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  • 特許-タイヤの測定方法及びタイヤの表示方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-08
(45)【発行日】2024-07-17
(54)【発明の名称】タイヤの測定方法及びタイヤの表示方法
(51)【国際特許分類】
   B60C 19/00 20060101AFI20240709BHJP
   G01M 17/02 20060101ALI20240709BHJP
   G01B 11/245 20060101ALI20240709BHJP
【FI】
B60C19/00 H
G01M17/02
G01B11/245 H
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020074291
(22)【出願日】2020-04-17
(65)【公開番号】P2021172105
(43)【公開日】2021-11-01
【審査請求日】2023-02-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000183233
【氏名又は名称】住友ゴム工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104134
【弁理士】
【氏名又は名称】住友 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100156225
【弁理士】
【氏名又は名称】浦 重剛
(74)【代理人】
【識別番号】100168549
【弁理士】
【氏名又は名称】苗村 潤
(74)【代理人】
【識別番号】100200403
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 幸信
(74)【代理人】
【識別番号】100206586
【弁理士】
【氏名又は名称】市田 哲
(72)【発明者】
【氏名】原田 勇輝
(72)【発明者】
【氏名】尾辻 秀希
(72)【発明者】
【氏名】坂東 真郁
(72)【発明者】
【氏名】中川 恒之
(72)【発明者】
【氏名】川口 雄司
【審査官】岩本 昌大
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-067690(JP,A)
【文献】特開2019-066182(JP,A)
【文献】特開2009-174933(JP,A)
【文献】特開2011-237258(JP,A)
【文献】特開平10-038533(JP,A)
【文献】特表2018-505385(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0350793(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 1/00-19/12
G01M 17/02
G01B 11/00-11/30
G06T 1/00-1/40
G06T 3/00-5/94
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤのプロファイル形状を測定するための方法であって、
前記タイヤを第1速度で回転又は停止させた状態で、前記タイヤのプロファイル形状に関する第1情報を取得する第1工程と、
前記タイヤを前記第1速度とは異なる第2速度で回転させた状態で、前記タイヤのプロファイル形状に関する第2情報を取得する第2工程と、
前記第1情報と前記第2情報とに基づき、前記タイヤのプロファイル形状に関する第3情報を取得する第3工程とを含み、
前記第1情報及び前記第2情報が、それぞれ、前記タイヤのトレッド表面を撮影した第1画像及び第2画像であり、
前記第1工程及び前記第2工程は、前記タイヤを取り付けた回転軸に設けられたマークに基づき、前記第1画像及び前記第2画像の撮影タイミングを同期させる
タイヤの測定方法。
【請求項2】
前記第3工程は、前記第1情報と前記第2情報との差分に基づき、前記第3情報を取得する、請求項1に記載のタイヤの測定方法。
【請求項3】
前記第1工程及び前記第2工程は、それぞれ、前記第1画像及び前記第2画像を、2つのカメラでステレオ法により撮影する、請求項1又は2に記載のタイヤの測定方法。
【請求項4】
前記第1工程及び前記第2工程は、それぞれ、前記トレッド表面に予め設けられた複数の目印を含むように前記第1画像及び前記第2画像を取得し、
前記第3工程は、前記第1画像の前記目印の位置と、前記第2画像の前記目印の位置との差分に基づき、前記第3情報を取得する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤの測定方法。
【請求項5】
タイヤの形状を表示するための方法であって、
前記タイヤを第1速度で回転又は停止させた状態で、前記タイヤのトレッド表面を撮影した第1画像を取得する第1工程と、
前記タイヤを前記第1速度とは異なる第2速度で回転させた状態で、前記トレッド表面を撮影した第2画像を取得する第2工程と、
前記第1画像と前記第2画像との差分に基づき、前記タイヤの形状に関する第3画像を取得する第3工程と、
前記第3画像を表示する第4工程とを含み、
前記第1工程及び前記第2工程は、前記タイヤを取り付けた回転軸に設けられたマークに基づき、前記第1画像及び前記第2画像の撮影タイミングを同期させる
タイヤの表示方法。
【請求項6】
前記第3画像が、前記第1画像及び前記第2画像における前記トレッド表面の陸部の差分である、請求項に記載のタイヤの表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
タイヤのプロファイル形状を測定するための方法及びタイヤの形状を表示するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、タイヤのプロファイル形状を測定するための方法が知られている。例えば、下記特許文献1には、回転するタイヤの外周面を、レーザー変位計により円周線の小円周ピッチ毎に多数点でスキャンし、各小円周ピッチの外周面予想位置を連ねることにより、回転するタイヤプロファイルを求める測定方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-116012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の測定方法は、タイヤの接地面の反対側の1点で測定していたので、接地時に発生するタイヤのトレッド表面の変形を測定することができなかった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、回転するタイヤの形状を詳細に測定可能な方法及びタイヤの表示方法を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、タイヤのプロファイル形状を測定するための方法であって、タイヤを第1速度で回転又は停止させた状態で、前記タイヤのプロファイル形状に関する第1情報を取得する第1工程と、前記タイヤを前記第1速度とは異なる第2速度で回転させた状態で、前記タイヤのプロファイル形状に関する第2情報を取得する第2工程と、前記第1情報と前記第2情報とに基づき、前記タイヤのプロファイル形状に関する第3情報を取得する第3工程とを含むことを特徴とする。
【0007】
本発明のタイヤの測定方法において、前記第3工程は、前記第1情報と前記第2情報との差分に基づき、前記第3情報を取得するのが望ましい。
【0008】
本発明のタイヤの測定方法において、前記第1情報及び前記第2情報が、それぞれ、前記タイヤのトレッド表面を撮影した第1画像及び第2画像であるのが望ましい。
【0009】
本発明のタイヤの測定方法において、前記第1工程及び前記第2工程は、それぞれ、前記第1画像及び前記第2画像を、2つのカメラでステレオ法により撮影するのが望ましい。
【0010】
本発明のタイヤの測定方法において、前記第1工程及び前記第2工程は、それぞれ、前記トレッド表面に予め設けられた複数の目印を含むように前記第1画像及び前記第2画像を取得し、前記第3工程は、前記第1画像の前記目印の位置と、前記第2画像の前記目印の位置との差分に基づき、前記第3情報を取得するのが望ましい。
【0011】
本発明のタイヤの測定方法において、前記第1工程及び前記第2工程は、前記タイヤを取り付けた回転軸に設けられたマークに基づき、前記第1画像及び前記第2画像の撮影タイミングを同期させるのが望ましい。
【0012】
本発明は、タイヤの形状を表示するための方法であって、タイヤを第1速度で回転又は停止させた状態で、前記タイヤのトレッド表面を撮影した第1画像を取得する第1工程と、前記タイヤを前記第1速度とは異なる第2速度で回転させた状態で、前記トレッド表面を撮影した第2画像を取得する第2工程と、前記第1画像と前記第2画像との差分に基づき、前記タイヤの形状に関する第3画像を取得する第3工程と、前記第3画像を表示する第4工程とを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明のタイヤの表示方法において、前記第3画像が、前記第1画像及び前記第2画像における前記トレッド表面の陸部の差分であるのが望ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明のタイヤの測定方法は、タイヤを第1速度で回転又は停止させた状態で、前記タイヤのプロファイル形状に関する第1情報を取得する第1工程と、前記タイヤを前記第1速度とは異なる第2速度で回転させた状態で、前記タイヤのプロファイル形状に関する第2情報を取得する第2工程と、前記第1情報と前記第2情報とに基づき、前記タイヤのプロファイル形状に関する第3情報を取得する第3工程とを含んでいる。
【0015】
このようなタイヤの測定方法は、第1情報と第2情報とを比較して第3情報を取得しているので、タイヤ周方向のプロファイル形状の変化を精度よく測定することができる。このため、本発明のタイヤの測定方法は、回転するタイヤの形状を詳細に測定することができる。
【0016】
本発明のタイヤの表示方法は、タイヤを第1速度で回転又は停止させた状態で、前記タイヤのトレッド表面を撮影した第1画像を取得する第1工程と、前記タイヤを前記第1速度とは異なる第2速度で回転させた状態で、前記トレッド表面を撮影した第2画像を取得する第2工程と、前記第1画像と前記第2画像との差分に基づき、前記タイヤの形状に関する第3画像を取得する第3工程と、前記第3画像を表示する第4工程とを含んでいる。
【0017】
このようなタイヤの表示方法は、第1画像と第2画像とを比較して第3画像を取得しているので、タイヤ周方向の形状の変化を面として表示することができる。このため、本発明のタイヤの表示方法は、回転するタイヤの形状を詳細に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明のタイヤの測定方法を実施している状態の一実施形態を示す概念図である。
図2】タイヤの測定方法のフローチャートである。
図3】タイヤの表示方法のフローチャートである。
図4】第3画像の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態のタイヤ1の測定方法を実施している状態を示す概念図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1の測定方法は、タイヤ1のプロファイル形状を測定するための方法である。本実施形態のタイヤ1の測定方法は、正規状態のタイヤ1を測定装置2の回転軸3に取り付けて、回転ドラム4に正規荷重を負荷した状態で接地させている。
【0020】
ここで、「正規状態」とは、タイヤ1が正規リムRにリム組みされ、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。「正規リムR」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
【0021】
「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
【0022】
「正規荷重」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
【0023】
図2は、本実施形態のタイヤ1の測定方法のフローチャートである。図1及び図2に示されるように、本実施形態のタイヤ1の測定方法は、まず、タイヤ1を第1速度V1で回転又は停止させた状態で、タイヤ1のプロファイル形状に関する第1情報F1を取得する第1工程S1が行われる。
【0024】
本実施形態のタイヤ1の測定方法は、次に、タイヤ1を第1速度V1とは異なる第2速度V2で回転させた状態で、タイヤ1のプロファイル形状に関する第2情報F2を取得する第2工程S2が行われる。このような第2工程S2は、第1情報F1とは異なる状態の第2情報F2を取得することができる。
【0025】
本実施形態のタイヤ1の測定方法は、次に、第1情報F1と第2情報F2とに基づき、タイヤ1のプロファイル形状に関する第3情報F3を取得する第3工程S3が行われる。このようなタイヤ1の測定方法は、第1情報F1と第2情報F2とを比較して第3情報F3を取得しているので、タイヤ周方向のプロファイル形状の変化を精度よく測定することができる。このため、本実施形態のタイヤ1の測定方法は、回転するタイヤ1の形状を詳細に測定することができる。
【0026】
より好ましい態様として、測定装置2は、タイヤ1の接地面付近のトレッド表面1aを撮影可能なカメラ5を含んでいる。カメラ5は、ステレオ法で撮影可能な2つのカメラ5を含むのが望ましい。カメラ5は、例えば、回転軸3の軸方向に予め定められた距離離間した第1カメラ5Aと第2カメラ5Bとを含んでいる。このようなカメラ5は、トレッド表面1aの形状を立体的に把握することができる。
【0027】
カメラ5は、例えば、タイヤ周方向の接地直後のトレッド表面1aを撮影している。カメラ5の撮影位置は、タイヤ周方向の任意の位置に変更可能であるのが望ましい。このようなカメラ5は、タイヤ1の任意の位置でのタイヤ周方向の形状を把握することができる。なお、カメラ5は、例えば、面の立体形状を認識可能なセンサであってもよい。
【0028】
本実施形態の第1情報F1及び第2情報F2は、それぞれ、タイヤ1のトレッド表面1aを撮影した第1画像G1及び第2画像G2である。このような第1画像G1及び第2画像G2は、カメラ5を用いて撮影できるので、取得が容易である。
【0029】
本実施形態の第1工程S1は、第1画像G1を、2つのカメラ5でステレオ法により撮影している。また、本実施形態の第2工程S2は、第2画像G2を、2つのカメラ5でステレオ法により撮影している。第1工程S1及び第2工程S2は、カメラ5として、高速度カメラ又はストロボスコープを用いて撮影するのが望ましい。このような第1工程S1及び第2工程S2は、回転するタイヤ1のトレッド表面1aの形状を立体的に撮影することができる。
【0030】
第1工程S1及び第2工程S2は、それぞれ、トレッド表面1aに予め設けられた複数の目印6を含むように第1画像G1及び第2画像G2を取得するのが望ましい。目印6は、例えば、トレッド表面1aにランダムに散布された塗料である。目印6は、例えば、斑模様に構成されている。このような目印6は、トレッド表面1aの形状を詳細に把握するのに役立つ。
【0031】
本実施形態の第3工程S3は、第1情報F1と第2情報F2との差分に基づき、第3情報F3を取得している。このような第3工程S3は、タイヤ1を第1速度V1で回転又は停止させた状態のトレッド表面1aと第2速度V2で回転させた状態のトレッド表面1aとの変位量又は歪量を示す第3情報F3を取得することができる。
【0032】
第3工程S3は、第1画像G1の目印6の位置と、第2画像G2の目印6の位置との差分に基づき、第3情報F3を取得するのが望ましい。第3情報F3は、例えば、目印6の位置における凹凸を示す変位量である。第3情報F3は、例えば、目印6の位置における3軸方向の移動量である歪量であってもよい。このような第3工程S3は、第1画像G1及び第2画像G2の同じ位置を比較することができるので、トレッド表面1aのプロファイル形状を精度よく測定することができる。
【0033】
本実施形態の第1工程S1及び第2工程S2は、タイヤ1を取り付けた回転軸3に設けられたマーク7に基づき、第1画像G1及び第2画像G2の撮影タイミングを同期させている。マーク7は、例えば、回転軸3に貼り付けられた反射テープである。第1工程S1及び第2工程S2は、マーク7を感知可能なセンサ(図示省略)により、撮影タイミングを同期させるのが望ましい。このようなマーク7は、第1画像G1及び第2画像G2において、同じ位置を撮影させることが容易であり、トレッド表面1aのプロファイル形状を精度よく測定することに役立つ。
【0034】
図3は、本実施形態のタイヤ1の表示方法のフローチャートである。図1及び図3に示されるように、本実施形態のタイヤ1の表示方法は、まず、タイヤ1を第1速度V1で回転又は停止させた状態で、タイヤ1のトレッド表面1aを撮影した第1画像G1を取得する第1工程S1Aが行われる。
【0035】
本実施形態のタイヤ1の表示方法は、次に、タイヤ1を第1速度V1とは異なる第2速度V2で回転させた状態で、トレッド表面1aを撮影した第2画像G2を取得する第2工程S2Aが行われる。このような第2工程S2Aは、第1画像G1とは異なる状態の第2画像G2を取得することができる。
【0036】
本実施形態のタイヤ1の表示方法は、次に、第1画像G1と第2画像G2との差分に基づき、タイヤ1の形状に関する第3画像G3を取得する第3工程S3Aが行われる。このような第3工程S3Aは、タイヤ1を第1速度V1で回転又は停止させた状態のトレッド表面1aと第2速度V2で回転させた状態のトレッド表面1aとの変位量又は歪量を示す第3画像G3を取得することができる。
【0037】
本実施形態のタイヤ1の表示方法は、次に、第3画像G3を表示する第4工程S4Aが行われる。このようなタイヤ1の表示方法は、第1画像G1と第2画像G2とを比較して第3画像G3を取得しているので、タイヤ周方向の形状の変化を面として表示することができる。このため、本実施形態のタイヤ1の表示方法は、回転するタイヤ1の形状を詳細に表示することができる。
【0038】
図4は、第3画像G3の一例を示す模式図である。図4に示されるように、本実施形態の第3画像G3は、第1画像G1及び第2画像G2におけるトレッド表面1aの陸部の差分である。このような第3画像G3は、溝部の計算を省略できるので、計算時間を短縮することができる。また、この第3画像G3は、溝部の表示が省略されているので、視認性が良好である。
【0039】
本実施形態の第3画像G3は、トレッド表面1aの凹凸の大きさが凹凸のレベル8に応じて区分されて表示されている。凹凸のレベル8は、例えば、タイヤ1を第1速度V1で回転又は停止させた状態のトレッド表面1aと第2速度V2で回転させた状態のトレッド表面1aとの変位量である。図4では、凹凸のレベル8が6段階に区分されて表示されているが、凹凸のレベル8は、色を無段階に変化させて表示されるのが望ましい。このような第3画像G3は、タイヤ周方向の形状の変化を視覚的に把握させることに役立つ。
【0040】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
【符号の説明】
【0041】
1 タイヤ
図1
図2
図3
図4