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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-04
(45)【発行日】2024-07-12
(54)【発明の名称】固形入浴剤
(51)【国際特許分類】
   A63H 23/10 20060101AFI20240705BHJP
   A63H 33/22 20060101ALI20240705BHJP
   A61K 8/02 20060101ALN20240705BHJP
   A61Q 19/10 20060101ALN20240705BHJP
【FI】
A63H23/10 Z
A63H33/22 H
A61K8/02
A61Q19/10
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2023127220
(22)【出願日】2023-08-03
【審査請求日】2024-02-16
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】久代 佳奈
【審査官】柳 重幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-006117(JP,A)
【文献】登録実用新案第3240450(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
A61K 8/02
A61Q 19/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形入浴剤であって、
水溶性の本体部と、
前記本体部に内包され、第1面、及び第2面を含むプレート部材として構成している第1部品と、
前記本体部に内包されず、前記本体部の溶解後において、前記第1部品と連結可能であって、前記第1部品の外周を囲む額縁を構成している第2部品と、
を備え、
前記本体部は、溶解前において前記第1部品を視認不可能に構成している、
固形入浴剤。
【請求項2】
請求項1に記載の固形入浴剤であって、
前記第1部品は、前記本体部の溶解前において、前記第2部品と連結不可能である、
固形入浴剤。
【請求項3】
請求項2に記載の固形入浴剤であって、
前記本体部、前記第1部品、及び前記第2部品は、転動不可能に構成されている、
固形入浴剤。
【請求項4】
請求項3に記載の固形入浴剤であって、
前記本体部は、溶解前において前記第1部品の周囲に所定の空間が存在するように前記第1部品を覆っている、
固形入浴剤。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
前記第1部品は、前記本体部の溶解前において、水中に沈み、前記本体部の溶解途中若しくは溶解後において、浮揚するように構成されている、
固形入浴剤。
【請求項6】
請求項1~4に記載の固形入浴剤であって、
前記第1部品は、前記本体部の溶解後において、単体で展示可能に構成されている、
固形入浴剤。
【請求項7】
請求項1~4に記載の固形入浴剤であって、
前記第1部品は、前記本体部の溶解後において、前記第2部品と連結された状態にて展示可能に構成されている、
固形入浴剤。
【請求項8】
請求項7に記載の固形入浴剤であって、
前記第2部品は、凹部を含み、
前記第1部品は、前記凹部において連結可能に構成されている、
固形入浴剤。
【請求項9】
請求項に記載の固形入浴剤であって、
前記第1部品の前記第2面には、前記凹部の一部と係合可能な凸部が設けられ、
前記凸部は、前記本体部内において位置決め部とされている、
固形入浴剤。
【請求項10】
請求項に記載の固形入浴剤であって、
前記第1部品は、前記第2面と前記凹部の底面とが離間した状態にて連結可能に構成されている、
固形入浴剤。
【請求項11】
請求項に記載の固形入浴剤であって、
前記第1面には、キャラクターを含む絵柄が描画されている、
固形入浴剤。
【請求項12】
請求項1~4の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
前記本体部は、1~3cmの間の厚みを成し、
前記第1部品は、前記本体部の厚み未満の厚みを成している、
固形入浴剤。
【請求項13】
請求項1~4の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
前記本体部は、表面に凹凸が形成され、着色が施されている、
固形入浴剤。
【請求項14】
請求項1~4の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
前記本体部、及び前記第1部品は、扁平形状を成している、
固形入浴剤。
【請求項15】
請求項1~4の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
前記本体部は、その縦横サイズが前記第2部品の縦横サイズよりも大きく構成され、
前記第2部品は、その縦横サイズが前記第1部品の縦横サイズよりも大きく構成されている、
固形入浴剤。
【請求項16】
請求項1~4の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
前記第2部品は、提供形態において前記本体部に隣接して設けられている、
固形入浴剤。
【請求項17】
請求項1~4の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
前記第1部品と前記第2部品の少なくとも一方は、磁石を含んで構成されている、
固形入浴剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固形入浴剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、玩具として、例えば特許文献1においては、枠体にホワイトボードを両面に配置して、一面は自由に描画ができ、他の一面は塗り絵として、予め絵画の輪郭線を消えない線で描く。一方、塗り絵面上には、マグネットシートで構成したパズル小片を並べて遊び、更にパズルの小片は、パズル裏面の基準線に沿って切断することで、細かいパズルになる玩具、の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実開平7-24394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、幼児用の玩具で多機能を備えたもので、ホワイトボードに自由に描く面と、塗り絵の面を備え、更にジグソーパズルをも楽しめる玩具とし、パズル小片を切断すれば細分割して、パズルとなるものである。しかし、特許文献1に示された玩具においては、ギミック性がなく興趣性という点では課題を有している。
【0005】
本発明は、興趣性の高い固形入浴剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の固形入浴剤は、 固形入浴剤であって、水溶性の本体部と、前記本体部に内包されている第1部品と、を備え、前記本体部は、溶解前において前記第1部品を視認不可能に構成され、 前記第1部品は、前記本体部の溶解後において、前記本体部に内包されていない第2部品と連結可能に構成されている、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、利便性を向上させた固形入浴剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一態様の固形入浴剤における第1形態を示す斜視図である。
図2図1に示す固形入浴剤のA-A断面図である。
図3】固形入浴剤の本体部がお湯の中に入れられた時の状態を示す説明図である。
図4】第1部品が浮揚した状態を示す概略図である。
図5】第1部品を示す斜視図である。
図6】第2部品の斜視図である。
図7】第2部品の分解斜視図である。
図8】第1部品と第2部品を組み立てた状態を示す斜視図である。
図9図8のB-B断面図である。
図10】固形入浴剤の提供形態の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一態様である固形入浴剤について、図を参照して説明する。
図1は、固形入浴剤1の斜視図であり、図2は、図1に示す固形入浴剤1のA-A断面図である。
【0010】
固形入浴剤1は、内部に第1部品10を有する本体部5と、後述するようにフレーム形状の第2部品と、を備えている。本体部5が図1に示すように、直方体で扁平形状に構成されており、例えば、水色などの色に着色されている。また、第1部品10は、外部からは見えないが、本体部5の内部には、図2に示すように設けられたプレート状の部材である。本体部5は、水に溶けて例えばその色が回りの水やお湯に溶け出すように構成された水溶性の素材にて構成されている、固形入浴剤である。
【0011】
本体部5は、例えば、その製造時において、上下部材5a,5bを組み合わせライン6の部分にて貼り合わせたような構成となっている。例えば、本体部5は、上下部材5a,5bに設けられた凹状の空間7内に第1部品10を収容した状態で連結形成される。したがって、第1部品10は、外部からは見ることができないように収容されている。この第1部品10は、後述する第2部品20と連結した玩具とすることができる。すなわち、本体部5の溶解前においては、どのようなものか見ることのできない第1部品10は、本体部5の溶解によって形状が現れて、第2部品20との連結を行うことができる。
【0012】
本体部5は、その大きさについては、特に制限するものではないが、例えば、1cm~3cmの間の厚み(d1)を有して構成することができる。また、第1部品10は、本体部5内に収容されているので、前述の本体部5の寸法未満の厚み(d2)を成した薄い板形状となっている。また、本体部5は、表面側(図中上側)、及び裏面側(図中下側)には、凹凸8(凹状部8a、凸状部8b)が形成されている。例えば、中央部分が凹状部8aで外縁が若干突出した凸状部8bが形成されている。
【0013】
なお、凹凸8は、図示のような凹凸ではなく、より小さい凹凸が多数設けられた構成であってもよい。さらに、本体部5の外表面が、ざらざらするような小さい凹凸であってもよい。このような凹凸8が形成されていることで、例えば持ち易い本体部5となるだけでなく、表面積を大きくして溶解しやすくできる。
【0014】
図2に示すように、溶解前の本体部5は、第1部品10の周囲に所定の空間7が存在しており、この空間7内に第1部品10が収容されている。このように、本体部5の空間7が第1部品10との間に間隔を開けるような大きさに形成されている。これにより、第1部品10の寸法のバラつきを許容して確実に収容することができ、また、第1部品10と本体部5との密着が避けられる。
【0015】
また、第1部品10には、後述する裏面側の第2面12には、複数の凸部14が設けられている。この凸部14は、後述するように、第2部品20と連結する際に連結手段として利用されるが、本体部5内に収容されるときには、別の機能を有している。例えば、空間7の下側には、空間7を大きくする窪み部7aが設けられており、この窪み部7a内に凸部14が入り込むように位置している。これによって、凸部14は、本体部5内において第1部品10の組み込み時の位置決めの機能をする。
【0016】
図3は、本体部5が浴槽のお湯40に入れられた時の状態を示す説明図である。図4は、第1部品10が浮揚した状態を示す概略図である。また、図5は、第1部品10を示す斜視図である。
【0017】
本体部5は、浴槽内のお湯40に投入されたときは、図3に示すように、お湯40の湯面41よりも下の方、例えば浴槽の底42に接するような状態で沈む。そして、本体部5に発泡性の素材が含有されている場合には、この状態において水溶性の本体部5は、気泡50を出しながら徐々に溶けて行き、特定の色が浴槽内に溶け出す。
【0018】
このようにして、本体部5が溶けて行くことで、当該本体部5はその体積が小さくなり最後には溶け切る。この結果、図4に示すように、本体部5内に収容されていた第1部品10が湯面41上に浮揚する。これは、本体部5の比重が1以上に構成されている一方、第1部品10の比重が1以下に構成されており、また、両部材の総重量等を考慮して本体部5が製作されている。この結果、本体部5が水中に沈む状態と第1部品10が湯面41上に浮上する状態を作ることができる。
【0019】
湯面41上に浮上する第1部品10は、図4(a)に示すように、本体部5が略全て溶解した状態の場合や、図4(b)に示すように、第1部品10がまだ溶け切らない状態の場合などがある。これは、前掲のように、本体部5と第1部品10との重量バランスにより浮揚するタイミングを適宜に設定することで、いずれの場合に設定することができる。
【0020】
また、第1部品10は、図5に示すように、平面視で矩形状のプレート部材であり、その表面側である第1面11には、図5(a)に示すように、例えばキャラクターのような絵柄Cが描かれている。この絵柄Cは、多数のものが用意されており、例えばシール部材13上に絵柄Cが描かれ、このシール部材13が第1面11に貼り付けられている。また、第1部品10の裏面側である第2面には、図5(b)に示すように、例えば3つの円柱状の凸部14が突設されている。第1部品10がこのように構成されていることで、図4(a)に示すように、湯面41上に浮揚したとき、第1面11を上にした状態となる確率が高くなり、湯面41上に出たときに絵柄Cが見えるように浮上することができる。
【0021】
一方、図4(b)に示すように、第1部品10の周りに本体部5が少し残った状態で浮揚した場合について説明する。この場合、湯面41上において、本体部5が溶けて行く様子を楽しむことができ、また、本体部5が残り少なくなって来るにしたがって、絵柄Cが少しずつ見えるようになっていく過程を楽しむことができる。
また、本体部5が溶解した後おいては、第1部品10は、第1面11を上にして(絵柄Cを上にして)浮揚したままの状態としておくことで、湯面41上での展示状態としておくことができる。さらに、湯面41上から取り出して他の場所に展示することができる。
【0022】
図6は、第2部品20の斜視図である。図7は、第2部品20の分解斜視図である。
第2部品20は、平面視で矩形状の額縁構造を有している。例えば、表側の外周の4辺を構成する側面部21b、及び縁部21aは、額縁の奥行及び額縁の縁幅を有するように構成されている。また、縁部21aは、その上面に装飾凹凸21aa(図9参照)を有しており、額縁の装飾感を演出している。また、縁部21aの内側は、第1部品10を収容可能な凹部21cが形成されており、この凹部21cの底面23には、例えば3個の連結ボス25が所定の間隔で設けられている。この連結ボス25は、第1部品10の凸部14と連結可能な連結孔25hを有している。
【0023】
なお、第2部品20は、通常は、図6に示すように組み立てられた状態にて提供されるが、図7に示すように、表側を構成する表部材21と、裏側を構成する裏部材22と、を備えている。裏部材22は、底面23の表側には、その縁部分を囲むように縁突部24が設けられている。この縁突部24が表部材21の側面部21bの内側に嵌め合わせるようにして組み立てられている。
【0024】
図8は、第1部品10と第2部品20を組み立てた状態を示す斜視図である。図9は、図8のB-B断面図である。
第2部品20に対して第1部品を連結するときには、例えば、第2部品20の表側から凹部21cに第1部品10を挿入する。これは、凹部21c内の連結ボス25に第1部品10の凸部14を嵌め合わせるようにして取り付ける。この場合、第1部品10の横寸法W5、及び縦寸法W6(図5参照)は、第2部品20の凹部21cの凹部横寸法W3、及び凹部縦寸法W4よりも小さく構成されている。
【0025】
第1部品10が組み込まれた状態では、第2部品20は、前面側から見ると、縁部21aが第1部品10よりも前面側に突出した状態で絵柄Cを絵画風に外周を囲む額縁を構成している。また、第1部品10は、縁部21aから内側に引っ込むように配置されているだけでなく、第2面12と底面23とが措定の間隔を開けるように取り付けられている。ここで、連結ボス25に対する第1部品10の凸部14の挿入の深さ(連結深さ)は調整することができる。
【0026】
また、側面部21bが所定の厚みを有していることで、立てて載置部に置いたとき、転動することなく展示ができる。
さらに、第2部品20においては、図9に示すように、底面23の裏面側(図中下側)には、磁石26が設けられている。この磁石26は、底面23の面積に近似するようなサイズの板状の磁石として構成されている。磁石26は、図示のごとく板状の比較的大きな面積で設けるような構成に限るものではない。例えば、底面23側(図中において、裏部材22の内側)に、複数の磁石を設ける構成でもよい。
【0027】
図10は、固形入浴剤1の提供形態の一例を示す斜視図である。
固形入浴剤1は、提供・販売形態については、例えば、図10に示すように、例えば、取り付けシート60上に、透明なラッピング部材70などを介して本体部5と第2部品20とを隣接させた状態で固定した形態にすることができる。この場合、本体部5は、図示のごとく、その縦横サイズ(W1,W2)が第2部品20の縦横サイズ(W7,W8)よりも大きく構成されている。なお、第2部品20は、その縦横サイズ(W7,W8)は、第1部品10の縦横サイズ(W5,W6)よりも大きく構成されている。
【0028】
以上述べたように、本態様の固形入浴剤1は、第1部品10が見えない状態で提供されることで、本体部5内どのようなものが収容されているかの期待感を持たせることができる。また、本体部5の溶解後において、第2部品20と連結できるので、連結状態の玩具として楽しむことができる。
【0029】
また、本態様の固形入浴剤1においては、本体部5の収容空間が第1部品10との間に空間を形成するように覆っていることで、第1部品10の寸法のバラつきを許容して確実に収容することができる。また、第1部品10と本体部5との密着が避けられることで、本体部5による第1部品10の変質・変色を回避することができる。
【0030】
また、本態様の固形入浴剤1においては、本体部5が上下に2部材を組み合わせて構成されているような場合に、取付け用の凸部14を使って一方の本体部5の収容部位に位置決めでき、第1部品10の組み込みが容易である。
【0031】
また、本態様の固形入浴剤1では、第1部品10は、例えば水中に一旦沈んだ後に浮き上がる動きができる。また、溶解途中において浮き上がることで、本体部5が溶解していく状態(過程)を見ることができる。
【0032】
本態様の固形入浴剤1では、第1部品10が第2部品20の凹部21cに連結可能に構成されているので、第1部品10により第2部品20を囲むように連結できる。
【0033】
また、本態様の固形入浴剤1においては、第1部品10の裏面と第2部品20の底面23とを間隔を開けて連結できるので、立体感を出すことができる。また、本態様の固形入浴剤1においては、第1部品10は、本体部5の厚み未満の厚みに構成されているので、本体部5内に収容可能である。絵柄Cはキャラクターなどを模した絵画風の玩具を提供できる。
【0034】
また、本態様の固形入浴剤1においては、本体部5は、表面に凹凸8が形成されていることで、把持しやすくできる。また着色が施されていることで、入浴剤とした場合には、浴槽のお湯をきれいな色に演出することができる。
【0035】
以上、本発明の一態様について説明したが、本発明はその技術思想の範囲で適宜変更することができる。例えば、上記態様においては、磁石26を第2部品20に設ける構成としたが、この構成に限るものではなく、第1部品10に設ける構成としてもよい。
【0036】
以上のように、本明細書には以下の事項が記載されている。
【0037】
(1)
固形入浴剤であって、
水溶性の本体部と、
前記本体部に内包されている第1部品と、
を備え、
前記本体部は、溶解前において前記第1部品を視認不可能に構成され、
前記第1部品は、前記本体部の溶解後において、前記本体部に内包されていない第2部
品と連結可能に構成されている、
固形入浴剤。
【0038】
(2)
(1)に記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品は、上記本体部の溶解前において、上記第2部品と連結不可能である、
固形入浴剤。
【0039】
(3)
(1)又は(2)に記載の固形入浴剤であって、
上記本体部、上記第1部品、及び上記第2部品は、転動不可能に構成されている、
固形入浴剤。
【0040】
(4)
(1)~(3)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、溶解前において上記第1部品の周囲に所定の空間が存在するように上記第1部品を覆っている、
固形入浴剤。
【0041】
(5)
(1)~(4)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品は、上記本体部の溶解前において、水中に沈み、上記本体部の溶解途中若しくは溶解後において、浮揚するように構成されている、
固形入浴剤。
【0042】
(6)
(1)~(5)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品は、上記本体部の溶解後において、単体で展示可能に構成されている、
固形入浴剤。
【0043】
(7)
(1)~(6)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品は、上記本体部の溶解後において、上記第2部品と連結された状態にて展示可能に構成されている、
固形入浴剤。
【0044】
(8)
(1)~(7)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記第2部品は、凹部を含み、
上記第1部品は、上記凹部において連結可能に構成されている、
固形入浴剤。
【0045】
(9)
(1)~(8)に記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品は、第1面、及び第2面を含むプレート部材として構成され、
上記第2部品は、上記第1部品の外周を囲む額縁を構成している、
固形入浴剤。
【0046】
(10)
(9)に記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品の上記第2面には、上記凹部の一部と係合可能な凸部が設けられ、
上記凸部は、上記本体部内において位置決め部とされている、
固形入浴剤。
【0047】
(11)
(9)又は(10)に記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品は、上記第2面と、上記凹部の底面と、が離間した状態にて連結可能に構成されている、
固形入浴剤。
【0048】
(12)
(9)~(11)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記第1面には、キャラクターを含む絵柄が描画されている、
固形入浴剤。
【0049】
(13)
(1)~(12)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、1~3cmの間の厚みを成し、
上記第1部品は、上記本体部の厚み未満の厚みを成している、
固形入浴剤。
【0050】
(14)
(1)~(13)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、表面に凹凸が形成され、着色が施されている、
固形入浴剤。
【0051】
(15)
(1)~(14)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部、及び上記第1部品は、扁平形状を成している、
固形入浴剤。
【0052】
(16)
(1)~(15)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、その縦横サイズが上記第2部品の縦横サイズよりも大きく構成され、
上記第2部品は、その縦横サイズが上記第1部品の縦横サイズよりも大きく構成されている、
固形入浴剤。
【0053】
(17)
(1)~(16)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記第2部品は、提供形態において上記本体部に隣接して設けられている、
固形入浴剤。
【0054】
(18)
(1)~(17)の何れかに記載の固形入浴剤であって、
上記第1部品と上記第2部品の少なくとも一方は、磁石を含んで構成されている、
固形入浴剤。
【符号の説明】
【0055】
1 固形入浴剤
5 本体部
7 空間
8 凹凸
10 第1部品
11 第1面
12 第2面
14 凸部
20 第2部品
21c 凹部
23 底面
26 磁石
C 絵柄
【要約】
【課題】興趣性の高い固形入浴剤を提供する。
【解決手段】水溶性の本体部5と、本体部5に内包されている第1部品10と、本体部5に内包されていない第2部品20と、を備え、本体部5は、溶解前において第1部品10を視認不可能に構成され、第1部品10は、本体部5の溶解後において、第2部品20と連結可能に構成されている玩具である。第1部品10が見えない状態で提供されることで、本体部5内どのようなものが収容されているかの期待感が持てる。また、本体部5の溶解後において、第2部品20と連結できるので、連結状態で玩具として楽しむことができる。
【選択図】図1

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10