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特許7520198電子フリーマーケットサーバ、管理方法及びプログラム
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  • 特許-電子フリーマーケットサーバ、管理方法及びプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-11
(45)【発行日】2024-07-22
(54)【発明の名称】電子フリーマーケットサーバ、管理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/015 20230101AFI20240712BHJP
   G06Q 30/08 20120101ALI20240712BHJP
【FI】
G06Q30/015
G06Q30/08
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023132681
(22)【出願日】2023-08-16
【審査請求日】2023-08-16
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110135
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 裕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100163452
【弁理士】
【氏名又は名称】南郷 邦臣
(74)【代理人】
【識別番号】100180312
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 牧子
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 優太
(72)【発明者】
【氏名】林 龍一
(72)【発明者】
【氏名】コ ビンソプ
【審査官】渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-017069(JP,A)
【文献】特開2020-030624(JP,A)
【文献】特開2023-028679(JP,A)
【文献】特開2022-082300(JP,A)
【文献】特開2014-174850(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子フリーマーケットを管理する電子フリーマーケットサーバであって、
ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、前記電子市場を管理する電子市場サーバから取得する購入履歴取得部と、
前記電子フリーマーケットにおける、前記取得された購入履歴に係る商品の中古品である中古商品の取引相場価格を取得する取引相場価格取得部と、
前記取得された中古商品の取引相場価格で前記取得された購入履歴に係る商品を前記電子フリーマーケットに出品するよう、前記ユーザに促すメッセージを出力する出力部と、
を備え、
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記電子市場サーバから、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、前記取得された商品流通コードに基づいて、前記類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、前記取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する
ことを特徴とする電子フリーマーケットサーバ。
【請求項2】
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていれば、
前記付与された商品流通コードに基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子フリーマーケットサーバ。
【請求項3】
前記ユーザが前記電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されている場合、
前記購入履歴取得部は、前記付与された商品流通コードと、前記ユーザが前記電子市場において購入した商品の購入価格及び購入時期の情報と、を含む購入履歴を前記電子市場サーバから取得し、
前記ユーザが前記電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されていない場合、
前記購入履歴取得部は、前記ユーザが前記電子市場において購入した商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードと、前記ユーザが前記電子市場において購入した商品の購入価格及び購入時期の情報と、を含む購入履歴を前記電子市場サーバから取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の電子フリーマーケットサーバ。
【請求項4】
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていれば、
前記取得された中古商品の取引相場価格を、前記購入価格及び前記購入時期に基づいて補正し、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記取得された中古類似商品の取引相場価格を、前記購入価格及び前記購入時期に基づいて補正する
ことを特徴とする請求項3に記載の電子フリーマーケットサーバ。
【請求項5】
前記取引相場価格取得部は、
前記電子市場における、前記取得された購入履歴に係る商品の新品の販売価格と、前記取得された中古商品の取引相場価格と、に基づいて償却率を推定し、
前記推定された償却率と、前記購入価格及び前記購入時期と、に基づいて、前記取得された中古商品の取引相場価格を補正する
ことを特徴とする請求項4に記載の電子フリーマーケットサーバ。
【請求項6】
前記取引相場価格取得部は、
前記電子市場における、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品の新品の販売価格と、前記取得された中古類似商品の取引相場価格と、に基づいて償却率を推定し、
前記推定された償却率と、前記購入価格及び前記購入時期と、に基づいて、前記取得された中古類似商品の取引相場価格を補正する
ことを特徴とする請求項4に記載の電子フリーマーケットサーバ。
【請求項7】
電子フリーマーケットを管理する電子フリーマーケットサーバが実行する管理方法であって、
ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、前記電子市場を管理する電子市場サーバから取得する購入履歴取得ステップと、
前記電子フリーマーケットにおける、前記取得された購入履歴に係る商品の中古品である中古商品の取引相場価格を取得する取引相場価格取得ステップと、
前記取得された中古商品の取引相場価格で前記取得された購入履歴に係る商品を前記電子フリーマーケットに出品するよう、前記ユーザに促すメッセージを出力する出力ステップと、
を含み、
前記取引相場価格取得ステップにおいて、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記電子市場サーバから、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、前記取得された商品流通コードに基づいて、前記類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、前記取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する
ことを特徴とする管理方法。
【請求項8】
コンピュータを、電子フリーマーケットを管理する電子フリーマーケットサーバとして機能させるプログラムであって、
ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、前記電子市場を管理する電子市場サーバから取得する購入履歴取得部、
前記電子フリーマーケットにおける、前記取得された購入履歴に係る商品の中古品である中古商品の取引相場価格を取得する取引相場価格取得部、
前記取得された中古商品の取引相場価格で前記取得された購入履歴に係る商品を前記電子フリーマーケットに出品するよう、前記ユーザに促すメッセージを出力する出力部、
として機能させ、
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記電子市場サーバから、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、前記取得された商品流通コードに基づいて、前記類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、前記取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子フリーマーケットサーバ、管理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子フリーマーケットやネットオークション等において商品の出品を促すために、ユーザに対して、取引相場価格を提示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、中古商品のリサイクル市場における相場情報を取得し、ユーザが過去に購入した商品を第三者に譲渡すること勧めるレコメンドを、取得した相場情報を付加して送信する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-122780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、電子市場でユーザが購入した商品を、電子フリーマーケットに出品するよう促すために、電子市場で購入した商品の電子フリーマーケットにおける取引相場価格をユーザに提示したいという要望がある。しかしながら、様々なショップが商品を販売する電子市場においては、商品流通コードが付与されていない商品が多数存在し、そのような商品の取引相場価格を調べることは難しいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するもので、電子市場で購入された商品流通コードが付与されていない商品について電子フリーマーケットにおける取引相場価格を推定し、電子フリーマーケットに商品の出品を促すことが可能な電子フリーマーケットサーバ、管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の観点に係る電子フリーマーケットサーバは、
電子フリーマーケットを管理する電子フリーマーケットサーバであって、
ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、前記電子市場を管理する電子市場サーバから取得する購入履歴取得部と、
前記電子フリーマーケットにおける、前記取得された購入履歴に係る商品の中古品である中古商品の取引相場価格を取得する取引相場価格取得部と、
前記取得された中古商品の取引相場価格で前記取得された購入履歴に係る商品を前記電子フリーマーケットに出品するよう、前記ユーザに促すメッセージを出力する出力部と、
を備え、
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記電子市場サーバから、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、前記取得された商品流通コードに基づいて、前記類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、前記取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する
ことを特徴とする。
【0007】
また、上記観点に係る電子フリーマーケットサーバにおいて、
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていれば、
前記付与された商品流通コードに基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を取得する
ことを特徴とする。
【0008】
また、上記観点に係る電子フリーマーケットサーバにおいて、
前記ユーザが前記電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されている場合、
前記購入履歴取得部は、前記付与された商品流通コードと、前記ユーザが前記電子市場において購入した商品の購入価格及び購入時期の情報と、を含む購入履歴を前記電子市場サーバから取得し、
前記ユーザが前記電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されていない場合、
前記購入履歴取得部は、前記ユーザが前記電子市場において購入した商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードと、前記ユーザが前記電子市場において購入した商品の購入価格及び購入時期の情報と、を含む購入履歴を前記電子市場サーバから取得する
ことを特徴とする。
【0009】
また、上記観点に係る電子フリーマーケットサーバにおいて、
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていれば、
前記取得された中古商品の取引相場価格を、前記購入価格及び前記購入時期に基づいて補正し、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記取得された中古類似商品の取引相場価格を、前記購入価格及び前記購入時期に基づいて補正する
ことを特徴とする。
【0010】
また、上記観点に係る電子フリーマーケットサーバにおいて、
前記取引相場価格取得部は、
前記電子市場における、前記取得された購入履歴に係る商品の新品の販売価格と、前記取得された中古商品の取引相場価格と、に基づいて償却率を推定し、
前記推定された償却率と、前記購入価格及び前記購入時期と、に基づいて、前記取得された中古商品の取引相場価格を補正する
ことを特徴とする。
【0011】
また、上記観点に係る電子フリーマーケットサーバにおいて、
前記取引相場価格取得部は、
前記電子市場における、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品の新品の販売価格と、前記取得された中古類似商品の取引相場価格と、に基づいて償却率を推定し、
前記推定された償却率と、前記購入価格及び前記購入時期と、に基づいて、前記取得された中古類似商品の取引相場価格を補正する
ことを特徴とする。
【0012】
本発明の第2の観点に係る管理方法は、
電子フリーマーケットを管理する電子フリーマーケットサーバが実行する管理方法であって、
ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、前記電子市場を管理する電子市場サーバから取得する購入履歴取得ステップと、
前記電子フリーマーケットにおける、前記取得された購入履歴に係る商品の中古品である中古商品の取引相場価格を取得する取引相場価格取得ステップと、
前記取得された中古商品の取引相場価格で前記取得された購入履歴に係る商品を前記電子フリーマーケットに出品するよう、前記ユーザに促すメッセージを出力する出力ステップと、
を含み、
前記取引相場価格取得ステップにおいて、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記電子市場サーバから、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、前記取得された商品流通コードに基づいて、前記類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、前記取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する
ことを特徴とする。
【0013】
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、電子フリーマーケットを管理する電子フリーマーケットサーバとして機能させるプログラムであって、
ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、前記電子市場を管理する電子市場サーバから取得する購入履歴取得部、
前記電子フリーマーケットにおける、前記取得された購入履歴に係る商品の中古品である中古商品の取引相場価格を取得する取引相場価格取得部、
前記取得された中古商品の取引相場価格で前記取得された購入履歴に係る商品を前記電子フリーマーケットに出品するよう、前記ユーザに促すメッセージを出力する出力部、
として機能させ、
前記取引相場価格取得部は、
前記取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、
前記電子市場サーバから、前記取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、前記取得された商品流通コードに基づいて、前記類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、前記取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、前記取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する
ことを特徴とする。
【0014】
上記プログラムは、非一時的な(non-transitory)記録媒体に記録されてもよい。非一時的な記録媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。ここで、非一時的な記録媒体とは、有形な(tangible)記録媒体をいう。非一時的な記録媒体は、例えば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等である。また、一時的な(transitory)記録媒体とは、伝送媒体(伝搬信号)それ自体を示す。一時的な記録媒体は、例えば、電気信号、光信号、電磁波等である。なお、一時的な(temporary)記憶領域とは、データやプログラムを一時的に記憶するための領域であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、電子市場で購入された商品流通コードが付与されていない商品について電子フリーマーケットにおける取引相場価格を推定し、電子フリーマーケットに商品の出品を促すことが可能な電子フリーマーケットサーバ、管理方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施形態に係る電子フリーマーケットサーバと電子市場サーバとユーザ端末との関係を示す図である。
図2】実施形態に係る電子フリーマーケットサーバのハードウェア構成を示す図である。
図3】実施形態に係る電子フリーマーケットサーバの機能構成を示す図である。
図4】実施形態に係る購入履歴テーブルの例を示す図である。
図5】実施形態に係るメッセージの例を示す図である。
図6】実施形態に係る管理処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(1.全体構成)
本発明の実施形態に係る電子フリーマーケットサーバ100は、図1に示すように、電子市場サーバ200及びユーザ端末300と、インターネット等のコンピュータ通信網400を介して通信可能に接続する。
【0018】
電子フリーマーケットサーバ100は、電子フリーマーケットを管理するサーバである。例えば、電子フリーマーケットサーバ100は、ユーザ端末300からの要求に応じて、電子フリーマーケットにおいて出品されている商品の情報の提供、購入処理を実行する。
【0019】
電子市場サーバ200は、電子市場を管理するサーバである。例えば、電子市場サーバ200は、ユーザ端末300からの要求に応じて、電子市場において販売されている商品の情報の提供、購入処理を実行する。また、電子市場サーバ200は、電子市場におけるユーザの購入履歴を管理する。
【0020】
ユーザ端末300は、電子フリーマーケットサーバ100が管理する電子フリーマーケット及び電子市場サーバ200が管理する電子市場を利用するユーザの端末である。ユーザ端末300は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ等である。ユーザは、ユーザ端末300を介して、電子フリーマーケットにおいて出品されている商品の閲覧、商品の購入手続等を行う。また、ユーザは、ユーザ端末300を介して、電子市場において販売されている商品の閲覧、商品の購入手続等を行う。
【0021】
(2.電子フリーマーケットサーバのハードウェア構成)
図2は、電子フリーマーケットサーバ100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0022】
電子フリーマーケットサーバ100は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM13と、記録媒体14と、出力デバイス15と、通信デバイス16と、入力デバイス17と、を備える。各構成要素は、バス18により接続されている。
【0023】
CPU11は、電子フリーマーケットサーバ100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され、制御信号やデータをやりとりする。
【0024】
ROM12には、電子フリーマーケットサーバ100全体の動作制御に必要なオペレーティングのプログラムや各種のデータが記録される。
【0025】
RAM13は、データやプログラムを一時的に記録するためのもので、記録媒体14から読み出したプログラムやデータ、その他、通信に必要なデータ等が保持される。
【0026】
記録媒体14は、ハードディスクやフラッシュメモリ等から構成され、電子フリーマーケットサーバ100で処理するデータを記録する。
【0027】
出力デバイス15は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置や、スピーカ等の音声出力装置を備える。出力デバイス15は、CPU11による制御の下、例えば、CPU11から出力されたデータを出力する。
【0028】
通信デバイス16は、電子フリーマーケットサーバ100をインターネット等のコンピュータ通信網400に接続するための通信インターフェースを含み、通信デバイス16を介して他の情報処理装置等とやりとりをする。
【0029】
入力デバイス17は、ボタン、キーボード、タッチパネル、マイク、カメラ、光学スキャナ等の入力装置を備える。入力デバイス17は、電子フリーマーケットサーバ100の使用者から操作入力を受け付け、受け付けた操作入力に対応する信号をCPU11に出力する。
【0030】
(3.実施形態の電子フリーマーケットサーバの機能構成)
電子フリーマーケットサーバ100の機能構成について、図3を用いて説明する。
【0031】
電子フリーマーケットサーバ100は、機能的には、購入履歴取得部101と、取引相場価格取得部102と、出力部103と、を備える。本実施形態において、CPU11及び通信デバイス16が協働して、購入履歴取得部101、取引相場価格取得部102、及び、出力部103、として機能する。
【0032】
購入履歴取得部101は、ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、電子市場を管理する電子市場サーバ200から取得する。
【0033】
購入履歴とは、ユーザが電子市場において購入した商品の履歴であり、電子市場サーバ200により管理される。例えば、電子市場サーバ200は、ユーザが電子市場において購入した商品の購入価格及び購入時期の情報を、購入履歴として管理する。また、電子市場サーバ200は、ユーザが電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されていれば、購入した商品に付与された商品流通コードを、購入履歴として管理し、ユーザが電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されていなければ、ユーザが電子市場において購入した商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを、購入履歴として管理する。
【0034】
商品流通コードとは、商品を識別するためのコードであり、例えば、JAN(Japanese Article Number)コード、電子市場で付与される独自のコード等である。
【0035】
類似商品とは、ユーザが電子市場において購入した商品に類似する商品であり、例えば、カテゴリ、製造元、形状、色等の様々な観点から類似すると任意に定義された商品である。
【0036】
例えば、電子市場サーバ200は、ユーザU1が電子市場において購入した商品P1に商品流通コードが付与されていれば、商品P1の商品流通コードと、商品P1の購入価格と、商品P1の購入時期とを、ユーザU1の商品P1の購入履歴として管理する。一方、電子市場サーバ200は、ユーザU2が電子市場において購入した商品P2に商品流通コードが付与されていなければ、商品P2に類似し、商品流通コードが付与されている類似商品を検索し、検索により見つかった類似商品P3の商品流通コードと、商品P2の購入価格と、商品P2の購入時期とを、ユーザU2の商品P2の購入履歴として管理する。
【0037】
したがって、ユーザが電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されている場合、購入履歴取得部101は、付与された商品流通コードと、ユーザが電子市場において購入した商品の購入価格及び購入時期の情報と、を含む購入履歴を電子市場サーバ200から取得し、ユーザが電子市場において購入した商品に商品流通コードが付与されていない場合、購入履歴取得部101は、ユーザが電子市場において購入した商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードと、ユーザが電子市場において購入した商品の購入価格及び購入時期の情報と、を含む購入履歴を電子市場サーバ200から取得する。
【0038】
図4に、購入履歴取得部101により取得された購入履歴の情報が登録されるテーブルの例を示す。図4の購入履歴テーブルには、ユーザを識別するためのユーザIDと、ユーザが購入した商品の商品名と、ユーザが購入した商品の商品流通コードと、ユーザが購入した商品に類似する類似商品の商品名と、類似商品の商品流通コードと、ユーザが購入した商品の購入価格と、購入時期と、が対応付けて登録される。購入履歴テーブルの1行目のレコードは、ユーザU1が購入した商品P1には、商品流通コード“xxxx-xxxx”が付与されており、商品P1の購入価格は“1980円”で、“2023年6月3日”に購入したことを示す。また、購入履歴テーブルの2行目のレコードは、ユーザU2が購入した商品P2には、商品流通コードが付与されておらず、商品P2に類似する類似商品P3には商品流通コード“yyyy-yyyy”が付与されており、商品P2の購入価格は“3000円”で、“2023年6月3日”に購入したことを示す。購入履歴テーブルは、例えば、電子フリーマーケットサーバ100の記録媒体14に格納される。
【0039】
取引相場価格取得部102は、電子フリーマーケットにおける、取得された購入履歴に係る商品の中古品である中古商品の取引相場価格を取得する。
【0040】
取引相場価格とは、中古商品について過去に売買が成立した価格から判断した、現在出品したら売買が成立すると想定される価格である。
【0041】
ここで、取引相場価格取得部102は、取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていれば、付与された商品流通コードに基づいて、取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を取得する。
【0042】
例えば、取引相場価格取得部102は、ユーザU1の購入履歴に係る商品P1には商品流通コード“xxxx-xxxx”が付与されているので、電子フリーマーケットにおいて、商品流通コード“xxxx-xxxx”が付与された商品P1の中古商品を検索する。次に、取引相場価格取得部102は、検索により特定された商品P1の中古商品について売買が成立した価格を取得する。そして、取引相場価格取得部102は、商品P1の中古商品について売買が成立した価格を複数取得した場合、売買が成立した価格の平均値、中央値、最頻値等の統計値、或いは、売買が成立した価格の範囲を、商品P1の中古商品の取引相場価格として取得する。また、取引相場価格取得部102は、商品P1の中古商品について売買が成立した価格を1つ取得した場合、その価格を商品P1の中古商品の取引相場価格として取得する。
【0043】
また、取引相場価格取得部102は、取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、電子市場サーバ200から、取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、取得された商品流通コードに基づいて、類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する。
【0044】
例えば、取引相場価格取得部102は、ユーザU2の購入履歴に係る商品P2には商品流通コードが付与されていないので、購入履歴に含まれる商品P2に類似する類似商品P3に付与された商品流通コード“yyyy-yyyy”を取得し、電子フリーマーケットにおいて、商品流通コード“yyyy-yyyy”が付与された類似商品P3の中古品である中古類似商品を検索する。次に、取引相場価格取得部102は、検索により特定された類似商品P3の中古類似商品について売買が成立した価格を取得する。そして、取引相場価格取得部102は、類似商品P3の中古類似商品について売買が成立した価格を複数取得した場合、売買が成立した価格の平均値、中央値、最頻値等の統計値、或いは、売買が成立した価格の範囲を、類似商品P3の中古類似商品の取引相場価格として取得する。また、取引相場価格取得部102は、類似商品P3の中古類似商品について売買が成立した価格を1つ取得した場合、その価格を類似商品P3の中古類似商品の取引相場価格として取得する。取引相場価格取得部102は、類似商品P3の中古類似商品の取引相場価格を、商品P2の中古商品の取引相場価格とみなす。
【0045】
なお、取引相場価格取得部102は、取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていれば、取得された中古商品の取引相場価格を、購入価格及び購入時期に基づいて補正してもよい。
【0046】
具体的には、取引相場価格取得部102は、電子市場における、取得された購入履歴に係る商品の新品の販売価格と、取得された中古商品の取引相場価格と、に基づいて償却率を推定し、推定された償却率と、購入価格及び購入時期と、に基づいて、取得された中古商品の取引相場価格を補正する。
【0047】
例えば、電子市場において、商品P1の現在の新品の販売価格が“2000円”、電子フリーマーケットにおいて、商品P1の中古商品の取引相場価格が“1280円”で、商品P1の発売日が“2021年12月10日”であり、現在の日にちが“2023年8月1日”であるとする。この場合、取引相場価格取得部102は、販売価格“2000円”と中古商品の取引相場価格“1280円”との差分を求め、差分を発売日“2021年12月10日”から現在の日にち“2023年8月1日”までの日数“600”で割ることにより、日割りの償却率“1.2”を求める。そして、取引相場価格取得部102は、ユーザU1が商品P1を購入した日の“2023年6月3日”から現在の“2023年8月1日”まで“60日”が経過しているので、ユーザU1が商品P1を購入した価格“1980円”から、償却率“1.2”に日数“60”を乗じた数を減算した値“1908円”を、中古商品の取引相場価格とする。
【0048】
また、取引相場価格取得部102は、取得された購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていなければ、取得された中古類似商品の取引相場価格を、購入価格及び購入時期に基づいて補正してもよい。
【0049】
具体的には、取引相場価格取得部102は、電子市場における取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品の新品の販売価格と、取得された中古類似商品の取引相場価格と、に基づいて償却率を推定し、推定された償却率と、購入価格及び購入時期と、に基づいて、取得された中古類似商品の取引相場価格を補正する。
【0050】
例えば、電子市場において、類似商品P3の現在の新品の販売価格が“3200円”、電子フリーマーケットにおいて、類似商品P3の中古類似商品の取引相場価格が“2800円”で、類似商品P3の発売日が“2023年1月14日”であり、現在の日にちが“2023年8月1日”であるとする。この場合、取引相場価格取得部102は、販売価格“3200円”と中古類似商品の取引相場価格“2800円”との差分を求め、差分を発売日“2023年1月14日”から現在の日にち“2023年8月1日”までの日数“200”で割ることにより、日割りの償却率“2.0”を求める。そして、取引相場価格取得部102は、ユーザU2が商品P2を購入した日の“2023年6月3日”から現在の“2023年8月1日”まで“60日”が経過しているので、ユーザU2が商品P2を購入した価格“3000円”から、償却率“2.0”に日数“60”を乗じた数を減算した値“2880円”を、中古類似商品の取引相場価格とする。取引相場価格取得部102は、補正された中古類似商品の取引相場価格“2880円”を、商品P2の中古商品の取引相場価格とみなす。
【0051】
出力部103は、取得された中古商品の取引相場価格で取得された購入履歴に係る商品を電子フリーマーケットに出品するよう、ユーザに促すメッセージを出力する。
【0052】
図5に、出力されるメッセージの例を示す。メッセージ500には、取得された中古商品の取引相場価格が記されたテキスト501と、ユーザが電子市場において購入した商品の画像502と、ユーザが商品を購入した購入価格の情報503と、ユーザが購入した商品を電子フリーマーケットに出品するためのボタン504と、が含まれる。なお、購入価格の情報と共に購入時期の情報を表示するようにしてもよい。図5のメッセージ500は、例えば、ユーザU2のメールアドレス宛に送信され、ユーザ端末300の画面に表示される。テキスト501に記された商品P2の取引相場価格は、商品P2に類似する類似商品P3の補正された中古類似商品の取引相場価格である。ユーザU2は、テキスト501に記された商品P2の取引相場価格を参考にして、商品P2を出品するか否かを判断することができる。ユーザU2が、ボタン504を選択すると、電子フリーマーケットサーバ100が提供する出品手続ページに遷移する。
【0053】
(4.実施形態の電子フリーマーケットサーバの管理処理の動作)
本実施形態の電子フリーマーケットサーバ100が実行する管理処理について、図6を用いて説明する。図6の管理処理は、電子フリーマーケットサーバ100の管理者が設定した任意のタイミングで開始される。
【0054】
購入履歴取得部101は、ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を、電子市場を管理する電子市場サーバ200から取得する(ステップS101)。次に、取引相場価格取得部102は、取得した購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されているか否かを判断する(ステップS102)。
【0055】
例えば、購入履歴取得部101は、電子市場サーバ200から、購入時期“2023年6月3日”に商品を購入したユーザの購入履歴を取得し、取得した購入履歴の情報を、購入履歴テーブルに登録する。次に、取引相場価格取得部102は、購入時期“2023年6月3日”の購入履歴に係る商品に、商品流通コードが付与されているか否かを判断する。
【0056】
取引相場価格取得部102は、取得した購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていると判断すると(ステップS102;YES)、付与された商品流通コードに基づいて、取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を取得する(ステップS103)。一方、取引相場価格取得部102は、取得した購入履歴に係る商品に商品流通コードが付与されていないと判断すると(ステップS102;NO)、取得された購入履歴に係る商品に類似する類似商品に付与された商品流通コードを取得し、取得された商品流通コードに基づいて、類似商品の中古品である中古類似商品の取引相場価格を取得し、取得された中古類似商品の取引相場価格に基づいて、取得された購入履歴に係る商品の中古商品の取引相場価格を推定する(ステップS104)。
【0057】
例えば、取引相場価格取得部102は、ユーザU1の購入履歴に係る商品P1については商品流通コード“xxxx-xxxx”が付与されているので、電子フリーマーケットにおいて、商品流通コード“xxxx-xxxx”が付与された商品P1の中古商品を検索する。そして、取引相場価格取得部102は、検索により特定された商品P1の中古商品について、売買が成立した価格の平均値を、商品P1の中古商品の取引相場価格として取得する。一方、取引相場価格取得部102は、ユーザU2の購入履歴に係る商品P2については商品流通コードが付与されていないので、電子フリーマーケットにおいて、商品流通コード“yyyy-yyyy”が付与された類似商品P3の中古類似商品を検索する。そして、取引相場価格取得部102は、検索により特定された類似商品P3の中古類似商品について、売買が成立した価格の平均値を、類似商品P3の中古類似商品の取引相場価格として取得し、類似商品P3の中古類似商品の取引相場価格を、商品P2の中古商品の取引相場価格とみなす。
【0058】
出力部103は、取得された中古商品の取引相場価格で取得された購入履歴に係る商品を電子フリーマーケットに出品するよう、ユーザに促すメッセージを出力する(ステップS105)。
【0059】
例えば、出力部103は、図5のメッセージ500をユーザU2のメールアドレス宛に送信する。
【0060】
本実施形態によれば、電子市場で販売された商品流通コードが付与されていない商品であっても、電子フリーマーケットにおける取引相場価格を推定し、ユーザに電子市場で購入した商品の電子フリーマーケットにおける取引相場価格を提示することができる。これにより、ユーザが電子市場で購入した様々な商品について、電子フリーマーケットに出品することを促すことができる。
【0061】
また、本実施形態によれば、ユーザが電子市場で商品を購入した購入価格及び購入時期に基づいて、取引相場価格を補正することができる。これにより、ユーザが電子市場で商品を購入した状況に即した取引相場価格を求めることができる。
【0062】
(6.変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。
【0063】
上記実施形態において、新品の販売価格を、電子市場における現在の新品の販売価格としたが、これに限らない。新品の販売価格を、電子市場における過去の新品の販売価格、例えば、発売日当時の販売価格としてもよい。
【0064】
また、上記実施形態において、取引相場価格取得部102が推定する償却率を、日割りの償却率としたが、これに限らない。例えば、毎年同じ額が減価償却される定額法、又は、毎年同じ償却率を用いる定率法により償却率を求めてもよい。また、取引相場価格取得部102が、推定された償却率と購入価格及び購入時期とに基づいて取得された中古商品の取引相場価格及び取得された中古類似商品の取引相場価格を補正する際に、中古商品の取引相場価格及び中古類似商品の取引相場価格に下限を設定してもよい。これにより、中古品であってもある程度までしか価格が下がらないといった、各商品の取引事情に鑑みて、取引相場価格を求めることができる。
【0065】
また、上記実施形態において、出力部103は、ユーザ端末300にメッセージ500を送信するとしたが、これに限らない。例えば、出力部103は、ユーザが電子フリーマーケット又は電子市場のサイトにログインすると、ユーザが購入した商品の取引相場価格を含むメッセージを、画面に表示するようにしてもよい。
【0066】
また、上記実施形態に係る電子フリーマーケットサーバ100の動作を規定するプログラムを、既存のパーソナルコンピュータ又は情報端末装置に適用することで、当該パーソナルコンピュータ又は情報端末装置を、実施形態に係る電子フリーマーケットサーバ100として機能させることも可能である。
【0067】
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明によれば、電子市場で購入された商品流通コードが付与されていない商品について電子フリーマーケットにおける取引相場価格を推定し、電子フリーマーケットに商品の出品を促すことが可能な電子フリーマーケットサーバ、管理方法及びプログラムを提供することができる。
【符号の説明】
【0069】
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 記録媒体
15 出力デバイス
16 通信デバイス
17 入力デバイス
18 バス
100 電子フリーマーケットサーバ
101 購入履歴取得部
102 取引相場価格取得部
103 出力部
200 電子市場サーバ
300 ユーザ端末
400 コンピュータ通信網
【要約】
【課題】電子市場で購入された商品流通コードが付与されていない商品について取引相場価格を推定し、電子フリーマーケットに商品の出品を促す電子フリーマーケットサーバ等を提供する。
【解決手段】電子フリーマーケットサーバ100の購入履歴取得部101は、ユーザが電子市場において購入した商品の購入履歴を取得する。取引相場価格取得部102は、購入履歴の商品に商品流通コードが付与されていなければ、購入履歴の商品の類似商品に付与された商品流通コードに基づいて中古類似商品の取引相場価格を取得し、中古類似商品の取引相場価格に基づいて購入履歴の商品の中古商品の取引相場価格を推定する。出力部103は、中古商品の取引相場価格で購入履歴の商品を電子フリーマーケットに出品するよう促すメッセージを出力する。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6