(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-11
(45)【発行日】2024-07-22
(54)【発明の名称】パブリッシングプラットフォームのデータイベントを多重化および逆多重化するためのシステムと方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/236 20110101AFI20240712BHJP
H04N 21/434 20110101ALI20240712BHJP
【FI】
H04N21/236
H04N21/434
(21)【出願番号】P 2022557939
(86)(22)【出願日】2021-01-22
(86)【国際出願番号】 IB2021050509
(87)【国際公開番号】W WO2022008981
(87)【国際公開日】2022-01-13
【審査請求日】2022-11-16
(31)【優先権主張番号】1-2020-03990
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】VN
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】シャーベル・ザアルール
(72)【発明者】
【氏名】ロク・ティ・バオ・ド
(72)【発明者】
【氏名】スティーヴン・ポール・ガネム
(72)【発明者】
【氏名】エリック・ジョシュア・バーレー
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-272541(JP,A)
【文献】特開2010-113542(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0218392(US,A1)
【文献】特開2016-167168(JP,A)
【文献】特開2010-061556(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信するステップであって、前記パブリッシングプラットフォームが、前記第1のコンテンツプロバイダおよび前記第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシング
し、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントが、複数のユーザデバイスを介する前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツとの対話に基づいて前記複数のユーザデバイスによって生成される、ステップと、
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成するステップと、
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記多重化されたデータを分析システムのデマルチプレクサに伝達するステップであって、前記デマルチプレクサが、前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化し、前記1つまたは複数の第1のデータイベントを前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達し、前記1つまたは複数の第2のデータイベントを前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達する、ステップと
を含む、方法
であって、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントがそれぞれ、前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1の識別子を含み、前記1つまたは複数の第2のデータイベントがそれぞれ、前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2の識別子を含み、
前記デマルチプレクサが、前記第1の識別子および前記第2の識別子に基づいて前記多重化されたデータを逆多重化し、前記1つまたは複数の第1のデータイベントを前記第1の識別子に基づいて前記第1のエンドポイントに伝達し、前記1つまたは複数の第2のデータイベントを前記第2の識別子に基づいて前記第2のエンドポイントに伝達する、方法。
【請求項2】
前記パブリッシングプラットフォームが、
前記複数のユーザデバイスに、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツをユーザに提供させ
る、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記多重化されたデータを生成するステップが、前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および1つまたは複数の第3のデータイベントを多重化するステップであって、前記1つまたは複数の第3のデータイベントが、第3のコンテンツ項目に関連付けられている、ステップを含み、
前記デマルチプレクサが、前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および前記1つまたは複数の第3のデータイベントに逆多重化し、前記デマルチプレクサが、前記1つまたは複数の第3のデータイベントを前記第3のコンテンツ項目に関連付けられるエンドポイントに伝達する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記分析システムの1つまたは複数の処理回路によって、前記多重化されたデータを受信するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、
前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化すること、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントを前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達すること、および
前記1つまたは複数の第2のデータイベントを前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達すること
を行うように前記デマルチプレクサを実装するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記パブリッシングプラットフォームに関連付けられる1つまたは複数のパブリッシャデータイベントを受信するステップをさらに含み、
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記多重化されたデータを生成するステップが、前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントを多重化するステップを含み、
前記分析システムの前記デマルチプレクサが、前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントに逆多重化し、前記デマルチプレクサが、前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントを前記パブリッシングプラットフォームに関連付けられるパブリッシャエンドポイントに伝達する、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記分析システムの1つまたは複数の処理回路によって、パブリッシャエンドポイントに伝達された前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントに基づいて前記パブリッシングプラットフォームについての1つまたは複数のパブリッシャメトリックを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントおよび前記1つまたは複数のパブリッシャメトリックのうちの少なくとも一方を含むパブリッシャダッシュボードを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、パブリッシャユーザデバイスのユーザインターフェースに、前記パブリッシャダッシュボードを表示させるステップであって、前記パブリッシャユーザデバイスが、前記パブリッシングプラットフォームに関連付けられている、ステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記分析システムの1つまたは複数の処理回路によって、前記第1のエンドポイントに伝達された前記1つまたは複数の第1のデータイベントに基づいて前記第1のコンテンツプロバイダについての1つまたは複数の第1のメトリックを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記第2のエンドポイントに伝達された前記1つまたは複数の第2のデータイベントに基づいて前記第2のコンテンツプロバイダについての1つまたは複数の第2のメトリックを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第1のメトリックのうちの少なくとも一方を含む第1のダッシュボードを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数の第2のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のメトリックのうちの少なくとも一方を含む第2のダッシュボードを生成するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、第1のユーザデバイスのユーザインターフェースに、前記第1のダッシュボードを表示させるステップであって、前記第1のユーザデバイスが、前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられている、ステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、第2のユーザデバイスのユーザインターフェースに、前記第2のダッシュボードを表示させるステップであって、前記第2のユーザデバイスが、前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられている、ステップと
をさらに含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
分析システムの1つまたは複数の処理回路によって、多重化されたデータを受信するステップであって、前記多重化されたデータが、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって多重化され、前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路が、
第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信することであって、前記パブリッシングプラットフォームが、前記第1のコンテンツプロバイダおよび前記第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする、受信すること
であって、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントが、複数のユーザデバイスを介する前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツとの対話に基づいて前記複数のユーザデバイスによって生成される、ことと、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、前記多重化されたデータを生成することと
を行う、ステップと、
前記1つまたは複数の処理回路によって、
前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化することと、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントを前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達することと、
前記1つまたは複数の第2のデータイベントを前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達することと
を行うようにデマルチプレクサを実装するステップと
を含む、方法
であって、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントがそれぞれ、前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1の識別子を含み、前記1つまたは複数の第2のデータイベントがそれぞれ、前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2の識別子を含み、
前記デマルチプレクサが、前記第1の識別子および前記第2の識別子に基づいて前記多重化されたデータを逆多重化し、前記1つまたは複数の第1のデータイベントを前記第1の識別子に基づいて前記第1のエンドポイントに伝達し、前記1つまたは複数の第2のデータイベントを前記第2の識別子に基づいて前記第2のエンドポイントに伝達する、方法。
【請求項10】
パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって、前記第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる前記1つまたは複数の第1のデータイベント、および前記第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる前記1つまたは複数の第2のデータイベントを受信するステップであって、前記パブリッシングプラットフォームが、前記第1のコンテンツプロバイダおよび前記第2のコンテンツプロバイダの前記コンテンツをパブリッシングする、ステップと、
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、前記多重化されたデータを生成するステップと、
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記多重化されたデータを前記分析システムの前記デマルチプレクサに伝達するステップと
をさらに含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、
前記複数のユーザデバイスに、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツをユーザに提供させるステップをさらに含
む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記多重化されたデータを生成するステップが、前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および1つまたは複数の第3のデータイベントを多重化するステップであって、前記1つまたは複数の第3のデータイベントが、第3のコンテンツ項目に関連付けられている、ステップを含み、
前記デマルチプレクサが、前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および前記1つまたは複数の第3のデータイベントに逆多重化し、前記デマルチプレクサが、前記1つまたは複数の第3のデータイベントを前記第3のコンテンツ項目に関連付けられるエンドポイントに伝達する、
請求項
10に記載の方法。
【請求項13】
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記パブリッシングプラットフォームに関連付けられる1つまたは複数のパブリッシャデータイベントを受信するステップをさらに含み、
前記パブリッシングプラットフォームの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記多重化されたデータを生成するステップが、前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントを多重化するステップを含み、
前記分析システムの前記デマルチプレクサが、前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベント、前記1つまたは複数の第2のデータイベント、および前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントに逆多重化し、前記デマルチプレクサが、前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントを前記パブリッシングプラットフォームに関連付けられるパブリッシャエンドポイントに伝達する、
請求項
10に記載の方法。
【請求項14】
前記分析システムの1つまたは複数の処理回路によって、パブリッシャエンドポイントに伝達された前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントに基づいて前記パブリッシングプラットフォームについての1つまたは複数のパブリッシャメトリックを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数のパブリッシャデータイベントおよび前記1つまたは複数のパブリッシャメトリックのうちの少なくとも一方を含むパブリッシャダッシュボードを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、パブリッシャユーザデバイスのユーザインターフェースに、前記パブリッシャダッシュボードを表示させるステップであって、前記パブリッシャユーザデバイスが、前記パブリッシングプラットフォームに関連付けられている、ステップと
をさらに含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項15】
前記分析システムの1つまたは複数の処理回路によって、前記第1のエンドポイントに伝達された前記1つまたは複数の第1のデータイベントに基づいて前記第1のコンテンツプロバイダについての1つまたは複数の第1のメトリックを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記第2のエンドポイントに伝達された前記1つまたは複数の第2のデータイベントに基づいて前記第2のコンテンツプロバイダについての1つまたは複数の第2のメトリックを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第1のメトリックのうちの少なくとも一方を含む第1のダッシュボードを生成するステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、前記1つまたは複数の第2のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のメトリックのうちの少なくとも一方を含む第2のダッシュボードを生成するステップと
をさらに含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項16】
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、第1のユーザデバイスのユーザインターフェースに、前記第1のダッシュボードを表示させるステップであって、前記第1のユーザデバイスが、前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられている、ステップと、
前記分析システムの前記1つまたは複数の処理回路によって、第2のユーザデバイスのユーザインターフェースに、前記第2のダッシュボードを表示させるステップであって、前記第2のユーザデバイスが、前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられている、ステップと
をさらに含む、請求項
15に記載の方法。
【請求項17】
命令を含む1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージ媒体であって、前記命令が、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信することであって、パブリッシングプラットフォームが、前記第1のコンテンツプロバイダおよび前記第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする、受信すること
であって、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントが、複数のユーザデバイスを介する前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツとの対話に基づいて前記複数のユーザデバイスによって生成される、ことと、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成することと、
前記多重化されたデータを分析システムのデマルチプレクサに伝達することであって、前記デマルチプレクサが、前記多重化されたデータを前記1つまたは複数の第1のデータイベントおよび前記1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化し、前記1つまたは複数の第1のデータイベントを前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達し、前記1つまたは複数の第2のデータイベントを前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達する、前記多重化されたデータを伝達することと
を行わせる、1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージ媒体
であって、
前記1つまたは複数の第1のデータイベントがそれぞれ、前記第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1の識別子を含み、前記1つまたは複数の第2のデータイベントがそれぞれ、前記第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2の識別子を含み、
前記デマルチプレクサが、前記第1の識別子および前記第2の識別子に基づいて前記多重化されたデータを逆多重化し、前記1つまたは複数の第1のデータイベントを前記第1の識別子に基づいて前記第1のエンドポイントに伝達し、前記1つまたは複数の第2のデータイベントを前記第2の識別子に基づいて前記第2のエンドポイントに伝達する、1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージ媒体。
【請求項18】
前記パブリッシングプラットフォームが、
前記複数のユーザデバイスに、前記第1のコンテンツおよび前記第2のコンテンツをユーザに提供さ
せる、
請求項
17に記載の1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージ媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年7月9日に出願されたベトナム国特許出願第1-2020-03990号に対する優先権を主張するものであり、その内容は、参照によって本明細書に組み込まれている。
【背景技術】
【0002】
いくつかの分析システムは、分析システムが、収集されたイベントデータを特定のプロジェクトに割り当てるのに使用することができる識別子を定義する。分析システムは、識別子を用いて構成設定されると、パブリッシングプラットフォーム(たとえば、モバイルアプリケーション、ウェブサイトなど)から信号を収集し、収集したデータを識別子に基づく適切なプロパティ(たとえば、エンドポイント)に割り当てること、たとえば、モバイルアプリケーションの収集されたデータをモバイルアプリケーションに関連付けられるプロパティに割り当てること、ウェブサイトの収集されたデータをウェブサイトに関連付けられるプロパティに割り当てることなどを行うことができる。分析システムは、コンテンツプロバイダシステムと共に、収集されたデータの分析および/または統合を行うことができる。
【0003】
しかしながら、いくつかのパブリッシングプラットフォームは、複数の異なるコンテンツプロバイダのコンテンツを提供することがある。たとえば、ビデオゲームプラットフォームは、異なるビデオゲーム会社によって開発された様々なビデオゲームを提供する可能性もある。ニュースプラットフォームは、異なるニュースメディアソースのニュースコンテンツを提供する可能性もある。分析システムが、複数の異なるコンテンツプロバイダのコンテンツを提供するパブリッシングプラットフォームについて識別子を使用するとき、それらの識別子は、パブリッシングプラットフォームの収集されたデータをすべて、パブリッシングプラットフォームに関連付けられるプロパティに割り当て、コンテンツプロバイダに割り当てるわけではない。これに関連して、すべてのデータ所有権は、パブリッシングプラットフォームに付与され、コンテンツプロバイダに付与されるわけではない。
【0004】
異なるコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする(publish)パブリッシングプラットフォームの場合、コンテンツプロバイダデータすべてを分析システムにおけるパブリッシングプラットフォームについての単一の識別子に割り当てることに関する問題点が存在することがある。パブリッシングプラットフォームに収集された信号が、異なるコンテンツプロバイダにとって影響を受けやすい事柄になり得ることが1つの問題点になる場合がある。さらには、データを分析システムのサーバ上の適切なパブリッシャに割り当て直さなくてはならなくなり、したがって、コンテンツプロバイダ間のデータ漏洩のリスクが高まる。多くの場合においては、パブリッシングデータは、コンテンツプロバイダ全体において共有すべきではない。さらには、収集されたデータに不正確さが存在する場合があり、たとえば、ユーザ契約時間(engagement time)が、コンテンツ固有ではなく、グローバルなプラットフォームの使用量ベースで測定される場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
概して、本明細書に説明する主題の1つの革新的態様は、方法において実装され得、方法は、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信するステップであって、パブリッシングプラットフォームが、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする、ステップを含む。方法は、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成するステップを含む。方法は、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって、多重化されたデータを分析システムのデマルチプレクサに伝達するステップであって、デマルチプレクサが、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化し、1つまたは複数の第1のデータイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達し、1つまたは複数の第2のデータイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達する、ステップをさらに含む。
【0006】
概して、本明細書に説明する主題の1つの例示的な革新的態様は、命令を記憶するように構成されている1つまたは複数のメモリデバイスを含むパブリッシングプラットフォームシステムを含むパブリッシングプラットフォームシステムにおいて実装され得、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信することであって、パブリッシングプラットフォームが、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする、受信することと、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成することと、多重化されたデータを分析システムのデマルチプレクサに伝達することであって、デマルチプレクサが、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化し、1つまたは複数の第1のデータイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達し、1つまたは複数の第2のデータイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達する、多重化されたデータを伝達することとを行わせる。
【0007】
概して、本明細書に説明する主題の1つの例示的な革新的態様は、分析システムにおいて実装され得、分析システムは、命令を記憶するように構成されている1つまたは複数のメモリデバイスを含む分析システムを含み、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、多重化されたデータを受信させ、多重化されたデータは、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって多重化され、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路は、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信し、パブリッシングプラットフォームは、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングし、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成する。命令は、1つまたは複数のプロセッサに、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化し、1つまたは複数の第1のデータイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達し、1つまたは複数の第2のデータイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達するようにデマルチプレクサを実装させる。
【0008】
概して、本明細書に説明する主題の別の例示的な態様は、命令を記憶するように構成されている1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージ媒体において実装され得、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、多重化されたデータを受信させ、多重化されたデータは、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって多重化され、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路は、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信し、パブリッシングプラットフォームは、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングし、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成する。命令は、1つまたは複数のプロセッサに、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化し、1つまたは複数の第1のデータイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達し、1つまたは複数の第2のデータイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達するようにデマルチプレクサを実施する実装することを行わせる。
【0009】
概して、本明細書に説明する主題の別の例示的な革新的態様は、分析システムの1つまたは複数の処理回路によって、多重化されたデータを受信するステップであって、多重化されたデータが、パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路によって多重化される、ステップを含む方法である。パブリッシングプラットフォームの1つまたは複数の処理回路は、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信し、パブリッシングプラットフォームは、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする。パブリッシングの1つまたは複数の処理回路は、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成する。方法は、1つまたは複数の処理回路によって、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化すること、1つまたは複数の第1のデータイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達すること、および1つまたは複数の第2のデータイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達することを行うようにデマルチプレクサを実装するステップを含む。
【0010】
概して、本明細書に説明する主題の別の例示的な態様は、命令を記憶するように構成されている1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージ媒体において実装され得、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信させ、パブリッシングプラットフォームは、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする。命令は、1つまたは複数のプロセッサに、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成することと、多重化されたデータを分析システムのデマルチプレクサに伝達することとを行わせ、デマルチプレクサは、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化し、1つまたは複数の第1のデータイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達し、1つまたは複数の第2のデータイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達する。
【0011】
本明細書に説明する主題の1つまたは複数の実装形態の詳細について、添付の図面および下記の説明に示す。主題の他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】説明のための実装形態によるパブリッシングプラットフォームおよび分析システムを含むシステムのブロック図である。
【
図2】説明のための実装形態による複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化するパブリッシングプラットフォームのマルチプレクサ、およびイベントを逆多重化する分析システムのデマルチプレクサのブロック図である。
【
図3】説明のための実装形態による複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化するマルチプレクサ、および識別子に基づいてイベントを逆多重化し、イベントをエンドポイントに伝達する分析システムのデマルチプレクサのブロック図である。
【
図4A】説明のための実装形態によるパブリッシングプラットフォームによって複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化し、分析システムによってイベントを逆多重化する方法のフロー図である。
【
図4B】例示的な実装形態によるパブリッシングプラットフォームによって複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化する方法のフロー図である。
【
図4C】説明のための実装形態による分析システムによってイベントを逆多重化する方法のフロー図である。
【
図5】説明のための実装形態によるコンピューティングシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図を全体的に参照すると、いくつかの実施形態におけるシステムおよび方法が、異なるコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングするパブリッシングプラットフォームのためのデータ収集を管理する分析システムについて示されている。分析システムは、パブリッシングプラットフォームにおけるデータ多重化を容易にして、異なるコンテンツプロバイダのデータを多重化してもよい。データを分析システムが受信すると、分析システムは、収集されたデータを逆多重化し、逆多重化されたデータを異なるコンテンツプロバイダまたは異なるコンテンツ項目に関連付けられる特定のプロパティ、たとえば、データの集約および/または処理のためのエンドポイントに転送してもよい。
【0014】
収集された分析データを多重化すると、パブリッシングされたコンテンツを介してデータ収集のシームレスな統合を確実にすることができ、多くの利点を提供することができる。たとえば、パブリッシングプラットフォームは、分析システムに対するネイティブインターフェースを利用することができる。さらには、パブリッシングされたコンテンツ項目それぞれのデータは、クライアント側(たとえば、ウェブサイトまたはアプリケーションにおける)において集約され、データパッケージとして分析プラットフォームに伝送されるので、データ多重化により、データネットワーク利用量を全体的により少なくすることを実現することが可能になる。さらには、プラットフォームメトリックのうちのいくつかを各コンテンツプロバイダに帰することを容易にするプラットフォームメトリック共有化により、ホスティング性能における透明性を可能にすることができる。さらには、いくつかのメトリックは、エンドポイントを介してコンテンツプロバイダについて自動的に取込み可能であり、その場合、データが各コンテンツプロバイダについて集約される。
【0015】
いくつかの実施形態においては、システムは、パブリッシングプラットフォームにおけるコンテンツプロバイダ(たとえば、第1のパブリッシャおよび第2のパブリッシャ)のデータを多重化し、多重化されたデータを分析サーバにおいて逆多重化して、コンテンツプロバイダに関連付けられるエンドポイント(たとえば、第1のパブリッシャについての分析プロパティおよび第2のパブリッシャについての分析プロパティ)、ならびにパブリッシングプラットフォームの分析プロパティ(すなわちプラットフォームについての分析プロパティ)に転送することができる。
【0016】
コンテンツプロバイダ、たとえば、第1のパブリッシャおよび/または第2のパブリッシャは、分析イベントをパブリッシングプラットフォームに送信することができる。いくつかの実施形態においては、コンテンツプロバイダは、パブリッシングプラットフォームによって提供される、および/または分析システムによって提供されるアプリケーションプログラミングインターフェース(API: application programming interface)を利用して、イベントを生成し、イベントをパブリッシングプラットフォームに送信する。いくつかの実施形態においては、パブリッシングプラットフォームの分析コンポーネントは、収集されるイベントのすべてを多重化する。多重化されたデータの結果は、すべてのコンテンツについてのイベントおよび/またはコンテンツプロバイダを含むデータパッケージとすることができる。
【0017】
いくつかの実施形態においては、多重化された分析データは、分析システムのデマルチプレクサにアップロードされる。分析データは、たとえばパブリッシングプラットフォームに関連付けられる1つまたは複数のサーバシステムから分析プラットフォームに関連付けられる1つまたは複数のサーバシステムにネットワークを介して伝送され得る。いくつかの実施形態においては、デマルチプレクサは、多重化されたデータを分割してパブリッシャおよび/またはコンテンツ固有のデータに戻す。いくつかの実施形態においては、逆多重化されたデータは、様々なコンテンツプロバイダ、コンテンツ項目、および/またはパブリッシングプラットフォームについての適切な分析エンドポイントに転送され得る。
【0018】
いくつかの実施形態においては、コンテンツプロバイダの逆多重化されたデータは、様々なコンテンツプロバイダに関連付けられるエンドポイント、たとえば、第1のパブリッシャのための分析プロパティおよび第2のパブリッシャのための分析プロパティに転送され得る。いくつかの実施形態については、デマルチプレクサは、データを転送するための1つまたは複数の規則により構成設定されている。いくつかの実施形態においては、デマルチプレクサによって逆多重化されるパブリッシングプラットフォームについてのプラットフォームデータは、プラットフォーム固有の分析エンドポイント、すなわち、パブリッシングプラットフォームのための分析プロパティにアップロードされ得る。
【0019】
いくつかの実施形態においては、多重化および逆多重化は、複数のメディアソースのニュースをパブリッシングするパブリッシングニュースプラットフォーム、またはビデオゲームが様々なビデオゲームスタジオによって開発される場合、ビデオゲームをユーザに提供するビデオゲームプラットフォームと共に使用され得る。たとえば、パブリッシングプラットフォームは、コンテンツプロバイダが、イベントをコンテンツプロバイダのコンテンツからパブリッシングするのに使用することができるAPIにより拡張されることもあり得る(たとえば、ビデオゲームスタジオのビデオゲーム、ニュースアウトレットのニュースストーリー、ソフトウェア開発者のアプリケーションなどを介して)。イベントは、特定のコンテンツプロバイダに関連付けられる分析システムのエンドポイントまで自動的にルーティングされ得る。これに関連して、コンテンツプロバイダは、収集されたコンテンツデータおよび/または収集されたデータに基づいて生成されるメトリックを含むダッシュボードを閲覧することができる。これに関連して、ダッシュボードは、データが転送される各エンドポイントについて分析システムによって生成され得る。
【0020】
次に、
図1を参照すると、システム100のブロック図は、説明のための実装形態に従って示されている。1つまたは複数のユーザデバイス104は、様々な行為を行う、および/または様々なタイプのコンテンツにアクセスするのにユーザが使用してもよく、そのうちのいくつかは、ネットワーク102(たとえば、Internet、LAN、WANなど)を介して設けられてもよい。本明細書において使用される「ユーザ(user)」または「エンティティ(entity)」は、ユーザデバイス104などを介してリソースまたはコンテンツ項目と対話する、ユーザデバイス104を操作する個人を示す場合がある。ユーザデバイス104は、ウェブサイト(たとえば、インターネットブラウザを使用して)、メディアファイル、および/または任意の他のタイプのコンテンツにアクセスするのに使用される場合がある。
【0021】
パブリッシングプラットフォーム108は、コンテンツをリソース(たとえば、ウェブページ、アプリケーションなど)内でユーザに提供し、ネットワーク102を介してコンテンツ項目をユーザデバイス104に提供してリソース内に含めるように構成設定されていてもよい。パブリッシングプラットフォーム108が項目を選択するコンテンツは、1つまたは複数のコンテンツパブリッシャデバイス106を使用してネットワーク102を介して1つまたは複数のコンテンツプロバイダによって提供されてもよい。パブリッシングプラットフォーム108は、1つまたは複数のプロセッサ(たとえば、任意の汎用または専用のプロセッサ)を含むことができ、1つまたは複数の一時的および/または非一時的ストレージ媒体および/またはメモリデバイス(たとえば、磁気ストレージ、光ストレージ、フラッシュストレージ、RAMなどの任意のコンピュータ可読ストレージ媒体)を含むこと、ならびに/あるいはそれらに動作可能に結合することができる。
【0022】
パブリッシングプラットフォーム108がパブリッシングするコンテンツは、コンテンツデータベース112に記憶されるコンテンツ項目114とすることができる。パブリッシングプラットフォーム108は、ネットワーク102を介してコンテンツパブリッシャデバイス106からコンテンツ項目114を受信し、コンテンツ項目114を記憶して、リソースを介してユーザデバイス104に配信してもよい。いくつかの実施形態においては、コンテンツ項目114をコンテンツデータベース112に記憶するのではなく、コンテンツは、コンテンツパブリッシャのシステムによってホストされ、ユーザデバイス104にリソースを介してパブリッシングプラットフォーム108によって提供され得る。いくつかの実施形態においては、コンテンツデータベース112は、1つまたは複数の一時的および/または非一時的ストレージ媒体および/またはメモリデバイス(たとえば、磁気ストレージ、光ストレージ、フラッシュストレージ、RAMなどの任意のコンピュータ可読ストレージ媒体)である。いくつかの実施形態においては、コンテンツ項目114は、ビデオゲーム、映画、テレビ番組、ニュース記事、ニュースビデオ、モバイルアプリケーション、コンピュータアプリケーション、および/または任意の他のタイプのコンテンツである。
【0023】
パブリッシングプラットフォーム108は、複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツ項目114を配信するプラットフォームであってもよい。パブリッシングプラットフォーム108は、ユーザがユーザデバイス104と対話する(たとえば、プレーする)、および/またはユーザデバイス104にダウンロードすることができる複数のビデオゲームスタジオの複数のビデオゲームをパブリッシングするビデオゲームプラットフォームであり得る。パブリッシングプラットフォーム108は、ニュース記事および/または複数のニュース配信組織のニュースビデオが集約され、ユーザデバイス104を介してユーザに表示されるニュースプラットフォームであり得る。さらには、パブリッシングプラットフォーム108は、ビデオ、映画、および/または番組(様々なスタジオによって制作された)がユーザデバイス104にストリーミングされるビデオストリーミングプラットフォームであり得る。
【0024】
いくつかの実装形態においては、パブリッシングプラットフォーム108は、ユーザデバイス104において表示されることになるコンテンツプロバイダからのコンテンツ項目を選択してもよい。そのような実装形態においては、パブリッシングプラットフォーム108は、リソース(たとえば、ウェブページ、アプリケーションなど)の1つまたは複数のコンテンツインターフェースにおいてパブリッシングされることになるコンテンツを決定してもよい。いくつかの実施形態においては、パブリッシングプラットフォーム108は、ネットワーク102を介するユーザデバイス104へのコンテンツのダウンロードおよび/またはストリーミングを容易にすることができる。
【0025】
パブリッシングプラットフォーム108は、イベントを受信することができる。イベントは、パブリッシングプラットフォーム108によってパブリッシングされるコンテンツ項目114とのユーザデバイス104のユーザによって行われる対話に関連付けられてもよい。たとえば、イベントは、ユーザがコンテンツを選択していること、特定の時間、コンテンツを閲覧していること、特定の時間量、ビデオゲームをプレーしていること、ニュースビデオを見ていることなどを示し得る。イベントは、個々のコンテンツ片の性能、たとえば、特定のビデオゲームが受け取るプレー時間はどのくらいであるか、および/またはパブリッシングプラットフォーム108自体、たとえば、特定のユーザがパブリッシングプラットフォーム108のコンテンツとの対話にどのくらいの時間を費やすかを示すことができる。
【0026】
パブリッシングプラットフォーム108は、マルチプレクサ110を含む。マルチプレクサ110は、パブリッシングプラットフォーム108のイベントを一緒に多重化するように構成され得る。多重化されたイベントは、データグループ、たとえば、データパッケージとすることができる。各イベントは、特定の識別子に関連付けられてもよい。識別子は、特定のイベントが関連付けられるコンテンツをパブリッシングしたコンテンツパブリッシャを識別することができ、および/またはコンテンツ自体を識別することができる。パブリッシングプラットフォーム108は、多重化されたデータを分析システム116に伝達することができる。パブリッシングプラットフォーム108は、多重化されたデータをネットワーク102を介して分析システム116に伝達することができる。イベントを個々に、および/またはイベントに関連付けられるコンテンツプロバイダに基づいて複数のデータストリームで伝達する代わりに、パブリッシングプラットフォーム108は、多重化されたデータを単一のデータストリームで分析システム116に伝達することができる。これにより、帯域幅およびデータネットワーク使用量を節約することが可能になる。
【0027】
分析システム116は、1つまたは複数のプロセッサ(たとえば、任意の汎用または専用のプロセッサ)を含むことができ、1つまたは複数の一時的および/または非一時的ストレージ媒体および/またはメモリデバイス(たとえば、磁気ストレージ、光ストレージ、フラッシュストレージ、RAMなどの任意のコンピュータ可読ストレージ媒体)を含むこと、ならびに/あるいはそれらに動作可能に結合することができる。分析システム116は、分析データベース122に通信可能におよび動作可能に結合され得る。分析システム116は、分析データベース122に情報について照会し、情報を分析データベース122に記憶するように構成され得る。様々な実装形態においては、分析データベース122は、様々な一時的および/または非一時的ストレージ媒体を含む。ストレージ媒体としては、限定するものではないが、磁気ストレージ、光ストレージ、フラッシュストレージ、RAMなどを含んでもよい。分析データベース122および/または分析システム116は、様々なAPIを使用して、データベース機能(すなわち、データベース122に記憶されているデータを管理すること)を行うことができる。APIは、限定するものではないが、SQL、ODBC、JDBCなどとすることができる。
【0028】
分析システム116は、ネットワーク102を介してシステム100に示されている任意のデバイスまたはシステムと通信するように構成され得る。分析システム116は、パブリッシングプラットフォーム108から多重化されたデータを受信するように構成され得る。分析システム116は、多重化されたデータを個々のコンテンツパブリッシャの、および/または個々のコンテンツ片についてのデータに逆多重化することができる。分析システム116は、各コンテンツパブリッシャに関連付けられる逆多重化されたイベントに基づいて様々なコンテンツパブリッシャに表示するための分析メトリックを生成するように構成され得る。分析は、ビデオゲームに関連付けられる総プレー時間、たとえば、何時間、ユーザまたは特定のユーザが特定のビデオゲームをプレーしたかを示すことがあり得る。メトリックは、ユーザおよび/または特定のユーザのグループに関連付けられるビデオ、映画、または番組に関連付けられる視聴回数をさらに示すことができる。メトリックは、どのくらいの数のニュース記事がユーザおよび/またはユーザのグループによって選択されて読まれたかをさらに示すことができる。
【0029】
分析システム116は、分析システム116の様々な機能を行うように構成されている、1つまたは複数のモジュール(すなわち、プロセッサによって実行可能なコンピュータ可読命令)および/または回路(すなわち、ASIC、プロセッサメモリの組合せ、論理回路など)を含んでもよい。分析システム116は、デマルチプレクサ118および分析ジェネレータ120を含む。デマルチプレクサ118は、マルチプレクサ110から受信した多重化されたイベントを逆多重化するように構成され得る。デマルチプレクサ118は、多重化されたイベントを逆多重化し、そのイベントをイベント124として分析データベース122に記憶することができる。いくつかの実施形態においては、多重化されたイベントは、各イベントに関連付けられる識別子に基づいて逆多重化される。いくつかの実施形態においては、逆多重化されたイベントは、特定のプロパティへと、たとえば、特定のエンティティ、たとえば、コンテンツパブリッシャ、特定のコンテンツ項目などに関連付けられるエンドポイントへと転送される。
【0030】
分析ジェネレータ120は、イベント124に基づいて分析メトリック126を生成することができる。いくつかの実施形態においては、分析ジェネレータ120は、エンドポイントに関連付けられるイベントに基づいて特定のエンドポイントについての分析メトリック126を生成する。これに関連して、分析メトリック126は、パブリッシングプラットフォーム108ではなく、エンドポイント、たとえば、コンテンツパブリッシャに固有とすることができる。分析メトリック126は、ビデオゲームについてのプレー回数、映画またはテレビ番組の視聴時間、ニュース記事を読んだユーザの数、および/または任意の他のタイプのメトリックを示すことができる。メトリックは、コンバージョン、たとえば、ビデオゲームの購入、映画またはテレビ番組の購入などをさらに示すことができる。
【0031】
分析ジェネレータ120は、グラフィカルユーザインターフェース128を生成するように構成され得る。グラフィカルユーザインターフェース128は、コンテンツパブリッシャデバイス106のディスプレイにおいて表示され得る。グラフィカルユーザインターフェース128は、イベントに基づく特定のエンドポイントおよび/または特定のエンドポイントに関連付けられる分析メトリックについて生成され得る。グラフィカルユーザインターフェース128は、イベント124、分析メトリック126、分析メトリック126のトレンド、チャート、および/またはグラフ、ならびに/あるいはグラフィカルユーザインターフェースの任意の他の要素を表示するグラフィカル要素を含むことができる。
【0032】
次に、
図2を参照すると、複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化するパブリッシングプラットフォーム108のマルチプレクサ110およびイベントを逆多重化する分析システム116のデマルチプレクサ118が、説明のための実装形態に従って示されている。第1のコンテンツパブリッシャ202および第2のコンテンツパブリッシャ208は、
図1に関して説明したコンテンツパブリッシャデバイス106に関連付けられるコンテンツパブリッシャのうちの例示的なコンテンツパブリッシャとすることができる。
図2には、2つの例示的なコンテンツパブリッシャ202および208が与えられているが、
図2のシステムおよび本明細書に説明するシステムのすべてが、任意の数のコンテンツパブリッシャに拡張可能とすることができる。マルチプレクサ110は、1人または複数人のユーザの、コンテンツとの対話に基づいて、コンテンツパブリッシャのすべてまたはコンテンツパブリッシャのサブセットのデータイベントを多重化することができる。
【0033】
第1のコンテンツパブリッシャ202は、2つの例示的なコンテンツ片、すなわち、第1のコンテンツ204および第2のコンテンツ206をパブリッシングする。第1のコンテンツパブリッシャ202は、任意の数の異なるコンテンツ片をパブリッシングするように構成され得る。第2のコンテンツパブリッシャ208は、2つの例示的なコンテンツ片、すなわち、第3のコンテンツ210および第4のコンテンツ212をパブリッシングする。第2のコンテンツパブリッシャ208は、任意の数の異なるコンテンツ片をパブリッシングするように構成され得る。コンテンツ204~212は、
図1に関して説明しているコンテンツ項目114と同じとすることも、または類似とすることもできる。コンテンツ204~212は、ビデオゲーム、映画、番組、ニュース記事、文書化された出版物、および/または任意の他のタイプのコンテンツであり得る。
【0034】
パブリッシングプラットフォーム108は、第1のコンテンツパブリッシャ202および第2のコンテンツパブリッシャ208からコンテンツ204~212を受信し、ユーザが、ユーザデバイス104を介してコンテンツ204~212と対話することを可能にすることができる。コンテンツと対話することにより、イベントを生成することが可能になる。イベントは、ユーザがビデオを視聴していること、および/または特定の時間量、ビデオを視聴していることを示すことができる。イベントは、ユーザがビデオゲームをプレーしていること、および/またはあらかじめ規定された時間量、ビデオゲームをプレーしていることを示すことができる。
【0035】
パブリッシングプラットフォーム108の分析コンポーネント200は、イベントを収集し、イベントを一緒に多重化してから、多重化されたイベントを分析システム116に提供することができる。デマルチプレクサ118は、パブリッシングプラットフォーム108から受信したイベントを逆多重化し、逆多重化されたイベントをイベントが関連付けられる特定のエンドポイントに伝達する(たとえば、転送する)ことができる。エンドポイントは、第1のパブリッシャエンドポイント214、第2のパブリッシャエンドポイント216、パブリッシングプラットフォームエンドポイント218、および第1のコンテンツエンドポイント220を含むことができる。
【0036】
エンドポイント214~220はそれぞれ、分析および/またはダッシュボードが生成される特定のエンティティに関連付けられ得る。エンドポイントは、通信チャネルの論理的終端(logical end)を表すことができる。エンドポイントは、APIのエンドポイントとすることができる。いくつかの実施形態においては、エンドポイントは、イベントを記憶するための独立したストレージリソースを含んでも、および/または共有化されたストレージリソースのストレージ場所を示してもよい。
【0037】
エンドポイントが、コンテンツパブリッシャに固有のエンドポイントであり得、それにより、コンテンツパブリッシャは、そのコンテンツが、たとえば、第1のパブリッシャエンドポイント214および第2のパブリッシャエンドポイント216をいかにうまく実施しているかを閲覧することが可能である。これに関連して、分析メトリック126および/またはグラフィカルユーザインターフェース128は、第1のパブリッシャエンドポイント214に転送されるイベントに基づいて、第1のコンテンツパブリッシャ202の性能を示すように生成され得る。分析メトリック126および/またはグラフィカルユーザインターフェース128は、第2のパブリッシャエンドポイント216に転送されるイベントに基づいて、第2のコンテンツパブリッシャ208について、分析システム116によって生成され得る。
【0038】
さらには、エンドポイントは、パブリッシングプラットフォーム108のエンドポイントであり得る。これに関連して、パブリッシングプラットフォーム108のエンドポイント、すなわち、パブリッシングプラットフォームエンドポイント218に転送されるイベントに基づいて、パブリッシングプラットフォーム108の性能を示す分析および/またはグラフィックインターフェースが生成され得る。いくつかの実施形態においては、分析メトリック126および/またはグラフィカルユーザインターフェース128は、特定のコンテンツ項目について生成され得、たとえば、分析システム116は、第1のコンテンツエンドポイント220に転送されるイベントに基づいて分析および/またはユーザインターフェースを生成するように構成され得る。
【0039】
次に、
図3を参照すると、複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化するマルチプレクサ110、および識別子に基づいてイベントを逆多重化しイベントをエンドポイントに伝達する分析システム116のデマルチプレクサ118が、説明のための実装形態に従って示されている。マルチプレクサ110は、第1のコンテンツ204、第2のコンテンツ206、第3のコンテンツ210、および/または第4のコンテンツ212についてのイベントを受信するように構成され得る。マルチプレクサ110は、イベントを一緒に多重化してデータパッケージ302にするように構成されている。いくつかの実施形態においては、マルチプレクサ110は、時間窓に基づいてイベントを一緒に多重化する。たとえば、特定の時間間隔内に受信したすべてのイベントは、マルチプレクサ110によって一緒に多重化されてデータパッケージ302にされ得る。
【0040】
データパッケージ302は、複数のイベントと識別子とのグループ304とすることができる。各イベントは、第1のコンテンツ204、第2のコンテンツ206、第3のコンテンツ210、および/または第4のコンテンツ212のうちの1つから生じ得る。各イベントの識別子は、特定のコンテンツ項目のうちの1つおよび/またはコンテンツ項目に関連付けられるパブリッシャ、たとえば、第1のコンテンツパブリッシャ202および第2のコンテンツパブリッシャ208を示すことができる。識別子は、数値、英数字値、人間が認識できる単語および/または語句などとすることもでき得る。
【0041】
デマルチプレクサ118は、データパッケージ302のイベントを個々のイベントに逆多重化することができ、この個々のイベントを、デマルチプレクサ118は、エンドポイント、たとえば、第1のパブリッシャエンドポイント214および第2のパブリッシャエンドポイント216へのイベントに対して転送することができる。たとえば、いくつかの実施形態においては、デマルチプレクサ118は、各イベントの識別子を分析し、イベントを識別子に基づいてエンドポイントにルーティングすることができる。たとえば、第1のコンテンツ204および第2のコンテンツ206に関連付けられるイベントは、第1のコンテンツパブリッシャ202を識別する識別子を有することがあり得る。これに関連して、デマルチプレクサ118は、第1のコンテンツ204および第2のコンテンツ206に関連付けられるイベントを逆多重化し、イベントを第1のコンテンツパブリッシャ202に関連付けられる第1のパブリッシャエンドポイント214に転送することができる。
【0042】
同様に、デマルチプレクサ118は、第3のコンテンツ210および第4のコンテンツ212のイベントを第2のコンテンツパブリッシャ208に関連付けられる識別子に基づいて第2のパブリッシャエンドポイント216に転送することができる。いくつかの実施形態においては、識別子は、特定のコンテンツ片に関連付けられ得る。たとえば、識別子は、第1のコンテンツ204を一意に識別してもよい。これに関連して、デマルチプレクサ118は、第1のコンテンツ204のイベントを、第1のコンテンツ204の識別子の検出に応答して、第1のコンテンツ204に関連付けられるエンドポイントに転送することができる。同様に、パブリッシングプラットフォーム108に関連付けられるイベントは、パブリッシングプラットフォームを一意に識別する識別子に基づいて、パブリッシングプラットフォームに関連付けられるエンドポイントにデマルチプレクサ118によって転送され得る。
【0043】
次に、
図4Aを参照すると、説明のための実装形態に従って、パブリッシングプラットフォームによって複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化し、分析システムによってイベントを逆多重化する方法400のフロー図。いくつかの実施形態においては、分析システム116および/またはパブリッシングプラットフォーム108は、方法400を行うように構成され得る。方法400は、サーバ、処理回路、および/または任意の他のタイプのコンピューティングデバイスのうちの1つまたは複数のグループによって行うことができる。たとえば、パブリッシングプラットフォーム108に関連付けられる1つまたは複数の第1のサーバおよび/または処理回路は、ステップ402~406を行うことが可能であり、一方、分析システム116に関連付けられる1つまたは複数の第2のサーバおよび/または処理回路は、ステップ408~414を行うことが可能である。
【0044】
ステップ402においては、パブリッシングプラットフォーム108は、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のデータイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のデータイベントを受信することができ、パブリッシングプラットフォームは、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングする。パブリッシングプラットフォーム108は、コンテンツをホストする、またはそうでなければ、エンドユーザに、たとえばユーザに、コンテンツパブリッシャによってホストされるコンテンツをユーザデバイス104を介して配信することができる。コンテンツは、映画、ビデオゲーム、ニュース記事など、たとえば、第1のコンテンツ204、第2のコンテンツ206、第3のコンテンツ210、および第4のコンテンツ212であり得る。イベントは、コンテンツとの対話、視聴時間、プレー時間などを指示したものとすることができる。
【0045】
ステップ404においては、パブリッシングプラットフォーム108は、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成する。いくつかの実施形態においては、パブリッシングプラットフォーム108のマルチプレクサ110は、第1のデータイベントと第2のデータイベントとを一緒に多重化することができる。その結果がデータパッケージ302であってよい。ステップ406においては、パブリッシングプラットフォーム108は、多重化されたデータを分析システム116のデマルチプレクサ118に伝達することができる。ステップ408においては、分析システム116は、多重化されたデータをパブリッシングプラットフォーム108から受信することができる。いくつかの実施形態においては、分析システム116は、多重化されたデータを分析システム116のデマルチプレクサ118にルーティングして、多重化されたデータを個々の第1のイベントおよび第2のイベントに逆多重化する。
【0046】
ステップ410においては、分析システム116は、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化する。分析システム116は、多重化されたデータを逆多重化するデマルチプレクサ118を含む。デマルチプレクサ118は、1つまたは複数の規則に基づいて、多重化されたデータを逆多重化するように動作することができる。たとえば、規則は、特定の識別子に関連付けられるイベントが分離され、特定のエンドポイントに転送されることを示してよい。デマルチプレクサ118は、多重化されたデータ内に含まれているコンテンツ名、および特定のコンテンツ名を特定のエンドポイントに関連付ける1つまたは複数の規則に基づいて、多重化されたデータを逆多重化することができる。
【0047】
ステップ412においては、分析システム116は、1つまたは複数の第1のイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達することができる。分析システム116は、多重化されたデータに1つまたは複数の第1のイベントと共に含まれている第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1の識別子に基づいて、1つまたは複数の第1のイベントを第1のエンドポイントにルーティングしてもよい。ステップ414においては、分析システム116は、1つまたは複数の第2のイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達することができる。分析システム116は、多重化されたデータに1つまたは複数の第2のイベントと共に含まれている第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2の識別子に基づいて、1つまたは複数の第2のイベントを第2のエンドポイントにルーティングしてもよい。
【0048】
次に、
図4Bを参照すると、パブリッシングプラットフォーム108による複数のコンテンツパブリッシャのコンテンツのイベントを多重化する方法400Bが、例示的な実装形態に従って示されている。方法400Bは、
図4に関してより詳細に説明しているステップ402~406を含む。パブリッシングプラットフォーム108、または本明細書に説明する任意の他のシステムは、ステップ402~406を行うように構成され得る。
【0049】
ステップ402においては、パブリッシングプラットフォーム108は、第1のコンテンツプロバイダの第1のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第1のイベント、および第2のコンテンツプロバイダの第2のコンテンツに関連付けられる1つまたは複数の第2のイベントを受信することができる。パブリッシングプラットフォーム108は、第1のコンテンツプロバイダおよび第2のコンテンツプロバイダのコンテンツをパブリッシングすることができ、ユーザは、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツと対話することができ、それにより、1つまたは複数の第1のイベントおよび1つまたは複数の第2のイベントが生成されることになる。ステップ404においては、パブリッシングプラットフォーム108は、1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントを多重化することによって、多重化されたデータを生成することができる。ステップ406においては、パブリッシングプラットフォーム108は、多重化されたデータを分析システム116のデマルチプレクサ118に伝達することができる。
【0050】
次に、
図4Cを参照すると、説明のための実装形態に従って、分析システムによってイベントを逆多重化する方法400C。方法400Cは、
図4に関してより詳細に説明しているステップ408~414を含む。分析システム116、または本明細書に説明する任意の他のシステムは、ステップ408~414を行うように構成され得る。
【0051】
ステップ408においては、分析システム116は、多重化されたデータをパブリッシングプラットフォーム108から受信することができる。多重化されたデータは、
図4Bのステップ406において生成されるデータとすることができる。ステップ410においては、分析システム116は、多重化されたデータを1つまたは複数の第1のデータイベントおよび1つまたは複数の第2のデータイベントに逆多重化することができる。ステップ412においては、分析システム116は、1つまたは複数の第1のデータイベントを第1のコンテンツプロバイダに関連付けられる第1のエンドポイントに伝達することができる。ステップ414においては、分析システム116は、1つまたは複数の第2のイベントを第2のコンテンツプロバイダに関連付けられる第2のエンドポイントに伝達することができる。
【0052】
次に、
図5を参照すると、たとえば、説明のためのユーザデバイス104、説明のためのパブリッシングプラットフォーム108、説明のためのコンテンツプロバイダデバイス106、説明のための分析システム116、および/または本開示に説明する様々な他の説明のためのシステムを実装するのに使用され得る、コンピュータシステム500が示されている。コンピューティングシステム500は、情報を伝達するためのバス505または他の通信構成要素、およびバス505に結合して情報を処理するためのプロセッサ510を含む。コンピューティングシステム500はまた、バス505に結合して情報およびプロセッサ510によって実行されることになる命令を記憶するためのランダムアクセスメモリ(RAM)または他のダイナミックストレージデバイスなどのメインメモリ515も含む。メインメモリ515はまた、プロセッサ510によって命令が実行されている間、位置情報、テンポラリ変数、または他の中間情報を記憶するのにも使用され得る。コンピューティングシステム500は、バス505に結合してプロセッサ510のためのスタティック情報および命令を記憶するための読取り専用メモリ(ROM)520または他のスタティックストレージデバイスをさらに含んでもよい。ソリッドステートデバイス、磁気ディスク、または光ディスクなどのストレージデバイス525は、バス505に結合して情報および命令を持続的に記憶する。
【0053】
コンピューティングシステム500は、バス505を介して、液晶ディスプレイまたはアクティブマトリクスディスプレイなどのディスプレイ535に結合して情報をユーザに表示してもよい。英数字および他のキーを含むキーボードなどの入力デバイス530が、バス505に結合して、情報およびコマンド選択をプロセッサ510に伝達してもよい。別の実装形態においては、入力デバイス530は、タッチスクリーンディスプレイ535を有する。入力デバイス530は、方向情報およびコマンド選択をプロセッサ510に伝達しディスプレイ535上のカーソル移動を制御するためのマウス、トラックボール、またはカーソル方向キーなどのカーソル制御部を含むことができる。
【0054】
いくつかの実装形態においては、コンピューティングシステム500は、ネットワーキングアダプタなどの通信アダプタ540を含んでもよい。通信アダプタ540は、バス505に結合してもよく、コンピューティングもしくは通信ネットワーク545、および/または他のコンピューティングシステムとの通信を可能にするように構成されていてもよい。様々な説明のための実装形態においては、任意のタイプのネットワーキング構成は、ワイヤードの(たとえば、Ethernetを介する)、ワイヤレスの(たとえば、WiFi、Bluetoothなどを介する)、事前構成設定された、アドホック、LAN、WANなどの通信アダプタ540を使用して達成してもよい。
【0055】
様々な実装形態によれば、本明細書において説明する説明のための実装形態を実現する方法は、プロセッサ510の、メインメモリ515に含まれている命令配列の実行に応答して、コンピューティングシステム700によって達成され得る。そのような命令は、ストレージデバイス525など、別のコンピュータ可読媒体からメインメモリ515に読み込まれ得る。メインメモリ515に含まれている命令配列を実行すると、コンピューティングシステム500は、本明細書に説明する説明のための方法を行うことになる。マルチ処理構成での1つまたは複数のプロセッサもまた、メインメモリ515に含まれている命令を実行するのに採用されてもよい。代替の実装形態においては、ハードワイヤードの回路機構を、説明のための実装形態を実装するために、ソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令との組合せで使用してもよい。したがって、実装形態は、ハードウェア回路機構とソフトウェアとの任意の特定の組合せに限定するものではない。
【0056】
例示的な処理システムについて
図5において説明してきたが、本明細書に説明する主題および機能的動作の実装形態は、他のタイプのデジタル電子回路機構を使用して、または本明細書に開示される構造およびそれらの構造的均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアで、あるいはそれらのうちの1つまたは複数の組合せで実行され得る。
【0057】
本明細書に説明した主題および動作の実装形態は、デジタル電子回路機構を使用して、または本明細書に開示された構造およびそれらの構造的均等物を含む有形の媒体、ファームウェア、またはハードウェア上に具現化されたコンピュータソフトウェア、またはそれらの1つまたは複数の組合せで実行することが可能である。本明細書に説明した主題の実装形態は、データ処理装置による実行、またはデータ処理装置の動作を制御するために1つまたは複数のコンピュータストレージ媒体上に符号化された1つまたは複数のコンピュータプログラム、すなわち、コンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして実装することが可能である。代替としてまたは追加として、プログラム命令は、データ処理装置による実行に適している受信機装置に伝送するための情報を符号化するために生成される人工的に生成された伝搬信号、たとえば機械的に生成された電気信号、光信号、または電磁信号において符号化することが可能である。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コンピュータ可読ストレージデバイス、コンピュータ可読ストレージ基板、ランダムまたはシリアルアクセスメモリアレイもしくはデバイス、またはそれらのうちの1つまたは複数の組合せとすることができ、またはそれらに含めることができる。その上、コンピュータストレージ媒体は伝搬信号ではないが、コンピュータストレージ媒体は、人工的に生成された伝搬信号で符号化されたコンピュータプログラム命令のソースまたは宛先とすることができる。また、コンピュータストレージ媒体は、1つまたは複数の別個の構成要素または媒体(たとえば、複数のCD、ディスク、または他のストレージデバイス)とすることができ、またはそれらに含めることができる。したがって、コンピュータストレージ媒体は、有形であり、非一時的である。
【0058】
本明細書に説明した動作は、1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージデバイス上に記憶された、または他のソースから受信したデータに対してデータ処理装置によって行われる動作として実装され得る。
【0059】
「データ処理装置(data processing apparatus)」または「コンピューティングデバイス(computing device)」という用語は、一例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、システムオンチップ、もしくは複数のシステムオンチップ、または前述の組合せを含む、データを処理するためのすべての種類の装置、デバイス、およびマシンを包含する。装置は、専用の論理回路機構、たとえば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)を含むことができる。装置はまた、ハードウェアに加えて、問題のコンピュータプログラムの実行環境を創出するコード、たとえば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、クロスプラットフォームランタイム環境、仮想マシン、またはそれらのうちの1つまたは複数の組合せを構築するコードを含むことも可能である。装置および実行環境は、ウェブサービス、分散型コンピューティング、およびグリッドコンピューティングインフラストラクチャなど、様々な異なるコンピューティングモデルインフラストラクチャを実現することができる。
【0060】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られている)は、コンパイル型言語またはインタープリタ型言語、宣言型言語または手続き型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で記述することができ、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、オブジェクト、もしくはコンピューティング環境での使用に適している他のユニットとしてを含む、任意の形態で展開され得る。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに対応してもよいが、そうである必要はない。プログラムは、他のプログラムまたはデータ(たとえば、マークアップ言語文書に記憶された1つまたは複数のスクリプト)を保持するファイルの一部分、問題のプログラムに専用の単一のファイル、あるいは複数の協調ファイル(たとえば、1つまたは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部分を記憶するファイル)に記憶され得る。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータで実行されるように展開することも、1つのサイトに位置する複数のコンピュータ上で実行されるように展開することも、複数のサイトにわたって分散し通信ネットワークで相互接続されている複数のコンピュータで実行されるように展開することも可能である。
【0061】
本明細書に説明した方法および論理フローは、入力データに対して動作し、出力を生成することによって行為を行うように、1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって行うことができる。方法および論理フローはまた、専用の論理回路機構、たとえば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって行うことができ、装置もまた、専用の論理回路機構として実装され得る。
【0062】
コンピュータプログラムの実行に適しているプロセッサには、一例として、汎用マイクロプロセッサと専用のマイクロプロセッサの両方、およびすべての種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサが挙げられる。概して、プロセッサは、読取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、あるいはその両方から命令およびデータを受け取ることになる。コンピュータの本質的な要素は、命令に従って行為を行うためのプロセッサ、および命令とデータとを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたは複数の大容量ストレージデバイス、たとえば、磁気ディスク、光磁気ディスク、または光ディスクを含む、またはそれらとの間でデータを受信もしくは転送かする、またはその両方を行うように動作可能に結合されることになる。しかしながら、コンピュータはそのようなデバイスを有する必要はない。その上、コンピュータは、別のデバイス、たとえば、ほんの数例を挙げると、モバイル電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、モバイルオーディオもしくはビデオプレーヤ、ゲームコンソール、全地球測位システム(GPS)受信機、または携帯型ストレージデバイス(たとえば、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュドライブ)に組み込むことができる。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに適しているデバイスは、例として、半導体メモリデバイス、たとえばEPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス;磁気ディスク、たとえば内蔵ハードディスクまたは取外し可能ディスク;光磁気ディスク;ならびにCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを含むすべての形態の不揮発性メモリ、媒体およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用の論理回路機構によって補完されても、またはその中に組み込まれてもよい。
【0063】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書に説明する主題の実装形態は、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス、たとえばCRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ、ならびにユーザがコンピュータに入力を提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス、たとえばマウスまたはトラックボールを有するコンピュータを使用して実施することができる。他の種類のデバイスが、同様にユーザとの対話を提供するのに使用することができ、たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック、たとえば視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックとすることができ、ユーザからの入力は、音響、音声、または触覚入力を含む任意の形態で受信することができる。加えて、コンピュータは、ユーザが使用するデバイスとの間で文書を送受信することによって、ユーザと対話することができる。たとえば、Webブラウザから受信した要求に応答して、ユーザのクライアントデバイス上のWebブラウザにWebページを送信することによって、ユーザと対話することができる。
【0064】
本明細書に説明した主題の実装形態は、バックエンド構成要素、たとえばデータサーバとして、またはミドルウェア構成要素、たとえばアプリケーションサーバ、またはフロントエンド構成要素、たとえばユーザが本明細書に説明する主題の実装形態と対話することができるグラフィカルユーザインターフェースもしくはWebブラウザを有するクライアントコンピュータ、あるいは1つまたは複数のそのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンドの構成要素のうちの任意の組合せを含むコンピューティングシステムを用いて実施され得る。システムの構成要素は、デジタルデータ通信の任意の形態または媒体、たとえば、通信ネットワークによって相互接続され得る。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)および広域ネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(たとえば、Internet)、およびピアツーピアネットワーク(たとえば、アドホックピアツーピアネットワーク)が挙げられる。
【0065】
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含むことができる。クライアントおよびサーバは、概して、互いにリモートであり、典型的には、通信ネットワークを通じて対話する。クライアントとサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で動作するコンピュータプログラムによって生じ、互いにクライアント-サーバ関係を有する。いくつかの実装形態においては、サーバは、データ(たとえば、HTMLページ)をクライアントデバイスに伝送する(たとえば、クライアントデバイスと対話するユーザにデータを表示し、ユーザからユーザ入力を受信する目的で)。クライアントデバイスにおいて生成されたデータ(たとえば、ユーザ対話の結果)は、クライアントデバイスからサーバで受信され得る。
【0066】
いくつかの説明のための実装形態においては、本明細書に開示された特徴は、スマートテレビモジュール(または接続テレビモジュール、ハイブリッドテレビモジュールなど)において実装されてもよく、このモジュールは、インターネット接続と、より従来のテレビ番組ソース(たとえば、ケーブル、衛星、オーバーザエア、または他の信号を介して受信される)とを統合するように構成された処理回路を含んでもよい。スマートテレビモジュールは、テレビセットに物理的に組み込まれても、またはセットトップボックス、Blu-ray(登録商標)もしくは他のデジタルメディアプレーヤ、ゲームコンソール、ホテルテレビシステム、および他のコンパニオンデバイスなどの別個のデバイスを含んでもよい。スマートテレビモジュールは、視聴者がウェブ上の、ローカルケーブルテレビチャンネル上の、衛星テレビチャンネル上の、またはローカルハードドライブに記憶されている、ビデオ、映画、写真、および他のコンテンツを検索し見つけることができるように構成されていてもよい。セットトップボックス(STB)またはセットトップユニット(STU)は、情報家電デバイスを含んでもよく、この情報家電デバイスは、チューナーを含み、テレビセットおよび外部信号源に接続し、信号をコンテンツに変えて、次いで、コンテンツは、テレビ画面または他のディスプレイデバイスに表示される。スマートテレビモジュールは、ウェブブラウザおよび複数のストリーミングメディアサービス(たとえば、Netflix、Vudu、Huluなど)、接続されたケーブルまたは衛星メディアソース、他のウェブ「チャンネル」など、複数の異なるアプリケーションについてのアイコンを含むホーム画面またはトップレベル画面を提供するように構成されていてもよい。スマートテレビモジュールは、電子番組ガイドをユーザに提供するようにさらに構成されてもよい。スマートテレビモジュールのコンパニオンアプリケーションは、利用可能な番組に関する追加の情報をユーザに提供するように、ユーザがスマートテレビモジュールを制御することを可能にするようになど、モバイルコンピューティングデバイスにおいて動作可能とすることができる。代替の実装形態において、特徴は、ラップトップコンピュータもしくは他のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、他のモバイル電話、ハンドヘルドコンピュータ、タブレットPC、または他のコンピューティングデバイスにおいて実装されてもよい。
【0067】
本明細書は、多くの特定の実装形態の詳細を含んでいるが、これらは、任意の発明の範囲または特許請求され得ることについての限定として解釈すべきではなく、むしろ、特定の発明の特定の実装形態に固有の特徴の説明として解釈すべきである。別個の実装形態の文脈で本明細書に説明している特定の特徴は、組合せで、または単一の実装形態で実施することもできる。逆に、単一の実装形態の文脈で説明している様々な特徴は、複数の実装形態において、別個に、または任意の適した下位組合せで実施することも可能である。その上、特徴は、特定の組合せで機能するものとして上述され得、当初はそのように特許請求されることさえあるが、特許請求された組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、組合せから削除することができ、特許請求された組合せは、下位組合せまたは下位組合せの変形形態に向けられてもよい。さらには、特定の見出しに関して説明している特徴は、他の見出しの下で説明する説明のための実装形態に関して、および/またはそれとの組合せで利用され得、見出しは、与えられる場合には、単に読みやすさの目的のために含まれ、そのような見出しに関して与えられる任意の特徴を限定するものと解釈すべきではない。
【0068】
同様に、動作は特定の順序で図面に描かれているが、これは、望ましい結果を得るために、そのような動作を示された特定の順序でもしくは順次の順序で行うこと、または図示されたすべての動作を行うことを要求していると理解するべきではない。特定の状況下では、マルチタスクおよび並列処理が有利である場合がある。その上、上述した実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とすると理解すべきではなく、説明したプログラムコンポーネントおよびシステムは、概して単一のソフトウェア製品に一緒に統合することができ、または有形の媒体において具体化された複数のソフトウェア製品にパッケージ化することができると理解すべきである。
【0069】
このように、主題の特定の実装形態について説明してきた。他の実装形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内にある。場合によっては、特許請求の範囲に記載した行為は、異なる順序で行うことができ、それでも望ましい結果を達成することができる。加えて、添付の図に描かれた方法は、望ましい結果を達成するために、必ずしも示された特定の順序もしくは順次の順序を必要としない。特定の実装形態では、マルチタスクおよび並列処理が有利である場合がある。
【符号の説明】
【0070】
100 システム
102 ネットワーク
104 ユーザデバイス
106 コンテンツパブリッシャデバイス
108 パブリッシングプラットフォーム
110 マルチプレクサ
112 コンテンツデータベース
114 コンテンツ項目
116 分析システム
118 デマルチプレクサ
120 分析ジェネレータ
122 分析データベース
124 イベント
126 分析メトリック
128 グラフィカルユーザインターフェース
202 第1のコンテンツパブリッシャ
204 第1のコンテンツ
206 第2のコンテンツ
208 第2のコンテンツパブリッシャ
210 第3のコンテンツ
212 第4のコンテンツ
214 第1のパブリッシャエンドポイント
216 第2のパブリッシャエンドポイント
218 パブリッシングプラットフォームエンドポイント
220 第1のコンテンツエンドポイント
302 データパッケージ
304 複数のイベントと識別子とのグループ
400、400B、400C 方法
402~406、408~414 ステップ
500 コンピュータシステム、コンピューティングシステム
505 バス
510 プロセッサ
515 メインメモリ
520 読取り専用メモリ(ROM)
525 ストレージデバイス
530 入力デバイス
535 ディスプレイ
540 通信アダプタ
545 コンピューティングもしくは通信ネットワーク