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特許7520097判定装置、判定方法および判定プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-11
(45)【発行日】2024-07-22
(54)【発明の名称】判定装置、判定方法および判定プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/9535 20190101AFI20240712BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240712BHJP
【FI】
G06F16/9535
G06Q50/10
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022203327
(22)【出願日】2022-12-20
(65)【公開番号】P2024088250
(43)【公開日】2024-07-02
【審査請求日】2023-01-13
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】檀上 周作
(72)【発明者】
【氏名】福山 怜史
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-232108(JP,A)
【文献】特開2021-056916(JP,A)
【文献】特開2020-155141(JP,A)
【文献】特開2020-024674(JP,A)
【文献】特表2022-538702(JP,A)
【文献】特開2022-080911(JP,A)
【文献】国際公開第2022/070908(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索対象からタグ候補を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記タグ候補に対応する利用者の行動履歴に基づいて前記タグ候補の検索に関する周期性の有無を推定する推定部と、
前記推定部によって前記周期性が有ると判定された前記タグ候補に対して、前記タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する判定部と
を備えることを特徴とする判定装置。
【請求項2】
前記判定部は、
判定対象となる期間にピークを迎える前記タグ候補を前記タグとして採用すると判定すること
を特徴とする請求項に記載の判定装置。
【請求項3】
前記推定部は、
類似する他の前記タグ候補の周期性に基づいて前記タグ候補の周期性の有無を推定すること
を特徴とする請求項に記載の判定装置。
【請求項4】
前記タグとして採用すると判定された前記タグ候補を利用者による検索時に提案する提案部
を備えることを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
【請求項5】
前記タグとして採用すると判定された前記タグ候補を用いて検索が行われた場合に、当該タグ候補に対応する前記検索対象を含む検索結果を提供する提供部
を備えることを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
【請求項6】
前記推定部は、
前記タグ候補から前記検索対象が閲覧された閲覧履歴に基づいて前記周期性の有無を推定すること
を特徴とする請求項に記載の判定装置。
【請求項7】
前記抽出部は、
前記検索対象に関する投稿情報から前記タグ候補を抽出すること
を特徴とする請求項1に記載の判定装置。
【請求項8】
前記抽出部は、
前記検索対象として飲食店に関する投稿情報から前記タグ候補を抽出すること
を特徴とする請求項に記載の判定装置。
【請求項9】
前記判定部は、
前記飲食店で提供される提供物に関する前記タグ候補について前記タグとして採用するか否かを判定すること
を特徴とする請求項に記載の判定装置。
【請求項10】
前記判定部は、
前記利用者の属性に応じて、前記タグ候補を検索時に用いる前記タグとして採用するか否かを判定すること
を特徴とする請求項1に記載の判定装置。
【請求項11】
前記判定部は、
前記利用者によるサービスの利用履歴から推定される前記検索対象の利用目的に応じて、前記タグ候補を検索時に用いる前記タグとして採用するか否かを判定すること
を特徴とする請求項1に記載の判定装置。
【請求項12】
コンピュータが実行する判定方法であって、
検索対象からタグ候補を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された前記タグ候補に対応する利用者の行動履歴に基づいて前記タグ候補の検索に関する周期性の有無を推定する推定工程と、
前記推定工程によって前記周期性が有ると判定された前記タグ候補に対して、前記タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する判定工程と
を含むことを特徴とする判定方法。
【請求項13】
検索対象からタグ候補を抽出する抽出手順と、
前記抽出手順によって抽出された前記タグ候補に対応する利用者の行動履歴に基づいて前記タグ候補の検索に関する周期性の有無を推定する推定手順と、
前記推定手順によって前記周期性が有ると判定された前記タグ候補に対して、前記タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する判定手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする判定プログラム。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、判定装置、判定方法および判定プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、飲食店を紹介するサービスにおいて、利用者の嗜好にあわせてレコメンドする飲食店を選択する技術がある。このような技術においては、利用者が入力した検索クエリに対して飲食店の紹介情報から抽出した特徴量に応じてレコメンドする飲食店を選択する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-53870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、利用者に対して適切な検索サービスを提供するうえで改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対して適切な検索サービスを提供することができる判定装置、判定方法および判定プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る判定装置は、検索対象からタグ候補を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された前記タグ候補と、当該タグ候補に対応する利用者の行動履歴とに基づいて、前記タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する判定部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る判定装置によれば、利用者に対して適切な検索サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係る利用者情報データベースに格納する情報の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る店舗情報データベースに格納される情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係るタグ情報データベースに格納する情報の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る周期性の推定処理の模式図である。
図7図7は、実施形態に係るタグ候補のスコアの一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る推定処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、実施形態に係る判定処理の一例を示すフローチャートである。
図10図10は、実施形態に係る情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る判定装置、判定方法および判定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る判定装置、判定方法および判定プログラムが限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【0011】
図1に示す実施形態に係る情報提供装置1は、各種Webサービスを提供する情報提供装置である。情報提供装置1は、実施形態に係る判定装置の一例であり、例えば、グルメサイトを運営する。なお、情報提供装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信等のサービスを提供してもよい。
【0012】
情報提供装置1は、各利用者の利用者端末10と連携し、各利用者Uの利用者端末10に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報提供装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。また、情報提供装置1は、実際には、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよい。
【0013】
利用者端末10は、利用者Uによって操作される端末である。例えば、利用者端末10は、所定のネットワークを介して情報提供装置1が提供する各種Webサービスを利用者Uに対して提供する。
【0014】
例えば、利用者端末10は、情報提供装置1から提供されるグルメサイトに関する各種情報を利用者Uに対して提供する。また、利用者端末10は、情報提供装置1に対して利用者Uによる口コミ(投稿情報)に関する情報を提供する。
【0015】
ところで、情報提供装置1は、グルメサイトに掲載する店舗(飲食店)に関する店舗情報を格納する店舗データベースと、各店舗の検索タグとなるタグ情報データベースとを有する。情報提供装置1は、利用者端末10から取得した口コミ情報を取得し(ステップS1)、店舗情報データベースに格納していく。
【0016】
例えば、情報提供装置1は、各利用者Uから取得した口コミ情報を店舗に関する情報とともに各利用者Uに対して提供する。なお、口コミ情報は、利用者Uが利用した店舗に関する評価(例えば、5段階評価)、店舗のサービス等に関する感想、店舗で撮影した写真等が含まれる。
【0017】
情報提供装置1は、所定の自然言語処理を用い、口コミ情報から各店舗のタグ候補を抽出し(ステップS2)、タグ情報データベースに格納する。図1に示す例において、情報提供装置1は、「××ウナギ〇〇店」に対する「(お店の)雰囲気もよく、うなぎがおいしい」との口コミ情報から「雰囲気がいい」および「うなぎがおいしい」といったタグ候補を抽出した場合を示す。
【0018】
つづいて、情報提供装置1は、各タグ情報を用いて検索される各店舗のPV(Page View)数を計測する(ステップS3)。情報提供装置1は、「雰囲気がいい」という検索クエリから対応する店舗の店舗ページアクセスされた場合、「雰囲気がいい」というタグ候補にPV数を加算していく。
【0019】
情報提供装置1は、PV数計測の結果を用い、各タグ候補について周期性の有無を推定する。情報提供装置1は、各種統計処理を用いて、PV数の推移から周期性の有無を推定する(ステップS4)。
【0020】
周期性は、例えば、四季単位、月単位や週単位であるが、曜日単位、日付単位であってもよい。すなわち、情報提供装置1は、四季単位や月単位で各タグ候補のPV数を集計し、四季単位や月単位における各タグ候補のPV数の各種統計処理によって周期性の有無を推定する。
【0021】
例えば、情報提供装置1は、各タグ候補について統計処理によって周期性スコアを算出し、算出した周期性スコアが閾値を超えるタグ候補について周期性有りと推定する。また、情報提供装置1は、店舗カテゴリや、提供する料理種別毎に周期性の有無を推定するようにしてもよい。また、情報提供装置1は、店舗の顧客単価などに応じて分類した所定のカテゴリ毎に周期性を推定するようにしてもよい。
【0022】
図1に示す例では、「雰囲気がいい」というタグ候補に周期性がなく、「うなぎがおいしい」というタグ候補に周期性ありと推定した場合を示し、「うなぎがおいしい」というタグ候補のピークは「1月および7月」である場合を示す。なお、以下では、周期性がないタグ候補について「通年タグ」と記載し、周期性があるタグ候補について「周期性タグ」と記載する場合がある。
【0023】
その後、情報提供装置1は、利用者端末10から検索リクエストを受け付ける(ステップS5)。情報提供装置1は、検索リクエストに対し、採用するタグを判定する(ステップS6)。
【0024】
情報提供装置1は、タグ候補毎に検索時にあわせてPV実績に連動するスコアを変動させ、例えば、スコアが閾値を超えるタグ候補を採用するタグとして判定する。情報提供装置1は、例えば、周期性タグのピークを迎える1月および7月においては、対応する周期性タグのスコアを高くし、ピーク以外の期間については周期性タグのスコアを低くする。
【0025】
これにより、周期性タグのスコアが高いピーク期間においては、周期性タグを用いた検索結果において対応する店舗がより検索上位になり、ピーク期間以外の期間において対応する店舗の検索順位が降下する。つまり、情報提供装置1は、タグ候補がトレンドとなる期間か否かで、対応するタグ候補の重みを調整する。
【0026】
その後、情報提供装置1は、検索リクエスト元の利用者端末10に対して検索結果を提供する(ステップS7)。このように、情報提供装置1は、タグ候補の周期性にあわせてタグ候補のスコアを変動させる。
【0027】
これにより、情報提供装置1は、周期性にあわせた適切な検索結果を提供することが可能となるので、利用者Uに対して適切な検索サービスを提供することができる。また、情報提供装置1は、飲食店において提供される提供物(例えば、うなぎ)に関するタグ候補についてタグとして採用するか否かを判定することで、提供物に関するトレンドに応じた検索サービスを提供することができる。
【0028】
〔2.情報提供装置の構成例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報提供装置1の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置1の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、情報提供装置1は、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを有する。
【0029】
(通信部2)
通信部2、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部2は、ネットワークと有線又は無線で接続される。
【0030】
(記憶部3)
記憶部3は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部3は、利用者情報データベース31と、店舗情報データベース32と、タグ情報データベース33とを有する。
【0031】
(利用者情報データベース31)
利用者情報データベース31は、利用者Uに関する各種利用者情報を格納するデータベースである。図3は、実施形態に係る利用者情報データベース31に格納する情報の一例を示す図である。
【0032】
利用者情報データベース31は、「利用者ID」、「アカウント情報」、「検索履歴」、「利用履歴」、「口座情報」などといった項目の情報を互い対応付けて記憶する。「利用者ID」は、各利用者を識別するための識別子である。
【0033】
「アカウント情報」は、情報提供装置1が提供する各種Webサービスに対して各利用者Uが登録した情報である。アカウント情報は、氏名、年齢、職業、住所、家族構成などといった情報を含む。
【0034】
「検索履歴」は、対応する利用者IDによって識別される利用者Uの検索履歴である。「利用履歴」は、対応する利用者IDによって識別される利用者Uの利用履歴である。利用履歴は、情報提供装置1が提供するグルメサイトを経由して利用者Uが利用した店舗に関する履歴である。なお、利用履歴は、利用者端末10の位置情報の履歴や、利用者端末10を利用した電子決済サービスの使用履歴から利用者Uが利用した店舗を特定したものであってもよい。また、利用履歴は、利用者Uによる口コミ情報や、SNSの発信から利用者Uが利用した店舗を特定したものであってもよい。
【0035】
「口座情報」は、対応する利用者IDによって識別される利用者Uの口座情報である。口座情報は、利用者端末10を利用した電子決済サービスの口座に関する情報であるが、銀行口座や証券口座、クレジットカードが紐づいていてもよい。
【0036】
(店舗情報データベース32)
店舗情報データベース32は、グルメサイトに掲載する店舗に関する各種店舗情報を格納するデータベースである。図4は、実施形態に係る店舗情報データベース32に格納される情報の一例を示す図である。
【0037】
図4に示すように、店舗情報データベース32は、「店舗ID」、「店舗情報」、「投稿情報」、「PV履歴」、「使用用途」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
【0038】
「店舗ID」は、各店舗を識別するための識別子である。「店舗情報」は、各店舗に関する基本情報であり、店舗名、営業時間、住所、電話番号、店舗紹介、メニューやコース、利用可能なクーポンに関する情報を含む。
【0039】
「投稿情報」は、各利用者から投稿された口コミに関する情報であり、各利用者の店舗に対する評価や感想、写真を含む。
【0040】
「PV履歴」は、対応する店舗の店舗ページへのアクセス履歴であり、いつ、だれに、どんな検索クエリで店舗ページにアクセスされたかといった情報が含まれる。利用履歴は、各利用者による店舗の利用履歴であり、いつ、どんな利用者が店舗を利用したかといった情報や支払金額に関する情報が含まれる。
【0041】
「使用用途」は、対応する店舗の使用用途である。なお、使用用途は、例えば、投稿情報から推定するようにしてもよく、店舗情報から抽出するようにしてもよい。また、利用者によって使用用途が異なるため、利用者の属性等に応じて、複数の使用用途を含むようにしてもよい。
【0042】
(タグ情報データベース33)
タグ情報データベース33は、タグやタグ候補に関する各種タグ情報を格納するデータベースである。図5は、実施形態に係るタグ情報データベース33に格納する情報の一例を示す図である。
【0043】
図5に示すように、タグ情報データベース33は、店舗毎に「検索クエリ」、「種別」、「PV実績」、「周期性」、「ピーク」、「異常フラグ」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
【0044】
「クエリ」は、対応する店舗にタグ付けされたクエリである。「種別」は、対応するクエリの種別を示し、タグであれば「0」、候補タグであれば「1」となる。「PV実績」は、対応するクエリによる店舗のPVの履歴である。
【0045】
「周期性」は、対応するクエリの周期性の有無である。「ピーク」は、周期性があるクエリのピークとなる期間を示す。「異常フラグ」は、対応するクエリの異常の有無を示す。例えば、PVが通常の挙動である場合「0」、通常と異なる挙動である場合「1」となる。通常と異なる挙動は、対応するクエリが瞬間的に多く利用された場合(いわゆるバズった場合)などが挙げられる。
【0046】
(制御部4)
制御部4は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報提供装置1の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図2に示す例では、制御部4は、取得部41と、抽出部42と、推定部43と、判定部44と、提案部45と、提供部46とを有する。
【0047】
(取得部41)
取得部41は、通信部2を介して、利用者端末10から検索クエリ等を含む各種リクエストや、口コミ情報を取得する。また、取得部41は、利用者端末10からWebサイト上で各店舗に対する予約情報を取得する。
【0048】
(抽出部42)
抽出部42は、検索対象からタグ候補を抽出する。抽出部42は、検索対象である各店舗の店舗情報および各店舗の口コミ情報からタグ候補を抽出する。抽出部42は、口コミ情報からタグ候補を抽出することにより、自律的にタグ候補を生成することが可能となる。
【0049】
抽出部42は、口コミ情報を解析し、頻出ワードやポジティブワードをタグ候補として抽出する。ポジティブワードは、検索対象である各店舗に関する評価等のキーワードであって、好意的な評価を示すワードであってもよい。
【0050】
すなわち、ポジティブワードとは、各種任意の判定手段によって好意的であると判定されるキーワードであって、店舗そのもの、もしくは、対応する店舗と関連する対象(料理等)に対するキーワードを含む概念である。
【0051】
(推定部43)
推定部43は、利用者の行動履歴に基づいてタグ候補の検索に関する周期性の有無を推定する。推定部43は、利用者の行動履歴として、利用者が使用した検索クエリおよび店舗ページのペアを用いてタグ候補それぞれについて周期性の有無を推定する。なお、行動履歴は、利用者による所定のコンバージョンであってもよい。所定のコンバージョンは、店舗の利用や、予約、お気に入り登録であってもよく、口コミ情報の投稿であってもよい。
【0052】
推定部43は、タグ情報データベース33に登録された各タグ候補のPV実績に対する各種統計処理によって、各タグ候補について周期性の有無を推定する。推定部43は、各周期における各タグ候補のPV実績に対し各種統計処理を用いて各タグ候補の周期性スコアを算出する。なお、PV実績は、閲覧履歴の一例に対応する。
【0053】
推定部43は、算出した周期性スコアが閾値を超えるタグ候補について周期性ありと推定し、周期性スコアが閾値以下のタグ候補について周期性なしと推定する。また、推定部43は、類似する他のタグ候補の周期性から周期性の有無を推定するようにしてもよい。
【0054】
図6は、実施形態に係る周期性の推定処理の模式図である。図6に示すように、第1階層が「鍋料理」であり、その配下にある第2階層にある「レモン鍋」について周期性の有無を推定する場合について説明する。
【0055】
例えば、推定部43は、PV実績において「レモン鍋」のピークを新規に観測した場合、上位階層にある鍋料理の周期性に基づいて、レモン鍋の周期性の有無を推定する。より具体的には、推定部43は、既に周期性がある「鍋料理」のピーク時期と、レモン鍋のピーク時期が重なる場合やその形状が類似する場合等に、レモン鍋の今回のピークが周期性に基づくものであると推定する。
【0056】
これにより、新たなタグ候補のピークが観測された場合であっても、類似する他のタグ候補のピークから周期性の有無を適切に推定することができる。なお、推定部43は、辞書やナレッジベースを利用してタグ候補と類似する他のタグ候補を推定することができる。
【0057】
また、推定部43は、新たなタグ候補のピークが観測された場合に、例えば、類似するタグ候補の周期性を利用しても周期性を見いだせない場合には、異常フラグを立てるようにしてもよい。例えば、「レモン鍋」のピークが単発のピークである場合には、異常フラグを立てることになる。
【0058】
(判定部44)
判定部44は、抽出部42によって抽出されたタグ候補と、当該タグ候補に対応する利用者の行動履歴とに基づいて、タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する。
【0059】
判定部44は、例えば、推定部43によって周期性が有ると判定されたタグ候補である周期性タグについてタグとして採用するか否かを判定する。なお、通年タグについてはスコアを一定にしておくため、タグとして採用するか否かの判定対象から除外される。
【0060】
判定部44は、各周期性タグの周期に応じてスコアを変動させて、スコアが閾値を超える周期性タグについてタグとして採用すると判定する。図7は、実施形態に係るタグ候補のスコアの一例を示す図である。なお、図7では、期間Aと期間Bとにおけるスコアによる各タグ候補の順位を示し、通年タグである「雰囲気がいい」のスコアは一定であるものとする。
【0061】
図7に示すように、周期性タグである「うなぎがおいしい」というタグ候補のピークとなる期間Aにおいては、「うなぎがおいしい」というタグ候補のスコアが上昇するため、通年タグである「雰囲気がいい」というタグ候補のスコアに比べて高くなる。
【0062】
一方、例えば、期間A以外である期間Bにおいては、「うなぎがおいしい」というタグ候補のスコアが減少し、双方のタグ候補のスコアが逆転する。判定部44は、期間Aにおいては、「うなぎがおいしい」というタグ候補をタグとして判定するとともに、例えば、期間Bにおいてはタグ候補として判定しない。これにより、「うなぎがおいしい」時期に対応するタグ候補がタグとして採用されることになる。
【0063】
また、判定部44は、利用者の属性に応じて、タグ候補をタグとして採用するか否かを判定するようにしてもよい。利用者の属性は、例えば、各種デモグラフィック属性に応じて分類するようにしてもよく、例えば、利用する店舗の傾向、検索クエリの傾向、閲覧する店舗ページの傾向の少なくともいずれかに応じて分類される。例えば、利用する店舗の傾向は、店舗カテゴリ、価格帯、時間帯や曜日、同伴者の有無などに応じてさらに細分化するようにしてもよい。
【0064】
例えば、判定部44は、各利用者の行動履歴から利用者のクラスタリングを行い、利用者を各属性に分類する。そして、判定部44は、属性毎の行動傾向に応じて、タグ候補をタグとして採用するか否かを判定する。
【0065】
また、判定部44は、利用者による行動履歴を分析し、今回の利用目的を推定して、各タグ候補をタグとして採用するか否かを判定するようにしてもよい。例えば、判定部44は、利用者の利用目的を「女子会」として推定した場合、タグ候補「女子会」をタグとして採用すると判定する。
【0066】
その結果、判定部44は、利用者の属性および利用者の目的に応じて、タグ候補をタグとして採用するか否かを判定する。例えば、判定部44は、「リーズナブル」というタグの店舗をクリックする利用者群に対して、対極にある「高級」などといったタグ候補をタグとして採用しないように判定する。また、判定部44は、推定される利用者の目的が女子会である場合、「女子会」のタグ候補のスコアを上昇させて、タグとして採用する。
【0067】
(提案部45)
提案部45は、判定部44によりタグとして採用すると判定されたタグ候補を利用者による検索時に提案する。提案部45は、利用者端末10で検索画面等を表示する際に、タグとして採用されるタグ候補を利用者に対して提案する。
【0068】
図7で説明した例において、提案部45は、期間Aにおいては「うなぎがおいしい」というタグ候補を利用者に対して提案することになる。また、提案部45は、タグ候補を検索カテゴリや、特集のひとつとして利用者に対して提案するようにしてもよい。
【0069】
例えば、この場合、期間Aにおいて「うなぎがおいしい」という検索カテゴリや特集が新たに生成されることになるので、利用者は、各店舗を周期性にあわせて容易に検索することができる。
【0070】
(提供部46)
提供部46は、判定部44によりタグとして採用すると判定されたタグ候補を用いて検索が行われた場合に、当該タグ候補に対応する検索対象を含む検索結果を提供する。例えば、提供部46は、店舗情報データベース32から利用者が入力した検索条件に対応する店舗を抽出し、抽出した店舗に関する情報を利用者に対して提供する。提供部46は、検索条件および各店舗のタグを照合することで店舗の抽出を行う。
【0071】
また、提供部46は、各店舗の店舗ページに関する情報を提供する場合に、各店舗の口コミのうち、タグを強調表示した画面を生成するようにしてもよい。例えば、口コミ情報のうち、「うなぎがおいしい」という文字列が強調表示されるため、利用者は、口コミ情報から店舗で提供される提供物の旬を容易に把握することができる。
【0072】
〔3.処理フロー〕
次に、図8および図9を用いて、実施形態に係る情報提供装置1が実行する処理フローについて説明する。図8は、実施形態に係る推定処理の一例を示すフローチャートである。図9は、実施形態に係る判定処理の一例を示すフローチャートである。
【0073】
図8に示すように、情報提供装置1は、各利用者からグルメサイトに投稿された投稿情報を取得する(ステップS101)。つづいて、情報提供装置1は、投稿情報からタグ候補を抽出する(ステップS102)。
【0074】
つづいて、情報提供装置1は、各タグ候補についてPV計測処理を行い(ステップS103)、PV計測処理の結果に基づいて、各種統計処理を行うことで、各タグ候補の周期性の有無を推定する(ステップS104)。そして、情報提供装置1は、処理を終了する。
【0075】
次に、図9を用いて実施形態に係る判定処理の処理フローについて説明する。図9に示すように、情報提供装置1は、周期性タグについて周期性に応じてスコアを変動させる(ステップS111)。
【0076】
つづいて、情報提供装置1は、周期性タグのスコアが閾値を超えるか否かを判定し(ステップS112)、周期性タグのスコアが閾値を超えると判定した場合(ステップS112;Yes)、対応する周期性タグをタグとして採用する(ステップS113)。
【0077】
また、情報提供装置1は、周期性タグのスコアが閾値以下であると判定した場合(ステップS112;No)、ステップS113の処理を経ずに処理を終了する。
【0078】
〔4.変形例〕
上述した実施形態では、検索対象が店舗(飲食店)である場合について説明したが、これに限定されるものではない。検索対象は、利用者の投稿情報が掲載されるものであれば、ECサイトに出店する店舗であってもよく、商品であってもよい。また、本願発明は、例えば、ホテル予約サービスや、ヘアサロン予約サービスを始めとする各種予約サービスに適用するようにしてもよい。
【0079】
〔5.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報提供装置1は、検索対象からタグ候補を抽出する抽出部42と、抽出部42によって抽出されたタグ候補と、当該タグ候補に対応する利用者の行動履歴とに基づいて、タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する判定部44とを備える。
【0080】
また、情報提供装置1は、行動履歴に基づいて前記タグ候補の検索に関する周期性の有無を推定する推定部43を備え、判定部44は、推定部43によって周期性が有ると判定されたタグ候補についてタグとして採用するか否かを判定する。
【0081】
また、判定部44は、判定対象となる期間にピークを迎えるタグ候補をタグとして採用すると判定する。また、推定部43は、類似する他の前記タグ候補の周期性に基づいてタグ候補の周期性の有無を推定する。
【0082】
また、情報提供装置1は、タグとして採用すると判定されたタグ候補を利用者による検索時に提案する提案部45を備える。情報提供装置1は、タグとして採用すると判定されたタグ候補を用いて検索が行われた場合に、当該タグ候補に対応する検索対象を含む検索結果を提供する。
【0083】
また、推定部43は、検索対象に対する閲覧履歴に基づいて周期性の有無を推定する。また、推定部43は、タグ候補から検索対象が閲覧された閲覧履歴に基づいて周期性の有無を推定する。
【0084】
また、抽出部42は、検索対象に関する投稿情報からタグ候補を抽出する。また、抽出部42は、検索対象として飲食店に関する投稿情報からタグ候補を抽出する。また、判定部44は、飲食店で提供される提供物に関するタグ候補についてタグとして採用するか否かを判定する。
【0085】
また、判定部44は、利用者の属性に応じて、タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する。また、判定部44は、検索対象の利用目的に応じて、タグ候補を検索時に用いるタグとして採用するか否かを判定する。
【0086】
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る判定装置は、利用者に対して適切な検索サービスを提供することができる。
【0087】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報提供装置1は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0088】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
【0089】
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USBメモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
【0090】
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、例えば、USB等により実現される。
【0091】
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
【0092】
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
【0093】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
【0094】
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0095】
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0096】
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部4の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
【0097】
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0098】
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0099】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【0100】
例えば、上述した情報提供装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0101】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0102】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0103】
1 情報提供装置
2 通信部
3 記憶部
4 制御部
10 利用者端末
31 利用者情報データベース
32 店舗情報データベース
33 タグ情報データベース
41 取得部
42 抽出部
43 推定部
44 判定部
45 提案部
46 提供部
U 利用者
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10