(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-18
(45)【発行日】2024-07-26
(54)【発明の名称】掘削機
(51)【国際特許分類】
E21B 15/00 20060101AFI20240719BHJP
【FI】
E21B15/00
(21)【出願番号】P 2023207999
(22)【出願日】2023-12-08
【審査請求日】2023-12-08
(73)【特許権者】
【識別番号】591278116
【氏名又は名称】諸木 一義
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】諸木 一義
【審査官】柿原 巧弥
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-270267(JP,A)
【文献】特開2015-113577(JP,A)
【文献】特開2001-164865(JP,A)
【文献】特開平04-064686(JP,A)
【文献】特開平04-203194(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E21B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向に交差する第1方向に延びる軸回りに回転可能であり、前記長手方向に伸縮可能なブームと、
前記ブームに吊り下げられる掘削装置と、
前記掘削装置及び前記ブームを連結し、前記第1方向に延びる軸回りに回転可能であり、前記長手方向及び前記第1方向に交差する第2方向に移動可能な連結シャフトと
、
前記ブーム及び前記掘削装置の一方に取り付けられ、前記連結シャフトを前記第1方向に延びる軸回りに回転可能に且つ前記第2方向に移動可能に支持する第1支持装置と、
前記ブーム及び前記掘削装置の他方に取り付けられ、前記連結シャフトを前記第1方向に延びる軸回りに回転可能に支持する第2支持装置と
を備え
、
前記第1支持装置は、
前記連結シャフトが挿入され、前記連結シャフトを前記第2方向に移動可能に支持する支持筒と、
前記支持筒を前記第1方向に延びる軸回りに回転可能に支持する支持機構と
を備える掘削機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、掘削装置を地中に埋め込んで掘削する掘削機に関する。
【背景技術】
【0002】
クレーン本体とリーダとを、バックステー及び支持シリンダによって連結したアースオーガが提案されている。リーダは、上下に延び、地中に埋め込まれる筒状外軸と、筒状外軸の内側に挿入された内軸とを昇降可能に支持する(特許文献1参照)。バックステー及び支持シリンダによってリーダが支持され、リーダの姿勢が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
支持シリンダには、油圧シリンダが使用されることがある。油圧シリンダは複雑になりやすい。
【0005】
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成にて掘削装置の姿勢を調整することができる掘削機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る掘削機は、長手方向に交差する第1方向に延びる軸回りに回転可能であり、前記長手方向に伸縮可能なブームと、前記ブームに吊り下げられる掘削装置と、前記掘削装置及び前記ブームを連結し、前記第1方向に延びる軸回りに回転可能であり、前記長手方向及び前記第1方向に交差する第2方向に移動可能な連結シャフトとを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態に係る掘削機にあっては、連結シャフトは、ブームの回転又は伸縮に従って、回転又は移動し、掘削装置を所望の姿勢、例えば地面に垂直な姿勢を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】第1支持装置の構成を略示する部分拡大右側面図である。
【
図3】第1支持装置の構成を略示する部分拡大斜視図である。
【
図4】第1支持装置の構成を略示する部分拡大背面断面図である。
【
図5】掘削装置によって掘削する場合における掘削機の略示右側面図である。
【
図6】構成を一部変更した掘削機の略示右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明を、掘削機1を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では、図に示す上下前後左右を使用する。なお図に示す上下前後左右は発明の理解容易化のためのものに過ぎず、権利範囲を限定するものではない。
図1は、掘削機1の略示右側面図である。掘削機1は、車体2と、ブーム3と、掘削装置5と、2つの連結シャフト33とを備える。ブーム3はテレスコピック構造を有し、長手方向に伸縮可能に構成される。ブーム3は1段目ブーム3a~4段目ブーム3dを有する。1段目ブーム3aは最も下に位置するブームであり、4段目ブーム3dは最も上に位置するブームである。車体2の後部に、左右方向を軸方向とした回転軸4が設けられ、回転軸4に1段目ブーム3aの下端部が連結される。2段目ブーム3bの上端部に取付具11が設けられる。
【0010】
掘削装置5は、リーダ6と、駆動部12と、ケーシング14とを備える。リーダ6は、上下に延びるフレーム7を有し、フレーム7の前面に上下に延びるレール8が設けられる。フレーム7の背面に複数の第2支持装置9が設けられる。第2支持装置9は左右一対に設けられ、本実施の形態においては、3対の第2支持装置9が上下に並ぶ。対を構成する第2支持装置9それぞれの上下位置は略同じである。第2支持装置9は、左右方向を軸方向とした枢軸(図示略)を備える。フレーム7の上端部に連結具10が設けられる。連結具10は、左右方向を軸方向とした枢軸10aを介して、取付具11に連結される。取付具11は2段目ブーム3bの上端部に設けられる。
【0011】
駆動部12は、複数のスライダ13を介してレール8に取り付けられている。スライダ13はレール8上を摺動することができる。駆動部12の下側にケーシング14が配置される。ケーシング14は円筒状をなし、上下方向に延びる。ケーシング14の上端部には駆動部12の下端部が連結される。ケーシング14と駆動部12との連結は解除することができる。ケーシング14の下縁部に、複数の刃15がケーシング14の周方向に並設される。
図1において、ケーシング14は地面50の所定位置51の略真上に配置される。駆動部12の駆動によって、ケーシング14は周方向に回転することができる。また駆動部12及びケーシング14はスライダ13を介して、レール8に沿って上下方向に移動することができる。掘削装置5は取付具11及び連結具10を介して2段目ブーム3bに吊り下げられ、枢軸10aを介して回転可能に吊り下げられる。
【0012】
2段目ブーム3bにおける取付具11よりも下側部分に、第1支持装置20が取り付けられる。円柱状の2つの連結シャフト33それぞれが、第1支持装置20及び第2支持装置9に支持される。本実施の形態においては、2つの連結シャフト33の一端部は、最も上に位置する一対の第2支持装置9の枢軸にそれぞれ連結され、2つの連結シャフト33の中途部は第1支持装置20に支持される。なお連結シャフト33は、最も下に位置する一対の第2支持装置9又は上下方向中央に位置する一対の第2支持装置9に連結されてもよい。第2支持装置9は、連結シャフト33を左右方向(ブーム3の長手方向に交差する第1方向)に延びる軸回りに回転可能に支持する。
【0013】
車体2にワイヤーロープ16の巻上装置が設けられる。巻上装置はドラムを備え、ドラムにワイヤーロープ16が巻き付けられる。ドラムからブーム3の上端部まで、複数の滑車を介してワイヤーロープ16は案内される。ブーム3の上端部からワイヤーロープ16は垂下され、ワイヤーロープ16の下端部にフック17が設けられる。フック17は、例えば駆動部12の上端部に掛けられる。巻上装置を駆動させて、ワイヤーロープ16の巻き上げ量を調整することによって、駆動部12及びケーシング14をレール8に沿って上下に移動させることができる。
【0014】
図2は、第1支持装置20の構成を略示する部分拡大右側面図、
図3は、第1支持装置20の構成を略示する部分拡大斜視図、
図4は、第1支持装置20の構成を略示する部分拡大背面断面図である。
【0015】
第1支持装置20は右固定板21、右取付板22、右支持板23及び右支持筒24を備える。右固定板21は、2段目ブーム3bの右側面に対向する固定板部21aを有する。固定板部21aはブーム3の右側面に、図示しない固定部、例えばボルト又は溶接によって固定される。固定板部21aは、例えば右側面視にて四角形状をなす。固定板部21aの上縁から右側に上板部21cが突出する。固定板部21aの下縁から右側に下板部21bが突出する。
【0016】
右固定板21の右側に右取付板22が配置される。右取付板22は、固定板部21aに対向する取付板部22aを有する。取付板部22aは、例えば右側面視にて四角形状をなす。取付板部22aの上縁は固定板部21aの上縁よりも上側に位置する。取付板部22aの下縁は固定板部21aの下縁よりも下側に位置する。取付板部22aの上縁から左側に上板部22cが突出する。取付板部22aの下縁から左側に下板部22bが突出する。右固定板21の上板部21cと、右取付板22の上板部22cとはボルト35a及びナット35bによって連結される。右固定板21の下板部21bと、右取付板22の下板部22bとはボルト35a及びナット35bによって連結される。右固定板21と、右取付板22とは溶接によって連結してもよい。
【0017】
取付板部22aの前部分は前側に突出するように湾曲し、固定板部21aの前縁よりも前側に位置する。取付板部22aにおける前部分の右側面に凹部(図示略)が形成され、前記凹部に左右方向を軸方向としたベアリング29が嵌め込まれる。ベアリング29の内輪から回転軸29aが右側に突出する。
【0018】
右取付板22の右側に右支持板23が配置される。右支持板23は取付板部22aに対向する右板部23aを備える。右板部23aは、右側面視にて、先端が丸いホームベース形状をなす。右板部23aの先端部は、ベアリング29の回転軸29aに連結される。右板部23aの底辺(先端の反対側に位置する辺、
図2参照)から左方向に支持板部23bが突出する。支持板部23bの外面(回転軸29aの反対側に位置する面)に右支持筒24が支持される。右支持筒24は、例えば溶接によって支持板部23bに固定される。右固定板21、右取付板22、右支持板23及びベアリング29は支持機構を構成する。
【0019】
第1支持装置20は左固定板25、左取付板26、左支持板27及び左支持筒28を備える。左固定板25は、2段目ブーム3bの左側面に対向する固定板部25aを有する。固定板部25aはブーム3の左側面に、図示しない固定部、例えばボルト又は溶接によって固定される。固定板部25aは、例えば左側面視にて四角形状をなす。固定板部25aの上縁から左側に上板部25cが突出する。固定板部25aの下縁から左側に下板部25bが突出する。
【0020】
左固定板25の左側に左取付板26が配置される。左取付板26は、固定板部25aに対向する取付板部26aを有する。取付板部26aは、例えば左側面視にて四角形状をなす。取付板部26aの上縁は固定板部25aの上縁よりも上側に位置する。取付板部26aの下縁は固定板部25aの下縁よりも下側に位置する。取付板部26aの上縁から右側に上板部26cが突出する。取付板部26aの下縁から右側に下板部22bが突出する。左固定板25の上板部25cと、左取付板26の上板部26cとはボルト35a及びナット35bによって連結される。左固定板25の下板部25bと、左取付板26の下板部26bとはボルト35a及びナット35bによって連結される。左固定板25と、左取付板26とは溶接によって連結してもよい。
【0021】
取付板部26aの前部分は前側に突出するように湾曲し、固定板部25aの前縁よりも前側に位置する。取付板部26aにおける前部分の左側面に凹部(図示略)が形成され、前記凹部に左右方向を軸方向としたベアリング(図示略)が嵌め込まれる。ベアリングの内輪から回転軸30aが左側に突出する。
【0022】
左取付板26の左側に左支持板27が配置される。左支持板27は取付板部26aに対向する左板部27aを備える。左板部27aは、左側面視にて、先端が丸いホームベース形状をなす。左板部27aの先端部は、ベアリングの回転軸30aに連結される。左板部27aの底辺(先端の反対側に位置する辺)から右方向に支持板部27bが突出する。支持板部27bの外面(回転軸30aの反対側に位置する面)に左支持筒28が支持される。左支持筒28は、例えば溶接によって支持板部27bに固定される。左固定板25、左取付板26、左支持板27及びベアリングは支持機構を構成する。
【0023】
右取付板22及び左取付板26の後端部は後板31によって連結される。右取付板22及び左取付板26と、後板31とはボルト35a及びナット35bによって連結される。右取付板22及び左取付板26と、後板31とは溶接によって連結してもよい。
【0024】
連結シャフト33は右支持筒24及び左支持筒28に挿入される。右支持筒24及び左支持筒28は、右支持筒24及び左支持筒28の軸方向(ブーム3の長手方向及び第1方向に交差する第2方向)に移動可能に連結シャフト33を支持し、また右支持板23、左支持板27及びベアリング29等は、連結シャフト33を左右方向(第1方向)に延びる軸回りに回転可能に支持する。即ち、第1支持装置は連結シャフトを、第1方向に延びる軸回りに回転可能に且つ第2方向に移動可能に支持する。
【0025】
図1~
図4には、右支持筒24及び左支持筒28が上側に位置する右支持板23及び左支持板27が表されている。
図1~
図4は掘削開始前の状態を示す。掘削開始前において、2段目ブーム3bは延びており、3段目ブーム3c及び4段目ブーム3dは縮んでいる。
【0026】
図5は、掘削装置5によって掘削する場合における掘削機1の略示右側面図である。掘削する場合、ケーシング14の下端部が地面50に近づくように、回転軸4を回転中心にしてブーム3は回転する。
図5に示すように、2段目ブーム3bは縮まり、ケーシング14の下端部が所定位置51に接触する。駆動部12の駆動によって、ケーシング14は回転し、所定位置51が掘削される。掘削が進むに従って、ワイヤーロープ16の送り量を増加させて、ケーシング14を下側に移動させ、より深い掘削を行う。なおワイヤーロープ16の送りを行わずに、ブーム3の回転及び伸縮のみによって、掘削を進めてもよい。
【0027】
2段目ブーム3bの短縮によって、ケーシング14は地面50に近づき、且つ、所定位置51の略真上に位置するように、ケーシング14の位置は調整される。ブーム3の回転によって、ケーシング14の位置は所定位置51の略真上からずれるが、2段目ブーム3bの短縮によって調整することができる。
【0028】
図5に示すように、ブーム3の回転及び2段目ブーム3bの短縮によって、2つの連結シャフト33は右支持筒24及び左支持筒28の内側を移動し、またベアリング29の軸回りに回転する。連結シャフト33の移動及び回転によって、ケーシング14の揺れが防止され、ケーシング14は地面50に対して略垂直な姿勢を保ちやすくなる。即ち、連結シャフト33はブーム3の回転及び伸縮に応じて、右支持筒24及び左支持筒28の内側を移動し、また回転する。
【0029】
なおケーシング14の上端部が地面50に埋まり、更に掘削を続ける場合、例えばケーシング14の上端部と駆動部12との連結を解除し、新たなケーシング14の下端部と、地面50に埋まったケーシング14の上端部とを、例えば溶接によって接合し、新たなケーシング14の上端部と駆動部12とを連結する。そして連結された複数のケーシング14を回転させる。例えば、地中に打ち込まれた杭を撤去する場合に、杭の長さに応じて複数のケーシング14を接合し、杭の周囲を掘削する。なお地面50に埋まったケーシング14のうち、地面50から地上に出ている部分を切断し、駆動部12に新たなケーシング14を連結し、地面50に埋まったケーシング14の切断箇所、即ち上端部と、新たなケーシング14の下端部とを例えば溶接によって接合してもよい。
【0030】
実施の形態に係る掘削機1にあっては、連結シャフト33は、ブーム3の回転又は伸長に従って、回転又は移動し、掘削装置5を所望の姿勢、例えば地面50に垂直な姿勢を保つことができる。
【0031】
また第1支持装置20及び第2支持装置9を介して、連結シャフト33はブーム3及び掘削装置5を連結し、掘削装置5を所望の姿勢に保つことを実現する。なお実施の形態において、第1支持装置20をブーム3に設け、第2支持装置9を掘削装置5に設けているが、第1支持装置20を掘削装置5に設け、第2支持装置9をブーム3に設けてもよい。
【0032】
また右支持筒24及び左支持筒28によって、連結シャフト33の移動を実現し、右支持板23、左支持板27及びベアリング29等(支持機構)によって連結シャフト33の回転を実現する。
【0033】
(変更例)
図6は、構成を一部変更した掘削機1の略示右側面図である。上述した実施の形態においては、フック17を駆動部12の上端部に掛け、巻上装置を駆動させて、ワイヤーロープ16の巻き上げ量を調整することによって、駆動部12及びケーシング14をレール8に沿って上下に移動させているが、変更例では、車体2にワイヤーロープ16aの巻上装置を設け、フック17に代えて、複数の滑車17aを駆動部12及びブーム3の上端部などに設けている。
【0034】
変更例においては、巻上装置を駆動させて、ワイヤーロープ16aの巻き上げ量を調整することによって、駆動部12及びケーシング14をレール8に沿って上下に移動させることができる。複数の滑車17aを使用することによって、ワイヤーロープ16aの巻き上げ時に必要な力を小さくすることができる。
【0035】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載してもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 掘削機
3 ブーム
3a~3d 1段目ブーム~4段目ブーム
5 掘削装置
9 第2支持装置
20 第1支持装置
24 右支持筒(支持筒)
28 左支持筒(支持筒)
21 右固定板(支持機構)
22 右取付板(支持機構)
23 右支持板(支持機構)
25 左固定板(支持機構)
26 左取付板(支持機構)
27 左支持板(支持機構)
29 ベアリング(支持機構)
33 連結シャフト
【要約】
【課題】簡素な構成にて掘削装置の姿勢を調整することができる掘削機を提供する。
【解決手段】掘削機は、長手方向に交差する第1方向に延びる軸回りに回転可能であり、前記長手方向に伸縮可能なブームと、前記ブームに吊り下げられる掘削装置と、前記掘削装置及び前記ブームを連結し、前記第1方向に延びる軸回りに回転可能であり、前記長手方向及び前記第1方向に交差する第2方向に移動可能な連結シャフトとを備える。好ましくは、前記ブーム及び前記掘削機の一方に取り付けられ、前記連結シャフトを前記第1方向に延びる軸回りに回転可能に且つ前記第2方向に移動可能に支持する第1支持装置と、前記ブーム及び前記掘削機の他方に取り付けられ、前記連結シャフトを前記第1方向に延びる軸回りに回転可能に持する第2支持装置とを更に備える。
【選択図】
図1