(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-08
(45)【発行日】2024-07-17
(54)【発明の名称】画像撮影方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H04N 23/63 20230101AFI20240709BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20240709BHJP
【FI】
H04N23/63 110
H04N23/60 500
(21)【出願番号】P 2022581486
(86)(22)【出願日】2021-06-25
(86)【国際出願番号】 CN2021102544
(87)【国際公開番号】W WO2022001897
(87)【国際公開日】2022-01-06
【審査請求日】2022-12-28
(31)【優先権主張番号】202010610622.1
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】馬 子平
【審査官】門田 宏
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第110505411(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第108924422(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109040597(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109862258(CN,A)
【文献】特開2004-159014(JP,A)
【文献】特開2004-180107(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/222- 5/257
H04N 23/00
H04N 23/40 -23/76
H04N 23/90 -23/959
G03B
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に用いられる画像撮影方法であって、前記電子機器は、第一のカメラアレイと、第二のカメラアレイとを含み、前記第一のカメラアレイは、複数のカメラを含み、前記第二のカメラアレイは、少なくとも一つのカメラを含み、前記方法は、
前記第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集し、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数であることと、
P個のプレビュー画像を表示し、各前記プレビュー画像は、前記M個の第一の画像のうちの画像及び前記N個の第二の画像のうちの画像から合成して得られ、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なり、前記合成画像は、第一の画像と、第二の画像
とを含み、Pは、1よりも大きい整数であることと、
前記P個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得することと、を含
み、
前記の、前記P個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得することは、
前記ターゲット画像がターゲット条件を満たす場合、前記ターゲット画像に基づき、前記最終画像を取得することを含み、
ここで、前記ターゲット条件は、表示時間長が第一の閾値以上であることと、ターゲット対象の視線の前記ターゲット画像での滞留時間長が第二の閾値以上であることと、画質が前記P個のプレビュー画像の中で最適であることとのうちのいずれか一つである、画像撮影方法。
【請求項2】
前記の、前記第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する前に、前記方法は、
前記第一のカメラアレイにおける第一のカメラによって第三の画像を収集することと、
前記第三の画像の画像内容の変化頻度を取得することと、をさらに含み、
前記の、前記第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集することは、
前記第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上である場合、前記第一のカメラアレイにおけるカメラによって前記M個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによって前記N個の第二の画像を収集することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の、前記第三の画像の画像内容の変化頻度を取得することは、
前記画像内容におけるターゲット情報の変化頻度を取得することを含み、前記ターゲット情報は、前記第三の画像における撮影すべき対象と、前記第三の画像における撮影すべき対象の数とのうちの少なくとも一つを含む、請求項
2に記載の方法。
【請求項4】
前記電子機器は、第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含み、
前記第三の画像の画像内容の変化頻度が前記第三の閾値以上である場合、前記M個の第一の画像を収集し、且つ前記N個の第二の画像を収集することは、
前記第三の画像の画像内容の変化頻度が前記第三の閾値以上であり、且つ前記第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が第四の閾値以上である場合、前記第一のカメラアレイにおけるカメラによって前記M個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによって前記N個の第二の画像を収集することを含み、
ここで、前記第一のカメラアレイ及び前記第二のカメラアレイは、それぞれ前記電子機器の第一のスクリーン及び第二のスクリーンに分布される、請求項
2に記載の方法。
【請求項5】
前記の、P個のプレビュー画像を表示することは、
第一の表示領域に前記P個のプレビュー画像を表示し、且つ第二の表示領域に前記P個のプレビュー画像のサムネイルを配列して表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記の、第一の表示領域に前記P個のプレビュー画像を表示することは、
前記第一の表示領域に表示されるプレビュー画像におけるターゲット対象の視線角度を取得することと、
前記ターゲット対象の視線角度の変化に基づいて、前記第一の表示領域に前記P個のプレビュー画像のうちの画像を更新して表示することと、を含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記の、P個のプレビュー画像を表示する前に、前記方法は、
前記M個の第一の画像及び前記N個の第二の画像を、P個の画像セットに組み合わせ、各画像セットにおける第一の画像及び/又は第二の画像は異なることと、
各画像セットにおける画像に対してターゲット処理を行い、且つ処理後の画像を統合し、P個のプレビュー画像を得ることと、をさらに含み、
ここで、前記ターゲット処理は、マクロブロック重複除去と、画素重複除去と、エッジデリーションとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
電子機器であって、前記電子機器は、第一のカメラアレイと、第二のカメラアレイとを含み、前記第一のカメラアレイは、複数のカメラを含み、前記第二のカメラアレイは、少なくとも一つのカメラを含み、
前記電子機器は、収集モジュールと、表示モジュールと、取得モジュールとを含み、
前記収集モジュールは、前記第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する
ように構成され、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数であり、
前記表示モジュールは、P個のプレビュー画像を表示する
ように構成され、各前記プレビュー画像は、前記収集モジュールによって収集された前記M個の第一の画像のうちの画像及び前記N個の第二の画像のうちの画像から合成して得られ、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なり、前記合成画像は、第一の画像と、第二の画像
とを含み、Pは、1よりも大きい整数であり、
前記取得モジュールは、前記表示モジュールによって表示される前記P個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得する
ように構成され、
前記取得モジュールは、前記ターゲット画像がターゲット条件を満たす場合に、前記ターゲット画像に基づき、前記最終画像を取得するように構成され、
ここで、前記ターゲット条件は、表示時間長が第一の閾値以上であることと、ターゲット対象の視線の前記ターゲット画像での滞留時間長が第二の閾値以上であることと、画質が前記P個のプレビュー画像の中で最適であることとのうちのいずれか一つである、電子機器。
【請求項9】
前記収集モジュールは、さらに前記第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する前に、前記第一のカメラアレイにおける第一のカメラによって第三の画像を収集する
ように構成され、
前記取得モジュールは、さらに前記第三の画像の画像内容の変化頻度を取得する
ように構成され、
前記収集モジュールは
、前記第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上である場合、前記第一のカメラアレイにおけるカメラによって前記M個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによって前記N個の第二の画像を収集する
ように構成される、請求項
8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記取得モジュールは
、前記画像内容におけるターゲット情報の変化頻度を取得する
ように構成され、前記ターゲット情報は、前記第三の画像における撮影すべき対象と、前記第三の画像における撮影すべき対象の数とのうちの少なくとも一つを含む、請求項
9に記載の電子機器。
【請求項11】
前記電子機器は、第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含み、
前記収集モジュールは
、前記第三の画像の画像内容の変化頻度が前記第三の閾値以上であり、且つ前記第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が第四の閾値以上である場合、前記第一のカメラアレイにおけるカメラによって前記M個の第一の画像を収集し、且つ前記第二のカメラアレイにおけるカメラによって前記N個の第二の画像を収集する
ように構成され、
ここで、前記第一のカメラアレイ及び前記第二のカメラアレイは、それぞれ前記電子機器の第一のスクリーン及び第二のスクリーンに分布される、請求項
9に記載の電子機器。
【請求項12】
前記表示モジュールは
、第一の表示領域に前記P個のプレビュー画像を表示し、且つ第二の表示領域に前記P個のプレビュー画像のサムネイルを配列して表示する
ように構成される、請求項
8に記載の電子機器。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で
実行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサによって実行される時、請求項1から
7のいずれか1項に記載の画像撮影方法のステップを実現する、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年06月29日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010610622.1の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的には画像撮影方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
通信技術の急速な発展に伴い、電子機器の応用がますます広くなり、電子機器の性能に対するユーザの要求も高まっている。
【0004】
現在、ユーザは、例えば、友人の会合時に集合写真を撮影し、遊びに出かける時に風景画像を撮影するなど、電子機器を介して様々な画像を撮影することができる。集合写真の撮影を例とし、被撮影者が位置を決めた後、撮影者は被撮影者の立ち位置に基づいて、電子機器の位置を調整し、一枚の集合写真を撮影して得ることができる。
【0005】
しかしながら、上記の方式には少なくとも次の問題が存在する。集合写真に参加する人数が多い場合、電子機器は、被撮影者の立ち位置に基づいて、全ての被撮影者を直接撮影できない可能性があるため、電子機器の角度又は被撮影者の立ち位置を複数回調整する必要があり、さらに電子機器が画像を撮影する操作が煩雑になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例の目的は、従来の電子機器が画像を撮影する過程において、電子機器の角度又は被撮影者の立ち位置を複数回調整する必要があるため、電子機器が画像を撮影する操作が煩雑になるという問題を解決することができる画像撮影方法及び電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術課題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0008】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、画像撮影方法を提供し、この方法は電子機器に用いられ、この電子機器は、第一のカメラアレイと、第二のカメラアレイとを含み、第一のカメラアレイは、複数のカメラを含み、第二のカメラアレイは、少なくとも一つのカメラを含み、この方法は、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集し、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数であることと、P個のプレビュー画像を表示し、各プレビュー画像は、M個の第一の画像のうちの画像及びN個の第二の画像のうちの画像から合成して得られ、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なり、合成画像は、第一の画像と、第二の画像とのうちの少なくとも一つを含み、Pは、1よりも大きい整数であることと、P個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得することと、を含む。
【0009】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器は、第一のカメラアレイと、第二のカメラアレイとを含み、第一のカメラアレイは、複数のカメラを含み、第二のカメラアレイは、少なくとも一つのカメラを含み、この電子機器は、収集モジュールと、表示モジュールと、取得モジュールとを含み、
収集モジュールは、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集するために用いられ、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数であり、表示モジュールは、P個のプレビュー画像を表示するために用いられ、各プレビュー画像は、収集モジュールによって収集されたM個の第一の画像のうちの画像及びN個の第二の画像のうちの画像から合成して得られ、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なり、合成画像は、第一の画像と、第二の画像とのうちの少なくとも一つを含み、Pは、1よりも大きい整数であり、取得モジュールは、表示モジュールによって表示されるP個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得するために用いられる。
【0010】
第三の態様によれば、本出願の実施例は電子機器を提供し、この電子機器はプロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、プログラム又は命令がプロセッサによって実行される時、第一の態様のような画像撮影方法のステップを実現する。
【0011】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、可読記憶媒体を提供し、可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、プログラム又は命令がプロセッサによって実行される時、第一の態様のような画像撮影方法のステップを実現する。
【0012】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、プロセッサに結合され、プロセッサは、プログラム又は命令を運行するために用いられ、第一の態様のような画像撮影方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集し、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数であることと、P個のプレビュー画像を表示し、各プレビュー画像は、M個の第一の画像のうちの画像及びN個の第二の画像のうちの画像から合成して得られ、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なり、合成画像は、第一の画像と、第二の画像とのうちの少なくとも一つを含み、Pは、1よりも大きい整数であり、P個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得する。この態様によって、電子機器において異なるカメラアレイのカメラのライブビュー位置及び角度が異なるため、電子機器が画像を撮影する過程において、異なるカメラアレイのカメラによって画像を収集し、複数のカメラによって取得された画像を収集し、且つ合成後の画像を表示することができ、ユーザがその中から満足する画像を選択しやすく、電子機器の角度又は被撮影者の立ち位置を複数回調整する必要がなく、操作が簡便である。また、異なる範囲の画像を収集することもでき、このように、電子機器が、第一のカメラアレイのカメラによって収集された画像及び第二のカメラアレイのカメラによって収集された画像を採用してプレビュー画像を合成する場合、合成されるプレビュー画像が、より大きなライブビュー範囲の画像を含むようにすることができ、それにより、電子機器がプレビュー画像に基づいて取得した最終画像の内容がより完全なものになる。このように、本出願の実施例による画像撮影方法によって、画像を撮影する過程において、電子機器の角度又は被撮影者の立ち位置を調整することなく、内容がより完全な画像を撮影して得ることができ、それにより、電子機器が画像を撮影する操作を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本出願の実施例による画像撮影方法のフローチャート概略図である。
【
図2】本出願の実施例によるカメラ分布概略図のその一である。
【
図3】本出願の実施例によるカメラ分布概略図のその二である。
【
図4】本出願の実施例による画像撮影方法の応用インターフェースの概略図である。
【
図5】本出願の実施例による電子機器の構造概略図である。
【
図6】本出願の実施例による電子機器のアーキテクチャ概略図である。
【
図7】本出願の実施例による電子機器のハードウェア概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書と請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似した対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解できるように、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能である。それによって、本出願の実施例は、ここに図示され又は記載されたもの以外の順序で実施することができ、且つ「第一」、「第二」等で区別される対象は一般的に一種類であり、対象の数を限定するものではない。例えば、第一の対象は一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも一つを表し、文字「/」は、一般的に前後で関連する対象が「又は」の関係であることを表す。
【0017】
本出願の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本出願の実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で提示することを意図する。
【0018】
なお、本出願の実施例における画像撮影方法の実行本体は電子機器であってもよく、電子機器における機能本体又は機能エンティティであってもよく、さらに電子機器から独立し、且つ電子機器に作用するエンティティ装置(例えば、電子機器に外付けされるエンティティ装置)であってもよい。具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。以下は、電子機器を例として、本出願の実施例による画像撮影方法を例示的に説明する。
【0019】
以下では、図面を結び付けて、具体的な実施例及びその応用シーンによって本出願の実施例による画像撮影方法を詳細に説明する。
【0020】
図1に示すように、本出願の実施例は、画像撮影方法を提供し、この方法は電子機器に用いられ、この電子機器は、第一のカメラアレイと、第二のカメラアレイとを含み、第一のカメラアレイは、複数のカメラを含み、第二のカメラアレイは、少なくとも一つのカメラを含み、この方法は下記のステップ201~ステップ203を含んでもよい。
【0021】
ステップ201、電子機器は、第一のカメラアレイによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する。
【0022】
ここで、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数である。
【0023】
本出願の実施例では、電子機器によって画像を撮影する過程において、電子機器は、まずそれぞれ第一のカメラアレイにおけるカメラ及び第二のカメラアレイにおけるカメラによって画像を収集することができ、そして、電子機器は、これらの画像における画像で合成されたプレビュー画像を表示することができる。
【0024】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器のスクリーンは片面スクリーン、両面スクリーン、多面スクリーン、折り畳みスクリーン又はストレッチスクリーンであってもよく、具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0025】
選択的に、本出願の実施例では、上記第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイは、電子機器の同一のスクリーンに分布してもよく、電子機器の異なるスクリーンに分布してもよく、具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0026】
選択的に、本出願の実施例では、上記第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイは、大きさが同じであるアレイであってもよく、大きさが異なるカメラアレイであってもよく、具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0027】
本出願の実施例では、第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイは、いずれも1×2のカメラアレイであってもよく、いずれも2×2のカメラアレイであってもよく、第一のカメラアレイは、2×3のカメラアレイであってもよく、第二のカメラアレイは、1×3のカメラアレイであってもよいなどである。具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0028】
なお、上記「a×b」のカメラアレイとは、一行に「a」個のカメラを含み、一列に「b」個のカメラを含むカメラアレイである。例えば、1×2のカメラアレイは、一行に1つのカメラを含み、一列に2つのカメラを含むカメラアレイであってもよい。
【0029】
例示的に、電子機器のスクリーンが折り畳みスクリーンであり、且つ第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイがいずれも1×2のカメラアレイである場合、この電子機器は、
図2に示す電子機器であってもよい。具体的には、第一のカメラアレイは、
図2に示すカメラCa1とカメラCa2とから構成されるカメラアレイであってもよく、第二のカメラアレイは、カメラCb1とカメラCb2とから構成されるカメラアレイであってもよい。
【0030】
なお、本出願の実施例における例は、いずれも第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイがいずれも1×2のカメラアレイであるを例として例示的に説明し、第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイが他のカメラアレイである実現方式については、第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイがいずれも1×2のカメラアレイである実現方式と類似しており、説明の重複を回避するために、本出願の実施例では説明を省略する。
【0031】
選択的に、本出願の実施例では、上記第二のカメラアレイは、いずれも1×1のカメラアレイであってもよく、この場合、M及びNは、いずれも1である。
【0032】
例示的に、第二のカメラアレイが1×1のカメラアレイであり、この電子機器は、
図3の(a)に示す頂部及び底部にいずれもポップアップ型カメラが設置される電子機器であってもよく、
図3の(b)に示す頂部にポップアップ型カメラが設置され、底部にアンダースクリーンカメラが設置される電子機器であってもよく、
図3の(c)に示す頂部にアンダースクリーンカメラが設置され、底部にポップアップ型カメラが設置される電子機器であってもよく、
図3の(d)に示す頂部及び底部にいずれもアンダースクリーンカメラが設置される電子機器であってもよい。
【0033】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器は、第一のカメラアレイにおける全てのカメラによって画像を収集してもよく、第一のカメラアレイにおける一部のカメラによって画像を収集してもよい。具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0034】
それに対応して、電子機器は、第二のカメラアレイにおける全てのカメラによって画像を収集してもよく、第二のカメラアレイにおける一部のカメラによって画像を収集してもよい。
【0035】
ステップ202、電子機器は、P個のプレビュー画像を表示する。
【0036】
ここで、上記P個のプレビュー画像における各プレビュー画像は、上記M個の第一の画像のうちの画像及び上記N個の第二の画像のうちの画像を合成して得られてもよく、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なってもよく、合成画像は、第一の画像と、第二の画像とのうちの少なくとも一つを含んでもよく、Pは、1よりも大きい整数である。
【0037】
本出願の実施例では、上記M個の第一の画像及びN個の第二の画像を収集した後に、電子機器は、これらの画像のうちの画像を採用して、プレビュー画像を合成することにより、上記P個のプレビュー画像を表示することができる。
【0038】
本出願の実施例では、上記P個のプレビュー画像の数は、第一の画像を収集するカメラの数及び第二の画像を収集するカメラの数に基づいて決定することができ、即ち、このP個のプレビュー画像の数は、第一の画像及び第二の画像の数に基づいて決定することができる。
【0039】
選択的に、本出願の実施例では、1つのプレビュー画像は、第一のカメラアレイの異なる列のカメラによって収集された第一の画像と、第二のカメラアレイの異なる列のカメラによって収集された第二の画像とから合成されてもよい。
【0040】
例示的に、第一のカメラアレイが1×2のカメラアレイであり、第二のカメラアレイが1×1のカメラアレイであり、即ち、第一の画像の数が2個(即ちM=2)であり、第二の画像の数が1個(即ち、N=1)である場合、上記P個のプレビュー画像は、2個のプレビュー画像であってもよい。
【0041】
また例示的に、第一のカメラアレイが1×2のカメラアレイであり、第二のカメラアレイが1×2のカメラアレイである場合、第一の画像の数は3個(即ちM=3)であり、第二の画像の数が3個(即ち、N=3)であってもよく、そうすると、上記P個のプレビュー画像は、28個のプレビュー画像であってもよく、例えば、第一のカメラアレイは1×2のカメラアレイであり、収集された画像はa1、a2、a3であり、ここで、a1、a2は第一のカメラアレイにおける1つのカメラを利用して取得された画像であり、a3は第一のカメラアレイにおける2つのカメラを利用して取得された画像であり、同様に、第二のカメラアレイは1×2のカメラアレイであり、収集された画像はb1、b2、b3、ここで、b1、b2は第二のカメラアレイにおける1つのカメラを利用して取得された画像であり、b3は第二のカメラアレイにおける2つのカメラを利用して取得された画像である場合、P個のプレビュー画像は、a1b1、a1b2、a1b3、a2b1、a2b2、a2b3、a3b1、a3b2、a3b3、a1a2b1、a1a2b2、a1a2b3、a1a2a3、b1b2b3などであってもよい。
【0042】
さらに例示的に、第一のカメラアレイが2×3のカメラアレイであり、第二のカメラアレイが1×3のカメラアレイである場合、第一の画像の数が6つ(即ちM=6)であり、第二の画像の数が3個(即ち、N=3)であってもよく、そうすると、上記P個のプレビュー画像は、27個のプレビュー画像であってもよい。ここで、各プレビュー画像は、2つの第一の画像と1つの第二の画像から合成されてもよく、この2つの第一の画像を収集するカメラは、第一のカメラアレイにおける異なる列に分布される。
【0043】
選択的に、本出願の実施例では、上記ステップ202は、具体的に、下記ステップ202aによって実現されてもよい。
【0044】
ステップ202a、電子機器は、第一の表示領域にP個のプレビュー画像を表示し、且つ第二の表示領域にP個のプレビュー画像のサムネイルを配列して表示する。
【0045】
本出願の実施例では、電子機器が上記P個のプレビュー画像を得た後、電子機器は、上記第一の表示領域にこのP個のプレビュー画像を表示し、且つ上記第二の表示領域にこのP個のプレビュー画像のサムネイルを配列して表示することができ、それにより、ユーザにこれらのプレビュー画像を明瞭に示すことができる。
【0046】
選択的に、本出願の実施例では、上記第一の表示領域及び第二の表示領域は、電子機器の同一のスクリーンの異なる表示領域であってもよく、電子機器の異なるスクリーンの表示領域であってもよく、電子機器の異なるスクリーンで構成される表示領域であってもよい。具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0047】
例示的に、電子機器のスクリーンが折り畳みスクリーンであると仮定すると、上記第一の表示領域は、メインスクリーンとサブスクリーンの上半分のスクリーンを組み合わせた表示領域であってもよく、第二の表示領域は、メインスクリーンとサブスクリーンの下半分のスクリーンを組み合わせた表示領域であってもよい。
【0048】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器は、第一の表示領域に上記P個のプレビュー画像内の画像を1つずつ表示することができる。
【0049】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器は、第二の表示領域に上記P個のプレビュー画像のサムネイルを順に配列して表示することができる。
【0050】
例示的に、上記P個のプレビュー画像の数を4個とし、且つこのP個のプレビュー画像は、それぞれプレビュー画像a、プレビュー画像b、プレビュー画像c及びプレビュー画像dであると仮定する。すると、
図4に示すように、電子機器は、表示領域31にプレビュー画像a、プレビュー画像b、プレビュー画像c及びプレビュー画像dを1つずつ表示し、且つ表示領域32にプレビュー画像aのサムネイル、プレビュー画像bのサムネイル、プレビュー画像cのサムネイル及びプレビュー画像dのサムネイルを順に配列して表示することができる。
【0051】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器が第一の表示領域にいずれか一つのプレビュー画像を表示するとき、電子機器は、第二の表示領域に、予め設定される表示状態(例えば、ハイライト表示状態など)でこのプレビュー画像のサムネイルを表示することができる。
【0052】
本出願の実施例では、電子機器は、異なる表示領域にプレビュー画像又はプレビュー画像のサムネイルを表示することができるため、電子機器は、ユーザにこれらのプレビュー画像を明瞭に示すことができる一方、ユーザにプレビュー画像の数を示すことができるため、ユーザがこれらのプレビュー画像からその使用需要に合致するプレビュー画像を選択することが容易になり、それにより、電子機器は、このプレビュー画像に基づき、対応する最終画像を取得することができる。
【0053】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器が第一の表示領域に上記P個のプレビュー画像を表示するステップは、具体的に下記ステップA及びステップBによって実現することができる。
【0054】
ステップA、電子機器は、第一の表示領域に表示されるプレビュー画像におけるターゲット対象の視線角度を取得する。
【0055】
ステップB、電子機器は、ターゲット対象の視線角度の変化に基づいて、第一の表示領域にP個のプレビュー画像のうちの画像を更新して表示する。
【0056】
本出願の実施例では、電子機器は、ターゲット対象の視線の移動(即ち、ターゲット対象の視線角度の変化)に追従し、第一の表示領域に表示されるプレビュー画像を更新することができる。
【0057】
本出願の実施例では、上記ターゲット対象は、撮影すべき対象における中間位置にある対象又は電子機器に最も近い対象であってもよい。
【0058】
無論、実際に実現する時、ターゲット対象は、他の任意の可能な対象であってもよい。具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0059】
本出願の実施例では、電子機器は、視線追跡アルゴリズムによって、ターゲット対象の視線角度を計算することができる。
【0060】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器が第一の表示領域に表示されるプレビュー画像を更新する速度(又は頻度)は、ターゲット対象の視線角度の変化(即ち、ターゲット対象の視線の移動速度)に基づいて決定することができる。具体的には、電子機器は、ターゲット対象の視線角度が変化した場合に、第一の表示領域に表示されるプレビュー画像を更新してもよい。
【0061】
ステップ203、電子機器は、P個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得する。
【0062】
理解できるように、電子機器が取得した最終画像と上記ターゲット画像の画像パラメータが同じである。
【0063】
本出願の実施例では、電子機器が上記P個のプレビュー画像を表示した後に、電子機器は、このP個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得することができる。
【0064】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器が上記最終画像を取得する方式は二つの可能な実現方式を含んでもよく、それぞれ第一の方式及び第二の方式であり、以下では、これら2つの方法についてそれぞれ例示的に説明する。
【0065】
第一の方式、電子機器は、上記ターゲット画像を直接保存しことにより、最終画像を得る。
【0066】
第二の方式、電子機器は、ターゲットカメラと連動し、最終画像を撮影して得る。ここで、ターゲットカメラは、上記ターゲット画像を合成する画像(具体的には、ターゲット画像を合成するための第一の画像及び第二の画像であってもよい)を収集するカメラを含んでもよい。
【0067】
選択的に、本出願の実施例では、上記ターゲット画像は、ユーザが上記P個のプレビュー画像から選択した画像であってもよく、電子機器がこのP個のプレビュー画像から選択した画像であってもよく、具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0068】
選択的に、本出願の実施例では、上記ステップ203は、具体的に、下記ステップ203aとステップ203bによって実現されてもよい。
【0069】
ステップ203a、電子機器は、ターゲット画像がターゲット条件を満たすか否かを決定する。
【0070】
ここで、上記ターゲット条件は、選択入力を受信したことと、表示時間長が第一の閾値以上であることと、ターゲット対象の視線のターゲット画像での滞留時間長が第二の閾値以上であることと、画質が上記P個のプレビュー画像の中で最適であることと、のうちのいずれか一つであってもよい。
【0071】
ステップ203b、電子機器は、ターゲット画像がターゲット条件を満たす場合、ターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得する。
【0072】
本出願の実施例では、電子機器は、上記P個のプレビュー画像の中に上記ターゲット条件を満たす画像があるか否かを決定することができ、いずれか一つのプレビュー画像がターゲット条件を満たす場合、このプレビュー画像は、上記ターゲット画像であり、それにより、電子機器は、このターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得することができる。
【0073】
理解できるように、上記ターゲット画像は、上記P個のプレビュー画像のうち、ターゲット条件を満たすプレビュー画像であってもよい。
【0074】
本出願の実施例では、電子機器がターゲット画像への入力を受信した場合、又はターゲット対象の視線のターゲット画像での滞留時間長が第二の閾値以上である場合、電子機器は、ユーザがターゲット画像に基づいて最終画像を取得することを選択すると決定でき、電子機器がターゲット画像を表示する時間長が第一の閾値より長い場合、電子機器は、ユーザがデフォルトでターゲット画像のパラメータに基づいて、ターゲット画像を撮影することを選択すると決定することができる。
【0075】
選択的に、本出願の実施例では、ターゲット対象の視線が上記P個のプレビュー画像のいずれか一つのプレビュー画像のサムネイル上に一定の時間tで滞留する場合、tが第二の閾値以上であれば、電子機器は、撮影対象がこのプレビュー画像に選定したと決定でき、それにより、電子機器は、このプレビュー画像に基づき、対応する最終画像を取得することができる。
【0076】
選択的に、本出願の実施例では、上記「ターゲット画像の画質がP個のプレビュー画像の中で最適であること」に対して、電子機器が上記P個のプレビュー画像を表示した後に、電子機器は、このP個のプレビュー画像の画質に基づいて、画質が最適なプレビュー画像をターゲット画像として決定してもよい。
【0077】
選択的に、本出願の実施例では、プレビュー画像の画質は、プレビュー画像の明るさと、プレビュー画像の光線輝度と、プレビュー画像のぼかし度合いと、プレビュー画像の階調とのうちの少なくとも一つのパラメータに基づいて決定することができる。
【0078】
本出願の実施例では、ターゲット画像に対する第一の入力を受信したことと、ターゲット画像の表示時間長と、ターゲット対象の視線のターゲット画像での滞留時間長とは、ユーザが取得したい画像がターゲット画像と同じであることを反映することができ、ターゲット画像の画質がP個のプレビュー画像の中で最適であることは、ターゲット画像の画像効果が最も良いことを反映することができるため、電子機器は、ターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得する時、ユーザが満足する画像又は画像効果が最も高い画像を直接得ることができ、それにより、電子機器が画像を撮影する効率を向上させることができる。
【0079】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器において異なるカメラアレイのカメラのライブビュー位置及び角度が異なるため、電子機器が画像を撮影する過程において、異なるカメラアレイのカメラによって画像を収集し、異なる範囲の画像を収集することができ、このように、電子機器が、第一のカメラアレイのカメラによって収集された画像及び第二のカメラアレイのカメラによって収集された画像を採用してプレビュー画像を合成する場合、合成されるプレビュー画像が、より大きなライブビュー範囲の画像を含むようにすることができ、それにより、電子機器がプレビュー画像に基づいて取得した最終画像の内容がより完全なものになる。このように、本出願の実施例による画像撮影方法によって、画像を撮影する過程において、電子機器の角度又は被撮影者の立ち位置を調整することなく、内容がより完全な画像を撮影して得ることができ、それにより、電子機器が画像を撮影する操作を簡略化することができる。
【0080】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器は、上記第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する前に、電子機器は、まず電子機器の1つのカメラ(例えば、本出願の実施例における第一のカメラ)によって収集された1つの画像(例えば、本出願の実施例における第三の画像)を取得し、且つこの画像の画像内容の変化率を取得することができ、この画像の画像内容の変化頻度が大きい場合、電子機器は、1つのカメラ(即ち、シングルウェイカメラ)で撮影対象の画像を完全に収集できない(即ち、シングルウェイカメラのパノラマが完全ではない)と決定することができ、電子機器は、電子機器内の複数のカメラアレイにおけるカメラを連動させて画像を収集することができ、それにより、上記M個の第一の画像及びN個の第二の画像を収集することができる。
【0081】
本出願の実施例において、上記ステップ201の前に、本出願の実施例による画像撮影方法は、下記のステップ204~ステップ206をさらに含んでもよい。
【0082】
ステップ204、電子機器は、第一のカメラアレイにおける第一のカメラによって第三の画像を収集する。
【0083】
選択的に、本出願の実施例では、上記第一のカメラは、電子機器におけるメインカメラ(例えば、メインフロントカメラ又はメインリアカメラ)であってもよく、ユーザが電子機器をトリガーして選択したカメラであってもよく、具体的には、実際の使用需要に応じて決定することができ、本出願の実施例に限定されない。
【0084】
以下では、電子機器のスクリーンが折り畳みスクリーンであり、上記第一のカメラがメインフロントカメラであることを例として、第一のカメラが上記第三の画像を収集する方式について例示的に説明する。
【0085】
S1、電子機器の折り畳みスクリーンを展開する。
【0086】
具体的には、ユーザが電子機器の折り畳みスクリーンを持ち上げて且つ徐々に展開し、電子機器の置き状態が水平から垂直に変わり、且つフロントカメラがユーザに向けられる。
【0087】
S2、腕を上げてスクリーンを点灯させて顔認識をウェイクアップする。
【0088】
具体的には、電子機器は、ユーザが腕を上げる動作があることを検出すると、電子機器の顔認識ロック解除機能を起動し、電子機器のスクリーンを迅速に点灯させ、ユーザが電子機器のセルフ撮影機能を使用するための準備を行う。
【0089】
S3、電子機器の地面からの高さ及び持ち上げられる加速度を計算する。
【0090】
具体的には、電子機器は、高精度の高さセンサに基づいて電子機器の地面からの高さを取得し、且つ加速度センサに基づいて電子機器が持ち上げられる加速度(ユーザが電子機器を持ち上げてから静止するまでの間の加速度)を取得する。電子機器の高さが高さ閾値を超え、且つ加速度が加速度閾値を超えた場合、電子機器は、ユーザがセルフタイマ撮影を行いたいと決定でき、即ち、セルフ撮影モードであると判定できる。
【0091】
S4、電子機器は、メインスクリーンのフロントカメラ(即ち、上記メインフロントカメラ)をオンにする。
【0092】
具体的には、上記S3に基づいて、電子機器は、メインスクリーンのフロントカメラのフレームレート及び写真解像度を最大値に設定し、且つメインスクリーンのフロントカメラ(例えば、
図2に示すカメラCa1)をオンにすることにより、ユーザが電子機器をトリガーしてカメラをオンにする操作を簡略化することができる。
【0093】
S5、捕捉された顔を記録する。
【0094】
具体的には、電子機器がメインスクリーンのフロントカメラをオンにした後に、このフロントカメラは、カメラの人工知能アルゴリズム、目焦点追従アルゴリズムと顔焦点追従アルゴリズムに基づいて、現在のライブビュー枠内の人物シーンを取得することにより、上記第三の画像を収集することができる。
【0095】
ステップ205、電子機器は、第三の画像の画像内容の変化頻度を取得する。
【0096】
本出願の実施例では、電子機器が第一のカメラアレイにおけるカメラによって上記M個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによって上記N個の第二の画像を収集する前に、電子機器は、まず上記第一のカメラモジュールによって上記第三の画像を収集し、次に第三の画像の画像内容の変化頻度を取得することができる。
【0097】
選択的に、本出願の実施例では、上記ステップ205は、具体的に、下記ステップ205aによって実現されてもよい。
【0098】
ステップ205a、電子機器は、画像内容におけるターゲット情報の変化頻度を取得する。
【0099】
ここで、上記ターゲット情報は、第三の画像における撮影すべき対象と、第三の画像における撮影すべき対象の数とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0100】
本出願の実施例では、電子機器は、第三の画像を分析することにより第三の画像内の撮影すべき対象及び/又は撮影すべき対象の数を取得し、そして、撮影すべき対象及び/又は撮影すべき対象の数が変化したか否かを取得することにより、第三の画像の画像内容の変化頻度を決定できる。
【0101】
例示的に、複数人を撮影する場合、機器をできるだけ全ての人がカメラに映るように調整し、調整する過程において、撮影すべき対象が変化し、又は撮影すべき対象の数が変化する可能性がある。
【0102】
ステップ206、電子機器は、第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上であるか否かを決定する。
【0103】
本出願の実施例では、電子機器が上記第三の画像の画像内容の変化頻度を取得した後に、第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上である場合、電子機器は、第一のカメラが全ての撮影すべき対象の画像を収集できなく、即ち、シングルウェイカメラのパノラマが不完全であると決定でき、それにより、電子機器は、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する。第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値より小さい場合、電子機器は、第一のカメラが全ての撮影すべき対象の画像を収集できると決定することができ、それにより、電子機器は、第一のカメラによって画像を撮影することができる。
【0104】
本出願の実施例では、上記第一のカメラアレイにおけるカメラは、上記第一のカメラを含んでもよい。
【0105】
本出願の実施例では、電子機器が第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する前に、電子機器は、まず上記第一のカメラによって第三の画像を収集し、且つ第三の画像の画像内容の変化頻度を取得することができるため、シングルウェイカメラが撮影すべき対象の画像を完全に収集できるか否かを決定することにより、不必要なカメラの起動を回避することができ、さらに消費電力を減少できる。
【0106】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器が第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含む場合、電子機器が、上記第三の画像の画像内容の変化頻度が上記第三の閾値以上であると決定した場合、電子機器は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度を決定でき、それにより、異なるスクリーン上に分布されるカメラを連動させて画像を収集か否かを決定する。
【0107】
本出願の実施例では、電子機器が第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する前に、本出願の実施例による画像撮影方法は、さらに下記ステップ207を含んでもよい。
【0108】
ステップ207、電子機器は、電子機器の第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が第四の閾値以上であるか否かを決定する。
【0109】
本出願の実施例では、電子機器が第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含む場合、電子機器は、上記第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上であると決定した場合、電子機器は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度に基づいて、異なる画面に位置するカメラアレイを連動させてカメラが撮影すべき対象の完全な画像を収集できるか否かを決定することができる。具体的には、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が上記第四の閾値以上である場合、電子機器は、異なるスクリーンに位置するカメラアレイのカメラを連動させて撮影すべき対象の完全な画像を収集すると決定でき、それにより、電子機器は、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集することができる。第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が第四の閾値より小さい場合、電子機器は、異なるスクリーンに位置するカメラアレイにおけるカメラを連動させても、撮影すべき対象の完全な画像を収集することができないと決定でき、それにより、電子機器は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度又は電子機器の角度を再調整することユーザに知らせることができる。
【0110】
ここで、上記第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイは、それぞれ電子機器の第一のスクリーン及び第二のスクリーンに分布することができる。
【0111】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器のスクリーンは折り畳みスクリーンであってもよく、上記第一のスクリーンは電子機器のメインスクリーンであってもよく、第二のスクリーンは電子機器のサブスクリーンであってもよい。ここで、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度は、折り畳みスクリーンの折り畳み角度であってもよい。
【0112】
なお、本出願の実施例では、上記折り畳みスクリーンの折り畳み角度は、電子機器のサブスクリーンの電子機器のメインスクリーンに対する展開角度であってもよい。
【0113】
例示的に、上記折り畳みスクリーンの折り畳み角度は、
図2に示す折り畳み角度αであってもよい。
【0114】
本出願の実施例では、電子機器が第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含む場合、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度は、異なるスクリーンに分布するカメラアレイのカメラのライブビュー範囲を反映することができるため、電子機器は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度に基づいて、異なるスクリーンに分布するカメラアレイにおけるカメラを連動させて画像を収集するか否かを決定することができ、それにより、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が足りないため、複数のカメラアレイにおけるカメラでも撮影すべき対象の完全な画像を収集できないことを回避し、さらに消費電力の浪費を回避する。
【0115】
選択的に、本出願の実施例において、上記ステップ202の前に、本出願の実施例による画像撮影方法は、下記のステップ208及びステップ209をさらに含んでもよい。
【0116】
ステップ208、電子機器は、M個の第一の画像及びN個の第二の画像を、P個の画像セットに組み合わせる。
【0117】
ここで、上記P個の画像セットにおける各画像セットにおける第一の画像及び/又は第二の画像は異なってもよい。
【0118】
本出願の実施例では、電子機器が上記P個のプレビュー画像を表示する前に、電子機器は、まず上記M個の第一の画像及びN個の第二の画像をP個の画像セットに組み合わせることができ、それにより、電子機器は、このP個の画像セットにおける各画像セットを処理することによって、上記P個のプレビュー画像を得ることができる。
【0119】
例示的に、
図2に示すように、仮にカメラCa1が収集した画像を画像A1と表記し、カメラCa2が収集した画像を画像A2と表記し、カメラCb1が収集した画像を画像B1と表記し、カメラCb2が収集した画像を画像B2と表記し、ここで、画像A1及び画像A2は、第一の画像であってもよく、画像B1及び画像B2は、第二の画像であってもよい。これらの画像から構成される4つの画像セットは、画像セット(画像A1、画像B1)、画像セット(画像A1、画像B2)、画像セット(画像A2、画像B1)、及び画像セット(画像A2、画像B2)であってもいい。
【0120】
ステップ209、電子機器は、各画像セットにおける画像に対してターゲット処理を行い、且つ処理後の画像を統合し、P個のプレビュー画像を得る。
【0121】
ここで、ターゲット処理は、マクロブロック重複除去と、画素重複除去と、エッジデリーション(エッジ化とも呼ばれる)とのうちの少なくとも一つを含む。
【0122】
本出願の実施例では、上記P個の画像セット内の各画像セットに対して、電子機器は、各画像セット内の画像に対してターゲット処理を行うことができ、その後に処理された画像を統合することにより、P個のプレビュー画像を得ることができる。
【0123】
なお、本出願の実施例では、1つの画像セット(上記P個の画像セットのうちのいずれか1つ)に対して、電子機器は、この画像セット内の全ての画像に対してターゲット処理を行い、全ての処理後の画像を統合することにより、1つのプレビュー画像を得ることができる。
【0124】
本出願の実施例では、上記マクロブロック重複除去は、画像の領域の重複除去であってもよく、画素重複除去は、画像における単一画素の重複除去であってもよい。ここで、マクロブロック重複除去の重複除去粒度は比較的粗く、重複除去効率が高く、画素重複除去の重複除去粒度は比較的細かく、重複除去効果が高い。
【0125】
選択的に、本出願の実施例では、マクロブロック重複除去の重複除去粒度(即ち、マクロブロックサイズ)は、画像のサイズに基づいて決定することができる。例えば、マクロブロックサイズは、32×32画素であってもよい。
【0126】
選択的に、本出願の実施例では、電子機器は、画像に対してマクロブロック重複除去を行い、マクロブロックサイズ未満の領域に対して、さらに画素重複除去を採用することができる。
【0127】
本出願の実施例では、電子機器は、1つの画像セットにおける画像に対してエッジデリーション処理を行うことにより、これらの画像をより自然に1枚のプレビュー画像に融合させることができる。
【0128】
本出願の実施例では、電子機器は、画像セットにおける画像に対してターゲット処理を行うことにより、最終的に統合して得られた画像をより自然にすることができ、それにより、電子機器が合成する画像の品質を向上させることができる。
【0129】
図5に示すように、本出願は電子機器500を提供し、電子機器500は、第一のカメラアレイと、第二のカメラアレイとを含み、第一のカメラアレイは、複数のカメラを含み、第二のカメラアレイは、少なくとも一つのカメラを含み、電子機器500は、収集モジュール501と、表示モジュール502と、取得モジュール503とを含む。収集モジュール501は、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集するために用いられ、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数であり、表示モジュール502は、P個のプレビュー画像を表示するために用いられ、各プレビュー画像は、収集モジュール501によって収集されたM個の第一の画像のうちの画像及びN個の第二の画像のうちの画像から合成して得られ、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なり、合成画像は、第一の画像と、第二の画像とのうちの少なくとも一つを含み、Pは、1よりも大きい整数であり、取得モジュール503は、表示モジュール502によって表示されるP個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得することができる。
【0130】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器において異なるカメラアレイのカメラのライブビュー位置及び角度が異なるため、電子機器が画像を撮影する過程において、異なるカメラアレイのカメラによって画像を収集し、異なる範囲の画像を収集することができ、このように、電子機器が、第一のカメラアレイのカメラによって収集された画像及び第二のカメラアレイのカメラによって収集された画像を採用してプレビュー画像を合成する場合、合成されるプレビュー画像が、より大きなライブビュー範囲の画像を含むようにすることができ、それにより、電子機器がプレビュー画像に基づいて取得した最終画像の内容がより完全なものになる。このように、本出願の実施例による画像撮影方法によって、画像を撮影する過程において、電子機器の角度又は被撮影者の立ち位置を調整することなく、内容がより完全な画像を撮影して得ることができ、それにより、電子機器が画像を撮影する操作を簡略化することができる。
【0131】
選択的に、取得モジュールは、具体的に、ターゲット画像がターゲット条件を満たす場合、ターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得することができ、ここで、ターゲット条件は、選択入力を受信したことと、表示時間長が第一の閾値以上であることと、ターゲット対象の視線のターゲット画像での滞留時間長が第二の閾値以上であることと、画質がP個のプレビュー画像の中で最適であることと、のうちのいずれか一つである。
【0132】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、ターゲット画像に対する第一の入力を受信したことと、ターゲット画像の表示時間長と、ターゲット対象の視線のターゲット画像での滞留時間長とは、ユーザが取得したい画像がターゲット画像と同じであることを反映することができ、ターゲット画像の画質がP個のプレビュー画像の中で最適であることは、ターゲット画像の画像効果が最も良いことを反映することができるため、電子機器は、ターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得する時、ユーザが満足する画像又は画像効果が最も高い画像を直接得ることができ、それにより、電子機器が画像を撮影する効率を向上させることができる。
【0133】
選択的に、収集モジュールは、さらにM個の第一の画像を収集し、且つN個の第二の画像を収集する前に、第一のカメラアレイにおける第一のカメラによって第三の画像を収集するために用いられ、取得モジュールは、さらに第三の画像の画像内容の変化頻度を取得するために用いられ、収集モジュールは、具体的に、第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上である場合、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集するために用いられる。
【0134】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器が第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する前に、電子機器は、まず上記第一のカメラによって第三の画像を収集し、且つ第三の画像の画像内容の変化頻度を取得することができるため、シングルウェイカメラが撮影すべき対象の画像を完全に収集できるか否かを決定することにより、不必要なカメラの起動を回避することができ、さらに消費電力を減少できる。
【0135】
選択的に、取得モジュールは、具体的に、画像内容内のターゲット情報の変化頻度を取得するために用いられ、ターゲット情報は、第三の画像における撮影すべき対象と、第三の画像内の撮影すべき対象の数とのうちの少なくとも一つを含む。
【0136】
選択的に、電子機器は、第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含み、収集モジュールは、具体的に、第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上であり、且つ第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が第四の閾値以上である場合、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集するために用いられ、ここで、第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイは、それぞれ電子機器の第一のスクリーン及び第二のスクリーンに分布される。
【0137】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器が第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含む場合、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度は、異なるスクリーンに分布するカメラアレイのカメラのライブビュー範囲を反映することができるため、電子機器は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度に基づいて、異なるスクリーンに分布するカメラアレイにおけるカメラを連動させて画像を収集するか否かを決定することができ、それにより、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が足りないため、複数のカメラアレイにおけるカメラでも撮影すべき対象の完全な画像を収集できないことを回避し、さらに消費電力の浪費を回避する。
【0138】
選択的に、表示モジュールは、具体的に、第一の表示領域にP個のプレビュー画像を表示し、且つ第二の表示領域にP個のプレビュー画像のサムネイルを配列して表示するために用いられる。
【0139】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器は、異なる表示領域にプレビュー画像又はプレビュー画像のサムネイルを表示することができるため、電子機器は、ユーザにこれらのプレビュー画像を明瞭に示すことができる一方、ユーザにプレビュー画像の数を示すことができるため、ユーザがこれらのプレビュー画像からその使用需要に合致するプレビュー画像を選択することが容易になり、それにより、電子機器は、このプレビュー画像に基づき、対応する最終画像を取得することができる。
【0140】
選択的に、表示モジュールは、取得サブモジュールと、更新サブモジュールとを含み、取得サブモジュールは、第一の表示領域に表示されるプレビュー画像におけるターゲット対象の視線角度を取得するために用いられ、更新サブモジュールは、取得サブモジュールが取得したターゲット対象の視線角度の変化に基づいて、第一の表示領域にP個のプレビュー画像のうちの画像を更新して表示するために用いられる。
【0141】
選択的に、電子機器は、組み合わせモジュールと、処理モジュールと、統合モジュールとをさらに含み、組み合わせモジュールは、表示モジュールがP個のプレビュー画像を表示する前に、M個の第一の画像とN個の第二の画像を、P個の画像セットに組み合わせるために用いられ、各画像セットにおける第一の画像及び/又は第二の画像は異なり、処理モジュールは、組み合わせモジュールが組み合わせて得られた各画像セットにおける画像に対してターゲット処理を行うために用いられ、統合モジュールは、処理モジュールが処理した画像を統合し、P個のプレビュー画像を得るために用いられ、ここで、ターゲット処理は、マクロブロック重複除去と、画素重複除去と、エッジデリーションとのうちの少なくとも一つを含む。
【0142】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器は、画像セットにおける画像に対してターゲット処理を行うことにより、最終的に統合して得られた画像をより自然にすることができ、それにより、電子機器が合成する画像の品質を向上させることができる。
【0143】
本出願の実施例における電子機器は、装置であってもよく、電子機器における部品、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、モバイル電子機器であってもよく、非モバイル電子機器であってもよい。例示的に、移動電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非移動電子機器は、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、現金自動預け払い機又はキオスクなどであってもよく、本出願の実施例に具体的に限定されない。
【0144】
本出願の実施例における電子機器は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、さらに他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定されない。
【0145】
本出願の実施例による電子機器は、
図1~
図4に示す方法の実施例において実現される各プロセスを実現することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0146】
選択的に、
図6に示すように、本出願の実施例はさらに、電子機器600を提供する。プロセッサ601と、メモリ602と、メモリ602に記憶され、プロセッサ601上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサ601によって実行される時、上記画像撮影方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここで説明を省略する。
【0147】
なお、本出願の実施例における電子機器は、上記のモバイル電子機器及び非モバイル電子機器を含む。
図7は、本出願の実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。
【0148】
この電子機器100は、無線周波数ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インターフェースユニット108、メモリ109、及びプロセッサ110などの部材を含むが、それらに限らない。
【0149】
当業者であれば理解できるように、電子機器100はさらに、各部材に電力を供給する電源(例えば、電池)を含んでもよい。電源は、電源管理システムによってプロセッサ110にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
図7に示される電子機器の構造は、電子機器に対する限定を構成せず、電子機器は、図示される部材の数よりも多く又は少ない部材、又はなんらかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよい。これ以上説明しない。
【0150】
ここで、入力ユニット104は、第一のカメラアレイと、第二のカメラアレイとを含んでもよく、第一のカメラアレイは、複数のカメラを含み、第二のカメラアレイは、少なくとも一つのカメラを含み、
入力ユニット104は、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集するために用いられ、Mは、1よりも大きい整数であり、Nは、正の整数であり、表示ユニット106は、P個のプレビュー画像を表示するために用いられ、各プレビュー画像は、入力ユニット104によって収集されるM個の第一の画像のうちの画像及びN個の第二の画像のうちの画像から合成して得られ、且つ異なるプレビュー画像に対応する合成画像が異なり、合成画像は、第一の画像と、第二の画像とのうちの少なくとも一つを含み、Pは、1よりも大きい整数であり、プロセッサ110は、表示ユニット106によって表示されるP個のプレビュー画像のうちのターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得するために用いられる。
【0151】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器において異なるカメラアレイのカメラのライブビュー位置及び角度が異なるため、電子機器が画像を撮影する過程において、異なるカメラアレイのカメラによって画像を収集し、異なる範囲の画像を収集することができ、このように、電子機器が、第一のカメラアレイのカメラによって収集された画像及び第二のカメラアレイのカメラによって収集された画像を採用してプレビュー画像を合成する場合、合成されるプレビュー画像が、より大きなライブビュー範囲の画像を含むようにすることができ、それにより、電子機器がプレビュー画像に基づいて取得した最終画像の内容がより完全なものになる。このように、本出願の実施例による画像撮影方法によって、画像を撮影する過程において、電子機器の角度又は被撮影者の立ち位置を調整することなく、内容がより完全な画像を撮影して得ることができ、それにより、電子機器が画像を撮影する操作を簡略化することができる。
【0152】
選択的に、プロセッサ110は、具体的に、ターゲット画像がターゲット条件を満たす場合、ターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得するために用いられ、ここで、ターゲット条件は、選択入力を受信したことと、表示時間長が第一の閾値以上であることと、ターゲット対象の視線のターゲット画像での滞留時間長が第二の閾値以上であることと、画質がP個のプレビュー画像の中で最適であることと、のうちのいずれか一つである。
【0153】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、ターゲット画像に対する第一の入力を受信したことと、ターゲット画像の表示時間長と、ターゲット対象の視線のターゲット画像での滞留時間長とは、ユーザが取得したい画像がターゲット画像と同じであることを反映することができ、ターゲット画像の画質がP個のプレビュー画像の中で最適であることは、ターゲット画像の画像効果が最も良いことを反映することができるため、電子機器は、ターゲット画像に基づき、対応する最終画像を取得する時、ユーザが満足する画像又は画像効果が最も高い画像を直接得ることができ、それにより、電子機器が画像を撮影する効率を向上させることができる。
【0154】
選択的に、入力ユニット104は、さらにM個の第一の画像を収集し、且つN個の第二の画像を収集する前に、第一のカメラアレイにおける第一のカメラによって第三の画像を収集するために用いられ、プロセッサ110は、さらに第三の画像の画像内容の変化頻度を取得するために用いられ、入力ユニット104は、具体的に、第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上である場合、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集するために用いられる。
【0155】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器が第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集する前に、電子機器は、まず上記第一のカメラによって第三の画像を収集し、且つ第三の画像の画像内容の変化頻度を取得することができるため、シングルウェイカメラが撮影すべき対象の画像を完全に収集できるか否かを決定することにより、不必要なカメラの起動を回避することができ、さらに消費電力を減少できる。
【0156】
選択的に、プロセッサ110は、具体的に、画像内容内のターゲット情報の変化頻度を取得するために用いられ、ターゲット情報は、第三の画像における撮影すべき対象と、第三の画像内の撮影すべき対象の数とのうちの少なくとも一つを含む。
【0157】
選択的に、電子機器は、第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含み、入力ユニット104は、具体的に、第三の画像の画像内容の変化頻度が第三の閾値以上であり、且つ第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が第四の閾値以上である場合、第一のカメラアレイにおけるカメラによってM個の第一の画像を収集し、且つ第二のカメラアレイにおけるカメラによってN個の第二の画像を収集するために用いられ、ここで、第一のカメラアレイ及び第二のカメラアレイは、それぞれ電子機器の第一のスクリーン及び第二のスクリーンに分布される。
【0158】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器が第一のスクリーン及び第二のスクリーンを含む場合、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度は、異なるスクリーンに分布するカメラアレイのカメラのライブビュー範囲を反映することができるため、電子機器は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度に基づいて、異なるスクリーンに分布するカメラアレイにおけるカメラを連動させて画像を収集するか否かを決定することができ、それにより、第一のスクリーンと第二のスクリーンとの間の角度が足りないため、複数のカメラアレイにおけるカメラでも撮影すべき対象の完全な画像を収集できないことを回避し、さらに消費電力の浪費を回避する。
【0159】
選択的に、表示ユニット106は、具体的に、第一の表示領域にP個のプレビュー画像を表示し、且つ第二の表示領域にP個のプレビュー画像のサムネイルを配列して表示するために用いられる。
【0160】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器は、異なる表示領域にプレビュー画像又はプレビュー画像のサムネイルを表示することができるため、電子機器は、ユーザにこれらのプレビュー画像を明瞭に示すことができる一方、ユーザにプレビュー画像の数を示すことができるため、ユーザがこれらのプレビュー画像からその使用需要に合致するプレビュー画像を選択することが容易になり、それにより、電子機器は、このプレビュー画像に基づき、対応する最終画像を取得することができる。
【0161】
選択的に、表示ユニット106は、具体的に、第一の表示領域に表示されるプレビュー画像におけるターゲット対象の視線角度を取得し、ターゲット対象の視線角度の変化に基づいて、第一の表示領域にP個のプレビュー画像のうちの画像を更新して表示するために用いられる。
【0162】
選択的に、プロセッサ110は、さらに表示ユニット106がP個のプレビュー画像を表示する前に、M個の第一の画像とN個の第二の画像を、P個の画像セットに組み合わせ、各画像セットにおける第一の画像及び/又は第二の画像は異なることと、各画像セットにおける画像に対してターゲット処理を行い、且つ処理後の画像を統合し、P個のプレビュー画像を得ることとに用いられ、ここで、ターゲット処理は、マクロブロック重複除去と、画素重複除去と、エッジデリーションとのうちの少なくとも一つを含む。
【0163】
本出願の実施例は、電子機器を提供し、電子機器は、画像セットにおける画像に対してターゲット処理を行うことにより、最終的に統合して得られた画像をより自然にすることができ、それにより、電子機器が合成する画像の品質を向上させることができる。
【0164】
なお、本出願の実施例では、上記電子機器における収集モジュール501は、上記入力ユニット104によって実現でき、電子機器における表示モジュール502は、上記表示ユニット106によって実現でき、上記電子機器の取得モジュール503、組み合わせモジュール、処理モジュール及び統合モジュールは、上記プロセッサ110によって実現できる。
【0165】
なお、入力ユニット104は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)1041とマイクロホン1042を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ1041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット106は、表示パネル1061を含んでもよく、表示パネル1061は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形態で配置することができる。ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071及び他の入力機器1072を含む。タッチパネル1071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル1071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。他の入力機器1072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、これ以上説明しない。メモリ109は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよく、アプリケーションプログラム及びオペレーティングシステムを含むが、それらに限られない。プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ110に統合されなくてもよい。
【0166】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供する。可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサによって実行される時、上記画像撮影方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
【0167】
ここで、プロセッサは、上記実施例における電子機器内のプロセッサである。可読記憶媒は、コンピュータのリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどのコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0168】
本出願の実施例は、さらにチップを提供し、チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、通信インターフェースは、プロセッサに結合され、プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記画像撮影方法の実施例の各過程を実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0169】
理解すべきことは、本出願の実施例で言及されるチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップなどと呼ぶこともできる。
【0170】
なお、本明細書において、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「......を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、示された又は討論された順序で機能を実行することに限定されず、さらに、係る機能に基づいて基本的に同時の方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば、記述された順序と異なる順序で記述された方法を実行してもよく、且つさらに様々なステップを追加し、省略し、又は組み合わせてもよい。また、なんらかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられてもよい。
【0171】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各の実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0172】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲を逸脱しない場合に、多くの形式の変更を行うことができ、それらは、いずれも本出願の請求範囲に入っている。