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特許7521228ガラス繊維の製造方法およびガラス繊維製造用ノズル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-16
(45)【発行日】2024-07-24
(54)【発明の名称】ガラス繊維の製造方法およびガラス繊維製造用ノズル
(51)【国際特許分類】
   C03B 37/083 20060101AFI20240717BHJP
   D01D 4/00 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
C03B37/083
D01D4/00 A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020060720
(22)【出願日】2020-03-30
(65)【公開番号】P2021160943
(43)【公開日】2021-10-11
【審査請求日】2022-11-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000232243
【氏名又は名称】日本電気硝子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【弁理士】
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【弁理士】
【氏名又は名称】熊野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100168550
【弁理士】
【氏名又は名称】友廣 真一
(72)【発明者】
【氏名】松浦 禅
(72)【発明者】
【氏名】森 博隆
(72)【発明者】
【氏名】川口 哲司
【審査官】酒井 英夫
(56)【参考文献】
【文献】特開昭59-057928(JP,A)
【文献】特開平04-083731(JP,A)
【文献】特開平02-275729(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C03B 37/083,
D01D 4/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部に溶融ガラスを流出させる流出口が形成された筒状のノズル(但し、ノズル先端部がAu-Pt系合金からなる場合を除く)を用いて、
前記流出口より下方に流出させた溶融ガラスからガラス繊維を製造する方法であって、
前記ノズルの外周面をガラスで被覆するコーティング工程を備え、
前記コーティング工程では、前記ガラス繊維となる溶融ガラスから前記外周面を被覆するガラスを隔てることを特徴とするガラス繊維の製造方法。
【請求項2】
先端部に溶融ガラスを流出させる流出口が形成された筒状のノズルを用いて、
前記流出口より下方に流出させた溶融ガラスからガラス繊維を製造する方法であって、
前記ノズルの外周面をガラスで被覆するコーティング工程を備え、
前記ノズルは、前記外周面上に凸部が設けられることで、前記外周面に凹凸を有し、
前記外周面から前記凸部が突出する寸法が0.1mm~1mmであることを特徴とするガラス繊維の製造方法。
【請求項3】
前記ノズルの全長Lと肉厚Tとの比(L/T)が、0.5~20であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス繊維の製造方法。
【請求項4】
前記外周面を被覆するガラスは、前記流出口より流出させた溶融ガラスのうち、流出後に前記外周面に沿って這い上がらせた溶融ガラスであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のガラス繊維の製造方法。
【請求項5】
前記ノズルは、前記先端部における前記外周面が、溶融ガラスの流れ方向に沿って先細りするテーパーに形成されたノズルであることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載のガラス繊維の製造方法。
【請求項6】
先端部に形成された流出口より流出させた溶融ガラスからガラス繊維を製造するための筒状のガラス繊維製造用ノズルであって、
外周面がガラスで被覆されており、
前記外周面上に凸部が設けられることで、前記外周面に凹凸を有し、
前記外周面から前記凸部が突出する寸法が0.1mm~1mmであることを特徴とするガラス繊維製造用ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス繊維の製造方法およびガラス繊維製造用ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、ガラス繊維は、樹脂と混練して複合化した場合に高い補強効果を実現できることから、繊維強化プラスチック(FRP)用の繊維として採用される等、様々な分野で利用されている。
【0003】
ここで、ガラス繊維を製造するための方法の一例として、以下のような方法を挙げることができる。
【0004】
同方法においては、ガラス溶解炉等で生成した溶融ガラスを流通させるためのフィーダーと、フィーダーの下方に配置されたブッシングとを用いる。ブッシングは多数の筒状のノズル(特許文献1を参照)を備えており、各ノズルの先端部には溶融ガラスを流出させるための流出口が形成されている。なお、ノズルは、一般的に白金や白金合金で構成される。これらの製造設備を用いて、フィーダーからブッシングに溶融ガラスを供給し、各ノズルの流出口から下方に流出させた溶融ガラスを引き出しつつ冷却する。このようにしてガラス繊維を製造する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第5403291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の形態においては下記のような解決すべき問題があった。
【0007】
すなわち、ブッシングに備わった各ノズルは、当該ノズルを構成する成分が酸化して揮発していくことで、筒状のノズルの外周面が次第に減耗し、ノズルの肉厚が薄くなっていく。このことに起因して、ノズルの寿命が短くなってしまう。そのため、ノズルの長寿命化を実現できる技術の確立が期待されていた。
【0008】
上記の事情に鑑みなされた本発明は、ノズルの流出口より流出させた溶融ガラスからガラス繊維を製造するに際し、ノズルの長寿命化を図ることを技術的な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するためのガラス繊維の製造方法は、先端部に溶融ガラスを流出させる流出口が形成された筒状のノズルを用いて、流出口より下方に流出させた溶融ガラスからガラス繊維を製造する方法であって、ノズルの外周面をガラスで被覆するコーティング工程を備えることを特徴とする。
【0010】
本方法では、コーティング工程を実行することで、ノズルの外周面がガラスで被覆されるため、ノズルを構成する成分が酸化して揮発することを抑制できる。その結果、ノズルの長寿命化を図ることが可能となる。
【0011】
上記の方法において、外周面を被覆するガラスは、流出口より流出させた溶融ガラスのうち、流出後に外周面に沿って這い上がらせた溶融ガラスであることが好ましい。
【0012】
このようにすれば、ノズルの流出口より流出させた溶融ガラスの一部を、ノズルの外周面を被覆するガラスとして機能させることができ、コーティング工程を効率的に実行することが可能となる。
【0013】
上記の方法において、ノズルは、先端部における外周面が、溶融ガラスの流れ方向に沿って先細りするテーパーに形成されたノズルであることが好ましい。
【0014】
このようにすれば、ノズルの先端部における外周面がテーパーに形成されていることで、外周面に沿って溶融ガラスを這い上がらせやすくなる。これにより、コーティング工程を更に効率的に実行できる。
【0015】
上記の方法において、コーティング工程では、ガラス繊維となる溶融ガラスから外周面を被覆するガラスを隔てることが好ましい。
【0016】
このようにすれば、ノズルの外周面を被覆するガラスにより、円滑なガラス繊維の紡糸が妨げられることを抑制することが可能となる。
【0017】
上記の方法において、ノズルは、外周面に凹凸を有することが好ましい。
【0018】
このようにすれば、這い上がった溶融ガラスがベースプレートまで流れてしまい、外周面を被覆するガラスが少なくなることを抑制できる。従って、コーティング工程をより効率的に実行することが可能となる。
【0019】
また、上記の課題を解決するためのガラス繊維製造用ノズルは、先端部に形成された流出口より流出させた溶融ガラスからガラス繊維を製造するための筒状のノズルであって、外周面がガラスで被覆されていることを特徴とする。
【0020】
本ノズルでは、上記のガラス繊維の製造方法に係る説明で既述の作用・効果を同様に得ることが可能である。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、ノズルの流出口より流出させた溶融ガラスからガラス繊維を製造するに際し、ノズルの長寿命化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】ガラス繊維の製造方法およびガラス繊維製造用ノズルを示す断面図である。
図2】ガラス繊維の製造方法を示す断面図である。
図3】ガラス繊維の製造方法を示す断面図である。
図4】ガラス繊維の製造方法を示す断面図である。
図5】ガラス繊維の製造方法を示す断面図である。
図6】ガラス繊維の製造方法およびガラス繊維製造用ノズルを示す断面図である。
図7】ガラス繊維の製造方法およびガラス繊維製造用ノズルを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、実施形態に係るガラス繊維の製造方法、及び、ガラス繊維製造用ノズルについて、添付の図面を参照しながら説明する。
【0024】
本実施形態に係るガラス繊維の製造方法(以下、本製法と表記)には、図1に示すガラス繊維製造用ノズル1(以下、ノズル1と表記)を用いる。ノズル1は、先端部2に形成された流出口2xより下方に流出させた溶融ガラス3からガラス繊維4を製造するためのものである。
【0025】
ノズル1は、ブッシングに備わったベースプレート5(図1ではブッシング全体のうちのベースプレート5のみを図示)に取り付けられている。ノズル1は、白金又は白金合金で構成されている。ノズル1の形状は、筒状であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では円筒状に形成されている。上下方向に沿ったノズル1の全長Lは20mm以下とされている。
【0026】
ノズル1は、ベースプレート5に直接取り付けられる本体部6と、本体部6に連なった先端部2とを有する。本実施形態においては、先端部2に形成された流出口2xの形状が円形に形成されている。勿論この限りではなく、流出口2xが扁平な形状(例えば、長円形や楕円形等)に形成されていてもよい。この場合、ノズル1の形状についても流出口2xの形状に合わせた筒状に形成される。
【0027】
先端部2の外周面2aは、下方向に向かって先細りするテーパーに形成されている。これにより、先端部2では下方に移行するほどノズル1の肉厚が小さくなっている。これに対して、本体部6ではノズル1の肉厚Tが一定になっている。
【0028】
なお、ノズル1の全長Lと肉厚Tとの比(L/T)は、0.5~20であることが好ましい。
【0029】
本体部6の外周面6aは、ガラス7(以下、被覆ガラス7と表記)により被覆されている。本実施形態では、外周面6aの全領域が被覆ガラス7で被覆されている。また、本体部6における上方に位置する部位ほど、被覆ガラス7の厚み(ノズル1の径方向に沿った厚み)が大きくなっている。被覆ガラス7は、本体部6の外周面6aに加えて、外周面6aと連続するベースプレート5の下面の一部領域も被覆している。被覆ガラス7は、流出口2xから流出する溶融ガラス3とは隔てられた状態にある。詳述すると、ノズル1を下方から視た場合、被覆ガラス7は、溶融ガラス3とは間隔を空けた状態で当該溶融ガラス3を囲っている。これにより、被覆ガラス7が溶融ガラス3に溶けてブツとなり、円滑なガラス繊維4の紡糸が妨げられるのを抑制できる。
【0030】
ここで、本実施形態の変形例として、本体部6の外周面6aにおける一部領域のみが被覆ガラス7で被覆されていてもよい。また、被覆ガラス7により本体部6の外周面6aのみでなく、先端部2の外周面2aまでもが被覆されていてもよい。さらに、被覆ガラス7の厚みの分布は、本実施形態とは異なっていてもよい。
【0031】
被覆ガラス7は、溶融した状態のガラスであってもよいし、固化した状態のガラスであってもよい。本実施形態においては、被覆ガラス7は、流出口2xから流出する溶融ガラス3と実質的に同一の組成のガラスからなる。しかしながら、本実施形態とは異なり、被覆ガラス7が、溶融ガラス3とは異なる組成のガラスからなってもよい。
【0032】
以下、上記のノズル1を用いた本製法の詳細について説明する。
【0033】
図2は、本製法を開始した時点である初期状態を示している。同図に示す初期状態の下においては、ノズル1における本体部6の外周面6aが、被覆ガラス7により被覆される前の状態にある。
【0034】
本製法における溶融ガラス3はEガラスからなる。しかしながら、これには限定されず、溶融ガラス3はDガラス、Sガラス、ARガラス、Cガラス等の他のガラスからなってもよい。ノズル1に流入する溶融ガラス3の温度・粘度は、それぞれ1100℃~1300℃(好ましくは1150℃~1200℃)、102.6dPa・s~103・8dPa・s(好ましくは102.9dPa・s~103・3dPa・s)に設定している。
【0035】
本製法では、ノズル1における本体部6の外周面6aを被覆ガラス7で被覆するコーティング工程を実行する。
【0036】
コーティング工程を実行する形態の一例は、以下のような形態である。図2に示す初期状態の通り、溶融ガラス3は、ノズル1の流出口2xから流出した後に外気等により冷やされてガラス繊維4となる。図3に二点鎖線で示すように、ノズル1の先端部2の下方において、ノズル1の流出口2xから流出した溶融ガラス3を上下に分断する。これにより、ガラス繊維4の製造が一旦中断される。そして、図4に示すように、ノズル1の先端部2の下方に液溜まり8が形成されると共に、液溜まり8が次第に膨張していく。このとき、液溜まり8の上部に存する溶融ガラス3の一部が、同図に矢印Aで示すように、先端部2の外周面2aおよび本体部6の外周面6aを伝って這い上がっていく。
【0037】
ここで、上述の溶融ガラス3の這い上がりを促すためには、一例として、下記の(A),(B)の手法を用いることが有効である。(A)ノズル1の全長L(図1を参照)を短くすることで、ノズル1の流出口2xから溶融ガラス3を流出させやすくし、溶融ガラス3の流量を増加させる。(B)先端部2の下方に形成された液溜まり8を下方から支える。例えば、板状部材により液溜まり8を支えればよい。
【0038】
上述の溶融ガラス3の分断後、所定時間が経過した後に、図5に示すように、一旦中断されていたガラス繊維4の製造を再開する。同図に示した状態の下では、ガラス繊維4となる溶融ガラス3(以下、繊維用溶融ガラス3aと表記)と、先端部2の外周面2aおよび本体部6の外周面6aを這い上がり、後に被覆ガラス7となる溶融ガラス3(以下、被覆用溶融ガラス3bと表記)とが、連なった状態にある。
【0039】
本実施形態では、繊維用溶融ガラス3aと被覆用溶融ガラス3bとを分離させて、両者3a,3bを隔てさせることで、円滑なガラス繊維4の紡糸が妨げられることを抑制する。両者3a,3bを分離させるための手法の一例を挙げると、両者3a,3bの相互間に存する溶融ガラス3を物理的に除去する手法がある。このような手段の他、自然に両者3a,3bを分離させてもよい。この場合、両者3a,3bの自然な分離を促すために、例えば、本体部6におけるノズル1の肉厚T(図1を参照)を大きくしてもよい。他にも、例えば、先端部2の外周面2aに耐熱性の離型剤等を塗布して両者3a,3bの自然な分離を促してもよい。
【0040】
上述の溶融ガラス3の分断から、繊維用溶融ガラス3aと被覆用溶融ガラス3bとの分離までの過程を一回、又は、複数回行う。これにより、図1に既に示したように、本体部6の外周面6aが被覆ガラス7(這い上がってきた溶融ガラス3)で被覆された状態となり、コーティング工程が完了する。ここで、本実施形態のコーティング工程では、ノズル1の流出口2xから流出した溶融ガラス3を意図的に分断しているが、ガラス繊維4を製造する過程で意図せず発生した溶融ガラス3の分断をコーティング工程に利用しても構わない。
【0041】
以下、本製法による主たる作用・効果について説明する。
【0042】
本製法では、コーティング工程を実行することで、ノズル1の外周面(本実施形態では本体部6の外周面6a)が被覆ガラス7で被覆されるため、ノズル1を構成する成分が酸化して揮発することを抑制できる。その結果、ノズル1の長寿命化を図ることが可能となる。特に、溶融ガラス3と同じ組成のガラスを被覆ガラス7とすることにより、ノズル1を構成する成分が酸化することを効率的に抑制できる。
【0043】
ここで、本発明に係るガラス繊維の製造方法、及び、ガラス繊維製造用ノズルは、上記の実施形態で説明した態様や構成に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、先端部2の外周面2aおよび本体部6の外周面6aを溶融ガラス3に這い上がらせることで、コーティング工程を実行しているが、この限りではない。本体部6の外周面6aに溶融ガラスを塗布したり、ガラス繊維4の製造を開始する前の時点で予め外周面6aを固化したガラスで覆ったりすることで、コーティング工程を実行してもよい。
【0044】
また、上記の実施形態では、先端部2の外周面2aがテーパーに形成されているが、この限りではない。図6に示すように、先端部2の外周面2aにテーパーが無くてもよい。しかしながらこの場合、ガラス繊維4の製造中に、ノズル1を構成する成分が酸化して揮発していくのに伴う経時変化等により、同図に二点鎖線で示すように、外周面2aにテーパーが形成されるようにしてもよい。
【0045】
また、図7に示すように、本体部6の外周面6a上に凸部6xを設けることで、外周面6aが凹凸を有するようにしてもよい。同図に示した形態では、上下複数段に凸部6xを設けており、各凸部6xは、平面視でノズル1の孔軸を中心とする円環状をなす。外周面6aから凸部6xが突出する寸法は、0.1mm~1mmであることが好ましい。ここで、凸部6xを設ける形態は、図7に例示した形態に限られるものではなく、凸部6xの存在により外周面6aに凹凸が形成される限りで任意の形態としてよい。
【0046】
凸部6xを設けておけば、外周面6aに這い上がってきた溶融ガラス3が、外周面6a上に保持されやすくなり、溶融ガラス3が、外周面6aを通過してベースプレート5まで這い上がってしまうことを防止しやすくなる。そのため、凸部6xが存在しない場合に比べて、コーティング工程に要する溶融ガラス3の量が少なくてすみ、少量の溶融ガラス3によって外周面6aを被覆することが可能になる。
【符号の説明】
【0047】
1 ガラス繊維製造用ノズル
2 先端部
2a 先端部の外周面
2x 流出口
3 溶融ガラス
3a 繊維用溶融ガラス
3b 被覆用溶融ガラス
4 ガラス繊維
5 ベースプレート
6 本体部
6a 本体部の外周面
6x 凸部
7 被覆ガラス
8 液溜まり
L ノズルの全長
T ノズルの肉厚
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7