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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-11
(45)【発行日】2024-07-22
(54)【発明の名称】走査ヘッド部品
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/24 20060101AFI20240712BHJP
   A61B 1/00 20060101ALI20240712BHJP
【FI】
A61B1/24
A61B1/00 640
A61B1/00 714
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023503008
(86)(22)【出願日】2021-07-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-02
(86)【国際出願番号】 CN2021105047
(87)【国際公開番号】W WO2022012392
(87)【国際公開日】2022-01-20
【審査請求日】2023-01-16
(31)【優先権主張番号】202010676567.6
(32)【優先日】2020-07-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518283252
【氏名又は名称】先臨三維科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHINING 3D TECH CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1398 Xiangbin Road,Wenyan Street,Xiaoshan District,Hangzhou,Zhejiang 311258 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】馮 海龍
(72)【発明者】
【氏名】張 偉
【審査官】磯野 光司
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-149187(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0322282(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00-1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
走査ヘッド部品であって、スキャナホスト(10)と走査ヘッド(20)を含み、
前記スキャナホスト(10)はベースセクション(11)および前記ベースセクション(11)と一体化されたプラグイン部(12)を含み、前記プラグイン部(12)にはスイッチ(121)が設けられ、
前記走査ヘッド(20)は走査ヘッド本体(21)を含み、前記走査ヘッド本体(21)はシリンダーを含み、前記プラグイン部(12)が前記走査ヘッド(20)のシリンダーに内嵌され、前記スイッチ(121)が前記走査ヘッド(20)とフィットして前記走査ヘッド(20)を識別して、前記スキャナホスト(10)に対する制御を達成
前記走査ヘッド(20)は、複数のタイプの走査ヘッドを含み、各タイプの前記走査ヘッド(20)は、いずれもウィンドウを含み、異なるタイプの前記走査ヘッド(20)は、前記スキャナホスト(10)の異なるスイッチング状態に対応し、
コンピュータが識別された前記走査ヘッド(20)に応じて対応するパラメータを呼び出し、前記パラメータは前記走査ヘッド(20)が対応するウィンドウのクロッピングパラメータに関係する、ことを特徴とする走査ヘッド部品。
【請求項2】
前記走査ヘッド(20)は、スイッチツメ(22)をさらに含み、前記スイッチツメ(22)が前記シリンダーの内壁に設けられ、前記スイッチツメ(22)が前記スイッチ(121)とフィットして前記スキャナホスト(10)に対する制御を達成する、ことを特徴とする請求項1に記載の走査ヘッド部品。
【請求項3】
前記スイッチツメ(22)は、前記走査ヘッド本体(21)の内面から突出するスイッチツメであり、前記スイッチツメは、前記スキャナホスト(10)に近い側から前記スキャナホスト(10)から離れる側へ延在し、前記スイッチツメの前記スキャナホスト(10)に近い側には、ガイドスロープおよび当接平面を含み、前記ガイドスロープは前記スキャナホスト(10)に近い側から前記スキャナホスト(10)から離れる側へ徐々に内側に高くなり、前記ガイドスロープの前記スキャナホスト(10)から離れる側は前記当接平面に接続され、同じ高さになる、ことを特徴とする請求項2に記載の走査ヘッド部品。
【請求項4】
前記スイッチツメ(22)の数は、前記スイッチ(121)の数以下である、ことを特徴とする請求項2に記載の走査ヘッド部品。
【請求項5】
前記スイッチ(121)は2つであり、前記走査ヘッド本体(21)にスイッチツメ(22)がないか、前記走査ヘッド本体(21)に前記スイッチツメ(22)が1つ設けられるか、前記走査ヘッド本体(21)に前記スイッチツメ(22)が2つ設けられる、ことを特徴とする請求項4に記載の走査ヘッド部品。
【請求項6】
前記走査ヘッド部品は、第一制限部(23)をさらに含み、前記第一制限部(23)が前記シリンダーの内壁に設けられ、前記プラグイン部(12)の上面及び下面とフィットする、ことを特徴とする請求項1に記載の走査ヘッド部品。
【請求項7】
前記第一制限部(23)は、第一制限ツメであり、前記第一制限ツメは、前記プラグイン部(12)の移動方向に沿って延在する、ことを特徴とする請求項6に記載の走査ヘッド部品。
【請求項8】
前記走査ヘッド部品は、第二制限部(24)をさらに含み、前記第二制限部(24)は、前記プラグイン部(12)の突出ブロックの両側面(122)にフィットする、ことを特徴とする請求項6に記載の走査ヘッド部品。
【請求項9】
前記第二制限部(24)は、第二制限ツメであり、前記第二制限ツメは、前記シリンダーの内壁に設けられて前記第一制限部(23)の両側に位置し、前記第二制限ツメは、前記第一制限部(23)の高さより高い、ことを特徴とする請求項8に記載の走査ヘッド部品。
【請求項10】
前記スキャナホスト(10)と前記走査ヘッド(20)は、スナップ構造(25)によってフィットして接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の走査ヘッド部品。
【請求項11】
なるタイプの前記走査ヘッド(20)のウィンドウは異な、ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の走査ヘッド部品。
【請求項12】
異なるタイプの前記走査ヘッド(20)のウィンドウのサイズは異なり、および/または異なるタイプの前記走査ヘッド(20)のウィンドウの向きは異なる、ことを特徴とする請求項11に記載の走査ヘッド部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、走査装置の技術分野に関し、より具体的には、走査ヘッド部品に関する。
【背景技術】
【0002】
口腔内スキャナーを使用して患者からデータ取得することは、最適な走査効率を確保するために従来の走査ヘッドが好ましい。唇と歯の間のスペースが狭い患者の場合、よりフラットな走査ヘッドが必要である。口が開いた姿勢に対応できない患者には異なる角度の走査ヘッドが必要である。
【0003】
異なる走査ヘッドで取得したデータを使用する場合、エリアクロップサイズ、画像転置、画像補正などに違いがあり、ソフトウェアのバックエンドは、状態に応じて異なるアルゴリズム方程式を呼び出す必要がある。従来技術の走査ヘッド部品は、オペレータが手動でポイントおよびクリックで選択する必要があり、操作しにくく、間違ったものを選択しやすい。
【発明の概要】
【0004】
本出願の主な目的は、従来技術における走査ヘッド部品が異なる走査ヘッドを使用する際に走査状態の切り替えが不都合であるという問題を解決するために、走査ヘッド部品を提供する。
【0005】
上記目的を達成するために、本出願は、走査ヘッド部品を提供し、スキャナホストと走査ヘッドを含み、スキャナホストはベースセクションおよびベースセクションと一体化されたプラグイン部を含み、プラグイン部にはスイッチが設けられ、走査ヘッドは走査ヘッド本体を含み、走査ヘッド本体はシリンダーを含み、プラグイン部が走査ヘッドのシリンダーに内嵌され、スイッチが走査ヘッドと配合してスキャナホストに対する制御を達成する。
【0006】
さらに、走査ヘッドは、スイッチツメをさらに含み、スイッチツメがシリンダーの内壁に設けられ、スイッチツメがスイッチと配合してスキャナホストに対する制御を達成する。
【0007】
さらに、スイッチツメは、走査ヘッド本体の内面から突出するスイッチツメであり、スイッチツメは、スキャナホストに近い側からスキャナホストから離れる側へ延び、スキャナホストに近い側は、ガイドスロープおよび当接平面を含み、ガイドスロープはスキャナホストに近い側からスキャナホストから離れる側へ徐々に内側に高くなり、ガイドスロープのスキャナホストから離れる側は当接平面に接続され、同じ高さになる。
【0008】
さらに、スイッチツメの数は、スイッチの数以下である。
【0009】
さらに、スイッチは2つであり、走査ヘッド本体にスイッチツメがないか、走査ヘッド本体にスイッチツメが1つ設けられるか、走査ヘッド本体にスイッチツメが2つ設けられる。
【0010】
さらに、走査ヘッド部品は、第一制限部を含み、第一制限部がシリンダーの内壁に設けられ、プラグイン部の上面及び下面と配合する。
【0011】
さらに、第一制限部は、第一制限ツメであり、第一制限ツメは、プラグイン部の移動方向に沿って延在する。
【0012】
さらに、走査ヘッド部品は、第二制限部をさらに含み、第二制限部は、プラグイン部の両側面に配合する。
【0013】
さらに、第二制限部は、第二制限ツメであり、第二制限ツメは、シリンダーの内壁に設けられて第一制限部の両側に位置し、第二制限ツメは、第一制限部の高さより高い。
【0014】
さらに、スキャナホストと走査ヘッドは、スナップ構造によって配合接続される。
【0015】
さらに、走査ヘッドは、複数のタイプの走査ヘッドを含み、各タイプの走査ヘッドは、いずれもウィンドウを含み、異なるタイプの走査ヘッドのウィンドウは異なり、異なるタイプの走査ヘッドは、スキャナホストの異なるスイッチング状態に対応する。
【0016】
さらに、異なるタイプの走査ヘッドのウィンドウのサイズは異なり、および/または異なるタイプの走査ヘッドのウィンドウの向きは異なる。
【0017】
本出願の技術的解決手段の適用により、走査ヘッド部品で走査する際に、最適な走査条件を達成するために、使用シーンに応じて異なる走査ヘッドを交換する。スキャナホストのプラグイン部は、走査ヘッドのシリンダーに内嵌され、スイッチが走査ヘッドと配合してスキャナホストに対する制御を達成し、上記走査ヘッドとスイッチとの配合によってスキャナホストを制御し、オペレータが手動でクリックして選択する必要がなくなり、オペレータにとって非常に使用しやすい。本出願の技術的解決手段は、従来技術における走査ヘッド部品において異なる走査ヘッドを使用する場合に、走査状態の切り替えが不都合であるという問題が効果的に解決される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本願の一部を構成する明細書の添付図面は、本出願のさらなる理解を提供するために用いられ、本出願の模式的な実施例およびその説明は、本出願を説明するために用いられ、本出願に対する不適切な限定を構成しない。
図1】本出願による走査ヘッド部品の実施例の構造模式図を示す。
図2図1における走査ヘッド部品のスキャナホストの模式断面図を示す。
図3図1における走査ヘッド部品のスキャナホストの斜視構造模式図を示す。
図4】別の角度から見た図3におけるスキャナホストの斜視構造模式図を示す。
図5図1における走査ヘッド部品の走査ヘッドの斜視構造模式図を示す。
図6図1における走査ヘッド部品の金属製伝熱部材の斜視構造模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1図6に示すとおり、本実施例における走査ヘッド部品は、スキャナホスト10および走査ヘッド20を備える。スキャナホスト10は、ベースセクション11およびベースセクション11と一体化されたプラグイン部12を含み、プラグイン部12にはスイッチ121が設けられる。走査ヘッド20は、走査ヘッド本体21を含み、走査ヘッド本体21はシリンダーを含み、プラグイン部12が走査ヘッド20のシリンダーに内嵌され、スイッチ121が走査ヘッド20と配合してスキャナホスト10に対する制御を達成する。
【0020】
本実施例の技術的解決手段の適用により、走査ヘッド部品で走査する際に、最適な走査条件を達成するために、使用シーンに応じて異なる走査ヘッド20を交換する。スキャナホスト10のプラグイン部12は、走査ヘッド20のシリンダーに内嵌され、スイッチ121が走査ヘッド20と配合してスキャナホスト10に対する制御を達成し、上記走査ヘッド20とスイッチ121との配合によってスキャナホスト10を制御し、オペレータが手動でクリックして選択する必要がなくなり、オペレータにとって非常に使用しやすい。本出願の技術的解決手段は、従来技術における走査ヘッド部品において異なる走査ヘッドを使用する場合に、走査状態の切り替えが不都合であるという問題が効果的に解決される。
【0021】
なお、本出願のスキャナーは三次元スキャナーであり、好ましくは、本実施例における三次元スキャナーは口腔内三次元スキャナーであり、スキャナホスト10は投影モジュールおよびカメラモジュールを含み、投影モジュールはパターンを投影するために使用され、カメラモジュールはパターンを撮影して端末で再生し、端末は、携帯電話などの携帯端末を含み、または端末はコンピュータなどを備える。ベースセクション11とプラグイン部12との一体構造は、ベースセクション11とプラグイン部12が組み立てられた一体構造である。走査ヘッド20の第一端部にはシリンダーの開口部を有し、プラグイン部12は走査ヘッド20の開口部より挿入される。走査ヘッド20の第二端部には、走査口(ウィンドウ)が設けられる。例えば、走査口は走査ヘッド20の側壁に設けられ、走査ヘッド20の内部には反射面があり、好ましくは、反射面は平面鏡の鏡面であり、スキャナホスト10が投射した光は反射面により対象物に反射され、光は対象物の表面から反射面に反射され、次に反射面によって反射され、スキャナホスト10によって受光され、スイッチ121は接触スイッチまたは誘導スイッチであってもよい。走査ヘッド20とスイッチ121との配合によるスキャナホスト10への制御は、主にモードの切り替えであり、コンピュータは接触スイッチの状態に応じて使用する走査ヘッドを識別し、コンピュータは対応するパラメータを呼び出し、パラメータは主に、走査ヘッドが対応するウィンドウのクロッピングパラメータに関係する。
【0022】
図4に示すとおり、本実施例の技術的解決手段において、スイッチ121は、1つ以上である。スイッチが1つしかない場合、処理コストは低くなる。複数のスイッチ121がある場合、走査ヘッド20とスイッチ121との配合形態が増え、スキャナホスト10に対する多様な制御シーンを達成することができる。スイッチ121の数をnとすると、2n種類の走査ヘッドを実現することができる。例えば、スイッチ121が2つの場合、走査ヘッド20との配合は以下の4つがあり、1、走査ヘッド20が全てスイッチ121に触れないこと、2、走査ヘッド20が2つのケースで1つのスイッチ121のみに触れること、3、走査ヘッド20が2つのスイッチ121に触れることである。
【0023】
図5に示すとおり、本実施例の技術的解決手段において、走査ヘッド20は、スイッチツメ22をさらに含み、スイッチツメ22がシリンダーの内壁に設けられ、スイッチツメ22がスイッチ121と配合してスキャナホスト10に対する制御を達成する。上記構造はコンパクトであるため、加工コストが低い。スイッチツメ22は、実際の状況に応じて設定され、スイッチツメ22の形状も多様化することができる。スイッチツメ22はガイドスロープを有し、走査ヘッドがスキャナホストに挿入されると、ガイドスロープがスイッチに対して移動し、同時にスイッチを押すため、スイッチ121が簡単に破損することはない。具体的には、スイッチツメ22は、走査ヘッド本体21の内面から突出したスイッチツメであり、スイッチツメはスキャナホスト10に近い側からスキャナホスト10から離れる側に延び、スイッチツメのスキャナホスト10に近い側にはガイドスロープおよび当接平面を有し、ガイドスロープはスキャナホスト10に近い側からスキャナホスト10から離れる側に徐々に内側に高くなり、ガイドスロープのスキャナホスト10から離れる側は当接平面に接続され、同じ高さになる。上記構造により、スイッチツメ22とスイッチ121との配合が緩やかになり、スイッチツメ22とスイッチ121の比較的な押出しにより、スイッチ121が破損することを防止することができる。
【0024】
図1図5に示すとおり、本実施例の技術的解決手段において、スイッチ121が複数ある場合、スイッチツメ22は1つでもよいし、スイッチ121の数以下の複数のスイッチツメ22があってもよい。上記構造により、走査ヘッド20とスキャナホスト10との間で様々な形態の配合が実現される。スイッチツメ22は、制御モードでもあるゼロにすることもできる。具体的には、スイッチ121が2つある場合、走査ヘッド20内のスイッチツメ22は、4つの構造形態を有し、それは、走査ヘッド本体21にスイッチツメ22がないか、走査ヘッド本体21にスイッチツメ22が1つあるか、走査ヘッド本体21にスイッチツメ22が2つあることである。スイッチツメ22は、走査ヘッド本体21の内壁から突出する細長い構造である。
【0025】
図5に示すとおり、本実施例の技術的解決手段において、走査ヘッド部品は、第一制限部23をさらに含み、第一制限部23がシリンダーの内壁に設けられ、プラグイン部12の上面及び下面と配合する。上記構造により、走査ヘッド20によりスキャナホスト10に対する上制限と下制限をよく達成する。具体的には、第一制限部23は第一制限ツメであり、第一制限ツメはプラグイン部12の移動方向に沿って延在する。第一制限ツメの構造により、コストが低減され、例えば、平面の加工面積に比べて第一制限ツメの加工面が大幅に低減され、第一制限ツメにより材料の使用量も低減され、第一制限ツメの構造によりスキャナホスト10に対する変形緩衝が可能となる。なお、制限ツメがガイド面を有し、ガイド面の設置は、スキャナホスト10が走査ヘッド20と配合することを容易に適合させる。
【0026】
図1図5に示すとおり、本実施例の技術的解決手段において、走査ヘッド部品は、第二制限部24をさらに含み、第二制限部24は、プラグイン部12の両側面に配合する。第二制限部24は、プラグイン部12に対する左右方向への制限を達成する。具体的には、第二制限部24は第二制限ツメであり、第二制限ツメがシリンダーの内壁に設けられ、第一制限部23の両側に位置し、第二制限ツメは、第一制限部23の高さよりも高い。上記構造の加工コストは低く、第二制限ツメは2つであり、2つの第二制限ツメは型外れの角度を有するため、走査ヘッド20がスキャナホスト10に深く挿入されるほど、走査ヘッド20とスキャナホスト10との間の配合はより緊密になる。具体的には、プラグイン部12の上部にはベースセクション11に近い直方体状の突出ブロックが設けられ、突出ブロックの両側面122が第二制限部24と配合するため、突出ブロックの両側面122のみを仕上げればよいため、上記構造の加工コストが低く、構造がコンパクトになる。図5に示すとおり、第二制限ツメは走査ヘッド20の上部内壁の両側に配置され、突出ブロックはスキャナホスト10の上部にのみ配置されるため、走査ヘッド20の下部内壁には第二制限ツメを設ける必要がない。
【0027】
図1および図6に示すとおり、本実施例の技術的解決手段において、スキャナホスト10と走査ヘッド20は、スナップ構造25によって接続される。上記構造により、操作しやすくなり、構造がコンパクトになる。走査ヘッド本体の内壁にはバックルがあり、プラグイン部12の両側にはクランプブロックがあり、クランプブロックの走査ヘッド20と向き合う側に傾斜面があるため、スナップ構造によって走査ヘッド20をプラグイン部12に容易に接続することが可能である。バックルは2セットを含み、2セットのバックルは走査ヘッド本体21の両側の内壁にそれぞれ設けられ、1セットのバックルは2つの横ツメ251と1つの縦ツメ252を含み、2つの横ツメ251はスキャナホスト10の挿抜方向に沿って延在し、縦ツメ252はスキャナホスト10に垂直な方向に延在し、2つの横ツメ251は互いに平行に間隔をあけて配置され、スキャナホスト10から離れる横ツメの端部には1つの縦ツメ252が設定され、縦ツメ252の端部は2つの横ツメ251の端部にそれぞれ接続され、クランプブロックと縦ツメ252は弾性変形によってクランプされ、同様にスキャナホスト10が走査ヘッド20から分離されると、クランプブロックと縦ツメ252は弾性変形によって分離される。走査ヘッド部品はまた、金属製伝熱部材26を含み、金属製伝熱部材26は、金属板体261、レンズマウント262、2つの制限板263および延長カンチレバー264を含み、反射レンズ100はレンズマウント262に取り付けられ、レンズマウント262は金属板体261のスキャナホスト10から離れた端に位置し、延長カンチレバー264は金属板体261のスキャナホスト10に近い端に位置し、2つの制限板263は金属板体261の両側で配置される。固定端から離れた2つの横ツメの表面は凹面である。各セットのバックルは、また、制限ボス253を含み、制限ボス253は、下部横ツメのスキャナホスト10から離れた端部に位置し、制限ボス253の高さは縦ツメの高さより高く、金属製伝熱部材の制限ボスは、制限ボス253のスキャナホスト10から離れた側に位置し、このようにして、金属製伝熱部材に対する制限を達成でき、金属製伝熱部材の配置により、レンズの曇りおよび結露を回避することができる。
【0028】
本実施例の技術的解決手段において、走査ヘッド20は、複数のタイプの走査ヘッドを含み、各タイプの走査ヘッド20はウィンドウを含み、異なるタイプの走査ヘッド20のウィンドウは異なり、異なるタイプの走査ヘッド20は、前記スキャナホスト10の異なるスイッチング状態に対応する。異なるタイプの走査ヘッド20のウィンドウのサイズは異なり、および/または異なるタイプの走査ヘッド20のウィンドウの向きは異なる。例えば、第一タイプの走査ヘッドは、1つのスイッチツメ22を有し、そのウィンドウは上側に向かって大きく、第二タイプの走査ヘッドは、2つのスイッチツメ22を有し、そのウィンドウはスキャナーの左側に向かって大きく、第三タイプの走査ヘッドは、1つのスイッチツメ22を有し、かつ、第一タイプの走査ヘッドの1つのスイッチツメ22とは異なる位置にあり、スキャナホストにある異なるスイッチに対応し、第三タイプの走査ヘッドの体積は第一タイプの走査ヘッドの体積より小さく、かつ、第三タイプの走査ヘッドのウィンドウは第一タイプの走査ヘッドのウィンドウより小さい。本実施例におけるスキャナー部品は、1つの走査ヘッドを含んでもよいし、複数の走査ヘッドを含んでもよい。
【0029】
図5に示すとおり、本実施例の技術的解決手段において、走査ヘッド20は、プラスチック製である。これにより、走査ヘッド20が高温高圧または化学的な拭き取りや浸漬によって滅菌される際に、走査ヘッド20は化学的腐食によって損傷を受けにくい。なお、本実施例の技術的解決手段において、走査ヘッド20内の反射面は、ガラス製である。
【0030】
上記は、本出願の好ましい実施例にすぎず、本出願を限定することを意図するものではなく、当業者にとって、本出願に様々な修正および変更を加えることができる。 本出願の精神と原則の範囲内で行われた修正、同等の置換、改良などは、本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0031】
10 スキャナホスト
11 ベースセクション
12 プラグイン部
121 スイッチ
122 両側面
20 走査ヘッド
21 走査ヘッド本体
22 スイッチツメ
23 第一制限部
24 第二制限部
25 スナップ構造
251 横ツメ
252 縦ツメ
253 制限ボス
26 金属製伝熱部材
261 金属板体
262 レンズマウント
263 制限板
264 延長カンチレバー
100 反射レンズ
図1
図2
図3
図4
図5
図6