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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-08
(45)【発行日】2024-07-17
(54)【発明の名称】時間表示方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G04G 9/00 20060101AFI20240709BHJP
【FI】
G04G9/00 303D
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022554240
(86)(22)【出願日】2021-04-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-21
(86)【国際出願番号】 CN2021086155
(87)【国際公開番号】W WO2021208814
(87)【国際公開日】2021-10-21
【審査請求日】2022-09-07
(31)【優先権主張番号】202010295508.4
(32)【優先日】2020-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】冀 文彬
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲贇▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 迪凡
【審査官】菅藤 政明
(56)【参考文献】
【文献】特開昭57-14791(JP,A)
【文献】実開昭52-170077(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2019/0258208(US,A1)
【文献】特開平7-229976(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04G 9/00- 9/12
G04G 21/00-21/02
G04B 45/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に応用される時間表示方法であって、
目標ポインタを含む時間文字盤を表示するステップと、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整するステップと、を含み、
前記目標ポインタの表示パターンは、前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性を含み、
記目標要素の表示属性を調整する過程で、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御し、
前記目標要素の表示属性は、目標要素の色を含む、時間表示方法。
【請求項2】
前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御することは、
第1位置に目標ポインタを表示し、第2位置に目標要素を表示することであって、前記第1位置と前記第2位置は所定の位置関係を有することと、
前記目標ポインタの表示位置が第3位置に更新された場合に、前記目標要素の表示位置を第4位置に更新することであって、前記第3位置と前記第4位置は前記所定の位置関係を有することと、を含み、
前記目標要素が前記第2位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第1の所定形状であり、前記目標要素が前記第4位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第2の所定形状であり、前記第1の所定形状は前記第2の所定形状と異なる、請求項1に記載の時間表示方法。
【請求項3】
前記目標要素の表示属性は、さらに、目標要素の形態を含む、請求項1に記載の時間表示方法。
【請求項4】
前記電子機器の第1パラメータは、前記電子機器の所在するタイムゾーン、前記電子機器の表示する時間、前記電子機器のグローバルポジショニングシステムGPS地域位置、前記電子機器の環境温度、前記電子機器の監視するユーザ運動パターン及び前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の時間表示方法。
【請求項5】
前記目標ポインタの表示パターンは、さらに、
前記目標ポインタの色及び前記目標ポインタの塗りつぶし量のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の時間表示方法。
【請求項6】
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整する前記ステップは、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の所在するタイムゾーンを含む場合に、前記タイムゾーンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示するステップと、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動パターンを含む場合に、前記ユーザ運動パターンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示するステップと、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器のGPS地域位置を含む場合に、前記GPS地域位置に対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示するステップと、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間を含む場合に、前記ユーザ運動継続時間に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整するステップと、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の環境温度を含む場合、前記環境温度の値に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整するステップと、を含む、請求項に記載の時間表示方法。
【請求項7】
前記目標要素は人間アバターウィジェットであり、前記人間アバターウィジェットの表示領域は前記目標ポインタの表示領域に隣接する、請求項1に記載の時間表示方法。
【請求項8】
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整する前記ステップは、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの服装部分を調整するか、又は、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの姿勢を調整するか、又は、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの色を調整するステップを含む、請求項に記載の時間表示方法。
【請求項9】
電子機器に応用される時間表示装置であって、
目標ポインタを含む時間文字盤を表示するための表示モジュールと、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整するための調整モジュールと、を含み、
前記目標ポインタの表示パターンは、前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性を含み、
記調整モジュールは、前記目標要素の表示属性を調整する過程で、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御し、
前記目標要素の表示属性は、目標要素の色を含む、時間表示装置。
【請求項10】
前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御することは、
第1位置に目標ポインタを表示し、第2位置に目標要素を表示することであって、前記第1位置と前記第2位置は所定の位置関係を有することと、
前記目標ポインタの表示位置が第3位置に更新された場合に、前記目標要素の表示位置を第4位置に更新することであって、前記第3位置と前記第4位置は前記所定の位置関係を有することと、を含み、
前記目標要素が前記第2位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第1の所定形状であり、前記目標要素が前記第4位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第2の所定形状であり、前記第1の所定形状は前記第2の所定形状と異なる、請求項に記載の時間表示装置。
【請求項11】
前記目標要素の表示属性は、さらに、目標要素の形態を含む、請求項に記載の時間表示装置。
【請求項12】
前記電子機器の第1パラメータは、前記電子機器の所在するタイムゾーン、前記電子機器の表示する時間、前記電子機器のグローバルポジショニングシステムGPS地域位置、前記電子機器の環境温度、前記電子機器の監視するユーザ運動パターン及び前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載の時間表示装置。
【請求項13】
前記目標ポインタの表示パターンは、さらに、
前記目標ポインタの色及び前記目標ポインタの塗りつぶし量のうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の時間表示装置。
【請求項14】
前記調整モジュールは、具体的に、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の所在するタイムゾーンを含む場合に、前記タイムゾーンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示し、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動パターンを含む場合に、前記ユーザ運動パターンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示し、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器のGPS地域位置を含む場合に、前記GPS地域位置に対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示し、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間を含む場合に、前記ユーザ運動継続時間に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整し、そして
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の環境温度を含む場合、前記環境温度の値に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整するために用いられる、請求項13に記載の時間表示装置。
【請求項15】
前記目標要素は人間アバターウィジェットであり、前記人間アバターウィジェットの表示領域は前記目標ポインタの表示領域に隣接する、請求項に記載の時間表示装置。
【請求項16】
前記調整モジュールは、具体的に、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの服装部分を調整するか、又は、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの姿勢を調整するか、又は、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの色を調整するために用いられる、請求項15に記載の時間表示装置。
【請求項17】
メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に請求項1からのいずれか1項に記載の時間表示方法のステップを実現する、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
【0002】
本願は、2020年4月15日に中国で出願した中国特許出願番号No.202010295508.4の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本文に組み込まれる。
【0003】
本発明は表示制御の技術分野に関し、特に時間表示方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0004】
スマートウォッチが日増しに普及している中、パーソナライズされたニーズは益々多様になっているが、既存のスマートウォッチの文字盤設計では、時針、分針及び秒針が現在の時間情報のみを表示するために用いられ、且つ表示パターンが一般に固定である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、既存のスマートウォッチ文字盤の文字盤設計が固定であるという問題を解決するために、時間表示方法、装置及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本発明は次の実施形態を採用する。
【0007】
第1態様において、本発明の実施例は、電子機器に応用される時間表示方法であって、
目標ポインタを含む時間文字盤を表示するステップと、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整するステップと、を含み、
前記目標ポインタの表示パターンは、前記目標ポインタの色、前記目標ポインタの塗りつぶし量、及び前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性のうちの少なくとも1つを含み、
前記目標ポインタの表示パターンが前記目標要素の表示属性を含む場合に、前記目標要素の表示属性を調整する手順で、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御する時間表示方法を提供する。
【0008】
第2態様において、本発明の実施例は、電子機器に応用される時間表示装置であって、
目標ポインタを含む時間文字盤を表示するための表示モジュールと、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整するための調整モジュールと、を含み、
前記目標ポインタの表示パターンは、前記目標ポインタの色、前記目標ポインタの塗りつぶし量、及び前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性のうちの少なくとも1つを含み、
前記目標ポインタの表示パターンが前記目標要素の表示属性を含む場合に、前記目標要素の表示属性を調整する手順で、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御する時間表示装置を提供する。
【0009】
第3態様において、本発明の実施例は、メモリ、プロセッサ及びメモリに記憶され且つプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に上記の時間表示方法のステップを実現する電子機器を提供する。
【0010】
第4態様において、本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記の時間表示方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。
上記解決手段は、電子機器に目標ポインタを含む時間文字盤を表示し、そして前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整することで、ポインタの表示パターンの調整を実現し、スマートウォッチの表示パターンを豊にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施例に係る時間表示方法の手順模式図を示す。
図2】時間文字盤の表示状態模式図を示す。
図3】目標要素とポインタとの変化状態模式図を示す。
図4】本発明の実施例に係る時間表示装置のモジュール模式図を示す。
図5】本発明の実施例に係る電子機器の構造ブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下において、図面と具体的な実施例を関連付けて本発明を詳細に説明する。
【0014】
本発明は既存のスマートウォッチ文字盤の文字盤設計が固定であるという問題に対して、時間表示方法、装置及び電子機器を提供する。
【0015】
図1に示すように、本発明の実施例は、電子機器に応用される時間表示方法を提供し、該方法は以下を含む。
【0016】
ステップ101で、目標ポインタを含む時間文字盤を表示する。
【0017】
説明すべきことは、該目標ポインタとは、時間文字盤上に表示された、時針、分針及び秒針のうちの少なくとも1つを含むがそれらに限定されないものをいう点である。
【0018】
ステップ102で、前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整する。
【0019】
説明すべきことは、該第1パラメータとは、電子機器が記録/収集した、ユーザ情報及び自機器に関するパラメータをいう点である。
【0020】
具体的には、前記目標ポインタの表示パターンは、前記目標ポインタの色、前記目標ポインタの塗りつぶし量、及び前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性のうちの少なくとも1つを含み、説明すべきことは、該目標要素は時間文字盤上に表示される、所定形状を有するウィジェットであってもよい点であり、例えば、該ウィジェットは人間アバターウィジェット、動物アバターウィジェット、仮想花ウィジェット、仮想風景ウィジェット等であってもよい。
【0021】
説明すべきことは、本発明の実施例でいう電子機器はスマートウォッチであってもよい点である。
【0022】
説明すべきことは、本発明の実施例は、電子機器に目標ポインタを含む時間文字盤を表示し、そして前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整することで、ポインタの表示パターンの調整を実現し、スマートウォッチの表示パターンを豊にすることができる点である。
【0023】
さらに説明すべきことは、本発明の実施例は具体的に実現する際に、電子機器は同一時刻で、同じ目標ポインタを調整することがあり、異なる目標ポインタを調整することもある点であり、例えば、目標要素が秒針と関連付けられると、ステップ102は具体的に実現する際に、時針の色を調整し、秒針と関連付けられた目標要素の表示属性を調整するか、又は分針の色を調整し、秒針と関連付けられた目標要素の表示属性を調整し、時針の塗りつぶし量を調整するか、又は秒針の色を調整するとともに、秒針と関連付けられた目標要素の表示属性を調整するようにしてもよい。
【0024】
ここでさらに説明すべきことは、前記目標ポインタの表示パターンが前記目標要素の表示属性を含む場合に、前記目標要素の表示属性を調整する手順で、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御する点である。
【0025】
例えば、図2に示すように、時間文字盤は時針21、分針22及び秒針23をそれぞれ表示するとともに、目標要素24を表示し、該目標要素24は人間アバターウィジェットである。
【0026】
説明すべきことは、時間文字盤上に目標要素が存在する場合、該目標要素はその関連付けるポインタとの位置関係が常に不変に維持されている点であり、具体的には、該特徴を実現するために、本発明の実施例の具体的な実施形態は以下のとおりである。
【0027】
第1位置に目標ポインタを表示し、第2位置に目標要素を表示し、前記第1位置と前記第2位置は所定の位置関係を有する(説明すべきことは、該所定の位置関係は具体的に、目標ポインタと目標要素が所定の距離で維持されるように体現され、該所定の距離は予め設定されて電子機器に記憶されたものである)。
前記目標ポインタの表示位置が第3位置に更新された場合に、前記目標要素の表示位置を第4位置に更新し、前記第3位置と前記第4位置は前記所定の位置関係を有する。
前記目標要素が前記第2位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第1の所定形状であり、前記目標要素が前記第4位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第2の所定形状であり、前記第1の所定形状は前記第2の所定形状と異なる。
【0028】
さらに説明すべきことは、通常、このような場合において、該目標ポインタとは時針、分針及び秒針のうちのいずれかをいう点であり、つまり、このような場合において、目標要素は前記目標ポインタに追従しながら同方向に移動し、且つ両者間は常に所定の距離で維持されている。
【0029】
例えば、図3に示すように、目標要素24は秒針23に追従しながら同方向に移動し、つまり、秒針が1回移動した度に、目標要素24もそれに追従して1回移動し、目標要素24が人間アバターウィジェットである場合、図3では該人間アバターウィジェットの3つの異なる表示位置を示し、且つ該人間アバターウィジェットは3つの異なる表示位置での姿勢が互いに異なり、説明すべきことは、図3中、人間アバターウィジェットの姿勢は人物の歩く形態をシミュレートしたものである点である。
【0030】
説明すべきことは、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御する上記のような実施形態は、目標要素と目標ポインタとの相対位置関係を維持し、目標要素の移動に関する趣向性を向上させることができる点である。
【0031】
ここでさらに説明すべきことは、該目標要素の表示属性は、目標要素の形態及び/又は目標要素の色を含む点である。
【0032】
例えば、電子機器は第1パラメータに基づいて目標要素の形態を調整してもよく、第1パラメータに基づいて目標要素の色を調整してもよく、第1パラメータに基づいて目標要素の形態及び色を調整してもよい。
【0033】
ここで説明すべきことは、表示属性が目標要素の形態及び/又は目標要素の色を含むことを限定することで、前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性を調整する際に、調整の多様性を増加させ、時間文字盤の表示に関する趣向性を向上させることができる点である。
【0034】
さらに説明すべきことは、前記目標要素が人間アバターウィジェットである場合、前記人間アバターウィジェットの表示領域は前記目標ポインタの表示領域に隣接する点であり、例えば、目標ポインタが分針である場合、該人間アバターウィジェットの表示領域は分針の表示領域に隣接する。
【0035】
説明すべきことは、目標要素を人間アバターウィジェットに限定し、該人間アバターウィジェットの表示領域を目標ポインタの表示領域に隣接するように設定することで、目標ポインタの移動に関する趣向性を向上させ、時間文字盤の表示に関する多様性を豊にすることができる点である。
【0036】
具体的には、このような場合において、本発明の実施例におけるステップ102の具体的な実施形態は下記実施形態のうちの1つを含む。
【0037】
A11で、前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの服装部分を調整する。
【0038】
A12で、前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの姿勢を調整する。
【0039】
説明すべきことは、上記実施形態A11及びA12は、いずれも目標要素の形状を変化させるため、いずれも前記電子機器の第1パラメータに基づき、目標要素の形態を調整する実施形態と見なしてもよい点である。
【0040】
A13で、前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの色を調整する。
【0041】
説明すべきことは、このような実施形態は目標要素の色を調整する上記実施形態に対応する点である。
【0042】
説明すべきことは、第1パラメータに基づき、人間アバターウィジェットの異なる表示属性を調整することで、調整の多様性が増加し、時間文字盤の表示に関する趣向性が向上する点である。
【0043】
説明すべきことは、第1パラメータの内容が異なるため、電子機器の調整内容も異なるようになる点であり、以下において、異なる第1パラメータの角度から、本発明の実施例をそれぞれ具体的に説明する。
【0044】
具体的には、前記電子機器の第1パラメータは、前記電子機器の所在するタイムゾーン、前記電子機器の表示する時間、前記電子機器のグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System,GPS)地域位置、前記電子機器の環境温度、前記電子機器の監視するユーザ運動パターン及び前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0045】
説明すべきことは、第1パラメータを限定することで、電子機器は異なるパラメータに基づいて異なる内容の調整を行うことができるようになり、調整の多様性を増加させることができる点である。
【0046】
さらに、ステップ102の具体的な実施形態は以下を含む。
【0047】
B11で、前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の所在するタイムゾーンを含む場合に、前記タイムゾーンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示する。
【0048】
説明すべきことは、このような実施形態では目標要素の表示属性が調整される点であり、例えば、目標要素が人間アバターウィジェットである場合、該表示属性が人間アバターウィジェットの服装部分であると、前記電子機器は前記タイムゾーンに対応する表示属性に基づき、人間アバターウィジェットの服装部分を調整する。例えば、北京時間のグリニッジ標準時間+8において、北京地区の冬10℃の場合、人間アバターウィジェットの服装部分はダウンジャケットベストのはずであるが、同じタイムゾーンにおいて、深セン地区の冬20℃の場合、目標要素の服装部分は運動服のはずとなる。
【0049】
B12で、前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動パターンを含む場合に、前記ユーザ運動パターンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示する。
【0050】
説明すべきことは、このような実施形態では目標要素の表示属性が調整される点であり、例えば、目標要素が人間アバターウィジェットである場合、該表示属性が人間アバターウィジェットの姿勢であると、前記電子機器は前記ユーザ運動パターンに対応する表示属性に基づき、人間アバターウィジェットの姿勢を調整する。例えば、ユーザ運動パターンが走りパターンであると検出した場合、人間アバターウィジェットの姿勢を走る姿勢に調整してよく、運動パターンが水泳パターンであると検出した場合、目標要素の姿勢を水泳の姿勢に調整してよい。
【0051】
B13で、前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器のGPS地域位置を含む場合に、前記GPS地域位置に対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示する。
【0052】
説明すべきことは、このような実施形態では目標要素の表示属性が調整される点であり、例えば、目標要素が人間アバターウィジェットである場合、該表示属性が人間アバターウィジェットの服装部分であると、前記電子機器は前記タイムゾーンに対応する表示属性に基づき、人間アバターウィジェットの服装部分を調整する。例えば、GPS地域位置はアフリカと示し、この場合、人間アバターウィジェットの服装部分はベストとショーツのはずであるが、GPS地域位置が南極大陸と示す場合、目標要素の服装部分はダウンジャケットのはずとなる。
【0053】
B14で、前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間を含む場合に、前記ユーザ運動継続時間に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整する。
【0054】
説明すべきことは、目標ポインタの色が調整される場合、異なる所定時間範囲内のユーザ運動継続時間に対応する目標ポインタの色は異なり、且つ所定時間範囲の大きさは目標ポインタの色の濃淡に比例する点であり、つまり、このような場合において、ユーザ運動継続時間が長いほど、目標ポインタの色が濃くなり、例えば、該目標ポインタは分針であり、ユーザが普段10分間運動する場合、分針のポインタの色は橙色であるが、ユーザが30分間まで運動した場合、分針のポインタは赤色になり、それによって、ユーザに長く運動していたことを知らせる。
【0055】
説明すべきことは、目標ポインタの塗りつぶし量が調整される場合、異なるユーザ運動継続時間に対応する目標ポインタの塗りつぶし量は異なり、且つ運動継続時間の長さは目標ポインタの塗りつぶし量に比例する点であり、つまり、このような場合において、ユーザ運動継続時間の漸次増加につれて、目標ポインタの塗りつぶし量は徐々に調整され、例えば、ユーザが運動を始めたばかりの時に、目標ポインタは塗りつぶされておらず、ユーザが普段の運動指標を達成すると、目標ポインタは完全に塗りつぶされ、指標を超えると、目標ポインタに塗りつぶされる色は警告色になり、それによって、ユーザに今日の運動量が指標を超えたことを知らせる。
【0056】
説明すべきことは、このような実施形態において、異なるポインタの色と塗りつぶし量をそれぞれ調整してもよい点であり、例えば、ユーザ運動継続時間に基づき、時針の色を調整し、ユーザ運動継続時間に基づき、分針の塗りつぶし量を調整する。
【0057】
B15で、前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の環境温度を含む場合に、前記環境温度の値に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整する。
【0058】
説明すべきことは、目標ポインタの色が調整される場合、異なる所定温度範囲内の環境温度に対応する目標ポインタの色は異なり、且つ所定温度範囲の大きさは目標ポインタの色の濃淡に比例する点であり、つまり、このような場合において、環境温度が高いほど、目標ポインタの色が濃くなり、例えば、該目標ポインタは時針であり、環境温度が15度である場合、時針のポインタの色は橙色であるが、環境温度が30度である場合、時針のポインタは赤色になる。
【0059】
説明すべきことは、目標ポインタの塗りつぶし量が調整される場合、異なる環境温度に対応する目標ポインタの塗りつぶし量は異なり、且つ環境温度の高さは目標ポインタの塗りつぶし量に比例する点であり、つまり、このような場合において、環境温度の漸次増加につれて、目標ポインタの塗りつぶし量は徐々に増大する。
【0060】
説明すべきことは、このような実施形態において、異なるポインタの色及び塗りつぶし量をそれぞれ調整してもよい点であり、例えば、環境温度に基づき、時針の色を調整し、環境温度に基づき、分針の塗りつぶし量を調整する。
【0061】
例を挙げれば、第1パラメータが、電子機器の所在するタイムゾーン、電子機器のGPS地域位置及び電子機器の環境温度のうちの少なくとも1つを含む場合、電子機器は主に人間アバターウィジェットの服装部分を調整し、例えば、異なるタイムゾーンの時間に基づいて人間アバターウィジェットの服装部分を調整し、例えば、北京時間のグリニッジ標準時間+8において、北京地区の冬10℃の場合、目標要素の服装はダウンジャケットベストのはずであるが、同じ時間、深セン地区の冬20℃の場合、目標要素の服装は運動服のはずとなる。第1パラメータが電子機器の監視するユーザ運動パターンを含む場合、電子機器は人間アバターウィジェットの姿勢を調整してもよく、人間アバターウィジェットの服装部分を調整してもよい。説明すべきことは、ユーザ運動パターンは主に電子機器が収集したユーザの運動パラメータに基づいて決定される点である。例えば、運動パターンが走りパターンであると検出した場合、人間アバターウィジェットの服装部分を運動ショーツ等のスポーツウエアに調整してよく、運動パターンが水泳パターンであると検出した場合、人間アバターウィジェットの姿勢を水泳姿勢に調整してよい。
【0062】
説明すべきことは、上記で異なる第1パラメータについて目標ポインタの表示パターンを調整することで、時間文字盤表示の多様性が増加し、ユーザの使用体験が向上する点である。
【0063】
説明すべきことは、ポインタの色、塗りつぶし量及びポインタと関連付けられた目標要素の表示属性に対する上記調整は、個別に実現してもよく、組み合わせて使用してもよい点であり、例えば、電子機器はポインタの色、塗りつぶし量に対する調整を同時に実現してもよく、ポインタの色、塗りつぶし量及びポインタと関連付けられた目標要素の表示属性に対する調整を同時に実現してもよい。
【0064】
以下において、例を挙げて本発明の実施例の具体的な応用を説明する。
【0065】
例えば、目標ポインタが1つである場合、該目標ポインタは時針、分針及び秒針のうちのいずれかであってもよく、例えば、目標ポインタが分針である場合、目標要素は該分針と関連付けられ、且つ目標要素と分針の位置関係は不変に維持され、電子機器は第1パラメータに基づいて目標要素の形態及び/又は目標要素の色を調整することができ、例えば、目標要素が人間アバターウィジェットである場合、該人間アバターウィジェットは該分針と関連付けられ、該人間アバターウィジェットと分針の位置関係は不変に維持され、電子機器は第1パラメータに基づいて人間アバターウィジェットの服装部分、姿勢及び/又は色を調整することができ、また、電子機器は第1パラメータに基づいて分針の色又は塗りつぶし量を調整することもできる。
【0066】
例えば、目標ポインタが2つである場合、該目標ポインタは時針、分針及び秒針のうちのいずれか2つであってもよく、例えば、目標ポインタが分針及び秒針である場合、目標要素は該秒針と関連付けられ、且つ目標要素と秒針の位置関係は不変に維持され、電子機器は第1パラメータに基づいて目標要素の形態及び/又は目標要素の色を調整することができ、例えば、目標要素が人間アバターウィジェットである場合、該人間アバターウィジェットは該秒針と関連付けられ、該人間アバターウィジェットと秒針の位置関係は不変に維持され、電子機器は第1パラメータに基づいて人間アバターウィジェットの服装部分、姿勢及び/又は色を調整することができ、また、電子機器は第1パラメータに基づいて分針の色又は塗りつぶし量を調整するか、又は第1パラメータに基づいて分針の色を調整し、秒針の塗りつぶし量を調整するか、又は第1パラメータに基づいて秒針の色を調整し、分針の塗りつぶし量を調整することもできる。
【0067】
例えば、目標ポインタが3つである場合、該目標ポインタは時針、分針及び秒針であり、例えば、目標要素は該秒針と関連付けられ、且つ目標要素と秒針の位置関係は不変に維持され、電子機器は第1パラメータに基づいて目標要素の形態及び/又は目標要素の色を調整することができ、例えば、目標要素が人間アバターウィジェットである場合、該人間アバターウィジェットは該秒針と関連付けられ、該人間アバターウィジェットと秒針の位置関係は不変に維持され、電子機器は第1パラメータに基づいて人間アバターウィジェットの服装部分、姿勢及び/又は色を調整することができ、また、電子機器は第1パラメータに基づいて分針及び時針の色を調整するか、又は第1パラメータに基づいて分針及び時針の塗りつぶし量を調整するか、又は第1パラメータに基づいて秒針及び分針の色を調整し、時針の塗りつぶし量を調整するか、又は第1パラメータに基づいて秒針及び時針の色を調整し、分針の塗りつぶし量を調整するか、又は第1パラメータに基づいて秒針及び分針の塗りつぶし量を調整し、時針の色を調整するか、又は第1パラメータに基づいて秒針及び時針の塗りつぶし量を調整し、分針の色を調整すること等もできる。
【0068】
説明すべきことは、本発明の実施例の実施形態は時間文字盤上のポインタの表示パターンに対する調整を実現し、スマートウォッチの表示パターンを豊にし、時間文字盤表示とユーザ情報及び電子機器関連パラメータとの間の連携協調関係を形成し、スマートウォッチの趣向性を向上させ、スマートウォッチのユーザ体験を向上させる点である。
【0069】
図4に示すように、本発明の実施例は、電子機器に応用される時間表示装置400であって、
目標ポインタを含む時間文字盤を表示するための表示モジュール401と、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整するための調整モジュール402と、を含み、
前記目標ポインタの表示パターンは、前記目標ポインタの色、前記目標ポインタの塗りつぶし量、及び前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性のうちの少なくとも1つを含み、
前記目標ポインタの表示パターンが前記目標要素の表示属性を含む場合に、前記目標要素の表示属性を調整する手順で、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御する時間表示装置をさらに提供する。
【0070】
具体的には、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御する前記方式は、
【0071】
第1位置に目標ポインタを表示し、第2位置に目標要素を表示することであって、前記第1位置と前記第2位置は所定の位置関係を有することと、
前記目標ポインタの表示位置が第3位置に更新された場合に、前記目標要素の表示位置を第4位置に更新することであって、前記第3位置と前記第4位置は前記所定の位置関係を有することと、を含み、
前記目標要素が前記第2位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第1の所定形状であり、前記目標要素が前記第4位置に表示された場合に、前記目標要素の形状は第2の所定形状であり、前記第1の所定形状は前記第2の所定形状と異なる。
【0072】
選択的に、前記目標要素の表示属性は、目標要素の形態及び/又は目標要素の色を含む。
【0073】
具体的には、前記電子機器の第1パラメータは、前記電子機器の所在するタイムゾーン、前記電子機器の表示する時間、前記電子機器のグローバルポジショニングシステムGPS地域位置、前記電子機器の環境温度、前記電子機器の監視するユーザ運動パターン及び前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
選択的に、前記調整モジュール402は、具体的に、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の所在するタイムゾーンを含む場合に、前記タイムゾーンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示し、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動パターンを含む場合に、前記ユーザ運動パターンに対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示し、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器のGPS地域位置を含む場合に、前記GPS地域位置に対応する表示属性に基づき、前記目標要素を表示し、
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の監視するユーザ運動継続時間を含む場合に、前記ユーザ運動継続時間に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整し、そして
前記電子機器の第1パラメータが前記電子機器の環境温度を含む場合、前記環境温度の値に基づき、前記目標ポインタの色又は前記目標ポインタの塗りつぶし量を調整するために用いられる。
【0075】
選択的に、前記目標要素は人間アバターウィジェットであり、前記人間アバターウィジェットの表示領域は前記目標ポインタの表示領域に隣接する。
【0076】
具体的には、前記調整モジュール402は、具体的に、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの服装部分を調整するか、又は、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの姿勢を調整するか、又は、
前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記人間アバターウィジェットの色を調整するために用いられる。
【0077】
本発明の実施例で提供される時間表示装置は図1の方法の実施例における電子機器で実現される各手順を実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。本発明の実施例の時間表示装置は電子機器に目標ポインタを含む時間文字盤を表示し、そして前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整することで、ポインタの表示パターンの調整を実現し、スマートウォッチの表示パターンを豊にすることができる。
【0078】
図5は本発明の実施例に係る電子機器を実現するハードウェア構造模式図である。
【0079】
該電子機器50は、高周波ユニット510、ネットワークモジュール520、オーディオ出力ユニット530、入力ユニット540、センサ550、表示ユニット560、ユーザ入力ユニット570、インタフェースユニット580、メモリ590、プロセッサ511、及び電源512等の部材を含むが、それらに限定されない。当業者であれば、図5に示す電子機器の構造は電子機器を限定するものではなく、電子機器は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよいことが理解可能である。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブル機器、及び万歩計等を含むが、それらに限定されない。
【0080】
プロセッサ511は、表示ユニット560によって目標ポインタを含む時間文字盤を表示し、そして前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整するために用いられ、
前記目標ポインタの表示パターンは、前記目標ポインタの色、前記目標ポインタの塗りつぶし量、及び前記目標ポインタと関連付けられた目標要素の表示属性のうちの少なくとも1つを含み、
前記目標ポインタの表示パターンが前記目標要素の表示属性を含む場合に、前記目標要素の表示属性を調整する手順で、前記目標要素と前記目標ポインタとの位置関係を不変に維持するように制御する。
【0081】
本発明の実施例に係る電子機器は電子機器に目標ポインタを含む時間文字盤を表示し、そして前記電子機器の第1パラメータに基づき、前記目標ポインタの表示パターンを調整することで、ポインタの表示パターンの調整を実現し、スマートウォッチの表示パターンを豊にすることができる。
【0082】
なお、本発明の実施例において、高周波ユニット510は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ511で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット510は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット510は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0083】
電子機器はネットワークモジュール520によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0084】
オーディオ出力ユニット530は、高周波ユニット510又はネットワークモジュール520が受信した又はメモリ590に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット530は、電子機器50が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット530は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0085】
入力ユニット540は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット540は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)541、及びマイクロホン542を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット560に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット541で処理された画像フレームは、メモリ590(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット510もしくはネットワークモジュール520によって送信することができる。マイクロホン542は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット510によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0086】
電子機器50は光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ550をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル561の輝度を調整することができる環境光センサと、電子機器50が耳元に移動された時、表示パネル561及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器の姿勢(例えば、画面の横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、万歩計、タップ)等に用いることができる。センサ550は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0087】
表示ユニット560は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット560は表示パネル561を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)等の形態で表示パネル561を構成することができる。
【0088】
ユーザ入力ユニット570は、入力される数字又は文字情報の受信、及び電子機器でのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット570は、タッチパネル571及び他の入力機器572を含む。タッチパネル571はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル571上又はタッチパネル571付近で行う操作)を検出可能であり、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ511に送信し、そして、プロセッサ511から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル571は、抵抗式、容量式、赤外線及び表面弾性波等の様々な形態で実現することができる。タッチパネル571に加え、ユーザ入力ユニット570は他の入力機器572をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器572は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0089】
さらに、タッチパネル571は、表示パネル561を被覆してもよく、タッチパネル571はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ511に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ511は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル561で対応する視覚出力を提供する。図5において、タッチパネル571と表示パネル561は、2つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するが、何らかの実施例では、電子機器の入力と出力機能を実現するように、タッチパネル571と表示パネル561を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0090】
インタフェースユニット580は、外部装置と電子機器50を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インタフェースユニット580は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力を電子機器50内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又は電子機器50と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0091】
メモリ590は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ590は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ590は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0092】
プロセッサ511は、電子機器の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線により電子機器全体の各部分を接続するものであり、メモリ590内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、及び590内に記憶されているデータを呼び出すことで、電子機器の様々な機能及びデータ処理を実行し、それにより、電子機器を全体的に監視する。プロセッサ511は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、好ましくは、プロセッサ511に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ511に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0093】
電子機器50は各部材に給電する512(例えば、電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源512は、電源管理システムによってプロセッサ511に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0094】
また、電子機器50はいくつかの図示されていない機能モジュールを含み、ここでは説明を省略する。
【0095】
好ましくは、本発明の実施例は、プロセッサ511、メモリ590、及びメモリ590に記憶され且つ前記プロセッサ511上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ511により実行される時に上記の時間表示方法の実施例の各手順を実現する電子機器をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0096】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記の時間表示方法の実施例の各手順を実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0097】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0098】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、電子機器((携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0099】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、なお、当業者にとって、本発明の上記原理から逸脱せずにいくつもの改良及び修飾を加えることができ、これらの改良及び修飾も、本発明の保護範囲に含まれる。
【0100】
400 時間表示装置
401 表示モジュール
402 調整モジュール
510 高周波ユニット
511 プロセッサ
512 電源
520 ネットワークモジュール
530 オーディオ出力ユニット
540 入力ユニット
541 グラフィックスプロセッシングユニット
542 マイクロホン
550 センサ
560 表示ユニット
561 表示パネル
570 ユーザ入力ユニット
571 タッチパネル
572 入力機器
580 インタフェースユニット
590 メモリ
図1
図2
図3
図4
図5