(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-19
(45)【発行日】2024-07-29
(54)【発明の名称】フラッシュメモリおよびその製造方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/336 20060101AFI20240722BHJP
H01L 29/788 20060101ALI20240722BHJP
H01L 29/792 20060101ALI20240722BHJP
H10B 41/35 20230101ALI20240722BHJP
【FI】
H01L29/78 371
H10B41/35
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023066900
(22)【出願日】2023-04-17
【審査請求日】2023-04-17
(32)【優先日】2022-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】599039843
【氏名又は名称】聯華電子股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100081961
【氏名又は名称】木内 光春
(74)【代理人】
【識別番号】100112564
【氏名又は名称】大熊 考一
(74)【代理人】
【識別番号】100163500
【氏名又は名称】片桐 貞典
(74)【代理人】
【識別番号】230115598
【氏名又は名称】木内 加奈子
(72)【発明者】
【氏名】葉 毓仁
【審査官】小池 秀介
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-104107(JP,A)
【文献】特開2000-269365(JP,A)
【文献】特開平02-110978(JP,A)
【文献】特開2009-194106(JP,A)
【文献】特開2000-349176(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/336
H10B 41/35
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板内に配置された浮遊ゲートと、
前記浮遊ゲート
と前記基板の間に配置された第1誘電体層と、
前記基板によって露出した前記浮遊ゲートの表面を覆う第2誘電体層と、
前記浮遊ゲートの一方の側の前記基板内に配置され、前記第1誘電体層と接触するソース領域と、
前記浮遊ゲートの別の側の前記基板内に配置され、前記第1誘電体層から分離されたドレイン領域と、
前記第2誘電体層上に配置された消去ゲートと、
前記浮遊ゲートと前記ドレイン領域の間の前記基板上に配置された選択ゲートと、
前記選択ゲートと前記基板の間に配置された第3誘電体層と、
を含むフラッシュメモリ。
【請求項2】
前記浮遊ゲートの上表面が、前記基板の上表面より高い請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項3】
前記ソース領域が、前記浮遊ゲートの下方に延伸する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項4】
前記消去ゲートの1つの側壁が、前記第1誘電体層と前記ソース領域の間の境界面の上方に位置する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項5】
前記第3誘電体層が、さらに、前記ソース領域上に位置する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項6】
前記消去ゲートの1つの側壁が、前記ソース領域の上方の前記第3誘電体層上に位置する請求項5に記載のフラッシュメモリ。
【請求項7】
前記消去ゲートの1つの側壁が、前記浮遊ゲートと前記ソース領域の間の前記第1誘電体層上に位置する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項8】
前記消去ゲートの両方の側壁が、前記浮遊ゲートの上方に位置する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項9】
前記選択ゲートの1つの側壁が、前記第2誘電体層上に位置する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項10】
前記選択ゲートの両方の側壁が、前記第3誘電体層の上方に位置する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項11】
前記消去ゲートの材料および前記選択ゲートの材料が、それぞれポリシリコンまたは金属を含む請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項12】
前記基板内に配置された隔離構造をさらに含み、前記ドレイン領域が、前記隔離構造と前記選択ゲートの間に位置する請求項1に記載のフラッシュメモリ。
【請求項13】
基板内に凹部を形成することと、
前記凹部内に浮遊ゲートを形成することと、
前記浮遊ゲートと前記基板の間に第1誘電体層を形成することと、
前記基板によって露出された前記浮遊ゲートの表面に第2誘電体層を形成することと、
前記浮遊ゲートの一方の側の前記基板内にソース領域を形成し、前記ソース領域が前記第1誘電体層と接触していることと、
前記浮遊ゲートの別の側の前記基板上に第3誘電体層を形成することと、
前記第2誘電体層上に消去ゲートを形成することと、
前記第3誘電体層上に選択ゲートを形成することと、
前記選択ゲートの前記浮遊ゲートから離れた側の前記基板内にドレイン領域を形成することと、
を含むフラッシュメモリの製造方法。
【請求項14】
前記浮遊ゲートおよび前記第1誘電体層を形成することが、
前記基板上に誘電材料層を形成することと、
前記誘電材料層上に導電材料層を形成し、前記導電材料層が前記凹部を充填することと、
化学機械研磨プロセスを行って、前記誘電材料層が露出するまで前記導電材料層の一部を除去することと、
を含む請求項13に記載の製造方法。
【請求項15】
前記ソース領域を形成することが、
前記基板上にマスク層を形成し、前記マスク層が前記凹部のそばの領域を露出することと、
前記マスク層をマスクとして使用することにより、エッチングプロセスを行って、前記凹部のそばの前記基板の表面を露出することと、
前記マスク層をマスクとして使用することにより、イオン注入プロセスを行うことと、
前記マスク層を除去することと、
を含む請求項13に記載の製造方法。
【請求項16】
前記第3誘電体層を形成することが、
前記基板上にマスク層を形成し、前記マスク層が前記凹部のそばの領域を露出することと、
前記マスク層をマスクとして使用することにより、エッチングプロセスを行って、前記凹部のそばの前記基板の表面を露出することと、
前記マスク層を除去することと、
熱酸化プロセスを行うことと、
を含む請求項13に記載の製造方法。
【請求項17】
前記消去ゲートおよび前記選択ゲートを形成することが、
前記第2誘電体層および前記第3誘電体層上に導電材料層を形成することと、
前記導電材料層に対してパターニングプロセスを行うことと、
を含む請求項13に記載の製造方法。
【請求項18】
前記パターニングプロセスを行った後、前記製造方法が、さらに、ゲート置換プロセスを行うことを含む請求項17に記載の製造方法。
【請求項19】
前記ドレイン領域を形成することが、
前記基板上にマスク層を形成し、前記マスク層が前記選択ゲートのそばの領域を露出することと、
前記マスク層をマスクとして使用することにより、イオン注入プロセスを行うことと、
前記マスク層を除去することと、
を含む請求項13に記載の製造方法。
【請求項20】
前記第2誘電体層を形成した後、且つ前記ソース領域を形成する前に、前記製造方法が、さらに、前記基板内に隔離構造を形成することを含む請求項13に記載の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置およびその製造方法に関するものであり、特に、フラッシュメモリ(flash memory)およびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
フラッシュメモリは、データの保存、読み出し、または消去を何度も行うことができ、電源をオフにした後も保存したデータが消去されないため、パソコンやその他の電子機器に幅広く使用されるメモリである。
【0003】
特許文献1は、半導体基板、素子分離層、トンネル絶縁層、浮遊ゲート(floating gate)、埋め込み型浮遊ゲート、および制御ゲート(control gate)を含む不揮発性メモリ装置を提供している。トレンチは、基板内に配置され、トレンチに隣接する基板の動作領域を定義する。素子分離層は、トレンチに沿って基板上に配置される。トンネル絶縁層は、基板の動作領域に配置される。浮遊ゲートは、基板の動作領域に対向するトンネル絶縁層上に配置される。埋め込み型浮遊ゲートは、トレンチ内の素子分離層上に配置される。ゲート間誘電体は、浮遊ゲートおよび埋め込み型浮遊ゲート上に配置され、それらを横切って延伸する。制御ゲートは、ゲート間誘電体上に配置され、浮遊ゲートおよび埋め込み型浮遊ゲートを横切って延伸する。
【0004】
特許文献2は、浮遊ゲートメモリセルのアレイを形成する方法およびそれにより形成されたアレイを提供しており、トレンチは、半導体基板の表面の中に形成される。ソース領域は、トレンチの下に形成され、ドレイン領域は、基板の表面に沿って形成され、それらの間にあるチャネル領域は、トレンチ側壁に沿って垂直に延伸する第1部分および基板表面に沿って水平に延伸する第2部分を含む。浮遊ゲートは、チャネル領域の第1部分に隣接するトレンチ内に配置され、チャネル領域の第1部分から隔離される。制御ゲートは、チャネル領域の第2部分の上に配置され、チャネル領域の第2部分から隔離される。トレンチ側壁は、基板表面に鋭角で接触し、鋭いエッジを形成する。チャネル領域の第2部分は、鋭いエッジおよび浮遊ゲートに向かう方向において第2領域から延伸し、ホットエレクトロン注入により電子を用いて浮遊ゲートをプログラミングするための経路を定義する。
【0005】
スプリットゲート(split-gate)型フラッシュメモリの製造プロセスの間、通常、ソース領域の上に消去ゲート(erase gate)として使用されるポリシリコン層が形成される。そのため、続いてソース線コンタクト(source line contact)を形成する時、ポリシリコン層の一部を除去して、ソース線コンタクト開口を形成しなければならない。その結果、処理工程がより複雑になる。また、ソース線コンタクトは、通常、メモリセルアレイ領域の辺縁に位置するため、ソース線コンタクトとこれらのメモリセルの間の距離差が大きくなりすぎて、ローディング効果(loading effect)が生じる。
【0006】
さらに、一般的なスプリットゲート型フラッシュメモリは、スペーサ(spacer)を介して浮遊ゲートを他のゲート(例えば、制御ゲート、選択ゲート(select gate)、消去ゲート等)から隔離する。しかしながら、スペーサは、後述するエッチングプロセスにおいて損傷することがよくあるため、浮遊ゲートが他のゲートと接触して、短絡(short)の問題が発生し、それにより、フラッシュメモリの性能に影響を与える可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】US7391071B2
【文献】US7208376B2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
スプリットゲート型フラッシュメモリの製造プロセスの間、通常、ソース領域の上に消去ゲートとして使用されるポリシリコン層が形成される。そのため、続いてソース線コンタクトを形成する時、ポリシリコン層の一部を除去して、ソース線コンタクト開口を形成しなければならない。その結果、処理工程がより複雑になる。また、ソース線コンタクトは、通常、メモリセルアレイ領域の辺縁に位置するため、ソース線コンタクトとこれらのメモリセルの間の距離差が大きくなりすぎて、ローディング効果が生じる。
【0009】
さらに、一般的なスプリットゲート型フラッシュメモリは、スペーサを介して浮遊ゲートを他のゲート(例えば、制御ゲート、選択ゲート、消去ゲート等)から隔離する。しかしながら、スペーサは、後述するエッチングプロセスにおいて損傷することがよくあるため、浮遊ゲートが他のゲートと接触して、短絡の問題が発生し、それにより、フラッシュメモリの性能に影響を与える可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、浮遊ゲートを基板内に配置して、誘電体層で包み、隣接するメモリセルの間のソース領域にソース線コンタクトを配置することのできるフラッシュメモリを提供する。
【0011】
本発明は、浮遊ゲートを基板内に配置して、誘電体層で包み、隣接するメモリセルの間のソース領域にソース線コンタクトを配置することのできるフラッシュメモリの製造方法を提供する。
【0012】
本発明は、浮遊ゲート、第1誘電体層、第2誘電体層、ソース領域、ドレイン領域、消去ゲート、選択ゲート、および第3誘電体層を含むフラッシュメモリを提供する。浮遊ゲートは、基板内に配置される。第1誘電体層は、浮遊ゲートと基板の間に配置される。第2誘電体層は、基板によって露出した浮遊ゲートの表面を覆う。ソース領域は、浮遊ゲートの一方の側の基板内に配置され、第1誘電体層と接触する。ドレイン領域は、浮遊ゲートの別の側の基板内に配置され、第1誘電体層から分離される。消去ゲートは、第2誘電体層上に配置される。選択ゲートは、浮遊ゲートとドレイン領域の間の基板上に配置される。第3誘電体層は、選択ゲートと基板の間に配置される。
【0013】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、浮遊ゲートの上表面は、基板の上表面より高い。
【0014】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、ソース領域は、浮遊ゲートの下方に延伸する。
【0015】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、消去ゲートの1つの側壁は、第1誘電体層とソース領域の間の境界面の上方に位置する。
【0016】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、第3誘電体層は、さらに、ソース領域上に位置する。
【0017】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、消去ゲートの1つの側壁は、ソース領域の上方の第3誘電体層上に位置する。
【0018】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、消去ゲートの1つの側壁は、浮遊ゲートとソース領域の間の第1誘電体層上に位置する。
【0019】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、消去ゲートの両方の側壁は、浮遊ゲートの上方に位置する。
【0020】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、選択ゲートの1つの側壁は、第2誘電体層上に位置する。
【0021】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、選択ゲートの両方の側壁は、第3誘電体層の上方に位置する。
【0022】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、消去ゲートの材料および選択ゲートの材料は、それぞれポリシリコンまたは金属を含む。
【0023】
本発明のフラッシュメモリの1つの実施形態において、基板内に配置された隔離構造をさらに含み、ドレイン領域は、隔離構造と選択ゲートの間に位置する。
【0024】
本発明は、基板内に凹部を形成することと、凹部内に浮遊ゲートを形成することと、浮遊ゲートと基板の間に第1誘電体層を形成することと、基板によって露出された浮遊ゲートの表面に第2誘電体層を形成することと、浮遊ゲートの一方の側の基板内にソース領域を形成し、ソース領域が第1誘電体層と接触していることと、浮遊ゲートの別の側の基板上に第3誘電体層を形成することと、第2誘電体層上に消去ゲートを形成することと、第3誘電体層上に選択ゲートを形成することと、選択ゲートの浮遊ゲートから離れた側の基板内にドレイン領域を形成することと、を含むフラッシュメモリの製造方法を提供する。
【0025】
本発明の製造方法の1つの実施形態において、浮遊ゲートおよび第1誘電体層を形成することは、基板上に誘電材料層を形成することと、誘電材料層上に導電材料層を形成し、導電材料層が凹部を充填することと、化学機械研磨(chemical mechanical polishing, CMP)プロセスを行って、誘電材料層が露出するまで導電材料層の一部を除去することと、を含む。
【0026】
本発明の製造方法の1つの実施形態において、ソース領域を形成することは、基板上にマスク層を形成し、マスク層が凹部のそばの領域を露出することと、マスク層をマスクとして使用することにより、エッチングプロセスを行って、凹部のそばの基板の表面を露出することと、マスク層をマスクとして使用することにより、イオン注入プロセスを行うことと、マスク層を除去することと、を含む。
【0027】
本発明の製造方法の1つの実施形態において、第3誘電体層を形成することは、基板上にマスク層を形成し、マスク層が凹部のそばの領域を露出することと、マスク層をマスクとして使用することにより、エッチングプロセスを行って、凹部のそばの基板の表面を露出することと、マスク層を除去することと、熱酸化プロセスを行うことと、を含む。
【0028】
本発明の製造方法の1つの実施形態において、消去ゲートおよび選択ゲートを形成することは、第2誘電体層および第3誘電体層上に導電材料層を形成することと、導電材料層に対してパターニングプロセスを行うことと、を含む。
【0029】
本発明の製造方法の1つの実施形態において、パターニングプロセスを行った後、この製造方法は、さらに、ゲート置換(gate replacement)プロセスを行うことを含む。
【0030】
本発明の製造方法の1つの実施形態において、ドレイン領域を形成することは、基板上にマスク層を形成し、マスク層が選択ゲートのそばの領域を露出することと、マスク層をマスクとして使用することにより、イオン注入プロセスを行うことと、マスク層を除去することと、を含む。
【0031】
本発明の製造方法の1つの実施形態において、第2誘電体層を形成した後、且つソース領域を形成する前に、この製造方法は、さらに、基板内に隔離構造を形成することを含む。
【発明の効果】
【0032】
以上のように、本発明は、基板内に浮遊ゲートを配置して、誘電体層で包む。そのため、浮遊ゲートが消去ゲートおよび選択ゲートと接触することによって生じる短絡の問題を有効に回避することができる。また、本発明は、ソース領域の上方の領域を消去ゲートで完全に覆わないため、製造プロセスにおいて追加のエッチングプロセスを行ってソース線コンタクト開口を形成する必要がなく、ソース線コンタクトを直接ソース領域の上方の領域に配置して、ソース領域に接続することができる。
【0033】
本発明の上記および他の特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
添付図面は、本発明の原理がさらに理解されるために含まれており、本明細書に組み込まれ、且つその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。
【0035】
【
図1A】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図1B】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図1C】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図1D】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図1E】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図1F】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図1G】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図1H】本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【
図2】本発明の第2実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。
【
図3】本発明の第3実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。
【
図4】本発明の第4実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。
【
図5】本発明の第5実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。
【
図6】本発明の第6実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。
【
図7】本発明の第7実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、添付の図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明するが、これらの実施形態は、本発明の範囲を限定する意図はない。また、図面は、単に例示を目的としたものであり、元の大きさで描かれたものではない。容易に理解できるよう、下記の説明では、同一の素子を同一の参照番号で示す。
【0037】
また、文中に使用する「含む」、「含有する」、および「有する」等の用語は、いずれも開放性の用語であり、「含むが、これに限定されない」ことを意味する。
【0038】
「第1」、「第2」等の用語を用いて素子を説明する時、これらの素子を互いに区分するものに過ぎず、これらの素子の順序または重要性を限定するものではない。したがって、いくつかの状況において、第1素子を第2素子と称してもよく、第2素子を第1素子と称してもよく、これは、本発明の範囲を逸脱しないものとする。
【0039】
また、文中に使用する「上」および「下」等の方向を示す用語は、単に図面の方向を参照するためのものであり、本発明を限定するためのものではない。そのため、「上」は、「下」と互換的に使用され、層やフィルム等の素子が別の素子の「上にある」時、当該素子は、直接別の素子の上にあってもよく、あるいは中間素子が存在してもよいことを理解すべきである。一方、素子が別の素子の「真上にある」と表現されている場合、2つの素子間に中間素子は存在しない。
【0040】
図1A~
図1Hは、本発明の第1実施形態に係るフラッシュメモリの製造方法を示す概略的断面図である。
【0041】
図1Aを参照すると、まず、基板100を提供する。本実施形態において、基板100は、例えば、シリコン基板であるが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、基板100は、シリコン・オン・インシュレーター(silicon-on-insulator, SOI)基板であってもよい。次に、基板100内に凹部102を形成する。本実施形態において、凹部102は、浮遊ゲートとして後に形成される領域である。そして、基板100上に誘電材料層をコンフォーマルに(conformally)形成し、第1誘電体層104として使用する。第1誘電体層104は、本実施形態のフラッシュメモリのトンネリング誘電体層(tunneling dielectric layer)を形成するために使用される。本実施形態において、第1誘電体層104は、酸化物層である。また、本実施形態において、第1誘電体層104を形成する方法は、例えば、基板100に対して熱酸化プロセスを行うことを含む。その後、第1誘電体層104上に導電材料層106を形成する。導電材料層106は、本実施形態のフラッシュメモリの浮遊ゲートを形成するために使用される。本実施形態において、導電材料層106は、ポリシリコン層である。また、本実施形態において、導電材料層106を形成する方法は、例えば、化学蒸着(chemical vapor deposition, CVD)プロセスを行うことを含む。本実施形態において、導電材料層106は、凹部102を充填する。
【0042】
次に、
図1Bを参照すると、化学機械研磨(CMP)プロセスを行って、第1誘電体層104が露出するまで導電材料層106の一部を除去する。このようにして、凹部102内に浮遊ゲート106aを形成し、浮遊ゲート106aと基板100の間に第1誘電体層104を配置する。本実施形態において、第1誘電体層104は、CMPプロセスにおいて研磨停止層として使用されるため、形成される浮遊ゲート106aの上表面は、基板100の上表面より高い。その後、基板100上に第2誘電体層108を形成する。第2誘電体層108は、基板100によって露出された浮遊ゲート106aの表面を覆う。そのため、本実施形態は、基板100内に浮遊ゲート106aを配置して、誘電体層で包むことにより、浮遊ゲート106aが後に形成される他のゲートと接触するのを有効に防ぐことができる。つまり、本実施形態において、追加のスペーサを形成して浮遊ゲート106aが後に形成される他のゲートと接触しないようにする必要がないため、それにより、フラッシュメモリの処理工程を簡易化することができる。
【0043】
その後、
図1Cを参照すると、基板100上にマスク層110を形成する。マスク層110は、基板100内に形成される隔離構造に対応する領域を露出する。本実施形態において、マスク層110は、窒化物層であるが、本発明はこれに限定されない。次に、マスク層110をエッチングマスクとして使用することにより、エッチングプロセスを行って、第2誘電体層108の一部、第1誘電体層104の一部、および基板100の一部を除去し、トレンチ(図示せず)を形成する。そして、形成されたトレンチに絶縁材料を充填して、隔離構造112を形成する。本実施形態において、隔離構造112は、シャロートレンチアイソレーション(shallow trench isolation, STI)構造であるが、本発明はこれに限定されない。
【0044】
次に、
図1Dを参照すると、マスク110を除去する。そして、基板100上にマスク層114を形成する。マスク層114は、凹部102のそばの領域を露出する。本実施形態において、マスク層114は、フォトレジスト層であるが、本発明はこれに限定されない。詳しく説明すると、本実施形態において、マスク層114は、凹部102のそばのフラッシュメモリのソース領域が形成される領域を露出し、その領域の外側の他の領域を覆うが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、実際の要求に応じて、マスク層114は、ドープされた領域が形成される他の領域を同時に露出してもよい。次に、マスク層114をエッチングマスクとして使用することにより、エッチングプロセスを行って、第2誘電体層108の一部および第1誘電体層104の一部を除去し、凹部102のそばの基板100の表面を露出する。そして、マスク層114をイオン注入マスクとして使用することにより、イオン注入プロセスを行って、凹部102のそばの基板100にドーパントを注入する。その結果、浮遊ゲート106aの一方の側の基板100内にソース領域116が形成される。
【0045】
本実施形態において、マスク層114の側壁は、凹部102の側壁と一直線に並んでいるため、凹部102内の第1誘電体層104および浮遊ゲート106aの上方の第2誘電体層108は、エッチングプロセスの間に損傷することがない。その結果、浮遊ゲート106aが後に形成される他のゲートと接触しないようにすることができる。また、マスク層114の側壁は、凹部102の側壁と一直線に並んでいるため、形成されたソース領域116を凹部102の側壁に形成された第1誘電体層104と接触させることができる。別の実施形態において、マスク層114の側壁は、凹部102の側壁と一直線に並んでいなくてもよく、さらに、凹部102の周囲の第2誘電体層108を覆う。この場合、ドーパントを注入した後、熱処理を行ってドーパントを拡散させ、第1誘電体層104と接触するソース領域116を形成してもよい。
【0046】
そして、
図1Eを参照すると、マスク層110を除去する。次に、基板100上にマスク層118を形成する。マスク層118は、凹部102の別の側の領域を露出する。本実施形態において、マスク層118は、フォトレジスト層であるが、本発明はこれに限定されない。詳しく説明すると、本実施形態において、マスク層118は、凹部102およびソース領域116の上方の領域を覆い、凹部102と隔離構造112の間の領域を露出する。その後、マスク層118をエッチングマスクとして使用することにより、エッチングプロセスを行って、第2誘電体層108の一部および第1誘電体層104の一部を除去し、凹部102のそばの基板100の表面を露出する。本実施形態において、マスク層118の側壁は、凹部102の側壁と一直線に並んでいるため、凹部102内の第1誘電体層104および浮遊ゲート106aの上方の第2誘電体層108は、エッチングプロセスの間に損傷することがない。その結果、浮遊ゲート106aが後に形成される他のゲートと接触しないようにすることができる。他の実施形態において、マスク層118の側壁は、凹部102の側壁と一直線に並んでいなくてもよく、さらに、凹部102の周囲の第2誘電体層108を覆う。
【0047】
次に、
図1Fを参照すると、マスク層118を除去する。そして、熱酸化プロセスを行って、基板100の露出した表面に第3誘電体層120を形成する。このようにして、第3誘電体層120は、凹部102の外側の基板100の表面に形成され、第3誘電体層120は、ソース領域116を覆う。その後、基板100上に導電材料層122を形成する。導電材料層122は、隔離構造112、第2誘電体層108、および第3誘電体層120を覆う。導電材料層122は、本実施形態のフラッシュメモリの消去ゲートおよび選択ゲートを形成するために使用される。本実施形態において、導電材料層122は、ポリシリコン層である。また、本実施形態において、導電材料層122を形成する方法は、例えば、化学蒸着プロセスである。
【0048】
そして、
図1Gを参照すると、導電材料層122に対してパターニングプロセスを行って、消去ゲート124および選択ゲート126を形成する。具体的に説明すると、導電材料層122に対してパターニングプロセスを行った後、第2誘電体層108上に消去ゲート124を形成し、浮遊ゲート106aと隔離構造112の間の第3誘電体層120上に選択ゲート126を形成する。そのため、消去ゲート124と浮遊ゲート106aの間の第2誘電体層108は、ゲート間誘電体層(inter-gate dielectric layer)として使用することができ、選択ゲート126と基板100の間の第3誘電体層120は、ゲート誘電体層(gate dielectric layer)として使用することができる。
【0049】
本実施形態において、消去ゲート124および選択ゲート126は、導電材料層122に使用されるポリシリコン層により形成されるが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、導電材料層122に対してパターニングプロセスを行った後、本分野において周知のゲート置換プロセスを行って、金属材料で作られた消去ゲート124および選択ゲート126を形成してもよい。
【0050】
次に、基板100上にマスク層128を形成する。マスク層128は、選択ゲート126のそばの領域を露出する。本実施形態において、マスク層128は、フォトレジスト層であるが、本発明はこれに限定されない。詳しく説明すると、本実施形態において、マスク層128は、第2誘電体層108、ソース領域116上の第3誘電体層120、消去ゲート124、および選択ゲート126を覆い、同時に、隔離構造112および選択ゲート126と隔離構造112の間の領域を露出する。つまり、マスク層128は、隔離構造112およびフラッシュメモリのドレイン領域が形成される領域を露出するが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、実際の要求に応じて、マスク層128は、ドープされた領域が形成される他の領域を同時に露出してもよい。
【0051】
その後、
図1Hを参照すると、マスク層128をイオン注入マスクとして使用することにより、イオン注入プロセスを行って、選択ゲート126と隔離構造112の間の基板100にドーパントを注入し、それにより、ドレイン領域130を形成する。そして、マスク層128を除去する。その結果、本実施形態のフラッシュメモリ10が形成される。
【0052】
本実施形態のフラッシュメモリ10において、浮遊ゲート106aは、基板100内に配置され、第1誘電体層104は、浮遊ゲート106aと基板100の間に配置され、第2誘電体層108は、基板100によって露出された浮遊ゲート106aの表面を覆う。つまり、本実施形態において、浮遊ゲート106aは、第1誘電体層104および第2誘電体層108によって包まれる。そのため、浮遊ゲート106aが消去ゲート124および選択ゲート126と接触することによって生じる短絡の問題を有効に回避することができる。
【0053】
また、本実施形態のフラッシュメモリ10において、ソース領域116は、浮遊ゲート106aの一方の側の基板100内に配置され、第1誘電体層104と接触し、ドレイン領域130は、浮遊ゲート106aの別の側の基板100内に配置され、第1誘電体層104から分離される。消去ゲート124は、第2誘電体層108上に配置され、選択ゲート126は、浮遊ゲート106aとドレイン領域130の間の基板100上に配置され、第3誘電体層120は、選択ゲート126と基板100の間に配置される。ソース領域116の上方の領域は、消去ゲート124によって完全に覆われていないため、後続のプロセスにおいてソース領域116に接続されるソース領域116の上方の領域にソース線コンタクトを直接形成することができる。つまり、追加のエッチングプロセスを行うことにより消去ゲート124の一部を除去してソース線コンタクト開口を形成する必要がないため、それにより、処理工程を簡易化する効果を達成することができる。
【0054】
さらに、上述したソース線コンタクトは、ソース領域116の上方の領域に形成される。つまり、ソース線コンタクトは、隣接する2つの浮遊ゲート106aの間に形成されるため、隣接する2つのメモリセルとソース線コンタクトの間の距離を実質的に同じ距離にして、操作中のローディング効果を防ぐことができる。
【0055】
本実施形態のフラッシュメモリ10において、ソース領域116の境界は、凹部102の側壁と一直線に並び、消去ゲート124全体は、第2誘電体層108上に位置し、且つ消去ゲート124の1つの側壁は、第1誘電体層104とソース領域116の間の境界面の上方に位置し(すなわち、側壁は、凹部102の側壁と一直線に並ぶ)、選択ゲート126全体は、第3誘電体層120上に位置するが、本発明はこれに限定されない。別の実施形態において、フラッシュメモリを構成する素子の設定は、実際の状況に応じて調整してもよい。
【0056】
図2は、本発明の第2実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同じ素子については、同じ参照番号で示し、詳しい説明を省略する。
【0057】
図2を参照すると、本実施形態のフラッシュメモリ20とフラッシュメモリ10の間の相違点は、フラッシュメモリ20において、ソース領域116が凹部102のそばの基板100内に位置するだけでなく、さらに、浮遊ゲート106aの下方にも延伸することである。つまり、
図1Dに示したステップにおいて、凹部102のそばの基板100にドーパントを注入した後、熱処理を行って、注入したドーパントを浮遊ゲート106aの下方に拡散させることができるが、本発明はこれに限定されない。
【0058】
図3は、本発明の第3実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同じ素子については、同じ参照番号で示し、詳しい説明を省略する。
【0059】
図3を参照すると、本実施形態のフラッシュメモリ30とフラッシュメモリ10の間の相違点は、フラッシュメモリ30において、消去ゲート124が第2誘電体層108上に位置し、消去ゲート124の1つの側壁が浮遊ゲート106aとソース領域116の間の第1誘電体層104上に位置することである。つまり、消去ゲート124の側壁は、凹部102の側壁と一直線に並んでいない。
【0060】
図4は、本発明の第4実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同じ素子については、同じ参照番号で示し、詳しい説明を省略する。
【0061】
図4を参照すると、本実施形態のフラッシュメモリ40とフラッシュメモリ10の間の相違点は、フラッシュメモリ40において、消去ゲート124全体が第2誘電体層108上に位置し、消去ゲート124の両方の側壁が浮遊ゲート106aの真上に位置することである。つまり、消去ゲート124の側壁は、凹部102の側壁と一直線に並んでいない。
【0062】
図5は、本発明の第5実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同じ素子については、同じ参照番号で示し、詳しい説明を省略する。
【0063】
図5を参照すると、本実施形態のフラッシュメモリ50とフラッシュメモリ10の間の相違点は、フラッシュメモリ50において、消去ゲート124が第2誘電体層108上に位置するだけでなく、第3誘電体層120上にも位置することである。つまり、本実施形態において、消去ゲート124の1つの側壁は、浮遊ゲート106aの真上の第2誘電体層108上に位置し、消去ゲート124の別の側壁は、第3誘電体層120上に位置する。したがって、消去ゲート124は、浮遊ゲート106aおよびソース領域116の上方に同時に位置する。
【0064】
図6は、本発明の第6実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同じ素子については、同じ参照番号で示し、詳しい説明を省略する。
【0065】
図6を参照すると、本実施形態のフラッシュメモリ60とフラッシュメモリ10の間の相違点は、フラッシュメモリ60において、選択ゲート126の1つの側壁が第2誘電体層108上に位置することである。詳しく説明すると、本実施形態において、選択ゲート126の1つの側壁は、第3誘電体層120上に位置し、選択ゲート126の別の側壁は、浮遊ゲート106aと凹部102の側壁の間の第1誘電体層104上に位置し、消去ゲート124と接触しない。
【0066】
図7は、本発明の第7実施形態に係るフラッシュメモリの概略的断面図である。本実施形態において、第1実施形態と同じ素子については、同じ参照番号で示し、詳しい説明を省略する。
【0067】
図7を参照すると、本実施形態のフラッシュメモリ70とフラッシュメモリ10の間の相違点は、フラッシュメモリ70において、選択ゲート126の一方の側壁が第2誘電体層108上に位置することである。詳しく説明すると、本実施形態において、選択ゲート126の1つの側壁は、第3誘電体層120上に位置し、選択ゲート126の別の側壁は、浮遊ゲート106aの真上の第2誘電体層108上に位置する。したがって、選択ゲート126は、浮遊ゲート106aおよびドレイン領域130と凹部102の間の基板100上に同時に位置することができ、消去ゲート124と接触しない。
【0068】
また、別の実施形態において、フラッシュメモリを構成する各素子の設定は、実際の状況に応じて調整してもよく、例えば、上述した実施形態の構造を組み合わせてもよいが、本発明はこれに限定されない。
【0069】
以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、この発明を限定する意図はない。当業者であれば容易に理解できるように、この発明の精神および範囲から逸脱しなければ、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲を基準として定めなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明は、フラッシュメモリおよびその製造方法を提供する。浮遊ゲートは、基板内に配置され、誘電体層によって包まれる。そのため、浮遊ゲートが消去ゲートおよび選択ゲートと接触することによって生じる短絡の問題を有効に回避することができる。そのため、浮遊ゲートの構造は、様々なフラッシュメモリに応用して、短絡の問題を回避し、それにより、メモリデバイスの性能を向上させるのに適している。
【符号の説明】
【0071】
10、20、30、40、50、60、70 フラッシュメモリ
100 基板
102 凹部
104 第1誘電体層
106、122 導電材料層
106a 浮遊ゲート
108 第2誘電体層
110、114、118、128 マスク層
112 隔離構造
116 ソース領域
120 第3誘電体層
124 消去ゲート
126 選択ゲート
130 ドレイン領域