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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-18
(45)【発行日】2024-07-26
(54)【発明の名称】自動開閉式カバー付きブレンダー
(51)【国際特許分類】
   A47J 43/07 20060101AFI20240719BHJP
【FI】
A47J43/07
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2022565922
(86)(22)【出願日】2021-09-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-06
(86)【国際出願番号】 KR2021012792
(87)【国際公開番号】W WO2022085960
(87)【国際公開日】2022-04-28
【審査請求日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】10-2020-0137233
(32)【優先日】2020-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513042436
【氏名又は名称】エヌユーシー エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000305
【氏名又は名称】弁理士法人青莪
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジョンブ
【審査官】杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第208463831(CN,U)
【文献】特表2019-516418(JP,A)
【文献】特開2012-100794(JP,A)
【文献】特開2018-079293(JP,A)
【文献】特開2002-360452(JP,A)
【文献】特開2011-244910(JP,A)
【文献】実開昭50-139871(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2019/0133378(US,A1)
【文献】特表2012-500042(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 43/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
騒音の発生を防止するブレンダーであって、
内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、
前記容器の少なくとも一部を囲むように配置されるカバー部とを備え、
前記カバー部は、前記容器の少なくとも一部を囲う閉鎖状態と当該一部を開放する開放状態との間で自動開閉し、
前記本体部の内部に配置され、前記容器の内部の加工対象物を加工するための動力を供給する本体駆動部と、
前記カバー部を開閉作動させるカバー駆動部と、
前記本体駆動部の作動と前記カバー駆動部の作動とを連係させて制御する制御部とをさらに備え、
前記制御部は、
設定した時間内に前記カバー部の閉鎖作動が完了しない場合と、
前記カバー部が閉鎖状態へと揺動する間に、前記カバー駆動部のモーターの負荷が設定された範囲から逸脱する場合と、のうち少なくとも1つに該当する場合に、前記カバー部を開放状態に揺動させる、自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項2】
前記制御部は、
前記カバー駆動部及び前記本体駆動部を制御し、前記カバー部の閉鎖状態で前記容器の内部の加工作動を開始する第1作動と、
前記本体駆動部及び前記カバー駆動部を制御し、前記容器の内部の加工作動が完了した時に前記カバー部を開放状態にさせる第2作動と
の少なくとも1つを制御する、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項3】
前記第2作動は、
前記本体駆動部の作動を停止させた後、前記カバー駆動部を作動させる工程;、
前記本体駆動部の作動を停止させるとともに、前記カバー駆動部を作動させる工程:、及び
前記カバー駆動部を作動させた後、前記本体駆動部の作動を停止させる工程、
のうち少なくとも1つが含まれる、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項4】
前記制御部は、
予め設定した条件で前記本体駆動部の作動が完了する場合と、
前記本体駆動部の作動中にエラーが検知される場合との少なくとも1つの場合に、前記第2作動を開始する、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項5】
前記第1作動及び前記第2作動の少なくとも1つの開始信号を前記制御部に伝達するためのクイックスイッチをさらに備え、
前記クイックスイッチは、使用者のタッチによって信号を伝達するワンタッチボタン、使用者の音声によって信号を伝達する音声認識装置、及び容器が本体部に載置されたことを検知する容器検知装置の少なくとも1つである、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項6】
前記容器の内部空間を真空状態にする真空駆動部をさらに備える、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項7】
前記第1作動は、前記カバー部が閉鎖状態で、前記容器の内部空間の真空状態で前記容器の内部の加工作動を開始する工程をさらに含み、
前記第2作動は、前記容器の内部の加工作動が完了及び前記真空駆動部の作動が完了した状態で前記カバー部の開放作動を開始する工程をさらに含む、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項8】
前記制御部は、前記本体駆動部、前記カバー駆動部、及び前記真空駆動部の作動を全て連係させて制御する、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項9】
騒音の発生を防止するブレンダーであって、
内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、
前記本体部の内部に配置され、前記容器の内部の加工対象物を加工するための動力を提供する本体駆動部と、
閉鎖状態で前記容器を囲む開閉可能なカバー部と、
前記カバー部を開閉作動させるカバー駆動部と、
前記本体駆動部の作動と前記カバー駆動部の作動とを連係させて制御する制御部とを備え、
前記カバー駆動部は、前記カバー部と連結して、前記カバー部の前記開閉作動によって回転する回動体と、
前記カバー部が開放状態または閉鎖状態であるかを検知する開閉検知部材と、
前記回動体に伝達する動力を発生させるモーターと
を備え
前記制御部は、
設定した時間内に前記カバー部の閉鎖作動が完了しない場合と、
前記カバー部が閉鎖状態へと揺動する間に、前記カバー駆動部のモーターの負荷が設定された範囲から逸脱する場合と、のうち少なくとも1つに該当する場合に、前記カバー部を開放状態に揺動させる、自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項10】
前記開閉検知部材は、少なくとも1つの回転検知手段を備えることで、前記回動体の回転半径によって前記カバー部が開放状態または閉鎖状態であるかを検知する、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項11】
前記制御部は、前記回動体が回転するように前記モーターを作動させ、前記開閉検知部材によって、前記カバー部が閉鎖状態であると検知した場合、前記本体駆動部を作動させて、前記容器の内部の加工作動を開始する第1作動を制御する、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項12】
前記制御部は、前記開閉検知部材によって、前記カバー部が閉鎖状態であると検知する前に、前記第1作動中に予め設定した時間内で前記カバー部の閉鎖作動が停止する場合、前記開閉検知部材によって前記カバー部が開放状態であると検知するまで前記回動体が回転するように前記モーターを作動させる、請求項1記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項13】
前記制御部は、予め設定した条件で前記第1作動が完了する場合及び前記本体駆動部の作動エラーが検知される場合の少なくとも1つの場合に、前記本体駆動部の作動を停止させて、前記開閉検知部材によって前記カバー部が開放状態であると検知するまで前記回動体が回転するように前記モーターを作動させることが含まれる第2作動を制御する、請求項1に記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項14】
前記カバー駆動部は、前記カバー部の開閉作動時に前記モーターの動力を補助するトルク補助部材をさらに備える、請求項記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項15】
前記トルク補助部材は、前記カバー部が前記開放状態と前記閉鎖状態との間で、前記カバー部の揺動が停止する停止状態で維持される弾性体の圧縮状態と定義される変曲領域を有し、
前記弾性体の圧縮状態が前記変曲領域から逸脱する場合、前記カバー部が前記開放状態または前記閉鎖状態となるまで前記回動体が回転される、請求項1記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項16】
前記トルク補助部材は、
少なくとも1つの弾性体を有し、
前記カバー部が前記開放状態及び前記閉鎖状態で、前記弾性体は圧縮状態で維持され、前記開閉作動時に前記弾性体の圧縮状態が解除される、請求項1記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項17】
前記第1作動及び前記第2作動の少なくとも1つの作動を開始する信号を前記制御部に伝達するクイックスイッチをさらに備え、
前記クイックスイッチは、前記本体の上面に設置される、請求項1記載の自動開閉式カバー付きブレンダー。
【請求項18】
騒音の発生を防止するブレンダーであって、
内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、
前記本体部の内部に配置され、前記容器の内部の加工対象物を加工するための動力を提供する本体駆動部と、
開閉状態で前記容器を囲む開閉可能なカバー部と、
前記カバー部の開閉作動させるカバー駆動部と、
前記容器の内部空間を真空状態にする真空駆動部と、を備え、
前記カバー駆動部は、
前記カバー部と連結して、前記カバー部の前記開閉作動によって回転する回動体と、
前記回動体に伝達するための動力を発生させるモーターと、を備え、
前記本体駆動部、前記カバー駆動部、及び前記真空駆動部の作動を連係させて制御する制御部を備え
前記制御部は、
設定した時間内に前記カバー部の閉鎖作動が完了しない場合と、
前記カバー部が閉鎖状態へと揺動する間に、前記カバー駆動部のモーターの負荷が設定された範囲から逸脱する場合と、のうち少なくとも1つに該当する場合に、前記カバー部を開放状態に揺動させる、自動開閉式カバー付きブレンダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動開閉式カバー付きブレンダーに関し、詳細には、コンパクトな構造を有し、且つ騒音の発生を効果的に防止するとともに、飲食物の加工作動とカバーの開閉作動とが連係して、加工作動が終了したか否かを簡単に確認可能であり、容器を迅速に取り出すことができ、開閉作動の間に発生する安全の問題を解決可能なものであり、カバーの閉鎖時に使用者の手が引き込まれるか、飲食物の加工作動時に過負荷などのエラーが発生する場合、安全事故の発生を事前に防止することができるように、カバーの開閉作動が飲食物加工作動と連係することで、使用者の使用上の安全だけでなく、使用上の効率を大幅に向上させる、自動開閉式カバー付きブレンダーに関する。
【背景技術】
【0002】
ブレンダーは、一般的に、飲食物を加工(例えば、ブレンディング及びクラッシング)するための電子機器であり、作動する間にブレンダーの本体内に配置されるモーターから、本体の上側に装着された容器の内部に回転可能に配置される加工部材(例えば、ブレード)に回転力を伝達することで、加工部材を回転させて容器内の飲食物を加工することができる。
【0003】
しかし、このようなブレンダーには、様々な騒音の発生源がある。例えば、モーターから加工部材に駆動力が伝達されるメカニズムや、容器内で飲食物が加工部材や容器の内壁と衝突することで大きな騒音が発生する。このような騒音は、使用者が周囲の人と会話することを妨げるほどに大きく、周囲を快適な環境とすることを妨げることから、このような騒音を遮断する必要がある。
【0004】
従来、食品加工機械またはブレンダー用騒音遮断カバーは、食品や飲料の製造業で使用されるブレンダー分野で使用されてきた。
【0005】
通常のブレンダー用騒音遮断カバーは、食品加工時に発生する騒音を可及的に低減するために適用される。
【0006】
このような騒音遮断カバーは、騒音を低減し、顧客の不快感を低減するために、レストランやカフェー、カクテルラウンジのような商業的環境で主に使用されていた。
【0007】
しかし、ブレンダーをレストランやカフェーのような商業的環境で使用する際、使用者がカバーを手動で開閉して、食品加工の作業を行う必要があるが、このような過程は、使用者の多数の手動操作を要することから、手間がかかるだけでなく、使用者の疲れを増加させるという問題があった。
【0008】
また、従来のブレンダーは、騒音の激しい家庭や商業施設で加工作業が完了したか否かを音で確認することが難しく、また、加工作業が完了したことを目視で確認することも難しいという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、上記のような問題を解決するためのものであり、コンパクトな構造を有し、且つ騒音の発生を効果的に防止するとともに、飲食物の加工作動とカバーの開閉作動とが連係して、加工作動が終了したか否かを簡単に確認可能であり、容器を迅速に取り出すことができ、開閉作動の間に発生する安全の問題を解決可能なものであり、カバーの閉鎖時に使用者の手が引き込まれるか、飲食物の加工作動時に過負荷などエラーが発生する場合、安全事故の発生を事前に防止することができるように、カバーの開閉作動が飲食物の加工作動と連係することで、家庭や商業施設での使用者の使用上の安全だけでなく、使用上の効率を大幅に向上させる、自動開閉式カバー付きブレンダーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記のような問題を解決するために、騒音の発生を防止するブレンダーであって、内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、前記容器の少なくとも一部を囲むように配置されるカバー部とを備え、前記カバー部は、前記容器の少なくとも一部を自動で開閉する、自動開閉式カバー付きブレンダーを提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の一実施形態では、コンパクトな構造を有し、且つ騒音の発生を効果的に防止するとともに、飲食物の加工作動とカバーの開閉作動とが連係して、加工作動が終了したか否かを簡単に確認可能であり、容器を安全且つ迅速に取り出すことができる。このため、使用上の効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態の自動開閉式カバー付きブレンダーの斜視図である。
図2】本発明の一実施形態の自動開閉式カバー付きブレンダーの側断面図である。
図3図3a及び図3bは、本発明の一実施形態の自動開閉式カバー付きブレンダーのカバー部が開放された状態を示す図である。
図4】本発明の一実施形態の自動開閉式カバー付きブレンダーの駆動制御を説明するためのブロック図である。
図5】本発明の一実施施形態のカバー駆動部を示す図である。
図6】本発明の一実施施形態の開閉検知部材を示す図である。
図7】本発明の実施形態のトルク補助部材の作動形態を説明するための図であり、カバー部が開放された状態を図示する。
図8】本発明の実施形態のトルク補助部材の作動形態を説明するための図であり、カバー部が開放された状態を図示する。
図9】本発明の実施形態のトルク補助部材の作動形態を説明するための図であり、カバー部が変曲領域にある状態を図示する。
図10】本発明の実施形態のトルク補助部材の作動形態を説明するための図であり、カバー部が変曲領域にある状態を図示する。
図11】本発明の実施形態のトルク補助部材の作動形態を説明するための図であり、カバー部が閉鎖された状態を図示する。
図12】本発明の実施形態のトルク補助部材の作動形態を説明するための図であり、カバー部が閉鎖された状態を図示する。
図13】本発明の実施形態のクイックスイッチの配置形態を示す図である。
図14】本発明の実施形態のクイックスイッチの配置形態を示す図である。
図15】本発明の実施形態のクイックスイッチの配置形態を示すものである。
図16】本発明の実施形態のクイックスイッチの配置形態を示す図である。
図17】本発明の実施形態のクイックスイッチの配置形態を示す図である。
図18】本発明の実施形態の本体部段差を示す図である。
図19】本発明の実施形態のカバー部段差を示す図である。
図20】本発明の実施形態のカバー部段差と本体部段差との結合形態を示す図である。
図21】本発明の実施形態のカバー部段差と本体部段差との結合形態を示す図である。
図22】本発明の実施形態のカバー部段差と本体部段差との結合形態を示す図である。
図23図23a及び図23bは、本発明の実施形態の容器検知装置を示す図である。
図24】本発明の実施形態の容器検知装置を示す図である。
図25】本発明の実施形態の容器検知装置を示す図である。
図26】本発明の実施形態の容器検知装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で具現することができる。本実施形態は、本発明の開示を完全にし、通常の知識を有する者に本発明の内容をより完全に理解せるために例示するものである。
【0014】
本明細書において、ある要素が他の要素の「上」または「下」に位置するものと言及される場合、これは、前記ある要素が他の要素のすぐ「上」または「下」に位置するかまたはそれらの要素の間にさらなる要素が介在され得るという意味をすべて含む。本明細書において、「上部」または「下部」という用語は、観察者の時点で設定された相対的な概念であって、観察者の時点が変わると、「上部」が「下部」を意味することもでき、「下部」が「上部」を意味することもできる。
【0015】
複数の図面上で同一符号は、実質的に同じ要素を指す。また、「備える」または「有する」などの用語は、述べられる特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものが存在することを意味するものであって、1つまたはそれ以上の異なる特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を排除しないものと理解すべきである。
【0016】
本発明の「開放状態」とは、カバー部が凹部に載置された状態を意味し、使用者が予め設定した回転半径だけカバー部を開放する方向に回動した状態で開閉検知部材で検知されるものも含む。
【0017】
本発明の「閉鎖状態」は、カバー部の下面が本体部の上部及び/またはカバー装着部の上面に載置された状態を意味し、使用者が予め設定した回転半径だけカバー部を閉鎖する方向に回動した状態で開閉検知部材で検知されるものも含む。
【0018】
本発明の「開放作動」は、カバー部を前記開放状態となるように揺動させること、「閉鎖作動」は、カバー部を前記閉鎖状態となるように揺動させることを意味し、「開閉作動」は、前記「開放作動」及び前記「閉鎖作動」の両方を含む。
【0019】
本発明の一実施形態は、騒音の発生を防止するブレンダーであって、内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、前記容器の少なくとも一部を囲むように配置されるカバー部とを備え、前記カバー部は、前記容器の少なくとも一部を自動で開閉する、自動開閉式カバー付きブレンダーを提供する。
【0020】
例えば、本発明は、前記本体部の内部に配置され、前記容器の内部の加工対象物を加工するための動力を供給する本体駆動部と、前記カバー部の開閉作動を制御するカバー駆動部と、前記本体駆動部の作動と前記カバー駆動部の作動とを連係させて制御する制御部とをさらに備える。
【0021】
この場合、前記制御部は、前記カバー駆動部及び前記本体駆動部を作動させて、前記カバー部の閉鎖状態で前記容器の内部の加工作動を開始する第1作動と、前記本体駆動部及び前記カバー駆動部の作動を制御し、前記容器の内部の加工作動が完了した時に前記カバー部を開放状態にさせる第2作動との少なくとも1つを制御する。
【0022】
この場合、前記制御部は、前記カバー部が閉鎖状態となる前に、前記第1作動中に予め設定した時間内で、前記カバー部の閉鎖作動が停止する場合、前記カバー部の開放作動を開始する。
【0023】
また、前記制御部は、予め設定した条件で前記本体駆動部の作動が完了する場合と、前記本体駆動部の作動中にエラーが検知される場合との少なくとも1つの場合に、前記第2作動を開始する。
【0024】
例えば、本発明は、前記容器の内部空間の真空状態を制御する真空駆動部をさらに備え、前記第1作動は、前記カバー部が閉鎖状態で、前記容器の内部空間の真空状態で前記容器の内部の加工作動を開始することをさらに含み、前記第2作動は、前記容器の内部の加工作動が完了及び前記真空駆動部の作動が完了した状態で前記カバー部の開放作動を開始することをさらに含む。
【0025】
例えば、本発明は、前記第1作動及び前記第2作動の少なくとも1つの開始信号を前記制御部に伝達するためのクイックスイッチをさらに備える。
【0026】
この場合、前記クイックスイッチとしては、使用者のタッチによって信号を伝達するワンタッチボタン、使用者の音声によって信号を伝達する音声認識装置、及び容器が本体部に載置されたことを検知する容器検知装置の少なくとも1つを用いる。
【0027】
本発明のさらに他の一実施形態は、騒音の発生を防止するブレンダーであって、内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、前記容器の少なくとも一部を囲むように配置されるカバー部とを備え、前記カバー部は、前記本体部の上部に配置されるカバー装着部と前記本体部とにより区画される空間を自動で開閉し、前記カバー部は、前記本体部と接する面に配置されるカバー部段差を有し、前記本体部は、前記カバー部と接する面に配置される本体部段差を有し、前記カバー部段差と前記本体部段差とは、互いに対応する形態を有することで、前記カバー部が閉鎖状態にある場合に、前記カバー部によって区画される空間を外部と分離する、自動開閉式カバー付きブレンダーを提供する。
【0028】
この場合、前記カバー部段差は、カバー部の内側面から突出して延びる第1屈折部と、前記第1屈折部から上方に屈折する第2屈折部と、前記第2屈折部から前記カバー部の内側面に延びる第3屈折部とを有し、前記本体部段差は、本体の外側面から前記本体部の中心方向に屈折して延びる第1本体屈折部と、前記第1本体屈折部から上方に屈折する第2本体屈折部と、前記第2本体屈折部から前記本体部の中心方向に屈折して延びる第3本体屈折部と、前記第3本体屈折部から上方に突出した本体突出部とを有し、前記カバー部が閉鎖状態で少なくとも前記第1屈折部と前記第3本体屈折部とが接する面を有する。
【0029】
この場合、本発明は、前記カバー部が閉鎖状態で、前記カバー部の下面は、前記第1本体屈折部に載置される。
【0030】
また、本発明は、前記カバー部が閉鎖状態で、前記第1屈折部と前記カバー装着部の上面とが接する面を有し、前記カバー部が閉鎖状態で、前記カバー部によって区画される空間を外部と分離することができる。
【0031】
また、本発明は、前記カバー装着部は、外側面に凹部を有することで、前記カバー部が開放状態で、前記カバー部の少なくとも一部が前記凹部に載置される。
【0032】
本発明のさらに他の一実施形態は、騒音の発生を防止するブレンダーであって、内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、前記本体部の上部に配置されるカバー装着部と前記本体部とにより区画される空間を自動で開閉するカバー部と、前記カバー部の開閉作動を制御するカバー駆動部と、前記カバー駆動部の作動を制御する制御部とを備え、前記カバー駆動部は、前記カバー部に接合して前記カバー部の前記開閉作動によって回転する回動体と、前記カバー部が開放状態または閉鎖状態であるかを検知する開閉検知部材と、前記回動体に伝達するための動力を発生させるモーターとを備える、自動開閉式カバー付きブレンダーを提供する。
【0033】
この場合、前記開閉検知部材は、少なくとも1つの回転検知手段を備えることで、前記回動体の回転半径によって前記カバー部が開放状態または閉鎖状態であるかを検知することができる。
【0034】
例えば、前記カバー駆動部は、前記モーターに連結されて前記回動体に伝達される前記モーターの動力を制御するモーターギヤボックスと、前記回動体と前記モーターギヤボックスとの間に介設され、前記モーターの動力を前記回動体に伝達する駆動伝達部材とをさらに備え、前記制御部は、前記駆動伝達部材を制御して、前記モーターの動力を前記回動体に伝達するか否かを制御する。
【0035】
この場合、前記回動体は、第1回動体及び第2回動体を備え、前記カバー駆動部で前記第1回動体が前記駆動伝達部材と離隔し、前記第2回動体が前記駆動伝達部材と連結されて、前記モーターの動力が前記第2回動体に伝達される。
【0036】
この場合、前記カバー駆動部で、前記開閉検知部材が前記第1回動体に連結される。
【0037】
また、前記カバー駆動部は、前記カバー部の開閉作動時に前記モーターの動力を補助するトルク補助部材をさらに備える。
【0038】
この場合、前記トルク補助部材は、少なくとも1つの弾性体を有し、前記カバー部が前記開放状態及び前記閉鎖状態で、前記弾性体は圧縮状態で維持され、前記開閉作動時に前記弾性体の圧縮状態が解除される。
【0039】
この場合、前記トルク補助部材は、前記カバー部が前記開放状態と前記閉鎖状態との間で、前記カバー部の揺動が停止する停止状態で維持される前記弾性体の圧縮状態と定義される変曲領域を有し、前記弾性体の圧縮状態が前記変曲領域から逸脱する場合、前記カバー部が前記開放状態または前記閉鎖状態となるまで前記回動体が回転される。
【0040】
本発明のさらに他の一実施形態は、騒音の発生を防止するブレンダーであって、内部に加工対象物を収容する容器が載置される本体部と、前記本体部の内部に配置され、前記容器の内部の加工対象物を加工するための動力を提供する本体駆動部と、前記本体部の上部に配置されるカバー装着部と前記本体部とにより区画される空間を開閉するカバー部と、前記カバー部の開閉作動を制御するカバー駆動部と、前記本体駆動部の作動と前記カバー駆動部の作動とを連係させて制御する制御部とを備え、前記カバー駆動部は、前記カバー部と連結して、前記カバー部の前記開閉作動によって回転する回動体と、前記カバー部が開放状態または閉鎖状態であるかを検知する開閉検知部材と、前記回動体に伝達する動力を発生させるモーターとを備える、自動開閉式カバー付きブレンダーが提供される。
【0041】
この場合、前記制御部は、前記回動体が回転するように前記モーターを作動させ、前記開閉検知部材によって、前記カバー部が閉鎖状態であると検知した場合、前記本体駆動部を作動させて、前記容器の内部の加工作動を開始する第1作動を制御する。
【0042】
この場合、前記制御部は、前記開閉検知部材によって、前記カバー部が閉鎖状態であると検知する前に、前記第1作動中に予め設定した時間内で前記カバー部の閉鎖作動が停止する場合、前記開閉検知部材によって前記カバー部が開放状態であると検知するまで前記回動体が回転するように前記モーターを作動させる。
【0043】
また、前記制御部は、予め設定した条件で前記第1作動が完了する場合及び前記本体駆動部の作動エラーが検知される場合の少なくとも1つの場合に、前記本体駆動部の作動を停止させて、前記開閉検知部材によって前記カバー部が開放状態であると検知するまで前記回動体が回転するように前記モーターを作動させることも含まれる第2作動を制御する。
【0044】
この場合、本発明は、前記容器の内部空間の真空状態を制御する真空駆動部をさらに備え、前記第1作動は、前記開閉検知部材によって前記カバー部が閉鎖状態であると検知され、且つ前記容器の内部空間が真空状態であると検知された場合に、前記本体駆動部を作動させて前記容器の内部の加工作動を開始することをさらに含み、前記第2作動は、予め設定した条件で前記第1作動が完了した場合及び前記本体駆動部の作動エラーが検知された場合の少なくとも1つ並びに前記真空駆動部の作動が完了したことが検知された場合に、前記本体駆動部の作動を停止させ、前記開閉検知部材によって前記カバー部が開放状態であると検知されるまで、前記回動体が回転するように前記モーターを作動させる。
【0045】
また、本発明は、前記第1作動及び前記第2作動の少なくとも1つの作動を開始する信号を前記制御部に伝達するクイックスイッチをさらに備え、前記クイックスイッチは、使用者のタッチによって信号を伝達するワンタッチボタン、容器が本体部に載置されたことを検知する容器検知装置及び使用者の音声によって信号を伝達する音声認識装置の少なくとも1つである。
【0046】
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0047】
図1は本発明の一実施形態による自動開閉式カバー付きブレンダーの斜視図であり、図2は側面断面図である。図3はカバー部が開放された状態を示す斜視図であり、図4は本発明の一実施形態の自動開閉式カバー付きブレンダーの駆動制御を説明するためのブロック図である。
【0048】
図1図4を参照して、自動開閉式カバー付きブレンダー(以下、「ブレンダー1」)は、本体部100と、容器200と、カバー装着部310と、カバー部320と、本体駆動部110と、カバー駆動部400と、制御部500とを備える。
【0049】
本体部100は、外側面に操作部10(図4参照)を備え、使用者が操作ボタンを操作して容器200内の加工対象物、例えば、食材が加工される。また、前記操作部10(図4参照)には、音声認識装置や端末アプリとの通信を可能とする通信部が設けられ、使用者の音声や端末アプリを介して容器200内の加工対象物が加工される。
【0050】
容器200は、本体部100に載置され、容器200は、その内部に加工対象物を収容する空間を有し、食材を投入可能な開口を有する。容器200は、前記開口を開閉可能な蓋体を備える。例えば、前記蓋体は、後述する真空駆動部600に真空ホース610などを介して接続されて、容器200の内部空間を真空状態にすることができる。
【0051】
また、容器200は、その内部に回転可能なブレードが設置される。前記ブレードは、後述する本体駆動部110と連結されて、容器200の内部で加工対象物を加工、例えば、粉砕する。この場合、前記ブレードと本体駆動部110との連結とは、本体駆動部110の本体駆動モーターの動力が提供されることを意味する。
【0052】
カバー装着部310は、容器200の少なくとも一部を囲むように、本体部100の上部の少なくとも一部に設置される。例えば、カバー装着部310は、容器200の少なくとも一部、例えば、後方及び側方の少なくとも一部を囲むように設置される。例えば、カバー装着部310を、図3aに示すように、本体部100の上部に着脱可能に設置してもよく、または図3bに示すように、本体部100と一体で構成してもよい。
【0053】
カバー装着部310は、外側面に凹部311を有し、カバー部320が開放状態で、カバー部320の少なくとも一部を凹部311に載置させることで、カバー部320の回動半径を増加させる。
【0054】
カバー部320は閉鎖状態で、容器200を囲むように、カバー装着部310と本体部100とにより区画された空間を密閉することができる。例えば、カバー部320の開閉作動としては、着脱式、折畳式、回動式のものを適用することができ、本発明では、回動式のものを適用した実施形態について説明する。例えば、カバー部320の開閉作動として回動式のものを適用する場合、カバー部320が本体部100を基準に上下方向に揺動され、または左右方向に揺動される。
【0055】
一方、カバー部320は、カバー駆動部400によって所定の角度範囲内で揺動可能であり、具体的な実施形態は後述する。
【0056】
これにより、カバー部320が閉鎖状態では、カバー装着部310とカバー部320とが容器200の全体を囲むことで、容器200の内部空間で加工作動時に発生する騒音を遮断することができる。
【0057】
図4に示すように、ブレンダー1は、制御部500と、本体駆動部110と、カバー駆動部400と、真空駆動部600とを備える。
【0058】
本体駆動部110は、本体部100の内部に配置され、容器200の内部の加工対象物を加工するための動力を供給する。例えば、本体駆動部110は、前記ブレードを回転させるための動力を発生させる本体駆動部モーターや動力を伝達するギヤ軸などを備える。
【0059】
カバー駆動部400は、カバー部320の開閉作動を制御することができ、具体的な作動形態については後述する。
【0060】
真空駆動部600は、容器200の内部空間を真空状態にし、または真空状態を解除することができる。
【0061】
制御部500は、本体駆動部110の作動とカバー駆動部400の作動とを連係させて制御し、または本体駆動部110、カバー駆動部400、及び真空駆動部600の作動を全て連係させて制御する。
【0062】
例えば、制御部500は、第1作動及び第2作動の少なくとも1つを制御する。
【0063】
制御部500は、カバー駆動部400及び本体駆動部110を作動させて、カバー部320が閉鎖状態で、容器200の内部の加工作動を開始する第1作動を制御する。
【0064】
制御部500は、本体駆動部110及びカバー駆動部400の作動を制御して、容器200の内部の加工作動が完了した時に、カバー部320を開放状態にする第2作動を制御する。例えば、制御部500は、本体駆動部110の作動を停止させた後、カバー駆動部400を作動させることもでき、本体駆動部110の作動を停止させるとともに、カバー駆動部400を作動させることもできる。またはカバー駆動部400を作動させた後、本体駆動部110の作動を停止させることができる。例えば、第2作動時の、制御部500による本体駆動部110及びカバー駆動部400の作動順序を、予め設定してもよく、また使用者が変更できるようにしてもよい。
【0065】
すなわち、使用者は、上述の操作部10(図4参照)を操作、例えば、ボタンを押すか音声信号を送るか、電子端末から通信信号を送るか、後述する容器検知装置によって容器200が載置されたか否かが検知するか、または容器を本体上に載置させた後、予め設定した時間が経過した場合に、カバー部320を揺動させて開放状態から閉鎖状態とした後、容器200の内部の加工作動、すなわち、前記ブレードを回転させて食材を粉砕する作動を自動で行うようにしたことで、使用者の作業効率が増大する。
【0066】
一方、制御部500は、カバー部320が閉鎖状態となる前に、第1作動中に予め設定した時間内でカバー部320の閉鎖作動が完了しない場合、カバー部320の開放作動を開始する。例えば、第1作動のためにカバー部320が閉鎖状態へと揺動する間、使用者の手などがカバー部320と本体部100との間に挟まるなど、カバー部320の揺動を0.1秒~1分、例えば1秒~5秒の間で停止するか、または0.1秒~1分、例えば1秒~5秒の間で閉鎖状態とならない場合、カバー部320を開放状態に揺動させる。また、例えば、カバー部320を閉鎖状態に揺動する間に、カバー駆動部400のモーター440の負荷が予め設定した範囲から逸脱する場合には、カバー部320を開放状態に揺動させる。
【0067】
これにより、カバー部320を閉鎖状態まで揺動できない状況で、後述するモーターの過負荷が発生する問題や、安全事故が発生する問題を回避することができる。
【0068】
また、制御部500は、予め設定した条件で本体駆動部110の作動が完了した場合及び本体駆動部110の作動中にエラーが検知された場合の少なくとも1つの場合に、第2作動を開始する。例えば、前記予め設定した条件には、予め設定した粉砕時間内で本体駆動部110が作動したこと、料理レシピの設定による作動が完了したことなどが含まれ、以下同様である。例えば、前記作動エラーには、第1作動中に本体駆動部110の過負荷が検知されたことや、容器200が本体駆動部110から離脱したことが検知されたことが含まれる。
【0069】
これにより、使用者が操作部10(図4参照)に1回の操作信号を入力すれば、カバー部320が閉鎖状態まで揺動され、食材を粉砕する作動が行われる。そして、予め設定した粉砕時間が経過すると、本体駆動部110の作動を停止して、カバー部320を開放状態まで揺動させる工程が連係して行われる。これにより、使用者は、騒音の激しい家庭や商業施設でも加工作動が終了したか否かを簡単に確認することができ、容器を安全且つ迅速に取り出すことができるため、使用上の効率を大幅に向上させることができる。これと同時に、使用者が確認し難いような状況で、食材の加工作動中に問題が発生する場合でも、自動で加工作動を中断し、カバー部320を開放状態まで揺動させることで、製品の損傷を防止し、使用上の安全を確保することができる。
【0070】
例えば、制御部500は、真空駆動部600の作動をはじめ、第1作動及び第2作動の少なくとも1つを制御する。
【0071】
この場合、第1作動には、カバー部320を閉鎖状態まで揺動させ、容器200の内部空間が真空状態になった後、容器200の内部の加工作動を開始することが含まれる。また、第2作動には、容器200の内部の加工作動が上述の予め設定した条件に従って完了し、真空駆動部600の作動が完了した状態で、カバー部320の開放作動を開始することが含まれる。例えば、前記真空駆動部600の作動が完了した状態とは、予め設定した真空条件で容器200の内部空間が真空状態になった後の状態を意味し、容器200の内部空間が真空状態に維持される状態、または容器200の内部空間の真空が解除された状態である。すなわち、第2作動には、容器200の内部の加工作動が、上述の予め設定した条件に従って完了した後、容器200の内部空間が真空状態に維持される状態または容器200の内部空間の真空が解除された状態で、カバー部320の開放作動を開始することが含まれる。
【0072】
これにより、真空状態の容器200の内部で食材の粉砕が行われ、且つ使用者が操作部10(図4参照)に1回の操作信号を入力すれば、上述の第1作動及び第2作動が連係して行われることで、使用上の効率を大幅に向上させることができる。
【0073】
また、ブレンダー1は、クイックスイッチ700をさらに備える。これについては、図13図17を参照して後述する。
【0074】
図5は本発明の一実施形態のカバー駆動部の分解図であり、図6は本発明の一実施形態の開閉検知部材を示す図である。図7図12は本発明の実施形態のトルク補助部材の作動形態を説明するための図であり、図7及び図8はカバー部の開放状態を、図9及び図10はカバー部が変曲領域にある状態を、図11及び図12はカバー部の閉鎖状態を夫々示す図である。
【0075】
図5を参照して、カバー駆動部400は、回動体411,412と、開閉検知部材430と、モーター440と、駆動伝達部材460とを備える。
【0076】
回動体411,412は、上述のカバー部320に接合され、カバー部320の開閉作動に伴って回転可能に設けられる。例えば、回動体411,412は、カバー部320に固定され、回動体411,412が回転することで、カバー部320は揺動される。
【0077】
一例として、前記回動体は、後述する駆動伝達部材460と切り離された第1回動体411及び駆動伝達部材460と連結された第2回動体412を備える。この場合、駆動伝達部材460と第2回動体412とが連結されたとは、カバー駆動部400内でモーター440の動力が供給される状態を意味し、駆動伝達部材460と第1回動体411とが切り離されたとは、カバー駆動部400内でモーター440の動力が供給されない状態を意味する。
【0078】
例えば、第2回動体412と駆動伝達部材460との間にギヤボックス470が介設される場合、モーター440の動力が駆動伝達部材460に供給され、次いで、ギヤボックス470に供給された後、第2回動体412に供給されることから、駆動伝達部材460と第2回動体412とは連結されたものと説明することができる。すなわち、モーター440の動力が第2回動体412に伝達されて、第2回動体412の回転に伴ってカバー部320が揺動し、カバー部320の中心を基準に第2回動体412の反対面に位置する第1回動体411が、カバー部320の揺動とともに回転する構造が適用される。
【0079】
開閉検知部材430は、カバー部320が開放状態または閉鎖状態であるかを検知する。
【0080】
図6に示すように、開閉検知部材430は、PCB(プリント基板回路)433上に配置される少なくとも1つの回転検知手段431,432を備える。回動体411,412の回転半径によって、カバー部320が開放状態または閉鎖状態であるかを検知する。
【0081】
一例として、回転検知手段431,432は、マイクロスイッチを備える。
【0082】
一例として、開閉検知部材430は、2つの回転検知手段431,432及び、その間に介設され、回動体411,412の回転によって移動する位置表示手段434を備える。例えば、前記位置表示手段434が第1回転検知手段431の位置まで移動する場合、カバー部320が最大に開放された状態である開放状態であると制御部500が判断し、前記位置表示手段434が第2回転検知手段432位置まで移動する場合、カバー部320の下面が本体部100と接してカバー装着部310と本体部100との間で区画された空間を閉鎖する状態である閉鎖状態であると制御部500が判断する。
【0083】
モーター440は、第2回動体412に伝達するための動力を発生させる。例えば、モーター440の動力は直接第2回動体412に伝達され、またはモーターギヤボックス450を介してモーター440の動力が制御された後、第2回動体412に伝達される。例えば、モーター440は、本体部100内に実装される。
【0084】
駆動伝達部材460は、第2回動体412とモーターギヤボックス450との間に配置され、モーター440の動力を第2回動体412に伝達することができる。この場合、制御部500は、駆動伝達部材460を制御して、モーター440の動力を第2回動体412に伝達するか否かを制御する。
【0085】
例えば、駆動伝達部材460には、電子式のものを適用することができ、一例として、電子力を利用した電磁クラッチが適用される。例えば、前記電磁クラッチには、動力を伝達するか伝達を解除するために、連結または切り離す部分である連結部461が設けられる。連結部461が、動力を伝達しない場合、少なくとも一部が切り離された構造を有する部材または空間を意味する。
【0086】
この場合、前記電磁クラッチは、通常、連結部461が切り離された構造として設計される。これにより、第2回動体412がモーター440と切り離されて、使用者がカバー部320を容易に揺動させることができる。
【0087】
この場合、前記電磁クラッチは、通電時に連結部461が連結される構造として設計される。これにより、第2回動体412がモーター440と連結されて、モーター440の駆動によってカバー部320が揺動される。
【0088】
この場合、開閉検知部材430は、第1回動体411に連結される。これにより、モーター440が駆動されて、その動力が第2回動体412に供給されるが、第2回動体412の損傷などでカバー部320が揺動しない場合でも、カバー部320の開閉状態を正確に検知することができる。
【0089】
カバー駆動部400は、モーターギヤボックス450と、ギヤボックス470と、トルク補助部材420とをさらに備える。
【0090】
モーターギヤボックス450は、モーター440に連結されて第2回動体412に伝達されるモーター440の動力を制御する。
【0091】
ギヤボックス470は、モーター440の動力をモーター440が配置された軸とは異なる軸に配置される第2回動体412に供給する。この場合、前記異なる軸には、比較対象軸と平行なものと平行でないものとのいずれもが含まれる。すなわち、ブレンダー1は、コンパクトなデザインを提供するために、カバー駆動部400が、カバー装着部310及びカバー部320によって閉鎖される空間に配置される。モーター440が回動体411,412と同じ軸に位置する場合、カバー駆動部400と容器200との干渉が発生するか、またはコンパクトなデザインとすることが難しくなる。したがって、ブレンダー1は、モーター440の動力をモーター440とは異なる軸に配置させるためのギヤボックス470を適用して、空間利用効率を向上させることで、コンパクトなデザインとすることができる。
【0092】
トルク補助部材420は、カバー部320の開閉作動に必要となる力を補助する。ブレンダー1は、騒音遮蔽効果を高めるために、所定以上の自重を有するカバー部320が用いられる。トルク補助部材420を適用することで、使用者が極力小さい力で手動によりカバー部320を開閉するか、またはモーター440のより小さい動力によってカバー部320を開閉することができる。
【0093】
図7図12を参照して、トルク補助部材420は、少なくとも1つの弾性体421a,421bを備え、開放状態及び閉鎖状態で、弾性体421a,421bが圧縮状態で維持される。開閉作動時に、弾性体421a,421bの圧縮状態が解除されることで、開閉作動に必要となる力が補助される。
【0094】
この場合、図9に示すように、トルク補助部材420には、カバー部320の開放状態と閉鎖状態との間で、カバー部320の揺動が停止した停止状態で維持される弾性体421a,421bの圧縮状態と定義される変曲領域も含まれる。
【0095】
すなわち、弾性体421a,421bの圧縮状態が変曲領域から逸脱する場合、カバー部320の自重によって開放状態または閉鎖状態になるように、カバー部320の第1回動体411が回転される。
【0096】
例えば、トルク補助部材420は、開放状態または閉鎖状態で、夫々異なるトルクを補助するための第1弾性体421aと、第2弾性体421bとを備え、第1弾性体421aを加圧するための第1加圧部材422と、第2弾性体421bを加圧するための第2加圧部材423とを備え、第1弾性体421a、第2弾性体421b、第1加圧部材422及び第2加圧部材423の行動半径を規制する複数のストッパー424が設けられる。
【0097】
例えば、第1加圧部材422及び第2加圧部材423は、夫々少なくとも一端に第1加圧部材端部422aと第2加圧部材端部423aとが設けられる。第1加圧部材端部422aは、第1弾性体421aと同一またはこれより大きい直径を有し、第2加圧部材端部423aと同一またはこれより大きい直径を有する。一例として、第1加圧部材端部422a及び第2加圧部材端部423aが、夫々第1弾性体421a及び第2弾性体421bより大きい直径を有するように形成され、第1、第2弾性体421a,421bが第1、第2加圧部材端部422a、423aから離脱することが防止される。
【0098】
例えば、前記変曲領域には、第1加圧部材端部422a及び第2加圧部材端部423aの少なくとも1つが、ストッパー424から所定間隔で離隔した距離以内の領域が含まれる。
【0099】
図7及び図8に示すように、カバー部320が開放状態では、第1加圧部材422がカバー部320の回転半径に対応して第1弾性体421aを加圧し、カバー部320の自重が第1弾性体421aの復元力より大きい設計としたことで、第1弾性体421aが加圧された状態で維持される。これにより、使用者が手動でまたはモーター440の動力で、カバー部320を揺動させる力に第1弾性体421aの復元力が加わることで、より小さい力でカバー部320を揺動させることができる。
【0100】
図9及び図10に示すように、カバー部320の揺動によって第1弾性体421a及び第2弾性体421bの少なくとも1つが変曲領域に位置する場合、各弾性体421a,421bの復元力とカバー部320の自重とが均衡を取ることで、カバー部320が開放状態と閉鎖状態との間で停止した状態で維持される。
【0101】
この場合、前記弾性体421a,421bの位置は、各弾性体421a、421bの末端の位置であり、例えば、第1、第2加圧部材422,423と接する部分である。これにより、第1弾性体421a及び第2弾性体421bが変曲領域から逸脱する場合、カバー部320は、その自重によって開放状態または閉鎖状態まで揺動される。
【0102】
図11及び図12に示すように、カバー部320が閉鎖状態では、第2加圧部材423がカバー部320の回転半径に応じて第2弾性体421bを加圧し、カバー部320の自重が第1弾性体421aの復元力より大きい設計としたことで、第2弾性体421bが加圧された状態で維持される。これにより、使用者が手動でまたはモーターの動力で、カバー部320を揺動させる力に第2弾性体421bの復元力が加わることで、より小さい力でカバー部320を揺動させることができる。
【0103】
一方、第1弾性体421a及び第2弾性体421bは、カバー部320の閉鎖状態または開放状態から変曲領域に至る回転半径によって異なる弾性力及び/または長さが適用される。
【0104】
例えば、本発明のブレンダー1は、容器200が本体部100上に結合し、本体部100から容器200を離脱させるために、移動する空間を最大限に確保しつつ、コンパクトなブレンダー1のデザインを図るとともに、騒音遮断効果を向上させるために、閉鎖状態から変曲領域までの回転半径が開放状態から変曲領域までの回転半径よりも大きい構造が適用される。これにより、第2弾性体421bの長さが第1弾性体421aの長さより長い形態が適用される。
【0105】
上述のように、ブレンダー1は、本体駆動部110及びカバー駆動部400の作動が連係し、使用者が容器200を本体部100の上部に結合した後、操作部10(図4参照)に操作信号を1回入力すれば、上述の第1作動、第2作動が自動で行われる。上記の操作信号には、上述のように、ボタンを押すか音声信号を送るか、電子端末から通信信号を送るか、後述する容器検知装置によって容器200が載置されたか否かが検知されるか、容器を本体上に載置した後、予め設定した時間が経過する場合が含まれる。
【0106】
すなわち、制御部500は、第2回動体412が回転するようにモーター440を作動させ、開閉検知部材430によってカバー部320が閉鎖状態であると検知した場合、本体駆動部110を作動させて容器200の内部の加工作動を開始する第1作動を制御する。
【0107】
制御部500は、開閉検知部材430によってカバー部320が閉鎖状態であると検知する前に、第1作動中に予め設定した時間の間にカバー部320の閉鎖作動が完了しない場合、開閉検知部材430によってカバー部320が開放状態であると検知するまで、第2回動体412が回転するようにモーター440を作動させる。
【0108】
制御部500は、予め設定した条件で第1作動が完了した場合及び本体駆動部110の作動エラーを検知した場合の少なくとも1つの場合に、本体駆動部110の作動を停止させ、開閉検知部材430によってカバー部320が開放状態であると検知されるまで、第2回動体412が回転するようにモーター440を作動させる第2作動を制御することもできる。
【0109】
また、上述のように、ブレンダー1が容器200の内部空間の真空状態を制御する真空駆動部600をさらに備える場合、第1作動と第2作動とに真空駆動部600の作動を含めることもできる。
【0110】
すなわち、第1作動には、開閉検知部材430によってカバー部320が閉鎖状態であることを検知し、容器200の内部空間が真空状態であることを検知した場合、本体駆動部110を作動させて容器200の内部の加工作動を開始することも含まれる。
【0111】
第2作動には、予め設定した条件で第1作動が完了した場合及び本体駆動部110の作動エラーを検知した場合の少なくとも1つ並びに真空駆動部600の作動が完了した場合に、本体駆動部110の作動を停止させて、開閉検知部材430によってカバー部320が開放状態であると検知されるまで、第2回動体412が回転するようにモーター440を作動させることも含まれる。この場合、前記真空駆動部600の作動が完了した場合は、上述のとおりである。
【0112】
図13図17は、本発明の実施形態のクイックスイッチの配置形態を示す図である。
【0113】
図13図17を参照して、ブレンダー1は、第1作動及び第2作動の少なくとも1つの作動を開始する信号を制御部500に伝達するためのクイックスイッチ700をさらに備える。
【0114】
クイックスイッチ700としては、使用者のタッチによって信号を伝達するワンタッチボタン、使用者の音声によって信号を伝達する音声認識装置、及び容器200が本体部100に載置されたことを検知する容器検知装置の少なくとも1つを用いることができる。
【0115】
図13を参照して、クイックスイッチ700は、本体部100の上面に設置されて、使用者が容器200を本体部100の上部に載置した後、すぐクイックスイッチ700をタッチすることができる構造が適用される。
【0116】
図14を参照して、クイックスイッチ700は、容器200が載置される領域に設置されて、使用者が容器200を本体部100の上部に載置するとともに、または予め所定の時間が経過した後、クイックスイッチ700が作動する構造が適用される。
【0117】
図15を参照して、クイックスイッチ700を、カバー取手301に配置することができる。また、図16を参照して、クイックスイッチ700を、本体部100の外側面、例えば、操作部10(図4参照)に配置することができる。また、図17を参照して、クイックスイッチ700を、回動体411,412に配置することもできる。一方、クイックスイッチ700の位置は、図面により説明された位置だけでなく、カバー部320、本体部100、カバー装着部310など、いずれの位置に配置してもよい。
【0118】
図18図22は、本発明の実施形態の本体部段差とカバー部段差とを示す拡大断面図であり、図18は本体部段差を、図19はカバー部段差を、図20図22はカバー部段差と本体部段差との結合形態を夫々示すものである。
【0119】
図18図22を参照して、カバー部320は、本体部100と接する面に設けられるカバー部段差321を有し、本体部100は、カバー部320と接する面に設けられる本体部段差120を有する。この場合、カバー部段差321及び本体部段差120は、互いに対応する形状を有することで、カバー部320が閉鎖状態で、カバー装着部310及びカバー部320により区画された空間を外部と分離することで、騒音遮断効果を大幅に向上させることができる。
【0120】
図18を参照して、本体部段差120は、本体の外側面128から本体部100の中心方向に屈折して延びる第1本体屈折部121と、第1本体屈折部121から上方に屈折する第2本体屈折部122と、第2本体屈折部122から本体部100の中心方向に屈折して延びる第3本体屈折部123と、第3本体屈折部123から上方に突出した本体突出部124とを有する。
【0121】
図19を参照して、カバー部段差321は、カバー部の内側面321dから突出して延びる第1屈折部321aと、第1屈折部321aから上方に屈折する第2屈折部321bと、第2屈折部321bからカバー部の内側面321dに延びる第3屈折部321cとを有する。
【0122】
図20を参照して、カバー部320が閉鎖状態で、カバー部の下面321eは、第1本体屈折部121に載置され、第1屈折部321aと第3本体屈折部123とが接する面を有する。これにより、カバー装着部310、カバー部320と本体部100とにより区画された空間内の騒音が外部に漏洩することを効果的に防止することができる。また、カバー部320と本体部100とにより区画された空間内で、容器200などから流出した液体がカバー部320の外部に流出することを防止し、前記流出した液体によって本体部100が損傷することを防止することができる。
【0123】
図21を参照して、カバー部320が閉鎖状態でカバー部の下面321eは、第1本体屈折部121に載置され、第1屈折部321aと第3本体屈折部123とが接する面を有し、第2屈折部321bと本体突出部の外側面124aとが接する面を有する。これにより、カバー装着部310とカバー部320と本体部100とにより区画された空間内の騒音が外部に漏洩することを効果的に防止することができる。また、カバー装着部310とカバー部320と本体部100とにより区画された空間内で、容器200などから流出した液体がカバー部320の外部に流出することを防止し、前記流出した液体によって本体部100が損傷することを防止することができる。
【0124】
図22を参照して、カバー部320が閉鎖状態でカバー部の下面321eは、第1本体屈折部121に載置され、第1屈折部321aと第3本体屈折部123とが接する面を有し、第2屈折部321b及び本体突出部の外側面124aが接する面を有し、カバー部の内側面321dと第2本体屈折部122とが接する面を有する。これにより、カバー部320と本体部100とにより区画された空間内の騒音が外部に漏洩することを効果的に防止することができる。また、カバー部320と本体部100とにより区画された空間内で、容器200などから流出した液体がカバー部320の外部に流出することを防止し、前記流出した液体によって本体部100が損傷することを防止することができる。
【0125】
図23a~図26は、本発明の実施形態の容器検知装置を示すものである。
【0126】
前記容器検知装置800,800a,800bが、本体部100に容器200が載置されたことを検知した場合、制御部500は、上述の第2作動を開始する。例えば、容器検知装置800,800a,800bは、リミットスイッチ、リードスイッチなどの検知手段を備えるか、NFC、受光センサ及び発光センサなどの検知手段を備える。
【0127】
図23a~図26を参照して、前記容器検知装置800,800a,800bは、少なくとも1つのセンサを備え、例えば、光センサ、圧力センサ、電磁センサなどを備える。
【0128】
例えば、前記容器検知装置800は、発光部810及び受光部820を備える。一例として、発光部810は光放出部材を備え、受光部820は受光センサを備える。例えば、発光部810から放出された光が、容器の下部に配置された反射部材(図示せず)によって反射して受光部820に入射する場合、制御部500は、容器200が本体部100に載置されたことを検知する。
【0129】
例えば、図23a及び図23bを参照して、発光部810及び受光部820を、本体部100の上部から突出するように設けられた前記容器固定部材101から所定間隔を空けて離隔した位置に設置することができる。また、複数の容器固定部材101の間に設置することで、発光効率及び受光効率を向上させることができる。
【0130】
例えば、図24を参照して、発光部810及び受光部820を容器固定部材101に設置することで、空間利用効率を向上させることができる。また、容器200から流出した液体によって発光部810及び受光部820が損傷することを防止することができる。
【0131】
例えば、前記容器検知装置800a,800bは、予め設定した条件以上の重量を検知した場合に、容器が本体部100の上に載置されたことを検知する圧力センサ及び容器に設置された電磁石によって予め設定した条件以上の磁場を検知した場合に、容器が本体部100の上に載置されたことを検知する磁気センサの少なくとも1つを備える。
【0132】
図25を参照して、容器検知装置800aを、本体部100の上部に設けられた前記容器固定部材101から所定間隔を空けて離隔した位置に設置することができる。または、複数の容器固定部材101の間に設置して、容器200の下端と直接接触させることで、容器が載置されたか否かの検知効率を向上させることができる。
【0133】
図26を参照して、容器検知装置800bを、容器固定部材101に設置することで、空間利用効率を向上させることができる。また、容器200から流出した液体によって容器検知装置800bが損傷することを防止することができる。
【0134】
上述のように、本発明に関する具体的な説明は、添付の図面を参照した実施形態によって行われているが、上述の実施形態は、本発明の好ましい例を挙げて説明しただけであって、本発明が前記実施形態にのみ限定されるものではない。本発明の権利範囲は、特許請求の範囲及びその均等の範囲として理解すべきである。
【0135】
例えば、図面は、理解を容易にするために夫々の構成要素を主体として模式的に示したものであり、図示されている各構成要素の厚さ、長さ、個数などは、図面作成の進行上、実際とは異なる。また、上記実施形態で示した各構成要素の材質や形状、寸法などは、一例であって、これに限定されず、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
【0136】
<CROSS-REFERENCE TO RELATED APPLICATION>
本特許出願は、2020年10月22日付けで韓国に出願した韓国特許出願第10-2020-0137233号に対して優先権を主張し、その全ての内容は、参考文献として本特許出願に併合される。
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23a
図23b
図24
図25
図26