(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-19
(45)【発行日】2024-07-29
(54)【発明の名称】ポンプシステム
(51)【国際特許分類】
F04C 5/00 20060101AFI20240722BHJP
B05B 1/14 20060101ALI20240722BHJP
B05B 9/04 20060101ALI20240722BHJP
F04B 23/02 20060101ALI20240722BHJP
F04B 43/12 20060101ALI20240722BHJP
【FI】
F04C5/00 341K
B05B1/14 Z
B05B9/04
F04B23/02 E
F04B43/12 J
(21)【出願番号】P 2021536249
(86)(22)【出願日】2019-12-19
(86)【国際出願番号】 EP2019086285
(87)【国際公開番号】W WO2020127715
(87)【国際公開日】2020-06-25
【審査請求日】2022-08-16
(31)【優先権主張番号】102018133406.0
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】318011417
【氏名又は名称】ジェイ. ワグナー ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】マンゴールド セバスチャン
(72)【発明者】
【氏名】フィーゼル マニュエル
(72)【発明者】
【氏名】ラック レオン
(72)【発明者】
【氏名】フライシンガー ビョルン
(72)【発明者】
【氏名】メスマー タニヤ
【審査官】丹治 和幸
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/193065(WO,A1)
【文献】実開平04-040183(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2015/0354555(US,A1)
【文献】特表2014-528777(JP,A)
【文献】特開平11-223182(JP,A)
【文献】特開平11-030186(JP,A)
【文献】国際公開第2006/043656(WO,A1)
【文献】特公昭50-037694(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04C 5/00
F04B 43/12
B05B 9/00- 9/047、11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気流体力学的噴霧器の操作方法であって、前記噴霧器は
複数の噴霧ノズル(70)を備え、
前記噴霧器は、前記噴霧器のためのポンプシステムをさらに備え、
当該ポンプシステムは、ペリスタルティックポンプの回転領域(21)を形成するための少なくとも1つのポンプロータ(7)、少なくとも1つの回転体(6)、及び少なくとも1つのチューブアセンブリ(30)を備え、
前記チューブアセンブリ(30)は、噴霧ノズル(70)の数と少なくとも同数の、複数のチューブ流路(22)を有し、
それぞれの前記チューブ流路(22)は、前記
複数の噴霧ノズル(70)
のうちの1つに割り当てられ、前記複数のチューブ流路(22)を前記回転領域(21)に接続し、
チューブ流路(22)が流体タンクから前記回転領域(21)の上流の点まで延びており、前記回転領域(21)の上流には前記複数のチューブ流路(22)への分配が形成されており、前記複数のチューブ流路(22)は、それぞれのチューブ流路(22)に割り当てられる
それぞれ1つの前記噴霧ノズル(70)まで、前記回転領域(21)を通って延びるように配置され、
流体(42,75,55)の規定の体積流量は、前記ポンプシステムを介してそれぞれの前記噴霧ノズル(70)に課せられ、
流体圧によって生成される流体柱状の自由噴流(44,57,77)は、
それぞれの前記噴霧ノズル(70)の出口にて生成され、電気流体力学的相互作用の結果として自由噴流領域の後でのみ噴霧(79)をもたらす、ことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
それぞれの前記噴霧ノズル(70)の開口が、0.1mmから0.3mmの直径を有し、且つ/または
それぞれの前記噴霧ノズル(70)の流体流路が、3mmから15mmの長さを有するとき、10mmから15mmの前記自由噴流(44,57,77)が生成される、ことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、
前記
複数の噴霧ノズル(70)として、3つ以上の噴霧ノズル(70)を備える、方法。
【請求項4】
請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の方法であって、
前記複数のチューブ流路(22)として、3つ以上のチューブ流路(22)を備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
流体の電気流体力学的噴霧は、コーティング方法の分野において重要性が高まっている。例えば、PCT/EP2018/060117は、例えば日焼け止めなどの例えばケア製品を人の体に塗布するために電気流体力学的噴霧を用いる装置を開示する。
【0002】
先行技術は同様に、回転ポンプまたはチューブポンプと呼ばれる一般的なペリスタルティックポンプを既に開示している。これに関連して、流体は、チューブ部の機械的な変形を介する吐出ポンプの原理に従って前方に押し進められ、それゆえに、ポンプ方式で送出される。
【0003】
このようなポンプはまた、噴霧化される流体を噴霧ノズルに供給するために上述の装置にて用いられ、流体はその後電気流体力学的噴霧をもたらすために噴霧ノズルにて高電圧に晒される。
【0004】
しかしながら、流体、特に例えば日焼け止めクリームなどのケア製品の電気流体力学的噴霧の間に個々のノズルが閉塞することがあり、その結果として、ポンプを通る余剰の体積流量が、さらに残りの開いているノズルに適用されるといった問題が生じる。
【0005】
本発明の目的は、それゆえに、要求される品質の電気流体力学的噴霧を可能にするために、複数のノズルに対して1つの流体タンクから開始して、ノズルの閉塞を回避することである。
【0006】
この目的は、請求項1に記載のポンプシステムを用いて実現される。有利な発展及び適切な改良は従属請求項にて開示される。
本発明は、少なくとも2つの噴霧ノズルを備える噴霧ノズルシステムのための、特に電気流体力学的噴霧器のためのポンプシステムに関し、ポンプシステムは、ペリスタルティックポンプの回転領域を形成するための少なくとも1つのポンプロータ、少なくとも1つの回転体、及び少なくとも1つのチューブアセンブリを備える。ポンプシステムは、チューブアセンブリが、噴霧ノズルの数と少なくとも同数のチューブ流路、好ましくは少なくとも2つ、特に3つのチューブ流路を有し、それぞれのチューブ流路が、噴霧ノズルコネクタに割り当てられ、それを回転領域に接続する、ことを特徴とする。
【0007】
それぞれの個別の噴霧ノズルに別個のチューブ流路を供給することは、それぞれの個別の噴霧ノズルを通る体積流量を生じさせ、その結果、閉塞が生じ始めた場合に、その後送出される流体の体積が強制的に閉塞栓を押し出し、それによりノズルを通る流体の流れを常に保証する。
【0008】
複数のチューブ流路を有するチューブアセンブリの使用は、ここで、装置におけるチューブアセンブリの共通の案内が、個別のチューブが案内される必要なく容易にもたらされうるといった利点をもたらす。
【0009】
1つの好適な実施形態は、それぞれのチューブ流路が、回転領域を通って流体タンクを噴霧ノズルに直接接続することをもたらす。
流体タンクから噴霧ノズルまでの個別のチューブ流路の形成の結果として、それぞれのノズルは、生じうる個別の輸送経路における例えば流路間の圧力均等化、または結果として生じる体積流量などの流体連通/流体の相互作用なく、流体タンクから直接流体の供給を受ける。結果として、予め定められた体積流量がそれぞれの個別の噴霧ノズルに強制的に供給され、このことはプロセス信頼性のある電気流体力学的噴霧を生じさせる。
【0010】
あるいは、一実施形態は、チューブ流路が、流体タンクから回転領域の上流点に達し、回転領域の上流には、少なくとも2つ、好ましくは3つ以上のチューブ流路への分配が形成され、これらのチューブ流路が、回転領域を通ってそれぞれのチューブ流路に割り当てられた何れも1つの噴霧ノズルに達するように配置されることをもたらす。
【0011】
流体タンクから回転領域の上流点への1つのチューブ流路の使用は、一方では流体タンクのバルブシステムへの接続を容易にし、他方では、より少ないチューブ材料が流体タンクと回転領域との間に設けられなければならないので、設置スペース及びコストに関して節約となる。別個のチューブ流路が、その後、個別の噴霧ノズルに作用する吐出圧力が生成される回転領域に設けられなければならず、そのため、分配が、例えばY要素などによって予め行われる。
【0012】
1つの有利な実施形態はまた、少なくとも1つの噴霧ノズルが、少なくとも2つのチューブ流路に接続されることをもたらす。
噴霧ノズル毎に複数のチューブ流路を使用することにより、それぞれのチューブ流路は、それ自体に規定された流体量を送出し、比較的小さな断面が用いられうると共に冗長性が実現されうるので、電気流体力学的噴霧の間のプロセス信頼性のさらなる増大及び故障の回避が実現されうる。比較的小さなチューブ径の使用を通して、例えばハウジング内により小さい曲げ半径を実現することが可能であり、このことは装置構造の設計に関する柔軟性を向上させる。
【0013】
さらなる適切な改良において、少なくとも2つ、好ましくは3つ、特に4つの回転体がポンプシステムに形成され、それぞれの回転体は、少なくとも1つのチューブ流路に個別に割り当てられる。
【0014】
それぞれのチャネル流路に対する個別の回転体または、個別の回転体群、ここで回転体群は複数の回転体を備える、の使用を通して、均一な流体の流れを生成し、特に脈動効果を低減するために、個別の回転体群がポンプロータ上に例えば角度オフセットを有して配置されることでチューブ流路間の回転運動のオフセットがもたらされうる。回転体をチューブ流路の形状に適合させること、及び/または噴霧器のハウジング内の配置を設置スペース及び人間工学に関して最適化することもまた可能である。
【0015】
さらなる適切な実施形態は、少なくとも2つ、好ましくは3つのポンプロータが形成されることをもたらし、それぞれのポンプロータは、少なくとも1つの回転体または少なくとも1つの回転体群を動作させ、少なくとも1つのチューブ流路に割り当てられる。
【0016】
共通のモータを用いて、あるいは別個のモータまたはモータ群を用いて駆動される個別のポンプロータの使用は、ポンプシステムの動力の改善された制御を可能にする。
さらには、ここで、ポンプロータをチューブ流路の形状またはチューブ流路の外形に適合させること、及び/または噴霧器のハウジング内の配置を設置スペース及び人間工学に関して最適化することもまた可能である。
【0017】
本発明はまた、電気流体力学的噴霧器の操作方法を提供し、噴霧器は少なくとも1つ、特に2つ、好ましくは3つ以上の噴霧ノズルを備え、上述の本発明によるポンプシステムが含まれ、流体の規定の体積流量が、ポンプシステムを介してそれぞれの噴霧ノズルに課せられる。
【0018】
電気流体力学的噴霧は、帯電性の流体、特に、強力な不均一電場における高電圧下で十分に導電性のある流体の不安定性に基づく。流体は、ここで高電圧に晒される。流体は、ここで細い噴流が放出される先端から円錐形状を形成するように変形し、噴流はその後微細に分散した液滴からなる噴霧に直接分解される。テイラー円錐モードにおける特定の条件下で、液滴は狭いサイズ分布を有する。流体の流れの強制的な流体圧供給との相互作用の結果として、噴霧効果のさらなる改善が可能となる。
【0019】
本方法の適切な発展は、流体圧によって生成される流体柱状の自由噴流が、噴霧ノズルの出口にて生成され、電気流体力学的相互作用の結果として自由噴流領域の後でのみ噴霧をもたらすことを特徴とする。
【0020】
生成された自由噴流の結果として、電気流体力学的相互作用は、より多くの自由度を生み出すことができ、それにより、より微細な噴霧が、予め形状的に規定されるノズル流路の外側にもたらされる。
【0021】
1つの好適な実施形態において、噴霧ノズルの開口が、0.1mmから0.3mm、好ましくは0.2mmの直径を有し、且つ/または噴霧ノズルの流体流路が、好ましくは絶縁体の領域内に3mmから15mmの長さを有するとき、10mmから15mmの自由噴流が生成される。
【0022】
これに関連して、流体はノズル開口のかなり上流に供給され、噴霧プロセスは、環境に対して自由に形成することができ、噴霧の方向は、一般運動学によって、特に流体の流れの流体圧出力によって予め定められる。
【0023】
本発明によるチューブアセンブリは、ペリスタルティックポンプ(回転ポンプ)にて用いられうるチューブのあらゆる集合であると理解される。ここで、チューブアセンブリが、共に押出された多重流路チューブとして具体化されるか、または個別のチューブの組み合わせとして具体化されるかは重要でない。
【0024】
本発明によるポンプシステムは、実際のポンプアセンブリだけでなく、必要なチューブも備える。ペリスタルティックポンプ(回転ポンプ)での吐出量は、その中に含まれる流体量を回転体の上流に移動させるために回転体によって処理されるチューブ部によって与えられるからである。
【0025】
本発明は、以下の例示的な実施形態を参照してより詳細に説明されるであろう。しかしながら、本発明の主題は、図示される実施形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図2】回転領域を視認可能なペリスタルティックポンプの平面図を示す。
【
図4a】ノズル開口からの自由噴流の概略図を示す。
【
図4b】円筒形の噴霧ノズルからの自由噴流の概略図を示す。
【
図4c】円錐形の噴霧ノズルからの自由噴流の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
詳細には、
図1は周知のペリスタルティックポンプの構造を示す。これに関連して、モータ3は上ハウジング部1及び下ハウジング部2で構成されるポンプハウジング内に配置される。モータ3の出力軸は、ここに図示される回転体群5を駆動する伝動装置4を備える。回転体群5は、ここで、回転可能に取付可能な方法でポンプロータ7上に配置される4つの回転体6を備える。このようなペリスタルティックポンプ/チューブポンプは、従来技術から個別のチューブと共に用いることで周知である。
【0028】
図2は、対応するペリスタルティックポンプ10を平面図で示し、上ハウジング部1及び伝動装置4は省略されている。
ポンプロータ7上に配置される回転体6は、流体をポンプ方式で送出するために、回転領域21内でチューブ流路22(概略的に線で図示される)を変形させる。チューブ流路22は、ここでポンプ入口23を通ってハウジング1,2に達し、回転領域21(点線によって図示される)を通ってポンプ出口24に達する。チューブ流路22は、ポンプ出口24から、それに割り当てられた噴霧ノズル(図示なし)の方向に達する。ポンプ入口23において、チューブ流路22は流体タンク(図示なし)の方向に通じ、そこで個別のチューブ流路22が流体まで延びるか、または複数のチューブ流路が1つの流体タンクチューブ(図示なし)を形成するように結合される。
【0029】
複数のチューブ流路を回転領域21に案内するために、チューブガイド25及び26が好ましくは設けられ、チューブガイド25及び26は、ここで下ハウジング部2に配置され、チューブ流路22のためのチューブガイド(図示なし)は、上ハウジング部1に配置されうる。
【0030】
複数のチューブ流路は、その後ポンプ出口24にて共に外に案内されうるか、または対応する複数のチューブガイド(図示なし)が個別のチューブ流路に対して形成される。
図3は、本発明によるポンプシステムにて用いられうるようなチューブアセンブリ30を示す。チューブアセンブリ30は、ここで、接続ウェブ34を介してここで互いに連結される第1チューブ流路31、第2チューブ流路32、及び第3チューブ流路33を有する。このようなチューブアセンブリ30は、例えば押出方法を用いて製造され、またもちろんさらなるチューブ流路を有してもよく、または他の形状、例えば三角形または四角形のチューブ流路が配置されてもよい。
【0031】
例示的な寸法は以下のように規定することができ、この寸法は用途及び/または設置スペース、及び、輸送される流体に応じて変化されうる。
一例として、チューブ流路31,32及び33は、0.7mmの断面の直径を有し、0.6mmの壁厚を有する。次にウェブ34は、チューブ間の距離として0.2mmの幅を有し、0.2mmの厚さも有する。
【0032】
図4aから4cは、噴霧ノズルの前方で流体圧によって生成される自由噴流の構成の様々な変形例を示す。
図4aは、噴霧ノズルがノズル本体41のノズル開口40によって形成されている概略図を示す。流体42は、本発明によるポンプシステムの流体ポンプ圧によって、ノズル開口40の中心軸43周りに対称的なノズル開口40を通って、円柱状の自由噴流44として出現するであろう。自由噴流44は、自由噴流長45にわたって流体柱として実質的に出現し、電気流体力学的噴霧器の噴霧効果47は距離46からのみ開始する。
【0033】
図4bにおいて、円筒形ノズルアタッチメント52が、噴霧ノズル50を形成するためにノズル本体51に設けられる。円筒形ノズルアタッチメント52の端部に、中心軸53周りに対称的に形成されるノズル開口54が設けられる。流体圧によって送出される流体55は、ノズル本体51、円筒形ノズルアタッチメント52を通って流れ、自由噴流長56にわたって自由噴流57を形成する。この実施形態において、噴霧59もまた距離58の後に開始する。
【0034】
噴霧ノズルは、それゆえに円筒形ノズルアタッチメント52の長さ61及び自由噴流の長さ56からなる流体圧部60を有する。電気流体力学的噴霧を生成するために、円筒形ノズルアタッチメント52の入口に結合されるように高電圧62がもたらされる。しかしながら、電気流体力学的噴霧を実現するために、別の場所に高電圧が導入されることも基本的に考えられる。
【0035】
実施形態の好適な寸法は、ここでノズル開口の直径として0.2mm、ノズルの内部の流路として5.7mmからおよそ14mmまでであり、10mmから15mmの自由噴流長を有する自由噴流が結果として生成される。
【0036】
図4cによるさらなる実施形態において、円錐形ノズルアタッチメント72が、噴霧ノズル70を形成するためにノズル本体71に設けられる。円錐形ノズルアタッチメント72の端部に、中心軸73周りに対称的に形成されるノズル開口74が設けられる。流体圧によって送出される流体75は、ノズル本体71、円筒形ノズルアタッチメント72を通って流れ、自由噴流長76にわたって自由噴流77を形成する。この実施形態において、噴霧79もまた距離78の後に開始する。
【0037】
図4cによる噴霧ノズルは、同様に、円錐形ノズルアタッチメント72の長さ81及び自由噴流の長さ76が構成される円錐形流体圧部80を有する。電気流体力学的噴霧を生成するために、円錐形ノズルアタッチメント72の入口に結合されるように高電圧82がもたらされる。しかしながら、電気流体力学的噴霧を実現するために、別の場所に高電圧が導入されることも基本的に考えられる。
【0038】
本発明は、ここで図示された例示的な実施形態に限定されるものではない。本発明は、電気流体力学的噴霧器の操作方法による使用もまた特許請求し、ここで噴霧効果は自由噴流の流体圧生成によって改善され、具体的には、噴霧効果はノズル開口から出現した後、自由噴流長45,56,76の後でのみ開始する。
【符号の説明】
【0039】
1…ハウジング部、2…ハウジング部、3…モータ、4…伝動装置、4a…噴霧ノズルの前方で流体圧によって生成される自由噴流の構成の変形例1、4b…噴霧ノズルの前方で流体圧によって生成される自由噴流の構成の変形例2、4c…噴霧ノズルの前方で流体圧によって生成される自由噴流の構成の変形例3、5…回転体群、6…回転体、7…ポンプロータ、10…ペリスタルティックポンプ、21…回転領域、22…チューブ流路、23…ポンプ入口、24…ポンプ出口、25…チューブガイド、26…チューブガイド、30…チューブアセンブリ、31…チューブ流路、32…チューブ流路、33…チューブ流路、34…接続ウェブ、40…ノズル開口、41…ノズル本体、42…流体、43…中心軸、44…自由噴流、45…自由噴流長、46…距離、47…噴霧効果、51…ノズル本体、52…ノズルアタッチメント、53…中心軸、54…ノズル開口、55…流体、56…自由噴流長、57…自由噴流、58…距離、59…噴霧、60…部、61…ノズルアタッチメント長、62…高電圧、70…噴霧ノズル、71…ノズル本体、72…ノズルアタッチメント、73…中心軸、74…ノズル開口、75…流体、76…自由噴流長、77…自由噴流、78…距離、79…噴霧、80…流体圧部、81…ノズルアタッチメント長、82…高電圧。