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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-17
(45)【発行日】2024-07-25
(54)【発明の名称】操作方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20240718BHJP
【FI】
G06F3/0482
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2023517295
(86)(22)【出願日】2021-09-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-11
(86)【国際出願番号】 CN2021118982
(87)【国際公開番号】W WO2022057881
(87)【国際公開日】2022-03-24
【審査請求日】2023-03-15
(31)【優先権主張番号】202010994746.4
(32)【優先日】2020-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 少▲ガァン▼
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-163287(JP,A)
【文献】特開平04-284531(JP,A)
【文献】特開2007-293418(JP,A)
【文献】特開2005-260289(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0285439(US,A1)
【文献】特開2010-108088(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048-3/04895
G09G 5/00-5/42
H04N 7/10
H04N 7/14-7/173
H04N 7/20-7/56
H04N 21/00-21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1インタフェースが表示される場合、第1入力を受信するステップであって、前記第1インタフェースにはN個の第1ウィジェットが含まれ、Nが正の整数であるステップと、
前記第1入力に応答して、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示するステップであって、前記目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、前記少なくとも1つの第2ウィジェットと前記N個の第1ウィジェットにはマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットが、対応する第1ウィジェットによってトリガーできる機能操作をトリガーするためのものであるステップと、
前記少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信するステップと、
前記第2入力に応答して、前記目標ウィジェットに対応する目標操作を実行するステップと、を含み、
前記第1インタフェースにはM個のウィジェットが含まれ、前記M個のウィジェットは前記N個の第1ウィジェットを含み、M≧Nであり、Mは正の整数であり、
第1入力を受信する前記ステップの前に、
前記第1インタフェースが表示される場合、前記M個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信するステップと、
前記第3入力に応答して、前記少なくとも1つのウィジェットを前記第1ウィジェットとして決定するステップと、をさらに含み、
前記少なくとも1つのウィジェットによってトリガーできる操作は、前記第1インタフェースがフローティングウィンドウ表示状態にある時に使用される機能を含み、
前記M個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信する前記ステップの前に、
前記第1インタフェースが表示される場合、第4入力を受信するステップと、
前記第4入力に応答して、予め設定された透明度で第2インタフェースを表示するステップであって、前記第2インタフェースには前記第1インタフェースのインタフェース画像が含まれるステップと、をさらに含み、
前記第3入力は、前記第2インタフェースにおける目標領域に対するユーザの入力であり、前記目標領域は、前記第1インタフェースのインタフェース画像における前記少なくとも1つのウィジェットに対応する領域である、操作方法。
【請求項2】
前記第4入力に応答して、予め設定された透明度で第2インタフェースを表示する前記ステップの後に、
前記第2インタフェースの表示をキャンセルするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する前記ステップの後に、
前記目標ウィンドウをドラッグするためのユーザの第5入力を受信するステップと、
前記第5入力に応答して、前記第5入力に対応する移動軌跡に応じて、前記目標ウィンドウ及び前記少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する表示位置を更新するステップと、をさらに含み、
前記少なくとも1つの第2ウィジェットの表示位置は前記目標ウィンドウの移動に追従して移動する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
受信モジュール、表示モジュール、及び実行モジュールを含み、
前記受信モジュールは、第1インタフェースが表示される場合、第1入力を受信するためのものであり、前記第1インタフェースにはN個の第1ウィジェットが含まれ、Nは正の整数であり、
前記表示モジュールは、前記受信モジュールによって受信された第1入力に応答して、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示するためのものであり、前記目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、前記少なくとも1つの第2ウィジェットと前記N個の第1ウィジェットにはマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットは、対応する第1ウィジェットによってトリガーできる機能操作をトリガーするためのものであり、
前記受信モジュールは、さらに、前記表示モジュールによって表示される少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第1入力を受信するためのものであり、
前記実行モジュールは、前記受信モジュールによって受信された第1入力に応答して、前記目標ウィジェットに対応する目標操作を実行するためのものであり、
決定モジュールをさらに含み、前記第1インタフェースにはM個のウィジェットが含まれ、前記M個のウィジェットは前記N個の第1ウィジェットを含み、M≧Nであり、Mは正の整数であり、
前記受信モジュールは、さらに、前記第1インタフェースが表示される場合、前記M個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信するためのものであり、
前記決定モジュールは、前記受信モジュールによって受信された第3入力に応答して、前記少なくとも1つのウィジェットを前記第1ウィジェットとして決定するためのものであり、
前記少なくとも1つのウィジェットによってトリガーできる操作は、前記第1インタフェースがフローティングウィンドウ表示状態にある時に使用できる機能を含み、
前記受信モジュールは、さらに、前記第1インタフェースが表示される場合、第4入力を受信するためのものであり、
前記表示モジュールは、さらに、前記受信モジュールによって受信された第4入力に応答して、予め設定された透明度で第2インタフェースを表示するためのものであり、前記第2インタフェースには前記第1インタフェースのインタフェース画像が含まれ、
前記第3入力は、前記第2インタフェースにおける目標領域に対するユーザの入力であり、前記目標領域は、前記第1インタフェースのインタフェース画像における前記少なくとも1つのウィジェットに対応する領域である、操作装置。
【請求項5】
前記表示モジュールは、さらに、前記第2インタフェースの表示をキャンセルするためのものである、請求項に記載の装置。
【請求項6】
前記受信モジュールは、さらに、前記目標ウィンドウをドラッグするためのユーザの第5入力を受信するためのものであり、
前記表示モジュールは、前記受信モジュールによって受信された第5入力に応答して、前記第5入力に対応する移動軌跡に応じて、前記目標ウィンドウ及び前記少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する表示位置を更新し、
前記少なくとも1つの第2ウィジェットの表示位置は前記目標ウィンドウの移動に追従して移動する、請求項4又は5に記載の装置。
【請求項7】
プロセッサによって実行されると、請求項1からのいずれか1項に記載の操作方法のステップが実現されるプログラムもしくはコマンドが記憶されている、可読記憶媒体。
【請求項8】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラムもしくはコマンドとを含み、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1からのいずれか1項に記載の操作方法のステップが実現される、電子機器。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで、請求項1からのいずれか1項に記載の操作方法が実現される、コンピュータプログラム。
【請求項10】
プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、請求項1からのいずれか1項に記載の操作方法を実現するためのものである、チップ。
【請求項11】
請求項1からのいずれか1項に記載の操作方法を実行するように設定される、電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年9月21日に中国で出願した中国特許出願番号202010994746.4の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願の実施例は通信の技術分野に関し、特に、操作方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
電子機器のスクリーンサイズの大型化、及びシステム機能の多様化に伴い、電子機器は、それぞれのアプリケーションの異なるコンテンツを1つのスクリーンに表示できるようになっている。
【0004】
関連技術において、電子機器は、ソーシャルアプリケーションのチャットインタフェースを表示する時に、フローティングウィンドウの形式で動画を再生することができ、これにより、ユーザは動画を再生すると同時に、他人とチャットすることもできる。
【0005】
しかしながら、フローティングウィンドウの表示領域が小さいため、電子機器では動画のコンテンツを表示することしかできず、ユーザは、例えば、動画の再生を一時停止したり、再生する音楽を切り替えたりする等のような、動画の機能ウィジェットに対する直接操作はできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例は、電子機器がフローティングウィンドウの形式でアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示する時に、ユーザが該アプリケーションを操作できないという問題を解決できる、操作方法、装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1側面において、本出願の実施例は、第1インタフェースが表示される場合、第1入力を受信するステップであって、第1インタフェースにはN個の第1ウィジェットが含まれ、Nが正の整数であるステップと、第1入力に応答して、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示するステップであって、目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、少なくとも1つの第2ウィジェットとN個の第1ウィジェットにはマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットが、対応する第1ウィジェットによってトリガーできる機能操作をトリガーするためのものであるステップと、少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信するステップと、第2入力に応答して、目標ウィジェットに対応する目標操作を実行するステップと、を含む、操作方法を提供する。
【0008】
第2側面において、本出願の実施例は、受信モジュール、表示モジュール、及び実行モジュールを含む操作装置をさらに提供する。受信モジュールは、第1インタフェースが表示される場合、第1入力を受信するためのものであり、第1インタフェースにはN個の第1ウィジェットが含まれ、Nは正の整数である。表示モジュールは、受信モジュールによって受信された第1入力に応答して、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示するためのものであり、目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、少なくとも1つの第2ウィジェットとN個の第1ウィジェットにはマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットは、対応する第1ウィジェットによってトリガーできる機能操作をトリガーするためのものである。受信モジュールは、さらに、表示モジュールによって表示される少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第1入力を受信するためのものである。実行モジュールは、受信モジュールによって受信された第1入力に応答して、目標ウィジェットに対応する目標操作を実行するためのものである。
【0009】
第3側面において、本出願の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラムもしくはコマンドとを含み、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の操作方法のステップが実現される、電子機器を提供する。
【0010】
第4側面において、本出願の実施例は、プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現されるプログラムもしくはコマンドが記憶されている、可読記憶媒体を提供する。
【0011】
第5側面において、本出願の実施例は、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、第1側面に記載の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
【発明の効果】
【0012】
本出願の実施例において、目標ウィンドウを表示することをトリガーするユーザの第1入力を受信すると、該第1入力に応答して、目標ウィンドウを表示する以外、第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェットとマッピング関係が存在する少なくとも1つの第2ウィジェットをも表示する。そして、少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信すると、該第2入力に応答して、前記目標ウィジェットに対応する目標操作を実行し、これによって、電子機器がフローティングウィンドウの形態で、あるアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示する時に、ユーザはフローティングウィンドウに付随する機能ウィジェットによって、該アプリケーションがいくつかの機能操作を実行するように制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本出願の実施例で提供されるフローティングウィンドウ表示インタフェースの模式図である。
図2】本出願の実施例で提供される操作方法のフローチャートである。
図3】本出願の実施例で提供される操作方法が適用されるインタフェースの模式図(その1)である。
図4】本出願の実施例で提供される操作方法が適用されるインタフェースの模式図(その2)である。
図5】本出願の実施例で提供される操作装置の構造模式図である。
図6】本出願の実施例で提供される電子機器の構造模式図(その1)である。
図7】本出願の実施例で提供される電子機器の構造模式図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0015】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は前後順を説明するものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよく、また、「第1」、「第2」等で区別される対象は、通常、1つのカテゴリーに属し、対象の数は限定されず、例えば、第1対象は、1つであってもよく、複数であってもよいことを理解すべきである。また、明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続対象のうちの少なくとも1つを表し、符号の「/」は、一般に前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0016】
本出願の実施例で提供される操作方法は、電子機器がフローティングウィンドウを表示する形式でアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示するシーンに適用することができる。
【0017】
例示的に、電子機器がフローティングウィンドウを表示する形式でアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示するシーンについて、電子機器の機能の多様化に伴い、関連技術では、ユーザが電子機器を容易に使い、且つ電子機器の機能を十分に活かすために、例えば、図1に示すように、ユーザが電子機器で試合の動画を見ながらチャットする場合、電子機器はフローティングウィンドウ又は小ウィンドウの形式(例えば、図1におけるフローティングウィンドウ10)で、動画アプリケーションの再生している動画コンテンツを表示する。分割スクリーン技術とは異なり、この場合、ユーザはフローティングウィンドウ又は小ウィンドウによって、例えば再生している動画コンテンツを一時停止する等、該アプリケーションに対する操作はできない。このように、ユーザがフローティングウィンドウで再生している動画を一時停止しようとする場合、フローティングウィンドウをタップして、動画アプリケーションの元のインタフェースに切り替えなければ、再生している動画を一時停止することができず、操作が煩雑である。
【0018】
この問題に対し、本出願の実施例で提供される技術的解決手段において、電子機器に第1インタフェースが表示される場合、設定機能によって、ユーザがショートカット操作を実現したい機能キー又は複数の機能キーの組合せ機能をマッピングすることができ、電子機器はフローティングウィンドウを表示するとともに、マッピングキーを表示し、これによって、ユーザがこれらのマッピングキーをタップすると、電子機器が対応する機能を実行するようにトリガーすることができ、ユーザは、フローティングウィンドウをタップしてアプリケーションの元のインタフェースを表示させることでこれらの機能をトリガーする必要がなく、操作が簡素化される。
【0019】
以下において、図面を参照しながら、本出願の実施例で提供される操作方法を、具体的な実施例及びその適用シーンにより詳細に説明する。
【0020】
図2に示すように、本出願の実施例で提供される操作方法は、以下のステップ201からステップ204を含んでもよい。
【0021】
ステップ201で、第1インタフェースが表示される場合、操作装置は第1入力を受信する。
【0022】
ここで、上記第1インタフェースにはN個の第1ウィジェットが含まれ、Nは正の整数である。
【0023】
例示的に、上記第1インタフェースは、電子機器にインストールされた目標アプリケーションのインタフェースであってもよく、電子機器は、上記第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェットに対するユーザの入力を受信すると、目標アプリケーションが対応する操作を実行するようにトリガーする。
【0024】
例示的に、上記第1入力は、ユーザの電子機器のスクリーンでの入力であってもよく、又は、ユーザが入力した音声コマンドであってもよく、又は、ユーザが入力した特定のジェスチャーであってもよく、具体的には、実際の使用要件に応じて決定することができ、本発明の実施例では限定されない。例示的に、上記第1入力は、電子機器がフローティングウィンドウの形態で上記第1インタフェースを表示することをトリガーするユーザの入力であってもよい。
【0025】
ステップ202で、操作装置は、該第1入力に応答して、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する。
【0026】
ここで、上記目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、上記少なくとも1つの第2ウィジェットとN個の第1ウィジェットにはマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットは、対応する第1ウィジェットによってトリガーできる機能操作をトリガーするためのものである。
【0027】
例示的に、電子機器に目標ウィンドウ(即ち上記フローティングウィンドウ又は小ウィンドウ)のみが表示される関連技術とは異なり、本出願の実施例では、電子機器に目標ウィンドウが表示される以外、目標ウィンドウの予め設定された位置に少なくとも1つの第2ウィジェットも表示される。例示的に、上記予め設定された位置は、目標ウィンドウの下方であってもよい。
【0028】
説明すべきことは、上記目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、ユーザは、目標ウィンドウによって第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツをリアルタイムで見ることができるが、目標ウィンドウによって目標アプリケーションを制御することができない点である。例えば、上記目標アプリケーションが動画アプリケーションである場合、ユーザは、該目標ウィンドウによって動画アプリケーションが現在再生している動画コンテンツを見ることができるが、再生している動画を一時停止するように該動画アプリケーションを制御することができない。
【0029】
例示的に、上記少なくとも1つの第2ウィジェットは、第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェットとマッピング関係が存在するウィジェットであり、ここで、1つの第2ウィジェットは、少なくとも1つの第1ウィジェットとマッピング関係が存在する。上記マッピング関係はキーマッピングであり、即ちユーザが第2ウィジェットをタップすると、電子機器が少なくとも1つの第1ウィジェットによってトリガーして実行できる機能操作を実行することをトリガーすることができる。1つの第2ウィジェットが少なくとも1つの第1ウィジェットとマッピング関係を確立した場合、該第2ウィジェットは、少なくとも1つの第1ウィジェットのマッピングウィジェットとなる。
【0030】
例を挙げて説明すると、図1を参照する上で、図3に示すように、電子機器がユーザの第1入力を受信すると、電子機器は第1入力に応答して、フローティングウィンドウ20(即ち上記目標ウィンドウ)を表示する以外、さらに領域21において第1インタフェースにおけるウィジェットとマッピング関係が存在する3つのマッピングウィジェットを表示する。
【0031】
ステップ203で、操作装置は、上記少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信する。
【0032】
例示的に、上記第2入力は、目標ウィジェットに対するユーザのタップ、ドラッグ、長押し、短押しの入力であってもよい。目標ウィジェットのウィジェットタイプに応じて、対応する入力動作を行う。例えば、目標ウィジェットがボタンウィジェットである場合、上記第2入力は、目標ウィジェットに対するユーザのタップ入力である。目標ウィジェットがシークバーウィジェットである場合、上記第2入力は、目標ウィジェットに対するユーザのドラッグ入力である。
【0033】
ステップ204で、操作装置は、該第2入力に応答して、上記目標ウィジェットに対応する目標操作を実行する。
【0034】
例示的に、電子機器が上記目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信すると、電子機器は、該第2入力に応答して、目標操作を実行する。該目標操作は、上記第1インタフェースにおいて、目標ウィジェットとマッピング関係が存在する第1ウィジェットによってトリガーできる操作である。
【0035】
例を挙げて説明すると、図3に示すように、電子機器は、ユーザが領域21における3つのマッピングウィジェットのうち一時停止ウィジェットをタップしたことを受信すると、目標アプリケーションに制御コマンドを送信し、目標アプリケーションが再生している動画コンテンツを一時停止するように制御する。
【0036】
説明すべきことは、上記目標アプリケーションが、動画アプリケーションであってもよく、ソーシャルアプリケーション、ゲームアプリケーション等、タッチウィジェットによって操作できる他のアプリケーションであってもよい点である。電子機器は、目標アプリケーションの第1インタフェースにおけるウィジェットに対してキーマッピングを行うことができるだけでなく、目標アプリケーションの機能に対して機能マッピングを行うこともできる。
【0037】
例示的に、電子機器が目標アプリケーションの機能をマッピングする場合、上記第1インタフェースにはN個の機能(例えば、各種のジェスチャー操作によって実現される機能であり、これらの機能は、第1インタフェースにおいて対応するウィジェットが存在してもよく、存在しなくてもよい)が含まれ、上記少なくとも1つの第2ウィジェットは、N個の機能とマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットは、N個の機能のうち対応する機能をトリガーするためのものであり、上記目標操作は、上記第1インタフェースにおいて、目標ウィジェットに対応する目標機能をトリガーすることである。説明すべきことは、本出願の実施例の後の記述において、第1インタフェースにおけるウィジェットは、機能に等価的に置き換えることができる点である。
【0038】
このように、目標ウィンドウを表示することをトリガーするユーザの第1入力を受信すると、該第1入力に応答して、目標ウィンドウを表示する以外、第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェットとマッピング関係が存在する少なくとも1つの第2ウィジェットをも表示する。そして、少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信すると、該第2入力に応答して、前記目標ウィジェットに対応する目標操作を実行し、これによって、電子機器がフローティングウィンドウの形態で、あるアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示する時に、ユーザはフローティングウィンドウに付随する機能ウィジェットによって、該アプリケーションがいくつかの機能操作を実行するように制御することができる。
【0039】
選択的に、本出願の実施例において、電子機器がフローティングウィンドウ(即ち上記目標ウィンドウ)を表示する時に、マッピングキー(即ち上記第2ウィジェット)を表示できるように、電子機器は、第1インタフェースにおけるウィジェットをキーマッピングする必要がある。
【0040】
例示的に、上記第1インタフェースにはM個のウィジェットが含まれ、M個のウィジェットには上記N個の第1ウィジェットが含まれ、ただし、M≧Nであり、Mは正の整数である。即ち、上記N個の第1ウィジェットは、第1インタフェースにおけるM個のウィジェットのうち、第2ウィジェットとマッピング関係を確立したウィジェットである。上記第1インタフェースにはM個のウィジェットが含まれ、ここで、電子機器は、N個のウィジェット(即ち上記N個の第1ウィジェット)のみに対してキーマッピングを行う。
【0041】
例示的に、上記ステップ202において、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する前に、本出願の実施例で提供される操作方法は、以下のステップ202a1及びステップ202a2をさらに含んでもよい。
【0042】
ステップ202a1で、第1インタフェースが表示される場合、操作装置は、M個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信する。
【0043】
ステップ202a2で、操作装置は、該第3入力に応答して、上記少なくとも1つのウィジェットを第1ウィジェットとして決定する。
【0044】
ここで、上記少なくとも1つのウィジェットによってトリガーできる操作は、第1インタフェースがフローティングウィンドウ表示状態にある時に使用できる機能を含む。
【0045】
例示的に、上記ステップ202a1の前に、ユーザは、電子機器で提供される機能エントリをタップすることによって、設定インタフェースに入ることができる。ユーザは設定インタフェースにおいて、キーマッピングしようとする1つ又は複数のウィジェットをタップしてキーマッピングすることができる。
【0046】
例示的に、マッピングキーの設定が完了した後、ユーザは、第1インタフェース上での特定のジェスチャー操作によって、電子機器が目標ウィンドウを表示するようにトリガーすることができる。
【0047】
説明すべきことは、上記M個のウィジェットのうち複数のウィジェットが1つの第2ウィジェットとキーマッピングされている場合において、ユーザが該第2ウィジェットをタップすると、電子機器は上記複数のウィジェットに対応する操作を実行する点である。例えば、ユーザは、動画アプリケーションの一時停止ウィジェット及びクローズウィジェットを1つのマッピングウィジェットにマッピングすることができ、ユーザが該マッピングウィジェットをタップすると、電子機器は動画アプリケーションが再生している動画コンテンツを一時停止し、且つ該動画アプリケーションをクローズすることができる。
【0048】
例を挙げて説明すると、図4(A)は電子機器に表示される動画アプリケーションの動画再生インタフェース(即ち上記第1インタフェース)を示し、該第1インタフェースには3つのウィジェット(早戻し、一時停止及び早送り)が含まれ、電子機器がユーザの特定の入力を受信しキーマッピング設定インタフェースを表示する場合(図4(B)に示すとおり)、ユーザは、上記3つのウィジェットのうちの少なくとも1つを選択することによってキーマッピングすることができる。ユーザがあるウィジェットを選択解除しようとする時に、該ウィジェットをダブルタップすることによって、該ウィジェットを選択解除することができる。設定が完了した後、ユーザは「完了」ウィジェットをタップし、電子機器にキーマッピング関係を確立することができる。上記第1インタフェースにキーマッピング操作が可能なウィジェットが何もない場合、電子機器は、「インタフェースに操作可能な項目が存在しません」という通知情報を表示する。
【0049】
このように、ユーザは自分の習慣と嗜好に合わせて、アプリケーションの第1インタフェースにおける機能キーを単一機能又は組合せ機能の形式でキーマッピングすることができ、これによって、ユーザは、電子機器がフローティングウィンドウの形態で第1インタフェースを表示する時に、マッピングキーをタップすることによってアプリケーションを制御することができる。
【0050】
さらに選択的に、本出願の実施例において、ユーザがキーマッピング設定を行う過程で、インタフェースのコンテンツが変化することを防止するために、第1インタフェースをロックすることができる。
【0051】
例示的に、上記ステップ202a1の前に、本出願の実施例で提供される操作方法は、以下のステップ202b1及びステップ202b2をさらに含んでもよい。
【0052】
ステップ202b1で、第1インタフェースが表示される場合、操作装置は第4入力を受信する。
【0053】
ステップ202b2で、操作装置は、上記第4入力に応答して、予め設定された透明度で第2インタフェースを表示する。
【0054】
ここで、上記第2インタフェースには第1インタフェースのインタフェース画像が含まれ、上記第3入力は、第2インタフェースにおける目標領域に対するユーザの入力である。上記目標領域は、第1インタフェースのインタフェース画像における少なくとも1つのウィジェットに対応する領域である。
【0055】
例示的に、電子機器は予め設定された透明度で第2インタフェースを表示し、該第2インタフェースには第1インタフェースの静止画像が表示されており、ユーザがキーマッピングを設定している間に、第1インタフェースのインタフェースコンテンツが変化するため、設定に失敗するという問題が防止される。
【0056】
このように、電子機器は、ユーザがキーマッピングを設定している時に、第1インタフェースをロックし、インタフェースのコンテンツが変化することによるユーザの誤操作を防止することができる。
【0057】
さらに選択的に、本出願の実施例において、ユーザがキーマッピングの設定を完了した後、電子機器は第1インタフェースのロックをキャンセルすることができる。
【0058】
例示的に、上記ステップ202b2の後に、本出願の実施例で提供される操作方法は、以下のステップ202b3をさらに含んでもよい。
【0059】
ステップ202b3で、操作装置は、上記第2インタフェースの表示をキャンセルする。
【0060】
例示的に、電子機器がキーマッピングの設定を完了した後、第2インタフェースの表示をキャンセルし、電子機器は第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツを更新する。
【0061】
このように、電子機器は、ユーザがキーマッピングの設定を完了した後、第1インタフェースのロックをキャンセルし、第1インタフェースを通常に戻すことができる。
【0062】
選択的に、本出願の実施例において、電子機器が目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示した後、ユーザは、ドラッグ操作によって目標ウィンドウの表示位置を変えることができる。インタフェースレイアウトをきれいにするために、上記第2ウィジェットは、ユーザが目標ウィンドウをドラッグして移動させる時に、目標ウィンドウの移動に追従して移動することができる。
【0063】
例示的に、上記ステップ202の後に、本出願の実施例で提供される操作方法は、以下のステップ202c1及びステップ202c2をさらに含んでもよい。
【0064】
ステップ202c1で、操作装置は、目標ウィンドウをドラッグするためのユーザの第5入力を受信する。
【0065】
ステップ202c2で、操作装置は、上記第5入力に応答して、第5入力に対応する移動軌跡に応じて、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する表示位置を更新する。
【0066】
ここで、上記少なくとも1つの第2ウィジェットの表示位置は、目標ウィンドウの移動に追従して移動する。
【0067】
例示的に、上記目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットが移動している間に、目標ウィンドウと少なくとも1つの第2ウィジェットの相対的位置関係は不変である。即ち、上記少なくとも1つの第2ウィジェットは、常に目標ウィンドウの予め設定された位置に位置する。
【0068】
このように、ユーザが目標ウィンドウをドラッグして移動させる時に、上記第2ウィジェットが目標ウィンドウの移動に追従して移動でき、それにより、インタフェースレイアウトがきれいで且つ完全であることを保証する。
【0069】
本出願の実施例で提供される操作方法によれば、電子機器は、第1インタフェースにおけるM個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信すると、少なくとも1つのウィジェットをキーマッピングすることができ、且つ目標ウィンドウを表示することをトリガーするユーザの第1入力を受信すると、該第1入力に応答して、目標ウィンドウを表示する以外、第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェット(即ち上記少なくとも1つのウィジェット)とマッピング関係が存在する少なくとも1つの第2ウィジェットを表示することができる。そして、少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信すると、該第2入力に応答して、該目標ウィジェットに対応する目標操作を実行し、これによって、電子機器がフローティングウィンドウの形態で、あるアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示する時に、ユーザはフローティングウィンドウに付随する機能ウィジェットによって、該アプリケーションがいくつかの操作を実行するように制御することができる。
【0070】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供される操作方法において、実行主体が、操作装置、又は該操作装置における操作方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例では、操作装置が操作方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供される操作装置を説明する。
【0071】
説明すべきことは、本出願の実施例において、上記各方法図面に示す操作方法は、いずれも本出願の実施例における一図面を例として例示的に説明された点である。具体的に実現する時に、上記各方法図面に示す操作方法は、さらに上記実施例に示す他の参照可能な任意図面を参照して実現でき、ここで詳細な説明を省略する。
【0072】
図5は、本出願の実施例で提供される操作装置を実現する可能な構造模式図である。図5に示すように、操作装置600は、受信モジュール601、表示モジュール602及び実行モジュール603を含む。受信モジュール601は、第1インタフェースが表示される場合、第1入力を受信するためのものであり、第1インタフェースにはN個の第1ウィジェットが含まれ、Nは正の整数である。表示モジュール602は、受信モジュール601によって受信された第1入力に応答して、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示するためのものであり、目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、少なくとも1つの第2ウィジェットとN個の第1ウィジェットにはマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットは、対応する第1ウィジェットによってトリガーできる機能操作をトリガーするためのものである。受信モジュール601は、さらに、表示モジュール602によって表示される少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第1入力を受信するためのものである。実行モジュール603は、受信モジュール601によって受信された第1入力に応答して、目標ウィジェットに対応する目標操作を実行するためのものである。
【0073】
選択的に、図5に示すように、電子機器600は、決定モジュール604をさらに含み、第1インタフェースにはM個のウィジェットが含まれ、M個のウィジェットにはN個の第1ウィジェットが含まれ、ただし、M≧Nであり、Mは正の整数である。受信モジュール601は、さらに、第1インタフェースが表示される場合、M個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信するためのものである。決定モジュール604は、受信モジュール601によって受信された第3入力に応答して、少なくとも1つのウィジェットを第1ウィジェットとして決定するためのものであり、少なくとも1つのウィジェットによってトリガーできる操作は、第1インタフェースがフローティングウィンドウ表示状態にある時に使用できる機能を含む。
【0074】
選択的に、受信モジュール601は、さらに、第1インタフェースが表示される場合、第4入力を受信するためのものである。表示モジュール602は、さらに、受信モジュール601によって受信された第4入力に応答して、予め設定された透明度で第2インタフェースを表示するためのものであり、第2インタフェースには第1インタフェースのインタフェース画像が含まれる。ここで、第3入力は、第2インタフェースにおける目標領域に対するユーザの入力であり、目標領域は、第1インタフェースのインタフェース画像における少なくとも1つのウィジェットに対応する領域である。
【0075】
選択的に、表示モジュール602は、さらに、第2インタフェースの表示をキャンセルするためのものである。
【0076】
選択的に、受信モジュール601は、さらに、目標ウィンドウをドラッグするためのユーザの第5入力を受信するためのものである。表示モジュール602は、受信モジュール601によって受信された第5入力に応答して、第5入力に対応する移動軌跡に応じて、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する表示位置を更新する。ここで、少なくとも1つの第2ウィジェットの表示位置は、目標ウィンドウの移動に追従して移動する。
【0077】
説明すべきことは、図5に示すように、操作装置600に必ず含まれるモジュールは、例えば、受信モジュール601、表示モジュール602及び実行モジュール603のように実線の枠で示され、操作装置600に含まれ得るモジュールは、例えば、決定モジュール604のように破線の枠で示される点である。
【0078】
本出願の実施例における操作装置は装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。上記装置は、携帯型の電子機器であってもよく、又は非携帯型の電子機器であってもよい。例示的に、携帯型の電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、非携帯型の電子機器は、サーバ、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビジョン(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0079】
本出願の実施例における操作装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iOSオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0080】
本出願の実施例で提供される操作装置は、図2から図4の方法実施例の実現する各工程を実現でき、繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0081】
本出願の実施例で提供される操作装置によれば、電子機器は、第1インタフェースにおけるM個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信すると、少なくとも1つのウィジェットをキーマッピングすることができ、且つ目標ウィンドウを表示することをトリガーするユーザの第1入力を受信すると、該第1入力に応答して、目標ウィンドウを表示する以外、第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェット(即ち上記少なくとも1つのウィジェット)とマッピング関係が存在する少なくとも1つの第2ウィジェットを表示することができる。そして、少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信すると、該第2入力に応答して、該目標ウィジェットに対応する目標操作を実行し、これによって、電子機器がフローティングウィンドウの形態で、あるアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示する時に、ユーザはフローティングウィンドウに付随する機能ウィジェットによって、該アプリケーションがいくつかの機能操作を実行するように制御することができる。
【0082】
選択的に、図6に示すように、本出願の実施例は、電子機器M00をさらに提供する。該電子機器M00は、プロセッサM01と、メモリM02と、メモリM02に記憶され且つプロセッサM01上で実行可能なプログラムもしくはコマンドとを含み、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサM01によって実行されると、上記操作方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0083】
本出願の実施例における電子機器は、上記の携帯型の電子機器及び非携帯型の電子機器を含むことに注意されたい。
【0084】
図7は、本出願の各実施例を実現する電子機器のハードウェアの構造模式図である。
【0085】
該電子機器100は、高周波ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インタフェースユニット108、メモリ109、及びプロセッサ110等の部材を含むが、それらに限定されない。
【0086】
当業者であれば、電子機器100は、各部材に電気を供給する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ110に論理的に接続されて、電源管理システムによって充放電管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができることが理解可能である。図7に示す電子機器の構造は、電子機器を限定するものではなく、電子機器は、図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0087】
ユーザ入力ユニット107は、第1インタフェースが表示される場合、第1入力を受信するためのものであり、第1インタフェースにはN個の第1ウィジェットが含まれ、Nは正の整数である。表示ユニット106は、ユーザ入力ユニット107によって受信された第1入力に応答して、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示するためのものであり、目標ウィンドウには第1インタフェースのインタフェース表示コンテンツが表示され、少なくとも1つの第2ウィジェットとN個の第1ウィジェットにはマッピング関係が存在し、各第2ウィジェットは、対応する第1ウィジェットによってトリガーできる機能操作をトリガーするためのものである。ユーザ入力ユニット107は、さらに、表示ユニット106によって表示される少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第1入力を受信するためのものである。プロセッサ110は、ユーザ入力ユニット107によって受信された第1入力に応答して、目標ウィジェットに対応する目標操作を実行するためのものである。
【0088】
このように、目標ウィンドウを表示することをトリガーするユーザの第1入力を受信すると、該第1入力に応答して、目標ウィンドウを表示する以外、第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェットとマッピング関係が存在する少なくとも1つの第2ウィジェットをも表示する。そして、少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信すると、該第2入力に応答して、前記目標ウィジェットに対応する目標操作を実行し、これによって、電子機器がフローティングウィンドウの形態で、あるアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示する時に、ユーザはフローティングウィンドウに付随する機能ウィジェットによって、該アプリケーションがいくつかの機能操作を実行するように制御することができる。
【0089】
選択的に、第1インタフェースにはM個のウィジェットが含まれ、M個のウィジェットにはN個の第1ウィジェットが含まれ、ただし、M≧Nであり、Mは正の整数である。ユーザ入力ユニット107は、さらに、第1インタフェースが表示される場合、M個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信するためのものである。プロセッサ110は、ユーザ入力ユニット107によって受信された第3入力に応答して、少なくとも1つのウィジェットを第1ウィジェットとして決定するためのものであり、ここで、少なくとも1つのウィジェットによってトリガーできる操作は、第1インタフェースがフローティングウィンドウ表示状態にある時に使用できる機能を含む。
【0090】
このように、ユーザは自分の習慣と嗜好に合わせて、アプリケーションの第1インタフェースにおける機能キーを単一機能又は組合せ機能の形式でキーマッピングすることができ、これによって、ユーザは、電子機器がフローティングウィンドウの形態で第1インタフェースを表示する時に、マッピングキーをタップすることによってアプリケーションを制御することができる。
【0091】
選択的に、ユーザ入力ユニット107は、さらに、第1インタフェースが表示される場合、第4入力を受信するためのものである。表示ユニット106は、さらに、ユーザ入力ユニット107によって受信された第4入力に応答して、予め設定された透明度で第2インタフェースを表示するためのものであり、第2インタフェースには第1インタフェースのインタフェース画像が含まれる。第3入力は、第2インタフェースにおける目標領域に対するユーザの入力であり、目標領域は、第1インタフェースのインタフェース画像における少なくとも1つのウィジェットに対応する領域である。
【0092】
このように、電子機器は、ユーザがキーマッピングを設定している時に、第1インタフェースをロックし、インタフェースのコンテンツが変化することによるユーザの誤操作を防止することができる。
【0093】
選択的に、表示ユニット106は、さらに、第2インタフェースの表示をキャンセルするためのものである。
【0094】
このように、電子機器は、ユーザがキーマッピングの設定を完了した後、第1インタフェースのロックをキャンセルし、第1インタフェースを通常に戻すことができる。
【0095】
選択的に、ユーザ入力ユニット107は、さらに、目標ウィンドウをドラッグするためのユーザの第5入力を受信するためのものである。表示ユニット106は、ユーザ入力ユニット107によって受信された第5入力に応答して、第5入力に対応する移動軌跡に応じて、目標ウィンドウ及び少なくとも1つの第2ウィジェットを表示する表示位置を更新する。少なくとも1つの第2ウィジェットの表示位置は、目標ウィンドウの移動に追従して移動する。
【0096】
このように、ユーザが目標ウィンドウをドラッグして移動させる時に、上記第2ウィジェットが目標ウィンドウの移動に追従して移動でき、それにより、インタフェースレイアウトがきれいで且つ完全であることを保証する。
【0097】
本出願の実施例で提供される電子機器によれば、電子機器は、第1インタフェースにおけるM個のウィジェットのうちの少なくとも1つのウィジェットに対するユーザの第3入力を受信すると、少なくとも1つのウィジェットをキーマッピングすることができ、且つ目標ウィンドウを表示することをトリガーするユーザの第1入力を受信すると、該第1入力に応答して、目標ウィンドウを表示する以外、第1インタフェースにおけるN個の第1ウィジェット(即ち上記少なくとも1つのウィジェット)とマッピング関係が存在する少なくとも1つの第2ウィジェットを表示することができる。そして、少なくとも1つの第2ウィジェットのうちの目標ウィジェットに対するユーザの第2入力を受信すると、該第2入力に応答して、該目標ウィジェットに対応する目標操作を実行し、これによって、電子機器がフローティングウィンドウの形態で、あるアプリケーションのインタフェース表示コンテンツを表示する時に、ユーザはフローティングウィンドウに付随する機能ウィジェットによって、該アプリケーションがいくつかの操作を実行するように制御することができる。
【0098】
本出願の実施例において、入力ユニット104は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)1041、及びマイクロホン1042を含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット106は表示パネル1061を含んでもよく、表示パネル1061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で構成してもよい。ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071及び他の入力機器1072を含む。タッチパネル1071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル1071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。他の入力機器1072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。メモリ109は、アプリケーションプログラム及びオペレーティングシステムを含むがそれらに限定されないソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。プロセッサ110に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ110に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0099】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供する。前記可読記憶媒体には、プログラムもしくはコマンドが記憶されており、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、上記操作方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0100】
前記プロセッサは、上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0101】
本出願の実施例は、チップをさらに提供する。前記チップは、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、上記操作方法の実施例の各プロセスを実現するためのものであり、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0102】
本出願の実施例で言及したチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよいことを理解すべきである。
【0103】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに様々なステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0104】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0105】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7