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特許7519504コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置
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  • 特許-コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置 図1A
  • 特許-コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置 図1B
  • 特許-コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置 図2
  • 特許-コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置 図3
  • 特許-コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-10
(45)【発行日】2024-07-19
(54)【発明の名称】コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置
(51)【国際特許分類】
   G01G 17/08 20060101AFI20240711BHJP
   G01G 11/00 20060101ALI20240711BHJP
【FI】
G01G17/08
G01G11/00 K
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023095238
(22)【出願日】2023-06-09
(65)【公開番号】P2023181987
(43)【公開日】2023-12-25
【審査請求日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】2032142
(32)【優先日】2022-06-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】514175841
【氏名又は名称】メイン フード プロセシング テクノロジー ベー.フェー.
(74)【代理人】
【識別番号】110001298
【氏名又は名称】弁理士法人森本国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハーヘンドーン、ヤン ヴィレム
(72)【発明者】
【氏名】ファン ステイン、アロイシウス クリスチャヌス マリア
(72)【発明者】
【氏名】オズカン、イゼット
(72)【発明者】
【氏名】ケースマン、パトリック
(72)【発明者】
【氏名】デ ヨン、エリク
(72)【発明者】
【氏名】ファン フリート、ニコ ヴィレム
【審査官】榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-520607(JP,A)
【文献】特開2001-169716(JP,A)
【文献】特開2004-10237(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0299421(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01G 1/00 - 23/48
B65G 17/00 - 17/48
B65G 23/00 - 23/44
A22C 21/00 - 21/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベアライン(2)において家禽の重量を計量する計量装置であって、
駆動チェーン(12)によって互いに連結されている家禽用のキャリア(3)を備え、
コンベアライン(2)は、少なくとも湾曲トラック部(2´)と、計量トラック部(2´´)とを有し、
計量トラック部(2´´)には、計量トラック部(2´´)に沿って計量ステーションが配置されており、
計量トラック部(2´´)に沿った計量ステーションまたはその付近で、駆動チェーン(12)の張力を制御するチェーン張力制御機構をさらに備え、
チェーン張力制御機構は、その外周が湾曲トラック部(2´)に続いて計量トラック部(2´´)を通過する回転ホイール(6)を有し、
回転ホイール(6)は、複数の係合ユニット(5)を支持しており、
これら複数の係合ユニット(5)は、駆動チェーン(12)に張力を付与するために湾曲トラック部(2´)において駆動チェーン(12)および/またはキャリア(3)と係合するとともに、駆動チェーン(12)の張力を緩和するために計量トラック部(2´´)において駆動チェーン(12)および/またはキャリア(3)との係合が解除されることを特徴とする計量装置。
【請求項2】
係合ユニット(5)は、駆動チェーン(12)および/またはキャリア(3)と係合および係合解除するために、回転ホイール(6)の半径方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の計量装置。
【請求項3】
係合ユニット(5)は、回転ホイール(6)に設けられたシャフト(7)に摺動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の計量装置。
【請求項4】
固定ガイドリング(11)を備え、回転ホイール(6)によって支持される係合ユニット(5)が、固定ガイドリング(11)のガイドトラック(13)内を走行するガイドホイール(10)を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計量装置。
【請求項5】
固定ガイドリング(11)のガイドトラック(13)は、係合ユニット(5)が湾曲トラック部(2´)において駆動チェーン(12)および/またはキャリア(3)と係合するとともに計量トラック部(2´´)において駆動チェーン(12)および/またはキャリア(3)との係合が解除されるように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の計量装置。
【請求項6】
回転ホイール(6)に対して係合ユニット(5)の半径方向の移動を誘起するガイドトラック(13)が、第1ガイドトラック部(13´)と第2ガイドトラック部(13´´)とを有し、
第1ガイドトラック部(13´)は、第2ガイドトラック部(13´´)よりも回転ホイール(6)の回転軸(8)から離れており、
第1ガイドトラック部(13´)が駆動チェーン(12)に張力を付与し、第2ガイドトラック部(13´´)が駆動チェーン(12)の張力を緩和するように配置されることを特徴とする、請求項4記載の計量装置。
【請求項7】
計量トラック部(2´´)は、その入口部およびその出口部において、湾曲トラック部(2´)の少なくとも一部と区切られていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計量装置。
【請求項8】
計量トラック部(2´´)は、湾曲トラック部(2´)と直接的に接続されていないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計量装置。
【請求項9】
計量ステーションは、ロードセル(14)を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の計量装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1および特許文献2には、コンベアラインにおいて家禽の重量を計量する計量装置が開示されている。計量装置は、家禽のためのキャリアを備え、これらのキャリアは駆動チェーンによって互いに連結されており、コンベアラインは、少なくとも湾曲トラック部および計量トラック部を備え、計量トラック部に沿って計量ステーションが配置されている。計量装置は、計量トラック部に沿った計量ステーションまたはその付近で駆動チェーンの張力を緩和するチェーン張力制御機構をさらに備えている。
【0003】
特許文献1と特許文献2とが約30年の期間を隔てて開示されていることは、業界がコンベアラインを移動する家禽の重量の計量作業の改善を、継続的に求めていることを示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】イギリス特許第2 125 174(B)号明細書
【文献】国際公開第2013/154427号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
チェーン張力制御機構の目的は、チェーンが妨げとなって生じる家禽重量の計量作業における不正確さを低減することである。特に特許文献2に記載の計量装置が示すように、先行技術は、複雑で、それゆえ比較的コストのかかる構造に発展してきた。特許文献2に記載の装置は、2つの湾曲トラック部を反対方向に辿る経路を規定する2つの後続プーリと、それら2つの湾曲トラック部の間に配置される計量トラック部とを有する。この構造は、家禽の揺れを生じさせ、家禽の重量の計量の精度を悪化させ得るという課題がある。また、この家禽の揺れによって隣接する家禽が互いに接触することで、搬送される家禽の間で交差汚染が発生する危険性がある。
【0006】
本発明の目的は、コンベアラインを移動する家禽の重量を計量する計量装置の構成を、計量精度を損なうことなく簡易化し、コストメリットを実現することである。
【0007】
本発明のさらなる目的は、家禽が搬送される間、特に計量ステーションを通過する際に、家禽の進行性の揺れ動きを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
したがって、本発明の計量装置は、添付の請求項に記載する1つまたは複数の特徴を備えている。
【0009】
本発明の第1の局面によれば、チェーン張力制御機構は、回転ホイールを有し、回転ホイールの外周は、湾曲トラック部から続いて計量トラック部を通過する。回転ホイールは、複数の係合ユニットを支持する。複数の係合ユニットは、駆動チェーンに張力を付与するために湾曲トラック部の駆動チェーンおよび/またはキャリアに係合し、駆動チェーンの張力を緩和するために計量トラック部の駆動チェーンおよび/またはキャリアとの係合を解除する。このような簡易的な構成により、発明の効果を損なうことなく先行技術のような複雑な構成を回避することができる。
【0010】
好適な実施形態では、係合ユニットは、駆動チェーンおよび/またはキャリアと係合および係合解除のために、回転ホイールの半径方向に移動可能である。
【0011】
好適な実施形態では、係合ユニットは、回転ホイールに設けられたシャフトに摺動可能に取り付けられる。
【0012】
好適な実施形態では、計量装置は、固定ガイドリングを有する。回転ホイールによって支持される係合ユニットは、ガイドホイールを有する。係合ユニットのガイドホイールは、固定ガイドリングのガイドトラックを走行する。本構成により、固定ガイドリングのガイドトラックは、湾曲トラック部では係合ユニットを駆動チェーンおよび/またはキャリアに係合させ、計量トラック部では係合ユニットを駆動チェーンおよび/またはキャリアとの係合から解除させることができる。本構成による方法は、所定の瞬間、すなわち、家禽が計量トラック部の計量ステーションを通過する瞬間に、係合ユニットを正確に駆動チェーンおよび/またはキャリアに作用させるようにするために、効果的で信頼できる方法である。
【0013】
湾曲トラック部に適用される可能性のあるあらゆる曲率に対応するために、回転ホイールに対して係合ユニットの半径方向の移動を引き起こす固定ガイドリングのガイドトラックが、第1ガイドトラック部と第2ガイドトラック部とを有し、第1ガイドトラック部が駆動チェーンに張力を付与し、第2ガイドトラック部が駆動チェーンの張力を緩和するように、第1ガイドトラック部は第2ガイドトラック部よりも回転ホイールの回転軸から遠く離れるように配置されることが望ましい。
【0014】
好適な実施形態では、計量トラック部は、その入口部および出口部の両方において、湾曲トラック部の少なくとも一部で区切られている。計量トラック部は、計量トラック部の両端である湾曲トラック部間を可能な限り短くした部位であるため、この構成により、駆動チェーンの一部が計量トラック部の領域にあるときに、駆動チェーンの張力が緩和される。
【0015】
特に、計量トラック部が計量ステーションにおいて適切にロードセルを備えているときは、重量測定の精度を確保するために、計量トラック部が湾曲トラック部と直接的に接続されていないことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1A】本発明の実施形態に係る計量装置の斜視図である。
図1B】同計量装置の底面図である。
図2】係合ユニットの斜視図である。
図3】係合ユニットをガイドリングの半径方向に移動させるための固定ガイドリングを示す底面図である。
図4】計量トラック部におけるロードセルを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の特許請求の範囲に関して限定的ではない、本発明による計量装置の例示的な実施形態の図面を参照しながら、本発明をさらに解明していく。
【0018】
図中、同じ符号が付されている場合、これらの符号は同じ部分を指す。
【0019】
図1Aおよび図1Bは、計量装置1を示している。計量装置1は、コンベアライン2において、キャリア3によって搬送される家禽(家禽は図示を省略しているが、家禽の外観は、当業者にとっては一般的に既知である)を計量する。コンベアライン2は、具体的には、T字状のトラックであるが、他の形態で構成されても良い。キャリア3は、ホイール4によって支持される。ホイール4は、コンベアライン2のトラックを走行する。キャリア3は、駆動チェーン12によって互いに連結される。図3に示すように、コンベアライン2は、少なくとも湾曲トラック部2´と計量トラック部2´´とを有する。図4に示すように、計量ステーションは、ロードセル14を有し、計量トラック部2´´に沿って配置される。図4に示すように、計量トラック部2´´と、湾曲トラック部2´とは、直接的に接続されていない。
【0020】
計量装置1は、チェーン張力制御機構を備える。チェーン張力制御機構は、計量トラック部2´´に沿った計量ステーションまたはその付近において、駆動チェーン12の張力を緩和する。
【0021】
チェーン張力制御機構は、回転ホイール6を有する。図1Bおよび図3に示すように、回転ホイール6は、その外周6´が湾曲トラック部2´の一部に続き、かつ計量ステーションが配置されている計量トラック部2´´を通過する。回転ホイール6は、複数の係合ユニット5を支持する。係合ユニット5は、回転ホイール6が回転されることで回転する。また、係合ユニット5は、回転ホイール6に対して半径方向に移動可能である。係合ユニット5は、回転ホイール6に対して半径方向に移動することで、湾曲トラック部2´内の駆動チェーン12またはキャリア3に係合して駆動チェーン12に張力を付与し、計量トラック部2´´の駆動チェーン12およびキャリア3との係合が解除されることで、駆動チェーン12の張力を緩和する。
【0022】
より効果的な観点からは、図3に示すように、計量装置1が固定ガイドリング11を有しており、また、回転ホイール6によって支持される係合ユニット5が固定ガイドリング11のガイドトラック13を走行するガイドホイール10を有していることが好適である。
【0023】
図3より、ガイドトラック13は、第1ガイドトラック部13´と第2ガイドトラック部13´´とを有する。第1ガイドトラック部13´は、第2ガイドトラック部13´´より回転ホイール6の回転軸8から遠く離れている。これにより、ガイドトラック13は、係合ユニット5の回転ホイール6に対する半径方向の移動を誘起する。ガイドトラック13は、湾曲トラック部2´において係合ユニット5を駆動チェーン12および/またはキャリア3に係合させ、計量トラック部2´´において係合ユニット5を駆動チェーン12および/またはキャリア3との係合から解除させる。したがって、第1ガイドトラック部13´にて駆動チェーン12に張力が付与され、第2ガイドトラック部13´´にて駆動チェーン12の張力が緩和される。
【0024】
計量トラック部2´´は、その入口部およびその出口部の両方において、少なくとも一部で湾曲トラック部2´と区切られる。計量トラック部2´´は、計量トラック部2´´の両端にある湾曲トラック部2´間を可能な限り短くした部位であるため、本構成により、駆動チェーン12の一部が、計量トラック部2´´の領域にあるときに、駆動チェーン12の張力が緩和される。これは、計量トラック部2´´が湾曲している場合にも適用される。
【0025】
図2より、係合ユニット5は、その一端が回転ホイール6上の支持体15に取り付けられており、係合ユニット5は、シャフト7上で摺動可能である。なお、係合ユニット5は、別の方法で回転ホイール6に取り付けられるように構成されても良い。
【0026】
使用中、本発明の計量装置1は、以下のように動作する。
【0027】
キャリア3は、コンベアライン2上を搬送方向Tに搬送されて、湾曲トラック部2´に到達する。駆動チェーン12は、当業者に知られている駆動手段(不図示)によって駆動され、キャリア3をトラックに沿って搬送する。湾曲トラック部2´の半径は、R1である。キャリア3は、湾曲トラック部2´に到達すると、係合ユニット5によって係合される。上述したように、係合ユニット5は、回転ホイール6上のシャフト7に摺動可能に取り付けられている。したがって、係合ユニット5は、回転軸8を中心とする回転ホイール6の回転によって湾曲トラック部2´に沿って搬送され、また、シャフト7上を摺動することによって回転軸8に対して半径方向に移動可能である。
【0028】
図2図3を組み合わせると明らかなように、固定ガイドリング11のガイドトラック13は、ガイドトラック13内を走行する係合ユニット5のガイドホイール10を介して係合ユニット5をガイドする。第1ガイドトラック部13´の半径はR2であり、計量トラック部2´´付近の第2ガイドトラック部13´´の半径は、例えばR2よりも小さいR3である。よって、第2ガイドトラック部13´´は、第1ガイドトラック部13´よりも回転軸8に近い位置にある。他の実施形態として、第2ガイドトラック部13´´は矩形として構成されても良い。
【0029】
上述したように、キャリア3は、駆動チェーン12に結合されている。よって、キャリア3は、湾曲トラック部2´の始点に向かって搬送方向Tに移動する。そして、係合ユニット5は、回転ホイール6と共に回転し、駆動チェーン12および/またはキャリア3と、係合ユニット5が有する係合手段9にて係合する。係合ユニット5がキャリアである駆動チェーン12に接触していることで、駆動チェーン12が係合ユニット5を駆動するため、回転ホイール6は回転するように配置される。このことは、回転ホイール6の回転軸8を中心とする係合ユニット5の回転運動がキャリア3の運動と同期している限り、回転ホイール6を駆動する別のアクチュエータは不要である(追加することはできる)ことを意味する。
【0030】
係合ユニット5が搬送されるとき、係合ユニット5のガイドホイール10は、固定ガイドリング11のガイドトラック13に沿って移動される。係合ユニット5は、湾曲トラック部2´上では湾曲したトラックをたどる。係合ユニット5は、計量トラック部2´´に到達すると、計量トラック部2´´の付近の第2ガイドトラック部13´´の半径R3が、湾曲トラック部2´に続く第1ガイドトラック部13´の半径R2よりも小さいことにより、係合ユニット5は、回転ホイール6の回転軸8に向かって半径方向にスライドする。係合ユニット5のこの半径方向内側への移動により、駆動チェーン12は、計量トラック部2´´において係合ユニット5の係合手段9との係合が解除される。
【0031】
一台のキャリア3のホイール4が計量トラック部2´´に到達すると、ロードセル14は、家禽を搬送するキャリア3の重量を測定する。計量トラック部2´´では駆動チェーン12の張力が除去されているため、駆動チェーン12の張力が妨げとなって生じる重量測定の不正確さが低減される。一台のキャリア3が計量トラック部2´´を離れると、係合ユニット5は、再び回転ホイール6の回転軸8から半径方向に離れる方向に移動する。係合ユニット5は、係合手段9が駆動チェーン12および/またはキャリア3と再び係合し、駆動チェーン12には張力が付与される。
【0032】
本発明の実施形態は、互いに独立して本明細書に開示されている特徴のあらゆる組合せを含むことができる。本発明は、本発明の方法の例示的な実施形態を参照して前述で議論されてきたが、本発明は、本発明から逸脱することなく多くの方法で変化させることができるところの、この特定の実施形態に制限されない。したがって、説明した例示的な実施形態は、添付の請求項をそれに従って厳密に解釈するために使用されないものとする。それどころか、この実施形態は、単に添付の特許請求の範囲の文言を説明するためのものであり、特許請求の範囲をこの例示的な実施形態に限定することを意図するものではない。したがって、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲のみに従って解釈されるものとし、特許請求の範囲の文言における起こり得る曖昧さは、この例示的な実施形態を使用して解決されるものとする。
【0033】
本発明の変形および修正は、当業者には明らかであり、添付の特許請求の範囲にそのような修正および同等のものをすべて包含することを意図している。上記で引用した全ての文献、出願、特許、および出版物の開示内容全体は、参照することにより本明細書に組み込まれる。上記で「必須」であると特に記載されていない限り、様々な構成要素またはそれらの相互関係は、いずれも本発明に必須ではない。むしろ、望ましい結果は、様々な構成要素を代用すること、および/またはそれらの相互の関係を再構成することによって、達成することができる。
図1A
図1B
図2
図3
図4