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  • 特許-枝切機 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-17
(45)【発行日】2024-07-25
(54)【発明の名称】枝切機
(51)【国際特許分類】
   A01G 3/08 20060101AFI20240718BHJP
【FI】
A01G3/08 503B
A01G3/08 503Z
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2023194084
(22)【出願日】2023-11-15
【審査請求日】2023-11-15
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】391011113
【氏名又は名称】網矢 貞幸
(72)【発明者】
【氏名】網矢 貞幸
【審査官】田辺 義拓
(56)【参考文献】
【文献】実開昭55-145116(JP,U)
【文献】特表2005-511100(JP,A)
【文献】特開2009-072149(JP,A)
【文献】特開2007-275063(JP,A)
【文献】実開昭60-027621(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 3/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枝切機は、エンジン(1)と操作管(2)と回転刃(3)で構成されており、
該エンジン(1)は、該操作管(2)と反対の面にハンドル(1a)が具備されており、
前記操作管(2)は、枝切機全体の重心の、該操作管(2)にフック(2a)を具備し、
該フック(2a)は、フック取付部(4c)を介して作業台(4a)に支持され、
前記エンジン(1)の動力は、該操作管(2)の中にある軸(2b)を介して該回転刃(3)に伝えることを特徴とする枝切機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路に被さっている枝を切るため、高所作業車に乗って枝を伐採する枝切機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の道路に被さっている枝は、作業員が高所作業車に乗って、枝をチェーンソウで一本一本切断していた。切断した枝は道に落下し、道に落ちた枝は大きいので、それをまた切断し、トラックの荷台に積み込めるようにしていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特願2019-55
【文献】特許第5291068号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の高所作業車に乗って、チェーンソウで一枝づつ切るのでは、時間がかかり過ぎる。その訳は、チェーンソウの刃は、幅が7ミリあり、7ミリの木屑を作るのは大変であり、不向きであった。そのため時間がかかり、それが結果としてコストが高くなり、予算の関係で放置される所も多かった。
【0005】
そこで本発明の枝切機は、草刈機を10倍大きくして、丸鋸の刃であるため切断速度が速く、切断速度が速いため、生えている木の状態で、小さく切断してから道に落ちるので、道路で2度切の必要がない枝切機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の枝切機は、エンジン(1)と操作管(2)と回転刃(3)で構成されており、そのエンジン(1)は、そのエンジン(1)の先端にハンドル(1a)が具備されており、ハンドル(1a)を握って作業員が操作する。
【0007】
その枝切機の操作管(2)は、枝切機全体の重心にあり、その重心の操作管(2)にフック(2a)を取り付け、作業台(4a)に具備した筒(4d)に、自在棒(4b)を挿入し、その自在棒(4b)に具備したフック取付部(4c)でフック(2a)を吊るし、そのフック(2a)は枝切機全体を吊るしている。
【0008】
前記エンジン(1)の動力は、その操作管(2)の中にある軸(2b)を介して伝える。そして、アングル部分(3a)に具備している止ネジ(3c)は、その操作管(2)を押さえて止めることで、その回転刃(3)を軸(2b)の回転する方向の、扱い易い角度に固定することで目的を達成した。
【発明の効果】
【0009】
本発明の枝切機は、次のような効果がある。
(イ) 枝は0.1秒以内に切断できる。 (詳しくは0021段落参照)
(ロ)枝は簡単に切れるので、20センチくらいの破片となって落ちてくる。
(詳しくは0015段落参照)
(ニ)枝切機は、フックによって支えられているので、力が必要ない。
(詳しくは0018段落参照)
(ホ) 高所作業車は、ユニックに取り付けることで、荷台の真上で切断できる。
(詳しくは0033段落参照)
(ヘ) アングル部分は、回転刃の角度を自由に変えられる。
(詳しくは0028段落参照)
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】図は、使用している枝切機の側面図である。
図2】図は、回転刃の方から見た正面図である。
図3図2の、A-Aの断面を表した、アングル部分の断面図である。
図4】図は、アングル部分の平面図である。
図5】図は、図4のC-Cの、回転刃の方向の断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の枝切機は、市販の肩下げ式草刈機を約10倍大きくしたもので、そのため肩に下げていたフックは重たいので、作業台(4a)に取り付けた筒(4d)に、自在棒(4b)を取り付け、その自在棒(4b)の先にフック取付部(4c)を取り付ける。そして、枝切機の操作管(2)にある重心にフック(2a)にフック取付部(4c)を引っ掛け、エンジン(1)の後側に取り付けたハンドル(1a)を、作業員が持って操作するものである。
【0012】
その枝切機は、高所作業車(4)の作業台(4a)の筒(4d)に差し込んだ自在棒(4b)の先端には、フック取付部(4c)が具備されており、そのフック取付部(4c)に、枝切機全体の重心に操作管(2)があり、その重心の操作管(2)にフック(2a)を具備し、そのフック(2a)をフック取付部(4c)に引っ掛けて、枝切機全体を支えている。
【0013】
その自在棒(4b)は略「字状の形をしており、作業台(4a)の右角に筒(4d)を立て、その筒(4d)に略「字状の縦の部分を差し込み、自由に回動できる。そして略「字状の横の先端部分にフック取付部(4c)を取り付け、そのフック取付部(4c)の孔にフック(2a)を吊り下げている。その自在棒(4b)は、枝切機の回転刃(3)を前後、左右、上下に動かす事が可能であり、そのため自在棒(4b)と名付けた。
【0014】
そのフック(2a)は枝切機全体の重心であり、操作管(2)を吊り下げることで、軽く操作ができ、エンジン(1)は重たく、回転刃(3)は軽いので、遠くまで届くようになっており、15メートル以上離れた安全なところから切断できる。
【0015】
その作業は、まず枝の先端から20センチのところを、上から斜め下へと切断し、切り終えると、回転刃(3)を少し枝から放して上に上げ、更に枝を20センチ切る。上から切る訳は、下から切断すると、枝の切断面に重力が加わり、切った後が挟み込むみ、まるで真剣白刃取りのように、断面が回転刃(3)の側面を挟むので回転が落ちる。さらに、回転が落ち停止すると、押しても引いても動かない状態になる。したがって、上から切断すると切った断面は、重力によって開くので、上から斜め下へと切断する。
【0016】
このような作業を繰り返して切断して終わると、作業台(4a)を下に降ろして、その場にある枝を先から切っていく。したがって、チェーンソウと丸鋸の違いで、丸鋸の刃の方が速く、そのため約20センチになった枝が、上から道路にパラパラと落ちてくるので、後は道路の清掃だけで良い。
【0017】
また、軸(2b)の回転する方向に、回転刃(3)の角度を変えたいときは、アングル部分(3a)の止ネジ(3c)を緩めることで、回転刃(3)をアングル部分(3a)のところから回動させることができる。そのため、回転刃(3)の角度を決め、その位置で止ネジ(3c)を締めて固定する。したがって、左側の法面の角度は、時計の針で言えば11時とすると、右の法面の角度は1時であり、動かした角度は止ネジ(3c)で説明すると、左側は2時であり、右側は10時であるため、移動する角度は2時から10時の120度で、その場所で止ネジ(3c)を緩めて固定する。
【実施例1】
【0018】
本発明の枝切機を、図面を参照して説明する。
図1の側面図は、枝切機で枝を切っているところである。エンジン(1)は250ccで約20キロあり、回転刃(3)は2キロぐらいで、枝切機の重心は操作管(2)のフック(2a)で、その操作管(2)にフック(2a)にフック取付部(4c)を取り付けるので、枝切機全体が軽く動くようになっている。バランスを取ると1対10になり、エンジン(1)が重いので重心のフック(2a)が近く、遠く離れたところに回転刃(3)があり、その回転刃(3)が切断するので、破片などが飛んできても安全になっている。例えば、15メートル離れていると、細かい木切れは速度を落とし届かないが、刃が破損した場合には、時速100キロで飛んでくるが、15メートル離れていると、空気の抵抗で速度が落ちるので安全である。
【0019】
その枝切機の大きさは草刈機の約10倍で、枝切機全体で25キロあるので肩から掛けると重たいし、15メートル離れた回転刃(3)を操作するのは無理なので、操作管(2)の重心にフック(2a)を取り付け、そのフック(2a)を支点に上下左右に回転刃(3)を操作し、回転刃(3)の角度も枝切機全体を斜めにすることで、30度くらいは、どちらにも傾く。また自在棒(4b)はΦ20の棒で、自由に回動することで、枝切機全体の前後の動く。
【0020】
回転刃(3)の角度は、市販している物では0度とした場合、軸(2b)を中心に法面の角度60度から80度傾いる。そして、操作管(2)と回転刃(3)の角度は市販している物から60度傾いている。そして、市販している草刈機を0度とすると、そのアングル(3a)は60度から80度の角度で、止ネジ(3c)を使用して固定している。
【0021】
回転刃(3)の直径は1メートルで、厚みは1ミリでチップの幅が1.4ミリで、遠心力で円盤の形状を保っている。そして、刃は2センチに1個刃の山が付いており、全部で150個ある。回転刃(3)は毎分600回回り、その回転刃(3)に触れる枝は、直径3センチくらいの枝は、0.1秒以内に切断される。
【0022】
エンジン(1)は、そのエンジン(1)の先端にハンドル(1a)が具備されており、ハンドル(1a)は操作するのに必要なアクセルや、停止ボタンが付いており、そのハンドル(1a)を握って作業員が作業する。
【0023】
枝切機の重心は操作管(2)にあり、その重心の位置にフック(2a)を取り付ける。一方、作業台(4a)の筒(4d)に自在棒(4b)を挿入して、その自在棒(4b)の先端にフック取付部(4c)があり、そのフック取付部(4c)にフック(2a)を取り付け、そのフック(2a)を中心に操作する。したがって、回転刃(3)を下に降ろすときは、ハンドル(1a)が上に上がり、逆に回転刃(3)を上げるときには、ハンドル(1a)を下に下げるようにしなければならない。
【0024】
フック(2a)を吊り下げるために、高所作業車(4)の作業台(4a)の右側には、自在棒(4b)を立てるための筒(4d)が具備されており、その筒(4d)に自在棒(4b)の縦の方を差込、回転自在に自在棒(4b)が構成されており、もう一方の自在棒(4b)の先端には、フック取付部(4c)でフック(2a)を吊り下げる。そして自在棒(4b)の横棒は、2メートルの長さがあり、2メートルの回動は、回転刃(3)を2メートル前後に動かすことができるので、回転刃(3)は2メートルの出入りができる。
【0025】
図2は、回転刃の方から見た正面図である。エンジン(1)の底部は水平になっており、エンジン(1)の底部と、回転刃(3)の角度がBのように、約70度傾いている。フック(2a)は、枝切機全体の重心をフック(2a)が支えており、フック(2a)はエンジン(1)の平行を保つようになっている。しかし、枝切機自体を傾けると、時計の針で言うと、0時から10時にすることもできるので、枝の角度が5時の方向に垂れ下がり、11時と5時の回転刃(3)で切断すると、枝を割るようになるため、どちらかに傾けて切断する。
【0026】
図3は、図2のA-Aの断面を表した、アングル部分の断面図である。アングル部分(3a)のアングルは直角という意味で、操作管(2)と回転刃(3)の間に介在しており、操作管(2)の中にある軸(2b)は、傘歯車(3b)2個を介在して回転刃(3)を回転させている。その回転刃(3)は、操作管(2)と直角になっているため、操作管(2)と回転刃(3)は平行になっているが、傘歯車(3b)とアングル部分(3a)を改造すると、市販の草刈機のように、角度を変えることができる。そのアングル部分(3a)の角度を、90度から60度に変えると、市販の草刈機のように、作業している人の臍の位置が、回転刃が地面と水平になる角度と同じである。そのアングル部分(3a)の角度を変えるのは、傘歯車(3b)の傘を開くように設計する。
【0027】
図4は、アングル部分の平面図である。アングル部分(3a)には、止ネジ(3c)が具備されており、操作管(2)を押さえることで、操作管(2)とアングル部分(3a)は固定し、アングル部分(3a)に具備されている回転刃(3)も、角度が固定される。したがって、止ネジ(3c)を弛めると操作管(2)は一定で、その操作管(2)を中心に、アングル部分(3a)は軸(2b)の回転と同じ方向に回転自在になるので、どの角度でも自由に選択できる。
【0028】
図5は、図4のC-Cの断面図である。その断面図には操作管(2)があり、操作管(2)はエンジン(1)とくっ付いているため、エンジン(1)は水平として、外側のアングル部分(3a)は9時の止ネジ(3c)を弛めると点線のように、止ネジ(3c)部分が真上を向くように、0時になり回転自在になる。
【0029】
したがって、軸(2b)を中心に回す角度は、法面の角度の70度から80度ぐらいで、止ネジ(3c)を締めて固定すると良い。そして、左の法面から、右の法面を切断するとき、左側の法面を止ネジ(3c)の位置で示すとき、時計の針であらわすと10時で、右の法面の枝を切断するときは、止ネジ(3c)の角度は2時で、120度回動さす。
【実施例2】
【0030】
使用例を説明する。
高所作業車(4)は切りながらバックするので、伐採する枝が生えているところまで高所作業車(4)を移動させ、右側の支持脚は出すと交通の邪魔になるので出さず、そのまま地面に設置させて、タイヤを浮かす。また右側には、作業台(4a)が行かないので、出す必要もない。
【0031】
左は荷が掛かるので、支持脚をいっぱい出してセットするが、倒れても法面に覆い被さるだけで、何もない平地で転倒するようなことはない。次に、作業員が作業台(4a)に乗って、高いとこるから回転刃(3)で切断する。その回転刃(3)の回転する速度が高回転であるため、数秒でカットされる。そこで、せっかく立っているものを、根元から切ったのでは、後の始末が大変なので、後の始末がしやすいように、立ち木の枝を、上から20センチの幅で切断する。その切断する速度は速く、1本の木も数秒で切断する。そして、切断された枝はパラパラと下に落ちてくる。
【0032】
したがって、道に落ちた枝は、人が集め、ゴミ収集車で片付ける。山に落ちた木屑は、そのまま放置し、自然に土に帰るのを待つので、作業時間を短縮できるので、同じ経費で広い場所の枝を刈れる。
【実施例3】
【0033】
ユニックは荷台付きクレーンのことで、このユニックのブームを高所作業車(4)に改造すると、荷台の真上で切断すると、枝は落ちて荷台の上に積み重なる。したがって、左の荷台の戸は、法面にくっ付くように開けて、枝をこぼさないように気を付ける。
【実施例4】
【0034】
符号と用語の詳しい説明をする。
枝切機は、市販の肩掛け式の草刈機を、約10倍大きくした物と同じである。したがって、草を刈るのと同じことを、枝切機が行う。イメージとしては、10倍の身長20メートルの巨人が、枝を刈るのと同じで、そのため高所作業車(4)と、エンジン(1)が重いため、操作管(2)にフック(2a)を取り付け、ハンドル(1a)で操作するため、楽に枝を切る。
エンジン(1)は、250ccくらいのエンジン(1)で、重たいので、重心はエンジン(1)と回転刃(3)の吊り合いが取れる位置は1対10で、枝を遠くから離れた位置から切断できるので、安全である。したがって、電気式の草刈機のように、回転刃(3)をモーターで回すと、回転刃(3)の方が重たくなるので、重心は1対1になり、遠くで切断できなくなるし、回転刃(3)の動きと同じ距離を動かなくてはならないので、電気式モーターは不向きである。
ハンドル(1a)は、枝切機を作業員が操作するところで、ハンドル(1a)にはアクセルなどの操作に必要な物が付いている。そのハンドル(1a)は、市販の草刈機の、ハンドルのように、上下、左右、前後に動かしやすい形状になっている。
【0035】
操作管(2)は、回転刃(3)とエンジン(1)を繋ぐ軸(2b)をカバーするパイプで、大きさは約Φ50で、長さは15メートルである。そして、操作管(2)の内部には、Φ12に軸(2b)が具備されている。そして、エンジン(1)の回転を、軸(2b)が介在して回転刃(3)に伝える役目をしている。
フック(2a)は、操作管(2)に具備されており、そのフック(2a)の取り付けた場所は枝切機全体の重心である。しかし、少し回転刃(3)の方を重たくすると、ハンドル(1a)側が浮かぶようになるので、体が疲れない。
軸(2b)は、エンジン(1)の動力を回転刃(3)に伝えるために介在している物で、その外側には操作管(2)がある。
【0036】
回転刃(3)は、木工用の丸鋸を大きくした形で、直径はΦ1000以上で、幅は2ミリ以下で、薄い円盤は回転する遠心力で形を保っている。
アングル部分(3a)のアングルは直角という意味で、傘歯車(3b)の組み合わせで、操作管(2)と回転刃(3)の角度を90度から60度に変えることもできる。その変えた角度は、回転刃(3)と操作管(2)の角度の90度から60度の傾きは、回転刃(3)を法面に添わすことができるが、本発明の図3の図面では90度である。
傘歯車(3b)は、アングル部分(3a)の部品であり、2個の傘歯車(3b)を噛み合わせることで、アングル部分(3a)は角度を90度から60度まで変えることができる。
止ネジ(3c)は、アングル部分(3a)の部品で、アングル部分(3a)を操作管(2)で固定するとき、軸(2b)回転方向に回転するのを止める。そのためアングル部分(3a)の止ネジ(3c)を緩め、その止ネジ(3c)を回転刃(3)の角度を、法面の角度に決めて締める。
フランジ(3f)は、回転刃(3)は薄いので補強が必要であり、その回転刃(3)を支え補強する物が、2枚付いている。
【0037】
高所作業車(4)は、普通の電気工事をしている高所作業車(4)でも良いが、荷台の付いたトラックのユニックを改造して高所作業車(4)にすると、荷台の上で切断でき、切断した枝は荷台に落ちるので、後の掃除が簡単である。
作業台(4a)は、高所作業車(4)に付いているかごで、電気工事などで活躍している。その作業台(4a)は、一辺が2メートルくらいの大きさであり、フック(2a)を中心に幅いっぱいに、動ける大きさが必要である。
自在棒(4b)はΦ20の棒で、略「字状の形をしており、縦の方は約1メートルで、作業台(4a)に取り付けたパイプに差込、横棒の方は、先端にフック取付部(4c)が具備されていて、横部分は2メートルある。その作業台(4a)の左端に筒(4d)を取り付け、その中に自在棒(4b)を挿入しているため、2メートルの範囲で自在棒(4b)は回動し、2メートルの範囲で回転刃(3)が動き、前後にも動くため自在棒(4b)と名付けた。
フック取付部(4c)は、自在棒(4b)とフック(2a)を取り付けるために介在されたもので、フック取付部(4c)はフック(2a)を取り付けるための孔である。
筒(4d)は、作業台(4a)の角に取り付けたパイプで、その筒(4d)の中に自在棒(4b)を挿入させる。
【0038】
段落0015に出てくる真剣白刃取りは、刀を素手で止める技で、刃の側面を両手で挟み、押しても引いても動かない状態である。そして、枝切機も下から上へと切ると、枝の重さで切断面が狭くなり、回転する回転刃(3)が止まり、一旦止まると押しても、引いても動かない状態になる。一旦そのようになると、鋸でその木を切りに行かなくてはならず、作業が中断してしまう。しかし、枝が速く切れ、切断面を狭くするより早く切断する時には、往復で切っても差し支えない。
【符号の説明】
【0039】
1 エンジン 1a ハンドル
2 操作管 2a フック 2b 軸
3 回転刃 3a アングル部分 3b 傘歯車 3c 止ネジ
3f フランジ
4 高所作業車 4a 作業台 4b 自在棒 4c フック取付部
4d 筒
【要約】
【課題】 従来の枝切り作業は、高所作業車に乗って、チェーンソウで一枝づつ切っていたが時間がかかり、予算の関係で放置されていた。そこで、本発明の枝切機は、市販の草刈機を10倍大きくして、回転刃を丸鋸の刃に変え、枝切機の重心のフック(2a)を、作業台(4a)に取り付けることで、軽く操作できるものを提供する。
【解決手段】 本発明の枝切機は、エンジン(1)と操作管(2)と回転刃(3)で構成されており、エンジン(1)にはハンドル(1a)が具備されており、枝切機の重心に操作管(2)の、フック(2a)を取り付けて、吊るしている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5