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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-10
(45)【発行日】2024-07-19
(54)【発明の名称】スタンド
(51)【国際特許分類】
   A47G 23/00 20060101AFI20240711BHJP
【FI】
A47G23/00 A
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020083976
(22)【出願日】2020-05-12
(65)【公開番号】P2021177881
(43)【公開日】2021-11-18
【審査請求日】2023-04-28
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)展示日:令和2年2月2日~令和2年2月10日、展示会名:テーブルウェア・フェスティバル2020、開催場所:東京ドーム (2)展示日:令和2年3月25日~令和2年4月7日、展示会名:春のおもてなし D.ecru-design×Folium Floris TAKARAZUKA、開催場所:阪急梅田本店 (3)ウェブサイトの掲載日:令和2年3月25日、ウェブサイトのアドレス https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/style/new/02/00830972/?catCode=109001&subCode=109102
(73)【特許権者】
【識別番号】000207403
【氏名又は名称】大同機工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126468
【弁理士】
【氏名又は名称】田久保 泰夫
(72)【発明者】
【氏名】徳永 弥生
(72)【発明者】
【氏名】井藤 雄二郎
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 美貴
【審査官】木戸 優華
(56)【参考文献】
【文献】実開平03-118041(JP,U)
【文献】実開昭48-053488(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 23/00
A47G 19/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向するように設けられた第1枠体及び第2枠体と、前記第1枠体及び前記第2枠体の間を繋ぐ上ブリッジ及び下ブリッジと、連結具とを備え、
前記第1枠体は、
幅方向に延在する第1上枠と、
前記第1上枠の両端部の各々から下方に延出する第1側枠と、
前記第1側枠の各々の間を繋ぐ第1リブと、
を有し、
前記第2枠体は、
幅方向に延在する第2上枠と、
前記第2上枠の両端部の各々から下方に延出する第2側枠と、
前記第1リブと対向するように、前記第2側枠の各々の間を繋ぐ第2リブと、
を有し、
前記上ブリッジは、一端部が前記第1上枠と回転可能に連結され、他端部が前記第2上枠と回転可能に連結され、
前記下ブリッジは、一端部が前記第1リブと回転可能に連結され、他端部が前記第2リブと回転可能に連結される、
前記第1上枠及び前記第2上枠の各々の幅方向中央部の上側には、軸体が突設され、
前記上ブリッジの両端部には、前記軸体が挿通される上部軸孔が設けられ、
前記連結具は、前記第1上枠及び前記第2上枠の各々の前記軸体の端部と螺合する、
ことを特徴とするスタンド。
【請求項2】
請求項1に記載のスタンドにおいて、
プレートを備え、
前記第1リブは、
前記第1側枠の各々の上部の間を繋ぐ第1上リブと、
前記第1側枠の各々の中部の間を繋ぐ第1中リブと、
前記第1側枠の各々の下部の間を繋ぐ第1下リブと、
を有し、
前記第2リブは、
前記第1上リブと対向するように、前記第2側枠の各々の上部の間を繋ぐ第2上リブと、
前記第1中リブと対向するように、前記第2側枠の各々の中部の間を繋ぐ第2中リブと、
前記第1下リブと対向するように、前記第2側枠の各々の下部の間を繋ぐ第2下リブと、
を有し、
前記第1上リブ及び前記第2上リブと、前記第1中リブ及び前記第2中リブと、前記第1下リブ及び前記第2下リブとの各々の幅方向両側部の上側には、凸部が設けられ、
前記プレートは、前記凸部を挿入する挿入孔を有し、前記凸部を前記挿入孔に挿入することにより、前記第1上リブ及び前記第2上リブと、前記第1中リブ及び前記第2中リブと、前記第1下リブ及び前記第2下リブとの各々に保持され、
前記第1枠体と前記第2枠体は、前記凸部が前記挿入孔に係止され、互いに正対する位置に保持される、
ことを特徴とするスタンド。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスタンドにおいて、
記連結具は、前記第1上枠との間に前記上ブリッジの一端部を回転可能に連結し、前記第2上枠との間に前記上ブリッジの他端部を回転可能に連結する、
ことを特徴とするスタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ケーキ等の食品を収容してテーブル等に載置可能なスタンドがある(特許文献1参照)。特許文献1には、脚突部を下端の両端に折曲して突出する事により脚部を形成した無端状の一対の針金体を、上端部を連結固定するとともに一定の間隔を介して連結扞を介して連結する事により一対の脚部を一定の間隔を介して平行に配置したスタンド本体と、このスタンド本体の一対の脚部に跨って係合する係合部を設けた連結体を形成するとともに、この連結体の両端に皿を載置可能な下部受皿リングを連結固定した下部受皿体と、一対の針金体を連結する連結扞に、上部受皿リングの両端に突出形成したL字型折曲部を係合可能とする上部受皿体とから成るスタンドが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平9-154696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のスタンドでは、厚み方向に設けられたスタンド本体の連結扞や、厚み方向に折れ曲がるL字型折曲部等、厚み方向に幅を取る部材を有し、分解した場合においても収納し難いことがある。また、従来のスタンドでは、針金部材が複雑に組み合わされ、見る者に煩雑な印象を与えることがある。
【0005】
本発明は、上記の課題を考慮してなされたものであって、より薄くなるように閉じることができ、より外観性を向上させたスタンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るスタンドは、互いに対向するように設けられた第1枠体及び第2枠体と、前記第1枠体及び前記第2枠体の間を繋ぐ上ブリッジ及び下ブリッジと、連結具とを備え、前記第1枠体は、幅方向に延在する第1上枠と、前記第1上枠の両端部の各々から下方に延出する第1側枠と、前記第1側枠の各々の間を繋ぐ第1リブと、を有し、前記第2枠体は、幅方向に延在する第2上枠と、前記第2上枠の両端部の各々から下方に延出する第2側枠と、前記第1リブと対向するように、前記第2側枠の各々の間を繋ぐ第2リブと、を有し、前記上ブリッジは、一端部が前記第1上枠と回転可能に連結され、他端部が前記第2上枠と回転可能に連結され、前記下ブリッジは、一端部が前記第1リブと回転可能に連結され、他端部が前記第2リブと回転可能に連結される、前記第1上枠及び前記第2上枠の各々の幅方向中央部の上側には、軸体が突設され、前記上ブリッジの両端部には、前記軸体が挿通される上部軸孔が設けられ、前記連結具は、前記第1上枠及び前記第2上枠の各々の前記軸体の端部と螺合する、ことを特徴とする。
【0007】
前記スタンドにおいて、プレートを備え、前記第1リブは、前記第1側枠の各々の上部の間を繋ぐ第1上リブと、前記第1側枠の各々の中部の間を繋ぐ第1中リブと、前記第1側枠の各々の下部の間を繋ぐ第1下リブと、を有し、前記第2リブは、前記第1上リブと対向するように、前記第2側枠の各々の上部の間を繋ぐ第2上リブと、前記第1中リブと対向するように、前記第2側枠の各々の中部の間を繋ぐ第2中リブと、前記第1下リブと対向するように、前記第2側枠の各々の下部の間を繋ぐ第2下リブと、を有し、前記第1上リブ及び前記第2上リブと、前記第1中リブ及び前記第2中リブと、前記第1下リブ及び前記第2下リブとの各々の幅方向両側部の上側には、凸部が設けられ、前記プレートは、前記凸部を挿入する挿入孔を有し、前記凸部を前記挿入孔に挿入することにより、前記第1上リブ及び前記第2上リブと、前記第1中リブ及び前記第2中リブと、前記第1下リブ及び前記第2下リブとの各々に保持され、前記第1枠体と前記第2枠体は、前記凸部が前記挿入孔に係止され、互いに正対する位置に保持される、ことを特徴とする。
【0008】
前記スタンドにおいて、記連結具は、前第1上枠との間に前記上ブリッジの一端部を回転可能に連結し、前記第2上枠との間に前記上ブリッジの他端部を回転可能に連結する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、より薄くなるように閉じることができ、より外観性を向上させたスタンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係る、スタンドの構成の一例を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態に係る、スタンドのプレートを取り外した状態の一例を示す斜視図である。
図3】本発明の実施形態に係る、スタンドの第1枠体の構成の一例を示す正面図である。
図4】本発明の実施形態に係る、スタンドの構成の一例を示す上面図である。
図5】本発明の実施形態に係る、スタンドの第1枠体及び第2枠体を閉じた状態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1図4は、スタンド10の構成の一例を示す図である。図1が斜視図であり、図2がプレート70を取り外した状態の一例を示す斜視図であり、図3が第1枠体20の構成の一例を示す正面図であり、図4が上面図である。
【0012】
<スタンド10の構成の説明>
図1及び図2に示すように、スタンド10は、互いに対向するように設けられた第1枠体20及び第2枠体30と、第1枠体20及び第2枠体30の間を繋ぐ上ブリッジ40及び下ブリッジ50と、上ブリッジ40を第1枠体20及び第2枠体30の各々に回転可能に連結する2つの連結具60と、第1枠体20及び第2枠体30の上部、中部及び下部に保持される3つのプレート70とを有する。なお、図1では、上部と下部にプレート70を保持し、中部からプレート70を取り外したスタンド10が示される。
【0013】
スタンド10は、プレート70を取り外すことによって第1枠体20と第2枠体30を閉じることが可能とされる。
【0014】
図3に示すように、第1枠体20は、細長部材からなり、第1上枠22、第1側枠24、脚部26、及び第1リブ28を有する。
【0015】
第1上枠22は、幅方向へ延在し、幅方向中央部が上方へ向けて凸となる凸湾曲形状を有する。第1上枠22の幅方向中央部の上側には、雄螺子を有する軸体22aが突設される。
【0016】
第1側枠24は、第1上枠22の両端部の各々から互いに対向するように下方へ延出する。
【0017】
脚部26は、第1側枠24の各々の下部から延出し、下方から幅方向外方へ向かうように湾曲する。
【0018】
第1リブ28は、第1側枠24の各々の上部の間を繋ぐ第1上リブ28aと、第1側枠24の各々の中部の間を繋ぐ第1中リブ28bと、第1側枠24の下部の間を繋ぐ第1下リブ28cとを有する。第1リブ28の各々の幅方向両側部の上側には、凸部Paが設けられる。第1下リブ28cの長さ方向中央部には、軸孔28hが設けられる。
【0019】
図2に戻り、第2枠体30は、細長部材からなり、第2上枠32、第2側枠34、脚部36、及び第2リブ38を有する。
【0020】
第2上枠32は、幅方向へ延在し、幅方向中央部が上方へ向けて凸となる凸湾曲形状を有する。第2上枠32の幅方向中央部の上側には、雄螺子を有する軸体32aが突設される。
【0021】
第2側枠34は、第1上枠22の両端部の各々から互いに対向するように下方へ延出する。
【0022】
脚部36は、第2側枠34の各々から延出し、下方から幅方向外方へ向かうように湾曲する。
【0023】
第2リブ38は、第1上リブ28aと対向するように、第2側枠34の各々の上部の間を繋ぐ第2上リブ38aと、第1中リブ28bと対向するように、第2側枠34の各々の中部の間を繋ぐ第2中リブ38bと、第1下リブ28cと対向するように、第2側枠34の下部の間を繋ぐ第2下リブ38cとを有する。第2リブ38の各々の幅方向両側部の上側には、凸部Pbが設けられる。すなわち、第1上リブ28a及び第2上リブ38aと、第1中リブ28b及び第2中リブ38bと、第1下リブ28c及び第2下リブ38cとの各々の幅方向両側部の上側には、凸部Pa、Pbが設けられる。第2下リブ38cの長さ方向中央部には、軸孔38hが設けられる。
【0024】
上ブリッジ40は、第1上枠22と第2上枠32の上側に間を繋ぐように設けられる。上ブリッジ40は、長さ方向中央部が上方へ向けて膨出し、上面側に植物の模様を模した装飾が施される。上ブリッジ40は、一方の一端部に軸体22aに外挿される上部軸孔42を有し、他方の他端部に軸体32aに外挿される上部軸孔44を有する。上ブリッジ40は、一方の一端部が第1上枠22と回転可能に連結され、かつ一方とは反対の他方の他端部が第2上枠32と回転可能に連結される。
【0025】
下ブリッジ50は、第1下リブ28cと第2下リブ38cの間を繋ぐように設けられる。下ブリッジ50は、一方の端部に下部軸孔52を有し、他方の端部に下部軸孔54を有する。下ブリッジ50は、一方の端部が下部軸孔52と軸孔28hに挿通された軸棒Sによって第1下リブ28cの下側に回転可能に連結され、また、他方の端部が下部軸孔54と軸孔38hに挿通された軸棒Sによって第2下リブ38cの下側に回転可能に連結される。
【0026】
連結具60は、基部62、軸穴64、及び本体部66を有する。基部62の下面には、軸体22a、32aの端部と螺合するための雌螺子を有する軸穴64が凹設される。本体部66は、基部62の上側に連設され、蝶を模した細長部材からなる装飾を有する。一方の連結具60は、軸体22aの端部と螺合し、第1上枠22との間に上ブリッジ40の一方の一端部を回転可能に連結する。他方の連結具60は、軸体32aの端部と螺合し、第2上枠32との間に上ブリッジ40の他方の他端部を回転可能に連結する。
【0027】
プレート70は、底板72、突出片74、挿入孔76a、76b及び側板78を有する。底板72は、矩形状を有する。突出片74は、左右両側部の各々の一方と他方に突設される。一方の突出片74の内側には、一対の凸部Paが挿入される一対の挿入孔76aが設けられる。他方の突出片74の内側には、一対の凸部Pbが挿入される一対の挿入孔76bが設けられる。側板78は、底板72の外周部の各々から上方へ延設される。側板78は、蔓状の植物を模した細長部材からなる装飾を有する。
【0028】
凸部Pa、Pbを挿入孔76a、76bに挿入することにより、プレート70は、第1上リブ28a及び第2上リブ38aと、第1中リブ28b及び第2中リブ38bと、第1下リブ28c及び第2下リブ38cとの各々に保持される。プレート70は、挿入孔76a、76bが凸部Pa、Pbを係止し、第1枠体20と第2枠体30を互いに正対する位置に保持する。
【0029】
スタンド10は、例えば、ステンレス等を材質とする。第1枠体20、第2枠体30、上ブリッジ40、下ブリッジ50、連結具60、及びプレート70の各々は、例えば、6mm厚の板部材からレーザー切断技術によって刳り貫き、バレル研磨技術によってメディアとともにタンク装置に投入し、メディアとタンク装置を所定の手順で変えて研磨することによって製造される。なお、スタンド10の製造方法は、これに限定されない。
【0030】
すなわち、スタンド10は、互いに対向するように設けられた第1枠体20及び第2枠体30と、第1枠体20及び第2枠体30の間を繋ぐ上ブリッジ40及び下ブリッジ50とを備え、第1枠体20は、幅方向に延在する第1上枠22と、第1上枠22の両端部の各々から下方に延出する第1側枠24と、第1側枠24の各々の間を繋ぐ第1リブ28と、を有し、第2枠体30は、幅方向に延在する第2上枠32と、第2上枠32の両端部の各々から下方に延出する第2側枠34と、第1リブ28と対向するように、第2側枠34の各々の間を繋ぐ第2リブ38と、を有し、上ブリッジ40は、一端部が第1上枠22と回転可能に連結され、他端部が第2上枠32と回転可能に連結され、下ブリッジ50は、一端部が第1リブ28と回転可能に連結され、他端部が第2リブ38と回転可能に連結される。
【0031】
また、スタンド10は、プレート70を備え、第1リブ28は、第1側枠24の各々の上部の間を繋ぐ第1上リブ28aと、第1側枠24の各々の中部の間を繋ぐ第1中リブ28bと、第1側枠24の各々の下部の間を繋ぐ第1下リブ28cと、を有し、第2リブ38は、第1上リブ28aと対向するように、第2側枠34の各々の上部の間を繋ぐ第2上リブ38aと、第1中リブ28bと対向するように、第2側枠34の各々の中部の間を繋ぐ第2中リブ38bと、第1下リブ28cと対向するように、第2側枠34の各々の下部の間を繋ぐ第2下リブ38cと、を有し、第1上リブ28a及び第2上リブ38aと、第1中リブ28b及び第2中リブ38bと、第1下リブ28c及び第2下リブ38cとの各々の幅方向両側部の上側には、凸部Pa、Pbが設けられ、プレート70は、凸部Pa、Pbを挿入する挿入孔76a、76bを有し、凸部Pa、Pbを挿入孔76a、76bに挿入することにより、第1上リブ28a及び第2上リブ38aと、第1中リブ28b及び第2中リブ38bと、第1下リブ28c及び第2下リブ38cとの各々に保持され、第1枠体20と第2枠体30は、凸部Pa、Pbが挿入孔76a、76bに係止され、互いに正対する位置に保持される。
【0032】
また、スタンド10は、連結具60を備え、第1上枠22及び第2上枠32の各々の幅方向中央部の上側には、軸体22a、32aが突設され、上ブリッジ40の両端部には、軸体22a、32aが挿通される上部軸孔42、44が設けられ、連結具60は、第1上枠22及び第2上枠32の各々の軸体22a、32aの端部と螺合し、第1上枠22との間に上ブリッジ40の一端部を回転可能に連結し、第2上枠32との間に上ブリッジ40の他端部を回転可能に連結する。
【0033】
<スタンド10の使用方法>
続いて、スタンド10の作用について説明をする。図5は、第1枠体20及び第2枠体30を閉じた状態の一例を示す図である。
【0034】
まず、第1枠体20と第2枠体30の連結方法について、説明をする。使用者は、第1枠体20と第2枠体30を正対させ、上部軸孔42を軸体22aに外挿し、上部軸孔44を軸体32aに外挿する。使用者は、上部軸孔42、44の各々に連結具60を螺合し、上ブリッジ40を第1上枠22及び第2上枠32に連結する。使用者は、軸孔28hと軸孔38hを同軸上に配置して軸棒Sを取り付け、下ブリッジ50を第1下リブ28c及び第2下リブ38cに連結する。
【0035】
次に、スタンド10の組立て方法について、説明をする。使用者は、正対するように第1枠体20と第2枠体30を開いた状態にして自立させる。使用者は、凸部Pa、Pbを挿入孔76a、76bに挿入し、スタンド10の上部、中部、及び下部の各々にプレート70を取り付ける。プレート70の取り付けによって第1枠体20と第2枠体30は、互いに正対した位置に保持される。使用者は、プレート70にケーキ、菓子、皿等をセットし、スタンド10を運搬し、机上等に載置することができる。
【0036】
次に、スタンド10の収納方法について、説明をする。図5に示すように、使用者は、プレート70を第1枠体20及び第2枠体30から取り外す。使用者が第1枠体20と第2枠体30を幅方向へ引き離すと、上ブリッジ40及び下ブリッジ50に係止されて第1枠体20と第2枠体30が厚み方向へ近接し、スタンド10は、閉じた状態にされる。使用者は、第1枠体20、第2枠体30、及びプレート70を互いに重ね、コンパクトした状態で収納することができる。
【0037】
これにより、スタンド10は、プレート70を取り外すことにより、より簡単に、より薄くなるように閉じることができる。取り外したプレート70は、飾り板として、机上に載置して使用することができる。
【0038】
また、スタンド10は、ステンレス等を材質とし、錆び難く、変色し難く、分解して食器洗い洗浄機に投入して洗浄することもでき、メンテナンスが簡単である。
【0039】
また、スタンド10は、連結具60及びプレート70に施された装飾によって外観性が向上される。スタンド10は、使用者の好みに応じ、連結具60及びプレート70の交換によって装飾に容易に変更することができる。
【0040】
実施形態によれば、スタンド10は、より薄くなるように閉じることができ、より外観性を向上させたスタンド10を提供することができる。
【0041】
なお、実施形態では、側板78が底板72の外周部から上方に延設される例を説明したが、側板78は、底板72と同一平面上に延在してもよい。
【0042】
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【符号の説明】
【0043】
10 スタンド
20 第1枠体
22 第1上枠
22a、32a 軸体
24 第1側枠
26、36 脚部
28 第1リブ
28a 第1上リブ
28b 第1中リブ
28c 第1下リブ
28h、38h 軸孔
30 第2枠体
32 第2上枠
34 第2側枠
38 第2リブ
38a 第2上リブ
38b 第2中リブ
38c 第2下リブ
40 上ブリッジ
42、44 上部軸孔
50 下ブリッジ
52、54 下部軸孔
60 連結具
62 基部
64 軸穴
66 本体部
70 プレート
72 底板
74 突出片
76a、76b 挿入孔
78 側板
Pa、Pb 凸部
S 軸棒
図1
図2
図3
図4
図5