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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-05
(45)【発行日】2024-07-16
(54)【発明の名称】トランジスタ装置
(51)【国際特許分類】
   H02M 1/08 20060101AFI20240708BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20240708BHJP
   H01L 27/04 20060101ALI20240708BHJP
【FI】
H02M1/08 A
H01L27/04 F
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020565025
(86)(22)【出願日】2019-02-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-18
(86)【国際出願番号】 GB2019050374
(87)【国際公開番号】W WO2019155239
(87)【国際公開日】2019-08-15
【審査請求日】2022-02-09
(31)【優先権主張番号】1802281.4
(32)【優先日】2018-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】1806673.8
(32)【優先日】2018-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】1808840.1
(32)【優先日】2018-05-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】1808960.7
(32)【優先日】2018-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】1816688.4
(32)【優先日】2018-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】1817199.1
(32)【優先日】2018-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】520296255
【氏名又は名称】ノウ ムーア エルティディ
【氏名又は名称原語表記】KNOW MOORE LTD
【住所又は居所原語表記】Ingenuity Centre University of Nottingham Innovation Park Triumph Rd Nottingham GN7 2TU (GB)
(74)【代理人】
【識別番号】100105131
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 満
(72)【発明者】
【氏名】サマーランド,デイビッド
【審査官】柳下 勝幸
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-510382(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0013655(US,A1)
【文献】米国特許第06366153(US,B1)
【文献】特開2016-178183(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 1/08
H01L 21/822
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクリートの半導体トランジスタ装置であって、
外部回路を流れる電流を制御するためにトランジスタを前記外部回路に接続する第1端子および第2端子、および制御端子を有する前記トランジスタと、
前記トランジスタの動作を制御するために前記トランジスタの前記制御端子に接続される出力を有するコントローラ回路を有し、
前記コントローラ回路は前記ディスクリートの半導体トランジスタ装置が外部ソースから制御信号および/またはデータ信号を受信することを可能にするための少なくとも1つの入力を備え、
前記コントローラ回路はアナログ演算回路とデジタル演算回路を備え、前記アナログ演算回路はそれぞれ加算、反転、乗算、積分、指数、除算、対数および微分から選択される異なる数学的演算を実行する複数のサブ回路を含み、前記デジタル演算回路は前記アナログ演算回路に対する数学的演算を選択するための1つまたは複数の前記サブ回路の選択を含むプログラムを実行するように構成されている、ディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項2】
前記デジタル演算回路は、ワンタイムプログラマブルである、請求項1に記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項3】
前記トランジスタは高電圧回路を流れる電流を制御するように前記第1端子および前記第2端子を介して前記高電圧回路に接続されるように構成された高電圧トランジスタであり、前記コントローラ回路は比較的低い電圧信号を使用して動作する、請求項1に記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項4】
前記トランジスタおよび前記コントローラ回路は、同一の半導体モノリシック上に形成される、請求項1~3に記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項5】
前記コントローラ回路が前記トランジスタを流れる電流の指標および前記トランジスタを横断する電圧の指標を受信するように前記トランジスタの第1端子側および前記トランジスタの第2端子側にそれぞれ接続された2つの入力を有する、請求項1~4のいずれかに記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項6】
前記ディスクリートの半導体トランジスタ装置は、前記トランジスタの前記第1の端子を回路に接続するための第1のコネクタと、前記トランジスタの前記第2の端子を回路に接続するための第2のコネクタと、前記コントローラ回路の更なる入力を外部信号源に接続するための第3のコネクタとを有する、請求項1~5のいずれかに記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項7】
前記コントローラ回路は、前記第1のコネクタ、前記第2のコネクタ、または前記第3のコネクタのうちの1つを介して受信された信号が、前記アナログ演算回路によって操作される入力として使用され、かつ、前記デジタル演算回路に電力を供給するためにも使用されるように構成される、請求項6に記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項8】
前記装置は、前記デジタル演算回路が前記第1のコネクタ、前記第2のコネクタ、または前記第3のコネクタのうちの1つまたは複数を介して受信された信号から電力供給されることを可能にするように構成された電力回路を備える、請求項6に記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項9】
前記コントローラ回路への入力のために、前記第1のコネクタ、前記第2のコネクタ、または前記第3のコネクタのいずれか1つにおける電圧入力をシフトダウンするように構成された電圧レベルシフト回路を備える、請求項6~9のいずれかに記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項10】
前記トランジスタは、バイポーラ接合トランジスタであることを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置。
【請求項11】
前記コントローラ回路は前記バイポーラ接合トランジスタの動作を制御するために、前記バイポーラ接合トランジスタのベースに接続された出力を有し、
前記コントローラ回路は前記バイポーラ接合トランジスタを通る電流の指標および電圧の指標を受け取るために、前記バイポーラ接合トランジスタのエミッタ側およびバイポーラ接合トランジスタのコレクタ側に接続された入力を有する、請求項10に記載のディスクリートの半導体トランジスタ装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、トランジスタ装置に関する。1つの応用例では、トランジスタ装置が電力管理集積回路デバイスとして採用されてもよい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
電力集積回路のようなある種の用途では、単一の半導体チップ上に低電圧電気素子を備えた両方の高電圧電子素子を設けることが望まれる。
【0003】
https://www.digikey.com/en/articles/techzone/2016/may/smart-high-side-drivers-help-meet-tough-new-automotive-standards, US2005017688、US2008117125、US9735768およびUS2017317001は、それぞれ、制御メカニズムによって動作するトランジスタを含むデバイスを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様によれば、好ましくは離散型(又は、ディスクリート)であって、第1の端子と、前記トランジスタを外部回路に接続して前記回路を通る電流の流れを制御するための第2の端子とを有するトランジスタと、前記トランジスタの動作を制御するために前記トランジスタの制御端子に接続される出力を有する、計算回路を好適に備えるコントローラ回路と、を備える半導体トランジスタ装置が提供される。コントローラ回路は好ましくは外部ソースから制御および/またはデータ信号をトランジスタ装置が受信できるようにするために、少なくとも1つの入力を含む。コントローラ回路は、少なくとも1つの入力を介して好ましくはプログラム可能である。
【0005】
これにより、本発明は、単独で、またはマイクロコントローラの代わりに他のものと組み合わせて使用することができる「インテリジェント」スイッチまたは増幅器を提供する。例示的な用途は、電力アダプタ回路での使用である。
【0006】
デバイスの製造のあとでプログラム可能な制御回路を提供することは、デバイスの機能は、必要とされる用途に応じて、ユーザによる製造後に選択することができることを意味する。
【0007】
トランジスタ装置は、好ましくはエミッタと、コレクタと、ベースとを有するバイポーラ接合トランジスタを含む。そのように、コントローラ回路はバイポーラ接合トランジスタの動作を制御するために、バイポーラ接合トランジスタのベースに接続される出力を有し得る。
【0008】
コントローラ回路は、コンピュータ可読メモリを備えることができる。メモリは例えば、コントローラ回路によって実施される多段階アルゴリズムのためのアルゴリズム情報を保持するために使用されてもよい。
【0009】
コンピュータ可読メモリは不揮発性であってもよい。コンピュータ可読メモリは、その製造後にプログラム可能であることが好ましい。コンピュータ可読メモリは、ROMおよび/またはPROMを含むことができる。
【0010】
コントローラ回路、例えばコントローラ計算回路は、アナログ計算回路を含んでもよい。アナログ演算回路はデジタル演算回路よりも大幅に高速で動作し、瞬時に解き、実質的に少ないトランジスタから実装できるので、有利である。
【0011】
それにもかかわらず、コントローラ回路は単独で、または通常はより好ましくはアナログ演算回路と一緒に、デジタル演算回路を含んでもよい。
【0012】
デジタル計算回路は、アナログ計算回路のセットアップを選択するようにプログラム可能であってもよい。デジタル演算回路は、ワンタイムプログラマブルメモリまたは再プログラマブルメモリとすることができるコンピュータ可読メモリを含むことができる。
【0013】
コントローラ回路はコントローラ回路への入力を使用して計算を実行し、計算の結果を使用してトランジスタの動作を制御するように好ましくは配置される。
【0014】
コントローラ回路はトランジスタの片側または両側に接続された入力を有することができ、例えば、コントローラ回路はトランジスタを通る電流の指示および電圧の指示を受信するために、トランジスタのエミッタ側およびトランジスタのコレクタ側に接続された入力を有することができる。コントローラ回路はコレクタまたはエミッタのいずれかの電圧(例えば、接地または何らかの他の基準点に対する電圧、例えば、エミッタおよびコレクタの両端の電圧)の指示を受け取ることができる。
【0015】
これらの入力の一方または両方を介して受信されるアナログ信号は、トランジスタの機能を制御するためにコントローラ回路によって使用されてもよい。これらの入力の一方または両方を介して受信されたアナログ信号は、アナログ演算回路、デジタル演算回路、またはその両方によって操作されて、トランジスタを制御するための出力を提供することができる。
【0016】
コントローラ回路は、トランジスタ装置が外部回路またはデバイスから制御信号および/またはデータ信号を受信することを可能にする少なくとも1つのポートを備えることができる。ポートはトランジスタ装置が外部デバイスまたは回路にも信号を出力できるように、双方向であってもよい。
【0017】
例えば、ポートは、タイミング機能を提供するためにキャパシタに接続されてもよい。キャパシタはモノリス(monolith)上に形成された集積部品であってもよいし、外部部品であってもよい。
【0018】
デバイスはトランジスタおよびコントローラ回路が製造される単一の半導体モノリスと、モノリスを収容するハウジング(例えば、モールディング)と、第1端子および第2端子への接続を提供するためのコネクタ(例えば、ハウジングから突出するピンコネクタ)と、存在する場合、コントローラ回路のポートとを備えることができる。
【0019】
しかしながら、特定の実施形態では、トランジスタおよびコントローラ回路がハウジング内に収容された別個のモノリス(例えば、モールディング)上に形成されることが可能である。トランジスタ半導体デバイスはパッケージされていない、すなわち、ハウジングがない状態で使用されてもよい。
【0020】
種々の構成において、トランジスタはコントローラ回路を形成する電気コンポーネントよりも実質的に大きい(例えば、実質的に大きい横方向長さを有する)。これにより、トランジスタは比較的大きな電圧/電力を扱うことができる一方で、コントローラ回路を形成する電気部品は、デバイスの総サイズを最小限に抑えるために比較的小さくすることができる。
【0021】
そのように、トランジスタは比較的高電圧のトランジスタであってもよく、第1端子および第2端子を介して比較的高電圧の回路に接続され、比較的高電圧の回路を流れる電流を制御するようになっており、コントローラ回路は、比較的低電圧の信号で動作するようになっている。例えば、高電圧回路は20Vを超えて動作し、低電圧信号は例えば、12V未満で、20V未満であり得る。
【0022】
(BJTトランジスタである)コレクタまたはエミッタ領域を提供する半導体領域はベース領域を提供する半導体領域が好ましくは少なくとも10倍の厚さであるほど実質的に厚くすることができ(又は、コレクタまたはエミッタ領域を提供する半導体領域はベース領域を提供する半導体領域よりも好ましくは少なくとも10倍ほど実質的に厚くすることができ)、これにより、トランジスタは相対的により薄いベース領域内に形成されるコントローラ回路を形成する相対的に小さな電子部品よりも実質的に高い電圧で動作することができ、それらの横方向のサイズを最小にすることができる。
【0023】
別の態様では、それぞれが第1端子および第2端子および制御端子を有する、単一のモノリス上に形成された複数のトランジスタ装置を含む半導体デバイスが提供され、複数のトランジスタの各々はそれに付随する別個のコントローラ回路を有し、別個のコントローラ回路の各々はそのそれぞれのトランジスタの動作を制御するために、そのそれぞれのトランジスタの制御端子に接続される出力を有する。個々のコントローラは、それらの間に複数の接続を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】NPNバイポーラ接合トランジスタ装置の概略図である。
図2】PNPバイポーラ接合トランジスタ装置の概略図である。(Array logic OTP MEM:アレイ論理OTPメモリ/以下同じ。)
図3】PIDコントローラの機能を提供するようにプログラムされたアナログ演算回路のみを含むバリアントNPNバイポーラ接合トランジスタ装置の概略図である。(CPU with OTP program memory:OTPプログラムメモリを有するCPU)
図4】アナログおよびデジタル計算回路の両方を含むPIDコントローラの機能を提供するようにプログラムされたさらなる変形例のNPNバイポーラ接合トランジスタ装置の概略図である。(CPU or PAL with OTP mem:OTPメモリを有するCPU又はPAL)
図5】離散型バイポーラ接合トランジスタ装置の斜視図である。
図6】コントローラ回路に電力を供給するために使用される回路を示すNPNバイポーラ接合トランジスタ装置の概略図である。
図7】デジタル計算回路をプログラムするためにワンタイムプログラムツールに接続された図1のNPNトランジスタ装置の概略図。
図8】外部デバッグツールに接続されるように構成された変形NPNトランジスタ装置の概略図である。
図9】三相ブラシレスDC電気モータと、バッテリと、駆動回路とを備える回路の概略図。
図10図9の一対のトランジスタのローサイドトランジスタが一対のハイサイドトランジスタに信号を送ることを可能にする回路の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下の図面を参照して、本発明を例として説明する。
【0026】
図1を参照すると、トランジスタ装置1の概略図が示されており、該トランジスタ装置は、ディスクリート電子コンポーネントであっても、集積回路の多数の電子コンポーネントの1つであってもよい。
【0027】
デバイス1は半導体チップ3上に形成されたNPNバイポーラ接合トランジスタ(BJT)2を含み、BJT2は、エミッタ端子E、コレクタ端子Cおよびベース端子Bを有する。
【0028】
また、チップ3上に形成されるのは、BJT2の機能を制御するためにBJT2のベース端子Bに接続される出力4Aを有するコントローラ回路4を提供する更なる電子素子である。
【0029】
コントローラ回路4は、ポート7、7及び8を有する。ポート7、7はBJT2を流れる電流を示すアナログ信号を受信するために、BJT2のエミッタ側の抵抗間に接続する。
【0030】
ポート8は接地(または他の基準点)に対するBJTのコレクタ側の電圧を示すアナログ信号を受信するために、BJT2のコレクタ側に接続される。図1の例では、コレクトCとエミッタEの両端に電圧を与えるように電圧がポート7に参照され得る。
【0031】
コントローラ回路4は、例えば外部ソースからの制御信号を受信するための更なるポート9を有する。更なるポート9は信号を受信し、コントローラ回路4から信号を送信する双方のための双方向ポートとして作用することができる。
【0032】
コントローラ回路4はこの例では、プログラマブル論理回路およびワンタイムプログラマブルメモリの機能を提供するデジタル計算回路6及びアナログ計算回路5を含む。デジタル回路6は必要とされるアナログ計算機能を提供するために、アナログ計算回路5をプログラムする(すなわち、その回路要素またはサブ回路を選択する)ように適合される。
【0033】
回路4は、ポート7、8または9のうちの1つまたは複数からのアナログ信号がアナログ計算回路5によって操作され得るように構成され得る。特定の構成では、デジタル回路6がアナログコンピュータ回路が第1、第2、および第3のポート7、8、または9からのアナログ信号のいずれかで選択的に動作することを可能にするように構成されてもよい。
【0034】
あるいはポート7、8またはさらなるポート9を介して受信されるアナログ信号のいずれかが、デジタル計算回路6によって受信されてもよい。
【0035】
アナログ計算回路5を含めることは、比較的少数の集積電気部品を使用して高速計算を可能にするので好ましい。
【0036】
アナログ回路の出力はBJT2を制御するために、コントローラ回路4の出力4Aを介して出力信号を提供することができる。あるいは、回路がBJT2を制御するために、出力4Aを介してデジタル出力信号(例えば、パルス幅変調信号)を供給するように構成されてもよい。
【0037】
加算、減算、反転、乗算、積分、指数、除算、対数、微分の1つまたは複数のアナログ関数(数学的演算)がアナログ回路5によって実行されるものを選択することに加えて、また、デジタル回路は例えば、計算の変数を変更するために、異なるキャパシタンスのキャパシタまたは異なる抵抗の抵抗器の間で選択するように、アナログ回路の電気的構成要素の間で選択するように構成されてもよい。デジタル回路がCPU機能を提供する場合、変数を変更するための構成要素の選択は、レジスタを使用して動的に実行されてもよい。
【0038】
アナログ演算回路が使用されず、代わりにデジタル演算回路が単独で使用される変形例ではポート7、8または9を通る入力から行われる演算はデジタル演算回路のアルゴリズムおよびレジスタを使用して行われる。
【0039】
アナログ計算が単独で、またはデジタル回路と併せて使用される場合、OTPは入力信号に適用される数学関数のためのさらなる入力として使用され得るアナログ値を格納するために、またはアナログカウンタの周期のようなアナログ機能を制御するために使用され得る。
【0040】
デジタル回路又はアナログ回路は、タイマ、温度センサのような付加的な機能を提供するサブ回路を備えることができる。
【0041】
好ましい実施形態では装置が電力回路のスイッチとして使用される場合、BJTの横方向サイズはコントローラ回路の全体の横方向サイズよりも著しく大きい。BJT2は個々の電子コンポーネント、例えば、コントローラ回路4を形成するトランジスタ、ダイオード、抵抗器及びキャパシタよりも少なくとも4倍大きい横方向のサイズを有することができる。
【0042】
コントローラ回路4は負の供給レールに接続されたポート7を有するポート8および/または9を介して、あるいはポート8および9を横切る電圧を介して電力供給されてもよい。これが達成され得る態様のさらなる詳細は、図7を参照して以下に記載される。
【0043】
トランジスタ2のベースとコレクタとの間に抵抗を設けることにより、トランジスタをオン状態に保ち、従ってコントローラ回路4に電力を供給することができる。この場合、コントローラ4の出力4Aは、必要に応じてトランジスタをオフにするように一次的に機能する。
【0044】
ある構成では、デバイスがダーリントン対として配置された2つのトランジスタを含むことができる。
【0045】
アナログ演算回路を含めることにより、例えば、揮発性メモリ、デジタルプログラムカウンタおよびレジスタなどに電力を供給するために、電源が制御装置回路に維持されることを確実にすることに関連する問題を回避する、制御装置回路4の非常に単純な配置を可能にする。
【0046】
それにもかかわらず、デバイスの実施形態、例えば、揮発性メモリを含むものでは、外部電力が利用可能でないときに、記憶容量(例えば、キャパシタ)を使用して、制御電力を維持してもよい。
【0047】
図2は、PNPバイポーラ接合トランジスタ(BJT)2’を含む変形トランジスタ装置1’を示す。この変形例の図1のものとの主な違いは、コントローラ回路4’が高側(又は、ハイサイドの)スイッチングを可能にするために、接地ではなく基準正電圧に構成されていることである。したがって、デバイスは、BJTを通る電流を示すアナログ信号を受信するためにBJT2’のエミッタ側に接続する第1のポート7’ 7’と、エミッタ側(または他の何らかの基準点)に対するBJTのコレクタ側の電圧を受信するためにBJT2のコレクタ側に接続する第2のポート8’とを有する。
【0048】
図3および図4は、コントローラ回路の異なる例示的な配置を示す、変形NPNトランジスタ装置を示す。
【0049】
図3の変形例ではコントローラ回路4がアナログ計算回路5のみを含み、この構成ではPID(比例-積分-微分)フィードバック機構の機能を提供するようにプログラムされている。
【0050】
アナログコンピュータ回路5は、回路の初期構成のため、又は計算に使用される値、例えばK値(PIDコントローラで使用される調整定数Kp、Ki、Kd)を保持するため、又はアナログクロック機構のような機能で使用される不揮発性アナログメモリ、例えばOTPメモリを含んでもよい。
【0051】
OTPは、デグレーダブル(又は、分解可能/degradable)な電子デバイスから構成されてもよい。これは、アナログまたはデジタルメモリ要素のいずれかを提供するために使用することができる。一例では、OTPがデグレーダブルなバイポーラ接合トランジスタのアレイから構成されてもよい。非デグレード状態ではトランジスタが第1の値、例えば1を保持するものとみなされ、デグレード状態ではトランジスタが第2の値、例えば0を保持するものとみなされる。アレイ内のトランジスタはメモリ内にプログラムを記憶するために、選択的にデグレードすることができる。一例において、アレイのトランジスタは、トランジスタのゲイン値を永久的に減少させるように、トランジスタのベース端子にトランジスタをデグレードさせる大きさの逆極性の電圧を印加することによってデグレードさせることができる。別の変形例では、アレイがポリシリコン抵抗器から構成され、それを通って過定格電流が流れ、それらの抵抗を変化させる。
【0052】
トランジスタのゲイン値(トランジスタの使用箇所)または抵抗値(抵抗の使用箇所)は段階的にデグレードする可能性があるため、アナログメモリを提供するためにアナログ値を保持することも可能である。
【0053】
図4は、PIDフィードバック機構の機能を提供するアナログ演算回路5に加えて、コントローラ回路が比例制御、積分および微分機能のうちのどの(全てではない場合)機能が適用されるべきかを選択するために使用され得るデジタルCPUまたはプログラマブル論理デバイスおよびOTPメモリをさらに含む変形例を示す。
【0054】
図1または図2の装置がディスクリートの構成要素である場合、図5に示されるように、装置はチップ3を包む(典型的には周囲に成形される)任意の所望の形状のハウジング10と、エミッタ端子Eに接続されたエミッタコネクタ11と、コレクタ端子Cに接続されたコレクタコネクタ12とを含み、コネクタはディスクリートの装置1を回路に接続するための手段を提供するために、チップ3に接続され、ハウジング10の外に突出する。
【0055】
図5の装置はまた、コントローラ回路4の第3入力9と外部信号源との間の接続を提供するために、ハウジング10の外に延びる第3コネクタ13を備える。第3のポート9への入力信号なしで装置を動作させることができる用途の変形設計では、装置がエミッタ及びコレクタに接続するための2つのピン11、12のみを備えて形成することができる。
【0056】
複数の集積トランジスタ装置1が単一の半導体モノリス上に形成される代替の構成では、入力9間の接続の少なくとも一部がチップ上のパターン化されたメタライゼーションによって提供され得る。
【0057】
図6はNPN BJTトランジスタ装置1の概略図であり、コントローラ回路4が、トランジスタ2のコレクタ側の外部回路へのデバイスの接続を介して、または第3のポート9を介して電力供給されることを可能にする例示的な電力回路を示す。さらに、図6は、デバイスがa)ポート9を介して入力データ信号を受信し、b)ポート9を介して出力信号を提供することを可能にする回路構成を示す。
【0058】
装置は、ツェナーダイオード61と関連して、コントローラ回路4に電力を供給するために第3のポート9から調整された電圧を供給する電圧調整器(VOLTAGE REG)60を含む。
【0059】
コントローラ回路4は、オプションとして、電流レギュレータ(CURRENT REG)62を介してコレクタピンから給電することができる。コレクタとエミッタの間の電圧は実質的であり、例えば、50Vを超えることがあり、これは、デバイスがパワードライバアプリケーションで使用される場面で予測され得るので、電流レギュレータが過熱する恐れがある。これを防止するために、回路は第1のポート8を通じて決定されるコレクタでの電圧が安全な電圧を下回るときに、コントローラ回路4によってイネーブルにすることができるスイッチ63を含む。
【0060】
電流レギュレータ62は、機能するために少量の電力を必要とする。高電圧パワーアプリケーションでは接続64によって示されるポート9から電流レギュレータ62に電力を供給することがより実用的であるが、低電力アプリケーションでは電流レギュレータがコレクタピンを介して電力を供給されてもよい。
【0061】
この装置は更に、高インピーダンス測定(HIGH IMPEDANCE MEASUREMENT)素子又はサブ回路65、例えば、ポート9とコントローラ回路4のデータ入力ポート66との間に接続された抵抗器、逆バイアスダイオード又はomp-ampの1つ以上を有する。ポート9における比較的高い電圧は入力ポート66において比較的低い電圧のデータ信号を提供するために、高インピーダンス測定素子/サブ回路65にわたって降下される。
【0062】
デバイスは、ポート9とトランジスタ2のエミッタ側の間に存在するプルダウン抵抗67及びトランジスタスイッチ68を含むデータ出力回路を更に含む。出力データポート69からの出力信号は、トランジスタ68を制御するために使用される。ポート9からデータ信号を送信するために、出力データポート69からの信号が使用されて、トランジスタ68がターンオンされ、このトランジスタは例えば、ポート9に接続された外部装置によって見られる電圧降下として、信号を送信するために使用することができるポート9を流れる電流をシンクする。
【0063】
図7はユーザが外部コンピュータを使用してチップ3をプログラムすることを可能にするために、外部プログラミングツール20に接続された図1のデバイス1を示す。ツール20の出力21は、コントローラ回路4がプログラミングモードにあるときにデータポートとして機能するコントローラ回路4の第3ポート9に接続される。プログラミングツール20の第2の出力22はツール20からのクロック信号を、コントローラ回路4によってコレクタ側から第1のポート8を通して受け取って、データをコントローラ回路4にクロックすることができるようにするために、コレクタ端子に接続される。次いで、デジタル回路(アナログ回路であってもよいが)のワンタイムメモリ機能は、従来の技術を使用してプログラムすることができる。
【0064】
代替として、データは代わりに、第2の出力22およびポート8を介して転送され、クロック信号は、第1の出力21およびポート9を介して転送され得る。
【0065】
コントローラ20および入力9と同様に、エミッタが正のレールを基準としていることを説明する(又は、補償する)ように適合されたPNPトランジスタ装置をプログラムするために、変形ツールが必要である。NPNおよびPNPの両方のためのプログラミングツールは単一の外部プログラミングツールデバイスに組み合わされることができる。
【0066】
図8はメモリを省略するが、コントローラ回路4’’の追加ポートを外部デバッグツール30に接続するいくつかのさらなるピンコネクタ13を有する変形デバイス1’’の概略図である。デバッグツールは省略されたOTPの代わりにコントローラ回路4’’によって使用される再プログラマブルメモリを備える。デバッグツールの再プログラマブルメモリは外部コンピュータ、例えば、PCからのデバイス1’’の反復プログラミングを可能にする。これは、プログラマが先に説明した装置のメモリにインストールされるように意図されたプログラムを試験するのに好都合な手段を提供する。
【0067】
任意選択的に、多数のピンコネクタ13を使用して、例えば、プログラムカウンタ値、制御フラグ、RAM値(RAMが存在する場合)等のようなコントローラ回路4’’内部の信号を出力することができる。
【0068】
様々に上述されたデバイスの例示的な用途は、電力管理デバイスとして、またはその一部として使用するためのものである。例えば、トランジスタ装置は主電源(例えば、AC120V又はAC240V)照明回路に接続されるように構成されたLEDランプ用の電源アダプタの一部を形成することができる。
【0069】
別の例の適用は、バッテリ44から3相ブラシレスDC電気モータ43に電力を供給するための6つのバイポーラ接合トランジスタ装置、3つのNPNタイプ42および3つのPNPタイプ41から構成される駆動回路40の概略図を示す図9に図示されている。3つのPNPデバイス41は正のレール45から電源供給を受け、3つのNPNトランジスタ装置42は負のレール(接地)46に切り替わる。各装置41、42の第3のポート41A、42Aは、コントローラまたはフィードバック装置、例えばモータ43に関連するエンコーダから入力47を介して制御信号(パルス幅変調信号またはアナログ信号とすることができる)を受信するために互いに接続され、この場合、信号はモータのロータの位置または速度を示すことができる。
【0070】
一対のPNP、NPN装置41、42は、それぞれモータ43の巻線Wに関連している。装置41、42の各々の適切なプログラミングを通して、装置41、42は第3のポート41A 42Aを介して受け取った外部入力信号を使用して、モータ43を制御するために、それらのそれぞれのモータ巻線を流れる電流を制御することになる。
【0071】
図10は、入力47からの制御信号に影響を与えることなく、図9の一対の装置のNPNとPNPとの間の通信を可能にする変形回路を示す。
【0072】
正のレール45からの高電圧、例えば、入力47からの制御信号よりも高い電圧がモータ43を駆動するために使用される場合、NPNデバイス42内のコントローラ4はPNP41への電流レベルシフトを介して信号を送り、PNPデバイス41のスイッチングを行うように構成されてもよい。
【0073】
NPNデバイス42の出力ポート42Aは、NPNデバイス42のデータ出力回路のトランジスタ68を介してエミッタEにプルダウンされ、それによって42Aでの電圧を下げることができる。Rl(上側レール40とPNPデバイス入力41Aの間の接続に横たわる)およびR2(PNP入力41AとNPN入力41Aの間のラインにある)の抵抗配列を通して作成された分圧回路は、41Aで対応する電圧変化を生じる。この電圧変化は、PNP41の高インピーダンス測定回路65によって検出される。
【0074】
NPNポート42Aと制御入力47との間に位置する抵抗器R3は、出力ポート42Aをエミッタに引き下げる動作が入力47から受信した信号に悪影響を及ぼさないことを保証する(さもなければ入力47に接続された他の装置に影響を及ぼす可能性がある)。制御入力47は、出力ポート42Aをエミッタにプルダウンする動作が入力47から受け取った信号に悪影響を与えないことを保証する(これは、さもなければ、入力47に接続された他の装置に影響を与え得る)。
【0075】
この構成はNPN42がコマンドをPNP41に送ることを可能にし、例えば、供給レール40および46の短絡を防止するために、NPN42がオフに切り替わることとPNP41がオンに切り替わることとの間のタイミング遅延の大きさを提供または変更することを可能にする。
【0076】
上述の実施形態の変形例ではBJT2がFETと置き換えられてもよく、このような配置ではコントローラ回路の出力4AがFETのゲート端子に接続される。
【0077】
変形構成では、デバイスが第1および第2の入力の一方または両方を含まなくてもよく、代わりに、第3のポートを介して受信される信号を使用してBJTを制御するように適合されてもよい。この構成による変形では、コントローラ回路4が要求される機能を提供するために工場でプログラムされる必要がある。
【0078】
上記はアナログ演算回路のわずかな例示的構成のみを記載し、アナログ演算回路によって実行される実際の動作は、トランジスタ装置の意図された機能に応じてユーザによって選択され得ることが理解されよう。
下記は、本願の出願当初に記載の発明である。
<請求項1>
前記外部回路を流れる電流を制御するために後述のトランジスタを外部回路に接続する第1端子および第2端子、および制御端子を有するトランジスタと、
前記トランジスタの動作を制御するために前記トランジスタの前記制御端子に接続される出力を有するコントローラ回路を有し、
前記コントローラ回路は前記トランジスタ装置が外部ソースから制御信号および/またはデータ信号を受信することを可能にするための少なくとも1つの入力を備え、前記コントローラ回路は前記少なくとも1つの入力を介してプログラム可能である、ディスクリートの半導体トランジスタ装置。
<請求項2>
各々が第1端子および第2端子および制御端子を有する複数のトランジスタを備える半導体トランジスタ装置であって、複数のトランジスタの各々はそれに付随する別個のプログラマブルコントローラ回路を有し、別個のコントローラ回路の各々はそのそれぞれのトランジスタの動作を制御するために、そのそれぞれのトランジスタの制御端子に接続された出力を有する、半導体トランジスタ装置。
<請求項3>
前記コントローラ回路が、電子アナログ演算回路を含む、請求項1または2に記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項4>
前記コントローラ回路は、デジタル演算回路を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項5>
前記デジタル演算回路が、前記アナログ演算回路のセットアップを選択するようにプログラム可能である、請求項4に記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項6>
前記デジタル演算回路は、ワンタイムプログラマブルである、請求項4または5に記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項7>
前記トランジスタは高電圧回路を流れる電流を制御するように前記第1端子および前記第2端子を介して前記高電圧回路に接続されるように構成された高電圧トランジスタであり、前記コントローラ回路は比較的低い電圧信号を使用して動作する、請求項1、3~6のいずれかに記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項8>
前記トランジスタおよび前記コントローラ回路は、同一の半導体モノリシック上に形成される、請求項1~7のいずれかに記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項9>
前記コントローラ回路が前記トランジスタを流れる電流の指標および電圧の指標を受信するように前記トランジスタの第1端子側および前記トランジスタの第2端子側にそれぞれ接続された2つの入力を有する、請求項1~8のいずれかに記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項10>
前記半導体デバイスは、前記トランジスタの前記第1の端子を回路に接続するための第1のコネクタと、前記トランジスタの前記第2の端子を回路に接続するための第2のコネクタと、前記コントローラ回路の更なる入力を外部信号源に接続するための第3のコネクタとを有するディスクリート半導体デバイスである、請求項1~9のいずれかに記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項11>
前記コントローラ回路は、前記第1のコネクタ、前記第2のコネクタ、または前記第3のコネクタのうちの1つを介して受信された信号が、前記アナログ演算回路によって操作される入力として使用され、かつ、前記デジタル演算回路に電力を供給するためにも使用されるように構成される、請求項10に記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項12>
前記装置は、前記デジタル演算回路が前記第1のコネクタ、前記第2のコネクタ、または前記第3のコネクタのうちの1つまたは複数を介して受信された信号から電力供給されることを可能にするように構成された電力回路を備える、請求項10または11に記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項13>
前記コントローラ回路への入力のために、前記第1のコネクタ、前記第2のコネクタ、または前記第3のコネクタのいずれか1つにおける電圧入力をシフトダウンするように構成された電圧レベルシフト回路を備える、請求項10~12のいずれかに記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項14>
前記トランジスタは、バイポーラ接合トランジスタであることを特徴とする請求項1~13のいずれかに記載の半導体トランジスタ装置。
<請求項15>
前記コントローラ回路は前記バイポーラ接合トランジスタの動作を制御するために、前記バイポーラ接合トランジスタのベースに接続された出力を有し、
前記コントローラ回路は前記バイポーラ接合トランジスタを通る電流の指標および電圧の指標を受け取るために、前記バイポーラ接合トランジスタのエミッタ側およびバイポーラ接合トランジスタのコレクタ側に接続された入力を有する、請求項14に記載の半導体トランジスタ装置
<請求項16>
外部回路を流れる電流を制御するために前記トランジスタを前記外部回路に接続するための第1の端子および第2の端子と、制御端子とを有するトランジスタと、
前記トランジスタの動作を制御するために、トランジスタの制御端子に接続される出力を有するコントローラ回路を有し、
前記トランジスタおよび前記コントローラ回路は、同じ半導体モノリス上に形成されている、ディスクリートの半導体トランジスタ装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10