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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-12
(45)【発行日】2024-07-23
(54)【発明の名称】天井構造、及びその施工法
(51)【国際特許分類】
   E04B 9/24 20060101AFI20240716BHJP
   E04B 9/00 20060101ALI20240716BHJP
【FI】
E04B9/24 H
E04B9/00 A
E04B9/00 Z
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020214536
(22)【出願日】2020-12-24
(65)【公開番号】P2022100516
(43)【公開日】2022-07-06
【審査請求日】2023-06-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000165505
【氏名又は名称】元旦ビューティ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095337
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100174425
【弁理士】
【氏名又は名称】水崎 慎
(74)【代理人】
【識別番号】100203932
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 克宗
(72)【発明者】
【氏名】舩木 元旦
(72)【発明者】
【氏名】川島 次郎
【審査官】河内 悠
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-016107(JP,A)
【文献】実開昭62-149512(JP,U)
【文献】特開2018-003490(JP,A)
【文献】特開平02-248565(JP,A)
【文献】特開昭62-248759(JP,A)
【文献】特開平04-213658(JP,A)
【文献】特開2001-317152(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 9/00-9/36
E04B 7/00-7/24
E04D 1/00-3/40
E04D 13/00-15/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
面板部の左右に、上方へ立ち上げられると共に基端付近に前記面板部側へ突出するように形成されている係合部を備える立上り部、該立上り部の上端から外側へ延在される支持面部、該支持面部の先端が折り下げられた折下げ部、を備える天井材と、水平状の支持台部を備える保持部材と、からなる天井構造であって、
左右に隣り合う前記天井材の前記支持面部が、前記保持部材の前記支持台部上にて重合状に接続され、左右に隣り合う前記天井材の前記係合部間には、前記保持部材又は化粧材又は吊り金具が取り付けられていることを特徴とする天井構造。
【請求項2】
前記天井材の前記面板部は、多孔性であることを特徴とする請求項1に記載の天井構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の天井構造を施工する方法であって、
屋根側から、下地に脚部の下端が固定されて前記保持部材が立設される工程を行った後、
屋根側から、左右に隣り合う前記天井材に設けられた前記支持面部が、前記保持部材の前記支持台部上にて重合状に接続される工程を行うことを特徴とする天井構造の施工法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用いる部材(天井材及び保持部材)が簡易で、しかも施工を極めて容易に行うことができる天井構造、及びその施工法に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄骨躯体からなる横梁(躯体)に対してタイトフレームを固定し、該タイトフレームに折板を敷設する屋根構造は広く知られている。
このような屋根構造では、横梁の長手方向に対して直交する方向に折板が敷設されている。また、横梁は、屋根材の形状等から3~5mの間隔で構築されるため、タイトフレームの取付、屋根材の敷設等の作業時に室内側に足場を設置するためスペースが必要となる。
また、この場合の天井構造は、一般に、前記屋根構造の施工とは、別々に行われている。
そのため、屋根を施工後に、体育館などで、天井施工を行おうとすると、その天井施工のみで、足場などが必要であった。
【0003】
例えば特許文献1には、C形鋼(リップ付き溝形鋼)間に天井材等の壁材を架設している構造が提案されている。
また、特許文献2には、梁上に天井折板体と折板屋根体とを敷設している構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第4764375号公報
【文献】特許第5973749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1では、用いられる壁材が、天井としての専用材であって、天井材以外での使用は困難であった。具体的には、面板部の左右端縁のうち、一方の取付部としてはC形鋼を覆うように取り付けているが、他方の取付部はC形鋼の下フランジのリップに取り付けているため、連続する外装面を形成することができない構成であった。
また、前記特許文献2では、そもそもが異なる形状の天井折板体と折板屋根体とを敷設しているように、一体で内外装を兼用するものを提案するものではなかった。
このように前記特許文献1,2は、屋根構造と天井構造との両方に用いることができるものではないため、前述の製品管理等の諸問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、用いる部材(天井材及び保持部材)が簡易で、しかも施工を極めて容易に行うことができる天井構造、及びその施工法を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、面板部の左右に、上方へ立ち上げられると共に基端付近に前記面板部側へ突出するように形成されている係合部を備える立上り部、該立上り部の上端から外側へ延在される支持面部、該支持面部の先端が折り下げられた折下げ部、を備える天井材と、水平状の支持台部を備える保持部材と、からなる天井構造であって、左右に隣り合う前記天井材の前記支持面部が、前記保持部材の前記支持台部上にて重合状に接続され、左右に隣り合う前記天井材の前記係合部間には、前記保持部材又は化粧材又は吊り金具が取り付けられていることを特徴とする天井構造に関するものである。
【0009】
また、本発明は、前記天井構造において、前記天井材の前記面板部は、多孔性であることを特徴とする天井構造をも提案する。
【0011】
さらに、本発明は、前記天井構造を施工する方法であって、屋根側から、下地に脚部の下端が固定されて前記保持部材が立設される工程を行った後、屋根側から、左右に隣り合う前記天井材に設けられた前記支持面部が、前記保持部材の前記支持台部上にて重合状に接続される工程を行うことを特徴とする天井構造の施工法をも提案するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の天井構造は、天井材も極めて簡易であって、水平状の支持台部を備える簡易な保持部材にて左右に隣り合う天井材を容易に接続することができ、容易に天井面の施工を行うことができる。
特に天井材の裏面側(即ち屋根側)から容易に施工できるため、室内側に足場等も必要としないので、足場のための巨大なスペースも足場形成のための膨大な費用も必要とすることがない。
しかも、天井材の係合部が、面板部側へ突出するように形成されているので、面板部側から係合部を保持部材方向へ押圧しながら、平坦状の天井面の施工を極めて容易に行うことができる。
また、左右に隣り合う天井材の係合部間に、保持部材又は化粧材又は吊り金具が取り付けられているので、天井材間の目地を化粧材にて室内側から隠したり、照明器具等の設置箇所としたりすることができる。
【0014】
また、天井材の面板部が、多孔性である場合、例えばパンチングメタルにて当該部分(天井面部)を形成することができ、断熱材や機能性材を配設しても配設しなくてもよいが、吸音や軽量等を考慮したものとなる。
【0016】
さらに、本発明の天井構造の施工法は、下地に保持部材を立設させる工程を行った後に、左右に隣り合う保持部材間に、天井材を配設する工程を行うので、それぞれの工程を極めて容易に上方(屋根)側から行うことができる。そのため、足場を組み付ける等の作業を必要とすることがなく、実用的価値が極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】(a)本発明の第1実施例の天井構造に用いられる天井材とそれを支持する保持部材(C形鋼)とを示す正面図、(b)第1実施例の天井構造であって、下地に固定した保持部材に天井材を取り付けた状態を示す正面図である。
図2】(a)本発明の第1実施例の天井構造に目地キャップを取り付けた状態を示す正面図、(b)用いた目地キャップを示す正面図、(c)第1実施例の天井構造に吊り金具を取り付けた状態を示す正面図、(d)用いた吊り金具を示す正面図である。
図3】(a)本発明の第1実施例の天井構造において、目地キャップを先に取り付けた施工例を示した断面図、(b)目地キャップを保持部材に取り付けた状態を示す断面図、(c)続いて天井材を取り付ける状態を示す断面図である。
図4】(a)本発明の第1実施例の天井構造において、別の態様の目地キャップを先に取り付ける施工を示した断面図、(b)目地キャップを保持部材に取り付けた状態を示す断面図、(c)続いて天井材を取り付ける状態を示す断面図である。
図5】(a)本発明の第1実施例の天井構造において、別の態様の目地キャップを後に取り付ける施工を示した断面図、(b)天井材を保持部材に取り付けた状態を示す断面図、(c)続いて目地キャップを取り付ける状態を示す断面図である。
図6】(a)本発明の第2実施例の天井構造の桁行方向の断面図、(b)その流れ方向の断面図である。
図7】(a)本発明の第2実施例の天井構造に、別の目地キャップを用いて施工する状態を示し、天井材の立上り部に対して側方から別の目地キャップ材を組み付ける状態を示す正面図、(b)その斜視図、(c)隣り合う別の天井材を取り付ける状態を示す斜視図である。
図8】(a)本発明の第2実施例の天井構造を示す斜視図、(b)その断面図、(c)保持部材及び下地を省略して示す断面図である。
図9】(a)本発明の第2実施例の天井構造にて形成される縦桟状部分に、外側カバー材を取り付けた状態を示す断面図、(b)別の外側カバー材を取り付けた状態を示す断面図、(c)更に別の外側カバー材を取り付けた状態を示す断面図である。
図10】(a)本発明の第2実施例の天井構造にて形成される縦桟状部分に、横葺き屋根構造を取り付けた状態を示す流れ方向の断面図、(b)その桁行方向の断面図である。
図11】(a)本発明の第2実施例の天井構造にて形成される縦桟状部分に、縦葺き屋根構造を取り付けた状態を示す流れ方向の断面図、(b)その桁行方向の断面図である。
図12】(a)隣り合う本発明の第3実施例の天井材間に取付補助材を取り付けた状態を示す正面図、(b)取付補助材を取り付けた部分を拡大して示す正面図、(c)当該例における目地キャップを拡大して示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の天井構造は、面板部の左右に、上方へ立ち上げられると共に基端付近に前記面板部側へ突出するように形成されている係合部を備える立上り部、該立上り部の上端から外側へ延在される支持面部、該支持面部の先端が折り下げられた折下げ部、を備える天井材と、水平状の支持台部を備える保持部材と、からなる天井構造であって、左右に隣り合う前記天井材の前記支持面部が、前記保持部材の前記支持台部上にて重合状に接続され、左右に隣り合う前記天井材の前記係合部間には、前記保持部材又は化粧材又は吊り金具が取り付けられていることを特徴とする。
【0019】
前記天井材は、前述のように面板部と、その左右に、上方へ立ち上げられると共に基端付近に係合部を備える立上り部と、該立上り部の上端から外側へ延在される支持面部と、該支持面部の先端が折り下げられた折下げ部と、を備えている。そして、保持部材に設けられた水平状の支持台部上にて、左右に隣り合う当該天井材の支持面部が重合状に接続されることにより、天井面を形成することができる。
なお、前記「外側」とは、面板部から遠ざかる方向を指すものであって、そのため、面板部の左側に形成される立上り部の上端から更に左側へ延在するように支持面部が設けられ、面板部の右側に形成される立上り部の上端から更に右側へ延在するように支持面部が設けられる。
【0020】
前記面板部は、天井面を形成する部位であって、平板状でも波板状でもよいし、その上面に断熱材や各種の機能性材を配設してもよい。或いは多数の孔を有する多孔性面板でもよく、その場合、例えばパンチングメタルにて当該部分(面板部)を形成することができ、断熱材や各種の機能性材を配設してもしなくてもよいが、吸音や軽量等を考慮したものとなる。
【0021】
前記立上り部は、前記面板部の左右が上方へ立ち上げられた部位であって、略垂直状でも傾斜状でもよく、その基端付近に、適宜形状の係合部が形成されている。この係合部としては、保持部材に係合する部位としてもよいし、化粧材や吊り金具等が取り付ける部位としてもよい。
なお、この係合部は、面板部側へ突出するように形成されていることが望ましく、この係合部を側方から保持部材への押し付け部分として用いることができ、当該立上り部の変形を生ずることなく適正位置にこの立上り部を配置させることができる。
【0022】
前記支持面部は、前記立上り部の上端から外側へ延在されるであって、保持部材の支持台部上に載置される部位であり、隣り合う天井材が重合状に接続される箇所でもあるため、予め固定具を打ち込む取付孔を形成しておいてもよい。
この支持面部は、保持部材の支持台部上にて重合状に載置されるので、当該支持面部を、保持部材の支持台部の幅長より僅かに大きく形成することで、上方からすっぽりと嵌合状に取り付けることができる。なお、更に詳しくは、左右の一方が下方に位置し、他方が上方に位置するとすれば、下方の支持面部は、支持台部の幅長より僅かに大きく形成され、上方の支持面部は、それ(下方の支持面部の幅長)より更に僅かに大きく形成されればよい。
【0023】
前記折下げ部は、前記支持面部の先端が折り下げられた部位であって、特にその長さ(折り下げ長さ)については限定しないが、前述のように支持面部を保持部材の支持台部の幅長より僅かに大きく形成する場合には、この折下げ部は、支持面部が嵌合状に取り付けられる際に係止状に取り付けられるものとなる。
【0024】
前記天井材を支持する保持部材は、前述のように水平状の支持台部を備える部材であって、後述する図示実施例のようにC形鋼等の型鋼を用いてもよいし、又は帯状鋼材の成形体でもよいし、或いは板状材を適宜に折り曲げて用いてもよい。
前記支持台部は、その大きさ(幅長)を限定するものではなく、隣り合う天井材の支持面部を載置させた状態でビス等の固定具を打ち込むことができるものであればよい。また、前述のように前記天井材の支持面部を、この支持台部の幅長より僅かに大きく形成することで、上方からすっぽりと嵌合状に取り付けることができるため、予め前記支持面部の幅長に応じて調整される。
また、この保持部材としては、前述のように各種構成のものを用いることができるが、天井材と同程度の長さを備える連続材でもよいし、所定間隔で設置する複数の短尺材でもよい。
【0025】
また、この保持部材が固定される下地(躯体)は、後述する図示実施例では横梁であるが、特に限定するものではなく、前記固定部をこの下地上に沿わせて適宜に固定具にて固定すればよい。
【0026】
本発明の天井構造は、天井材もそれを支持する保持部材も極めて簡易であって、保持部材の支持台部に対し、左右に隣り合う天井材に形成した支持面部を重合状にさせて接続すればよいので、屋根側からでも容易に施工を行うことができ、実用的価値が極めて高いものである。
特に天井材の裏面側(即ち屋根側)から容易に施工できるため、室内側に足場等も必要としないので、足場のための巨大なスペースも足場形成のための膨大な費用も必要とすることがない。
【0027】
また、天井材の係合部が、面板部側へ突出するように形成されているので、面板部側から係合部を保持部材方向へ押圧しながら、施工を極めて容易に行うことができる。
また、天井材の面板部が、多孔性である場合、例えばパンチングメタルにて当該部分(天井面部)を形成することができ、断熱材や機能性材を配設しても配設しなくてもよいが、吸音や軽量等を考慮したものとなる。
また、左右に隣り合う当該天井材の係合部間には、保持部材又は化粧材又は吊り金具が取付可能であるので、目地キャップ等の化粧材や照明器具等の吊り金具を容易に取り付けることができ、意匠性の向上や機能性の向上が果たされる。
【0028】
さらに、本発明の天井構造の施工方法は、屋根側から、下地に脚部の下端が固定されて保持部材が立設される工程を行った後、屋根側から、左右に隣り合う天井材に設けられた支持面部が、保持部材の支持台部上にて重合状に接続される工程を行うので、それぞれの工程を極めて容易に上方(屋根)側から行うことができる。そのため、足場を組み付ける等の作業を必要とすることがなく、実用的価値が極めて高いものである。
【第1実施例】
【0029】
本発明の第1実施例の天井構造は、図1(a)に示すように面板部11の左右に、上方へ立ち上げられると共に基端付近に係合部121,121'を有する立上り部12,12'と、該立上り部12,12'の上端から前記支持台部21側へ延在して該支持台部21上にて載置される支持面部13,13'と、該支持面部13,13'の先端が折り下げられた折下げ部14,14'とを備える天井材1と、水平状の支持台部21を備える保持部材2とからなり、保持部材2に設けられた支持台部21上にて、左右に隣り合う天井材1,1の支持面部13,13'が重合状に接続されている。
なお、面板部11の左右に形成される立上り部、支持面部、折下げ部は、重合させる際に上面側になる側(図面では左側)を12,13,14とし、下面側になる側(図面では右側)を12',13',14'として区別した。
【0030】
前記天井材1を支持する保持部材2は、C形鋼(リップ付き溝形鋼)であって、長さ方向に連続する通し材であって、梁等の構造材を兼ねる。
この第1実施例における保持部材2は、前記のようにC形鋼であるから、その上フランジが水平状の横片である支持台部21であって、ウエブが垂直状縦片である脚部22で、下フランジが水平状横片である固定部23であり、上フランジ(支持台部)21の先端には下向きのリップ211が、下フランジ(固定部)23の先端には上向きのリップ231が備えられている。
なお、この図1(b)にて保持部材2が立設される下地3は、横梁である躯体であって、H鋼材等からなり、該実施例では、下地3に固定されたL字鋼3bを介して保持部材2が立設(固定)されている。
【0031】
なお、前述のようにこの保持部材2がC形鋼である仕様では、以下の四つの想定が可能であり、その組み合わせても多様である。
(1)天井材1を配設した上に太陽電池等の設備を載置したり、外装材を敷設することで純粋な天井材として使用する(後述する図11等)。
(2)天井材1の下方に吊り金具を介して室内側に設備を設置する。
(3)天井材1を単独で使用して外装材としても用いる。
前記(1),(2)のように天井材1が外装材を兼ねない場合には、仮に下方側から目地が見える場合には凹部又はC形鋼に化粧材や目地カバーを配設してもよい。即ち化粧材や目地カバーを配設することで天井面としての意匠性を出すことができる。また、パンチング材を用いて面板部を形成したり、面板部上に断熱材を敷設することもでき、吊り金具等を介してさらに付属設備を配置可能である。なお、目地部は、カバーを配しても配さなくても良い。
前記(3)では、天井材1の上面側が外装面となり、下面側が天井面となるので、上面側には外装用の付属設備を配置させてもよいし、下面側には天井用の付属設備を配置させてもよい。
【0032】
この第1実施例における天井材1の係合部121,121'は、当該図1には保持部材2に係合する部位としても、化粧材や吊り金具等が取り付ける部位としても示されていないが、係合部121,121'間に後述する目地キャップや吊り金具等を配設することもできる。
【0033】
この外装材としての天井材1の支持面部13,13'は、面板部11と同様に天井面を形成する部位であって、該支持面部13,13'を保持部材2の支持台部21に固定するには、上方から図示しない固定ビス等を打ち込めばよいが、該固定ビスからの雨水等の浸入を防止する止水処理を行うことが望ましい。
また、その立上り部12,12'の高さ寸法は保持部材2のウエブ(脚部22)より僅かに高く、その支持面部13,13'の幅寸法は上フランジ(支持台部21)より僅かに大きく形成されているので、保持部材2に対して上方からすっぽりと天井材1を取り付けることができる。
【0034】
この第1実施例の天井材1は、それ自体も極めて簡易であって、水平状の支持台部21を備える簡易な保持部材(C形鋼)2にて左右に隣り合う天井材1,1を容易に接続することができ、天井面の施工に容易に適用することができる。
【0035】
図2(a)や図2(c)には、第1実施例の天井構造に、目地キャップ4Aや吊り金具6を配設した例を示す。
そのうち、図2(a)は、左右に隣り合う天井材1,1間に意匠性を持たせる図2(b)に示す目地キャップ4Aが取り付けられている例であって、図2(c)は、隣り合う天井材1,1の係合部121,121'に架け渡すように図2(d)に示す吊り金具6が取り付けられている例である。
【0036】
前記目地キャップ4Aは、図2(b)に示すように保持部材2の下フランジ(固定部23)を覆う化粧下面41、上向きリップに沿う上向き片44、脚部22に沿う縦面部42、上フランジ(支持台部21)に沿う差し込み部43を備え、前記上向き片44の上端には係合片441が設けられている。
この目地キャップ4Aは、天井材1の配設以前に保持部材2に取り付けられるものであって、該保持部材2に目地キャップ4Aを取り付けた後に、天井材1が取り付けられる。その際、目地キャップ4Aの係合片441の外側に係合部121が係合するように取り付ける。即ち天井材1の取り付けに際し、より安定に取り付けることができるため、目地キャップ4Aはビス等によって固定前の仮止めとなる。
【0037】
前記吊り金具6は、図2(d)に示すように複数の金属加工片を溶接やボルトナット6bにて一体化したものであり、左右一対の突っ張り先端611,611を備える横片状の天板部61と、該天板部61の中央から縦片部62が垂下状に室内側へ延在しており、その下端が水平状に折り曲げられ、図示しない各種照明器具等を固定する連結横片63が設けられている。なお、連結横片63には、各種照明器具等を容易に取り付けることができるように取付ナット631等が固定されている。
この吊り金具6は、天井材1,1の係合部121,121'の内側に突っ張り先端611,611が押圧状に取り付けられ、ピース材であるため、取付位置、数量等を任意に選択できる。
【0038】
図3(a)は、前記図2における目地キャップ4Aを保持部材(C形鋼)2に先に取り付けた施工手順の一例を示すものであって、まず、図3(b)に示すように保持部材2の外側(ウエブ側)に目地キャップ4Aを取り付ける。即ちこの作業は、現場の施工に先立って行われるものであって、保持部材2の下フランジ(固定部23)及びウエブ(脚部22)を、目地キャップ4Aの化粧下面41及び縦面部42が覆い、上フランジ(支持台部21)上に差し込み部43が沿うように取り付けられる。
次に、所定位置に取り付けた保持部材2,2間に図3(c)に示すように天井材1を配設するが、保持部材2,2間の配設間隔は、天井材1の面板部11の幅長に応じて設定される。また、前述のように天井材1の支持面部13等の寸法も保持部材2の支持台部21の寸法に応じて形成されている。そのため、保持部材2,2の配設間隔に、天井材1を上方(屋根側から)から落とし込むことで、すっぽりと容易に嵌合状に取り付けることができ、図3(a)の施工状態を形成することができる。
【0039】
図4(a)は、目地キャップ4Bを保持部材(C形鋼)2に先に取り付けた施工手順の一例を示すものであって、まず、図4(b)に示すように保持部材2の開口部側に目地キャップ4Bを取り付ける。即ちこの作業は、保持部材2の取り付け施工に先立って行われるものであって、保持部材2の開口部(リップ211,231)及び下フランジ(固定部23)を、目地キャップ4Bの縦面部42及び化粧下面41が覆い、上フランジ(支持台部21)上に差し込み部43が沿うように取り付けられた状態で所定位置に保持部材2を取り付ける。
なお、当該例に用いられる目地キャップ4Bは、前記図2(a)における目地キャップ4Aとほぼ同様(但し、配設向きが正対する)であるが、係合片441を備えない以外はほぼ同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
次に、所定位置に取り付けた保持部材2,2間に図4(c)に示すように天井材1を配設するが、前述のように保持部材2,2間の配設間隔は、天井材1の面板部11の幅長に応じて設定し、天井材1の支持面部13等の寸法も保持部材2の支持台部21の寸法に応じて形成しているので、保持部材2,2の配設間隔に、天井材1を上方(屋根側から)から落とし込むことで、すっぽりと容易に嵌合状に取り付けることができ、図4(a)の施工状態を形成することができる。
【0040】
図5(a)は、前記図4の施工手順とは異なり、天井材1を保持部材(C形鋼)2に先に取り付けた施工手順の一例を示す。
まず、図5(b)に示すように天井材1を保持部材2に取り付ける。即ちこの作業により、保持部材2の上フランジ(支持台部21)に天井材1の支持面部13'が接するように取り付けられる。
次に、図5(c)に示すように目地キャップ4Bを配設するが、先立って天井材1が配設されているので、支持面部13'の上に差し込み部43が重合するように配設される。その後、図面右側に位置する天井材1を配設するので、下側から上側に向かって支持面部13'-差し込み部43-支持面部13の順で重合状に配設されるものとなり、図5(a)の施工状態を形成することができる。
【第2実施例】
【0041】
図6(a),(b)は、金属板材を適宜形状に切り抜き折り曲げした形状(側面視がひ字状で正面視が略矩形状)の保持部材2Bを、予め下地3上に載置状に取り付け、該保持部材2Bの左右の側縁251に前記天井材1,1を係合状に取り付けた例である。
この例における保持部材2Bは、底面部24の前後面25,25を略垂直状に且つ対向状に立ち上げ、該前後面25,25の上端を外側へ略水平状に折曲して支持台部26,26とした構成である。
なお、下地3は、横梁である躯体であって、C形鋼からなり、更に下側に配設したH形鋼30上に伏せるように配設されている。
【0042】
前記保持部材2Bは、前後面25,25のそれぞれの左右の側縁251,251に、左右の前記天井材1,1の立上り部12,12'(係合部121,121'を含む)が係合状に沿う状態で取り付けられる(沿うような形状に成形されている)ので、天井材1をより安定に取り付けることができる。
【0043】
図7は、前記図6と同様に保持部材2Bを用いた例であるが、その長さ方向に隣り合う保持部材2B,2B間に目地キャップ4Bを取り付けた例であり、同図には天井材1と目地キャップ4Bとを同時に施工する手順を示している。
この目地キャップ4Bは、前記目地キャップ4Aとほぼ同様(但し、配設向きが正対する)であるが、係合片441を備えない以外はほぼ同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。なお、この目地キャップ4Bには、保持部材2Bを室内側から覆うものではないが、左右に隣り合う天井材1,1間に意匠性を持たせる目的では共通する。
【0044】
図7(a),(b)は、予め下地3上には前記構成の保持部材2Bが所定間隔で固定されており、それに対し、天井材1と目地キャップ4Bとを同時に施工している。
即ち最も左側に位置する保持部材2Bに対し、その左側から天井材1を取り付けると共に、その右側から目地キャップ4Bを回動させながら取り付けている。
なお、特に図7(b)に示されるように目地キャップ4Bの長さは、長さ方向に隣り合う下地3,3間(長さ方向に隣り合う保持部材2B,2B間)よりも短いため、保持部材2Bにて回動が阻害されることなく(即ち目地キャップ4Bは、保持部材2Bには接触しておらず)、目地キャップ4Bを容易に回動させて取り付けることができる。
その後、図7(c)に示すように新たな天井材1を上方から嵌合させるように容易に取り付けることができ、以後、前記手順を繰り返して施工する。
【0045】
図8(a)は、前記手順を繰り返して左右に天井材1を三枚隣接させた状態を示し、図8(b)にはその断面図を、図8(c)には天井材1と目地キャップ4Bとの組み合わせ状態を示している。
【0046】
このように図7及び図8のように施工される天井構造では、天井材1の面板部11が連続する天井面が形成され、その継ぎ目部分には、室内側から下地3,3間に目地キャップ4Bが配設された状態が見えるため、意匠性に優れたものである。
【0047】
図9(a)~(c)には、前記図2(c)の例における左右に隣り合う天井材1,1の接続部分にて形成される縦桟状部分に取り付ける外側カバー材のバリエーションを示している。なお、この外側カバー材は、その目的によって通し材(連続材)であってもピース材であっても良く、また、複数部材を組み合わせたものであっても良い。
但し、前記図2(c)の例では、C形鋼の保持部材2を用いたが、当該図9では前記金属板材の成形材である保持部材2Bを用いている。そのため、この図9における天井材1や吊り金具6等については前記図2(c)の例と同様であるから、図面に同一の符号を付し、保持部材2Bについては前記図6等と同様であるから、図面に同一の符号を付してそれぞれ説明を省略する。
【0048】
図9(a)は、左右に隣り合う天井材1,1の接続部分にて形成される縦桟状部分に、外側カバー材5Aを上方から取り付けたものである。
この外側カバー材5Aは、金属又は硬質樹脂の成形体であって、中央に凹状部511を備える平坦状の頂部51の左右から傘状に側面部52,52が折り下げられた形状であり、この側面部52,52の下端には、それぞれ内側上方へ跳ね上げ状の係合部521,521が設けられている。この係合部521,521は、左右の係合部121,121'の外側に係合(嵌合)状に取り付けられる。なお、側面部52,52の内側には、内側へ向かって水平状の延在片522,522が設けられ、取付状態に際して左右の支持面部13,13'を押さえるように配設される。そのため、縦桟状部分に対し、外側カバー材5Aは、側面部52,52の延在片522,522と係合部521,521とで上下左右から包囲状に取り付けられるものとなる。この延在片522,522は、外側カバー材5Aを上方から強く深く押圧し過ぎることを防止する。そのため、この外側カバー材5Aは、前記縦桟状部分に上方から押圧するだけで、左右に隣り合う天井材1,1に弾性的に嵌合されて取り付けられる。
なお、この外側カバー材5Aの頂部51中央に設けられた凹状部511は、図示しないボルトの頭部を陥入させて長さ方向にスライド移動させる支持部として用いることができ、雪止め具や太陽電池等を支持させることができる。
【0049】
図9(b)は、左右に隣り合う天井材1,1の接続部分にて形成される縦桟状部分に、外側カバー材5Bを側方から取り付けたものである。
この外側カバー材5Bは、金属又は硬質樹脂の成形部品の組合わせ体であって、左右対称状の部品をボルトナット541にて連結したものであり、略水平状の頂部53と、略垂直状の縦状部54と、支持面部13,13'に沿う略水平状の台状部55と、その側端から立上り部12,12'に沿う側面部56,56とからなる。なお、側面部56,56の内側には、内側へ向かって水平状の延在片561,561が設けられ、この延在片561,561は、左右の係合部121,121'の外側に係合(嵌合)状に取り付けられる。
そのため、この外側カバー材5Bは、前記縦桟状部分に側方から容易に取り付けられる。なお、この外側カバー材5Bの頂部53には、図示しない太陽電池等を支持させることができる。
【0050】
図9(c)は、左右に隣り合う天井材1,1の接続部分にて形成される縦桟状部分に、外側カバー材5Cを上方から取り付けたものである。
この外側カバー材5Cは、前記天井材1と同様に金属板材の成形体であって、平坦状の頂部57の左右から傘状に側面部58,58が折り下げられた形状であり、この側面部58,58の下端には、それぞれ内側上方へ跳ね上げ状の係合部581,581が設けられている。この係合部581,581は、左右の係合部121,121'の外側に係合(嵌合)状に取り付けられる。なお、側面部58,58の折り曲げ下端は、面板部11に近接状に配設されているため、面板部11上を流れる雨水等は、側端の立上り部12,12'へ流れる際に、この外側カバー材5Cの側面部58,58によって遮られるので、立上り部12,12'を伝って上方へ雨水が侵入することも防止される。
【0051】
これらの図9(a)~(c)に示される例における天井材1は、内装材(天井材)と外装材との何れかの機能を有するものとして用いることもできるが、前述のように同時に内装材(天井材)としても外装材としても機能するものである。
【0052】
図10は、左右に隣り合う天井材1,1の接続部分にて形成される縦桟状部分に横葺き屋根構造を施工したものであり、図11は、その縦桟状部分に縦葺き屋根構造を施工したものである。
これらの天井構造を形成する天井材1及び保持部材2Bについては、前述のとおりであって、図面に同一符号を付して説明を省略する。
何れも、保持部材2Bの支持台部26上にて天井材1,1の支持面部13,13'同士を重合状に接続した部分がそれぞれの屋根構造の取付下地面となっている。
【0053】
図10に示す横葺き外装構造は、その裏面側に裏打ち材7cを配した横葺き外装材である外装材7Aがバックアップ材7Bと共に配されており、流れ方向(図面の左右方向)に隣り合う外装材7A,7Aの面板部11の水下側、水上側にそれぞれ形成された水下側成形部72及び水上側成形部73が相互に係合して施工されている。
前記支持面部13,13'上には、流れ方向に沿って配した連続支持材8Aと、該連続支持材8A,8A間に配された断熱材8Bと、固定金具8Cと、が配設され、連続支持材8Aの上面に固定した吊子7dにて取り付けられている。前記連続支持材8Aは、断面が逆U字状の連続材であって、それに跨るように配される固定金具8Cにて前記取付下地面に固定されている。なお、この固定金具8Cの固定は、天井材1,1の支持面部13,13'同士を接続する固定具1bを用いて(流用して)いる。
【0054】
図11に示す縦葺き外装構造は、前記取付下地面(支持面部13,13')上に、流れ方向(同図(a)では左右方向、同図(b)では前後方向)に沿って配設されたW字状の排水部材9Aと、該排水部材9A,9A間に配設された断熱材9Bと、前記排水部材9Aの中央に設けられた隆起状固定部91に跨るように配設された支持部材9Cと、隣り合う支持部材9C,9C間に配設される縦葺き外装材7Eと、左右の縦葺き外装材7E,7E間を覆うカバー材7Fと、からなる。
前記支持部材9Cは、排水部材9Aが流れ方向にずれ動かないように固定する役割と、縦葺き外装材7Eを弾性的に嵌合させて保持する役割を果たし、カバー材7Fは上方から押圧するだけで嵌合状に支持部材9Cに取り付けられ、縦葺き外装材7Eは、カバー材7Fと支持部材9Cとの間に挟着状に取り付けられる。そして、略平坦状の外装面が施工されるものとなる。
【0055】
これらの例では、天井材1の支持面部13,13'上に屋根構造が施工されるものであり、屋根構造については天井構造には全く制限を受けないので、前述のように横葺き外装構造でも縦葺き外装構造でも任意に選択することができる。
【第3実施例】
【0056】
図12(a)は、左右に隣り合う第2実施例の天井材1",1"間に目地キャップ4Cを取り付けた状態を示し、この天井材1"を支持する保持部材2は、前記第1実施例と同様にC形鋼(リップ付き溝形鋼)である。
【0057】
この第3実施例における天井材1"は、略水平状の面板部11及び支持面部13,13'については前記第1実施例の天井材1と同様であるが、立上り部15,15'が、係合部151,151'を除く部分、及び折下げ部16,16'が略垂直状である点で前記第1実施例の天井材1と相違する。即ち前記第1実施例における立上り部12,12'とこの第3実施例における立上り部15,15'とは、面板部11から垂直状に立ち上がると共にその上端を水平状に折り曲げた構成では共通するが、前記第1実施例では、係合部121,121'の突出頂点から上端まで続くなだらかな傾斜状となっているのに対し、この第2実施例では、係合部151,151'の突出頂点から短い急な傾斜状となってそこから再び垂直状に立ち上がっている点が相違する。言い換えれば、前記第1実施例の係合部121,121'はく字状の上辺が長く、この第2実施例の係合部151,151'はく字状の上辺が短い点で相違する。或いは前記第1実施例では立上り部12,12'における垂直状部分は、係合部121,121'の下方にのみ存在するのに対し、この第3実施例では立上り部15,15'における垂直状部分が係合部151,151'の上方にも下方にも及んでいる点で相違するともいえる。
【0058】
また、前記目地キャップ4Cは、図12(c)に示すように水平状の底面部(化粧下面41")の左右に、略垂直状の縦面部42",42"が立ち上げられ、該縦面部42"の上端に、内側へく字状に折り曲げられた被取付部421"が設けられている構成である。
この目地キャップ4Cは、保持部材2の下フランジ(固定部)23に下方から取り付けられるが、隣り合う天井材1",1"間に配設されるので、被取付部421",421"間に跨がって突っ張るように取り付けられるものとなる。そのため、天井材1"は、図12(b)に拡大して示すように隣り合う被取付部421",421"間に対し、係合部151,151'が安定に取り付けられるものとなるため、目地キャップ4Cは取付補助材としても寄与する。
なお、前記天井材1"も前記第1実施例における天井材1と同様に用いるが、その場合、前記目地キャップ4Cは、保持部材2の下フランジ(固定部)23を下方側からの意匠性を持たせる目地キャップとしても機能する(目地キャップを兼ねる)ものとなる。
【0059】
そのため、この目地キャップ4Cは、C形鋼である保持部材2の下フランジ23を下方側からの意匠性を持たせる目的では、少なくとも保持部材2より長い寸法を備える必要がある。
なお、この目地キャップ4Cの配設に際し、側方から前記化粧下面41"の下面に手を伸ばして持ち上げるようにすると、被取付部421",421"と係合部151,151'が安定に係合され、天井材1"も目地キャップ4Cも安定に取り付けられるものとなる。
【符号の説明】
【0060】
1,1" 天井材
11,11" 面板部
12,12',15,15' 立上り部
121,121',151,151' 係合部
13,13' 支持面部
14,14',16,16' 折下り部
2,2B 保持部材
21,26 支持台部
22 脚部
23,24 固定部
3 下地(躯体,横梁)
4A,4B,4C 目地キャップ
41,41" 化粧下面
5A,5B,5C 外側カバー材
6 吊り金具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12