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特許7523125宝くじ販売システム、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体
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  • 特許-宝くじ販売システム、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体 図1
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  • 特許-宝くじ販売システム、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-18
(45)【発行日】2024-07-26
(54)【発明の名称】宝くじ販売システム、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240719BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020187634
(22)【出願日】2020-11-10
(65)【公開番号】P2022076961
(43)【公開日】2022-05-20
【審査請求日】2023-08-29
(73)【特許権者】
【識別番号】520440700
【氏名又は名称】福光 泰生
(74)【代理人】
【識別番号】100145861
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 薫
(72)【発明者】
【氏名】福光 泰生
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-244203(JP,A)
【文献】特表2009-501969(JP,A)
【文献】特開2003-050891(JP,A)
【文献】特開2006-171881(JP,A)
【文献】特開2006-155111(JP,A)
【文献】特開2004-192578(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0093296(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、
ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部と、を有し、
前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部は、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信し、
更に、前記ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記移動開始地点の位置と前記エリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する距離算出部と、
前記ユーザに販売する前記宝くじの販売条件を設定する販売条件設定部と、を有し、
前記販売条件設定部は、前記販売条件を、前記移動開始地点の位置と前記宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて購入可能な前記宝くじの枚数が変わるように設定することを特徴とする宝くじ販売システム。
【請求項2】
宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、
ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部と、を有し、
前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部は、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信し、
更に、前記ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記移動開始地点の位置と前記エリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する距離算出部と、
前記ユーザに販売する前記宝くじの販売条件を設定する販売条件設定部と、を有し、
前記販売条件設定部は、前記販売条件を、前記移動開始地点の位置と前記宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて前記宝くじの1枚あたりの販売金額が変わるように設定することを特徴とする宝くじ販売システム。
【請求項3】
宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、
ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部と、を有し、
前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部は、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信し、
更に、前記宝くじの当選者を公表するか否かを設定するための公表設定部を有することを特徴とする宝くじ販売システム。
【請求項4】
宝くじを販売するための宝くじ販売システムのコンピュータを、
宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、
ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部として機能させ、
前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部を、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信するように機能させ、
更に、前記ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記移動開始地点の位置と前記エリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する距離算出部と、
前記ユーザに販売する前記宝くじの販売条件を設定する販売条件設定部として機能させ、
前記販売条件設定部を、前記販売条件を、前記移動開始地点の位置と前記宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて購入可能な前記宝くじの枚数が変わるように設定するように機能させることを特徴とする
プログラム
【請求項5】
宝くじを販売するための宝くじ販売システムのコンピュータを、
宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、
ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部として機能させ、
前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部を、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信するように機能させ、
更に、前記ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記移動開始地点の位置と前記エリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する距離算出部と、
前記ユーザに販売する前記宝くじの販売条件を設定する販売条件設定部として機能させ、
前記販売条件設定部を、前記販売条件を、前記移動開始地点の位置と前記宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて前記宝くじの1枚あたりの販売金額が変わるように設定するように機能させることを特徴とするプログラム
【請求項6】
宝くじを販売するための宝くじ販売システムのコンピュータを、
宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、
ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部として機能させ、
前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部を、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信するように機能させ、
更に、前記宝くじの当選者を公表するか否かを設定するための公表設定部として機能させることを特徴とするプログラム
【請求項7】
請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載のプログラムを記憶することを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、宝くじ販売システム、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に関し、特にユーザ端末に対して前記エリア情報を送信することができる宝くじ販売システム、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から各種の宝くじが販売されており、例えば特許文献1には、発売元を特定し、端末装置からでも数字選択式宝くじを購入することができるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-38493号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、宝くじは全国各地で販売されており、各エリアで特色のある宝くじが販売されている。このため、各エリアに関するエリア情報を得ることができる宝くじ販売システムの開発が熱望されていた。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザがエリア情報を得ることができる宝くじ販売システム、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る宝くじ販売システムは、宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部と、を有し、前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部は、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、前記通信部は、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信することとしたので、ユーザがエリア情報を得ることができる。これにより、各エリアごとに特色のある宝くじを購入することが可能となる。
【0008】
前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、前記ユーザの位置と前記宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する距離算出部と、前記ユーザに販売する前記宝くじの販売条件を設定する販売条件設定部と、を有し、前記販売条件設定部は、前記販売条件を、前記距離に応じて設定することとすれば、ユーザと宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点との距離に応じて販売条件を設定することができる。
【0009】
前記ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記移動開始地点の位置と前記エリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する距離算出部と、前記ユーザに販売する前記宝くじの販売条件を設定する販売条件設定部と、を有し、前記販売条件設定部は、前記販売条件を、前記移動開始地点の位置と前記宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて前記宝くじの1枚あたりの販売金額が変わるように設定することができる。
【0010】
前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、前記宝くじを購入するための購入部と、を有し、前記購入部は、前記ユーザの位置と前記エリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあるときに前記宝くじを購入するための情報を取得することができる。
【0011】
前記宝くじ情報を表示する表示部を有し、前記宝くじ情報には前記宝くじの販売により得られる資金の用途が含まれるとともに、前記表示部は、前記用途を表示することとすれば、ユーザが宝くじの販売により得られる資金の用途を把握することができる。
【0012】
前記エリアに関連する商品又はサービスを購入するための情報を取得する購入情報取得部を有することとすれば、宝くじのみならずエリアに関連する商品又はサービスを購入することができる。
【0013】
前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、前記ユーザの位置と前記エリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあるときに前記宝くじの購入を前記ユーザに促進するための情報を生成する購入促進情報生成部と、を有することとすれば、宝くじの購入をユーザに対し促進することができる。
【0014】
前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、前記ユーザの位置と前記エリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあるときに前記ユーザに関する情報を記憶するユーザ情報記憶部と、を有することができる。
【0015】
前記エリアに関連する商品又はサービスに関する情報を記憶するための商品サービス情報記憶部と、前記商品サービス情報記憶部により記憶された前記商品又は前記サービスに関する情報を表示する表示部と、を有することとができる。
【0016】
前記宝くじの当選者を公表するか否かを設定するための公表設定部を有することとすれば、宝くじの当選者を公表することができる。
【0017】
前記宝くじの当選により得られるリターンを複数の選択肢から選択するリターン選択部を有することとすれば、前記宝くじの当選により得られるリターンを複数の選択肢から選択することができる。
【0018】
前記リターン選択部により選択される選択肢は、例えば、前記宝くじの当選により得られるリターンを前記エリアに関係する者に寄付されること含むことができる。
【0019】
上記目的を達成するため、本発明に係る宝くじ販売システムは、宝くじを販売するための宝くじ販売システムのコンピュータを、宝くじに関する宝くじ情報を記憶する宝くじ情報記憶部と、ユーザが有する端末であるユーザ端末と通信を行う通信部として機能させ、前記宝くじ情報には、前記宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報が含まれるとともに、前記通信部を、前記ユーザ端末に対して前記エリア情報を送信するように機能させることを特徴とする。
【0020】
上記目的を達成するため、本発明に係るコンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、上記のプログラムを記憶することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザがエリア情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施形態に係る宝くじ販売システムの全体構成を示す図である。
図2】同宝くじ販売システムのユーザ端末の構成を示すブロック図である。
図3】同宝くじ販売システムのサーバの構成を示すブロック図である。
図4】同宝くじ販売システムのサーバの構成を示す別のブロック図である。
図5】同宝くじ販売システムにおけるシステムフローを説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る宝くじ販売システムの全体構成を示す図、図2は、同宝くじ販売システムのユーザ端末の構成を示すブロック図、図3は、同宝くじ販売システムのサーバの構成を示すブロック図、図4は、同宝くじ販売システムのサーバの構成を示す別のブロック図である。
【0024】
図1を参照して本発明の宝くじ販売システム1の概要を説明すると、宝くじ販売システム1は、宝くじを販売するためのシステムであり、ユーザ端末2およびサーバ3を有しており、ユーザ端末2およびサーバ3は、ネットワーク通信回線NTを通じて相互間の通信を可能に構成されている。ネットワーク通信回線NTは、インターネット回線等を含むことができる。
【0025】
ユーザ端末2は、ユーザが有する端末であり、ユーザがユーザ端末2を所要に操作することにより、サーバ3を介して宝くじを購入することができる。ユーザ端末2は、スマートホン、携帯電話機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等を含むことができる。
【0026】
ユーザ端末2は、コンピュータとしての一般的な構成を備えている。ユーザ端末2は、図2に示すように、相互にバス2Aを介して接続された中央処理装置(CPU、GPU、DSP)2B、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク、キャッシュメモリ)2C、入力装置(キーボード、タッチパネル、マウス)2D、表示装置(液晶ディスプレー)2E等を有している。記憶装置2Cは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体として機能する。なお、ユーザ端末2は、全地球測位システムすなわちGPS(Global Positioning System)の機能を備えている。
【0027】
サーバ3は、コンピュータとしての一般的な構成を備えている。サーバ3は、図3に示すように、相互にバス3Aを介して接続された中央処理装置(CPU、GPU、DSP)3B、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク、キャッシュメモリ)3C、入力装置(キーボード、タッチパネル、マウス)3D、表示装置(液晶ディスプレー)3E等を有している。記憶装置3Cは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体として機能する。
【0028】
サーバ3は、図4に示すように、宝くじ情報記憶部10、ユーザ情報記憶部20、商品サービス情報記憶部30、宝くじ情報送信部50、位置情報取得部60、距離算出部70、位置判断部80、購入促進情報生成部90、購入促進情報送信部100、第1の購入情報取得部110、販売条件設定部120、購入情報送信部130、第2の購入情報取得部140、当選者設定部150、公表設定部160、リターン選択部170、表示部180を有している。サーバ3の各機能部10~180は、信号情報を生成して相互に信号情報の入出力を行うことができる。
【0029】
宝くじ情報記憶部10は、宝くじに関する宝くじ情報を記憶することができる。宝くじ情報には、宝くじが販売されるエリアに関するエリア情報を含むことができる。エリア情報は、宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置に関する情報(以下、所定の地点の位置に関する情報は、所定の地点の位置情報とする場合がある)を含むことができる。エリアにおける所定の地点の位置とは、例えば、県境の位置(エリアの境界の位置)、市役所等の特定の地点の位置(エリアの内側の位置)等であり、エリア内であれば特に限定されない(位置を任意の位置として特定の位置を決めても決めなくてもよい)。エリアは、例えば、市町村区や都道府県の地域ごとに設定されてもよく、役所等の地点や所定の地点における緯度経度で設定されてもよい。
【0030】
また、宝くじ情報には、エリア情報の他に、宝くじの販売数量や金額、当選確率、宝くじが販売されるエリアや地点、購入者、宝くじの販売により得られる資金の用途、公表設定部160により設定される当選後の当選者などの情報等を含むことができる。なお、宝くじの販売により得られる資金の用途とは、例えば「障害者用の機器の購入や施設の建設の費用」、「自然災害の被災者に対する支援金」等である。
【0031】
ユーザ情報記憶部20は、ユーザに関する情報を記憶することができる。ユーザ情報記憶部20は、位置判断部80によりユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたときにユーザに関する情報を記憶することができる。
【0032】
より詳しくは、ユーザ情報記憶部20は、位置判断部80によりユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたときにユーザに関する情報を記憶することができる。更に詳しくはユーザ情報記憶部20は、位置判断部80によりユーザの現在位置がエリア内に入ったと判断されたときにユーザに関する情報を記憶することができる。ユーザに関する情報には、ユーザの氏名、住所、連絡先、パスワード等の宝くじ販売システム1の利用を行うための個々のユーザの登録情報の他、個々のユーザが購入した宝くじの数や金額、ユーザが購入した宝くじの数や金額の総数、エリア内に入ったユーザの数(エリア内に入ったユーザの総数)を含むことができる。
【0033】
商品サービス情報記憶部30は、エリアに関連する商品又はサービスに関する情報を記憶することができる。エリアに関連する商品又はサービスに関する情報には、そのエリアの特産品、宿泊施設(温泉施設)の提供、観光施設の提供等に関する情報が含まれる。
【0034】
宝くじ情報送信部50は、ユーザ端末2と通信を行う通信部であり、宝くじ情報記憶部10に記憶されたエリア情報を含む宝くじ情報を読み出してユーザ端末2に対してエリア情報を含む宝くじ情報を送信することができる。ユーザは、送信された宝くじ情報を確認することにより宝くじを購入するか否かの判断をすることができる。
【0035】
位置情報取得部60は、ユーザ端末2と通信を行う通信部であり、ユーザの現在位置の位置情報より詳しくはユーザの現在位置の位置情報(以下、ユーザの現在位置には、ユーザの現在位置を含むものとする)を取得することができる。また、位置情報取得部60は、ユーザ(正確にはユーザ端末2)が移動を開始する地点である移動開始地点の位置情報を取得することができる。ユーザの現在位置の位置情報は、ユーザ端末2が備えるGPSの機能を用いて特定することができる。また、移動開始地点の位置情報は、GPSの現在位置の位置情報を元に滞在時間が所定の時間を超える位置を自動的に移動開始地点として取得することができる。更に、移動開始地点の位置情報はユーザにより予め指定してもよく、例えば、ユーザの住所を移動開始地点として指定することができる。この場合、位置情報取得部60は、ユーザにより指定された移動開始地点の位置情報をユーザ端末2を介して入力し取得することができる。更にまた、移動開始地点の位置情報は、ユーザ情報記憶部20に予め記憶することとして、位置情報取得部60がユーザ情報記憶部20から移動開始地点の位置情報を読み出して取得することとしてもよい。移動開始地点は、日本国内のみならず外国であってもよい。
【0036】
距離算出部70は、ユーザとエリアに関する2つの地点の位置情報に基づいた距離を算出することができる。すなわち、距離算出部70は、位置情報取得部60により取得されたユーザの現在位置の位置情報と宝くじ情報記憶部10により記憶された宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置情報からユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離を算出することができる。また、距離算出部70は、ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置情報と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置情報から移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離を算出することができる。
【0037】
位置判断部80は、位置情報取得部60により取得されたユーザの現在位置と宝くじ情報記憶部10に記憶された宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあるか否かを判断することができる。より詳しくは、位置判断部80は、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離と所定の距離とを比較しユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であるか否かを判断することができる。更に詳しくは、位置判断部80は、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離からユーザの現在位置がエリア内に入ったか否かを判断することができる。また、位置判断部80は、ユーザの現在位置の経度緯度の情報とエリアにおける境界の経度位置の情報からユーザの現在位置がエリア内に入ったか否かを判断することもできる。
【0038】
購入促進情報生成部90は、位置判断部80によりユーザの現在位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報を生成することができる。より詳しくは、購入促進情報生成部90は、位置判断部80によりユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報を生成することができる。更に詳しくは、購入促進部90は、位置判断部80によりユーザの現在位置がエリア内に入ったと判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報(例えばプッシュ通知の文面)を生成することができる。
【0039】
購入促進情報送信部100は、ユーザ端末2と通信を行う通信部であり、購入促進情報生成部90により生成された宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報をユーザ端末2に送信することができる。購入促進情報送信部100は、ユーザ端末2にプッシュ通知を送信することにより、宝くじや商品又はサービスの購入を促進することができる。
【0040】
第1の購入情報取得部110は、ユーザ端末2と通信を行う通信部であり、宝くじを購入するための購入部として機能する。第1の購入情報取得部110は、位置判断部80によりユーザの現在位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたとき、より詳しくは、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたとき、更に詳しくは、ユーザの現在位置がエリア内に入ったと判断されたときに、ユーザから宝くじを購入するための第1の情報(第1の宝くじ情報)を取得することができる。第1の購入情報取得部110は、位置判断部80によりユーザの現在位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたとき、より詳しくは、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたとき、更に詳しくは、ユーザの現在位置がエリア内に入ったと判断されたときに、エリアに関連する商品又はサービスを購入するための第1の情報(第1の商品サービス情報)をユーザ端末2から取得することができる。宝くじや商品又はサービスを購入するための第1の情報は、ユーザの購入の意思に関する情報(購入するか否かの情報)、宝くじの名称情報、宝くじや商品又はサービスの名称情報等である。ユーザは、購入促進情報送信部100により送信された宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報に基づいて宝くじや商品又はサービスを購入するため第1の情報を入力することができる。
【0041】
販売条件設定部120は、ユーザに販売する宝くじや商品又はサービスの販売条件を設定することができる。販売条件設定部120は、販売条件を、距離算出部70により算出された距離に応じて設定することができる。販売条件設定部120は、販売条件を、距離算出部70により算出された移動開始地点の位置と宝くじや商品又はサービスが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて購入可能な宝くじの枚数や商品又はサービスの数量が変わるように設定することができる。
【0042】
また、販売条件設定部120は、販売条件を、距離算出部70により算出された移動開始地点の位置と宝くじや商品又はサービスが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて宝くじの1枚あたりの販売金額や商品又はサービスの販売金額が変わるように設定することができる。販売条件設定部120は、例えば距離算出部70により算出された移動開始地点の位置と宝くじや商品又はサービスが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離が大きい程(遠方のユーザ程)、購入可能な宝くじの枚数や商品又はサービスの数を多くしたり、宝くじ1枚あたりの販売金額や商品又はサービスの単価を安く設定することができる。
【0043】
販売条件送信部130は、ユーザ端末2と通信を行う通信部であり、販売条件設定部120により設定された販売条件をユーザ端末2に送信することができる。ユーザは、販売条件設定部120により設定された販売条件を確認することにより、宝くじや商品又はサービスの購入量を決定することができる。
【0044】
第2の購入情報取得部140は、ユーザ端末2と通信を行う通信部であり、宝くじを購入するための購入部として機能する。第2の購入情報取得部140は、ユーザ端末2から宝くじを購入するための第2の情報(第2の宝くじ情報)を取得することができる。購入情報取得部140は、エリアに関連する商品又はサービスであって宝くじの購入に対して付加される商品又はサービスを購入するための第2の情報(第2の宝くじ情報)をユーザ端末2から取得することができる。宝くじや商品又はサービスを購入するための第2の情報は、購入金額、購入量、支払い方法等である。宝くじや商品又はサービスの購入は、ユーザ端末2からサーバ3に所定の情報を送信して行ってもよく、実店舗や現地で購入することとしてもよい。
【0045】
当選者設定部150は、ユーザが宝くじに当選した場合において、宝くじの当選者を設定することができる。
【0046】
公表設定部160は、ユーザが宝くじに当選した場合において、宝くじの当選者を公表するか否かを設定することができる。宝くじの当選者の公表は、ユーザの許可に基づいてユーザ端末2からの所定の情報の入力により行うことができる。
【0047】
リターン選択部170は、ユーザが宝くじに当選した場合において、宝くじの当選により得られるリターンを複数の選択肢から選択することができる。リターンの選択は、ユーザがユーザ端末2の操作を介して行うことができる。リターン選択部170により選択される選択肢は、ユーザが宝くじに当選した場合において、宝くじの当選により得られるリターンをユーザが受け取らない場合は、エリアに関係する者に当該リターンを寄付すること含むことができる。リターンには宝くじの当選金額や商品又はサービスを含むことができる。エリアに関係する者とは、自治体、エリア内の企業・店・個人等を含むことができる。
【0048】
表示部180は、宝くじ情報記憶部10により記憶された宝くじ情報をユーザ端末2の表示画面に表示させることができる。表示部180は、例えば、宝くじの販売数量や金額、当選確率、宝くじが販売されるエリアや地点、購入者、宝くじの販売により得られる資金の用途、当選後の当選者などの情報やエリア情報を表示させることができる。また、表示部180は、商品サービス情報記憶部30により記憶された商品又はサービスに関する情報を表示させることができる。更に、表示部180は、購入促進情報生成部90により生成された宝くじの購入をユーザに促進するための情報を表示することができる。更にまた、表示部180は、販売条件設定部120により設定されたユーザに販売する宝くじや商品又はサービスの販売条件を表示することができる。また更に、表示部180は、リターンの内容を表示することができる。
【0049】
ここで、上記した宝くじ販売システム1の各機能部は、所定のプログラム200を実行させることにより機能をさせることができる。
【0050】
すなわち、プログラム200は、宝くじ販売システム1のコンピュータを、宝くじ情報記憶部10、ユーザ情報記憶部20、商品サービス情報記憶部30、宝くじ情報送信部50、位置情報取得部60、距離算出部70、位置判断部80、購入促進情報生成部90、購入促進情報送信部100、第1の購入情報取得部110、販売条件設定部120、購入情報送信部130、第2の購入情報取得部140、当選者設定部150、公表設定部160、リターン選択部170、表示部180として機能させることができる。プログラム200は、宝くじシステム1の記憶装置1Cに記憶されている。
【0051】
次に、本発明の宝くじ販売システム1におけるシステムフローを図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、システムフローにおいては、ユーザによるユーザ端末2の操作は、表示部180によりユーザ端末2の表示画面に所定の情報を表示させながら行うことができる。
【0052】
すなわち、まずステップS10において、宝くじ情報送信部50が、エリア情報を含む宝くじ情報をユーザ端末2に送信する。
【0053】
次に、ステップS20において、位置情報取得部60が、ユーザ端末2からユーザの現在位置の位置情報を入力し取得する。また、位置情報取得部60が、ユーザの現在位置の位置情報等を元に移動開始地点の位置情報を取得する。
【0054】
次いで、ステップS30において、距離算出部70が、ステップS20で取得されたユーザの現在位置の位置情報と宝くじ情報記憶部10により記憶された宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置情報からユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する。また、距離算出部70が、ステップS20で取得された移動開始地点の位置情報と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置情報から移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離を算出する。
【0055】
続いて、ステップS40において、位置判断部80が、ユーザの現在位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあるか否かを判断する。位置判断部80が、所定の位置関係にあると判断する場合、例えば、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離である場合やユーザの現在位置がエリア内に入った場合は、ステップS50およびステップS60に進む。
【0056】
すなわち、ステップS50において、購入促進情報生成部90が、宝くじの購入をユーザに促進するための情報を生成し、購入促進情報送信部100が、購入促進情報生成部90により生成された宝くじの購入をユーザに促進するための情報をユーザ端末2に送信する。
【0057】
また、ステップS60において、第1の購入情報取得部110が、ユーザ端末2から宝くじや商品又はサービスを購入するための第1の情報としてユーザの購入の意思に関する情報(購入するか否かの情報)、宝くじの名称情報、宝くじや商品又はサービスの名称情報等を取得する。
【0058】
次に、ステップS70において、販売条件設定部120が、ユーザに販売する宝くじや商品又はサービスの販売条件を設定し、販売条件送信部130が、販売条件設定部120により設定された販売条件をユーザ端末2に送信する。
【0059】
次いで、ステップS80において、第2の購入情報取得部140が、ユーザ端末2から宝くじを購入するための情報や商品又はサービスを購入するための第2の情報として購入金額、購入量、支払い方法等をユーザ端末2から取得する。
【0060】
続いて、ステップS90において、当選者設定部150が、ユーザが宝くじに当選した場合に、宝くじの当選者を設定し、公表設定部160が、ユーザの許可に基づいて、当選者設定部150により設定した宝くじの当選者を公表するか否かを設定する。
【0061】
また、ステップS100において、リターン選択部170が、ユーザ端末2からのユーザの操作を介して宝くじの当選により得られるリターンを複数の選択肢から選択する。
【0062】
以上説明したように、本発明によれば、宝くじ情報送信部(通信部)50は、ユーザ端末2に対してエリア情報を送信することとしたので、ユーザがエリア情報を得ることができ、各エリアごとに特色のある宝くじを購入することが可能となる。
【0063】
また、販売条件設定部120は、販売条件を、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて設定することとしたので、ユーザ端末2と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点との距離に応じて販売条件を設定することができる。
【0064】
更に、表示部180は、宝くじの販売により得られる資金の用途を表示することとしたので、ユーザが宝くじの販売により得られる資金の用途を把握することができる。
【0065】
更にまた、購入情報取得部140は、エリアに関連する商品又はサービスを購入するための情報を取得することとしたので、宝くじのみならずエリアに関連する商品又はサービスも購入することができる。
【0066】
また更に、購入促進情報生成部を有することとしたので、宝くじの購入をユーザに対し促進することができる。
【0067】
また、公表設定部160を有することとしたので、宝くじの当選者を公表することができる。
【0068】
更に、リターン選択部170を有することとしたので、宝くじの当選により得られるリターンを複数の選択肢から選択することができる。
【0069】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
【0070】
例えば、上述した実施形態にあっては、サーバ3により記憶される各情報をブロックチェーンにより管理することとしてもよい。ブロックチェーンにより管理することでデータの改竄等の不正を防止することができる。ブロックチェーンにおいては、分散型ネットワークシステムで情報を記憶、管理等をすることができ、データのハッキングに対して特に有効となる。
【0071】
また、上述した実施形態にあっては、リターンは、宝くじの当選金額等の宝くじの当選により得られるリターンとすることとしているが、宝くじに当選しなかった場合でも、エリア内で使用可能な割引クーポン券等のリターンを付与することとしてもよい。
【0072】
更に、上述した実施形態にあっては、距離算出部70は、2つの地点の位置情報に基づいた距離を算出することとしているが、中間地点(経由地点)を設定することにより、3つの地点の位置情報に基づいた距離を算出するようにしてもよい。例えば、中間地点を設定することにより、距離算出部70は、現在位置や移動開始地点の位置と中間地点の位置との距離と、中間地点の位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離を算出し、それぞれの距離を足し合わせることにより合計の距離を算出することができる。
【0073】

更にまた、上述した実施形態にあっては、位置判断部80は、位置情報取得部60により取得されたユーザの現在位置と宝くじ情報記憶部10に記憶された宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあるか否かを判断、より詳しくは、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離と所定の距離とを比較しユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であるか否かを判断、更に詳しくは、ユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離からユーザの現在位置がエリア内に入ったか否かを判断することとしているが、位置判断部80は、位置情報取得部60により取得されたユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置と所定の位置関係にあるか否かを判断、より詳しくは、ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離と所定の距離とを比較しユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であるか否かを判断、更に詳しくは、ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離からユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置がエリア内に入ったか否か(入っているか否か)を判断することとしても所定の効果を奏することができる。
【0074】
また更に、上述した実施形態にあっては、購入促進情報生成部90は、位置判断部80によりユーザの現在位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報を生成、より詳しくは位置判断部80によりユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報を生成、更に詳しくは、購入促進部90は、位置判断部80によりユーザの現在位置がエリア内に入ったと判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報(例えばプッシュ通知の文面)を生成することとしているが、購入促進情報生成部90は、位置判断部80によりユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報を生成、より詳しくは位置判断部80によりユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報を生成、更に詳しくは、購入促進部90は、位置判断部80により取得されたユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置がエリア内に入った(入っている)と判断されたときに宝くじや商品又はサービスの購入をユーザに促進するための情報(例えばプッシュ通知の文面)を生成することとしても所定の効果を奏することができる。
【0075】
また、上述した実施形態にあっては、第1の購入情報取得部110は、位置判断部80によりユーザの現在位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたとき、より詳しくは、ユーザの現在位置距離が所定の距離以下の距離であると判断されたとき、更に詳しくは、ユーザの現在位置がエリア内に入ったと判断されたときに、ユーザ端末2から宝くじを購入するための第1の情報(第1の宝くじ情報)やエリアに関連する商品又はサービスを購入するための第1の情報(第1の商品サービス情報)を取得することとしているが、第1の購入情報取得部110は、位置判断部80によりユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置と宝くじが販売されるエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたとき、より詳しくは、ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたとき、更に詳しくは、ユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置がエリア内に入った(入っている)と判断されたときに、ユーザ端末2から宝くじを購入するための第1の情報(第1の宝くじ情報)やエリアに関連する商品又はサービスを購入するための第1の情報(第1の商品サービス情報)を取得することとしても所定の効果を奏することができる。
【0076】
更に、上述した実施形態にあっては、販売条件設定部120は、販売条件を、距離算出部70により算出された移動開始地点の位置と宝くじや商品又はサービスが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて購入可能な宝くじの枚数や商品又はサービスの数量が変わるように設定することとしているが、販売条件設定部120は、販売条件を、距離算出部70により算出されたユーザの現在位置と宝くじや商品又はサービスが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて購入可能な宝くじの枚数や商品又はサービスの数量が変わるように設定することとしても所定の効果を奏することができる。
【0077】
更にまた、販売条件設定部120は、販売条件を、距離算出部70により算出された移動開始地点の位置と宝くじや商品又はサービスが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて宝くじの1枚あたりの販売金額や商品又はサービスの販売金額が変わるように設定することとしているが、販売条件設定部120は、販売条件を、距離算出部70により算出されたユーザの現在位置と宝くじや商品又はサービスが販売されるエリアにおける所定の地点の位置との距離に応じて宝くじの1枚あたりの販売金額や商品又はサービスの販売金額が変わるように設定することとしても所定の効果を奏することができる。
【0078】
また更に、上述した実施形態にあっては、ユーザ情報記憶部20は、位置判断部80によりユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたときにユーザに関する情報を記憶、より詳しくは、位置判断部80によりユーザの現在位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたときにユーザに関する情報を記憶、更に詳しくは、位置判断部80によりユーザの現在位置がエリア内に入ったと判断されたときにユーザに関する情報を記憶することとしているが、ユーザ情報記憶部20は、位置判断部80によりユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置とが所定の位置関係にあると判断されたときにユーザに関する情報を記憶、より詳しくは、位置判断部80によりユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置とエリアにおける所定の地点の位置との距離が所定の距離以下の距離であると判断されたときにユーザに関する情報を記憶、更に詳しくは、位置判断部80によりユーザが移動を開始する地点である移動開始地点の位置がエリア内に入った(入っている)と判断されたときにユーザに関する情報を記憶することとしても所定の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0079】
NT:ネットワーク通信回線
1:宝くじ販売システム
1A:バス
1B:中央処理装置
1C:記憶装置
1D:入力装置
1E:表示装置
2:サーバ
3:ユーザ端末
10:宝くじ情報記憶部
20:ユーザ情報記憶部
30:商品サービス情報記憶部
50:宝くじ情報送信部
60:位置情報取得部
70:距離算出部
80:位置判断部
90:購入促進情報生成部
100:購入促進情報送信部
110:第1の購入情報取得部
120:販売条件設定部
130:購入情報送信部
140:第2の購入情報取得部
150:当選者設定部
160:公表設定部
170:リターン選択部
180:表示部
図1
図2
図3
図4
図5