(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-04
(45)【発行日】2024-07-12
(54)【発明の名称】ビデオ処理方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/431 20110101AFI20240705BHJP
H04N 21/472 20110101ALI20240705BHJP
【FI】
H04N21/431
H04N21/472
(21)【出願番号】P 2022565786
(86)(22)【出願日】2021-03-26
(86)【国際出願番号】 CN2021083391
(87)【国際公開番号】W WO2021218518
(87)【国際公開日】2021-11-04
【審査請求日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】202010358480.4
(32)【優先日】2020-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ ▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲鄭▼ 紫▲陽▼
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-071699(JP,A)
【文献】特開2017-199352(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106412712(CN,A)
【文献】特表2017-511546(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ処理方法であって、
リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信するステップと、
前記元ビデオ、及び前記リポストユーザーが前記元ビデオをリポストするときの前記元ビデオに対するリポストコメント情報を取得するステップと、
前記リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに前記元ビデオを再生し、前記リポストコメント情報を表示するステップと、を含
み、
前記リポストコメント情報を表示するステップは、前記リポストコメント情報を指定された表示方式で前記リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示するステップを含み、
前記指定された表示方式は、指定された特殊効果で前記リポストコメント情報を表示することを含む、ビデオ処理方法。
【請求項2】
前記指定された表示方式は、前記リポストコメント情報と前記リポストユーザーの情報とを
前記指定された特殊効果によって関連付けて表示すること、及び前記指定された特殊効果の表示期間を
更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記リポストコメント情報を指定された表示方式で前記リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示する前記ステップは、
前記指定された特殊効果を表示する期間が前記表示期間に等しいと、前記指定された特殊効果の表示を停止するステップ、又は
前記指定された特殊効果に対する表示停止操作を受信すると、前記指定された特殊効果の表示を停止するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに前記元ビデオの原作者の関連情報を表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記元ビデオの原作者の関連情報を表示する前記ステップは、
前記原作者の関連情報のプロンプト情報を表示するステップと、
前記プロンプト情報に対するトリガー操作を受信すると、前記原作者の関連情報を表示するステップと、を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記原作者の関連情報は、
前記元ビデオに対する前記原作者のコメント情報、及び前記原作者の情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
原作者の情報閲覧操作を受信すると、現在の再生インターフェースから前記原作者に関連付けられた指定インターフェースにジャンプするステップをさらに含む、請求項3又は4に記載の方法。
【請求項8】
前記元ビデオが既に原作者により削除された場合、リポストビデオに対する再生操作を受信すると、前記方法は、
前記リポストビデオの元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示し、前記リポストコメント情報を表示するステップをさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記リポストコメント情報は、
前記元ビデオに対する前記リポストユーザーのリポストトリガー操作を受信すると、リポストコメント編集インターフェースを表示することと、
前記リポストコメント編集インターフェースによって前記元ビデオに対する前記リポストユーザーのリポストコメント情報を受信することとによって、取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記リポストコメント編集インターフェースに前記元ビデオの原作者の関連情報が表示されている、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ビデオ処理装置であって、
リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信するための再生トリガー操作受信モジュールと、
前記元ビデオ、及び前記リポストユーザーが前記元ビデオをリポストするときの前記元ビデオに対するリポストコメント情報を取得するための取得モジュールと、
前記リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに前記元ビデオを再生し、前記リポストコメント情報を表示するための再生モジュールと、を備え
、
前記再生モジュールは、前記リポストコメント情報を指定された表示方式で前記リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示するよう構成され、
前記指定された表示方式は、指定された特殊効果で前記リポストコメント情報を表示することを含む、ビデオ処理装置。
【請求項12】
電子機器であって、
プロセッサと、
メモリと、を備え、
前記メモリは、コンピュータ操作命令を記憶することに用いられ、
前記プロセッサは、前記コンピュータ操作命令を呼び出すことによって請求項1~10のいずれか一項に記載の方法を実行することに用いられる、電子機器。
【請求項13】
非一時的なコンピュータ可読媒体であって、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットがプロセッサによりロードして実行されると請求項1~10のいずれか一項に記載の方法が実現される、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は画像処理の技術分野に関し、具体的には、本開示はビデオ処理方法、装置、機器及び媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオインタラクションプラットフォームの普及が日々進むにつれて、ビデオを投稿して自分の感情を表現することを好むユーザーが増えているとともに、ユーザーは他人により投稿されたビデオに対してコメントやリポストを行うこともでき、しかしながら、従来の手段では、ユーザーが他人により録画されたビデオをリポストする場合、リポストされたビデオの再生中に、リポスターのコメントコンテンツを再生インターフェースに直接表示できず、さらにユーザー体験が低下してしまう。
【発明の概要】
【0003】
該発明概要部分を提供して構想を簡潔に説明し、これらの構想は、後述する発明を実施するための形態部分で詳細に説明される。該発明概要部分は、主張される技術案の重要な特徴又は必要な特徴を特定するためのものではなく、主張される技術案の範囲を限定するものでもない。
【0004】
本開示の第1態様によれば、
リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信するステップと、
元ビデオ、及びリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を取得するステップと、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオを再生し、リポストコメント情報を表示するステップと、を含む、ビデオ処理方法を提供する。
【0005】
本開示の第2態様によれば、
リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信するための再生トリガー操作受信モジュールと、
元ビデオ、及びリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を取得するための取得モジュールと、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオを再生し、リポストコメント情報を表示するための再生モジュールと、を備える、ビデオ処理装置を提供する。
【0006】
本開示の第3態様によれば、プロセッサ及びメモリを備え、
メモリは、コンピュータ操作命令を記憶することに用いられ、
プロセッサは、コンピュータ操作命令を呼び出すことによって本開示の実施例の第1態様のいずれか1つの実施例に示す方法を実行することに用いられる、電子機器を提供する。
【0007】
本開示の第4態様によれば、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットがプロセッサによりロードして実行されると本開示の実施例の第1態様のいずれか1つの実施例に示す方法を実現する、非一時的なコンピュータ可読媒体を提供する。
【0008】
本開示の実施例に係る技術案による有益な効果は少なくとも以下の通りである。
【0009】
本開示の実施例では、リポストユーザーが元ビデオをリポストし、該リポストビデオに対する再生操作を受信すると、該元ビデオを再生すると同時に、リポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を表示することができ、従来技術のように原作者のコメント情報しか表示しないのではなく、このとき、ユーザーは該リポストビデオに対するリポストユーザーの感想をよりよく簡単に知ることができ、それによりユーザー体験が向上する。
【0010】
図面及び発明を実施するための形態を参照することにより、本開示の各実施例の上記及びほかの特徴、利点及び態様はさらに明らかになる。図面を通して、同じ又は類似する符号は同じ又は類似する要素を示す。理解されるように、図面は例示的なものであり、素子及び要素は一定の縮尺に応じて描かれているわけではない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の実施例に係るビデオ処理方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例に係る再生インターフェースの模式図である。
【
図3A】本開示の実施例に係る別の再生インターフェースの模式図である。
【
図3B】本開示の実施例に係るさらに別の再生インターフェースの模式図である。
【
図3C】本開示の実施例に係る別の再生インターフェースの模式図である。
【
図4】本開示の実施例に係るさらに別の再生インターフェースの模式図である。
【
図5】本開示の実施例に係るコメント情報入力インターフェースの模式図である。
【
図6】本開示の実施例に係る再生インターフェースの模式図である。
【
図7】本開示の実施例に係るビデオ処理装置の構造模式図である。
【
図8】本開示の実施例に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳細に説明する。図面に本開示の特定のいくつかの実施例が示されているが、理解されるように、本開示は様々な形態によって実現でき、ここで説明される実施例に限定されると解釈されるべきではなく、その反面、これらの実施例は本開示をより徹底的かつ完全に理解するために提供される。理解されるように、本開示の図面及び実施例は例示的な作用に用いられるが、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。
【0013】
理解されるように、本開示の方法実施形態に記載の各ステップは異なる順序で実行され、及び/又は並行して実行されるようにしてもよい。また、方法実施形態は追加のステップを含むか、及び/又は示されるステップの実行を省略することができる。この点に関して本開示の範囲は限定されない。
【0014】
本明細書に使用される用語「含む」及びその変形は非限定的な包含であり、即ち、「含むがこれに限定されない」ものである。「に基づく」という用語は「少なくとも部分的に基づく」ものである。用語「一実施例」は「少なくとも1つの実施例」を示し、用語「別の実施例」は「少なくとも1つのほかの実施例」を示し、用語「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を示す。ほかの用語の関連定義は以下の説明で与えられる。
【0015】
なお、本開示で言及される「第1」、「第2」などの概念は単に異なる装置、モジュール又はユニットを区別することに用いられ、これらの装置、モジュール又はユニットが必ずしも異なる装置、モジュール又はユニットであることを限定するものではなく、これらの装置、モジュール又はユニットにより実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するものでもない。
【0016】
なお、本開示で言及される「1つ」、「複数」の修飾は制限的ではなく例示的なものであり、当業者が理解できるように、文脈中で明確に示されていない限り、「1つ又は複数」として理解されるべきである。
【0017】
本開示の実施形態における複数の装置間で交換されるメッセージ又は情報の名称は単に説明の目的にのみ用いられ、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0018】
本開示の実施例はビデオ処理方法を提供し、ビデオインタラクションアプリケーションプログラムにおけるビデオリポストの応用シーンに適用でき、
図1に示すように、該方法は端末機器により実行され、ステップS110~S130を含んでもよい。
【0019】
ステップS110では、リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信する。
【0020】
再生トリガー操作とは、ユーザーがリポストビデオを再生しようとする動作であり、該再生トリガー操作をトリガーする方式は予め設定されてもよく、本開示の実施例ではこれを限定しない。例えば、ユーザーがあるビデオの再生インターフェースをクリックすると、該ビデオに対する再生トリガー操作をトリガーしたと見なされる。元ビデオは、あるユーザーがあるビデオインタラクションアプリケーションプログラムにより投稿したオリジナルビデオであってもよく、あるビデオを少なくとも1回リポストして得られたリポストビデオであってもよく、本開示の実施例ではこれを限定しない。実際の応用では、ユーザーがより興味のあるビデオをリポストした後、このとき、該ユーザーはリポストユーザーであり、該ビデオは元ビデオであり、リポストされたビデオはリポストビデオであり、また、なお、リポストビデオのビデオリソースは元ビデオのビデオリソースであり、再生トリガー操作をトリガーするユーザーはリポストユーザーと同じユーザーであってもよく、リポストユーザー以外のユーザーであってもよく、本開示の実施例ではこれを限定しない。
【0021】
また、ユーザー体験をよりよく向上させるために、ユーザーはビデオのリポストを完了した後、該リポストビデオと該ビデオインタラクションアプリケーションプログラムにおける該ユーザーのアカウント情報とを関連付けてもよい。例えば、あるユーザーは元ビデオをリポストした後、元ビデオからリポストされたリポストビデオを該リポストユーザーのビデオ作品のリストに追加してもよい。
【0022】
ステップS120では、元ビデオ、及びリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を取得する。
【0023】
実際の応用では、ユーザーは元ビデオに対してビデオリポストを行うとき、該元ビデオについていくつかの感想を抱く可能性があり、このとき、該ユーザーは該ビデオをリポストすると同時に、該元ビデオに対するリポストコメント情報を一緒にリポストしてもよい。
【0024】
さらに、リポストビデオに対するユーザーの再生トリガー操作を受信すると、該ユーザーが該リポストビデオを視聴したいことを示し、このとき、該リポストビデオに対応する元ビデオ、及びリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を取得してもよい。
【0025】
ステップS130では、リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオを再生し、リポストコメント情報を表示する。
【0026】
さらに、該リポストビデオの元ビデオを取得した後、該元ビデオを再生してもよく、該元ビデオを再生する再生インターフェースはリポストユーザーのビデオ作品を再生する再生インターフェースであり、即ち、使用される再生インターフェースは、元ビデオを再生する再生インターフェースに対応するのではなく、リポストユーザーのビデオを再生する再生インターフェースに対応する。
【0027】
また、再生インターフェースにはリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報をさらに表示してもよく、それによってリポストビデオを閲覧するユーザーは元ビデオに対するリポストユーザーの感想を知ることができる。
【0028】
再生インターフェースのリポストコメント情報を表示する領域は予め設定されてもよく、本開示の実施例では限定しない。理解できるように、リポストコメント情報を表示するときの元ビデオのオクルージョンを減らし、さらにユーザーの視聴体験を向上させるために、再生インターフェースのエッジ領域にリポストコメント情報を表示してもよい。また、再生インターフェースにはリポストビデオに関連するほかの関連情報をさらに表示してもよく、例えば、リポストユーザーのアカウントアバター、リポストビデオのコメント数、いいね数などの情報を表示してもよい。
【0029】
一例では、
図2に示すように、本開示の実施例は再生インターフェースの模式図を提供し、このとき、該
図2の左下領域にはリポストコメント情報を表示するとともに、
図2の右下領域にはリポストユーザーのアカウントアバター、リポストビデオのコメント数、いいね数などの情報を表示するようにしてもよい。
【0030】
なお、上記ステップS110とステップS120の実行順序について、本開示の実施例では限定せず、異なる実行順序は異なる応用シーンに適用できる。ステップS110を実行してからステップS120を実行する場合、ビデオをリアルタイムに取得する応用シーンに適用でき、ステップS120を実行してからステップS110を実行する場合、一部のビデオを予めキャッシュしてビデオ再生時のビデオキャッシュ時間の遅延を減らす応用シーンに適用できる。
【0031】
本開示の実施例では、リポストユーザーが元ビデオをリポストした後、リポストビデオに対する再生操作を受信すると、該リポストビデオの元ビデオを再生すると同時に、リポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を表示し、従来技術のように原作者のコメント情報しか表示しないのではなく、このとき、ユーザーは該元ビデオに対するリポストユーザーの感想をよりよく簡単に知ることができ、それによりユーザー体験が向上する。
【0032】
本開示の実施例では、リポストコメント情報を表示する場合、
リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示するステップを含み、
指定された表示方式は、リポストコメント情報とリポストユーザーの情報とを指定された特殊効果によって関連付けて表示すること、及び指定された特殊効果の表示期間を含む。
【0033】
リポストユーザーの情報とは、リポストユーザーに関連する関連情報であり、例えば、アプリケーションプログラムにおけるリポストユーザーのアカウント情報、該リポストビデオに対するほかのユーザーのコメント数、いいね数などであってもよい。
【0034】
実際の応用では、ユーザーの視聴体験を向上させ、元ビデオに対するリポストユーザーのリポストコメント情報をよりよく強調するために、リポストコメント情報とリポストユーザーのユーザー情報とを指定された特殊効果によって関連付けて表示してもよい。指定された特殊効果として使用される具体的な特殊効果は予め設定されてもよく、本開示の実施例ではこれを限定しない。例えば、バブル特殊効果を指定された特殊効果とすると仮定する場合、リポストユーザーのユーザー情報はリポストユーザーのアカウントアバター写真であり、これに対応して、リポストビデオに対する再生トリガー操作を受信すると、リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに1つのバブルを表示し、リポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を該バブル内に表示し、該バブルがリポストユーザーのアカウントアバターを指向するようにしてもよい。
【0035】
本開示の実施例では、リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示するステップは、
指定された特殊効果を表示する期間が表示期間に等しいと、指定された特殊効果の表示を停止するステップ、又は
指定された特殊効果に対する表示停止操作を受信すると、指定された特殊効果の表示を停止するステップをさらに含む。
【0036】
さらに、指定された特殊効果の方式でリポストコメント情報を再生インターフェースに長時間表示すると、ユーザーが該リポストビデオを視聴することを妨げる可能性がある。従って、本開示の実施例では、再生トリガー操作を受信する時点を開始時点として、表示期間内に特定の特殊効果の方式でリポストコメント情報を表示し、表示期間に達した後、特定の特殊効果の方式でリポストコメント情報を表示することを停止し、特定の領域範囲内にリポストコメント情報を表示することに切り替えるようにしてもよい。
【0037】
一方、実際の応用では、特定の特殊効果の方式でリポストコメント情報を表示する過程では、ユーザーによりトリガーされる指定された特殊効果に対する表示停止操作を受信すると、ユーザーが指定された特殊効果でリポストコメント情報を再生インターフェースに表示し続ける必要がないことを示し、このとき、表示期間に達するか否かにかかわらず、該指定された特殊効果の表示を停止する。
【0038】
表示期間及び特定の領域範囲は予め設定されてもよく、本開示の実施例では限定せず、同様に、リポストコメント情報による元ビデオのオクルージョンを減らし、ユーザーの視聴体験をさらに向上させるために、このとき、特定の領域範囲を再生インターフェースのエッジ領域に設定してもよく、例えば、再生インターフェースの左下領域に設定する。
【0039】
一例では、設定期間が2秒であると仮定する場合、リポストユーザーのユーザー情報はリポストユーザーのアカウントアバターであり、指定された特殊効果はバブル特殊効果であり、これに対応して、リポストユーザーのリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信すると、
図3Aに示される再生インターフェースによって該リポストビデオの元ビデオを再生し、再生元ビデオを開始するときに1つのバブル特殊効果をロードし、リポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を該バブルに表示し、該バブルはリポストユーザーのアカウントアバター写真を指向するようにしてもよく、さらに、バブル特殊効果を2秒表示した後、バブル特殊効果によってリポストコメント情報を表示することを停止し、領域Aに該リポストコメント情報を表示することに切り替え、このとき、該再生インターフェースは
図3Bに示される。
【0040】
理解できるように、リポストコメント情報とリポストユーザーのユーザー情報とを指定された特殊効果によって関連付けて表示すると同時に、特定の領域範囲内に該リポストコメント情報を表示してもよい。例えば、
図3Cに示される再生インターフェースの模式図のように、バブル特殊効果によってリポストコメント情報を表示すると同時に、
図3CにおけるA領域に該リポストコメント情報を表示し、さらに、バブル特殊効果によってリポストコメント情報を表示することを停止した後、該再生インターフェースは
図3Bに示されるものに変わり得る。ユーザーがリポストビデオのほかの情報を簡単に知るために、このとき、再生インターフェースに例えばアカウントアバター、リポストビデオのコメント数、いいね数などのリポストユーザーのユーザー情報を表示してもよく、
図3A~
図3CにおけるB領域に示される。
【0041】
本開示の実施例では、該方法は、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオの原作者の関連情報を表示するステップをさらに含む。
【0042】
本開示の実施例では、原作者の関連情報は、
元ビデオに対する原作者のコメント情報、及び原作者の情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
実際の応用では、ユーザーがリポストビデオを視聴すると同時に、例えば該リポストビデオに対する感想のような該リポストビデオの原作者の情報を知ることができるために、該リポストビデオに対する再生トリガー操作を受信すると、例えば元ビデオに対する原作者のコメント情報、原作者のアカウント情報などの原作者の関連情報をリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示してもよい(即ち、元ビデオを再生すると同時に原作者の関連情報を表示する)。
【0044】
元ビデオがオリジナルビデオである場合、該元ビデオの原作者はオリジナルビデオを投稿する作者であり、元ビデオがほかのユーザーのリポストビデオである場合、該元ビデオの原作者は、該リポストビデオに対応するオリジナルビデオの原作者であってもよく、リポストユーザーが該元ビデオをリポストするときに該元ビデオを所有する者であってもよい。例えば、ユーザーAがオリジナルビデオaを投稿し、ユーザーBがオリジナルビデオaをリポストしてリポストビデオbを得て、ユーザーCが該リポストビデオbをリポストしてリポストビデオcを得て、リポストユーザーがユーザーCであると仮定する場合、リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示される原作者の関連情報はユーザーAの関連情報及び/又はユーザーBの関連情報であってもよい。
【0045】
本開示の実施例では、元ビデオの原作者の関連情報を表示するステップは、
原作者の関連情報のプロンプト情報を表示するステップと、
プロンプト情報に対するトリガー操作を受信すると、原作者の関連情報を表示するステップと、を含む。
【0046】
実際の応用では、リポストビデオの原作者の関連情報を知りたいユーザーもいれば、リポストビデオの原作者の関連情報を知りたくないユーザーもおり、このとき、再生インターフェースに原作者の関連情報のプロンプト情報を表示して原作者の関連情報を表示できることをユーザーに通知し、さらに、プロンプト情報に対するユーザーのトリガー操作を受信すると、該ユーザーが原作者の関連情報を閲覧したいことを示し、このとき、元ビデオの原作者の関連情報を表示してもよい。
【0047】
原作者の関連情報及び具体的な表示位置は予め設定されてもよく、本開示の実施例ではいずれも限定しない。例えば、原作者の関連情報として、該ビデオインタラクションアプリケーションプログラムにおける原作者のアカウント名、該元ビデオに対する原作者のコメント情報などを設定してもよく、その具体的な表示位置はリポストコメント情報の表示位置と同じ領域範囲内にあってもよく、異なる領域範囲内にあってもよい。例えば、ユーザーが閲覧しやすように、再生インターフェースの左下領域には元ビデオに対する原作者のコメント情報、該ビデオインタラクションアプリケーションプログラムにおける原作者のアカウント名、及び元ビデオに対するリポストユーザーのリポストコメント情報を順に表示してもよい。
【0048】
一例では、原作者の関連情報は、該ビデオインタラクションアプリケーションプログラムにおける原作者のアカウント名「@小飛」であり、元ビデオに対する原作者のコメント情報は、「景色がとても美しい」であり、リポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報は、「心地良い」であり、且つリポストユーザーのアカウントアバター、リポストビデオのコメント数、いいね数などの情報が表示され、このときの再生インターフェースは
図4に示されてもよい。
【0049】
本開示の実施例では、該方法は、
原作者の情報閲覧操作を受信すると、現在の再生インターフェースから原作者に関連付けられた指定インターフェースにジャンプするステップをさらに含む。
【0050】
実際の応用では、ユーザーはさらに再生インターフェースに基づいて原作者の情報閲覧操作を受信し、該原作者の情報閲覧操作はユーザーが例えば原作者のニックネーム、性別、投稿されたビデオなどの原作者の具体的な情報を閲覧したいことを示し、このとき、原作者の情報閲覧操作を受信すると、現在の再生インターフェースから原作者に関連付けられた指定インターフェースにジャンプしてもよい。
【0051】
原作者の情報閲覧操作をトリガーする方式も予め設定されてもよく、本開示の実施例では特に限定しない。例えば、再生インターフェースに原作者の情報閲覧操作をトリガーするための仮想ボタンを設定してもよく、ユーザーが該仮想ボタンをクリックすると、ユーザーが原作者の情報閲覧操作をトリガーしたと見なされる。実際の応用では、画面に対するほかの情報の占有率を減らし、ユーザーの視聴体験を向上させるために、再生インターフェースの原作者の関連情報を表示する位置を該仮想ボタンの位置として設定してもよく、このとき、ユーザーが再生インターフェースに表示される原作者の関連情報をクリックすると、原作者の情報閲覧操作をトリガーしたと見なされる。原作者に関連付けられた指定インターフェースは予め設定されてもよく、本開示の実施例では特に限定せず、例えば、原作者に関連付けられた指定インターフェースは原作者により投稿されたビデオリストインターフェース、又は原作者のアカウント情報インターフェースなどであってもよい。
【0052】
本開示の実施例では、元ビデオが既に原作者により削除された場合、リポストビデオに対する再生操作を受信すると、該方法は、
リポストビデオの元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示し、リポストコメント情報を表示するステップをさらに含む。
【0053】
実際の応用では、リポストビデオはリポストユーザーが実際に録画したビデオではないため、元ビデオが既に原作者により削除された場合、ビデオリソース(即ち、元ビデオ)を取得できず、このとき、リポストビデオの元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示してユーザーに通知する。
【0054】
さらに、該リポストビデオに対する再生トリガー操作を受信すると、このとき、該リポストビデオの元ビデオを再生せず、元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示する。勿論、実際の応用では、元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示するときに、リポストビデオのほかの情報を表示してもよく、例えばリポストコメント情報、原作者の関連情報、リポストビデオのコメント数、いいね数及び第2ユーザーのアカウントアバター情報などを同時に表示してもよい。
【0055】
一例では、
図5に示すように、このとき、
図5におけるA領域には元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示し、B領域にはリポストビデオに対する第2ユーザーのリポストコメント情報を表示し、リポストビデオのコメント数、いいね数及び第2リポストユーザーのアカウントアバター情報を同時に表示するようにしてもよい。
【0056】
本開示の実施例では、リポストコメント情報は、
元ビデオに対するリポストユーザーのリポストトリガー操作を受信すると、リポストコメント編集インターフェースを表示することと、
リポストコメント編集インターフェースによって元ビデオに対するリポストユーザーのリポストコメント情報を受信することとによって、取得される。
【0057】
実際の応用では、リポストユーザーが元ビデオをリポストしたい場合、該元ビデオに対するリポストトリガー操作をトリガーし、リポストコメント編集インターフェースを表示するようにしてもよく、ユーザーは該リポストコメント編集インターフェースに基づいてリポストコメント情報を入力してもよい。リポストトリガー操作をトリガーする実現方式は予め設定されてもよく、本開示の実施例では限定しない。例えば、リポストユーザーが該元ビデオの表示インターフェースを長押しする時間が所定期間に達すると、リポストユーザーが該元ビデオに対するリポストトリガー操作をトリガーしたと見なされるか、又は該元ビデオの表示インターフェースにリポストトリガー操作をトリガーするための仮想ボタンを設定してもよく、リポストユーザーが該仮想ボタンをクリックすると、リポストユーザーが該元ビデオに対するリポストトリガー操作をトリガーしたと見なされる。
【0058】
さらに、リポストユーザーのリポスト確認操作を受信すると、リポストユーザーがリポストコメント情報の入力を完了し、該元ビデオをリポストしたいことを示し、このとき、リポストコメント情報に応じてビデオリポスト要求を生成してサーバに送信するようにしてもよく、これに対応して、サーバはビデオリポスト要求に応じてリポストビデオを投稿して該リポストビデオを得るようにしてもよい。
【0059】
本開示の実施例では、リポストコメント編集インターフェースに原作者の関連情報が表示されている。
【0060】
ユーザーが原作者の関連情報をさらに簡単に知るために、リポストコメント編集インターフェースに該リポストビデオの原作者の関連情報を表示してもよく、原作者の関連情報についての説明は上記説明を参照すればよく、ここでは重複説明を省略する。
【0061】
一例では、
図6に示すように、本開示の実施例はリポストコメント編集インターフェースの模式図を提供し、該図におけるA領域には入力キーボードが表示されてもよく、それによってリポストユーザーがリポストコメント情報を簡単に入力でき、B領域には原作者の関連情報が表示され、例えば原作者のアカウント名「@小飛」が表示される。
【0062】
図1に示す方法と同じ原理に基づいて、本開示の実施例はビデオ処理装置30をさらに提供し、
図7に示すように、ビデオ処理装置30は再生トリガー操作受信モジュール310、取得モジュール320及び再生モジュール330を備えてもよく、
再生トリガー操作受信モジュール310は、リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信することに用いられ、
取得モジュール320は、元ビデオ、及びリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を取得することに用いられ、
再生モジュール330は、リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオを再生し、リポストコメント情報を表示することに用いられる。
【0063】
選択可能に、リポストコメント情報を表示する場合、再生モジュールは具体的には、
リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示することに用いられ、
指定された表示方式は、リポストコメント情報とリポストユーザーの情報とを指定された特殊効果によって関連付けて表示すること、及び指定された特殊効果の表示期間を含む。
【0064】
選択可能に、リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示する場合、再生モジュールはさらに、
指定された特殊効果を表示する期間が表示期間に等しいと、指定された特殊効果の表示を停止すること、又は
指定された特殊効果に対する表示停止操作を受信すると、指定された特殊効果の表示を停止することに用いられる。
【0065】
選択可能に、再生モジュールはさらに、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオの原作者の関連情報を表示することに用いられる。
【0066】
選択可能に、元ビデオの原作者の関連情報を表示する場合、再生モジュールは具体的には、
原作者の関連情報のプロンプト情報を表示することと、
プロンプト情報に対するトリガー操作を受信すると、原作者の関連情報を表示することと、に用いられる。
【0067】
選択可能に、原作者の関連情報は、
元ビデオに対する原作者のコメント情報、及び原作者の情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
選択可能に、該装置はページジャンプ装置をさらに備え、ページジャンプ装置は具体的には、
原作者の情報閲覧操作を受信すると、現在の再生インターフェースから原作者に関連付けられた指定インターフェースにジャンプすることに用いられる。
【0069】
選択可能に、元ビデオが既に原作者により削除された場合、リポストビデオに対する再生操作を受信すると、再生モジュールはさらに、
リポストビデオの元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示し、リポストコメント情報を表示することに用いられる。
【0070】
選択可能に、リポストコメント情報は、
元ビデオに対するリポストユーザーのリポストトリガー操作を受信すると、リポストコメント編集インターフェースを表示することと、
リポストコメント編集インターフェースによって元ビデオに対するリポストユーザーのリポストコメント情報を受信することとによって、取得される。
【0071】
選択可能に、リポストコメント編集インターフェースに原作者の関連情報が表示されている。
【0072】
本開示の実施例のビデオ処理装置は本開示の実施例に係るビデオ処理方法を実行でき、その実現原理が類似し、本開示の各実施例におけるビデオ処理装置の各モジュールにより実行される動作は本開示の各実施例におけるビデオ処理方法のステップに対応し、ビデオ処理装置の各モジュールについての詳細な機能説明は具体的には上記に示される対応するビデオ処理方法の説明を参照すればよく、ここでは重複説明を省略する。
【0073】
本開示の実施例に示される方法と同じ原理に基づいて、本開示の実施例は電子機器をさらに提供し、該電子機器はプロセッサ及びメモリを備えてもよいが、これらに限定されず、メモリは、コンピュータ操作命令を記憶することに用いられ、プロセッサは、コンピュータ操作命令を呼び出すことによって実施例に示される方法を実行することに用いられる。
【0074】
本開示の実施例に示される方法と同じ原理に基づいて、本開示の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、該コンピュータ可読記憶媒体に少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットがプロセッサによりロードして実行されると上記実施例に示される方法を実現し、ここでは重複説明を省略する。
【0075】
以下、
図8に参照されるように、本開示の実施例を実現することに適する電子機器600の構造模式図を示す。本開示の実施例における端末機器は、例えば携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットパソコン)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含んでもよいが、これらに限定されない。
図8に示される電子機器は単に一例であり、本開示の実施例の機能及び使用範囲にいかなる制限も与えるべきではない。
【0076】
電子機器はメモリ及びプロセッサを備え、ここでのプロセッサは以下の処理装置601とも呼ばれ、メモリは以下の読み取り専用メモリ(ROM)602、ランダムアクセスメモリ(RAM)603及び記憶装置608のうちの少なくとも1つを含んでもよく、具体的には以下の通りである。
【0077】
図8に示すように、電子機器600は、処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックスプロセッサなど)601を備えてもよく、読み取り専用メモリ(ROM)602に記憶されているプログラム又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされるプログラムに応じて様々な適切な動作及び処理を実行することができる。RAM603には、電子機器600の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置601、ROM602及びRAM603はバス604を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース605もバス604に接続されている。
【0078】
通常、I/Oインターフェース605に接続可能な装置として、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置606、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、発振器などを含む出力装置607、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置608、及び通信装置609が挙げられる。通信装置609は電子機器600がほかの機器と無線又は有線通信してデータを交換ことを可能にする。
図8には様々な装置を有する電子機器600が示されているが、理解できるように、すべての示される装置を実施するか備える必要があるわけではない。より多く又はより少ない装置を代替可能に実施するか備えるようにしてもよい。
【0079】
特に、本開示の実施例によれば、以上でフローチャートを参照して説明したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実装され得る。例えば、本開示の実施例は、非一時的なコンピュータ可読媒体に担持されているコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムはフローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは通信装置609によってネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置608からインストールされてもよいし、ROM602からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置601により実行されると、本開示の実施例の方法に限定される上記機能が実行される。
【0080】
なお、本開示の上記コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体若しくはコンピュータ可読記憶媒体又は上記両者の任意の組合せであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置又はデバイス、あるいは上記の任意の組合せであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、あるいは上記の任意の適切な組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか又は記憶する任意の有形の媒体であってもよく、該プログラムは命令実行システム、装置又はデバイスによって、あるいはそれらと組み合わせて使用することができる。本開示では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドで又は搬送波の一部として伝播されたデータ信号を含んでもよく、データ信号は、コンピュータ可読プログラムコードを担持する。このような伝播されたデータ信号は様々な形態を採用することができ、電磁信号、光信号又は上記任意の適切な組合せを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は命令実行システム、装置又はデバイスによって、あるいはそれらと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送されてもよく、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記任意の適切な組合せを含むが、これらに限定されない。
【0081】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバは、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような、現在知られている又は将来開発される任意のネットワークプロトコルで通信することができ、且つ任意の形態又は媒体のデジタルデータと通信(例えば、通信ネットワーク)接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、エクストラネット(例えば、インターネット)及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、adhocエンドツーエンドネットワーク)、及び現在知られている又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0082】
上記コンピュータ可読媒体は、上記の電子機器に含まれるものであってもよいし、該電子機器に組み込まれず、単独で存在するものであってもよい。
【0083】
1つ又は複数のプログラミング言語又はそれらの組合せで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、上記プログラミング言語は、例えばJava、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向のプログラミング言語だけでなく、例えば「C」言語又は類似しているプログラミング言語などの一般的な手続き型プログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザーコンピュータ上で実行されても、部分的にユーザーコンピュータ上で実行されても、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されても、一部がユーザーコンピュータ上で一部がリモートコンピュータ上で実行されても、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザーコンピュータに接続することができるか、又は、外部のコンピュータに接続することができる(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続することができる)。
【0084】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品に従って実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作を示した。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を代表することができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は所定の論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。置き換えとしてのいくつかの実装では、ブロックに注記される機能が図面に注記された順序とは異なる順序で発生し得ると注意すべきである。例えば、2つの連続して表示されたブロックは、実際には基本的に並列に実行されてもよく、係る機能に応じて逆の順序で実行される場合もある。ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組合せは、所定の機能又は操作を実行する専用の、ハードウェアに基づくシステムで実装できるか、あるいは、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組合せで実装できることにも注意すべきである。
【0085】
本開示の実施例の説明に係るモジュール又はユニットは、ソフトウェアの方式で実装されても、ハードウェアの方式で実装されてもよい。場合によっては、モジュール又はユニットの名称は該ユニット自体を限定するものではない。
【0086】
本明細書では、以上説明された機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理部材によって実行されてもよい。例えば、限定ではなく、使用可能な例示的なハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含む。
【0087】
本開示のコンテキストでは、機械可読媒体は有形の媒体であってもよく、命令実行システム、装置又は機器に使用されるか、あるいは命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含むか又は記憶することができる。機械可読媒体は機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、あるいは上記内容の任意の適切な組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の線に基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶機器、磁気記憶機器、あるいは上記内容の任意の適切な組合せを含む。
【0088】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信するステップと、
元ビデオ、及びリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を取得するステップと、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオを再生し、リポストコメント情報を表示するステップと、を含む、ビデオ処理方法を提供する。
【0089】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント情報を表示する場合、
リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示するステップを含み、
指定された表示方式は、リポストコメント情報とリポストユーザーの情報とを指定された特殊効果によって関連付けて表示すること、及び指定された特殊効果の表示期間を含む。
【0090】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示するステップは、
指定された特殊効果を表示する期間が表示期間に等しいと、指定された特殊効果の表示を停止するステップ、又は
指定された特殊効果に対する表示停止操作を受信すると、指定された特殊効果の表示を停止するステップをさらに含む。
【0091】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、該方法は、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオの原作者の関連情報を表示するステップをさらに含む。
【0092】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、元ビデオの原作者の関連情報を表示するステップは、
原作者の関連情報のプロンプト情報を表示するステップと、
プロンプト情報に対するトリガー操作を受信すると、原作者の関連情報を表示するステップと、を含む。
【0093】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、原作者の関連情報は、
元ビデオに対する原作者のコメント情報、及び原作者の情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0094】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、該方法は、
原作者の情報閲覧操作を受信すると、現在の再生インターフェースから原作者に関連付けられた指定インターフェースにジャンプするステップをさらに含む。
【0095】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、元ビデオが既に原作者により削除された場合、リポストビデオに対する再生操作を受信すると、方法は、
リポストビデオの元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示し、リポストコメント情報を表示するステップをさらに含む。
【0096】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント情報は、
元ビデオに対するリポストユーザーのリポストトリガー操作を受信すると、リポストコメント編集インターフェースを表示することと、
リポストコメント編集インターフェースによって元ビデオに対するリポストユーザーのリポストコメント情報を受信することとによって、取得される。
【0097】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント編集インターフェースに原作者の関連情報が表示されている。
【0098】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
リポストユーザーにより元ビデオからリポストされるリポストビデオに対する再生トリガー操作を受信するための再生トリガー操作受信モジュールと、
元ビデオ、及びリポストユーザーが元ビデオをリポストするときの元ビデオに対するリポストコメント情報を取得するための取得モジュールと、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオを再生し、リポストコメント情報を表示するための再生モジュールと、を備える、ビデオ処理装置を提供する。
【0099】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント情報を表示する場合、再生モジュールは具体的には、
リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示することに用いられ、
指定された表示方式は、リポストコメント情報とリポストユーザーの情報とを指定された特殊効果によって関連付けて表示すること、及び指定された特殊効果の表示期間を含む。
【0100】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント情報を指定された表示方式でリポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに表示する場合、再生モジュールはさらに、
指定された特殊効果を表示する期間が表示期間に等しいと、指定された特殊効果の表示を停止すること、又は
指定された特殊効果に対する表示停止操作を受信すると、指定された特殊効果の表示を停止することに用いられる。
【0101】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、再生モジュールはさらに、
リポストユーザーのビデオ作品の再生インターフェースに元ビデオの原作者の関連情報を表示することに用いられる。
【0102】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、元ビデオの原作者の関連情報を表示する場合、再生モジュールは具体的には、
原作者の関連情報のプロンプト情報を表示することと、
プロンプト情報に対するトリガー操作を受信すると、原作者の関連情報を表示することとに用いられる。
【0103】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、原作者の関連情報は、
元ビデオに対する原作者のコメント情報、及び原作者の情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0104】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、該装置はページジャンプ装置をさらに備え、ページジャンプ装置は具体的には、
原作者の情報閲覧操作を受信すると、現在の再生インターフェースから原作者に関連付けられた指定インターフェースにジャンプすることに用いられる。
【0105】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、元ビデオが既に原作者により削除された場合、リポストビデオに対する再生操作を受信すると、再生モジュールはさらに、
リポストビデオの元ビデオが既に削除された旨のプロンプト情報を表示し、リポストコメント情報を表示することに用いられる。
【0106】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント情報は、
元ビデオに対するリポストユーザーのリポストトリガー操作を受信すると、リポストコメント編集インターフェースを表示することと、
リポストコメント編集インターフェースによって元ビデオに対するリポストユーザーのリポストコメント情報を受信することとによって、取得される。
【0107】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、リポストコメント編集インターフェースに原作者の関連情報が表示されている。
【0108】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
プロセッサ及びメモリを備え、
メモリは、コンピュータ操作命令を記憶することに用いられ、
プロセッサは、コンピュータ操作命令を呼び出すことによってビデオ処理方法のいずれか一項を実行することに用いられる、電子機器を提供する。
【0109】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットがプロセッサによりロードして実行されるとビデオ処理方法のいずれか一項を実行する、コンピュータ可読媒体を提供する。
【0110】
以上の説明は本開示の好適実施例及び使用された技術原理についての説明に過ぎない。当業者であれば、本開示に係る開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組合せによる技術案に限定されず、上記開示の構想から逸脱せずに上記技術的特徴又はその同等の特徴を任意に組み合わせることにより形成されたほかの技術案を含むべきであると理解できるだろう。例えば、上記特徴と本開示に開示されている(ただし、これらに限定されない)類似する機能を有する技術的特徴とを互いに置き換えることにより形成された技術案が挙げられる。
【0111】
また、特定の順序で各操作を説明したが、示された特定の順序で又は順次的な順序でこれらの操作を実行しなければならないわけではないと理解すべきである。一定の環境では、マルチタスク及び並行処理が有利である可能性がある。同様に、上記論述にはいくつかの具体的な実装の詳細が含まれるが、これらは本開示の範囲を限定するものではないと解釈されるべきである。個別の実施例のコンテキストに説明されたいくつかの特徴は、さらに、単一の実施例に組み合わせて実装されてもよい。むしろ、単一の実施例のコンテキストに説明された様々な特徴は、単独で、又は任意の適切なサブコンビネーションの方式で複数の実施例で実現されてもよい。
【0112】
構造的特徴及び/又は方法論理動作に特有の言語を用いて本主題を説明したが、特許請求の範囲に限定される主題は、以上説明された特定の特徴又は動作に限定されるわけではないと理解すべきである。むしろ、以上説明された特定の特徴及び動作は特許請求の範囲を実現する例示的な形態に過ぎない。
【0113】
本開示は、2020年4月29日に中国特許庁に提出された、「ビデオ処理方法、装置、機器及び媒体」と題する中国特許出願第202010358480.4号の優先権を主張し、該中国特許出願に開示される全内容が引用により本明細書に組み込まれている。