(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-10
(45)【発行日】2024-07-19
(54)【発明の名称】ミサイル阻止・破壊が有っても、短期に修復できる階段ダム装置
(51)【国際特許分類】
E02B 7/02 20060101AFI20240711BHJP
【FI】
E02B7/02 Z
(21)【出願番号】P 2023145656
(22)【出願日】2023-08-22
【審査請求日】2023-09-15
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】599020232
【氏名又は名称】近藤 猛
(72)【発明者】
【氏名】近藤 猛
【審査官】荒井 良子
(56)【参考文献】
【文献】特許第7361576(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02B 7/02-7/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダム設置場所および、
ダム設置場所から200m以上、下流部の間に
おいて、両対岸の谷間
両斜面に10m以内間隔で基礎杭1を設置し、谷間両斜面の基礎杭の間にアングル構造物2を設置し、ダム設置場所のアングル構造物2の下部にクレーンレール3を配置
し、
また、
ダム設置場所から200m以上、下流部
の間において、アングル構造物2の下部に、川底から10m高さ以下に成らないアングル構造物4を配置した、ダム
の覆い被しアングル構造物装置。
【請求項2】
請求項1の
アングル構造物装置を建設してなる、表面形状を階段状にした階段ダム装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ミサイル阻止・破壊が有っても、短期に修復できる階段ダム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のダムは、ミサイル阻止は不可能で、一旦、破壊された場所の修復には、相当な日数が係る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、この発明は、ミサイル阻止でき、仮に破壊が有っても、短期に修復できる様にする事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、この発明は、ダム設置場所および、ダム設置場所から200m以上、下流部の間において、両対岸の谷間両斜面に10m以内間隔で基礎杭1を設置し、谷間両斜面の基礎杭の間にアングル構造物2を設置し、ダム設置場所のアングル構造物2の下部にクレーンレール3を配置し、また、ダム設置場所から200m以上、下流部の間において、アングル構造物2の下部に、川底から10m高さ以下に成らないアングル構造物4を配置した、ダムの覆い被しアングル構造物を建設し、そのアングル構造物を建設してなる、表面形状を階段状にした階段ダム5を設置する。
【発明の効果】
【0005】
この発明の階段ダムは、階段ダム5の設置場所および、そこから200m以上、下流部の間の階段ダム5の設置上部に、アングル構造物2が有る事で、階段ダム5の盾と成り、顔段ダム5に対し、ミサイル阻止が可能に成る。
【0006】
この発明の階段ダムは、階段ダム5の表面形状が階段に成っている事での、足場が存在し、仮に破壊が有っても、アングル構造物2の破壊は一部で有るので、クレーンレール3修復を短時間で済ませられ、この二項で、短期に修復が可能に成る。
【0007】
この発明の階段ダムは、階段ダム5の設置場所の上空でのアングル構造物2下部にクレーンレール3を配置して有る事で、クレーン車両の持ち込み時間と工事場所クレーン車両移動時間を無くす事ができる分の工期短縮が可能に成る。
【0008】
この発明の階段ダムは、下流階段の垂直部とアングル構造物4の垂直部の間に多くの圧力計付き突っ張り具を設置すれば、階段ダム5に係る水圧を、アングル構造物4と繋がっているアングル構造物2から基礎杭1に、分散圧させる事が可能に成る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】 右側を河川上流部・四方方向部分破断線穴にての基礎杭1図示・階段ダム5周囲の位置破断線穴にての階段ダム
5図示での、この発明の階段ダム装置の平面図
【
図2】 基礎杭1図示部分だけ、断面斜線表示なしの山地断面図示での、この発明の階段ダム装置の下流方向から見た立面図
【
図3】 右側の河川上流部・河川中央位置での河川方向に切断した、この発明の階段ダム装置の断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明の階段ダムのミサイル阻止・破壊が有っても、短期に修復できる形態は、ダム設置場所および、ダム設置場所から200m以上、下流部の間において、両対岸の谷間両斜面に10m以内間隔で基礎杭1を設置し、谷間両斜面の基礎杭の間にアングル構造物2を設置し、ダム設置場所のアングル構造物2の下部にクレーンレール3を配置し、また、ダム設置場所から200m以上、下流部の間において、アングル構造物2の下部に、川底から10m高さ以下に成らないアングル構造物4を配置した、ダムの覆い被しアングル構造物を建設し、そのアングル構造物を建設してなる、表面形状を階段状にした階段ダム5の設置形態にする。
【符号の説明】
【0011】
1…基礎杭
2…アングル構造物
3…クレーンレール
4…アングル構造物
5…階段ダム
【要約】
【課題】 ミサイル阻止でき、仮に破壊が有っても、短期に修復できる様にする事を課題とする。
【解決手段】 この発明は、ダム設置場所および、
ダム設置場所から200m以上、下流部の間
において、両対岸の谷間
両斜面に10m以内間隔で基礎杭を設置し、谷間両斜面の基礎杭の間にアングル構造物を設置し、ダム設置場所のアングル構造物の下部にクレーンレールを配置し、また、
ダム設置場所から200m以上、下流部
の間において、アングル構造物の下部に、川底から10m高さ以下に成らないアングル構造物を配置した、ダム
の覆い被しアングル構造物
を建設し、そのアングル構造物を建設してなる、表面形状を階段状にした階段ダムの設置にする。
【選択図】
図2