IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-18
(45)【発行日】2024-07-26
(54)【発明の名称】少なくとも1つの区画を備える容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/24 20060101AFI20240719BHJP
【FI】
B65D5/24 A
【請求項の数】 25
(21)【出願番号】P 2021506425
(86)(22)【出願日】2019-08-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-02
(86)【国際出願番号】 US2019044611
(87)【国際公開番号】W WO2020033223
(87)【国際公開日】2020-02-13
【審査請求日】2022-06-09
(31)【優先権主張番号】62/714,976
(32)【優先日】2018-08-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】504075588
【氏名又は名称】グラフィック パッケージング インターナショナル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【弁理士】
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【弁理士】
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】ノヴァク,リー
(72)【発明者】
【氏名】ジャクソン,ケート
【審査官】二ッ谷 裕子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2002/0011514(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2002/0108504(US,A1)
【文献】実開平6-26544(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2006/0180644(US,A1)
【文献】米国特許第5890648(US,A)
【文献】実開昭62-52127(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2008/0156859(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の物品を保持する容器であって、
前記容器の内部の周囲に少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、フロントパネルと、バックパネルと、少なくとも1つのサイドパネルと、ボトムパネルと、該複数のパネルのうちの1つのパネルに分離可能につながっている仕切りパネルとを含む、複数のパネルと、
前記複数のパネルのうちのパネルに折り曲げ可能につながっている複数の端部フラップであって、前記複数の端部フラップは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている少なくともつのフロント端部フラップと、前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている少なくともつの仕切り端部フラップとを備え、前記少なくともつの仕切り端部フラップは、前記少なくともつのフロント端部フラップと少なくとも部分的に対面接触して前記少なくとも1つのフロント端部フラップ上に重なって前記少なくともつのフロント端部フラップに取り付けられ、前記少なくともつのフロント端部フラップは、前記少なくともつのサイドパネルと少なくとも部分的に対面接触する、複数の端部フラップと、
を備え、
前記仕切りパネルは、前記容器の前記内部に区画を画定するように前記複数のパネルのうちの前記パネルに対して枢動可能である、容器。
【請求項2】
前記仕切りパネルは、該仕切りパネルが前記複数のパネルのうちの前記パネルと少なくとも部分的に対面接触する第1の位置と、該仕切りパネルが前記複数のパネルのうちの前記パネルから間隔を空けて配置される第2の位置との間で位置を変えることができる、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルである、請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記仕切りパネルは、前記第2の位置で平坦形態を有する、請求項2に記載の容器。
【請求項5】
前記仕切りパネルは第1の仕切りパネルであり、前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルであり、前記区画は、前記容器の第1の端部における第1の区画であり、前記容器は、前記バックパネルに分離可能につながっているとともに、前記容器の第2の端部において前記容器の前記内部に第2の区画を画定するように前記バックパネルに対して枢動可能である、第2の仕切りパネルをさらに備える、請求項2に記載の容器。
【請求項6】
前記仕切りパネルは前記ボトムパネルにおいて枢動可能であり、遠位端部フラップが前記仕切りパネルに折り曲げ可能に取り付けられており、該遠位端部フラップは前記ボトムパネルに取り付けられる、請求項1に記載の容器。
【請求項7】
前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能につながっている複数のコーナーパネルをさらに備え、前記複数のコーナーパネルは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている少なくとも1つのフロントコーナーパネルを含み、
前記区画が前記容器の前記内部に画定されると、前記少なくともつのフロントコーナーパネルは、前記複数のパネルのうちの前記パネルに対して斜めに配置される、請求項1に記載の容器。
【請求項8】
前記少なくとも1つのサイドパネルは第1のサイドパネルであり、前記少なくとも1つのサイドパネルは第2のサイドパネルをさらに含み、前記少なくとも1つのフロントコーナーパネルは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている第1のフロントコーナーパネルであり、前記少なくとも1つのフロントコーナーパネルは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている第2のフロントコーナーパネルをさらに含み、少なくとも1つの仕切りコーナーパネルは、前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている第1の仕切りコーナーパネルであり、前記少なくとも1つの仕切りコーナーパネルは、前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている第2の仕切りコーナーパネルをさらに含む、請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記少なくとも1つのサイドパネルは、該少なくとも1つのサイドパネルの少なくとも1つの端部分を画定する斜め折り線を含み、前記容器は、前記少なくとも1つのサイドパネルの前記少なくとも1つの端部分が、前記容器の前記内部を縮小するように、前記少なくとも1つのサイドパネルの隣接する部分と少なくとも部分的に対面接触するように折り曲げられる、折り畳み形態と、前記少なくとも1つのサイドパネルが前記容器の前記内部を拡張するように前記ボトムパネルに対して位置決めされる、起立形態との間で形態を変えることができる、請求項1に記載の容器。
【請求項10】
前記少なくとも1つのサイドパネルは、該少なくとも1つのサイドパネルの少なくとも1つの端部分を画定する斜め折り線を含み、前記仕切りパネルは第1の仕切りパネルであり、前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルであり、前記区画は前記容器の第1の端部における第1の区画であり、前記容器は、前記バックパネルに分離可能につながっているとともに、前記容器の第2の端部において前記容器の前記内部に第2の区画を画定するように前記バックパネルに対して枢動可能な、第2の仕切りパネルをさらに備える、請求項1に記載の容器。
【請求項11】
前記フロントパネル、前記バックパネル、前記少なくとも1つのサイドパネル及び前記ボトムパネルは、トレーを形成し、前記容器は、該トレーにヒンジ式につながっている蓋をさらに備え、前記蓋は、前記トレーに折り曲げ可能につながった、トップパネル、少なくとも1つの蓋サイドパネル、蓋フロントパネル及び蓋バックパネルを備える、請求項1に記載の容器。
【請求項12】
前記フロントパネル、前記バックパネル、前記少なくとも1つのサイドパネル及び前記ボトムパネルは、トレーを形成し、前記容器は、該トレーにヒンジ式につながっている蓋をさらに備え、前記容器は、前記蓋が該トレーの上方に持ち上げられた開放形態と、前記蓋が前記トレーと係合する閉鎖形態との間で形態を変えることができる、請求項1に記載の容器。
【請求項13】
1つ以上の物品を保持する容器を形成するブランクであって、
該ブランクから形成された前記容器の内部の周囲に少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、フロントパネルと、バックパネルと、少なくとも1つのサイドパネルと、ボトムパネルと、該複数のパネルのうちの1つのパネルに分離可能につながっている仕切りパネルとを含む、複数のパネルと、
前記複数のパネルのうちのパネルに折り曲げ可能につながっている複数の端部フラップであって、前記複数の端部フラップは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている少なくともつのフロント端部フラップと、前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている少なくともつの仕切り端部フラップとを備え、前記少なくともつの仕切り端部フラップは、前記少なくともつのフロント端部フラップと少なくとも部分的に対面接触するように位置付けられ、また、前記容器が前記ブランクから形成されるときに前記少なくとも1つのフロント端部フラップ上に重なって前記少なくともつのフロント端部フラップに取り付けられ、前記少なくともつのフロント端部フラップは、前記容器が前記ブランクから形成されるときに前記少なくともつのサイドパネルと少なくとも部分的に対面接触する、複数の端部フラップと、
を備え、
前記仕切りパネルは、該ブランクから形成された前記容器の前記内部に区画を画定するように前記複数のパネルのうちの前記パネルに対して枢動可能であるものである、ブランク。
【請求項14】
前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルである、請求項13に記載のブランク。
【請求項15】
前記仕切りパネルは第1の仕切りパネルであり、前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルであり、前記区画は、前記ブランクから形成された前記容器における第1の区画であり、前記ブランクは、前記バックパネルに分離可能につながっているとともに、前記ブランクから形成された前記容器の前記内部に第2の区画を画定するように前記バックパネルに対して枢動可能であるものである、第2の仕切りパネルをさらに備える、請求項13に記載のブランク。
【請求項16】
遠位端部フラップが前記仕切りパネルに折り曲げ可能に取り付けられており、該遠位端部フラップは前記ボトムパネルに取り付けられる、請求項13に記載のブランク。
【請求項17】
前記複数のパネルのそれぞれのパネルに折り曲げ可能につながっている複数のコーナーパネルをさらに備え、
前記複数のコーナーパネルは、前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている少なくとも1つの仕切りコーナーパネルを含み、
前記複数のコーナーパネルは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている少なくとも1つのフロントコーナーパネルをさらに含み、
前記少なくとも1つのサイドパネルは第1のサイドパネルであり、前記少なくとも1つのサイドパネルは第2のサイドパネルをさらに含み、前記少なくとも1つのフロントコーナーパネルは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている第1のフロントコーナーパネルであり、前記少なくとも1つのフロントコーナーパネルは、前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている第2のフロントコーナーパネルをさらに含み、前記少なくとも1つの仕切りコーナーパネルは、前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている第1の仕切りコーナーパネルであり、前記少なくとも1つの仕切りコーナーパネルは、前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている第2の仕切りコーナーパネルをさらに含む、請求項13に記載のブランク。
【請求項18】
前記少なくとも1つのサイドパネルは、該少なくとも1つのサイドパネルの少なくとも1つの端部分を画定する斜め折り線を含み、
前記仕切りパネルは第1の仕切りパネルであり、前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルであり、前記区画は、前記ブランクから形成された前記容器の第1の端部における第1の区画であり、前記容器は、前記バックパネルに分離可能につながっているとともに、前記ブランクから形成された前記容器の第2の端部において前記ブランクから形成された前記容器の前記内部に第2の区画を画定するように前記バックパネルに対して枢動可能な、第2の仕切りパネルをさらに備える、請求項13に記載のブランク。
【請求項19】
前記フロントパネル、前記バックパネル、前記少なくとも1つのサイドパネル及び前記ボトムパネルは、前記ブランクのトレー部分を形成し、該ブランクは、前記トレー部分にヒンジ式につながっている蓋部分をさらに備え、
前記蓋部分は、前記トレー部分に折り曲げ可能につながった、トップパネル、少なくとも1つの蓋サイドパネル、蓋フロントパネル及び蓋バックパネルを備える、請求項13に記載のブランク。
【請求項20】
1つ以上の物品を保持する容器を形成する方法であって、
フロントパネルと、バックパネルと、少なくとも1つのサイドパネルと、ボトムパネルと、複数のパネルのうちの1つのパネルに分離可能につながっている仕切りパネルとを含む該複数のパネルを備えるブランクを取得することであって、前記ブランクは前記複数のパネルのうちのパネルに折り曲げ可能につながっている複数の端部フラップをさらに備え、前記複数の端部フラップは前記フロントパネルに折り曲げ可能につながっている少なくともつのフロント端部フラップと前記仕切りパネルに折り曲げ可能につながっている少なくともつの仕切り端部フラップを備える、ブランクを取得することと、
少なくとも部分的に前記容器の内部の周囲で前記複数のパネルを折り曲げること、及び、前記少なくともつの仕切り端部フラップが前記少なくともつのフロント端部フラップと少なくとも部分的に対面接触するように、また、少なくともつのフロント端部フラップが前記少なくともつのサイドパネルと少なくとも部分的に対面接触するように、前記複数の端部フラップが位置付けられることと、
前記仕切りパネルが前記容器の前記内部に区画を画定するように前記複数のパネルのうちの前記パネルに対して枢動可能であるように、該仕切りパネルを位置決めすることと、
前記少なくとも1つの仕切り端部フラップが前記少なくとも1つのフロント端部フラップ上に重なった状態で前記少なくともつの仕切り端部フラップを前記少なくともつのフロント端部フラップに取り付けることと、
を含む方法。
【請求項21】
前記仕切りパネルは、該仕切りパネルが前記複数のパネルのうちの前記パネルと少なくとも部分的に対面接触する第1の位置と、該仕切りパネルが前記複数のパネルのうちの前記パネルから間隔を空けて配置される第2の位置との間で位置を変えることができる、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記仕切りパネルは、前記第2の位置で平坦形態を有する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記仕切りパネルは第1の仕切りパネルであり、前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルであり、前記区画は、前記容器の第1の端部における第1の区画であり、前記容器は、前記バックパネルに分離可能につながっているとともに、前記容器の第2の端部において前記容器の前記内部に第2の区画を画定するように前記バックパネルに対して枢動可能である、第2の仕切りパネルをさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのサイドパネルは、前記少なくとも1つのサイドパネルの少なくとも1つの端部分を画定する斜め折り線を含み、前記容器は、前記少なくとも1つのサイドパネルの前記少なくとも1つの端部分が、前記容器の前記内部を縮小するように、前記少なくとも1つのサイドパネルの隣接する部分と少なくとも部分的に対面接触するように折り曲げられる、折り畳み形態と、前記少なくとも1つのサイドパネルが前記容器の前記内部を拡張するように前記ボトムパネルに対して位置決めされる、起立形態との間で形態を変えることができる、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つのサイドパネルは、前記少なくとも1つのサイドパネルの少なくとも1つの端部分を画定する斜め折り線を含み、前記仕切りパネルは第1の仕切りパネルであり、前記複数のパネルのうちの前記パネルは前記フロントパネルであり、前記区画は前記容器の第1の端部における第1の区画であり、前記容器は、前記バックパネルに分離可能につながっているとともに、前記容器の第2の端部において前記容器の前記内部に第2の区画を画定するように前記バックパネルに対して枢動可能な、第2の仕切りパネルをさらに備える、請求項20に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2018年8月6日付けで出願された米国仮特許出願第62/714,976号の利益を主張する。
【0002】
[参照による援用]
2018年8月6日付けで出願された米国仮特許出願第62/714,976号の開示の全体が本明細書に提示されているかのように、あらゆる目的で引用することにより本明細書の一部をなす。
【0003】
本開示は、包括的には、少なくとも1つの物品を保持する容器に関する。1つの実施の形態では、本開示は、少なくとも1つの物品用の付属品を保持する少なくとも1つの区画を備える容器に関する。
【発明の概要】
【0004】
本開示の1つの態様によれば、1つ以上の物品を保持する容器は、該容器の内部の周囲に少なくとも部分的に延在する複数のパネルを備える。該複数のパネルは、フロントパネルと、バックパネルと、少なくとも1つのサイドパネルと、ボトムパネルと、該複数のパネルのうちの1つのパネルに分離可能につながっている仕切りパネルとを含む。前記仕切りパネルは、前記容器の前記内部に区画を画定するように前記複数のパネルのうちの前記パネルに対して枢動可能である。
【0005】
本開示の別の態様によれば、1つ以上の物品を保持する容器を形成するブランクは、該ブランクから形成された前記容器の内部の周囲に少なくとも部分的に延在する複数のパネルを備える。該複数のパネルは、フロントパネルと、バックパネルと、少なくとも1つのサイドパネルと、ボトムパネルと、該複数のパネルのうちの1つのパネルに分離可能につながっている仕切りパネルとを含む。前記仕切りパネルは、前記ブランクから形成された前記容器の前記内部に仕切りを画定するように前記複数のパネルのうちの前記パネルに対して枢動可能である。
【0006】
本開示の別の態様によれば、1つ以上の物品を保持する容器を形成する方法は、フロントパネルと、バックパネルと、少なくとも1つのサイドパネルと、ボトムパネルと、前記複数のパネルのうちの1つのパネルに分離可能につながっている仕切りパネルとを含む複数のパネルを備えるブランクを取得することを含む。該方法は、少なくとも部分的に前記容器の内部の周囲で前記複数のパネルを折り曲げることと、前記仕切りパネルが前記容器の前記内部に区画を画定するように前記複数のパネルのうちの前記パネルに対して枢動可能であるように、該仕切りパネルを位置決めすることとを含む。
【0007】
当業者は、以下で列挙される図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって、上記の利点、並びに種々の更なる実施形態の他の利点及び利益を理解するであろう。個々に、また様々な組合せで与えられる上述の態様が本開示の範囲内にある。
【0008】
慣例によれば、以下で説明する図面の種々の特徴は、必ずしも一定の縮尺比で描かれているとは限らない。図面における種々の特徴及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の第1の例示的な実施形態による容器を形成するブランクの外面の平面図である。
図2図1のブランクの部分的折り曲げ形態の平面図である。
図3図1のブランクから形成されかつ第1の形態にある容器の斜視図である。
図4】第2の形態にある図2の容器の斜視図である。
図5】本開示の第2の例示的な実施形態による容器を形成するブランクの外面の平面図である。
図6】本開示の第2の例示的な実施形態による第1の形態にある図5のブランクから形成された容器の斜視図である。
図7】第2の形態にある図6の容器の斜視図である。
図8】本開示の第3の例示的な実施形態による容器を形成するブランクの外面の平面図である。
図9】本開示の第3の例示的な実施形態による第1の形態にある図8のブランクから形成された容器の斜視図である。
図10】第2の形態にある図9の容器の斜視図である。
図11】本開示の第4の例示的な実施形態による容器を形成するブランクの外面の平面図である。
図12図11のブランクの部分的折り曲げの第1の連続平面図である。
図13図12のブランクの部分的折り曲げの第2の連続平面図である。
図14】本開示の第4の例示的な実施形態による、折り畳み配置にある、図11のブランクから形成された容器の平面図である。
図15】起立配置にあるとともに第1の形態にある図14の容器の斜視図である。
図16】第2の形態にある図15の容器の斜視図である。
図17】本開示の第5の例示的な実施形態による容器を形成するブランクの外面の平面図である。
図18】本開示の第5の例示的な実施形態による第1の形態にある図17のブランクから形成された容器の斜視図である。
図19】第2の形態にある図18の容器の斜視図である。
図20】本開示の第6の例示的な実施形態による容器を形成するブランクの外面の平面図である。
図21】本開示の第6の例示的な実施形態による、開放配置にあるとともに第1の形態にある、図20のブランクから形成された容器の斜視図である。
図22】第2の形態にある図21の容器の斜視図である。
図23】閉鎖配置にある図21の容器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【0011】
本開示による容器は、多くの異なる形状の容器に適応することができる。本明細書において、「下側」、「ボトム/底部」、「上側」、「トップ/頂部」、「フロント/前」及び「バック/後」という用語は、完全に組み立てられた容器に関連して決定される向きを示す。本明細書に記載するように、容器は、複数の重なり合うパネル、部分及び/又は端部フラップによって形成することができる。こうしたパネル、部分及び/又は端部フラップは、本開示から逸脱することなく、互いに対して相対的な用語、例えば、「第1の」、「第2の」、「第3の」等で、順序的に又は非順序的に言及して示す場合がある。
【0012】
本開示の第1の例示的な実施形態によれば、図1は、容器5(図3)を形成するブランク3の外面1を示し、容器5を概してトレーと称することができるように、容器5は概して開放した頂部7を有する。容器5は、異なる構成、例えば、いくつか挙げるとボウル、皿、プレート、箱又はカートンの構成を有することができることが理解されよう。
【0013】
容器5は、食品等、例えば、個別の部分で提供することができる冷凍食品又は非冷凍食品、例えば、チキンナゲット、フレンチフライ、オニオンリング、モッツァレラスティック、ポテトチップ、ポップコーン、他のフィンガーフード等、1つ以上の物品を保持するために有用であり得る。実施形態では、顧客に提供するために、容器5内に、食品及び/又は非食品を含むことができる他のタイプの物品を配置することができる。こうした製品は、追加の包装に入れた後、容器5内に配置することができる。本明細書においてさらに記載するように、容器5は、区画11を含み、その中に、1つ以上の食品のための付属品、例えば、ソース又はドレッシング(例えば、ケチャップ、マスタード、バーベキューソース、ディップ等)及び/又は別の調味料を配置することができる。容器5は、本開示から逸脱することなく、他の形状及び配置とすることができ、同様の環境又は異なる環境で他の製品及び/又は物品を保持するために使用することができる。
【0014】
図1に示すように、ブランク3は、横軸L1及び縦軸L2を有する。図示するように、ブランク3は、中心すなわちボトムパネル23と、縦方向折り線27においてボトムパネル23に折り曲げ可能につながっている第1のサイドパネル25と、縦方向折り線31においてボトムパネル23に折り曲げ可能につながっている第2のサイドパネル29と、横方向折り線35においてボトムパネル23に折り曲げ可能につながっているフロントパネル33(広範に、「複数のパネルのうちの1つのパネル」)と、横方向折り線41においてボトムパネル23に折り曲げ可能につながっているバックパネル39とを含む。フロントパネル33は、図示するように、その遠位縁部に近接して切取部42を含む。本明細書にさらに記載するように、切取部42によって中断されている横方向引き裂き線47において、フロントパネル33に区画パネル又は仕切りパネル43が取り付けられており、仕切りパネル43は、フロントパネル33に分離可能につながっている。1つの実施形態では、引き裂き線47は、フロントパネル33に対する仕切りパネル43の少なくとも部分的な折り曲げ可能なつながりを提供するが、仕切りパネル43及びフロントパネル33は、その1つ以上の部分において分離可能である。
【0015】
図示するように、第1のフロントコーナーパネル51及び第2のフロントコーナーパネル53が、フロントパネル33に、それぞれの斜め折り線55、57において折り曲げ可能につながっている。それぞれのコーナーパネル51、53に、第1のフロント端部フラップ59及び第2のフロント端部フラップ61が、それぞれの斜め折り線63、65において折り曲げ可能につながっている。同様に図示するように、第1のバック端部フラップ67及び第2のバック端部フラップ69が、バックパネル39に、それぞれの斜め折り線71、73において折り曲げ可能につながっている。
【0016】
図1をさらに参照すると、第1の仕切りコーナーパネル75及び第2の仕切りコーナーパネル77が、仕切りパネル43に、それぞれの斜め折り線79、81においてそれぞれ折り曲げ可能につながっている。図示するように、それぞれのコーナーパネル75、77に、第1の仕切り端部フラップ83及び第2の仕切り端部フラップ85が、それぞれの逃がしスロット若しくは逃がし開口部又はスロット91、93によって中断されているそれぞれの斜め折り線87、89において折り曲げ可能につながっている。図示するように、遠位端部フラップ95が、仕切りパネル43に、逃がし開口部又は逃がしスロット99、101によって中断されている横方向折り線97において折り曲げ可能につながっている。
【0017】
図2及び図3をさらに参照すると、本開示の1つの例示的な実施形態によるブランク3からの容器5の形成が示されている。図示するように、ブランク3は、外側1を下に向けて配置することができ、ブランク3の内面2は、上向きに面して位置決めされる。仕切りパネル43がフロントパネル33と少なくとも部分的に対面接触するように、それぞれのコーナー端部フラップ83、85が仕切りパネル43とともに運ばれてそれぞれのフロント端部フラップ59、61と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、かつ、遠位端部フラップ95が仕切りパネル43とともに運ばれてボトムパネル23と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、仕切りパネル43を引き裂き線47において矢印A1の方向に折り曲げることができる。
【0018】
その後、仕切りパネル43と、サイドパネル25、29と、バックパネル39とを、ボトムパネル23に対して概して直立して位置決めされるように、それぞれの折り線97、27、31、41においてそれぞれの矢印A1、A2、A3、A4の方向に折り曲げることができる。また、仕切りパネル43のこうした折り曲げによって、フロントパネル33が、折り線41において矢印A1の方向に上向きに折れ曲がる。
【0019】
同時に又はその後、重なり合うコーナー端部フラップ83及びフロント端部フラップ59と、重なり合うコーナー端部フラップ85及びフロント端部フラップ61とが、仕切りパネル43/フロントパネル33から離れて概して斜めに延在して、それぞれのサイドパネル25、29と少なくとも部分的に重なり合う関係になるように、それぞれの折り線87、63及び89、65においてそれぞれの矢印A5、A6の方向に折り曲げられる。こうした配置では、フロント端部フラップ83、85は、それぞれのサイドパネル25、29と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされる。同様に、バック端部フラップ67、69は、バックパネル39から離れて斜めに延在して、それぞれのサイドパネル25、29と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、それぞれの折り線71、73においてそれぞれの矢印A7、A8の方向に折り曲げられる。上述した配置は、接着剤、例えば糊によって維持することができる。
【0020】
図3は、上述した折り曲げによって形成された容器5の第1のすなわち入れ子形態を示し、そこでは、容器5の第2の端部15とは反対側である容器5の第1の端部13において、仕切りパネル43はフロントパネル33と少なくとも部分的に対面接触している。こうした形態では、容器5のパネルは、別の容器の底部分を容器5の内部9に収納することができるように配置される。
【0021】
例えば、図3に示す容器5の第1の形態は、例えば、パネル25、29、33、43、39が、ボトムパネル23に対して概して斜めに配置されるように、概してテーパー状の形態を有する。図示するように、ボトムパネル23は、横軸L1に沿って幅W1(図1)を有し、ボトムパネル23は、縦軸L2に沿って長さD1(図1)を有し、起立した容器5の開放頂部7の幅W2は、サイドパネル25、29の上縁部の間で画定され、起立した容器5の開放頂部7の長さD2は、フロントパネル33及びバックパネル39の上縁部の間で画定され、そこでは、D2>D1及びW2>W1である。1つの実施形態では、D1は約170mmとすることができ、W1は約120mmとすることができる。これに関して、複数の容器5を互いに入れ子にすることができるように、例えば、各容器5が、上の容器5を少なくとも部分的に収納することができ、及び/又は下の容器5に少なくとも部分的に収納され得るように、容器5にテーパー状の形態が与えられる。
【0022】
図4を参照すると、容器5の第2のすなわち提供形態において、フロントパネル33及び仕切りパネル43のうちの一方又は両方の上縁部が少なくとも部分的に容器5の自由縁部であるように、引き裂き線47において引き裂くことにより、仕切りパネル43をフロントパネル33から分離することができる。その後、例えば、切取部42に隣接する使用者又は器具によるアクセスを介して、フロントパネル33から仕切りパネル43を引き離して、仕切りパネル43を折り線97において矢印A9の方向に少なくとも部分的に折り曲げ、仕切りパネル43がフロントパネル33の後方に第2の位置まで少なくとも部分的に枢動するようにすることができる。こうした仕切りパネル43の移動は、仕切りパネル43が折り線97を介してボトムパネル23において枢動可能であるようにボトムパネル23に遠位端部フラップ95を取り付けることよって、少なくとも部分的に容易になる。仕切りパネル43が第2の位置まで移動することにより、コーナーパネル75、77は、仕切りパネル43及びフロントパネル33のそれぞれに対して斜め配置に位置決めされるように、それぞれの折り線79、81において仕切りパネル43に対して少なくとも部分的に折れ曲がることができる。
【0023】
こうした容器5の提供配置は、1つの実施形態では、折り線63、65、87、89において又はその近くで容器5の側面を挟みこむか又は締め付けて、フロントパネル33もまた、折り線35において矢印A10の方向に少なくとも部分的に折り曲げられてフロント仕切りパネル43から離れるように前方に枢動させることにより、達成することができる。こうしたフロントパネル33の移動により、バックコーナーパネル51、53は、仕切りパネル43及びフロントパネル33のそれぞれに対して斜め配置で位置決めされるように、それぞれの折り線55、57においてフロントパネル33に対して少なくとも部分的に折れ曲がることができる。さらに、容器5の上述した操作により、例えば、容器5がフロント端部13に向かって少なくとも部分的にテーパー状になるように、サイドパネル25、29は互いに向かって少なくとも部分的に傾斜することができる。
【0024】
フロントパネル33及び仕切りパネル43の上述した間隔が空けられた配置は、それらの間に区画11を画定し、区画11は、仕切りパネル43及びコーナーパネル75、77によって容器5の内部9の残りの部分から分断される。これに関して、図4に容器5の第2の形態を示し、そこでは、区画11は、仕切りパネル43と、フロントパネル33と、コーナーパネル51、53、75、77との間に画定されている。
【0025】
区画11は、例えば、容器5の内部9に1種以上のソース若しくは他の調味料を堆積させ、保存し、及び/又はそうしたソース若しくは他の調味料にアクセスするための好都合な場所を提供する。さらに、仕切りパネル43及びコーナーパネル75、77は、区画43と内部9の残りの部分との間の障壁を提供し、例えば、それにより、区画11内に保存されたソース又は他の調味料が、容器5の内部9の残りの部分に保存された食品と混合しない。これに関して、1つの実施形態では、使用者は、容器5の内部9から1つ以上の食品を取り出し、その1つ以上の食品を区画43内に少なくとも部分的に挿入して、例えば、食品を少し浸し及び/又は区画11内に保存されたソース又は他の調味料をすくい取ることができる。区画11について、容器5の内部9の一部として説明したが、区画11を除く容器5の内部9を容器5の第1の区画とすることができ、区画11を容器5の第2の区画とすることができることが理解されよう。
【0026】
これに関して、容器5は、(例えば、仕切りパネル43がフロントパネル33と少なくとも部分的に面する関係にある)第1の形態と(例えば、間隔を空けて配置されたフロントパネル33と仕切りパネル43との間に区画11が画定されている)第2の形態との間で、例えば、仕切りパネル43を折り線97において選択的に枢動させることにより、及び/又はフロントパネル33を折り線35において選択的に枢動させることにより、移行させることができる。本明細書に記載するように、区画11を、仕切りパネル43及びフロントパネル33のいずれか又は両方の移動を介して形成することができることが理解されよう。
【0027】
図5を参照すると、本開示の第2の例示的な実施形態による容器205(図6)を形成するブランク203が示されている。ブランク203/容器205は、本開示の第1の例示的な実施形態のブランク3/容器5と実質的に同様である1つ以上の部分を含み、同様の又は類似する特徴は、同様の又は類似する参照番号で示す。図示するように、それぞれの端部フラップ59、61及び83、85が、中間構造体がないか又は最小限の中間構造体により、それぞれの折り線63、65及び87、89においてそれぞれのフロントパネル33及び仕切りパネル43に折り曲げ可能につながるように、ブランク203は、コーナーパネル51、53、75、77をなくすことができる。
【0028】
ブランク203は、第1の例示的な実施形態の容器5(図3)と実質的に同様である特徴を有するが、上述したようにそれぞれのコーナーパネル51、53、75、77がない容器となるように形成することができる。図6は、ブランク203から形成された容器205の第1のすなわち入れ子配置を示し、そこでは、仕切りパネル43は、仕切りパネル43がフロントパネル33と少なくとも部分的に対面接触する第1の位置まで、折り線97において前方に枢動させることができる。
【0029】
容器205の第2のすなわち提供形態では、図7に示すように、仕切りパネル43は、上述したように弱化線47においてフロントパネル33から分離することができ、仕切りパネル43は、フロントパネル33から間隔を空けて配置されるとともにそれらの間に区画211を形成するように、折り線97において後方に枢動させることができる。仕切り端部フラップ83、85は、仕切りパネル43とともに後方に運ばれるように、それぞれのフロント端部フラップ59、61の一部に沿って自由に摺動する。これに関して、フロント端部フラップ59、61は、仕切りパネル43の所望の位置を越える後方移動を阻止するようにボトムパネル23と接触する止め具又はリミッターとして作用することができる。容器205にはコーナーパネルがないため、仕切りフラップ43は、第2の形態では、概して平坦な又は平面の形態のままである。ブランク203/容器205は、本開示から逸脱することなく異なる配置を有することができる。
【0030】
図8を参照すると、本開示の第3の例示的な実施形態による容器305を形成するブランクが、全体として303で示されている。ブランク303及び容器305は、ブランク103/容器105及びブランク203の特徴と実質的に同様である1つ以上の特徴を有することができ、同様の又は類似する特徴は同様の又は類似する参照番号で示す。
【0031】
図示するように、ブランク303は、容器305の第1の端部313における区画11(広範に、「第1の区画」)とは反対側である容器305の第2の端部315に第2の区画311を形成する更なる特徴を含む。特に、ブランク303のバックパネル39にバックコーナーパネル351、353がそれぞれの折り線355、357において折り曲げ可能につながるように、ブランク303のバックパネル39にフロントパネル33の実質的に同様の特徴を設けることができる。第2のもしくはバック仕切りパネル343は、切取部342によって中断されている横方向引き裂き線347において、バックパネル39に折り曲げ可能に取り付けることができる。バック仕切りパネル343に、それぞれの第1のバック仕切りコーナーパネル375及び第2のバック仕切りコーナーパネル377が、それぞれの斜め折り線379、381において折り曲げ可能につながっており、バック仕切りパネル343に、仕切り端部フラップ383、385が、それぞれのスロット391、393によって中断されているそれぞれの斜め折り線387、389において折り曲げ可能につながっており、バック仕切りパネル343に、遠位端部フラップ395が、スロット398、399によって中断されている横方向折り線397において折り曲げ可能につながっている。
【0032】
容器5に関して上述したものと実質的に同様な方法で、ブランク303を容器305となるように形成することができ、区画11を形成する方法と実質的に同様の方法で、例えば、バック端部フラップ67、69がそれぞれのサイドパネル25、29と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるとともに、バックコーナー端部フラップ383、385がそれぞれのバック端部フラップ67、69と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、且つ、遠位端部フラップ395がボトムパネル23と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、第2の区画311を形成する特徴を配置することができる。
【0033】
図9に、ブランク303から形成されたこうした容器305の第1のすなわち入れ子配置を示し、そこでは、仕切りパネル43(広範に、「第1の仕切りパネル」又は「フロント仕切りパネル」)は、フロント仕切りパネル43がフロントパネル33と少なくとも部分的に対面接触する第1の位置まで、折り線97において前方に枢動し、バック仕切りパネル343は、バック仕切りパネル343がバックパネル39と少なくとも部分的に対面接触する第1の位置まで、折り線397において後方に枢動している。
【0034】
図10に示すように、容器305の第2のすなわち提供形態では、フロント仕切りパネル43は、上述したように、弱化線47においてフロントパネル33から分離して、第1の区画11を形成することができ、またバック仕切りパネル343は、引き裂き線347においてバックパネル39から分離するとともに、それぞれの折り線397において第2の位置まで前方に少なくとも部分的に折り曲げて、第2の区画311を形成することができる。バック仕切りパネル343のこうした移動は、バック仕切りパネル343がそれぞれの折り線397を介してボトムパネル23において枢動可能であるようにボトムパネル23に遠位端部フラップ395を取り付けることにより、少なくとも部分的に容易になる。フロントパネル33もまた、第1の区画11の形成の過程において折り線35において前方に枢動させることができ、バックパネル39は、第2の区画311の形成の過程において折り線41において後方に枢動させることができる。
【0035】
仕切りパネル343を第2の位置まで移動させることにより、コーナーパネル375、377が、それぞれの折り線379、381においてバック仕切りパネル343に対して少なくとも部分的に折れ曲がって、バック仕切りパネル343及びバックパネル39のそれぞれに対して斜め配置で位置決めされるようにすることができる。
【0036】
容器305のこうした提供形態は、1つの実施形態では、上述したように容器305の側面を折り線63、65、87、89において又はその近くで挟みこむか又は締め付けて第1の区画11を形成することにより、且つ、容器305の側面を折り線71、73、387、389において又はその近くで挟みこむか又は締め付けて第2の区画311を形成することにより、達成することができる。
【0037】
これに関して、容器305のそれぞれの反対側の端部313、315において、容器305に一対の区画11、311を設けることができる。追加の区画311の存在により、容器305に、容器305の内部9に1種以上のソース若しくは他の調味料を堆積させ、保存し、及び/又はそうしたソース若しくは他の調味料にアクセスするための追加の場所を設けることができる。1つの実施形態では、区画311は、区画11における調味料とは異なる1種以上の調味料を収納することができる。1つの実施形態では、区画11、311を除く容器305の内部9を容器305の第1の区画とすることができ、区画11を容器305の第2の区画とすることができ、区画311を容器305の第3の区画とすることができる。
【0038】
図11を参照すると、本開示の第4の例示的な実施形態による容器405を形成するブランクが、全体として403で示されている。ブランク403及び容器405は、ブランク3/容器5の特徴と実質的に同様である1つ以上の特徴を有することができ、同様の又は類似する特徴は同様の又は類似する参照番号で示す。
【0039】
図示するように、ブランク403は、それぞれの縦方向折り線463、465においてフロントパネル43に折り曲げ可能につながっているフロント端部フラップ459、461と、それぞれの縦方向折り線471、473においてバックパネル39に折り曲げ可能につながっているバック端部フラップ467、469とを含む。仕切りパネル43に、仕切り端部フラップ483、485が、それぞれの縦方向スロット491、493によって中断されているそれぞれの縦方向折り線487、489において折り曲げ可能につながっている。端部フラップ455、457、467、469、483、485のそれぞれは、第1の例示的な実施形態のそれぞれの端部フラップ59、61、67、69とは異なる形状を有することができる。1つの実施形態では、端部フラップ459、461、467、469、483、485のうちの1つ以上は、正方形又は矩形形状を有することができる。
【0040】
さらに、サイドパネル25のそれぞれの端部分420、422を画定するように、折り線27、35の交差部からサイドパネル25の自由縁部まで斜め折り線416が延在することができ、折り線27、41の交差部からサイドパネル25の自由縁部まで斜め折り線418が延在することができる。同様に図示するように、サイドパネル29のそれぞれの端部分428、430を画定するように、折り線31、35の交差部からサイドパネル29の自由縁部まで斜め折り線424が延在することができ、折り線31、41の交差部からサイドパネル29の自由縁部まで斜め折り線426が延在することができる。
【0041】
図12及び図13をさらに参照すると、本開示の1つの例示的な実施形態による、ブランク403からの容器405の形成が示されている。図示するように、ブランク403は、外面1を下に向けて配置することができ、ブランク403の内面2は上向きに面するように位置決めされる。サイドパネル25、29は、それぞれの折り線27、31においてそれぞれの矢印A11、A12の方向に、ボトムパネル23と少なくとも部分的に対面接触するように折り曲げることができる。
【0042】
同様に又はその後、それぞれのサイドパネル25、29のそれぞれの端部分420、422及び端部分428、430は、それぞれの折り線416、418及び424、426においてそれぞれの矢印A13、A14及び矢印A15、A16の方向に、それぞれのサイドパネル25、29の隣接する部分の外側部分と少なくとも部分的に対面接触するように折り曲げることができる。
【0043】
仕切りパネル43がフロントパネル33と少なくとも部分的に対面接触するように、それぞれのコーナー端部フラップ483、485が、仕切りパネル43とともに運ばれてそれぞれのフロント端部フラップ459、461と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、且つ、遠位端部フラップ95が、仕切りパネル43とともに運ばれてボトムパネル23と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、仕切りパネル43を引き裂き線47において矢印A17の方向に折り曲げることができる。
【0044】
同時に又はその後、端部フラップ459、461がそれぞれの端部分420、428と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、重なり合った端部フラップ459、483及び端部フラップ485、461を、それぞれの重なり合った折り線463、487及び折り線465、489においてそれぞれの矢印A18、A19の方向に折り曲げることができ、端部フラップ467、469は、それぞれの折り線471、473においてそれぞれの矢印A20、A21の方向にバックパネル39と少なくとも部分的に対面接触するように折り曲げることができる。バックパネル39がボトムパネル23と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされるように、且つ、端部フラップ467、469が、それぞれのサイドパネル25、29のそれぞれの端部分422、430と少なくとも部分的に対面接触するように運ばれるように、バックパネル39もまた、折り線41において矢印A24の方向に折り曲げることができる。
【0045】
上述した折り曲げにより、図14に示す容器405の折り畳み形態がもたらされ、そこでは、容器405の内部9は最小化され、容器405は、例えば、複数の折り畳まれた容器405を保管、輸送等のために省スペース配置で積み重ねることができるように提供することができる、概して平坦な外形を有する。
【0046】
さらに図15を参照すると、容器405は、折り畳み形態と起立形態との間で形態を変えることができ、起立形態では、フロントパネル33、仕切りパネル43、サイドパネル25、29、バックパネル39及び端部フラップ459、461、483、485、467、469は、容器405の内部9が拡張されるように、ボトムパネル23に対して概して直立して位置決めされる。1つの実施形態では、容器405の起立形態において、端部分420、422及び端部分428、430は、それぞれのサイドパネル25、29の隣接する部分と概して同一平面関係にすることができる。別の実施形態では、容器405の起立形態において、端部分420、422及び端部分428、430は、それぞれのサイドパネル25、29の隣接する部分と概して斜めの関係にすることができる。したがって、折り畳み形態から起立形態への容器405のこうした移行は、小売店に対して容易に、例えば、手で又は最小限の機械操作を用いることにより、提供される。
【0047】
図15に、容器405の第1のすなわち入れ子配置を示し、そこでは、フロント仕切りパネル43は、フロント仕切りパネル43がフロントパネル33と少なくとも部分的に対面接触する第1の位置まで、折り線97において前方に枢動している。
【0048】
図16に示すように、容器405の第2のすなわち提供形態では、上述したように、弱化線47においてフロント仕切りパネル43をフロントパネル33から分離して、上述したように、容器405の第2の端部415とは反対側の容器405の第1の端部413において区画11を形成することができる。
【0049】
図17を参照すると、本開示の第5の例示的な実施形態による容器505を形成するブランクが全体として503で示されている。ブランク503及び容器505は、上述したブランク303/容器305及びブランク403/容器405の特徴と実質的に同様である1つ以上の特徴を有することができ、同様の又は類似する特徴は同様の又は類似する参照番号で示す。
【0050】
特に、ブランク503は、本開示の第4の例示的な実施形態に関して上述したように、それぞれのサイドパネル25、29のそれぞれの端部分420、422及び端部分428、430を画定する折り線416、418、424、426を含む。
【0051】
さらに、ブランク503は、容器305の第1の端部513における区画11(広範に、「第1の区画」)とは反対側である容器305の第2の端部515において、第2の区画511を形成する更なる特徴を含む。第2の区画511を形成する特徴は、本開示の第3の例示的な実施形態の容器305の第2の区画311を形成する特徴と同様であるが、バックパネル39に、それぞれの第1のバック端部フラップ567及び第2のバック端部フラップ569が、それぞれの縦方向折り線571、573において折り曲げ可能につながっており、バック仕切りパネル343に、仕切り端部フラップ583、585が、それぞれのスロット591、593によって中断されているそれぞれの縦方向折り線587、589において折り曲げ可能につながっているという点が異なる。端部フラップ567、569、583、585は、図示するように、それぞれの端部フラップ459、461、483、485と同様である形状を有する。
【0052】
これに関して、ブランク503は、上述した容器305と実質的に同様の特徴、例えば、第1の区画11及び第2の区画511を有するように、容器505に形成することができ、ブランク403/容器405に関して上述した方法と同様に折り曲げることができる。
【0053】
例えば、容器505の折り畳み形態では、サイドパネル25、29は、ボトムパネル23と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされ、端部分420、422及び端部分428、430は、それぞれのサイドパネル25、29の外側部分と少なくとも部分的に対面接触して位置決めされ、端部フラップ459、461、567、569は、それぞれの端部分420、428、422、430と少なくとも部分的に対面接触しており、端部フラップ483、485、583、585は、それぞれの端部フラップ459、461、567、569と少なくとも部分的に対面接触しており、仕切りフラップ95、395は、ボトムパネル23と少なくとも部分的に対面接触しており、フロントパネル33及びバックパネル39は、それぞれの仕切りパネル43、343と少なくとも部分的に対面接触している。
【0054】
さらに図18を参照すると、容器505は起立形態に移行することができ、そこでは、容器405に関して上述したように、フロントパネル33、フロント仕切りパネル43、サイドパネル25、29、バックパネル39、バック仕切りパネル343及び端部フラップ459、461、483、485、567、569、583、585は、フロントパネル33、サイドパネル25、29及びバックパネル39を起こすことによって、ボトムパネル23に対して概して直立に位置決めされる。
【0055】
図18に、容器505の第1のすなわち入れ子配置を示し、そこでは、フロント仕切りパネル43は、折り線97において、フロント仕切りパネル43がフロントパネル33と少なくとも部分的に対面接触する第1の位置まで前方に枢動しており、バック仕切りパネル343は、折り線397において、バック仕切りパネル343がバックパネル39と少なくとも部分的に対面接触する第1の位置まで後方に枢動している。
【0056】
図19に示すように、容器505の第2のすなわち提供形態では、上述したように、弱化線47においてフロント仕切りパネル43をフロントパネル33から分離して、区画11を形成することができ、上述したように、引き裂き線347においてバック仕切りパネル343をバックパネル39から分離して、区画511を形成することができる。
【0057】
図20を参照すると、本開示の第6の例示的な実施形態による容器605を形成するブランクが、概して603で示されている。ブランク603及び容器605は、ブランク3/容器5の特徴と実質的に同様である1つ以上の特徴を有することができ、同様の又は類似する特徴は同様の又は類似する参照番号で示す。図示するように、ブランク603は、縦軸LX及び横軸LYを有する。
【0058】
ブランク603のパネル23、25、29、33、39、43、51、53、75、77及びフラップ59、61、67、69、83、85、95は、容器605のトレー606を形成するブランク603のトレー部分604を形成し、トレー606は、上述した容器5の特徴と実質的に同様の特徴を有する。しかしながら、ブランク603/容器605において、パネル33は、第1のトレーサイドパネル33(広範に、「フロントパネル」)であり、パネル39は、第2のトレーサイドパネル39(広範に、「バックパネル」)であり、パネル29は、トレーフロントパネル29(広範に、「第2のサイドパネル」)であり、パネル25は、トレーバックパネル25(広範に、「第1のサイドパネル」)である。
【0059】
同様に図示するように、トレー係止フラップ632は、本明細書においてさらに記載するように、容器605の係止特徴部を収納するための係止開口部637を画定する弓形切れ目636によって中断されている横方向折り線634において、トレーフロントパネル29に折り曲げ可能につながっている。
【0060】
図20をさらに参照すると、ブランク603はまた、トレー部分604/トレー606にヒンジ式につながっている容器605の蓋610を形成する蓋部分608も含む。図示するように、ブランク603の蓋部分608は、トップパネル638と、横方向折り線642においてトップパネル638に折り曲げ可能につながっている蓋フロントパネル640と、それぞれの縦方向折り線648、650においてトップパネル638に折り曲げ可能につながっている第1の蓋サイドパネル644及び第2の蓋サイドパネル646と、横方向折り線654においてトップパネル638に折り曲げ可能につながっている蓋バックパネル652とを含む。本明細書においてさらに記載するように、係止特徴部、例えばロック660を画定する弓形切れ目659によって中断されている横方向折り線658において、蓋フロントパネル640に蓋係止フラップ656が折り曲げ可能につながっており、係止特徴部は、蓋部分608/蓋610から突出するとともに、容器605を閉鎖形態で固定するためにトレー606の係止開口部637内に収納されるためのものである。
【0061】
同様に図示するように、蓋サイドパネル644に蓋端部フラップ662、664がそれぞれの斜め折り線668、670において折り曲げ可能につながっており、蓋サイドパネル646に蓋端部フラップ672、674がそれぞれの斜め折り線676、678において、折り曲げ可能につながっている。
【0062】
蓋バックパネル652は、蓋部分608/蓋610が折り線679においてトレー部分604/トレー606に折り曲げ可能につながるように、横方向折り線679においてトレーバックパネル25に折り曲げ可能につながっている。
【0063】
さらに図21を参照すると、ブランク603のトレー部分604は、容器5に関して上述した方法と同様の方法で、容器605のトレー606になるように形成することができる。さらに、ブランク603の蓋部分608は、同様の方法で、例えば、蓋パネル640、644、646、652が、例えばトップパネル638から離れるように延在して、概して直立しているように、それぞれの折り線642、648、560、654において折り曲げられるようにして、蓋606になるように形成することができる。蓋端部フラップ662、672が直立した蓋フロントパネル640の内面と概して対面接触して位置決めされるように、且つ、蓋端部フラップ664、674が直立した蓋バックパネル652の内面と概して対面接触して位置決めされるように、端部フラップ662、664、672、674もまた、それぞれの折り線668、670、676、678において折り曲げることができる。
【0064】
したがって、図21では、容器605の内部609が、例えば食品を装填するか又は取り出すためにアクセス可能であるように、蓋610がトレー606の上方に且つトレー606から離れるように持ち上げられるような、組み立てられた容器605の開放形態を示す。容器605の区画11を形成する特徴に関して、図21には第1の形態を示し、そこでは、仕切りパネル43は、仕切りパネル43がトレーサイドパネル33と少なくとも部分的に対面接触する第1位置まで、折り線97において枢動している。
【0065】
図22をさらに参照すると、第2の形態では、上述したように弱化線47において仕切りパネル43をトレーサイドパネル33から分離して、区画11を形成することができる。
【0066】
さらに図23を参照すると、例えば、蓋610がトレー606と係合するように、且つ、容器605の内部609がトレー606及び蓋610によって少なくとも部分的に包囲されるように、折り線679において蓋610をトレー606に向かってヒンジ式に下ろすことにより、容器605は、閉鎖形態に配置することができる。容器605の閉鎖形態では、係止開口部637がロック660を収納するように位置決めされるように、トレー係止フラップ632を折り線634においてトレー606の内部に向かって折り曲げることができる。蓋係止フラップ656は、例えば、顧客又は小売店によって、ロック660のこうした位置決めを達成するように、折り線634における蓋係止フラップ656の折り曲げを介して、関節運動させることができる。これに関して、容器605を閉鎖形態で解除可能に維持するために、係止開口部637内にロック660を少なくとも部分的に挿入することができる。ロック660は、蓋610及びトレー606の係合を促進するように係止開口部636に隣接するトレー606の部分と係合する1つ以上の係合特徴部、例えば、突起、縁部、切欠き等を含むことができる。
【0067】
概して、本明細書に記載のブランクは、通常の紙よりも重く硬質であるような厚さを有する厚紙で作成してもよい。ブランクは、ボール紙、プラスチックシート等の他の材料、又は容器が少なくとも概して上述したように機能することができるようにするのに適した特性を有する任意の他の材料で作成することもできる。ブランクは、例えばクレーコーティングでコーティングすることができる。続いて、クレーコーティング上に物体、広告、及び他の情報又は画像を印刷してもよい。続いて、ブランクに印刷されている情報を保護するように、ブランクをワニスでコーティングすることができる。ブランクは、ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングすることもできる。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションに1つ以上のシート状材料を積層又はコーティングすることもできる。
【0068】
一例として、引き裂き線は、所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込んだスリット、及び/又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込むか、及び/又は完全に貫通する一連の離間したスリット、又はこれらの機能部の種々の組合せを含むことができる。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで材料を通常は一時的に連結するようニック(例えば、ブリッジにやや似た材料の小片)が間に画成されるように隣接するスリットを僅かに離間させた、材料を完全に貫通する一連の離間したスリットの形態である。ニックは、引き裂き時に引き裂き線に沿って破断される。ニックは通常、引き裂き線において比較的僅かな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切れ目線であるように、ニックを引き裂き線から省くことができるか、又は引き裂き線上で破っておくことができる。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット等で置き換えることは、本開示の範囲内にある。例えば、本開示から逸脱することなく、切れ目線は、連続したスリットとすることができるか、又はスリットよりも幅広とすることができる。
【0069】
例示的な実施形態によれば、折り線は、それに沿った折り曲げを容易にする、必ずしも直線状ではないが実質的に線状の任意の弱化形態とすることができる。本開示の範囲を狭めるためではないが、より詳細には、折り線は、所望の弱化線に沿って材料に圧潰部分すなわち凹部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等のスコア線、所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込んだ切れ目、及び/又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込んだ一連の切れ目及び/又は材料を完全に貫通する一連の切れ目、並びにこれらの機能部の種々の組合せを含む。折り線を形成するのに切れ目付けが用いられる状況において、切れ目付けは通常、分別のあるユーザーが折り線を誤って引き裂き線とみなす可能性があるように過度には深くない。
【0070】
上記実施形態は、容器実施形態の組み立て中に糊によって合わせて接着される1つ以上のパネルを有するものとして説明されている場合がある。「糊」という用語は、容器パネルを適所に固定するために一般的に使用される全ての態様の接着剤を包含するように意図されており、熱接着技法、化学接着技法又は周波数接着技法を排除するようには意図されていない。
【0071】
本開示の前述の説明は、種々の実施形態を例示及び説明する。本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変更を上記構成内でなし得るので、上記説明に含まれるか又は添付図面に示されている全ての事項が、限定的な意味ではなく例示として解釈されることが意図される。さらに、本開示の範囲は、上述の実施形態の種々の変更形態、組合せ、変形形態等をカバーする。加えて、本開示は、選択された実施形態のみを図示及び説明しているが、種々の他の組合せ、変更形態、及び環境が、本明細書で表されるように本開示の範囲内にあり、上記教示と同等であり、及び/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の或る特定の機能部及び特徴を、選択的に入れ替えて、本開示の他の説明された実施形態及び説明されていない実施形態に適用することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23