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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-16
(45)【発行日】2024-07-24
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 25/20 20060101AFI20240717BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240717BHJP
   B65H 45/18 20060101ALI20240717BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20240717BHJP
   B41J 29/00 20060101ALI20240717BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240717BHJP
   B41J 29/17 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
B41J25/20
H04N1/00 Z
B65H45/18
G03G21/00 370
G03G21/00 510
B41J29/00 H
B41J29/38
B41J29/17
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020120713
(22)【出願日】2020-07-14
(65)【公開番号】P2022017884
(43)【公開日】2022-01-26
【審査請求日】2023-06-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】弁理士法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】澤井 賢司
(72)【発明者】
【氏名】田中 翔吾
【審査官】大浜 登世子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/087354(WO,A1)
【文献】特開2018-189728(JP,A)
【文献】特開2019-220845(JP,A)
【文献】特開2015-228012(JP,A)
【文献】特開2019-074931(JP,A)
【文献】特開平10-202988(JP,A)
【文献】特開平06-040021(JP,A)
【文献】特開平07-277593(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 25/20
H04N 1/00
B65H 45/18
G03G 21/00
B41J 29/00
B41J 29/38
B41J 29/17
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体の4辺のうち、一辺が、前記一辺に向かい合う他辺を第1位置として前記第1位置に合わさるように折り目を形成して、該媒体を折る折部と、
折り位置のずれを測定するためのマークである第1画像を形成する画像形成部と、を有し、
前記画像形成部は、
前記媒体が前記折部により折られる前に、該媒体の折られた状態で内側になる面であって、前記第1位置を含む前記第1位置から決められた範囲にある領域に対し、濃度、明度、色相、彩度のいずれかが異なる前記第1画像を、該媒体の折られた状態で外側になる面であって、該媒体の前記一辺の端縁まで達するように形成することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記画像形成部は、前記辺の2以上の位置に前記第1画像を形成する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記折部は、前記折り目が前記媒体の決められた第2位置に合わさるように、該折り目と異なる位置で該媒体を折り、
前記画像形成部は、前記媒体が前記折部により折られる前に、該媒体の前記折り目の山側になる部分の少なくとも一部に、前記第2位置から決められた範囲にある領域と異なる第2画像を形成する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成部は、前記折り目の2以上の位置に前記第2画像を形成する
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記折部、及び前記画像形成部を制御するプロセッサを有し、前記プロセッサは、
前記折部により折られた状態の前記媒体を読取った画像を取得し、
取得した前記画像から、前記第1画像と前記第1位置との距離を計測し、
計測された前記距離に応じて、前記折部が媒体を折る位置を調整する
請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記折部、及び前記画像形成部を制御するプロセッサを有し、前記プロセッサは、
前記折部により折られた状態の前記媒体を読取った画像を取得し、
取得した前記画像から、前記第1画像と前記第1位置との距離、及び前記第2画像と前記第2位置との距離、の少なくとも一方を計測し、
計測された前記距離に応じて、前記折部が媒体を折る位置を調整する
請求項3又は4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成部が、前記媒体に前記第1画像を形成するごとに、該媒体が通過した経路を清掃する清掃部を有する
請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
折機によって折られた媒体を折られた状態のままスキャナで読取って、読取り画像から狙った折り位置と実際の折り位置のずれを測定する技術がある。この測定結果は、折機の調整等に用いられる。
【0003】
例えば、特許文献1は、刷り紙を複数段折ることにより形成された折り丁を、折られたままの状態で光を透過させ、その透過光を撮像して、折り丁に含まれる各ページに予め形成され、透過光により重畳した画像のずれを監視する監視装置を開示している。
また、例えば、特許文献2は、折り線を横切るように用紙に検査マークを形成しておき、この用紙を所定の大きさへ折り畳んで折り丁を形成し、この折り丁の搬送路上であって検査マークが通過する位置に配置された平面検知領域をCCDカメラ等によって検知することで折り不良を検査する、折り精度検査装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2000-153961号公報
【文献】特開平7-277593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、折られた状態で媒体の折り位置のずれを測定する方法は、折られた状態の媒体の長さを用いて、所望の折り位置と実際の折り位置とのずれを推定する方法と、折り位置と反対側の媒体の合わせのずれを直接、測定する方法と、がある。ここで、折られた状態の媒体を読取った読取り画像から、本来、合わさるべき辺同士のずれを直接、測定する方法においては、辺の画像と、辺が重なる部分の画像と、に差がないと、その辺の位置を特定できず、測定が難しくなることがあった。
【0006】
本発明は、折られた状態で媒体の辺の位置を確認可能にすること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、媒体の4辺のうち、一辺が、前記一辺に向かい合う他辺を第1位置として前記第1位置に合わさるように折り目を形成して、該媒体を折る折部と、折り位置のずれを測定するためのマークである第1画像を形成する画像形成部と、を有し、前記画像形成部は、前記媒体が前記折部により折られる前に、該媒体の折られた状態で内側になる面であって、前記第1位置を含む前記第1位置から決められた範囲にある領域に対し、濃度、明度、色相、彩度のいずれかが異なる前記第1画像を、該媒体の折られた状態で外側になる面であって、該媒体の前記一辺の端縁まで達するように形成することを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1に記載の態様において、前記画像形成部は、前記辺の2以上の位置に前記第1画像を形成する画像形成装置である。
【0010】
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1又は2に記載の態様において、前記折部は、前記折り目が前記媒体の決められた第2位置に合わさるように、該折り目と異なる位置で該媒体を折り、前記画像形成部は、前記媒体が前記折部により折られる前に、該媒体の前記折り目の山側になる部分の少なくとも一部に、前記第2位置から決められた範囲にある領域と異なる第2画像を形成する画像形成装置である。
【0011】
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項に記載の態様において、前記画像形成部は、前記折り目の2以上の位置に前記第2画像を形成する画像形成装置である。
【0012】
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1からに記載の態様において、前記折部、及び前記画像形成部を制御するプロセッサを有し、前記プロセッサは、前記折部により折られた状態の前記媒体を読取った画像を取得し、取得した前記画像から、前記第1画像と前記第1位置との距離を計測し、計測された前記距離に応じて、前記折部が媒体を折る位置を調整する画像形成装置である。
【0013】
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項又はに記載の態様において、前記折部、及び前記画像形成部を制御するプロセッサを有し、前記プロセッサは、前記折部により折られた状態の前記媒体を読取った画像を取得し、取得した前記画像から、前記第1画像と前記第1位置との距離、及び前記第2画像と前記第2位置との距離、の少なくとも一方を計測し、計測された前記距離に応じて、前記折部が媒体を折る位置を調整する画像形成装置である。
【0014】
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1からのいずれか1項に記載の態様において、前記画像形成部が、前記媒体に前記第1画像を形成するごとに、該媒体が通過した経路を清掃する清掃部を有する画像形成装置である。
【発明の効果】
【0016】
請求項に係る発明によれば、折られた状態で媒体の辺の位置が確認される。
請求項に係る発明によれば、辺と第1位置との捩れが確認される。
請求項に係る発明によれば、折られた状態で媒体の折り目の位置が確認される。
請求項に係る発明によれば、折り目と第2位置との捩れが確認される。
請求項に係る発明によれば、辺と第1位置とが合わさるように媒体を折る位置が調整される。
請求項に係る発明によれば、辺と第1位置とが合わさるように、又は折り目と第2位置とが合わさるように、媒体を折る位置が調整される。
請求項に係る発明によれば、辺からはみ出て形成された第1画像によって生じる経路の汚れが取り除かれる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成の例を示す図。
図2】折部131の構成の例を示す図。
図3】画像形成装置1により加工される媒体の例を示す図。
図4図3に示す媒体を反対側から見た図。
図5】媒体が折られる様子を示す斜視図。
図6】実際の折り目にずれが生じたときの媒体を示す図。
図7図6に示した折り目F1aを広げた媒体を示す図。
図8】辺の2以上の位置に第1画像が形成された媒体の例を示す図。
図9】実際の折り目にずれが生じたときの媒体を示す図。
図10図9に示した折り目F1bを広げた媒体を示す図。
図11】三つ折りに折られる媒体の例を示す図。
図12図11に示す媒体を反対側から見た図。
図13】媒体が折られる様子を示す斜視図。
図14】実際の折り目にずれが生じたときの媒体を示す図。
図15図12に示した折り目F2a、F3aをそれぞれ広げた媒体を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<実施形態>
以下、図において、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、円の中に点を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表し、円の中に交差する2本の線を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を表す。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を-x方向という。y、z成分についても、上記の定義に沿ってy軸方向、+y方向、-y方向、z軸方向、+z方向、-z方向を定義する。
【0019】
<画像形成装置の構成>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成の例を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、プロセッサ11、画像形成部12、及び後処理部13を有する。図1に示すほか、画像形成装置1は、媒体に形成された画像を読取ってその画像を示す画像データを生成する画像読取部を有してもよい。また、画像形成装置1は、利用者の操作を受付ける操作部、利用者に各種の情報を表示して伝える表示部、外部の装置と通信する通信部等を有してもよい。
【0020】
図1に示すプロセッサ11は、画像形成装置1の各部とバス等により接続されている。このプロセッサ11は、図示しないメモリに記憶されているコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)を読出して実行することにより画像形成部12、後処理部13、及び画像形成装置1のその他の構成を制御する。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
【0021】
図1に示す画像形成部12は、予め決められたサイズにカットされた用紙等の媒体の表面に、電子写真方式により画像を形成する機構である。画像形成部12は、給紙台120、容器121、搬送部122、現像部123、転写部124、定着部125、及び清掃部126を有する。
【0022】
給紙台120は、手差しで画像形成装置1に供給する用紙等の媒体を置く台である。容器121は、用紙等の媒体を収容する容器である。なお、媒体は用紙に限らず、例えば樹脂製のシート等であってもよい。要するに、媒体は、表面に画像を記録し得るものであればよい。
【0023】
搬送部122は、媒体を搬送する搬送機構である。搬送部122は、複数の搬送ロールを有し、これら搬送ロールにより給紙台120や容器121から媒体を1枚ずつ取り出して挟みながら予め決められた経路に沿って搬送する。搬送部122により、媒体は、転写部124、定着部125を通過し、後処理部13に供給される。
【0024】
なお、搬送部122は、図示しない反転機構を有してもよい。この場合、搬送部122は、転写部124、定着部125を経て画像が形成された後の媒体を、反転させてから再度、転写部124に搬送することにより、媒体の両面に画像を形成させてもよい。
【0025】
現像部123は、感光体ドラム、帯電器、露光器、現像器、一次転写ロールを有する。露光器は、帯電器により帯電した感光体ドラムの表面にレーザ光を照射して潜像を形成する。現像器は、感光体ドラムの表面に形成された潜像に現像剤を供給することにより現像を行う。一次転写ロールは、後述する転写部の中間転写ベルトが感光体ドラムと対向する位置において予め定めた電位差を生じさせ、この電位差によって、感光体ドラムに現像された画像を、中間転写ベルトに転写する。
【0026】
なお、現像剤に含まれるトナーは1種類であってもよいが複数種類であってもよい。図1に示すトナーは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色である。図1に示す現像器は、トナーの色ごとにそれぞれ設けられている。
【0027】
転写部124は、中間転写ベルトと、二次転写ロールと、ベルト搬送ロールと、バックアップロールと、とを有する。転写部124は、現像部123によって形成された画像を媒体に転写する機構である。中間転写ベルトは無端のベルト部材であり、複数のベルト搬送ロールに張架され、いずれかのベルト搬送ロールの自転に伴い図1に示す矢印Dの方向に周回する。これにより、上述した一次転写ロールから中間転写ベルトに転写された画像は、二次転写ロールとバックアップロールとに挟まれる領域に移動し、搬送部122によってこの領域に搬送された媒体に転写される。
【0028】
定着部125は、加熱ロールと加圧ロールとを有し、これらが媒体を挟んで加圧するとともに加熱することで、転写された画像をこの媒体に定着させる。
【0029】
清掃部126は、プロセッサ11の制御の下、中間転写ベルトの表面に残留している未転写のトナーを取り除く。プロセッサ11は、例えば、印刷回数が決められた閾値を超える度に、中間転写ベルトに接触する位置に清掃部126を移動させて清掃を行わせてもよい。
【0030】
図1に示す後処理部13は、折部131、読取部132、及び排紙台130を有する。折部131は、プロセッサ11の制御の下、画像形成部12から供給された媒体を折る機構である。
【0031】
図2は、折部131の構成の例を示す図である。図2に示す折部131は、ゲート1310、一対の搬送ローラ1311、一対の折ローラ1312、及びナイフ状の折部材1313を有する。
【0032】
例えば、後処理部13の折部131は、画像が形成された媒体を画像形成部12から受取り、一対の搬送ローラ1311に挟んでゲート1310に向けて搬送する。この媒体が、図2(a)に示す通り、矢印方向に進んでゲート1310に突き当たると、一対の搬送ローラ1311は媒体の搬送を停止する。
【0033】
そして、媒体の搬送が停止すると、図2(b)に示す通り、ナイフ状の折部材1313が媒体の一方の面を押して進み、他方の面の側に配置された一対の折ローラ1312の間にこの媒体を押し込む。この結果、媒体は、一対の折ローラ1312によって折り込まれる。折り込まれた媒体は、折られたままの状態で図示しない搬送ローラにより、例えば折り目を先頭にして図2(b)に示す矢印に沿って図1に示す読取部132へ搬送される。
【0034】
なお、折部材1313は、媒体の両面それぞれの側に配置されていてもよい。この場合、折部材1313の、媒体を介した反対側には、それぞれ対応する一対の折ローラ1312が配置されていればよい。
【0035】
読取部132は、折部131が折った媒体を、折られた状態のまま読取る機構である。読取部132は、折られた状態の媒体の片側だけを読取ってもよいし、両側を読取ってもよい。読取部132は、媒体の両側を読取るために媒体の反転機構を有してもよい。
【0036】
排紙台130は、画像形成部12により画像が形成され、後処理部13により折られた媒体が置かれる台である。
【0037】
<実施例>
図3は、画像形成装置1により加工される媒体の例を示す図である。図3には、xy平面に沿って配置した媒体を-z方向に見た図が示されている。この媒体は、折られる前の状態であり、形状は矩形である。
【0038】
点P1、点P2、点P3、点P4は、いずれもこの媒体の隅である。辺E1は、媒体の四辺のうち、点P3と点P4とを結ぶ辺である。辺E2は、媒体の四辺のうち、点P1と点P2とを結ぶ辺であり、辺E1に対向する辺である。
【0039】
点P5は、点P1と点P3とを結ぶ辺の中点であり、点P6は、点P2と点P4とを結ぶ辺の中点である。点P1と点P5との距離、点P5と点P3との距離、点P2と点P6との距離、及び点P6と点P4との距離、はいずれも等しく距離L1である。
【0040】
図において、一点鎖線は山折り、破線は谷折りを示す。図3に示す点P5と点P6とを結ぶ一点鎖線は、媒体を二つ折りに折ったときに形成される折り目F1の山側を示している。
【0041】
図4は、図3に示す媒体を反対側から見た図である。図4には、xy平面に沿って配置した媒体を+z方向に見た図が示されている。図4において、点P5と点P6とを結ぶ破線は、媒体を二つ折りに折ったときに形成される折り目F1の谷側を示している。
【0042】
領域R1は、媒体の-z側の面のうち、辺E2から決められた範囲にある領域である。例えば、図4に示す領域R1は、辺E2からの距離が距離H1よりも短い領域である。
【0043】
第1画像M1は、画像形成部12により、媒体の+z側の面のうち、辺E1の一部に形成されたマーク等の画像である。この第1画像M1は、例えば、濃度、明度、色相、彩度等が、領域R1と異なる画像である。
【0044】
辺E1は、媒体の外縁であるため、画像形成部12は、媒体の内側から外側にわたって辺E1を横切るように第1画像を形成する、いわゆる縁無し印刷をする。例えば、中間転写ベルトにおいて媒体の外側に相当する位置に保持されたために、媒体に転写されずに残留した現像剤は、上述した清掃部126によって中間転写ベルトから取り除かれる。
【0045】
なお、画像形成部12は、図1に示す通り、折部131により折られる前の媒体に画像を形成する。したがって、この第1画像M1を形成する画像形成部12は、媒体が折部により折られる前に、媒体の辺の少なくとも一部に、第1位置から決められた範囲にある領域と異なる第1画像を形成する画像形成部の例である。
【0046】
この第1画像M1が形成された媒体は、折部131により辺E1が辺E2に合わさるように二つ折りにされ、これにより、この媒体には折り目F1が形成される。
【0047】
図5は、媒体が折られる様子を示す斜視図である。xy平面に沿って配置された媒体は、折り目F1が形成されるように折部131により折られる。このとき、媒体は、折り目F1の+z側が山側になるように折られるため、辺E2は、例えば、図5(a)に示す通り、矢印に沿って-z方向及び-y方向に移動して、辺E1に合わさる。これにより、図5(b)に示す通り、媒体には折り目F1が形成される。
【0048】
ここで辺E2は、辺E1を合わせる予め決められた位置(第1位置という)の例である。したがって、この媒体を、図3及び図4に示す通りに折る折部131は、媒体の辺がこの媒体の決められた第1位置に合わさるように折り目を形成して、この媒体を折る折部の例である。
【0049】
また、辺E1は、図5(b)に示す通り、折られた状態において、媒体の折り位置である折り目F1とは反対側の合わせ位置にある2辺のうちの一方の辺である。したがって、この辺E1に第1画像M1を形成するこの画像形成部12は、媒体の折り位置とは反対側の合わせ位置にある2辺のうち、少なくとも一方の辺に第1画像を形成する画像形成部の例である。
【0050】
また、折られたとき、合わせ位置の一方である辺E1に形成された第1画像M1と同じ画像は、合わせ位置の他方である辺E2にはない。つまり、この折部131は、画像形成部にて第1画像が形成された媒体を折ったときに、合わせ位置にある2辺のうち少なくとも一方の辺に形成された第1画像と同じ画像が他方の辺にない部分があるように媒体を折る折部の例である。
【0051】
図6は、実際の折り目にずれが生じたときの媒体を示す図である。図5に示す通りに折り方が設定されていても、実際に折部131で折るとしばしば設定とずれた折り目が形成されることがある。
【0052】
例えば、図6に示す通り、実際に折部131が媒体を折って形成した折り目F1aは、点P5aと点P6aとを両端とするものであり、図3に示す折り目F1よりも-x方向にずれている。また、折られた状態の媒体を-z方向に見ると、図6に示す通り、辺E1は、領域R1に重なっているが、辺E2に合っておらず、辺E1と辺E2とに隙間が生じている。
【0053】
この隙間のy軸方向に沿った距離は、図6に示す通り距離d1である。また、辺E1と折り目F1aとのy軸方向に沿った距離は、図6に示す通り距離L1aである。広げたときの媒体のy軸方向に沿った長さは距離L1の2倍であるから、距離L1aは、距離d1と、距離L1とから以下の式(1)で求められる。
L1a=L1-d1/2 ……(1)
【0054】
図7は、図6に示した折り目F1aを広げた媒体を示す図である。上述した通り、実際に折部131が媒体を折って形成した折り目F1aは設定された折り目F1よりも-x方向にずれており、そのy軸方向に沿った距離は、図7に示す通り距離d2である。距離L1aと距離d2との合計が距離L1であるため、距離d2は、距離d1を用いた以下の式(2)で求められる。
d2=d1/2 ……(2)
【0055】
第1画像M1が形成されていないときの辺E1が領域R1と、濃度、明度等において異ならない場合、第1画像M1を形成せずにこの媒体を折ると、辺E1が領域R1に埋没してしまい、その位置が特定されなくなる可能性がある。画像形成部12が領域R1と異なる第1画像M1を形成しているため、辺E1の位置は、図6に示す折られた状態の媒体を読取った画像から明確に特定される。
【0056】
プロセッサ11は、折られた状態の媒体を後処理部13の読取部132が読取ったときに、この読取り画像を取得する。上述した通り、辺E1には第1画像M1が形成されているため、プロセッサ11は、この読取り画像から辺E1と辺E2との位置を特定し、これらのy軸方向のずれを示す距離d1を計測する。
【0057】
そして、プロセッサ11は、計測した距離d1を上述した式(2)に当てはめて、折り目を移動させるべき距離である距離d2を推定する。距離d2を推定したプロセッサ11は、折り目の位置を、この距離d2だけ+y方向に移動させるように折部131を調整すればよい。このプロセッサ11は、折部により折られた状態の媒体を読取った画像を取得し、取得した画像から、第1画像と第1位置との距離を計測し、計測された距離に応じて、折部が媒体を折る位置を調整するプロセッサの例である。
【0058】
以上、説明した通り、画像形成装置1の画像形成部12は、辺E1の少なくとも一部に、第1位置である辺E2から決められた範囲にある領域R1と異なる第1画像M1を形成する。このため、後処理部13の折部131が媒体を折ったときに、本来合わさるべき辺E1と辺E2とにずれが生じても、辺E1の位置は、領域R1と第1画像M1との境界により明確に検知される。すなわち、辺E1の少なくとも一部に領域R1と異なる第1画像M1が形成されない場合に比べて、媒体に重なったときの辺E1の位置は見失われ難い。したがって、実施形態に係る画像形成装置1によれば、媒体の辺の位置は折られた状態で確認される。
【0059】
<変形例>
上述した実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は、互いに組合されてもよい。
【0060】
<1>
上述した実施形態において、画像形成部12は、辺E1の一箇所に第1画像M1を形成していたが、辺E1の2以上の位置にそれぞれ第1画像を形成してもよい。
【0061】
図8は、辺の2以上の位置に第1画像が形成された媒体の例を示す図である。図8に示す媒体は、画像形成部12により、辺E1の異なる2つの位置に、それぞれ第1画像M1、及び第1画像M2が形成されている。
【0062】
図9は、実際の折り目にずれが生じたときの媒体を示す図である。実際に折部131が図8に示す媒体を折って形成した折り目F1bは、図9に示す通り、点P5bと点P6bとを両端とするものであり、図8に示す折り目F1よりも-x方向にずれている。そして、さらにこの折り目F1bの方向は、折り目F1の方向と異なっている。
【0063】
折られた状態の媒体を-z方向に見ると、図9に示す通り、辺E1と辺E2とには隙間が生じており、さらに辺E1と辺E2とは平行でない。そのため、辺E1と辺E2とに生じた隙間は、-x方向の端部と、+x方向の端部とで異なる。例えば、図9に示す通り、点P1と点P3との隙間は距離d3であり、点P2と点P4との隙間は距離d4である。
【0064】
プロセッサ11は、図9に示す媒体を読取部132が読取った読取り画像から、辺E1に形成された第1画像M1を用いて、辺E1及び辺E2の位置及び方向をそれぞれ特定する。そして、プロセッサ11は、特定した辺E1及び辺E2の位置及び方向を用いて、読取り画像から距離d3、d4を計測する。
【0065】
上述した通り、画像形成部12は、辺E1の異なる2つの位置に、それぞれ第1画像M1、及び第1画像M2を形成する。そのため、媒体を折ったときに辺E1と辺E2とが平行でなくなったとしても、2つの第1画像M1、M2と、領域R1との境界を結ぶことで、媒体における辺E1の位置は明確になる。
【0066】
したがって、例えば、媒体を折部131に搬送する際に、いわゆるスキューが生じて媒体が斜めに搬送されたために、図9に示した通り、折る位置、及び方向の両方がずれたとしても、辺E1の位置及び方向は明確に検知される。この画像形成部12は、辺の2以上の位置に第1画像を形成する画像形成部の例である。
【0067】
図10は、図9に示した折り目F1bを広げた媒体を示す図である。上述した通り、実際に折部131が媒体を折って形成した折り目F1bは、設定された折り目F1よりも-x方向にずれていることに加えて、折り目F1と方向もずれているため、折り目F1bの-x方向の端部における点P5bと点P5との距離は距離d5であり、+x方向の端部における点P6bと点P6との距離は距離d6である。これら距離d5、d6は、上述した距離d3、d4から計算し得る。
【0068】
したがって、この場合、プロセッサ11は、計測した距離d3、d4を用いて、折り目を移動させるべき距離である距離d5、d6を推定し、これらに応じて折り目の位置を移動させるように折部131を調整すればよい。
【0069】
<2>
上述した実施形態において、媒体は、1つの折り目を形成する二つ折りにより折られていたが、2以上の折り目を形成して折られてもよい。
【0070】
図11は、三つ折りに折られる媒体の例を示す図である。図12は、図11に示す媒体を反対側から見た図である。図11には、xy平面に沿って配置した媒体を-z方向に見た図が示されている。この媒体は、折られる前の状態であり、形状は矩形である。
【0071】
点P1、点P2、点P3、点P4、辺E1、辺E2、及び第1画像M1は、図3に示すものと共通である。図11に示す点P9及び点P7は、点P1と点P3とを結ぶ辺を三等分する点であり、点P9は、点P7よりも-y方向に位置する。図11に示す点P10及び点P8は、点P2と点P4とを結ぶ辺を三等分する点であり、点P10は、点P8よりも-y方向に位置する。
【0072】
図11に示す点P9と点P10とを結ぶ一点鎖線は、媒体を三つ折りに折ったときに形成される折り目F2の山側を示している。また、図11に示す点P7と点P8とを結ぶ破線は、媒体を三つ折りに折ったときに形成される折り目F3の谷側を示している。
【0073】
折部131は、辺E1が折り目F3(この変形例における第1位置)に合わさるように、媒体を折る。これにより、媒体には、折り目F2が形成される。また、折部131は、折り目F2が辺E2(この変形例における第2位置)に合わさるように、折り目F2と異なる位置で媒体を折る。これにより、媒体には、折り目F3が形成される。したがって、この折部131は、折り目が媒体の決められた第2位置に合わさるように、この折り目と異なる位置でこの媒体を折る折部の例である。
【0074】
図11に示す領域R2は、媒体の+z側の面のうち、辺E2から決められた範囲にある領域である。例えば、図11に示す領域R2は、辺E2からの距離が距離H2よりも短い領域である。
【0075】
図12には、xy平面に沿って配置した媒体を+z方向に見た図が示されている。図12において、点P9と点P10とを結ぶ破線は、媒体を三つ折りに折ったときに形成される折り目F2の谷側を示している。また、図12に示す点P7と点P8とを結ぶ一点鎖線は、媒体を三つ折りに折ったときに形成される折り目F3の山側を示している。
【0076】
図12に示す領域R3は、媒体の-z側の面のうち、折り目F3から決められた範囲にある領域である。例えば、図12に示す領域R3は、折り目F3からの距離が距離H3よりも短い領域である。
【0077】
第1画像M1は、画像形成部12により、媒体の+z側の面のうち、辺E1の一部に形成されたマーク等の画像である。この第1画像M1は、例えば、濃度、明度、色相、彩度等が、領域R3と異なる画像である。
【0078】
第2画像M3は、画像形成部12により、媒体の+z側の面のうち、折り目F2の一部に形成されたマーク等の画像である。この第2画像M3は、例えば、濃度、明度、色相、彩度等が、領域R2と異なる画像である。
【0079】
なお、画像形成部12は、図1に示す通り、折部131により折られる前の媒体に画像を形成する。そして、折部131の折り動作には公差が認められているため、形成される折り目の正確な位置は、折る前から予測できない。そこで、画像形成部12は、折部131によって形成される折り目F2が形成されると予測される範囲に、その折り目F2に跨るように第2画像M3を形成する。
【0080】
この第2画像M3を形成する画像形成部12は、媒体が折部により折られる前に、この媒体の折り目の山側になる部分の少なくとも一部に、第2位置から決められた範囲にある領域と異なる第2画像を形成する画像形成部の例である。
【0081】
図13は、媒体が折られる様子を示す斜視図である。xy平面に沿って配置された媒体は、折り目F2、F3がそれぞれ形成されるように折部131により折られる。このとき、媒体は、折り目F2の+z側が山側になり、折り目F3の+z側が谷側になるように折られる。そのため、辺E2は、例えば、図13(a)に示す通り、矢印に沿って+z方向及び-y方向に移動して、折り目F2に合わさる。これにより、図13(b)に示す通り、媒体には折り目F3が形成される。
【0082】
また、折部131がさらに媒体を折ると、この媒体の折り目F3は、図13(b)に示す通り、矢印に沿って-z方向及び-y方向に移動して、辺E1に合わさる。その結果、媒体は、図13(c)に示す通り、折り目の方向に沿って見たときにアルファベットのZに似た形状になる。そのため、この三つ折りは、Z折りとも呼ばれる。
【0083】
図14は、実際の折り目にずれが生じたときの媒体を示す図である。図13に示す通りに折り方が設定されていても、実際に折部131で折るとしばしば設定とずれた折り目が形成されることがある。
【0084】
例えば、図14に示す通り、実際に折部131が媒体を折って形成した折り目F3aは、点P7aと点P8aとを両端とするものであり、図11に示す折り目F3よりも-x方向にずれている。また、折られた状態の媒体を-z方向に見ると、図14に示す通り、辺E1は、領域R3に重なっているが、折り目F3aに合っておらず、折り目F3aと辺E1とに隙間が生じている。折り目F3aと辺E1とのy軸方向に沿った距離は、図14に示す通り、距離d7である。
【0085】
また、図14に示す通り、実際に折部131が媒体を折って形成した折り目F2aは、点P9aと点P10aとを両端とするものであり、図11に示す折り目F2よりも-x方向にずれている。また、折られた状態の媒体を-z方向に見ると、図14に示す通り、折り目F2aは、領域R2に重なっているが、辺E2に合っておらず、折り目F2aと辺E2とに隙間が生じている。折り目F2aと辺E2とのy軸方向に沿った距離は、図14に示す通り、距離d8である。
【0086】
プロセッサ11は、図14に示す媒体を読取部132が読取った読取り画像から、辺E1に形成された第1画像M1を用いて、辺E1及び折り目F3aの位置を特定し、これにより、読取り画像から距離d7を計測する。
【0087】
また、プロセッサ11は、上述した読取り画像から、折り目F2aに形成された第2画像M3を用いて、辺E2及び折り目F2aの位置を特定し、これにより、読取り画像から距離d8を計測する。
【0088】
図15は、図12に示した折り目F2a、F3aをそれぞれ広げた媒体を示す図である。上述した通り、実際に折部131が媒体を折って形成した折り目F2a、F3aは、いずれも設定された折り目F2、F3よりも-x方向にずれており、そのy軸方向に沿った距離は、図15に示す通り距離d9、d10である。これら距離d9、d10は、上述した距離d7、d8から計算し得る。
【0089】
したがって、この場合、プロセッサ11は、計測した距離d7、d8を用いて、折り目を移動させるべき距離である距離d9、d10を推定し、これらに応じて折り目の位置を移動させるように折部131を調整すればよい。
【0090】
<3>
上述した変形例において、画像形成部12は、折り目F2の一箇所に第2画像M3を形成していたが、折り目F2の2以上の位置にそれぞれ第2画像を形成してもよい。この場合、画像形成部12は、折り目の2以上の位置に第2画像を形成する画像形成部の例である。2以上の第2画像のそれぞれと、領域R2との境界を結ぶことで、媒体における折り目F2の位置は明確に検知される。
【0091】
<4>
上述した通り、プロセッサ11は、印刷回数が決められた閾値を超える度に、中間転写ベルトに接触する位置に清掃部126を移動させて清掃を行わせてもよいが、画像形成部12が第1画像M1を形成するごとに清掃部126に中間転写ベルトの清掃を行わせてもよい。また、プロセッサ11は、画像形成部12が第1画像M1を形成するごとに、図示しない清掃機構を制御して、第1画像M1が形成された媒体が通過した経路を清掃させてもよい。この清掃機構や清掃部126は、画像形成部が、媒体に第1画像を形成するごとに、この媒体が通過した経路を清掃する清掃部の例である。
【0092】
<5>
上述した実施形態において、第1画像M1は、媒体の4つの辺のうち、辺E1にのみ形成されていたが、他の辺に形成されてもよい。ただし、画像形成部12は、折部131によって形成される折り目が交差するいずれの辺にも、いかなる画像をも形成しないことが望ましい。辺に画像を形成すると、辺からはみ出た領域にもトナー等の現像剤が供給されることが多いため、画像形成装置1の内部を汚す可能性が高まるからである。この場合、折部131は、画像形成部により第1画像が形成される辺のいずれの位置にも折り目が交差しないように媒体を折る折部の例である。
【0093】
<6>
上述した実施形態において、画像形成装置1のプロセッサ11によって実行されるプログラムは、折部、及び画像形成部を制御するコンピュータに、折部により折られた状態の媒体を読取った画像を取得するステップと、取得した画像から、第1画像と第1位置との距離を計測するステップと、計測された距離に応じて、折部が媒体を折る位置を調整するステップと、を実行させるためのプログラムの例である。
【0094】
このプログラムは、磁気テープ及び磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線経由でダウンロードされてもよい。
【符号の説明】
【0095】
1…画像形成装置、11…プロセッサ、12…画像形成部、120…給紙台、121…容器、122…搬送部、123…現像部、124…転写部、125…定着部、126…清掃部、13…後処理部、130…排紙台、131…折部、1310…ゲート、1311…搬送ローラ、1312…折ローラ、1313…折部材、132…読取部、E1…辺、E2…辺、F1…折り目、F1a…折り目、F1b…折り目、F2…折り目、F2a…折り目、F3…折り目、F3a…折り目、M1…第1画像、M2…第1画像、M3…第2画像。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15