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特許7517009光学装置、プロジェクター、および撮像装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-08
(45)【発行日】2024-07-17
(54)【発明の名称】光学装置、プロジェクター、および撮像装置
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/04 20210101AFI20240709BHJP
   G03B 13/32 20210101ALI20240709BHJP
   G03B 17/17 20210101ALI20240709BHJP
   G03B 21/14 20060101ALI20240709BHJP
   H04N 23/55 20230101ALI20240709BHJP
【FI】
G02B7/04 D
G03B13/32
G03B17/17
G03B21/14 D
H04N23/55
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2020154422
(22)【出願日】2020-09-15
(65)【公開番号】P2022048544
(43)【公開日】2022-03-28
【審査請求日】2023-05-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】守国 栄時
【審査官】岡田 弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-094334(JP,A)
【文献】特開2009-080438(JP,A)
【文献】特開2009-229738(JP,A)
【文献】特開2004-264657(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 7/02-7/16
G02B 9/00-17/08
G02B 21/02-21/04
G02B 25/00-25/04
H04N 5/222-5/257
H04N 23/00
H04N 23/40-23/76
H04N 23/90-23/959
G03B 17/02
G03B 17/22
G03B 19/00-19/16
G03B 3/00-3/12
G03B 13/30-13/36
G03B 21/53
G03B 21/00-21/10
G03B 21/12-21/13
G03B 21/134-21/30
G03B 33/00-33/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学素子を有する第1光学系と、
レンズを有し、前記第1光学系の縮小側に配置された第2光学系と、
前記光学素子を保持する第1保持部材と、
前記第1保持部材を前記光学素子の光軸に沿った光軸方向に移動させる第1移動機構と
、を備え、
前記光学素子は、反射面を有し、
前記第1移動機構は、回転軸を中心に回転可能である前記第1保持部材を支持する固定
部材と、前記第1保持部材の回転に応じて前記第1保持部材を前記光軸方向に移動させる
搬送部と、を有し、
前記反射面は、前記回転軸に対して回転対称となる形状を有し、
前記回転軸および前記光軸は、同一の軸であることを特徴とする光学装置。
【請求項2】
前記レンズを保持する第2保持部材と、
前記第2保持部材を前記光軸方向に移動させる第2移動機構と、を備えることを特徴と
する請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記固定部材は、前記光軸と直交する方向から見た場合に、前記第2保持部材と重なる
重なり部を有し、
前記第2移動機構は、
前記光軸を中心に回転可能に前記重なり部に支持されたカム部材と、
前記カム部材に設けられたカム部と、
前記第2保持部材に設けられ前記カム部をスライドするカムフォロワー部と、
前記重なり部に設けられ前記カムフォロワー部を前記光軸方向に案内する案内部と、を
有することを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記搬送部は、前記固定部材と前記第1保持部材との間に設けられたヘリコイドである
ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の光学装置。
【請求項5】
前記ヘリコイドは、前記光学素子の径方向外側に設けられていることを特徴とする請求
項4に記載の光学装置。
【請求項6】
前記第1保持部材は、前記第2光学系に対して拡大側で前記光学素子を保持する第1保
持部と、前記第2光学系の径方向外側に配置された円筒部と、を有し、
前記固定部材は、前記光軸と直交する方向から見た場合に、前記第2保持部材と重なる
重なり部を有し、
前記第2移動機構は、
前記円筒部に設けられたカム部と、
前記第2保持部材に設けられ前記カム部をスライドするカムフォロワー部と、
前記重なり部に設けられ前記カムフォロワー部を前記光軸方向に案内する案内部と、を
有し、
前記搬送部は、前記重なり部と、前記円筒部との間に設けられたヘリコイドであること
を特徴とする請求項2に記載の光学装置。
【請求項7】
前記第1保持部材は、前記光学素子に対して前記第光学系とは反対側に配置され、前
記第1保持部材を回転させる操作部を有し、
前記操作部の回転軸および前記光軸は、同一の軸であることを特徴とする請求項1から
6のうちのいずれか一項に記載の光学装置。
【請求項8】
前記第1移動機構は、
前記光軸と平行な回転軸を中心に回転可能な操作部材と、
前記操作部材に設けられた第1歯部と、
前記第1保持部材に設けられ前記第1歯部に所定の減速比で噛合する第2歯部と、を有
することを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の光学装置。
【請求項9】
前記反射面は、凹曲面であることを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか一項に
記載の光学装置。
【請求項10】
前記光学素子は、第1透過面と、前記第1透過面の前記縮小側に配置された前記反射面
と、前記反射面の前記縮小側に配置された第2透過面と、を有することを特徴とする請求
項9に記載の光学装置。
【請求項11】
前記光学素子は、前記第2光学系の側を向く第1面と、前記第1面とは反対側を向く第
2面と、前記第2面に設けられた反射コーティング層と、を有し、
前記第2面は、凸形状を有し、
前記第1透過面および前記第2透過面は、前記第1面に設けられ、
前記反射面は、前記反射コーティング層であり、前記第2面の表面形状が転写されてお
り、
前記第1保持部材は、所定の角度範囲で回転し、
前記第1透過面、前記反射面、および前記第2透過面は、前記所定の角度範囲において
前記光軸に対して回転対称の形状を有することを特徴とする請求項10に記載の光学装置
【請求項12】
前記反射面は、凸曲面であることを特徴とする請求項1から8のうち何れか一項に記載
光学装置。
【請求項13】
光源と、
前記光源から出射された光を変調する光変調素子と、
前記光変調素子により変調された光を投写する、請求項1から12のうちのいずれか一
項に記載の光学装置と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
【請求項14】
請求項1から12のうちのいずれか一項に記載の光学装置と、
前記光学装置における縮小側共役面に配置された撮像素子と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置、プロジェクター、および撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成部が形成した投写画像を、投写光学系により拡大して投写するプロジェクターは特許文献1に記載されている。同文献の投写光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に第1光学系と、第2光学系と、からなる。第1光学系は、複数枚のレンズを備える屈折光学系である。第2光学系は、ミラーからなる。同文献では、プロジェクターの投写距離を変更する際に、第1光学系を構成する複数前のレンズのうちの一部のレンズと、第2光学系とを光軸方向に移動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-116688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、屈性光学系に対して反射面を備える光学素子を光軸方向に移動させることが記載されている。しかし、反射面を備える光学素子を光軸方向に移動させる機構について、具体的な記載がない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の光学装置は、光学素子を有する第1光学系と、
レンズを有し、前記第1光学系の縮小側に配置された第2光学系と、前記光学素子を保持
する第1保持部材と、前記第1保持部材を前記光学素子の光軸に沿った光軸方向に移動さ
せる第1移動機構と、を備える。前記光学素子は、反射面を有する。前記第1移動機構は
、回転軸を中心に回転可能である前記第1保持部材を支持する固定部材と、前記第1保持
部材の回転に応じて前記第1保持部材を前記光軸方向に移動させる搬送部と、を有する。
前記反射面は、前記回転軸に対して回転対称となる形状を有する。前記回転軸および前記
光軸は、同一の軸である。
【0006】
次に、本発明のプロジェクターは、光源と、前記光源から出射された光を変調する光変調素子と、前記光変調素子により変調された光を投写する上記の光学装置と、を備える。
【0007】
また、本発明の撮像装置は、上記の光学装置と、前記光学装置における縮小側共役面に配置された撮像素子と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の光学装置を備えるプロジェクターの説明図である。
図2】実施例1の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図3】実施例1の光学装置の斜視図である。
図4】光学素子の第1面の説明図である。
図5】実施例1の変形例1の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図6】実施例1の変形例2の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図7】その他の変形例の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図8】その他の変形例の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図9】実施例2の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図10】実施例2の光学装置の斜視図である。
図11】実施例2の変形例1の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図12】実施例2の変形例2の光学装置における光学系および鏡筒の説明図である。
図13】本発明の光学装置を備える撮像装置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係る光学装置、プロジェクターおよび撮像装置を説明する。
【0010】
(プロジェクター)
図1は、プロジェクター1の説明図である。図1に示すように、プロジェクター1は、光学装置3と、画像形成部11と、を備える。光学装置3は、鏡筒10と、鏡筒10に収容された光学系20と、を備える。画像形成部11は、光学系の縮小側共役面Pに投写画像を形成する。画像形成部11は、光源12と、光源12からの光線を変調させる光変調素子13と、を備える。光変調素子13は、投写画像を形成するための画像信号に基づいて光源12からの光線を変調させて、縮小側共役面Pに投写画像を形成する。本例において、光変調素子13は、液晶パネルである。すなわち、プロジェクター1は、光源12と、光源12から出射された光を変調する光変調素子13と、光変調素子13により変調された光を投写する光学装置3を、を備える。
【0011】
光学系20は、拡大側から縮小側に向かって順に、第1光学系21と、第2光学系22と、を備える。第1光学系21は反射面を備えており、光変調素子13から第2光学系22を経由して第1光学系21に入射する光線を、第2光学系22の側に折り返す。ここで、光学系20の拡大側共役面Sには、スクリーンが配置されている。反射面により折り返された光線は、スクリーンに到達し、スクリーンに拡大像を形成する。
【0012】
以下の説明では、便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、およびZ軸とする。Z軸方向は、第1光学系21の第1光軸Nに沿った方向である。Z軸方向において、第1光学系21が位置する側を第1方向Z1、第2光学系22が位置する側を第2方向とする。また第1光軸に対してスクリーンが位置する側を上方、その反対側を下方とする。
【0013】
(実施例1の光学装置)
図2は、光学装置の光学系20および鏡筒10の説明図である。図2では、鏡筒10は、光学素子23およびレンズを移動させる移動機構の要部のみを示す。図3は、光学装置3の斜視図である。図4は、光学素子23の第1面の説明図である。
【0014】
(光学系)
図2に示すように、第1光学系21は、1枚の光学素子23を含む。第2光学系22は、複数枚のレンズを備える。第2光学系22は、第1光学系21の縮小側に配置されている。第1光学系21の第1光軸Nと、第2光学系の第2光軸Mとは一致する。
【0015】
光学素子23は、第2光学系の側を向く第1面35と、第1面35とは反対側を向く第2面36とを備えるレンズ26と、レンズ26の第2面36に設けられた反射コーティング層と、を備える。レンズ26は、ガラス製または樹脂製である。本例では、レンズ26は、樹脂製である。レンズ26の第1面35および第2面36は凸形状を備える。第1光学系21の第1光軸Nは、レンズ26の光軸である。
【0016】
図2に示すように、第1面35の光軸の上方Y1の領域は、スクリーンに向かって光線が出射される第1透過面31である。第2面36の光軸の下方Y2の領域には、反射面32が設けられている。反射面32は、反射コーティング層である。反射面32には、第2面36の表面形状が転写されている。第1面35の光軸の下方Y2の領域は、第2光学系22からの光線が入射する第2透過面33である。すなわち、反射面32は、第1透過面31の縮小側に配置され、第2透過面33は、反射面32の縮小側に配置される。第1透過面31、反射面32、および第2透過面33のうち少なくとも1つは、非球面形状を備える。また、図4に示すように、第1透過面31、反射面32、および第2透過面33は、所定の角度範囲において光軸回りで回転対称の形状を備える。従って、光学素子23を所定の角度範囲回転させたときに、第1透過面31、反射面32、および第2透過面33の各形状は、変化しない。
【0017】
第2光学系22は、拡大側から縮小側に向かって順に、レンズL1~レンズL14を備える。レンズL1~レンズL14の外径寸法は、第1光学系の外径寸法と比べて小さい。レンズL1およびレンズL2は、第2光学系22の第2光軸Mの上方Y1に位置する部分が切り欠かれている。これにより、レンズL1およびレンズL2は、その外周面の上端に、平坦部分を備える。ここで、第2光学系22は、第1光軸N方向から見た場合に、光学素子23の内側に位置する。
【0018】
(光学系の光路)
画像形成部11の光変調素子13は、縮小側共役面P上において、第2光軸Mに対して上方Y1にオフセットされた位置に配置されている。光変調素子13からの光線は、第2光軸Mの上方から第2光学系22に入射する。第2光学系22から出射される光線は、第2光軸Mの下方Y2を通過して、第1光学系21に入射する。従って、第2光学系からの光線は、光学素子23の第2透過面33に入射する。第2透過面33から光学素子23に入射した光線は、反射面32により反射され、第1光軸Nの上方Y1に位置する第1透過面31から出射される。第1透過面31から出射された光線は、第1光軸Nの上方に位置するスクリーンに向かう。
【0019】
(鏡筒)
図2図3に示すように、に示すように、鏡筒10は、光学素子23を保持する第1保持部材4と、第1保持部材4を第1光軸N方向に移動させる第1移動機構7と、を備える。また、鏡筒10は、レンズL1を保持する第2保持部材5と、レンズL2を保持する第3保持部材6と、第2保持部材5および第3保持部材6を第1光軸N方向に移動させる第2移動機構8と、を備える。
【0020】
第1保持部材4は、第2光学系22の拡大側で光学素子23を保持する第1保持部41を備える。第1保持部41は、光学素子23の第1方向Z1で光学素子23と同軸に配置された円盤部42と、円盤部42と同軸で、円盤部42から第2方向Z2に突出する円筒部43と、を備える。光学素子23は、円筒部43の内周側に保持されている。
【0021】
第1移動機構7は、回転軸を中心に回転可能に第1保持部材4を支持する固定部材71と、第1保持部材4の回転に応じて第1保持部材4を第1光軸N方向に移動させる搬送部72と、を有する。固定部材71は、円筒部43を外周側から囲む第1胴部73と、第2光学系22の径方向外側に位置する第2胴部74と、第1胴部73と第2胴部74とを接続するテーパー部75と、を備える。第1胴部73は円筒形状を備える。第2胴部74は円筒形状を備える。第1胴部73と第2胴部74とは同軸であり、それらの軸線は第1光軸Nと一致する。第2胴部74は、レンズL3~レンズL14を外周側から囲む。第2胴部74の外径寸法は、第1胴部73の外径寸法よりも小さい。テーパー部75は、第1胴部73の下側部分と第2胴部74の下側部分とを接続する。テーパー部75は、第2方向Z2に向かって外径寸法が小さくなる。テーパー部75の上側は、解放状態とされている。従って、光学素子23の第1透過面31は、固定部材71から外部に露出している。
【0022】
また、第1移動機構7は、第1保持部材4の回転角度範囲を、所定の回転角度範囲以下とする不図示の回転規制部を備える。回転規制部は、第1保持部材が所定の回転角度範囲を超えて回転すると、第1保持部材4に回転方向の前方から当接して、第1保持部材4がそれ以上回転することを防止する。回転規制部は、固定部材71に設けられている。
【0023】
搬送部72は、固定部材71の第1胴部73と第1保持部材4の円筒部43との間に設けられている。搬送部72はヘリコイド76である。従って、第1胴部73は、ヘリコイド雌ねじ76aを備え、円筒部43は、ヘリコイド雄ねじ76bを備える。第1保持部材4を回転させると、搬送部72により、第1保持部材4は第1光軸N方向に移動する。従って、光学素子23は、光軸回りに回転しながら、第1光軸N方向に移動する。
【0024】
第2保持部材5は、レンズL1を外周側から囲む第2保持部51と、第2保持部51から第2方向Z2に延びる第1リンク部52と、を備える。第2保持部51は、レンズL1の輪郭形状に沿った枠状の部分である。第1リンク部52は、第1筒部53と、第1筒部53の第2方向Z2の端部分から径方向外側に突出する第1ピン54(カムフォロワー部)と、を備える。第1筒部53の上側部分は、第2方向Z2に向かって段階的に外径寸法が大きくなる。
【0025】
第3保持部材6は、レンズL2を外周側から囲む第3保持部61と、第3保持部61から第2方向に延びる第2リンク部62と、を備える。第3保持部61は、レンズL2の輪郭形状に沿った枠状の部分である。第2リンク部62は、第2筒部63と、第2筒部63の第2方向Z2の端部分から径方向外側に突出する第2ピン64(カムフォロワー部)と、を備える。第2筒部63の上側部分は、第2方向Z2に向かって段階的に外径寸法が大きくなる。
【0026】
第3保持部材6の第2筒部63の第2方向の端部分、および第2保持部材5の第1筒部53の第2方向の端部分は、第1光軸Nと直交する方向から見た場合に、重なる。また、第3保持部材6の第2筒部63、および第2保持部材5の第1筒部53は、内周側から外周側に向かってこの順に配置されている。
【0027】
ここで、固定部材71の第2胴部74は、径方向外側から見た場合に、第3保持部材6の第2筒部63および第2保持部材5の第1筒部53と重なる重なり部78を備える。第3保持部材6の第2筒部63、第2保持部材5の第1筒部53、および重なり部78は、内周側から外周側に向かってこの順に配置されている。
【0028】
重なり部78には、第1光軸N方向に直線状に延びる案内溝79(案内部)が設けられている。案内溝79には、第1ピン54、および第2ピン64が径方向に貫通する。第1ピン54は第2ピン64の第1方向Z1に位置する。第1ピン54と第2ピン64との間には、それぞれ隙間がある。
【0029】
第2移動機構8は、第2光学系22の径方向側に位置する。第2移動機構8は、重なり部78に回転可能に支持されたカム部材82と、カム部材82に設けられた第1カム部83、および第2カム部84を備える。カム部材82は、環状であり、第1光軸N回りに回転する。第1カム部83および第2カム部84のそれぞれは、第1光軸N方向に向かって周方向に傾斜する螺旋溝である。第1カム部83には、案内溝79を貫通した第1ピン54が挿入される。第2カム部84には、案内溝79を貫通した第2ピン64が挿入される。ここで、第2移動機構8は、第1光軸N方向から見た場合に、光学素子23と重なる。また、カム部材82には、径方向外側に突出した操作レバー86が設けられている。操作レバー86は、光学装置3を収容するプロジェクター1の不図示のケース部から突出するように設けられている。
【0030】
カム部材82を回転させると、第1ピン54は、第1カム部83をスライドする。また、第2ピン64は、第2カム部84をスライドする。また、第1ピン54および第2ピン64は、案内溝79によって第1光軸N方向に案内される。従って、カム部材82を回転させると、第1ピン54は第1光軸N方向に移動する。これにより第2保持部材5が第1光軸N方向に移動するので、レンズL1が第1光軸N方向に移動する。また、カム部材82を回転させると、第2ピン64は第1光軸N方向に移動する。これにより第3保持部材6が第1光軸N方向に移動するので、レンズL2が第1光軸N方向に移動する。
【0031】
(作用効果)
本例の光学装置3では、第1保持部材4の回転に応じて、搬送部72により、第1保持部材4が第1光軸N方向に移動する。従って、反射面32を備える光学素子23を第1光軸N方向に移動させることができる。
【0032】
また、搬送部72は、固定部材71と第1保持部材4との間に設けたヘリコイド76である。従って、光学素子23は、偏芯することなく、第1光軸N方向に移動する。
【0033】
さらに、光学装置3は、レンズL1を保持する第2保持部材5と、レンズL2を保持する第3保持部材6と、第2保持部材5および第3保持部材6は第1光軸N方向に移動させる第2移動機構8と、を備える。従って、第1光学系21の光学素子23とは別に、第2光学系22のレンズを第1光軸N方向に移動させることができる。
【0034】
本例において、固定部材71は、第1光軸Nと直交する方向から見た場合に、第2保持部材5と重なる重なり部78を有する。第2移動機構8は、第1光軸Nを中心に回転可能に重なり部78に支持されたカム部材82と、カム部材82に設けられた第1カム部83と、第2カム部84とを有する。また、第2保持部材5は、第1カム部83をスライドする第1ピン54を有し、第3保持部材6は、第2カム部84をスライドする第2ピン64を有する。さらに、第2移動機構8は、重なり部78に設けられて第1ピン54および第2ピン64を第1光軸N方向に案内する案内溝79を有する。従って、カム部材82を回転させることにより、第2保持部材5に保持されたレンズL1を第1光軸N方向に移動させることができる。また、カム部材82を回転させることにより、第3保持部材6に保持されたレンズL2を第1光軸N方向に移動させることができる。
【0035】
また、本例では、第1光学系21の光学素子23が備える反射面32は、凹曲面である。第1光学系21が凹曲面からなる反射面32を備えるので、第1光学系21および第2光学系22からなる光学系20の倍率を高めることが容易である。
【0036】
さらに、光学素子23は、第2光学系22の側を向く第1面35と、第1面35とは反対側を向く第2面36と、第2面36に設けられた反射コーティング層と、を有する。第2面36は、凸形状を備える。第1透過面31、および第2透過面33は、第1面35に設けられる。反射面32は、反射コーティング層であり、第2面36の表面形状が転写されている。また、第1保持部材4は、所定の角度範囲で回転し、第1透過面31、反射面32、および第2透過面33は、所定の角度範囲において第1光軸N回りで回転対称の形状を有する。従って、搬送部72により第1保持部材4が回転して光学素子23が第1光軸N回り回転した場合でも、第1透過面31、反射面32、および第2透過面33の光学的な特性が変化することはない。すなわち、第1透過面31、反射面32、および第2透過面33は、第1保持部材4の回転軸に対して回転対称となる形状を有し、第1保持部材4の回転軸と第1光軸Nとは、同一の軸である。
【0037】
また、本例のプロジェクター1では、投写距離を変更したときに、光学装置3の光学素子23、レンズL1、レンズL2、をそれぞれ第1光軸N方向に移動させて、焦点を合わせることができる。
【0038】
(変形例)
図5は、変形例1の光学装置3の光学系20および鏡筒10の説明図である。変形例1の光学装置3は、第1光学系21の光学素子23として、凹面鏡27を備える。ここで、変形例1の光学装置3は、第1光学系21の光学素子23を除き、上記の光学装置3と同一の構成を備える。従って、対応する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、図5において、第2光学系22のレンズ構成の一部を省略する。
【0039】
第1光学系21の第1光軸Nは、凹面鏡27の光軸である。凹面鏡27の光軸は、凹面鏡27の中心を通過する。凹面鏡27において、第2光学系22からの光線をスクリーンに向かって反射する反射面37は、第1光軸Nの下側の領域に設けられている。反射面37は、非球面形状を備える。また、反射面37は、所定の角度範囲において光軸回りで回転対称の形状を備える。従って、光学素子23を所定の角度範囲回転させたときに、反射面37の形状は、変化しない。
【0040】
本例においても、実施例1の光学装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
図6は、変形例2の光学装置3の光学系20および鏡筒10の説明図である。変形例2の光学装置3では、第1光学系21の光学素子23が、第2光学系22の側に向かって凸曲面である凸面鏡28を備える。ここで、変形例2の光学装置は、第1光学系21の光学素子23を除き、上記の光学装置3と同一の構成を備える。従って、対応する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0042】
光学素子23は、第1光軸Nに対して回転対称の形状を備える。従って、光学素子23の光軸は、凸面鏡28の中心を通過する。凸面鏡28において、第2光学系22からの光線をスクリーンに向かって反射する反射面38は、第1光軸Nの上側の領域に設けられている。反射面38は、非球面形状を備える。また、反射面38は、所定の角度範囲において光軸回りで回転対称の形状を備える。従って、光学素子23を所定の角度範囲回転させたときに、反射面38の形状は、変化しない。
【0043】
本例においても、実施例1の光学装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
(その他の変形例)
図7に示すように、第1保持部材4は、第1保持部材4の第2光学系22とは反対側に、第1保持部材4を回転させるための操作部16を備えることができる。操作部16は、円盤部42から第1方向Z1に突出する。この場合に、操作部16の回転軸および第1光軸Nは、同一の軸とすることができる。このようにすれば、操作部16は、反射面32からスクリーンに向かう投写方向とは反対側に設けられる。従って、スクリーンに投写された拡大像を見ながら光学素子23を移動させることができる。
【0045】
図8に示すように、第1移動機構7は、第1光軸Nと平行な回転軸回りに回転可能な操作部材91と、操作部材91に設けられた第1歯部92と、第1保持部材4に設けられて第1歯部92に所定の減速比で噛合する第2歯部93と、を備えてもよい。このようにすれば、操作部材91を回転させることにより、光学素子23を第1光軸N方向に移動させることができる。また、このようにすれば、操作部材91を回転させたときに、第1保持部材4の回転角度は、操作部材91の回転角度よりも小さくなる。従って、第1光軸N方向における光学素子の位置を細かく調整することができる。
【0046】
(実施例2)
図9は、実施例2の光学装置3の光学系20および鏡筒10の説明図である。図10は、実施例2の光学装置3の斜視図である。実施例2の光学装置3では、光学素子23を移動させる第1移動機構7の搬送部72の位置が、第2光学系22の径方向外側に設けられている。実施例2の光学装置3の他の構成は、上記の光学装置と同一である。従って、対応する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0047】
本例では、光学素子23を保持する第1保持部材4は、第2光学系22よりも拡大側で光学素子23を保持する第1保持部44と、第2光学系22の径方向外側に位置する円筒部45と、第1保持部44と円筒部45とを接続するテーパー部46と、を備える。第1保持部44は、筒部47と、筒部47の第2方向の端を封鎖する板部48と、を備える。筒部47は、光学素子23を同軸に保持する。第1保持部44と円筒部45とは同軸であり、それらの軸線は第1光軸Nと一致する。円筒部45の外径寸法は、第1保持部44の外径寸法よりも小さい。テーパー部46は、第1保持部44の下側部分と円筒部45の下側部分とを接続する。テーパー部46は、第2方向Z2に向かって外径寸法が小さくなる。テーパー部46の上側は、解放状態とされている。従って、光学素子23の第1透過面31は、第1保持部材4から外部に露出している。
【0048】
光学素子23を移動させる第1移動機構7は、第1保持部材4を回転可能に支持する固定部材71と、第1保持部材4が回転すると第1保持部材4を第1光軸N方向に移動させる搬送部72と、を有する。
【0049】
固定部材71は、第2光学系の径方向外側に位置する胴部77を備える。胴部77は、第1保持部材4と同軸に配置されている。胴部77の軸線と、第1保持部材4の軸線とは、第1光軸Nと一致する。胴部77は、第1光軸Nと直交する方向から見た場合に、第2保持部材5、および第3保持部材6と重なる重なり部78を備える。第1保持部材4は、円筒部45が、固定部材71の重なり部78に回転可能に支持されている。
【0050】
搬送部72は、重なり部78と、第1保持部材4の円筒部45と間に設けられている。従って、搬送部72は、第2光学系22の径方向外側に位置する。搬送部72はヘリコイド76である。第1保持部材4を回転させると、搬送部72により、第1保持部材4は第1光軸N方向に移動する。従って、光学素子23は、光軸回りに回転しながら、第1光軸N方向に移動する。
【0051】
ここで、レンズL2を保持する第3保持部材6の第2筒部63の第2方向Z2の端部分、およびレンズL1を保持する第2保持部材5の第1筒部53の第2方向Z2の端部分は、第1光軸と直交する方向から見た場合に、重なる。また、第3保持部材6の第2筒部63、および第2保持部材5の第1筒部53は、内周側から外周側に向かってこの順に配置されている。また、第3保持部材6の第2筒部63、第2保持部材5の第1筒部53、および重なり部78は、内周側から外周側に向かってこの順に配置されている。
【0052】
重なり部78には、第1光軸N方向に直線状に延びる案内溝79(案内部)が設けられている。案内溝79には、第1ピン54、および第2ピン64が径方向に貫通する。第1ピン54は第2ピン64の第1方向Z1に位置する。第1ピン54と第2ピン64との間には、それぞれ隙間がある。
【0053】
第2移動機構8は、第2光学系22の径方向外側に位置する。第2移動機構8は、重なり部78に回転可能に支持されたカム部材82と、カム部材82に設けられた第1カム部83、および第2カム部84を備える。本例において、カム部材82は、第1保持部材4の円筒部45である。従って、第1カム部83および第2カム部84のそれぞれは、円筒部45に設けられている。第1カム部83および第2カム部84のそれぞれは、第1光軸N方向に向かって周方向に傾斜する螺旋溝である。第1カム部83には、案内溝79を貫通した第1ピン54が挿入される。第2カム部84には、案内溝79を貫通した第2ピン64が挿入される。ここで、第2移動機構8は、第1光軸N方向から見た場合に、光学素子23と重なる。
【0054】
第1保持部材4を回転させると、第1ピン54は、第1カム部83をスライドする。また、第2ピン64は、第2カム部84をスライドする。また、第1ピン54および第2ピン64は、案内溝79によって第1光軸N方向に案内される。従って、カム部材82を回転させると、第1ピン54は第1光軸N方向に移動する。これにより、第2保持部材5が第1光軸N方向に移動するので、レンズL1が第1光軸N方向に移動する。また、カム部材82を回転させると、第2ピン64は第1光軸N方向に移動する。これにより、第3保持部材6が第1光軸N方向に移動するので、レンズL2が第1光軸N方向に移動する。
【0055】
本例の光学装置3では、第1保持部材4を回転させると、搬送部72により、第1保持部材4が光軸方向に移動する。従って、反射面32を備える光学素子23を第1光軸N方向に移動させることができる。また、第1保持部材4を回転させると、第2移動機構8により、レンズL1を保持する第2保持部材5およびレンズL2を保持する第3保持部材6は第1光軸N方向に移動させることができる。従って、第1光学系21の光学素子23と、第2光学系22のレンズL1、レンズL2を、連携させて第1光軸N方向に移動させることができる。
【0056】
また、本例の本例の光学装置では、上記の光学装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0057】
(変形例)
図11は、実施例2の変形例1の光学装置3の光学系20および鏡筒10の説明図である。変形例1の光学装置3は、第1光学系21の光学素子23として、凹面鏡27を備える。ここで、変形例1の光学装置3は、第1光学系21の光学素子23を除き、上記の光学装置3と同一の構成を備える。従って、対応する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、図11において、第2光学系22のレンズ構成の一部を省略する。
【0058】
第1光学系21の第1光軸Nは、凹面鏡27の光軸である。凹面鏡27の光軸は、凹面鏡27の中心を通過する。凹面鏡27において、第2光学系22からの光線をスクリーンに向かって反射する反射面37は、第1光軸Nの下側の領域に設けられている。反射面37は、非球面形状を備える。また、反射面37は、所定の角度範囲において光軸回りで回転対称の形状を備える。従って、光学素子23を所定の角度範囲回転させたときに、反射面37の形状は、変化しない。
【0059】
本例においても、実施例2の光学装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0060】
図12は、実施例2の変形例2の光学装置3の光学系20および鏡筒10の説明図である。変形例2の光学装置3では、第1光学系21の光学素子23が、第2光学系22の側に向かって凸形状の凸面鏡28を備える。ここで、変形例2の光学装置は、第1光学系21の光学素子23を除き、上記の光学装置3と同一の構成を備える。従って、対応する構成には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0061】
光学素子23は、第1光軸Nに対して回転対称の形状を備える。従って、光学素子23の光軸は、凸面鏡28の中心を通過する。凸面鏡28において、第2光学系22からの光線をスクリーンに向かって反射する反射面38は、第1光軸Nの上側の領域に設けられている。反射面38は、非球面形状を備える。また、反射面38は、所定の角度範囲において光軸回りで回転対称の形状を備える。従って、光学素子23を所定の角度範囲回転させたときに、反射面38の形状は、変化しない。
【0062】
本例においても、実施例2の光学装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0063】
また、実施例1のその他の実施例と同様に、第1保持部材4は、第1保持部材4の第2光学系22とは反対側に、第1保持部材4を回転させるための操作部を備えることができる。また、第1移動機構7は、第1光軸Nと平行な回転軸回りに回転可能な操作部材と、操作部材に設けられた第1歯部と、第1保持部材4に設けられて第1歯部に所定の減速比で噛合する第2歯部と、を備えてもよい。
【0064】
(撮像装置)
ここで、上記の光学装置3は、撮像装置2の光学装置3として用いることができる。図13は、本例の光学装置3を備える撮像装置2の説明図である。撮像装置2は、光学系20を備える光学装置3と、光学系20の縮小側共役面Pに配置された撮像素子15と、を備える。この場合、拡大側共役面Sからの光線Q1は、光学素子23の第1面35において第1光軸Nの上方Y1に位置する第2透過面33に入射する。第2透過面33に入射した光線は第1光軸Nの下方Y2に位置する反射面32によって折り返される。反射面32により折り返された光線Q2は、第1光軸Nの下方に位置する第1透過面31から出射されて、第1光学系21に向かう。第1光学系21に入射した光線は、縮小側共役面Pに配置された撮像素子15上で結像する。上記の光学装置3を撮像装置2に用いた場合でも、上記の光学装置3をプロジェクター1に用いた場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0065】
また、上述の実施例および変形例の光学装置において、レンズL1およびレンズL2の2つのレンズが、第1光軸Nに沿って移動可能とする構成としたが、これに限られない。例えば、1枚のレンズが第1光軸Nに沿って移動可能とする構成としてもよいし、3枚以上のレンズが第1光軸Nに沿って移動可能とする構成としてもよい。さらに、複数のレンズが、第1光軸Nに沿って同じ方向に移動する構成としてもよいし、異なる方向に移動する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0066】
1…プロジェクター、2…撮像装置、3…光学装置、4…第1保持部材、5…第2保持部材、6…第3保持部材、7…第1移動機構、8…第2移動機構、10…鏡筒、11…画像形成部、12…光源、13…光変調素子、15…撮像素子、16…操作部、20…光学系、21…第1光学系、22…第2光学系、23…光学素子、26…レンズ、27…凹面鏡、28…凸面鏡、31…第1透過面、32…反射面、33…第2透過面、35…第1面、36…第2面、37…反射面、38…反射面、41…第1保持部、42…円盤部、43…円筒部、44…第1保持部、45…円筒部、46…テーパー部、47…筒部、47…板部、51…第2保持部、52…第1リンク部、53…第1筒部、54…第1ピン、61…第3保持部、62…第2リンク部、63…第2筒部、64…第2ピン、71…固定部材、72…搬送部、73…第1胴部、74…第2胴部、75…テーパー部、76…ヘリコイド、76a…ヘリコイド雌ねじ、76b…ヘリコイド雄ねじ、77…胴部、78…重なり部、79…案内溝、82…カム部材、83…第1カム部、84…第2カム部、86…操作レバー、91…操作部材、92…第1歯部、93…第2歯部、L1~L14…レンズ、N…第1光軸、M…第2光軸、O1~O2…光線、Q1~Q2…光線、P…縮小側共役面、S…拡大側共役面。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13