(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-16
(45)【発行日】2024-07-24
(54)【発明の名称】画像再生装置、画像再生システム、画像再生方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 7/18 20060101AFI20240717BHJP
B66F 9/24 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
H04N7/18 D
H04N7/18 K
B66F9/24 Z
(21)【出願番号】P 2020020312
(22)【出願日】2020-02-10
【審査請求日】2023-02-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(72)【発明者】
【氏名】菊地 正哲
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 宣男
(72)【発明者】
【氏名】宮本 直知
【審査官】武田 悟
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/154902(WO,A1)
【文献】特開平4-250380(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0283171(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/18
B66F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を逐次取得し、
逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する
発光パターンの光を発光する
発光体の発光体像を検出し、
逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する
前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する、
制御部を備え、
前
記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記制御部は、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた
前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を
抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とする画像再生装置。
【請求項2】
前記制御部は、
検出された前記発光体像の前記撮影範囲における位置情報を逐次取得し、
前記位置情報に基づいた前記発光体像の移動状況を表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
【請求項3】
前記移動状況には、前記発光体像の移動速度が含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像再生装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記撮影範囲から前記移動体に対応する移動体像を検出し、
検出された前記移動体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像再生装置。
【請求項5】
前記制御部は、
撮影範囲が異なる複数の画像を逐次取得し、
前記識別情報に対応する発光体像が撮影範囲に含まれている画像を再生するように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像再生装置。
【請求項6】
前記撮影範囲が異なる複数の画像は、共通する撮影環境を夫々異なる位置に設置された複数の撮像手段、又は、前記共通する撮影環境を夫々異なる方向から撮影する複数の撮像手段によって撮影されたものであり、
前記制御部は、前記撮影環境を示す画像と前記複数の撮像手段の設置位置又は撮影方向とを関連付けて表示するよう制御することを特徴とする請求項5に記載の画像再生装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記複数の撮像手段から特定の撮像手段を選択し、
選択された前記撮像手段によって取得された画像を選択して再生するよう制御することを特徴とする請求項6に記載の画像再生装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記識別情報を前記画像とともに表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像再生装置。
【請求項9】
識別情報に対応する
発光パターンの光を発光する発光
体と、
画像を逐次取得し、
逐次取得される画像の撮影範囲から、前記発光
体の発光体像を検出し、
逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する
前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する、
制御部と、を備え、
前
記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記制御部は、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた
前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を
抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とする画像再生システム。
【請求項10】
画像を逐次取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する
発光パターンの光を発光する
発光体の発光体像を検出する検出ステップと、
前記画像取得ステップにおいて逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する
前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御ステップと、
を含み、
前
記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記再生制御ステップは、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた
前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を
抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とする画像再生方法。
【請求項11】
コンピュータを、
画像を逐次取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する
発光パターンの光を発光する
発光体の発光体像を検出する検出手段、
前記画像取得手段によって逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する
前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御手段、
として機能させ、
前
記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記再生制御手段は、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた
前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を
抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像再生装置、画像再生システム、画像再生方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、管理目的で、屋内での移動体の位置を測定する動線管理システムが実現されている。
【0003】
例えば、UWB(Ultra Wide Band)等の屋内位置測位技術を用いて、フォークリフトの動きを観測し、その動線の改善を行うことで、フォークリフトの運用台数最適化を促すシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の技術と固定カメラにより記録された屋内全体におけるフォークリフトが移動する様子の動画像とを併用すれば、動線管理の精度は向上するが、上記の技術を併用しても所望するフォークリフトの位置に関する部分を頭出し再生するためには、ユーザ操作で再生箇所を指定する等の操作が必要であった。
【0006】
本願発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、移動する識別対象を撮影範囲に含む画像の再生制御を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像再生装置は、
画像を逐次取得し、
逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する発光パターンの光を発光する発光体の発光体像を検出し、
逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する、
制御部を備え、
前記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記制御部は、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像再生システムは、
識別情報に対応する発光パターンの光を発光する発光体と、
画像を逐次取得し、
逐次取得される画像の撮影範囲から、前記発光体の発光体像を検出し、
逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する、
制御部と、を備え、
前記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記制御部は、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像再生方法は、
画像を逐次取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する発光パターンの光を発光する発光体の発光体像を検出する検出ステップと、
前記画像取得ステップにおいて逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御ステップと、
を含み、
前記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記再生制御ステップは、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
画像を逐次取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する発光パターンの光を発光する発光体の発光体像を検出する検出手段、
前記画像取得手段によって逐次取得された複数の画像のうち、前記識別情報に対応する前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御手段、
として機能させ、
前記発光体は物体を搬送する移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体の搬送状況とを含み、
前記再生制御手段は、
検索対象の前記物体をユーザ操作により指定し、
前記移動体を識別するための固有の情報と前記物体を識別するための固有の情報とを対応付けた管理情報を参照することにより前記検索対象として指定された前記物体に対応する前記移動体を特定し、
前記特定された前記移動体に取り付けられた前記発光体の発光パターンに対応する前記識別情報に含まれる前記物体の搬送状況に基づいて、逐次取得される前記複数の画像の中から、前記検索対象として指定された前記物体を搬送する移動体に付けられた前記発光体の前記発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を抽出し、前記抽出された画像を再生するよう制御する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、移動する識別対象を撮影範囲に含む画像の再生制御を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る可視光通信システムの構成の一例を示す図である。
【
図2】同実施形態に係るフォークリフトの構成の一例を示す図である。
【
図3】同実施形態に係るカメラとサーバとデータベースとの構成の一例を示す図である。
【
図4】同実施形態に係るデータベースに格納されるデータを示す図であり、(a)は通信データログファイル格納部の格納内容を示す図であり、(b)は画像解析ログファイル格納部の格納内容を示す図である。
【
図5】同実施形態に係るフォークリフトが行う動作と処理の一例を示すフローチャートである。
【
図6】同実施形態に係るカメラ及びサーバが行う情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図7】同実施形態に係るデータの一例であり、(a)は表示用情報におけるデータ550の内容を示す図であり、(b)は表示用情報におけるデータ551の内容を示す図である。
【
図8】同実施形態に係るサーバによる荷物検索処理の一例を示すフローチャートである。
【
図9】同実施形態に係るサーバによる情報画面表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】同実施形態に係る情報表示画面の生成の流れを示す図である。
【
図11】同実施形態に係る移動体情報画面の一例を示す図である。
【
図12】同実施形態に係るサーバによる再生の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理システムとしての可視光通信システムを説明する。
【0014】
図1は、可視光通信システムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、可視光通信システム1が適用される空間Sには、棚400a、400bが設置されており、フォークリフト100a、100b(以下、フォークリフト100a、100bのそれぞれを限定しない場合には、適宜「フォークリフト100」と称する)と、カメラ200a、200b、200c、200d(以下、カメラ200a、200b、200c、200dのそれぞれを限定しない場合には、適宜「カメラ200」と称する)と、ハブ210と、サーバ300と、データベース500とが含まれる。フォークリフト100aは、マーカー(発光体)であるLED(Light Emitting Diode)102aを含み、フォークリフト100bは、LED102bを含む(以下、LED102a、102bのそれぞれを限定しない場合には、適宜「LED102」と称する)。サーバ300は、ハブ210を介してカメラ200を接続する。また、図示しないネットワークLAN(Local Area Network)を介してデータベース500に接続される。
【0015】
本実施形態において、フォークリフト100aは、荷物160を運搬する。荷物160には、当該荷物の識別情報である荷物番号に対応するID(Identification)コード161が貼付されている。IDコード161は、例えばQRコード(登録商標)やバーコード(二次元バーコードを含む)等、シール等の印刷媒体に幾何学的なパターンとして印刷され、光学的な走査により読み取られて所定の復号方法で復号されるものである。ただし、IDコード161は数字、文字、記号、抽象的画像等で表現されていてもよい。
【0016】
フォークリフト100に取り付けられたLED102は、送信対象の情報であるフォークリフト100の識別情報である車両番号と、荷物の有無と、荷物番号と、フォークリフト100の移動開始を示す移動開始情報と、フォークリフト100の停止を示す停止情報と、フォークリフト100の速度情報等の移動ステータス(移動状況)の情報とを含む通信データに対応して発光色を時系列に変化させ、可視光通信により送信する。
【0017】
一方、カメラ200は、空間S全体の撮影を行う。サーバ300は、カメラ200の撮影により得られた空間S全体の画像から、可視光通信により空間SにおけるLED102の位置を取得し、更にLED102の時系列的に変化する発光の内容を復調し、フォークリフト100から通信データを取得する。
【0018】
図2は、フォークリフト100の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、フォークリフト100は、LED102、制御部103、メモリ104、3軸加速度センサー108、通信部110、駆動部112、及び、電池150を含む。
【0019】
制御部103は、例えばCPU(Central Processing Unit)によって構成される。制御部103は、メモリ104に記憶されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することにより、フォークリフト100が具備する各種機能を制御する。
【0020】
メモリ104は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。メモリ104は、フォークリフト100における制御等に用いられる各種情報(プログラム等)を記憶する。
【0021】
カメラ106は、フォークリフト100が運搬する荷物160に貼付されたIDコード161を撮影するために用いられる。3軸加速度センサー108はフォークリフト100のフォーク部分に備えられ、空間Sを規定するX軸、Y軸、Z軸の各方向における加速度を検出する。
【0022】
通信部110は、例えばLANカードである。通信部110は、サーバ300等との間で無線通信を行う。電池150は、フォークリフト100の作動に必要な電力を各部に供給する。
【0023】
制御部103は、メモリ104に記憶されたフォークリフト100の車両番号を読み出す。
【0024】
また、制御部103は、フォークリフト100が荷物を運搬中であるか否か(荷物の有無)を判定する。例えば、フォークリフト100のフォーク部分には図示しない重量センサーが取り付けられており、制御部103は、当該重量センサーの情報が所定重量以上を示す場合にはフォーク部分に荷物が存在すると判定し、所定重量未満の場合にはフォーク部分には荷物が存在しないと判定することができる。また、制御部103はカメラ106が撮影した画像を解析することでフォーク部分の荷物の存在の有無を判定することができる。あるいは、荷物に無線タグが取り付けられるとともにフォーク部分に近接無線用アンテナを備えさせ、制御部103は荷物がフォーク部分に搭載された際に荷物の無線タグから近接無線用アンテナを介してその情報を受信した場合には荷物が存在すると判定し、受信しない場合には荷物が存在しないと判定することができる。
【0025】
また、制御部103は、カメラ106が撮影した画像を解析することで、荷物160に貼付されたIDコード161の有無を判定し、IDコード161がある場合には、そのIDコード161に対応する荷物番号を取得する。また、制御部103は、3軸加速度センサー108からの加速度の情報に基づいて、フォークリフト100の移動開始、停止を判別するとともに、フォークリフト100の速度を算出する。
【0026】
制御部103内には発光制御部124が構成される。発光制御部124は、上述した通信データに対応して発光色を時系列に変化させる発光パターンを決定する。なお、移動開始情報は、フォークリフト100が移動を開始し、速度が0から所定値以上に増加した場合にのみ生成され、停止情報は、フォークリフト100が停止し、速度が所定値以上から0に減少した場合にのみ生成される。
【0027】
更に、発光制御部124は、発光パターンの情報を駆動部112へ出力する。駆動部112は、発光制御部124からの発光パターンの情報に応じて、LED102が発する光の色相を時間的に変化させるための駆動信号を生成する。LED102は、駆動部112から出力される駆動信号に応じて、時間的に色相が変化する光を発する。例えば、発光色は3原色であり、可視光通信における色変調に用いる波長帯の色である赤(R)、緑(G)、青(B)の何れかである。
【0028】
図3は、カメラ200とサーバ300とデータベース500との構成の一例を示す図であり、
図4(a)は、データベース500の通信データログファイル格納部501の格納内容、
図4(b)は画像解析ログファイル格納部502の格納内容を示す図である。
図3に示すように、カメラ200とサーバ300とはハブ210を介して接続され、データベース500とはネットワークLANを介して接続される。カメラ200は、撮影部202及びレンズ203を含む。サーバ300は、制御部302、画像処理部304、メモリ305、操作部306、表示部307及び通信部308を含む。データベース500は、通信データログファイル格納部501、画像解析ログファイル格納部502、映像データ格納部503、及び、地図画像データ格納部504を備える。
【0029】
カメラ200内のレンズ203は、ズームレンズ等により構成される。レンズ203は、サーバ300内の操作部306からのズーム制御操作、及び、制御部302による合焦制御により移動する。レンズ203の移動によって撮影部202が撮影する撮影画角や光学像が制御される。
【0030】
撮影部202は、規則的に二次元配列された複数の受光素子により、撮像面を含む受光面が構成される。受光素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮影デバイスである。撮影部202は、レンズ203を介して入光された光学像を、サーバ300内の制御部302からの制御信号に基づいて所定範囲の撮影画角で撮影(受光)し、その撮影画角内の画像信号をデジタルデータに変換してフレームを生成する。また、撮影部202は、撮影とフレームの生成とを時間的に連続して行い、連続するフレームのデジタルデータを画像処理部304に出力する。
【0031】
画像処理部304は、制御部302からの制御信号に基づいて、撮影部202から出力されたフレームのデジタルデータを制御部302へ出力する。
【0032】
制御部302は、例えばCPU等のプロセッサによって構成される。制御部302は、メモリ305に記憶されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することにより、後述する
図5、6、8、9、12に示す処理を行う等、サーバ300が具備する各種機能を制御する。
【0033】
メモリ305は、例えばRAMやROMである。メモリ305は、サーバ300における制御等に用いられる各種情報(プログラム等)を記憶する。
【0034】
操作部306は、テンキーやファンクションキー等によって構成され、ユーザの操作内容を入力するために用いられるインタフェースである。表示部307は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成される。表示部307は、制御部302から出力された画像信号に従って画像を表示する。通信部308は、例えばLANカードである。通信部308は、外部の通信装置との間で通信を行う。
【0035】
制御部302には、検出部332、位置取得部334、対応付け制御部336、再生制御部338が構成される。
【0036】
検出部332は、撮影部202が出力する複数のフレームのデジタルデータそれぞれについて、当該フレームを構成する各画素の輝度値を取得する。次に、検出部332は、フレームにおいて輝度値が所定値以上である画素の位置をLED102の位置であるとみなす。更に、検出部332は、フレーム内のLED102の位置における発光色の変化の復号処理を行い、LED102が送信した通信データ(車両番号、荷物の有無、荷物番号、及び、移動ステータス情報)を取得する。尚、取得された通信データはレコードNo.を付与して、
図4(a)に示すように通信データログファイル格納部501に蓄積される。
【0037】
位置取得部334は、複数のカメラ200のそれぞれが撮影した結果が格納された画像解析ログファイル格納部502のデータから、カメラ200がLED102を撮影し、検出部332が複数のカメラ200毎にLED102によって送信した情報を取得した場合における、そのカメラ200毎に取得された複数の情報に同一の車両番号が含まれているか否かを判定する。画像解析ログファイル格納部502のデータにおいて、同じタイムスタンプ(撮影時刻)においてカメラ200毎に取得された複数の情報に同一の車両番号が含まれていれば、複数のカメラ200が同一のLED102を撮影したことを意味する。この場合、位置取得部334は、それぞれのカメラ200の撮影によって得られた複数のフレームにおける同一のLED102の位置に基づいて、三角測量の手法により、空間SにおけるLED102の位置、換言すれば、当該LED102が取り付けられたフォークリフト100の空間Sにおける存在位置(以下、「位置」と称する)を取得する。
【0038】
対応付け制御部336は、通信データログファイル格納部501にレコードNo.が付与されて格納されたデータ(日時情報、車両番号、荷物の有無、荷物番号、及び、移動ステータスの情報)と、
図4(b)に示す画像解析ログファイル格納部502にレコードNo.が付与されて格納されたデータ(カメラID、タイムスタンプ、車両番号)とを車両番号で対応付けする。
【0039】
また、対応付け制御部336は、新しく取得された通信データを通信データログファイル格納部501に追加、蓄積したり、カメラ200にて撮影された画像の解析結果を画像解析ログファイル格納部502に追加、蓄積する。
【0040】
再生制御部338は、操作者による操作部306の操作に応じて、データベース500に格納された各種データから現在の日時(日時情報)、フォークリフト100の位置、車両番号、荷物の有無、荷物番号、及び、移動ステータス情報と、複数のフレームのデジタルデータを含む映像データの再生画面とを含む移動体情報画面を生成し、当該移動体情報画面を表示部307に表示する制御を行う。
【0041】
また、再生制御部338は、移動体情報画面の表示中における操作者による操作部306の操作に応じて、映像データにおける再生を開始するフレーム位置(日時情報)を設定し、その再生開始位置からの映像データの再生を行う。
【0042】
以下、フローチャートを参照しつつ、フォークリフト100及びサーバ300が行う処理を説明する。
【0043】
図5は、フォークリフト100が行う動作と処理の一例を示すフローチャートである。フォークリフト100内のカメラ106は撮影を行う。制御部103は、カメラ106の撮影により得られた画像について、荷物160に貼付されたIDコード161の有無を判定するための解析を行う(ステップS101)。
【0044】
次に、制御部102は、画像内にIDコード161があり、当該IDコード161に対応する荷物番号を取得したか否かを判定する(ステップS102)。
【0045】
荷物番号を取得したと判定した場合には(ステップS102;YES)、制御部103内の発光制御部124は、車両番号、荷物の有無における「荷物有」、荷物番号、及び、移動ステータス情報を含む通信データに対応してLED102の発光色を時系列に変化させる可視光通信の制御を行う(ステップS103)。
一方、荷物番号を取得しなかったと判定した場合には(ステップS102;NO)、発光制御部124は、車両番号、荷物の有無における「荷物無」、及び、移動ステータス情報を含む通信データに対応してLED102の発光色を時系列に変化させる可視光通信の制御を行う(ステップS104)。
【0046】
なお、ステップS103及びS104において、車両番号と移動ステータス情報とは、フォークリフト100の移動に応じて周期的に送信する必要があるが、荷物の有無及び荷物番号は、1回のみ、複数回のみ、あるいは、車両番号及び移動ステータス情報よりも長い周期で送信してもよい。
【0047】
図6は、カメラ200及びサーバ300が行う情報処理の一例を示すフローチャートである。
【0048】
サーバ300内の制御部302は、予め操作者による操作部306の操作に応じて、フォークリフト100の車両番号と荷物160の荷物番号とをデータベース500の管理情報テーブル(図示せず)に登録しておく(ステップS201)。
【0049】
次に、カメラ200内の撮影部202は、空間S内の撮影を、例えば、1fps(つまり1秒に付き一回フレームを記録)で行い、撮影により得られたフレームのデジタルデータをサーバ300へ出力する。サーバ300内の制御部302に構成された検出部332は、撮影部202が出力する映像データにおけるフレームのデジタルデータそれぞれについて、フレーム内における輝度値が所定値以上である画素の位置をLED102の位置であるとみなす。更に、検出部332は、フレーム内のLED102の位置における発光色の変化に基づいて復号処理を行い、LED102が送信した情報である、車両番号、荷物の有無、荷物番号、及び、移動ステータス情報を含む通信データを取得する。また、位置取得部334は、複数のカメラ200の撮影によって得られた複数のフレームについて画像解析を行い、同一のLED102の位置に基づいて、空間SにおけるLED102の位置を取得する(ステップS202)。このLED102の位置は、LED102が取り付けられたフォークリフト100の位置、及び、フォークリフト100が荷物160を運搬している場合には、その荷物160の位置となる。
【0050】
次に、対応付け制御部336は、フォークリフト100が荷物160を運搬しているか否かを判定する(ステップS203)。具体的には、対応付け制御部336は、取得した通信データの荷物の有無において1、すなわち「荷物有」の情報が含まれていると判定した場合には、フォークリフト100は荷物160を運搬していると判定し、荷物の有無において0、すなわち「荷物無」の情報が含まれている場合には、フォークリフト100が荷物を運搬していないと判定する。
【0051】
フォークリフト100が荷物160を運搬していると判定した場合(ステップS203;YES)、対応付け制御部336は、この通信データを取得した日時を示す日時情報と、フォークリフト100の位置と、車両番号と、荷物の有無における「荷物有」と、荷物番号と、フォークリフト100の移動ステータス情報と、当該LED102の画像が含まれるフレームの撮影時刻を示すタイムスタンプと、当該フレームを撮影したカメラ200のカメラIDとを対応付けた表示用情報を生成、登録する(ステップS204)。
【0052】
一方、フォークリフト100が荷物を運搬していないと判定した場合(ステップS203;NO)、対応付け制御部336は、この通信データを取得した日時を示す日時情報と、フォークリフト100の位置と、車両番号と、荷物の有無における「荷物無」と、移動ステータス情報と、当該LED102の画像が含まれるフレームの撮影時刻を示すタイムスタンプと、当該フレームを撮影したカメラ200のカメラIDとを対応付けた表示用情報を生成、登録する(ステップS205)。
【0053】
ステップS204及びステップS205における生成処理の後、再び、ステップS202における撮影及び情報取得以降の処理が、例えば一秒毎に繰り返されて、順次表示用情報が生成され、メモリ305の所定のメモリエリアに蓄積される。尚、ステップS204及びステップS205における生成処理により生成される表示用情報は
図7(a)及び
図7(b)のようなデータ構造を持つ。具体的に
図7(a)に示すデータ550は、日時情報、フォークリフト100の車両番号、そのフォークリフト100の空間Sにおける位置、及び、フォークリフト100の移動ステータス情報を示す各データを対応付けたものである。
図7(b)に示すデータ551は、タイムスタンプ、LED102の画像(フレーム)上の位置座標、フォークリフト100の車両番号、荷物の有無、及び、荷物番号を示す各データを対応付けたものである。尚、これら組み合わされるデータの関係は本実施例に限るものではなく、管理するべき情報に応じて適宜変更することが可能である。
【0054】
図8は、サーバ300による荷物検索処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示す処理は、
図5及び
図6の処理が行われた後に処理の実行が可能となる。
【0055】
サーバ300内の制御部302に構成された再生制御部338は、操作者が操作部306を操作して、検索対象の荷物番号を指定した場合、その荷物番号が
図6のステップS201の処理によってデータベース500の管理情報テーブル(図示せず)に登録されているか否かを判定する(ステップS301)。
【0056】
荷物番号が登録されていると判定した場合(ステップS302;YES)、次に、再生制御部338は、その荷物番号に対応する荷物160が既に出庫済み、換言すれば、フォークリフト100による運搬の対象から除外されているか否かを判定する(ステップS302)。例えば、
図6のステップS201の処理によって荷物番号に対応する荷物160が出庫済みであると判定された場合には、その旨を示す出庫済みフラグが追加される。再生制御部338は、検索対象の荷物番号に出庫済みフラグが追加されていれば、出庫済みであると判定し、出庫済みフラグが追加されていなければ、出庫済みでない、換言すれば、フォークリフト100による運搬の対象であると判定する。
【0057】
出庫済みでないと判定した場合(ステップS302;NO)、再生制御部338は、
図6のステップS204において、通信データログファイル格納部501において荷物番号に対応付けられて記憶されている、日時情報とフォークリフト100の移動ステータス情報とを取得する(ステップS303)。
【0058】
次に、再生制御部338は、取得した日時情報をタイムスタンプとして、これに対応付けられている全てのカメラ200の撮影によって得られたフレームのデジタルデータを取得するとともに、これらのフレームに対応する表示用情報のうち、
図7(a)に示すデータ550を取得する(ステップS304)。次に、再生制御部338は、ステップS303及びステップS304において取得した各種情報を用いて移動体情報を表示部307に表示する制御を行う(ステップS305)。移動体情報は、例えば、空間Sを直上から俯瞰した、フロアのイメージを示す地図画像に、位置の履歴に基づくフォークリフト100の移動経路が合成された画像である。空間Sに対応する地図画像はデータベース500の地図画像データ格納部504に格納されている。
【0059】
一方、出庫済みであると判定された場合には(ステップS302;YES)、再生制御部338は出庫済みであることを示す画像を表示部307に表示する制御を行う(ステップS310)。また、検索対象の荷物番号が登録されていないと判定した場合には(ステップS301:NO)、再生制御部338は荷物が未検出であることを示す画像を表示部307に表示する制御を行う(ステップS311)。
【0060】
図9は、サーバ300による情報画面表示処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示す処理は、
図5及び
図6の処理が行われた後に処理の実行が可能となる。
【0061】
再生制御部338は、操作者が、操作部306を操作して指定したフォークリフト100を撮影したカメラ200を選択する(ステップS401)。具体的には、再生制御部338は、
図6のステップS204やステップ205において生成されメモリ305に蓄積された表示用情報のうち、
図7(a)のデータ550の集合体から指定されたフォークリフト100の車両番号を含むデータを特定し、そのデータに含まれるフォークリフト100の位置を取得する。更に、再生制御部338は、位置を取得したフォークリフト100を撮影したカメラ200のカメラIDを特定し、このカメラIDを含むデータを画像解析ログファイル格納部502から抽出する。フォークリフト100を撮影したカメラ200とは、換言すればLED102からの通信データを可視光通信で受信したカメラ200とみなすことができる。フォークリフト100を撮影したカメラ200のカメラIDを複数特定した場合には、カメラID毎に後述するステップS402以降の処理が行われる。
【0062】
次に、再生制御部338は、抽出したカメラIDに対応するカメラ200が撮影したフレームを取得する(ステップS402)。具体的には、再生制御部338は、映像データ格納部503に格納された映像データから、カメラ200のカメラIDを含むフレームのデジタルデータを読み出す。
【0063】
次に、再生制御部338は、ステップS402において取得したフレームに荷物番号及び車両番号を合成する(ステップS403)。具体的には、再生制御部338は、
図7(b)のデータ551の集合体から、ステップS402において読み出したフレームのデジタルデータとタイムスタンプが一致するデータを特定し、そのデータに含まれる荷物番号及び車両番号を読み出し、これら荷物番号及び車両番号の画像を、ステップS402において読み出したフレームのデジタルデータにおけるLED102の位置座標に関連した位置に合成する。
【0064】
次に、再生制御部338は、空間Sに対応する地図画像に、フォークリフト100の位置の履歴に基づく移動経路を合成する(ステップS404)。空間Sに対応する地図画像は予め地図画像データ格納部504に格納されている。再生制御部338は、表示用情報における
図7(a)のデータ550の集合体から、指定された日時情報より以前のデータを順次読み出し、フォークリフト100の位置と移動ステータス情報を取得し、地図画像にフォークリフト100の移動経路を合成する。
【0065】
次に、再生制御部338は、タイムラインにフォークリフト100における荷物160の有無を示す荷物有無表示の画像と、フォークリフト100の速度を示す速度表示の画像とを生成する(ステップS405)。具体的には、再生制御部338は、表示用情報における
図7(a)のデータ550の集合体から、指定された日時情報より以前のデータを順次読み出し、車両番号で特定されるフォークリフト100の移動ステータス情報を取得する。また、
図7(b)のデータ551の集合体から、荷物の有無に関するデータを読み出し、その荷物の有無の履歴に基づいて、荷物有無表示の画像を生成する。また、再生制御部338は、取得された移動ステータス情報の履歴に基づいて、速度表示の画像を生成する。
【0066】
次に、再生制御部338は、ステップS403において合成した結果である映像表示ウインドウデータ563、ステップS404において生成した結果である地図表示ウインドウデータ561、及び、ステップS405において生成された結果であるタイムラインウインドウデータ562に基づき情報画面を生成し、表示部307に表示させる(ステップS406)。
図10は、この情報表示画面の生成の流れについて示したものである。
【0067】
図10において、501のデータとは通信データログファイル格納部501に格納されているデータを示し、502のデータとは画像解析ログファイル格納部502に格納されているデータを示す。550の集合データ及び551の集合データとは、
図6のステップS204及びステップS205における生成処理によって生成される
図7(a)、
図7(b)のデータを示す。地図表示ウインドウデータ561は、地図データ格納部504に格納された地図画像データ504aと、
図7(a)のデータ550の集合体におけるフォークリフト100の位置と移動ステータス情報とを合成して得られる。タイムラインウインドウデータ562は、
図7(a)のデータ550の集合体における車両番号で特定されるフォークリフト100の移動ステータス情報と、
図7(b)のデータ551の集合体における荷物の有無に関するデータとを合成して得られる。映像表示ウインドウデータ563は、映像データ格納部503に格納されたフレームのデジタルデータ(映像データ)503aと、データ551の集合体における荷物番号及び車両番号を表す画像とを合成して得られる。
【0068】
図9に示す処理によって
図11に示すような情報画面が生成される。
図11に示す情報画面600は、地図表示ウインドウ604と、映像表示ウインドウ620と、タイムラインウインドウ645とを含む。
【0069】
地図表示ウインドウ604は、地図表示ウインドウデータ561に基づく画面であり、カメラ位置606、フォークリフト位置608、フォークリフト位置610、移動経路609、及び、移動経路611を含む。フォークリフト位置608、フォークリフト位置610は、地図表示ウインドウ604において、時間指定カーソル632で指定された日時情報に対応する位置に配置され、移動経路609、移動経路611は、時間指定カーソル632で指定される日時情報よりも過去のフォークリフト100の位置の履歴に対応して地図表示ウインドウ604上に描画される。
【0070】
映像表示ウインドウ620は、映像表示ウインドウデータ563に基づく画面であり、フレームにはフォークリフト画像621、623が含まれ、吹き出し画像622、624が合成される。吹き出し画像622は、車両番号と荷物番号を表示し、吹き出し画像624は、対応する荷物番号が無いことに対応して、車両番号と「荷無」を表示する。
【0071】
タイムラインウインドウ645は、タイムラインウインドウデータ562に基づく画面である。フォークリフト100の車両番号を含む表示用情報に荷物有の情報が含まれる場合には、荷物ステータス表示部640の日時に対応する時刻に「荷有」を表示し、フォークリフト100の車両番号を含む表示用情報に荷物無の情報が含まれる場合には、荷物ステータス表示部640の日時に対応する時刻に「荷無」を表示する。
【0072】
速度情報650は、フォークリフト100の移動ステータス情報のうち、タイムラインウインドウ645の範囲(時間スライドバー630)で示される時間内の移動速度の変化を示すものである。
【0073】
その他、時刻表示部602は、表示用情報において、時間指定カーソル632で示された時点で表示されている日時の情報である。荷物番号入力部603には、操作者が指定した荷物番号が表示される。
【0074】
図12は、サーバ300による再生の処理の一例を示すフローチャートである。再生制御部338は、操作者が操作部306を操作して指定した移動体であるフォークリフト100に対応する情報画面を表示する(ステップS501)。具体的な情報画面の表示内容は、
図9と同様である。
図12に示す情報画面600において、操作者によって通常再生ボタン660が選択されることによって、映像表示ウインドウ620にはカメラ200a~200dの何れかで撮影されたフレームがタイムスタンプに基づいて順次切り替え表示される。
【0075】
次に、再生制御部338は、操作者によって早送り又は巻き戻しが指示されたか否かを判定する(ステップS502)。早送り及び巻き戻しの何れも指示されなかったと判定した場合には(ステップS502;NO)、ステータス項目が指示されたか否かを判定する(ステップS503)。
図11に示す情報画面600において、操作者によってステータス項目ボタン662が選択されることによって、ステータス項目が指示されたと判定された場合には(ステップS503;YES)ステップS504へ進み、ステータス項目が指示されなかったと判定した場合には(ステップS503;NO)ステップS502以降の処理が繰り返される。
【0076】
ステータス項目が指示されたと判定された後、更に巻き戻しが指示されたか否かを判定し(ステップS504)、巻き戻しが指示されたと判定された場合(ステップS504;YES)、再生制御部338は、ステップS501において操作者が指示したステータス項目における車両番号に対応するフォークリフト100について、荷物有無の変化した時間位置や移動ステータスに情報においてステータスが変化した時間位置を示す複数の変化時間位置を特定する。更にこの特定された複数の変化時間位置のうち、時間指定カーソル632の位置に相当する時間情報の直前の変化時間位置を検索し、この変化時間以降に存在する変化時間位置毎に、当該変化時間位置を含む時間帯(例えば前後10秒間)を再生位置に設定する(ステップS505)。
【0077】
具体的には、再生制御部338は、操作者が指定したステータス項目を調べるフォークリフト100の車両番号を含む表示用情報(データ550、551の集合体)を解析し、移動開始情報を含む日時、停止情報を含む日時、荷物の有無が荷有から荷無に変化した日時、荷物の有無が荷無から荷有に変化した時の日時、及び、所定値以上の速度情報を含む日時を上記変化時間位置として特定する。ここで、移動開始情報を含む日時は、フォークリフト100が移動を開始した日時であり、停止情報を含む日時は、フォークリフト100が停止した日時であり、荷物の有無が荷有から荷無に変化した時の日時は、フォークリフト100が荷物160をフォーク部分から棚400に移動させた日時であり、荷物の有無が荷無から荷有に変化した日時は、フォークリフト100が荷物160を棚400からフォーク部分に移動させた日時であり、所定値以上の速度情報を含む日時は、移動中のフォークリフト100が空間S内で規定された移動速度を越えて移動した日時である。
【0078】
一方、ステップS504において巻き戻し操作が行われなかったと判定した場合(ステップS504;NO)、再生制御部338は、ステップS501において操作者が指定した移動体であるフォークリフト100の挙動が変化した時間位置を示す変化時間位置のうち、現在の再生時間位置の直後の変化時間位置以降の各変化時間位置毎に、当該変化時間位置を含む時間帯(例えば前後10秒間)を再生位置に設定する(ステップS506)。
【0079】
また、ステップS502において、早送り操作又は巻き戻し操作が行われたと判定した場合(ステップS502;YES)、再生制御部338は、早送り又は巻き戻しに応じた再生位置を設定する(ステップS507)。具体的には、再生制御部338は、早送り操作が行われたと判定した場合には、現在の再生位置の所定時間後(例えば10秒後)を再生位置に設定する。また、再生制御部338は、巻き戻し操作が行われたと判定した場合には、現在の再生位置の所定時間前(例えば10秒前)を再生位置に設定する。
【0080】
ステップS505及びステップS506の後、再生制御部338は、設定した再生範囲に対応する日時を含む表示用情報内のフレームのデジタルデータを用いた再生を行う。また、ステップS507の後、再生制御部338は、設定した再生位置に対応する日時以降の日時を含む表示用情報内のフレームのデジタルデータを用いた再生を行う(ステップS508)。
【0081】
このように、本実施形態では、フォークリフト100に取り付けられたLED102は、車両番号と、荷物の有無と、荷物番号と、移動開始情報、停止情報及びフォークリフト100の速度情報からなる移動ステータス情報とに対応して発光色を時系列に変化させる可視光通信を行う。一方、サーバ300は、日時と、位置と、LED102からの車両番号と、荷物の有無と、荷物番号と、移動ステータス情報と、フレームのタイムスタンプと、カメラIDとを対応付けて表示用情報を生成する。更に、サーバ300は、この表示用情報を用いて、LED102を取り付けたフォークリフト100を表示する映像データのフレームを含んだ情報画面600を表示する。
【0082】
また、本実施形態では、サーバ300は、映像データに含まれるフォークリフト100の挙動が変化した時間位置を示す変化時間位置を含む時間帯を再生位置に設定して、表示用情報に基づく映像データの再生を行う。これにより、長時間に渡って記録された映像データでも、操作者は所望するイベントに相当する再生位置を簡単に指定することができる。
【0083】
なお、本発明は、上記実施形態の説明及び図面によって限定されるものではなく、上記実施形態及び図面に適宜変更等を加えることは可能である。
【0084】
例えば、上述した実施形態では、LED102は、車両番号と、荷物の有無と、荷物番号と、移動開始情報、停止情報及びフォークリフト100の速度情報からなる移動ステータス情報とに対応して発光色を時系列に変化させる可視光通信を行ったが、これらの情報の一部については、フォークリフト100内の通信部110が無線通信により送信し、サーバ300内の通信部308が無線通信により受信するようにしてもよい。
【0085】
この場合、可視光通信と無線通信との双方において車両番号が送信されることが望ましい。可視光通信と無線通信との双方において車両番号が送信されることで、サーバ300は、可視光通信で受信した情報と無線通信で受信した情報とを同一の車両番号で対応付けすることができ、上述の実施形態と同様に表示用情報を生成することが可能となる。
【0086】
また、上述した実施形態では、
図9及び
図12の処理において、操作者がフォークリフト100を指定することを前提としているが、荷物160を指定(荷物番号を指定)する場合も同様に本発明を適用することができる。この場合、再生制御部338は、指定された荷物番号を含む表示用情報内のフォークリフト100の位置を、荷物160の位置として扱って
図9及び
図12に示す処理を実行すればよい。
【0087】
また、上述した実施形態では、フォークリフト100が移動を開始した日時、フォークリフト100が停止した日時、フォークリフト100が荷物160の運搬を開始した日時、フォークリフト100が荷物160の運搬を終了した日時、フォークリフト100が速度超過をした日時をそれぞれ変化時間位置とした。しかし、これら全ての日時を変化時間位置とする必要はなく、例えば、
図11のステータス項目670に含まれる移動開始、停止、荷の変化、速度超過の各ボタンのうち、操作者によって選択されたボタンに対応する日時のみを変化時間位置としてもよい。
【0088】
また、上述した実施形態では、移動開始情報、停止情報及び速度情報からなる移動ステータス情報は、LED102からサーバ300への可視光通信により送信されたが、これに限定されない。例えば、サーバ300がカメラ200が撮影した画像を解析することにより、フォークリフト100の位置の変化を検出し、その変化に基づいて、フォークリフト100の移動開始、停止、速度を検出するようにしてもよい。
【0089】
また、フォークリフト100内の制御部103は、フォークリフト100内のモータやタイヤの駆動の情報を取得して、移動開始情報、停止情報及び速度情報を導出するようにしてもよい。
【0090】
また、カメラ200が撮影した画像を解析して、荷物160の有無を判定してもよい。あるいは、対応付け制御部336は、同一のLED102との可視光通信において同一の荷物番号を2回取得した場合に、荷物160がなくなったと判定してもよい。
【0091】
また、動画像の再生は、上述した手法以外にも行うことができる。例えば、操作者が、
図11に示す時間指定カーソル632が時間スライドバー630上を移動させる操作を行う場合に、その時間指定カーソル632の位置に対応する再生位置から再生を開始するようにしてもよい。
【0092】
また、上述した実施形態では、可視光である赤、緑、青の光を通信に用いる場合について説明したが、他の色の可視光を用いてもよい。また、情報が輝度の時間方向の変化のみによって変調される可視光通信においても本発明を適用することができる。
【0093】
また、フォークリフト100内の光源はLEDに限定されない。例えば、表示装置を構成するLCD、PDP、ELディスプレイ等の一部に光源が構成されていてもよい。
【0094】
また、サーバ300は、カメラ200が内装されたものであってもよい。
【0095】
また、上記実施形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto - Optical disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
【0096】
また、プログラムをインターネット等のネットワーク上の所定のサーバが有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
【0097】
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
【0098】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0099】
(付記1)
画像を逐次取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する光を発光する発光体像を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記発光体像の識別情報と前記発光体像を撮影範囲に含む画像とを対応付けるよう制御する制御手段と、
前記画像取得手段によって逐次取得された複数の画像のうち、前記制御手段によって対応付けられた前記識別情報に対応する発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする画像再生装置。
【0100】
(付記2)
前記検出手段によって検出された前記発光体像の前記撮影範囲における位置を逐次取得する位置取得手段を更に備え、
前記制御手段は更に、前記位置取得手段によって取得された位置に基づく位置情報を前記識別情報と前記逐次取得された画像とに対応付けし、
前記再生制御手段は更に、前記対応付けられた位置情報に基づいた前記発光体像の移動状況を表示するよう制御することを特徴とする付記1に記載の画像再生装置。
【0101】
(付記3)
前記移動状況には、前記発光体像の移動速度が含まれることを特徴とする付記2に記載の画像再生装置。
【0102】
(付記4)
前記発光体像に対応する発光体は移動体に付けられたものであり、
前記識別情報は、前記移動体を識別するための固有の情報を含むことを特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の画像再生装置。
【0103】
(付記5)
前記撮影範囲から前記移動体に対応する移動体像を検出する移動体像検出手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記移動体像検出手段によって検出された前記移動体像が前記撮影範囲に含まれている画像を読み出して再生するよう制御することを特徴とする付記4に記載の画像再生装置。
【0104】
(付記6)
前記移動体は物体を搬送するものであり、
前記識別情報は、前記物体の搬送状況を識別するための固有の情報を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像再生装置。
【0105】
(付記7)
前記画像取得手段は、撮影範囲が異なる複数の画像を逐次取得し、
前記再生制御手段は、前記識別情報に対応する発光体像が撮影範囲に含まれている画像を再生するように制御することを特徴とする付記1乃至6の何れか1つに記載の画像再生装置。
【0106】
(付記8)
前記撮影範囲が異なる複数の画像は、共通する撮影環境を夫々異なる位置に設置された複数の撮像手段、又は、前記共通する撮影環境を夫々異なる方向から撮影する複数の撮像手段によって撮影されたものであり、
前記再生制御手段は更に、前記撮影環境を示す画像と前記複数の撮像手段の設置位置又は撮影方向とを関連付けて表示するよう制御することを特徴とする付記7に記載の画像再生装置。
【0107】
(付記9)
前記複数の撮像手段から特定の撮像手段を選択する選択手段と、
前記再生制御手段は更に、前記選択手段によって選択された前記撮像手段によって取得された画像を選択して読み出して再生するよう制御することを特徴とする付記8に記載の画像再生装置。
【0108】
(付記10)
前記再生制御手段は更に、前記識別情報を前記画像とともに表示するよう制御することを特徴とする付記1乃至9の何れか1つに記載の画像再生装置。
【0109】
(付記11)
識別情報に対応する光を発光する発光手段と、
画像を逐次取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって逐次取得される画像の撮影範囲から、前記発光手段の発光体像を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記発光体像の識別情報と前記発光体像を撮影範囲に含む画像とを対応付けるよう制御する制御手段と、
前記画像取得手段によって逐次取得された複数の画像のうち、前記制御手段によって対応付けられた前記識別情報に対応する発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする画像再生システム。
【0110】
(付記12)
画像を逐次取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する光を発光する発光体像を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにおいて検出された前記発光体像の識別情報と前記発光体像を撮影範囲に含む画像とを対応付けるよう制御する制御ステップと、
前記画像取得ステップにおいて逐次取得された複数の画像のうち、前記制御ステップにおいて対応付けられた前記識別情報に対応する発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御ステップと、
を含むことを特徴とする画像再生方法。
【0111】
(付記13)
コンピュータを、
画像を逐次取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって逐次取得される画像の撮影範囲から、識別情報に対応する光を発光する発光体像を検出する検出手段、
前記検出手段によって検出された前記発光体像の識別情報と前記発光体像を撮影範囲に含む画像とを対応付けるよう制御する制御手段、
前記画像取得手段によって逐次取得された複数の画像のうち、前記制御手段によって対応付けられた前記識別情報に対応する発光体像が前記撮影範囲に含まれている画像を再生するよう制御する再生制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0112】
1…可視光通信システム、100、100a、100b…フォークリフト、102、102a、102b…LED、103、302…制御部、104、305…メモリ、106、200、200a、200b、200c、200d…カメラ、108…3軸加速度センサー、110、308…通信部、112…駆動部、124…発光制御部、150…電池、160…荷物、161…IDコード、202…撮影部、203…レンズ、210…ハブ、300…サーバ、304…画像処理部、306…操作部、307…表示部、332…検出部、334…位置取得部、336…対応付け制御部、338…再生制御部、400、400a、400b…棚、500…データベース、501…通信データログファイル格納部、502…画像解析ログファイル格納部、503…映像データ格納部、503a…映像データ、504…地図画像データ格納部、504a…地図画像データ、550、551…データ、561…地図表示ウインドウデータ、562…タイムラインウインドウデータ、563…映像表示ウインドウデータ、600…情報画面、602…時刻表示部、603…荷物番号入力部、604…地図表示ウインドウ、606…カメラ位置、608、610…フォークリフト位置、609、611…移動経路、620…映像表示ウインドウ、621、623…フォークリフト画像、622、624…吹き出し画像、630…時間スライドバー、632…時間指定カーソル、640…荷物ステータス表示部、645…タイムラインウインドウ、650…速度情報、660…通常再生ボタン、662…ステータス項目ボタン、670…ステータス項目、S…空間