(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-05
(45)【発行日】2024-07-16
(54)【発明の名称】データフローの伝送を適応的に構成するための方法
(51)【国際特許分類】
H04L 41/08 20220101AFI20240708BHJP
H04W 28/24 20090101ALI20240708BHJP
H04W 92/04 20090101ALI20240708BHJP
【FI】
H04L41/08
H04W28/24
H04W92/04
(21)【出願番号】P 2022542696
(86)(22)【出願日】2020-01-13
(86)【国際出願番号】 CN2020071784
(87)【国際公開番号】W WO2021093158
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2022-12-13
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】シュエ, ヤン
(72)【発明者】
【氏名】シェ, フェン
【審査官】和平 悠希
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-189621(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0171254(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0286117(US,A1)
【文献】特表2015-510284(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00-12/66
H04L 41/00-101/695
H04W 28/24
H04W 92/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークにおいてデータフローのための伝送パラメータのセットを構成するための方法であって、
前記
無線通信ネットワークの第1のネットワーク要素が、前記データフローのための2つ
以上の異なる構成プロファイルを決定することであって、各構成プロファイルは、前記データフローのため
に前記第1のネットワーク要素によって推定され
る前記伝送パラメータのセットを備える、ことと、
前記第1のネットワーク要素が、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを前記第1のネットワーク要素と別個の前記
無線通信ネットワークの第2のネットワーク要素に通知することと、
前記第1のネットワーク要素が
、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルから
アクティブ構成プロファイルを選択
することを前記第2のネットワーク要素に行わせることと、
前記第1のネットワーク要素が
、前記アクティブ構成プロファイル
に関連付けられ
ている前記伝送パラメータのセットに基づいて、前記データフローの伝送を構成
することを前記無線通信ネットワークに行わせることと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークの第1のアクセスネットワークを備え、前記第1のアクセスネットワークは、ユーザ機器モビリティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを宛先
アクセスネットワークノードに伝送するソースアクセスネットワークノード、または、二重コネクティビティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルをスモールセルに伝送するマクロセルを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークの第2のアクセスネットワークを備え、前記第2のアクセスネットワークは、前記ユーザ機器モビリティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを前記ソースアクセスネットワークノードから受信する前記宛先
アクセスネットワークノード、または、前記二重コネクティビティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを前記マクロセルから受信する前記スモールセルを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、
前記コアネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、または、アクセスネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を使用して前記アクセスネットワーク
を介して、前記コアネットワークに接続され
ているエッジネットワークノード、または、
前記エッジネットワークノードを介して前記コアネットワークに接続され
ているアプリケーションサービスノード、または、
前記無線通信ネットワークの宛先サイトであって、前記宛先サイトは、ソースサイトか
ら前記宛先サイトまでのユーザ機器モビリティの間
のサイトであ
り、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルは、前記コアネットワークから前記ソースサイトを介して前記宛先サイトに伝送される、宛先サイト、または、
前記無線通信ネットワークのスモールセルであって、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルは、二重コネクティビティの間、前記無線通信ネットワークのマクロセルを介して前記コアネットワークからまたは前記スモールセルに伝送される、スモールセル
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークに接続され
ている第1のユーザ機器を備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のユーザ機器を備え、
前記第1のユーザ機器は、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを前記アクセスネットワークから取得する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークまたはコアネットワークに接続され
ている第1のエッジノードを備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のエッジネットワークノードを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記アクセスネットワークに接続され
ているエッジネットワークノードを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記2つ
以上の異なる構成プロファイルは、サービスの質(OoS)プロファイルを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記第1のネットワーク要素が、前記アクティブ構成プロファイル
のQoSプロファイル識別子
を前記第2のネットワーク要素か
らフィードバックとして受信することをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
無線通信ネットワークにおいてデータフローのための伝送パラメータのセットを構成するための方法であって、
前記
無線通信ネットワークの第2のネットワーク要素が、前記データフローのための2つ
以上の異なる構成プロファイルを受信することであって、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルは、前記
無線通信ネットワークの第1のネットワーク要素によって推定され、各構成プロファイルは、前記データフローのための伝送パラメータのセットを備える、ことと、
前記第2のネットワーク要素が
、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルから
第1の構成プロファイルをアクティブ構成プロファイルとして選択することと、
前記第2のネットワーク要素が、前記第1の構成プロファイル
に関連付けられ
ている前記伝送パラメータのセットに基づいて
、前記データフローの伝送を構成
することを前記無線通信ネットワークに行わせることと
を含む、方法。
【請求項10】
前記方法は、前記第2のネットワーク要素が、前記第1の構成プロファイルの選択を前記第1のネットワーク要素にフィードバックすることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、
前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク
であって、サービスデータ適応エンティティは、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルから
前記第1の構成プロファイルを選択するための
ものであり、前記アクセスネットワークは
、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルから
前記第1の構成プロファイルを選択するためのサービスデータ適応エンティティを備える、
アクセスネットワーク、または、
前記コアネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記コアネットワークに接続され
ているエッジネットワークノード、または、
エッジネットワークノードまたはアクセスネットワークを介して、前記コアネットワークに接続され
ているアプリケーションサービスノード、または、
前記アクセスネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を使用して、前記アクセスネットワークを介して、前記コアネットワークに接続され
ている前記エッジネットワークノード、または、
前記無線通信ネットワークの宛先セルであって、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルは、前記コアネットワークからソースセルを介して前記宛先セルに伝送される、宛先セル、または、
前記無線通信ネットワークのスモールセルであって、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルは、前記無線通信ネットワークのマクロセルを介して前記コアネットワークから前記スモールセルに伝送される、スモールセル
を備える、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークに接続され
ている第1のユーザ機器を備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のユーザ機器を備え、
前記第1のユーザ機器は、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを前記アクセスネットワークから取得する、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークまたはコアネットワークに接続され
ている第1のエッジノードを備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のエッジネットワークノードを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、または、ユーザ機器モビリティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを宛先アクセスネットワークノードに伝送するソースアクセスネットワーク、または、二重コネクティビティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルをスモールセルに伝送するマクロセルを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記アクセスネットワークに接続され
ているエッジネットワークノード、または、前記ユーザ機器モビリティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを前記ソースアクセスネットワークノードから受信する前記宛先アクセスネットワークノード、または、前記二重コネクティビティの間に前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを前記マクロセルから受信する前記スモールセルを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークまたは前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークのうちの1つを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのエッジノードおよびサービスアプリケーションノードを備え、前記エッジノードは
、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルから
構成プロファイルのサブセットを選択するように構成され
ており、前記サービスアプリケーションノードは、前記構成プロファイルのサブセットか
ら前記第1の構成プロファイルを前記アクティブ構成プロファイルとして選択するように構成され
ている、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
前記2つ
以上の異なる構成プロファイルは、サービスの質(QoS)プロファイルを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
前記
無線通信ネットワークの前記第2のネットワーク要素が、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルを受信することは、前記第2のネットワーク要素が、
QoSグループ識別子および
QoSプロファイル識別子のセットを受信することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、
前記第2のネットワーク要素が、前記データフローの伝送の間
に、前記第1の構成プロファイルから前記2つ
以上の異なる構成プロファイルのうち
の第2の構成プロファイルまでの前記アクティブ構成プロファイルを修正することと、
前記第2のネットワーク要素が、前記第2の構成プロファイルに従って
、前記データフローの伝送を再構成
することを前記無線通信ネットワークに行わせることと、
前記第2のネットワーク要素が、前記第1の構成プロファイルから前記第2の構成プロファイルまでの前記修正を前記第1のネットワーク要素にフィードバックすることと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項19】
前記方法は、
前記第2のネットワーク要素が、前記データフローのためのネットワーク条件を検出することと、
前記第2のネットワーク要素が、前記2つ
以上の異なる構成プロファイルと
は異なる推奨される伝送プロファイルを生成することと、
前記第2のネットワーク要素が、前記推奨される伝送プロファイルを前記
無線通信ネットワークのコアネットワークにフィードバックすることと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項20】
1つ
以上のプロセッサ
と1つ
以上のメモリとを備えるネットワークデバイスであって、前記1つ
以上のプロセッサは
、前記1つ
以上のメモリから
コンピュータコードを読み取り、請求項1に記載の方法を実装するように構成され
ている、ネットワークデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信ネットワークにおけるデータフロー伝送パラメータの適応構成を対象とする。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワークにおけるデータ伝送セッションが、1つまたはそれを上回るデータフローを含んでもよい。そのようなデータ伝送セッション内のデータフローが、サービスの質(QoS)特性等の伝送特性または要件のセットと関連付けられ得る。そのような伝送特性または要件は、データフローのための伝送プロファイルとして規定されたパラメータのセットによって表されてもよい。通信ネットワークは、その伝送プロファイルに基づいて、データフローの伝送を構成し、例えば、データフローのための通信リソースを配分してもよい。伝送プロファイルの決定は、通信ネットワークにおける、種々のネットワークノード、要素、またはエンティティと、これらのネットワークノード、要素、またはエンティティの間の多数のシグナリングプロセスとを伴い得る。ネットワーク環境の変化と、データフローのための条件とに従って伝送プロファイルを修正するための従来的アプローチは、実装において煩雑、時間において遅延され、通信リソースの利用において非効率的であり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示は、通信ネットワーク内のデータフロー伝送のためのパラメータの適応構成のための方法、システム、およびデバイスに関する。
【0004】
いくつかの実装では、通信ネットワークにおいてデータフローのための伝送パラメータのセットを構成するための方法が、開示される。本方法は、通信ネットワークの第1のネットワーク要素によって、データフローのための2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを決定することであって、各構成プロファイルは、データフローのための第1のネットワーク要素によって推定されるような伝送パラメータのセットを備える、ことと、第1のネットワーク要素によって、2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを第1のネットワーク要素と別個の通信ネットワークの第2のネットワーク要素に通知することと、第1のネットワーク要素によって、第2のネットワーク要素に、アクティブ構成プロファイルを2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから選択させることと、第1のネットワーク要素によって、第1の構成プロファイルと関連付けられる、伝送パラメータのセットに基づいて、通信ネットワークに、データフローの伝送を構成させることとを含んでもよい。
【0005】
いくつかの他の実装では、通信ネットワークにおいてデータフローのための伝送パラメータのセットを構成するための方法が、開示される。本方法は、通信ネットワークの第2のネットワーク要素によって、データフローのための2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを受信することであって、2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、通信ネットワークの第1のネットワーク要素によって推定され、各構成プロファイルは、データフローのための伝送パラメータのセットを備える、ことと、第2のネットワーク要素によって、第1の構成プロファイルを2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから、アクティブ構成プロファイルとして選択することと、第2のネットワーク要素によって、第1の構成プロファイルと関連付けられる、伝送パラメータのセットに基づいて、通信ネットワークに、データフローの伝送を構成させることとを含んでもよい。
【0006】
いくつかの他の実装では、ネットワークデバイスが、開示される。ネットワークデバイスは、1つまたはそれを上回るプロセッサと、1つまたはそれを上回るメモリとを含んでもよく、1つまたはそれを上回るプロセッサは、コンピュータコードを1つまたはそれを上回るメモリから読み取り、上記の方法のうちの任意の1つを実装するように構成される。
【0007】
さらにいくつかの他の実装では、コンピュータプログラム製品が、開示される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータコードがその上に記憶される、非一過性コンピュータ可読プログラム媒体を含んでもよく、コンピュータコードは、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、1つまたはそれを上回るプロセッサに、上記の方法のうちの任意の1つを実装させる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
通信ネットワークにおいてデータフローのための伝送パラメータのセットを構成するための方法であって、
前記通信ネットワークの第1のネットワーク要素によって、前記データフローのための2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを決定することであって、各構成プロファイルは、前記データフローのための前記第1のネットワーク要素によって推定されるような前記伝送パラメータのセットを備える、ことと、
前記第1のネットワーク要素によって、前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを前記第1のネットワーク要素と別個の前記通信ネットワークの第2のネットワーク要素に通知することと、
前記第1のネットワーク要素によって、前記第2のネットワーク要素に、アクティブ構成プロファイルを前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから選択させることと、
前記第1のネットワーク要素によって、前記通信ネットワークに、前記アクティブ構成プロファイルと関連付けられる前記伝送パラメータのセットに基づいて、前記データフローの伝送を構成させることと
を含む、方法。
(項目2)
前記通信ネットワークは、無線通信ネットワークを備える、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワーク、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備える、
項目2に記載の方法。
(項目4)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークを備え、
前記アクセスネットワークは、前記アクティブ構成プロファイルを前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから選択するためのサービスデータ適応エンティティを備える、
項目2に記載の方法。
(項目5)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、エッジネットワークノードを備え、
前記エッジネットワークノードは、前記コアネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記コアネットワークに接続される、
項目2に記載の方法。
(項目6)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、アプリケーションサービスノードを備え、
前記アプリケーションサービスノードは、エッジネットワークノードを介して、前記コアネットワークに接続される、
項目2に記載の方法。
(項目7)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、エッジノードを備え、
前記エッジノードは、前記アクセスネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を使用して、アクセスネットワークを介して、前記コアネットワークに接続される、
項目2に記載の方法。
(項目8)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、ソースサイトから前記無線通信ネットワークの宛先サイトまでのユーザ機器モビリティの間、宛先サイトを備え、
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、前記ソースサイトを介して、前記コアネットワークから前記宛先サイトに伝送される、
項目2に記載の方法。
(項目9)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのスモールセルを備え、
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、二重コネクティビティの間、前記無線通信ネットワークのマクロセルを介して、前記コアネットワークから前記スモールセルに伝送される、
項目2に記載の方法。
(項目10)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークに接続される第1のユーザ機器を備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のユーザ機器を備え、
前記第1のユーザ機器は、前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを前記アクセスネットワークから取得する、
項目2に記載の方法。
(項目11)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークまたはコアネットワークに接続される第1のエッジノードを備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のエッジネットワークノードを備える、
項目2に記載の方法。
(項目12)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記アクセスネットワークに接続されるエッジネットワークノードを備える、
項目2に記載の方法。
(項目13)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークまたは前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークのうちの1つを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのエッジノードおよびサービスアプリケーションノードを備える、
項目2に記載の方法。
(項目14)
前記エッジノードは、構成プロファイルのサブセットを前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから選択するように構成され、前記サービスアプリケーションノードは、前記構成プロファイルのサブセットから、前記アクティブ構成プロファイルを選択するように構成される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、サービスの質(OoS)プロファイルを備え、集合的に、QoSグループ識別子によって識別され、それぞれが、QoSプロファイル識別子によって個々に識別される、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記第1のネットワーク要素によって、前記アクティブ構成プロファイルの前記QoSプロファイル識別子を、前記第2のネットワーク要素から、フィードバックとして受信することをさらに含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記通信ネットワークは、無線通信ネットワークを備える、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワーク、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備える、
項目17に記載の方法。
(項目19)
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルはそれぞれ、前記伝送パラメータのセットの特定の値、値範囲、または上限または下限を備える、項目1に記載の方法。
(項目20)
通信ネットワークにおいてデータフローのための伝送パラメータのセットを構成するための方法であって、
前記通信ネットワークの第2のネットワーク要素によって、前記データフローのための2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを受信することであって、前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、前記通信ネットワークの第1のネットワーク要素によって推定され、各構成プロファイルは、前記データフローのための伝送パラメータのセットを備える、ことと、
前記第2のネットワーク要素によって、第1の構成プロファイルを前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから、アクティブ構成プロファイルとして選択することと、
第2のネットワーク要素によって、前記第1の構成プロファイルと関連付けられる前記伝送パラメータのセットに基づいて、前記通信ネットワークに、前記データフローの伝送を構成させることと
を含む、方法。
(項目21)
前記第2のネットワーク要素によって、前記第1の構成プロファイルの選択を前記第1のネットワーク要素にフィードバックすることをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記通信ネットワークは、無線通信ネットワークを備える、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワーク、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備える、
項目22に記載の方法。
(項目24)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークを備え、
前記アクセスネットワークは、前記第1の構成プロファイルを前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから選択するためのサービスデータ適応エンティティを備える、
項目22に記載の方法。
(項目25)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、エッジネットワークノードを備え、
前記エッジネットワークノードは、前記コアネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記コアネットワークに接続される、
項目22に記載の方法。
(項目26)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、アプリケーションサービスノードを備え、
前記アプリケーションサービスノードは、エッジネットワークノードを介して、前記コアネットワークに接続される、
項目22に記載の方法。
(項目27)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、アプリケーションサービスノードを備え、
前記アプリケーションサービスノードは、アクセスネットワークを介して、前記コアネットワークに接続される、
項目22に記載の方法。
(項目28)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、エッジノードを備え、
前記エッジノードは、前記アクセスネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を使用して、アクセスネットワークを介して、前記コアネットワークに接続される、
項目22に記載の方法。
(項目29)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、ソースセルを備え、
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、前記ソースセルを介して、前記コアネットワークから宛先セルに伝送される、
項目22に記載の方法。
(項目30)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのスモールセルを備え、
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、前記無線通信ネットワークのマクロセルを介して、前記コアネットワークから前記スモールセルに伝送される、
項目22に記載の方法。
(項目31)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークに接続される第1のユーザ機器を備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のユーザ機器を備え、
前記第1のユーザ機器は、前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを前記アクセスネットワークから取得する、
項目22に記載の方法。
(項目32)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークまたはコアネットワークに接続される第1のエッジノードを備え、
前記第2のネットワーク要素は、第2のエッジネットワークノードを備える、
項目22に記載の方法。
(項目33)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークによって提供される能力エクスポージャ機構を介して、前記アクセスネットワークに接続されるエッジネットワークノードを備える、
項目22に記載の方法。
(項目34)
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワークまたは前記無線通信ネットワークのアクセスネットワークのうちの1つを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのエッジノードおよびサービスアプリケーションノードを備える、
項目22に記載の方法。
(項目35)
前記エッジノードは、構成プロファイルのサブセットを前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルから選択するように構成され、前記サービスアプリケーションノードは、前記構成プロファイルのサブセットから、前記第1の構成プロファイルを前記アクティブ構成プロファイルとして選択するように構成される、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルは、サービスの質(QoS)プロファイルを備え、集合的に、QoSグループ識別子によって識別され、それぞれが、前記QoSプロファイルのためのQoSプロファイル識別子のセットのうちの1つによって個々に識別される、項目20に記載の方法。
(項目37)
前記通信ネットワークの第2のネットワーク要素によって、前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルを受信することは、前記第2のネットワーク要素によって、前記QoSグループ識別子および前記QoSプロファイル識別子のセットを受信することを含む、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記通信ネットワークは、無線通信ネットワークを備え、
前記第1のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのコアネットワーク、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備え、
前記第2のネットワーク要素は、前記無線通信ネットワークのアクセスネットワーク、前記無線通信ネットワークのネットワークエンティティ、エッジネットワークノード、またはアプリケーションサービスノードのうちの1つを備える、
項目20に記載の方法。
(項目39)
前記第2のネットワーク要素によって、前記データフローの伝送の間、前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルのうちの前記第1の構成プロファイルから第2の構成プロファイルまでの前記アクティブ構成プロファイルを修正することと、
前記第2のネットワーク要素によって、前記第2の構成プロファイルに従って、前記通信ネットワークに、前記データフローの伝送を再構成させることと、
前記第2のネットワーク要素によって、前記第1の構成プロファイルから前記第2の構成プロファイルまでの前記修正を前記第1のネットワーク要素にフィードバックすることと
をさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目40)
前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルはそれぞれ、前記伝送パラメータのセットの特定の値、値範囲、または上限または下限を備える、項目20に記載の方法。
(項目41)
前記第2のネットワーク要素によって、前記データフローのためのネットワーク条件を検出することと、
前記第2のネットワーク要素によって、前記2つまたはそれを上回る異なる構成プロファイルと明確に異なる推奨される伝送プロファイルを生成することと、
前記第2のネットワーク要素によって、前記推奨される伝送プロファイルを前記通信ネットワークのコアネットワークにフィードバックすることと
をさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目42)
前記第2のネットワーク要素は、アクセスネットワークを備え、前記推奨される伝送プロファイルを前記コアネットワークにフィードバックすることは、ユーザ機器を介して、前記推奨される伝送プロファイルを前記コアネットワークにフィードバックすることを含む、項目41に記載の方法。
(項目43)
1つまたはそれを上回るプロセッサと、1つまたはそれを上回るメモリとを備えるネットワークデバイスであって、前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、コンピュータコードを前記1つまたはそれを上回るメモリから読み取り、項目1-42のいずれか1項に記載の方法を実装するように構成される、ネットワークデバイス。
(項目44)
コンピュータコードがその上に記憶される非一過性コンピュータ可読プログラム媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータコードは、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、前記1つまたはそれを上回るプロセッサに、項目1-42のいずれか1項に記載の方法を実装させる、コンピュータプログラム製品。
【0008】
上記の実施形態およびその実装の他の側面および代替は、下記の図面、説明、および請求項においてより詳細に解説される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、通信ネットワークにおいて、データフローの伝送を構成するための例示的実装を示す。
【0010】
【
図2】
図2は、無線通信ネットワークによってサポートされる、例示的無線通信ネットワークおよび例示的通信セッションを図示する。
【0011】
【
図3】
図3は、例示的無線通信ネットワークを図示する。
【0012】
【
図4】
図4は、通信ネットワークにおける、通信セッション内のサービスの質(QoS)フローを図示する。
【0013】
【
図5】
図5は、通信ネットワークにおける、QoSフローパラメータの識別および仕様に関する例示的スキームを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
詳細な説明
通信ネットワークにおいて、エンドツーエンド通信は、データ通信セッション(代替として、データセッションまたは通信セッションと称される)として確立されてもよい。各データセッションは、異なるタイプのデータの伝送、特性、および伝送要件を含み得る。したがって、データセッションが、複数のデータフローを含有するように構成され得、各データフローは、類似伝送特性を有する、および/または類似伝送品質要件と関連付けられる、データを含む。これらのデータフローのそれぞれの伝送は、その伝送特性/要件に基づいて、制御および構成されてもよい。例えば、通信ネットワークによるデータフローへの通信リソースの配分は、データフローの伝送特性/要件に基づいてもよい。
【0015】
データフローのためのそのような伝送特性/要件は、データフローのための伝送プロファイルと集合的に称される、伝送パラメータのセットを決定するために使用されてもよい。データフローの伝送の構成(通信リソース配分等)は、次いで、そのような伝送プロファイルに基づいてもよい。伝送プロファイルの決定は、データフローの伝送を構成および管理するために割り当てられる通信ネットワークにおいて、ネットワーク要素によって実施されてもよい。しかしながら、そのようなネットワーク要素が、特定のデータフローのための伝送プロファイルの決定に関連する、一部の情報を容易に取得し得ない。したがって、そのような具体的決定は、常時、正確に行われ得ない。さらに、データフローの伝送のためのネットワーク条件は、データセッションが、アクティブである間、時間の関数として変化し得る。データフローのための伝送プロファイルを決定することに関与するネットワーク要素は、ネットワーク条件におけるそのような変化を容易に検出し得ず、したがって、データフローのための伝送プロファイルをリアルタイムで適応的に調節することができない場合がある。伝送プロファイルの調節が、ネットワーク条件の変化をより容易に検出し得る、通信ネットワークにおける他のネットワーク要素によって要求されてもよい。しかしながら、そのような調節は、有意に遅延され得、有意な量のシグナリングオーバーヘッドを要求し得る。「ネットワーク要素」が、1つまたはそれを上回るネットワークノード、1つまたはそれを上回るネットワーク機能、および/または1つまたはそれを上回るネットワークエンティティを含んでもよい。
【0016】
図1は、低減された待ち時間および低減された通信リソース消費を伴う、通信ネットワークにおけるデータフローの伝送プロファイルの適応構成のための例示的実装100を図示する。
図1に示されるように、単一具体的伝送プロファイルではなく、通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素102が、個々の伝送プロファイル112、114、および116を含む、110によって示されるように、候補伝送プロファイルのグループを決定するように構成されてもよい。例えば、第1のネットワーク要素102は、ポリシ機能150と通信してもよい。第1のネットワーク要素102による伝送プロファイル110のグループの決定は、ポリシ機能150に含まれる、ポリシおよびルールのセットに少なくとも部分的に基づいてもよい。第2のネットワーク要素104が、例えば、第1のネットワーク要素102と第2のネットワーク要素104との間のシグナリングを介して、第1のネットワーク要素102によって伝送プロファイル110のグループに通知されてもよい。
【0017】
第2のネットワーク要素104は、伝送プロファイル110のグループに通知されることに応じて、第2のネットワーク要素104によって検出または導出されるようなネットワーク条件に従って、伝送プロファイル110のグループからアクティブ伝送プロファイル130の選択132を実施してもよい。第2のネットワーク要素104はさらに、118に示されるように、通信ネットワークにおける第1のネットワーク要素102および/または他のネットワーク要素へのデータフローのためのアクティブ伝送プロファイルとして、伝送プロファイル130のその選択のフィードバックを送信してもよく、さらに、140に示されるように、選択された伝送プロファイル130に基づいて、通信ネットワークによってデータフローの伝送の構成を生じさせてもよい。
【0018】
そのような構成の後、かつデータフローの伝送が、アクティブである間、第2のネットワーク要素104は、リアルタイムでデータフローと関連付けられるネットワーク条件における変化を検出または導出し、アクティブ伝送プロファイルのその選択を伝送プロファイル110のグループから適応的に修正し、132に示されるように、異なる伝送プロファイルを伝送プロファイル110のグループからデータフローのためのアクティブ伝送プロファイルとして再選択してもよい。第2のネットワーク要素104は、次いで、118に示されるように、そのような修正のフィードバックを第1のネットワーク要素102に送信し、140に示されるように、修正または再選択された伝送プロファイル130に基づいて、通信ネットワークによってデータフローの伝送の再構成を生じさせてもよい。
【0019】
したがって、
図1の実装は、第1のネットワーク要素に、新しい伝送プロファイルを再評価させ、再決定させ、または推定させ、第2のネットワーク要素104に新しい伝送プロファイルを通知させるように任意の別個の要求を第1のネットワーク要素102に送信する必要なく、第2のネットワーク要素104がアクティブデータフローの伝送プロファイル130を適応的に修正するための機構を提供する。したがって、
図1の実装は、伝送プロファイルの修正およびネットワークの対応する再構成のための第1のネットワーク要素102と第2のネットワーク要素104との間のシグナリングを除去し、したがって、データフローのアクティブ伝送の間、再構成待ち時間を低減させる。
【0020】
図1の実装では、第1のネットワーク要素102は、データフローのための候補伝送プロファイル110のグループを推定および決定するために、ポリシ機能150にアクセスするように構成されてもよい。第2のネットワーク要素104は、リアルタイムネットワーク条件およびデータフローの伝送の状態をより便宜的および正確に決定または検出するために、より良好な場所にあり得、したがって、アクティブ伝送プロファイルが修正される必要があるかどうかを決定するためにより良好な位置にあり得る。
図1の実装は、したがって、データフローの伝送プロファイルのより効率的適応構成および再構成を達成するために、第1のネットワーク要素102と第2のネットワーク要素104との間の協調的スキームを提供する。加えて、第2のネットワーク要素104はさらに、第2のネットワーク要素104によって監視または収集されたデータ伝送の履歴情報に基づいて、データフローのためのアクティブ伝送プロファイルの適応および知的選択のためのデータ分析能力を含むように構成されてもよい。例えば、そのようなデータ分析能力は、限定ではないが、ビッグデータ分析のための種々の人工知能モデルおよび他のモデルを含む技術に基づいてもよい。
【0021】
図1の例示的実装では、伝送プロファイル110および伝送プロファイル選択および修正フィードバック118の通信が、直接的である必要はない。いくつかの実装では、そのような通信は、
図1における106によって示されるように、他の中間ネットワーク要素によって中継されてもよい。故に、そのような通信は、1つを上回るインターフェース(例えば、1つを上回るシグナリングインターフェース)を伴い得る。
【0022】
伝送プロファイル110はそれぞれ、データ伝送特性/要件の所定のセットについての情報およびパラメータと関連付けられ得る。データ伝送プロファイルパラメータのセットはそれぞれ、特定の値、値範囲、または上側/下限と規定されてもよい。一実施例では、データ伝送プロファイル110はそれぞれ、サービスの質レベルに関する、特性、要件、および/またはパラメータの所定のセットに関する情報と関連付けられる、サービスの質(QoS)プロファイルに対応してもよい。
【0023】
いくつかの実装では、所定の数の可能性として考えられる伝送プロファイルが、規定されてもよく、第1のネットワーク要素102は、所定の可能性として考えられる伝送プロファイルのうちの伝送プロファイル110を決定してもよい。これらの実装では、所定の可能性として考えられる伝送プロファイルは、第1のネットワーク要素102および第2のネットワーク要素104にアクセス可能にされ得る、プロファイルデータベース120において規定され得る。したがって、第1のネットワーク要素102から第2のネットワーク要素104への伝送プロファイル110の通知と、第2のネットワーク要素104から第1のネットワーク要素102への伝送プロファイル選択のフィードバックとは、実際のプロファイルコンテンツではなく、プロファイル識別子の伝送を含んでもよい。これらの伝送プロファイル識別子は、第1のネットワーク要素102および第2のネットワーク要素104によって、プロファイルデータベース120から伝送プロファイル特性/要件/パラメータをルックアップするために使用されてもよい。さらに、伝送プロファイル110のグループは、データフローと関連付けられる、グループ識別子を割り当てられてもよい。
【0024】
伝送プロファイルと、その中の種々のパラメータとは、対応するデータフローの伝送を構成または再構成するために、通信ネットワークによって使用されてもよい。そのような構成または再構成は、限定ではないが、データフローの伝送をサポートするために、通信リソース配分を含んでもよい。そのような構成は、通信ネットワークにおける、任意のネットワーク要素、ネットワークノード、ネットワーク機能、またはネットワークエンティティによって行なわれてもよい。例えば、そのような構成または再構成は、第2のネットワーク要素によって行なわれてもよい。別の実施例に関して、そのような構成または再構成は、第1のネットワーク要素によって行なわれてもよい。さらに別の実施例に関して、そのような構成または再構成は、第2のネットワーク要素によって選択された伝送プロファイルに従って、第1のネットワーク要素または第2のネットワーク要素以外のネットワークノードまたは機能によって行なわれてもよい。
【0025】
第2のネットワーク要素による伝送プロファイルの選択のフィードバック118はさらに、通信ネットワークにおける、第1のネットワーク要素、または他のネットワークノード、要素、エンティティ、またはデータベースによって記録またはログ付けされてもよい。そのような記録された情報は、第2のネットワーク要素が将来的通信セッションにおけるデータフローから選択するために、第1のネットワーク要素が複数の伝送プロファイルの初期決定を改良するための履歴参照データを提供してもよい。
【0026】
下記の種々の実施例は、無線通信ネットワークに少なくとも部分的に基づくが、
図1に図示される実装におけるデータフロー伝送プロファイルの適応構成の下層原理は、種々の他のタイプの通信ネットワークに適用可能である。
図2は、その中でそのような下層原理が適用され得る、例示的無線ネットワーク200を図示する。用語「無線ネットワーク」は、オーバーザエア通信インターフェースを少なくとも部分的に伴う、通信ネットワークを広範に指すために本明細書で使用される。
【0027】
図2の例示的無線ネットワーク200は、ユーザ機器(UE)210、212、および214と、キャリアネットワーク202と、種々のサービスアプリケーション240、242、および244と、他のデータネットワーク250とを含んでもよい。UE210、212、および214は、限定ではないが、携帯電話、タブレット、携帯情報端末、モバイルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、および接続されるスマートホーム家電、分散型センサネットワークノード、および同等物等のモノのインターネットデバイスを含む、モバイルまたは固定されたネットワークデバイスのいずれかを備える、ネットワークノードとして実装されてもよい。キャリアネットワーク202は、UE210、212、および214の間、UEとサービスアプリケーション240、242、および244との間、またはUEと他のデータネットワーク250との間で、音声、データ、および他の情報(集合的に、データトラフィックと称される)を伝送するように構成されてもよい。例えば、キャリアネットワーク202は、アクセスネットワーク220および222と、コアネットワーク230とを含んでもよい。アクセスネットワーク220および222は、通信セッションおよびコアネットワーク230に対応する、データ経路の片側でUEと相互作用し、ネットワークアクセスを提供するように構成されてもよい。例えば、コアネットワーク230は、通信セッションを制御し、ネットワークアクセス管理およびデータトラフィックルーティングを実施するように構成される、種々のネットワークノードまたは機能を含んでもよい。サービスアプリケーション240、242、および244は、アクセスネットワーク220および222および/またはコアネットワーク230へのアクセスが提供され、アクセスネットワーク220および222およびコアネットワーク230を通して、UE210、212、および214にサービスを提供するように構成される、種々のアプリケーションサーバによってホストされてもよい。サービスアプリケーション240、242、または244が、コアネットワーク230の外側のデータネットワークとして展開されてもよい。同様に、他のデータネットワーク250は、コアネットワーク230を通して、UE210、212、および214、および他のネットワーク機能によってアクセス可能であってもよい。
【0028】
無線ネットワーク200はさらに、エッジネットワークノード(代替として、エッジノードと称される)260および262を含んでもよい。これらのエッジネットワークノードは、単独で、またはエッジネットワークノードに接続および関連付けられる他のサーバと組み合わせて、種々の分散型コンピューティング、記憶装置、コンテンツホスティング、および他のサービスを提供するように構成されてもよい。エッジノード260および162は、例えば、モバイルエッジコンピューティング(MEC)またはデータ記憶装置のためのモバイルクラウドノードとして実装されてもよい。
図2のエッジノード260等のエッジノードが、例えば、アクセスネットワーク220等のアクセスネットワーク内のネットワークノードの近くに、またはそれとともに展開されてもよい。同様に、
図2のエッジノード262等のエッジノードが、コアネットワーク230内のネットワークノードの近くに、またはそれとともに展開されてもよい。エッジノード260および262は、種々の能力および/またはネットワークエクスポージャ機構を介して、キャリアネットワーク202にアクセスしてもよい。例えば、エッジノード260は、ネットワーク220によって提供される能力および/またはネットワークエクスポージャ機構を介して、アクセスネットワーク220にアクセスするように構成されてもよい。同様に、エッジノード262は、コアネットワーク230によって提供される能力および/またはネットワークエクスポージャ機構を介して、コアネットワーク230にアクセスするように構成されてもよい。エッジノード260および262はさらに、コンピューティングおよび記憶サービスをキャリアネットワーク202に提供するために、243および245によって示されるように、242および244等のサービスアプリケーションと通信してもよい。
【0029】
図2を継続すると、種々のエンドツーエンド通信セッションが、種々のネットワークデバイスによる要求に応じて、無線ネットワーク200において確立されてもよい。例えば、エンドツーエンド通信セッションは、UE210、212と214との間で確立されてもよい。別の実施例に関して、エンドツーエンド通信セッションは、UE210、212、および214と、サービスアプリケーション240、242、および244、またはデータネットワーク250との間で確立されてもよい。エンドツーエンド通信セッションはまた、アクセスネットワーク220および222および/またはコアネットワーク230を介して、種々のサービスアプリケーション240、242、244、およびデータネットワーク250の間で確立されてもよい。
【0030】
図2における破線矢印は、UE210、212、および214を伴う、種々の例示的通信セッションを図示する。例えば、矢印270は、同一のアクセスネットワーク220によってサービスされる、UE210と212との間で確立され得る、通信セッションを図示する。矢印272は、コアネットワーク230によって接続される、異なるアクセスネットワーク220および222によってサービスされる、UE210とUE214との間で確立され得る、通信セッションを図示する。矢印274は、アクセスネットワーク220およびコアネットワーク230を介して、UE210とサービスアプリケーション240との間で確立され得る、通信セッションを図示する。矢印276は、アクセスネットワーク220およびコアネットワーク230を介して、UE210とデータネットワーク250との間で確立され得る、通信セッションを図示する。矢印278は、アクセスネットワーク220、コアネットワーク230、およびエッジノード262を介して、UE210とサービスアプリケーション244との間で確立され得る、通信セッションを図示する。矢印280は、アクセスネットワーク220およびエッジノード260を介して、UE210とサービスアプリケーション242との間で確立され得る、通信セッションを図示する。最後に、直接リンク通信セッションが、矢印282によって示されるように、アクセスネットワーク220によるデータ中継を伴わずに、UE210とUE212の間で確立されてもよい。これらの通信セッションはそれぞれ、さらに下記に詳細に示されるように、種々のデータ伝送特性および要件を有する、種々のタイプのデータフローを包含し得る。
【0031】
通信エンドデバイスとしてUEを伴わず、
図2に明示的に示されない、他の通信セッションもまた、確立されてもよい。例えば、通信セッションは、アクセスネットワーク220と、コアネットワーク230と、エッジノード260および262とを介して、サービスアプリケーション242と244との間等のサービスアプリケーションの間で、確立されてもよい。別の実施例に関して、通信セッションは、エッジノード260と、アクセスネットワーク220と、コアネットワーク230とを介して、サービスアプリケーション242とサービスアプリケーション240との間で確立されてもよい。さらに別の実施例に関して、通信セッションは、エッジノード262およびコアネットワーク230を介して、サービスアプリケーション244の間で確立されてもよい。これらの通信セッションは、例えば、能力および/またはネットワークエクスポージャ機能を介してキャリアネットワーク202によって第三者に提供される、ネットワークアクセスに依拠し得る。
【0032】
図3はさらに、無線アクセスネットワーク(RAN)の形態におけるアクセスネットワークノード220および222と、UE210および212と、エッジノード260および262と、アプリケーションサーバにおいてホストされるアプリケーション240、242、および244と、コアネットワーク202とを含む、種々の例示的ネットワーク機能またはノードを図示する、例示的無線ネットワーク300を示す。これらのネットワークコンポーネントの間のコネクティビティは、
図2および上記の本開示において説明されるものに類似してもよい。例えば、RAN220および222は、セルラー無線ネットワークの種々の生成において実装されるもの等の複数の無線基地局またはセルを含んでもよい。UEとキャリアネットワーク202との間の通信は、UEとRAN220および222との間のオーバーザエア無線通信インターフェースに依拠し得る。
【0033】
図3にさらに詳細に示されるように、無線ネットワーク300のコアネットワーク202は、キャリアネットワークのサービス領域のネットワークカバレッジおよびデータルーティングを提供するために地理的に分散および相互接続される、種々のネットワークノードまたは機能を含んでもよい。これらのネットワークノードは、専用ハードウェアネットワークノードとして実装されてもよい。代替として、これらのネットワークノードは、仮想機械として、またはソフトウェアエンティティとして、仮想化および実装されてもよい。これらのネットワークノードはそれぞれ、集合的に、コアネットワーク202のプロビジョニングおよびルーティング機能性を提供する、ネットワーク機能のうちの1つまたはそれを上回るタイプとともに構成されてもよい。コアネットワーク202のいくつかのネットワーク機能の単一インスタンスのみが、
図3に図示されるが、当業者は、これらのネットワークノードのそれぞれが、コアネットワーク202全体を通して分散される、ネットワークノードまたは要素の複数のインスタンスとしてインスタンス化され得ることを理解する。これらのネットワークノードまたは要素はそれぞれ、コアネットワークの1つまたはそれを上回るネットワーク機能を提供/サポートしてもよい。
図3の例証では、コアネットワーク202のコンポーネントは、ネットワークノードまたは機能のいずれかとして表されてもよい。コンポーネントが、ネットワーク機能として参照されるとき、そのようなネットワーク機能は、対応するコアネットワークノード内で暗示的に実装される。便宜上、用語「ネットワークノード」と「ネットワーク機能」とは、同義的に使用される。
【0034】
例えば、
図3に示されるように、コアネットワーク302は、アプリケーション機能(AF)314と、ネットワークエクスポージャ機能(NEF)312と、統合されたデータリポジトリ(UDR)機能310とを含んでもよい。コアネットワーク202はさらに、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)330と、セッション管理機能(SMFまたは中間SMFを意味するI-SMF)344および342とを含んでもよい。AMF330およびSMF344および342は、それぞれ、通信インターフェース321および323を介して、別個のアクセス/モビリティ管理ポリシ制御機能(AM PCF)320およびセッション管理ポリシ制御機能(SM PCF)322から通信ポリシ情報を取得してもよい。AM PCF機能をサポートするネットワークノードとAM PCF機能とは、
図1に描写されるポリシ機能150へのアクセスを含有する、または有してもよい。
【0035】
図3にさらに示されるように、SMFおよびI-SMF322および344はそれぞれ、1つまたはそれを上回るユーザプレーン機能(UPF)352および354を制御する。RAN220および1つまたはそれを上回るUPFは、コアネットワークによって配分され、特定の通信セッションのためのデータトラフィックネットワークノードパイプライン(または代替として、データトラフィック経路)のキャリアネットワーク部分を形成してもよい。特定の通信セッションのためにUPF352および354をサポートするために配分されるネットワークノードは、通信セッションのためにデータルーティングネットワークノードとしての役割を果たし得る。ユーザプレーン機能は、SMF344によって制御される1つまたはそれを上回るアンカUPF(A-UPF)354と、I-SMF342によって制御される1つまたはそれを上回る中間UPF(I-UPF)352とを含んでもよい。
【0036】
図3に示されるように、AMF330はさらに、それぞれ、インターフェース331および333を介して、RAN220および222およびセッション管理機能I-SMF342またはSMF344と通信する。AMF330は、コアネットワーク202へのUEによるプロビジョニング登録、認証、およびアクセス、およびセッション管理ネットワークノードの配分に関与し、特定のUE通信セッションをサポートしてもよい。アクセスAMF330によって配分されたセッション管理ネットワークノード342および344は、ひいては、特定のUE通信セッションをサポートするためのUPF機能352および354に関するデータルーティングネットワークノードを配分し、通信インターフェース343を介して、UPF機能352および354のための配分されたデータルーティングネットワークノードを制御することに関与してもよい。UPF352/354とRAN220との間のデータ通信は、通信インターフェース353に基づいてもよい。UPF352および354は、通信セッションのためのユーザプレーン350を形成してもよい。ユーザプレーン350および通信セッションは、データネットワーク250、または、例えば、別の遠隔RANと、遠隔RANによってサービスされるUEとにおいて終端してもよい(
図3に示されないが、
図2に図示される)。
【0037】
NEF312は、コアネットワーク202にアクセスするために、かつ通信セッションの通信エンドポイントとして作用するために、ネットワークエクスポージャ機能をサービスアプリケーション240のためのAF314に提供する。同様に、エッジノード262はまた、NEF312を介して、コアネットワーク202へのアクセスを提供され、サービスアプリケーション244のためのサービスを提供してもよい。したがって、エッジノード262は、AF314と見なされてもよい。
図3のエッジノード260は、他方では、サービスアプリケーション242を提供するために、RAN220によって提供される能力/ネットワークエクスポージャを介して、直接RAN220にアクセスしてもよい。
【0038】
図3における種々の接続線によって示される種々の通信インターフェースを通した、種々のタイプのネットワークノードの間のシグナリングおよびデータ交換は、所定のタイプのフォーマットまたはプロトコルに従って、シグナリングまたはデータメッセージによって搬送されてもよい。例えば、第5世代新規無線通信仕様において定義されるような、いくつかの例示的通信インターフェースが、RAN220を介した、UE210とAMF330との間のN1インターフェース331、RAN220とAMF330との間のN2インターフェース、RAN220とユーザプレーン350との間のN3インターフェース、SMF342/344とUPF350との間のN4インターフェース、AMF330とI-SMF342との間のN11インターフェース、およびI-SMF342とSMF344との間のN16aインターフェースを含む、
図3における接続線に沿った標識によって示されるように、種々のネットワークノードの間の通信ネットワーク300において使用されてもよい。
図3の無線通信ネットワーク300における種々のネットワークノードの機能性およびネットワーク機能のさらなる説明が、さらに下記に詳細に説明される。
【0039】
1) AMF(アクセスおよびモビリティ管理機能)330。これらのネットワークノードは、限定ではないが、UE110の登録管理、接続管理、到達可能性管理、およびモビリティ管理を含む、機能性を実施する。これらのネットワークノードはまた、アクセス認証およびアクセス認可を実施する。AMF330は、非アクセス層(NAS)セキュリティ終端として機能し、UE210とSMF342および344との間のセッション管理NASメッセージを中継してもよい。AMF330はまた、通信セッション確立プロシージャおよびUEモビリティプロシージャの間、SMF選択機能を実施する。
【0040】
2) SMF(セッション管理機能)344。これらのネットワークノードは、限定ではないが、通信セッションの確立、修正、およびリリース、UE IPアドレス配分および管理(随意の認可機能を含む)、UPF350の選択および制御、およびダウンリンクデータ通知を含む、機能性を実施する。各SMF344は、1つまたはそれを上回るUPF354を制御し、その制御下、全てのUPFのUPFサービスエリアの集合である、サービスエリアと関連付けられることができる。
【0041】
3) I-SMF(中間SMF)342。それらが、異なるSMFサービスエリアに属するため、通信セッションのために選択されたオリジナルSMF344によって制御されることができない、I-UPF352を制御するように、必要に応じて、通信セッションに挿入、変更、または除去される、I-SMF。
【0042】
4) UPF(ユーザプレーン機能)350。これらのネットワークノードは、限定ではないが、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのためのアンカポイント、パケットルーティングおよび転送、トラフィック使用量報告、ユーザプレーンのためのサービスの質(QoS)ハンドリング、ダウンリンクパケットバッファリング、およびダウンリンクデータ通知トリガとしての役割を果たすことを含む、機能性を実施する。UPFサービスエリアが、1つまたはそれを上回る追跡エリアから成るエリアを含み、その中でUPFと関連付けられる通信セッションは、その間に新しいUPFを追加する、またはUPFを除去/再配分する必要なく、RANとUPFとの間の直接インターフェース(例えば、
図3に示されるような、N3インターフェース)を介して、RANノードによってサーブされ得る。A-UPF(
図3の354)が、UEモビリティの間、不変のままである、アンカUPFである。中間UPF(I-UPF)は、UEがA-UPFサービスエリア外に移動すると、挿入/再配置されてもよい。I-UPFが、例えば、RAN320と接続するために、
図3において示されるように、N3トンネルを使用してもよく、例えば、A-UPF354と接続するために、
図3において示されるように、N9トンネルを使用してもよい。
【0043】
5) PCF(ポリシ制御機能)320および322。これらのネットワークノードは、限定ではないが、ポリシルールを提供し、ポリシルールを施行するように、他のネットワークノードを制御することを含む、機能性を実施する。具体的には、PCFは、AMF330が、モビリティプロシージャの間、それらを施行するように、アクセスおよびモビリティ関連ポリシをAMF330に提供する。これらのPCFは、AM PCF(
図3の320)と称される。AM PCF320はさらに、UE210へのAMF転送のために、UEアクセス選択および通信セッション選択関連ポリシ(UEポリシ)をAMF330に提供する。PCFはさらに、SMFを施行するために、セッション管理関連ポリシをSMF344に提供してもよい。これらのPCFは、SM PCF(
図3の322)と称され得る。AM PCF320およびSM PCF322は、分散型様式において展開されてもよく、各PCFは、異なるAMまたはSMポリシ機能をサポートしてもよい。
【0044】
6) UDR(統合されたデータリポジトリ)310。これらのネットワークノードは、ネットワークエクスポージャ、アプリケーションデータ(例えば、上記および下記にさらに詳細に説明されるような、アプリケーション検出のためのパケットフロー記述(PFD)、複数のUEのためのアプリケーション要求情報、およびデータトラフィックルーティング影響のためのアプリケーション要求)、およびサブスクライバ識別子(例えば、外部グループIDまたは内部グループID)に対応するネットワークグループIDの記憶/読出に関する構造化データの記憶/読出をサポートしてもよい。UDR310が、それがアプリケーションデータ記憶装置を提供する、ネットワークアプリケーションサービスと同一の公衆陸上移動網(PLMN)に位置してもよい。
【0045】
7) NEF(ネットワークエクスポージャ機能)312。これらのネットワークノードは、標準化インターフェース(例えば、Nudrインターフェース)を使用して、UDR310に、構造化データとして情報を記憶/読み出してもよい。NEF312は、限定ではないが、データトラフィックルーティングに影響を及ぼすアプリケーションに対する情報を含む、種々の情報をコアネットワークにセキュアに提供するための手段を、AFに提供してもよい。NEF312は、AFからのスロットリング要求を認証、認可、および補助してもよい。NEF312へのアクセスは、コアネットワーク302によって提供されるオープンAPIを通してもよい。具体的NEFインスタンスが、これらの機能性のうちの1つまたはそれを上回るものをサポートしてもよく、その結果、個々のNEF312は、NEFのために規定されたAPIのサブセットをサポートしてもよい。NEF312が、NEF312と同一のPLMNに位置する、UDR310にアクセスするように構成されてもよい。
【0046】
8) AF(アプリケーション機能)314。これらのネットワークノードは、サービスをアプリケーションに提供するために、コアネットワーク302と相互作用してもよい。AF314が、一端上のアプリケーションと、他端上のNEF312を介して、コアネットワークにおけるネットワーク機能と相互作用してもよい。いくつかの実装では、コアネットワーク302によって信頼されると見なされるAF314が、NEF312をバイパスし、コアネットワーク302において他の関連ネットワーク機能と直接相互作用してもよい。
【0047】
エンドツーエンド通信に関する
図1-3の関連で上記に説明される通信セッションは、上記の例示的無線通信ネットワークにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)セッションとして確立されてもよい。そのようなPDUセッションが、
図4の400に示され、通信セッションのためのデータパイプ402を形成する。PDUセッションデータパイプ402内に、異なるタイプのデータと、特性/伝送要件(例えば、ビデオ、音声、テキスト等)とが、含まれてもよい。同様の特性のデータは、データフローにグループ化されてもよい。例えば、
図4に図示されるように、データフロー410、412、および414は、明確に異なる特性のデータ/伝送要件を伝送するように構成されてもよい。いくつかの実装では、各データフローはさらに、サブフローまたはサービスデータフローに分割されてもよい。例えば、
図4のデータフロー412は、単一サービスデータフロー424を含んでもよい一方、データフロー410は、2つのサービスデータフロー420および422を含んでもよく、データフロー414は、3つのサービスデータフロー426、428、および430を含んでもよい。
【0048】
図1に関して上記に説明されるように、データフロー410、412、および414の特性/伝送要件は、これらのデータフローと関連付けられる、伝送プロファイルにおいて反映されてもよい。伝送プロファイルの実施例が、QoSプロファイルであり、これは、対応するデータフローと関連付けられる、サービスの質要件に関するパラメータおよびルールを規定してもよい。いくつかの実装では、データフローのための通信ネットワークによる通信リソース配分および構成は、QoSプロファイル等のその伝送プロファイルに少なくとも部分的に基づいてもよい。QoSプロファイルに基づくデータフローは、QoSフローと称され得る。データフロー410、412、および414は、そのような通信リソース配分および構成に関する最低粒度を表し得る。換言すると、特定のデータフロー内の全てのデータ伝送は、同一通信リソース(例えば、データ無線ベアラ)と、ネットワークアクセス制御とを配分され得る。いくつかの実装では、異なるデータフローは、同一の通信リソース配分を共有してもよい。例えば、データフロー414が、第1の通信リソース(例えば、第1のデータ無線ベアラ)を配分され得る一方、データフロー410およびデータフロー412の両方は、同一の第2の通信リソース(例えば、第2のデータ無線ベアラ)を配分され得る。
【0049】
図1に関して説明される伝送プロファイルの適応構成は、
図2-3に描写される例示的無線ネットワークにおける、
図4において図示されるデータフローに適用されてもよい。例えば、特に、QoSフロー等のデータフローに関して、通信ネットワーク200または300において、第1のネットワーク要素が、QoSプロファイルの複数のセットを決定し、これらの候補QoSプロファイルを、通信ネットワーク200または300において、第2のネットワーク要素に通信してもよい。第2のネットワーク要素は、通信ネットワークによってQoSフローの伝送を構成するための、第2のネットワーク要素において検出または導出されるネットワーク条件に基づいて、複数のQoSプロファイルから1つのQoSプロファイルを選択してもよい。QoSフローの伝送の構成は、通信ネットワークにおける任意のネットワークノードまたは機能によって実施されてもよい。第2のネットワーク要素はさらに、第1のネットワーク要素に、QoSプロファイルのその選択を通知してもよい。
図1に関して上記に説明されるように、そのようなフィードバック通知は、選択されたQoSプロファイルに割り当てられる、QoS識別子を含んでもよい。QoSプロファイルの初期選択の後、かつQoSフローが、アクティブである間、第2のネットワーク要素はさらに、別のQoSプロファイルを第1のネットワーク要素によって提供される複数のQoSプロファイルから選択するためのネットワーク条件における変化に基づいて、QoSフローのためのQoSプロファイルのその選択を修正し、そのような修正の第1のネットワーク要素を通知するために、第1のネットワーク要素にフィードバックを送信してもよい。そのような様式において、QoSフローのためのQoSプロファイルは、
図2の通信ネットワーク200または
図3の300において、ネットワークノードの間の短い待ち時間および減少された量のシグナリングを伴って、適応的に構成され得る。
【0050】
図1に関して上記に説明されるように、QoSプロファイルはそれぞれ、QoSパラメータおよび/またはルールのセットを含んでもよい。各QoSプロファイルに関して、これらのQoSパラメータは、特定の値、値範囲、または値限界(例えば、QoSパラメータのための最大または最小値)のいずれかとして規定されてもよい。QoSパラメータは、例えば、限定ではないが、配分および留保優先順位(ARP)パラメータ、種々のビットレート、例えば、保証されるフロービットレート(GFBR)、最大フロービットレート(MFBR)、総合最大ビットレート(AMBR)、および最大パケット損失レート(MPLR)、リソースタイプ、優先順位レベル、パケット遅延予算(PDB)、パケットエラーレート(PER)、平均ウィンドウ、最大データバースト量(MDBV)、および同等物等のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。
【0051】
第2のネットワーク要素によって、1つのQoSプロファイルを第1のネットワーク要素から提供される候補QoSプロファイルから選択することの代替として、第2のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素から提供される候補QoSプロファイルと互換性がある、1つまたはそれを上回るQoSパラメータのための値を決定してもよい。第2のネットワーク要素は、故に、選択されたQoSプロファイルの識別子ではなく、1つまたはそれを上回るQoSパラメータのフィードバック値として、第1のネットワーク要素に送信してもよい。
【0052】
いくつかの実装では、
図1における第1のネットワーク要素は、コアネットワーク、RANのいずれか、任意のエッジネットワークノード、
図2および3のサービスアプリケーションのための任意のネットワークノード、または通信ネットワークの任意の他のネットワークエンティティのうちの1つまたはそれを上回るものとして実装されてもよい。さらに、
図1における第2のネットワーク要素は、RANのいずれか、任意のエッジネットワークノード、
図2および3のサービスアプリケーションのための任意のネットワークノード、または通信ネットワークの任意の他のネットワークエンティティのうちの1つまたはそれを上回るものとして実装されてもよい。
【0053】
いくつかの実装では、第1のネットワーク要素は、コアネットワーク230として実装され得、第2のネットワーク要素は、
図2または
図3のRAN220であり得る。RAN220は、複数の候補QoSプロファイルを第1のネットワーク要素から受信後、複数の候補QoSプロファイルから選択を実施する、または複数の候補QoSプロファイルと互換性がある少なくとも1つのQoSパラメータ値を決定してもよい。そのような選択または決定は、例えば、RAN220内のサービスデータ適応プロトコル(SDAP)層によって実施されてもよい。通信ネットワークは、次いで、選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータ値に従って、QoSフローの伝送を構成してもよい。例えば、RAN220は、次いで、選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータ値に基づいて、QoSフローを構成してもよい。特に、RAN220は、QoSフローが、選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータ値内に含意されるサービスの質要件に従って伝送され得るように、選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータに基づいて、QoSフローのための無線ベアラ配分を実施してもよい。別の実施例に関して、RAN220は、QoSフローの伝送の構成を実施するようにコアネットワークのための参照として、コアネットワーク、例えば、SMFにQoSプロファイルの選択をフィードバックしてもよい。これらの例示的実装では、第1のネットワーク要素として作用するコアネットワーク230におけるネットワークノードは、限定ではないが、例えば、QoSフローを管理するために配分される、
図3のSMF344を含んでもよい。SMF344は、QoSフローに関連する種々のポリシを取得するために、
図3の323によって示されるように、SM PCF322と通信してもよく、したがって、QoSフローのための複数の候補QoSプロファイルを便宜的に決定してもよい。RAN220は、他方では、RANとQoSフローのエンドUEとの間のリアルタイム無線ネットワーク条件を決定するためにより良好な位置にあり得、したがって、複数の候補QoSプロファイルに基づいて、アクティブQoSプロファイルのより良好な選択または特定のQoSパラメータ値の決定をすることが可能であり得る。そのような様式において、QoSフローのためのコアネットワークによる不正確な単一のQoSプロファイル推定は、よりフレキシブルな範囲と置換され得、QoSプロファイルまたはパラメータのより正確なリアルタイム適応選択が、RANによって行なわれ得る。したがって、データ伝送損失は、低減され得、ユーザ体験が、改良され得る。
【0054】
コアネットワーク230が、第1のネットワーク要素として作用し、RAN220が、第2のネットワーク要素として作用する、上記の例示的実装は、限定ではないが、UE/UE通信セッション272、UE/サービスアプリケーション通信セッション274、UE/データネットワーク通信セッション276、およびUE/サービスアプリケーション通信セッション278を含む、
図2におけるRAN220およびコアネットワーク230を伴う種々のエンドツーエンド通信セッション内でQoSフローに適用可能であり得る。
【0055】
いくつかの他の実装では、第1のネットワーク要素は、コアネットワーク230として実装され得、第2のネットワーク要素は、
図2または
図3のエッジノード262であり得る。エッジノード262は、複数の候補QoSプロファイルを第1のネットワーク要素(コアネットワーク230)から受信後、1つのQoSプロファイルを複数の候補QoSプロファイルから選択するために、または複数の候補QoSプロファイルと互換性がある少なくとも1つのQoSパラメータ値を決定するために、例えば、限定ではないが、人工知能および他のビッグデータ分析モデルを含む、種々のデータ分析技術を利用してもよい。QoSプロファイルまたは特定のQoSパラメータのそのような選択は、通信ネットワークによってQoSフローを構成するために使用されてもよい。例えば、選択されたプロファイルまたはQoSパラメータは、QoSフローが、選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータ値内に含意されるサービスの質要件に従って伝送され得るように、RAN(QoSフローが、エンドデバイスとしてUE210を伴う場合)に選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータに基づいて、QoSフローのための無線電波ベアラ配分を実施させ得る、コアネットワークにフィードバックされ得る。これらの例示的実装では、第1のネットワーク要素として作用する、コアネットワーク230におけるネットワークノードは、限定ではないが、例えば、QoSフローを管理するように配分される、
図3のSMF344を含んでもよい。SMF344は、QoSフローに関連する種々のポリシを取得するために、
図3の323によって示されるように、SM PCF322と通信してもよく、したがって、QoSフローのための複数の候補QoSプロファイルを便宜的に決定してもよい。エッジノード262は、他方では、より適切なアクティブQoSプロファイルまたは特定のQoSパラメータ値を知的に予測することのデータ分析能力を保有し得る。これらの実装では、エッジノード262は、コアネットワークによって提供される能力/ネットワークエクスポージャ機能に基づいて、AFとして
図3においてコアネットワークのNEF312と接続されてもよい。エッジノード262は、MECとして構成されてもよい。
【0056】
コアネットワーク230が、第1のネットワーク要素として作用し、エッジノード262が、第2のネットワーク要素として作用する、上記の例示的実装は、限定ではないが、UE/サービスアプリケーション通信セッション278を含む、
図2におけるRAN220およびコアネットワーク230を伴う種々のエンドツーエンド通信セッション内のQoSフローに適用可能であってもよい。これらの実装の変動では、第2のネットワーク要素は、エッジノード262ではなく、サービスアプリケーション244と関連付けられるアプリケーションサーバであってもよい。故に、コアネットワークによって提供される候補QoSプロファイルに基づいて、アクティブQoSプロファイルまたは特定のQoSパラメータの選択および決定は、そのようなアプリケーションサーバによって行なわれてもよい。
【0057】
いくつかの他の実装では、第1のネットワーク要素は、コアネットワーク230として実装され得、第2のネットワーク要素は、
図2または
図3のエッジノード260であり得る。エッジノード260は、RAN220によって提供される能力/ネットワークエクスポージャ機能を介して、RAN220にアクセスするように構成されてもよい。第1のネットワーク要素(コアネットワーク)は、RAN220を介して、複数の候補QoSプロファイルをエッジノード260に通信してもよい。複数の候補QoSプロファイルをコアネットワーク230から受信後、エッジノードは、1つのQoSプロファイルを複数の候補QoSプロファイルから選択するために、または複数の候補QoSプロファイルと互換性がある少なくとも1つのQoSパラメータ値を決定するために、例えば、限定ではないが、人工知能および他のビッグデータ分析モデルを含む、データ分析技術を利用してもよい。QoSプロファイルまたは特定のQoSパラメータのそのような選択は、通信ネットワークによってQoSフローを構成するために使用されてもよい。例えば、選択されたプロファイルまたはQoSパラメータ値は、QoSフローの伝送を構成するためのRAN220およびコアネットワークにフィードバックされ得る。例えば、RAN220は、次いで、QoSフローが、選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータ値内に含意されるサービスの質要件に従って伝送され得るように、選択されたQoSプロファイルまたはQoSパラメータ値に基づいて、QoSフロー(UE210が、QoSフローにおけるエンドデバイスとして関わる場合)のためのデータ無線ベアラ配分を実施してもよい。これらの例示的実装では、第1のネットワーク要素として作用するコアネットワーク230におけるネットワークノードは、限定ではないが、例えば、QoSフローを管理するために配分される、
図3のSMF344を含んでもよい。SMF344は、QoSフローに関連する種々のポリシを取得するために、
図3の323によって示されるように、SMPCF322と通信してもよく、したがって、QoSフローのための複数の候補QoSプロファイルを便宜的に決定してもよい。エッジノード260は、他方では、より適切なアクティブQoSプロファイルまたは特定のQoSパラメータ値を知的に予測する能力を保有し得る。
【0058】
コアネットワーク230が、第1のネットワーク要素として作用し、エッジノード260が、第2のネットワーク要素として作用する、上記の例示的実装は、限定ではないが、UE/サービスアプリケーション通信セッション280を含む、
図2におけるRAN220およびエッジノード260を伴う種々のエンドツーエンド通信セッション内のQoSフローに適用可能であってもよい。これらの実装の変動では、第2のネットワーク要素は、エッジノード260ではなく、サービスアプリケーション242と関連付けられるアプリケーションサーバであってもよい。故に、コアネットワークによって提供される候補QoSプロファイルに基づいて、アクティブQoSプロファイルまたは特定のQoSパラメータの選択および決定は、アプリケーションサーバによって行なわれてもよい。
【0059】
いくつかの他の実装では、第1のネットワーク要素は、コアネットワーク230として実装されてもよい。第1のネットワーク要素(コアネットワーク230)は、複数の候補QoSプロファイルをQoSフローに関わるRAN220に通信してもよい。RAN220は、ネットワーク条件を検出し、複数の候補QoSプロファイルからQoSプロファイルのサブセットを選択してもよい。RAN220はさらに、QoSプロファイルのサブセットをQoSフローに関わるエッジノード260に通信してもよい。エッジノード260は、次いで、QoSプロファイルのサブセットから1つのQoSプロファイルの別の選択を実施し得る。エッジノード260は、次いで、さらに第1のネットワーク要素(コアネットワーク230)の選択をフィードバックし得る、QoSプロファイルの選択をRAN220にフィードバックし得る。そのような様式において、データフローに関わるRAN220とエッジノード260との両方は、ネットワーク条件およびデータ分析能力の検出に基づいて、第1のネットワーク要素によって提供される複数の候補QoSプロファイルから、QoSプロファイルの選択に参加してもよい。換言すると、RAN220およびエッジノード260は、第2のネットワーク要素として協調的に作用し得る。QoSプロファイルの選択後、通信ネットワーク(例えば、RAN220)は、選択されたQoSプロファイルに基づいて、QoSフローの伝送を構成してもよい。そのような実装は、限定ではないが、UE/サービスアプリケーション通信セッション280を含む、RAN220およびエッジノード260を伴う種々のエンドツーエンド通信セッション内のQoSフローに適用可能であってもよい。
【0060】
第1のネットワーク要素によって決定される複数のQoSプロファイルからのQoSプロファイルの選択は、第2のネットワーク要素として作用する、
図2の他のネットワーク要素によって実施されてもよい。例えば、エッジノード260または262は、最初に、QoSプロファイルのサブセットを、第1のネットワーク要素(例えば、コアネットワーク230)によって決定される複数のQoSプロファイルから選択してもよい。エッジノード260または262は、次いで、QoSプロファイルの選択されたサブセットをサービスアプリケーション242または244に伝送してもよい。サービスアプリケーション242または244はさらに、1つのQoSプロファイルをQoSプロファイルのサブセットから選択してもよい。サービスアプリケーション242または244は、次いで、さらに、選択を第1のネットワーク要素にフィードバックし得る、QoSプロファイルの選択をエッジノード260または262にフィードバックし得る。QoSプロファイルの選択後、通信ネットワーク(例えば、RAN220)は、選択されたQoSプロファイルに基づいて、QoSフローの伝送を構成してもよい。そのような実装は、限定ではないが、UE/サービスアプリケーション通信セッション278および280を含む、エッジノード260または262およびサービスアプリケーション242または244を伴う種々のエンドツーエンド通信セッション内でQoSフローに適用可能であり得る。
【0061】
例えば、UEモビリティシナリオに適用可能である、いくつかの他の実装では、ソース基地局またはセルが、複数のQoSプロファイルを、QoSフローのためのコアネットワークから(例えば、SMFから)受信し得、さらに、これらのQoSプロファイルをUEモビリティのための宛先基地局またはセルに伝送し得る。宛先基地局またはセルは、次いで、1つのQoSプロファイルを選択する、またはQoSフローのための複数のQoSプロファイルに基づいて、特定のQoSパラメータ値を決定してもよい。
【0062】
二重コネクティビティシナリオに適用可能である、いくつかの他の実装では、RAN内のマクロセルが、複数のQoSプロファイルをQoSフローのためのコアネットワークから(例えば、SMFから)受信してもよく、さらに、これらのQoSプロファイルをスモールセルに伝送してもよい。スモールセルは、次いで、1つのQoSプロファイルを選択する、またはQoSフローのための複数のQoSプロファイルに基づいて、特定のQoSパラメータ値を決定してもよい。
【0063】
直接UEリンクシナリオに適用可能である、いくつかの他の実装では、第1のUEが、複数のQoSプロファイルを直接リンクQoSフローのためのRANから受信してもよく、さらに、これらのQoSプロファイルを第2のUEに伝送してもよい。第2のUEは、次いで、1つのQoSプロファイルを選択する、またはQoSフローのための複数のQoSプロファイルに基づいて、特定のQoSパラメータ値を決定してもよい。
【0064】
MECシナリオに適用可能である、いくつかの他の実装では、MECのためのソースエッジノードが、QoSフローのための能力/ネットワークエクスポージャ機能を介して、複数のQoSプロファイルをRANまたはコアネットワークから受信してもよく、さらに、これらのQoSプロファイルを、MECのための宛先エッジノードに伝送してもよい。宛先エッジノードは、次いで、1つのQoSプロファイルを選択する、またはQoSフローのための複数のQoSプロファイルに基づいて、特定のQoSパラメータ値を決定してもよい。
【0065】
上記の実装のそれぞれにおいて、第2のネットワーク要素によって選択または決定されるQoSプロファイルまたはQoSパラメータは、フィードバックとして、第1のネットワーク要素に通信されてもよい。例えば、上記の実装のうちのいくつかに関して、フィードバックは、RAN220によって、コアネットワーク(例えば、SMF344)に送信されてもよい。上記の実装のうちのいくつかでは、フィードバックは、エッジノード262によって、コアネットワーク(例えば、SMF344)に直接送信されてもよい。上記の実装のうちのいくつかでは、フィードバックは、RAN220を介して、エッジノード260によって、コアネットワーク(例えば、SMF344)に送信されてもよい。上記の実装のうちのいくつかでは、フィードバックは、RAN220を介して、UE210によって、コアネットワーク(例えば、SMF344)に送信されてもよい。上記の実装のうちのいくつかでは、フィードバックは、UE-UE通信インターフェース(PC5等)を介して、あるUEに別のUEから送信されてもよい。上記の実装のうちのいくつかでは、フィードバックは、あるエッジノードに別のエッジノードから送信されてもよい。上記の実装のうちのいくつかでは、フィードバックは、あるRANに別のRANから送信されてもよい。上記のフィードバックは、第1のネットワーク要素と第2のネットワーク要素との間の直接または間接シグナリングを使用して、達成されてもよい。
【0066】
第2のネットワーク要素によっていったん受信されたフィードバック情報は、記録し続けるために、種々のネットワーク管理ノードに送信されてもよい。これらの履歴記録は、将来的QoSプロファイル推奨を決定し、より良好なQoSプロファイル選択モデルを展開するために、通信ネットワーク、例えば、SMF344の基礎として使用されてもよい。
【0067】
上記に説明されるように、RAN220は、限定ではないが、データ無線ベアラ配分を含む、QoSフローのためのリソース配分に関するQoSプロファイル選択またはQoSパラメータ決定を使用してもよい。QoSプロファイルの選択またはQoSフローのためのQoSパラメータの決定は、第2のネットワーク要素として、RAN220によって行なわれてもよい。代替として、RANは、フィードバックプロセスにおいて、これらのQoSプロファイル選択と、QoSパラメータ決定とを通知されてもよい。
【0068】
図1に関して上記で説明されるような、いくつかの実装では、可能性として考えられるQoSプロファイルの所定の数が、規定され得、第1のネットワーク要素が、所定の可能性として考えられるQoSプロファイルのうちの複数のQoSプロファイルを決定し得る。これらの実装では、所定の可能性として考えられるQoSプロファイルは、第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素にアクセス可能にされ得る、QoSプロファイルデータベース内に規定されてもよい。したがって、第1のネットワーク要素から第2のネットワーク要素への複数のQoSプロファイルの通知と、第2のネットワーク要素から第1のネットワーク要素へのアクティブQoSプロファイルの選択のフィードバックとは、実際のQoSプロファイルコンテンツではなく、QoS識別子を含んでもよい。これらのQoSプロファイル識別子は、QoSプロファイル特性/要件/パラメータを、QoSプロファイルデータベースから、第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素によって、ルックアップするために使用されてもよい。QoSプロファイル識別子が、QoSフローID(QFI)と称され得る。さらに、第1のネットワーク要素によって決定される、QoSプロファイルのグループは、QoSフローと関連付けられる、グループ識別子を割り当てられてもよい。
【0069】
QoSプロファイルを識別するための上記の実装は、
図5において図示される。具体的には、
図5に示されるように、各QoSフローは、410および420等の各グループに含まれるQFIのためのグループIDと関連付けられる。各グループは、複数のQFIを含む。例えば、QFIグループ410は、QFI412、414、および416を含み得る一方、QFIグループ420は、QFI422、424、および426を含み得る。各QFIは、430によって示されるように、QoSプロファイルデータベースにおいてルックアップされ得る値または範囲を伴う、QoSパラメータのセットに対応する。
【0070】
いくつかの実装では、第2のネットワーク要素は、QoSプロファイルの推奨を通信ネットワークに提供してもよい。これは、特に、データフローのための第1のネットワーク要素によって提供される複数のQoSプロファイルのいずれも、適切でないときに、有利であり得る。推奨は、第1のネットワーク要素が、将来、複数のQoSプロファイルをより良好に推定し得るように、フィードバックとして通信ネットワークに提供されてもよい。例えば、第2のネットワーク要素は、RANであり得、推奨されるQoSプロファイルは、コアネットワークへのユーザ機器フィードバックを介して、コアネットワークに伝送され得る。
【0071】
上記の説明および付随の図面は、具体的な例示的実施形態および実装を提供する。しかしながら、説明される主題は、種々の異なる形態で具現化されてもよく、したがって、網羅または請求される主題は、本明細書に記載される任意の例示的実施形態に限定されないものとして解釈されるように意図される。請求または網羅される主題に関する合理的広範囲が、意図される。とりわけ、例えば、主題は、方法、デバイス、コンポーネント、システム、またはコンピュータコードを記憶するための非一過性コンピュータ可読媒体として具現化されてもよい。故に、実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、記憶媒体、またはそれらの任意の組み合わせの形態をとってもよい。例えば、上記に説明される方法実施形態は、メモリ内に記憶されるコンピュータコードを実行することによって、コンポーネント、デバイス、またはメモリと、プロセッサとを含む、システムによって実装されてもよい。
【0072】
明細書および請求項全体を通して、用語は、述べられた意味以外の文脈において明示的に提案または含意される、微妙な意味を有してもよい。同様に、本明細書で使用されるような語句「一実施形態/実装では」は、必ずしも、本明細書で使用されるような同一実施形態を指すわけではなく、語句「別の実施形態/実装では」は、必ずしも、異なる実施形態を指すわけではない。例えば、請求される主題は、全体または部分的に、例示的実施形態の組み合わせを含むことが意図される。
【0073】
一般に、専門用語は、少なくとも部分的に、文脈における使用から理解され得る。例えば、本明細書で使用されるような「および」、「または」、または「および/または」等の用語は、少なくとも部分的に、そのような用語が使用される文脈に依存し得る、種々の意味を含んでもよい。典型的には、「または」は、A、B、またはC等のリストを関連付けるために使用される場合、A、B、およびC(ここでは、包含的意味で使用される)、およびA、B、またはC(ここでは、排他的意味で使用される)を意味するように意図される。加えて、本明細書で使用されるような用語「1つまたはそれを上回る」は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の意味において、任意の特徴、構造、または特性を説明するために使用されてもよい、または複数の意味において、特徴、構造、または特性の組み合わせを説明するために使用されてもよい。同様に、「a」、「an」、または「the」等の用語は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の使用を伝達する、または複数の使用を伝達すると理解され得る。加えて、用語「~に基づいて」は、必ずしも、要因の排他的セットを伝達するように意図するものではないと理解され得、代わりに、再び、少なくとも部分的に、文脈に応じて、必ずしも、明示的に説明されない、付加的要因の存在を可能にし得る。
【0074】
本明細書全体を通して、特徴、利点、または類似用語の言及は、本ソリューションを用いて実現され得る、特徴および利点の全てが、その任意の単一実装内に含まれるべきである、またはそうであることを含意するものではない。むしろ、特徴および利点を言及する用語は、ある実施形態に関連して説明される具体的特徴、利点、または特性が、本ソリューションの少なくとも一実施形態に含まれることを意味すると理解される。したがって、特徴および利点および類似用語の議論は、明細書全体を通しては、同一実施形態を指し得るが、必ずしもそうであるわけではない。
【0075】
さらに、本ソリューションの説明される特徴、利点、および特性は、1つまたはそれを上回る実施形態では、任意の好適な様式において組み合わせられてもよい。当業者は、本明細書の説明に照らして、本ソリューションが、特定の実施形態の具体的特徴または利点のうちの1つまたはそれを上回るものを伴わずに、実践され得ることを認識するであろう。他のインスタンスでは、付加的特徴および利点は、ある実施形態では、本ソリューションの全ての実施形態内に存在しなくてもよいことが認識され得る。