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特許7523647店舗用端末装置、プログラム及び情報処理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-18
(45)【発行日】2024-07-26
(54)【発明の名称】店舗用端末装置、プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20240719BHJP
   G07G 1/01 20060101ALI20240719BHJP
【FI】
G06Q30/06
G07G1/01 301E
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023181894
(22)【出願日】2023-10-23
【審査請求日】2023-11-08
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)令和4年11月1日に、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが、ウェブサイトにて、新居義典、安達到、由井大輔、中島崇博、阿部光太郎、及び葛西昭芳が発明したプログラムについて公開した。 (2)令和5年8月29日に、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが、ウェブサイトにて、新居義典、安達到、由井大輔、中島崇博、阿部光太郎、及び葛西昭芳が発明したプログラムについて公開した。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591156788
【氏名又は名称】株式会社セブン-イレブン・ジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】新居 義典
(72)【発明者】
【氏名】安達 到
(72)【発明者】
【氏名】由井 大輔
(72)【発明者】
【氏名】中島 崇博
(72)【発明者】
【氏名】阿部 光太郎
(72)【発明者】
【氏名】葛西 昭芳
【審査官】橋沼 和樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-093206(JP,A)
【文献】特開平09-305356(JP,A)
【文献】特開2001-222614(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G07G 1/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
実店舗の店員が用いる店舗用端末装置であって、
実店舗で取り扱われている商品に対する顧客からのネットワークを介した注文の受け付けを停止又は再開させる指示を受け付ける手段と、
前記停止させる指示を受け付けた場合に、前記ネットワークを介した注文の受け付けを停止する一方、前記再開させる指示を受け付けた場合に、前記ネットワークを介した注文の受け付けを再開する手段と、
実店舗に在る商品、かつ実店舗に対応する仮想店舗に表示可能な商品の顧客に対する表示又は非表示の切り替えを商品ごとに設定する手段と、
を備える店舗用端末装置。
【請求項2】
日時、曜日及び時間帯のいずれかを指定させて、前記ネットワークを介した注文の受け付けを停止する処理を予約する手段を、さらに備える、
請求項1記載の店舗用端末装置。
【請求項3】
実店舗に在る商品に付されているコード情報を読み取ることにより、前記表示又は前記非表示の切り替えを設定する商品を特定する手段を、さらに備える、
請求項記載の店舗用端末装置。
【請求項4】
コンピュータを、
実店舗で取り扱われている商品に対する顧客からのネットワークを介した注文の受け付けを停止又は再開させる指示を受け付ける手段、
前記停止させる指示を受け付けた場合に、前記ネットワークを介した注文の受け付けを停止する一方、前記再開させる指示を受け付けた場合に、前記ネットワークを介した注文の受け付けを再開する手段、
実店舗に在る商品、かつ実店舗に対応する仮想店舗に表示可能な商品の顧客に対する表示又は非表示の切り替えを商品ごとに設定する手段、
として機能させるプログラム。
【請求項5】
実店舗で取り扱われている商品に対する顧客からのネットワークを介した注文の受け付けを停止又は再開させる指示を、実店舗の店員が用いる店舗用端末装置から受け付ける手段と、
前記停止させる指示を受け付けた場合に、前記ネットワークを介した注文の受け付けを停止する一方、前記再開させる指示を受け付けた場合に、前記ネットワークを介した注文の受け付けを再開する手段と、
実店舗に在る商品、かつ実店舗に対応する仮想店舗に表示可能な商品の顧客に対する表示又は非表示の切り替えを商品ごとに設定する手段と、
を備える情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗用端末装置、プログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、通信販売サイトにおいて商品の販売を行う際に、実際にデパートに出かけて商品を購入したような視覚的、聴覚的な満足感を購入者に与えることが可能な仮想現実空間を利用したバーチャルデパートによる商品販売システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2003-30469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の商品販売システムでの販売は、実際のデパートでの販売とは関係なく行われている。したがって、ネットワーク上の商品販売システムで販売を行うかどうかについてデパート側で管理する必要はない。
【0005】
しかし、実店舗の店員がネットワーク上での注文にも対応することにすると、実店舗での作業に加え、ネットワーク上での注文に対応する作業も増えることになる。この場合、店員の負担が増大し、実店舗での作業に支障をきたすおそれがある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、実店舗の作業に対する弊害を軽減することができる店舗用端末装置、プログラム及び情報処理装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る店舗用端末装置は、実店舗の店員が用いる店舗用端末装置であって、実店舗で取り扱われている商品に対する顧客からのネットワークを介した注文の受け付けを停止又は再開させる指示を受け付ける手段と、停止させる指示を受け付けた場合に、ネットワークを介した注文の受け付けを停止する一方、再開させる指示を受け付けた場合に、ネットワークを介した注文の受け付けを再開する手段と、を備える。
【0008】
本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータを、実店舗で取り扱われている商品に対する顧客からのネットワークを介した注文の受け付けを停止又は再開させる指示を受け付ける手段、停止させる指示を受け付けた場合に、ネットワークを介した注文の受け付けを停止する一方、再開させる指示を受け付けた場合に、ネットワークを介した注文の受け付けを再開する手段、として機能させる。
【0009】
本発明の他の態様に係る情報処理装置は、実店舗で取り扱われている商品に対する顧客からのネットワークを介した注文の受け付けを停止又は再開させる指示を、実店舗の店員が用いる店舗用端末装置から受け付ける手段と、停止させる指示を受け付けた場合に、ネットワークを介した注文の受け付けを停止する一方、再開させる指示を受け付けた場合に、ネットワークを介した注文の受け付けを再開する手段と、を備える。
【0010】
これらの態様によれば、実店舗の店員は、実店舗で取り扱っている商品に対するネットワーク上での注文の受け付け停止を指示すると、ネットワーク上での注文の受け付けを一時的に停止させることができる一方、注文の受け付け再開を指示すると、ネットワーク上での注文の受け付けを再開させることが可能となる。
【0011】
上記態様において、日時、曜日及び時間帯のいずれかを指定させて、ネットワークを介した注文の受け付けを停止する処理を予約する手段を、さらに備えてもよい。
【0012】
この態様によれば、実店舗の店員は、実店舗の繁忙度などに合わせて、任意の日時、曜日及び時間帯を指定してネットワーク上での注文の受け付けを停止させることが可能となる。
【0013】
上記態様において、実店舗で取り扱われている商品の顧客に対する表示又は非表示の切り替えを商品ごとに設定する手段を、さらに備えてもよい。
【0014】
この態様によれば、実店舗の店員は、実店舗で取り扱っている商品の在庫状況などに合わせて、ネットワーク上で販売する商品の表示有無を商品ごとに切り替えることが可能になる。
【0015】
上記態様において、実店舗で取り扱われている商品に付されているコード情報を読み取ることにより、表示又は非表示の切り替えを設定する商品を特定する手段を、さらに備えてもよい。
【0016】
この態様によれば、実店舗の店員は、実店舗にある商品のコード情報を読み取ることで、その商品のネットワーク上での表示有無を簡便に切り替えることが可能になる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、実店舗の作業に対する弊害を軽減することができる店舗用端末装置、プログラム及び情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】実施形態に係る店舗用端末装置を含むシステム構成を例示する図である。
図2】店舗用端末装置の構成を例示する図である。
図3】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図4】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図5】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図6】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図7】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図8】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図9】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図10】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
図11】店舗用端末装置に表示される画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0020】
[店舗用端末装置の概要]
図1を参照して、実施形態に係る店舗用端末装置1を含むシステムについて説明する。本実施形態では、例示的に、コンビニエンスストアの各店舗に一台以上の店舗用端末装置1を備える場合について説明する。店舗用端末装置1として、例えば、スマートフォンやタブレット端末を用いることができる。
【0021】
店舗用端末装置1は、例えば、実店舗で取り扱っている商品がネットワーク上(電子商取引)で注文されてから顧客に届けられるまでの作業を実店舗で行う際に、店員が用いる端末装置である。実店舗で行う作業として、例えば、ネットワーク上で注文された商品に関する作業や、ネットワーク上での提供状態を設定する作業が該当する。注文された商品に関する作業には、例示的に、注文された商品を取り揃えて保管する作業、配送員に配送を依頼する作業、配送員を評価する作業、商品のキャンセルに対応する作業などが含まれる。ネットワーク上での提供状態を設定する作業には、例示的に、注文の受け付け可否を設定する作業、商品の表示有無を設定する作業などが含まれる。
【0022】
店舗用端末装置1は、実店舗での作業を支援するための作業支援用のアプリケーション(以下、「作業支援アプリ」ともいう。)をインストールする。店舗用端末装置1は、作業支援アプリを実行することで表示される各種の画面を用いてサーバ装置2とデータをやり取りしながら、店員が実店舗でやるべき作業を支援する。
【0023】
店舗用端末装置1は、ネットワークNを介して接続可能なサーバ装置2から、例えば、ネットワーク上の顧客の状況や、商品の注文状況、商品の配送状況、ネットワーク上での注文の受け付け可否状況、ネットワーク上での商品の表示有無状況など、店員が実店舗で作業するために必要となる各種の情報を取得する。
【0024】
なお、店舗用端末装置1に作業支援アプリをインストールしない場合にも本発明を適用することができる。この場合、例えば、店舗用端末装置1がサーバ装置(情報処理装置)2の指定サイトに接続することによって店舗用端末装置1に表示される各種の画面を用いて、店舗用端末装置1とサーバ装置2との間でデータをやり取りしながら、店員が実店舗で行う作業を支援することが好ましい。
【0025】
ここで、店舗用端末装置1は、各実店舗に構築される店舗システムを構成する装置の一つとなる。店舗システムは、店舗用端末装置1の他に、例えば、パーソナルコンピュータなどの店舗装置や、POS(Point Of Sales)レジなどを備える。店舗システムに含まれる装置は、店舗での運用形態に合わせて適宜追加や除去することができる。店舗システムを構成する各装置は、ネットワークNを介してサーバ装置2に接続可能であり、相互に通信できるように構成される。
【0026】
サーバ装置2は、例えば、演算処理能力の高いプロセッサ及びメモリを含むコンピュータにより構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムを実行することで、サーバ機能を実現する。ここで、サーバ装置2を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、役割などに応じて設けられる複数のコンピュータにより分散して構成されてもよい。
【0027】
サーバ装置2は、例えば、特定サイト(ウェブサイト)にアクセスしてきた顧客に対し、実店舗で取り扱っている商品を届けるサービス(以下、「お届けサービス」ともいう。)を提供する。顧客は、このお届けサービスを、例えば、以下のように利用することができる。
【0028】
顧客は、スマートフォンなどの端末装置を操作して、サーバ装置2の特定サイトにネットワークを介してアクセスし、例えば、現在地の周辺にある実店舗の中から所望の実店舗をネットワーク上の仮想店舗として選択することで、所望の実店舗に対応する仮想店舗に来訪(入店)する。顧客は、選択した実店舗で取り扱われている商品の中から所望の商品を選択して注文する。顧客が注文した商品は、選択した実店舗で確保され、顧客が指定したお届け先に配送される。
【0029】
ネットワークNは、サーバ装置2と店舗システムの各装置との間で情報を送受信可能な通信網を含む。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせなどのいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0030】
[店舗用端末装置の構成]
図2に示すように、店舗用端末装置1は、例えば、プロセッサ11と、記憶装置12と、通信部13と、撮影部14と、表示部15と、を備える。
【0031】
プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などである。プロセッサ11は、記憶装置12に記憶されているプログラム121を実行することで、店舗用端末装置1の各種の機能を実現する制御部111として機能する。
【0032】
記憶装置12は、例えば、半導体メモリ又はディスクドライブなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。この記憶装置12には、例えば、プログラム121や、各種データなどが格納される。プログラム121には、作業支援アプリが含まれる。
【0033】
通信部13は、ネットワークNに接続し、ネットワークN上の他の装置と通信するインターフェースである。
【0034】
撮影部14は、カメラであり、レンズ及びイメージセンサ(撮像素子)を含み、レンズで受光した被写体の光を電気信号(デジタル画像データ)に変換する。
【0035】
表示部15は、例えば、タッチパネルを有するディスプレイであり、画像や画面などを表示するとともに、撮影部14による被写体の映像を表示する。表示部15は、店員による操作指示などの入力を受け付ける入力部としての機能も兼ね備える。
【0036】
[店舗用端末装置の機能]
店舗用端末装置1が作業支援アプリを実行することで実現する機能のうち、本実施形態では、(1)ネットワーク上の仮想店舗での注文の受け付け可否を設定する機能、(2)ネットワーク上の仮想店舗での商品の表示有無を設定する機能について、以下で順に説明する。
【0037】
(1)ネットワーク上の仮想店舗での注文の受け付け可否を設定する機能
この機能は、店員が所属する実店舗に対応する仮想店舗で注文の受け付けを一時的に停止し、その一時的に停止した状態を解除する機能である。
【0038】
図3に、実店舗に対応する仮想店舗での注文の受け付け可否を設定するための注文受付設定画面3aの一例を示す。
【0039】
注文受付設定画面3aには、例示的に、現在の設定内容を表示する表示欄3bと、当日の注文受け付けを停止するための“当日停止”ボタン3cと、これから60分の間の注文受け付けを停止するための“60分停止”ボタン3dと、停止した注文受け付けを再開するための“注文再開”ボタン3eと、注文受け付けの停止を予約するための停止予約欄3fと、が設けられている。
【0040】
表示欄3bには、現在の設定内容として、例えば、注文受付中や注文停止中を表示することができる。図3では、例示的に、現在の設定内容が“注文受付中”に設定され、“注文再開”ボタン3eが押下(タップやタッチを含む)できないようにグレーで表示されている。
【0041】
停止予約欄3fには、日時を指定して注文受付の停止を予約するときに選択するチェック欄3gと、曜日を指定して注文受付の停止を予約するときに選択するチェック欄3hと、が含まれる。(a)日時指定で注文受付の停止を予約するためのチェック欄3gが選択された場合と、(b)曜日指定で注文受付の停止を予約するためのチェック欄3hが選択された場合と、について、以下に順に説明する。
【0042】
(a)日時指定で注文受付の停止を予約するためのチェック欄3gが選択された場合:
日時指定で注文受付の停止を予約するためのチェック欄3gが選択されると、図4に示すように、チェック欄3gの下方に、注文受付を停止する日時を指定するための日時指定領域4aが展開表示される。
【0043】
図4の日時指定領域4aには、例示的に、日付を選択するための“日付選択”コントロール4bと、選択された日付を表示する選択日表示領域4cと、停止する時間帯を指定するための時間帯指定領域4dと、“確認”ボタン4hと、が設けられている。
【0044】
“日付選択”コントロール4bを選択(タップやタッチを含む)すると、日付を選択するためのカレンダーが表示される。
【0045】
時間帯指定領域4dには、全日(例えば、9:00~22:15)を指定するときに選択するオプションボタン4eと、時間帯入力欄4gに任意の時間帯を入力して指定するときに選択するオプションボタン4fと、が設けられている。
【0046】
“日付選択”コントロール4bで日付を選択して、時間帯指定領域4dで時間帯を指定してから“確認”ボタン4hを押下すると、図5に示す登録内容確認画面5aがポップアップ表示される。
【0047】
図5の登録内容確認画面5aには、例示的に、選択された日付及び指定された時間帯を表示する表示領域5bと、登録することをキャンセルするための“キャンセル”ボタン5cと、入力された内容で登録するための“登録”ボタン5dと、入力された内容で登録しつつ他の日時を指定して登録処理を続行するための“続けて登録”ボタン5eと、が設けられている。
(b)曜日指定で注文受付の停止を予約するためのチェック欄3hが選択された場合:
図3の注文受付設定画面3aにおいて曜日指定で注文受付の停止を予約するためのチェック欄3hが選択されると、図6に示すように、チェック欄3hの下方に、注文受付を停止する曜日及び時間帯を指定するための曜日時間帯指定領域6aが展開表示される。
【0048】
図6の曜日時間帯指定領域6aには、例示的に、曜日を指定するための曜日指定領域6bと、停止する時間帯を指定するための時間帯指定領域6cと、“確認”ボタン6gと、が設けられている。
【0049】
曜日指定領域6bにある各曜日のアイコンを一つ以上選択することで、曜日を指定する。
【0050】
時間帯指定領域6cには、全日(例えば、9:00~22:15)を指定するときに選択するオプションボタン6dと、時間帯入力欄6fに任意の時間帯を入力して指定するときに選択するオプションボタン6eと、が設けられている。
【0051】
曜日指定領域6bで曜日を指定して、時間帯指定領域6cで時間帯を指定してから“確認”ボタン6gを押下すると、図7に示す登録内容確認画面7aがポップアップ表示される。
【0052】
図7の登録内容確認画面7aには、例示的に、指定された曜日及び時間帯を表示する表示領域7bと、登録することをキャンセルするための“キャンセル”ボタン7cと、入力された内容で登録するための“登録”ボタン7dと、入力された内容で登録しつつ他の曜日及び時間帯を指定して登録処理を続行するための“続けて登録”ボタン7eと、が設けられている。
【0053】
(2)ネットワーク上の仮想店舗での商品の表示有無を設定する機能
この機能は、店員が所属する実店舗に対応する仮想店舗に展示可能な商品を、仮想店舗に表示するのか、非表示にするのかを、商品ごとに設定する機能である。
【0054】
図8に、実店舗に対応する仮想店舗に展示可能な商品を検索するための商品表示検索画面8aの一例を示す。
【0055】
商品表示検索画面8aには、例示的に、バーコードで商品を検索するためのカメラ起動欄8bと、商品コードで商品を検索するための条件設定欄8cと、カテゴリで商品を検索するための条件設定欄8dと、が設けられている。
【0056】
バーコードで商品を検索するためのカメラ起動欄8bには、“カメラを起動”ボタン8baが設けられている。“カメラを起動”ボタン8baを押下すると、カメラが起動して、図9のバーコード検索画面9aが表示される。バーコード検索画面9aを用いて商品に付されているバーコード9bを読み取ると、バーコード9bのコード情報に対応する商品の商品情報が検索結果として得られる。
【0057】
図8の商品コードで商品を検索するための条件設定欄8cには、商品コードを入力するための入力欄8caと、“検索”ボタン8cbと、が設けられている。入力欄8caに商品コードを入力して、“検索”ボタン8cbを押下すると、入力された商品コードに対応する商品の商品情報が検索結果として得られる。
【0058】
カテゴリで商品を検索するための条件設定欄8dには、カテゴリを選択するための選択欄8daと、検索する商品の表示状態を選択するオプションボタン8db、8dc、8ddと、“検索”ボタン8deと、が設けられている。
【0059】
“全て”のオプションボタン8dbを選択すると、選択欄8daで選択したカテゴリの全ての商品が検索されることになる。“表示中”のオプションボタン8dcを選択すると、選択欄8daで選択したカテゴリの商品のうち、仮想店舗に表示するように設定されている商品が検索されることになる。“非表示中”のオプションボタン8ddを選択すると、選択欄8daで選択したカテゴリの商品のうち、仮想店舗に表示しないように設定されている商品が検索されることになる。
【0060】
選択欄8daでカテゴリを選択して、いずれかのオプションボタン8db、8dc、8ddを選択し、“検索”ボタン8deを押下すると、選択されたカテゴリ及び表示状態に対応する商品の商品情報が検索結果として得られる。
【0061】
図10及び図11に、商品表示検索画面8aで検索された結果を表示する商品表示検索結果画面10a、11aの一例を示す。図10の商品表示検索結果画面10aは、仮想店舗に表示するように設定されている商品のみが表示されている状態の画面である。図11の商品表示検索結果画面11aは、仮想店舗に表示しないように設定されている商品も含めて表示されている状態の画面である。
【0062】
図10の商品表示検索結果画面10aには、検索された商品に対応する商品情報が一覧表示され、商品ごとにチェック欄10dが設けられている。チェック欄10dにチェックマークを入力し、“非表示設定”ボタン10fを押下すると、チェックマークを入力した商品の表示状態が、仮想店舗に表示しないことを示す“非表示中”に更新される。“全てチェック”のチェック欄10bにチェックマークを入力すると、一覧表示されている全ての商品に対応するチェック欄10dにチェックマークが入力される。
【0063】
商品表示検索結果画面10aでは、例示的に、最上段にある商品表示領域10cに表示されている商品に対応するチェック欄10dにチェックマークが入力されている。この状態で“非表示設定”ボタン10fを押下し、同じカテゴリの“全て”の表示状態を選択して再検索すると、図11の商品表示検索結果画面11aが表示される。
【0064】
図11の商品表示検索結果画面11aの最上段にある商品表示領域10cには、“非表示設定中”のアイコン11eが表示され、商品表示領域10cの背景色が“非表示中”であることを示す色(例えばグレー)で表示されている。
【0065】
商品表示検索結果画面11aの最上段にある商品表示領域10cに対応するチェック欄10dにチェックマークを入力し、“非表示解除”ボタン10gを押下すると、チェックマークを入力した商品の表示状態が、仮想店舗に表示することを示す“表示中”に更新される。この状態で、同じカテゴリの“全て”の表示状態を選択して再検索すると、図10の商品表示検索結果画面10aが表示されることになる。
【0066】
[実施形態の効果]
上述したように、実施形態に係る店舗用端末装置1によれば、実店舗の店員は、実店舗で取り扱っている商品に対する仮想店舗での注文の受け付け停止を指示すると、仮想店舗での注文の受け付けを一時的に停止させることができる一方、注文の受け付け再開を指示すると、仮想店舗での注文の受け付けを再開させることができる。
【0067】
これにより、実店舗の店員は、実店舗の繁忙状況や商品の在庫状況などを考慮して、仮想店舗での注文の受け付け停止や再開を柔軟に切り替えることが可能となる。
【0068】
それゆえ、実施形態に係る店舗用端末装置1によれば、実店舗の作業に対する弊害を軽減することが可能となる。
【0069】
また、実施形態に係る店舗用端末装置1によれば、実店舗の店員は、実店舗の繁忙度などに合わせて、任意の日時、曜日及び時間帯を指定して仮想店舗での注文の受け付けを停止させることができる。
【0070】
また、実施形態に係る店舗用端末装置1によれば、実店舗の店員は、実店舗で取り扱っている商品の在庫状況などに合わせて、仮想店舗で販売する商品の表示有無を商品ごとに切り替えることが可能となる。
【0071】
さらに、実施形態に係る店舗用端末装置1によれば、実店舗の店員は、実店舗にある商品のバーコードを読み取ることで、その商品の仮想店舗での表示有無を簡便に切り替えることが可能になる。
【0072】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。
【符号の説明】
【0073】
1…店舗用端末装置、2…サーバ装置、11…プロセッサ、12…記憶装置、13…通信部、14…撮影部、15…表示部、111…制御部、121…プログラム、N…ネットワーク
【要約】
【課題】実店舗の作業に対する弊害を軽減することができる店舗用端末装置を提供する。
【解決手段】店舗用端末装置1は、実店舗の店員が用いる店舗用端末装置1であって、実店舗で取り扱われている商品に対する顧客からのネットワークNを介した注文の受け付けを停止又は再開させる指示を受け付ける手段と、停止させる指示を受け付けた場合に、ネットワークNを介した注文の受け付けを停止する一方、再開させる指示を受け付けた場合に、ネットワークNを介した注文の受け付けを再開する手段と、を備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11