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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-09
(45)【発行日】2024-07-18
(54)【発明の名称】免震装置
(51)【国際特許分類】
F16F 15/04 20060101AFI20240710BHJP
F16F 3/00 20060101ALI20240710BHJP
【ＦＩ】
F16F15/04 A
F16F3/00
【請求項の数】
24
(21)【出願番号】P 2020216047
(22)【出願日】2020-12-25
(65)【公開番号】P2022101770
(43)【公開日】2022-07-07
【審査請求日】2023-10-31
(73)【特許権者】
【識別番号】391039494
【氏名又は名称】株式会社エーエス
(74)【代理人】
【識別番号】100108497
【弁理士】
【氏名又は名称】小塚 敏紀
(72)【発明者】
【氏名】早川 政光
【審査官】正木 裕也
(56)【参考文献】
【文献】特開２０１１－０６９３９３（ＪＰ，Ａ）
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｆ１６Ｆ １５／０４
Ｆ１６Ｆ ３／００
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基礎に支持され対象物を支持する免震装置であって、下から上方向に順に重なる複数の架台である下架台と２個の上架台である第一上架台と第二上架台と、
２個の相対距離である前記下架台と前記第一上架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と前記第一上架台と前記第二上架台との上下方向の相対距離である第二相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる連結部材と、
前記第一上架台または前記第二上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離または前記第二相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる上下方向ばね要素と、
を備え 、
前記下架台が基礎に支持され、
前記第二上架台が対象物を支持し、
前記下架台と前記第一上架台と前記第二上架台とが下から上へ順に配され、
前記連結部材が前記第一上架台の左右方向に一定の離間距離で離れる左右一対の支持点である左右一対の第一上架台支持点を回動可能に連結される左右一対のリンクを有し、
前記相対距離が変化するとき左右一対の前記第一上架台支持点の左右方向の離間距離が一定である、
ることを特徴とする免震装置。
【請求項2】
基礎に支持され対象物を支持する免震装置であって、
下から上方向に順に重なる複数の架台である下架台とＮ（Ｎ＝３、・・・）個の上架台である第一上架台と・・・第（Ｎ－１）上架台と第Ｎ上架台と、
Ｎ個の相対距離である前記第一上架台と前記下架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と・・・前記第（Ｎー１）上架台と直下の上架台との上下方向の相対距離である第（Ｎ－１）相対距離と前記第Ｎ上架台と第（Ｎ－１）上架台との上下方向の相対距離である第Ｎ相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる連結部材と、
第一上架台、・・第（Ｎ－１）上架台または第Ｎ上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離、・・・・前記第（Ｎ－１）相対距離または前記第Ｎ相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる上下方向ばね要素と、
を備え、
前記下架台が基礎に支持され、
前記第Ｎ上架台が対象物を支持する、
ことを特徴とする免震装置。
【請求項3】
前記上下方向ばね要素が第一上架台に前記下架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、・・・第（Ｎ－１）上架台に直下の上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、または第Ｎ上架台に第（Ｎ－１）上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる、ことを特徴とする請求項２に記載の免震装置。
【請求項4】
前記上下方向ばね要素が前記下架台を支えとして第一上架台に上方向のばね力である上方向ばね力または第一上架台を支えとして第二上架台に上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる、ことを特徴とする請求項３に記載の免震装置。
【請求項5】
前記連結部材が前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部、・・・前記第（Ｎ－１）相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または第Ｎ相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成され、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる水平方向ばね要素と、
を備えることを特徴とする請求項４に記載の免震装置。
【請求項6】
前記連結部材が、前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンク、・・・、前記第（Ｎ－１）上架台に上部を回動可能に連結されるリンクまたは前記第Ｎ上架台に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成される、ことを特徴とする請求項５に記載の免震装置。
【請求項7】
前記連結部材が前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または前記第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成され、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる水平方向ばね要素と、
を備える、
ことを特徴とする請求項６に記載の免震装置。
【請求項8】
前記連結部材が前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンクの下部または前記第二上架台に上部を回動可能に連結されるリンクの下部に水平可動部を形成され、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる水平方向ばね要素と、
を備える、
ことを特徴とする請求項７に記載の免震装置。
【請求項9】
前記連結部材が２個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと２個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクに回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一下向主リンクまたは第二下向主リンクに前記水平可動部を形成され、
ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である。
ことを特徴とする請求項８に記載の免震装置。
【請求項10】
前記連結部材が３個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと第二上向主リンクと３個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと第三下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第三下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
第三下向主リンクが上部を第三上架台に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンクに回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一下向主リンク、第二下向主リンクまたは第三下向主リンクに前記水平可動部を形成され、
ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である、
ことを特徴とする請求項５に記載の免震装置。
【請求項11】
前記連結部材がＮ個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと・・・第（Ｎ－２）上向主リンクと第（Ｎ－１）上向主リンクとＮ個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと・・第（Ｎ－１）下向主リンクと第Ｎ下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一上向主リンクが下部を第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を直上に位置する下向リンクの下部に回動可能に連結され、
前記第二下向主リンクが上部を第一上架台の直上の上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
・・
第（Ｎ－２）上向主リンクが下部を第（Ｎ－1）上架台の直下の上架台に回動可能に連結され中間部を第（Ｎ－１）下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第Ｎ下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
第（Ｎー１）下向主リンクが上部を第Ｎ上架台の直下に位置する上架台に上部を回転可能に連結され中間部を第（Ｎ－２）上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を直下に位置する上向リンクの上部に回動可能に連結され、
第（Ｎ－１）上向主リンクが下部を第（Ｎ－１）上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第Ｎ下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
第Ｎ下向主リンクが上部を第Ｎ上架台に回動可能に連結され中間部を前記第（Ｎ－１）上向主リンクに回動可能に連結され下部を第（Ｎ－２）上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一下向主リンク、第二下向主リンク・・・・第（Ｎ－１）下向き主リンクまたは第Ｎ下向主リンクに前記水平可動部を形成される、
ことを特徴とする請求項５に記載の免震装置。
【請求項12】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項１１に記載の免震装置。
【請求項13】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項１２に記載の免震装置。
【請求項14】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結され中間部を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクであり、
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項１２に記載の免震装置。
【請求項15】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項１１に記載の免震装置。
【請求項16】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクであり、
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項１５に記載の免震装置。
【請求項17】
基礎に支持され対象物を支持する免震装置であって、
下から上方向に順に重なる複数の架台である下架台と２個の上架台である第一上架台と第二上架台と、
２個の相対距離である前記下架台と前記第一上架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と前記第一上架台と前記第二上架台との上下方向の相対距離である第二相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる連結部材と、
前記第一上架台または前記第二上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離または前記第二相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる上下方向ばね要素と、
を備え
前記下架台が基礎に支持され、
前記第二上架台が対象物を支持し、
前記連結部材が２個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと２個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクとを有し、
前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクに回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一下向主リンクまたは第二下向主リンクに水平可動部を形成され、
ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である。
ことを特徴とする免震装置。
【請求項18】
前記連結部材が３個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと第二上向主リンクと３個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと第三下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第三下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
第三下向主リンクが上部を第三上架台に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンクに回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一下向主リンク、第二下向主リンクまたは第三下向主リンクに水平可動部を形成され、
ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である、
ことを特徴とする請求項２に記載の免震装置。
【請求項19】
前記連結部材がＮ個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと・・・第（Ｎ－２）上向主リンクと第（Ｎ－１）上向主リンクとＮ個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと・・第（Ｎ－１）下向主リンクと第Ｎ下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一上向主リンクが下部を第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を直上に位置する下向リンクの下部に回動可能に連結され、
前記第二下向主リンクが上部を第一上架台の直上の上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
・・
第（Ｎ－２）上向主リンクが下部を第（Ｎ－1）上架台の直下の上架台に回動可能に連結され中間部を第（Ｎ－１）下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第Ｎ下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
第（Ｎー１）下向主リンクが上部を第Ｎ上架台の直下に位置する上架台に上部を回転可能に連結され中間部を第（Ｎ－２）上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を直下に位置する上向リンクの上部に回動可能に連結され、
第（Ｎ－１）上向主リンクが下部を第（Ｎ－１）上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第Ｎ下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、
第Ｎ下向主リンクが上部を第Ｎ上架台に回動可能に連結され中間部を前記第（Ｎ－１）上向主リンクに回動可能に連結され下部を第（Ｎ－２）上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
第一下向主リンク、第二下向主リンク・・・・第（Ｎ－１）下向き主リンクまたは第Ｎ下向主リンクに水平可動部を形成される、
ことを特徴とする請求項２に記載の免震装置。
【請求項20】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項１または請求項２のうちの一つに記載の免震装置。
【請求項21】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、
前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項９、請求項１０または請求項１１のうちの一つに記載の免震装置。
【請求項22】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結され中間部を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクであり、
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項９、請求項１０または請求項１１のうちの一つに記載の免震装置。
【請求項23】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項１または請求項２のうちの一つに記載の免震装置。
【請求項24】
上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、
前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクであり、
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである、
ことを特徴とする請求項９、請求項１０または請求項１１のうちの一つに記載の免震装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基礎に支持され対象物を支持する免震装置に係る。特に、本発明は、上下方向ばね要素と水平方向ばね要素を組み合わせた構造に特徴のある免震装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地震が発生すると、家屋や構造物や自動販売機や家具や棚や製造設備が水平、垂直にゆすられる。
また、移動体の中に設けられた構造物や自動販売機や家具や棚や製造設備が、移動体の移動中に、水平、垂直にゆすられる。
また、日常の僅かな揺れを嫌う製造設備が、地盤から僅かな加速度でゆすられる。
これらの家屋や構造物や自動販売機や家具や棚や製造設備や美術品、その他を対象物と呼称する。
直下型地震等による垂直加速度が大きかったり、垂直にゆすられる時間がながかったり、許容する加速度が小さいとき、被支持体が損傷したり、対象物が支持するものが転倒したり、損傷したりする。また、製造設備が所要の性能を発揮できない。
また、移動体の中に設けられた構造物や自動販売機や家具や棚や製造設備が、移動体の移動中に、水平、垂直にゆすられる。
また、日常の僅かな揺れを嫌う製造設備が、地盤から僅かな加速度でゆすられる。
これらの家屋や構造物や自動販売機や家具や棚や製造設備や美術品、その他を対象物と呼称する。
直下型地震等による垂直加速度が大きかったり、垂直にゆすられる時間がながかったり、許容する加速度が小さいとき、被支持体が損傷したり、対象物が支持するものが転倒したり、損傷したりする。また、製造設備が所要の性能を発揮できない。
【0003】
この様な免震装置を設計する際には、必要な免震特性を実現できる様に免震装置を構成する要素の諸元を選択する。
【0004】
発明者は、設計の自由度が増える構造をもつ免震機構を組み合わせた免震装置を検討した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、基礎に支持され対象物を支持する免震装置を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る基礎に支持され対象物を支持する免震装置を、下から上方向に順に重なる複数の架台である下架台と２個の上架台である第一上架台と第二上架台と、２個の相対距離である前記下架台と前記第一上架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と前記第一上架台と前記第二上架台との上下方向の相対距離である第二相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる連結部材と、前記第一上架台または前記第二上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離または前記第二相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる上下方向ばね要素と、を備え前記下架台が基礎に支持され、前記第二上架台が対象物を支持する、ものとした。
【0007】
上記本発明の構成により、複数の架台である下架台と２個の上架台である第一上架台と第二上架台とが、下から上方向に順に重なる。連結部材が、２個の相対距離である前記下架台と前記第一上架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と前記第一上架台と前記第二上架台との上下方向の相対距離である第二相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる。上下方向ばね要素が、前記第一上架台または前記第二上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離または前記第二相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる。前記下架台が基礎に支持され、前記第二上架台が対象物を支持する、
その結果、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
その結果、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0008】
以下に、本発明の実施形態に係る免震装置を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0009】
本発明の実施形態に係る免震装置は、下から上方向に順に重なる複数の架台である下架台とＮ（Ｎ＝３、・・・）個の上架台である第一上架台と・・・第（Ｎ－１）上架台と第Ｎ上架台と、Ｎ個の相対距離である前記第一上架台と前記下架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と・・・前記第（Ｎ－１）上架台と直下の上架台との上下方向の相対距離である第（Ｎ－１）相対距離と前記第Ｎ上架台と第（Ｎ－１）上架台との上下方向の相対距離である第Ｎ相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる連結部材と、第一上架台、・・第（Ｎ－１）上架台または第Ｎ上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離、・・・・前記第（Ｎ－１）相対距離または前記第Ｎ相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる上下方向ばね要素と、を備え、前記下架台が基礎に支持され、前記第Ｎ上架台が対象物を支持する、
上記の実施形態の構成により、複数の架台である下架台とＮ（Ｎ＝３、・・・）個の上架台である第一上架台と・・・第（Ｎ－１）上架台と第Ｎ上架台が、下から上方向に順に重なる。連結部材が、（Ｎ個の相対距離である）前記第一上架台と前記下架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と・・・前記第（Ｎ－１）上架台と直下の上架台との上下方向の相対距離である第（Ｎ－１）相対距離と前記第Ｎ上架台と第（Ｎ－１）上架台との上下方向の相対距離である第Ｎ相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる。上下方向ばね要素が、第一上架台、・・第（Ｎ－１）上架台または第Ｎ上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離、・・・・前記第（Ｎ－１）相対距離または前記第Ｎ相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる。前記下架台が基礎に支持される。前記第Ｎ上架台が対象物を支持する。
その結果、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、複数の架台である下架台とＮ（Ｎ＝３、・・・）個の上架台である第一上架台と・・・第（Ｎ－１）上架台と第Ｎ上架台が、下から上方向に順に重なる。連結部材が、（Ｎ個の相対距離である）前記第一上架台と前記下架台との上下方向の相対距離である第一相対距離と・・・前記第（Ｎ－１）上架台と直下の上架台との上下方向の相対距離である第（Ｎ－１）相対距離と前記第Ｎ上架台と第（Ｎ－１）上架台との上下方向の相対距離である第Ｎ相対距離とを１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に連動させる。上下方向ばね要素が、第一上架台、・・第（Ｎ－１）上架台または第Ｎ上架台に下方に位置する架台を支えとして前記第一相対距離、・・・・前記第（Ｎ－１）相対距離または前記第Ｎ相対距離のうちの少なくとも一つの相対距離の変化に対応して変化する上方向ばね力を作用させ前記連結部材を介して前記上方向ばね力により最上段の上架台に上方向の第一支持力を作用させる。前記下架台が基礎に支持される。前記第Ｎ上架台が対象物を支持する。
その結果、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0010】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記上下方向ばね要素が第一上架台に前記下架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、・・・第（Ｎ－１）上架台に直下の上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、または第Ｎ上架台に第（Ｎ－１）上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる。
上記の実施形態の構成により、前記上下方向ばね要素が第一上架台に前記下架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、・・・第（Ｎ－１）上架台に直下の上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、または第Ｎ上架台に第（Ｎ－１）上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記上下方向ばね要素が第一上架台に前記下架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、・・・第（Ｎ－１）上架台に直下の上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力、または第Ｎ上架台に第（Ｎ－１）上架台を支えとして上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0011】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記上下方向ばね要素が前記下架台を支えとして第一上架台に上方向のばね力である上方向ばね力または第一上架台を支えとして第二上架台に上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる。
上記の実施形態の構成により、前記上下方向ばね要素が前記下架台を支えとしてと第一上架台に上方向のばね力である上方向ばね力または第一上架台を支えとして第二上架台に上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる、
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記上下方向ばね要素が前記下架台を支えとしてと第一上架台に上方向のばね力である上方向ばね力または第一上架台を支えとして第二上架台に上方向のばね力である上方向ばね力を作用させる、
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0012】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記連結部材が前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部、・・・前記第（Ｎ－１）相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または第Ｎ相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成され、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる水平方向ばね要素と、を備える。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部、・・・前記第（Ｎ－１）相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または第Ｎ相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成される。水平方向ばね要素が、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部、・・・前記第（Ｎ－１）相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または第Ｎ相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成される。水平方向ばね要素が、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0013】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記連結部材が前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンク、・・・、前記第（Ｎ－１）上架台に上部を回動可能に連結されるリンクまたは前記第Ｎ上架台に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成される。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンク、・・・前記第（Ｎ－１）上架台に上部を回動可能に連結されるリンクまたは前記第Ｎ上架台に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成される。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンク、・・・前記第（Ｎ－１）上架台に上部を回動可能に連結されるリンクまたは前記第Ｎ上架台に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成される。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0014】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記連結部材が前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または前記第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成され、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる水平方向ばね要素と、
を備えるものとする。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または前記第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成される。水平方向ばね要素が、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
を備えるものとする。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部または前記第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部を形成される。水平方向ばね要素が、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0015】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記連結部材が、前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンクの下部または前記第二上架台に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成され、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる水平方向ばね要素と、を備える、
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンクの下部または前記第二上架台に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成される。水平方向ばね要素が、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が、前記第一上架台に上部を回動可能に連結されるリンクの下部または前記第二上架台に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成される。水平方向ばね要素が、前記水平可動部に前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させて前記連結部材を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力を作用させる。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0016】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記連結部材が２個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと２個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクに回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、第一下向主リンクまたは第二下向主リンクに前記水平可動部を形成され、ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が２個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと２個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクとを有する。前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクに回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第一下向主リンクまたは第二下向主リンクに前記水平可動部を形成される。ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が２個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと２個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクとを有する。前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクに回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第一下向主リンクまたは第二下向主リンクに前記水平可動部を形成される。ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0017】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記連結部材が３個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと第二上向主リンクと３個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと第三下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第三下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、第三下向主リンクが上部を第三上架台に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンクに回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、第一下向主リンク、第二下向主リンクまたは第三下向主リンクに前記水平可動部を形成され、ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である、
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が３個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと第二上向主リンクと３個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと第三下向主リンクとを有する。前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第三下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。第三下向主リンクが上部を第三上架台に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンクに回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第一下向主リンク、第二下向主リンクまたは第三下向主リンクに前記水平可動部を形成される。
ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である、
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材が３個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと第二上向主リンクと３個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと第三下向主リンクとを有する。前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第三下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。第三下向主リンクが上部を第三上架台に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンクに回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第一下向主リンク、第二下向主リンクまたは第三下向主リンクに前記水平可動部を形成される。
ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である、
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0018】
本発明の実施形態に係る免震装置は、前記連結部材がＮ個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと・・・第（Ｎ－２）上向主リンクと第（Ｎ－１）上向主リンクとＮ個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと・・第（Ｎ－１）下向主リンクと第Ｎ下向主リンクとを有し、前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、第一上向主リンクが下部を第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を直上に位置する下向リンクの下部に回動可能に連結され、前記第二下向主リンクが上部を第一上架台の直上の上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、・・第（Ｎ－２）上向主リンクが下部を第（Ｎ－1）上架台の直下の上架台に回動可能に連結され中間部を第（Ｎ－１）下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第Ｎ下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、第（Ｎー１）下向主リンクが上部を第Ｎ上架台の直下に位置する上架台に上部を回転可能に連結され中間部を第（Ｎ－２）上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を直下に位置する上向リンクの上部に回動可能に連結され、第（Ｎ－１）上向主リンクが下部を第（Ｎ－１）上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第Ｎ下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクであり、第Ｎ下向主リンクが上部を第Ｎ上架台に回動可能に連結され中間部を前記第（Ｎ－１）上向主リンクに回動可能に連結され下部を第（Ｎ－２）上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、第一下向主リンク、第二下向主リンク・・・・第（Ｎ－１）下向き主リンクまたは第Ｎ下向主リンクに前記水平可動部を形成される。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材がＮ個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと・・・第（Ｎ－２）上向主リンクと第（Ｎ－１）上向主リンクとＮ個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと・・第（Ｎ－１）下向主リンクと第Ｎ下向主リンクとを有する。前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。第一上向主リンクが下部を第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を直上に位置する下向リンクの下部に回動可能に連結される。前記第二下向主リンクが上部を第一上架台の直上の上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。・・第（Ｎ－２）上向主リンクが下部を第（Ｎ－1）上架台の直下の上架台に回動可能に連結され中間部を第（Ｎ－１）下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第Ｎ下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。第（Ｎー１）下向主リンクが上部を第Ｎ上架台の直下に位置する上架台に上部を回転可能に連結され中間部を第（Ｎ－２）上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を直下に位置する上向リンクの上部に回動可能に連結される。第（Ｎ－１）上向主リンクが下部を第（Ｎ－１）上架台に回動可能に連結され下部よりい上方に位置する部位を第Ｎ下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。第Ｎ下向主リンクが上部を第Ｎ上架台に回動可能に連結され中間部を前記第（Ｎ－１）上向主リンクに回動可能に連結され下部を第（Ｎ－２）上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第一下向主リンク、第二下向主リンク・・・・第（Ｎ－１）下向き主リンクまたは第Ｎ下向主リンクに前記水平可動部を形成される。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、前記連結部材がＮ個の上向リンクである上向主リンクと第一上向主リンクと・・・第（Ｎ－２）上向主リンクと第（Ｎ－１）上向主リンクとＮ個の下向リンクである第一下向主リンクと第二下向主リンクと・・第（Ｎ－１）下向主リンクと第Ｎ下向主リンクとを有する。前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。第一上向主リンクが下部を第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を直上に位置する下向リンクの下部に回動可能に連結される。前記第二下向主リンクが上部を第一上架台の直上の上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。・・第（Ｎ－２）上向主リンクが下部を第（Ｎ－1）上架台の直下の上架台に回動可能に連結され中間部を第（Ｎ－１）下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第Ｎ下向主リンクの下部に回動可能に連結されるリンクである。第（Ｎー１）下向主リンクが上部を第Ｎ上架台の直下に位置する上架台に上部を回転可能に連結され中間部を第（Ｎ－２）上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を直下に位置する上向リンクの上部に回動可能に連結される。第（Ｎ－１）上向主リンクが下部を第（Ｎ－１）上架台に回動可能に連結され下部よりい上方に位置する部位を第Ｎ下向主リンクの中間部に回動可能に連結されるリンクである。第Ｎ下向主リンクが上部を第Ｎ上架台に回動可能に連結され中間部を前記第（Ｎ－１）上向主リンクに回動可能に連結され下部を第（Ｎ－２）上向主リンクの上部に回動可能に連結されるリンクである。第一下向主リンク、第二下向主リンク・・・・第（Ｎ－１）下向き主リンクまたは第Ｎ下向主リンクに前記水平可動部を形成される。
その結果、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
【0019】
本発明の実施形態に係る免震装置は、上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである.
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結される。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結される。前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結される。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結される。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結される。前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結される。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
【0020】
本発明の実施形態に係る免震装置は、上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結されるリンクであり、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結されるリンクであり、前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結される。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結される。前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結される。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結される。前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
【0021】
本発明の実施形態に係る免震装置は、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結され中間部を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクであり、前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結され中間部を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクである。
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結され中間部を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクである。
前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクの中間部に回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
【0022】
本発明の実施形態に係る免震装置は、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクであり、前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである、
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである。前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである。前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
【0023】
本発明の実施形態に係る免震装置は、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有するガイド部材と、を備え、前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクであり、前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクであり、前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクである。前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
上記の実施形態の構成により、ガイド部材が、上ガイドリンクと下ガイドリンクと上下１対の連動リンクである上連動リンクと下連動リンクとを有する。前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結されるリンクである。前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
その結果、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように、本発明に係る免震装置は、その構成により、以下の効果を有する。
下架台と第一上架台と第二上架台を多段に重ね、連結部材により架台の間の相対距離が一定に大きくなり一斉に小さくなる様に前記下架台と前記第一上架台の第一相対距離の変化と前記第一上架台と前記第二上架台の第二相対距離の変化を連動させ、前記第一上架台または前記第二上架台に上方向ばね力を作用させる上下方向ばね要素を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
下架台と第一上架台と第二上架台と第Ｎ上架台とを多段に重ね、連結部材により架台の間の相対距離が一定に大きくなり一斉に小さくなる様に前記下架台と前記第一上架台の第一相対距離の変化と前記第一上架台と前記第二上架台の第二相対距離と前記第二上架台と第Ｎ上架台の第Ｎ相対距離の変化を連動させ、前記第一上架台、前記第二上架台または第Ｎ上架台に上方向ばね力を作用させる上下方向ばね要素を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記上下方向ばね要素が前記下架台、第一上架台または第二上架台を支えとして、第一上架台、第二上架台または第Ｎ上架台に上方向ばね力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記上下方向ばね要素が前記下架台または第一上架台を支えとして第一上架台または第二上架台に上方向ばね力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向の相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する複数の水平可動部Ｐのいくつかの水平可動部Ｐに前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させ、水平方向ばね力が連結部材を介して最上部の上架台に上方向の第二支持力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部が上部を第一上架台、第二上架台または第Ｎ上架台に回動可能に連結されるリンクに形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記第一相対距離、前記第二相対距離または第Ｎ相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に連動して水平方向に相対変位する水平可動部に水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部が上部を第一上架台または第二上架台に回動可能に連結されるリンクに形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上向主リンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を第二下向主リンクの下部に連結され中間部を第一下向主リンクの中間部に連結され、第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結され、前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンクの下部または第二下向主リンクの下部が水平方向ばね力を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結され、前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結され、前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンクの下部に回動可能に連結され、前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第三下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、第三下向主リンクが上部を第三上架台に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンクに回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンクの下部、第二下向主リンクの下部または第三下向主リンクの下部が水平方向ばね力を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第Ｎ下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、第Ｎ下向主リンクが上部を第Ｎ上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二上向主リンクの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンクの下部、第二下向主リンクの下部または第Ｎ下向主リンクの下部が前記水平可動部を形成する様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を上ガイドリンクに回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンクに回動可能に連結され前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を下ガイドリンクの上部に回転可能に連結され前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンクの上部に回転可能に連結され、前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは下向リンクに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結され、前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは前記下向リンクに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結され、前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結され、前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下架台と第一上架台と第二上架台を多段に重ね、連結部材により架台の間の相対距離が一定に大きくなり一斉に小さくなる様に前記下架台と前記第一上架台の第一相対距離の変化と前記第一上架台と前記第二上架台の第二相対距離の変化を連動させ、前記第一上架台または前記第二上架台に上方向ばね力を作用させる上下方向ばね要素を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
下架台と第一上架台と第二上架台と第Ｎ上架台とを多段に重ね、連結部材により架台の間の相対距離が一定に大きくなり一斉に小さくなる様に前記下架台と前記第一上架台の第一相対距離の変化と前記第一上架台と前記第二上架台の第二相対距離と前記第二上架台と第Ｎ上架台の第Ｎ相対距離の変化を連動させ、前記第一上架台、前記第二上架台または第Ｎ上架台に上方向ばね力を作用させる上下方向ばね要素を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記上下方向ばね要素が前記下架台、第一上架台または第二上架台を支えとして、第一上架台、第二上架台または第Ｎ上架台に上方向ばね力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記上下方向ばね要素が前記下架台または第一上架台を支えとして第一上架台または第二上架台に上方向ばね力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向の相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する複数の水平可動部Ｐのいくつかの水平可動部Ｐに前記水平可動部の水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させ、水平方向ばね力が連結部材を介して最上部の上架台に上方向の第二支持力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部が上部を第一上架台、第二上架台または第Ｎ上架台に回動可能に連結されるリンクに形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記第一相対距離、前記第二相対距離または第Ｎ相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に連動して水平方向に相対変位する水平可動部に水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部が上部を第一上架台または第二上架台に回動可能に連結されるリンクに形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上向主リンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を第二下向主リンクの下部に連結され中間部を第一下向主リンクの中間部に連結され、第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結され、前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンクの下部または第二下向主リンクの下部が水平方向ばね力を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記上向主リンクが下部を前記下架台に回動可能に連結され中間部を前記第一下向主リンクに回動可能に連結され上部を前記第二下向主リンクの下部に回動可能に連結され、前記第一下向主リンクが上部を第一上架台に回動可能に連結され前記上向主リンクの中間部に回動可能に連結され、前記第一上向主リンクが下部を前記第一上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二下向主リンクの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンクの下部に回動可能に連結され、前記第二下向主リンクが上部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンクの中間部に回動可能に連結され下部を前記上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第三下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、第三下向主リンクが上部を第三上架台に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンクに回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンクの下部、第二下向主リンクの下部または第三下向主リンクの下部が水平方向ばね力を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記第二上向主リンクが下部を第二上架台に回動可能に連結され中間部を第Ｎ下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、第Ｎ下向主リンクが上部を第Ｎ上架台に回動可能に連結され中間部を前記第二上向主リンクの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を第一上向主リンクの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンクの下部、第二下向主リンクの下部または第Ｎ下向主リンクの下部が前記水平可動部を形成する様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を上ガイドリンクに回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンクに回動可能に連結され前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を下ガイドリンクの上部に回転可能に連結され前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンクの上部に回転可能に連結され、前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは下向リンクに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され上部を前記上ガイドリンクの下部に回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され下部を前記下ガイドリンクの上部に回動可能に連結され、前記連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクまたは前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクまたは前記下向リンクに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結され、前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記連結部材に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
前記下ガイドリンクが下部を下架台に回動可能に連結され中間部を前記下連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記上ガイドリンクが上部を上架台に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を前記上連動リンクの左右のうちの一方に回動可能に連結され、前記下連動リンクが左右のうちの一方を前記下ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記上向主リンクに回動可能に連結され、前記上連動リンクが左右のうちの一方を前記上ガイドリンクに回動可能に連結され他方を前記下向リンクに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る免震装置の概念図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る免震装置の構造図その１である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る免震装置の構造図その２である。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る免震装置の構造図その３である。
【図5】本発明の第一の実施形態に係る免震装置の構造図その４である。
【図6】本発明の第一の実施形態に係る免震装置の構造図その５である。
【図7】本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造図その１である。
【図8】本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造図その２である。
【図9】本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造図その３である。
【図10】本発明の実施形態に係る免震装置の性能特性図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明を実施するための形態を、図を基に。説明する。
本発明の第一の実施形態にかかる免震装置は、基礎に支持され対象物を支持する装置である。
図１は、本発明の第一の実施形態に係る免震装置の概念図である。
本発明の第一の実施形態にかかる免震装置は、基礎に支持され対象物を支持する装置である。
図１は、本発明の第一の実施形態に係る免震装置の概念図である。
【0027】
本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００とＮ（Ｎ＝２、・・・）個の上架台と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と・・・・と第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎと連結部材２００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と・・・・と第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎと連結部材２００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
【0028】
本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００とＮ（Ｎ＝２、・・・）個の上架台と連結部材２００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成されてもよい。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と連結部材２００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と・・・・と第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎと連結部材２００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と連結部材２００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成される。
例えば、本発明の実施形態にかかる免震装置は、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と・・・・と第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎと連結部材２００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成される。
【0029】
下架台１００とＮ（Ｎ＝２、・・・）個の上架台とが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３とが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と第四上架台１０４とが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と第四上架台１０４と・・・・・第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎとが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３とが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と第四上架台１０４とが、下から上方向に順に重なる。
例えば、下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と第四上架台１０４と・・・・・第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎとが、下から上方向に順に重なる。
【0030】
連結部材２００は、Ｎ個の相対距離である第一相対距離の変化と・・・第Ｎ（Ｎ＝３、・・・）相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させる部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させる部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と第三相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させる部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と・・・・第Ｎ相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させる部材である。
ここで、第一相対距離は、下架台と第一上架台との上下方向の相対距離である。第二相対距離は、第一上架台と第二上架台との上下方向の相対距離である。・・・第Ｎ相対距離は、第（Ｎ－１）上架台と第Ｎ上架台との上下方向の相対距離である。
例えば、第三相対距離は、第二上架台と第三上架台との上下方向の相対距離である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させる部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と第三相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させる部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と・・・・第Ｎ相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させる部材である。
ここで、第一相対距離は、下架台と第一上架台との上下方向の相対距離である。第二相対距離は、第一上架台と第二上架台との上下方向の相対距離である。・・・第Ｎ相対距離は、第（Ｎ－１）上架台と第Ｎ上架台との上下方向の相対距離である。
例えば、第三相対距離は、第二上架台と第三上架台との上下方向の相対距離である。
【0031】
連結部材２００は、Ｎ個の相対距離である第一相対距離の変化と・・・第Ｎ（Ｎ＝３、・・・）相対距離とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させ、第一相対距離、第二相対距離・・・または第Ｎ相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを形成されてもよい。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させ、第一相対距離または第二相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを形成される部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と第三相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させ、第一相対距離、第二相対距離または第三相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを形成される部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と第三相対距離の変化と・・・第Ｎ相対距離の変化を、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させ、第一相対距離、第二相対距離、第三相対距離・・・または第Ｎ相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを形成される部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させ、第一相対距離または第二相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを形成される部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と第三相対距離の変化とを、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させ、第一相対距離、第二相対距離または第三相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを形成される部材である。
例えば、連結部材２００は、第一相対距離の変化と第二相対距離の変化と第三相対距離の変化と・・・第Ｎ相対距離の変化を、１つの相対距離が大きくなるとき他の相対距離も大きくなり且つ１つの相対距離が小さくなるとき他の相対距離も小さくなる様に、連動させ、第一相対距離、第二相対距離、第三相対距離・・・または第Ｎ相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを形成される部材である。
【0032】
連結部材２００は、第一上架台１０１に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成され、、第二上架台１０２に上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部を形成される・・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに上部を回動可能に連結されるリンクに水平可動部Ｐを形成されてもよい。
連結部材２００は、第一上架台１０１に上部を回動可能に連結されるリンクの下部に水平可動部を形成され、、第二上架台１０２に上部を回動可能に連結されるリンクの下部に水平可動部を形成される・・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに上部を回動可能に連結されるリンクの下部に水平可動部Ｐを形成されてもよい。
例えば、連結部材２００は、第一上架台１０１に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第一下向主リンク２０１ｄと第二上架台１０２に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
例えば、連結部材２００は、第一上架台１０１に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第一下向主リンク２０１ｄと第二上架台１０２に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第二下向主リンク２０２ｄと・・・第Ｎ上架台１０Ｎに上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄとで構成される。
連結部材２００は、第一上架台１０１に上部を回動可能に連結されるリンクの下部に水平可動部を形成され、、第二上架台１０２に上部を回動可能に連結されるリンクの下部に水平可動部を形成される・・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに上部を回動可能に連結されるリンクの下部に水平可動部Ｐを形成されてもよい。
例えば、連結部材２００は、第一上架台１０１に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第一下向主リンク２０１ｄと第二上架台１０２に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
例えば、連結部材２００は、第一上架台１０１に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第一下向主リンク２０１ｄと第二上架台１０２に上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される下向リンクである第二下向主リンク２０２ｄと・・・第Ｎ上架台１０Ｎに上部を回動可能に連結され下部に水平可動部Ｐを形成される第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄとで構成される。
【0033】
リンクは、回転軸を平行にして回動できる少なくとも２つの連結部をもつ部材である。
２つの連結部を繋ぐ仮想の線を仮想軸と呼称するときに、下向リンクは仮想軸を斜めに傾け、上部を架台に回動可能に連結されるリンクであり、上向リンクは仮想軸を斜めに傾け、下部を架台に回動可能に連結されるリンクである。
下向リンクは、上部を架台に回動可能に連結される。
上向リンクは、下部を架台に回動可能に連結される。
２つの連結部を繋ぐ仮想の線を仮想軸と呼称するときに、下向リンクは仮想軸を斜めに傾け、上部を架台に回動可能に連結されるリンクであり、上向リンクは仮想軸を斜めに傾け、下部を架台に回動可能に連結されるリンクである。
下向リンクは、上部を架台に回動可能に連結される。
上向リンクは、下部を架台に回動可能に連結される。
【0034】
連結部材２００は、Ｎ（Ｎ＝３、・・・）個の上向リンクとＮ（Ｎ＝３、・・・・）個の下向リンクとで構成される。
Ｎ個の上向リンクは、上向主リンク２００ｕと第一上向主リンク２０１ｕと・・・（Ｎ－１）個の上向主リンク２０（Ｎ－１）ｕとで構成される。
Ｎ個の下向リンクは、第一下向主リンク２０１ｄと第二下向主リンク２０２ｄと・・第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄである。
例えば、連結部材が上向主リンク２００ｕと第一下向主リンク２０１ｄと第一上向主リンク２０１ｕと第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
例えば、連結部材が上向主リンク２００ｕと第一下向主リンク２０１ｄと第一上向主リンク２０１ｕと第二下向主リンク２０２ｄと第二上向主リンク２０２ｕと第三下向主リンク２０３ｄとで構成される。
例えば、連結部材が上向主リンク２００ｕと第一下向主リンク２０１ｄと第一上向主リンク２０１ｕと第二下向主リンク２０２ｄと第二上向主リンク２０２ｕと・・・第（Ｎ－１）下向主リンク２０（Ｎ－１）ｄと第（Ｎ－１）上向き主リンク２０（Ｎ－１）ｕと第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄとで構成される。
Ｎ個の上向リンクは、上向主リンク２００ｕと第一上向主リンク２０１ｕと・・・（Ｎ－１）個の上向主リンク２０（Ｎ－１）ｕとで構成される。
Ｎ個の下向リンクは、第一下向主リンク２０１ｄと第二下向主リンク２０２ｄと・・第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄである。
例えば、連結部材が上向主リンク２００ｕと第一下向主リンク２０１ｄと第一上向主リンク２０１ｕと第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
例えば、連結部材が上向主リンク２００ｕと第一下向主リンク２０１ｄと第一上向主リンク２０１ｕと第二下向主リンク２０２ｄと第二上向主リンク２０２ｕと第三下向主リンク２０３ｄとで構成される。
例えば、連結部材が上向主リンク２００ｕと第一下向主リンク２０１ｄと第一上向主リンク２０１ｕと第二下向主リンク２０２ｄと第二上向主リンク２０２ｕと・・・第（Ｎ－１）下向主リンク２０（Ｎ－１）ｄと第（Ｎ－１）上向き主リンク２０（Ｎ－１）ｕと第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄとで構成される。
【0035】
上向主リンク２００ｕが、下部を下架台１００に回動可能に連結され中間部を第一下向主リンク２０１ｄに回動可能に連結され上部を第二下向主リンク２０２ｄの下部に回動可能に連結されるリンクである。
第一下向主リンク２０１ｄが、上部を第一上架台１０１に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を上向主リンク２００ｕの中間部に回動可能に連結されるリンクである。
第一上向主リンク２０１ｕが、下部を第一上架台１０１に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位である中間部を第二下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結される上部を直上に位置する下向リンクである第三下向主リンク２０３ｄの下部に回動可能に連結されるリンクである。
第二下向主リンク２０２ｄが、上部を第一上架台の直上の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンク２０１ｕに回動可能に連結され下部を上向主リンク２００ｕの上部に回動可能に連結されるリンクである。
・・・・
第（Ｎ－２）上向主リンク２０（Ｎ－２）ｕが、下部を第（Ｎ－１）上架台の直下の上架台である第（Ｎ－２）上架台１０（Ｎ－２）に回動可能に連結され、中間部を第（Ｎ－１）下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、上部を第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの下部に回動可能に連結されるリンクである。
第（Ｎ－１）下向主リンク２０（Ｎ－１）ｄが、上部を第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）に回動可能に連結され、中間部を第（Ｎ－２）上向主リンク２０（Ｎ－２）ｕの中間部に回動可能に連結され、下部を直下に位置する上向リンクである第（Ｎ－３）上向リンク２０（Ｎ－３）の上部に回動可能に連結されるリンクである。
第（Ｎ－１）上向主リンク２０（Ｎ－１）ｕが、下部を第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの中間部に回動可能に連結されるリンクである。
第Ｎ下向主リンク２０Ｎが上部を第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結され中間部を第（Ｎ－１）上向主リンク２０（Ｎ－１）に回動可能に連結され下部を第（Ｎ－２）上向主リンク２０（Ｎ－２）ｕの上部に回動可能に連結されるリンクである。
第一下向主リンク２０１ｄが、上部を第一上架台１０１に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を上向主リンク２００ｕの中間部に回動可能に連結されるリンクである。
第一上向主リンク２０１ｕが、下部を第一上架台１０１に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位である中間部を第二下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結される上部を直上に位置する下向リンクである第三下向主リンク２０３ｄの下部に回動可能に連結されるリンクである。
第二下向主リンク２０２ｄが、上部を第一上架台の直上の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンク２０１ｕに回動可能に連結され下部を上向主リンク２００ｕの上部に回動可能に連結されるリンクである。
・・・・
第（Ｎ－２）上向主リンク２０（Ｎ－２）ｕが、下部を第（Ｎ－１）上架台の直下の上架台である第（Ｎ－２）上架台１０（Ｎ－２）に回動可能に連結され、中間部を第（Ｎ－１）下向主リンクの中間部に回動可能に連結され、上部を第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの下部に回動可能に連結されるリンクである。
第（Ｎ－１）下向主リンク２０（Ｎ－１）ｄが、上部を第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）に回動可能に連結され、中間部を第（Ｎ－２）上向主リンク２０（Ｎ－２）ｕの中間部に回動可能に連結され、下部を直下に位置する上向リンクである第（Ｎ－３）上向リンク２０（Ｎ－３）の上部に回動可能に連結されるリンクである。
第（Ｎ－１）上向主リンク２０（Ｎ－１）ｕが、下部を第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの中間部に回動可能に連結されるリンクである。
第Ｎ下向主リンク２０Ｎが上部を第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結され中間部を第（Ｎ－１）上向主リンク２０（Ｎ－１）に回動可能に連結され下部を第（Ｎ－２）上向主リンク２０（Ｎ－２）ｕの上部に回動可能に連結されるリンクである。
【0036】
ここで、中間部はリンクの上部より下方に位置し下部より上方に位置する部位である。
例えば、中間部とはリンクの上部と下部との中間に位置する部位である。
例えば、中間部とはリンクの上部と下部との中間に位置する部位である。
【0037】
上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１、第二上架台１０２・・または第Ｎ上架台１０Ｎに、下方に位置する架台を支えとして、第一相対距離、第二相対距離・・または第Ｎ相対距離のうちの少なくとも一方の相対距離の変化に対応して変化する上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により第Ｎ上架台１０Ｎに上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１または第二上架台１０２に、下方に位置する架台を支えとして、第一相対距離または第二相対距離のうちの少なくとも一方の相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により第二上架台１０２に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１に、下方に位置する架台を支えとして、第一相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第二上架台１０２に、下方に位置する架台を支えとして、第二相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第三上架台１０３に、下方に位置する架台を支えとして、第三相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第Ｎ上架台１０Ｎに、下方に位置する架台を支えとして、第Ｎ相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１または第二上架台１０２に、下方に位置する架台を支えとして、第一相対距離または第二相対距離のうちの少なくとも一方の相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により第二上架台１０２に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１に、下方に位置する架台を支えとして、第一相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第二上架台１０２に、下方に位置する架台を支えとして、第二相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第三上架台１０３に、下方に位置する架台を支えとして、第三相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第Ｎ上架台１０Ｎに、下方に位置する架台を支えとして、第Ｎ相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
【0038】
上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１、第二上架台１０２・・または第Ｎ上架台１０Ｎに、直下に位置する架台を支えとして、第一相対距離、第二相対距離・・または第Ｎ相対距離のうちの少なくとも一方の相対距離の変化に対応して変化する上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により第Ｎ上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１または第二上架台１０２に、直下に位置する架台を支えとして、第一相対距離または第二相対距離のうちの少なくとも一方の相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により第二上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１に、直下に位置する架台である下架台１００を支えとして、第一相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第二上架台１０２に、直下に位置する架台である第一上架台１０１を支えとして、第二相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第三上架台１０３に、直下に位置する架台である第二上架台１０２を支えとして、第三相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第Ｎ上架台１０Ｎに、直下に位置する架台である第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）２を支えとして、第Ｎ相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１または第二上架台１０２に、直下に位置する架台を支えとして、第一相対距離または第二相対距離のうちの少なくとも一方の相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により第二上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第一上架台１０１に、直下に位置する架台である下架台１００を支えとして、第一相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第二上架台１０２に、直下に位置する架台である第一上架台１０１を支えとして、第二相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第三上架台１０３に、直下に位置する架台である第二上架台１０２を支えとして、第三相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
例えば、上下方向ばね要素４００は、第Ｎ上架台１０Ｎに、直下に位置する架台である第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）２を支えとして、第Ｎ相対距離の変化に対応して変化する上方向のばね力である上方向ばね力Ｏ１を作用させ、連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させる機械要素である。
【0039】
上下方向ばね要素４００は、上下方向ばね要素が下架台と第一上架台との間、第一上架台と第二上架台との間・・・または第（Ｎ－１）上架台と第Ｎ上架台との間に設けられてもよい。
例えば、上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる。上下方向ばね要素４００が下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
例えば、上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる。上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
例えば、上下方向ばね要素４００が第二上架台１０２と第三上架台１０３との間に設けられる。上下方向ばね要素４００が第二上架台１０２を支えとして第三上架台１０３に上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
例えば、上下方向ばね要素４００が第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎとの間に設けられる。上下方向ばね要素４００が第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）を支えとして第Ｎ上架台１０Ｎに上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
例えば、上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる。上下方向ばね要素４００が下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
例えば、上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる。上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
例えば、上下方向ばね要素４００が第二上架台１０２と第三上架台１０３との間に設けられる。上下方向ばね要素４００が第二上架台１０２を支えとして第三上架台１０３に上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
例えば、上下方向ばね要素４００が第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台１０Ｎとの間に設けられる。上下方向ばね要素４００が第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）を支えとして第Ｎ上架台１０Ｎに上方向ばね力Ｏ１を作用させる。
【0040】
上下方向ばね要素４００は、つる巻きばねであってもよい。
上下方向ばね要素４００は、圧縮つる巻きばねであってもよい。
上下方向ばね要素４００は、引っ張りつる巻きばねであってもよい。
上下方向ばね要素４００は、空気ばねであってもよい。
上下方向ばね要素４００は、圧縮つる巻きばねであってもよい。
上下方向ばね要素４００は、引っ張りつる巻きばねであってもよい。
上下方向ばね要素４００は、空気ばねであってもよい。
【0041】
水平方向ばね要素５００は、水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる機械要素である。
例えば、水平方向ばね要素５００が、水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて連結部材２００を介して最上部の上架台に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
例えば、水平方向ばね要素５００が、水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて連結部材２００を介して最上部の上架台に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
【0042】
上下方向ばね要素４００が上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させ、水平方向ばね要素５００が連結部材２００を介して最上段の上架台に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる結果、Ｆ１＋Ｆ２の力が最上段の上架台に作用する。
例えば、上下方向ばね要素４００が上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎに上方向の第一支持力Ｆ１を作用させ、水平方向ばね要素５００が連結部材２００を介して最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎに上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる結果、Ｆ１＋Ｆ２の力が第Ｎ上架台に作用する。
例えば、上下方向ばね要素４００が上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させ、水平方向ばね要素５００が連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる結果、Ｆ１＋Ｆ２の力が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用する。
例えば、上下方向ばね要素４００が上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎに上方向の第一支持力Ｆ１を作用させ、水平方向ばね要素５００が連結部材２００を介して最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎに上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる結果、Ｆ１＋Ｆ２の力が第Ｎ上架台に作用する。
例えば、上下方向ばね要素４００が上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第一支持力Ｆ１を作用させ、水平方向ばね要素５００が連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる結果、Ｆ１＋Ｆ２の力が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用する。
【0043】
図１０は、本発明の第一の実施形態に係る免震装置の性能特性図である。
図１０は、横軸に下架台と最上段の上架台との間の相対距離の縮み量を表し、縦軸に上架台に上方向に作用する支持力を表す。
図１０中、実線は上方向ばね要素４００の上方向ばね力Ｏ１により連結部材２００を介して最上段の上架台に発生する上方向の第一支持力Ｆ１を示し、破線は、水平方向ばね要素５００の水平方向ばね力Ｏ２により連結部材２００を介して最上段の上架台に発生する上方向の第二支持力Ｆ２を示し、太線は、両者の支持力の合成支持力Ｆ１＋Ｆ２を示す。
上架台の段数を増やすと段階的に容易に見かけのばね定数を変更できる。
その結果、希望の固有振動数をもつばね系を容易に具現化できる。
連結部材２００の作用によりロッキング防止機能の剛性を容易に所望の剛性にすることができる。
図１０は、横軸に下架台と最上段の上架台との間の相対距離の縮み量を表し、縦軸に上架台に上方向に作用する支持力を表す。
図１０中、実線は上方向ばね要素４００の上方向ばね力Ｏ１により連結部材２００を介して最上段の上架台に発生する上方向の第一支持力Ｆ１を示し、破線は、水平方向ばね要素５００の水平方向ばね力Ｏ２により連結部材２００を介して最上段の上架台に発生する上方向の第二支持力Ｆ２を示し、太線は、両者の支持力の合成支持力Ｆ１＋Ｆ２を示す。
上架台の段数を増やすと段階的に容易に見かけのばね定数を変更できる。
その結果、希望の固有振動数をもつばね系を容易に具現化できる。
連結部材２００の作用によりロッキング防止機能の剛性を容易に所望の剛性にすることができる。
【0044】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる免震装置を、図を基に、説明する。
本発明の第二の実施形態にかかる免震装置は前述する構成にガイド部材３００を備える点で異なる。
図７（Ｎ）は、本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造図その１である。
図７（Ｎ）に左右１対のガイド部材３００を持つ免震装置が示される。
本発明の第二の実施形態にかかる免震装置は前述する構成にガイド部材３００を備える点で異なる。
図７（Ｎ）は、本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造図その１である。
図７（Ｎ）に左右１対のガイド部材３００を持つ免震装置が示される。
【0045】
本発明の第二の実施形態にかかる免震装置その１は、下架台１００とＮ（Ｎ＝２、・・・）個の上架台と連結部材２００とガイド部材３００と上下方向ばね要素４００とで構成される。
本発明の第二の実施形態にかかる免震装置その１は、下架台１００とＮ（Ｎ＝２、・・・）個の上架台と連結部材２００とガイド部材３００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成されてもよい。
本発明の第二の実施形態にかかる免震装置その１は、下架台１００とＮ（Ｎ＝２、・・・）個の上架台と連結部材２００とガイド部材３００と上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００とで構成されてもよい。
【0046】
ガイド部材３００は、上ガイドリンク３００ｕと下ガイドリンク３００ｄと連動リンク３０１とで構成される。
【0047】
リンクは、回転軸を平行にして回動できる少なくとも２つの連結部をもつ部材である。
２つの連結部を繋ぐ仮想の線を仮想軸と呼称するときに、上ガイドリンクは仮想軸を斜めに傾け、上部を架台に回動可能に連結されるリンクであり、下ガイドリンクは仮想軸を斜めに傾け、下部を架台に回動可能に連結されるリンクである。
上ガイドリンク３００ｕは、上部を架台に回動可能に連結される。
下ガイドリンク３００ｄは、下部を架台に回動可能に連結される。
連動リンク３０１は、仮想軸を水平にして、左右の一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され、左右の他方を連結部材２００を構成する下向リンクまたは上向リンクに回動可能に連結される。
２つの連結部を繋ぐ仮想の線を仮想軸と呼称するときに、上ガイドリンクは仮想軸を斜めに傾け、上部を架台に回動可能に連結されるリンクであり、下ガイドリンクは仮想軸を斜めに傾け、下部を架台に回動可能に連結されるリンクである。
上ガイドリンク３００ｕは、上部を架台に回動可能に連結される。
下ガイドリンク３００ｄは、下部を架台に回動可能に連結される。
連動リンク３０１は、仮想軸を水平にして、左右の一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され、左右の他方を連結部材２００を構成する下向リンクまたは上向リンクに回動可能に連結される。
【0048】
下ガイドリンク３００ｄが、下部を下架台１００に回動可能に連結され上部を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結されるリンクである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結されるリンクである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結されるリンクであってもよい。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結されるリンクである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結されるリンクであってもよい。
【0049】
連動リンク３０１が、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向リンクまたは下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を上向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結されるリンクである。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を最上段の下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向リンクまたは下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を上向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結されるリンクである。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
例えば、連動リンク３０１が左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を最上段の下向リンクに回動可能に連結されるリンクである。
【0050】
ガイド部材３００は、上ガイドリンク３００ｕと下ガイドリンク３００ｄと上下１対の連動リンク３０１である上連動リンク３０１ｕと下連動リンク３０１ｄとで構成されてもい。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
下連動リンク３０１ｄが、左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
例えば、上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を最上の下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
下連動リンク３０１ｄが、左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
下連動リンク３０１ｄが、左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
例えば、上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を最上の下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
下連動リンク３０１ｄが、左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
【0051】
図８は、本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造部その２である。
図８に、左右１対のガイド部材３００をもつ免震装置が示される。
本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造部その２は、上ガイドリンク３００ｕの下部と下ガイドリンク３００ｄの上部とが連結されない点で本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造部その１と異なる。
ガイド部材３００は、上ガイドリンク３００ｕと下ガイドリンク３００ｄと上下１対の連動リンク３０１である上連動リンク３０１ｕと下連動リンク３０１ｄとで構成される。
図８に、左右１対のガイド部材３００をもつ免震装置が示される。
本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造部その２は、上ガイドリンク３００ｕの下部と下ガイドリンク３００ｄの上部とが連結されない点で本発明の第二の実施形態に係る免震装置の構造部その１と異なる。
ガイド部材３００は、上ガイドリンク３００ｕと下ガイドリンク３００ｄと上下１対の連動リンク３０１である上連動リンク３０１ｕと下連動リンク３０１ｄとで構成される。
【0052】
下ガイドリンク３００ｄが、下部を下架台に回動可能に連結され下部の上方に位置する部位を下連動リンク３０１ｄの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を上架台に回動可能に連結され上部の下方に位置する部位を上連動リンク３０１ｕの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
下連動リンク３０１ｄが、左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってよい。
例えば、上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を最上の下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってよい。
下連動リンク３０１ｄが左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を上架台に回動可能に連結され上部の下方に位置する部位を上連動リンク３０１ｕの左右のうちの一方に回動可能に連結されるリンクである。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
下連動リンク３０１ｄが、左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結されるリンクである。
上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってよい。
例えば、上連動リンク３０１ｕが、左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を最上の下向リンクに回動可能に連結されるリンクであってよい。
下連動リンク３０１ｄが左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結されるリンクであってもよい。
【0053】
連結部材２００に上ガイドリンク３００ｕと下ガイドリンク３００ｄと連動リンク３０１を付加することにより、ロッキング防止機能を強化できる。
【0054】
次に、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の複数の態様を、図を基に、説明する。
【0055】
図２（Ａ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その１を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００が左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻きばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第一相対距離の変化に対応して、下架台１００を支えとして、第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台１０２に第一支持力Ｆ１を作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００が左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻きばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第一相対距離の変化に対応して、下架台１００を支えとして、第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台１０２に第一支持力Ｆ１を作用させる。
【0056】
図２（Ｂ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その２を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００の構成は、態様その１と同じである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して２つの上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００の構成は、態様その１と同じである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して２つの上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
【0057】
図２（Ｃ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その３を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００が、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄと左右１対の第二上向主リンク２０２ｕと左右１対の第三下向主リンク２０３ｄとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第二架台１０２と第三上架台１０３との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第三相対距離の変化に対応して第二上架台１０２を支えとして第三上架台１０３に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して３つの上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００が、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄと左右１対の第二上向主リンク２０２ｕと左右１対の第三下向主リンク２０３ｄとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第二架台１０２と第三上架台１０３との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第三相対距離の変化に対応して第二上架台１０２を支えとして第三上架台１０３に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して３つの上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
【0058】
図３（Ｄ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その４を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００の構成は、態様その１と同じである。
上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第二相対距離の変化に対応して、第一上架台１０１を支えとして、第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台１０２に第一支持力Ｆ１を作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００の構成は、態様その１と同じである。
上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第二相対距離の変化に対応して、第一上架台１０１を支えとして、第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台１０２に第一支持力Ｆ１を作用させる。
【0059】
図３（Ｅ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その５を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００の構成は、態様その３と同じである。
上下方向ばね要素４００が、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００の構成は、態様その３と同じである。
上下方向ばね要素４００が、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材を介して上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
【0060】
図３（Ｆ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その６を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００の構成は、態様その３のものと同じである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して２つの上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と第三上架台１０３と連結部材２００と上下方向ばね要素４００とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００の構成は、態様その３のものと同じである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して２つの上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
【0061】
図４（Ｇ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その７を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００の構成は態様その１と同じである。
連結部材２００は、態様その１の連結部材２００に水平可動部Ｐを形成したものである。
上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第二相対距離の変化に対応して、第一上架台１０１を支えとして、第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる
連結部材２００の構成は態様その１と同じである。
連結部材２００は、態様その１の連結部材２００に水平可動部Ｐを形成したものである。
上下方向ばね要素４００が第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第二相対距離の変化に対応して、第一上架台１０１を支えとして、第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
【0062】
図４（Ｈ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その８を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００が左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
連結部材２００は、態様その１の連結部材２００に水平可動部Ｐを形成したものである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第一相対距離の変化に対応して、下架台１００を支えとして、第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００が左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
連結部材２００は、態様その１の連結部材２００に水平可動部Ｐを形成したものである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねで構成される。
上下方向ばね要素４００が第一相対距離の変化に対応して、下架台１００を支えとして、第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
【0063】
図４（Ｉ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その９を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
連結部材２００の構成は、対象その８のものと同じである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとが第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が第一相対距離の変化に対応して、下架台１００を支えとして、第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して、第一上架台１０１を支えとして、第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
２組の上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、２組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
連結部材２００の構成は、対象その８のものと同じである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとが第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が第一相対距離の変化に対応して、下架台１００を支えとして、第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用し、第二相対距離の変化に対応して、第一上架台１０１を支えとして、第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
２組の上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、２組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第二上架台１０２に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
【0064】
図５（Ｊ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その１０を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
連結部材２００が、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄ第二上向主リンク２０２ｕと第三下向主リンク２０３ｄとで構成される。
連結部材２００は、態様その３の連結部材に水平可動部Ｐを形成したものである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して１組の上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に形成され、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、２組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させる引っ張りつる巻ばねである。
連結部材２００を介して水平方向ばね力Ｏ２が最上段の上架台である第三上架台１０３に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第三上架台１０２に作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
連結部材２００が、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄ第二上向主リンク２０２ｕと第三下向主リンク２０３ｄとで構成される。
連結部材２００は、態様その３の連結部材に水平可動部Ｐを形成したものである。
上下方向ばね要素４００が下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用する。
連結部材２００を介して１組の上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台１０３に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に形成され、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、２組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させる引っ張りつる巻ばねである。
連結部材２００を介して水平方向ばね力Ｏ２が最上段の上架台である第三上架台１０３に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第三上架台１０２に作用させる。
【0065】
図５（Ｋ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その１１を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
連結部材２００は、態様その１０のものと同じである。
上下方向ばね要素４００が、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用させ、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を、作用する。
２組の上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、２組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第三上架台１０３に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第三上架台１０３に作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第三上架台１０３が対象物を支持する。
連結部材２００は、態様その１０のものと同じである。
上下方向ばね要素４００が、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねと第一上架台１０１と第二上架台１０２との間に設けられる左右１対の圧縮つる巻ばねとで構成される。
上下方向ばね要素４００が、第一相対距離の変化に対応して下架台１００を支えとして第一上架台１０１に上方向ばね力Ｏ１を作用させ、第二相対距離の変化に対応して第一上架台１０１を支えとして第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を、作用する。
２組の上方向ばね力Ｏ１により最上段の上架台である第三上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に、第二相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第二下向主リンク２０２ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、２組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の引っ張りばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させて、連結部材２００を介して最上段の上架台である第三上架台１０３に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第三上架台１０３に作用させる。
【0066】
図６（Ｌ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その１２を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎが対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と・・・・第Ｎ上架台１０Ｎとが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００が、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄ左右１対の第二上向主リンク２０２ｕと左右１対の第三下向主リンク２０３ｄと・・・左右１対の第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄとで構成される。
上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００の構成は、態様その１１と同じである。
その結果、上方向の第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎに作用される。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎが対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と・・・・第Ｎ上架台１０Ｎとが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００が、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄ左右１対の第二上向主リンク２０２ｕと左右１対の第三下向主リンク２０３ｄと・・・左右１対の第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄとで構成される。
上下方向ばね要素４００と水平方向ばね要素５００の構成は、態様その１１と同じである。
その結果、上方向の第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第Ｎ上架台１０Ｎに作用される。
【0067】
図７（Ｍ）は、本発明の第一の実施形態にかかる免震装置の態様その１３を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００は、態様その８と同じである。
上下方向ばね要素４００は、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の空気ばねである。
１組の上方向ばね力Ｏ１により、下架台１００を支えとして、最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、１組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の圧縮ばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させる左右１対の空気ばねである。
１組の水平方向ばね力Ｏ２により最上段の上架台である第二上架台に第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００は、態様その８と同じである。
上下方向ばね要素４００は、下架台１００と第一上架台１０１との間に設けられる左右１対の空気ばねである。
１組の上方向ばね力Ｏ１により、下架台１００を支えとして、最上段の上架台である第二上架台に第一支持力Ｆ１を作用させる。
連結部材２００が、第一相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐを第一下向主リンク２０１ｄの下部に形成される。
水平方向ばね要素５００が、１組の水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向の圧縮ばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させる左右１対の空気ばねである。
１組の水平方向ばね力Ｏ２により最上段の上架台である第二上架台に第二支持力Ｆ２を作用させる。
その結果、第一支持力Ｆ１と第二支持力Ｆ２の合計が最上段の上架台である第二上架台１０２に作用させる。
【0068】
図７（Ｎ）は、本発明の第二の実施形態にかかる免震装置の態様その１４を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００は、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
ガイド部材３００が、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の連動リンク３０１とで構成される。
左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄの構成は、態様その１３と同じである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を連動リンク３０１の左右の一方に回転自在に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結される。
下ガイドリング３００ｄが、下部を下架台１００に回動可能に連結され、上部を連動リンク３０１の左右の一方に回転自在に連結され上部を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結される。
連動リンク３０１が左右の一方を上ガイドリンク３００ｕの下部と下ガイドリンク３００ｄの上部とに回動可能に連結され、左右の他方を下向主リンクである第二下向主リンク２０２ｄの下部と上向主リンク２００ｕの上部とに回動可能に連結される。
上下方向ばね要素４００が、空気ばねである。
水平方向ばね要素５００が、空気ばねである。
左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の連動リンク３０１とが、上架台のロックング防止機能を強化する。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２とが下から上方向に順に重なる。
連結部材２００は、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
ガイド部材３００が、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の連動リンク３０１とで構成される。
左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄの構成は、態様その１３と同じである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を連動リンク３０１の左右の一方に回転自在に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結される。
下ガイドリング３００ｄが、下部を下架台１００に回動可能に連結され、上部を連動リンク３０１の左右の一方に回転自在に連結され上部を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結される。
連動リンク３０１が左右の一方を上ガイドリンク３００ｕの下部と下ガイドリンク３００ｄの上部とに回動可能に連結され、左右の他方を下向主リンクである第二下向主リンク２０２ｄの下部と上向主リンク２００ｕの上部とに回動可能に連結される。
上下方向ばね要素４００が、空気ばねである。
水平方向ばね要素５００が、空気ばねである。
左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の連動リンク３０１とが、上架台のロックング防止機能を強化する。
【0069】
図８（Ｏ）は、本発明の第二の実施形態にかかる免震装置の態様その１５を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
連結部材２００は、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
ガイド部材３００が、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄとで構成される。
左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄの構成は、態様その１３と同じである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を上連動リンク３０１ｕの左右の一方に回動可能に連結される。
下ガイドリング３００ｄが、下部を下架台１００に回動可能に連結され、上部を下連動リンク３０１ｄの左右の一方に回転自在に連結される。
上連動リンク３０１ｕが左右の一方を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結され、左右の他方を下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結される。
下連動リンク３０１ｄが左右の一方を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結され、左右の他方を上向主リンク２０Ｏｕの中間部に回動可能に連結される。
上下方向ばね要素４００が、空気ばねである。
水平方向ばね要素５００が、空気ばねである。
左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄが、上架台のロックング防止機能を強化する。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
連結部材２００は、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
ガイド部材３００が、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄとで構成される。
左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄの構成は、態様その１３と同じである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を上連動リンク３０１ｕの左右の一方に回動可能に連結される。
下ガイドリング３００ｄが、下部を下架台１００に回動可能に連結され、上部を下連動リンク３０１ｄの左右の一方に回転自在に連結される。
上連動リンク３０１ｕが左右の一方を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結され、左右の他方を下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結される。
下連動リンク３０１ｄが左右の一方を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結され、左右の他方を上向主リンク２０Ｏｕの中間部に回動可能に連結される。
上下方向ばね要素４００が、空気ばねである。
水平方向ばね要素５００が、空気ばねである。
左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄが、上架台のロックング防止機能を強化する。
【0070】
図９（Ｐ）は、本発明の第二の実施形態にかかる免震装置の態様その１６を示す。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
連結部材２００は、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
ガイド部材３００が、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄとで構成される。
左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄの構成は、態様その１３と同じである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を上連動リンク３０１ｕの左右の一方に回動可能に連結され下部を下ガイドリング３００ｄの上部に回動可能に連結される。
下ガイドリング３００ｄが、下部を下架台１００に回動可能に連結され、中間部を下連動リンク３０１ｄの左右の一方に回転自在に連結され、上部を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結される。
上連動リンク３０１ｕが、左右の一方を上ガイドリンク３００ｕの中間部に回動可能に連結され、左右の他方を下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結される。
下連動リンク３０１ｄが、左右の一方を下ガイドリンク３００ｄの中間部に回動可能に連結され、左右の他方を上向主リンク２０Ｏｕの中間部に回動可能に連結される。
左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄとのどちらか一方を省略してもよい。
上下方向ばね要素４００が、空気ばねである。
水平方向ばね要素５００が、空気ばねである。
左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄが、上架台のロックング防止機能を強化する。
または、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕ若しくは左右１対の下連動リンク３０１ｄが、上架台のロックング防止機能を強化する。
下架台１００が基礎に支持される。
最上段の上架台である第二上架台１０２が対象物を支持する。
連結部材２００は、左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄとで構成される。
ガイド部材３００が、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄとで構成される。
左右１対の上向主リンク２００ｕと左右１対の第一下向主リンク２０１ｄと左右１対の第一上向主リンク２０１ｕと左右１対の第二下向主リンク２０２ｄの構成は、態様その１３と同じである。
上ガイドリンク３００ｕが、上部を最上段の上架台である第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を上連動リンク３０１ｕの左右の一方に回動可能に連結され下部を下ガイドリング３００ｄの上部に回動可能に連結される。
下ガイドリング３００ｄが、下部を下架台１００に回動可能に連結され、中間部を下連動リンク３０１ｄの左右の一方に回転自在に連結され、上部を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結される。
上連動リンク３０１ｕが、左右の一方を上ガイドリンク３００ｕの中間部に回動可能に連結され、左右の他方を下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結される。
下連動リンク３０１ｄが、左右の一方を下ガイドリンク３００ｄの中間部に回動可能に連結され、左右の他方を上向主リンク２０Ｏｕの中間部に回動可能に連結される。
左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄとのどちらか一方を省略してもよい。
上下方向ばね要素４００が、空気ばねである。
水平方向ばね要素５００が、空気ばねである。
左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕと左右１対の下連動リンク３０１ｄが、上架台のロックング防止機能を強化する。
または、左右１対の上ガイドリンク３００ｕと左右１対の下ガイドリンク３００ｄと左右１対の上連動リンク３０１ｕ若しくは左右１対の下連動リンク３０１ｄが、上架台のロックング防止機能を強化する。
【0071】
以上説明したように、本発明に係る免震装置は、その構成により、以下の効果を有する。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２を多段に重ね、連結部材２００により架台の間の相対距離が一斉に大きくなり一斉に小さくなる様に下架台１００と第一上架台１０１の第一相対距離の変化と第一上架台と第二上架台の第二相対距離の変化を連動させ、第一上架台１０１または第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用させる上下方向ばね要素４００を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と・・・第Ｎ上架台１０Ｎとを多段に重ね、連結部材２００により架台の間の相対距離が一定に大きくなり一斉に小さくなる様に下架台１００と第一上架台１０１の第一相対距離の変化と第一上架台１０１と第二上架台１０２の第二相対距離と第二上架台１０２と・・・・第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台との第Ｎ相対距離の変化を連動させ、第一上架台１０１、第二上架台１０２・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに上方向ばね力を作用させる上下方向ばね要素を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向ばね要素４００が下架台１００、第一上架台１０１または第二上架台１０２を支えとして、第一上架台１０１、第二上架台１０２または第Ｎ上架台１０Ｎに上方向ばね力Ｏ１を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向ばね要素４００が下架台１００または第一上架台１０１を支えとして第一上架台１０１または第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向の相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する複数の水平可動部Ｐのうちのいくつかの水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させ、水平方向ばね力Ｏ２が連結部材２００を介して最上部の上架台に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部Ｐが上部を第一上架台１０１、第二上架台１０２・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結されるリンクに形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
例えば、水平可動部Ｐが上部を第一上架台１０１、第二上架台１０２・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結されるリンクの下部に形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
第一相対距離、第二相対距離・・・または第Ｎ相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に連動して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐに水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部Ｐが上部を第一上架台１０１または第二上架台１０２に回動可能に連結されるリンクの下部に形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上向主リンク２００ｕが下部を下架台に回動可能に連結され上部を第二下向主リンク２０２ｄの下部に連結され中間部を第一下向主リンク２０１ｄの中間部に連結され、第一下向主リンク２０１ｄが上部を第一上架台１０１に回動可能に連結され中間部を上向主リンク２００ｕの中間部に回動可能に連結され第一上向主リンク２０１ｕが下部を第一上架台１０１に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第二下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結され、第二下向主リンク２０２ｄが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンク２０１ｕの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を上向主リンク２００ｕの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄの下部または第二下向主リンク２０２ｄの下部が水平方向ばね力を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上向主リンク２００ｕが下部を下架台１００に回動可能に連結され中間部を第一下向主リンク２０１ｄに回動可能に連結され上部を第二下向主リンク２０２ｄの下部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄが上部を第一上架台１０１に回動可能に連結され上向主リンク２００ｕの中間部に回動可能に連結され、第一上向主リンク２０１ｕが下部を第一上架台１０１に回動可能に連結され中間部を第二下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンク２０３ｄの下部に回動可能に連結され、第二下向主リンク２０２ｄが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンク２０１ｕの中間部に回動可能に連結され下部を上向主リンク２００ｕの上部に回動可能に連結され、第二上向主リンク２０２ｕが下部を第二上架台１０２に回動可能に連結され、中間部を第三下向主リンク２０３ｄの中間部に回動可能に連結され、第三下向主リンク２０３ｄが上部を第三上架台１０３に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンク２０２ｕの中間部に回動可能に連結され下部を第一上向主リンク２０１ｕの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄの下部、第二下向主リンク２０２ｄの下部または第三下向主リンク２０３ｄの下部が水平方向ばね力Ｏ２を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
第二上向主リンク２０２ｕが下部を第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの中間部に回動可能に連結され、第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄが上部を第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結され中間部を第二上向主リンク２０２ｕの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を第一上向主リンク２０１ｕの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄの下部、第二下向主リンク２０２ｄの下部または第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの下部が水平可動部Ｐを形成する様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され上部を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｄが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され
連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され上部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回転可能に連結され上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回転可能に連結され、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕまたは第二下向主リンク２０２ｄに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され上部を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結され、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕまたは第二下向主リンク２０２ｄに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され中間部を下連動リンク３０１ｄの左右のうちの一方に回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を上連動リンク３０１ｕの左右のうちの一方に回動可能に連結され、下連動リンク３０１ｄが左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結され、上連動リンク３０１ｕが左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され中間部を下連動リンク３０１ｄの左右のうちの一方に回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を上連動リンク３０１ｕの左右のうちの一方に回動可能に連結され、下連動リンク３０１ｄが左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結され、上連動リンク３０１ｕが左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を第二下向主リンク２０２ｄに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２を多段に重ね、連結部材２００により架台の間の相対距離が一斉に大きくなり一斉に小さくなる様に下架台１００と第一上架台１０１の第一相対距離の変化と第一上架台と第二上架台の第二相対距離の変化を連動させ、第一上架台１０１または第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用させる上下方向ばね要素４００を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
下架台１００と第一上架台１０１と第二上架台１０２と・・・第Ｎ上架台１０Ｎとを多段に重ね、連結部材２００により架台の間の相対距離が一定に大きくなり一斉に小さくなる様に下架台１００と第一上架台１０１の第一相対距離の変化と第一上架台１０１と第二上架台１０２の第二相対距離と第二上架台１０２と・・・・第（Ｎ－１）上架台１０（Ｎ－１）と第Ｎ上架台との第Ｎ相対距離の変化を連動させ、第一上架台１０１、第二上架台１０２・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに上方向ばね力を作用させる上下方向ばね要素を設ける様にしたので、ロングストロ－ク化、長周期化を容易にできる設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向ばね要素４００が下架台１００、第一上架台１０１または第二上架台１０２を支えとして、第一上架台１０１、第二上架台１０２または第Ｎ上架台１０Ｎに上方向ばね力Ｏ１を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向ばね要素４００が下架台１００または第一上架台１０１を支えとして第一上架台１０１または第二上架台１０２に上方向ばね力Ｏ１を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上下方向の相対距離の変化に対応して水平方向に相対変位する複数の水平可動部Ｐのうちのいくつかの水平可動部Ｐに水平可動部Ｐの水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させ、水平方向ばね力Ｏ２が連結部材２００を介して最上部の上架台に上方向の第二支持力Ｆ２を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部Ｐが上部を第一上架台１０１、第二上架台１０２・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結されるリンクに形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
例えば、水平可動部Ｐが上部を第一上架台１０１、第二上架台１０２・・・または第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結されるリンクの下部に形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
第一相対距離、第二相対距離・・・または第Ｎ相対距離の少なくとも一つの相対距離の変化に連動して水平方向に相対変位する水平可動部Ｐに水平方向の相対変位に対応して変化する水平方向のばね力である水平方向ばね力Ｏ２を作用させる様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
水平可動部Ｐが上部を第一上架台１０１または第二上架台１０２に回動可能に連結されるリンクの下部に形成される様にしたの、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上向主リンク２００ｕが下部を下架台に回動可能に連結され上部を第二下向主リンク２０２ｄの下部に連結され中間部を第一下向主リンク２０１ｄの中間部に連結され、第一下向主リンク２０１ｄが上部を第一上架台１０１に回動可能に連結され中間部を上向主リンク２００ｕの中間部に回動可能に連結され第一上向主リンク２０１ｕが下部を第一上架台１０１に回動可能に連結され下部より上方に位置する部位を第二下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結され、第二下向主リンク２０２ｄが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンク２０１ｕの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を上向主リンク２００ｕの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄの下部または第二下向主リンク２０２ｄの下部が水平方向ばね力を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
上向主リンク２００ｕが下部を下架台１００に回動可能に連結され中間部を第一下向主リンク２０１ｄに回動可能に連結され上部を第二下向主リンク２０２ｄの下部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄが上部を第一上架台１０１に回動可能に連結され上向主リンク２００ｕの中間部に回動可能に連結され、第一上向主リンク２０１ｕが下部を第一上架台１０１に回動可能に連結され中間部を第二下向主リンク２０２ｄの中間部に回動可能に連結され上部を第三下向主リンク２０３ｄの下部に回動可能に連結され、第二下向主リンク２０２ｄが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第一上向主リンク２０１ｕの中間部に回動可能に連結され下部を上向主リンク２００ｕの上部に回動可能に連結され、第二上向主リンク２０２ｕが下部を第二上架台１０２に回動可能に連結され、中間部を第三下向主リンク２０３ｄの中間部に回動可能に連結され、第三下向主リンク２０３ｄが上部を第三上架台１０３に回動可能に連結され中間部を第二上向主リンク２０２ｕの中間部に回動可能に連結され下部を第一上向主リンク２０１ｕの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄの下部、第二下向主リンク２０２ｄの下部または第三下向主リンク２０３ｄの下部が水平方向ばね力Ｏ２を作用される様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
第二上向主リンク２０２ｕが下部を第二上架台１０２に回動可能に連結され中間部を第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの中間部に回動可能に連結され、第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄが上部を第Ｎ上架台１０Ｎに回動可能に連結され中間部を第二上向主リンク２０２ｕの下部より上方に位置する部位に回動可能に連結され下部を第一上向主リンク２０１ｕの上部に回動可能に連結され、第一下向主リンク２０１ｄの下部、第二下向主リンク２０２ｄの下部または第Ｎ下向主リンク２０Ｎｄの下部が水平可動部Ｐを形成する様にしたので、設計の自由度の大きい免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され上部を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｄが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され
連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され上部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回転可能に連結され上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回転可能に連結され、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕまたは第二下向主リンク２０２ｄに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され上部を上ガイドリンク３００ｕの下部に回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され下部を下ガイドリンク３００ｄの上部に回動可能に連結され、連動リンク３０１が左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕまたは下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕまたは第二下向主リンク２０２ｄに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され中間部を下連動リンク３０１ｄの左右のうちの一方に回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を上連動リンク３０１ｕの左右のうちの一方に回動可能に連結され、下連動リンク３０１ｄが左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結され、上連動リンク３０１ｕが左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を連結部材２００に回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
下ガイドリンク３００ｄが下部を下架台１００に回動可能に連結され中間部を下連動リンク３０１ｄの左右のうちの一方に回動可能に連結され、上ガイドリンク３００ｕが上部を第二上架台１０２に回動可能に連結され上部より下方に位置する部位を上連動リンク３０１ｕの左右のうちの一方に回動可能に連結され、下連動リンク３０１ｄが左右のうちの一方を下ガイドリンク３００ｄに回動可能に連結され他方を上向主リンク２００ｕに回動可能に連結され、上連動リンク３０１ｕが左右のうちの一方を上ガイドリンク３００ｕに回動可能に連結され他方を第二下向主リンク２０２ｄに回動可能に連結される様にしたので、ロッキング防止機能を強化した免震装置を提供できる。
【0072】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【符号の説明】
【0073】
Ｏ１ 上方向ばね力
Ｏ２ 水平方向ばね力
Ｐ 水平可動部
Ｆ１ 第一支持力
Ｆ２ 第二支持力
１００ 下架台
１０１ 第一上架台
１０２ 第二上架台
１０３ 第三上架台
・
・
１０（Ｎ－１） 第（Ｎ－１）上架台
１０Ｎ 第Ｎ上架台
２００ 連結部材
２００ｕ 上向主リンク
２０１ｄ 第一下向主リンク
２０１ｕ 第一上向主リンク
２０２ｄ 第二下向主リンク
２０２ｕ 第二上向主リンク
２０３ｄ 第三下向主リンク
・
・
２０（Ｎ－１）ｄ 第（Ｎ－１）下向主リンク
２０（Ｎ－１）ｕ 第（Ｎ－１）上向主リンク
２０Ｎｄ 第Ｎ下向主リンク
３００ ガイド部材
３００ｕ 上ガイドリンク
３００ｄ 下ガイドリンク
３０１ 連動リンク
３０１ｕ 上連動リンク
３０１ｄ 下連動リンク
４００ 上下方向ばね要素
５００ 水平方向ばね要素
Ｏ２ 水平方向ばね力
Ｐ 水平可動部
Ｆ１ 第一支持力
Ｆ２ 第二支持力
１００ 下架台
１０１ 第一上架台
１０２ 第二上架台
１０３ 第三上架台
・
・
１０（Ｎ－１） 第（Ｎ－１）上架台
１０Ｎ 第Ｎ上架台
２００ 連結部材
２００ｕ 上向主リンク
２０１ｄ 第一下向主リンク
２０１ｕ 第一上向主リンク
２０２ｄ 第二下向主リンク
２０２ｕ 第二上向主リンク
２０３ｄ 第三下向主リンク
・
・
２０（Ｎ－１）ｄ 第（Ｎ－１）下向主リンク
２０（Ｎ－１）ｕ 第（Ｎ－１）上向主リンク
２０Ｎｄ 第Ｎ下向主リンク
３００ ガイド部材
３００ｕ 上ガイドリンク
３００ｄ 下ガイドリンク
３０１ 連動リンク
３０１ｕ 上連動リンク
３０１ｄ 下連動リンク
４００ 上下方向ばね要素
５００ 水平方向ばね要素
【先行技術文献】
【特許文献】
【0074】
【文献】特許第５０８２０４４号
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】