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特許7521078情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-12
(45)【発行日】2024-07-23
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/53 20190101AFI20240716BHJP
   G06F 16/535 20190101ALI20240716BHJP
【FI】
G06F16/53
G06F16/535
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023112359
(22)【出願日】2023-07-07
【審査請求日】2023-07-07
(73)【特許権者】
【識別番号】505300841
【氏名又は名称】株式会社ZOZO
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊澤 遼平
(72)【発明者】
【氏名】神宮司 正成
(72)【発明者】
【氏名】清水 良太郎
(72)【発明者】
【氏名】斎藤 侑輝
【審査官】早川 学
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-012474(JP,A)
【文献】特開2023-088679(JP,A)
【文献】特開2021-033764(JP,A)
【文献】特開2022-012909(JP,A)
【文献】特開2005-309741(JP,A)
【文献】特開2020-035224(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
出品者から対象商品と、対象検索クエリとの指定を受け付ける受付部と、
ユーザの行動履歴に基づいて推定される検索クエリと商品の画像との関連性を利用して、前記対象検索クエリに対応する前記対象商品のサムネイル画像の構図を前記出品者に対して提供する提供部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部は、
前記検索クエリと、当該検索クエリによる検索結果においてユーザが選択した画像との関連性を学習したモデルを利用して、前記サムネイル画像の構図を提供すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記受付部は、
前記出品者から前記対象商品の商品画像を受け付け、
前記提供部は、
前記サムネイル画像の構図に前記商品画像の商品を適用した前記サムネイル画像の見本画像を提供すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、
前記出品者に対し、前記対象検索クエリに対応する複数の基準画像を提供し、前記出品者が選択した前記基準画像に対応する前記見本画像を提供すること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、
前記見本画像において前記対象検索クエリの象徴部分を強調して提供すること
を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記見本画像に対応する前記検索クエリを一覧にして提供すること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供部は、
前記検索クエリを一覧にして提供し、前記出品者が前記一覧から前記検索クエリを指定した場合に、当該検索クエリに対応する前記見本画像を提供すること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記提供部は、
前記対象検索クエリの関連アイテムを含む前記見本画像を提供すること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
出品者から対象商品と、対象検索クエリとの指定を受け付ける受付工程と、
ユーザの行動履歴に基づいて推定される検索クエリと商品の画像との関連性を利用して、前記対象検索クエリに対応する前記対象商品のサムネイル画像の構図を前記出品者に対して提供する提供工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
出品者から対象商品と、対象検索クエリとの指定を受け付ける受付手順と、
ユーザの行動履歴に基づいて推定される検索クエリと商品の画像との関連性を利用して、前記対象検索クエリに対応する前記対象商品のサムネイル画像の構図を前記出品者に対して提供する提供手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ファッションアイテムの写真を撮影する際に、モデルのポーズを提案する技術が開示されている。例えば、かかる技術では、撮影対象となる商品と類似する商品の商材写真のうち、購入率が高い商材写真の構図を基にポーズを提案する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2023-65909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、検索クエリを考慮した構図を提供することについては考慮されていなかった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、検索クエリに対応するサムネイル画像の構図を提案することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、出品者から対象商品と、対象検索クエリとの指定を受け付ける受付部と、ユーザの行動履歴に基づいて推定される検索クエリと商品の画像との関連性を利用して、前記対象検索クエリに対応する前記対象商品のサムネイル画像の構図を前記出品者に対して提供する提供部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、検索クエリに対応するサムネイル画像の構図を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る提供システムの構成例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理の具体例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係るコンテンツの一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図6図6は、実施形態に係る画像情報記憶部に格納される情報の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係るキーワード情報記憶部に格納される情報の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る情報処理における画像遷移の一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る情報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図10図10は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
〔1.1 システム〕
まず、図1に示す提供システムについて説明する。図1は、実施形態に係る提供システムの構成例を示す図である。図1に示すように、提供システムは、情報処理装置1と、ユーザ端末10と、出品者端末100とが含まれる。情報処理装置1と、ユーザ端末10と、出品者端末100とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。
【0011】
情報処理装置1は、服飾(ファッションアイテムともいい、衣服、下着、履物(シューズともいう)、帽子(キャップやハットなど)、バッグ、装身具(アクセサリともいう)等を含む)、化粧品(ファッションアイテムともいう)等を含む商品を提供(検索、販売等)する電子商取引サービスを提供する。また、情報処理装置1は、複数の服飾を使用したコーディネートを示すコンテンツ(画像、動画、記事等)、1つ以上の化粧品を使用した化粧を示すコンテンツなどの投稿をユーザから受け付け、他のユーザに提供(検索、配信等)するコーディネートサービスを提供する。例えば、情報処理装置1は、サーバ装置やクラウドシステム等により実現可能である。
【0012】
また、情報処理装置1は、後述するように、事前に学習した分散表現空間を利用してユーザに対して各種サービスを提供する。また、実施形態に係る分散表現空間には、画像とキーワード(タグ等も含む)とが投影されており、画像と画像、画像とキーワード、キーワードとキーワードの近さが投影されている。また、近ければ近いほど、分散表現空間上で近くなる。すなわち、画像と画像、画像とキーワード、キーワードとキーワードの類似度が分散表現空間上の距離として測定可能である。なお、実施形態に係る分散表現空間上の近さは、例えば、ユークリッド距離に基づく近さや、コサイン距離に基づく近さを含む。
【0013】
情報処理装置1は、分散表現空間を利用して、ユーザによって指定された検索クエリに対応する商品のサムネイル画像を選択する。例えば、情報処理装置1は、商品に紐づいた複数の候補画像、検索クエリ(キーワード)およびユーザ属性をそれぞれ分散表現空間に投影し、検索クエリおよびユーザ属性に類似する候補画像を各商品のサムネイル画像として選択し、ユーザへ提供する。
【0014】
すなわち、情報処理装置1は、同一の商品であっても、検索クエリや検索クエリを入力したユーザによって異なるサムネイル画像を提供する。つまり、情報処理装置1は、商品にそれぞれ紐づいた複数の候補画像からユーザの検索意図に応じた画像をサムネイル画像として提供することにより、ユーザによる購買意欲の向上等を図ることができる。
【0015】
また、情報処理装置1は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。また、情報処理装置1は、ユーザ端末10にインストールされた各種サービスに関するアプリケーションに表示する情報を、ユーザ端末10に配信する装置であってもよい。また、情報処理装置1は、アプリケーションのデータそのものを配信する装置であってもよい。
【0016】
また、情報処理装置1は、ユーザ端末10に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報処理装置1から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0017】
また、本実施形態において、情報処理装置1は、上述の分散表現空間の手法を用いることにより、各出品者端末100に対して、出品する商品のサムネイル画像の構図を提案することもできる。
【0018】
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。ユーザ端末10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、ユーザ端末10は、情報処理装置1や、所定のサービスを提供するサーバ装置などによって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。
【0019】
出品者端末100は、情報処理装置1が提供する電子商店街へ商品を出品する出品者(ストア、ブランド)によって利用される情報処理装置である。出品者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、出品者端末100は、情報処理装置1や、所定のサービスを提供するサーバ装置などによって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。
【0020】
〔1.2 情報処理〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理について説明する。上述のように、情報処理装置1は、分散表現空間を利用して、検索クエリ等に応じた各商品からサムネイル画像を選択して提供する。一方で、出品者は、各検索クエリに対してどのようなサムネイル画像を予め準備すれば良いか分からないといった課題が生じる。
【0021】
そこで、実施形態に係る情報処理は、出品者に対して検索クエリに対応するサムネイル画像の構図の提案を行うことにより、出品者によるサムネイル画像の制作をサポートする。
【0022】
図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置1は、出品者端末100から、対象商品および対象検索クエリの指定を受け付ける(ステップS1)。
【0023】
ここで、対象商品は、出品者が情報処理装置1の提供する電子商店街に出品を検討している商品や、既に出品している商品を含む。また、対象検索クエリは、電子商店街において、出品者が想定している対象商品の検索クエリである。
【0024】
情報処理装置1は、出品者端末100から指定された対象商品および対象検索クエリに基づき、電子商店街における対象商品のサムネイル画像の構図を提案する(ステップS2)。
【0025】
すなわち、情報処理装置1は、出品者が対象商品および対象検索クエリの指定を行うと、対象検索クエリにあった対象商品のサムネイル画像の構図を提案する。これにより、出品者、対象検索クエリにあわせた適切なサムネイル画像を作成することができる。
【0026】
つぎに、図3を用いて、サムネイル画像の構図の提案処理の概要について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理の具体例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置1は、出品者から対象商品の商品画像Isおよび対象検索クエリqsの指定を受け付ける。
【0027】
同図に示す例では、対象商品が、半そでのニットであり、対象検索クエリqsが「ゴルフ」である場合を示している。なお、同図では、出品者が対象商品を商品画像Isによって指定しているが、対象商品の指定についてはテキストであってもよい。また、対象検索クエリqsの指定についてもテキストの他、例えば、画像等を用いることにしてもよい。
【0028】
つづいて、情報処理装置1は、商品画像Isおよび対象検索クエリqsを分散表現空間Sに投影する。同図に示すように、分散表現空間Sには、商品画像Isおよび対象検索クエリqsに加え、各商品の画像(例えば、サムネイル画像)の特徴ベクトルである画像ベクトルIa1~Ia3(以下、画像ベクトルIaとも記載)が投影されている。
【0029】
情報処理装置1は、分散表現空間Sに投影された各画像ベクトルIaのうち、商品画像Isおよび対象検索クエリqsに近しい画像ベクトルIaを選択する。例えば、情報処理装置1は、各画像ベクトルIaと、商品画像Isおよび対象検索クエリqsを結ぶ空間Tの面積が最も小さい画像ベクトルIaを選択する。同図に示す例では、画像ベクトルIa1を結ぶ空間Tの面積が最も小さく、情報処理装置1は、画像ベクトルIa1を選択することになる。
【0030】
そして、情報処理装置1は、画像ベクトルIa1に対応する画像を、対象検索クエリqsにおける商品画像Isのサムネイル画像の構図として提案することになる。また、図3に示すように、情報処理装置1は、サムネイル画像の見本画像Icを生成したうえで、見本画像Icを提案することもできる。
【0031】
例えば、見本画像Icは、画像ベクトルIa1に対応する画像に写る人物(モデル)に対し、商品画像Isの商品(ニット)を着用した画像であり、後述するように、例えば、画像生成AIにより生成される画像である。
【0032】
また、情報処理装置1は、サムネイル画像の構図の提案に加え、さらに、対象検索クエリの象徴部分を強調する、あるいは、見本画像Icに対応する検索クエリを表示した提案コンテンツを提供することもできる。
【0033】
図4は、実施形態に係るコンテンツの一例を示す図である。図4の左図に示すように、見本画像Icには、対象検索クエリqsの象徴箇所に強調マークA1、A2が重畳され、さらに、見本画像Icに対応する対応検索クエリqcが表示される。
【0034】
対象検索クエリqsの象徴箇所は、見本画像Icを複数の領域に分割し、分割した領域のうち、分散表現空間Sに投影した際に、特徴ベクトルが対象検索クエリqsの特徴ベクトルに近しい箇所である。
【0035】
また、対応検索クエリqcは、分散表現空間Sにおいて見本画像Icと近しい検索クエリ(キーワード)の特徴ベクトルである。このように、情報処理装置1は、対象検索クエリqsの象徴箇所と、対応検索クエリqcとをあわせて提案することにより、出品者に対し見本画像Icに関係する検索クエリに関する情報をより詳細に把握させることができる。
【0036】
また、同図の右図に示すように、情報処理装置1は、検索クエリに関連する統計情報を可視化したコンテンツをあわせて提供する。同図に示す例では、かかるコンテンツがヒストグラムHである場合を示している。例えば、ヒストグラムHは、電子商店街における各検索クエリの検索回数を示しており、各検索クエリのうち、対応検索クエリqcに対応する検索クエリが強調されて表示される。なお、対応検索クエリqcに対応する検索クエリの数が表示されてもよい。また、既に対象商品の1つ以上のサムネイル画像の候補画像がある場合は、各候補画像に対応する対応検索クエリqcに対応する検索クエリが強調されて表示されてもよい。これにより、どの検索クエリに対応するサムネイル画像の候補画像が不足しているかを把握させることができる。
【0037】
図4に示す例では、対応検索クエリqcである「秋」および「細身」がヒストグラムHにおいて強調して表示されることを示している。例えば、出品者は、ヒストグラムHに表示された検索クエリを指定すると、当該検索クエリを対象検索クエリqsとして指定することも可能である。
【0038】
例えば、出品者が、ヒストグラムHから「デニム」の検索クエリを選択すると、情報処理装置1は、対象検索クエリqsを「デニム」として、「デニム」に対応する見本画像Icを提案することになる。
【0039】
このように、情報処理装置1は、出品者から対象商品および対象検索クエリの指定を受け付け、対象検索クエリに対応する対象商品のサムネイル画像の構図を提案する。これにより、情報処理装置1は、出品者によるサムネイル画像の作成を適切にサポートすることができる。なお、情報処理装置1は、出品者による指示等に応じて、見本画像Icをサムネイル画像やその候補画像として電子商店街に登録することにしてもよい。
【0040】
また、分散表現空間Sには、ユーザに関する情報(例えば、ユーザ属性)を投影することもでき、情報処理装置1は、出品者から、対象商品のターゲットとなるターゲットユーザに関する指定を受け付けて、ターゲットユーザに対するサムネイル画像の構図を提案することにしてもよい。
【0041】
より詳しくは、情報処理装置1は、分散表現空間Sに投影された各画像ベクトルのうち、商品画像、対象検索クエリ、および、ターゲットユーザに近しい画像ベクトルの構図をサムネイル画像の構図として提案することにしてもよい。
【0042】
このように、情報処理装置1は、分散表現空間Sに投影した各ベクトルに基づいて、サムネイル画像の構図を提案することにより、対象検索クエリに対応しつつ、ターゲットユーザに対応した対象商品のサムネイル画像の構図を提案することができる。
【0043】
〔2.情報処理装置〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置1の構成例について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、情報処理装置1は、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを備える。なお、情報処理装置1は、情報処理装置1を利用する管理者などから各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウスなど)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイなど)を有してもよい。
【0044】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部2は、4G(4th Generation)または5G(5th Generation)などの通信ネットワークと有線または無線で接続され、通信ネットワークを介して、ユーザ端末10などの各々との間で情報の送受信を行う。
【0045】
記憶部3は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部3は、画像情報記憶部31と、キーワード情報記憶部32と、モデル記憶部33とを有する。
【0046】
画像情報記憶部31は、画像情報を記憶する。画像情報は、対象商品の比較対象となる画像に関する情報であり、例えば、電子商店街に出品された商品の画像(サムネイル画像やその候補画像を含む)や、ユーザから投稿されたコーディネートに関する画像に関する情報である。
【0047】
図6は、実施形態に係る画像情報記憶部31に格納される情報の一例を示す図である。図6に示すように、画像情報記憶部31は、「画像ID」、「画像情報」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
【0048】
「画像ID」は、画像を識別するための識別情報を示す。「画像情報」は、画像情報を示す。図6に示した例では、「画像情報」に「画像情報#1」や「画像情報#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、商品に関する各種画像や対応する商品に関するブランド名、商品名などの情報などが格納される。
【0049】
キーワード情報記憶部32は、キーワード情報を記憶する。キーワード情報記憶部32は、情報処理装置1が提供する電子商店街において、ユーザが検索に利用したキーワード(検索クエリ)に関する情報を記憶する。
【0050】
図7は、実施形態に係るキーワード情報記憶部32に格納される情報の一例を示す図である。図7に示すように、キーワード情報記憶部32は、「キーワードID」、「キーワード」および「検索回数」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
【0051】
「キーワードID」は、キーワードを識別するための識別情報を示す。「キーワード」は、キーワードを示す。「検索回数」は、対応するキーワードの検索回数を示す。検索回数は、累計であってもよく、所定期間内の回数であってもよい。また、検索回数は、ユーザ属性ごとの検索回数を含むようにしてもよい。
【0052】
モデル記憶部33は、モデルを記憶する。例えば、モデルは、各画像や、キーワードおよびユーザ属性を同一の分散表現空間に投影するモデルである。例えば、モデルは、画像と画像、画像とキーワード、キーワードとキーワードの近さが近いほど、分散表現空間において特徴ベクトルが類似するように学習されたVSEモデルである。
【0053】
また、モデルは、例えば、ユーザ属性を画像およびキーワードを投影する同一の分散表現空間に投影することもできる。例えば、モデルは、CNN(Convolutiona Neural Networks)等によって構成される。
【0054】
つづいて、制御部4について説明する。制御部4は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部4は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
【0055】
図5に示すように、制御部4は、受付部41と、選択部42と、生成部43と、提供部44とを備え、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部4の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部4が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0056】
受付部41は、出品者から対象商品および対象検索クエリの指定を受け付ける。例えば、受付部41は、出品者から出品者端末100を通じて、対象商品の商品画像および対象検索クエリに関する情報を取得する。この際、受付部41は、出品者からターゲットユーザに関する指定を受け付けるようにしてもよい。
【0057】
選択部42は、受付部41によって受け付けられた対象商品および対象検索クエリに基づき、対象検索クエリに対応する基準画像を、画像情報記憶部31に格納された画像情報から選択する。
【0058】
例えば、選択部42は、検索クエリと、当該検索クエリによる検索結果においてユーザが指定した画像との関連性を学習したモデルを用いて、対象商品の商品画像および対象検索クエリをそれぞれ分散表現空間に投影する。
【0059】
そして、選択部42は、分散表現空間に予め投影された各画像の画像ベクトルIa(図3参照)のうち、商品画像および対象検索クエリと類似する画像ベクトルIaに対応する画像を選択する。
【0060】
すなわち、選択部42は、対象商品の商品画像に写るアイテムに類似し、かつ、対象検索クエリに類似する画像を、分散表現空間を用いて選択する。また、選択部42は、各検索クエリをそれぞれ分散表現空間に投影し、複数の検索クエリの特徴ベクトルに類似する画像を選択するようにしてもよい。すなわち、この場合には、選択部42は、複数の検索クエリに対応した画像を選択する。
【0061】
また、選択部42は、例えば、対象検索クエリに基づき、対象検索クエリと関連する検索クエリを選択する。ここでの関連する検索クエリとは、対象検索クエリと同時に使用される回数が多い検索クエリや、対象検索クエリに骨格やスタイル、季節等が異なるキーワードを組み合わせた検索クエリである。
【0062】
例えば、対象検索クエリが「ゴルフ トップス ニット」である場合、選択部42は、「春」、「夏」、「秋」、「冬」等の各季節に対応する検索クエリを選択し、それぞれ対象検索クエリと組み合わせる。
【0063】
そして、選択部42は、これら対象検索クエリおよび各検索クエリを組み合わせたキーワードを分散表現空間に投影し、特徴ベクトルが類似する画像を選択する。
【0064】
生成部43は、サムネイル画像の見本画像を生成する。例えば、生成部43は、選択部42によって選択された画像の構図に、対象商品の商品画像の商品を適用した見本画像を生成する。
【0065】
例えば、生成部43は、各種画像生成AIを用いて見本画像を生成する。また、生成部43は、見本画像において対象検索クエリの象徴部分を強調した強調マークA1(図4参照)等を重畳する。
【0066】
また、生成部43は、対象検索クエリの関連アイテムを含む見本画像を生成する。例えば、対象検索クエリに「ゴルフ」が含まれる場合、生成部43は、ゴルフクラブ、ゴルフシューズ、ゴルフ手袋等の各種ゴルフ用品に関する画像を画像情報記憶部31から選択し、これらの画像を含む見本画像を生成する。
【0067】
提供部44は、出品者に対し、対象検索クエリに対応する対象商品のサムネイル画像の構図に関する情報を提供(提案)する。例えば、提供部44は、選択部42によって選択された画像を対象商品のサムネイル画像の構図として提供する。
【0068】
また、提供部44は、サムネイル画像の構図に商品画像の商品を適用したサムネイル画像の見本画像を提供する。また、提供部44は、対象検索クエリに対応する複数の基準画像を提案し、出品者が選択した基準画像に対応する見本画像を提案する。また、提供部44は、対象検索クエリに対応する1つの基準画像(商品画像および対象検索クエリと最も類似する画像ベクトルIaに対応する基準画像)を選択し、その基準画像に対応する見本画像を提案してもよい。
【0069】
ここで、図8を用いて、基準画像から見本画像を提供するまでの一連の処理について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理における画像遷移の一例を示す図である。図8に示すように、まず、出品者端末100には、第1ページP1が表示され、出品者は、第1ページP1において、対象商品の商品画像Isおよび対象検索クエリqsの指定を行うことができる。
【0070】
上述の選択部42は、スタイルや季節感が異なる複数の検索クエリを対象検索クエリqsに組み合わせたのちに、組み合わせ毎に分散表現空間に投影し、特徴ベクトルが類似する基準画像を選択する。
【0071】
その結果、出品者端末100には、第2ページP2が表示される。図8に示すように、第2ページP2には、対象検索クエリqsおよび各検索クエリの組み合わせに対応する基準画像It1~It4が各検索クエリとともに表示される。
【0072】
出品者は、第2ページP2から自身が望む基準画像Itを選択することができ、生成部43は、出品者が指定した基準画像Itと、出品者が第1ページP1にて指定した商品画像Isを基に、対象商品のサムネイル画像の見本画像Icを生成する。
【0073】
その結果、出品者端末100には、生成部43によって生成された見本画像Icを含む第3ページP3が表示される。これら一連の処理により、出品者は、自身が希望するスタイルのサムネイル画像の構図を確認することができる。このように、情報処理装置1は、出品者に対し一旦、基準画像Itを提示したうえで、出品者が指定した基準画像Itを基に見本画像を生成する。
【0074】
これにより、情報処理装置1は、対象商品を、各検索クエリに対応させるためのより抽象度を上げたサムネイル画像の構図を提案することができる。その他、提供部44は、図4に示したように、対象検索クエリの象徴箇所を強調し強調マークAや、見本画像Icに対応する検索クエリを一覧表示したヒストグラムH等をあわせて提供する。
【0075】
これにより、実施形態に係る情報処理装置1は、対象検索クエリに対応する適切なサムネイル画像の構図を提案することができる。
【0076】
なお、情報処理装置1は、第1ページP1に表示される商品画像Isに対し、対象検索クエリにqsに対応していない箇所を強調して表示するようにしてもよい。例えば、商品画像Isに対し、対象検索クエリにqsに対応していない箇所は、対象検索クエリの特徴ベクトルと、商品画像Isをそれぞれ分割した領域それぞれの特徴ベクトルの類似性に基づいて判定することができる。
【0077】
〔3.処理フロー〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下に示す処理は、情報処理装置1によって、検索クエリの取得毎に所定の周期で繰り返し実行される。
【0078】
図9に示すように、情報処理装置1は、出品者から対象商品および対象検索クエリの指定を受け付ける(ステップS101)。つづいて、情報処理装置1は、対象商品および対象検索クエリをそれぞれ同一の分散表現空間に投影する(ステップS102)。
【0079】
つづいて、情報処理装置1は、分散表現空間に投影された対象商品および対象検索クエリの特徴ベクトルを基に、基準画像を選択する(ステップS103)。つづいて、情報処理装置1は、対象商品の商品画像および基準画像から、対象商品のサムネイル画像の構図の見本となる見本画像を生成する(ステップS104)。
【0080】
つづいて、情報処理装置1は、出品者に対し、生成した見本画像を提案(提供)して(ステップS105)、処理を終了する。
【0081】
〔4.変形例〕
上述した実施形態では、情報処理装置1が、商品に関するサムネイル画像の構図を提案する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、SNSや動画サイトなどといった各種Webサービスのサムネイル画像を提案する際にも、本願発明を適用するようにしてもよい。
【0082】
〔5.効果〕
実施形態に係る情報処理装置1は、出品者から対象商品と、対象検索クエリとの指定を受け付ける受付部41と、ユーザの行動履歴(検索履歴、閲覧履歴、購買履歴)に基づいて推定される検索クエリと商品の画像との関連性を利用して、対象検索クエリに対応する対象商品のサムネイル画像の構図を出品者に対して提供する提供部44とを備える。
【0083】
また、提供部44は、検索クエリと、当該検索クエリによる検索結果においてユーザが選択した画像との関連性を学習したモデルを利用して、サムネイル画像の構図を提供する。より詳しくは、提供部44は、検索クエリによる検索結果に含まれる商品の画像のうち、ユーザがクリックした画像(例えば、サムネイル画像)と、当該検索クエリとの関係性や、検索クエリによる検索結果に含まれる商品の画像のうち、ユーザによる購買に繋がった画像(例えば、サムネイル画像)との関係性を学習した学習モデルを利用して、サムネイル画像の構図を提案する。
【0084】
また、受付部41は、出品者から対象商品の商品画像を受け付け、提供部44は、サムネイル画像の構図に商品画像の商品を適用したサムネイル画像の見本画像を提供する。また、提供部44は、対象検索クエリに対応する複数の基準画像を提供し、出品者が選択した基準画像に対応する見本画像を提供する。
【0085】
また、提供部44は、見本画像において対象検索クエリの象徴部分を強調して提供する。また、提供部44は、見本画像に対応する検索クエリを一覧にして提供する。提供部44は、検索クエリを一覧にして提供し、出品者が一覧から検索クエリを選択した場合に、当該検索クエリに対応する見本画像を提供する。
【0086】
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は検索クエリに対応するサムネイル画像の構図を提供することができる。
【0087】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0088】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0089】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワーク(通信ネットワーク)Nを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0090】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置(図10では、出力装置および入力装置を総称して「入出力装置」と記載する)を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0091】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0092】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部4の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0093】
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0094】
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0095】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【0096】
例えば、上述した情報処理装置は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0097】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0098】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0099】
1 情報処理装置
2 通信部
3 記憶部
4 制御部
10 ユーザ端末
31 画像情報記憶部
32 キーワード情報記憶部
33 モデル記憶部
41 受付部
42 選択部
43 生成部
44 提供部
100 出品者端末
【要約】
【課題】検索クエリに対応するサムネイル画像の構図を提案すること。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、受付部と、提供部とを備える。受付部は、出品者から対象商品と、対象検索クエリとの指定を受け付ける。提供部は、ユーザの行動履歴に基づいて推定される検索クエリと商品の画像との関連性を利用して、対象検索クエリに対応する対象商品のサムネイル画像の構図を出品者に対して提供する。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10