(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-17
(45)【発行日】2024-07-25
(54)【発明の名称】誘導-非誘導導波路を有する垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)エミッタ
(51)【国際特許分類】
H01S 5/183 20060101AFI20240718BHJP
H01S 5/20 20060101ALI20240718BHJP
H01S 5/42 20060101ALI20240718BHJP
【FI】
H01S5/183
H01S5/20 610
H01S5/42
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023089395
(22)【出願日】2023-05-31
【審査請求日】2023-05-31
(32)【優先日】2022-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519146787
【氏名又は名称】ツー-シックス デラウェア インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】II-VI Delaware,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】エフゲニー・ジビック
(72)【発明者】
【氏名】アントワーヌ・ピシス
(72)【発明者】
【氏名】ステファノ・ティレッリ
【審査官】皆藤 彰吾
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-351798(JP,A)
【文献】特開2004-172341(JP,A)
【文献】特開2020-064993(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01S 5/183
H01S 5/20
H01S 5/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部ミラーと、
下部ミラーと、
前記上部ミラーと前記下部ミラーとの間の活性領域および垂直共振器と
、
前記上部ミラーと前記活性領域との間の、光に関する誘導部分であって、該誘導部分の内側部分は該誘導部分の外側部分より高い有効屈折率を有する、誘導部分と、
前記活性領域と前記下部ミラーとの間の、光に関する非誘導部分であって、該非誘導部分の内側部分は該非誘導部分の外側部分より低い有効屈折率を有する、非誘導部分と
を備え、
前記垂直共振器は、前記上部ミラーと前記下部ミラーとの間に
前記誘導部分および
前記非誘導部分を含む導波路を定める、
半導体デバイス。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体デバイスであって、
前記上部ミラーは分布ブラッグ反射鏡を含み、
前記下部ミラーは分布ブラッグ反射鏡を含む、
半導体デバイス。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体デバイスであって、
前記活性領域は複数の活性層を含み、
各活性層は、量子井戸と、量子ドットと、量子ダッシュとのうちの少なくとも1つを含む、
半導体デバイス。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体デバイスであって、前記活性領域は、前記複数の活性層のうちの隣接する活性層間にトンネル接合層を含む、半導体デバイス。
【請求項5】
請求項1に記載の半導体デバイスであって、
前記誘導部分
の前記内側部分はトンネル接合アパーチャ
であり、
前記非誘導部分
の前記内側部分はp-n阻止層アパーチャ
である、
半導体デバイス。
【請求項6】
請求項5に記載の半導体デバイスであって、前記トンネル接合アパーチャは、前記p-n阻止層
アパーチャより大きい横方向寸法を有する、半導体デバイス。
【請求項7】
請求項5に記載の半導体デバイスであって、前記トンネル接合アパーチャは、前記p-n阻止層
アパーチャより小さい横方向寸法を有する、半導体デバイス。
【請求項8】
VCSELエミッタのアレイを含む半導体デバイスであって、
VCSELエミッタの前記アレイの各VCSELエミッタは、
上部ミラーと、
下部ミラーと、
前記上部ミラーと前記下部ミラーとの間の活性領域および垂直共振器と
、
前記上部ミラーと前記活性領域との間の、光に関する誘導部分であって、該誘導部分の内側部分は該誘導部分の外側部分より高い有効屈折率を有する、誘導部分と、
前記活性領域と前記下部ミラーとの間の、光に関する非誘導部分であって、該非誘導部分の内側部分は該非誘導部分の外側部分より低い有効屈折率を有する、非誘導部分と
を含み、
前記垂直共振器は、前記活性領域と前記上部ミラーとの間の
前記誘導部分および前記活性領域と前記下部ミラーとの間の
前記非誘導部分を含む導波路を定める、
半導体デバイス。
【請求項9】
請求項8に記載の半導体デバイスであって、
各VCSELエミッタの前記上部ミラーは分布ブラッグ反射鏡を含み、
各VCSELエミッタの前記下部ミラーは分布ブラッグ反射鏡を含み、
各VCSELエミッタの前記活性領域は複数の活性層を含み、
各活性層は、量子井戸と、量子ドットと、量子ダッシュとのうちの少なくとも1つを含む、
半導体デバイス。
【請求項10】
請求項8に記載の半導体デバイスであって、第1のVCSELエミッタの前記非誘導部分および前記第1のVCSELエミッタに隣接する第2のVCSELエミッタの前記非誘導部分は、前記第1のVCSELエミッタを前記第2のVCSELエミッタにコヒーレントに結合する、半導体デバイス。
【請求項11】
請求項8に記載の半導体デバイスであって、第1のVCSELエミッタの前記非誘導部分および前記第1のVCSELエミッタに隣接する第2のVCSELエミッタの前記非誘導部分は、前記第1のVCSELエミッタを前記第2のVCSELエミッタに位相結合する、半導体デバイス。
【請求項12】
請求項8に記載の半導体デバイスであって、
各VCSELエミッタの前記誘導部分はトンネル接合アパーチャを含み、
各VCSELエミッタの前記非誘導部分はp-n阻止層アパーチャを含む、
半導体デバイス。
【請求項13】
請求項12に記載の半導体デバイスであって、
各VCSELエミッタの前記トンネル接合アパーチャは、電流の流れとは逆方向のp-n接合を含み、
各VCSELエミッタの前記p-n接合は、5ボルトより大きい降伏電圧を有する、
半導体デバイス。
【請求項14】
請求項12に記載の半導体デバイスであって、各VCSELエミッタの前記トンネル接合アパーチャは、それぞれの前記VCSELエミッタについての前記p-n阻止層より小さい横方向寸法を有する、半導体デバイス。
【請求項15】
請求項12に記載の半導体デバイスであって、各VCSELエミッタの前記トンネル接合アパーチャは、それぞれの前記VCSELエミッタについての前記p-n阻止層より大きい横方向寸法を有する、半導体デバイス。
【請求項16】
半導体デバイスを形成する方法であって、
第1のエピタキシャルプロセスを介して、基板の頂面に下部ミラーを成長させるステップと、
前記第1のエピタキシャルプロセスを介して、前記下部ミラーの頂面にp-n阻止層を成長させるステップと、
導波路の非誘導部分を、第1のリソグラフィプロセスを介して、前記p-n阻止層をエッチングして前記導波路の前記非誘導部分のアパーチャを形成することによって形成するステップ
であって、前記非誘導部分の前記アパーチャは、前記非誘導部分の前記アパーチャ以外の部分より低い有効屈折率を有する、ステップと、
第2のエピタキシャルプロセスを介して、前記導波路の前記非誘導部分の上に活性領域を成長させるステップと、
前記第2のエピタキシャルプロセスを介して、前記活性領域の頂面にトンネル接合層を成長させるステップと、
前記導波路の誘導部分を、第2のリソグラフィプロセスを介して、前記トンネル接合層をエッチングして前記導波路の前記誘導部分のアパーチャを形成することによって形成するステップ
であって、前記誘導部分の前記アパーチャは、前記誘導部分の前記アパーチャ以外の部分より高い有効屈折率を有する、ステップと、
第3のエピタキシャルプロセスを介して、前記導波路の前記誘導部分の上に上部ミラーを成長させるステップと
を含む方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、前記第1のエピタキシャルプロセスを介して前記下部ミラーを成長させるステップは、
交互の高屈折率層および低屈折率層を成長させて分布ブラッグ反射鏡を形成するステップ
を含み、
前記第3のエピタキシャルプロセスを介して前記上部ミラーを成長させるステップは、交互の高屈折率層および低屈折率層を成長させて分布ブラッグ反射鏡を形成するステップを含む、
方法。
【請求項18】
請求項16に記載の方法であって、前記第2のエピタキシャルプロセスを介して前記活性領域を成長させるステップは、
量子井戸と、量子ドットと、量子ダッシュとのうちの少なくとも1つを含む第1の活性層を成長させるステップと、
前記第1の活性層の頂面にトンネル接合層を成長させるステップと、
前記トンネル接合層の頂面に第2の活性層を成長させるステップと
を含み、前記第2の活性層は、量子井戸と、量子ドットと、量子ダッシュとのうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項19】
請求項16に記載の方法であって、前記導波路の前記誘導部分を形成するステップは、横方向寸法が前記非誘導部分の前記アパーチャの横方向寸法より大きくなるように、前記誘導部分の前記アパーチャを形成する、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]レーザは一般に、データ通信、3D感知、LIDARなどの様々な用途で使用されており、多くの現在のデバイスの構成要素である。
【背景技術】
【0002】
より一般的になってきた1つの用途は、データネットワークにおいてレーザを使用することである。レーザは、多くの光ファイバ通信システムにおいて、ネットワーク上でデジタルデータを伝送するために使用される。1つの例示的な構成では、デジタルデータによってレーザを変調させて、バイナリデータストリームを表す明るい出力および暗い出力の周期を含む光信号を生じさせることができる。実際の運用では、レーザは、バイナリハイを表す高い光出力、およびバイナリローを表す、より低電力の光出力を出力する。迅速な反応時間を取得するために、レーザは常にオンであるが、高い光出力からより低い光出力へ変動する。
【0003】
[0002]光ネットワークには、銅線ベースのネットワークなどの他のタイプのネットワークに比べて、様々な利点がある。たとえば、多くの既存の銅線ネットワークは、銅線技術に対して可能な限りほぼ最大のデータ伝送速度および可能な限りほぼ最大の距離で動作する。他方では、多くの既存の光ネットワークは、データ伝送速度および距離の両方に関して、銅線ネットワークに対して可能な最大値を超えている。すなわち、光ネットワークは、銅線ネットワークによって可能な場合より速い速度で、より遠い距離にわたってデータを確実に伝送することが可能である。
【0004】
[0003]光データ伝送で使用される1つのタイプのレーザは、垂直共振器型面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)(VCSEL)デバイスである。その名が示すように、VCSELデバイスは、2つのミラースタック間に挟まれ、それらのミラースタックによって画定されたレーザ共振器(cavity)を有する。VCSELデバイスは典型的に、砒化ガリウム(GaAs)などの半導体ウエハ上に構築される。VCSELデバイスは、半導体ウエハ上に構築された底部ミラーを含む。典型的に、底部ミラーは、高屈折率層および低屈折率層が交互に並ぶ層をいくつか含む。光が1つの屈折率の層から別の屈折率の層へ進むと、光の一部分が同相で反射される。そのようなミラーは一般に、分布ブラッグ反射鏡(DBR)と呼ばれる。十分な数の交互層を使用することによって、光の約99.9%という大部分をミラーによって反射することができる。頂部ミラーも同様にDBRとして実装することができるが、上部ミラーより反射率が低く(たとえば、約98%)、頂部ミラーと底部ミラーとの間の光が頂部ミラーから直交方向に逃げる可能性がある。量子井戸(QW)を反転分布で含む電気的に励起された活性領域は、頂部ミラーと底部ミラーとの間で反射される光を増幅させ、したがってコヒーレントレーザ発光を生じさせることができる。
【発明の概要】
【0005】
[0004]VCSELデバイスおよびそのようなVCSELデバイスを形成する方法について、図の少なくとも1つに関連して図示および/または説明し、特許請求の範囲により徹底的に記載する。
【0006】
[0005]本開示のこれらおよび他の利点、態様、および新規な特徴、ならびに本開示の例示的な実施形態の詳細は、以下の説明および図面からより徹底的に理解されよう。
[0006]本開示の様々な特徴および利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照するとより容易に理解されよう。添付の図面では、同じ参照番号が同様の構造要素を指す。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】[0007]誘導部分および非誘導部分を有する導波路を含む垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)デバイスを構成する半導体デバイスの斜視図である。
【
図2】[0008]
図1の半導体デバイスを製造する例示的な方法の流れ図である。
【
図3A】[0009]
図2の製造方法の様々な段階における
図1の半導体デバイスを示す図である。
【
図3B】
図2の製造方法の様々な段階における
図1の半導体デバイスを示す図である。
【
図3C】
図2の製造方法の様々な段階における
図1の半導体デバイスを示す図である。
【
図3D】
図2の製造方法の様々な段階における
図1の半導体デバイスを示す図である。
【
図3E】
図2の製造方法の様々な段階における
図1の半導体デバイスを示す図である。
【
図3F】
図2の製造方法の様々な段階における
図1の半導体デバイスを示す図である。
【
図4A】[0010]
図4Aは、誘導部分および/または非誘導部分を有する様々な導波路の有効屈折率を示す図である。
【
図4B】
図4Bは、誘導部分および/または非誘導部分を有する様々な導波路の有効屈折率を示す図である。
【
図4C】
図4Cは、誘導部分および/または非誘導部分を有する様々な導波路の有効屈折率を示す図である。
【
図4D】
図4Dは、誘導部分および/または非誘導部分を有する様々な導波路の有効屈折率を示す図である。
【
図5】[0011]誘導部分および非誘導部分を有する導波路の一実施形態のモードフィルタリング態様を示す図である。
【
図6】[0012]コヒーレントに結合された2つのVCSELエミッタを有するVCSELデバイスに対する導波路の有効屈折率を示す図である。
【
図7】[0013]
図6のコヒーレントに結合されたVCSELエミッタに対応する光モード強度プロファイルを示す図である。
【
図8】[0014]コヒーレントに結合された2つのVCSELエミッタを有し、そのようなVCSELエミッタの誘導部分および非誘導部分によってそれぞれの有効屈折率Δn
effが提供されるVCSELデバイスの態様を示す図である。
【
図9】コヒーレントに結合された2つのVCSELエミッタを有し、そのようなVCSELエミッタの誘導部分および非誘導部分によってそれぞれの有効屈折率Δn
effが提供されるVCSELデバイスの態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0015]以下の議論は、VCSELデバイスおよびVCSELデバイスを製造する方法の様々な例を提供する。そのような例は非限定的であり、添付の特許請求の範囲は、開示する特定の例に限定されるべきではない。以下の議論において、「例」および「たとえば」という用語は非限定的である。
【0009】
[0016]これらの図は一般的な構造様式を示しており、本開示を不要に曖昧にすることを回避するために、よく知られている特徴および技法の説明および詳細は省略することができる。加えて、図面内の要素は、必ずしも原寸通りに描かれていない。たとえば、本開示で論じる例の理解の改善の助けとなるために、これらの図における要素のいくつかの寸法が他の要素に対して強調されることがある。異なる図における同じ参照番号は、同じ要素を示す。
【0010】
[0017]「または」という用語は、「または」によって接続されるリスト内の項目のいずれか1つまたは複数を意味する。一例として、「xまたはy」は、3つの要素からなる集合{(x),(y),(x,y)}のいずれかの要素を意味する。別の例として、「x、y、またはz」は、7つの要素からなる集合{(x),(y),(z),(x,y),(x,z),(y,z),(x,y,z)}のいずれかの要素を意味する。
【0011】
[0018]「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、「オープンエンド」の用語であり、記載の特徴の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴の存在または追加を除外しない。
【0012】
[0019]「第1」、「第2」などの用語は、本明細書において様々な要素について説明するために使用することができ、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。したがってたとえば、本開示の教示から逸脱することなく、本開示で論じる第1の要素を第2の要素と呼ぶこともできる。
【0013】
[0020]別途指定されない限り、「結合される」という用語は、2つの要素が互いに直接接触する状態、または2つの要素が1つもしくは複数の他の要素によって間接的に接続される状態について説明するために使用することができる。たとえば、要素Aが要素Bに結合されるという場合、要素Aは要素Bに直接接触することができ、または介在する要素Cによって要素Bに間接的に接続することがある。同様に、「上(over)」または「上(on)」という用語は、2つの要素が互いに直接接触する状態、または2つの要素が1つもしくは複数の他の要素によって間接的に接続される状態について説明するために使用することができる。
【0014】
[0021]概して、本開示の態様は、誘導部分および非誘導部分の両方を有する導波路を画定する垂直共振器を有する1つまたは複数のVCSELエミッタを備える垂直共振器型面発光層(VCSEL)デバイスを対象とする。いくつかの実施形態では、VCSELデバイスは、上部ミラーとVCSELエミッタの活性領域との間に位置決めされた誘導部分および/または非誘導部分を有するVCSELエミッタを含むことができる。さらに、VCSELデバイスは、下部ミラーとVCSELエミッタの活性領域との間に位置決めされた誘導部分および/または非誘導部分を有するVCSELエミッタを含むことができる。
【0015】
[0022]
図1を次に参照すると、半導体デバイスの垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)デバイス100の例示的な実施形態が示されている。示されているように、VCSELデバイス100は、半導体基板110、下部接触層120、半導体基板110上のVCSELエミッタ125、パッシベーション層180、および上部接触層190を備える。基板110は、第1のタイプの不純物(たとえば、p型またはn型ドーパント)でドープすることができる。下部接触層120は、基板110の底面に接触することができる。
【0016】
[0023]VCSELエミッタ125は、下部ミラー130、非誘導部分140、活性領域150、誘導部分160、および上部ミラー170を含むことができる。下部ミラー130は基板110の上に位置することができ、非誘導部分140は下部ミラー130の上に位置することができる。様々な実施形態では、下部ミラー130の底面が基板110の頂面に接触することができ、非誘導部分140の底面が下部ミラー130の頂面に接触することができる。
【0017】
[0024]さらに示されているように、活性領域150は非誘導部分140の上に位置することができる。示されているように、活性領域150は、下部活性層152、トンネル接合層154、および上部活性層156を含むことができる。様々な実施形態では、下部活性層152の底面が非誘導部分140の頂面に接触することができ、トンネル接合層154の底面が下部活性層152の頂面に接触することができ、上部活性層156の底面がトンネル接合層154の頂面に接触することができる。誘導部分160は、活性領域150の上に位置することができる。様々な実施形態では、誘導部分160の底面が活性領域150の上部活性層156の頂面に接触することができる。
【0018】
[0025]さらに示されているように、上部ミラー170は誘導部分160の上に位置することができ、パッシベーション層180は上部ミラー170の上に位置することができ、上部接触層190はパッシベーション層180の上に位置することができる。様々な実施形態では、上部ミラー170の底面が誘導部分160の頂面に接触することができ、パッシベーション層180の底面が上部ミラー170の頂面に接触することができ、上部接触層190の底面がパッシベーション層180の頂面に接触することができる。さらに、上部接触層190の底面は、パッシベーション層180内の開口を通過して、上部ミラー170の頂面に接触することができる。さらに、上部接触層190は、VCSELエミッタ125の垂直共振器196の上にアパーチャ194を備えることができ、アパーチャ194は、垂直共振器196からの光が上部ミラー170の頂面を通過することを可能にする。
【0019】
[0026]下部ミラー130は、交互層132、134の分布ブラッグ反射鏡(DBR)スタックを備えることができる。様々な実施形態では、交互層132、134は、交互の高屈折率層および低屈折率層(たとえば、交互のAlGaAs層およびAlAs層)を含むことができる。しかし他の実施形態では、下部ミラー130の交互層132、134が他のIII-V半導体材料を含むこともできる。下部ミラー130の層132、134は、ドープされてもドープされなくてもよい。さらにドープは、基板110の特定のVCSEL設計およびドープタイプに応じて、n型またはp型とすることができる。しかし、他のタイプのVCSELミラーを使用することもできる。
【0020】
[0027]同様に、上部ミラー170も、交互層172、174の分布ブラッグ反射鏡(DBR)スタックを備えることができる。様々な実施形態では、交互層172、174は、交互の高屈折率層および低屈折率層(たとえば、交互のAlGaAs層およびAlAs層)を含むことができる。しかし他の実施形態では、上部ミラー170の交互層172、174が他のIII-V半導体材料を含むこともできる。上部ミラー170の層172、174は、ドープされてもドープされなくてもよい。さらにドープは、特定のVCSEL設計に応じて、n型またはp型とすることができる。しかし、他のタイプのVCSELミラーを使用することもできる。
【0021】
[0028]下部接触層120および上部接触層190は、VCSELエミッタ125を電気的にバイアスするオーミック接触を構成することができる。上部接触層190にかかる電圧が下部接触層120にかかる電圧とは異なる状態で、VCSELエミッタ125が順方向にバイアスされるとき、活性領域150は光を放出することができ、その光は上部ミラー170と下部ミラー130との間で反射し、最終的に上部ミラー170および上部接触層190内のアパーチャ194を通過する。接触層120、190の他の構成を使用して、活性領域150に電圧を生成して光を生成することができることが、当業者には理解されよう。
【0022】
[0029]
図2を次に参照すると、
図1のVCSELデバイス100を製造する例示的な方法200に関する流れ図が提示されている。以下でより詳細に説明するように、
図2の方法200は、いくつかの実施形態では、3つ以上のエピタキシャル成長プロセスを利用して、VCSELデバイス100の様々な構造を形成する。
【0023】
[0030]210で、第1のエピタキシャル成長プロセスが実行される。
図3Aに示すように、第1のエピタキシャル成長プロセスは、基板110の頂面上で下部ミラー130の交互層132、134を成長させることができる。様々な実施形態では、層132、134は、基板110上にn-DBRミラー130を画定することができる。下部ミラー130を形成した後、第1のエピタキシャル成長プロセスは、下部ミラー130の頂面上に導波路下層141をさらに成長させることができる。たとえば、下部ミラー130の頂面上にp-n層を成長させることができる。
【0024】
[0031]第1のエピタキシャル成長プロセス後、220の第1のリソグラフィプロセスによって、導波路下層141をパターニングし、導波路下層141の一部分を除去して非誘導部分140を形成することができる。
図3Bに示すように、リソグラフィプロセスは、導波路下層141を通るアパーチャ142を形成して、非誘導部分140を取得することができる。特に、アパーチャ142をリソグラフィで画定することができ、p層をエッチングで除去して、電流が流れるための部分的なn共振器を画定することができる。
【0025】
[0032]第1のリソグラフィプロセスを介して非誘導部分140を形成した後、230の第2のエピタキシャルプロセスによって、
図3Cに示すように、活性領域150および導波路上層161を成長させることができる。特に、第2のエピタキシャルプロセスは、非誘導部分140の頂面上に下部活性層152を成長させることができ、下部活性層152は量子井戸、量子ドット、および/または量子ダッシュを含む。第2のエピタキシャル成長プロセスは、下部活性層152の頂面上のトンネル接合層154、およびトンネル接合層154の頂面上の上部活性層156をさらに成長させることができ、上部活性層156は量子井戸、量子ドット、および/または量子ダッシュを含む。層152、156などの複数の活性層を有する実施形態では、第2のエピタキシャルプロセスは、活性層およびトンネル接合層を成長させるいくつかのサイクルを含むことができ、したがって場合によりVCSELエミッタ125は、3つ以上の活性層152、156を備える。第2のエピタキシャルプロセスはまた、上部活性層156の頂面上に導波路上層161を成長させることができる。いくつかの実施形態では、導波路上層161は単に、活性層およびトンネル接合層を成長させるサイクルにおいて最後に成長したトンネル接合層を備えることができる。
【0026】
[0033]第2のエピタキシャル成長プロセス後、240の第2のリソグラフィプロセスによって、導波路上層161をパターニングし、導波路上層161の一部分を除去して、非誘導部分140を形成することができる。
図3Dに示すように、リソグラフィプロセスは、内側区域またはアパーチャ162を画定し、画定されたアパーチャ162の外側の区域または部分を除去することができる。このようにして、リソグラフィプロセスは、電流が流れるための内側区域またはアパーチャ162を画定し、VCSELエミッタ125のn共振器196を完成させることができる。様々な実施形態では、電流とは逆方向の高ドープ(10
19cm
-3超)されたp-n接合によって、トンネル接合アパーチャ162を設けることができる。電流はトンネル接合アパーチャを介して流れる。トンネル接合の外側では、逆方向にバイアスされたp-n接合によって電流が阻止される。そのような実施形態では、5ボルトより大きい降伏電圧を有するp-n接合を実装することができる。
【0027】
[0034]第2のリソグラフィプロセスを介して誘導部分160を形成した後、250の第3のエピタキシャルプロセスによって、上部ミラー170を成長させることができる。特に、第3のエピタキシャルプロセスは、
図3Eに示すように、誘導部分160の頂面上に上部ミラー170の交互層172、174を成長させることができる。
【0028】
[0035]上部ミラー170を形成した後、260の様々な処理ステップによって、
図3Fに示すように、VCSELデバイス100の形成を完了することができる。特に、基板110の底面上に下部接触層120を形成することができ、上部ミラー170の頂面上にパッシベーション層180を形成することができる。パッシベーション層180を通る開口182をエッチングすることができ、パッシベーション層180の頂面上に上部接触層190を形成することができ、上部接触層190は開口182を通って延び、上部ミラー170の頂面に接触する。さらに、示されているように、上部接触層190は、上部接触層190を通るアパーチャ194がVCSELエミッタ125の垂直共振器196の上に位置決めされるように形成することができる。
【0029】
[0036]様々な実施形態では、非誘導部分140および誘導部分160は導波路を画定し、同じVCSELエミッタ125内に誘導要素および非誘導要素の両方を提供する。誘導部分160の内側部分の有効屈折率は、外側部分の有効屈折率より高い。したがって、誘導部分160を通って進む光は、誘導部分に制限される。逆に、非誘導部分140の内側部分の有効屈折率は、外側部分の有効屈折率より低い。したがって、非誘導部分140を通って進む光は、非誘導部分140から漏れる。たとえば、誘導部分160は、トンネル接合アパーチャを備えることができ、トンネル接合アパーチャを通る電流の流れを制限する誘導部分160を有する導波路を提供することができる。さらに、非誘導部分140は、アパーチャ142を有する阻止p-n層を備えることができ、阻止p-n層は、アパーチャ142を通る電流の流れをさらに制限する。このようにして、VCSELエミッタ125は、活性領域150の上下からの電流を制限して、効率を改善することができる。電流を制限する以外に、VCSELエミッタ125の導波路は、ミラー130、170間の光の発生および/または隣接するVCSELエミッタ125間の光結合を支援する誘導部分および非誘導部分の両方を含む。
【0030】
[0037]特に、VCSELエミッタ125内の横方向の導波路は、有効屈折率ステップによって画定することができる。有効屈折率ステップ(Δn)は、導波路の内側および外側の波長差(Δλ)に関係する。
【0031】
【0032】
ここで、λ0は垂直共振器196内の波長であり、n0は共振器内の有効屈折率である。VCSELエミッタ125の発光波長は光共振器の厚さによって、n0×dで画定され、ここでdは垂直共振器196の厚さまたは高さである。したがって、非誘導部分140および誘導部分160の厚さは、垂直共振器196の対応するエッチング深さを画定する。したがって、非誘導部分140および誘導部分160を形成するために使用されるそのような過成長材料の厚さを制御することによって、VCSELエミッタ125は、所望の誘導特性および非誘導特性を有する導波路を有するように設計することができる。
【0033】
[0038]そのような導波路の例が、
図4A~
図4Dに示されている。特に、
図4Aは、誘導特性を提供する誘導部分160のみを備える導波路(たとえば、前述のトンネル接合アパーチャ)の横方向の有効屈折率ステップΔnを示す。逆に、
図4Bは、非誘導特性を提供する非誘導部分140のみを備える導波路(たとえば、前述のp-n活性領域)の横方向の有効屈折率ステップΔnを示す。
図4Cおよび
図4Dは、誘導特性を提供する誘導部分160および非誘導特性を提供する非誘導部分140を含む、より複雑な導波路の横方向の有効屈折率ステップΔnを示す。特に、
図4Cおよび
図4Dの導波路は、厚さおよび/または横方向寸法(たとえば、直径、幅など)において異なるトンネル接合アパーチャ162および/またはp-n阻止層アパーチャ142を備える。より具体的には、
図4Cは、誘導部分160のアパーチャ162が非誘導部分140のアパーチャ142と位置合わせされた(たとえば、同軸方向に位置合わせされた)導波路を示し、アパーチャ162の直径は小さいアパーチャ142より小さい。逆に、
図4Dは、誘導部分160のアパーチャ162が非誘導部分140のアパーチャ142と位置合わせされた(たとえば、同軸方向に位置合わせされた)導波路を示し、アパーチャ162の直径はアパーチャ142より大きい。
【0034】
[0039]誘導特性を有する誘導部分160および非誘導特性を有する非誘導部分140の両方を備える導波路を使用することで、モード選択に関する追加の柔軟性がVCSELエミッタ125に提供される。上記の誘導部分160および非誘導部分140はどちらも、それぞれのアパーチャ142、162への電流の流れを制限する。しかし、VCSELエミッタ125の様々な実施形態では、活性領域150の両側からの電流制限を不要にすることができる。そのような実施形態では、誘導部分160または非誘導部分140を介して電流を制限するだけで十分対応できる。したがって、他の層は単に、電流の流れをさらに制限することなく、垂直共振器196の厚さを変化させて、光を誘導または非誘導にすることができる。
【0035】
[0040]
図5に示すように、誘導部分160の誘導特性および非誘導部分140の非誘導特性を組み合わせて、モードフィルタ要素を提供することができる。たとえば、誘導部分160はトンネル接合アパーチャ162を備えることができ、トンネル接合アパーチャ162の横方向の有効屈折率Δn
effは、非誘導部分140のp-n阻止層およびそのアパーチャ142によって提供される横方向の有効屈折率Δn
effより大きい。特に、誘導部分160は、活性領域150によって放出される基本モードの光を誘導して制限するように設計することができる。同時に、非誘導部分140は、活性領域150によって放出される2次モードの光が、誘導部分160によって提供される光導波路の外側に延び、非誘導部分140の非誘導区域と重複するように設計することができる。そのような非誘導区域により、2次モードの光が漏れ、光損失が大きくなる。そのような非誘導区域がなければ、2次モードも制限されるが、光損失はより大きくなる。しかし、特定の電流値において、このモードは損失を克服してレーザ発振を開始し、LI曲線にキンクを生じさせる。したがって、非誘導部分140および誘導部分160を組み合わせることで、単一モードのVCSELエミッタにおける光パワーを改善することができる。
【0036】
[0041]モード選択に対する追加および/または別法として、誘導特性および非誘導特性の両方を有する導波路は、VCSELデバイスの隣接するVCSELエミッタ125間の位相結合を促進するために使用することができる。特に、隣接するVCSELエミッタ125間の非誘導特性を有する導波路は、コヒーレント結合を促進することができる。したがって、非誘導特性を使用することで、コヒーレントのVCSELアレイを設計する上で別の自由度を提供することができ、これは所望/特有の遠視野パターンを生じさせるのに役立つことができる。
【0037】
[0042]これに関して、
図6は、VCSELデバイスの隣接するVCSELエミッタ125をコヒーレントに結合するための好適な導波路の有効屈折率プロファイルΔn
effを示す。さらに、
図7は、円形のアパーチャを有するコヒーレントに結合されたVCSELエミッタ125に対応する光モード強度プロファイルを示す。このため、隣接するVCSELエミッタ125は、トンネル接合アパーチャ162を有する誘導部分160およびp-n阻止層アパーチャ142を有する非誘導部分140を備える導波路を有するように構築することができ、これらの部分を組み合わせて、所望の有効屈折率プロファイルΔn
effを提供する。特に、トンネル接合アパーチャ162は、p-n阻止層アパーチャ142によって提供される有効屈折率ステップより大きい有効屈折率ステップを提供するように構成することができる。このようにして、誘導部分160は、2つのVCSELエミッタ125における光モードの全体的な制限を誘導および提供することができる。さらに、非誘導部分140は、光モードを非誘導とし、隣接するVCSELエミッタ125間の結合係数を制御することができる。そのような実施形態では、非誘導部分140を使用して、結合されたVCSELエミッタ125の同相または位相ずれアレイのいずれかを設計することができる。
【0038】
[0043]
図6および
図7の例は、VCSELデバイス100の2つの結合されたVCSELエミッタ125を示すが、結合されるVCSELエミッタ125の数は2に限定されるものではない。たとえば、VCSELエミッタ125の結合アレイは、様々な数量のVCSELエミッタ125(たとえば、1×2、1×3、1×4など)を備える1次元のアレイを含むことができる。さらに、VCSELエミッタ125の結合アレイは、様々な数量のVCSELエミッタ125(たとえば、2×2、2×4、4×4など)を備える2次元のアレイを含むことができる。さらに、導波路特性は、アレイの隣接するVCSELエミッタ125間の位相および結合強度を変動させることができ、それにより遠視野パターンを設計するためのさらなる自由度を提供することができる。上述した規則的な1Dまたは2Dアレイに対する追加または別法として、VCSELデバイス100は、VCSELエミッタ125間で距離、位相結合条件、および/または結合強度が変動する不規則な1Dまたは2Dアレイとして配置されたVCSELエミッタ125の結合アレイを含むことができる。
【0039】
[0044]上記で論じた結合に対する追加および/または別法として、非誘導部分140の非誘導特性をVCSELアレイモードフィルタとして使用することができる。このため、
図8および
図9は、コヒーレントに結合された2つのVCSELエミッタ125の態様を示す。
図8に示すように、誘導部分160のトンネル接合アパーチャ162によって提供される有効屈折率Δn
effは、非誘導部分140のp-n阻止層アパーチャ142の有効屈折率Δn
effと比較するとより大きくすることができる。
図8の導波路部分140、160によって提供されるモード選択は、
図5に関連して上記で説明したモード選択と同様に機能する。すなわち、
図8に関連する導波路部分140、160は協働して、より高次のモードに対して高い損失をもたらす。導波路部分140、160のそのような構成は、VCSELエミッタ125の高単一モードパワーのコヒーレントに結合されたアレイを設計するために使用することができる。特に、
図9の左側は、コヒーレントに結合された2つのVCSELエミッタ125に対する導波路部分140、160の有効屈折率プロファイルを示す。
図9の右側は、誘導部分160および非誘導部分140によって提供される誘導特性および非誘導特性により、その結果得られる結合されたVCSELエミッタ125のモード強度を示す。0次モードのみが制限される。
【0040】
[0045]上記の実施形態は概して、光モードの制限/誘導のために正の有効屈折率ステップΔneffを提供する誘導部分160に対して、トンネル接合アパーチャ162を利用する。しかし、アパーチャ142に類似のアパーチャを有するp-n阻止層を使用することもできる。そのような実施形態では、VCSELエミッタ125は、活性領域150の上下に1つずつ、2つのp-n阻止層アパーチャを含むことができる。
【0041】
[0046]さらに、上記の実施形態では、アパーチャ142、162の保持または除去されるいずれかの材料は、略円形とすることができる。しかし他の実施形態では、導波路部分140、160は、適当な導波路および/または電流制限構造を画定するために、異なる数のアパーチャ(たとえば、0、1、2、3など)および/または異なる形状(たとえば、楕円形、正方形、矩形、環状形など)のアパーチャを含むことができる。さらに、VCSELデバイス100の上記の実施形態は、活性領域150の上に単一の誘導部分160を有するVCSELエミッタ125を含むが、他の実施形態では、活性領域150の上に1つもしくは複数の非誘導部分および/または1つもしくは複数の誘導部分を含むことができる。同様に、VCSELデバイス100の上記の実施形態は、活性領域150の下に単一の非誘導部分140を有するVCSELエミッタ125を含むが、他の実施形態では、活性領域150の下に1つもしくは複数の非誘導部分および/または1つもしくは複数の誘導部分を含むことができる。
【0042】
[0047]本開示は、特定の例への参照を含むが、本開示の範囲を逸脱することなく、様々な変更を加えることができ、均等物に置き換えることができることが、当業者には理解されよう。加えて、本開示の範囲から逸脱することなく、開示する例に修正を加えることができる。したがって、本開示は、開示する例に限定されるのではなく、本開示は、添付の特許請求の範囲内に入るすべての例を含むことが意図される。
【符号の説明】
【0043】
100 垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)デバイス
110 半導体基板
120 下部接触層
125 VCSELエミッタ
130 下部ミラー
132 交互層
134 交互層
140 非誘導部分
141 導波路下層
142 アパーチャ
150 活性領域
152 下部活性層
154 トンネル接合層
156 上部活性層
160 誘導部分
161 導波路上層
162 アパーチャ
170 上部ミラー
172 交互層
174 交互層
180 パッシベーション層
182 開口
190 上部接触層
194 アパーチャ
196 垂直共振器