(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-09
(45)【発行日】2024-07-18
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240710BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023209235
(22)【出願日】2023-12-12
【審査請求日】2024-05-15
(31)【優先権主張番号】P 2023013071
(32)【優先日】2023-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521425652
【氏名又は名称】株式会社ゼロボード
(72)【発明者】
【氏名】渡慶次 道隆
【審査官】三吉 翔子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0130830(US,A1)
【文献】特開2022-150704(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0057039(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、前記コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
前記ユーザ端末の種類及び前記ユーザ端末で視聴された前記コンテンツの視聴時間を取得する視聴情報取得部と、
前記ユーザ端末の種類に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数に、取得した前記視聴時間を乗じて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの視聴に係る前記排出量を計算する排出量計算部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
計算した前記排出量のオフセットに係る処理を行うオフセット処理部を備えること、
を特徴とする情報処理システム。
【請求項3】
コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、前記コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記ユーザ端末の種類及び前記ユーザ端末で視聴された前記コンテンツの視聴時間を取得するステップと、
前記ユーザ端末の種類に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数に、取得した前記視聴時間を乗じて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの視聴に係る前記排出量を計算するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項4】
コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、前記コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記ユーザ端末の種類及び前記ユーザ端末で視聴された前記コンテンツの視聴時間を取得するステップと、
前記ユーザ端末の種類に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数に、取得した前記視聴時間を乗じて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの視聴に係る前記排出量を計算するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には発電に係る二酸化炭素等の環境負荷要因の排出量を求めることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品又はサービスの提供先であるエンドユーザによる排出量を計算することは難しい。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、エンドユーザによる排出量を推定することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、情報処理システムであって、コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、前記コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、前記ユーザ端末の種類及び前記ユーザ端末で視聴された前記コンテンツの視聴時間を取得する視聴情報取得部と、前記ユーザ端末の種類に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数に、取得した前記視聴時間を乗じて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの視聴に係る前記排出量を計算する排出量計算部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、エンドユーザによる排出量を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施形態の情報処理システムの全体構成例を示す図である。
【
図2】管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<システムの概要>
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、主にインターネット経由で公衆に対して配信されるコンテンツ(広告を含む。)の視聴者による温室効果ガスの排出量を計算しようとするものである。また、本実施形態の情報処理システムでは、視聴者の排出量をオフセット処理するようにもしている。
【0011】
図1は、本実施形態の情報処理システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の情報処理システムは、管理サーバ2を含んで構成される。管理サーバ2は、ユーザ端末1及び外部サーバ3と通信ネットワークを介して通信可能に接続される。通信ネットワークは、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
【0012】
ユーザ端末1は、ユーザにより操作される、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどのコンピュータである。ユーザは、コンテンツの視聴に係る視聴者による排出量の計算を所望するユーザであり、例えば広告主や動画の制作者、広告代理店、コンテンツの配信者などとすることができる。
【0013】
外部サーバ3は、オフセット処理を行うコンピュータである。外部サーバ3は、例えば、J-クレジットなどの、温室効果ガスのオフセット権(環境価値)を販売することによりオフセット処理を行うことができる。
【0014】
<管理サーバ2>
管理サーバ2は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
【0015】
図2は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワークに接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ装置2の各機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ2の各記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0016】
図3は、管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ2は、排出係数記憶部231と、排出量記憶部232と、視聴時間情報記憶部233と、視聴数情報記憶部234と、コンテンツ情報記憶部235と、視聴情報取得部211と、排出量計算部212と、オフセット処理部213と、を備える。
【0017】
排出係数記憶部231は、温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する。本実施形態では、排出係数は、コンテンツの視聴により排出される単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を想定する。これは、例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの消費電力と電力消費に係る排出係数などから求めることができる。排出係数記憶部231は、視聴クライアントの種類(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、テレビ受像機などのハードウェアの種類としてもよいし、ブラウザ、ネイティブアプリなどのソフトウェアの種類としてもよいし、これらの組み合わせとしてもよい。)に対応付けて排出係数を記憶する。
【0018】
排出量記憶部232は、コンテンツの視聴者による温室効果ガスの排出量を記憶する。排出量記憶部232は、コンテンツを示すコンテンツIDと、日付とに対応付けて排出量を記憶することができる。なお、複数のサイトで同一のコンテンツが配信されているような場合には、同一の日付、コンテンツID及び排出量の組み合わせが複数登録されることがあり得る。なお、排出量記憶部232は、サイトIDと日付とに対応付けて、コンテンツID及び排出量を記憶するようにしてもよい。
【0019】
視聴時間情報記憶部233は、コンテンツの視聴時間を決定するための情報(以下、視聴時間情報という。)を記憶する。本実施形態では、視聴時間情報には、コンテンツを特定する情報(コンテンツID)と、コンテンツが配信されるサイトを特定する情報(サイトID)と、集計期間(年月)と、視聴クライアントの種類とに対応付けて、視聴時間が含まれる。
【0020】
視聴数情報記憶部234は、コンテンツの視聴者数を決定するための情報(以下、視聴数情報という。)を記憶する。本実施形態では、視聴数情報には、コンテンツを特定する情報(コンテンツID)と、コンテンツが配信されるサイトを特定する情報(サイトID)と、集計期間(年月)と、視聴クライアントの種類とに対応付けて、視聴数が含まれる。
【0021】
コンテンツ情報記憶部235は、コンテンツに関する情報(以下、コンテンツ情報という。)を記憶する。コンテンツ情報には、コンテンツを特定するコンテンツIDと、コンテンツの種類と、コンテンツを視聴者に提供している配信者とが含まれる。配信者は、例えば、広告主やライブ実況を配信する人、メーカーなどとすることができる。配信者は、コンテンツの視聴に係る温室効果ガスの排出量を計算し、報告し及び/又はオフセットしようとしている者であればよい。
【0022】
視聴情報取得部211は、視聴者に関する情報(視情情報)を取得する。本実施形態では、視聴情報には、視聴時間情報と視聴数情報と端末情報とが含まれるものとする。視聴情報取得部211は、例えば、動画配信サービスの提供者から、動画配信サイトにおけるコンテンツ、期間(年月)及び視聴クライアントごとの視聴時間及び視聴者数を取得することができる。視聴情報取得部211は、例えば、広告配信サービスの提供者から、広告の提供されたサイトごとに、特定のコンテンツを視聴した視聴クライアントごとの視聴時間及び視聴者数ならびに視聴クライアントの種類を取得することができる。広告の視聴時間については、例えば、動画(動画広告)や静止画(バナー広告)等の種類ごとに、標準的な視聴時間を予め設定しておくようにしてもよいし、例えばWebページへのアクセスログを解析したり、Webページに組み込んだJavaScriptなどのプログラムを用いて実際の視聴時間を測定したりするようにしてもよい。視聴情報取得部211は、取得した視聴時間情報を視聴時間情報記憶部233に登録し、取得した視聴数情報を視聴数情報記憶部234に登録することができる。
【0023】
排出量計算部212は、コンテンツの視聴による温室効果ガスの排出量を計算する。排出量計算部212は、視聴クライアントの種類(端末種類)ごとに、対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出し、集計対象のコンテンツ、集計期間及び端末種類に対応する視聴時間及び視聴数を視聴時間記憶部233及び視聴情報記憶部234から読み出し、排出係数、視聴時間及び視聴数を乗じて、視聴クライアントごとに、視聴者によるコンテンツの視聴に係る排出量を計算することができる。排出量計算部212は、視聴クライアントごとに計算した排出量を集計して、コンテンツの視聴に係る排出量を計算することもできる。
【0024】
排出量計算部212は、例えば、特定の広告主などの配信者について排出量を計算するようにしてもよい。この場合、排出量計算部212は、集計対象の配信者に対応するコンテンツIDをコンテンツ情報記憶部235から読み出し、読み出したコンテンツIDに対応する視聴情報及び視聴数を各記憶部から読み出し、端末種類に対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出し、これらを乗じることにより、配信者及び端末種類ごとの排出量を計算することができる。排出量計算部212は、端末種類ごとの排出量を集計して、配信者に係る排出量の総量を計算することもできる。排出量計算部212は計算した排出量を排出量記憶部232に登録することができる。
【0025】
オフセット処理部213は、排出量のオフセットに係る処理を行う。排出量のオフセットは、例えば、J-クレジットなどの環境価値をユーザ(商品もしくはサービスの消費者又は商品もしくはサービスを提供した事業者)に代わって購入することにより行うことができる。オフセット処理部213は、例えば、環境価値の取引を行う外部サーバ3にアクセスして、外部サーバが提供するAPIを利用して環境価値を購入することができる。オフセット処理部213は、排出量に対応する量の環境価値を都度購入するようにしてもよいし、管理サーバ装置2(の運営者、システムの運営者などの代理無効化を行う主体)が事前に環境価値を購入しておき、代理無効化を行うようにしてもよい。
【0026】
<動作>
図4は、管理サーバ2の動作を説明する図である。管理サーバ2は、視聴情報(視聴時間情報及び視聴数情報)を取得して登録する(S301)。管理サーバ2は、集計対象者に対応するコンテンツIDをコンテンツ情報記憶部235から取得し(S302)、取得したコンテンツIDに対応する視聴時間情報及び視聴数情報を視聴時間情報記憶部233及び視聴数情報記憶部234から取得し(S303)、視聴時間情報及び視聴数情報に含まれる端末種類に対応する排出係数を排出係数記憶部231から読み出し(S304)、端末種類の対応する排出係数、視聴者数及び視聴時間を乗じて、当該コンテンツの視聴者による視聴クライアントごとの排出量を計算する(S305)。管理サーバ2は、視聴クライアントごとの排出量を合計して総排出量を計算することもできる。また、管理サーバ2は、排出量をオフセットするためのオフセット処理(例えばJ-クレジットの購入など)を行うことができる(S306)。
【0027】
以上のようにして、本実施形態の情報処理システムによれば、インターネット配信により提供された各種のコンテンツ(広告を含む)の視聴に係る温室効果ガスの排出量を計算することができ、また、その排出量をオフセットすることができる。
【0028】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【0029】
例えば、本実施形態では、コンテンツごとの視聴時間が視聴時間情報記憶部233に記憶されているものとしたが、コンテンツの種類に対応付けて、1回視聴する場合の標準的な視聴時間を記憶するようにしてもよい。この場合、排出量計算部212は、コンテンツの種類に対応する視聴時間を視聴時間情報記憶部233から取得して排出量の計算に使用することができる。
【0030】
また、本実施形態では、コンテンツごとの視聴者数が視聴数情報記憶部234に記憶されているものとしたが、コンテンツの種類及びサイト(又はサイトの種類)に対応付けて、標準的な視聴者数を記憶するようにしてもよい。この場合、排出量計算部212は、コンテンツの種類に対応するサイトごとの視聴者数を視聴数情報記憶部234から取得することができ、サイトごとの視聴時間に対して、視聴時間に係るサイト(又はサイトの種類)に対応する視聴者数と、コンテンツの種類に対応する排出係数とを乗じて排出量を計算することができる。
【0031】
<開示事項>
なお、本開示には、以下のような構成も含まれる。
[項目1]
コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、前記コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
前記ユーザ端末の種類及び前記ユーザ端末で視聴された前記コンテンツの視聴時間を取得する視聴情報取得部と、
前記ユーザ端末の種類に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数に、取得した前記視聴時間を乗じて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの視聴に係る前記排出量を計算する排出量計算部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
項目1に記載の情報処理システムであって、
計算した前記排出量のオフセットに係る処理を行うオフセット処理部を備えること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目3]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記視聴情報取得部は、前記ユーザ端末の種類ごとの前記視聴者数を取得し、
前記視聴情報取得部は、前記ユーザ端末の種類ごとの前記視聴時間を算出するための時間情報(例えば、視聴時間情報)を取得し、取得した前記時間情報に基づいて前記視聴時間を計算し、
前記排出量計算部は、前記種類ごとに、対応する前記排出係数を前記視聴時間に乗じて前記排出量を計算すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目4]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記視聴情報取得部は、前記コンテンツを配信する配信サーバから前記視聴時間及び前記視聴者数の少なくともいずれかを取得すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目5]
コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、前記コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記ユーザ端末の種類及び前記ユーザ端末で視聴された前記コンテンツの視聴時間を取得するステップと、
前記ユーザ端末の種類に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数に、取得した前記視聴時間を乗じて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの視聴に係る前記排出量を計算するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目6]
コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、前記コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を排出係数記憶部に記憶するステップと、
前記ユーザ端末の種類及び前記ユーザ端末で視聴された前記コンテンツの視聴時間を取得するステップと、
前記ユーザ端末の種類に対応する前記排出係数を前記排出係数記憶部から読み出し、読み出した前記排出係数に、取得した前記視聴時間を乗じて、前記ユーザ端末における前記コンテンツの視聴に係る前記排出量を計算するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0032】
1 ユーザ端末
2 管理サーバ
【要約】
【課題】エンドユーザによる排出量を推定することができるようにする。
【解決手段】情報処理システムであって、コンテンツを視聴するユーザ端末の種類に対応付けて、コンテンツの視聴時における単位時間当たりの温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、ユーザ端末の種類及びユーザ端末で視聴されたコンテンツの視聴時間を取得する視聴情報取得部と、ユーザ端末の種類に対応する排出係数を排出係数記憶部から読み出し、読み出した排出係数に、取得した視聴時間を乗じて、ユーザ端末におけるコンテンツの視聴に係る排出量を計算する排出量計算部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】
図1