(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-10
(45)【発行日】2024-07-19
(54)【発明の名称】眼科機器用フレキシブルヘッドレスト
(51)【国際特許分類】
A61B 3/16 20060101AFI20240711BHJP
A61B 3/00 20060101ALI20240711BHJP
【FI】
A61B3/16
A61B3/00
(21)【出願番号】P 2022572538
(86)(22)【出願日】2021-05-05
(86)【国際出願番号】 US2021030878
(87)【国際公開番号】W WO2021252106
(87)【国際公開日】2021-12-16
【審査請求日】2023-01-17
(32)【優先日】2020-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518411383
【氏名又は名称】ライカート インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】REICHERT,INC.
【住所又は居所原語表記】3362 Walden Avenue,Suite 100,Depew,NY 14043,USA
(74)【代理人】
【識別番号】100101340
【氏名又は名称】丸山 英一
(74)【代理人】
【識別番号】100205730
【氏名又は名称】丸山 重輝
(74)【代理人】
【識別番号】100213551
【氏名又は名称】丸山 智貴
(72)【発明者】
【氏名】ラッセル ジェイ ボナヴェンチュラ
(72)【発明者】
【氏名】ジェームズ エム シュヴァイツァー
【審査官】山口 裕之
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-131317(JP,A)
【文献】特開平09-154818(JP,A)
【文献】特開2001-008897(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 3/16
A61B 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検者の眼球の眼科パラメータを測定するための眼科機器(10)であって、
測定軸(11)と、
前記測定軸(11)から垂直に間隔を置いたヘッドレスト(20)であって、前記ヘッドレスト(20)が、弾性変形可能な材料で形成された中空の
丸みを帯びた接触要素(24)を含むヘッドレスト(20)と、
を備え、
前記ヘッドレスト(20)が、ベース(30)とリテーナ(40)とを含み、前記接触要素(24)が、円周方向の取り付け部分(26)を有し、前記接触要素(24)の前記取り付け部分(26)が、前記ベース(30)と前記リテーナ(40)との間に受け入れられ、
前記リテーナ(40)は、前記ベース(30)とのスナップフィット係合により前記ベース(30)に取り付けられており、
前記ベース(30)が、凹部(34)を備える中央ハブ(32)を有し、前記ヘッドレストが、前記中央ハブ(32)の前記凹部(34)に受け入れられるヘッド部分(52)を有するねじ込み式ファスナ(50)をさらに含む、眼科機器(10)。
【請求項2】
前記接触要素(24)の外側表面(25)が、前記接触要素(24)が変形していないときに球形状又は回転楕円形状を有する、請求項1に記載の眼科機器(10)。
【請求項3】
前記接触要素(24)の外側表面(25)が、9ミリメートルから11ミリメートルの範囲の曲率半径を有する球形状を有する、請求項2に記載の眼科機器(10)。
【請求項4】
前記曲率半径が約10ミリメートルである、請求項3に記載の眼科機器(10)。
【請求項5】
前記弾性変形可能な材料が、熱可塑性エラストマー(TPE)又はシリコーンゴムである、請求項1に記載の眼科機器(10)。
【請求項6】
前記接触要素(24)の取り付け部分(26)が、円筒形リム(27)と、前記円筒形リム(27)から半径方向に延びるフランジ(28)とを含み、前記円筒形リム(27)及び前記フランジ(28)がそれぞれ前記ベース(30)と前記リテーナ(40)の間に保持される、請求項
1に記載の眼科機器(10)。
【請求項7】
前記ねじ込み式ファスナ(50)の前記ヘッド部分(52)は、前記中央ハブ(32)の凹部(34)内に圧入されている、請求項
1に記載の眼科機器(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼球の眼科パラメータを測定するための前提条件として、操作者によって被験者の眼球に対して位置決めされる眼科機器に関する。例えば、本開示は、眼圧(Intraocular Pressure:IOP)を測定するために眼球の角膜に接触するための使い捨てプローブを利用するリバウンド眼圧計、及び、眼圧を測定するために角膜を一時的に変形させるために空気パルスを利用する非接触型眼圧計に関する。
【背景技術】
【0002】
リバウンド眼圧計は、眼圧を測定するために、測定軸に沿って制御された方法で可動測定プローブを眼球の角膜に向かって推進させる眼科機器である。測定中、プローブは角膜に接触し、眼圧に依存する速度で減速し、その後、角膜から離れる方向に反発し、機器筐体に戻る。リバウンド眼圧計は、測定プローブの動きを検出し、検出されたプローブの動きに基づいて眼圧を決定する。例えば、測定プローブは、機器筐体内のコイル内を移動する磁化されたシャフトを有していてもよい。コイルは、電磁力によってプローブを角膜に向けて推進するために瞬間的に通電されてもよく、その後、コイルへの通電電流が遮断された後、移動するプローブによってコイル内に電流が誘導され、時間の関数としてプローブの速度を表す検出可能な電圧信号が提供されてもよい。あるいは、2つのコイルを設け、一方のコイルをプローブの推進に使用し、移動するプローブが他方のコイルに電流を誘導して測定電圧信号を提供することもできる。電圧信号は、測定された眼圧値を決定するために記録及び処理されてもよい。
【0003】
眼球に対するリバウンド眼圧計の適切な三次元位置決めは、眼圧測定精度及び再現性にとって重要な要素である。眼圧測定を開始するためにプローブを推進する直前に、被験者が測定軸(X-Yアライメント)に沿って直接注視している間に測定軸が角膜頂点と交差し、測定プローブの丸い先端が角膜表面から所定の作業距離(Z距離)に位置するように、操作者によってリバウンド眼圧計が理想的に位置決めされる。
【0004】
エアパフ眼圧計とも呼ばれる非接触型眼圧計は、眼圧を測定するための別のタイプの眼科機器である。リバウンド眼圧計と同様に、非接触型眼圧計は、操作者が手で持って、手動で位置決めしてもよい。非接触型眼圧計は、眼球に向かって空気パルスを吐出するための流体吐出管が測定軸及び作動距離を規定することを除いて、リバウンド眼圧計について上述したものと同様の三次元位置決め要件を有している。
【0005】
上述したタイプの眼科機器は、測定ハードウェアを搭載する測定ヘッドを含み、機器の測定軸は測定ヘッドから延びている。眼科機器が、被検者に対して手動で位置決めされる手持ち式の機器である場合、測定ヘッドから下方に延びるハンドルを設けることが一般的である。被検者の動き及び/又は機器を保持する操作者の手の動きにより、完全又は理想的な三次元位置決めは不可能であるが、理想的な位置に対して容認できる許容範囲内の三次元位置決めは、信頼できる測定結果を得るための前提条件である。
【0006】
被験者に対する機器の位置決めにおいて操作者を補助するために、測定軸から垂直に間隔を置いた位置で測定ヘッドの前部分を越えて前方に突出するヘッドレストを提供することが知られており、ヘッドレストは、被験者の顔に接触するためにその前端部に接触要素を含んでいる。ヘッドレストが測定軸の上に位置する場合、接触要素は被験者の額に接触し、ヘッドレストが測定軸の下に位置する場合、接触要素は被験者の頬に接触する。既知の配置では、接触要素は、測定軸に平行に延びるねじ式の調整スピンドルの前端に取り付けられ、回転ノブがスピンドルの後端に取り付けられ、スピンドルは、機器に固定されたねじ式スリーブに嵌合し、それによって、機器の前面を越える接触要素の延長距離は、ノブの回転によって調整(すなわち、伸縮)されてもよい。
【0007】
上述したタイプのヘッドレストは有用であるが、欠点に悩まされる。ヘッドレスト接触要素の延長距離を大きく設定しすぎると、機器が被験者の眼球から離れすぎるため、機器の適切な位置決めが妨げられ、測定結果は「遠すぎる(too far)」のようなエラーメッセージとなる。逆に、ヘッドレストの接触要素の延長距離を小さく設定しすぎると、機器が被験者の眼球に近すぎるため、機器の適切な位置決めが妨げられ、測定結果は「近すぎる(too near)」のようなエラーメッセージとなる。その結果、操作者はヘッドレストを調整し、機器の位置が正しくなるまで測定をやり直さなくてはならない。延長距離が適切に設定されていても、接触要素が額や頬の左右に離れすぎていたり、額や頬の高さが高すぎたり低すぎたりすると、操作者は、接触要素を適切に配置し直す前に、機器を被験者の顔から遠ざけなければならない。要約すると、最新技術のヘッドレストは、ヘッドレストの接触要素が被験者の顔に接触したまま、X、Y、及び/又はZ方向における機器の微細な位置調整を容易にすることはない。
【発明の概要】
【0008】
本開示は、ヘッドレストの接触要素を被験者の顔との接触を取り除く必要なく、被験者の眼球に対する機器の微細な位置決めを容易にする眼科機器のためのヘッドレストを提供する。眼科機器は、例えば、機器の測定軸に沿ってプローブを眼球に向けて推進するリバウンド眼圧計、又は、機器の測定軸に沿って流体パルスを眼球に向けて吐出する非接触型眼圧計であってもよい。
【0009】
本開示の一実施形態では、被験者の眼球の眼科パラメータを測定するための眼科機器は、一般に、測定軸と、測定軸から垂直に間隔を置いたヘッドレストとを備え、ヘッドレストは、弾性変形可能な材料、例えば熱可塑性エラストマー(TPE)又はシリコーンゴムで形成された中空の球根状の接触要素を含んでいる。接触要素の外表面は、接触要素が変形していないときに、球形状又は回転楕円形状を有していてもよい。
【0010】
本開示の実施形態において、ヘッドレストは、ベース及びリテーナを含んでもよく、接触要素は、ベースとリテーナとの間に受け入れられ捕捉される円周方向の取り付け部分を備えてもよい。リテーナは、ベースとのスナップフィット係合(嵌合爪)によってベースに取り付けられてもよい。
【0011】
中空球根状接触要素は、患者の顔に接触したままであり、操作者が3つの空間次元X、Y、及びZにおいて眼球に対して機器の位置の微調整を行う際に可逆的な変形をすることがある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明の本質及び動作モードは、これから、添付の図面と共になされる以下の詳細な説明において、より完全に説明される。
【0013】
【
図1】本開示の実施形態に従って形成されたフレキシブルヘッドレストを有する眼科機器を示す斜視図であり、操作者は、測定を行うために被験者の眼球に対して眼科機器を位置決めしているところである。
【
図2】フレキシブルヘッドレストの接触要素及びヘッドレストの調整スピンドルに接触要素を取り付けるための構造を示す分解斜視図である。
【
図3】
図2に示された接触要素及び取り付け構造の断面図である。
【
図4A】眼科機器の作動距離が被験者の眼球に対して調節されるときのヘッドレストの接触要素の可撓性コンプライアンスを示す斜視図である。
【
図4B】眼科機器の作動距離が被験者の眼球に対して調節されるときのヘッドレストの接触要素の可撓性コンプライアンスを示す斜視図である。
【
図5】眼科機器が被験者の眼球に対して横方向及び縦方向に位置決めされるときのヘッドレストの接触要素の可撓性コンプライアンスを示す別の斜視図である。
【発明の詳細な説明】
【0014】
図1は、本開示の一実施形態による眼球の眼科パラメータを測定するための眼科機器10を示す。図において、眼科機器10は、被検者TSの眼圧を測定するためのリバウンド眼圧計として現わされているが、眼科機器10は、眼圧を測定するための非接触型眼圧計でもよく、又は眼圧以外の眼のパラメータを測定するための別の種類の眼科機器でもよい。眼科機器10は、測定軸11を備える。図示されたリバウンド眼圧計の文脈では、測定軸11は、測定プローブ(図示せず)が被験者の眼球に向かって推進される軸である。非接触型眼圧計の場合では、測定軸11は、流体パルス、例えばエアパフが被験者TSの眼球に向けられる流体排出チューブの軸である。
【0015】
眼科機器10は、ハンドル12と、ハンドル12の上部にある測定ヘッド14とを備えていてもよい。測定を開始するための測定ボタン(図示せず)がハンドル12に設けられてもよい。眼科機器10は、操作者に情報を提示するためのディスプレイ15と、操作者の入力を可能にするメニューナビゲーション/選択ボタン16とを備えていてもよい。例えば、ディスプレイ15は、測定のために眼科機器10を被験者の眼球に対して位置決めする際に操作者を誘導するのに役立つ位置決め誘導画像を操作者にリアルタイムで表示するために使用されてもよい。ディスプレイ15はまた、制御メニュー、測定結果、被験者データ、及び他の情報を操作者に提示するために使用されてもよい。
【0016】
眼科機器10は、測定ヘッド14によって支持されるヘッドレスト20をさらに備えることができる。ヘッドレスト20は、調整スピンドル23の後端部に取り付けられた調整ノブ22と、調整スピンドル23の前端部に取り付けられた接触要素24とを含んでいてもよい。
【0017】
図2及び
図3は、接触要素24及び接触要素を調整スピンドル23に取り付けるための構造をより詳細に示している。それらに見られるように、接触要素24は、中空の球根状要素である。接触要素24は、弾性変形可能な材料で形成されている。例えば、接触要素24は、Versaflex社のOM 1040X-9 デュロメータ40Aのような熱可塑性エラストマー(TPE)で形成されてもよい。熱可塑性エラストマー(TPE)の他のブランド、等級、種類のものを使用して、接触要素24を形成してもよい。もちろん、TPE以外の弾性変形可能な材料、例えばシリコーンゴムを使用して、接触要素24を形成してもよい。接触要素24は被験者の皮膚と接触するので、生体適合性、低アレルギー性、及び容易に洗浄及び滅菌できる材料から接触要素24を形成することが有益である。
【0018】
図2及び
図3に見られるように、接触要素24の外側表面25は、接触要素24が変形していないときに球形状又は回転楕円形状を有していてもよい。接触要素24は、外側表面25の接触部分が被験者の額に適合するように、機器10を眼球に近づけたときに、被験者TSの額FHと快適で安定した面間接触領域を提供するような大きさであってもよい。非限定的な例として、接触要素24の外側表面25は、接触要素24の前部分にわたって9ミリメートルから11ミリメートルの範囲の曲率半径を有するように球形状に形成されてもよい。一実施形態では、曲率半径は約10ミリメートルである。
【0019】
ヘッドレスト20は、調整スピンドル23の端部に接触要素24を取り付けるための構造をさらに備えることができる。例えば、ヘッドレストは、調整スピンドル23に接触要素24を取り付けるためのベース30、リテーナ40、及びねじ込み式ファスナ50を含んでいてもよい。接触要素24は、ベース30とリテーナ40との間に受け入れられ保持される円周方向の取り付け部分26を有していてもよい。図示された実施形態では、接触要素24の取り付け部分26は、円筒形リム27と、円筒形リム27から半径方向に延びるフランジ28とを含み、円筒形リム27及びフランジ28は、それぞれベース30とリテーナ40との間に保持される。ベース30とリテーナ40は、一体成形されたプラスチック部品であってもよい。リテーナ40は、ベース30とのスナップフィット係合によってベース30に取り付けられてもよい。例えば、ベース30は、ベース30の中心軸の周りに角度的に間隔をおいて配置され、ベース30とリテーナ40が同軸に一緒にされるとき、キャッチアームのそれぞれの棒状端部がリテーナ40の対応するレッジ44とスナップ係合し、それによってリテーナ40の引き出しを防止するまでリテーナ40の中心開口42を通ってたわむように配置された複数の弾力的にたわみやすいキャッチア-ム36を含んでいてもよい。
図3から理解されるように、接触要素24の円周方向の取り付け部分26は、ベースとリテーナの組立時にベース30とリテーナ40との間にしっかりと挟まれる。
【0020】
ねじ込み式ファスナ50は、接触要素24を含むアセンブリ全体が、調整スピンドルの前端部のネジ穴(図示せず)にファスナ50を嵌合することによって調整スピンドル23の前端部に取り付けられるように、ベース30の後部に取り付けられてもよい。ねじ込み式ファスナ50は、任意の適切な方法でベース30に取り付けられてもよい。例えば、図に示された実施形態において、実施形態ベース30は、凹部34を備える中央ハブ32を有し、ねじ込み式ファスナ50は、中央ハブ32の凹部34に受け入れられ保持されるヘッド部分52を含む。ヘッド部分52は、凹部34に圧入され、及び/又は、接着剤によって凹部内に貼付されてもよい。
【0021】
図4A、
図4B及び
図5は、被験者TSの眼球の眼科パラメータを測定するためのヘッドレスト20を有する眼科機器10の使用を示している。
図4A及び4Bは、眼科機器10の作動距離が被験者TSの眼球に対して調節されるときの、額FHに対する接触要素24の可撓性コンプライアンスを示す。
図4Aでは、眼科機器10は、ちょうど額FHに接触している。眼科機器10を
図4Bで額FHに近づけてZ軸作動距離を短くすると、接触要素24が可逆的に圧縮されて、微細な位置調節に対応する。
【0022】
図5は、眼科機器10が被験者TSの眼球に対して横方向及び縦方向に位置決めされるときの接触要素24の可撓性コンプライアンスを示す。
図5の代表的な図において、眼科機器10は、わずかに下方(Y軸)及び左方(X軸)に移動されており、接触要素24は、額FHとの接触を維持しながら位置の微調整に対応するように可逆的に変形する。
【0023】
図示されている眼科機器10の実施形態は、被験者TSの額FHと接触するために測定軸11の上方に配置されたヘッドレスト20を示しているが、当業者は、被験者TSの頬と接触するためにヘッドレスト20を測定軸11の下方に配置してもよいことを認識するであろう。
【0024】
本開示は、被験者の眼球に対する機器の微細な位置決めを容易にし、被験者に快適な眼科機器のためのヘッドレストを提供するものである。本開示のヘッドレストは、顔面上の接触要素を再配置するため、及び/又は、機器の測定ヘッドに対する接触要素の伸縮位置を調整するために、ヘッドレストの接触要素を被験者の顔面との接触から取り外す必要性を大幅に減少させる。その結果、測定効率及び被験者の体験が改善される。
【0025】
本開示では、例示的な実施形態を説明しているが、詳細な説明は、添付の特許請求の範囲を、記載された特定の実施形態に限定することを意図していない。特許請求の範囲は、特許請求の範囲に含まれる可能性のある、記載された実施形態のそのような代替物、修正物、及び等価物をカバーすることを意図している。