(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-16
(45)【発行日】2024-07-24
(54)【発明の名称】行動習慣の改善を提供する管理システム
(51)【国際特許分類】
G16H 20/00 20180101AFI20240717BHJP
【FI】
G16H20/00
(21)【出願番号】P 2022580520
(86)(22)【出願日】2020-09-24
(86)【国際出願番号】 KR2020012931
(87)【国際公開番号】W WO2021261662
(87)【国際公開日】2021-12-30
【審査請求日】2023-02-03
(31)【優先権主張番号】10-2020-0078492
(32)【優先日】2020-06-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518402576
【氏名又は名称】オリーブ ヘルスケア インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】OLIVE HEALTHCARE INC.
【住所又は居所原語表記】(Munjeong-dong, Hanyang Tower), 4F, 12, Beobwon-ro 11-gil, Songpa-gu, Seoul 05836, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ソン ホ
(72)【発明者】
【氏名】キム,テ ミン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ア ラン
(72)【発明者】
【氏名】シン,ア ラム
(72)【発明者】
【氏名】グウォン,ジ ヤン
【審査官】今井 悠太
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-211134(JP,A)
【文献】特開2010-176242(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
行動習慣の改善を提供する管理サーバにおいて、
通信モジュールと、
行動習慣改善サービス提供プログラムが格納されたメモリと、
前記プログラムを実行するプロセッサとを含み、
前記プロセッサは、前記プログラムの実行により、
行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報と、前記行動パターン情報を履行しようとする期間情報とを入力させるユーザインターフェースをユーザ端末に提供し、
前記ユーザ端末から入力された前記行動パターン情報、期間情報及びユーザ識別情報をマッチングしてデータベースに格納し、
前記行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを生成し、前記行動パターンフィードを前記ユーザインターフェースを介して提供する、行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記ユーザ端末から予め設定された週期別に前記行動パターン情報の履行有無情報を受信し、
前記ユーザインターフェースを介して前記履行有無情報に基づいた前記行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供する、請求項1に記載の行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項3】
前記行動習慣は、改善が必要な悪い行動習慣を通称するカテゴリーであり、睡眠不足、食習慣問題、飲酒問題、禁煙問題、悪い関係及び集中力不足を含む、請求項1に記載の行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項4】
前記行動パターン情報は、
前記カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣が誘発される複数の事前条件、少なくとも1つの事前条件に取り替えて前記行動習慣を抑制する複数の解決策が階層的な構造で構成され、前記データベースに格納されたものである、請求項3に記載の行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記ユーザ端末から前記行動パターン情報の登録要請を受信する場合、前記ユーザインターフェースを提供し、
前記ユーザインターフェースは、
前記カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣を入力する第1の機能と、
前記行動習慣を誘発する少なくとも1つの事前条件を入力する第2の機能と、
前記事前条件に取り替えて前記行動習慣を抑制する少なくとも1つの解決策を入力する第3の機能と、
前記行動パターン情報を履行しようとする期間、開始日及び報告日を含む前記期間情報を入力する第4の機能とを含む、請求項3に記載の行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報のうち少なくとも1つが一致するユーザを1つのグループとしてマッチングする、請求項1に記載の行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項7】
前記プロセッサは、
事前に受信した認知行動治療(CBT)関連資格証のイメージを人工知能ベースで認識して専門家端末を承認し、
前記ユーザ端末から専門家マッチング要請を受信する場合、前記承認された専門家端末を、ユーザの行動習慣の改善をコーチングする専門家としてマッチングする、請求項1に記載の行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記専門家端末が提供したコーチングコンテンツに対して前記ユーザ端末の利用情報が確認される場合、前記専門家端末に前記コーチングコンテンツの利用情報に相応する補償を提供する、請求項7に記載の行動習慣の改善を提供する管理サーバ。
【請求項9】
行動習慣の改善を提供する管理サーバによって遂行される行動習慣の改善を提供する方法において、
(a)行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報と、前記行動パターン情報を履行しようとする期間情報とを入力させるユーザインターフェースをユーザ端末に提供するステップと、
(b)前記ユーザ端末から入力された前記行動パターン情報、期間情報及びユーザ識別情報をマッチングしてデータベースに格納するステップと、
(c)前記行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを生成し、前記行動パターンフィードを前記ユーザインターフェースを介して提供するステップとを含む、行動習慣の改善を提供する方法。
【請求項10】
前記ユーザ端末から予め設定された週期別に前記行動パターン情報の履行有無情報を受信するステップと、
前記ユーザインターフェースを介して前記履行有無情報に基づいた前記行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供するステップとをさらに含む、請求項9に記載の行動習慣の改善を提供する方法。
【請求項11】
前記行動習慣は、改善が必要な悪い行動習慣を通称するカテゴリーであり、睡眠不足、食習慣問題、飲酒問題、禁煙問題、悪い関係及び集中力不足を含む、請求項9に記載の行動習慣の改善を提供する方法。
【請求項12】
前記行動パターン情報は、
前記カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣が誘発される複数の事前条件、少なくとも1つの事前条件に取り替えて前記行動習慣を抑制する複数の解決策が階層的な構造で構成され、前記データベースに格納されたものである、請求項11に記載の行動習慣の改善を提供する方法。
【請求項13】
前記ステップ(a)は、
前記ユーザ端末から前記行動パターン情報の登録要請を受信する場合、前記ユーザインターフェースを提供し、
前記ユーザインターフェースは、
前記カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣を入力する第1の機能と、
前記行動習慣を誘発する少なくとも1つの事前条件を入力する第2の機能と、
前記事前条件に取り替えて前記行動習慣を抑制する少なくとも1つの解決策を入力する第3の機能と、
前記行動パターン情報を履行しようとする期間、開始日及び報告日を含む前記期間情報を入力する第4の機能とを含む、請求項11に記載の行動習慣の改善を提供する方法。
【請求項14】
前記行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報のうち少なくとも1つが一致するユーザを1つのグループとしてマッチングする、請求項9に記載の行動習慣の改善を提供する方法。
【請求項15】
事前に受信した認知行動治療(CBT)関連資格証のイメージを人工知能ベースで認識して専門家端末を承認し、
前記ユーザ端末から専門家マッチング要請を受信する場合、前記承認された専門家端末を、ユーザの行動習慣の改善をコーチングする専門家としてマッチングする、請求項9に記載の行動習慣の改善を提供する方法。
【請求項16】
前記専門家端末が提供したコーチングコンテンツに対して前記ユーザ端末の利用情報が確認される場合、前記専門家端末に前記コーチングコンテンツの利用情報に相応する補償を提供する、請求項15に記載の行動習慣の改善を提供する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、行動習慣の改善を提供する管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通信ネットワークとユーザ装置の発達により、ユーザ装置(スマートフォン、ウェアラブル装置など)を運動、学習、治療などの分野で習慣を管理するために活用する場合が多くなっている。
【0003】
例えば、習慣管理装置が慢性疾患の治療に活用される場合、慢性疾患者の誤った生活習慣の類型を定義し、点検表のような形で慢性疾患の治療に活用されている。
【0004】
また、習慣管理装置がスケジュール及び目標の管理に活用される場合、ユーザが簡便に自分のスケジュールをユーザ装置を通じて容易に入力して保存し、随時確認できるようにする。
【0005】
しかし、既存の習慣管理装置は、作業とスケジュール、目標がそれぞれ別の項目に作成されて管理されるので、体系的な管理ができず、個別入力及び検索の不便さから使用頻度が低くなり、結局管理をあきらめてしまう短所がある。また、既存の習慣管理装置は、単にスケジュールと目標の内容のみを入力及び保存し、現在の進行状況及び進行結果による分析結果が提供されるものではない。従って、目標のどの段階に現在到逹しているのか、どのように進めばいいのかといった中間点検が不可能という問題がある。
【0006】
それに関し、韓国公開特許公報第2015-0010255号(発明の名称:習慣を利用した診断装置及び診断管理装置とそれを利用した診断方法)は、ユーザの行動を収集し、収集された行動を分析して生成された習慣を基に疾患を診断する方法を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するために、本発明における行動習慣の改善を提供する管理システムは、悪い行動習慣を持続的に誘発させる事前条件(trigger)と、事前条件に取り替えて悪い行動習慣を抑制することのできる解決策(solution)とを各行動習慣別にマッチングしてデータベースに格納する。そして、ユーザの改善が必要な行動習慣に対する多くの事前条件及び様々な解決策をデータベースに基づいて提示し、ユーザが選択した行動パターン情報(行動習慣、事前条件及び解決策)を1つの画面に表示した行動パターンフィード及び期間経過に応じた行動パターン情報に対する履行率を提供することを目的とする。
【0008】
但し、本実施例が解決しようとする技術的課題は、上記したような技術的課題に限定されるものではなく、また他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した技術的課題を解決するための手段として、本発明の一実施例に係る行動習慣の改善を提供する管理サーバは、通信モジュールと、行動習慣改善サービス提供プログラムが格納されたメモリと、プログラムを実行するプロセッサとを含み、プロセッサは、プログラムの実行により、行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報と、行動パターン情報を履行しようとする期間情報とを入力させるユーザインターフェースをユーザ端末に提供し、ユーザ端末から入力された行動パターン情報、期間情報及びユーザ識別情報をマッチングしてデータベースに格納し、行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを生成し、行動パターンフィードをユーザインターフェースを介して提供する。
【0010】
プロセッサは、ユーザ端末から予め設定された週期別に行動パターン情報の履行有無情報を受信し、ユーザインターフェースを介して履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供する。
【0011】
行動習慣は、改善が必要な悪い行動習慣を通称するカテゴリーであり、睡眠不足、食習慣問題、飲酒問題、禁煙問題、悪い関係及び集中力不足を含む。
【0012】
行動パターン情報は、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣が誘発される複数の事前条件、少なくとも1つの事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する複数の解決策が階層的な構造で構成され、データベースに格納される。
【0013】
プロセッサは、ユーザ端末から行動パターン情報の登録要請を受信する場合、ユーザインターフェースを提供し、ユーザインターフェースは、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣を入力する第1の機能と、行動習慣を誘発する少なくとも1つの事前条件を入力する第2の機能と、事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する少なくとも1つの解決策を入力する第3の機能と、行動パターン情報を履行しようとする期間、開始日及び報告日を含む期間情報を入力する第4の機能とを含む。
【0014】
プロセッサは、行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報のうち少なくとも1つが一致するユーザを1つのグループとしてマッチングする。
【0015】
本発明の一実施例に係る行動習慣の改善を提供する方法は、(a)行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報と、行動パターン情報を履行しようとする期間情報とを入力させるユーザインターフェースをユーザ端末に提供するステップと、(b)ユーザ端末から入力された行動パターン情報、期間情報及びユーザ識別情報をマッチングしてデータベースに格納するステップと、(c)行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを生成し、行動パターンフィードをユーザインターフェースを介して提供するステップとを含む。
【0016】
ユーザ端末から予め設定された週期別に行動パターン情報の履行有無情報を受信するステップと、ユーザインターフェースを介して履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供するステップとをさらに含む。
【0017】
行動習慣は、改善が必要な悪い行動習慣を通称するカテゴリーであり、睡眠不足、食習慣問題、飲酒問題、禁煙問題、悪い関係及び集中力不足を含む。
【0018】
行動パターン情報は、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣が誘発される複数の事前条件、少なくとも1つの事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する複数の解決策が階層的な構造で構成され、データベースに格納される。
【0019】
ステップ(a)は、ユーザ端末から行動パターン情報の登録要請を受信する場合、ユーザインターフェースを提供し、ユーザインターフェースは、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣を入力する第1の機能と、行動習慣を誘発する少なくとも1つの事前条件を入力する第2の機能と、事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する少なくとも1つの解決策を入力する第3の機能と、行動パターン情報を履行しようとする期間、開始日及び報告日を含む期間情報を入力する第4の機能とを含む。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためのものであり、ユーザの行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報をデータベースにマッチングして格納することにより、ユーザにとって同一な行動習慣に対する事前条件及び解決策を共有することができる。
【0021】
さらに、本発明は、ユーザが設定した期間の間に行動パターン情報の履行有無情報を受信し、履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供することにより、行動パターン情報の現在の進行状況をリアルタイムで点検することができ、行動パターン情報の履行有無に応じた分析結果を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の一実施例に係る行動習慣の改善を提供する管理システムの構成図である。
【
図2】本発明の一実施例に係る行動パターン情報の登録時に提供されるユーザインターフェースの一例である。
【
図3】本発明の一実施例に係る行動パターン情報の登録時に提供されるユーザインターフェースの一例である。
【
図4】本発明の一実施例に係る行動パターン情報の登録完了時に提供されるユーザインターフェースの一例である。
【
図5】本発明の一実施例に係る行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを表示するユーザインターフェースの一例である。
【
図6】本発明の一実施例に係る複数の行動パターンフィード及びユーザの行動パターン情報履行経過期間を提供するユーザインターフェースの一例である。
【
図7】本発明の一実施例に係るユーザの履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供するユーザインターフェースの一例である。
【
図8】本発明の一実施例に係る行動パターン情報のうち少なくとも1つが一致するユーザを1つのグループにマッチングした後、ユーザにグループリストを提供するユーザインターフェースの一例である。
【
図9】本発明の一実施例に係る行動習慣の改善を提供する管理方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0024】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという場合、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0025】
本明細書において「部」とは、ハードウェア又はソフトウェアによって実現されるユニット(unit)、両方を利用して実現されるユニットを含み、1つのユニットが2つ以上のハードウェアを利用して実現されても良く、2つ以上のユニットが1つのハードウェアによって実現されても良い。一方、「~部」は、ソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではなく、「~部」は、アドレッシングできる格納媒体にあるように構成されてもよく、1つ又はそれ以上のプロセッサを再生するように構成されても良い。従って、一例としての「~部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向のソフトウェア構成要素、クラス構成要素、及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ及び変数を含む。構成要素と「~部」の中で提供される機能は、より小さい数の構成要素及び「~部」に結合されたり、追加の構成要素と「~部」にさらに分離されても良い。それだけでなく、構成要素及び「~部」は、デバイス内の1つ又はそれ以上のCPUを再生するように具現されても良い。
【0026】
ネットワークは、端末及びサーバのようなそれぞれのノードの相互間に情報交換が可能な連結構造を意味するものであり、構内通信網(LAN:Local Area Network)、広域通信網(WAN:Wide Area Network)、インターネット(WWW:World Wide Web)、有無線データ通信網、電話網、有無線テレビ通信網などを含む。無線データ通信網の一例には、3G、4G、5G、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)、ワイファイ(Wi-Fi)、ブルートゥース(登録商標)通信、赤外線通信、超音波通信、可視光通信(VLC:Visible Light Communication)、ライファイ(LiFi)などが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0027】
本明細書において、ユーザ端末は、ネットワークを介して行動習慣の改善を提供する管理サーバにアクセスできるコンピュータや携帯用端末に具現されても良い。ここで、コンピュータは、例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパンコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)などを含み、携帯用端末は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であり、各種のスマートフォーン、タブレットPCなどのような全種類のハンドヘルド(Handheld)ベースの無線通信装置を含んでいても良い。
【0028】
図1は、本発明の一実施例に係る行動習慣の改善を提供する管理システムの構成図である。
【0029】
図1を参照すると、本発明の行動習慣の改善を提供する管理システムは、複数のユーザ端末10と、行動習慣の改善を提供する管理サーバ20と、データベース30とを含む。
【0030】
行動習慣の改善を提供する管理サーバ20は、ユーザ端末10上において駆動される行動習慣改善サービス提供プログラムと連動して行動習慣改善サービスのための動作を処理する。
【0031】
例えば、ユーザ端末10は、通信モジュールと、メモリと、プロセッサとを含み、各端末の通信モジュールは、プロセッサの制御により、サーバ20と各々データ通信を行っても良い。
【0032】
図1に示すように、管理サーバ20は、通信モジュール210と、メモリ220と、プロセッサ230と、データベース30とを含む。
【0033】
通信モジュール210は、ユーザ端末10と各々データ通信を処理する。通信モジュール210は、通信網と連動してユーザ端末10に送受信される信号をパケットデータの形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供する。ここで、通信モジュール210は、他のネットワーク装置と有無線連結により制御信号又はデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であっても良い。
【0034】
メモリ220には、ユーザ端末10に対して行動習慣改善サービスを提供するための行動習慣改善サービス提供プログラムが格納されており、メモリに格納された行動習慣改善サービス提供プログラムは、プロセッサ230により駆動されても良い。
【0035】
また、メモリ220は、プロセッサ230が処理するデータを一時的又は永久に格納する機能を行う。ここで、メモリ220は、揮発性格納媒体(volatile storage media)又は不揮発性格納媒体(non-volatile storage media)を含んでいても良いが、本発明の範囲がこれに限定されるものではない。
【0036】
メモリ220は、プロセッサ230の処理及び制御のための運営体制など別途のプログラムが格納されても良く、入力或いは出力されるデータを臨時格納するための機能を行っても良い。
【0037】
メモリ220は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM、ROMのうち少なくとも1つのタイプの格納媒体を含んでいても良い。また、ユーザ端末10は、インターネット(internet)上においてメモリ220の格納機能を行うウェブストレージ(web storage)を運営しても良い。
【0038】
プロセッサ230は、メモリ220に格納されたプログラムを実行し、以下に説明するユーザ端末10のプロセッサにより処理される行動習慣改善サービス提供プログラムの各動作に対応する処理を行う。
【0039】
プロセッサ230は、メモリ220に格納された行動習慣改善サービス提供プログラムを実行し、行動習慣改善サービスを提供するための全般的な動作を制御する。
【0040】
そのために、プロセッサ230は、少なくとも1つのプロセッシングユニット(CPU、micro-processor、DSPなど)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)などを含んで具現されても良く、メモリ220に格納されたプログラムをRAMで読み取り、少なくとも1つのプロセッシングユニットにより実行しても良い。また、実施例によって、「プロセッサ」という用語は、「コントローラ」、「演算装置」、「制御部」などの用語と同じ意味に解釈されても良い。
【0041】
本発明の一実施例に係る行動習慣改善サービス提供プログラムを通じて提供される行動習慣改善サービスを提供する概略的な手続きは、次の通りである。
【0042】
次いで、プロセッサ230は、行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報と、行動パターン情報を履行しようとする期間情報とを入力させるユーザインターフェースをユーザ端末10に提供し、ユーザ端末10から入力された行動パターン情報、期間情報及びユーザ識別情報をマッチングしてデータベース30に格納し、行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを生成し、行動パターンフィードをユーザインターフェースを介して提供しても良い。
【0043】
また、プロセッサ230は、ユーザ端末10から予め設定された週期別に行動パターン情報の履行有無情報を受信し、ユーザインターフェースを介して履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供しても良い。
【0044】
よって、改善が必要な行動習慣に対する数多くの事前条件及び様々な解決策を提示し、ユーザにとって同一な行動習慣に対する事前条件及び解決策を共有することができる。さらに、ユーザが選択した行動パターン情報(行動習慣、事前条件及び解決策)を1つの画面に表示した行動パターンフィード及び期間経過に応じた行動パターン情報に対する履行率を提供することができる。
【0045】
データベース30には、行動習慣改善サービス提供プログラムと係わるサービスを提供するためのプログラムを実行しながら累積されるデータが格納される。例えば、データベース340には、複数の行動習慣、少なくとも1つの行動習慣を誘発する複数の事前条件、事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する複数の解決策がマッチングされて格納されても良い。
【0046】
例えば、行動習慣は、改善が必要な悪い行動習慣を通称するカテゴリーであり、睡眠不足、食習慣問題、飲酒問題、禁煙問題、悪い関係及び集中力不足などを含んでいても良い。一例において、事前条件は、睡眠不足(行動習慣)を誘発する原因として、「寝る前に携帯電話を使用する」という事前条件を含んでいても良い。このとき、解決策は、事前条件(「寝る前に携帯電話を使用する」)に取り替えて睡眠不足(行動習慣)を抑制する解決方法として、「携帯電話を別の部屋に置く」という解決策を含んでいても良い。また、事前条件(「寝る前に携帯電話を使用する」)は、1つの行動習慣(睡眠不足)のみにマッチングされるのではなく、他の行動習慣(集中力不足など)にもマッチングされても良い。
【0047】
ここで、プロセッサ230において行われる行動習慣改善サービスの提供方式について以下の
図2乃至
図7を参照しながらさらに詳しく説明することとする。
【0048】
図2は、本発明の一実施例に係る行動パターン情報の登録時に提供されるユーザインターフェースの一例である。
【0049】
図3は、本発明の一実施例に係る行動パターン情報の登録時に提供されるユーザインターフェースの一例である。
【0050】
図2を参照すると、プロセッサ230は、ユーザ端末10から行動パターン情報の登録要請を受信する場合、ユーザインターフェース110を提供しても良い。
【0051】
例えば、
図2の(a)を参照すると、行動パターン情報を登録するためのユーザインターフェース110は、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣を入力する第1の機能101を含む。
【0052】
一例において、
図2の(a)に示すように、ユーザは、ユーザインターフェース110の第1の機能101を通じて、データベース30に格納された行動習慣のカテゴリーの中から1つを選択しても良い。
【0053】
他の例において、
図3に示すように、ユーザは、ユーザインターフェース110の第1の機能101を通じて、データベース30に格納されていない行動習慣を直接入力しても良い。
【0054】
ここで、行動習慣は、改善が必要な悪い行動習慣を通称するカテゴリーであり、睡眠不足、食習慣問題、飲酒問題、禁煙問題、悪い関係及び集中力不足を含んでいても良いが、これに限定されるものではない。
【0055】
また、行動パターン情報は、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣が誘発される複数の事前条件、少なくとも1つの事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する複数の解決策が階層的な構造で構成され、データベース30に格納されても良い。
【0056】
例えば、睡眠不足の場合、「寝る前に携帯電話を使用する」という第1の事前条件とマッチングされても良く、第1の事前条件と「携帯電話を別の部屋に置く」という第1の解決策及び「夜間に携帯電話をロックする」という第2の解決策などの複数の解決策とマッチングされても良い。
【0057】
例えば、
図2の(b)を参照すると、ユーザインターフェース110は、行動習慣を誘発する少なくとも1つの事前条件を入力する第2の機能102を含んでいても良い。他の例において、
図3に示すように、ユーザは、ユーザインターフェース110の第2の機能102を通じてデータベース30に格納されていない事前条件を直接入力しても良い。
【0058】
また、
図2の(c)を参照すると、ユーザインターフェース110は、事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する少なくとも1つの解決策を入力する第3の機能103を含んでいても良い。他の例において、
図3に示すように、ユーザは、ユーザインターフェース110の第3の機能103を通じてデータベース30に格納されていない解決策を直接入力しても良い。
【0059】
図3を参照すると、ユーザインターフェース110は、行動パターン情報を履行しようとする期間、開始日及び報告日を含む期間情報を入力する第4の機能104を含んでいても良い。
【0060】
図4は、本発明の一実施例に係る行動パターン情報の登録完了時に提供されるユーザインターフェースの一例である。
【0061】
図4を参照すると、プロセッサ230は、ユーザ端末10から行動パターン情報及び期間情報を受信する場合、ユーザインターフェース110を介して行動パターン情報の要約ページを提供しても良い。
【0062】
例えば、要約ページには、行動習慣(W)、事前条件(T)及び解決策(S)を直観的に区分できる識別情報が表示されても良く、各識別情報は、文字及び色で表示されても良い。また、行動パターン情報を履行する期間、日付、通知報告日を含む期間情報が表示されても良い。このような要約ページから、ユーザは、自分が改善しようとする行動習慣を簡単に随時確認することができる。さらに、このような要約ページは、改善しようとする行動習慣別に生成されるので、複数個の要約ページが互いに隣接して多数表示されることによって、ユーザが改善しようとする目標を便利に確認することができる。
【0063】
つまり、プロセッサ230は、ユーザ端末10から入力された行動パターン情報、期間情報及びユーザ識別情報をマッチングしてデータベース30に格納しても良い。
【0064】
図5は、本発明の一実施例に係る行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを表示するユーザインターフェースの一例である。
【0065】
図6は、本発明の一実施例に係る複数の行動パターンフィード及びユーザの行動パターン情報履行経過期間を提供するユーザインターフェースの一例である。
【0066】
図6を参照すると、プロセッサ230は、ユーザ識別情報を基に格納された行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィード106を生成し、行動パターンフィード106をユーザインターフェース110を介して提供しても良い。
【0067】
例えば、
図5の(a)に示すように、ユーザインターフェース110は、ユーザの行動パターン情報及び期間情報を含む行動パターンフィード106を周辺の友達に公開することのできる友達招待(invite a friend)機能105を提供しても良い。
【0068】
例えば、
図5の(b)に示すように、本発明の行動習慣の改善を提供する管理システムに登録された行動パターンフィード106は、ユーザの行動パターン情報及び期間情報を詳細に表示する詳細表示(detail)機能を提供しても良い。
【0069】
例えば、
図6に示すように、ユーザインターフェース110は、公開した他のユーザの行動パターンフィード106をサムネイルの形態で提供しても良い。このとき、サムネイルには、識別情報として区別される事前条件及び解決策を必須に含む。
【0070】
ユーザインターフェース110は、応援(cheer)機能107を提供しても良く、ユーザは、サムネイルの形態で公開された他のユーザの行動パターンフィード106に応援機能107を通じて応援表示を登録することができる。また、
図5の(a)に示すように、行動パターンフィード106の全体表示画面に提供されるコメント(comments)機能を通じて応援メッセージを登録しても良い。
【0071】
一例において、ユーザが「睡眠不足」という1つの行動習慣を登録した場合、プロセッサ230は、行動習慣が「睡眠不足」に当たる他のユーザの行動パターンフィード106を提供しても良い。他の例において、ユーザが「睡眠不足」及び「食習慣問題」という2つの行動習慣を登録した場合、プロセッサ230は、行動習慣が「睡眠不足」又は「食習慣問題」に当たる他のユーザの行動パターンフィード106を提供しても良い。
【0072】
よって、ユーザは、自分が入力した行動習慣と同一な他のユーザの行動パターンフィード106を通じて同質感及び共感の輪を形成することができ、行動パターンフィード106に対する応援表示又は応援メッセージを通じて行動習慣の改善に対するモチベーションを維持することができる。
【0073】
また、
図6を参照すると、ユーザインターフェース110は、ユーザが設定した期間情報に基づき、経過時間に応じた経過率を提供する進捗バー(bar)機能108を提供しても良い。これにより、ユーザは、行動習慣を改善するために、自分が目標とした期間に対する実質的な理解度を高めることができる。
【0074】
図7は、本発明の一実施例に係るユーザの履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供するユーザインターフェースの一例である。
【0075】
図7を参照すると、プロセッサ230は、ユーザ端末10から予め設定された週期別に行動パターン情報の履行有無情報を受信し、ユーザインターフェース110を介して履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして表示する補償機能109を提供しても良い。
【0076】
例えば、ユーザ端末10は、ユーザインターフェース110を介してプッシュ通知の形態で告知される行動パターン情報に対する履行有無情報を入力しても良い。一例において、ユーザが睡眠不足(Can’t Sleep)という行動習慣に対して「寝る前に携帯電話を使用する」という第1の事前条件と「携帯電話を別の部屋に置く」という第1の解決策を設定した行動パターン情報を登録した場合、周期的に(例えば、毎日)第1の解決策を履行したか否かについての履行有無を記録しても良い。
【0077】
また、プロセッサ230は、ユーザ端末10から受信した履行有無情報に基づいた行動パターン情報に対する履行率をユーザインターフェース110を介して視覚的イメージとして表示する補償機能109を提供しても良い。
【0078】
例えば、
図7に示すように、補償機能109は、履行率に対応するニューロンの活性化程度をイメージに視覚化して表示されても良い。一例において、ユーザが設定した期間(例えば、3週間)の間に行動パターン情報を完全に履行した場合、完成したニューロンイメージと共に補償ポイントを提供しても良い。他の例において、ユーザが設定した期間の間に行動パターン情報を完全に履行できなかった場合、未完成のニューロンイメージと履行率に対応するポイントを提供しても良い。
【0079】
例えば、第1のユーザが第1の解決策に対して失敗情報(例えば、履行率が50%未満)を入力すると、プロセッサ230は新たな第2の解決策を提供しても良い。例えば、プロセッサ230は、第1のユーザと同一な事前条件を登録したユーザ(マッチングされたユーザ)のうち成功した第nの解決策(例えば、履行率が50%以上)を代案として提示しても良い。また、マッチングされたユーザのうち同一な第1の解決策に対して失敗した後に新たな第nの解決策を成功した場合、当該第nの解決策を第1のユーザに推薦しても良い。
【0080】
追加の実施例において、プロセッサ230は、ユーザが入力した第1の行動習慣にマッチングされた事前条件又は解決策のうちユーザが入力した第1の行動習慣の他に別の行動習慣が含まれる場合、2つ以上の行動習慣がパッケージングされた行動パターン情報セットを生成し提供しても良い。
【0081】
例えば、「寝る前に食べ物を食べる」という第1の事前条件と「寝る前に食べ物の代わりにお茶を一杯飲む」という第1の解決策の場合、「食習慣問題」という第1の行動習慣の他にも、「睡眠不足」という第2の行動習慣にもマッチングされる事前条件及び解決策であっても良い。
【0082】
この場合、ユーザが選択した第1の解決策(寝る前にお茶を一杯飲む)を履行することによって、ユーザが目標とした第1の行動習慣(食習慣問題)を改善すると同時に、第2の行動習慣(睡眠不足)も改善させる行動パターンを履行することができる。
【0083】
つまり、本発明は、ユーザが1つの解決策(即ち、行動パターン情報)を履行することによって、ユーザが改善を期待する悪い行動習慣の他にも、別の悪い行動習慣も改善しているということを視覚的に提供することができるので、行動習慣の改善に対するモチベーションを維持することができる。
【0084】
図8は、本発明の一実施例に係る行動パターン情報のうち少なくとも1つが一致するユーザを1つのグループにマッチングした後、ユーザにグループリストを提供するユーザインターフェースの一例である。
【0085】
図8を参照すると、プロセッサ230は、行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報のうち少なくとも1つが一致するユーザを1つのグループとしてマッチングしても良い。つまり、ユーザは、自分と同一な行動パターン情報を少なくとも1つ有する他のユーザのリストを提供されても良い。
【0086】
例えば、プロセッサ230は、行動習慣と事前条件が同一なユーザを第1のグループとしてマッチングし、第1のグループ内において期間情報が同一なユーザを第1-1のグループとしてマッチングしても良い。プロセッサ230は、行動習慣と解決策が同一なユーザを第2のグループとしてマッチングし、第2のグループ内において期間情報が同一なユーザを第2-1のグループとしてマッチングしても良い。また、第1、1-1、2、2-1のグループ内に当たらないユーザの場合、行動習慣が同一なユーザを第3のグループにマッチングし、第3のグループ内において期間情報が同一なユーザを第3-1のグループとしてマッチングしても良い。このとき、期間情報は、行動パターン情報を登録した日付及び履行期間を意味する。一例において、本システムの無料ユーザに上記マッチングされたグループリストが提供されても良い。
【0087】
一方、本システムの有料ユーザの場合、例えば、第3のグループ内において既存に登録した行動パターンの履行率を60%又は80%以上達成したユーザであるか、履行率が80%以上で失敗率が40%以下であるユーザのうち期間情報が同一なユーザを優先して第3-nのグループにマッチングし、グループリストを提供しても良い。
【0088】
例えば、
図8の(a)を参照すると、ユーザが行動パターンを登録してからユーザマッチングを要請する場合、プロセッサ230は、ユーザのグループを対象にグループ内の各ユーザへ他のユーザの行動パターン情報を表示するグループリスト表示領域111を提供しても良い。その後、ユーザは、グループリスト表示領域111内でスワイプタッチを行うことによって、マッチングされたグループ内の他のユーザの行動パターン情報も確認することができる。次いで、ユーザは、他のユーザの行動パターン情報を確認した後、応援マッチング機能112を通じて
図8の(b)に示すように相互マッチングされても良い。
【0089】
例えば、プロセッサ230は、マッチングされたグループ内におけるユーザ間の相互受諾なしに自動で応援(Cheer)関係を設定しても良い。この場合、ユーザ間のDM(Direct Message)機能が活性化され、相互間に進行状況報告(Report progress)の通知を受けても良い。また、ユーザは、マッチングされた他のユーザが作った行動パターンフィードを確認し、コメント機能を活用することで追加の各自の行動習慣、事前条件及び解決策に対して共有しても良い。一方、相互マッチングされたユーザが登録した行動パターンを100%達成すれば補償ニューロンが2倍に提供されても良い。
【0090】
よって、ユーザ間の結束力を強化することでユーザの行動習慣の改善に対する解決策実行への参加率を上げ、動機を与えることができる。また、本発明は、ソーシャルプラットホームのサービス形態を基に、他のユーザとのソーシャル行為を通じてCBT(Cognitive Behavior Therapy)の1つであるグループ治療の効果を有する。
【0091】
プロセッサ230は、事前に受信した認知行動治療(CBT)関連資格証のイメージを人工知能ベースで認識して専門家端末(未図示)を承認し、ユーザ端末10から専門家マッチング要請を受信する場合、承認された専門家端末を、ユーザの行動習慣の改善をコーチングする専門家としてマッチングしても良い。
【0092】
また、プロセッサ230は、専門家端末が提供したコーチングコンテンツに対してユーザ端末10の利用情報が確認される場合、専門家端末にコーチングコンテンツの利用情報に相応する補償を提供しても良い。
【0093】
追加の実施例において、プロセッサ230は、ユーザからの専門家マッチング要請を受信することにより、専門家として認証されたユーザを一対一マッチングしても良い。ここで、専門家は、CBT(認知行動治療)ライセンス又は同じレベルの証明書イメージ認証要請を通じてカテゴリー別に登録されても良い。専門家として認証されたユーザの場合、独自のコンテンツを本システムに共有しても良い。その後、コンテンツのヒット数などを基準に、他のユーザが専門家のコンテンツを利用することによって、該当する補償(ポイント又はコインなど)を専門家として認証されたユーザに支給しても良い。
【0094】
後述する
図1乃至
図8に示された構成のうち同じ機能をする構成の場合は、その説明を省略することとする。
【0095】
図9は、本発明の一実施例に係る行動習慣の改善を提供する管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0096】
図9を参照すると、本発明の一実施例に係る行動習慣の改善を提供する方法は、行動習慣、事前条件及び解決策を含む行動パターン情報と、行動パターン情報を履行しようとする期間情報とを入力させるユーザインターフェースをユーザ端末10に提供するステップS110と、ユーザ端末10から入力された行動パターン情報、期間情報及びユーザ識別情報をマッチングしてデータベース30に格納するステップS120と、行動習慣、事前条件及び解決策を1つの画面に表示する行動パターンフィードを生成し、行動パターンフィードをユーザインターフェースを介して提供するステップS130とを含む。
【0097】
また、本発明は、ユーザ端末10から予め設定された週期別に行動パターン情報の履行有無情報を受信するステップと、ユーザインターフェースを介して履行有無情報に基づいた行動パターン情報の履行率を視覚的イメージとして提供するステップとをさらに含む。
【0098】
ここで、行動習慣は、改善が必要な悪い行動習慣を通称するカテゴリーであり、睡眠不足、食習慣問題、飲酒問題、禁煙問題、悪い関係及び集中力不足を含む。
【0099】
さらに、行動パターン情報は、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣が誘発される複数の事前条件、少なくとも1つの事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する複数の解決策が階層的な構造で構成され、データベース30に格納される。
【0100】
ステップS110は、ユーザ端末10から行動パターン情報の登録要請を受信する場合、ユーザインターフェースを提供し、ユーザインターフェースは、カテゴリーのうち少なくとも1つの行動習慣を入力する第1の機能と、行動習慣を誘発する少なくとも1つの事前条件を入力する第2の機能と、事前条件に取り替えて行動習慣を抑制する少なくとも1つの解決策を入力する第3の機能と、行動パターン情報を履行しようとする期間、開始日及び報告日を含む期間情報を入力する第4の機能とを含む。
【0101】
上述した本発明の一実施例に係る行動習慣改善サービス提供方法は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態に具現されても良い。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体であっても良く、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ格納媒体及び通信媒体を全て含んでいても良い。コンピュータ格納媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、又はその他のデータのような情報格納のための任意の方法又は技術に具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。
【0102】
本発明の方法及びシステムは特定の実施例と係わって説明されたが、それらの構成要素又は動作の一部又は全部は、汎用のハードウェアアーキテクチャを有するコンピュータシステムを使用して具現されても良い。
【0103】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態に容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されても良く、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されても良い。
【0104】
本発明の範囲は、上記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。