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特許7519111流量制御スマート弁とこれを用いた流量制御システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-10
(45)【発行日】2024-07-19
(54)【発明の名称】流量制御スマート弁とこれを用いた流量制御システム
(51)【国際特許分類】
   G05D 7/06 20060101AFI20240711BHJP
【FI】
G05D7/06 Z
【請求項の数】 4
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022076296
(22)【出願日】2022-05-02
(65)【公開番号】P2022172471
(43)【公開日】2022-11-16
【審査請求日】2022-08-24
(31)【優先権主張番号】10-2021-0057815
(32)【優先日】2021-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522177374
【氏名又は名称】サムヤン コンプレヘンシブ バルブ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】楊 慶 三
(72)【発明者】
【氏名】邊 燦 熙
【審査官】今井 貞雄
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2020-0056755(KR,A)
【文献】特開平03-126109(JP,A)
【文献】特開2020-134993(JP,A)
【文献】特開2017-072216(JP,A)
【文献】特開平04-232514(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05D 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体が流れる流路に設けられる弁において、
流路の内部に配置され、選択的に流体を通過させる開閉部(100)、及び
前記開閉部(100)と結合し、流路上に前記開閉部(100)の位置を制御する駆動部
(200)を含み、
前記開閉部(100)は、
流路の内部に配置され、流体を選択的に通過させる昇降部(110)、及び
前記昇降部(110)を内部に収容し、一側が流入管(1)と結合し、他側が流出管(2)と結合するハウジング(120)を含み、
前記駆動部(200)は、
電源を印加され、流路内における前記昇降部(110)の位置を制御する動力部(210)、
前記動力部(210)に印加される電力を制御する制御部(220)、及び
前記動力部(210)及び制御部(220)と連動して、前記昇降部(110)の位置制御に必要な電力を供給する電源供給部(230)を含み、
前記電源供給部(230)は電源供給手段から供給される電力を一時的に貯蔵する蓄電池を含み、
前記駆動部(200)は、
流路内における前記昇降部(110)の現在位置に対するデータを出力する表示部(240)を含み、
前記表示部(240)は、表示窓(241)と、前記動力部(210)の現在状態を前記表示窓(241)に投映させる状態表示ギヤ(242)とを含み、
前記状態表示ギヤ(242)は、前記動力部(210)と結合する構造で形成され、前記表示窓(241)と対向する位置に複数の色を含むスペクトル(242-1)が配置されることを特徴とする流量制御スマート弁。
【請求項2】
前記制御部(220)は、
前記昇降部(110)の位置制御のための測定値を伝達される受信部(221)、
前記受信部(221)から伝達された測定値に基づいて、前記昇降部(110)の流路を開閉するか否かを決定する演算部(222)、及び
前記演算部(222)で演算された値を外部に送信する送信部(223)を含むことを特徴とする請求項1に記載の流量制御スマート弁。
【請求項3】
前記演算部(222)は、
流路を開閉するか否かを決定する開閉演算部(222-1)、及び
前記受信部(221)から伝達される測定値に対する誤差を補正するオフセット演算部(222-2)を含むことを特徴とする請求項2に記載の流量制御スマート弁。
【請求項4】
請求項1ないし請求項のいずれか一項の流量制御スマート弁を用いて建築物に供給される流量を制御するシステムにおいて、
前記開閉部(100)及び駆動部(200)が配置され、流路内の流体に対する条件を制御する流量調節部(10)、及び
前記流量調節部(10)の前段と後段にそれぞれ配置され、流路内の流体に対する条件をリアルタイムで計測する測定部(20)を含むことを特徴とする流量制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流路の流量と差圧を制御する弁と、これを用いて建築物の内部に投入される流量を効率的に制御するシステム(Valve apparatus available flow control and the control system using the apparatus)に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シリンダブロックの冷却水出口と連結されるブロックポートと、シリンダヘッドの冷却水出口と連結されるヘッドポートと、ラジエータと連結されるラジエータポートと、オイルクーラと連結される熱交換器ポートと、ヒーターコア及びEGRクーラと連結されるヒーターコアポートとが備えられた弁ハウジング;回転力を提供する駆動部;駆動部の回転力を提供されて弁ハウジング内で所定角度で回転し、回転角度が変化することによってブロックポート及びラジエータポートと選択的に連通するように形成され、熱交換器ポート及びヒーターコアポートと選択的に連通するように形成されたバルブボディ;を含む流量制御弁に関する技術が開示されている。
【0003】
特許文献2には、流体が供給される入口を形成し、入口と連通して供給流体が流れる可変流路を形成し、可変流路に連通して一定流量の流体が排出される出口を形成するようになされたバルブボディ;バルブボディの入口と出口との間に設けられ、可変流路の流量を調節するように作動するハウジング;ハウジングの内部の中心に軸結合して上下にスライドするピストン;ピストンと結合してピストンを弾力支持するようになされた弾性部材;ハウジングの上側で結合してピストン及び弾性部材の離脱を防止するようになされたカバー;カバーとピストン上面との間の空間に圧力流体が供給されるように、バルブボディの一側とハウジングの一側にそれぞれ連通するバランシング用流体流入路;を含む自動定流量制御弁に関する技術が開示されている。
【0004】
特許文献3には、球状のボールの両端部が切断されて第1一側端面と第1他側端面とを有するように形成され、第1一側端面の直径が第1他側端面の直径より大きく形成され、第1一側端面と第1他側端面とを貫通する回転軸に沿って貫通孔が形成された第1パート;ボールの両端部が切断されて第2一側端面と第2他側端面とを有するように形成され、第2一側端面の直径が第2他側端面の直径より小さく形成され、第1パートと共に第2一側端面及び第2他側端面を貫通する回転軸に沿って開通孔が形成された第2パート;を含み、第1パートと第2パートとは、第1パートの第1他側端面と第2パートの第2一側端面とが接合されることで、貫通孔と開通孔とが連通するように結合される流量制御弁に関する技術が開示されている。
【0005】
特許文献4には、外周縁に管結合するフランジが形成され、その中心に流入排出口が形成され、流入排出口の直線流路上に連通して流入排出口の直径より拡大される流量制御結合部が一側に形成され、流量制御結合部の外周縁に沿ってハウジング締結フランジが形成された第1ハウジング;第2ハウジング;左右側に第1ハウジングと第2ハウジングとがそれぞれ対応して、ハウジング締結フランジを通じてフランジ結合されるように結合通孔が複数貫通形成され、中央に貫通された流体流通孔が形成され、結合通孔と流体流通孔との間における左右側面に気密維持するためのOリングが結合されるOリング溝が形成され、流体流通孔の中心に流体の流れに干渉しないように流量制御手段が結合されて、第1ハウジング及び第2ハウジングの流入排出口の開閉を制御し、流体流通孔の下方向に直交するように流量通孔が連通し、流量通孔の外周縁に沿って管締結フランジが形成された流量制御ハウジング;第1ハウジング及び第2ハウジングの流入排出口にそれぞれ結合し、流量制御手段によって流入排出口に流体が流入排出されることを制御するように、流量制御手段が密着対応する傾斜面を有するパッキングシート;を含む高圧流量制御弁に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】韓国公開特許第10-2019-0068771号公報
【文献】韓国特許第10-0685220号公報
【文献】韓国特許第10-1826924号公報
【文献】韓国公開特許第10-2016-0019130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、流路の流量と差圧を制御する弁と、これを用いて建築物の内部に投入される流量を効率的に制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による流量制御スマート弁は、流路の内部に配置され、選択的に流体を通過させる開閉部(100)、及び前記開閉部(100)と結合し、流路上に前記開閉部(100)の位置を制御する駆動部(200)を含み、前記開閉部(100)は、流路の内部に配置され、流体を選択的に通過させる昇降部(110)、及び前記昇降部(110)を内部に収容し、一側が流入管(1)と結合し、他側が流出管(2)と結合するハウジング(120)を含み、前記駆動部(200)は、電源を印加され、流路内における前記昇降部(110)の位置を制御する動力部(210)、前記動力部(210)に印加される電力を制御する制御部(220)、及び前記動力部(210)及び制御部(220)と連動して、前記昇降部(110)の位置制御に必要な電力を供給する電源供給部(230)を含み、前記電源供給部(230)は電源供給手段から供給される電力を一時的に貯蔵する蓄電池を含み、前記駆動部(200)は、流路内における前記昇降部(110)の現在位置に対するデータを出力する表示部(240)を含み、前記表示部(240)は、表示窓(241)と、前記動力部(210)の現在状態を前記表示窓(241)に投映させる状態表示ギヤ(242)とを含み、前記状態表示ギヤ(242)は、前記動力部(210)と結合する構造で形成され、前記表示窓(241)と対向する位置に複数の色を含むスペクトル(242-1)が配置されることを特徴とする。
【0011】
前記制御部(220)は、前記昇降部(110)の位置制御のための測定値を伝達される受信部(221)、前記受信部(221)から伝達された測定値に基づいて、前記昇降部(110)の流路を開閉するか否かを決定する演算部(222)、及び前記演算部(222)で演算された値を外部に送信する送信部(223)を含むことを特徴とする。
【0012】
前記演算部(222)は、流路を開閉するか否かを決定する開閉演算部(222-1)、及び前記受信部(221)から伝達される測定値に対する誤差を補正するオフセット演算部(222-2)を含むことを特徴とする。
【0014】
本発明の流量制御スマート弁を用いて建築物に供給される流量を制御するシステムにおいて、前記開閉部(100)及び駆動部(200)が配置され、流路内の流体に対する条件を制御する流量調節部(10)、及び前記流量調節部(10)の前段と後段にそれぞれ配置され、流路内の流体に対する条件をリアルタイムで計測する測定部(20)を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、設置された流路に対する流体条件をリアルタイムで計測することで、通過される流量に対する条件を自動で制御することができる。また、開閉部材とハウジング流路との間で発生する漏水を効率的に防止でき、誤差範囲内の電力が印加されるとき、意図せずに弁が開放される現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の流量制御スマート弁を示す分解図である。
図2】本発明の開閉部を示す投影図である。
図3】本発明の昇降部に対する一実施例を示す投影図である。
図4】本発明の昇降部に対する他の実施例を示す投影図である。
図5】本発明の駆動部を示す例示図である。
図6】本発明の駆動部を示す例示図である。
図7】本発明の状態表示ギヤを示す例示図である。
図8】本発明の流量制御システムを示す例示図である。
図9】本発明の流量制御システムを示す例示図である。
図10】本発明の連動構造を示す例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できる程度に詳しく説明するため、本発明の最も好ましい実施例を詳しく説明する。
【0018】
実施例で引用する番号は共通で、すべての実施例に適用される。実施例で開示した構成と同一の目的及び効果を発揮する対象は均等な置き換え対象に該当する。実施例で開示した上位概念は、記載していない下位概念対象を含む。
【0019】
(実施例1-1)本発明は流量制御弁に関し、流路の内部に配置され、選択的に流体を通過させる開閉部(100)、及び前記開閉部(100)と結合し、流路上に前記開閉部(100)の位置を制御する駆動部(200)を含む。
(実施例1-2)本発明は流量制御弁に関し、実施例1-1において、駆動部(200)は、開閉部(100)の上端部に選択的に結合する構造で形成される。
【0020】
一般的に、弁とは、流体を通過及び遮断させるか又は制御するために通路を開閉できるようにした可動機構を有する機器で、すなわち、水や油、ガスのような流体の移動通路であるパイプの中間に設けられて、流体の量や流れ方向、圧力などを調節することができる。
用途と構造上の形式などに応じて複数のカテゴリーに分類され、蛇口のように流体の遮断装置として多く用いられるストップ弁、円板状の弁で流量を制御する仕切弁、片方向にのみ流体の流れを制御する逆止弁、流体の圧力を制御及び維持できる減圧弁、ガスコックのように気体を遮断し方向を制御するコック弁などがある。
【0021】
本発明は、流体が流れる流路上に設けられる構造で形成され、流路を通過する流体の流量と圧力を制御する装置である。上述の機能を具現するために、本発明は、流路の内部を選択的に開閉させる開閉部(100)と、流路上における開閉部(100)の位置を制御する駆動部(200)とを含む構造で形成される。
このとき、駆動部(200)は、流路上に配置される開閉部(100)と選択的に結合する構造で形成されてもよい。すなわち、駆動部(200)は、開閉部(100)から脱着される構造で形成され、維持補修時に管理者の補修作業に対する容易性を確保してもよい。
【0022】
(実施例1-3)本発明は流量制御弁に関し、実施例1-2において、駆動部(200)は、下端部から内部と連通する結合ホール(201)を含む。
(実施例1-4)本発明は流量制御弁に関し、実施例1-3において、開閉部(100)は、前記結合ホール(201)の内周部に選択的に挿入される結合軸を含む。
駆動部(200)は、開閉部(100)から選択的に結合される構造で形成されてもよい。このとき、駆動部(200)は、開閉部(100)の上端部に結合される構造で形成されることによって、流路を実質的に開閉する構成が、流路を遮断する方向と重力の方向とを一致させることができる。上記のような構造は、意図せずに開閉部(100)が駆動部(200)から結合構造が解除された状態でも流路が閉鎖され、従属的に発生し得る安全事故をあらかじめ防止することができる。
【0023】
上述の構造を具現するために、駆動部(200)は、下端部に形成されて内部と連通する結合ホール(201)を含む構造で形成されてもよい。すなわち、開閉部(100)で流路を選択的に遮断する構成の上端部が結合ホール(201)に選択的に挿入されることによって、開閉部(100)と駆動部(200)との間の結合構造体が形成される。
【0024】
(実施例2-1)本発明は流量制御弁に関し、実施例1-1において、開閉部(100)は、流路の内部に配置され、流体を選択的に通過させる昇降部(110)、及び昇降部(110)を内部に収容し、一側が流入管(1)と結合し、他側が流出管(2)と結合するハウジング(120)を含む。
【0025】
開閉部(100)は、流体が流れる流路上に配置され、該当流路を選択的に開閉させる構成である。すなわち、開閉部(100)は、駆動部(200)により流路上で配置される位置が可変する構成を含む構造で形成される。
従って、開閉部(100)は、流路の内部に配置され、駆動部(200)と結合して所定の高さに上昇又は下降する昇降部(110)と、長さ方向の両端部に流入管(1)と流出管(2)とからなる流路が結合されるハウジング(120)とを含む。このとき、昇降部(110)は、ハウジング(120)の内部に配置され、ハウジング(120)の内部に形成される流路を選択的に開閉させてもよい。
【0026】
(実施例2-2)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-1において、ハウジング(120)は、長さ方向の一端部に形成され、流入管(1)と結合する第1流入口(121-1)、及び下部に形成される第1流出口(121-2);を含む第1ハウジング(121)を含む。
(実施例2-3)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-2において、昇降部(110)は、第1ハウジング(121)の内側上端部に配置され、第1流出口(121-2)と対向配置される構造で形成される。
(実施例2-4)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-3において、ハウジング(120)は、上部に形成され、第1流出口(121-2)と連通する第2流入口(122-1)、及び長さ方向の他端部に形成され、前記流出管(2)と結合する第2流出口(122-2)を含む。
【0027】
ハウジング(120)は内部に昇降部(110)を収容し、内部に形成される流路を選択的に開閉させてもよい。このとき、ハウジング(120)は、流入管(1)から流体を供給される第1ハウジング(121)と、流出管(2)に流体を排出する第2ハウジング(122)とを含む構造で形成されてもよい。
流入管(1)から流体を供給される第1ハウジング(121)は、一端部で流入管(1)と結合する第1流入口(121-1)と、下端部に流体を排出させる第1流出口(121-2)とを含んでもよい。このとき、昇降部(110)は、第1流出口(121-2)と対向する上端部に配置されることによって、第1流出口(121-2)に流体が排出されることを選択的に制御できる。
【0028】
流出管(2)に流体を排出させる第2ハウジング(122)は、上端部から流体を供給される第2流入口(122-1)と、他端部で流出管(2)と結合する第2流出口(122-2)と、を含んでもよい。
すなわち、昇降部(110)が所定の高さに下降して第1流出口(121-2)を閉鎖させると、流体が第2流入口(122-1)を介して第2ハウジング(122)の内部に流入されない。よって、流出管(2)に流体の供給が行われず、該当流路が閉鎖されることになる。
【0029】
(実施例2-5)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-1において、昇降部(110)は、流体の経路内に選択的に配置され、通過流量を制御する開閉部材(111)、駆動部(200)から動力を伝達され、前記開閉部材(111)の位相値を決定する回転軸(112)、及び下端部に前記開閉部材(111)が結合され、内周部に前記回転軸(112)が配置されるガイド(113)を含む。
(実施例2-6)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-5において、前記回転軸(112)は外周部から延び、前記ガイド(113)の内周部と接する回転力伝達手段(112-1)を含む。
【0030】
昇降部(110)は、流入管(1)と流出管(2)との間に形成される流路を選択的に開閉させる構成により、駆動部(200)から付与する動力によって上述の技術を具現する。
昇降部(110)は、ハウジング(120)の内部に形成される流路を選択的に遮断する開閉部材(111)、上端部が駆動部(200)と結合して回転する回転軸(112)、開閉部材(111)の上昇及び下降経路を誘導するガイド(113)を含む構造で形成されてもよい。このとき、回転軸(112)の下端部は、外周部から延びて開閉部材(111)に回転力を伝達する回転力伝達手段(112-1)を含んでもよい。
すなわち、回転力伝達手段(112-1)は、駆動部(200)が供給する回転力を開閉部材(111)に伝達し、該当流路上で開閉部材(111)の位相を決定する。
【0031】
(実施例2-7)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-6において、回転力伝達手段(112-1)の外周部と開閉部材(111)の内周部とは、所定のピッチ値を有する複数のねじ山とねじ溝を含む。
(実施例2-8)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-6において、回転力伝達手段(112-1)の外周部と前記ガイド(113)の内周部とは、所定のピッチ値を有する複数のねじ山とねじ溝を含む。
【0032】
回転力伝達手段(112-1)は、上端部が駆動部(200)と結合して回転する回転軸(122)の下端部の外周部から延びる構成である。外周部が開閉部材(111)又はガイド(113)の内周部と接する構造で形成されることによって、該当流路上で開閉部材(111)の位相値を決定する。
このとき、回転軸伝達手段(112-1)の外周部は、所定のピッチ値を有する複数のねじ山とねじ溝を含む構造で形成されてもよい。これと接する開閉部材(111)又はガイド(113)の内周部も、対応する形状の複数のねじ山とねじ溝が形成されることによって、回転軸(122)の回転力を開閉部材(111)の上昇又は下降する力に変換する。
【0033】
(実施例3-1)本発明は流量制御弁に関し、実施例2-1において、駆動部(200)は、電源を印加され、流路内における昇降部(110)の位置を制御する動力部(210)、動力部(210)に印加される電力を制御する制御部(220)、及び動力部(210)及び制御部(220)と連動して、昇降部(110)の位置制御に必要な電力を供給する電源供給部(230)を含む。
【0034】
駆動部(200)は、開閉部(100)に動力を付与する構成で、流路上に配置される昇降部(110)の位相値を制御する。すなわち、昇降部(110)で流路を開閉するか否かを決定する開閉部材(111)は、駆動部(200)と結合する回転軸(112)により流路上における位相値が制御されることによって、該当流路を開閉するか否かを決定する。言い換えれば、駆動部(200)は、回転軸(112)に回転力を付与できる構造で形成されることが好ましい。
【0035】
上述の構造では、駆動部(200)は、昇降部(110)と結合して回転力を付与する動力部(210)、動力部(210)に印加される電力を制御する制御部(220)、動力部(210)に選択的に電力を印加する電源供給部(230)を含む構造で形成されてもよい。
【0036】
(実施例3-2)本発明は流量制御弁に関し、実施例3-1において、動力部(210)は、電源供給部(230)から電力を供給されて昇降部(110)の位置制御に必要な動力を生成する動力手段(211)を含む。
(実施例3-3)本発明は流量制御弁に関し、実施例3-2において、動力手段(211)は、印加される電力によって選択的に回転するモータを含む。
【0037】
動力部(210)は、開閉部材(111)に動力を伝達する回転軸(112)の上端部と結合し、開閉部材(111)を上昇又は下降させる力を昇降部(110)に伝達する。よって、動力部(210)は、電源供給部(230)から印加される電力によって回転軸(112)を回転させる動力手段(211)を含む構造で形成されてもよい。
このとき、動力手段(211)により動力を伝達される回転軸(112)が回転しなければならない構造的な特性上、動力手段(211)は、回転軸(112)の上端部に回転力を付与するモータで形成されることが好ましい。
【0038】
(実施例3-4)本発明は流量制御弁に関し、実施例3-2において、動力部(210)は、一側が動力手段(211)と結合し、他側が昇降部(110)と結合する動力伝達部(212)を含む。
(実施例3-5)本発明は流量制御弁に関し、実施例3-4において、動力伝達部(212)は、動力手段(211)と昇降部(110)との間に介在される複数の動力伝達ギヤを含む。
【0039】
電源供給部(230)が動力手段(211)に電力を印加すると、これに従って動力手段(211)は、回転軸(122)の上端部に回転力を付与できる構造で形成されなければならない。
上述の構造では、動力部(210)は、一側が動力手段(211)と結合し、他側が回転軸(122)の上端部と結合される動力伝達部(212)を含んでもよい。このとき、動力伝達部(212)は、印加された電力によって最終的に回動する従動軸と結合すると共に、回転軸(122)の上端外周部と結合する複数の動力伝達ギヤ構造体で形成されることが好ましい。
【0040】
(実施例3-6)本発明は流量制御弁に関し、実施例3-1において、電源供給部(230)は、外部から電力を持続して供給される電源供給手段、及び前記電源供給手段から供給される電力を一時的に貯蔵する蓄電池を含む。
【0041】
電源供給部(230)は、制御部(220)により動力部(210)に選択的に電力を印加する構成である。よって、電源供給部(230)は、外部から電力を印加される電源供給手段を含む構造で形成されてもよい。
電源供給手段を通じて電力が円滑に供給されない場合、該当流路に対する開閉が行われない問題が発生し得る。上述の問題を解決するために、電源供給部(230)は、電源供給手段を通じて供給された電力を一時的に収容する蓄電池を含んでもよい。すなわち、電源供給手段から電力が供給されない非常時に、蓄電池に収容された電力を活用して動力部(210)に電力を印加してもよい。
【0042】
(実施例4-1)本発明は流量制御弁に関し、実施例3-1において、制御部(220)は、昇降部(110)の位置制御のための測定値を伝達される受信部(221)、受信部(221)から伝達された測定値に基づいて、前記昇降部(110)の流路を開閉するか否かを決定する演算部(222)、及び演算部(222)で演算された値を外部に送信する送信部(223)を含む。
【0043】
制御部(220)は、動力部(210)に供給される電力を制御する構成である。すなわち、制御部(220)は、動力部(210)、電源供給部(230)と連動する構造で形成され、流路上に配置される昇降部(110)の位相を従属的に制御する。
このとき、制御部(220)は他の構成から演算基盤測定値を供給される受信部(221)、受信部(221)を介して伝達された測定値に基づいて昇降部(110)の昇降高さ値を演算する演算部(222)、演算部(222)で演算が完了したデータを他の構成に伝達する送信部(223)を含む構造で形成されてもよい。
【0044】
(実施例4-2)本発明は流量制御弁に関し、実施例4-1において、受信部(221)は、電源供給部(230)から供給される電力に対する測定値を受信する駆動受信部(221-1)を含む。
(実施例4-3)本発明は流量制御弁に関し、実施例4-1において、送信部(223)は、演算部(222)で演算された値を動力部(210)に送信する駆動送信部(223-1)を含む。
【0045】
受信部(221)は、演算部(222)で必要な測定値を他の構成から伝達される構成である。このとき、受信部(221)は、電源供給部(230)の電圧と電流値を供給される構造で形成されてもよい。すなわち、受信部(221)は、電源供給部(230)と連動して測定値を受信する駆動受信部(221-1)を含んでもよい。
駆動受信部(221-1)で受信する測定値に基づいて、演算部(222)は、流路上で開閉部材(111)が配置される位相値を演算する。このとき、送信部(223)は、動力部(210)に演算値を送信する構造で形成されてもよい。すなわち、送信部(223)は、動力部(210)と連動して、動力手段(211)に印加される動力の大きさを送信する駆動送信部(223-1)を含んでもよい。
【0046】
(実施例4-4)本発明は流量制御弁に関し、実施例4-1において、受信部(221)は、外部から流路開閉信号を受信する遠隔受信部(221-2)を含む。
(実施例4-5)本発明は流量制御弁に関し、実施例4-1において、送信部(223)は、演算部(222)で演算された値を外部サーバに送信する遠隔送信部(223-2)を含む。
【0047】
演算部(222)で必要な測定値を他の構成から伝達される受信部(221)は、外部から流路開閉信号を受信する構造で形成されることによって、管理者は、開閉部(100)に物理的な操作を加えない状態でも流路上で開閉部材(111)の位相値を制御することができる。
上述の構造を実現するために、受信部(221)は、外部から流路開閉信号を受信する遠隔受信部(221-2)を含んでもよい。すなわち、演算部(222)は、遠隔受信部(221-2)から伝達される値に基づいて流路を開閉するか否かに対する値を演算する。
演算部(222)で演算された値を他の構成に伝達する送信部(223)は、外部に流路を開閉するか否かに対する値を送信する構造で形成されることによって、管理者は、開閉部(100)の流路の開閉可否を遠距離で認知することができる。上述の構造を実現するために、送信部(223)は、外部に流路開閉状態を送信する遠隔送信部(223-2)を含んでもよい。
【0048】
(実施例5-1)本発明は流量制御弁に関し、実施例4-1において、演算部(222)は、流路を開閉するか否かを決定する開閉演算部(222-1)、及び受信部(221)から伝達される測定値に対する誤差を補正するオフセット演算部(222-2)を含む。
(実施例5-2)本発明は流量制御弁に関し、実施例5-1において、受信部(221)は、電源供給部(230)から受信した測定値をオフセット演算部(222-2)に優先的に伝達する構造で形成される。
【0049】
演算部(222)は、受信部(221)から伝達される測定値に基づいて、該当流路を通過する流量値に対する昇降部(110)の位相値を演算する。このため、演算部(222)は、昇降部(110)の上昇又は下降する高さ値を演算する開閉演算部(222-1)を含む構造で形成されてもよい。
このとき、電源供給部(230)には、電気的な回路を維持するための最小限の電力が印加されることによって、受信部(221)から演算部(222)に伝達する電力データに誤差が含まれることがある。よって、演算部(222)は、受信部(221)が伝達する測定値の誤差を補正するオフセット演算部(222-2)を含む構造で形成されてもよい。
【0050】
(実施例5-3)本発明は流量制御弁に関し、実施例5-1において、オフセット演算部(222-2)は、設定された誤差範囲を格納する基準値設定部(222-2A)、及び受信部(221)から伝達される測定値と前記基準値設定部(222-2A)に格納された誤差値とを比較する比較判断部(222-2B)を含む。
(実施例5-4)本発明は流量制御弁に関し、実施例5-3において、比較判断部(222-2B)は、基準値設定部(222-2A)に格納された誤差範囲を外れた測定値に限り、開閉演算部(222-1)に測定値を伝達する構造で形成される。
(実施例5-5)本発明は流量制御弁に関し、実施例5-1において、開閉演算部(222-1)は、動力部(210)から昇降部(110)に供給される動力の大きさを演算する構造で形成される。
【0051】
オフセット演算部(222-2)は、受信部(221)から伝達された測定値に対する誤差を補正する構成である。よって、オフセット演算部(222-2)は、実質的に誤差値を補正すると共に、基準となる誤差範囲を設定する機能を行うことが好ましい。
上述の技術を具現するために、オフセット演算部(222-2)は、管理者が設定した誤差範囲を格納する基準値設定部(222-2A)と、格納された誤差範囲と受信部(221)から伝達された測定値とを比較する比較判断部(222-2B)とを含む構造で形成されてもよい。
比較判断部(222-2B)で演算した結果が誤差範囲を外れたと判断されると、受信部(221)に受信された測定値は開閉演算部(222-1)に伝達され、昇降部(110)の上昇又は下降の高さ値を演算する。すなわち、開閉演算部(222-1)は、誤差範囲を外れた測定値のみを選択的に演算する構造で形成されてもよい。
【0052】
(実施例6-1)本発明は流量制御弁に関し、実施例3-1において、駆動部(200)は、流路内における昇降部(110)の現在位置に対するデータを出力する表示部(240)を含む。
(実施例6-2)本発明は流量制御弁に関し、実施例6-1において、表示部(240)は、動力部(210)が昇降部(110)に供給した動力の大きさを外部に出力する表示窓(241)を含む。
(実施例6-3)本発明は流量制御弁に関し、実施例6-2において、表示窓(241)は透明な材質で形成される。
【0053】
昇降部(110)は、動力部(210)により該当流路を選択的に開閉する。このとき、昇降部(110)は、ハウジング(120)の内部に収容される構造的な特性上、管理者は、該当流路の開閉可否、及び通過する流量に対する状態を直観的に認知できないという問題が発生する。
上述の問題点を解決するために、駆動部(200)は、開閉部(100)が配置される該当流路上で昇降部(110)が配置される位相と通過する流量に対するデータを表示する表示部(240)を含む構造で形成されてもよい。
このとき、表示部(240)は、駆動部(200)の下端部に形成され、内部状態を投映する表示窓(241)を含む構造で形成されてもよい。すなわち、透明な材質で形成される表示窓(241)を通じて、管理者は駆動部(200)の状態を容易に認知することができる。
【0054】
(実施例6-4)本発明は流量制御弁に関し、実施例6-3において、表示部(240)は、動力部(210)の回転軸と結合し、厚さ方向の一面が前記表示窓(241)と対向配置される状態表示ギヤ(242)を含む。
(実施例6-5)本発明は流量制御弁に関し、実施例6-4において、表示窓(241)と対向配置される状態表示プーリ(242)の厚さ方向の一面には、状態表示プーリ(242)の外径と対応する曲率値を有し、長さ方向に沿って複数の色を含むスペクトル(242-1)を含む。
【0055】
表示部(240)は、開閉部(100)が選択的に結合される駆動部(200)の下端部に配置され、駆動部(200)の内部状態を管理者に伝達する構成である。
表示部(240)は、昇降部(110)に上昇又は下降する力を伝達する動力部(210)の現在状態を表示窓(241)に投映させる状態表示ギヤ(242)を含み、状態表示ギヤ(242)は、動力部(210)と結合する構造で形成されてもよい。
このとき、状態表示ギヤ(242)は、表示窓(241)と対向する位置に複数の色を含むスペクトル(242-1)が配置されてもよい。スペクトル(242-1)は、状態表示ギヤ(242)の外径と同一の曲率値を有する形状で形成されることによって、表示窓(241)は、動力部(210)により回転する状態表示ギヤ(242)の回転量によって異なる色で表示される構造で形成される。
【0056】
(実施例7-1)本発明は流量制御システムに関し、実施例1-1ないし6-1のうちいずれか1つにおいて、開閉部(100)及び駆動部(200)が配置され、流路内の流体に対する条件を制御する流量調節部(10)、及び流量調節部(10)の前段と後段にそれぞれ配置され、流路内の流体に対する条件をリアルタイムで計測する測定部(20)を含む。
(実施例7-2)本発明は流量制御システムに関し、実施例7-1において、測定部(20)は、計測した値を前記駆動部(200)に送信する構造で形成される。
【0057】
開閉部(100)と駆動部(200)とを含む本発明のスマート弁は、流入管(1)と流出管(2)との間に配置され、該当流路を選択的に開閉させる。すなわち、流量が選択的に通過する流路には、駆動部(200)により開閉部(100)が通過流量を制御する流量調節部(10)と、流路内の流体に対する諸元をリアルタイムで計測する測定部(20)とを含む構造で形成されてもよい。
測定部(20)で、リアルタイムで計測された値は流量調節部(10)に伝達され、流路の内部条件によって通過流量を従属的に可変させてもよい。このとき、測定部(20)で測定された値に基づいて、演算部(222)は、該当流路を通過する流量に対する最適化された値を演算する。すなわち、演算部(222)は、昇降部(110)の上昇又は下降する高さの最適値を演算する。よって、測定部(20)で計測された流体の諸元値は受信部(221)に供給され、演算部(222)の演算基盤データを用意する。
【0058】
(実施例7-3)本発明は流量制御システムに関し、実施例7-2において、測定部(20)は、流量調節部(10)の前段と後段の圧力値をリアルタイムで計測する圧力測定部(21)を含む。
(実施例7-4)本発明は流量制御システムに関し、実施例7-2において、測定部(20)は、流量調節部(10)の前段と後段の流速値をリアルタイムで計測する流速測定部(22)を含む。
(実施例7-5)本発明は流量制御システムに関し、実施例7-2において、測定部(20)は、流量調節部(10)の前段と後段の温度値をリアルタイムで計測する温度測定部(23)を含む。
【0059】
測定部(20)は、開閉部(100)と駆動部(200)とで構成される流量調節部(10)の前段と後段にそれぞれ配置され、流路の流入管(1)と流出管(2)に対する条件をリアルタイムで計測する構成である。このとき、測定部(20)は、該当流路の圧力値をリアルタイムで計測する圧力測定部(21)、流路を通過する流体の速度値を計測する速度測定部(22)、流体の温度値を計測する温度測定部(23)を含む構造で形成されてもよい。
【0060】
複数の測定部で計測した値によって、流量調節部(10)は、昇降部(110)に対する上昇又は下降の高さを決定してもよい。すなわち、管理者が設定する流出管(2)の条件を合わせるための流量制御過程が自動化されることによって、管理者の疲れ度を軽減させることができる。
【符号の説明】
【0061】
1:流入管
2:流出管
10:流量調節部
20:測定部
21:圧力測定部
22:速度測定部
23:温度測定部
30:外部サーバ
100:開閉部
110:昇降部
111:開閉部材
112:回転軸
112-1:回転伝達手段
113:ガイド
120:ハウジング
121:第1ハウジング
122:第2ハウジング
200:駆動部
201:結合ホール
210:動力部
211:動力手段
212:動力伝達部
220:制御部
221:受信部
221-1:駆動受信部
221-2:遠隔受信部
222:演算部
222-1:開閉演算部
222-2:オフセット演算部
222-2A:基準値設定部
222-2B:比較判断部
223:送信部
223-1:駆動送信部
223-2:遠隔送信部
230:電源供給部
240:表示部
241:表示窓
242:状態表示ギヤ
242-1:スペクトル
図1
図2
図3
図4
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図7
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図10