IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司の特許一覧 ▶ 成都京東方光電科技有限公司の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-08
(45)【発行日】2024-07-17
(54)【発明の名称】表示基板、その製作方法及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20240709BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20240709BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20240709BHJP
   G09G 3/3266 20160101ALI20240709BHJP
   G11C 19/28 20060101ALI20240709BHJP
   H01L 29/786 20060101ALI20240709BHJP
   H10K 59/12 20230101ALI20240709BHJP
   H10K 59/131 20230101ALI20240709BHJP
【FI】
G09F9/00 346Z
G09F9/00 338
G09F9/30 338
G09G3/20 621M
G09G3/20 622B
G09G3/20 622E
G09G3/20 680G
G09G3/3266
G11C19/28 230
H01L29/78 612B
H01L29/78 614
H10K59/12
H10K59/131
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2022539724
(86)(22)【出願日】2020-06-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-22
(86)【国際出願番号】 CN2020094315
(87)【国際公開番号】W WO2021243637
(87)【国際公開日】2021-12-09
【審査請求日】2023-05-30
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】511121702
【氏名又は名称】成都京東方光電科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHENGDU BOE OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1188,Hezuo Rd.,(West Zone),Hi-tech Development Zone,Chengdu,Sichuan,611731,P.R.CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】白 露
(72)【発明者】
【氏名】青 海剛
(72)【発明者】
【氏名】于 鵬飛
(72)【発明者】
【氏名】代 潔
(72)【発明者】
【氏名】姜 曉峰
【審査官】石本 努
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2020-0041080(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0304374(US,A1)
【文献】特開2015-002347(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0213939(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第110992871(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0287446(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第110010078(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F9/00-9/46
G09G3/00-3/08
3/12-3/16
3/19-3/26
3/30-3/34
3/38
G11C19/00-19/06
19/10-23/00
H01L21/336
29/786
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース基板に設けられる走査駆動回路及び表示領域を含む表示基板であって、前記走査駆動回路は、複数のシフトレジスタユニットを含み、前記複数のシフトレジスタユニットのうち、少なくとも一つのシフトレジスタユニットは出力回路を含み、前記出力回路は、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタを含み、
前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は第1方向に沿って配列され、前記出力トランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第1長さとして、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第2長さとして、前記第1長さと前記第2長さとの和が出力アクティブの長さであることと、
第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、小さいものを第1出力アクティブの幅とし、前記第1方向と前記第2方向が互いに交差され、
前記出力アクティブの長さと前記第1出力アクティブの幅との割合が第1所定の割合の範囲内にあり、
前記第1所定の割合の範囲が3以上かつ11以下であり、
前記第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅は、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅以下であり、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは出力コンデンサをさらに含み、
前記出力コンデンサの第1極板が前記出力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記出力コンデンサの第2極板のベース基板での正投影が前記出力コンデンサの第1極板の前記ベース基板での正投影内であり、
前記出力コンデンサは前記出力トランジスタの表示領域から離れた一側に位置している、表示基板。
【請求項2】
前記第1出力アクティブの幅が12μm以上かつ40μm以下である、請求項1に記載の表示基板。
【請求項3】
前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は一つの連続した第1半導体層により形成され、前記第1半導体層は前記第1方向に沿って延在され、
前記第1半導体層の前記第1方向での長さが出力アクティブの長さであり、
前記第1半導体層の前記第2方向での最小の長さが前記第1出力アクティブの幅である、請求項1に記載の表示基板。
【請求項4】
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサをさらに含み、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線をさらに含み、
前記出力リセットコンデンサの第1極板が前記出力リセットトランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記出力リセットコンデンサの第2極板が第1電圧信号線に電気的に接続され、
前記出力リセットコンデンサの第2極板が前記第2方向に沿って延在され、
前記第1電圧信号線及び前記出力リセットコンデンサが、いずれも前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置している、請求項1に記載の表示基板。
【請求項5】
前記走査駆動回路は、第1電圧信号線及び第2電圧信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサをさらに含み、
前記出力回路は前記第1電圧信号線と前記第2電圧信号線との間に位置しており、前記第1電圧信号線は、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、前記第2電圧信号線は、前記出力回路の表示領域に近い一側に位置しており、
前記出力トランジスタの第1電極が前記第2電圧信号線に電気的に接続され、
前記出力リセットトランジスタの第1電極が出力リセットコンデンサの第2極板に電気的に接続され、
前記第1電圧信号線及び前記第2電圧信号線はいずれも前記第1方向に沿って延在され、
前記第2方向において、前記出力トランジスタのアクティブ層のベース基板での正投影の縁部と、前記第2電圧信号線の前記ベース基板での正投影の縁部との間の最小距離を第1所定距離とし、
前記第1所定距離が10μm以上かつ15μm以下である、請求項1に記載の表示基板。
【請求項6】
前記走査駆動回路は第2電圧信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは信号出力線をさらに含み、前記第2電圧信号線が前記第1方向に沿って延在され、前記第2電圧信号線は、前記出力回路の表示領域に近い一側に位置しており、
前記信号出力線は、前記第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含み、
前記第1出力線部分は、前記第1出力部分第1重なり領域に設けられている複数の第1信号線ビアを介して前記出力トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記第1出力線部分は、前記第1出力線部分の2重なり領域に設けられている複数の第2信号線ビアを介して前記出力リセットトランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記複数の第1信号線ビアが前記第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアが前記第1方向に沿って順次に配列され、
前記第1出力部分第1重なり領域は、前記ベース基板での前記第1出力線部分の正投影と、前記ベース基板での前記出力トランジスタの第2電極を含む第1ソース・ドレイン金属パターンの正投影との重なり領域であり、前記第1出力線部分の2重なり領域は、前記ベース基板での前記第1出力線部分の正投影と、前記ベース基板での前記出力リセットトランジスタの第2電極を含む第2ソース・ドレイン金属パターンの正投影との重なり領域であり、
前記第1出力線部分は、前記出力回路と前記第2電圧信号線との間に位置しており、
あるいは、
前記走査駆動回路は第2電圧信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは信号出力線をさらに含み、
前記信号出力線は互いに電気的に接続される第1出力線部分及び少なくとも一つの第2出力線部分を含み、
前記第2電圧信号線及び前記第1出力線部分は、いずれも前記第1方向に沿って延在され、
前記第1出力線部分は、前記第2電圧信号線と前記出力回路との間に位置しており、
前記第2出力線部分は、前記第2方向に沿って延在され、
前記第2出力線部分は、表示領域の画素回路に電気的に接続されることに用いられ、
前記第1出力線部分及び前記出力回路は、前記第2電圧信号線の前記表示領域から離れた一側に位置している、請求項1に記載の表示基板。
【請求項7】
記出力コンデンサの第2極板の形状はL形であ、請求項1に記載の表示基板。
【請求項8】
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタをさらに含み、
前記第1トランジスタは、第1アクティブパターンを含み、前記第1アクティブパターンが前記第2方向に沿って延在され、
前記第1トランジスタは、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、
あるいは、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第1トランジスタ及び第2トランジスタをさらに含み、
前記第2トランジスタの第1電極が電極導電接続部に電気的に接続され、前記第1トランジスタのゲート電極が第1導電接続部に電気的に接続され、
前記第1導電接続部のベース基板での正投影と、前記電極導電接続部の前記ベース基板での正投影とが第5重なり領域を有し、前記電極導電接続部は前記第5重なり領域に設けられている第5ビアを介して前記第1導電接続部に電気的に接続されることで、前記第2トランジスタの第1電極が前記第1トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
あるいは、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第3トランジスタをさらに含み、
前記第3トランジスタのゲート電極が第2導電接続部に電気的に接続され、前記第2導電接続部が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続されることで、前記第3トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続される、請求項1に記載の表示基板。
【請求項9】
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタ及び第3トランジスタをさらに含んでもよく、
前記第1トランジスタのゲート電極が前記第3トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第1トランジスタのゲート電極が第3導電接続部に電気的に接続され、前記第3導電接続部が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続されることで、前記第1トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続され、
前記第1トランジスタは前記第3トランジスタの前記出力回路に近い一側に位置しており、
第2方向において、前記第1トランジスタのゲート電極の前記ベース基板での正投影と、前記第3トランジスタのゲート電極の前記ベース基板での正投影との間の距離を第2所定距離とし、
前記第2所定距離は18μm以上かつ24μm以下であ、請求項1に記載の表示基板。
【請求項10】
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第4トランジスタ及び第5トランジスタをさらに含み、前記走査駆動回路は第1クロック信号線をさらに含み、
前記第4トランジスタの第1電極が第1クロック信号線に電気的に接続され、前記第5トランジスタのゲート電極が前記第1クロック信号線に電気的に接続され、
前記第4トランジスタと前記第1クロック信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されず、
前記第5トランジスタと前記第1クロック信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されず、
前記第4トランジスタのアクティブ層及び前記第5トランジスタのアクティブ層は一つの連続した第2半導体層により形成され、前記第2半導体層は前記第1方向に沿って延在され、
前記第4トランジスタのアクティブ層は、前記第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第3導電部分、第3チャネル部分及び2番目の第3導電部分を含み、
前記2番目の第3導電部分は1番目の第4導電部分として兼用され、
前記第5トランジスタのアクティブ層は、前記第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第4導電部分、第4チャネル部分及び2番目の第4導電部分を含み、
前記1番目の第3導電部分は前記第4トランジスタの第1電極として用いられ、前記2番目の第3導電部分は前記第4トランジスタの第2電極として用いられ、前記2番目の第4導電部分は前記第5トランジスタの第2電極として用いられ、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極として兼用され、
前記第1クロック信号線は前記第1方向に沿って延在され、前記第1クロック信号線は前記第4トランジスタ及び前記第5トランジスタの表示領域から離れた一側に位置している、請求項1に記載の表示基板。
【請求項11】
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ及び第1コンデンサをさらに含み、
前記第4トランジスタのゲート電極が前記第1コンデンサの第1極板に電気的に接続され、前記第1コンデンサの第2極板が前記第4トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極として兼用され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記第6トランジスタの第2電極に電気的に接続され、
前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットトランジスタの第1電極に電気的に接続され、
前記第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ及び第1コンデンサは前記出力リセットトランジスタの表示領域から離れた一側位置しており、
前記第4トランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記第6トランジスタは前記第1方向に沿って配列され、前記出力リセットトランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記第5トランジスタは表示領域から離れた方向に沿って配列され、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサをさらに含み、
前記第5トランジスタの第2電極が前記出力リセットコンデンサの第1極板に電気的に接続され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットコンデンサの第2極板に電気的に接続され、
前記第1コンデンサ及び前記出力リセットコンデンサは前記第1方向に沿って配列され、
あるいは、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第7トランジスタ及び第8トランジスタをさらに含み、
前記第7トランジスタのアクティブ層及び前記第8トランジスタのアクティブ層は一つの連続した第3半導体層により形成され、前記第3半導体層は前記第1方向に沿って延在され、
前記第7トランジスタのアクティブ層は、前記第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第5導電部分、第5チャネル部分及び2番目の第5導電部分を含み、
前記2番目の第5導電部分は1番目の第6導電部分として兼用され、
前記第8トランジスタのアクティブ層は、前記第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第6導電部分、第6チャネル部分及び2番目の第6導電部分を含み、
前記1番目の第5導電部分は前記第7トランジスタの第2電極として用いられ、前記2番目の第5導電部分は前記第7トランジスタの第1電極として用いられ、前記2番目の第6導電部分は前記第8トランジスタの第1電極として用いられ、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極として兼用され、
前記走査駆動回路は、第1電圧信号線をさらに含み、
前記第8トランジスタの第1電極が前記第1電圧信号線に電気的に接続され、
前記第1電圧信号線は、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、前記第7トランジスタ及び前記第8トランジスタは前記第1電圧信号線と前記出力回路との間に位置しており、
前記第8トランジスタと前記第1電圧信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されず、
あるいは、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第2トランジスタ及び入力トランジスタをさらに含み、前記走査駆動回路は第2クロック信号線をさらに含み、前記第2クロック信号線は前記第1方向に沿って延在され、
前記第2トランジスタのゲート電極が前記入力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記入力トランジスタのゲート電極が前記第2クロック信号線に電気的に接続され、前記入力トランジスタの第1電極が入力端に電気的に接続され、
前記第2トランジスタ及び前記入力トランジスタは前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、
前記第2クロック信号線は前記入力トランジスタの前記出力回路から離れた一側に位置しており、
あるいは、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットはノード制御トランジスタをさらに含み、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極は互いに電気的に接続される第1ゲート電極パターン及び第2ゲート電極パターンを含み、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、入力トランジスタ、第6トランジスタ、第1トランジスタ、第7トランジスタ及び第8トランジスタをさらに含み、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極が前記第1トランジスタの第1電極に電気的に接続され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極がさらに前記入力トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極がさらに前記第7トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極がさらに前記第6トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記ノード制御トランジスタの第1電極が前記入力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記ノード制御トランジスタの第2電極が前記第8トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記入力トランジスタ、前記ノード制御トランジスタ、前記第7トランジスタ及び前記第8トランジスタは前記第1方向に沿って配列され、
あるいは、
前記走査駆動回路は、第1電圧信号線、第2電圧信号線、第1クロック信号線及び第2クロック信号線をさらに含み、
前記第1電圧信号線、前記第2電圧信号線、前記第1クロック信号線及び前記第2クロック信号線はいずれも前記第1方向に沿って延在され、
前記第1電圧信号線の前記ベース基板での正投影、前記第1クロック信号線の前記ベース基板での正投影及び前記第2クロック信号線の前記ベース基板での正投影は、いずれも前記シフトレジスタユニットの前記ベース基板での正投影の前記表示領域から離れた一側に位置しており、
前記第2電圧信号線の前記ベース基板での正投影は、前記シフトレジスタユニットの前記表示領域に近い一側に位置しており、
あるいは、
前記走査駆動回路は、第1電圧信号線、第2電圧信号線、第1クロック信号線及び第2クロック信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線、第1コンデンサ、出力コンデンサ、出力リセットコンデンサ、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、第8トランジスタ、入力トランジスタ及びノード制御トランジスタをさらに含み、
前記信号出力線は互いに電気的に接続される第1出力線部分及び少なくとも一つの第2出力線部分を含み、
前記出力リセットコンデンサの第1極板が前記出力リセットトランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記出力リセットコンデンサの第2極板が第1電圧信号線に電気的に接続され、
前記出力トランジスタの第1電極が前記第2電圧信号線に電気的に接続され、前記出力リセットトランジスタの第1電極が出力リセットコンデンサの第2極板に電気的に接続され、前記出力トランジスタの第2電極及び前記出力リセットトランジスタの第2電極がそれぞれ前記第1出力線部分に電気的に接続され、
前記出力コンデンサの第1極板が前記出力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記出力コンデンサの第2極板が前記第7トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第1トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続され、前記第1トランジスタの第2電極が前記出力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第2トランジスタのゲート電極が前記入力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第2トランジスタの第1電極が前記第1トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記第2トランジスタの第2電極が第8トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第3トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続され、前記第3トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記第3トランジスタの第2電極が前記第4トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第4トランジスタの第1電極が第1クロック信号線に電気的に接続され、前記第5トランジスタのゲート電極が前記第1クロック信号線に電気的に接続され、
前記第4トランジスタのゲート電極が前記第1コンデンサの第1極板に電気的に接続され、前記第1コンデンサの第2極板が前記第4トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極として兼用され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記第6トランジスタの第2電極に電気的に接続され、
前記第6トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットトランジスタの第1電極に電気的に接続され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記出力リセットコンデンサの第1極板に電気的に接続され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットコンデンサの第2極板に電気的に接続され、
前記第7トランジスタのゲート電極が前記出力コンデンサの第2極板に電気的に接続され、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極として兼用され、前記第7トランジスタの第2電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第8トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記第8トランジスタの第1電極が前記第1電圧信号線に電気的に接続され、
前記入力トランジスタのゲート電極が前記第2クロック信号線に電気的に接続され、前記入力トランジスタの第1電極が入力端に電気的に接続され、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極が前記第1トランジスタの第1電極に電気的に接続され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極がさらに前記入力トランジスタの第2電極に電気的に接続され、
前記ノード制御トランジスタの第1電極が前記入力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第2出力線部分は前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられ、
前記第1方向沿って、前記入力トランジスタ、前記ノード制御トランジスタ、前記第7トランジスタ、前記第8トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
前記入力トランジスタ、前記第2トランジスタ及び前記第1トランジスタが前記第2方向に沿って配列され、
前記ノード制御トランジスタ、前記出力コンデンサ及び前記出力トランジスタが前記第2方向に沿って配列され、
前記第1方向沿って、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
前記第6トランジスタは前記出力リセットトランジスタと前記第1コンデンサとの間に設けられ、
あるいは、
前記走査駆動回路は、第1電圧信号線、第2電圧信号線、第1クロック信号線及び第2クロック信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線、第1コンデンサ、出力コンデンサ、出力リセットコンデンサ、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、第8トランジスタ、入力トランジスタ及びノード制御トランジスタをさらに含み、前記出力リセットコンデンサの第1極板が前記出力リセットトランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記出力リセットコンデンサの第2極板が第1電圧信号線に電気的に接続され、
前記信号出力線は互いに電気的に接続される第1出力線部分及び少なくとも一つの第2出力線部分を含み、
前記出力トランジスタの第1電極が前記第2電圧信号線に電気的に接続され、前記出力リセットトランジスタの第1電極が出力リセットコンデンサの第2極板に電気的に接続され、前記出力トランジスタの第2電極及び前記出力リセットトランジスタの第2電極がそれぞれ前記第1出力線部分に電気的に接続され、
前記出力コンデンサの第1極板が前記出力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記出力コンデンサの第2極板が前記第7トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第1トランジスタのゲート電極が前記第3トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記第1トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続され、前記第1トランジスタの第2電極が前記出力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第2トランジスタのゲート電極が前記入力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記第2トランジスタの第1電極が前記出力トランジスタの第1電極に電気的に接続され、前記第2トランジスタの第2電極が第8トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第3トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記第3トランジスタの第2電極が前記第4トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第4トランジスタの第1電極が第1クロック信号線に電気的に接続され、前記第5トランジスタのゲート電極が前記第1クロック信号線に電気的に接続され、
前記第4トランジスタのゲート電極が前記第1コンデンサの第1極板に電気的に接続され、前記第1コンデンサの第2極板が前記第4トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極として兼用され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記第6トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記第6トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットトランジスタの第1電極に電気的に接続され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記出力リセットコンデンサの第1極板に電気的に接続され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットコンデンサの第2極板に電気的に接続され、
前記第7トランジスタのゲート電極が前記出力コンデンサの第2極板に電気的に接続され、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極として兼用され、前記第7トランジスタの第2電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第8トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタの第2電極に電気的に接続され、前記第8トランジスタの第1電極が前記第1電圧信号線に電気的に接続され、
前記入力トランジスタのゲート電極が前記第2クロック信号線に電気的に接続され、前記入力トランジスタの第1電極が入力端に電気的に接続され、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極が前記第1トランジスタの第1電極に電気的に接続され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極がさらに前記入力トランジスタの第2電極に電気的に接続され、
前記ノード制御トランジスタの第1電極が前記入力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記第2出力線部分は前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられ、
前記第1方向沿って、前記入力トランジスタ、前記ノード制御トランジスタ、前記第7トランジスタ、前記第8トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
前記入力トランジスタ及び前記第2トランジスタが前記第2方向に沿って配列され、
前記ノード制御トランジスタ、前記出力コンデンサ及び前記出力トランジスタが前記第2方向に沿って配列され、
前記第1方向沿って、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
前記第1方向沿って、前記第1トランジスタ、前記第6トランジスタ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列される、請求項1に記載の表示基板。
【請求項12】
第2電圧信号線が前記シフトレジスタユニットの表示領域に近い一側に設けられており、
前記第1電圧信号線、前記第1クロック信号線及び前記第2クロック信号線が、前記シフトレジスタユニットの表示領域から離れた一側に設けられており、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され
記走査駆動回路は、第1開始信号線及び第2開始信号線をさらに含み、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2開始信号線、前記第1開始信号線、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、
もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1開始信号線、前記第2開始信号線、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列される、請求項11に記載の表示基板。
【請求項13】
第2電圧信号線が前記シフトレジスタユニットの表示領域に近い一側に設けられており、
前記第1電圧信号線、前記第1クロック信号線及び前記第2クロック信号線が、前記シフトレジスタユニットの表示領域から離れた一側に設けられており、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、
前記走査駆動回路は、第1開始信号線及び第2開始信号線をさらに含み、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2開始信号線、前記第1開始信号線、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、
もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1開始信号線、前記第2開始信号線、前記第2クロック信号線、前記第1クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列される、請求項11に記載の表示基板。
【請求項14】
前記表示基板は、前記ベース基板に設けられる複数行の画素回路をさらに含み、前記画素回路は発光制御端を含み、
前記シフトレジスタユニットは少なくとも一行の前記画素回路に対応され、
前記シフトレジスタユニットの信号出力線が前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に電気的に接続されて、前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に発光制御信号を提供することに用いられ、
あるいは、
前記第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、大きいものを第2出力アクティブの幅とし、前記出力アクティブの長さと前記第2出力アクティブの幅との割合が第2所定の割合の範囲内にあり、
前記第2所定の割合の範囲が3以上かつ11以下である、請求項1に記載の表示基板。
【請求項15】
表示基板の製作方法であって、前記表示基板の製作方法は、ベース基板に走査駆動回路を製作することを含み、前記走査駆動回路は、複数のシフトレジスタユニットを含み、前記複数のシフトレジスタユニットのうち、少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力回路を含み、前記出力回路は、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタを含み、
前記表示基板の製作方法は、
前記ベース基板に半導体層を製作し、前記半導体層に対してパターニング工程を行って、出力トランジスタのアクティブ層及び出力リセットトランジスタのアクティブ層を形成することをさらに含み、
前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層が第1方向に沿って配列され、前記出力トランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第1長さとして、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第2長さとして、前記第1長さと前記第2長さとの和が出力アクティブの長さであり、
第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、小さいものを第1出力アクティブの幅とし、前記第1方向と前記第2方向が互いに交差され、
前記出力アクティブの長さと前記第1出力アクティブの幅との割合が第1所定の割合の範囲内にあり、
前記第1所定の割合の範囲が3以上かつ11以下であり、
前記第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅は、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅以下であり、
前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは出力コンデンサをさらに含み、
前記出力コンデンサの第1極板が前記出力トランジスタのゲート電極に電気的に接続され、
前記出力コンデンサの第2極板のベース基板での正投影が前記出力コンデンサの第1極板の前記ベース基板での正投影内であり、
前記出力コンデンサは前記出力トランジスタの表示領域から離れた一側に位置している、表示基板の製作方法。
【請求項16】
前記表示基板の製作方法は、
前記半導体層の前記ベース基板から離れた一面に第1ゲート金属層を製作し、前記第1ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、前記出力トランジスタのゲート電極及び前記出力リセットトランジスタのゲート電極を形成することと、
前記出力トランジスタのゲート電極及び前記出力リセットトランジスタのゲート電極をマスクとして、半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分に対してドーピングを行って、前記半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分を導電部分に形成し、前記半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆された部分をチャネル部分に形成することと、
前記第1ゲート金属層の前記半導体層から離れた一面に第2ゲート金属層を設け、前記第2ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、前記第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含む信号出力線を形成することと、
前記第2ゲート金属層の前記第1ゲート金属層から離れた一面に第1絶縁層を設けることと、
前記第1絶縁層と前記第1出力線部分が重なる領域に前記第1絶縁層を貫通する複数の第1信号線ビア及び複数の第2信号線ビアを製作することと、
前記第1絶縁層の前記第2ゲート金属層から離れた一面にソース・ドレイン金属層を製作し、前記ソース・ドレイン金属層に対してパターニング工程を行って、第1ソース・ドレイン金属パターン及び第2ソース・ドレイン金属パターンを形成し、前記第1ソース・ドレイン金属パターンが前記出力トランジスタの第2電極を含み、前記第2ソース・ドレイン金属パターンが前記出力リセットトランジスタの第2電極を含むことで、前記第1出力線部分が前記複数の第1信号線ビアを介して前記出力トランジスタの第2電極に電気的に接続され、かつ前記第1出力線部分が前記複数の第2信号線ビアを介して前記出力リセットトランジスタの第2電極に電気的に接続されるようにすることと、をさらに含み、
前記複数の第1信号線ビアが前記第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアが前記第1方向に沿って順次に配列される、請求項15に記載の表示基板の製作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示技術分野に関し、特に、表示基板、その製作方法及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アクティブマトリックス有機発光ダイオード(Active-Matrix Organic Light-Emitting Diode、AMOLED)表示パネルは、消費電力が低く、製造コストが低く、色域が広いなどのメリットを持ち、様々な分野で幅広く適用されている。
AMOLED表示パネルは、表示領域に位置する画素回路及び縁部領域に位置する走査駆動回路を含み、前記画素回路は、アレイ分布されている複数のサブ画素回路を含み、前記走査駆動回路は複数のシフトレジスタユニットを含み、各シフトレジスタユニットは対応するサブ画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。前記走査駆動回路がAMOLED表示パネルの縁部領域に配置されているので、走査駆動回路の配列方式がAMOLED表示パネルの額縁の幅を決めることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
第1態様において、本開示の実施例は、ベース基板に設けられる走査駆動回路及び表示領域を含む、表示基板を提供し、前記走査駆動回路は、複数のシフトレジスタユニットを含み、前記複数のシフトレジスタユニットのうち、少なくとも一つのシフトレジスタユニットが出力回路を含み、前記出力回路が出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタを含み、
前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って配列され、前記出力トランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第1長さとして、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第2長さとして、前記第1長さと前記第2長さとの和が出力アクティブの長さであり、
第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、小さい方を第1出力アクティブの幅とし、前記第1方向と前記第2方向が互いに交差し、
前記出力アクティブの長さと前記第1出力アクティブの幅との割合が第1所定の割合の範囲内にあり、
前記第1所定の割合の範囲が3以上かつ11以下である。
【0004】
選択的に、前記第1出力アクティブの幅が12μm以上かつ40μm以下である。
【0005】
選択的に、前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は、一つの連続した第1半導体層により形成され、前記第1半導体層が第1方向に沿って延在され、
前記第1半導体層の第1方向での長さが出力アクティブの長さであり、
前記第1半導体層の第2方向での最小の長さが前記第1出力アクティブの幅である。
【0006】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサをさらに含み、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線をさらに含み、
前記出力リセットコンデンサの第1極板が前記出力リセットトランジスタのゲート電極に結合され、
前記出力リセットコンデンサの第2極板が第1電圧信号線に結合され、
前記出力リセットコンデンサの第2極板が第2方向に沿って延在され、
前記第1電圧信号線及び前記出力リセットコンデンサが、いずれも前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置している。
【0007】
選択的に、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線及び第2電圧信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサをさらに含み、
前記出力回路は、前記第1電圧信号線と前記第2電圧信号線との間に位置しており、前記第1電圧信号線は、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、前記第2電圧信号線は、前記出力回路の表示領域に近い一側に位置しており、
前記出力トランジスタの第1電極が前記第2電圧信号線に結合され、
前記出力リセットトランジスタの第1電極が出力リセットコンデンサの第2極板に結合される。
【0008】
選択的に、前記第1電圧信号線及び前記第2電圧信号線がいずれも第1方向に沿って延在され、
第2方向において、前記出力トランジスタのアクティブ層のベース基板での正投影の縁部と前記第2電圧信号線の前記ベース基板での正投影の縁部との間の最小距離を第1所定距離とする。
【0009】
選択的に、前記第1所定距離が10μm以上かつ15μm以下である。
【0010】
選択的に、前記走査駆動回路は、第2電圧信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線をさらに含み、前記第2電圧信号線が第1方向に沿って延在され、前記第2電圧信号線が前記出力回路の表示領域に近い一側に位置しており、
前記信号出力線は、第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含み、
前記第1出力線部分は、第1信号線の重なり領域に設けられている複数の第1信号線ビアを介して前記出力トランジスタの第2電極に結合され、前記第1出力線部分は、第2信号線の重なり領域に設けられている複数の第2信号線ビアを介して前記出力リセットトランジスタの第2電極に結合され、前記複数の第1信号線ビアが第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアが第1方向に沿って順次に配列され、
前記第1信号線の重なり領域は、前記ベース基板での前記第1出力線部分の正投影と、前記ベース基板での前記出力トランジスタの第2電極を含む第1ソース・ドレイン金属パターンの正投影との重なり領域であり、前記第2信号線の重なり領域は、前記ベース基板での前記第1出力線部分の正投影と、前記ベース基板での前記出力リセットトランジスタの第2電極を含む第2ソース・ドレイン金属パターンの正投影との重なり領域であり、
前記第1出力線部分は、前記出力回路と前記第2電圧信号線との間に位置している。
【0011】
選択的に、前記走査駆動回路は、第2電圧信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線をさらに含み、
前記信号出力線は、互いに結合される第1出力線部分及び少なくとも一つの第2出力線部分を含み、
前記第2電圧信号線及び前記第1出力線部分は、いずれも第1方向に沿って延在され、前記第1出力線部分は、前記第2電圧信号線と前記出力回路との間に位置しており、
前記第2出力線部分は、第2方向に沿って延在され、
前記第2出力線部分は、表示領域の画素回路に結合されることに用いられ、
前記第1出力線部分及び前記出力回路は、前記第2電圧信号線の前記表示領域から離れた一側に位置している。
選択的に、第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅は、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅より小さいことである。
【0012】
選択的に、第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅は、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅と等しいことである。
【0013】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力コンデンサをさらに含み、
前記出力コンデンサの第1極板が前記出力トランジスタのゲート電極に結合され、
前記出力コンデンサの第2極板のベース基板での正投影が前記出力コンデンサの第1極板の前記ベース基板での正投影内であり、
前記出力コンデンサは、前記出力トランジスタの表示領域から離れた一側に位置している。
【0014】
選択的に、前記出力コンデンサの第2極板の形状は、L形である。
【0015】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタをさらに含み、
前記第1トランジスタは、第1アクティブパターンを含み、前記第1アクティブパターンが第2方向に沿って延在され、
前記第1トランジスタは、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置している。
【0016】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第1トランジスタ及び第2トランジスタをさらに含み、
前記第2トランジスタの第1電極が電極導電接続部に結合され、前記第1トランジスタのゲート電極が第1導電接続部に結合され、
前記第1導電接続部のベース基板での正投影と、前記電極導電接続部の前記ベース基板での正投影とが第5重なり領域を有し、前記電極導電接続部が前記第5重なり領域に設けられている第5ビアを介して前記第1導電接続部に結合されることで、前記第2トランジスタの第1電極が前記第1トランジスタのゲート電極に結合される。
【0017】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第3トランジスタをさらに含み、
前記第3トランジスタのゲート電極が第2導電接続部に結合され、前記第2導電接続部が前記出力トランジスタの第1電極に結合されることで、前記第3トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に結合される。
【0018】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタ及び第3トランジスタをさらに含み、
前記第1トランジスタのゲート電極が前記第3トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第1トランジスタのゲート電極が第3導電接続部に結合され、前記第3導電接続部が前記出力トランジスタの第1電極に結合されることで、前記第1トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に結合される。
【0019】
選択的に、前記第1トランジスタは、前記第3トランジスタの前記出力回路に近い一側に位置しており、
また、第2方向において、前記第1トランジスタのゲート電極の前記ベース基板での正投影と、前記第3トランジスタのゲート電極の前記ベース基板での正投影との間の距離を第2所定距離とする。
【0020】
選択的に、前記第2所定距離は18μm以上かつ24μm以下である。
【0021】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第4トランジスタ及び第5トランジスタをさらに含み、前記走査駆動回路は、第1クロック信号線をさらに含み、
前記第4トランジスタの第1電極が第1クロック信号線に結合され、前記第5トランジスタのゲート電極が前記第1クロック信号線に結合され、
前記第4トランジスタと前記第1クロック信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されず、
前記第5トランジスタと前記第1クロック信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されていない。
【0022】
選択的に、前記第4トランジスタのアクティブ層及び前記第5トランジスタのアクティブ層は、一つの連続した第2半導体層により形成され、前記第2半導体層が第1方向に沿って延在され、
前記第4トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第3導電部分、第3チャネル部分及び2番目の第3導電部分を含み、
前記2番目の第3導電部分は1番目の第4導電部分に多重化され、
前記第5トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第4導電部分、第4チャネル部分及び2番目の第4導電部分を含み、
前記1番目の第3導電部分は前記第4トランジスタの第1電極として用いられ、前記2番目の第3導電部分は前記第4トランジスタの第2電極として用いられ、前記2番目の第4導電部分は前記第5トランジスタの第2電極として用いられ、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極に多重化される。
【0023】
選択的に、前記第1クロック信号線は第1方向に沿って延在され、前記第1クロック信号線は前記第4トランジスタ及び前記第5トランジスタの表示領域から離れた一側に位置している。
【0024】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ及び第1コンデンサをさらに含み、
前記第4トランジスタのゲート電極が前記第1コンデンサの第1極板に結合され、前記第1コンデンサの第2極板が前記第4トランジスタの第2電極に結合され、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極に多重化され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記第6トランジスタの第2電極に結合され、
前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットトランジスタの第1電極に結合され、
前記第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ及び第1コンデンサは前記出力リセットトランジスタの表示領域から離れた一側位置しており、
前記第4トランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記第6トランジスタが第1方向に沿って配列され、前記出力リセットトランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記第5トランジスタは表示領域から離れた方向に沿って配列される。
【0025】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサをさらに含み、
前記第5トランジスタの第2電極が前記出力リセットコンデンサの第1極板に結合され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットコンデンサの第2極板に結合され、
前記第1コンデンサ及び前記出力リセットコンデンサは第1方向に沿って配列される。
【0026】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第7トランジスタ及び第8トランジスタをさらに含み、
前記第7トランジスタのアクティブ層及び前記第8トランジスタのアクティブ層は一つの連続した第3半導体層により形成され、前記第3半導体層は第1方向に沿って延在され、
前記第7トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第5導電部分、第5チャネル部分及び2番目の第5導電部分を含み、
前記2番目の第5導電部分は1番目の第6導電部分に多重化され、
前記第8トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第6導電部分、第6チャネル部分及び2番目の第6導電部分を含み、
前記1番目の第5導電部分は前記第7トランジスタの第2電極として用いられ、前記2番目の第5導電部分は前記第7トランジスタの第1電極として用いられ、前記2番目の第6導電部分は前記第8トランジスタの第1電極として用いられ、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極に多重化される。
【0027】
選択的に、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線をさらに含み、
前記第8トランジスタの第1電極が前記第1電圧信号線に結合され、
前記第1電圧信号線は、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、前記第7トランジスタ及び前記第8トランジスタは前記第1電圧信号線と前記出力回路との間に位置しており、
前記第8トランジスタと前記第1電圧信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されていない。
【0028】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第2トランジスタ及び入力トランジスタをさらに含み、前記走査駆動回路は、第2クロック信号線をさらに含み、前記第2クロック信号線は、第1方向に沿って延在され、
前記第2トランジスタのゲート電極が前記入力トランジスタのゲート電極に結合され、
前記入力トランジスタのゲート電極が前記第2クロック信号線に結合され、前記入力トランジスタの第1電極が入力端に結合され、
前記第2トランジスタ及び前記入力トランジスタは前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、
前記第2クロック信号線は、前記入力トランジスタの前記出力回路から離れた一側に位置している。
【0029】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、ノード制御トランジスタをさらに含み、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極は互いに結合される第1ゲート電極パターン及び第2ゲート電極パターンを含んでいる。
【0030】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、入力トランジスタ、第6トランジスタ、第1トランジスタ、第7トランジスタ及び第8トランジスタをさらに含み、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極が前記第1トランジスタの第1電極に結合され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極が、さらに前記入力トランジスタの第2電極に結合され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極が、さらに前記第7トランジスタの第2電極に結合され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極が、さらに前記第6トランジスタのゲート電極に結合され、
前記ノード制御トランジスタの第1電極が前記入力トランジスタのゲート電極に結合され、前記ノード制御トランジスタの第2電極が前記第8トランジスタのゲート電極に結合され、
前記入力トランジスタ、前記ノード制御トランジスタ、前記第7トランジスタ及び前記第8トランジスタは第1方向に沿って配列される。
【0031】
選択的に、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線、第2電圧信号線、第1クロック信号線及び第2クロック信号線をさらに含み、
前記第1電圧信号線、前記第2電圧信号線、前記第1クロック信号線及び前記第2クロック信号線がいずれも第1方向に沿って延在され、
前記第1電圧信号線の前記ベース基板での正投影、前記第1クロック信号線の前記ベース基板での正投影及び前記第2クロック信号線の前記ベース基板での正投影は、いずれも前記シフトレジスタユニットの前記ベース基板での正投影の前記表示領域から離れた一側に位置しており、
前記第2電圧信号線の前記ベース基板での正投影は、前記シフトレジスタユニットの前記表示領域に近い一側に位置している。
【0032】
選択的に、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線、第2電圧信号線、第1クロック信号線及び第2クロック信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線、第1コンデンサ、出力コンデンサ、出力リセットコンデンサ、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、第8トランジスタ、入力トランジスタ及びノード制御トランジスタをさらに含み、
前記信号出力線は互いに結合される第1出力線部分及び少なくとも一つの第2出力線部分を含み、
前記出力リセットコンデンサの第1極板が前記出力リセットトランジスタのゲート電極に結合され、前記出力リセットコンデンサの第2極板が第1電圧信号線に結合され、
前記出力トランジスタの第1電極が前記第2電圧信号線に結合され、前記出力リセットトランジスタの第1電極が出力リセットコンデンサの第2極板に結合され、前記出力トランジスタの第2電極及び前記出力リセットトランジスタの第2電極がそれぞれ前記第1出力線部分に結合され、
前記出力コンデンサの第1極板が前記出力トランジスタのゲート電極に結合され、前記出力コンデンサの第2極板が前記第7トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第1トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に結合され、前記第1トランジスタの第2電極が前記出力トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第2トランジスタのゲート電極が前記入力トランジスタのゲート電極に結合され、前記第2トランジスタの第1電極が前記第1トランジスタのゲート電極に結合され、前記第2トランジスタの第2電極が第8トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第3トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に結合され、前記第3トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタのゲート電極に結合され、前記第3トランジスタの第2電極が前記第4トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第4トランジスタの第1電極が第1クロック信号線に結合され、前記第5トランジスタのゲート電極が前記第1クロック信号線に結合され、
前記第4トランジスタのゲート電極が前記第1コンデンサの第1極板に結合され、前記第1コンデンサの第2極板が前記第4トランジスタの第2電極に結合され、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極に多重化され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記第6トランジスタの第2電極に結合され、
前記第6トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に結合され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットトランジスタの第1電極に結合され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記出力リセットコンデンサの第1極板に結合され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットコンデンサの第2極板に結合され、
前記第7トランジスタのゲート電極が前記出力コンデンサの第2極板に結合され、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極に多重化され、前記第7トランジスタの第2電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第8トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタの第2電極に結合され、前記第8トランジスタの第1電極が前記第1電圧信号線に結合され、
前記入力トランジスタのゲート電極が前記第2クロック信号線に結合され、前記入力トランジスタの第1電極が入力端に結合され、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極が前記第1トランジスタの第1電極に結合され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極が、さらに前記入力トランジスタの第2電極に結合され、
前記ノード制御トランジスタの第1電極が前記入力トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第2出力線部分は前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0033】
選択的に、第1方向を沿って、前記入力トランジスタ、前記ノード制御トランジスタ、前記第7トランジスタ、前記第8トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
前記入力トランジスタ、前記第2トランジスタ及び前記第1トランジスタが第2方向に沿って配列され、
前記ノード制御トランジスタ、前記出力コンデンサ及び前記出力トランジスタが第2方向に沿って配列され、
第1方向を沿って、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
前記第6トランジスタは前記出力リセットトランジスタと前記第1コンデンサとの間に設けられている。
【0034】
選択的に、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線、第2電圧信号線、第1クロック信号線及び第2クロック信号線をさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線、第1コンデンサ、出力コンデンサ、出力リセットコンデンサ、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、第8トランジスタ、入力トランジスタ及びノード制御トランジスタをさらに含み、前記出力リセットコンデンサの第1極板が前記出力リセットトランジスタのゲート電極に結合され、前記出力リセットコンデンサの第2極板が第1電圧信号線に結合され、
前記信号出力線は互いに結合される第1出力線部分及び少なくとも一つの第2出力線部分を含み、
前記出力トランジスタの第1電極が前記第2電圧信号線に結合され、前記出力リセットトランジスタの第1電極が出力リセットコンデンサの第2極板に結合され、前記出力トランジスタの第2電極及び前記出力リセットトランジスタの第2電極がそれぞれ前記第1出力線部分に結合され、
前記出力コンデンサの第1極板が前記出力トランジスタのゲート電極に結合され、前記出力コンデンサの第2極板が前記第7トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第1トランジスタのゲート電極が前記第3トランジスタのゲート電極に結合され、前記第1トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に結合され、前記第1トランジスタの第2電極が前記出力トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第2トランジスタのゲート電極が前記入力トランジスタのゲート電極に結合され、前記第2トランジスタの第1電極が前記出力トランジスタの第1電極に結合され、前記第2トランジスタの第2電極が第8トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第3トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタのゲート電極に結合され、前記第3トランジスタの第2電極が前記第4トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第4トランジスタの第1電極が第1クロック信号線に結合され、前記第5トランジスタのゲート電極が前記第1クロック信号線に結合され、
前記第4トランジスタのゲート電極が前記第1コンデンサの第1極板に結合され、前記第1コンデンサの第2極板が前記第4トランジスタの第2電極に結合され、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極に多重化され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記第6トランジスタの第2電極に結合され、
前記第6トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に結合され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットトランジスタの第1電極に結合され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記出力リセットコンデンサの第1極板に結合され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットコンデンサの第2極板に結合され、
前記第7トランジスタのゲート電極が前記出力コンデンサの第2極板に結合され、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極に多重化され、前記第7トランジスタの第2電極が前記ノード制御トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第8トランジスタのゲート電極が前記ノード制御トランジスタの第2電極に結合され、前記第8トランジスタの第1電極が前記第1電圧信号線に結合され、
前記入力トランジスタのゲート電極が前記第2クロック信号線に結合され、前記入力トランジスタの第1電極が入力端に結合され、
前記ノード制御トランジスタのゲート電極が前記第1トランジスタの第1電極に結合され、前記ノード制御トランジスタのゲート電極が、さらに前記入力トランジスタの第2電極に結合され、
前記ノード制御トランジスタの第1電極が前記入力トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第2出力線部分は前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0035】
選択的に、第1方向を沿って、前記入力トランジスタ、前記ノード制御トランジスタ、前記第7トランジスタ、前記第8トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
前記入力トランジスタ及び前記第2トランジスタが第2方向に沿って配列され、
前記ノード制御トランジスタ、前記出力コンデンサ及び前記出力トランジスタが第2方向に沿って配列され、
第1方向を沿って、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列され、
第1方向を沿って、前記第1トランジスタ、前記第6トランジスタ及び前記出力リセットコンデンサが順次に配列される。
【0036】
選択的に、第2電圧信号線が前記シフトレジスタユニットの表示領域に近い一側に設けられており、
前記第1電圧信号線、前記第1クロック信号線及び前記第2クロック信号線が、前記シフトレジスタユニットの表示領域から離れた一側に設けられており、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2クロック信号線、前記第1クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列される。
【0037】
選択的に、前記走査駆動回路は、第1開始信号線及び第2開始信号線をさらに含み、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2開始信号線、前記第1開始信号線、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1開始信号線、前記第2開始信号線、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2開始信号線、前記第1開始信号線、前記第2クロック信号線、前記第1クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1開始信号線、前記第2開始信号線、前記第2クロック信号線、前記第1クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列される。
【0038】
選択的に、前記表示基板は、前記ベース基板に設けられる複数行の画素回路をさらに含み、前記画素回路は発光制御端を含み、
前記シフトレジスタユニットは少なくとも一行の前記画素回路に対応され、
前記シフトレジスタユニットの信号出力線が前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に結合されて、前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0039】
選択的に、第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、大きい方を第2出力アクティブの幅とし、前記出力アクティブの長さと前記第2出力アクティブの幅との割合が第2所定の割合の範囲内にあり、
前記第2所定の割合の範囲が3以上かつ11以下である。
【0040】
第2態様において、本開示の実施例は表示基板の製作方法をさらに提供し、前記表示基板の製作方法は、ベース基板に走査駆動回路を製作することを含み、前記走査駆動回路は、複数のシフトレジスタユニットを含み、前記複数のシフトレジスタユニットのうち、少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力回路を含み、前記出力回路は、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタを含み、
前記表示基板の製作方法は、
前記ベース基板に半導体層を製作し、前記半導体層に対してパターニング工程を行って、出力トランジスタのアクティブ層及び出力リセットトランジスタのアクティブ層を形成することをさらに含み、
前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層が第1方向に沿って配列され、前記出力トランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第1長さとし、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第2長さとして、前記第1長さと前記第2長さとの和が出力アクティブの長さであり、
第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、小さいものを第1出力アクティブの幅とし、前記第1方向と前記第2方向が互いに交差し、
前記出力アクティブの長さと前記第1出力アクティブの幅との割合が第1所定の割合の範囲内にあり、
前記第1所定の割合の範囲は、3以上かつ11以下である。
【0041】
選択的に、前記第1出力アクティブの幅は、12μm以上かつ40μm以下である。
【0042】
選択的に、前記表示基板の製作方法は、
前記半導体層の前記ベース基板から離れた一面に第1ゲート金属層を製作し、前記第1ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、前記出力トランジスタのゲート電極及び前記出力リセットトランジスタのゲート電極を形成することと、
前記出力トランジスタのゲート電極及び前記出力リセットトランジスタのゲート電極をマスクとして、半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分に対してドーピングを行って、前記半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分を導電部分に形成し、前記半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆された部分をチャネル部分に形成することと、
前記第1ゲート金属層の前記半導体層から離れた一面に第2ゲート金属層を設け、前記第2ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含む信号出力線を形成することと、
前記第2ゲート金属層の前記第1ゲート金属層から離れた一面に第1絶縁層を設けることと、
前記第1絶縁層と前記第1出力線部分とが重なる領域に前記第1絶縁層を貫通する複数の第1信号線ビア及び複数の第2信号線ビアを製作することと、
前記第1絶縁層の前記第2ゲート金属層から離れた一面にソース・ドレイン金属層を製作し、前記ソース・ドレイン金属層に対してパターニング工程を行って、第1ソース・ドレイン金属パターン及び第2ソース・ドレイン金属パターンを形成し、前記第1ソース・ドレイン金属パターンが前記出力トランジスタの第2電極を含み、前記第2ソース・ドレイン金属パターンが前記出力リセットトランジスタの第2電極を含むことで、前記第1出力線部分が前記複数の第1信号線ビアを介して前記出力トランジスタの第2電極に結合され、かつ前記第1出力線部分が前記複数の第2信号線ビアを介して前記出力リセットトランジスタの第2電極に結合されるようにすることと、をさらに含み、
前記複数の第1信号線ビアが第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアが第1方向に沿って順次に配列される。
【0043】
選択的に、前記信号出力線は、少なくとも一つの第2出力線部分をさらに含み、前記第2出力線部分が前記第1出力線部分に結合され、前記第2出力線部分が前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0044】
第3態様において、本開示の実施例は、上述した表示基板を含む表示装置をさらに提供した。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】本開示の実施例に記載の表示基板に含まれる少なくとも一つのシフトレジスタユニットの少なくとも一実施例の回路図である。
図2A図1に示されるシフトレジスタユニットの実施例の動作シーケンス図である。
図2B】本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板の領域区画概略図である。
図2C】本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板に含まれる走査駆動回路と画素回路との間の接続関係の概略図である。
図2D】本開示の少なくとも一実施例に係るシフトレジスタユニットのレイアウト概略図である。
図3A】本開示の少なくとも一実施例に係るシフトレジスタユニットの他のレイアウト概略図である。
図3B】本開示の少なくとも一実施例に係るシフトレジスタユニットのさらに他のレイアウト概略図である。
図3C】本開示の少なくとも一実施例に係るシフトレジスタユニットの他のレイアウト概略図である。
図4A】本開示の少なくとも一実施例に係るシフトレジスタユニットのもう他のレイアウト概略図である。
図4B】本開示の少なくとも一実施例に記載のシフトレジスタユニットのさらに他のレイアウト概略図である。
図4C】本開示の少なくとも一実施例に記載のシフトレジスタユニットの他のレイアウト概略図である。
図5】本開示の少なくとも一実施例に係る図3Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、アクティブ層の概略図である。
図6】本開示の少なくとも一実施例に係る図3Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、第1ゲート金属層の概略図である。
図7】本開示の少なくとも一実施例に係る図3Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、第2ゲート金属層の概略図である。
図8】本開示の少なくとも一実施例に係る図3Aに示されるシフトレジスタユニットに用いられるビアの概略図である。
図9】本開示の少なくとも一実施例に係る図3Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、ソース・ドレイン金属層の概略図である。
図10図3Aのソース・ドレイン金属層の概略図である。
図11】本開示の少なくとも一実施例に係る図4Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、アクティブ層の概略図である。
図12】本開示の少なくとも一実施例に係る図4Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、第1ゲート金属層の概略図である。
図13】本開示の少なくとも一実施例に係る図4Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、第2ゲート金属層の概略図である。
図14】本開示の少なくとも一実施例に係る図4Aに示されるシフトレジスタユニットに用いられるビアの概略図である。
図15】本開示の少なくとも一実施例に係る図4Aに示されるシフトレジスタユニットのうち、ソース・ドレイン金属層の概略図である。
図16図4Aのソース・ドレイン金属層の概略図である。
図17】本開示の少なくとも一実施例に係るシフトレジスタユニットの他のレイアウト概略図である。
図18】本開示の少なくとも一実施例に係るシフトレジスタユニットのもう他のレイアウト概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、本開示の実施例の図面を参照しながら、本開示の実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。明らかなように、説明される実施例は本開示の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。説明される本開示の実施例に基づいて、当業者が創造の努力をせずに想到し得るほかの実施例は、すべて本開示の特許範囲に属する。
【0047】
図1に示すように、本開示の少なくとも一実施例は、表示基板を提供し、前記表示基板は表示基板の縁部領域に位置する走査駆動回路を含み、前記走査駆動回路は第1電圧信号線VGH、第2電圧信号線VGL、第1クロック信号線CB及び第2クロック信号線CKを含み、複数のシフトレジスタユニットをさらに含み、
図1に示すように、前記複数のシフトレジスタユニットのうち、少なくとも一つのシフトレジスタユニットの少なくとも一実施例は、信号出力線E0、第1コンデンサC1、出力コンデンサC2、出力リセットコンデンサC3、出力回路O1、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、第4トランジスタT4、第5トランジスタT5、第6トランジスタT6、第7トランジスタT7、第8トランジスタT8、入力トランジスタTi及びノード制御トランジスタTcを含み、前記出力回路O1は、出力トランジスタT10及び出力リセットトランジスタT9を含み、
前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aが前記出力リセットトランジスタT9のゲート電極G9に結合され、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bが第1電圧信号線VGHに結合され、
前記出力トランジスタT10の第1電極S10が前記第2電圧信号線に結合され、前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9が出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合され、前記出力トランジスタT10の第2電極D10及び前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9がそれぞれ前記信号出力線E0に結合され、
前記出力コンデンサC2の第1極板C2aが前記出力トランジスタT10のゲート電極G10に結合され、前記出力コンデンサC2の第2極板C2が第1クロック信号線CBに結合され、
前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が前記第2電圧信号線VGLに結合され、前記第1トランジスタT1の第2電極D1が前記出力トランジスタT10のゲート電極G10に結合され、
前記第2トランジスタT2のゲート電極G2及び前記入力トランジスタTiのゲート電極Giがいずれも第2クロック信号線CKに結合され、前記第2トランジスタT2の第1電極S2が前記第2電圧信号線VGLに結合され、前記第2トランジスタT2の第2電極D2が第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、
前記第3トランジスタT3のゲート電極G3が前記第2電圧信号線VGLに結合され、前記第3トランジスタT3の第1電極S3が前記第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、前記第3トランジスタT3の第2電極D3が前記第4トランジスタT4のゲート電極G4に結合され、
前記第4トランジスタT4の第1電極S4が第1クロック信号線CBに結合され、前記第5トランジスタT5のゲート電極G5が前記第1クロック信号線CBに結合され、
前記第4トランジスタT4のゲート電極G4が前記第1コンデンサC1の第1極板C1aに結合され、前記第1コンデンサC1の第2極板C1bが前記第4トランジスタT4の第2電極D4に結合され、前記第4トランジスタT4の第2電極D4が前記第5トランジスタT5の第1電極S5に結合され、
前記第5トランジスタT5の第2電極D5が前記第6トランジスタT6の第2電極D6に結合され、
前記第6トランジスタT6のゲート電極G6が前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcに結合され、前記第6トランジスタT6の第1電極S6が前記第1電圧信号線VGHに結合され、
前記第5トランジスタT5の第2電極D5が、前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aに結合され、
前記第7トランジスタT7のゲート電極G7が前記第1クロック信号線CBに結合され、前記第7トランジスタT7の第1電極S7が前記第8トランジスタT8の第2電極D8に結合され、前記第7トランジスタT7の第2電極D7が前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcに結合され、
前記第8トランジスタT8のゲート電極G8が前記ノード制御トランジスタTcの第2電極Dcに結合され、前記第8トランジスタT8の第1電極S8が前記第1電圧信号線VGHに結合され、
前記入力トランジスタTiのゲート電極Giが前記第2クロック信号線CKに結合され、前記入力トランジスタTiの第1電極Siが入力端E1に結合され、
前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが前記第1トランジスタT1の第1電極S1に結合され、前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcがさらに前記入力トランジスタTiの第2電極Diに結合され、
前記ノード制御トランジスタTcの第1電極Scが前記第2クロック信号線CKに結合される。
図1に示されるシフトレジスタユニットの少なくとも一実施例では、全てのトランジスタがいずれもp型トランジスタであるが、これに限らない。
【0048】
本開示の実施例では、図1に示されるシフトレジスタユニットの少なくとも一実施例は発光制御走査駆動回路でもよいが、これに限らない。
【0049】
本開示の少なくとも一実施例では、トランジスタの第1電極はソース電極であって、トランジスタの第2電極はドレイン電極であってもよく、もしくは、トランジスタの第1電極はドレイン電極であってもよく、トランジスタの第2電極はソース電極であってもよい。
【0050】
図1において、符号N1は第1ノードであり、符号N2は第2ノードであり、符号N3は第3ノードであり、符号N4は第4ノードである。
【0051】
図2Aに示すように、本開示では、図1に示されるシフトレジスタユニットの少なくとも一実施例のように、動作する時に、
第1段階P1で、E1はハイレベルを提供し、CKはローレベルを提供し、Ti、T2、T3及びT1はオンとなり、N1の電位はハイレベルで、Tcはオフとなり、N2の電位はローレベルで、T7、T6及びT10はオフとなり、T8及びT4はオンとなり、この時、T5の第1電極の電位はハイレベルで、CBはハイレベルで、T5はオフとなり、コンデンサ両端の電圧が突然に変化しないので、N4の電位が、前フレームのハイレベルに保持され、T9はオフとなり、E0が出力する発光制御信号の電位が、前フレームのローレベルに保持される。
【0052】
第2段階P2で、E1及びCKは、ハイレベルを提供し、CBは、ローレベルを提供し、Ti、Tc及びT2はオフとなり、N2の電位がローレベルに保持され、T7、T8及びT4はオンとなり、N1の電位はハイレベルで、T5の第1電極の電位がハイレベルからローレベルに変わり、T5はオンとなり、T6はオフとなり、N4の電位はローレベルで、T9はオンとなり、E0がハイレベルを出力し、T1はオンとなり、T10はオフとなり、
第3段階P3で、E1及びCBはいずれもハイレベルを提供し、CKはローレベルを提供し、Ti及びT2はオンとなり、N1の電位はハイレベルで、N2の電位はローレベルで、Tc及びT7はオフとなり、T8及びT4はオンとなり、T5の第1電極の電位は、前の段階のローレベルからハイレベルに変わり、T5はオフとなり、N4の電位はC3が放電することでローレベルに保持され、T9はオンとなり、E0がハイレベルを出力し、T1はオンとなり、T6及びT10はオフとなり、
第4段階P4で、E1及びCBはいずれもローレベルを提供し、CKはハイレベルを提供し、Ti及びT2はオフとなり、N1の電位はハイレベルで、Tcはオフとなり、N2の電位はローレベルに保持され、T3、T7、T8及びT4はオンとなり、T5の第1電極の電位がローレベルに急変し、T5はオンとなり、N4の電位はローレベルで、T9はオンとなり、E0がハイレベルを出力し、T1はオンとなり、T6及びT10は、オフとなり、
第5段階P5で、E1及びCKはいずれもローレベルを提供し、CBはハイレベルを提供し、Ti、Tc、T2、T3及びT1はいずれもオンとなり、N1の電位及びN2の電位はいずれもローレベルで、T7はオフとなり、T8、T4はオンとなり、T5の第1電極の電位がハイレベルに変わり、T5はオフとなり、T6はオンとなり、N4の電位がハイレベルに変わり、T9はオフとなり、T10はオンとなり、E0がローレベルを出力し、
第6段階P6で、E1及びCBはいずれもローレベルを提供し、CKはハイレベルを提供し、Ti及びT2はオフとなり、N1の電位がローレベルに保持され、Tcはオンとなり、N2の電位はハイレベルで、T3、T1、T7及びT8はオンとなり、T4はオフとなり、T5の第1電極の電位はハイレベルで、T5及びT6はオンとなり、N4の電位はハイレベルで、T9はオフとなり、T10はオンとなり、E0がローレベルを出力し、
第7段階P7で、E1及びCKはいずれもローレベルを提供し、CBはハイレベルを提供し、Ti、Tc、T2、T3、T1及びT8はいずれもオンとなり、N1の電位及びN2の電位はローレベルで、T4はオフとなり、T8及びT4はオンとなり、T5の第1電極の電位はハイレベルで、T5はオフとなり、T6はオンとなり、N4の電位はハイレベルで、T9はオフとなり、T10はオンとなり、E0がローレベルを出力し、
第8段階P8で、E1及びCBはいずれもローレベルを提供し、CKはハイレベルを提供し、Ti及びT2はオフとなり、N1の電位がローレベルに保持され、Tcはオンとなり、N2の電位はハイレベルで、T7はオンとなり、T8及びT4はオフとなり、T5の第1電極の電位がハイレベルに保持され、T3、T1、T5及びT6はオンとなり、N4の電位はハイレベルで、T9はオフとなり、T10はオンとなり、E0がローレベルを出力し、
第7段階P7の後に、次のフレームの入力信号パルスが印加されるまで、E0がローレベルを出力するように、T6は持続的にオンとなり、T9はオフとなり、T1は周期的にC2を充電し、N1の電位がローレベルに保持され、T10は持続的にオンとなる。
【0053】
図2Bに示すように、符号J1は表示基板であり、符号A0は表示領域であり、符号B1は第1縁部領域であり、符号B2は第2縁部領域である。
【0054】
前記表示基板J1の表示領域A0に、複数本の発光制御線、複数本のゲート線、複数本のデータ線及び前記複数本のゲート線及び前記複数本のデータ線が交差して限定した複数のサブ画素が設けられてもよく、
第1縁部領域B1及び/または第2縁部領域B2に、走査駆動回路が設けられてもよく、前記走査駆動回路は複数のシフトレジスタユニットを含み、
前記走査駆動回路に含まれる複数のシフトレジスタユニットのうち、各前記シフトレジスタユニットの信号出力線はそれぞれA本の発光制御線に結合されて、対応する発光制御線に発光制御信号を提供することに用いられてもよい。
【0055】
ここで、Aは、正の整数であっでもよい。実際の操作において、Aは1、2、3、4または他の正の整数であっでもよく、Aの値は実際の状態によって選択してもよい。
【0056】
具体的に実施する時に、前記発光制御線は、相応する行の画素回路の発光制御端に結合される。
選択的に、前記表示基板は、前記ベース基板に設けられている複数行の画素回路をさらに含み、前記画素回路は、発光制御端を含み、
前記走査駆動回路に含まれる前記シフトレジスタユニットは、少なくとも一行の前記画素回路に対応され、
前記シフトレジスタユニットの信号出力線が前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に結合されて、前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0057】
本開示の少なくとも一実施例では、前記画素回路は、表示基板の有効表示領域に設けられてもよく、前記走査駆動回路は表示基板の縁部領域に設けられてもよい。
【0058】
図2Cに示すように、符号Y1は走査駆動回路であり、符号S11は前記走査駆動回路S1に含まれる第1段シフトレジスタユニットであり、符号S12は前記走査駆動回路S1に含まれる第2段シフトレジスタユニットであり、符号S1N-1は前記走査駆動回路S1に含まれる第N-1段シフトレジスタユニットであり、符号S1Nは前記走査駆動回路S1に含まれる第N段シフトレジスタユニットであり、Nは3より大きい整数であり、
図2Cにおいて、符号R1は第1行画素回路であり、符号R2は第2行画素回路であり、符号R3は第3行画素回路であり、符号R4は第4行画素回路であり、符号R2N-3は第2N-3行画素回路であり、符号R2N-2は第2N-2行画素回路であり、符号R2N-1は第2N-1行画素回路であり、符号R2Nは第2N行画素回路であり、
S11は、R1及びR2に発光制御信号を提供し、S12は、R3及びR4に発光制御信号を提供し、S1N-1は、R2N-3及びR2N-2に発光制御信号を提供し、S1Nは、R2N-1及びR2Nに発光制御信号を提供し、
図2Cに示すように、縁部領域において、前記表示基板は、ゲート電極駆動回路をさらに含んでもよく、前記ゲート電極駆動回路は、複数段のゲート電極駆動ユニットを含み、前記ゲート電極駆動ユニットは画素行に一対一対応でき、相応する行の画素に相応のゲート電極駆動信号を提供することに用いられ、
図2Cにおいて、符号Y2はゲート電極駆動回路であり、符号S21はゲート電極駆動回路に含まれる第1行ゲート電極駆動ユニットであり、符号S22はゲート電極駆動回路に含まれる第2行ゲート電極駆動ユニットであり、符号S23はゲート電極駆動回路に含まれる第3行ゲート電極駆動ユニットであり、符号S24はゲート電極駆動回路に含まれる第4行ゲート電極駆動ユニットであり、符号S2N-3はゲート電極駆動回路に含まれる第2N-3行ゲート電極駆動ユニットであり、符号S2N-2はゲート電極駆動回路に含まれる第2N-2行ゲート電極駆動ユニットであり、符号S2N-1はゲート電極駆動回路に含まれる第2N-1行ゲート電極駆動ユニットであり、符号S2Nはゲート電極駆動回路に含まれる第2N行ゲート電極駆動ユニットである。
【0059】
図2Dに示される実施例では、第1電圧信号線VGHは高電圧信号Vghを提供し、第2電圧信号線VGLは低電圧信号Vglを提供し、
図2Dに示すように、VGH、VGL、CK及びCBは表示領域から離れた方向に沿って配列され、VGH、VGL、CK及びCBは第1方向に沿って延在され、
図1及び図2Dに示すように、シフトレジスタユニットの少なくとも一実施例は、第1コンデンサC1、出力コンデンサC2、出力リセットコンデンサC3、出力トランジスタT10、出力リセットトランジスタT9、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、第4トランジスタT4、第5トランジスタT5、第6トランジスタT6、第7トランジスタT7、第8トランジスタT8、入力トランジスタTi及びノード制御トランジスタTcを含み、前記シフトレジスタユニットの該実施例は、VGHとVGLとの間に配置され、
図2Dに示すように、VGHがT9の表示領域に近い一側に配置され、VGLがT10の表示領域から離れた一側に配置され、T9の第1電極S9がC3の第1極板C3bに結合された後、C3の第1極板を介してVGHに結合され、T10の第1電極S10は導電接続部を介してVGLに結合され、VGHと出力回路との間の距離は大きく、かつT9のアクティブ層の幅及びT10のアクティブ層の幅が広くて、シフトレジスタユニットの第2方向での幅を狭めることに不利で、狭額縁を実現することに不利であり、
図2Dに示すように、C2がT10のVGHから離れた一側に配置され、C3がT9のVGHから離れた一側に配置され、C3の第2極板C3bが第1方向に沿うことで、C3の占用した空間を利用してシフトレジスタユニットに含まれる各トランジスタを配置することができないようになり、
図2Dに示すように、T1のアクティブ層パターンは第1方向に沿って延在され、T1はC2のT10から離れた一側に配置され、T1のゲート電極G1は第2方向に沿って延在される長い導電接続部を介して第2電圧信号線VGLに結合され、T1のゲートとVGLとの間の経路が長くて、異なる層の配線のオーバーラップ状況が増え、
図2Dにおいて、符号E0は信号出力線である。
【0060】
図2D及び図3Aにおいて、符号G1はT1のゲート電極であり、符号S1はT1の第1電極であり、符号D1はT1の第2電極であり、符号G2はT2のゲート電極であり、符号S2はT2の第1電極であり、符号D2はT2の第2電極であり、符号G3はT3のゲート電極であり、符号S3はT3の第1電極であり、符号D3はT3の第2電極であり、符号G4はT4のゲート電極であり、符号S4はT4の第1電極であり、符号D4はT4の第2電極であり、符号G5はT5のゲート電極であり、符号S5はT5の第1電極であり、符号D5はT5の第2電極であり、符号G6はT6のゲート電極であり、符号S6はT6の第1電極であり、符号D6はT6の第2電極であり、符号G7はT7のゲート電極であり、符号S7はT7の第1電極であり、符号D7はT7の第2電極であり、符号G8はT8のゲート電極であり、符号S8はT8の第1電極であり、符号G9はT9のゲート電極であり、符号S9はT9の第1電極であり、符号D9はT9の第2電極であり、符号G10はT10のゲート電極であり、符号S10はT10の第1電極であり、符号D10はT10の第2電極であり、符号GiはTiのゲート電極であり、符号SiはTiの第1電極であり、符号DiはTiの第2電極であり、符号GcはTcのゲート電極であり、符号ScはTcの第1電極であり、符号DcはTcの第2電極であり、符号C1aはC1の第1極板であり、符号C1bはC1の第2極板であり、符号C2aはC2の第1極板であり、符号C2bはC2の第2極板であり、符号C3aはC3の第1極板であり、符号C3bはC3の第2極板である。
【0061】
図2Dに示した少なくとも一実施例では、第1方向は上から下に向かう垂直方向であっでもよく、第2方向は左から右に向かう水平方向であってもよいが、これに限らない。実際の操作において、第1方向は、下から上に向かう垂直方向であっでもよく、第2方向は、右から左に向かう水平方向であってもよく、もしくは、前記第1方向は他の方向であってもよく、前記第2方向は他の方向であってもよい。
【0062】
図2Dに示されるゲート電極駆動回路のレイアウト方式において、T9のアクティブ層及びT10のアクティブ層は一つの連続した第1半導体層により形成され、前記第1半導体層の第2方向での幅が大きいので、横方向でのシフトレジスタユニットの幅が大きくて、シフトレジスタユニットのうちの素子が水平方向で緊密に配列されることに不利で、表示基板の狭額縁化の発展に不利である。
【0063】
図2Dに示されるシフトレジスタユニットは走査駆動回路に含まれる第n段シフトレジスタユニットであってもよく、nは正の整数である。
【0064】
上記の問題点に基づいて、本開示の発明者は、研究を通じて、シフトレジスタユニット中の各トランジスタのレイアウト方式を調整することにより、シフトレジスタユニットの占有面積を減らすことで、表示基板の額縁の幅を縮めることができることを発見した。
【0065】
図3Aに示されるレイアウト方式において、第1電圧信号線VGHは、高電圧信号Vghを提供し、第2電圧信号線VGLは低電圧信号Vglを提供し、本開示の少なくとも一実施例では、シフトレジスタユニットをVGHとVGLとの間に配置する。
【0066】
図3Aにおいて、符号E01は信号出力線の第1出力線部分であり、符号E021は信号出力線の1番目の第2出力線部分であり、符号E022は信号出力線の2番目の第2出力線部分であり、E01は第1方向に沿って配列され、E021が第2方向に沿って配列され、E01、E021及びE022は互いに結合され、第1方向及び第2方向が互いに交差する。図3Aに示すように、E01はVGLと前記出力回路との間に配置され、E021及びE022は第2方向に沿って表示領域に延在されて、表示領域に位置する画素回路に発光制御信号を提供する。
【0067】
例えば、図3Aに示されるレイアウト方式において、第1方向は上から下に向かう垂直方向であっでもよく、第2方向は左から右に向かう水平方向であってもよいが、これに限らない。
【0068】
図3Aに示されるシフトレジスタユニットは、走査駆動回路に含まれる第n段シフトレジスタユニットであってもよく、nは正の整数である。
【0069】
図1及び図3Aに示すように、シフトレジスタユニットの少なくとも一実施例は、第1コンデンサC1、出力コンデンサC2、出力リセットコンデンサC3、出力トランジスタT10、出力リセットトランジスタT9、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、第4トランジスタT4、第5トランジスタT5、第6トランジスタT6、第7トランジスタT7、第8トランジスタT8、入力トランジスタTi及びノード制御トランジスタTcを含み、図3Aに示すように、出力回路は、前記出力トランジスタT10及び前記出力リセットトランジスタT9を含み、
前記出力トランジスタT10のゲート電極G10が前記出力コンデンサC2の第1極板C2aに結合され、前記出力トランジスタT10の第1電極S10が第2電圧信号線VGLに結合され、前記出力トランジスタT10の第2電極D10が信号出力線に含まれる第1出力線部分E01に結合され、
前記出力リセットトランジスタT9のゲート電極G9が前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aに結合され、前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9が前記第1電圧信号線VGHに結合され、前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9が前記信号出力線に含まれる第1出力線部分E01に結合される。
【0070】
図3Aに示されるゲート電極駆動回路のレイアウト方式において、T9のアクティブ層及びT10のアクティブ層は一つの連続した第1半導体層により形成されてもよく、T10のアクティブ層の第2方向での幅が狭いので、シフトレジスタユニットに含まれる他の素子が横方向で余裕な空間を利用して、横方向でのシフトレジスタユニットの幅を狭めて、シフトレジスタユニットのうちの素子が水平方向で緊密に配列されることに有利で、表示基板の狭額縁化の発展に有利である。
【0071】
図3Aに示すように、上記構成のシフトレジスタユニットを表示基板の縁部領域にレイアウトを行う場合、表示基板の表示領域から離れた方向に沿って、第2電圧信号線VGL、第1電圧信号線VGH、第2クロック信号線CK及び第1クロック信号線CBが順次に配列され、第2電圧信号線VGL、第1電圧信号線VGH、第2クロック信号線CK及び第1クロック信号線CBはいずれも第1方向に沿って延在され、
図3Aに示すように、第1コンデンサC1、出力コンデンサC2、出力リセットコンデンサC3、出力トランジスタT10、出力リセットトランジスタT9、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、第4トランジスタT4、第5トランジスタT5、第6トランジスタT6、第7トランジスタT7、第8トランジスタT8、入力トランジスタTi及びノード制御トランジスタTcはいずれもVGHとVGLとの間に配置され、
図3Aに示すように、T10のアクティブ層の第2方向での幅が狭くなり、切り詰めた第2方向での空間を利用してC2を配置して、シフトレジスタユニットの第2方向での幅を狭め、
また、図3Aに示すように、VGLは、出力回路の表示領域に近い一側に配置され、VGHは出力回路の表示領域から離れた一側に配置され、T10がVGLに結合されることに便利で、これにより空間を節約し、
図3Aに示すように、前記出力リセットコンデンサC3の極板を第2方向に沿って延在されるように変更し、かつC3をT9の左側の下方に配置し、これによりC3の占める縦方向での空間を減らし、かつT9のゲート電極G9がC3の第1極板C3aに結合されることに便利で、T9の第1電極S9がC3の第2極板C3bに結合されることに便利で、C3をVGHに近接するように配置して、C3の第2極板C3bがVGHに結合されることに便利で、
図3Aに示すように、T1のアクティブパターンは第1方向に沿って延在されることから第2方向に沿って延在されるように変更し、T1のゲート電極が直接的にT2の第1電極S2に結合されて、空間構成を節約し、T1のゲート電極がCBに結合される経路を縮め、該経路による異なる層の配線オーバーラップ状況を減らし、
図3Aに示すように、T9、T10及びVGLは第2方向に沿って隣接して配列され、T10の第1電極S10とT2のゲート電極G3との共通配線がVGLに結合されて、空間を節約し、
図3Aに示すように、T4及びT5はCBのすぐ隣に配置されて、T4とCBとの間の接続経路を縮め、かつT5とCBとの間の接続経路を縮め、また、T4、T5及びT6の配列位置を変えて、C1の極板の形状にさらにマッチするようにし、
図3Aに示すように、C3の極板を第2方向に沿って延在されるように変更し、かつC3をT4、T5、T6及びC1の下方に配置して、C3の位置の変更もT9にアスペクト比を増える空間を提供した。
【0072】
本開示の少なくとも一実施例では、C3を第2方向に沿って放置し、かつC3のベース基板での正投影とVGHのベース基板での正投影とが部分的に重なり、第2方向の空間を節約し、したがって、T9は第2方向において節約した空間を利用してアスペクト比を増えることができる。
また、図3Aに示されるレイアウト空間において、出力アクティブの長さ(前記出力アクティブの長さは第1半導体層10の第1方向での長さである)を高めることもでき、縦方向で余裕な空間でC3、T12及びC1を配置し、シフトレジスタユニットの第2方向での幅を縮めることができる。
【0073】
また、図3A及び図6図6図3Aの第1ゲート金属層の概略図である)に示すように、Tcのゲート電極Gcは互いに結合される第1ゲート電極パターンGc1及び第2ゲート電極パターンGc2を含んで、Tcがダブルゲート構成に形成するようにする。
【0074】
ダブルゲート構成の設計において、第2段階P2で、走査駆動回路に含まれるシフトレジスタユニットが高電圧信号Vghを出力する時に、T10は完全にオフとなるべき、T10のゲート電極に印加されるハイレベルはT8のソース電極から入力される。したがって、第2段階P2で、必ずT8がオンとなるように確保し、即ち、第2ノードN2の電位が低電圧であるように確保し、第2段階P2で、Tcのゲート電極の電位が高電圧であるので、Tcの漏電による第2ノードN2の電位が増加することを避けするために、Tcをダブルゲート設計に配置して、Tcがオフとなり易くすることを目的とする。
【0075】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第1方向と前記第2方向が互いに交差し、例えば、前記第1方向は前記第2方向に垂直であってもよいが、これに限らない。
【0076】
具体的に、前記第2方向と前記第1方向とが互いに交差する夾角は実際の必要に応じて設定されてもよく、例示として、前記第2方向は前記第1方向に垂直である。
【0077】
本開示の少なくとも一実施例では、第1クロック信号線CBの位置及び前記第2クロック信号線CKの位置は互いに交換してもよいが、これに限らない。
【0078】
図3Aに示されるレイアウト方式において、図5に示すように(図5図3Aのアクティブ層の概略図である)、第1半導体層10の第1方向での長さは出力アクティブの長さL1であり、前記第1半導体層10の第2方向での最小の幅は第1出力アクティブの幅W1であり、
前記出力アクティブの長さL1と前記第1出力アクティブの幅W1との割合は第1所定の割合の範囲内にあり、
前記第1所定の割合の範囲は3以上かつ11以下である。
【0079】
本開示の少なくとも一実施例は、前記第1出力アクティブの幅W1を減らすことで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は、W1が小さくなって横方向で余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0080】
選択的に、図3Aに示されるレイアウト方式において、前記出力アクティブの長さL1は50μm以上かつ130μm以下であってもよい。本開示の少なくとも一実施例は、前記出力アクティブの長さL1を高めて、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子がL1が大きくなって縦方向で余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0081】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第1出力アクティブの幅は12μm以上かつ40μm以下であってもよいが、これに限らない。
【0082】
選択的に、第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、大きいものは第2出力アクティブの幅であり、前記出力アクティブの長さと前記第2出力アクティブの幅との割合は第2所定の割合の範囲内にあり、
前記第2所定の割合の範囲は3以上かつ11以下であるが、これに限らない。
【0083】
図4Aに示されるレイアウト方式において、T9のアクティブ層の第2方向での幅及びT10のアクティブ層の第2方向での幅はいずれも狭くなり、これにより余裕した第2方向での空間を十分に利用でき、図4Aに示すように、図3Aに示されるレイアウト方式と比べて、T1はTi及びTcの右側からT3の右側に移動して、第2方向で複数のトランジスタを並んで放置して占める空間を縮小し、かつ図4Aに示すように、図3Aに示されるレイアウト方式と比べて、C2の極板の形状がT1、T2及びT10の形状にさらにマッチするように、C2の極板の形状を変更した。図4A図3Aとの以上の相違点の以外に、図4Aに示されるレイアウト方式の各トランジスタ及び各コンデンサの配列及び接続方式は、図3Aに示されるレイアウト方式の各トランジスタ及び各コンデンサの配列及び接続方式と等しくてもよい。
【0084】
図4A及び図11図11図4Aのアクティブ層の概略図である)に示されるレイアウト方式において、前記第1出力アクティブの幅W1を減らすことで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は第1出力アクティブの幅が小さくなって横方向で余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0085】
図11に示すように、符号W2は第2出力アクティブの幅である。
【0086】
選択的に、図4A及び図11に示されるレイアウト方式において、前記出力アクティブの長さは50μm以上かつ130μm以下であってもよい。本開示の少なくとも一実施例は前記出力アクティブの長さを高めることで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は出力アクティブの長さが大きくなることで縦方向で余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0087】
図3A図8図4A及び図14に示すように、前記第1出力線部分E01は、信号線の重なり領域に設けられた複数の第1信号線ビアH01を介して前記出力トランジスタT10の第2電極D10に結合され、前記第1出力線部分E01は、前記信号線の重なり領域に設けられた複数の第2信号線ビアH02を介して前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9に結合され、前記複数の第1信号線ビアH01は第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアH02は第1方向に沿って順次に配列され、
図3A図10図10図3Aのソース・ドレイン金属層の概略図であり、図10に第1ソース・ドレイン金属パターンDs1及び第2ソース・ドレイン金属パターンDs2を示す)、図4A及び図16図16図4Aのソース・ドレイン金属層の概略図であり、図16に第1ソース・ドレイン金属パターンDs1及び第2ソース・ドレイン金属パターンDs2を示す)に示すように、前記信号線の重なり領域は第1信号線の重なり領域A01及び第2信号線の重なり領域A02を含み、前記第1信号線の重なり領域A01は前記第1出力線部分E01の前記ベース基板での正投影と前記出力トランジスタT10の第2電極D10を含む第1ソース・ドレイン金属パターンDs1の前記ベース基板での正投影との重なり領域であり、前記第2信号線の重なり領域A02は、前記第1出力線部分E01の前記ベース基板での正投影と前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9を含む第2ソース・ドレイン金属パターンDs2の前記ベース基板での正投影との重なり領域である。
【0088】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第1信号線ビアの数及び前記第2信号線ビアの数は実際の状態によって選択してもよい。
【0089】
本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板は、ベース基板に設けられる走査駆動回路及び表示領域を含み、前記走査駆動回路は、複数のシフトレジスタユニットを含み、前記複数のシフトレジスタユニットのうち、少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力回路を含み、前記出力回路は、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタを含み、
前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は第1方向に沿って配列され、前記出力トランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さは第1長さであり、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さは第2長さであり、前記第1長さと前記第2長さとの和は出力アクティブの長さであり、
第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、小さいものは第1出力アクティブの幅であり、前記第1方向と前記第2方向が互いに交差し、
前記出力アクティブの長さと前記第1出力アクティブの幅との割合は第1所定の割合の範囲内にあり、
前記第1所定の割合の範囲は、3以上かつ11以下である。
【0090】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第1出力アクティブの幅を減らすことで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は、第1出力アクティブの幅が狭くなって余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0091】
選択的に、前記第1出力アクティブの幅は、12μm以上かつ40μm以下である。
【0092】
選択的に、前記出力アクティブの長さは、50μm以上かつ130μm以下である。
【0093】
本開示の少なくとも一実施例では、前記出力アクティブの長さを高めることで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は、出力アクティブの長さが大きくなって縦方向で余裕な空間を利用してレイアウトも行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0094】
具体的に実施する時に、前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は一つの連続した第1半導体層により形成され、前記第1半導体層は第1方向に沿って延在され、
前記第1半導体層の第1方向での長さは出力アクティブの長さであり、
前記第1半導体層の第2方向での最小の長さは前記第1出力アクティブの幅である。
【0095】
選択的に、図3A図5図4A及び図11に示すように、前記出力トランジスタT10のアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層は一つの連続した第1半導体層により形成されてもよく、前記第1半導体層が第1方向10に沿って延在され、
図5及び図11に示すように、第1半導体層10の第1方向での長さは出力アクティブの長さL1であり、
前記第1半導体層10の第2方向での最小長さは、前記第1出力アクティブの幅W1である。
【0096】
図5及び図11に示すように、符号W2は第2出力アクティブの幅である。
【0097】
図3A及び図4Aに示すように、前記出力トランジスタT10及び前記出力リセットトランジスタT9は第1方向に沿って順次に配列されているが、これに限らず、実際の操作において、出力リセットトランジスタT9及び出力トランジスタT10は第1方向に沿って順次に配列されるように配置してもよい。
【0098】
本開示の少なくとも一実施例では、出力リセットトランジスタT9は、无效の発光制御信号を提供することに用いられ、出力トランジスタT10は、有效の発光制御信号を提供することに用いられる。
【0099】
本開示の少なくとも一実施例では、前記有效の発光制御信号は画素回路のうち、発光制御トランジスタをオンとすることができる電圧信号であってもよく(前記発光制御トランジスタのゲート電極が前記発光制御線に結合され)、前記无效の発光制御信号は、前記発光制御トランジスタをオフとすることができる電圧信号であってもよい。
【0100】
具体的に、前記表示基板の表示領域は、複数のサブ画素を含み、前記複数のサブ画素のうち、少なくとも一つのサブ画素は、画素駆動回路を含み、前記画素駆動回路は、トランジスタ、ゲート線、発光制御線及びデータ線を含み、前記走査駆動回路に含まれるシフトレジスタユニットは、少なくとも一本の発光制御線に対応してもよく、各前記シフトレジスタユニットの信号出力線は、対応する少なくとも一本の発光制御線に結合され、対応する発光制御線に発光制御信号を提供することに用いされる。
【0101】
本開示の少なくとも一実施例では、前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記リセットトランジスタのアクティブ層は一つの連続した第1半導体層により形成されてもよく、
前記出力トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる少なくとも二つの第1導電部分及び少なくとも一つの第1チャネル部分を含んでもよく、それぞれの前記第1チャネル部分は二つの隣接した前記第1導電部分の間に設けられており、
前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる少なくとも二つの第2導電部分及び少なくとも一つの第2チャネル部分を含んでもよく、それぞれの前記第2チャネル部分は二つの隣接した前記第2導電部分の間に設けられており、
前記出力トランジスタのアクティブ層のうち、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層との距離が最も近い第1導電部分は、前記出力リセットトランジスタのうち、第2導電部分に多重化されてもよく、これにより前記出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタのレイアウト空間をさらに縮小でき、前記表示基板の狭額縁化を実現することに有利である。
【0102】
図5に示すように、前記出力トランジスタT10のアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層は一つの連続した第1半導体層10により形成されてもよく、
前記出力トランジスタT10のアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる1番目の第1導電部分111、2番目の第1導電部分112、3番目の第1導電部分113、4番目の第1導電部分114、5番目の第1導電部分115及び6番目の第1導電部分116を含み、前記出力トランジスタT10のアクティブ層は、1番目の第1チャネル部分121、2番目の第1チャネル部分122、3番目の第1チャネル部分123、4番目の第1チャネル部分124及び5番目の第1チャネル部分125をさらに含み、
前記1番目の第1チャネル部分121は、前記1番目の第1導電部分111と前記2番目の第1導電部分112との間に設けられ、前記2番目の第1チャネル部分122は、前記2番目の第1導電部分112と前記3番目の第1導電部分113との間に設けられており、
前記3番目の第1チャネル部分123は、前記3番目の第1導電部分113と前記2番目の第1導電部分114との間に設けられており、前記4番目の第1チャネル部分124は、前記4番目の第1導電部分114と前記5番目の第1導電部分115との間に設けられており、前記5番目の第1チャネル部分125は、前記5番目の第1導電部分115と前記6番目の第1導電部分116との間に設けられており、
前記6番目の第1導電部分116は、前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層に含まれる1番目の第2導電部分に多重化され、
前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる2番目の第2導電部分132、3番目の第2導電部分133、4番目の第2導電部分134及び5番目の第2導電部分135をさらに含み、前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層は、1番目の第2チャネル部分141、2番目の第2チャネル部分142、3番目の第2チャネル部分143及び4番目の第2チャネル部分144をさらに含み、
前記1番目の第2チャネル部分141は、1番目の第2導電部分と2番目の第2導電部分132との間に設けられており、前記2番目の第2チャネル部分142は、前記2番目の第2導電部分132と3番目の第2導電部分133との間に設けられており、前記3番目の第2チャネル部分143は、3番目の第2導電部分133と4番目の第2導電部分134との間に設けられており、前記4番目の第2チャネル部分144は、前記4番目の第2導電部分134と5番目の第2導電部分135との間に設けられている。
【0103】
前記出力トランジスタT10及び前記出力リセットトランジスタT9において、各トランジスタのチャネル部分の両側の導電部分は、それぞれ対応して、該トランジスタの第1電極、第2電極としてもよく、もしくはそれぞれ該トランジスタの第1電極、該トランジスタの第2電極に結合されることで、T10及びT9が6番目の第1導電部分116を介して電気的に接続されることができる。
【0104】
前記第1半導体層10を製作する時に、例示として、まず、第1半導体材料層を形成した後に、出力トランジスタT10のゲート電極G10及び出力リセットトランジスタT9のゲート電極G9を形成してから、出力トランジスタT10のゲート電極G10及び出力リセットトランジスタT9のゲート電極G9をマスクとして、前記第1半導体材料層のうち、各トランジスタのゲート電極により被覆されていない部分が前記導電部分に形成され、前記第1半導体材料層のうち、トランジスタにより被覆された部分が前記チャネル部分に形成されるように、第1半導体材料層のうち、各トランジスタのゲート電極により被覆されていない部分に対してドーピングを行う。
【0105】
上記の表示基板の具体的な構成によって、本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板において、シフトレジスタユニットのうち、前記出力トランジスタT10及び出力リセットトランジスタT9が前記第1方向に沿って配列されることができ、シフトレジスタユニットの占める第2方向での面積を縮小することで、前記表示基板は狭額縁化の発展要求にさらに符合することができる。
【0106】
図11に示すように、前記出力トランジスタT10のアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層は一つの連続した第1半導体層10により形成されてもよく、
前記出力トランジスタT10のアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる1番目の第1導電部分111、2番目の第1導電部分112、3番目の第1導電部分113、4番目の第1導電部分114、5番目の第1導電部分115及び6番目の第1導電部分116を含み、前記出力トランジスタT10のアクティブ層は、1番目の第1チャネル部分121、2番目の第1チャネル部分122、3番目の第1チャネル部分123、4番目の第1チャネル部分124及び5番目の第1チャネル部分125をさらに含み、
前記1番目の第1チャネル部分121は、前記1番目の第1導電部分111と前記2番目の第1導電部分112との間に設けられ、前記2番目の第1チャネル部分122は、前記2番目の第1導電部分112と前記3番目の第1導電部分113との間に設けられており、
前記3番目の第1チャネル部分123は、前記3番目の第1導電部分113と前記2番目の第1導電部分114との間に設けられており、前記4番目の第1チャネル部分124は、前記4番目の第1導電部分114と前記5番目の第1導電部分115との間に設けられており、前記5番目の第1チャネル部分125は、前記5番目の第1導電部分115と前記6番目の第1導電部分116との間に設けられており、
前記6番目の第1導電部分116は、前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層に含まれる1番目の第2導電部分に多重化され、
前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる2番目の第2導電部分132、3番目の第2導電部分133、4番目の第2導電部分134、5番目の第2導電部分135及び6番目の第2導電部分136をさらに含み、前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層は、1番目の第2チャネル部分141、2番目の第2チャネル部分142、3番目の第2チャネル部分143、4番目の第2チャネル部分144及び5番目の第2チャネル部分145をさらに含み、
前記1番目の第2チャネル部分141は、1番目の第2導電部分と2番目の第2導電部分132との間に設けられており、前記2番目の第2チャネル部分142は、前記2番目の第2導電部分132と3番目の第2導電部分133との間に設けられており、前記3番目の第2チャネル部分143は、3番目の第2導電部分133と4番目の第2導電部分134との間に設けられており、前記4番目の第2チャネル部分144は、前記4番目の第2導電部分134と5番目の第2導電部分135との間に設けられており、前記5番目の第2チャネル部分145は、前記5番目の第2導電部分135と6番目の第2導電部分136との間に設けられている。
【0107】
前記出力トランジスタT10及び前記出力リセットトランジスタT9において、各トランジスタのチャネル部分の両側の導電部分は、それぞれ対応して、該トランジスタの第1電極、第2電極となり、もしくはそれぞれ該トランジスタの第1電極、該トランジスタの第2電極に結合されることで、T10及びT9が6番目の第1導電部分116を介して電気的に接続されることができる。
【0108】
具体的に、前記出力トランジスタのゲート電極は、少なくとも一つの出力ゲート電極パターンを含んでもよく、前記出力トランジスタの第1電極は、少なくとも一つの第1電極パターンを含み、前記出力トランジスタの第2電極は、少なくとも一つの第2電極パターンを含み、
前記出力ゲート電極パターンは、隣接した前記第1電極パターンと前記第2電極パターンとの間に位置しており、
前記第1電極パターン、前記出力ゲート電極パターン及び前記第2電極パターンはいずれも第2方向に沿って延在される。
具体的に、前記出力リセットトランジスタのゲート電極は、少なくとも一つの出力リセットゲート電極パターンを含んでもよく、前記出力リセットトランジスタの第1電極は、少なくとも一つの第3電極パターンを含み、前記出力リセットトランジスタの第2電極は、少なくとも一つの第4電極パターンを含み、
前記出力リセットゲート電極パターンは隣接した前記第3電極パターンと前記第4電極パターンとの間に位置しており、
前記第3電極パターン、前記出力リセットゲート電極パターン及び前記第4電極パターンはいずれも第2方向に沿って延在され、
前記出力リセットトランジスタのうち、前記出力トランジスタのゲート電極に最も近接する前記第4電極パターンが前記出力トランジスタの第2電極パターンに多重化される。
具体的に実施する時に、前記出力リセットゲート電極パターンの数量、前記第1電極パターンの数量、前記第2電極パターンの数量、前記出力ゲート電極パターンの数量、前記第3電極パターンの数量及び前記第4電極パターンの数量は、実際の必要に応じて設けてもよい。例示として、図6及び図9に示すように、前記出力ゲート電極パターンの数量は、五つであってもよく、第1電極パターンの数量は、三つであってもよく、第2電極パターンの数量は、三つであってもよく、前記出力リセットゲート電極パターンの数量は、四つであってもよく、第3電極パターンの数量は、二つであってもよく、前記第4電極パターンの数量は、三つであってもよいが、これに限らない。
【0109】
また、前記出力トランジスタの第2電極及び出力リセットトランジスタの第2電極はいずれも信号出力線に含まれる第1出力線部分に結合されるので、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタをレイアウトを行う時に、前記出力リセットトランジスタのうち、前記出力トランジスタのゲート電極に最も近接する前記第4電極パターンが前記出力トランジスタの第2電極パターンに多重化されてもよく、これにより、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタのレイアウト空間をさらに縮小でき、表示基板の狭額縁化を実現することに有利である。
【0110】
図3A及び図6に示すように、いくつの実施例では、前記出力トランジスタT10のゲート電極は、第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105を含んでもよく、
前記出力リセットトランジスタT9のゲート電極は、第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93及び第4出力リセットゲート電極パターンG94を含んでもよく、
第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105は、第1方向に沿って順次に配列され、
第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93及び第4出力リセットゲート電極パターンG94は、第1方向に沿って順次に配列され、
第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105は、いずれも第2方向に沿って延在され、第1方向と第2方向が互いに交差し、
第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105が互いに結合され、
第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93及び第4出力リセットゲート電極パターンG94は、いずれも第2方向に沿って延在され、
第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93及び第4出力リセットゲート電極パターンG94が互いに結合され、
図9に示すように、前記出力トランジスタT10の第1電極S10は、1番目の第1電極パターンS101、2番目の第1電極パターンS102及び3番目の第1電極パターンS103を含み、
前記出力トランジスタT10の第2電極D10は、1番目の第2電極パターンD101及び2番目の第2電極パターンD102を含み、
前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9は、1番目の第3電極パターンS91及び2番目の第3電極パターンS92を含み、
前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9は、1番目の第4電極パターンD91、2番目の第4電極パターンD92及び3番目の第4電極パターンD93を含み、
1番目の第4電極パターンD91が前記出力トランジスタT10に含まれる3番目の第2電極パターンに多重化され、
図3A図5乃至図10に示すように、S101がVGLに結合され、S102がS103に結合され、S103がVGLに結合され、S91及びS92がそれぞれ出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合され、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bが前記第1電圧信号線VGHに結合されることで、S91及びS92がVGHに結合されるようにし、
図3A図5乃至図10に示すように、前記第1出力線部分E01は、信号線の重なり領域に設けられた複数の第1信号線ビアH01を介してそれぞれD101及びD102に結合され、前記第1出力線部分E01は、信号線の重なり領域に設けられた複数の第2信号線ビアH02を介してそれぞれD91、D92及びD93に結合され、
前記複数の第1信号線ビアH01は第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアH02は、第1方向に沿って順次に配列される。
【0111】
具体的に実施する時に、前記出力トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる少なくとも二つの第1導電部分及び少なくとも一つの第1チャネル部分を含んでもよく、それぞれの前記第1チャネル部分は二つの隣接した前記第1導電部分の間に設けられており、
前記第1チャネル部分は、前記出力ゲート電極パターンに一対一対応され、各前記第1チャネル部分の前記ベース基板での正投影は、いずれも対応する前記出力ゲート電極パターンの前記ベース基板での正投影の内部に位置し、
前記出力トランジスタのうちの一部の前記第1導電部分は前記第1電極パターンに一対一対応され、前記第1電極パターンの前記ベース基板での正投影と、対応する前記第1導電部分の前記ベース基板での正投影とが第1重なり領域を有し、前記第1電極パターンは前記第1重なり領域に設けられている少なくとも一つの第1ビアを介して対応する前記第1導電部分に結合され、
前記出力トランジスタのうちの他の一部の前記第1導電部分は、前記第2電極パターンに一対一対応され、前記第2電極パターンの前記ベース基板での正投影と、対応する前記第1導電部分の前記ベース基板での正投影とが第2重なり領域を有し、前記第2電極パターンは前記第2重なり領域に設けられている少なくとも一つの第2ビアを介して対応する前記第1導電部分に結合される。
【0112】
具体的に実施する時に、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って対向して設けられる少なくとも二つの第2導電部分及び少なくとも一つの第2チャネル部分を含み、それぞれの前記第2チャネル部分は二つの隣接した前記第2導電部分の間に設けられており、
前記第2チャネル部分は、前記出力リセットゲート電極パターンに一対一対応され、各前記第2チャネル部分の前記ベース基板での正投影は、いずれも対応する前記出力リセットゲート電極パターンの前記ベース基板での正投影の内部に位置し、
前記出力リセットトランジスタのうちの一部の前記第2導電部分は、前記第3電極パターンに一対一対応され、前記第3電極パターンの前記ベース基板での正投影と、対応する前記第2導電部分の前記ベース基板での正投影とが第3重なり領域を有し、前記第3電極パターンは、前記第3重なり領域に設けられている少なくとも一つの第3ビアを介して対応する前記第2導電部分に結合され、
前記出力リセットトランジスタのうちの他の一部の前記第2導電部分は、前記第4電極パターンに一対一対応され、前記第4電極パターンの前記ベース基板での正投影と、対応する前記第2導電部分の前記ベース基板での正投影とが第4重なり領域を有し、前記第4電極パターンは、前記第4重なり領域に設けられている少なくとも一つの第4ビアを介して対応する前記第2導電部分に結合される。
【0113】
図5図6図8及び図9に示すように、1番目の第1チャネル部分121は、第1出力ゲート電極パターンG101に対応され、2番目の第1チャネル部分122は、第2出力ゲート電極パターンG102に対応され、3番目の第1チャネル部分123は、第3出力ゲート電極パターンG103に対応され、4番目の第1チャネル部分124は、第4出力ゲート電極パターンG104に対応され、5番目の第1チャネル部分125は、第5出力ゲート電極パターンG105に対応され、
1番目の第1チャネル部分121のベース基板での正投影は、第1出力ゲート電極パターンG101のベース基板での正投影の内部に位置し、
2番目の第1チャネル部分122のベース基板での正投影は、第2出力ゲート電極パターンG102のベース基板での正投影の内部に位置し、
3番目の第1チャネル部分123のベース基板での正投影は、第3出力ゲート電極パターンG103のベース基板での正投影の内部に位置し、
4番目の第1チャネル部分124のベース基板での正投影は、第4出力ゲート電極パターンG104のベース基板での正投影の内部に位置し、
5番目の第1チャネル部分125のベース基板での正投影は、第5出力ゲート電極パターンG105のベース基板での正投影の内部に位置し、
1番目の第1導電部分111は、1番目の第1電極パターンS101に対応され、2番目の第1導電部分112は、1番目の第2電極パターンD101に対応され、3番目の第1導電部分113は、2番目の第1電極パターンS102に対応され、4番目の第1導電部分114は、2番目の第2電極パターンD102に対応され、5番目の第1導電部分115は、3番目の第1電極パターンS103に対応され、6番目の第1導電部分116は、1番目の第4電極パターンD91に対応され、
前記6番目の第1導電部分116は、前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層に含まれる1番目の第2導電部分に多重化され、
1番目の第2チャネル部分141は、第1出力リセットゲート電極パターンG91に対応され、2番目の第2チャネル部分142は、第2出力リセットゲート電極パターンG92に対応され、3番目の第2チャネル部分143は、第3出力リセットゲート電極パターンG93に対応され、4番目の第2チャネル部分144は、第4出力リセットゲート電極パターンG94に対応され、
1番目の第2チャネル部分141のベース基板での正投影は、第1出力リセットゲート電極パターンG91のベース基板での正投影の内部に位置し、
2番目の第2チャネル部分142のベース基板での正投影は、第2出力リセットゲート電極パターンG92のベース基板での正投影の内部に位置し、
3番目の第2チャネル部分143のベース基板での正投影は、第3出力リセットゲート電極パターンG93のベース基板での正投影の内部に位置し、
4番目の第2チャネル部分144のベース基板での正投影は、第4出力リセットゲート電極パターンG94のベース基板での正投影の内部に位置し、
2番目の第2導電部分132は、1番目の第3電極パターンS91に対応され、3番目の第2導電部分133は、2番目の第4電極パターンD92に対応され、4番目の第2導電部分134は、2番目の第3電極パターンS92に対応され、5番目の第2導電部分135は、3番目の第4電極パターンD93に対応され、
S101のベース基板での正投影と、1番目の第1導電部分111のベース基板での正投影とが1番目の第1重なり領域を有し、S102のベース基板での正投影と、3番目の第1導電部分113のベース基板での正投影とが2番目の第1重なり領域を有し、S103のベース基板での正投影と、5番目の第1導電部分115のベース基板での正投影とが3番目の第1重なり領域を有し、S101は、1番目の第1重なり領域に設けられている第1ビアH1を介して1番目の第1導電部分111に結合され、S102は、2番目の第1重なり領域に設けられている第1ビアH1を介して3番目の第1導電部分113に結合され、S103は、3番目の第1重なり領域に設けられている第1ビアH1を介して5番目の第1導電部分115に結合され、
D101のベース基板での正投影と、2番目の第1導電部分112のベース基板での正投影とが1番目の第2重なり領域を有し、D102のベース基板での正投影と、4番目の第1導電部分114とが2番目の第2重なり領域を有し、D101は、1番目の第2重なり領域に設けられている第2ビアH2を介して2番目の第1導電部分112に結合され、D102は、2番目の第2重なり領域に設けられている第2ビアH2を介して4番目の第1導電部分114に結合され、
D91のベース基板での正投影と、1番目の第2導電部分131のベース基板での正投影とが1番目の第4重なり領域を有し、D92のベース基板での正投影と、3番目の第2導電部分133のベース基板での正投影とが2番目の第4重なり領域を有し、D93のベース基板での正投影と、5番目の第2導電部分135とが3番目の第4重なり領域を有し、D91は、1番目の第4重なり領域に設けられている第4ビアH4を介して1番目の第2導電部分131に結合され、D92は、2番目の第4重なり領域に設けられている第4ビアH4を介して3番目の第2導電部分133に結合され、D93は、3番目の第4重なり領域に設けられている第4ビアH4を介して5番目の第2導電部分133に結合され、
S91のベース基板での正投影と、2番目の第2導電部分132のベース基板での正投影とが1番目の第3重なり領域を有し、S92のベース基板での正投影と、4番目の第2導電部分134のベース基板での正投影とが2番目の第3重なり領域を有し、S91は、1番目の第3重なり領域に設けられている第3ビアH3を介して2番目の第2導電部分132に結合され、S92は、2番目の第3重なり領域に設けられている第3ビアH3を介して4番目の第2導電部分134に結合される。
【0114】
本開示の少なくとも一実施例では、第1ビアの数量、第2ビアの数量、第3ビアの数量及び第4ビアの数量は、実際の必要に応じて設けてもよい。
【0115】
図3Aに示されるレイアウト方式において、第1ビアの数量、第2ビアの数量、第3ビアの数量はいずれも三つであるが、実際の操作において、以上の各ビアの数量は実際の状態によって選択してもよく、例えば、図17に示すように、他のレイアウト方式において、第1ビアの数量及び第2ビアの数量の数量はいずれも二つであってもよく、前記第3ビアの数量及び第2ビアの数量の数量はいずれも三つであってもよく、図17に示されるレイアウト方式において、第1半導体層の第1方向での長さがより長く(図3Aに示されるレイアウト方式に比べ)、第1半導体層の第2方向での幅がより狭くて(図3Aに示されるレイアウト方式に比べ)、シフトレジスタユニットの占める第2方向での幅を狭くすることにより便利で、狭額縁を実現することに有利である。
図4Aに示されるレイアウト方式において、第1ビアの数量、第2ビアの数量、第3ビアの数量はいずれも三つであるが、実際の操作において、以上の各ビアの数量は実際の状態によって選択してもよく、例えば、図18に示すように、他のレイアウト方式において、第1ビアの数量、第2ビアの数量、第3ビアの数量及び前記第4ビアはいずれも二つであってもよく、図18に示されるレイアウト方式において、第1半導体層の第1方向での長さがより長く(図4Aに示されるレイアウト方式に比べ)、第1半導体層の第2方向での幅がより狭く(図4Aに示されるレイアウト方式に比べ)、シフトレジスタユニットの占める第2方向での幅を狭くすることにより便利で、狭額縁を実現することに有利である。
【0116】
上述した実施例に係る表示基板において、第1半導体層10を利用して出力リセットトランジスタT9のアクティブ層及び出力トランジスタT10のアクティブ層を形成して、T9及びT10の占める第2方向での空間を小さくするのみならず、第1方向での出力リセットトランジスタT9のアクティブ層及び出力トランジスタT10のアクティブ層のサイズを大きくすることで、T9のチャネルの幅及びT10のチャネルの幅を確保し、これによりT9の動作性能及びT10の動作性能を確保する上に、表示基板の額縁の幅を縮めることができる。
【0117】
図4A及び図12に示すように、いくつの実施例では、前記出力トランジスタT10のゲート電極は、第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105を含んでもよく、
前記出力リセットトランジスタT9のゲート電極は、第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93、第4出力リセットゲート電極パターンG94及び第5出力リセットゲート電極パターンG95を含んでもよく、
第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105が第1方向に沿って順次に配列され、
第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93、第4出力リセットゲート電極パターンG94及び第5出力リセットゲート電極パターンG95が第1方向に沿って順次に配列され、
第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105がいずれも第2方向に沿って延在され、第1方向と第2方向が互いに交差し、
第1出力ゲート電極パターンG101、第2出力ゲート電極パターンG102、第3出力ゲート電極パターンG103、第4出力ゲート電極パターンG104及び第5出力ゲート電極パターンG105が互いに結合され、
第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93、第4出力リセットゲート電極パターンG94及び第5出力リセットゲート電極パターンG95がいずれも第2方向に沿って延在され、
第1出力リセットゲート電極パターンG91、第2出力リセットゲート電極パターンG92、第3出力リセットゲート電極パターンG93、第4出力リセットゲート電極パターンG94及び第5出力リセットゲート電極パターンG95が互いに結合され、
図15に示すように、前記出力トランジスタT10の第1電極S10は、1番目の第1電極パターンS101、2番目の第1電極パターンS102及び3番目の第1電極パターンS103を含み、
前記出力トランジスタT10の第2電極D10は、1番目の第2電極パターンD101及び2番目の第2電極パターンD102を含み、
前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9は、1番目の第3電極パターンS91、2番目の第3電極パターンS92及び3番目の第3電極パターンS93を含み、
前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9は、1番目の第4電極パターンD91、2番目の第4電極パターンD92及び3番目の第4電極パターンD93を含み、
1番目の第4電極パターンD91が前記出力トランジスタT10に含まれる3番目の第2電極パターンに多重化され、
図4A図11乃至図16に示すように、S101がVGLに結合され、S102がS103に結合され、S103がVGLに結合され、
S91、S92及びS93がそれぞれ出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合され、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bが前記第1電圧信号線VGHに結合されることで、S91、S92及びS93がいずれもVGHに結合され、
図4A図11乃至図16に示すように、前記第1出力線部分E01が信号線の重なり領域に設けられた複数の第1信号線ビアH01を介してそれぞれD101及びD102に結合され、前記第1出力線部分E01が信号線の重なり領域に設けられた複数の第2信号線ビアH02を介してそれぞれD91、D92及びD93に結合され、
前記複数の第1信号線ビアH01が第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアH02が第1方向に沿って順次に配列される。
【0118】
図11図12図14及び図15に示すように、1番目の第1チャネル部分121は、第1出力ゲート電極パターンG101に対応され、2番目の第1チャネル部分122は、第2出力ゲート電極パターンG102に対応され、3番目の第1チャネル部分123は、第3出力ゲート電極パターンG103に対応され、4番目の第1チャネル部分124は、第4出力ゲート電極パターンG104に対応され、5番目の第1チャネル部分125は、第5出力ゲート電極パターンG105に対応され、
1番目の第1チャネル部分121のベース基板での正投影は、第1出力ゲート電極パターンG101のベース基板での正投影の内部に位置し、
2番目の第1チャネル部分122のベース基板での正投影は、第2出力ゲート電極パターンG102のベース基板での正投影の内部に位置し、
3番目の第1チャネル部分123のベース基板での正投影は、第3出力ゲート電極パターンG103のベース基板での正投影の内部に位置し、
4番目の第1チャネル部分124のベース基板での正投影は、第4出力ゲート電極パターンG104のベース基板での正投影の内部に位置し、
5番目の第1チャネル部分125のベース基板での正投影は、第5出力ゲート電極パターンG105のベース基板での正投影の内部に位置し、
1番目の第1導電部分111が1番目の第1電極パターンS101に対応され、2番目の第1導電部分112が1番目の第2電極パターンD101に対応され、3番目の第1導電部分113が2番目の第1電極パターンS102に対応され、4番目の第1導電部分114が2番目の第2電極パターンD102に対応され、5番目の第1導電部分115が3番目の第1電極パターンS103に対応され、6番目の第1導電部分116が1番目の第4電極パターンD91に対応され、
前記6番目の第1導電部分116は、前記出力リセットトランジスタT9のアクティブ層に含まれる1番目の第2導電部分に多重化され、
1番目の第2チャネル部分141が第1出力リセットゲート電極パターンG91に対応され、2番目の第2チャネル部分142が第2出力リセットゲート電極パターンG92に対応され、3番目の第2チャネル部分143が第3出力リセットゲート電極パターンG93に対応され、4番目の第2チャネル部分144が第4出力リセットゲート電極パターンG94に対応され、5番目の第2チャネル部分145が第5出力リセットゲート電極パターンG95に対応され、
1番目の第2チャネル部分141のベース基板での正投影は、第1出力リセットゲート電極パターンG91のベース基板での正投影の内部に位置し、
2番目の第2チャネル部分142のベース基板での正投影は、第2出力リセットゲート電極パターンG92のベース基板での正投影の内部に位置し、
3番目の第2チャネル部分143のベース基板での正投影は、第3出力リセットゲート電極パターンG93のベース基板での正投影の内部に位置し、
4番目の第2チャネル部分144のベース基板での正投影は、第4出力リセットゲート電極パターンG94のベース基板での正投影の内部に位置し、
5番目の第2チャネル部分145のベース基板での正投影は、第5出力リセットゲート電極パターンG95のベース基板での正投影の内部に位置し、
2番目の第2導電部分132が1番目の第3電極パターンS91に対応され、3番目の第2導電部分133が2番目の第4電極パターンD92に対応され、4番目の第2導電部分134が2番目の第3電極パターンS92に対応され、5番目の第2導電部分135が3番目の第4電極パターンD93に対応され、6番目の第2導電部分136が3番目の第3電極パターンS93に対応され、
S101のベース基板での正投影と、1番目の第1導電部分111のベース基板での正投影とが1番目の第1重なり領域を有し、S102のベース基板での正投影と、3番目の第1導電部分113のベース基板での正投影とが2番目の第1重なり領域を有し、S103のベース基板での正投影と、5番目の第1導電部分115のベース基板での正投影とが3番目の第1重なり領域を有し、S101は、1番目の第1重なり領域に設けられている第1ビアH1を介して1番目の第1導電部分111に結合され、S102は、2番目の第1重なり領域に設けられている第1ビアH1を介して3番目の第1導電部分113に結合され、S103は、3番目の第1重なり領域に設けられている第1ビアH1を介して5番目の第1導電部分115に結合され、
D101のベース基板での正投影と、2番目の第1導電部分112のベース基板での正投影とが1番目の第2重なり領域を有し、D102のベース基板での正投影と、4番目の第1導電部分114とが2番目の第2重なり領域を有し、D101は、1番目の第2重なり領域に設けられている第2ビアH2を介して2番目の第1導電部分112に結合され、D102は、2番目の第2重なり領域に設けられている第2ビアH2を介して4番目の第1導電部分114に結合され、
D91のベース基板での正投影と、1番目の第2導電部分131のベース基板での正投影とが1番目の第4重なり領域を有し、D92のベース基板での正投影と、3番目の第2導電部分133のベース基板での正投影とが2番目の第4重なり領域を有し、D93のベース基板での正投影と、5番目の第2導電部分135とが3番目の第4重なり領域を有し、D91は、1番目の第4重なり領域に設けられている第4ビアH4を介して1番目の第2導電部分131に結合され、D92は、2番目の第4重なり領域に設けられている第4ビアH4を介して3番目の第2導電部分133に結合され、D93は、3番目の第4重なり領域に設けられている第4ビアH4を介して5番目の第2導電部分133に結合され、
【0119】
S91のベース基板での正投影と、2番目の第2導電部分132のベース基板での正投影とが1番目の第3重なり領域を有し、S92のベース基板での正投影と、4番目の第2導電部分134のベース基板での正投影とが2番目の第3重なり領域を有し、S93のベース基板での正投影と、6番目の第2導電部分136のベース基板での正投影とが3番目の第3重なり領域を有し、S91は、1番目の第3重なり領域に設けられている第3ビアH3を介して2番目の第2導電部分132に結合され、S92は、2番目の第3重なり領域に設けられている第3ビアH3を介して4番目の第2導電部分134に結合され、S93は、3番目の第3重なり領域に設けられている第3ビアH3を介して6番目の第2導電部分136に結合される。
【0120】
本開示の少なくとも一実施例では、第1ビアの数量、第2ビアの数量、第3ビアの数量及び第4ビアの数量は、実際の必要に応じて設けてもよい。
【0121】
図3A及び図4Aに示されるレイアウト方式において、第1ビアの数量、第2ビアの数量、第3ビアの数量はいずれも三つであるが、実際の操作において、以上の各ビアの数量は実際の状態によって選択してもよく、例えば、図17及び図18に示すように、他のレイアウト方式において、第1ビアの数量、第2ビアの数量、第3ビアの数量はいずれも二つであってもよく、図17及び図18に示されるレイアウト方式において、第1半導体層の第1方向での長さがより長く(図3A及び図4Aに示されるレイアウト方式に比べ)、第1半導体層の第2方向での幅がより狭く(図3A及び図4Aに示されるレイアウト方式に比べ)、シフトレジスタユニットの占める第2方向での幅を狭くすることにより便利で、狭額縁を実現することに有利である。
【0122】
上述した実施例に係る表示基板において、第1半導体層10を利用して出力リセットトランジスタT9のアクティブ層及び出力トランジスタT10のアクティブ層を形成して、T9及びT10の占める第2方向での空間を小さくするのみならず、第1方向での出力リセットトランジスタT9のアクティブ層及び出力トランジスタT10のアクティブ層のサイズを大きくすることで、T9のチャネルの幅及びT10のチャネルの幅を確保し、これによりT9の動作性能及びT10の動作性能を確保する上に、表示基板の額縁の幅を縮めることができる。
【0123】
本開示の少なくとも一実施例では、前記走査駆動回路は、発光制御回路及びゲート電極駆動回路を含んでもよいが、これに限らない。
【0124】
図3Bに示すように、図3Aに示されるシフトレジスタユニットの少なくとも一実施例の上で、前記シフトレジスタユニットの少なくとも一実施例は、第1開始信号線E11及び第2開始信号線E12をさらに含み、
前記第1開始信号線E11及び前記第2開始信号線E12はいずれも第1方向に沿って延在されてもよく、
図3Bに示すように、E12、E11、CB、CK、VGHは、表示領域に近接する方向に沿って、順次に配列される。
実際の操作において、図3Cに示すように、図3Bに示した少なくとも一実施例の上で、E11の位置及びE12の位置は互に取り換えてもよく、即ち、E11、E12、CB、CK、VGHは、表示領域に近接する方向に沿って、順次に配列される。
【0125】
図3Bに示した少なくとも一実施例では、E11は、発光制御回路に含まれる第1段シフトレジスタユニットの入力信号端に入力信号を提供することができ、E12は、ゲート電極駆動回路に含まれる第1段シフトレジスタユニットの入力信号端に入力信号を提供することができる。
【0126】
図4Bに示すように、図4Aに示されるシフトレジスタユニットの少なくとも一実施例の上で、前記シフトレジスタユニットの少なくとも一実施例は、第1開始信号線E11及び第2開始信号線E12をさらに含み、
前記第1開始信号線E11及び前記第2開始信号線E12はいずれも第1方向に沿って延在されてもよく、
図4Bに示すように、E12、E11、CB、CK、VGHは、表示領域に近接する方向に沿って、順次に配列される。
【0127】
実際の操作において、図4Cに示すように、図4Bに示した少なくとも一実施例の上で、E11の位置及びE12の位置は互に取り換えてもよく、即ち、E11、E12、CB、CK、VGHは、表示領域に近接する方向に沿って、順次に配列される。
【0128】
図4Bに示した少なくとも一実施例では、E11は、発光制御回路に含まれる第1段シフトレジスタユニットの入力信号端に入力信号を提供することができ、E12は、ゲート電極駆動回路に含まれる第1段シフトレジスタユニットの入力信号端に入力信号を提供することができる。
【0129】
本開示の少なくとも一実施例では、図5は、図3Aのアクティブ層の概略図であり、図6は、図3Aの第1ゲート金属層の概略図であり、図7は、図3Aの第2ゲート金属層の概略図であり、図8は、順次にアクティブ層、第1ゲート金属層及び第2ゲート金属層を配置した後に製作したビアの概略図であり、図9は、図3Aのソース・ドレイン金属層の概略図である。図11は、図4Aのアクティブ層の概略図であり、図12は、図4Aの第1ゲート金属層の概略図であり、図13は、図4Aの第2ゲート金属層の概略図であり、図14は、順次にアクティブ層、第1ゲート金属層及び第2ゲート金属層を配置した後に製作したビアの概略図であり、図15図4Aのソース・ドレイン金属層の概略図である。
【0130】
具体的に実施する時に、ベース基板に順次にアクティブ層、第1ゲート金属層、第2ゲート金属層、ビア及びソース・ドレイン金属層を配置して表示基板を形成する。
【0131】
本開示の少なくとも一実施例では、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタを含む以外に、複数のトランジスタをさらに含んでもよく、各トランジスタのチャネル部分の両側の導電部分は、それぞれ対応して、該トランジスタの第1電極及び第2電極にしてもよく、もしくはそれぞれ該トランジスタの第1電極及び該トランジスタの第2電極に結合される。
【0132】
図3A乃至図16に示すように、S91及びS92がVGHに結合されるように、S91及びS92は、それぞれ出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合され、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bは、前記第1電圧信号線VGHに結合される。
【0133】
本開示の少なくとも一実施例では、図3A及び図4Aに示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサC3をさらに含んでもよく、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線VGHをさらに含み、
前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aが前記出力リセットトランジスタT9のゲート電極G9に結合され、
前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bは、第1電圧信号線VGHに結合され、
前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bは、第2方向に沿って延在され、
前記第1電圧信号線VGH及び前記出力リセットコンデンサC3が、いずれも前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置している。
【0134】
本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板において、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサC3をさらに含み、本開示の少なくとも一実施例では、C3の極板は第2方向に沿って延在されるように配置し、かつC3を各トランジスタの下方に配置することで、C3の極板が第1方向に沿って延在されるときに占める横方向での空間を節約し、かつC3をVGH及びT9に近接して配置して、C3の第2極板C3bがVGHに結合されることに便利で、T9のゲート電極G9がC3の第1極板C3aに結合されることに便利で、C3の第2極板C3bがT9の第1電極S9に結合されることに便利である。
【0135】
また、選択的に、本開示の少なくとも一実施例は、出力アクティブの長さを高め、縦方向で余裕な空間を利用してC3を配置することができる。
【0136】
図3A乃至図16に示すように、C3の第1極板C3aは、T9のゲート電極G9に結合され、
図3A図5乃至図10に示すように、T9の第1電極S9は、出力リセット導電接続部L0を介して前記第1電圧信号線VGHに結合され、前記出力リセット導電接続部L0のベース基板での正投影と、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bのベース基板での正投影とが重なり領域を有し、前記出力リセット導電接続部L0は、前記重なり領域に設けられている第1導電接続ビアHn1を介してC3の第2極板C3bに結合されることで、C3bがT9の第1電極S9に結合されるようにし、
また、図3A図5乃至図10に示すように、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bのベース基板での正投影と、VGHのベース基板での正投影とが重なり領域を有し、C3bは、該重なり領域に設けられている第2導電接続ビアHn2を介してVGHに結合される。
【0137】
図4A図11乃至図16に示すように、T9の第1電極S9は、出力リセット導電接続部L0を介して前記第1電圧信号線VGHに結合され、前記出力リセット導電接続部L0のベース基板での正投影と、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bのベース基板での正投影とが重なり領域を有し、前記出力リセット導電接続部L0は、前記重なり領域に設けられている第1導電接続ビアHc1を介してC3の第2極板C3bに結合されることで、C3bがT9の第1電極S9に結合される。
【0138】
選択的に、図3A乃至図16に示すように、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線VGH及び第2電圧信号線VGLをさらに含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力リセットコンデンサC3をさらに含んでもよく、
前記出力回路は、前記第1電圧信号線VGHと前記第2電圧信号線VGLとの間に位置しており、前記第1電圧信号線VGHは、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、前記第2電圧信号線VGLは、前記出力回路の表示領域に近い一側に位置しており、
前記出力トランジスタT10の第1電極S10が前記第2電圧信号線VGLに結合され、
前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9が出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合される。
【0139】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第2電圧信号線VGLは、前記出力回路の表示領域に近い一側に位置して、出力トランジスタT10の第1電極S10がVGLに結合されることに便利である。
【0140】
具体的に実施する時に、前記第1電圧信号線VGH及び前記第2電圧信号線VGLはいずれも第1方向に沿って延在され、
第2方向において、前記出力トランジスタT10のアクティブ層のベース基板での正投影の縁部と、前記第2電圧信号線VGL前記ベース基板での正投影の縁部との最小距離を第1所定距離とする。
選択的に、前記第1所定距離は、10μm以上かつ15μm以下であってもよいが、これに限らない。
【0141】
本開示の少なくとも一実施例では、第2方向において、T10のアクティブ層とVGLとの距離が近くて、シフトレジスタユニットの第2方向での幅を縮めることができ、狭額縁を実現することに有利である。
【0142】
選択的に、前記走査駆動回路は、第2電圧信号線をさらに含んでもよく、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは信号出力線をさらに含み、前記第2電圧信号線が第1方向に沿って延在され、前記第2電圧信号線は、前記出力回路の表示領域に近い一側に位置しており、
前記信号出力線は第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含み、
前記第1出力線部分は、第1信号線の重なり領域に設けられている複数の第1信号線ビアを介して前記出力トランジスタの第2電極に結合され、前記第1出力線部分は、第2信号線の重なり領域に設けられている複数の第2信号線ビアを介して前記出力リセットトランジスタの第2電極に結合され、前記複数の第1信号線ビアが、第1方向に沿って順次に配列されており、前記複数の第2信号線ビアが、第1方向に沿って順次に配列されており、
前記第1信号線の重なり領域は、前記第1出力線部分の前記ベース基板での正投影と、前記ベース基板での前記出力トランジスタの第2電極を含む第1ソース・ドレイン金属パターンの正投影との重なり領域であり、前記第2信号線の重なり領域は、前記ベース基板での前記第1出力線部分の正投影と、前記ベース基板での前記出力リセットトランジスタの第2電極を含む第2ソース・ドレイン金属パターンの正投影との重なり領域であり、
前記第1出力線部分は、前記出力回路と前記第2電圧信号線との間に位置している。
【0143】
具体的に実施する時に、前記信号出力線は、第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含んでもよく、第1出力線部分は、第1信号線ビアを介して出力トランジスタの第2電極に結合され、第1出力線部分は、第2信号線ビアを介して出力リセットトランジスタの第2電極に結合され、第1出力線部分は、出力回路と第2電圧信号線との間に位置して、第1出力線部分が出力回路に含まれる出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタに結合されることに便利である。
【0144】
本開示の少なくとも一実施例では、前記走査駆動回路は、第2電圧信号線をさらに含んでもよく、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは信号出力線をさらに含み、
前記信号出力線は互いに結合される第1出力線部分及び少なくとも一つの第2出力線部分を含み、
前記第2電圧信号線及び前記第1出力線部分は、いずれも第1方向に沿って延在され、前記第1出力線部分は、前記第2電圧信号線と前記出力回路との間に位置しており、
前記第2出力線部分は、第2方向に沿って延在され、
前記第2出力線部分は、表示領域の画素回路に結合されることに用いられ、
前記第1出力線部分及び前記出力回路は、前記第2電圧信号線の前記表示領域から離れた一側に位置している。
【0145】
図3A及び図4Aに示されるレイアウト方式において、前記信号出力線は二つの第2出力線部分を含み、具体的に実施する時に、前記信号出力線に含まれる第2出力線部分の数は実際の状態によって選択してもよい。
【0146】
本開示の少なくとも一実施例では、前記信号出力線は、少なくとも一つの第2出力線部分を含んでもよく、前記第2出力線部分は、前記第1出力線部分に結合され、前記第2出力線部分は前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0147】
具体的な実施形態によれば、第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅は、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅より小さい。
図3A及び図5に示すように、第2方向に沿って、出力トランジスタT10のアクティブ層の最小の幅が出力リセットトランジスタT9のアクティブ層の最小の幅より小さく、図3Aに示されるレイアウト方式において、第2方向に沿って、第1出力アクティブの幅W1は、出力トランジスタT10のアクティブ層の最小の幅と等しい。図3Aに示されるレイアウト方式において、ただT10のアクティブ層の幅を狭めた。
【0148】
他の具体的な実施形態によれば、第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅は、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅と等しい。
【0149】
図4A及び図11に示すように、第2方向に沿って、出力トランジスタT10のアクティブ層の最小の幅は、出力リセットトランジスタT9のアクティブ層の最小の幅と等しく、図4Aに示されるレイアウト方式において、第2方向に沿って、第1出力アクティブの幅W1は、出力トランジスタT10のアクティブ層の最小の幅及び出力リセットトランジスタT9のアクティブ層の最小の幅と等しい。図4Aに示されるレイアウト方式において、T10のアクティブ層の幅及びT9のアクティブ層の幅を狭めた。
【0150】
選択的に、図1図3A乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは出力コンデンサC2をさらに含んでもよく、
前記出力コンデンサC2の第1極板C2aは、前記出力トランジスタT10のゲート電極G10に結合され、
前記出力コンデンサC2の第2極板C2bのベース基板での正投影は記出力コンデンサC2の第1極板C2aの前記ベース基板での正投影の内部に位置し、
前記出力コンデンサC2は、前記出力トランジスタT10表示領域から離れた一側に位置している。
【0151】
本開示の少なくとも一実施例では、C2の極板をT10に近接するように配置して、C2の第1極板C2aがT10のゲート電極G10に結合されることに便利で、T10の縮小した横方向での幅を利用してC2を配置することができ、シフトレジスタユニットの第2方向での幅を狭めることに有利である。
【0152】
図3A乃至図16に示すように、C2の第2極板のC2bのベース基板での正投影と、第1極板導電接続部Lc1のベース基板での正投影とが第1極板の重なり領域を有し、C2bは前記第1極板の重なり領域に設けられている第1極板接続ビアHc1を介して前記第1極板導電接続部Lc1に結合され、前記第1極板導電接続部Lc1は第3接続ビアH03を介して第1ゲート電極導電接続部Lg1に結合され、前記第1ゲート電極導電接続部Lg1は第7トランジスタT7のゲート電極G7に結合されることで、C2の第2極板C2bがT7のゲート電極G7に結合され、
T7のゲート電極G7は、さらに第2ゲート電極導電接続部Lg2に結合され、前記第2ゲート電極導電接続部Lg2のベース基板での正投影と、前記第1クロック信号線CBのベース基板での正投影とが第1導電線の重なり領域を有し、前記第2ゲート電極導電接続部Lg2は前記第1導電線の重なり領域に設けられている第4接続ビアH04を介して前記第1クロック信号線CBに結合されて、T7のゲート電極が第1クロック信号線CBに結合され、その上、C2の第2極板C2bも第1クロック信号線CBに結合される。
【0153】
図3A図5乃至図9に示すように、図3Aに示されるレイアウト方式において、C2の極板の形状は、T10、T9及びT1の配列方式にマッチする。
【0154】
本開示の少なくとも一実施例では、前記出力コンデンサの第2極板の形状は、L形であっでもよいが、これに限らない。
【0155】
図4Aに示されるレイアウト方式において、T10、T2及びT1の配列方式にマッチするように、前記出力コンデンサC2の第2極板C2bの形状は、L形であっでもよい。
【0156】
選択的に、図1図3A乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタT1をさらに含んでもよく、
前記第1トランジスタT1は、第1アクティブパターンA1を含み、前記第1アクティブパターンA1は第2方向に沿って延在され、
前記第1トランジスタT1は、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置している。
本開示の少なくとも一実施例では、T1に含まれる第1アクティブパターンA1を第2方向に沿って延在されるように変更して、C2の上方の空間またはC2の下方の空間を利用してT1を配置し、シフトレジスタユニットが占める第2方向での空間を狭めることができる。
【0157】
具体的に実施する時に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタ及び第2トランジスタをさらに含んでもよく、
前記第2トランジスタの第1電極が電極導電接続部に結合され、前記第1トランジスタのゲート電極が第1導電接続部に結合され、
前記第1導電接続部のベース基板での正投影と、前記電極導電接続部の前記ベース基板での正投影とが第5重なり領域を有し、前記電極導電接続部は前記第5重なり領域に設けられている第5ビアを介して前記第1導電接続部に結合されることで、前記第2トランジスタの第1電極が前記第1トランジスタのゲート電極に結合される。
【0158】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第3トランジスタをさらに含んでもよく、
前記第3トランジスタのゲート電極が第2導電接続部に結合され、前記第2導電接続部が前記出力トランジスタの第1電極に結合されることで、前記第3トランジスタのゲート電極と前記出力トランジスタの第1電極に結合される。
具体的に実施する時に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタ及び第3トランジスタをさらに含んでもよく、
前記第1トランジスタのゲート電極は前記第3トランジスタのゲート電極に結合され、
前記第1トランジスタのゲート電極が第3導電接続部に結合され、前記第3導電接続部が前記出力トランジスタの第1電極に結合されることで、前記第1トランジスタのゲート電極が前記出力トランジスタの第1電極に結合される。
【0159】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第1トランジスタは前記第3トランジスタが前記出力回路に近い一側に位置しており、
また、第2方向において、前記第1トランジスタのゲート電極の前記ベース基板での正投影と、前記第3トランジスタのゲート電極の前記ベース基板での正投影との距離を第2所定距離とする。
【0160】
選択的に、前記第2所定距離は、18μm以上かつ24μm以下であっでもよいが、これに限らない。
【0161】
図3A図5乃至図9に示すように、前記第1トランジスタT1は、第1アクティブパターンA1を含み、前記第1アクティブパターンA1は、第2方向に沿って順次に配列される1番目の第7導電部分A11、第7チャネル部分A10及び2番目の第7導電部分A12を含み、
1番目の第7導電部分A11は第1トランジスタT1の第1電極S1に多重化され、2番目の第7導電部分A12は第1トランジスタT1の第2電極D1に多重化され、
T1の第1電極S1が第5接続ビアH05を介して第4導電接続部L4に結合され、第6トランジスタT6のゲート電極G6が第5導電接続部L5に結合され、前記第4導電接続部L4が第6接続ビアH06を介して前記第5導電接続部L5に結合されことで、T1の第1電極S1はT6のゲート電極G6に結合され、
T1の第2電極D1が第7接続ビアH07を介して第6導電接続部L6に結合され、前記第6導電接続部L6のベース基板での正投影と、C2の第1極板C2aのベース基板での正投影とが第6重なり領域を有し、前記第6導電接続部L6は前記第6重なり領域に設けられている第6ビアH6を介してC2aに結合されることで、T1の第2電極D1はC2aに結合され、
図1図3A図5乃至図9に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第2トランジスタT2及び第3トランジスタT3をさらに含んでもよく、
前記第2トランジスタT2の第1電極S2が第8接続ビアH08を介して電極導電接続部Leに結合され、前記電極導電接続部Leと前記出力トランジスタT10の第1電極S10とが1番目の第1電極パターンS101に結合されて,T2の第1電極S2がT10の第1電極S10に結合され、
前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が第1導電接続部L1に結合され、
前記第1導電接続部L1のベース基板での正投影と、前記電極導電接続部Leの前記ベース基板での正投影とが第5重なり領域を有し、前記電極導電接続部Leが前記第5重なり領域に設けられている第5ビアH5を介して前記第1導電接続部L1に結合されることで、前記第2トランジスタT2の第1電極S2が前記第1トランジスタT1のゲート電極G1に結合され、
前記第3トランジスタT3のゲート電極G3が第2導電接続部L2に結合され、前記出力トランジスタT10の第1電極S10が第7導電接続部L7に結合され、第2導電接続部L2のベース基板での正投影と、第7導電接続部L7のベース基板での正投影とが第7重なり領域を有し、L2が前記第7重なり領域に設けられている第7ビアH7を介してL7に結合されることで、T3のゲート電極G3はT10の第1電極S10に結合される。
【0162】
図3Aに示されるレイアウト方式において、T1のゲート電極G1がT2の第1電極S2に結合され、T1及びT2の距離が近くて、T1のゲート電極G1とT2の第1電極S2との間の接続線の長さを縮めすることができ、接続経路が長すぎることを避け、かつ長い経路がもたらす異なる層の配線のオーバーラップの状況を減らした。
【0163】
図3A図5乃至図9に示すように、T2の第2電極D2が第9接続ビアH09を介して第8導電接続部L8に結合され、ノード制御トランジスタTcの第2電極Dcが第10接続ビアH010を介して前記第8導電接続部L8に結合されて、T2の第2電極D2が前記ノード制御トランジスタTcの第2電極Dcに結合され、T3の第1電極S3が第11接続ビアH011を介して第9導電接続部L9に結合され、第8トランジスタT8のゲート電極G8が第10導電接続部L10に結合され、前記第10導電接続部L10が第12接続ビアH012を介してそれぞれ第8導電接続部L8が第9導電接続部L9に結合されることで、T3の第1電極S3がそれぞれT2の第2電極D2及び第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、
T3の第2電極D3が第13接続ビアH013を介して第11導電接続部L11に結合され、L11のベース基板での正投影と、第1コンデンサC1の第1極板C1aのベース基板での正投影とが第8重なり領域を有し、L11が前記第8重なり領域に設けられている第8ビアH8を介してC1の第1極板C1aに結合されることで、T3の第2電極D3がC1aに結合され、かつC1aがT4のゲート電極G4に結合される。
【0164】
図1図4A図11乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第1トランジスタT1及び第3トランジスタT3をさらに含んでもよく、
前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が前記第3トランジスタT3のゲート電極G3に結合され、
前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が第3導電接続部L3に結合され、前記第3導電接続部L3が第14接続ビアH014を介して前記出力トランジスタT10の第1電極S10に結合されることで、前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が前記出力トランジスタT10の第1電極S10に結合される。
図4Aに示されるレイアウト方式において、T1をT3の右側に移動して、第2方向において複数のトランジスタを並べて占める空間を減縮した。
【0165】
本開示の少なくとも一実施例では、図4A図11乃至図16に示すように、前記第1トランジスタT1は前記第3トランジスタT3の前記出力回路に近い一側に位置してもよく、
かつ前記第1トランジスタT1のゲート電極G1の前記ベース基板での正投影と、前記第3トランジスタT3のゲート電極G3の前記ベース基板での正投影との間の第2方向での距離を第2所定距離として、第2方向においてT1及びT3の距離が近くになり、シフトレジスタユニットの占める横向の幅を縮める。
【0166】
本開示の少なくとも一実施例では、G1のベース基板での正投影と、G3のベース基板での正投影との間の第2方向での最大距離というのは、第2方向において、G1のベース基板での正投影の縁部とG3のベース基板での正投影の縁部との最大距離である。
【0167】
図1図4A図11乃至図16に示すように、T1の第1電極S1が第5接続ビアH05を介して第4導電接続部L4に結合され、第6トランジスタT6のゲート電極G6が第5導電接続部L5に結合され、前記第4導電接続部L4が第6接続ビアH06を介して前記第5導電接続部L5に結合されることで、T1の第1電極S1がT6のゲート電極G6に結合され、
図1図4A図11乃至図16に示すように、T1の第2電極D1が第7接続ビアH07を介して第6導電接続部L6に結合され、前記第6導電接続部L6のベース基板での正投影と、C2の第1極板C2aのベース基板での正投影とが第6重なり領域を有し、前記第6導電接続部L6は前記第6重なり領域に設けられている第6ビアH6を介してC2aに結合されることで、T1の第2電極D1がC2aに結合される。
【0168】
図1図4A図11乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第2トランジスタT2をさらに含み、
図4A図11乃至図16に示すように、前記第2トランジスタT2の第1電極S2が第8接続ビアH08を介して電極導電接続部Leに結合され、前記電極導電接続部Leが前記出力トランジスタT10の第1電極S10に結合されることで、T2の第1電極S2がT10の第1電極S10に結合され、
図4A図11乃至図16に示すように、T2の第2電極D2が第9接続ビアH09を介して第8導電接続部L8に結合され、ノード制御トランジスタTcの第2電極Dcが第10接続ビアH010を介して前記第8導電接続部L8に結合されることで、T2の第2電極D2が前記ノード制御トランジスタTcの第2電極Dcに結合され、
T3の第1電極S3が第11接続ビアH011を介して第8導電接続部L8に結合され、第8トランジスタT8のゲート電極が第10導電接続部L10に結合され、前記第10導電接続部L10が第12接続ビアH012を介してそれぞれ第8導電接続部L8に結合されることで、T3の第1電極S3がそれぞれT2の第2電極D2及び第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、
T3の第2電極D3が第13接続ビアH013を介して第11導電接続部L11に結合され、L11のベース基板での正投影と、第1コンデンサC1の第1極板C1aのベース基板での正投影とが第8重なり領域を有し、L11が前記第8重なり領域に設けられている第8ビアH8を介してC1の第1極板C1aに結合されることで、T3の第2電極D3がC1aに結合され、かつC1aがT4のゲート電極G4に結合される。
【0169】
図3A乃至図16に示すように、T2のゲート電極G2が第12導電接続部L12を介して入力トランジスタTiのゲート電極Giに結合され、
第12導電接続部L12が第15接続ビアH015を介して第13導電接続部L13に結合され、ノード制御トランジスタTcの第1電極Scが第16接続ビアH016を介して前記第13導電接続部L13に結合されることで、Tcの第1電極ScがT2のゲート電極G2に結合される。
【0170】
図3A乃至図16に示すように、第2トランジスタT2は第2アクティブパターンA2を含み、
前記第2アクティブパターンA2は、第1方向に沿って順次に配列される1番目の第8導電部分A21、第8チャネル部分A20及び2番目の第8導電部分A22を含み、
1番目の第8導電部分A21は、第2トランジスタT2の第1電極S2に多重化され、2番目の第8導電部分A22は、第2トランジスタT2の第2電極D2に多重化され、
第3トランジスタT3は第3アクティブパターンA3を含み、
前記第3アクティブパターンA3は、第1方向に沿って順次に配列される1番目の第9導電部分A31、第9チャネル部分A30及び2番目の第9導電部分A32を含み、
1番目の第9導電部分A31は、第3トランジスタT3の第1電極S3に多重化され、2番目の第9導電部分A32は第3トランジスタT3の第2電極D3に多重化される。
【0171】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第4トランジスタ及び第5トランジスタをさらに含んでもよく、前記走査駆動回路は第1クロック信号線をさらに含んでもよく、
前記第4トランジスタの第1電極が第1クロック信号線に結合され、前記第5トランジスタのゲート電極が前記第1クロック信号線に結合され、
前記第4トランジスタと前記第1クロック信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されず、
前記第5トランジスタと前記第1クロック信号線との間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されていない。
【0172】
図1図3A乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第4トランジスタT4及び第5トランジスタT5をさらに含んでもよく、前記走査駆動回路は第1クロック信号線CBをさらに含んでもよく、
前記第4トランジスタT4の第1電極S4が第1クロック信号線CBに結合され、前記第5トランジスタT5のゲート電極G5が前記第1クロック信号線CBに結合され、
前記第4トランジスタT4と前記第1クロック信号線CBとの間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されず、
前記第5トランジスタT5と前記第1クロック信号線CBとの間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されていない。
【0173】
本開示の少なくとも一実施例では、T4及びT5は信号線のすぐ隣に配置されて、T4の第1電極S4とCBとの間の接続の経路を縮め、かつT5のゲート電極G5とCBとの間の接続の経路を縮めた。
【0174】
図3A乃至図16に示すように、CBは第1方向に沿って延在され、かつCBはT4及びT5の表示領域から離れた一側に配置されている。
【0175】
具体的に実施する時に、前記第4トランジスタのアクティブ層及び前記第5トランジスタのアクティブ層は一つの連続した第2半導体層により形成されてもよく、前記第2半導体層は第1方向に沿って延在され、
前記第4トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って順次に配置される1番目の第3導電部分、第3チャネル部分及び2番目の第3導電部分を含み、
前記2番目の第3導電部分は1番目の第4導電部分に多重化され、
前記第5トランジスタのアクティブ層は第1方向に沿って順次に配置される1番目の第4導電部分、第4チャネル部分及び2番目の第4導電部分を含み、
前記1番目の第3導電部分は前記第4トランジスタの第1電極として用いられ、前記2番目の第3導電部分は前記第4トランジスタの第2電極として用いられ、前記2番目の第4導電部分は前記第5トランジスタの第2電極として用いられ、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極に多重化される。
【0176】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極に多重化され、即ち、本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板において、第4トランジスタ及び第5トランジスタにおいて、第2半導体層に含まれる2番目の第3導電部分を介して直接に結合されることででき、第4トランジスタ及び第5トランジスタの第1方向での占める面積を縮めた。
【0177】
具体的に実施する時に、前記第1クロック信号線は第1方向に沿って延在され、前記第1クロック信号線は前記第4トランジスタ及び前記第5トランジスタの表示領域から離れた一側に位置している。
【0178】
図3A乃至図16に示すように、前記第4トランジスタT4のアクティブ層及び前記第5トランジスタT5のアクティブ層は一つの連続した第2半導体層20により形成されてもよく、前記第2半導体層20は第1方向に沿って延在され、
前記第4トランジスタT4のアクティブ層は、第1方向に沿って順次に配置される1番目の第3導電部分211、第3チャネル部分210及び2番目の第3導電部分212を含み、
前記2番目の第3導電部分212が1番目の第4導電部分に多重化され、
前記第5トランジスタT5のアクティブ層は、第1方向に沿って順次に配置される1番目の第4導電部分、第4チャネル部分220及び2番目の第4導電部分222を含み、
前記1番目の第3導電部分211は、前記第4トランジスタT4の第1電極S4として用いられ、前記2番目の第3導電部分212は、前記第4トランジスタT4の第2電極D4として用いられ、前記2番目の第4導電部分222は、前記第5トランジスタT5の第2電極D5として用いられ、前記第4トランジスタT4の第2電極D4は前記第5トランジスタT5の第1電極S5に多重化される。
【0179】
図3A乃至図16に示すように、T4の第1電極S4が第17接続ビアH017を介して第14導電接続部L14に結合され、第14導電接続部L14が第18接続ビアH018を介して第15導電接続部L15に結合され、L15のベース基板での正投影と、CBのベース基板での正投影とが第9重なり領域を有し、L15が前記第9重なり領域に設けられている第9ビアH9を介してCBに結合されることで、T4の第1電極S4がCBに結合され、
図3A乃至図16に示すように、T5のゲート電極が第16導電接続部L16に結合され、L16のベース基板での正投影と、CBのベース基板での正投影とが第10重なり領域を有し、L16が前記第10重なり領域に設けられている第10ビアH10を介してCBに結合されることで、T5のゲート電極G5がCBに結合される。
【0180】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ及び第1コンデンサをさらに含んでもよく、
前記第4トランジスタのゲート電極が前記第1コンデンサの第1極板に結合され、前記第1コンデンサの第2極板が前記第4トランジスタの第2電極に結合され、前記第4トランジスタの第2電極が前記第5トランジスタの第1電極に多重化され、
前記第5トランジスタの第2電極が前記第6トランジスタの第2電極に結合され、
前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットトランジスタの第1電極に結合され、
前記第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ及び第1コンデンサは前記出力リセットトランジスタの表示領域から離れた一側位置しており、
前記第4トランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記第6トランジスタは第1方向に沿って配列され、前記出力リセットトランジスタ、前記第1コンデンサ及び前記第5トランジスタは表示領域から離れた方向に沿って配列される。
【0181】
具体的に実施する時に、第4トランジスタ、第5トランジスタ及び第6トランジスタの配列位置を適当に調整することで、第1コンデンサの形状にさらにマッチするようにすることができる。
図3A乃至図16に示すように、T4のゲート電極G4が直接的に第1コンデンサC1の第1極板C1aに結合され、
T4の第2電極D4が第3導電接続ビアHn3を介して第17導電接続部L17に結合され、L17とC1の第2極板C1bとの間に第11重なり領域を有し、L17が第11重なり領域に設けられている第11ビアH11を介してC1の第2極板C1bに結合され、
T5の第2電極D5が第19接続ビアH019を介して第18導電接続部L18に結合され、第18導電接続部L18が第20接続ビアH020を介してC3の第1極板C3aに結合されることで、T5の第2電極D5がC3の第1極板C3aに結合され、
T6の第1電極S6が第21接続ビアH021を介して前記出力リセット導電接続部L0に結合されることで、T6の第1電極S6がT9の第1電極S9に結合され、
T6の第2電極D6が第22接続ビアH022を介して前記第18導電接続部L18に結合され、L18が第20接続ビアH020を介してC3の第1極板C3aに結合されることで、T6の第2電極D6がC3の第1極板C3aに結合される。
【0182】
本開示の少なくとも一実施例では、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは出力リセットコンデンサをさらに含んでもよく、
前記第5トランジスタの第2電極が前記出力リセットコンデンサの第1極板に結合され、前記第6トランジスタの第1電極が前記出力リセットコンデンサの第2極板に結合され、
前記第1コンデンサ及び前記出力リセットコンデンサは第1方向に沿って配列される。
【0183】
具体的に実施する時に、第1コンデンサ及び出力リセットコンデンサは第1方向に沿って配列されてもよい。
【0184】
選択的に、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第7トランジスタ及び第8トランジスタをさらに含んでもよく、
前記第7トランジスタのアクティブ層及び前記第8トランジスタのアクティブ層は一つの連続した第3半導体層により形成され、前記第3半導体層は第1方向に沿って延在され、
前記第7トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第5導電部分、第5チャネル部分及び2番目の第5導電部分を含み、
前記2番目の第5導電部分は1番目の第6導電部分に多重化され、
前記第8トランジスタのアクティブ層は、第1方向に沿って順次に設けられている1番目の第6導電部分、第6チャネル部分及び2番目の第6導電部分を含み、
前記1番目の第5導電部分は前記第7トランジスタの第2電極として用いられ、前記2番目の第5導電部分は前記第7トランジスタの第1電極として用いられ、前記2番目の第6導電部分は前記第8トランジスタの第1電極として用いられ、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極に多重化される。
【0185】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第7トランジスタの第1電極が前記第8トランジスタの第2電極に多重化され、即ち、本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板において、該第7トランジスタ及び第8トランジスタにおいて、第3半導体層に含まれる2番目の第5導電部分を介して直接に結合されることができ、第7トランジスタ及び第8トランジスタの第1方向で占める面積を縮めた。
【0186】
図3A乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは第7トランジスタT7及び第8トランジスタT8をさらに含んでもよく、
前記第7トランジスタT7のアクティブ層及び前記第8トランジスタT8のアクティブ層は一つの連続した第3半導体層30により形成され、前記第3半導体層30第1方向に沿って延在され、
前記第7トランジスタT7のアクティブ層は、第1方向に沿って順次に配置される1番目の第5導電部分311、第5チャネル部分310及び2番目の第5導電部分312を含み、
前記2番目の第5導電部分312は1番目の第6導電部分に多重化され、
前記第8トランジスタT8のアクティブ層は、第1方向に沿って順次に配置される1番目の第6導電部分、第6チャネル部分320及び2番目の第6導電部分322を含み、
前記1番目の第5導電部分311は前記第7トランジスタT7の第2電極D7として用いられ、前記2番目の第5導電部分312は前記第7トランジスタT7の第1電極S7として用いられ、前記2番目の第6導電部分は前記第8トランジスタT8の第1電極S8として用いられ、前記第7トランジスタT7の第1電極S7は前記第8トランジスタT8の第2電極D8に多重化される。
【0187】
具体的に実施する時に、図3A乃至図16に示すように、前記走査駆動回路は第1電圧信号線VGHをさらに含んでもよく、
前記第8トランジスタT8の第1電極S8が前記第1電圧信号線VGHに結合され、
前記第1電圧信号線VGHは、前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、前記第7トランジスタT7及び前記第8トランジスタT8は前記第1電圧信号線VGHと前記出力回路との間に位置しており、
前記第8トランジスタT8と前記第1電圧信号線VGHとの間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されていない。
【0188】
本開示の少なくとも一実施例では、T8の第1電極S8がVGHに結合されるので、T8とVGHとの間にトランジスタ及び/またはコンデンサが配置されていない。
【0189】
図3A乃至図16に示すように、T8の第1電極S8が第23接続ビアH023を介して前記第1電圧信号線VGHに結合される。
【0190】
選択的に、図3A乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、第2トランジスタT2及び入力トランジスタTiをさらに含んでもよく、前記走査駆動回路は第2クロック信号線CKをされに含み、前記第2クロック信号線CKは第1方向に沿って延在され、
前記第2トランジスタT2のゲート電極G2が前記入力トランジスタTiのゲート電極Giに結合され、
前記入力トランジスタTiのゲート電極Giが前記第2クロック信号線CKに結合され、前記入力トランジスタTiの第1電極Siが入力端E1に結合され、
前記第2トランジスタT2及び前記入力トランジスタTiは前記出力回路の表示領域から離れた一側に位置しており、
前記第2クロック信号線CKは前記入力トランジスタTiの前記出力回路から離れた一側に位置している。
【0191】
本開示の少なくとも一実施例では、図3A乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットはノード制御トランジスタTcをさらに含んでもよく、
前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcは互いに結合される第1ゲート電極パターンGc1及び第2ゲート電極パターンGc2を含んで、Tcをダブルゲート構成に形成する。
図5及び図11に示すように、ノード制御トランジスタTcはノード制御アクティブパターンを含み、
前記ノード制御アクティブパターンは、第1方向に沿って順次に配列される1番目のノード制御導電部分Ac11、1番目のノード制御チャネル部分Ac21、2番目のノード制御導電部分Ac12、2番目のノード制御チャネル部分Ac22及び3番目のノード制御導電部分Ac13を含み、
1番目のノード制御導電部分Ac11はTcの第1電極Scに多重化され、3番目のノード制御導電部分Ac13はTcの第2電極Dcに多重化される。
【0192】
図3A乃至図16に示すように、Tcのゲート電極は第1ゲート金属パターン60に含まれ、前記第1ゲート金属パターン60はU形で、Tcのゲート電極が互いに結合される第1ゲート電極パターンGc1及び第2ゲート電極パターンGc2を含むようにし、
前記第1ゲート金属パターン60が第24接続ビアH024を介して第19導電接続部L19に結合され、
Tiの第2電極Diが第25接続ビアH025を介してL19に結合されることで、Tiの第2電極DiがTcのゲート電極Gcに結合され、
T7の第2電極D7が第26接続ビアH026を介してL19に結合されることで、T7の第2電極D7がTcのゲート電極Gcに結合され、
Tiの第1電極Siは第27接続ビアH027を介して入力端E1に結合され、
Tiのゲート電極Giが第20導電接続部L20に結合され、L20のベース基板での正投影と、第2クロック信号線CKのベース基板での正投影とが第12重なり領域を有し、L20が前記第12重なり領域に設けられている第12ビアH12を介して第2クロック信号線CKに結合されることで、Tiのゲート電極Giが第2クロック信号線CKに結合され、
前記第1ゲート金属パターン60が第28接続ビアH028を介して前記第4導電接続部L4にも結合されることで、T1の第1電極S1がTcのゲート電極Gcに結合される。
【0193】
選択的に、図1図3A乃至図16に示すように、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは入力トランジスタTi、第6トランジスタT6、第1トランジスタT1、第7トランジスタT7及び第8トランジスタT8をさらに含んでもよく、
前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが前記第1トランジスタT1の第1電極S1に結合され、前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcは、前記入力トランジスタTiの第2電極Diにも結合され、前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが、前記第7トランジスタT7の第2電極D7にも結合され、前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが、前記第6トランジスタT6のゲート電極G6にも結合され、
前記ノード制御トランジスタTcの第1電極Scが前記入力トランジスタTiのゲート電極Giに結合され、前記ノード制御トランジスタTcの第2電極Dcが前記第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、
前記入力トランジスタTi、前記ノード制御トランジスタTc、前記第7トランジスタT7及び前記第8トランジスタT8が第1方向に沿って配列される。
【0194】
図3A乃至図16に示すように、第6トランジスタT6は第6アクティブパターンA6を含み、
前記第6アクティブパターンA6は、第2方向に沿って順次に配列される1番目の第10導電部分A61、第10チャネル部分A60及び2番目の第10導電部分A62を含み、
1番目の第10導電部分A61は第6トランジスタT6の第2電極D6に多重化され、2番目の第10導電部分A62は第6トランジスタT6の第1電極S6に多重化される。
図3A乃至図16に示すように、入力トランジスタTiは入力アクティブパターンAiを含み、
前記入力アクティブパターンAiは、第1方向に沿って順次に配列される1番目の第11導電部分Ai1、第11チャネル部分Ai0及び2番目の第11導電部分Ai2を含み、
Ai1はTiの第1電極Siに多重化され、Ai2はTiの第2電極Diに多重化される。
具体的に実施する時に、前記走査駆動回路は第1電圧信号線、第2電圧信号線、第1クロック信号線及び第2クロック信号線をさらに含んでもよく、
前記第1電圧信号線、前記第2電圧信号線、前記第1クロック信号線及び前記第2クロック信号線はいずれも第1方向に沿って延在され、
前記第1電圧信号線の前記ベース基板での正投影、前記第1クロック信号線の前記ベース基板での正投影及び前記第2クロック信号線の前記ベース基板での正投影は、いずれも前記シフトレジスタユニットの前記ベース基板での正投影の前記表示領域から離れた一側に位置しており、
前記第2電圧信号線の前記ベース基板での正投影は、前記シフトレジスタユニットの前記表示領域に近い一側に位置している。
【0195】
具体的に、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線の具体的な位置は実際の必要に応じて設けてもよく、例示として、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線をいずれも前記表示基板の縁部の箇所に設けてもよく、前記第1電圧信号線の前記ベース基板での正投影、前記第1クロック信号線の前記ベース基板での正投影及び前記第2クロック信号線の前記ベース基板での正投影がいずれも前記シフトレジスタユニットの前記ベース基板での正投影の前記表示基板の表示領域から離れた一側に位置するようにすることで、前記シフトレジスタユニットのレイアウトを行う時に、前記シフトレジスタユニットのうち、各トランジスタと前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線との間に過度なオーバーラップが発生することを避けることで、前記シフトレジスタユニットの動作性能を高めることにさらに有利である。
【0196】
加えて、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線がいずれも前記第1方向に沿って延在されるように配置して、前記表示基板の狭額縁化を実現することにさらに有利である。
【0197】
本開示の少なくとも一実施例では、前記第1クロック信号線の出力の第1クロック信号及び前記第2クロック信号線の出力の第2クロック信号の位相が互いに反してもよいが、これに限らない。
本開示の少なくとも一実施例では、図1及び図3Aに示すように、前記走査駆動回路は出力トランジスタT10、出力リセットトランジスタT9、第1電圧信号線VGH、第2電圧信号線VGL、第1クロック信号線CB及び第2クロック信号線CKを含み、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線E0、第1コンデンサC1、出力コンデンサC2、出力リセットコンデンサC3、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、第4トランジスタT4、第5トランジスタT5、第6トランジスタT6、第7トランジスタT7、第8トランジスタT8、入力トランジスタTi及びノード制御トランジスタTcをさらに含み、
前記信号出力線E0は、互いに結合される第1出力線部分E01、1番目の第2出力線部分E021及び2番目の第2出力線部分E022を含み、
前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aが前記出力リセットトランジスタT9のゲート電極G9に結合され、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bが第1電圧信号線VGHに結合され、
前記出力トランジスタT10の第1電極S10が前記第2電圧信号線VGLに結合され、前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9が出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合され、前記出力トランジスタT10の第2電極D10及び前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9がそれぞれ前記第1出力線部分E01に結合され、
前記出力コンデンサC2の第1極板C2aが前記出力トランジスタT10のゲート電極G10に結合され、前記出力コンデンサC2の第2極板C2bが前記第7トランジスタT7のゲート電極G7に結合され、
前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が前記出力トランジスタT10の第1電極S10に結合され、前記第1トランジスタT1の第2電極D1が前記出力トランジスタT10のゲート電極G10に結合され、
前記第2トランジスタT2のゲート電極G2が前記入力トランジスタTiのゲート電極Giに結合され、前記第2トランジスタT2の第1電極S2が前記第1トランジスタT1のゲート電極G1に結合され、前記第2トランジスタT2の第2電極D2が第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、
前記第3トランジスタT3のゲート電極G3が前記出力トランジスタT10の第1電極S10に結合され、前記第3トランジスタT3の第1電極S3が前記第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、前記第3トランジスタT3の第2電極D3が前記第4トランジスタT4のゲート電極G4に結合され、
前記第4トランジスタT4の第1電極S4が第1クロック信号線CBに結合され、前記第5トランジスタT5のゲート電極G5が前記第1クロック信号線CBに結合され、
前記第4トランジスタT4のゲート電極G4が前記第1コンデンサC1の第1極板C1aに結合され、前記第1コンデンサC1の第2極板C1bが前記第4トランジスタT4の第2電極D4に結合され、前記第4トランジスタT4の第2電極D4は前記第5トランジスタT5の第1電極S5に多重化され、
前記第5トランジスタT5の第2電極D5が前記第6トランジスタT6の第2電極D6に結合され、
前記第6トランジスタT6のゲート電極G6が前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcに結合され、前記第6トランジスタT6の第1電極S6が前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9に結合され、
前記第5トランジスタT5の第2電極D5が前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aに結合され、前記第6トランジスタT6の第1電極S6が前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合され、
前記第7トランジスタT7のゲート電極G7が前記出力コンデンサC2の第2極板C2bに結合され、前記第7トランジスタT7の第1電極S7は前記第8トランジスタT8の第2電極D8に多重化され、前記第7トランジスタT7の第2電極D7が前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcに結合され、
前記第8トランジスタT8のゲート電極G8が前記ノード制御トランジスタGcの第2電極Dcに結合され、前記第8トランジスタT8の第1電極S8が前記第1電圧信号線VGHに結合され、
前記入力トランジスタTiのゲート電極Giが前記第2クロック信号線CKに結合され、前記入力トランジスタTiの第1電極Siが入力端E1に結合され、
前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが前記第1トランジスタT1の第1電極S1に結合され、前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが前記入力トランジスタTiの第2電極Diにも結合され、
前記ノード制御トランジスタTcの第1電極Scが前記入力トランジスタTiのゲート電極Giに結合され、
前記1番目の第2出力線部分E021及び前記2番目の第2出力線部分E022は前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0198】
具体的に実施する時に、第1方向を沿って、前記入力トランジスタTi、前記ノード制御トランジスタTc、前記第7トランジスタT7、前記第8トランジスタT8、前記第4トランジスタT4、前記第5トランジスタT5及び前記出力リセットコンデンサC3が順次に配列され、
前記入力トランジスタTi、前記第2トランジスタT2及び前記第1トランジスタT1が第2方向に沿って配列され、
前記ノード制御トランジスタTc、前記出力コンデンサC2及び前記出力トランジスタT10が第2方向に沿って配列され、
第1方向を沿って、前記第3トランジスタT3、前記第4トランジスタT4、前記第1コンデンサC1及び前記出力リセットコンデンサC3が順次に配列され、
前記第6トランジスタT6が前記出力リセットトランジスタT9と前記第1コンデンサC1との間に配置される。
本開示の少なくとも一実施例では、図4Aに示すように、前記走査駆動回路は、第1電圧信号線VGH、第2電圧信号線VGL、第1クロック信号線CB及び第2クロック信号線CKをさらに含んでもよく、前記少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、信号出力線E0、第1コンデンサC1、出力コンデンサC2、出力リセットコンデンサC3、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、第4トランジスタT4、第5トランジスタT5、第6トランジスタT6、第7トランジスタT7、第8トランジスタT8、入力トランジスタTi及びノード制御トランジスタTcを含み、前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aが前記出力リセットトランジスタT9のゲート電極G9に結合され、前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bが第1電圧信号線VGHに結合され、
前記信号出力線E0は互いに結合される第1出力線部分E01、1番目の第2出力線部分E021及び2番目の第2出力線部分E022を含み、
前記出力トランジスタT10の第1電極S10が前記第2電圧信号線VGLに結合され、前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9が出力リセットコンデンサC3の第2極板C3aAに結合され、前記出力トランジスタT10の第2電極D10及び前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9がそれぞれ前記第1出力線部分E01に結合され、
前記出力コンデンサC2の第1極板C2aが前記出力トランジスタT10のゲート電極G10に結合され、前記出力コンデンサC2の第2極板C2bが前記第7トランジスタT7のゲート電極G7に結合され、
前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が前記第3トランジスタT3のゲート電極G3に結合され、前記第1トランジスタT1のゲート電極G1が前記出力トランジスタT10の第1電極S10に結合され、前記第1トランジスタT1の第2電極D1が前記出力トランジスタT10のゲート電極G10に結合され、
前記第2トランジスタT2のゲート電極G2が前記入力トランジスタTiのゲート電極Giに結合され、前記第2トランジスタT2の第1電極S2が前記出力トランジスタT10の第1電極S10に結合され、前記第2トランジスタT2の第2電極D2が第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、
前記第3トランジスタT3の第1電極S3が前記第8トランジスタT8のゲート電極G8に結合され、前記第3トランジスタT3の第2電極D3が前記第4トランジスタT4のゲート電極G4に結合され、
前記第4トランジスタT4の第1電極S4が第1クロック信号線CBに結合され、前記第5トランジスタT5のゲート電極G5が前記第1クロック信号線CBに結合され、
前記第4トランジスタT4のゲート電極G4が前記第1コンデンサC1の第1極板C1aに結合され、前記第1コンデンサC1の第2極板C1bが前記第4トランジスタT4の第2電極D4に結合され、前記第4トランジスタT4の第2電極D4は前記第5トランジスタT5の第1電極S5に多重化され、
前記第5トランジスタT5の第2電極D5が前記第6トランジスタT6の第2電極D6に結合され、
前記第6トランジスタT6のゲート電極G6が前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcに結合され、前記第6トランジスタT6の第1電極S6が前記出力リセットトランジスタT9の第1電極S9に結合され、
前記第5トランジスタT5の第2電極D5が前記出力リセットコンデンサC3の第1極板C3aに結合され、前記第6トランジスタT6の第1電極S6が前記出力リセットコンデンサC3の第2極板C3bに結合され、
前記第7トランジスタT7のゲート電極G7が前記出力コンデンサC2の第2極板C2bに結合され、前記第7トランジスタT7の第1電極S7は前記第8トランジスタT8の第2電極D8に多重化され、前記第7トランジスタT7の第2電極D7が前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcに結合され、
前記第8トランジスタT8のゲート電極G8が前記ノード制御トランジスタTcの第2電極Dcに結合され、前記第8トランジスタT8の第1電極S8が前記第1電圧信号線VGHに結合され、
前記入力トランジスタTiのゲート電極Giが前記第2クロック信号線CKに結合され、前記入力トランジスタTiの第1電極Siが入力端E1に結合され、
前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが前記第1トランジスタT1の第1電極S1に結合され、前記ノード制御トランジスタTcのゲート電極Gcが前記入力トランジスタTiの第2電極Diにも結合され、
前記ノード制御トランジスタTcの第1電極Scが前記入力トランジスタTiのゲート電極Giに結合され、
前記1番目の第2出力線部分E021及び前記2番目の第2出力線部分E022は前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0199】
具体的に実施する時に、第1方向を沿って、前記入力トランジスタTi、前記ノード制御トランジスタTc、前記第7トランジスタT7、前記第8トランジスタT8、前記第4トランジスタT4、前記第5トランジスタT5及び前記出力リセットコンデンサC3が順次に配列され、
前記入力トランジスタTi及び前記第2トランジスタT2が第2方向に沿って配列され、
前記ノード制御トランジスタTc、前記出力コンデンサC2及び前記出力トランジスタT10が第2方向に沿って配列され、
第1方向を沿って、前記第3トランジスタT3、前記第4トランジスタT4、前記第1コンデンサC1及び前記出力リセットコンデンサC3が順次に配列され、
第1方向を沿って、前記第1トランジスタT1、前記第6トランジスタT6及び前記出力リセットコンデンサC3が順次に配列される。
【0200】
選択的に、第2電圧信号線が前記シフトレジスタユニットの表示領域に近い一側に設けられており、
前記第1電圧信号線、前記第1クロック信号線及び前記第2クロック信号線が、前記シフトレジスタユニットの表示領域から離れた一側に設けられており、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2クロック信号線、前記第1クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列される。
【0201】
本開示の少なくとも一実施例では、前記走査駆動回路は第1開始信号線及び第2開始信号線をさらに含んでもよく、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2開始信号線、前記第1開始信号線、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1開始信号線、前記第2開始信号線、前記第1クロック信号線、前記第2クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第2開始信号線、前記第1開始信号線、前記第2クロック信号線、前記第1クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列され、もしくは、
前記表示領域に近い方向に沿って、前記第1開始信号線、前記第2開始信号線、前記第2クロック信号線、前記第1クロック信号線及び前記第1電圧信号線が順次に配列される。
本開示の少なくとも一実施例では、前記表示基板は、前記ベース基板に設けられる複数行の画素回路をさらに含み、前記画素回路は発光制御端を含み、
前記シフトレジスタユニットは少なくとも一行の前記画素回路に対応され、
前記シフトレジスタユニットの信号出力線が前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に結合されて、前記少なくとも一行の画素回路の発光制御端に発光制御信号を提供することに用いられる。
図3Aに示されるレイアウト方式において、図5に示すように(図5は、図3Aのアクティブ層の概略図である)、第1半導体層10の第1方向での長さを出力アクティブの長さL1とし、前記第1半導体層10の第2方向での最小の幅を第1出力アクティブの幅W1とし、
前記出力アクティブの長さL1と前記第1出力アクティブの幅W1との割合が第1所定の割合の範囲内にあり、前記第1所定の割合の範囲が3以上かつ11以下である。
【0202】
選択的に、前記第1出力アクティブの幅が12μm以上かつ40μm以下である。
【0203】
本開示の図3Aに示されるレイアウト方式において、前記第1出力アクティブの幅W1を減らすことで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は節約した水平方向の空間を利用してレイアウトを行うことができ、シフトレジスタユニットの占める横方向での空間も縮めることができ、前記出力アクティブの長さL1を高めることで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子はL1が大きくなって縦方向で余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0204】
図4Aに示されるレイアウト方式において、図11に示すように(図5は、図3Aのアクティブ層の概略図である)、第1半導体層10の第1方向での長さを出力アクティブの長さL1とし、前記第1半導体層10の第2方向での最小の幅を第1出力アクティブの幅W1とし、
前記第1出力アクティブの幅W1が12μm以上かつ40μm以下であり、
前記出力アクティブの長さL1と前記第1出力アクティブの幅W1との割合が第1所定の割合の範囲内にあり、
前記出力アクティブの長さL1は50μm以上かつ130μm以下であり、
本開示図4Aに示されるレイアウト方式において、前記第1出力アクティブの幅W1を減らすことで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は節約した水平方向での空間を利用してレイアウトを行うことができ、シフトレジスタユニットの占める横方向での空間も縮めることができ、前記出力アクティブの長さL1を高めることで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子はL1が大きくなって縦方向で余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0205】
本開示の図3Aに示されるレイアウト方式において、図3A及び図8に示すように、前記第1出力線部分E01が信号線の重なり領域に設けられた複数の第1信号線ビアH01を介して前記出力トランジスタT10の第2電極D10に結合され、前記第1出力線部分E01が前記信号線の重なり領域に設けられた複数の第2信号線ビアH02を介して前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9に結合され、前記複数の第1信号線ビアH01は第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアH02は第1方向に沿って順次に配列され、
図10図10は、図3Aのソース・ドレイン金属層の概略図であり、図10に第1ソース・ドレイン金属パターンDs1及び第2ソース・ドレイン金属パターンDs2を示す)に示すように、前記信号線の重なり領域は、第1信号線の重なり領域A01及び第2信号線の重なり領域A02を含み、前記第1信号線の重なり領域A01は、前記第1出力線部分E01の前記ベース基板での正投影と、前記出力トランジスタT10の第2電極D10を含む第1ソース・ドレイン金属パターンDs1の前記ベース基板での正投影との重なり領域であり、前記第2信号線の重なり領域A02は、前記第1出力線部分E01の前記ベース基板での正投影と、前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9を含む第2ソース・ドレイン金属パターンDs2の前記ベース基板での正投影との重なり領域である。
【0206】
本開示の図4Aに示されるレイアウト方式において、図4A及び図14に示すように、前記第1出力線部分E01が信号線の重なり領域に設けられた複数の第1信号線ビアH01を介して前記出力トランジスタT10の第2電極D10に結合され、前記第1出力線部分E01が前記信号線の重なり領域に設けられた複数の第2信号線ビアH02を介して前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9に結合され、前記複数の第1信号線ビアH01は第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアH02は第1方向に沿って順次に配列され、
図16図16は、図4Aのソース・ドレイン金属層の概略図であり、図16に第1ソース・ドレイン金属パターンDs1及び第2ソース・ドレイン金属パターンDs2を示し)に示すように、前記信号線の重なり領域は、第1信号線の重なり領域A01及び第2信号線の重なり領域A02を含み、前記第1信号線の重なり領域A01は前記第1出力線部分E01の前記ベース基板での正投影と、前記出力トランジスタT10の第2電極D10を含む第1ソース・ドレイン金属パターンDs1の前記ベース基板での正投影との重なり領域であり、前記第2信号線の重なり領域A02は、前記第1出力線部分E01の前記ベース基板での正投影と、前記出力リセットトランジスタT9の第2電極D9を含む第2ソース・ドレイン金属パターンDs2の前記ベース基板での正投影の重なり領域である。
【0207】
本開示の少なくとも一実施例では、図5に示される半導体層及び図6に示される第1ゲート金属層との間に、第1ゲート絶縁層が設けられており、図6に示される第1ゲート金属層及び図7に示される第2ゲート金属層との間に、第2ゲート絶縁層が設けられており、図7に示される第2ゲート金属層及び図9に示されるソース・ドレイン金属層との間に一層の絶縁層をさらに含んでもよい。
【0208】
また、本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板を製作する時に、まず、ベース基板で半導体材料層を設け、前記半導体材料層に対してパターニング工程を行って、各トランジスタのアクティブ層を形成し、図5に示すように、第1半導体層10、第2半導体層20、第3半導体層30、第1アクティブパターンA1、第2アクティブパターンA2、第3アクティブパターンA3、第6アクティブパターンA6、ノード制御アクティブパターン及び入力アクティブパターンAiを形成し、
前記アクティブ層の前記ベース基板から離れた一面に第1ゲート絶縁層を製作し、
前記第1ゲート絶縁層の前記アクティブ層から離れた一面、第1ゲート金属層を製作し、第1ゲート金属層に対してパターニング工程を行い、図6に示すように、シフトレジスタユニットに含まれる各トランジスタのゲート電極、出力リセットコンデンサC3の第1極板C3a、第1コンデンサC1の第1極板C1a及び出力コンデンサC2の第1極板C2aを形成し、
前記各トランジスタのゲート電極をマスクとし、アクティブ層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分に対してドーピングを行って、前記アクティブ層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分を導電部分に形成し、前記アクティブ層のうち、前記ゲート電極により被覆された部分をチャネル部分に形成し、前記導電部分を第1電極または第2電極として用いられ、もしくは、前記導電部分が第1電極または第2電極に結合され、
前記第2ゲート絶縁層の前記第1ゲート金属層から離れた一面に第2ゲート金属層を設け、前記第2ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、図7に示すように、信号出力線、入力信号端E1、出力リセットコンデンサC3の第2極板C3b、第1コンデンサC1の第2極板C1b、出力コンデンサC2の第1極板C2b及び第15導電接続部L15を形成し、
前記第2ゲート金属層の前記第2ゲート絶縁層から離れた一面に絶縁層を設け、
図8に示すように、アクティブ層、第1ゲート絶縁層、第1ゲート金属層、第2ゲート絶縁層、第2ゲート金属層及び絶縁層を設けたベース基板で、複数のビアを設け、
前記絶縁層の前記第2ゲート金属層から離れた一面にソース・ドレイン金属層を設け、前記ソース・ドレイン金属層に対してパターニング工程を行って、図9に示すように、第1電圧信号線VGH、第2電圧信号線VGL、第1クロック信号線CK、第2クロック信号線CB、前記出力リセットトランジスタT9の第2電極、前記出力リセットトランジスタT9の第1電極、前記出力トランジスタT10の第2電極、前記出力トランジスタT10の第1電極を形成した。
【0209】
本開示の少なくとも一実施例では、図11に示される半導体層及び図12に示される第1ゲート金属層との間に、第1ゲート絶縁層がさらに設けられてもよく、図12に示される第1ゲート金属層及び図13に示される第2ゲート金属層との間に、第2ゲート絶縁層がさらに設けられてもよく、図13に示される第2ゲート金属層及び図15に示されるソース・ドレイン金属層との間に一層の絶縁層をさらに含んでもよい。
【0210】
また、本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板を製作する時に、まず、ベース基板で半導体材料層を設け、前記半導体材料層に対してパターニング工程を行って、各トランジスタのアクティブ層を形成し、図11に示すように、第1半導体層10、第2半導体層20、第3半導体層30、第1アクティブパターンA1、第2アクティブパターンA2、第3アクティブパターンA3、第6アクティブパターンA6、ノード制御アクティブパターン及び入力アクティブパターンAiを形成し、
前記アクティブ層の前記ベース基板から離れた一面に第1ゲート絶縁層を製作し、
前記第1ゲート絶縁層の前記アクティブ層から離れた一面に、第1ゲート金属層を製作し、第1ゲート金属層に対してパターニング工程を行い、図12に示すように、シフトレジスタユニットに含まれる各トランジスタのゲート電極、出力リセットコンデンサC3の第1極板C3a、第1コンデンサC1の第1極板C1a及び出力コンデンサC2の第1極板C2aを形成し、
前記各トランジスタのゲート電極をマスクとし、アクティブ層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分に対してドーピングを行って、前記アクティブ層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分を導電部分に形成し、前記アクティブ層のうち、前記ゲート電極により被覆された部分をチャネル部分に形成し、前記導電部分を第1電極または第2電極として用いされ、もしくは、前記導電部分が第1電極または第2電極に結合され、
前記第2ゲート絶縁層の前記第1ゲート金属層から離れた一面に第2ゲート金属層を設け、前記第2ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、図13に示すように、信号出力線、入力信号端E1、出力リセットコンデンサC3の第2極板C3b、第1コンデンサC1の第2極板C1b及び出力コンデンサC2の第1極板C2bを形成し、
前記第2ゲート金属層の前記第2ゲート絶縁層から離れた一面に絶縁層を設け、
図14に示すように、アクティブ層、第1ゲート絶縁層、第1ゲート金属層、第2ゲート絶縁層、第2ゲート金属層及び絶縁層が設けられているベース基板で、複数のビアを設け、
前記絶縁層の前記第2ゲート金属層から離れた一面にソース・ドレイン金属層を設け、前記ソース・ドレイン金属層に対してパターニング工程を行って、図15に示すように、第1電圧信号線VGH、第2電圧信号線VGL、第1クロック信号線CK、第2クロック信号線CB、前記出力リセットトランジスタT9の第2電極、前記出力リセットトランジスタT9の第1電極、前記出力トランジスタT10の第2電極、前記出力トランジスタT10の第1電極を形成する。
【0211】
本開示の少なくとも一実施例に記載の表示基板の製作方法において、前記表示基板の製作方法は、ベース基板に走査駆動回路を製作することを含み、前記走査駆動回路は、複数のシフトレジスタユニットを含み、前記複数のシフトレジスタユニットのうち、少なくとも一つのシフトレジスタユニットは、出力回路を含み、前記出力回路は、出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタを含み、
前記表示基板の製作方法は、
前記ベース基板に半導体層を製作し、前記半導体層に対してパターニング工程を行って、出力トランジスタのアクティブ層及び出力リセットトランジスタのアクティブ層を形成することをさらに含み、
前記出力トランジスタのアクティブ層及び前記出力リセットトランジスタのアクティブ層が第1方向に沿って配列され、前記出力トランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第1長さとし、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の前記第1方向での長さを第2長さとして、前記第1長さと前記第2長さとの和が出力アクティブの長さであり、
第2方向に沿って、前記出力トランジスタのアクティブ層の最小の幅と、前記出力リセットトランジスタのアクティブ層の最小の幅とのうち、小さいものを第1出力アクティブの幅とし、前記第1方向と前記第2方向が互いに交差し、
前記出力アクティブの長さと前記第1出力アクティブの幅との割合が第1所定の割合の範囲内にあり、
前記第1所定の割合の範囲が3以上かつ11以下である。
【0212】
本開示の少なくとも一実施例は、前記第1出力アクティブの幅を減らすことで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は第1出力アクティブの幅が狭くなって余裕な空間を利用してレイアウトを行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0213】
選択的に、前記第1出力アクティブの幅が12μm以上かつ40μm以下である。
【0214】
選択的に、前記出力アクティブの長さは50μm以上かつ130μm以下である。
【0215】
本開示の少なくとも一実施例では、前記出力アクティブの長さを高めることで、シフトレジスタユニットのうち、出力回路以外の素子は、出力アクティブの長さが大きくなって縦方向で余裕な空間を利用してレイアウトも行うことができ、その上シフトレジスタユニットの占める横方向での空間を縮めることができる。
【0216】
具体的に実施する時に、前記表示基板の製作方法は、
前記半導体層の前記ベース基板から離れた一面に第1ゲート金属層を製作し、前記第1ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、前記出力トランジスタのゲート電極及び前記出力リセットトランジスタのゲート電極を形成することと、
前記出力トランジスタのゲート電極及び前記出力リセットトランジスタのゲート電極をマスクとして、半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分に対してドーピングを行って、前記半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆されていない部分を導電部分に形成し、前記半導体層のうち、前記ゲート電極により被覆された部分をチャネル部分に形成することと、
前記第1ゲート金属層の前記半導体層から離れた一面に第2ゲート金属層を設け、前記第2ゲート金属層に対してパターニング工程を行って、第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含む信号出力線を形成することと、
前記第2ゲート金属層の前記第1ゲート金属層から離れた一面に第1絶縁層を設けることと、
前記第1絶縁層と前記第1出力線部分とが重なる領域に前記第1絶縁層を貫通する複数の第1信号線ビア及び複数の第2信号線ビアを製作することと、
前記第1絶縁層の前記第2ゲート金属層から離れた一面にソース・ドレイン金属層を製作し、前記ソース・ドレイン金属層に対してパターニング工程を行って、第1ソース・ドレイン金属パターン及び第2ソース・ドレイン金属パターンを形成し、前記第1ソース・ドレイン金属パターンが前記出力トランジスタの第2電極を含み、前記第2ソース・ドレイン金属パターンが前記出力リセットトランジスタの第2電極含んでいることで、前記第1出力線部分が前記複数の第1信号線ビアを介して前記出力トランジスタの第2電極に結合され、かつ前記第1出力線部分が前記複数の第2信号線ビアを介して前記出力リセットトランジスタの第2電極に結合されるようにすることと、を含んでもよく、
前記複数の第1信号線ビアが第1方向に沿って順次に配列され、前記複数の第2信号線ビアが第1方向に沿って順次に配列される。
【0217】
具体的に実施する時に、前記信号出力線は、第1方向に沿って延在される第1出力線部分を含んでもよく、第1出力線部分が第1信号線ビアを介して出力トランジスタの第2電極に結合され、第1出力線部分が第2信号線ビアを介して出力リセットトランジスタの第2電極に結合され、第1出力線部分は、出力回路と第2電圧信号線との間に位置して、第1出力線部分が出力回路に含まれる出力トランジスタ及び出力リセットトランジスタに結合されることに便利である。
【0218】
本開示の少なくとも一実施例では、前記信号出力線は、少なくとも一つの第2出力線部分をさらに含み、前記第2出力線部分が前記第1出力線部分に結合され、前記第2出力線部分が前記表示領域まで延在されて、前記表示領域に位置している画素回路に発光制御信号を提供することに用いられる。
【0219】
本開示の少なくとも一実施例に記載される表示装置は上述した表示基板を含む。
【0220】
本開示の少なくとも一実施例で提供した表示装置は、携帯電話、タブレット、テレビ、ディスプレー、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルフォトフレーム、ナビゲーション等の表示機能を有する任意の製品または部品であってよい。
【0221】
別に定義がない限り、本開示で使用される専門用語または科学用語は、本開示が属する分野の当業者によって理解される通常の意味を有するものとする。本開示で使用される「第1」、「第2」および同様の単語は、順序、数量、または重要性を示すものではなく、異なる構成要素を区別するためにのみ使用される。「含む」または「含有する」などの類似の単語は、当該単語の前に表示される要素または項目が、当該単語の後に挙げられる要素または項目およびそれらに相当するものをカバーすることを意味する。「接続」、「結合」もしくは「連結」など類似の単語は、物理的または機械的な接続に限らず、直接的または間接的の電気的な接続を含んでもよい。「上」、「下」、「左」、「右」などは、相対位置関係を示すためのものにすぎず、説明対象の絶対位置が変わると、当該相対位置関係もそれに応じて変わる可能性がある。
層、フィルム、領域または基板などの要素が他の要素の「上」または「下」に配置される場合、それは他の要素の「上」または「下」に直接配置され得ることを理解されたい。もしくは、中間要素を配置することができる。
【0222】
上述した実施形態の説明において、具体的な特徴、構造、材料又は特徴は、任意の1つ又は複数の実施例又は例示において、適切な方法で組み合せることができる。
【0223】
以上の記載は、本開示の好ましい実施形態であり、本技術分野の当業者にとって、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更や改良を行ってもよく、これらの変更及び改良も、本開示の範囲内に含まれるとする。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18