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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-16
(45)【発行日】2024-07-24
(54)【発明の名称】釣用のルアー
(51)【国際特許分類】
   A01K 85/01 20060101AFI20240717BHJP
   A01K 85/16 20060101ALI20240717BHJP
【FI】
A01K85/01 Z
A01K85/16
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2023033278
(22)【出願日】2023-03-06
(62)【分割の表示】P 2020038755の分割
【原出願日】2020-03-06
(65)【公開番号】P2023060164
(43)【公開日】2023-04-27
【審査請求日】2023-03-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140822
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 光広
(72)【発明者】
【氏名】八木 啓之
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第07207134(US,B1)
【文献】特開2019-187246(JP,A)
【文献】実開平02-138560(JP,U)
【文献】特開2007-053956(JP,A)
【文献】特開2010-154762(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 85/00 - 85/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
釣用のルアーであって、
内部に空洞を備える本体部と、
該本体部に設けられる磁石と、
端部が該本体部に支持される支持部材と、
該支持部材に支持され、揺動する揺動部材と、を備え、
該揺動部材は、前記本体部の外部から視認可能であり、該揺動部材の前記磁石と対向する位置に磁性体が設けられ、前記磁石と前記磁性体とは互いに接触しないように離間して配置されており、前記磁石は、前記本体部の上部に設けられることを特徴とするルアー。
【請求項2】
前記磁石は、前記磁性体に対向する2つ以上の位置に設けられる、請求項1に記載のルアー。
【請求項3】
前記磁石は、前記本体部に互いに対向するように2つ設けられる、請求項に記載のルアー。
【請求項4】
前記揺動部材は、外部からの光を反射する、請求項1からまでのいずれか1項に記載のルアー。
【請求項5】
前記揺動部材は、その延伸方向に垂直な断面でみて少なくともその一部が、円形、多角形、波状、星状に形成される、請求項1からまでのいずれか1項に記載のルアー。
【請求項6】
前記揺動部材の少なくとも一部は、円柱、波形、多角体、多面体、球体に形成される、請求項1からまでのいずれか1項に記載のルアー。
【請求項7】
前記支持部材は、前記揺動部材の延伸方向に垂直な断面でみて、該揺動部材の中心位置若しくは該中心位置から偏心された位置で該揺動部材を支持する、請求項1からまでのいずれか1項に記載のルアー。
【請求項8】
前記支持部材は、円柱状に形成される、請求項1からまでのいずれか1項に記載のルアー。
【請求項9】
前記揺動部材は、1又は複数の揺動部分を備える、請求項1からまでのいずれか1項に記載のルアー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣用のルアーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ルアーフィッシングでは、フィッシュイーターを捕獲するため、小魚等のベ
イトに疑似された疑似餌(ルアー)が用いられている。このようなルアーとして、餌木、
スプーン、プラグ、スピナー、ジグ、プラスチックルアー等様々な種類のものが知られて
いる。
【0003】
このようなルアーの1つとして、特許文献1には、フィッシングに用いる疑似餌等の魚
誘引具に係り、特に本体内に光線を反射する物体を液体と共に封入して反射体の移動によ
り複雑な反射光を発現し、釣果を上げることが出来るようにした魚誘引具が開示されてい
る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平11-75628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような漁誘引具では、光を反射する小片を液体と共に封入
するための大きな空間が必要となるものの、ルアーのサイズよってはそのような空間を設
けること自体が難しい場合もあった。また、特許文献1のような漁誘引具では、光を反射
する小片を液体と共に封入するに過ぎず、小片自体の移動を制御することが難しいという
問題もあった。
【0006】
本発明の実施形態は、より小さい空間でより確実に制御可能な誘引機構を備えたルアー
を提供することを目的の一つとする。本発明の実施形態の他の目的は、本明細書全体を参
照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーは、内部に空洞を備える本体部と、該本体部に
設けられる磁石と、端部が該本体部に支持される支持部材と、該支持部材に支持され、揺
動する揺動部材と、を備え、該揺動部材は、前記本体部の外部から視認可能であり、該揺
動部材の前記磁石と対向する位置に磁性体が設けられるよう構成される。
【0008】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該磁石は、該本体部の上部に設けら
れるよう構成される。
【0009】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該磁石は、該磁性体に対向する2つ
以上の位置に設けられるよう構成される。
【0010】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該磁石は、該本体部に互いに対向す
るように2つ設けられる。
【0011】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該揺動部材は、外部からの光を反射
するようにされる。
【0012】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該揺動部材は、その延伸方向に垂直
な断面でみて少なくともその一部が、円形、多角形、波状、星状に形成される。
【0013】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該揺動部材の少なくとも一部は、円
柱、波形、多角体、多面体、球体に形成される。
【0014】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該支持部材は、該揺動部材の延伸方
向に垂直な断面でみて、該揺動部材の中心位置若しくは該中心位置から偏心された位置で
該揺動部材を支持するよう構成される。
【0015】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該支持部材は、円柱状に形成される
【0016】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、該揺動部材は、1又は複数の揺動部
分を備えるよう構成される。
【発明の効果】
【0017】
本発明の様々な実施形態によって、より小さい空間でより確実に制御可能な誘引機構を
備えたルアーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の概略図である。
図2】本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動機構を説明する図である。
図3】本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動機構を説明する図である。
図4】本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動機構を説明する図である。
図5】(a)-(d)は、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動部材の断面図である。
図6】(a)-(g)は、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動部材の斜視図である。
図7】(a)-(c)は、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動部材の斜視図である。
図8】本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動部材の支持構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の様々な実施形態を適宜図面を参照して説明する。なお、図面における共
通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
【0020】
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1について説明する。図1
示すように、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1は、内部に空洞11を備える本体
部2と、該本体部2に設けられる磁石12と、端部が該本体部2に支持される支持部材3
と、該支持部材3に支持され、揺動する揺動部材4と、を備え、該揺動部材4は、該本体
部2の外部から視認可能であり、該揺動部材4の該磁石12と対向する位置に磁性体14
が設けられるよう構成される。本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1において、該揺
動部材4は、外部からの光を反射するよう構成される。ここで、揺動部材4として、樹脂
や金属等の材料を用いることができることができるが、これらに限られない。
【0021】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、より小さい空間でより確実に制御可
能な誘引機構を備えたルアーを提供することができる。
【0022】
より具体的には、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4が支持
部材3回りに回転させることができるが、揺動部材4に磁性体14を設けることで磁石1
2の磁力により揺動部材4の回転を制御できるため、本体部内部への衝突を回避しながら
、揺動部材4の移動範囲を制御することで空洞のスペースを最小限なものとすることがで
きる。また、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4に磁性体14
を設けることで磁石12の磁力により揺動部材4の回転をスムーズかつ持続的に行わしめ
ることができ、これにより、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向に反射させる
ことが可能となるため、反射光がフィッシュイーターにも確実に届き、誘引効果を大幅に
高めることが可能となる。
【0023】
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1について説明する。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1において、揺動部材4は、
支持部材3に支持されると共に、一端に磁性体14を有し、他方、該磁石12は、該本体
部2の上部22に設けられるよう構成される。ここで、支持部材3は可撓性のある材料で
形成されてもよく、同材料にて本体部2と連結するようにしてもよい。なお、磁石12は
複数設けるようにしてもよい(以下同様)。また、上記磁性体14も複数設けるようにし
てもよい(以下同様)。ここで、本体部2の上部22とは、図2の紙面の上側の指す。他
方で、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1において、該磁石12は、該本体部2の
下部23に設けられるようにしてもよい。ここで、本体部2の下部23とは、図2の紙面
の下側の指す。
【0024】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4の磁性体14が本体部2
の磁石12に引き寄せるようにされるようにして、揺動部材4を左右に揺動させることが
でき、より小さい空間でより確実に制御可能な誘引機構を備えたルアーを提供することが
できる。
【0025】
より具体的には、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4が支持
部材3回りに回転させることができるが、揺動部材4に磁性体14を設けることで磁石1
2の磁力により揺動部材4の回転を制御できるため、本体部内部への衝突を回避しながら
、揺動部材4の移動範囲を制御することで空洞のスペースを最小限なものとすることがで
きる。また、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4に磁性体14
を設けることで磁石12の磁力により揺動部材4の回転をスムーズかつ持続的に行わしめ
ることができ、これにより、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向に反射させる
ことが可能となるため、反射光がフィッシュイーターにも確実に届き、誘引効果を大幅に
高めることが可能となる。
【0026】
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1について説明する。
本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1において、該磁石12は、該磁性体14に対向
する2つ以上の位置に設けられるよう構成される。図3に示すように、本発明の一実施形
態に係る釣用のルアー1において、該磁石12は、該本体部2に互いに対向するように2
つ設けられる。磁石12は、本体部2の左側部24及び右側部25にそれぞれ1つ設けら
れているが、それぞれ2つ以上設けるようにしてもよい。ここで、本体部2の左側部24
及び右側部25とは、図3の紙面の左側及び右側を指す。
【0027】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4の磁性体14のS極及び
N極が、本体部2の一方の磁石12のN極、他方の磁石12のS極にそれぞれ押し離され
るようにされることで、揺動部材4を左右に揺動させることができ、より小さい空間でよ
り確実に制御可能な誘引機構を備えたルアーを提供することができる。
【0028】
より具体的には、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4が支持
部材3回りに回転させることができるが、揺動部材4に磁性体14を設けることで両側に
設けた磁石12の磁力により揺動部材4の回転を制御できるため、本体部内部への衝突を
回避しながら、揺動部材4の移動範囲を制御することで空洞のスペースを最小限なものと
することができる。また、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1により、揺動部材4
に磁性体14を設けることで磁石12の磁力により揺動部材4の回転をスムーズかつ持続
的に行わしめることができ、これにより、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向
に反射させることが可能となるため、反射光がフィッシュイーターにも確実に届き、誘引
効果を大幅に高めることが可能となる。
【0029】
次に、図4を参照して、本発明のその他の実施形態に係る釣用のルアー1について説明
する。図4に示すように、本発明のその他の実施形態に係る釣用のルアー1において、揺
動部材4を支持する支持部材3に設けられた2つの磁石13が、本体部2に設けられた4
つの磁石12により浮遊されるようにされている。このようにすることで、本体部2に設
けられた4つの磁石12により、揺動部材4を支持する支持部材3に設けられた2つの磁
石13を浮遊させることにより、支持部材3を上下方向及び左右方向に移動させ、引いて
は当該支持部材3に支持された揺動部材4を揺動させることができ、より小さい空間でよ
り確実に制御可能な誘引機構を備えたルアーを提供することが可能となる。
【0030】
次に、図5を参照して、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動部材4につい
て説明する。図5に示すように、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動部材4
は、本体部2の外部から視認可能であり、揺動部材4の延伸方向X(図1参照)に垂直な
断面でみて少なくともその一部が、円形(図5a)、多角形(図5b)、波状(図5c)
、星状(図5d)に形成される。
【0031】
このようにして、揺動部材4が支持部材3回りに回転させることができ、本体部内部へ
の衝突を回避しながら、揺動部材4の移動範囲を抑制することで空洞のスペースを最小限
なものとすることができる。また、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向に反射
させることが可能となることで、反射光がフィッシュイーターにも確実に届くため、誘引
効果を大幅に高めることが可能となる。
【0032】
次に、図6を参照して、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1の揺動部材4につい
て説明する。本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1において、該揺動部材4(若しく
は該揺動部材4の少なくとも一部でもよい)は、円柱(図6a)、波形(図6b、c)、
多角体(複数の多角体で構成されている態様も含む)(図6d、e)、多面体(プロペラ
型の態様も含む)(図6f)、球体(図6g)に形成することができる。このようにする
ことで、より小さい空間でより確実にフィッシュイーターを誘引することが可能な誘引機
構を備えたルアーを提供することができる。
【0033】
このようにして、揺動部材4が支持部材3回りに回転させることができ、本体部内部へ
の衝突を回避しながら、揺動部材4の移動範囲を抑制することで空洞のスペースを最小限
なものとすることができる。また、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向に反射
させることが可能となることで、反射光がフィッシュイーターにも確実に届くため、誘引
効果を大幅に高めることが可能となる。
【0034】
次に、図7を参照して、本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1について説明する。
本発明の一実施形態に係る釣用のルアー1において、該支持部材3は、該揺動部材4の延
伸方向X(図1参照)に垂直な断面でみて、該揺動部材4の中心位置(図6の各態様)若
しくは該中心位置から偏心された位置(図1、7の各態様)で該揺動部材4を支持するよ
う構成される。
【0035】
図7aに示すように、揺動部材4は、支持部材3に支持された揺動部材4が略ラグビー
ボールの形状のように形成されており、全体として多角体に形成されている。このように
、支持部材3の支持位置を揺動部材4の中心位置から偏心させることで、揺動部材4をよ
り確実に揺動させながら、本体部内部への衝突も極力低減することができる。また、揺動
部材4を多角体に形成することで、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向に反射
させることが可能となることで、反射光がフィッシュイーターにも確実に届くため、誘引
効果を大幅に高めることが可能となる。
【0036】
次に、図7bに示すように、揺動部材4は、支持部材3に支持された揺動部材4が略ラ
グビーボールの形状のように形成されており、表面にホログラムが貼付されている。図7
aの場合と同様に、支持部材3の支持位置を揺動部材4の中心位置から偏心させることで
、揺動部材4をより確実に揺動させながら、本体部内部への衝突も極力低減することがで
きる。また、揺動部材4にホログラムを貼付することで、図7aの多角体の場合と同様に
、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向に反射させることが可能となることで、
反射光がフィッシュイーターにも確実に届くため、誘引効果を大幅に高めることが可能と
なる。
【0037】
次に、図7cに示すように、揺動部材4は、支持部材3に支持された揺動部材4が波形
状のように形成されている。図7a、bの場合と同様に、支持部材3の支持位置を揺動部
材4の中心位置から偏心させることで、揺動部材4をより確実に揺動させながら、本体部
内部への衝突も極力低減することができる。また、揺動部材4を波形状とすることで、図
7a、bの場合と同様に、揺動部材4が外部から受光する光を様々な方向に反射させるこ
とが可能となることで、反射光がフィッシュイーターにも確実に届くため、誘引効果を大
幅に高めることが可能となる。
【0038】
図8に、図1に示した支持受部5の例を示す。図示の例では、本体部2とは別に設けら
れた支持受部5はリング状部材として形成され、その内側面が凸状に形成されている。こ
の場合、支持部材3(図示の例では、断面が三角形状であるがこれに限られない)は、支
持受部5を貫通するようにして支持受部5の内側面で支持される。当該支持受部5は、金
属若しくは樹脂により形成することができる。このようにすることで、ルアーの僅かな動
きに反応して、揺動部材4を揺動させることができると共に、揺動時間を長くすることが
可能となる。
【0039】
図示しないが、支持受部5のその他の例として、本体部2にボールベアリングを設け、
支持部材3を回転可能に支持するようにしてもよい。このようにすることで、ルアーの僅
かな動きに反応して、揺動部材4を揺動させることができると共に、揺動時間を長くする
ことが可能となる。
【0040】
なお、上記説明した各態様において、揺動部材4は、複数の揺動部分を備えるよう構成
してもよい。この場合、1又は複数の支持部材3により、揺動部材4を支持するように構
成することができる。このようにして、揺動部材4の複数の揺動部分が外部から受光する
光を様々な方向に反射させることが可能となることで、反射光がフィッシュイーターにも
確実に届くため、誘引効果を大幅に高めることが可能となる。
【0041】
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説
明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、
材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に
説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態に
おいて説明した構成要素の一部を省略することもできる。
【符号の説明】
【0042】
1 ルアー
2 本体部
3 支持部材
4 揺動部材
5 支持受部
11 空洞
12 磁石
13 磁石
14 磁性体(磁石)
22 上部
23 下部
24 左側部
25 右側部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8