(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-09
(45)【発行日】2024-07-18
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20230101AFI20240710BHJP
【FI】
G06Q10/06
(21)【出願番号】P 2024065378
(22)【出願日】2024-04-15
【審査請求日】2024-04-16
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521425652
【氏名又は名称】株式会社ゼロボード
(72)【発明者】
【氏名】本間 真
(72)【発明者】
【氏名】坂元 秀樹
(72)【発明者】
【氏名】高橋 七重
(72)【発明者】
【氏名】金子 雄
【審査官】永野 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-293443(JP,A)
【文献】特開2013-089003(JP,A)
【文献】特許第7397537(JP,B1)
【文献】特開2011-187031(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得する排出量取得部と、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る活動量を推定する活動量推定部と、
外部の会計システムから金額を含む会計データを取得する会計データ取得部と、
前記会計データに含まれる前記金額と推定した前記活動量に対応する金額とに基づいて、前記活動量が正しい値であるか否かを判定する判定部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
請求項
1に記載の情報処理システムであって、
前記判定部は、前記金額と前記活動量
に対応する金額との差が所定値以内であるか否かにより、前記活動量が正しい値であるか否かを判定すること、
を特徴とする情報処理システム。
【請求項3】
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得する排出量取得部と、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る物理量で表される活動量を推定する活動量推定部と、
外部の会計システムから金額を含む会計データを取得する会計データ取得部と、
前記会計データに含まれる前記金額を物理量に変換する変換部
と、
変換された前記物理量と
推定された前記活動量との差が所定値以内であるか否かにより、前記活動量が正しい値であるか否かを判定する
判定部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項4】
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶するステップと、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得するステップと、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る活動量を推定するステップと、
外部の会計システムから金額を含む会計データを取得するステップと、
前記会計データに含まれる前記金額と推定した前記活動量に対応する金額とに基づいて、前記活動量が正しい値であるか否かを判定するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶するステップと、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得するステップと、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る物理量で表される活動量を推定するステップと、
外部の会計システムから金額を含む会計データを取得するステップと、
前記会計データに含まれる前記金額を物理量に変換するステップと、
変換された前記物理量と推定された前記活動量との差が所定値以内であるか否かにより、前記活動量が正しい値であるか否かを判定するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶するステップと、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得するステップと、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る活動量を推定するステップと、
外部の会計システムから金額を含む会計データを取得するステップと、
前記会計データに含まれる前記金額と推定した前記活動量に対応する金額とに基づいて、前記活動量が正しい値であるか否かを判定するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項7】
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶するステップと、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得するステップと、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る物理量で表される活動量を推定するステップと、
外部の会計システムから金額を含む会計データを取得するステップと、
前記会計データに含まれる前記金額を物理量に変換するステップと、
変換された前記物理量と推定された前記活動量との差が所定値以内であるか否かにより、前記活動量が正しい値であるか否かを判定するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素の排出量を算出することが行われている(特許文献1参照)。このような排出量は報告書として発表されることも増えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
報告書などに発表された排出量から実際にどれくらいのエネルギーが消費されたのかを分析したいというニーズも存在する。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、排出量から活動量を推定することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、情報処理システムであって、温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得する排出量取得部と、取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る活動量を推定する活動量推定部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、排出量から活動量を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】情報処理システムの全体構成例を示す図である。
【
図2】管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<システムの概要>
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、温室効果ガスの排出量から活動量を推定しようとするものである。
【0011】
図1は、情報処理システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の情報処理システムは、管理サーバ2を含んで構成される。管理サーバ2は、ユーザ端末1と通信ネットワークを介して通信可能に接続される。通信ネットワークは、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
【0012】
ユーザ端末1は、ユーザが操作するコンピュータである。ユーザ端末1は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどとすることができる。
【0013】
管理サーバ2は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
【0014】
<管理サーバ>
図2は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワークに接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ2の各機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ2の各記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0015】
図3は、管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ2は、排出係数記憶部231と、排出量取得部211と、割合推定部212と、活動量推定部213と、会計データ取得部214と、物理量変換部215と、正当性判定部216と、を備える。
【0016】
<記憶部>
排出係数記憶部231は、温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する。排出係数記憶部231は、活動の種類ごとに排出係数を記憶することができる。排出係数記憶部231は、事業者及び活動の種類ごとに排出係数を記憶することができる。
【0017】
<機能部>
排出量取得部211は、予め計算された温室効果ガスの排出量を取得する。排出量取得部211は、例えば、企業が発表する温室効果ガスの排出量の報告書のデータを取得することができる。排出量取得部211は、ユーザ端末1から分析対象の商品(サービスを含む。以下同じ。)に係る排出量を取得することができる。排出量取得部211は、分析対象の商品についての排出量(原単位であってもよいし、当該商品に係る当該商品の提供者である企業からの全排出量であってもよい。)を取得することができる。
【0018】
割合推定部212は、商品のための活動の種類ごとに、当該活動により排出される温室効果ガスの排出量の、当該商品に関して排出される全排出量に対する割合(以下、排出割合)を推定する。割合推定部212は、商品のための行われる活動の種類と排出割合とを推定することができる。
【0019】
割合推定部212は、商品の属性(商品に係る業種、カテゴリ、物量規模、売上規模、生産/提供される国/地域など)に応じて、活動の種類と排出割合とを推定することができる。
【0020】
例えば、商品の属性に対応付けて、活動の種類と当該活動に係る排出割合とを記憶する割合記憶部を設けるようにし、割合推定部212は、分析対象の商品の属性と一致又は類似する属性に対応する活動の種類及び排出割合を割合記憶部から取得することができる。
【0021】
また、割合推定部212は、例えば、機械学習により活動の種類と当該活動に係る排出割合とを推定することもできる。例えば、商品の属性と、当該商品に関する活動の種類と、当該種類の活動に係る排出割合とをトレーニングデータとして機械学習により作成された、活動の種類とその活動に係る割合を推論するための学習モデルを記憶する学習モデル記憶部を設けるようにし、割合推定部212は、分析対象の商品の属性を上記学習モデルに与えて、活動の種類及び割合を推定することができる。
【0022】
また、割合推定部212は、例えば、商品の説明と、当該商品のための標準的な活動の種類及び標準的な活動による活動別の排出量(以下、種類別排出量)の割合を出力する旨の指示とを含むプロンプトを大規模言語モデルに与えて活動の種類及び活動に係る標準的な割合を推定することもできる。
【0023】
割合推定部212は、例えば、報告書に種類別排出量が示されている場合には、その排出量そのもの又はその排出量の総排出量に対する割合を求めるようにしてもよい。
【0024】
活動量推定部213は、排出量から活動量を推定する。活動量推定部213は、取得した排出量を排出係数で割って排出量の排出に係る活動量を推定することができる。商品に係る排出量の所定割合以上が1つの種類の活動によるものであるような場合などには、活動量推定部213は、特定の活動の種類に対応する排出係数で排出量を割ることで活動量を推定することができる。また、活動量推定部213は、排出量と上記推定された割合とに基づいて、活動の種類ごとに種類別排出量を計算し、計算した種類別排出量を、当該活動の種類に対応する排出係数で割ることで活動の種類別の活動量(以下、種類別活動量)を推定することができる。
【0025】
会計データ取得部214は、外部の会計システムからの会計データを取得する。会計データには、金額が含まれる。会計データには、勘定科目、補助科目、摘要、備考などの項目も含まれる。会計データ取得部214は、排出量取得部211が取得した排出量を報告した企業についての会計データを取得する。会計データ取得部214は、例えば、ユーザ端末1から会計データを受信するようにしてもよいし、外部の会計システムにアクセスして会計システムが出力しているデータを、例えばスクレイピングの手法などにより取得するようにしてもよいし、外部の会計システムが提供するAPIにアクセスして会計データを取得するようにしてもよい。
【0026】
変換部(以下、物理量変換部)215は、会計データに含まれる金額を物理量に変換する。物理量変換部215は、例えば、100万円のガソリン購入費用を100(円/l)で割って1万リットルのガソリンとして活動量の単位を変換することができる。
【0027】
判定部(以下、正当性判定部)216は、排出量の正当性監査を支援する。正当性判定部216は、活動量推定部213により排出量から逆算した活動量が、会計データの活動量とマッチするかどうかを判定する。正当性判定部216は、活動量推定部213が推定した活動量と、会計データの金額との差が所定値以内であるか否かにより、活動量推定部213が推定した活動量が正しい値であるか否かを判定することができる。また、正当性判定部216は、活動量推定部213が計算した活動量の単位に合わせて、物理量変換215に会計データの金額の単位を変換させることができる。正当性判定部216は、活動量推定部213が計算した活動量と、物理量変換部215が変換した物理量との差が所定値以内であるか否かにより、活動量推定部213が推定した活動量が正しい値であるか否かを判定することができる。
【0028】
<動作>
図4は、管理サーバ2の動作を説明する図である。
【0029】
管理サーバ2は、商品の排出量を取得し(S301)、商品に関する種類別活動量を推定する(S302)。上述したように、活動の種類別の割合を推定し、商品に係る総排出量に割合を乗じて種類別排出量を求め、求めた排出量を排出係数で割って活動の種類別の活動量を算出することができる。また、報告書等に活動の種類別の排出量が示されている場合には、その活動の種類別の排出量を排出係数で割って活動の種類別の活動量を算出することもできる。
【0030】
管理サーバ2は、会計データを取得し(S303)、種類別活動量と、活動別の会計データに含まれる金額とを比較して、種類別排出量の正当性を判定する(S304)。種類別活動量の単位が金額である場合には、会計データの金額と直接比較すればよい。種類別活動量の単位が金額でない場合いは、会計データの金額を種類別活動量の単位に合わせた物理量に変換し、種類別活動量と物理量とを比較すればよい。
【0031】
管理サーバ2は、正当性の判定結果を出力する(S305)。管理サーバ2は、活動の種類別の正当性の判定結果を出力することができる。また、管理サーバ2は、1つでも正当性がない(例えば、種類別活動量と会計データの金額又は変換した物理量との差が所定値を超える)場合には、全体として当該商品の排出量の正当性がないと判定し、判定結果を出力するようにしてもよい。
【0032】
以上のようにして、本実施形態の情報処理システムによれば、排出量から活動量を推定することができる。
【0033】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【0034】
例えば、上述した管理サーバ2の各機能部による処理は、いずれの機能部により実行されるようにしてもよい。また、上述した各機能部の処理の一部を実行する異なる機能部を追加するようにしてもよい。また、管理サーバ2の機能部は、複数台のコンピュータが分散して備えるようにしてもよい。
【0035】
また、管理サーバの各記憶部が記憶する情報は、いずれの記憶部が記憶するようにしてもよい。すなわち、上述した複数の記憶部が記憶する情報を1つの記憶部により記憶するようにしてもよいし、上述したある記憶部が記憶する情報の一部を他の記憶部が記憶するようにしてもよい。
【0036】
また、本実施形態では、物理量変換部215は、会計データの金額を物理量に変換するものとしたが、活動量を金額に変換するようにしてもよい。この場合、種類別活動量を金額単位に変換した結果と、会計データの金額との差が所定値以下であるか否かにより正当性を判定することができる。
【0037】
また、本実施形態では商品ごとに活動量を推定するものとしたが、企業に係る活動量を推定するようにしてもよい。この場合、商品に代えて、企業単位での活動量を推定するようにしてもよい。この場合、例えば、企業の属性(業種、売上規模、生産規模、床面積、従業員数など)に対応付けて、活動の種類と、当該活動により排出される排出量の、当該企業による全排出量に対する排出割合とを記憶する企業割合記憶部を設けるようにし、割合推定部212は、分析対象の企業の属性と一致又は類似する属性に対応する活動の種類及び排出割合を企業割合記憶部から取得することができる。
【0038】
<開示事項>
なお、本開示には、以下のような構成も含まれる。
[項目1]
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得する排出量取得部と、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る活動量を推定する活動量推定部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
項目1に記載の情報処理システムであって、
外部の会計システムから金額を含む会計データを取得する会計データ取得部と、
前記活動量推定部により推定した前記活動量と前記会計データに含まれる前記金額とに基づいて、前記活動量が正しい値であるか否かを判定する判定部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目3]
項目2に記載の情報処理システムであって、
前記判定部は、前記金額と前記活動量との差が所定値以内であるか否かにより、前記活動量が正しい値であるか否かを判定すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目4]
項目2に記載の情報処理システムであって、
前記会計データに含まれる前記金額を物理量に変換する変換部を備え、
前記判定部は、変換された前記物理量と前記活動量との差が所定値以内であるか否かにより、前記活動量が正しい値であるか否かを判定すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目5]
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶するステップと、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得するステップと、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る活動量を推定するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目6]
温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶するステップと、
予め計算された前記温室効果ガスの前記排出量を取得するステップと、
取得した前記排出量を前記排出係数で割って前記排出量の排出に係る活動量を推定するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0039】
1 ユーザ端末
2 管理サーバ
【要約】
【課題】排出量から活動量を推定することができるようにする。
【解決手段】情報処理システムであって、温室効果ガスの排出量を計算するための排出係数を記憶する排出係数記憶部と、予め計算された温室効果ガスの排出量を取得する排出量取得部と、取得した排出量を排出係数で割って排出量の排出に係る活動量を推定する活動量推定部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】
図1