の透明導電層は、直接に前記信号線に接触する
ことを特徴とする平面検出器。
【請求項2】
前記第1の透明導電層の前記基板における正投影は、前記複数のフォトダイオードの前記基板における正投影を覆う
ことを特徴とする請求項1に記載の平面検出器。
【請求項3】
前記第1の透明導電層と前記信号線との間には、パッシベーション層が設けられている
ことを特徴とする請求項に記載の平面検出器。
【請求項4】
前記第1の透明導電層は、複数の導電パターンを含み、
前記複数の導電パターンの間は、導電接続部を介して接続される
ことを特徴とする請求項1に記載の平面検出器。
【請求項5】
前記基板上には、複数のゲート走査線及び複数のデータ線がさらに設けられ、
前記複数のゲート走査線及び前記複数のデータ線は、交差してアレイ状に配列される複数の感光領域を形成し、
前記複数の導電パターンは、それぞれ前記複数の感光領域内に位置し、
各感光領域内には、少なくとも1つのフォトダイオードが含まれ、
各導電パターンの前記基板における正投影は、対応する感光領域内の前記少なくとも1つのフォトダイオードの前記基板における正投影と少なくとも部分的に重なる
ことを特徴とする請求項に記載の平面検出器。
【請求項6】
前記基板上には、前記ゲート走査線、前記データ線及び前記フォトダイオードにそれぞれ電気的に接続される薄膜トランジスタがさらに設けられ、
信号線の前記基板における正投影は、前記薄膜トランジスタの活性層の前記基板における正投影を覆う
ことを特徴とする請求項に記載の平面検出器。
【請求項7】
第1の透明導電層は、前記平面検出器の感光領域全体を覆う1つの連続する平面状の導電層である
ことを特徴とする請求項1に記載の平面検出器。
【請求項8】
前記基板上には、複数のゲート走査線及び複数のデータ線がさらに設けられ、
前記基板上には、前記ゲート走査線、前記データ線及び前記フォトダイオードにそれぞれ電気的に接続される薄膜トランジスタがさらに設けられ、
前記第1の透明導電層は、前記薄膜トランジスタに対応する開口を有し、
前記開口の前記基板における正投影は、前記薄膜トランジスタの前記基板における正投影と重なる
ことを特徴とする請求項1に記載の平面検出器。
【請求項9】
前記平面検出器は、前記複数のフォトダイオードの各フォトダイオードの前記信号線に隣接する側に位置する第2の透明導電層をさらに含み、
前記第2の透明導電層の前記基板における正投影は、前記フォトダイオードの前記基板における正投影内に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の平面検出器。
【請求項10】
前記基板は、バインディング領域を含み、
前記平面検出器は、前記バインディング領域に設けられている導電パターンをさらに含み、
前記導電パターンと前記第1の透明導電層は、同じ材質で同一層に形成される
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の平面検出器。
【請求項11】
平面検出器の製造方法であって、
基板上にフォトダイオードを形成するステップと、
フォトダイオードが形成されている基板上に、基板における正投影が前記フォトダイオードの基板における正投影と少なくとも部分的に重なる第1の透明導電層を形成するステップと、を含み、
前記第1の透明導電層は、定電圧源に電気的に接続されるように配置され、
前記平面検出器の製造方法は、さらに、
前記基板上に、前記フォトダイオードと接続され、且つ前記フォトダイオードに動作電圧を供給するためのる信号線を形成するステップと、
前記信号線上に前記第1の透明導電層を形成するステップと、をさらに含み、
前記第1の透明導電層は、前記フォトダイオードに接触しなく、
前記第1の透明導電層は、前記信号線の前記フォトダイオードから離れる側に位置し
前記信号線は、直接に前記第1の透明導電層に接触する
ことを特徴とする平面検出器の製造方法。
【請求項12】
前記第1の透明導電層を形成する前に、前記信号線上にパッシベーション層を形成するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項11に記載の平面検出器の製造方法。
【請求項13】
前記基板は、バインディング領域を含み、
1回のパターニング工程によって、前記第1の透明導電層を形成し、前記バインディング領域に導電パターンを形成するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項11又は12に記載の平面検出器の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号が201810712771.1であって、出願日が2018年6月29日である中国特許出願に基いて優先権を主張し、当該中国特許出願の内容のすべてを本願に援用する。
【0002】
本発明は、放射線検出の技術分野に関し、特に平面検出器に関する。
【背景技術】
【0003】
X線平面検出器は、光電変換アレイを核心とするX線検出器である。X線照射において、検出器のシンチレータ又は蛍光体層がX線光子を可視光に変換した後、光電変換作用を有するアレイにより画像電気信号に変換され、周辺回路の伝送及びアナログ―デジタル変換によりデジタル化画像が得られる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例に提供される平面検出器は、基板と、基板上に設けられる複数のフォトダイオードと、を含む。上記平面検出器は、基板から離れた複数のフォトダイオードの一側に設けられる第1の透明導電層をさらに含む。基板上の第1の透明導電層の正投影は、複数のフォトダイオード中の各フォトダイオードの基板における正投影と少なくとも部分的に重なる。
【0005】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層の基板における正投影は、複数のフォトダイオードの基板における正投影を覆う。
【0006】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層は、固定電位に電気的に接続されるように配置される。
【0007】
幾つかの実施例において、平面検出器は、フォトダイオードに接続されて、フォトダイオードに動作電圧を供給する信号線をさらに含む。
【0008】
幾つかの実施例において、信号線は、第1の透明導電層とフォトダイオードとの間に設けられる。
【0009】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層と信号線との間には、パッシベーション層が設けられている。
【0010】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層は、信号線に直接に接触する。
【0011】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層は、複数の導電パターンを含み、複数の導電パターンの間は、導電接続部を介して接続される。
【0012】
幾つかの実施例において、基板上には、複数のゲート走査線及び複数のデータ線がさらに設けられている。複数のゲート走査線及び複数のデータ線は、交差してアレイ状に配列された複数の感光領域を形成する。複数の導電パターンは、それぞれ複数の感光領域内に位置し、各感光領域内には、少なくとも1つのフォトダイオードが含まれる。各導電パターンの基板における正投影は、対応する感光領域内の少なくとも1つのフォトダイオードの基板上の正投影と少なくとも部分的に重なる。
【0013】
幾つかの実施例において、基板上には、ゲート走査線、データ線及びフォトダイオードにそれぞれ電気的に接続される薄膜トランジスタがさらに設けられている。薄膜トランジスタは、感光領域の外に位置する。
【0014】
幾つかの実施例において、基板上の信号線の正投影は、基板上の薄膜トランジスタの活性層の正投影を覆う。
【0015】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層は、透明導電材質により製作される。
【0016】
幾つかの実施例において、基板は、バインディング領域を含む。平面検出器は、バインディング領域に設けられる導電パターンをさらに含む。導電パターン及び第1の透明導電層は、同じ材質で同一層に形成される。
【0017】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層は、平面検出器の感光領域全体を覆う1つの連続する平面状の導電層である。
【0018】
幾つかの実施例において、基板上には、複数のゲート走査線及び複数のデータ線がさらに設けられる。基板上には、ゲート走査線、データ線及びフォトダイオードにそれぞれ電気的に接続される薄膜トランジスタがさらに設けられる。第1の透明導電層は、薄膜トランジスタに対応する開口を有する。開口の基板における正投影は、薄膜トランジスタの基板における正投影と重なる。
【0019】
幾つかの実施例において、平面検出器は、信号線に隣接する複数のフォトダイオード中の各フォトダイオードの一側に位置する第2の透明導電層をさらに含む。第2の透明導電層の基板における正投影は、フォトダイオードの基板における正投影内に位置する。
【0020】
本発明の別の実施例は、平面検出器の製造方法を提供する。平面検出器の製造方法は、
【0021】
基板上にフォトダイオードを形成するステップと、フォトダイオードが形成されている基板上に第1の透明導電層を形成し、基板における正投影がフォトダイオードの基板における正投影と少なくとも部分的に重なるステップと、を含む。
【0022】
幾つかの実施例において、平面検出器の製造方法は、基板上に、フォトダイオードと接続され、且つフォトダイオードに動作電圧を供給する信号線を形成するステップと、信号線上に第1の透明導電層を形成するステップと、をさらに含む。
【0023】
幾つかの実施例において、信号線は、直接に第1の透明導電層に接触する。
【0024】
幾つかの実施例において、平面検出器の製造方法は、第1の透明導電層を形成する前に、信号線上にパッシベーション層を形成するステップをさらに含む。
【0025】
幾つかの実施例において、基板は、バインディング領域を含む。平面検出器の製造方法は、第1の透明導電層を形成するとともに、第1の透明導電層と同じ材質を使用して、バインディング領域に導電パターンを形成するステップをさらに含む。
【0026】
以上、本発明の幾つかの実施例を概説しており、矛盾及び衝突がない場合、上記の実施例及びこれらの実施例の様々な特徴を異なる方式で組み合わせて、異なる別の実施例を得ることができるが、これらの別の実施例も本発明の保護範囲に属する。
【0027】
以下、本発明の実施例に係る技術案をさらに明瞭に説明するために、実施例の記載に使用する必要がある図面に対して簡単に紹介する。なお、以下の記載における図面はただ本発明の一部の実施例に過ぎず、当業者の場合、創造的な労働を付与しない前提で、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の実施例に提供される平面検出器の構造の模式図である。
図2】本発明の実施例に提供される平面検出器の概略部分断面図である。
図3】本発明の別の実施例に提供される平面検出器の概略部分断面図である。
図4】本発明の別の実施例に提供される平面検出器の概略上面図である。
図5】本発明の別の実施例に提供される平面検出器の概略部分断面図である。
図6】本発明の別の実施例に提供される平面検出器の概略部分断面図である。
図7】本発明の又別の実施例に提供される平面検出器の概略部分上面図である。
図8】本発明の又他の実施例に提供される平面検出器の概略部分上面図である。
図9】本発明の別の実施例に係る平面検出器を概略的に示す部分断面図である。
図10】本発明の実施例に係る平面検出器のバインディング領域を概略的に示す断面図である。
図11】本発明の別の実施例に提供される平面検出器の部分上面図である。
図12】本発明の別の実施例に提供される平面検出器の部分上面図である。
図13】本発明の一実施例に提供される平面検出器の製造方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下は、本発明の実施例の図面を参考しながら、本発明の実施例の技術案をより明確且つ完全に説明する。なお、説明される実施例は、単に本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者が本発明の実施例に基づいて、創造的な労働をしていない前提で獲得する他のすべての実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0030】
図1において、本発明の一実施例により提供される平面検出器の構造を概略的に示す。図1に示すように、平面検出器の各感光領域(ゲート走査線13及びデータ線14に囲まれる領域であり、液晶ディスプレイの画素領域に類似する。)は、フォトダイオード11及び薄膜トランジスタ12を含む。薄膜トランジスタ12のゲートは、平面検出器のゲート走査線13に接続される。薄膜トランジスタ12のドレインは、平面検出器のデータ線14に接続される。薄膜トランジスタ12のソースは、フォトダイオード11に接続される。データ線14の一端は、データ駆動回路15に電気的に接続される。
【0031】
平面検出器は、走査駆動回路16により薄膜トランジスタ12のオン/オフ状態を制御する。薄膜トランジスタ12がオンになると、フォトダイオード11により発生される光電流信号は、薄膜トランジスタ12に接続されたデータ線14を通じてデータ駆動回路15に読み取られる。ゲート走査線13上の信号タイミングを制御することによって、光電信号の収集を完成する。即ち、薄膜トランジスタ12のオン/オフ状態を制御することによって、フォトダイオード11により発生される光電流信号に対する収集を完成する。
【0032】
図2は、本発明の一例に提供されるアモルファスシリコン型平面検出器の部分断面模式図である。平面検出器の本体構造は、図2に示すように、基板10と、基板10上に設置されるフォトダイオード11及び薄膜トランジスタ12と、フォトダイオード11及び薄膜トランジスタ12を覆う平坦層17と、平坦層17上に設置されるシンチレーション層18と、を含む。フォトダイオード11は、N型半導体層、真性半導体層、P型半導体層を含むことができる。薄膜トランジスタ12は、ゲート、ゲート絶縁層、活性層、ソース電極及びドレイン電極を含む。薄膜トランジスタ12のドレイン電極は、フォトダイオードのN型半導体層に接続される。X線は、一つの検出対象を通過して変調される。変調されたX線は、シンチレーション層18により可視光に変換される。可視光は、フォトダイオード11に吸収されて電荷キャリアに変換される。電荷キャリアは、蓄積コンデンサー又はフォトダイオード自身のコンデンサーに蓄積されて、電荷画像を形成することができる。走査駆動回路16は、各行の薄膜トランジスタ11を順次オンにし、電荷画像を順次の方式でデータ駆動回路15に出力することができる。薄膜トランジスタ12毎を介して伝送される電荷画像は、照射X線の線量に対応する。ことにより、各感光領域の電荷量を確定することで、各感光領域で受信されたX線量を確定することができる。
【0033】
本発明の上記の実施例について、本発明の発明者は、上記の平面検出器が基板を組立せず、その最上層には、保護層として一層の薄いパッシベーション層のみを有することを認識した。したがって、このような平面検出器は、外部の静電気の影響を非常に受けやすので、取得された画像が異常になる。
【0034】
これを考えて、本発明の別の実施例により提供される平面検出器は、基板と、基板上に設けられた複数のフォトダイオードと、を含む。上記平面検出器は、基板から離れたフォトダイオードの一側に設けられる第1の透明導電層をさらに含む。第1の透明導電層の基板における正投影は、複数のフォトダイオードの各フォトダイオードの基板における正投影と少なくとも部分的に重なる。つまり、第1の透明導電層の少なくとも一部は、平面検出器の厚さ方向(垂直方向)を沿ってフォトダイオードの真上に位置する。平面検出器が動作状態になるとき、上記第1の透明導電層を固定電位(例えば、基準電位等)に電気的に接続させることができる。フォトダイオードの上方の静電気電荷は、上記第1の透明導電層を介して伝導したり転送されたりすることができるので、静電気電荷がフォトダイオードに影響にすることによって平面検出器の検出精度に影響することを防止することができる。また、第1の透明導電層が透光性であるので、フォトダイオードを透過する光線に影響しない。以下、具体的な例を挙げて、上記の実施例に提供される平面検出器を具体的に説明する。
【0035】
本発明の実施例により提供される平面検出器は、図3に示すように、基板10と、基板10上に設けられた複数のフォトダイオード11と、基板10から離れたフォトダイオード11の一側に設けられ、且つフォトダイオード11に接続される信号線19と、を含む。また、基板10から離れたフォトダイオード11の一側に設けられた第1の透明導電層20をさらに含む。第1の透明導電層20の基板10における正投影は、フォトダイオード11の基板10における正投影と少なくとも部分的に重なる。
【0036】
実施例において、信号線19は、フォトダイオード11にバイアス電圧信号を提供するためのものであり、例えば、信号線19が負の定電圧源に電気的に接続される。幾つかの実施例において、フォトダイオード11の光信号の受信効果を向上させるために、図3に示すように、信号線19に隣接するフォトダイオード11の一側に第2の透明導電層21を設置することによって、信号線19とフォトダイオード11の接触面積を増加させる。
【0037】
図3の実施例において、第1の透明導電層20及び信号線19は、いずれも基板10から離れたフォトダイオード11の一側に設けられるが、第1の透明導電層20及び信号線19両者の相対位置に対して限定しない。図3に示すように、第1の透明導電層20をフォトダイオード11から離れた信号線19の一側に設置してもよいし、信号線19をフォトダイオード11から離れた第1の透明導電層20の一側に設置してもよい。第1の透明導電層20及び信号線19は、直接に接続されることができ、両者の間には、層間絶縁層が存在してもよいが、図3での構造は、一例に過ぎない。
【0038】
本発明の実施例によれば、第1の透明導電層20の基板10における正投影は、単一のフォトダイオード11の基板10における正投影と少なくとも部分的に重なる。即ち、第1の透明導電層20の基板10における正投影とフォトダイオード11の基板10における正投影は、部分的に重なってもよく、第1の透明導電層20の基板10における正投影がフォトダイオード11の基板10における正投影を含んでもよく、フォトダイオード11の基板10における正投影が第1の透明導電層20の基板10における正投影を含んでもよい。
【0039】
第1の透明導電層20の材質を決定する場合、例えば、PIN動作帯域の光透過率が50%以上に達する導電材質を選択することができ、例えば、透明導電材質を選択することができる。例示的に、透明導電材質は、IZO(Indium Zinc Oxide、インジウム亜鉛酸化物)、ITO(Indium Tin Oxide、インジウムスズ酸化物)、AZO(Al Zinc Oxide、アルミニウム亜鉛酸化物)、IFO(Indium F Oxide、インジウムフッ素酸化物)等であってもよい。
【0040】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層20は、複数のフォトダイオードのそれぞれに1対1で対応する複数の導電パターンを含むことができる。各導電パターンの基板における正投影は、複数のフォトダイオードのうちの対応する1つのフォトダイオードの基板における正投影と少なくとも部分的に重なる。これに代えて、別の実施例において、第1の透明導電層20は、全てのフォトダイオード11に対応する1つの平面状の全体であってもよい。本発明の実施例により提供される平面検出器は、基板10から離れたフォトダイオード11の一側に第1の透明導電層20を設置することによって、平面検出器の動作過程において、外部の静電気が電圧を搬送する第1の透明導電層20によりフォトダイオード11から分離されるとともに、フォトダイオード11上に照射される可視光に影響を与えないので、フォトダイオード11に対する外部の静電気の影響を緩和し、平面検出器の静電気防止能力を向上し、取得される画面の歩留まりを確保することができる。
【0041】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層20がフォトダイオード11に対する外部静電気の影響をできるだけ完全に遮断するために、図4に示すように、第1の透明導電層20の基板10における正投影は、フォトダイオード11の基板10における正投影を覆う。信号線19は、第1の透明導電層20が信号線19とフォトダイオード11との間に設けられる場合、第1の透明導電層20を介してフォトダイオード11に電気的に接続されることができる。
【0042】
幾つかの実施例において、信号線19は、図4及び図5に示すように、第1の透明導電層20とフォトダイオード11との間に設けられる。つまり、第1の透明導電層20は、フォトダイオード11から離れた信号線19の一側に設けられ、両者の間には、他の層間構造を設けてもよいし、両者が直接に接触してもよい。図5又は図3の実施例において、信号線19を第1の透明導電層20とフォトダイオード11との間に設けることによって、第1の透明導電層20を信号線19に対して保護作用をさせることができる一方で、第1の透明導電層20上にビアホールを形成する必要がないので、第1の透明導電層20がフォトダイオード11を完全に覆うことに有利である。
【0043】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層20と信号線19との間には、図5に示すように、パッシベーション層22が設けられている。第1の透明導電層20と信号線19との間にパッシベーション層22を設けることによって、信号線に対して全面的な保護作用をすることができ、また、平面検出器の表面の平坦化にも有利である。幾つかの実施例において、第1の透明導電層20は、図6又は図3に示すように、直接に信号線19の表面に設けられている。つまり、信号線19を製造した後、パッシベーション層22を製造せず、直接に第1の透明導電層20を製造することによって、信号線19がパッシベーション層22を製造するときの工程変動の影響を受けてオーバーエッチされるので、信号線19上の信号変動により画面品質が影響される問題が発生されることを回避することができる。さらに、第1の透明導電層20は、信号線19の表面に設けられる。これにより、異なる列、異なる行で使用されるフォトダイオードの各信号線19の間は、第1の透明導電層20を介して互いに電気的に接続されることができるので、平面検出器の信号線の総インピーダンスが低下されて、信号線上の電圧降下が低減され、平面検出器における異なる箇所に位置するフォトダイオードが受信した動作電圧間の差異が減少され、信号線19上の動作電圧信号に対する補償を実現した。一方、第1の透明導電層20は、信号線19に対する保護作用をすることができるので、信号線19での信号の安定性を向上させることができる。さらに、第1の透明導電層20が直接に信号線19に接触するため、第1の透明導電層の電位が信号線19の電位と同じであるので、第1の透明導電層20に信号を提供するための別途の信号源が必要にならず、平面検出器の構造を簡素化した。
【0044】
幾つかの実施例において、図7に示すように、第1の透明導電層20は、複数の導電パターン201を含む。各導電パターン201は、1つのフォトダイオード11に対応する。これらの複数の導電パターン201の間は、導電接続部23を介して接続される。
【0045】
図8は、第1の透明導電層20が設けられていないときの平面検出器を概略的に示す構造図であり、図7は、第1の透明導電層20を設けた平面検出器を概略的に示す構造図である。図7の一例において、1つの導電パターン201は、1つのフォトダイオード11に対応し、別の実施例において、1つの導電パターン201は、複数のフォトダイオード11に対応することができる。図7に示すように、導電接続部23の覆い領域がゲート走査線13又はデータ線14の覆い領域と交差している。導電接続部23とゲート走査線13又はデータ線14との間に寄生容量が形成されることによりフォトダイオード11内の信号の精度に影響することを回避するために、導電パターン201の間の接続を確保する上で、導電接続部23とゲート走査線13又はデータ線14との重なり面積をできるだけ縮小すべきである。
【0046】
導電接続部23は、平面検出器の複数の導電パターン201を全体的な1つに接続させる。図7に示すように、導電接続部23の設置数は、平面検出器の複数の導電パターン201が接続される数でればよく、いずれか2つの隣接する導電パターン201の間に導電接続部23を必ず設ける必要がない。もちろん、接続の安定性を確保するために、複数の導電接続部23を設置することができる。図7に示した導電接続部23の形状及び設置位置は、単なる例示であり、本発明の任意の限定を構成しない。
【0047】
複数の導電パターン201は、導電接続部23を介して接続される。平面検出器全体の導電パターン201は、同一電圧信号を受信することができる。導電パターン201が信号線19の表面に設置される場合、異なる列及び異なる行に位置する複数の信号線19は、導電パターン201を介して互いに電気的に接続される。前述のように、これは、信号線19での電圧信号を補償することができ、平面検出器の異なる箇所に位置する信号線19の信号の均一性を向上するので、取得される画面の品質を向上させることができる。
【0048】
幾つかの実施例において、図7に示すように、基板10上には、フォトダイオード11に接続される薄膜トランジスタ12と、薄膜トランジスタ12に接続されるゲート走査線13及びデータ線14とがさらに設けられている。複数のゲート走査線13及び複数のデータ線14は、交差することによりアレイ状に配列される複数の感光領域を形成する。導電パターン201は、感光領域内に位置する。図7において、ボトムゲート型薄膜トランジスタを一例として概略的に説明しているが、これは、本発明の保護範囲を限定するものではない。
【0049】
幾つかの実施例において、1つの導電パターン201は、1つのフォトダイオード11に対応する。また、導電パターン201は、感光領域内に位置する。導電パターン201は、ゲート走査線13及びデータ線14と重ならない。
【0050】
幾つかの実施例において、図5に示すように、薄膜トランジスタ12は、ゲート121、ソース電極122及びドレイン電極123を含む。ゲート121の基板10における正投影と、ソース電極122の基板10における正投影と、ドレイン電極123の基板10における正投影とは、いずれも導電パターン201の基板10における正投影と重ならない。つまり、薄膜トランジスタ12は、感光領域外に位置する。図5に示すように、平面検出器の厚さ方向に、薄膜トランジスタ12のゲート121、ソース電極122及びドレイン電極123の真上には、第1の透明導電層20が設置されず、つまり、導電パターン201が設置されていない。これにより、薄膜トランジスタ12の性能に対する導電パターン201の影響を回避又は低減することができる。即ち、導電パターン201の基板10における正投影は、フォトダイオード11の基板10における正投影を覆うが、薄膜トランジスタ12のゲート121、ソース電極122及びドレイン電極123の基板10における正投影を覆わない。
【0051】
幾つかの実施例において、信号線19は、図3に示すように、信号線19のレイアウトが簡素化されるように、薄膜トランジスタ12の活性層を遮蔽しない。これに代えて、幾つかの実施例において、図5に示すように、信号線19の基板10における正投影が薄膜トランジスタ12の活性層124の基板10における正投影を覆うことによって、信号線19が活性層124に対して遮蔽機能を果たすので、活性層124が光照射により光照射キャリアを生成することを防止する。
【0052】
本発明の別の実施例によれば、信号線19は、薄膜トランジスタ12の活性層を遮蔽しない。平面検出器は、図9に示すように、遮光層25を含む。遮光層25は、活性層124の上方に配置され、活性層124が光照射により光照射キャリアを生成することを防止する。そして、信号線19に隣接するフォトダイオード11の一側には、第2の透明導電層21が設けられいる。第2の透明導電層21は、フォトダイオード11の一部を露出させる。即ち、第2の透明導電層21の基板10における正投影は、フォトダイオード11の基板10における正投影内に位置するので、フォトダイオードのエッジ漏れ電流を低減したり、回避したりすることができる。幾つかの実施例において、平面検出器の基板10は、バインディング領域を含む。平面検出器は、バインディング領域に設けられる導電パターンをさらに含む。導電パターンと第1の透明導電層20は、同じ材質で同一層に形成されることができる。平面検出器内の関連するデータ信号伝送線(例えば、ゲート線、データ線)等は、バインディング領域を介して外部回路(例えば、集積回路チップ)に電気的に接続されることによって、基板10上の電気部品に必要な制御信号を送信し、且つ平面検出器に収集された電気信号に対して分析及び処理を行うことができる。前述のデータ信号伝送線は、バインディング領域まで延伸されることができる。バインディング領域は、前述のデータ信号伝送線に対応する導電パターンを含むことができる。導電パターンは、データ信号伝送線の上方に形成されて電気的に接続されることができる。バインディング領域の導電パターンは、外部に露出されることができ、これにより、外部回路が導電パターンに容易に接続されることができるので、外部回路とデータ信号伝送線との接続も実現させることができる。さらに、導電パターンの設置することは、データ信号伝送線に保護を提供することもできる。例えば、図10は、図9の上でバインディング領域の概略断面図の例を追加している図面である。図10に示すように、基板10のバインディング領域上に、薄膜トランジスタのゲートに電気的に接続されるゲート線26が形成されている。ゲート線26の上方には、絶縁層及び導電パターン25が形成されている。導電パターン25は、ビアホール24を介してゲート線に電気的に接続される。これにより、外部回路は、導電パターン25を介して平面検出器内のゲート線に電気的に接続されることができるので、ゲート線に制御信号を送信する。
【0053】
本発明の実施例において、第1の透明導電層20とバインディング領域の導電パターンは、同じ材質により形成されることによって、第1の透明導電層20及びバインディング領域の導電パターンを同じパターニング工程で形成することができるので、mask(マスク)工程の回数を増加することなく、マスクのパターンのみを変更すればよい。従って、平面検出器の製造工程を簡素化することができる。
【0054】
前述したように、幾つかの実施例において、第1の透明導電層は、平面検出器の感光領域全体を覆う1つの連続する平面状の導電層であってもよい。図11は、このような一例を概略的に示す図面である。第1の透明導電層20は、平面検出器の感光領域全体を覆う。別の実施例において、連続する平面状の導電層上に、各薄膜トランジスタに対応する複数の開口を形成することができる。例えば、図12に示すように、各薄膜トランジスタに対応する開口202の基板における正投影は、該当する薄膜トランジスタの基板における正投影と重なる。
【0055】
本発明の別の実施例は、平面検出器の製造方法をさらに提供する。図13に示すように、下記のステップを含む。
【0056】
S10において、基板10上にフォトダイオード11を形成する。
【0057】
S20において、フォトダイオード11が形成されている基板10上に、第1の透明導電層20を形成し、第1の透明導電層20の基板10における正投影がフォトダイオード11の基板10における正投影と少なくとも部分的に重なる。
【0058】
幾つかの実施例において、ステップS20は、下記のステップを含む。
【0059】
S201において、フォトダイオード11が形成されている基板10上に、フォトダイオード11に接続され、フォトダイオード11に動作電圧を供給するための信号線19を形成する。
【0060】
S202において、信号線19が形成されている基板10上に、第1の透明導電層20を形成する。
【0061】
つまり、フォトダイオード11を形成した後、まず、信号線19を形成し、その後、第1の透明導電層20を形成する。
【0062】
幾つかの実施例において、第1の透明導電層20の基板10における正投影は、フォトダイオード11の基板10における正投影を覆う。
【0063】
幾つかの実施例において、信号線19が形成されている基板10上にパッシベーション層22を形成した後、第1の透明導電層20を形成する。
【0064】
製造工程をさらに簡素化するために、幾つかの実施例において、基板は、バインディング領域をさらに含む。第1の透明導電層20が形成された場合、同一のパターニング工程でバインディング領域に位置する導電パターンを形成する。つまり、第1の透明導電層20及びバインディング領域の導電パターンは、同期して形成される。
【0065】
以下、本発明の実施例により提供される平面検出器の製造方法について、具体的な例を挙げて説明する。
【0066】
図5に示すような平面検出器を製造するプロセスは、下記のステップを含んでもよい。
【0067】
S100において、基板10上に薄膜トランジスタ12を形成する。
【0068】
例示的に、ステップS100は、下記のステップを含む。S110において、基板10上にゲートを形成する。S120において、ゲートが形成されている基板10上にゲート絶縁層を形成する。S120において、ゲート絶縁層が形成されている基板10上に活性層を形成する。S120において、活性層が形成されている基板10上にソース電極及びドレイン電極を形成する。S200において、薄膜トランジスタ12が形成されている基板10上にフォトダイオード11を形成する。
【0069】
例示的に、ステップS200は、下記のステップを含む。S210において、薄膜トランジスタ12が形成されている基板10上に、N型半導体層を形成する。S220において、N型半導体層が形成されている基板10上に、真性半導体層を形成する。S230において、真性半導体層が形成されている基板10上に、P型半導体層を形成する。S300において、フォトダイオード11が形成されている基板10上に、平坦層17を形成する。S400において、平坦層17が形成されている基板10上に、信号線19を形成する。S500において、信号線19が形成されている基板10上に、パッシベーション層22を形成する。S600において、パッシベーション層22が形成されている基板10上に、基板10における正投影がフォトダイオード11の基板10における正投影を覆う第1の透明導電層20を形成する。S700において、第1の透明導電層20が形成されている基板10上に、シンチレーション層18を形成する。
【0070】
図6に示すような平面検出器を製造するプロセスは、下記のステップを含んでもよい。
【0071】
S100において、基板10上に薄膜トランジスタ12を形成する。
【0072】
S200において、薄膜トランジスタ12が形成されている基板10上に、フォトダイオード11を形成する。
【0073】
S300において、フォトダイオード11が形成されている基板10上に、平坦層17を形成する。
【0074】
S400において、平坦層17が形成されれいる基板10上に、信号線19を形成する。
【0075】
S500において、信号線19が形成されている基板10上に、基板10における正投影がフォトダイオード11の基板10における正投影を覆う第1の透明導電層20を形成する。
【0076】
或いは、S500’において、信号線19が形成されている基板10上に、基板10における正投影がフォトダイオード11の基板10上の正投影を覆い且つ感光領域に位置する第1の透明導電層20と、バインディング領域に位置する導電パターンとを同期して形成する。
【0077】
S600において、第1の透明導電層20が形成されている基板10上に、シンチレーション層18を形成する。
【0078】
もちろん、必要に応じて、層と層との間には、絶縁層又はパッシベーション層をさらに追加して設置することもできる。
【0079】
以上説明したのは、本発明の具体的な実施形態に過ぎないが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。当業者は、本発明に開示された技術的範囲内で変更又は置換を容易に考えることができ、いずれも本発明の範囲内に含まれるべきである。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって決定されるべきである。
【符号の説明】
【0080】
10 基板
11 フォトダイオード
12 薄膜トランジスタ
121 ゲート
122 ソース電極
123 ドレイン電極
124 活性層
13 ゲート走査線
14 データ線
15 データ駆動回路
16 走査駆動回路
17 平坦層
18 シンチレーション層
19 信号線
20 第1の透明導電層
201 導電パターン
21 第2の透明導電層
22 パッシベーション層
23 導電接続部
24 ビアホール
25 遮光層
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13