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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-17
(45)【発行日】2024-07-25
(54)【発明の名称】プロセッサ・パフォーマンスの拡張
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/28 20060101AFI20240718BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20240718BHJP
   G06F 1/3212 20190101ALI20240718BHJP
   G06F 1/26 20060101ALI20240718BHJP
   G06F 1/3215 20190101ALI20240718BHJP
【FI】
G06F1/28
H02J7/00 X
H02J7/00 302A
G06F1/3212
G06F1/26 303
G06F1/3215
【請求項の数】 24
(21)【出願番号】P 2021541685
(86)(22)【出願日】2020-01-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-24
(86)【国際出願番号】 US2020012511
(87)【国際公開番号】W WO2020163030
(87)【国際公開日】2020-08-13
【審査請求日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】16/269,551
(32)【優先日】2019-02-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジー,ナヴィーン
(72)【発明者】
【氏名】クマール,バラース
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-120070(JP,A)
【文献】特開2012-006179(JP,A)
【文献】特開2003-140784(JP,A)
【文献】特開2011-055477(JP,A)
【文献】特開2016-210102(JP,A)
【文献】特開2018-007339(JP,A)
【文献】特開2016-036202(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/26- 1/3296
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットフォーム電圧調整器(VR)および一つまたは複数のプロセッサに接続され、前記プラットフォームVRに入力電力を提供するように構成された電源と;
周辺インターフェースおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、前記周辺インターフェースに電力を供給し、前記一つまたは複数のプロセッサに電力良好信号を送信するように構成された前記プラットフォームVRと;
前記プラットフォームVRおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、周辺装置に接続し、周辺インターフェース接続状態を示す信号を前記一つまたは複数のプロセッサに送信するように構成された前記周辺インターフェースと;
前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に、前記電力良好信号をマスクするように構成されたスイッチと;
前記周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し、
前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成されている
前記一つまたは複数のプロセッサとを有する、
システム。
【請求項2】
前記一つまたは複数のプロセッサが:
システム電圧および最小システム電圧を識別し;
更新された最小システム電圧を識別し;
前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するようにさらに構成されている、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記スイッチは、前記プラットフォームVRと前記一つまたは複数のプロセッサとの間に接続された隔離スイッチである、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記一つまたは複数のプロセッサは、システム電圧が最小システム電圧より低いときに、前記周辺インターフェース接続状態を示す信号を前記周辺インターフェースから受信するようにさらに構成される、請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記一つまたは複数のプロセッサは、中央処理装置(CPU)または電力管理集積回路(PMIC)のうちの一つまたは複数を有する、請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記電源が、2セルバッテリーを含む、請求項1ないし5のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記プラットフォームVRおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、前記プラットフォームVRを有効にするように構成された隔離スイッチをさらに有する、
請求項1ないし6のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記一つまたは複数のプロセッサが:
前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化する;または
前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化する
ようにさらに構成されている、請求項1ないし7のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記周辺インターフェースは、オーディオ増幅器ポート、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ポート、またはユニバーサルシリアルバス(USB)ポートのうちの一つまたは複数である、請求項1ないし8のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
当該システムが、バッテリー専用モードで動作するように構成されている、請求項1ないし9のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項11】
前記プラットフォームVRがオンにされるときに電流および電力を制限するように構成されたブレーク・プレ・メイク(BBM)スイッチ;または
前記プラットフォームVRのソフトスタート・タイミングを修正するように構成されたノブ
のうちの一つまたは複数をさらに有する、請求項1ないし10のうちいずれか一項に記載のシステム。
【請求項12】
周辺装置に接続するように構成された周辺インターフェースと;
前記周辺インターフェースに接続され、前記周辺インターフェースに電力を供給するように構成されたプラットフォーム電圧調整器(VR)と;
周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに、前記プラットフォームVRから一つまたは複数のプロセッサへの電力良好信号をマスクするように構成されたスイッチと;
前記周辺インターフェースおよび前記プラットフォームVRに接続され、
前記周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し、
前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成されている
前記一つまたは複数のプロセッサとを有する、
装置。
【請求項13】
前記一つまたは複数のプロセッサが:
当該装置のシステム電圧および最小システム電圧を識別し;
当該装置の更新された最小システム電圧を識別し;
当該装置の前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するようにさらに構成されている、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記スイッチは、前記プラットフォームVRと前記一つまたは複数のプロセッサとの間に接続された隔離スイッチである、請求項12または13に記載の装置。
【請求項15】
前記一つまたは複数のプロセッサは、前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに前記隔離スイッチをアクティブ化するようにさらに構成される、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記一つまたは複数のプロセッサは、システム電圧が最小システム電圧より低いときに、前記周辺インターフェース接続状態を示す信号を前記周辺インターフェースから受信するようにさらに構成される、請求項12ないし15のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
前記プラットフォームVRに接続され、前記プラットフォームVRを有効にするように構成された隔離スイッチと;
前記隔離スイッチに接続された遅延コントローラとをさらに有する、
請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記一つまたは複数のプロセッサが:
前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化する;または
前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化する
ようにさらに構成されている、請求項12ないし17のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記周辺インターフェースは、オーディオ増幅器ポート、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ポート、またはユニバーサルシリアルバス(USB)ポートのうちの一つまたは複数である、請求項12ないし18のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
前記プラットフォームVRがオンにされるときに電流および電力を制限するように構成されたブレーク・プレ・メイク(BBM)スイッチ;または
前記プラットフォームVRのソフトスタート・タイミングを修正するように構成されたノブ
のうちの一つまたは複数をさらに有する、請求項12ないし19のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項21】
命令を記憶している一つまたは複数のコンピュータ読み取り可能媒体であって、前記命令は一つまた複数のプロセッサによって実行されたときに装置に:
周辺インターフェース接続状態を識別し;
前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定し;
前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合にプラットフォーム電圧調整器(VR)の電力良好信号をマスクする
ことを実行させるものであり、
前記命令は、実行されたときに、前記装置にさらに:
装置のシステム電圧および最小システム電圧を識別し;
前記装置の更新された最小システム電圧を識別し;
前記装置の前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定することを実行させる、
一つまたは複数のコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項22】
前記命令は、実行されたときに、前記装置にさらに:
前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化する;または
前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化する
ことを実行させる、請求項21に記載の一つまたは複数のコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項23】
前記命令は、実行されたときに、前記装置にさらに:
前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に前記プラットフォームVRをオフにすることを実行させる、
請求項21または22に記載の一つまたは複数のコンピュータ読み取り可能媒体。
【請求項24】
前記命令が、実行されたとき、前記装置にさらに:
前記装置内のバッテリーの充電状態を識別し;
前記充電状態についての閾値を識別し;
前記装置内の前記バッテリーの前記充電状態が前記充電状態についての前記閾値より低いかどうかを判定することを実行させる、
請求項21ないし23のうちいずれか一項に記載の一つまたは複数のコンピュータ読み取り可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
タブレット、ツーインワン・デバイス、または他のユーザー装置(UE)において、中央処理装置(CPU)のパフォーマンスは、バッテリーの充電状態が低下するにつれて低下する可能性がある。これは、電源コンセントから切り離されているときにポータブル装置からの高いパフォーマンスを享受したいと望むユーザーにとって、わずらわしい、または腹立たしいものとなりうる。
【0002】
たとえば、バッテリーの充電状態(state of charge、SOC)がある閾値を下回るとシステムがクラッシュする可能性があるため、バッテリー電源のシステムではCPUパフォーマンスが制限されることがある。より低いバッテリーSOCでは、高いCPUパフォーマンスによって誘起される電圧降下は、システム電圧を、電圧調整器の最小入力電圧よりも低下させる可能性がある。さらには、電圧調整器のための十分な入力電圧の欠如は、システムをクラッシュさせる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0003】
技術の実施形態の特徴および利点は、添付の図面の関連で、以下の詳細な説明から明白となるであろう。図面は、例として、さまざまな技術特徴を一緒に示している。
【0004】
図1a】例示的実施形態による動的バッテリー電力のためのシステムを示す。
【0005】
図1b】例示的実施形態による動的バッテリー電力のためのシステムを示す。
【0006】
図1c】例示的実施形態による動的バッテリー電力のためのシステムを示す。
【0007】
図1d】例示的実施形態による動的バッテリー電力のためのシステムを示す。
【0008】
図2a】例示的実施形態によるプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するための図を示す。
【0009】
図2b】例示的実施形態によるプラットフォーム電圧調整器(VR)の機能を示す。
【0010】
図3a】例示的実施形態による、さまざまな電力レベルにおける出力電圧のグラフを示す。
【0011】
図3b】例示的実施形態による、さまざまな電力レベルにおける出力電圧のグラフを示す。
【0012】
図4】例示的実施形態によるプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するように動作可能なシステムを示す。
【0013】
図5】例示的実施形態によるプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するように動作可能な装置を示す。
【0014】
図6】例示的実施形態によるプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するように動作可能な機能を示す。
【0015】
図7】例示的実施形態によるデータ記憶装置を含む計算システムを示す。
【0016】
ここで、図示された例示的実施形態を参照していく。本明細書では、これを記述するために個別的な言辞を使用するが、それにより技術範囲の限定は意図されていないことが理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0017】
開示される技術の実施形態が記載される前に、本開示は、本明細書に開示される特定の構造、プロセス段階、または材料に限定されるものではなく、関連技術の当業者によって認識されるであろうそれらの等価物に拡張されることが理解されるべきである。また、本明細書で使用される用語は、特定の例または実施形態を記載するために使用されているだけであり、限定することは意図されていないことも理解されるべきである。異なる図面における同一の参照番号は、同じ要素を表わす。フローチャートおよびプロセスで提供される番号は、ステップおよび動作を説明する際に明確にするために提供されるものであり、必ずしも特定の順序またはシーケンスを示すものではない。
【0018】
さらに、記載される特徴、構造、または特性は、一つまたは複数の実施形態において、任意の好適な仕方で組み合わされることができる。以下の説明では、さまざまな発明実施形態の十全な理解を提供するために、レイアウトの例、距離、ネットワーク例など、多数の個別的な詳細が提供される。しかしながら、当業者は、そのような詳細な実施形態は、本明細書に明記されている全体的な技術概念を限定するものではなく、単にその代表的なものであることを理解するであろう。
【0019】
本明細書において使用されるところでは、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈がそうでないことを明確に指定するのでない限り、複数の対象に対する明確なサポートを含む。よって、たとえば、「ポート」への言及は、複数の当該ポートを含む。
【0020】
本明細書を通じた「例」への言及は、その例との関連で記載された特定の特徴、構造、または特性が本発明の少なくとも一実施形態に含まれることを意味する。よって、本明細書を通じた随所における「一例では」または「ある実施形態」という語句の出現は、必ずしもみな同一の実施形態を指すものではない。
【0021】
本明細書において使用されるところでは、複数のアイテム、構造要素、組成要素、および/または材料は、便宜上、共通のリストで提示することがある。しかしながら、これらのリストは、あたかもリストの各要素が別個の独自の要素として個別に同定されているかのように解釈されるべきである。よって、そのようなリストの個々の要素は、そうでないことの指示がなければ、共通のグループにおけるそれらの呈示のみに基づいて同じリストのいずれかの他の要素と実質的な等価物であると解釈されるべきではない。さらに、本技術のさまざまな実施形態および例は、そのさまざまな構成要素についての代替とともに、本明細書において参照されることができる。そのような実施形態、例、および選択肢は、互いの事実上の等価物としては解釈されず、本開示の下では、別個の自律的な表現とみなされるべきであることが理解される。
【0022】
さらに、記載された特徴、構造、または特性は、一つまたは複数の実施形態において、任意の好適な仕方で組み合わされることができる。以下の説明では、発明実施形態の十全な理解を提供するために、レイアウトの例、距離、ネットワーク例などの多くの個別的な詳細が提供される。しかしながら、当業者は、技術は、こうした個別的な詳細の一つまたは複数なしに、または他の方法、構成要素、レイアウトなどとともに実施できることを認識するであろう。他方では、周知の構造、材料、または動作は、本開示の諸側面を埋没させることを避けるために、詳細には図示または説明されないことがある。
【0023】
本開示において、「comprises」、「comprising」、「containing」および「having」などは、米国特許法においてそれらに与えられた意味をもつことがあり、「includes」、「including」などを意味することができ、一般に、オープンエンドの用語と解釈される。用語「consisting of」または「consists of」は、クローズドの用語であり、かかる用語に関連して具体的に列挙された構成要素、構造、ステップなどおよび米国特許法に従うもののみを含む。「consisting essentially of」または「consists essentially of」は、米国特許法によりそれらに一般的に与えられた意味を有する。特に、かかる用語は、一般的にクローズドの用語であり、例外として、それらに関連して使用されるアイテムの基本的および新規な特徴または機能に実質的に影響を与えない追加のアイテム、材料、構成要素、ステップ、またはエレメントを含むことは許容される。たとえば、組成物に存在するが組成物の性質または特性に影響を及ぼさない微量要素は、「consisting essentially of」の言辞の下に存在する場合、そのような用語に従ったアイテムのリストに明示的に記載されていないとしても、許容できる。本稿において「comprising」または「including」のようなオープンエンドの用語を使うときは、「consisting essentially of」言辞および「consisting of」言辞に対しても、あたかも明示的に述べられているかのように直接的なサポートが与えられるべきであることが理解される。逆も成り立つ。
【0024】
明細書および請求項における用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」などは、もしあれば、同様の要素を区別するために使用されるのであって、必ずしも特定の逐次順序または時間的順序を記載するためではない。本明細書に記載された実施形態が、たとえば、本願で図示された、または別の仕方で記載されたもの以外の序列で動作可能であるような適切な状況の下では、そのように使用される用語はいずれも交換可能であることが理解されるべきである。同様に、ある方法が一連の段階を含むものとして本明細書に記載されている場合、本明細書に記載されているような段階の順序は、必ずしも、そのような段階が実行されうる唯一の順序ではなく、記載されている段階のあるものは、可能性としては省略されてもよく、および/または本明細書に記載されていない他のある段階がその方法に追加されてもよい。
【0025】
用語「結合された」および「接続された」は、交換可能に使用されることができ、電気的または非電気的な仕方で直接的または間接的に接続されたアイテムまたは構造の間の関係を指す。「直接結合された」または「直接接続された」オブジェクトまたは要素は、互いに物理的に接触しているか、または他の仕方で、両者の間に介在する装置や構成要素なしに接続されている。本明細書では、「結合された」または「接続された」の記載は、「直接結合された」または「直接接続された」についての明確なサポートを提供する。本明細書で互いに「隣接する」と記載されたオブジェクトは、その句が使用される文脈に応じて、互いに物理的に接触していることもあれば、互いに近接していることもあれば、あるいは互いと同じ概括的な領域もしくはエリアにあることがありうる。
【0026】
本明細書において、「ある実施形態では」または「ある側面では」という句の出現は、必ずしもみなが同じ実施形態または側面を指しているわけではない。
【0027】
本明細書で使用されるところでは、「増加した」、「減少した」、「よりよい」、「より悪い」、「より高い」、「より低い」、「向上した」、「最大化された」、「最小化された」などの比較用語は、周囲のまたは隣接するエリアにおける、単一の装置における、または複数の同等の装置における、グループまたはクラスにおける、複数のグループまたはクラスにおける他の装置、構成要素または活動とは測定可能なほど異なる、または既知の技術水準と比較して測定可能なほど異なる装置、構成要素または活動の特性を指す。たとえば、「増加した」感度をもつセンサーは、アレイ内の一つまたは複数の他のセンサーよりも低いレベルまたは検出閾値を有する、センサーアレイ内のセンサーを指すことができる。材料、構成、アーキテクチャー、接続等を含むいくつかの要因が、そのような感度の増加を引き起こす可能性がある。
【0028】
本明細書において、「実質的に」という用語は、作用、特徴、特性、状態、構造、アイテム、または結果の完全なまたはほぼ完全な範囲または程度を指す。たとえば、「実質的に」囲まれた物体は、物体が完全に囲まれているかほぼ完全に囲まれていることを意味する。絶対的完全性からの逸脱の厳密な許容可能な程度は、場合によっては、特定の状況に依存しうる。しかしながら、一般的に言って、完全性の近さは、絶対的で全面的な完全が得られたかのような、同じ全体的な結果を有するようにするものであろう。作用、特徴、特性、状態、構造、アイテム、または結果の完全なまたはほぼ完全な欠如を指す否定的な含意で使われるときにも、「実質的に」の使用は等しく適用可能である。たとえば、粒子が「実質的にない」組成は、粒子が完全に欠如していること、またはあたかも粒子が完全に欠如しているかのように効果が同じとなるほど、粒子がほぼ完全に欠如している。言い換えると、成分または要素が「実質的にない」の組成物は、それでも、そのようなアイテムを含むことがありうる。その測定可能な効果がなければよい。
【0029】
本明細書で使用されるところでは、用語「約」は、与えられた値が、エンドポイントの「少し上」または「少し下」であってもよいことを規定することによって、数値範囲のエンドポイントに柔軟性を提供するために使用される。しかしながら、本明細書で特定の数値に関して用語「約」が使用される場合であっても、「約」用語なしに記載される厳密な数値に対するサポートも提供されることが理解されるべきである。
【0030】
数値的な量およびデータは、本明細書において範囲フォーマットで表現または呈示されることがある。そのような範囲フォーマットは、単に簡便のために使用されており、よって、範囲の限界として明示的に記載された数値を含むだけでなく、その範囲内に包含されるすべての個々の数値またはサブ範囲をも、あたかもそれぞれの数値およびサブ範囲が明示的に記載されているかのように、含むように、柔軟に解釈されるべきであることが理解されるべきである。例示として、「約1ないし約5」の数値範囲は、約1ないし約5の明示的に記載された値を含むだけでなく、指示された範囲内の個々の値およびサブ範囲をも含むと解釈されるべきである。よって、この数値範囲には、2、3、および4のような個々の値、および1~3、2~4、および3~5のようなサブ範囲、ならびに1、1.5、2、2.3、3、3.8、4、4.6、5、および5.1のような個々の値が含まれる。
【0031】
この原理は、最小または最大として1つの数値のみを記載する範囲に適用される。さらに、そのような解釈は、記載されている範囲または特性の幅にかかわらず適用されるべきである。
【0032】
技術実施形態の最初の概観が以下に提供され、その後、個別的な技術実施形態が後にさらに詳細に記載される。この最初の要約は、読者が技術をより手早く理解するのを助けることを意図したものであり、重要なまたは本質的な技術的特徴を特定することを意図したものではなく、特許請求される主題事項の範囲を限定することを意図したものでもない。別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
【0033】
タブレット、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、2イン1デバイス、または他のユーザー装置(UE)において、中央処理装置(CPU)のパフォーマンスは、バッテリーの充電状態が低下するにつれて低下することがある。これは、電源コンセントから切り離されているときにポータブル装置から高パフォーマンスを享受したいと望むユーザーにとって、わずらわしく、腹立たしいことがある。
【0034】
多くのシステムは、プラットフォーム電圧調整器(voltage regulator、VR)(たとえば、5ボルトVR(5V VR))を使用する。しかしながら、そのようなシステム、たとえば2セルバッテリーシステムでは、バッテリーの充電状態がある閾値を下回るとシステムがクラッシュする可能性があるため、CPUパフォーマンスが制限されることがある。より低いバッテリー充電状態では、高いCPUパフォーマンスの使用から生じる電圧降下は、バッテリーからの出力電圧を、プラットフォームVRのために使用される最小入力電圧より下に低下させるのに十分でありうる。
【0035】
一例では、燃料ゲージ(fuel gauge)を通じてバッテリーパック電力能力を決定するために、動的バッテリー電力技術(dynamic battery power technology、DBPT)が使用できる。DBPTはまた、システムをクラッシュさせることなくプラットフォームVRが動作可能でありうる許容可能な電力レベルを決定するためにも使用できる。そのようなシステムでは、バッテリーの充電状態が低下するにつれて、CPUパフォーマンスは典型的には低下する。提案されている解決策の1つはバックブースト調整器(buck boost regulator)であるが、そのような調整器はコストが高いことがあり、効率が低いことがある。
【0036】
一例では、システムは、電源、プラットフォームVR、周辺インターフェース、スイッチ、または一つまたは複数のプロセッサを含むことができる。電源は、プラットフォームVRおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続されることができ、プラットフォームVRに入力電力を提供するように構成されることができる。プラットフォームVRは、周辺インターフェースおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続されることができ、周辺インターフェースに電力を与え、前記一つまたは複数のプロセッサに電力良好信号を送信するように構成されることができる。周辺インターフェースは、プラットフォームVRおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続されることができ、周辺装置に接続し、周辺インターフェース接続状態が接続として識別されたときに前記一つまたは複数のプロセッサに信号を送信するように構成されることができる。スイッチは、周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに、電力良好信号をマスクするように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、周辺インターフェース接続状態が接続か切断かを識別するように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成されることができる。
【0037】
一例では、図1の回路図に示されるように、回路は、バッテリーパック102、プラットフォーム電圧調整器および/または電力管理集積回路(power management integrated circuit、PMIC)114、周辺インターフェース116、電圧調整器112、および一つまたは複数のプロセッサ110を含むことができる。
【0038】
一例では、バッテリーパック102は、第1のバッテリーセル(たとえば、Vcell_1)および第2のバッテリーセル(たとえば、Vcell_2)を含むことができる。第1のバッテリーセルと第2のバッテリーセルは直列に接続されることができる。第1のバッテリーセルおよび第2のバッテリーセルは、インピーダンスまたは抵抗(たとえば、Rcell)を含むことができる。バッテリーパック102は、インピーダンスまたは抵抗をもつ一つまたは複数のトランジスタ(たとえば、Rf1およびRf2)と、一つまたは複数のインピーダンスまたは抵抗(たとえば、Rs1およびRcon)とさらに含むことができ、これらは、全体的なインピーダンスまたは抵抗(たとえば、Rbat)によって表わすことができる。
【0039】
一例では、システムは、バッテリーパック102の出力とPMIC 114のプラットフォームVR 114の入力との間のインピーダンスまたは抵抗を含むことができるインピーダンスまたは抵抗(たとえば、Rsys)を含むことができる。
【0040】
一例では、バッテリーパックは、燃料ゲージ集積回路(IC)104とバッテリーターボ(battery_turbo)の論理106とを含むことができる。燃料ゲージIC 104は、バッテリーパック102の制約条件に基づいて、バッテリーパックが任意の所与の時点においてシステムに供給することができる最大電力(たとえば、Pmax_bat)を計算するように構成されることができる。バッテリーパックからの電流(たとえばIpack)は、最大値(Imax_pack)をとることができる。したがって、バッテリーパックが任意の所与の時点においてシステムに供給できる最大電力は、パラメータRcell、Rbat、Rsys、およびImax_pack、Vcell_1、およびVcell_2に基づくことができる。一例では、システム電圧(Vsys)は、プラットフォーム電圧調整器114の入力において、Vsys=Vcell_1+Vcell_2-[Ipack*(Rcell+Rbat+Rsys)]として定義される。一例では、バッテリーパックから最大電流が引き出される場合、システム電圧は、最小システム電圧(たとえば、Vmin)でありうる。燃料ゲージIC 104はPmax_batを計算することができ、これは通信インターフェースを通じてバッテリーパック102から埋め込みコントローラ(embedded controller (EC)に通信されることができる。
【0041】
一例では、バッテリーパック102は、プラットフォーム電圧調整器114および電圧調整器112に接続されることができる。一例では、プラットフォーム電圧調整器114は、5ボルト電圧調整器(5V VR)または3.3ボルト電圧調整器(3.3V VR)を含むことができる。5V VRおよび3.3V VRのそれぞれは、周辺インターフェース116に接続されることができる。
【0042】
一例では、電圧調整器112は、12.6ボルト電圧調整器(12.6V VR)を含むことができる。12.6V VRは、1.8ボルト信号を一つまたは複数のプロセッサ110(たとえば、中央処理装置(CPU))に送信するように構成されることができる。CPUは、可変電力で動作するように構成されることができる。一例では、プラットフォームVR 114(たとえば、5V VR)は、接続156を介して前記一つまたは複数のプロセッサ110に、指定された電圧(たとえば、5V)を送るように構成されることができる。
【0043】
一例では、プラットフォーム電圧調整器および/またはPMIC 114は、周辺インターフェース116に接続されることができる。周辺インターフェース116は、オーディオ増幅器ポート、高精細マルチメディアインターフェース(high-definition multimedia interface、HDMI(登録商標))ポート、またはユニバーサルシリアルバスポート(universal serial bus、USB)のうちの一つまたは複数を含むことができる。周辺インターフェースは、オーディオ増幅器装置、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))装置、またはユニバーサルシリアルバス(USB)装置のうちの一つまたは複数に接続されるように構成されることができる。周辺インターフェース116は、接続122を介してCPU 110に接続されることができる。
【0044】
一例では、プラットフォームVRおよび/またはPMIC 114は、プラットフォームVR、PMIC、またはプラットフォームVRおよびPMICの両方を含むことができる。プラットフォームVRは、5ボルトVR、3.3ボルトVR、または周辺インターフェース116に電力を提供するように構成できる任意の他の電圧のVRを含むことができる。
【0045】
一例では、CPU 110は、接続126を通じてプラットフォームVRおよび/またはPMIC 114に接続できるスイッチ124に接続できる遅延コントローラ128に接続できる。遅延コントローラ128は、スイッチ124をアクティブ化するように構成されることができ、スイッチ124は、プラットフォームVR 114を有効または無効にするように構成されることができる。
【0046】
一例では、プラットフォームVRおよび/またはPMIC 114は、接続118を介してスイッチ120に接続されることができる。スイッチ120は、プラットフォームVRからCPUへの電力良好信号(power good signal)をマスクするように構成されることができる。プラットフォームVRおよび/またはPMIC 114は、接続156を介してCPUに接続されることができる。
【0047】
一例では、図1bの図に示されるように、バッテリーパック102は、燃料ゲージIC 104および/またはバッテリーターボ(Battery_Turbo)の論理106を使用して、バッテリーインピーダンスまたは抵抗(たとえばRbat)、システム・インピーダンスまたは抵抗(たとえばRsys)、最小システム電圧(たとえばVmin)、バッテリーパックからの最大電流(たとえばImax_pack)、またはバッテリーパックからの最大電力(たとえばPmax_batt)を含む一つまたは複数のパラメータを識別、決定、計算、または測定するように構成されることができる。
【0048】
一例では、バッテリーパック102は、燃料ゲージ集積回路(IC)104と、バッテリー内のターボ論理106(たとえば、バッテリーターボの論理)とを含むことができる。バッテリーパック102は、埋め込みコントローラ(EC)および/または動的バッテリー電力技術(DBPT)のファームウェアまたはソフトウェアに、バッテリーについての最大電力Pmax_battの値を送信するように構成されることができる。Pmax_battは定期的に更新されることができる。一例では、Pmax_battは、約1秒以下の周期で更新されることができる。
【0049】
一例では、動的バッテリー電力技術(DBPT)は、Pmax_battの値に基づいてパラメータ、電力レベル4(power level 4、PL4)の値を決定するように構成されることができる。一例では、PL4は、周期的に更新されることができる。一例では、PL4は、超えてはならない電力レベルでありうる。DBPTは、プラットフォーム環境制御インターフェース(platform environmental control interface、PECI)またはモデル固有レジスタ(model specific register、MSR)とインターフェースするように構成されることができる。CPU 110のパフォーマンスは、前述のパラメータおよび構成要素のいずれかによって制御されることができ、および/または前述のパラメータおよび構成要素が、CPU 110によって制御されることができる。
【0050】
一例では、図1cに示されるように、プラットフォームVR 114aおよび他のシステムVR 170は、電力良好信号114bおよび172を電力管理論理ブロック114cに提供するように構成されることができる。この例では、プラットフォームVRは有効化スイッチに接続されることができる。3.3V VR、1.8V VR、または任意の他の電圧のVRを含みうる他のシステムVRは、それぞれ有効化スイッチに接続されることができる。
【0051】
一例では、プラットフォームVRおよび/またはPMIC 114は、プラットフォームVR 114aおよび電力管理論理114cを含むことができる。プラットフォームVRおよび/またはPMIC 114は、プラットフォームVR 114aへの有効化スイッチおよびプラットフォームVR 114aと電力管理論理ブロック114cとの間の接続114bをさらに含むことができる。他のシステムVR 170は、プラットフォームVRおよび/またはPMIC 114の内部または外部に含まれることができる。プラットフォームVRおよび/またはPMIC 114は、接続156を介してCPU 110に接続されることができる。
【0052】
一例では、図1dに示されるように、プラットフォームVR 114aおよび他のシステムVR 170は、電力良好信号114bおよび172を電力管理論理ブロック114cに提供するように構成されることができる。この例では、プラットフォームVR 114aは、直接または間接的に有効化スイッチに接続されることができる。他のシステムVR 170は、3.3V VR、1.8V VR、または任意の他の電圧のVRを含むことができ、それぞれ有効化スイッチに接続されることができる。
【0053】
一例では、隔離スイッチ120が、プラットフォームVR 114aからの電力良好信号114bをマスクするように構成されることができる。別の例では、隔離スイッチ120は、プラットフォームVR 114aからの電力良好信号114bをマスク解除するように構成されることができる。隔離スイッチ120は、周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに、プラットフォームVR 114aからの電力良好信号114bをマスクするように構成されることができる。隔離スイッチ114aは、周辺インターフェース接続状態が接続として識別されたときに、プラットフォームVR 114aからの電力良好信号114bをマスク解除するように構成されることができる。
【0054】
一例では、隔離スイッチ124は、プラットフォームVR 114aを無効にするように構成されることができる。別の例では、隔離スイッチ124は、プラットフォームVR 114aを有効にするように構成されることができる。
【0055】
一例では、隔離スイッチ120は、ターンオン/オフ遅延コントローラ121によってアクティブ化または非アクティブ化されることができる。隔離スイッチ124は、遅延コントローラ128によってアクティブ化または非アクティブ化されることができる。ターンオン/オフ遅延コントローラ121および遅延コントローラ128のそれぞれは、接続186および188を介して一つまたは複数のプロセッサ(たとえば、ターボコントローラ184)によって制御されることができる。ターボコントロール184は、CPU 110によって制御されることができる。
【0056】
一例では、電源(たとえば、バッテリーパック)は、プラットフォームVRに入力電力を提供するように構成されることができる。一例では、電源は、2セルバッテリーであってもよい。一例では、電源は、装置の内部にあってもよい。一例では、電源は、装置の外部にあってもよい。
【0057】
一例では、周辺機器が、周辺インターフェースに接続されるように構成されることができる。プラットフォームVRは、周辺インターフェースに電力を供給するように構成されることができる。周辺インターフェースは、周辺機器が周辺インターフェースに接続されているときに接続として識別できる周辺インターフェース接続状態をもつことができる。周辺インターフェースは、周辺機器が周辺インターフェースから切断された、または接続されていないときに、切断として識別できる周辺インターフェース接続状態をもつことができる。一例では、周辺インターフェースは、オーディオ増幅器ポート、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ポート、またはユニバーサルシリアルバス(USB)ポートのうちの一つまたは複数を含むことができる。一例では、装置は、バッテリーのみモードで動作するように構成されることができる。
【0058】
一例では、装置は、周辺インターフェース、プラットフォームVR、隔離スイッチ、一つまたは複数のプロセッサ、ブレーク・ビフォア・メイク(break-before-make、BBM)スイッチ、またはプラットフォームVRのソフトスタート・タイミングを修正するように構成されたノブのうちの一つまたは複数を含むことができる。BBMスイッチは、プラットフォームVRがオンにされたときに、CPUターボ(CPU Turbo)からの電力引き出しとプラットフォームVRからの電流のインラッシュ(in rush)とが同時に起こることを防止するように構成されることができる。一例では、プラットフォームVRがオンにされるときの電流のインラッシュを制限するため、プラットフォームVRのソフトスタート・タイミングを修正するようにノブが構成されることができる。
【0059】
一例では、図2aに示されるように、一つまたは複数のプロセッサが、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成されることができる。動作202では、一つまたは複数のプロセッサが複数の動作を開始するように構成されることができる。動作204では、前記一つまたは複数のプロセッサは、バッテリーの充電状態が閾値未満であるかどうかを判定することができる。バッテリーの充電状態が閾値を下回る場合、動的バッテリー電力技術(DBPT)が動作206において開始されることができる。バッテリーの充電状態が閾値を下回らない場合は、動作202が開始されることができる。
【0060】
別の例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作204において、装置のシステム電圧および装置の最小システム電圧を識別し、装置のシステム電圧が装置の最小システム電圧より低いかどうかを判定することができる。装置のシステム電圧が装置の最小システム電圧より低い場合、動作206において動的バッテリー電力技術(DBPT)が開始されることができる。装置のシステム電圧が装置の最小システム電圧より低くない場合、動作202が開始されることができる。
【0061】
一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作208において周辺インターフェース接続状態を識別するように構成されることができる。周辺インターフェース接続状態が切断として識別される場合、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作210においてプラットフォームVRの電力良好信号をマスクするように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、電力良好信号のマスキング前に時間遅延をアクティブ化するように構成されることができる。別の例では、周辺インターフェース接続状態が切断として識別される場合、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作210においてプラットフォームVRをオフにするように構成されることができる。
【0062】
一例では、動作210においてプラットフォームVRの電力良好信号がマスクされた後、または動作210においてプラットフォームVRがオフにされた後、動作212において時間遅延が発生しうる。時間遅延の後、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作214において一つまたは複数のプロセッサ(たとえば、CPU)に対して、より高いターボ限界(turbo limits)を信号伝達するように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、装置の更新された最小システム電圧を識別し、装置の更新された最小システム電圧に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定することによって、より高いターボ限界を信号伝達することができる。
【0063】
一例では、動作216において時間遅延が生じうる。動作216における時間遅延の後、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作218において、CPUターボをオフにするように構成されることができる。この動作において、前記一つまたは複数のプロセッサは、装置の更新された最小システム電圧の代わりに、装置の最小システム電圧を使用することができる。動作220において時間遅延が続くことができる。該時間遅延の後、前記一つまたは複数のプロセッサは、プラットフォームVRがオフにされている場合、動作222においてプラットフォームVRをオンにするように構成されることができる。動作224では、プラットフォームVRについてソフトスタート遅延が使用されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、動作226においてプラットフォームVRの電力良好をマスク解除するように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、動作208に戻るように構成されることができる。
【0064】
一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作208において周辺インターフェース接続状態を識別するように構成されることができる。周辺インターフェース接続状態が接続として識別される場合、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作228において、通常のターボ限界を前記CPUに信号伝達するように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、動作230において周辺インターフェース接続状態が切断として識別されるかどうかを周期的に識別するように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサが、動作230において周辺インターフェース接続状態を接続として識別する場合、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作228に戻るように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサが、動作230において周辺インターフェース接続状態を切断として識別する場合、前記一つまたは複数のプロセッサは、動作208に戻るように構成されることができる。
【0065】
一例では、図2bに示されるように、プラットフォームVRは、前記一つまたは複数のプロセッサが、時間期間t1にわたって周辺インターフェース接続状態をモニタリングできるように、周期的にオンおよびオフされるように構成されることができる。一例では、t1は、100ミリ秒未満の範囲を含むことができる。別の例では、t1は、閾値(たとえば、500ミリ秒)未満の範囲を含むことができ、閾値は、システムの制約条件に依存して変わりうる。時間期間t2においては、前記一つまたは複数のプロセッサは、周辺インターフェース接続状態をモニタリングしなくてもよい。一例では、t2は、100ミリ秒未満の範囲を含むことができる。別の例では、t2は、閾値(たとえば、500ミリ秒)未満の範囲を含むことができ、閾値は、システムの制約条件に依存して変わりうる。時間期間t1およびt2は、前記一つまたは複数のプロセッサが、より頻繁に周辺インターフェース接続状態をモニタリングすることを許容するために、小さくされてもよい。
【0066】
一例では、一つまたは複数のプロセッサが周期的に周辺インターフェース接続状態を識別することができる。プラットフォームVRは、242でオフであることができる。プラットフォームVRは、t1の継続時間について、244でオンにされることができ、前記一つまたは複数のプロセッサは、周辺インターフェース接続状態をモニタリングすることができる。プラットフォームVRは、t2の継続時間について、246でオフにされることができ、前記一つまたは複数のプロセッサは、周辺インターフェース接続状態をモニタリングしなくてもよい。プラットフォームVRは、t1の時間期間について、248でオンにされることができ、前記一つまたは複数のプロセッサは、周辺インターフェース接続状態をモニタリングすることができる。プラットフォームVRは、t2の時間期間について、250でオフにされることができ、前記一つまたは複数のプロセッサは、周辺インターフェース接続状態をモニタリングしなくてもよい、などとなる。一例では、プラットフォームVRは、前記一つまたは複数のプロセッサが周期的に周辺インターフェース接続状態をモニタリングできる間、オンであるように構成されることができる。
【0067】
一例では、図3aのグラフに示されるように、バッテリーパック(たとえば、2S2Pバッテリーパック)の出力電圧は、バッテリーについての充電状態(SoC)およびさまざまなプラットフォーム電力レベルに基づいて決定できる。
【0068】
一例302では、バッテリーセルは、約100%の充電状態で約4ボルトの出力電圧から、約10%の充電状態で3.0ボルト~3.5ボルトの出力電圧までの間の範囲でありうる。この例では、バッテリーセルの充電状態が減少するにつれて、バッテリーセルの出力電圧が減少しうる。
【0069】
一例304では、電力レベル70ワットにあるバッテリーパックは、約100%の充電状態で約7ボルトの出力電圧から、約10%の充電状態で約4.5ボルトの出力電圧までの間の範囲でありうる。この例では、バッテリーパックの充電状態が約100%から約65%に減少するにつれて、バッテリーパックの出力電圧は、約7ボルトの出力電圧から約6ボルト(315)の出力電圧に減少することができる。充電状態のこの範囲310(たとえば、100%から65%)では、この例では、最大ターボ周波数(maximum turbo frequency)が利用可能である。
【0070】
一例360では、40ワットの電力レベルのバッテリーパックについて、バッテリーパックの充電状態が約65%未満に低下したとき、約65%と15%との間の範囲320において高周波数モード(high frequency mode、HFM)が利用可能である。充電状態についてのこの範囲では、出力電圧は、約65%の充電状態について約7ボルトから約15%の充電状態について約6ボルト(325)の範囲である。
【0071】
一例308では、29ワットの電力レベルのバッテリーパックについて、バッテリーパックの充電状態が約15%未満に低下したとき、約15%から10%の間の範囲330において低周波数モード(low frequency mode、LFM)が利用可能である。充電状態のこの範囲では、出力電圧は、約15%の充電状態についての約6.5ボルトから約10%の充電状態についての約6ボルト(335)の間の範囲であることができる。
【0072】
一例では、バッテリーパックの充電状態が約10%を下回ると、最大ターボ周波数、HFM、またはLFMのいずれも利用可能になれない。
【0073】
一例では、図3bのグラフに示されるように、バッテリーパック(たとえば、2S2Pバッテリーパック)の出力電圧は、バッテリーについての充電状態(SoC)およびさまざまなプラットフォーム電力レベルに基づいて決定できる。
【0074】
一例304では、電力レベル70ワットのバッテリーパックは、約100%の充電状態での約7ボルトの出力電圧から、約10%の充電状態での約4.5ボルトの出力電圧までの範囲でありうる。この例では、バッテリーパックの充電状態が約100%から約65%に減少するにつれて、バッテリーパックの出力電圧は、約7ボルトの出力電圧から約6ボルト(315)の出力電圧に減少することができる。充電状態のこの範囲310(たとえば、100%から65%)では、前述のように最大ターボ周波数が利用可能である。
【0075】
一例304では、バッテリーパックの充電状態が約65%から約15%に減少するにつれて、バッテリーパックの出力電圧は、約6ボルトの出力電圧から約5ボルト(350)の出力電圧に減少することができる。充電状態のこの範囲320(たとえば、65%から15%)において、この例では、6ボルトのシステムVminが5ボルトの新システムVminに下げられた場合は、最大ターボ周波数も利用可能になりうる。
【0076】
別の例は、図4のフローチャートに示されるように、システムの機能性400を提供する。システムは、ブロック410にあるように、プラットフォーム電圧調整器(VR)および一つまたは複数のプロセッサに接続され、プラットフォームVRに入力電力を供給するように構成された電源を含むことができる。システムは、さらに、ブロック420にあるように、周辺インターフェースおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、周辺インターフェースに電力を供給し、前記一つまたは複数に電力良好信号を送信するように構成された前記プラットフォームVRを含むことができる。システムは、さらに、ブロック430にあるように、プラットフォームVRおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、周辺装置に接続し、周辺インターフェース接続状態が接続として識別されたときに前記一つまたは複数のプロセッサに信号を送信するように構成された前記周辺インターフェースを含むことができる。システムは、さらに、ブロック440にあるように、周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに、電力良好信号をマスクするように構成されたスイッチを含むことができる。システムは、さらに、ブロック450にあるように、周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し、周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成された前記一つまたは複数のプロセッサを含むことができる。
【0077】
別の例は、図5のフローチャートに示されるように、装置の機能性500を提供する。装置は、ブロック510にあるように、周辺装置に接続するように構成された周辺インターフェースを含むことができる。装置は、ブロック520にあるように、前記周辺インターフェースに接続され、前記周辺インターフェースに電力を供給するように構成されたプラットフォーム電圧調整器(VR)を含むことができる。装置は、ブロック530にあるように、周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに、プラットフォームVRから一つまたは複数のプロセッサへの電力良好信号をマスクするように構成されたスイッチを含むことができる。装置は、ブロック540にあるように、周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し、周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成された一つまたは複数のプロセッサを含むことができる。
【0078】
別の例は、図6のフローチャートに示されるように、装置コンポーネントの機能性600を提供する。装置は、一つまたは複数のプロセッサを含むことができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、ブロック610にあるように、周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別するように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、ブロック620にあるように、周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成されることができる。前記一つまたは複数のプロセッサは、ブロック630にあるように、周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に、プラットフォーム電圧調整器(VR)の電力良好信号をマスクするように構成されることができる。
【0079】
図7は、本技術で用いることができる一般的なコンピューティング・システムまたは装置700を示す。コンピューティング・システム700は、メモリ704と通信するプロセッサ702を含むことができる。メモリ704は、データを記憶する、データにアクセスする、データを編成する、および/またはデータを取り出すことができる任意の装置、装置の組み合わせ、回路などを含むことができる。限定しない例は、SAN(Storage Area Network[ストレージエリアネットワーク])、クラウドストレージネットワーク、揮発性または不揮発性RAM、相変化メモリ、光学媒体、ハードドライブタイプの媒体などを、それらの組み合わせも含めて、含む。
【0080】
コンピューティング・システムまたは装置700は、さらに、システムのさまざまな構成要素間の接続性のためのローカル通信インターフェース706を含む。たとえば、ローカル通信インターフェース706は、ローカルデータバスおよび/または所望されうる任意の関係したアドレスバスもしくは制御バスであることができる。
【0081】
コンピューティング・システムまたは装置700はまた、システムのI/O機能を制御するため、およびコンピューティング・システム700の外部の装置へのI/O接続性のための、I/O(入出力)インターフェース708を含むことができる。ネットワーク接続性のためにネットワーク・インターフェース710も含まれてもよい。ネットワーク・インターフェース710は、システム内およびシステム外の両方のネットワーク通信を制御することができる。ネットワーク・インターフェースは、有線インターフェース、無線インターフェース、Bluetoothインターフェース、光インターフェースなどを、それらの適切な組み合わせを含めて、含むことができる。さらに、コンピューティング・システム700は、ユーザー・インターフェース712、表示装置714、およびそのようなシステムにとって有益であろうさまざまな他の構成要素をさらに含むことができる。
【0082】
プロセッサ702は、単一または複数のプロセッサであることができ、メモリ704は、単一または複数のメモリであることができる。ローカル通信インターフェース706は、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ、単一のメモリ、複数のメモリ、前記のさまざまなインターフェースなどの、任意の有用な組み合わせにおける任意のものの間の通信を容易にするための経路として使用できる。
【0083】
さまざまな技法、またはそのある種の側面もしくは部分は、フロッピーディスケット、CD-ROM、ハードドライブ、非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体、または他の任意の機械読み取り可能記憶媒体のような有形の媒体において具現されたプログラムコード(すなわち、命令)の形をとることができ、プログラムコードがコンピュータのような機械にロードされ、それによって実行されると、その機械は前記のさまざまな技法を実施するための装置となる。回路は、ハードウェア、ファームウェア、プログラムコード、実行可能コード、コンピュータ命令、および/またはソフトウェアを含むことができる。非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、信号を含まないコンピュータ読み取り可能記憶媒体であってもよい。プログラマブルコンピュータ上でのプログラムコード実行の場合、コンピューティング装置は、プロセッサ、プロセッサによって読み取り可能な記憶媒体(揮発性および不揮発性メモリおよび/または記憶素子を含む)、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置を含むことができる。揮発性および不揮発性メモリおよび/または記憶素子は、RAM、EPROM、フラッシュドライブ、光ドライブ、磁気ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、または電子データを記憶するための他の媒体であることができる。ノードおよび無線装置はまた、トランシーバモジュール、カウンタモジュール、処理モジュール、および/またはクロックモジュールもしくはタイマーモジュールを含むことができる。本明細書に記載されるさまざまな技法を実装または利用することができる一つまたは複数のプログラムは、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)、再利用可能なコントロールなどを使用することができる。そのようなプログラムは、コンピュータ・システムと通信するために、高レベルの手続き型またはオブジェクト指向型のプログラミング言語で実装できる。しかしながら、望むなら、プログラムはアセンブリ言語または機械語で実装できる。いずれの場合も、言語はコンパイルまたはインタープリットされる言語であり、ハードウェア実装と組み合わされることができる。例示的なシステムまたは装置は、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、スマートフォン、コンピュータ端末およびサーバー、記憶データベース、ならびに家電製品、スマートテレビジョン、デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤー、加熱・換気・空調(HVAC)コントローラ、照明スイッチなどのような回路およびプログラマブルメモリを利用する他の電子機器を含みうるが、これらに限定されない。
【0084】
下記の例は、個別的な技術実施形態に係り、かかる実施形態を達成することにおいて使用されるまたは他の仕方で組み合わされることのできる個別的な特徴、要素または段階を摘記する。
【0085】
一例では、プラットフォーム電圧調整器(VR)および一つまたは複数のプロセッサに接続され、前記プラットフォームVRに入力電力を提供するように構成された電源と; 周辺インターフェースおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、前記周辺インターフェースに電力を供給し、前記一つまたは複数のプロセッサに電力良好信号を送信するように構成された前記プラットフォームVRと; 前記プラットフォームVRおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、周辺装置に接続し、周辺インターフェース接続状態を示す信号を前記一つまたは複数のプロセッサに送信するように構成された前記周辺インターフェースと; 前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に、前記電力良好信号をマスクするように構成されたスイッチと; 前記周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し、 前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成されている 前記一つまたは複数のプロセッサとを有する、システムが提供される。
【0086】
システムの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが: システム電圧および最小システム電圧を識別し; 更新された最小システム電圧を識別し; 前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するようにさらに構成されることができる。
【0087】
システムの一例では、前記スイッチは、前記プラットフォームVRと前記一つまたは複数のプロセッサとの間に接続された隔離スイッチであることができる。
【0088】
システムの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに前記隔離スイッチをアクティブ化するようにさらに構成されることができる。
【0089】
システムの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、装置のシステム電圧が該装置の最小システム電圧より低いときに、前記周辺インターフェース接続状態を示す信号を前記周辺インターフェースから受信するようにさらに構成されることができる。
【0090】
システムの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、中央処理装置(CPU)または電力管理集積回路(PMIC)のうちの一つまたは複数を有することができる。
【0091】
システムの一例では、前記電源が、2セルバッテリーを含むことができる。
【0092】
システムの一例では、前記電源が内蔵であることができる。
【0093】
システムの一例では、前記電源が外部であることができる。
【0094】
システムの一例では、当該システムは、前記プラットフォームVRおよび前記一つまたは複数のプロセッサに接続され、前記プラットフォームVRを有効にするように構成された隔離スイッチをさらに有することができる。
【0095】
システムの一例では、当該システムは、前記隔離スイッチに接続された遅延コントローラをさらに有することができる。
【0096】
システムの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは: 前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化する;または 前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化する
ようにさらに構成されることができる。
【0097】
システムの一例では、前記周辺インターフェースは、オーディオ増幅器ポート、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ポート、またはユニバーサルシリアルバス(USB)ポートのうちの一つまたは複数であることができる。
【0098】
システムの一例では、当該システムは、バッテリー専用モードで動作するように構成されることができる。
【0099】
システムの一例では、当該システムは、5ボルトVR;3.3ボルトVR;1.8ボルトVR;または他の任意の電圧のVRのうち一つまたは複数をさらに有することができる。
【0100】
システムの一例では、当該システムは、前記プラットフォームVRがオンにされるときに電流および電力を制限するように構成されたブレーク・プレ・メイク(BBM)スイッチ;または前記プラットフォームVRのソフトスタート・タイミングを修正するように構成されたノブのうちの一つまたは複数をさらに有することができる。
【0101】
一例では、周辺装置に接続するように構成された周辺インターフェースと; 前記周辺インターフェースに接続され、前記周辺インターフェースに電力を供給するように構成されたプラットフォーム電圧調整器(VR)と; 周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに、前記プラットフォームVRから一つまたは複数のプロセッサへの電力良好信号をマスクするように構成されたスイッチと; 前記周辺インターフェースおよび前記プラットフォームVRに接続され、 前記周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し、 前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成されている 前記一つまたは複数のプロセッサとを有することができる装置が提供される。
【0102】
装置の一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:当該装置のシステム電圧および最小システム電圧を識別し; 当該装置の更新された最小システム電圧を識別し; 当該装置の前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するようにさらに構成されることができる。
【0103】
装置の一例では、前記スイッチは、前記プラットフォームVRと前記一つまたは複数のプロセッサとの間に接続された隔離スイッチであることができる。
【0104】
装置の一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別されたときに前記隔離スイッチをアクティブ化するようにさらに構成されることができる。
【0105】
装置の一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、システム電圧が最小システム電圧より低いときに、前記周辺インターフェース接続状態を示す信号を前記周辺インターフェースから受信するようにさらに構成されることができる。
【0106】
装置の一例では、前記一つまたは複数のプロセッサは、中央処理装置(CPU)または電力管理集積回路(PMIC)のうちの一つまたは複数を有することができる。
【0107】
装置の一例では、当該装置は、前記プラットフォームVRに入力電力を提供するように構成された電源をさらに有することができる。
【0108】
装置の一例では、前記電源が、2セルバッテリーを含むことができる。
【0109】
装置の一例では、前記電源が当該装置の内部であることができる。
【0110】
装置の一例では、前記電源が当該装置の外部であることができる。
【0111】
一例では、当該装置は、前記プラットフォームVRに接続され、前記プラットフォームVRを有効にするように構成された隔離スイッチをさらに有することができる。
【0112】
装置の一例では、当該装置は、前記隔離スイッチに接続された遅延コントローラをさらに有することができる。
【0113】
装置の一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが: 前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化する;または 前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化するようにさらに構成されることができる。
【0114】
装置の一例では、前記周辺インターフェースは、オーディオ増幅器ポート、高精細マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ポート、またはユニバーサルシリアルバス(USB)ポートのうちの一つまたは複数であることができる。
【0115】
装置の一例では、当該装置が、バッテリー専用モードで動作するように構成されることができる。
【0116】
装置の一例では、当該装置は、5ボルトVR;3.3ボルトVR;1.8ボルトVR;または他の任意の電圧のVRのうち一つまたは複数をさらに有することができる。
【0117】
装置の一例では、当該装置は、前記プラットフォームVRがオンにされるときに電流および電力を制限するように構成されたブレーク・プレ・メイク(BBM)スイッチ;または前記プラットフォームVRのソフトスタート・タイミングを修正するように構成されたノブのうちの一つまたは複数をさらに有することができる。
【0118】
一例では、周辺インターフェース接続状態を識別し; 前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定し; 前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合にプラットフォーム電圧調整器(VR)の電力良好信号をマスクするように構成された一つまたは複数のプロセッサを有することができる装置コンポーネントが提供される。
【0119】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが: 装置のシステム電圧および最小システム電圧を識別し; 前記装置の更新された最小システム電圧を識別し; 前記装置の前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するようにさらに構成されることができる。
【0120】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが: 前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化する;または 前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化する
ようにさらに構成されることができる。
【0121】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが: 前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に前記プラットフォームVRをオフにするようにさらに構成されることができる。
【0122】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:周期的に前記周辺インターフェース接続状態を識別するようにさらに構成されることができる。
【0123】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:前記プラットフォームVRがオンにされているときに装置の最小システム電圧を使用し; 前記プラットフォームVRがオンにされているときに前記周辺インターフェース接続状態を識別し; 前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に、前記プラットフォームVRをオフにし; 前記プラットフォームVRがオフになっているときは、前記装置の更新された最小システム電圧を使用するようにさらに構成されることができる。
【0124】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:前記周辺インターフェース接続状態が接続として識別された場合、前記プラットフォームVRの前記電力良好信号をマスク解除するようにさらに構成されることができる。
【0125】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:前記周辺インターフェース接続状態が接続として識別された場合、前記装置の最小システム電圧を使用するようにさらに構成されることができる。
【0126】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:プラットフォームVR出力をモニタリングし; 前記プラットフォームVR出力がモニタリングされるときの前記周辺インターフェース接続状態を識別し; 前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別される場合、前記プラットフォームVRの前記電力良好信号をマスクし; 前記プラットフォームVRの前記電力良好信号がマスクされるとき、装置の更新された最小システム電圧を使用するようにさらに構成されることができる。
【0127】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:前記周辺インターフェース接続状態がモニタリングされる第1の時間期間を識別するようにさらに構成されることができる。
【0128】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:前記周辺インターフェース接続状態がモニタリングされない第2の時間期間を識別するようにさらに構成されることができる。
【0129】
装置コンポーネントの一例では、前記一つまたは複数のプロセッサが:装置内のバッテリーの充電状態を識別し; 前記充電状態についての閾値を識別し;前記装置内の前記バッテリーの前記充電状態が前記充電状態についての前記閾値より低いかどうかを判定するようにさらに構成されることができる。
【0130】
装置コンポーネントの一例では、当該装置コンポーネントは、バッテリー専用モードで動作するように構成された装置に含まれることができる。
【0131】
装置コンポーネントの一例では、前記プラットフォームVRが5ボルト(V)VRであることができる。
【0132】
一例では、装置においてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法であって、一つまたは複数のプロセッサを: 周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し; 前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定し; 前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合にプラットフォーム電圧調整器(VR)の電力良好信号をマスクするように構成することを含むこができる、方法が提供される。
【0133】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを: 前記装置のシステム電圧および最小システム電圧を識別し; 前記装置の更新された最小システム電圧を識別し; 前記装置の前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定するように構成することをさらに含むことができる。
【0134】
一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化し;前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化するように構成することをさらに含むことができる。
【0135】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に前記プラットフォームVRをオフにするように構成することをさらに含むことができる。
【0136】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:周期的に前記周辺インターフェース接続状態を識別するように構成することをさらに含むことができる。
【0137】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記プラットフォームVRがオンにされているときには前記装置の最小システム電圧を使用し;前記プラットフォームVRがオンにされているときに前記周辺インターフェース接続状態を識別し;前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に、前記プラットフォームVRをオフにし;前記プラットフォームVRがオフになっているときは、前記装置の更新された最小システム電圧を使用するように構成することをさらに含むことができる。
【0138】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記周辺インターフェース接続状態が接続として識別された場合、前記プラットフォームVRの前記電力良好信号をマスク解除するように構成することをさらに含むことができる。
【0139】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記周辺インターフェース接続状態が接続として識別された場合、前記装置の最小システム電圧を使用するように構成することをさらに含むことができる。
【0140】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:プラットフォームVR出力をモニタリングし;前記プラットフォームVR出力がモニタリングされるときの前記周辺インターフェース接続状態を識別し;前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別される場合、前記プラットフォームVRの前記電力良好信号をマスクし;前記プラットフォームVRの前記電力良好信号がマスクされるとき、前記装置の更新された最小システム電圧を使用するように構成することをさらに含むことができる。
【0141】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記周辺インターフェース接続状態がモニタリングされる第1の時間期間を識別するように構成することをさらに含むことができる。
【0142】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記周辺インターフェース接続状態がモニタリングされない第2の時間期間を識別するように構成することをさらに含むことができる。
【0143】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、一つまたは複数のプロセッサを:前記装置内のバッテリーの充電状態を識別し;前記充電状態についての閾値を識別し;前記装置内の前記バッテリーの前記充電状態が前記充電状態についての前記閾値より低いかどうかを判定するように構成することをさらに含むことができる。
【0144】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、前記装置がバッテリー専用モードで動作するように構成されることをさらに含むことができる。
【0145】
プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張する方法の一例では、当該方法は、前記プラットフォームVRが5ボルト(V)VRであることをさらに含むことができる。
【0146】
一例では、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するための命令が具現されている非一時的な機械読み取り可能記憶媒体であって、前記命令は、装置における一つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに: 周辺インターフェース接続状態が接続であるか切断であるかを識別し; 前記周辺インターフェース接続状態に基づいてプロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定し; 前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合にプラットフォーム電圧調整器(VR)の電力良好信号をマスクすることを実行することができる、非一時的な機械読み取り可能記憶媒体が提供される。
【0147】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記装置のシステム電圧および最小システム電圧を識別し;前記装置の更新された最小システム電圧を識別し;前記装置の前記更新された最小システム電圧に基づいて、プロセッサ・パフォーマンスのレベルを拡張するかどうかを決定することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0148】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記電力良好信号をマスクする前に遅延をアクティブ化し;前記電力良好信号をマスク解除する前に遅延をアクティブ化することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0149】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に前記プラットフォームVRをオフにすることを実行する命令をさらに含むことができる。
【0150】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:周期的に前記周辺インターフェース接続状態を識別することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0151】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記プラットフォームVRがオンにされているときには前記装置の最小システム電圧を使用し;前記プラットフォームVRがオンにされているときに前記周辺インターフェース接続状態を識別し;前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別された場合に、前記プラットフォームVRをオフにし;前記プラットフォームVRがオフになっているときは、前記装置の更新された最小システム電圧を使用することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0152】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記周辺インターフェース接続状態が接続として識別された場合、前記プラットフォームVRの前記電力良好信号をマスク解除することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0153】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記周辺インターフェース接続状態が接続として識別された場合、前記装置の最小システム電圧を使用することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0154】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:プラットフォームVR出力をモニタリングし;前記プラットフォームVR出力がモニタリングされるときの前記周辺インターフェース接続状態を識別し;前記周辺インターフェース接続状態が切断として識別される場合、前記プラットフォームVRの前記電力良好信号をマスクし;前記プラットフォームVRの前記電力良好信号がマスクされるとき、前記装置の更新された最小システム電圧を使用することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0155】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記周辺インターフェース接続状態がモニタリングされる第1の時間期間を識別することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0156】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記周辺インターフェース接続状態がモニタリングされない第2の時間期間を識別することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0157】
一例では、当該非一時的な機械読み取り可能記憶媒体は、実行されたときに:前記装置内のバッテリーの充電状態を識別し;前記充電状態についての閾値を識別し;前記装置内の前記バッテリーの前記充電状態が前記充電状態についての前記閾値より低いかどうかを判定することを実行する命令をさらに含むことができる。
【0158】
一例では、前記プラットフォームVRが5ボルト(V)VRであることができる。
【0159】
上記の例は、一つまたは複数の特定の用途における技術実施形態の原理を例示するものであるが、当業者には、発明的能力を行使することなく、かつ、本開示の原理および概念から逸脱することなく、形態、用法および実装の詳細における多数の修正が可能であることは明白であろう。
図1a
図1b
図1c
図1d
図2a
図2b
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7