(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-16
(45)【発行日】2024-07-24
(54)【発明の名称】入札参加資格申請審査システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20240101AFI20240717BHJP
【FI】
G06Q50/26
(21)【出願番号】P 2023004389
(22)【出願日】2023-01-16
【審査請求日】2024-02-22
(31)【優先権主張番号】P 2022004918
(32)【優先日】2022-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500349373
【氏名又は名称】ミラ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100125645
【氏名又は名称】是枝 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100145609
【氏名又は名称】楠屋 宏行
(74)【代理人】
【識別番号】100149490
【氏名又は名称】羽柴 拓司
(72)【発明者】
【氏名】森江 廣野
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-102877(JP,A)
【文献】特開2006-301945(JP,A)
【文献】特開2002-032522(JP,A)
【文献】特開2001-325382(JP,A)
【文献】田渕樹子,電子政府と電子情報,情報の科学と技術,日本,社団法人情報科学技術協会 Information Science and Technology Association,2003年02月01日,第53巻, 第2号,第87-92ページ,ISSN 0913-3801
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 -G06Q 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
国や自治体の入札に参加するための参加資格を得るために、業者等の申請者が、国や自治体の受付者に参加資格申請を行い、前記受付者が参加資格審査を行うための入札参加資格申請審査システムであって、複数の申請者が
、申請書と前記申請書に添付すべき複数種類の提出書類との送受信を行うために操作する
各申請者端末と、複数の受付者が
、前記申請書と前記複数種類の提出書類との送受信を行うために操作する
各受付者端末と、電気通信回線を介して、前記
各申請者端末と前記
各受付者端末との間を仲介する管理装置とを備え、前記管理装置は、申請者が
申請書をシステム上にアップロードすることで、前記
申請書に含まれる情報に基づいて、
この申請者が提出することが必要な提出書類
を申請者端末の画面に表示させる手段を備えることを特徴とする入札参加資格申請審査システム。
【請求項2】
管理装置は、受付者が参加資格審査を行う場合において、申請者が提出した複数種類の提出書類を受付者が受付者端末に表示させる際に、一つの画面の左右に二分割表示させると共に、左右に二分割された画面のそれぞれに、前記複数種類の提出書類を所定順に並べ替えて連結表示させる手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項3】
管理装置は、連結表示させる複数種類の提出書類について、受付者が受付者端末の画面に表示させたい提出書類を選択表示可能な手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項4】
管理装置は、受付者が受付者端末の画面に表示させたい提出書類を左右に二分割された画面の何れか一つの画面に表示させることに連動して、左右に二分割された画面の残る一つの画面に、前記表示させたい提出書類に関連する提出書類を自動的に表示させる手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項5】
管理装置は、受付者が参加資格審査を行う場合において、申請者が提出した複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった場合、受付者端末の画面上で不備があった提出書類に識別符号を付す手段を備えると共に、前記識別符号が付されたことに連動させて、不備があった提出書類の書類名を受付者端末の画面のコメント表示領域に表示させる手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項6】
管理装置は、受付者端末の画面上で不備があった提出書類に識別符号が付された状態で審査情報が更新されたことに連動させて、提出書類の内容に不備があったことの通知を申請者端末に送信し、前記通知の内容を申請者がシステム上で確認する際、申請者端末の画面上に、内容に不備があった提出書類の書類名を表示させる手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項7】
管理装置は、複数種類の提出書類のうち、有効期限のある提出書類については、有効期限の管理を行うと共に、前記有効期限のある提出書類を提出した申請者と前記有効期限のある提出書類を受領した受付者との少なくとも何れか一方に対して有効期限の告知を所定時期に行う手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項8】
管理装置は、申請者が複数の受付者のうち何れか一つの受付者に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、一乃至複数の他の受付者への参加資格申請が可能かどうかの判定を行い、申請可能であると判定した場合においては、前記申請者に前記一乃至複数の他の受付者へ前記複数種類の提出書類の提出が可能であることの告知を行い、前記申請者が前記一乃至複数の他の受付者へ前記複数種類の提出書類の提出を希望する場合においては、前記複数種類の提出書類を前記一乃至複数の他の受付者へ送信する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項9】
管理装置は、申請者が複数の受付者のうち何れか一つの受付者に提出した複数種類の提出書類を、一乃至複数の他の受付者へ送信した場合において、前記何れか一つの受付者が参加資格審査を行い、前記複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった際には、前記一乃至複数の他の受付者へ不備があったことの情報を送信する手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の入札参加資格申請審査システム。
【請求項10】
管理装置は、複数の受付者のうち、共通の申請書類と共通の提出書類とを使用して入札参加資格申請の審査を行うことが可能な複数の受付者がある場合においては、これら複数の受付者を共同申請可能な複数の受付者として予め登録しておくと共に、申請者が申請を行う際に申請者端末に共同申請可能な複数の受付者としての表示を行い、共同申請可能な複数の受付者への申請を申請者が行う場合においては、前記共同申請可能な複数の受付者のうちの何れか一つの受付者を主たる受付者として申請者が選択した上で、前記共通の申請書類と前記共通の提出書類とについては共同申請書類としてシステム上に申請者がアップロードし、前記共通の申請書類と前記共通の提出書類とを除いて各受付者に提出が必要な個別の提出書類については申請者が申請を行う各受付者への提出書類として申請者がシステム上にアップロードすることで、前記主たる受付者においては、提出済みの共通の申請書類、提出済みの共通の提出書類、提出済みの主たる受付者への個別の提出書類の審査を行うことができると共に、前記主たる受付者を除くその他の受付者においては、その他の受付者にそれぞれ提出された個別の提出書類の審査を行うことができ、且つ、主たる受付者が行った提出済みの共通の申請書類と提出済みの共通の提出書類の審査結果を共同申請可能な複数の受付者のうち、申請者が申請を行う複数の受付者の
各受付者端末で共有できる手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の入札参加資格申請審査システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、国や自治体の入札に参加するための入札参加資格申請とその審査において、複数の申請者と複数の受付者の負担を著しく軽減可能な入札参加資格申請審査システムに関する。
【背景技術】
【0002】
国や自治体は、公共事業や物品調達を行う際に、その請負先や調達先を公募し、複数の業者等に競争して応募させて、それらの中で最も有利な条件を示した業者等と契約を結ぶ、いわゆる入札方式を取るのが一般的である。この入札に応札するためには、事前に入札参加資格を得ておく必要がある為、業者等の申請者は応札を希望する国や自治体の受付者に入札参加資格を得るための申請書と、申請書に添付すべき複数種類の提出書類とを提出する。そして、受付者の担当者は申請者から提出された申請書と複数種類の提出書類とに基づいて審査を行い、審査を通過したものに入札参加資格を与えている。
入札参加資格の申請に必要な書類は、その内容や書式が自治体毎に、また申請する資格の種類毎に異なっているのが一般的である。そして、入札参加資格申請は数年(1年~4年)経過する毎に改めて行う必要がある。
従来、入札参加資格の申請は書類で行われていた為、申請者はその都度、申請用紙等の取得に役所等に出向き、書類を作成した上で、再び役所等に出向いて窓口に提出するか郵送にて提出しなければならなかった。また、審査を行う受付者の担当者も、複数の申請者から受付けた膨大な申請書類を処理しなければならず、多大な労力がかかると共に、申請書類の管理、保管にも手間がかかるという問題があった。
そこで、近年、入札参加資格の申請と審査をWEBシステム上で行う技術が各種開発されている。
このような入札参加資格の申請と審査をWEBシステム上で行う従来技術として、例えば、下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1は、入札参加資格申請方法に関する技術で、各地方自治体等が主催する入札に関連した事務処理を、入札主催者及び入札参加資格申請者の双方が、従来方法に比べて格段に能率的に行えると共に、ペーパーレス化に伴う大きな便益も得られるというメリットがある。
しかしながら、上記特許文献1に示す技術においては、あくまで申請書に関する手間を改善できるだけで、申請書に添付すべき複数種類の提出書類に関する手間を改善できる構成は何ら開示されておらず、複数種類の提出書類に関する手間が依然として残るという問題があった。
また、複数の受付者間で情報を共有できるような仕組みに関する構成は全く開示されていないことから、複数の受付者間での業務の効率化を図ることができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は上記従来における問題点を解決し、申請書と申請書に添付される複数種類の提出書類との両方について、申請者と受付者の双方にとっての負担を著しく軽減可能であると共に、複数の受付者間で情報を共有できることで、複数の受付者間での業務の効率化も図ることが可能な入札参加資格申請審査システムの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するため、本発明の入札参加資格申請審査システムは、国や自治体の入札に参加するための参加資格を得るために、業者等の申請者が、国や自治体の受付者に参加資格申請を行い、前記受付者が参加資格審査を行うための入札参加資格申請審査システムであって、複数の申請者が、申請書と前記申請書に添付すべき複数種類の提出書類との送受信を行うために操作する各申請者端末と、複数の受付者が、前記申請書と前記複数種類の提出書類との送受信を行うために操作する各受付者端末と、電気通信回線を介して、前記各申請者端末と前記各受付者端末との間を仲介する管理装置とを備え、前記管理装置は、申請者が申請書をシステム上にアップロードすることで、前記申請書に含まれる情報に基づいて、この申請者が提出することが必要な提出書類を申請者端末の画面に表示させる手段を備えることを第1の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第1の特徴に加えて、管理装置は、受付者が参加資格審査を行う場合において、申請者が提出した複数種類の提出書類を受付者が受付者端末に表示させる際に、一つの画面の左右に二分割表示させると共に、左右に二分割された画面のそれぞれに、前記複数種類の提出書類を所定順に並べ替えて連結表示させる手段を備えることを第2の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第2の特徴に加えて、管理装置は、連結表示させる複数種類の提出書類について、受付者が受付者端末の画面に表示させたい提出書類を選択表示可能な手段を備えることを第3の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第3の特徴に加えて、管理装置は、受付者が受付者端末の画面に表示させたい提出書類を左右に二分割された画面の何れか一つの画面に表示させることに連動して、左右に二分割された画面の残る一つの画面に、前記表示させたい提出書類に関連する提出書類を自動的に表示させる手段を備えることを第4の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第1の特徴に加えて、管理装置は、受付者が参加資格審査を行う場合において、申請者が提出した複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった場合、受付者端末の画面上で不備があった提出書類に識別符号を付す手段を備えると共に、前記識別符号が付されたことに連動させて、不備があった提出書類の書類名を受付者端末の画面のコメント表示領域に表示させる手段を備えることを第5の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第5の特徴に加えて、管理装置は、受付者端末の画面上で不備があった提出書類に識別符号が付された状態で審査情報が更新されたことに連動させて、提出書類の内容に不備があったことの通知を申請者端末に送信し、前記通知の内容を申請者がシステム上で確認する際、申請者端末の画面上に、内容に不備があった提出書類の書類名を表示させる手段を備えることを第6の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第1の特徴に加えて、管理装置は、複数種類の提出書類のうち、有効期限のある提出書類については、有効期限の管理を行うと共に、前記有効期限のある提出書類を提出した申請者と前記有効期限のある提出書類を受領した受付者との少なくとも何れか一方に対して有効期限の告知を所定時期に行う手段を備えることを第7の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第1の特徴に加えて、管理装置は、申請者が複数の受付者のうち何れか一つの受付者に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、一乃至複数の他の受付者への参加資格申請が可能かどうかの判定を行い、申請可能であると判定した場合においては、前記申請者に前記一乃至複数の他の受付者へ前記複数種類の提出書類の提出が可能であることの告知を行い、前記申請者が前記一乃至複数の他の受付者へ前記複数種類の提出書類の提出を希望する場合においては、前記複数種類の提出書類を前記一乃至複数の他の受付者へ送信する手段を備えることを第8の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第8の特徴に加えて、管理装置は、申請者が複数の受付者のうち何れか一つの受付者に提出した複数種類の提出書類を、一乃至複数の他の受付者へ送信した場合において、前記何れか一つの受付者が参加資格審査を行い、前記複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった際には、前記一乃至複数の他の受付者へ不備があったことの情報を送信する手段を備えることを第9の特徴としている。
また、本発明の入札参加資格申請審査システムは、上記第1の特徴に加えて、管理装置は、複数の受付者のうち、共通の申請書類と共通の提出書類とを使用して入札参加資格申請の審査を行うことが可能な複数の受付者がある場合においては、これら複数の受付者を共同申請可能な複数の受付者として予め登録しておくと共に、申請者が申請を行う際に申請者端末に共同申請可能な複数の受付者としての表示を行い、共同申請可能な複数の受付者への申請を申請者が行う場合においては、前記共同申請可能な複数の受付者のうちの何れか一つの受付者を主たる受付者として申請者が選択した上で、前記共通の申請書類と前記共通の提出書類とについては共同申請書類としてシステム上に申請者がアップロードし、前記共通の申請書類と前記共通の提出書類とを除いて各受付者に提出が必要な個別の提出書類については申請者が申請を行う各受付者への提出書類として申請者がシステム上にアップロードすることで、前記主たる受付者においては、提出済みの共通の申請書類、提出済みの共通の提出書類、提出済みの主たる受付者への個別の提出書類の審査を行うことができると共に、前記主たる受付者を除くその他の受付者においては、その他の受付者にそれぞれ提出された個別の提出書類の審査を行うことができ、且つ、主たる受付者が行った提出済みの共通の申請書類と提出済みの共通の提出書類の審査結果を共同申請可能な複数の受付者のうち、申請者が申請を行う複数の受付者の各受付者端末で共有できる手段を備えることを第10の特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
上記第1の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、受付者に提出すべき複数種類の提出書類を申請者が容易に確認することができる。よって、申請者の提出時の作業負担を著しく軽減できると共に、受付者に提出すべき提出書類の提出漏れや、提出不要な提出書類を受付者に提出することを効果的に防止することができ、受付者の作業負担も著しく軽減することができる。
【0008】
また、上記第2の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、受付者が審査を行う際、複数種類の提出書類を逐一開いて確認する必要がなくなり、受付者の審査負担を著しく軽減できる。加えて、連結表示される複数種類の提出書類を左右に二分割表示させることが可能であることから、例えば、左側に表示させた提出書類と、右側に表示させた提出書類とを見比べながら審査を行うことができ、一段と受付者の審査負担を軽減できる。
【0009】
また、上記第3の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第2の特徴による作用効果に加えて、連結表示される複数種類の提出書類のうち、受付者が受付者端末の画面に審査上、重要となる表示させたい提出書類を迅速に表示させることが可能となる。よって、受付者の審査負担を著しく軽減できる。
【0010】
また、上記第4の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第3の特徴による作用効果に加えて、受付者が相互確認する必要がある二種類の提出書類を左右に二分割された画面に瞬時に表示させることが可能となる。よって、受付者の審査負担を著しく軽減できる。
【0011】
また、上記第5の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、申請者から提出された複数種類の提出書類について、各書類の審査後に内容に不備があった書類に都度しるしを付けることができる。よって、どの書類に不備があったかを受付者が忘れてしまうことを効果的に防止できる。また、審査途中或いは審査終了時に内容に不備があった書類をピックアップして受付者端末の画面に表示させることができる。よって、どれだけの書類に不備があったかを受付者が迅速に確認でき、受付者の審査負担を著しく軽減できる。
【0012】
また、上記第6の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第5の特徴による作用効果に加えて、申請者が、内容に不備があった提出書類がどの提出書類であったのかを迅速に確認することができる。よって、申請者の作業負担を著しく軽減できる。
【0013】
また、上記第7の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、有効期限がある(申請終了後、次の申請開始までの間に有効期限が切れて、再提出の必要がある)提出書類について、有効期限の到来を申請者或いは受付者の少なくとも一方に告知することができる。よって、申請者或いは受付者の少なくとも一方の有効期限の管理負担を著しく軽減できると共に、有効期限が過ぎた提出書類がそのままの状態になることを効果的に防止することができる。従って、申請者或いは受付者の少なくとも一方の作業負担を著しく軽減できる。
【0014】
また、上記第8の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、申請者に他の受付者への申請機会を知らせることができると共に、申請者が他の受付者への申請を希望する場合においては、複数種類の提出書類を申請者が他の受付者へ提出する手間を確実に省くことができる。よって、申請者にとって一段と利便性が高く、申請者の作業負担を著しく軽減可能なシステムとすることができる。
【0015】
また、上記第9の特徴による入札参加資格申請審査システムによれば、上記第8の特徴による作用効果に加えて、提出書類の内容に不備があったことの情報を他の受付者が共有できる。よって、他の受付者の審査負担を著しく軽減できると共に、複数の受付者間での業務の効率化も図ることが可能なシステムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムのシステム構成を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムの機能ブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける利用者の新規登録処理の流れを示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける新規登録時に表示される画面を示す図で、(a)はトップ画面を示す図、(b)はメールアドレス登録画面を示す図、(c)は申請者登録画面を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける申請書の提出処理の流れを示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける申請書画面を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける新規申請時に表示される画面を示す図で、(a)は申請先選択画面を示す図、(b)は申請書アップロード画面を示す図、(c)は提出書類アップロード画面を示す図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける申請書類及び提出書類の提出完了時に表示される同時提出画面を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける審査処理と修正処理の流れを示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける審査時に表示される画面を示す図で、(a)は審査対象選択画面を示す図、(b)は審査対象画面を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける審査時に表示される提出書類表示画面を示す図である。
【
図12】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける審査時に表示される画面を示す図で、(a)は審査結果画面を示す図で、(b)は補正内容確認画面を示す図である。
【
図13】本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムにおける申請書の提出処理の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システムを説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は特許請求の範囲に記載の本発明を限定するものではない。
【0018】
本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システム1は、
図1に示すように、電気通信回線10を介して、主として業者等の複数の申請者2、申請者3が、国や自治体の複数の受付者4、受付者5に対して入札参加資格の申請を行うことができると共に、申請を受け付けた複数の受付者4、受付者5が申請内容の審査を行うことが可能なシステムである。
なお、実際の入札参加資格申請審査システム1においては、申請者、受付者は、それぞれ二者以上存在するものであるが、
図1においては説明の便宜上、それぞれを代表する二者のみを図示するものとする。
【0019】
この入札参加資格申請審査システム1は、
図1に示すように、電気通信回線10と、申請者端末20及び申請者端末30と、受付者端末40及び受付者端末50と、サーバ60とで構成される。
【0020】
前記電気通信回線10は、いわゆるインターネット接続網であり、申請者端末20と、申請者端末30と、受付者端末40と、受付者端末50との間で各種情報のやり取りを可能とするための回線である。
【0021】
前記申請者端末20は、業者や個人事業主といった申請者2が操作する端末で、WEBアプリケーションを介して、本システム上の各種操作を行う。具体的には、主として、WEBアプリケーションを介して、サーバ60との間で申請者に関する情報データや、その他各種データを送受信する。
なお、ここで「申請者に関する情報データ」とは、申請者の商号又は名称、所在地、電話番号、メールアドレス、法人番号など、申請者自身に関連する情報データを意味するものである。また、サーバ60によって申請者2に個別に割り当てられるIDやログインパスワードなども含む概念である。また、そのデータ形式は、静止画像、動画、音声、音楽等、電子データとして送受信可能なデータ全てを含む概念である。
また、本実施形態においては、申請者端末20として、パーソナルコンピュータを用いる構成としてある。勿論、このような構成に限るものではなく、移動体通信端末(例えば、携帯電話)等、電気通信回線10と接続可能な各種端末を用いることができる。
【0022】
この申請者端末20は
図2(a)に示すように、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25とで構成される。
【0023】
前記制御部21は、CPU(Central Processing Unit)からなり、記憶部22に格納されているOS(Operating System)や各種プログラムに基づき、本システムの制御や各種処理の指示を行うためのものである。
【0024】
前記記憶部22は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含み、制御部21が各部を制御するための制御プログラムや各種データ等を記録するためのものである。
【0025】
前記通信部23は、電気通信回線10を介してサーバ60との間で各種データの送受信や各種処理コマンドの送信を行う機能やセキュリティ機能を申請者端末20に付与するためのものである。
【0026】
前記表示部24は、主として、申請者端末20で入出力を行う各種データや、サーバ60との間で送受信する各種データを表示するためのもので、LCD(Liquid Crystal Display)等からなるディスプレイと、これを駆動するためのディスプレイ駆動回路を備える。このディスプレイ駆動回路は、申請者端末20が受信した信号データに基づいてディスプレイを駆動する。これによってディスプレイに画像データや文字データ等の各種情報が表示される。なお、表示されるデータは、画像データ、文字データ、音声データ、動画データ等、如何なる形式のデータであってもよい。
【0027】
前記操作部25は、申請者端末20の各種操作や各種指示を行うためのもので、例えばキーボードやタッチパネル、操作ボタン等で形成される。
【0028】
申請者2が提供する各種情報データは、この申請者端末20を用いて電気通信回線10を介してサーバ60に送信されて記録される。
【0029】
なお、前記申請者端末30は、操作する主体が申請者2とは異なり申請者3となるだけで、その構成や機能等は既述した申請者端末20と同様であることから、制御部31、表示部34、操作部35を含み、同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、詳細な説明は省略するものとする。
【0030】
前記受付者端末40は、国や自治体の受付者4の担当者が操作する端末で、WEBアプリケーションを介して、本システム上の各種操作を行う。具体的には、主として、WEBアプリケーションを介して、サーバ60との間で受付者に関する情報データや、その他各種データを送受信する。
なお、ここで「受付者に関する情報データ」とは、受付者の名称、電話番号、担当者のメールアドレスなど、受付者自身に関連する情報データを意味するものである。また、システム運営会社によって受付者4に個別に割り当てられるIDやログインパスワードなども含む概念である。また、そのデータ形式は、静止画像、動画、音声、音楽等、電子データとして送受信可能なデータ全てを含む概念である。
また、本実施形態においては、受付者端末40として、パーソナルコンピュータを用いる構成としてある。勿論、このような構成に限るものではなく、移動体通信端末(例えば、携帯電話)等、電気通信回線10と接続可能な各種端末を用いることができる。
なお、前記受付者端末40は、操作する主体が申請者2とは異なり受付者4となるだけで、その構成や機能等は既述した申請者端末20と同様であることから、制御部41、表示部44、操作部45を含み、同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、詳細な説明は省略するものとする。
また、前記受付者端末50も、操作する主体が申請者2や受付者4とは異なり受付者5となるだけで、その構成や機能等は既述した申請者端末20や受付者端末40と同様であることから、制御部51、表示部54、操作部55を含み、同一部材、同一機能を果たすものには同一番号を付し、詳細な説明は省略するものとする。
【0031】
受付者4が提供する各種情報データは、この受付者端末40を用いて電気通信回線10を介してサーバ60に送信されて記録される。
【0032】
前記サーバ60は、入札参加資格申請審査システム1の運営者が管理するサーバで、入札参加資格申請審査システム1を管理、運営する管理装置として機能するものである。より具体的には、主として、申請者端末20、申請者端末30、受付者端末40、受付者端末50との間の情報のやり取りを仲介する機能を果たすものである。このサーバ60は
図2(b)に示すように、主として制御部61と、記憶部62と、通信部63とで構成される。
なお、ここで「運営者が管理する」とは、運営者が直接的に管理する場合と、運営者が間接的に管理する場合の両方を含む概念である。より具体的には、運営者が自ら所有するサーバ60で本システムを管理、運用する場合と、第三者が所有するサーバ60を用いて本システムを管理、運用する場合の両方を含む概念である。
【0033】
前記制御部61は、入札参加資格申請審査システム1を運営、管理するプログラムを保有すると共に、本システムを運営、管理するための所定の処理を行う。
本実施形態においては、制御部61は、主に以下の処理を行う。より具体的には、主に以下の処理を行うためのプログラムに基づいた各種コマンドを実行する。
つまりは、制御部61は、本発明に係る以下の処理を行うための手段を構成する。
なお、以下の説明においては、入札参加資格申請審査システム1の登録ユーザーとして申請者2、3、受付者4、5が登録済みであり、申請者2が受付者4に入札参加資格の申請を行うと共に、受付者4が審査を行う場合について説明するものとする。
【0034】
本システムを機能させるための申請者情報、受付者情報、申請区分情報、申請・審査情報、申請書情報、提出書類情報をそれぞれ登録(記録)する処理と、登録された各種情報を申請者端末20、30、受付者端末40、50に表示させる処理である。
また、申請者2が申請書類をシステム上にアップロードすることで、申請書類に含まれる情報に基づいて、申請者2が提出することが必要な提出書類を申請者端末20の画面に表示させる処理である。
【0035】
また、受付者4が申請者2の参加資格審査を行う場合において、申請者2が提出した複数種類の提出書類を受付者4が受付者端末40に表示させる際に、一つの画面の左右に二分割表示させると共に、左右に二分割された画面のそれぞれに、複数種類の提出書類を所定順に並べ替えて連結表示させる処理である。
また、連結表示させる複数種類の提出書類について、受付者4が受付者端末40の画面に表示させたい提出書類を選択表示させる処理である。
また、受付者4が受付者端末40の画面に表示させたい提出書類を左右に二分割された画面の何れか一つの画面に表示させることに連動して、左右に二分割された画面の残る一つの画面に、表示させたい提出書類に関連する提出書類を自動的に表示させる処理である。なお、ここで「関連する」とは、相互に確認することが必要である関係性を有するという意味である。
【0036】
また、受付者4が参加資格審査を行う場合において、申請者2が提出した複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった場合、受付者端末40の画面上で不備があった提出書類に識別符号を付す処理である。加えて、識別符号が付されたことに連動させて、不備があった提出書類の書類名を受付者端末40の画面のコメント表示領域に表示させる処理である。
また、受付者端末40の画面上で不備があった提出書類に識別符号が付された状態で審査情報が更新されたことに連動させて、提出書類の内容に不備があったことの通知を申請者端末20に送信し、通知の内容を申請者2がシステム上で確認する際、申請者端末20の画面上に、内容に不備があった提出書類の書類名を表示させる処理である。
【0037】
また、申請者2が提出した複数種類の提出書類のうち、有効期限のある提出書類については、有効期限の管理を行うと共に、有効期限のある提出書類を提出した申請者2と有効期限のある提出書類を受領した受付者4との少なくとも何れか一方に対して有効期限の告知を所定時期に行う処理である。
【0038】
また、申請者2が複数の受付者4、5のうち何れか一つの受付者4に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、他の受付者5への参加資格申請が可能かどうかの判定を行い、申請可能であると判定した場合においては、申請者2に他の受付者5へ複数種類の提出書類の提出が可能であることの告知を行い、申請者2が他の受付者5へ複数種類の提出書類の提出を希望する場合においては、複数種類の提出書類を他の受付者5へ送信する処理である。
また、申請者2が複数の受付者4、5のうち何れか一つの受付者4に提出した複数種類の提出書類を、他の受付者5へ送信した場合において、何れか一つの受付者4が参加資格審査を行い、複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった際には、他の受付者5へ不備があったことの情報を送信する処理である。
【0039】
また、申請者情報、受付者情報、申請区分情報、申請・審査情報、申請書情報、提出書類情報をそれぞれ登録する処理として、制御部61は、申請者2、3、受付者4、5に付与した固有のIDとパスワードとを記憶部62に記録させる処理を行う。
更に、本システムから申請者2、3、受付者4、5の登録を解除する場合には、解除する主体に関する各種情報(情報データ)を入札参加資格申請審査システム1から削除する処理を行う。
【0040】
また、制御部61は、既述した各処理に加えて、本システムを運営、管理するための汎用的な各種処理も行う。例えば、申請者端末20、30、受付者端末40、50がサーバ60の照合を得ることが必要なデータ(例えば、IDとパスワード等)についての認証処理も行う。
なお、本システムを運営、管理するために制御部61が行う処理や処理を行うための手段は、既述したものに限るものではなく、適宜変更、追加が可能である。
【0041】
前記記憶部62は、申請者端末20、30、受付者端末40、50に関わる情報等、予めサーバ60に記録させておくデータや各種プログラム、追加・修正のあったデータや各種プログラム等を記録させておく機能を有するものである。
本実施形態においては
図2(c)に示すように、記憶部62は、申請者データベース62aと、申請区分データベース62bと、受付者データベース62cと、申請・審査情報データベース62dとを備える。
【0042】
前記申請者データベース62aは、申請者2、3に関する情報を記録するためのものである。
申請者2、3に関する情報としては、本実施形態においては、既述したように、申請者2、3の商号又は名称、所在地、電話番号、メールアドレス、法人番号などがある。また、申請者2、3に個別に割り当てられるIDやログインパスワードなどがある。勿論、申請者2、3に関する情報はこれらに限るものではなく、他の情報を含める構成としてもよい。
【0043】
前記申請区分データベース62bは、申請者が申請する申請区分に関する情報を記録するためのものである。
本実施形態においては、申請区分に関する情報として、建設、コンサル、物品などの申請区分の名称や、申請可能な期間、申請書に添付すべき複数種類の提出書類などがある。
勿論、申請区分に関する情報はこれらに限るものではなく、他の情報を含める構成としてもよい。
【0044】
前記受付者データベース62cは、受付者4、5に関する情報を記録するためのものである。
受付者4、5に関する情報としては、本実施形態においては、既述したように、受付者4、5の名称、電話番号、担当者のメールアドレスなどがある。また、受付者4、5に個別に割り当てられるIDやログインパスワードなどがある。勿論、受付者4、5に関する情報はこれらに限るものではなく、他の情報を含める構成としてもよい。
【0045】
前記申請・審査情報データベース62dは、申請内容や審査内容に関する情報を記録するためのものである。
申請内容や審査内容に関する情報としては、本実施形態においては、申請番号、申請先の自治体名、申請先区分、申請者2、3の商号または名称、所在地、代表者名、審査結果、審査履歴、申請者2が提出した申請書、申請者2が提出した複数種類の提出書類、有効期限がある(申請終了後、次の申請開始までの間に有効期限が切れて、再提出の必要がある)提出書類の有効期限などがある。勿論、申請内容や審査内容に関する情報はこれらに限るものではなく、他の情報を含める構成としてもよい。
また、申請者が提出する申請書や複数種類の提出書類など、数量が膨大な数に及ぶものについては、サーバ60とは異なるファイル管理用サーバを新たに設置する構成としてもよい。
なお、申請者データベース62aと、申請区分データベース62bと、受付者データベース62cと、申請・審査情報データベース62dとに記憶されている各種データのうち、相互に紐づけが必要なデータについては、プログラムによって紐づけさせた上で各データベースに記憶させる構成としてある。
【0046】
前記通信部63は、電気通信回線10を介して申請者端末20、30、受付者端末40、50の間で各種データの送受信を行う機能を有するものである。
【0047】
次に、
図3~
図12を参照して、入札参加資格申請審査システム1の具体的な処理の流れをより詳細に説明する。
【0048】
まず、
図3、
図4を参照して、申請者2、3が入札参加資格申請審査システム1に登録する際の処理の流れを説明する。
既述したように、以下の説明においては、入札参加資格申請審査システム1の登録ユーザーとして申請者2、3、受付者4、5が登録を行い、申請者2が受付者4に入札参加資格の申請を行うと共に、受付者4が審査を行う場合について説明するものとする。
【0049】
まず、
図3、
図4を参照して、申請者2が入札参加資格申請審査システム1のユーザーとして登録する場合、
図4に示すシステムのトップ画面G1において、利用者登録のボタンBをクリックして新規登録を開始する(ステップS1)。すると、
図4(b)に示すように、申請者端末20にメールアドレス登録画面G2が表示され、メールアドレスの入力が要請される(ステップS2)。その後、申請者2が入力欄Nにメールアドレスを入力後、登録のボタンBをクリックすることで、申請者2のメールアドレスがサーバ60に送信される。そして、申請者2のメールアドレスを受信したサーバ60は、システムのURLが記載されたメールを申請者2へと送信する(ステップS3、ステップS4)。
その後、申請者2はサーバ60から受信したメールを開き、本文中にあるURLをクリックすることで、
図4(c)に示す申請者登録画面G3が申請者端末20に表示される。そして、申請者2が申請者登録画面G3にある所定のチェックボックスCにチェックを行うと共に、入力欄Nに所定項目を入力後、登録のボタンBをクリックすることで、サーバ60に申請者2の情報が送信される(ステップS5、ステップS6)。
その後、サーバ60が申請者2の情報を受信することで、申請者2に固有のIDとパスワードが発行されると共に、固有のIDとパスワードとが申請者データベース62aに記録される(ステップS7)。なお、本実施形態においては、申請者2が入力したメールアドレスを申請者2に固有のIDとして用い、申請者2が入力したパスワードを申請者2に固有のパスワードとして用いる構成としてある。
そして、サーバ60は、申請者2に利用者として登録が完了した旨のメッセージを送信し、申請者2がそのメッセージを受信する(ステップS8、ステップS9)。
以上により、入札参加資格申請審査システム1への申請者2のユーザー登録処理が完了する。
なお、本入札参加資格申請審査システム1においては、申請者2にIDとパスワードが一度割り当てられると、そのIDとパスワードを共通ID及び共通パスワードとして、複数の受付者への申請も可能な構成としてある。
また、申請者3の入札参加資格申請審査システム1へのユーザー登録の処理の流れは、既述した申請者2の場合と同様であることから、以下詳細な説明は省略するものとする。
また、本入札参加資格申請審査システム1においては、受付者4、受付者5の利用者登録は、システムの運営者が別途行う構成としてある。
【0050】
次に、
図4、
図5~
図8を参照して、申請者2が新規に受付者4に入札参加資格の申請を行う際の処理の流れを説明する。
【0051】
まず、
図5、
図6を参照して、申請者2は受付者4の自治体のホームページから、申請書画面G4に示すような、入札参加資格の申請区分に適応した申請書をダウンロードし、申請書の作成を行う(ステップS10)。具体的には、
図6に示す申請書画面G4にある入力欄Nに所定項目を記入し、選択項目(図示しない)を選択する。
この際、本入札参加資格申請審査システム1においては、予め運営会社が自治体毎(受付者毎)にカスタマイズした申請書(具体的には、エクセル形式の申請書)を使用する構成としてある。
次に、
図4(a)に示すトップ画面G1のログイン領域に自身のIDとパスワードを入力し、ログインのボタンBをクリックすることで入札参加資格申請審査システム1へのログインを行う(ステップS11)。
そして、
図7(a)に示す申請先選択画面G5から申請を行いたい申請先(本実施形態においては左側の受付者4)の新規申請のボタンBをクリックし、その後表示される画面(図示しない)内において申請する区分(建設、コンサル、物品)を選択する(ステップS12)。すると
図7(b)に示す申請書アップロード画面G6が表示される為、予め準備しておいた申請書のアップロードを行う。具体的には、申請書アップロード画面G6において、参照のボタンBをクリックし、申請者端末20内に保存してある申請書データを選択した後、申請書の登録のボタンBをクリックする。これにより、申請者2の申請書が本システムにアップロードされる(ステップS13)。
次に、サーバ60は、アップロードされた申請書に修正が必要かどうかの確認を行う(ステップS14)。なお、本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システム1においては、申請書に記入漏れなどがあり、修正が必要な場合は、申請者2に修正を促す表示を行い、修正されない場合にはその後の処理に進めない構成としてある(ステップS15)。なお、申請者2に修正を促す表示を行う構成としては、例えば、申請者2が申請書の登録のボタンBをクリックした後、申請者端末20の画面に申請書を表示させると共に、修正が必要な項目欄に色を付けて表示する構成とすることができるが、このような構成に限るものではなく、申請者2に修正を促す表示を行うことができるものであれば適宜変更可能である。
【0052】
上記ステップS14において、サーバ60が、アップロードされた申請書に修正が必要ないと判断した場合においては、申請者2に申請書に添付すべき複数種類の提出書類の提出を要請する(ステップS16)。具体的には、
図7(c)に示す提出書類アップロード画面G7を申請者端末20に表示させて、必要な提出書類の提出を要請する。
この際、本実形態においては、申請者2がシステム上にアップロードした申請書類に含まれる情報(申請者が記載した項目や、申請者が選択した項目)に基づいて、申請者2が提出することが必要な提出書類だけを申請者端末20の画面に表示させる(申請者2が提出することが必要な提出書類だけを申請者2が申請者端末20を介して認識できる)構成としてある。例えば、申請者2が申請書内に申請者の営業所として、主たる営業所(本社)を記載した場合においては、必要な提出書類として委任状の項目が申請者端末20に表示されず、契約する営業所(本社以外の営業所)を記載した場合においては、必要な提出書類として委任状の項目が申請者端末20に表示されるような構成である。このような構成は予めプログラミングすることで可能となる。
つまり、申請書の入力内容や選択内容によって、プログラムを介して、申請者端末20に表示される申請者2が提出すべき提出書類の内容や数が変動する構成となっている。
なお、申請者2が提出することが必要な提出書類だけを申請者端末20の画面に表示させる(申請者2が提出することが必要な提出書類だけを申請者2が申請者端末20を介して認識できる)構成は、例えば、提出が必要な提出書類だけを申請者端末20に表示させる構成や、提出が必要な提出書類と提出が不要な提出書類とが一覧表示されるが提出が必要な書類だけを着色表示させる構成など、適宜変更可能である。
そして、申請者2が、提出書類アップロード画面G7の参照のボタンBを利用して各提出書類(具体的には、予めPDF(Portable Document Format)形式にデータ化した各提出書類)を選択した後、登録のボタンBをクリックすることで、複数種類の提出書類がアップロードされる(ステップS17)。この段階において、申請者2は、
図7(c)に示す提出書類の内容を確認するためのボタンBをクリックし、各提出書類が適切な提出書類になっているかどうかの確認を再度行う(ステップS18)。
同時に、サーバ60は、アップロードされた提出書類に修正が必要かどうかや、不足の書類がないかどうかの確認を行う(ステップS19)。なお、本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システム1においては、必要な提出書類の登録がなされていないなどがあり、修正が必要な場合は、申請者2に修正を促す表示を行い、修正されない場合にはその後の処理に進めない構成としてある(ステップS20)。なお、申請者2に修正を促す表示を行う構成としては、例えば、申請者2が
図7(c)に示す提出書類の内容を確認するためのボタンBをクリックした後、申請者端末20の画面に複数種類の提出書類の一覧を表示させると共に、修正が必要な提出書類の欄に色を付けて表示する構成とすることができるが、このような構成に限るものではなく、申請者2に修正を促す表示を行うことができるものであれば適宜変更可能である。
上記ステップS19において、サーバ60が、アップロードされた複数種類の提出書類に修正の必要がなく、不足もないと判断した場合においては、申請者2に申請するためのボタン(図示しない)のクリックを要請し、この要請に従い申請者2が申請するためのボタン(図示しない)をクリックすることで、申請書及び複数種類の提出書類が受付者4の受付者端末に送信される(ステップS21、ステップS22、ステップS23)。
以上により、申請者2が新規に受付者4に入札参加資格の申請を行う処理が完了する。
【0053】
なお、本実施形態においては、既述した申請者2が新規に受付者4に入札参加資格の申請を行う場合において、申請者2が提出する提出書類の中に有効期限がある(申請終了後、次の申請開始までの間に有効期限が切れて、再提出の必要がある)提出書類が含まれている場合においては、提出書類の有効期限の管理を行うと共に、有効期限のある提出書類を提出した申請者2と有効期限のある提出書類を受領した受付者4との少なくとも何れか一方に対して有効期限の告知を所定時期にメールにて行う構成としてある。
なお、有効期限の管理を行う方法としては、例えば、申請者2が申請する区分によって、経営規模等評価結果通知書(総合評定値通知)が提出書類に含まれる場合には、申請書内や提出書類をアップロードする画面内に審査基準日を記入する欄を設け、記入された審査基準日を申請者データベース62a、受付者データベース62c、申請・審査情報データベース62dの何れか一つに記憶させると共に、プログラムを介して有効期限の数か月前に申請者2と受付者4との少なくとも何れか一方に対して有効期限の告知をメールにて行う構成とすることができる。このような有効期限がある他の提出書類としては、例えば、建築、ガス、医療に関する各種免許がある。
【0054】
また、本実施形態においては、申請者2が複数の受付者4、5のうち何れか一つの受付者4に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、他の受付者5への参加資格申請が可能かどうかの判定を行い、申請可能であると判定した場合においては、申請者2に他の受付者5へ複数種類の提出書類の提出が可能であることの告知を行い、申請者2が他の受付者5へ複数種類の提出書類の提出を希望する場合においては、複数種類の提出書類を他の受付者5へ送信する構成としてある。
より具体的には、本実施形態においては、申請者2の申請書及び複数種類の提出書類が受付者4の受付者端末に送信された後に、
図8に示す同時提出画面G8を申請者端末20の画面に表示させる構成としてある。そして、申請者2が同時提出画面G8を介して、受付者4へ提出した複数種類の提出書類によって、他の受付者5への申請も可能であることを把握し、申請者2が同時提出を行うためのボタンBをクリックすることで、申請者2から受付者4に提出された複数種類の提出書類と同じ各提出書類が他の受付者5へ送信される構成としてある。
なお、何れか一つの受付者に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、他の受付者への参加資格申請が可能かどうかの判定方法としては、例えば、申請区分データベース62b、受付者データベース62cに予めシステムに登録済みの全ての受付者の申請区分とその申請区分の申請に必要な提出書類とを記憶させておき、プログラムを介して、申請者から実際に提出があった提出書類との照合を行うことで判定するような構成としてもよい。勿論、このような構成に限るものではなく、何れか受付者に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、他の受付者への参加資格申請が可能かどうかの判定ができるものであれば、如何なる方法を用いてもよい。
【0055】
次に、
図4、
図9~
図12を参照して、受付者4の担当者が申請者2から提出のあった申請書及び複数種類の提出書類の審査を行う際の処理の流れを説明する。
【0056】
まず、
図4(a)に示すトップ画面G1のログイン領域に受付者4のIDとパスワードを入力し、ログインのボタンBをクリックすることで入札参加資格申請審査システム1へのログインを行う(ステップS24)。
次に、
図10(a)に示す審査対象選択画面G9において、破線で示す選択領域Tに表示されている数字をクリックし、審査待ちの建設区分の一覧画面(図示しない)を表示させる。その後、一覧画面の中から、審査を行う対象を選択(クリック)し、審査を開始するためのボタン(図示しない)をクリックすることで、
図10(b)に示す審査対象画面G10が受付者端末40に表示される(ステップS25、ステップS26)。
その後、審査対象画面G10のダウンロード、詳細を表示、一括プレビューの各ボタンBをクリックし、申請者2が提出した申請書と、複数種類の提出書類の内容に間違いがないかどうか等の確認を行う(ステップS27)。
【0057】
この際、本実施形態においては、プログラムを介して、
図11(a)に示す提出書類表示画面G11のように、受付者4が参加資格審査を行う場合において、申請者2が提出した複数種類の提出書類を受付者4が受付者端末40に表示させる際に、一つの画面の左右に二分割表示させると共に、左右に二分割された画面のそれぞれに、複数種類の提出書類を所定順に並べ替えて連結表示させる構成を備えるシステムとしてある。
より具体的には、審査対象画面G10の一括プレビューのボタンBを受付者4の担当者が選択することで、
図11(a)に示す提出書類表示画面G11が開き、受付者4の担当者が左右に二分割された左側及び右側の画面において、プルダウンバーPからすべてという項目を選択した際に、申請者2が提出した複数種類の提出書類が一つの画面の左右に二分割表示されると共に、左右に二分割された画面のそれぞれに、複数種類の提出書類を所定順に並べ替えて連結表示(一括表示)させる構成としてある。
この際、図示していないが、本入札参加資格申請審査システム1においては、提出書類表示画面G11の左右に二分割された画面の少なくとも何れか一つの画面に申請者2が提出した申請書のデータをテキスト形式に変換したものも表示可能な構成としてある。
また、
図11(a)に示すように、左右に二分割表示させる際、それぞれの表示にスクロールバーSを設けることで、受付者4の担当者が所望の提出書類に移動可能な構成としてある。
【0058】
更に、本実施形態においては、プログラムを介して、連結表示させる複数種類の提出書類について、受付者4が受付者端末40の画面に表示させたい提出書類を選択表示可能な構成を備えるシステムとしてある。
より具体的には、
図11(b)に示すように、提出書類表示画面G12が開いた際、例えば受付者4の担当者が左右に二分割された左側の画面において、プルダウンバーPからすべてという項目を選択するのではなく、印鑑証明書を選択すると、印鑑証明書が左側の画面に瞬時に表示される構成としてある。
【0059】
加えて、本実施形態においては、プログラムを介して、受付者4が受付者端末40の画面に表示させたい提出書類を左右に二分割された画面の何れか一つの画面に表示させることに連動して、左右に二分割された画面の残る一つの画面に、表示させたい提出書類に関連する提出書類を自動的に表示させる構成を備えるシステムとしてある。
より具体的には、
図11(b)に示すように、提出書類表示画面G12が開いた際、例えば受付者4の担当者が左右に二分割された左側の画面において、プルダウンバーPからすべてという項目を選択するのではなく、印鑑証明書を選択すると、印鑑証明書が左側の画面に瞬時に表示されると共に、印鑑証明書と比較することが必要な使用印鑑届が右側の画面に瞬時に表示される構成としてある。
【0060】
また、ステップS27において、申請者2が提出した申請書と、複数種類の提出書類の内容に間違いがないかどうか等の確認を受付者4の担当者が行う際に、申請書、複数種類の提出書類の何れか一つの内容に修正する必要があると判断した場合においては、申請者2に差し戻す必要がある書類に受付者端末40の画面上で識別符号を付して選択を行った後、差し戻し要求をサーバ60へ送信する(ステップS28~ステップS30)。
より具体的には、まず
図11に示す左右に二分割された画面において、差し戻す必要がある書類の右側にあるチェックボックスCに識別符号としてのチェックを入れる。すると、この処理に連動して、
図12(a)に示す審査結果画面G13において、コメント表示領域である差し戻し理由を記入する入力欄Nに不備があった提出書類の書類名が自動的に入力され、表示される。
その後、審査結果画面G13において、申請を差し戻して補正要求を行う項目のチェックボックスCにチェックを入れ、審査結果を反映するためのボタンBをクリックすることで、差し戻し要求がサーバ60に送信される。この際、本システムにおいては、同時に、プログラムを介して、
図12(a)に示す審査結果画面G13の審査履歴を記入する入力欄Nに差し戻しがいつ行われたかの年号、日付が自動的に入力される構成としてある。
なお、図示していないが、申請書の内容に修正する必要があった場合においても、提出書類の場合と同様に、申請書が表示される画面内にあるチェックボックスCに識別符号としてのチェックを入れることで、
図12(a)に示す審査結果画面G13において、コメント表示領域である差し戻し理由を記入する入力欄Nに申請書と自動的に入力され、表示されることになる。
ここで、上記においては、審査で不備が発見された場合についての説明を行ったが、審査において、審査を途中で一端保留する場合や、審査で不備が発見されず登録を許可する場合においては、
図12に示す審査結果画面G13において、受付者4の担当者(審査官)が、審査中或いは申請を受理するためのチェックボックスCをクリックした後、審査結果を反映するためのボタンBをクリックすることで、審査中或いは申請を受理の結果が申請・審査情報データベース62dに記録され、
図12(a)に示す審査結果画面G13の審査履歴の入力欄Nに履歴が自動的に記入されると共に、
図10に示す審査対象選択画面G9の内容が更新される。このように、本入札参加資格申請審査システム1においては、
図10(a)に示すように、受付者4の担当者が申請状況や審査状況を逐一更新、確認できる構成を備えるものである。加えて、図示していないが、申請者端末20においても、申請者2が同一自治体内の自身の申請状況や、複数の自治体での自身の申請状況を確認できる構成としてある。
【0061】
更に、本実施形態においては、受付者端末40の画面上で不備があった提出書類に識別符号が付された状態で審査情報が更新されたことに連動させて、提出書類の内容に不備があったことの通知を申請者端末20に送信し、通知の内容を申請者2がシステム上で確認する際、申請者端末20の画面上に、内容に不備があった提出書類の書類名を表示させる構成を備えるシステムとしてある。
具体的には、ステップS30において受付者4の担当者が、審査結果を反映するためのボタンBをクリックすることで、サーバ60が差し戻し要求を受信し、差し戻し内容を送信者端末20にメールにて送信する(ステップS31、ステップS32)。その後、申請者2がメールを受信し、メール内に記載されているURLをクリックすることで、
図12(b)に示す補正内容確認画面G14が開く(ステップS33)。この際、補正内容確認画面G14の差し戻し理由が記載されるコメント表示欄Kに不備があった提出書類の書類名が表示される。
なお、申請書の内容に修正する必要があった場合においても、提出書類の場合と同様に、補正内容確認画面G14の差し戻し理由が記載されるコメント表示欄Kに申請書と表示されることになる。
【0062】
加えて、本実施形態においては、申請者2が受付者4に提出した複数種類の提出書類を、他の受付者5へ送信した場合においては、受付者4が参加資格審査を行い、複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった際には、他の受付者5へ不備があったことの情報を送信する構成を備えるシステムとしてある。
より具体的には、
図8に示す同時提出画面G8において、申請者2が同時提出を行うためのボタンBをクリックした場合においては、ステップS29、ステップS30において受付者4の担当者が差し戻す必要がある書類の右側にあるチェックボックスCにチェックを入れると共に、審査結果画面G13において、申請を差し戻して補正要求を行う項目のチェックボックスCにチェックを入れ、審査結果を反映するためのボタンBをクリックすることで、図示していないが、受付者4において申請者2に対して差し戻し要求がなされた事の連絡がサーバ60を介してメールにて受付者5の担当者に送信される。そして、メール内に記載のURLをクリックすることで、差し戻しの理由、差し戻しが必要な書類名が受付者5の受付者端末50に表示される構成としてある。
【0063】
その後、申請者2は、補正内容確認画面G14において修正が必要な書類が申請書であるのか、提出書類であるのか、或いはその両方なのかを確認した後(ステップS34)、修正後の書類をアップロードし、申請するためのボタン(図示しない)をクリックすることで再申請を行う(ステップS35、ステップS36)。なお、本実施形態においては、
図12(b)に示すように、修正が必要な書類が申請書と使用印鑑届である構成としてある。
そして、受付者4の担当者が再申請された書類(本実施形態においては、申請書と使用印鑑届)の内容の確認を行い、修正の必要がないと判断した場合においては、
図12(a)に示す審査結果画面G13において申請を受理する項目のチェックボックスCにチェックを入れ、審査結果を反映するためのボタンBをクリックすることで、審査終了となり、申請者2が受付者4の建設区分での入札参加資格を獲得すると共に、入札参加資格を獲得したことの通知が申請者端末に送信される(ステップS37)。
【0064】
以上の構成からなる本発明の実施形態に係る入札参加資格申請審査システム1は、以下の効果を奏する。
【0065】
申請者2が申請書類をシステム上にアップロードすることで、申請書類2に含まれる情報に基づいて、申請者2が提出することが必要な提出書類を申請者端末20の画面に表示させる構成を備えることで、受付者4に提出すべき複数種類の提出書類を申請者2が容易に確認することができる。よって、申請者2の提出時の作業負担を著しく軽減できると共に、受付者4に提出すべき提出書類の提出漏れや、提出不要な提出書類を受付者4に提出することを効果的に防止することができ、受付者4の担当者の作業負担も著しく軽減することができる。
より具体的には、従来の入札参加資格申請審査システムにおいては、申請者が提出する複数種類の提出書類を表示させる画面において、提出が必要な提出書類と、提出が不要な提出書類との全てを申請者端末に表示させ、その中から申請者が自ら必要な提出書類を確認し、提出する構成を備えるものが一般的であった。従って、申請者は、提出が必要か不要かの確認を逐一行う必要があるため、多大な作業負担が強いられると共に、場合によって、不要な提出書類を必要であると誤認し、提出してしまうような事態が生じるという問題があった。
これに対して、本発明の実施形態においては、申請者端末に表示される提出書類は、その申請者にとって提出が必要な提出書類だけしか表示されない構成であるため、従来のシステムにおける問題点を確実に解決できると共に、申請者にとって著しく利便性の高いシステムとすることができる。
【0066】
また、受付者4が参加資格審査を行う場合において、申請者2が提出した複数種類の提出書類を受付者4が受付者端末40に表示させる際に、一つの画面の左右に二分割表示させると共に、左右に二分割された画面のそれぞれに、複数種類の提出書類を所定順に並べ替えて連結表示させる構成を備えることで、受付者4の担当者が審査を行う際、複数種類の提出書類を逐一開いて確認する必要がなくなり、受付者4の担当者の審査負担を著しく軽減できる。加えて、連結表示される複数種類の提出書類を左右に二分割表示させることが可能であることから、例えば、左側に表示させた提出書類と、右側に表示させた提出書類とを見比べながら審査を行うことができ、一段と受付者4の担当者の審査負担を軽減できる。
【0067】
また、連結表示させる複数種類の提出書類について、受付者4の担当者が受付者端末40の画面に表示させたい提出書類を選択表示可能な構成を備えることで、連結表示される複数種類の提出書類のうち、受付者4の担当者が受付者端末40の画面に表示させたい審査上、重要となる提出書類を迅速に表示させることが可能となる。よって、受付者4の担当者の審査負担を著しく軽減できる。
【0068】
また、受付者4の担当者が受付者端末40の画面に表示させたい提出書類を左右に二分割された画面の何れか一つの画面に表示させることに連動して、左右に二分割された画面の残る一つの画面に、表示させたい提出書類に関連する提出書類を自動的に表示させる構成を備えることで、受付者4の担当者が相互確認する必要がある二種類の提出書類を左右に二分割された画面に瞬時に表示させることが可能となる。よって、受付者4の担当者の審査負担を著しく軽減できる。
更に、申請者2が申請状況や審査状況を確認できると共に、受付者4の担当者が受付状況や審査状況を確認できることで、申請書及び受付者の両者にとって利便性が高く、作業負担を著しく軽減可能なシステムとすることができる。
【0069】
また、受付者4の担当者が参加資格審査を行う場合において、申請者2が提出した複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった場合、受付者端末40の画面上で不備があった提出書類に識別符号を付すと共に、識別符号が付されたことに連動させて、不備があった提出書類の書類名を受付者端末40の画面のコメント表示領域(入力欄N)に表示させる構成を備えることで、申請者2から提出された複数種類の提出書類について、各書類の審査後に内容に不備があった書類に都度しるしを付けることができる。よって、どの書類に不備があったかを受付者4の担当者が忘れてしまうことを効果的に防止できる。また、審査途中或いは審査終了時に内容に不備があった書類をピックアップして受付者端末40の画面に表示させることができる。よって、どれだけの書類に内容に不備があったかを受付者4の担当者が迅速に確認でき、受付者4の担当者の審査負担を著しく軽減できる。
【0070】
また、受付者端末40の画面上で不備があった提出書類に識別符号が付された状態で審査情報が更新されたことに連動させて、提出書類の内容に不備があったことの通知を申請者端末20に送信し、通知の内容を申請者2がシステム上で確認する際、申請者端末20の画面上に、内容に不備があった提出書類の書類名を表示させる構成を備えることで、申請者2が、内容に不備があった提出書類がどの提出書類であったのかを迅速に確認することができる。よって、申請者2の作業負担を著しく軽減できる。
【0071】
また、複数種類の提出書類のうち、有効期限のある(申請終了後、次の申請開始までの間に有効期限が切れて、再提出の必要がある)提出書類については、有効期限の管理を行うと共に、有効期限のある提出書類を提出した申請者2と有効期限のある提出書類を受領した受付者4との少なくとも何れか一方に対して有効期限の告知を所定時期に行う構成を備えることで、有効期限がある提出書類について、有効期限の到来を申請者2或いは受付者4の担当者の少なくとも一方に告知することができる。よって、申請者2或いは受付者4の担当者の少なくとも一方の有効期限の管理負担を著しく軽減できると共に、有効期限が過ぎた提出書類がそのままの状態になることを効果的に防止することができる。従って、申請者2或いは受付者4の担当者の少なくとも一方の作業負担を著しく軽減できる。
【0072】
また、申請者2が受付者4に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、他の受付者5への参加資格申請が可能かどうかの判定を行い、申請可能であると判定した場合においては、申請者2に他の受付者5へ複数種類の提出書類の提出が可能であることの告知を行い、申請者2が他の受付者5へ複数種類の提出書類の提出を希望する場合においては、複数種類の提出書類を他の受付者5へ送信する構成を備えることで、申請者2に他の受付者5への申請機会を知らせることができると共に、申請者2が他の受付者5への申請を希望する場合においては、複数種類の提出書類を申請者2が他の受付5者へ提出する手間を確実に省くことができる。よって、申請者2にとって一段と利便性が高く、申請者2の作業負担を著しく軽減可能なシステムとすることができる。
【0073】
また、申請者2が受付者4に提出した複数種類の提出書類を、他の受付者5へ送信した場合において、受付者4が参加資格審査を行い、複数種類の提出書類のうち、一乃至複数種類の提出書類の内容に不備があった際には、他の受付者5へ不備があったことの情報を送信する構成を備えることで、提出書類の内容に不備があったことの情報を他の受付者5が共有できる。よって、他の受付者5の担当者の審査負担を著しく軽減できると共に、複数の受付者間での業務の効率化も図ることが可能なシステムとすることができる。
【0074】
なお、申請者2が受付者4に提出した複数種類の提出書類の内容に基づいて、他の受付者5への参加資格申請が可能かどうかの判定を行い、申請可能であると判定した場合においては、申請者2に他の受付者5へ複数種類の提出書類の提出が可能であることの告知を行う構成において、他の受付者が複数存在する場合は、例えば、
図8に示す同時提出画面G8に表示させる複数の他の受付者の表示順を、プログラムを介して一定の選択基準に沿って並べ替えるような構成を採用してもよい。一定の選択基準としては、例えば、申請期限までの日数が短いものを上位に優先表示或いは色を付けて表示する構成や、申請数が少ないものを上位に優先表示或いは色を付けて表示する構成や、申請者に予め告知の選択基準に関する条件を入力してもらい、その条件に沿うものを上位に優先表示或いは色を付けて表示する構成などがある。このような構成とすることで、申請者にとって一段と利便性の高いシステムとすることができる。
【0075】
また、複数種類の提出書類のうち、有効期限がある(申請終了後、次の申請開始までの間に有効期限が切れて、再提出の必要がある)提出書類については、有効期限の管理を行うと共に、有効期限がある提出書類を提出した申請者2と有効期限のある提出書類を受領した受付者4との少なくとも何れか一方に対して、有効期限の告知を行う構成において、既述した本発明の実施形態においては、申請者2と受付者4との少なくとも何れか一方にメールにて告知を行う構成としたが、告知方法は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。例えば、本実施形態の構成に替えて或いは加えて、受付者に対しては
図10(a)に示す審査対象選択画面G9などの審査結果状況を表示可能な画面において、件数を示す数字の上に注意喚起の旗のイラストなどの識別符号を表示させ、申請者に対しては図示しない過去の申請済み状況を表示可能な画面において、件数を示す数字の上に注意喚起の旗のイラストなどの識別符号を表示させる構成を用いることができる。このような構成とすることで、受付者や申請者が視覚で把握し易いシステムとすることができる。
【0076】
なお、本発明の入札参加資格申請審査システムは、既述した実施例の構成に限定されるものではなく、適宜追加の構成を備えるものとしてもよい。例えば、申請者が申請書及び複数種類の提出書類を受付者に提出し終わった際、受付者の担当者が審査を保留した際、受付者の担当者が審査を終了した際など、しかるべきタイミングで制御部61がプログラムを介して申請者(申請者端末)に状況報告証書(例えば、受付証書のようなもの)を発行、送信する(状況報告証書データを送信する)構成を備えるものであってもよい。このような構成を備えることで、申請者が自身の申請状況を一段と確実に把握できることになり、申請者にとって一段と利便性の高いシステムとすることができる。
【0077】
更には、複数の受付者のうち、共通の申請書類と共通の提出書類とを使用して入札参加資格申請の審査を行うことが可能な複数の受付者がある場合においては、これら複数の受付者を共同申請可能な複数の受付者として予め記憶部に登録しておくと共に、申請者が申請を行う際に申請者端末に共同申請可能な複数の受付者としての表示を行い、共同申請可能な複数の受付者への申請を申請者が行う場合においては、共同申請可能な複数の受付者のうちの何れか一つの受付者を主たる受付者として申請者が選択した上で、共通の申請書類と共通の提出書類とについては共同申請書類としてシステム上に申請者がアップロードし、共通の申請書類と共通の提出書類とを除いて各受付者に提出が必要な個別の提出書類については申請者が申請を行う各受付者への提出書類として申請者がシステム上にアップロードすることで、主たる受付者においては、提出済みの共通の申請書類、提出済みの共通の提出書類、提出済みの主たる受付者への個別の提出書類の審査を行うことができると共に、主たる受付者を除くその他の受付者においては、その他の受付者にそれぞれ提出された個別の提出書類の審査を行うことができ、且つ、主たる受付者が行った提出済みの共通の申請書類と提出済みの共通の提出書類の審査結果を共同申請可能な複数の受付者のうち、申請者が申請を行う複数の受付者の受付者端末で共有できる手段をサーバ60が有する構成としてもよい。
【0078】
より具体的には、上記構成を実施するための一実施形態としては、例えば、下記のような構成をサーバ60が備えた入札参加資格申請審査システムとすることができる。
申請者が申請を行う受付者を選択する際に、共通の申請書類と共通の提出書類とを使用して入札参加資格申請を行うことが可能な複数の受付者がある場合には、予め申請区分データベース62b、受付者データベース62cに共同申請可能な受付者として記憶させておくと共に、申請者端末に表示させる
図13(a)に示す申請先選択画面G15において、申請者が共同申請を選択できるような構成を設けておく。
そして、申請先選択画面G15において申請者が共同申請を選択した場合には、例えば、
図13(b)に示す共同申請選択画面G16を表示させる。この共同申請選択画面G16においては、共同申請が可能な複数の受付者(本実施形態においては受付者9-1~受付者9-6)を表示させると共に、その中でどの受付者に申請を希望するかの選択と、申請を希望する受付者のうち、どの受付者を主たる受付者とするかの選択が行えるような構成を設けておくことが必要である。なお、
図13(b)においては、チェックボックスCにチェックを入れることでこれらの選択が可能な構成としているが、このような構成に限るものではない。
そして、チェックボックスCにチェックを入れた後、
図13(b)に示す共同申請選択画面G16の申請開始のボタンBをクリックすることで、共同申請を開始できるような構成とすることができる。
【0079】
そして、
図13(b)に示す共同申請選択画面G16の申請開始のボタンBをクリックした後においては、図示していないが、まずは共同申請書類をシステム上へアップロードする処理が行われる。具体的には、共通の申請書類のアップロード画面において申請者が共通の申請書類のアップロードを行い、その後共通の提出書類のアップロード画面において共通の提出書類のアップロードを行う。この際、既述した実施形態と同様に、申請者がシステム上にアップロードした共通の申請書類に含まれる情報(申請者が記載した項目や、申請者が選択した項目)に基づいて、申請者が提出することが必要な共通の提出書類だけを申請者端末の画面に表示させる(申請者が提出することが必要な共通の提出書類だけを申請者が申請者端末を介して認識できる)構成とすることができる。
以上により、共通の申請書類と共通の提出書類とが共同申請書類としてシステム上にアップロードされる。なお、各書類に修正が必要であったり、不足の書類があったりした場合における処理は、既述した実施形態と同様の構成にて修正、追加の要請を行うような構成とすることができる。
その後、各受付者に提出が必要な個別の提出書類をシステム上へアップロードする処理が行われる。具体的には、各受付者に提出する個別の提出書類のアップロード画面において申請者が個別の提出書類のアップロードを行う。この際、既述した実施形態と同様に、申請者がシステム上にアップロードした共通の申請書類に含まれる情報(申請者が記載した項目や、申請者が選択した項目)に基づいて、申請者が提出することが個別の提出書類だけを申請者端末の画面に表示させる(申請者が提出することが必要な個別の提出書類だけを申請者が申請者端末を介して認識できる)構成とすることができる。また、共同申請書類の提出だけが必要で個別の提出書類の提出が不要な受付者がある場合においては、例えば、個別の提出書類のアップロードが不要な表示を申請者端末に表示させるような構成とすることができる。更には、個別の申請書類の提出が別途必要な受付者がある場合においては、個別の申請書類の提出が必要であることの表示を申請者端末に表示させると共に、個別の申請書類のアップロードが可能なアップロード画面を申請者端末に表示させて申請者がアップロードを行うような構成とすることができる。
以上により、個別の提出書類が各受付者への提出書類としてシステム上にアップロードされる。なお、各書類に修正が必要であったり、不足の書類があったりした場合における処理は、既述した実施形態と同様の構成にて修正、追加の要請を行うような構成とすることができる。
【0080】
その後、アップロードされた共通の申請書類、共通の提出書類、主たる受付者に個別に提出された提出書類の三種類の書類(共同申請書類の書類データ)については、サーバ60から主たる受付者の受付者端末に送信される。一方、各受付者への提出書類としてアップロードされた個別の提出書類(個別の提出書類データ)については、サーバ60から各受付者の受付者端末に送信される。
そして、主たる受付者においては、提出済みの共通の申請書類、提出済みの共通の提出書類、提出済みの主たる受付者に個別に提出された提出書類の三種類の書類の審査を行う。一方、主たる受付者を除く各受付者においては、各受付者に提出された提出書類の審査を行う。なお、受付者が受付者端末を用いて審査を行う際の具体的な処理の流れ(差し戻しも含めて)は既述した処理と同様の流れとすることができる。
その後、主たる受付者、主たる受付者を除く各受付者が申請を受理することで審査終了となり、申請者が申請区分での入札参加資格を獲得すると共に、入札参加資格を獲得したことの通知が申請者端末に送信される。
なお、主たる受付者が行った提出済みの共通の申請書類と提出済みの共通の提出書類の審査結果(差し戻しの場合と申請を受理する場合の両方を含む)については、共同申請可能な複数の受付者のうち、申請者が申請を行う複数の受付者の受付者端末で共有できる構成としてある。なお、共有できる構成としては、例えば、各受付者が審査結果を能動的に閲覧するアクションを起こした場合に共有できる構成や、主たる受付者が審査結果をサーバ60に送信することで他の受付者に審査結果データが自動的に送信される構成など、如何なる構成であってもよい。
【0081】
このような構成とすることで、複数の受付者のうち、共同申請書類(共通の申請書類と共通の提出書類)を使用して入札参加資格申請の審査を行うことが可能な複数の受付者がある場合において、まず申請者にとっては、従来申請を行う複数の受付者の全てに共同申請書類を提出することが必要であったところ、共同申請書類については1か所にだけ提出すればよいことになり、申請にかかる手間や時間、費用負担を著しく軽減することができると共に、提出忘れが発生することを効果的に防止することができる。また、主たる受付者を含めて申請を行う受付者のそれぞれに対して個別に提出することが必要な書類が明確となり、個別の提出書類の提出忘れが発生することを効果的に防止することができる。
一方、受付者にとっては、従来複数の受付者のそれぞれにおいて共同申請書類の受理と審査を行っていたところ、共同申請書類の受理と審査については主たる受付者だけが行えばよく、主たる受付者を除く他の受付者は個別の提出書類の受理と審査に専念でき、また共同申請書類の審査結果を他の受付者が共有できることで、申請書類の受理や審査にかかる人的負担や経済的負担、時間的な負担を著しく軽減することが可能となる。
【0082】
なお、上記の構成に加えて、共同申請可能な複数の受付者がある場合においては、主たる受付者として申請者から現在選択されている或いは過去に選択された区分、回数、時期などを申請者端末や受付者端末に表示させたり、申請者端末や受付者端末で確認できたりするような構成としてもよい。このような構成とすることで、共同申請可能な複数の受付者がある場合において、どの区分でどれくらい主たる受付者となっているか或いはなったかの実績を申請者や受付者が確認することが可能なシステムとすることができる。これによって、申請者にとっては、主たる審査をスムーズに行ってもらえるように主たる受付者としての経験が豊富な受付者を選択したり、主たる受付者として現在選択されている数(案件)が多い受付者については審査が遅れる可能性があるため、別の受付者を主たる受付者として選択したりする目安として上記情報(主たる受付者として申請者から現在選択されている或いは過去に選択された区分、回数、時期など)を利用可能なシステムとすることができる。また、受付者としては、例えば初めて主たる受付者として選択された場合において審査過程で疑問点や不明事項が生じた場合に、同一区分における主たる受付者としての審査経験が豊富な受付者に疑問点や不明事項を問い合わせるといった、複数の受付者間におけるコミュニケーション機会を創出することが可能で、それを基にして複数の受付者間において共通で利用する共同申請書類を後発的に改善、改良してよりよい共同申請書類とすることが可能なシステムとすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明によれば、入札参加資格の申請書と申請書に添付される複数種類の提出書類との両方について、申請者と受付者の双方にとっての負担を著しく軽減可能であると共に、複数の受付者間で情報を共有できることで、複数の受付者間での業務の効率化も図ることが可能なことから、入札参加資格申請審査システムの分野における産業上の利用性が高い。
【符号の説明】
【0084】
1 入札参加資格申請審査システム
2 申請者
3 申請者
4 受付者
5 受付者
10 電気通信回線
20 申請者端末
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 表示部
25 操作部
30 申請者端末
31 制御部
34 表示部
35 操作部
40 受付者端末
41 制御部
44 表示部
45 操作部
50 受付者端末
51 制御部
54 表示部
55 操作部
60 サーバ
61 制御部
62 記憶部
62a 申請者データベース
62b 申請区分データベース
62c 受付者データベース
62d 申請・審査情報データベース
B ボタン
C チェックボックス
G1 トップ画面
G2 メールアドレス登録画面
G3 申請者登録画面
G4 申請書画面
G5 申請先選択画面
G6 申請書アップロード画面
G7 提出書類アップロード画面
G8 同時提出画面
G9 審査対象選択画面
G10 審査対象画面
G11 提出書類表示画面
G12 提出書類表示画面
G13 審査結果画面
G14 補正内容確認画面
G15 申請先選択画面
G16 共同申請選択画面
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